暮らしのアンケート調査
Date:2008-03-31(Mon)

「福井の暮らしをよりよくするためのアンケート調査」の結果が公表された。暮らしそのものに目を向けたものとして評価したい。医療、交通体系、介護、教育、文化や育児、福祉など暮らしをテーマにすえたアンケートは興味深い。

福井新聞の論説が、総括するように『8割強が本県に住んでよかったと答え、自然・生活環境や治安に対する満足度が高かった。半面、7割近くが景気が悪いと感じ、公共交通機関の不便さを6割が指摘。医療や道路、鉄道などインフラ面での地域間格差を奥越や嶺南住民が感じていることも浮き彫りになった。』と率直に述べている。

中でも、嶺南地域の医療格差は、歴然としている。医師数がはっきりと物語っている。福井県10万当り医師数216人(全国218人)に対し嶺北228人、嶺南162人。がんに治療に関する満足度は奥越よりも低い。嶺南のなかで、敦賀がどの位置に属するかはさだかではないが、声を聞くかぎり、その不満は変わらない。

特に、がん治療に関しては、嶺北に対して嶺南の住民の満足度は厳しい。また、全県下で、高齢者の介護、障害者の自立についての満足度が低く、子育て支援サービスや子どもを産み育てる環境面での満足度も低い。細かく見ると奥越が子育て支援の満足度が高く、高齢者の元気に関しては嶺南が高いと、地域性が表れている。やはり、文化芸術鑑賞の環境において、嶺南は悪いとの結果も、正直にでたのではないか。

敦賀市も総合計画でアンケートをとっている。暮らしの満足度は、全県下と同様7割を超える高さを誇っている。 比較対象は難しいが、ごみ収集、上下水道など市民サービスの満足度は上昇しているものの、防災、防犯、教育環境など社会環境もあいまって前回調査の13年度を下回るものも増えている。

私もニュースレターを発行すると、質問や要望をいただく中で、その大半が、福祉、医療、特に今回は高齢者医療制度に関する不満が多かった。医療以外に「新幹線や大学のハコモノより、身近なもののサービスを充実させてほしい」という意見が多かったことだ。身近には、通学路の整備、安全確保にはじまり、スクールバスの充実、介護サービスの充実などなど。その中でも、「新幹線はいらない」という意見が多いのには驚いた。

一人一人がさまざまな意見や希望を持っており、何が市政に不満なのか、すべて改善することは難しいが、把握することは、大事だ思う。全県との比較も大事だが、敦賀市民が何を望むか、総合計画の策定前に、これまでの大雑把なものではなく、きめ細かなアンケートをとることが、次の総合計画では大事ではないか。

市民の大半が「ハコモノより・・・」という言葉が最近、特に多くなっている。このことが、敦賀市の特徴であることは確かだ。
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【2008/03/31】 | ページトップ↑
「人道の港・敦賀ムゼウム」の開館・・・・。
Date:2008-03-29(Sat)

東京の桜満開に比べて、敦賀がなぜこんなに寒いのか、そんな昨日。「人道の港・敦賀ムゼウム」の開館式。ボランテアガイドの一人とした半日いた。ムゼウムはポーランド語で資料館の意味、英語のムージアムとほぼ同義語。杉原千畝さんの義理の娘、美智さんも出席された。直接、お会いするのは、7年前のシンポジューム以来か。

また、突然の要請で、愛知県岡崎市の酒屋さんの渡会隆広が、ビザの発給を受けた親族がいる男性を訪ねてイスラエルに渡り、ワインの醸造を依頼した。出来上がったワインは「杉原千畝ワイン」と名付け、昨日、特別に寄付された。ポーランド孤児の話やビザ発給への迷い、経過など杉原氏の手記や肉声、ビデオも興味深い。関係者が足で歩いて聞き取り調査した、救われたユダヤ人の敦賀でのエピソードも面白く、その苦労が読み取れる。八百津町の「人道の丘」と合わせて、今後の発信基地としての期待は大きい。

ただ、オープニングの日、もう少し多くの市民や観光客とも思ったが、客足はちらほら。それでもふだんより多いとか。この金ヶ崎緑地の敦賀港駅舎、大和田別荘、きらめきみなと館と、観光の目玉というにはほど遠い。費用対効果とまではいかないが、行政は考えなければならない時期に来ている。

きらめきみなと館の小ホールや喫茶店の利用頻度の低さもその象徴かもしれない。トータル的な観光事業に対する行政の取り組みもこれからということか。どう観光事業を描くのか、観光協会、商工会議所、港都つるが株式会社、行政と一体感にかけ、それぞれが頼り切る構図は、けっしてよくならない。行政も企画政策部、産業経済部など縦割り的な組織構造も気になる。

戦略的に全体的なコンセプトの再構築か、この程度とするのか。市税を使うだけに考える重要な時期だ。

ボランティアガイドも「ゆりかもめ」「おもてなし大使」と今回の大和田別荘の「ボランティアガイド」、さらに観光協会がボランティアガイドを要請しようと動き始めている。試みはいいのだが、どこが取りまとめ、それぞれが思惑をもってやるだけに、目くじらを立てることでもないが、縦割り、ばらばらの敦賀らしい構図と、冷やかに見る人も多い。

せっかくの市民の気持ち、大事に引き出し、育て、まとめる雰囲気も、これからは必要に思う。「市民協働」という言葉だけが躍っているようで、そういう自分も他力本願では・・・。
【2008/03/30】 | ページトップ↑
霞が関の政治課題・・・。
Date:2008-03-29(Sat)

敦賀市民にとっても大事なことが東京霞が関で動いている。ひとつは、2008年度予算が昨日、成立した。ただ、4月からのガソリン価格引き下げはほぼ確定的。与党は4月に衆院で再議決し成立を図ることもほぼ決まりつつあるとか。民主党も参院への首相問責決議案提出で対抗するとか。面白いというよりも125円のガソリンがいつ実現するか、楽しみでもある反面、4月のいずれかで再値上げ。ここまでくれば、乱高下は回避すべきだが・・。

一方、整備新幹線の8月までの先送りがほぼ決定。北海道の新函館-札幌、九州の長崎ルートの諫早-長崎と合わせて、当面、衆議院選挙もないとの見通しから、時期の決定について、年度末から8月の予算作成時期へと先送りがほぼ決まりのようだ。最大の理由は、財源問題。時期的には、予算の概算要求をまとめる8月末が今後のターゲット。数週間前からうわさで流れていた。

 今後、地元負担や在来線問題も含めて地元敦賀としても、大切な問題、市民にわかりやすく説明しての新幹線の敦賀までの一括認可を勝ち取ることが、市長に求められる。さらにJR敦賀駅舎は当面、バリアフリー化を除いて、凍結が望ましいことはいうまでもない。もっというと、もんじゅ再開のカードと、新幹線問題は絡ませること事態に、市民不在にもなりかねない。

なんでもかんでも、もんじゅカードでは、あまりにも政治の貧困を象徴するような気がしてならない。冬柴国交相が語るように、整備新幹線の新規財源について、会合を開くのは「時期的に適当ではないことは、明らかだ。その間、できるだけ新幹線のメリット、デメリットをわかりやすく市民に説明する機会を設けるべきであり、運動優先で進んできた新幹線問題、ここいらで市民説明にも廃炉すべき時期と考える。それでないで市長を先頭に取り組んできたことが宙に浮く可能性もある。
【2008/03/29】 | ページトップ↑
桜の季節だが、・・・・。政治は「らちがあかん」・・・。
Date:2008-03-28(Fri)

東京は、桜が満開とか、なぜそんなに早いの。敦賀はまだつぼみ。三寒四温とうまく言ったものだ。寒いとおもいながら温かくなる日々。自転車で昼、飛ばして快調、夜は寒い。街歩きも楽しい季節、桜のつぼみが膨らみを増している。4月になると金ヶ崎宮の花換え祭りも始める。

桜餅が開花前に和菓子屋の店頭に並ぶ。桜の香りを楽しむ食べ物、アイスクリーム、ようかん、クッキー、ワイン、ジャムと考えるのも楽しい・・・・。専門書によると、桜の花の香りの成分は、実にたくさんの種類の成分が含まれていて、心をほぐし、幸せ気分にしてくれる作用があるとか。気ぜわしい年度末と、桜の開花が待ち遠しい季節は微妙だ。

ところで、揮発油税の暫定税率が今月末で切れるのかどうか。政治の話題の中心だ。民主党はこれ一点で突っ走る構えだ。一向に「らちが明かない」現状に国民不在との新聞論調も多い。「らちがあかん」という言葉が出る。

私は、この「らち」という言葉が最近まで理解できずにいた。前後の脈絡から理解していたに過ぎない。恥ずかしながら「埒」(らち)という漢字すら書けないでいた。

辞書によれば「低い垣」、「馬場の柵」などを意味、「柵」が開かなければ行事が始まらないということか、と書きながら、次の言葉を探している。これも「埒があかない」ことか。
 
与野党が対立しているのは道路分野だけ、土地売買時にかかる登録免許税減税など道路以外の七分野では合意できるはず。我慢比べに調整役がいないのか。福田首相もいきなり道路財源の一般化を言い出した。福田康夫首相のリーダーシップも問われて、声を荒げている。

役所も頭を悩ませている。暫定税率の維持を前提に新年度予算を編成しており、このままでは歳入に穴が開く。財政や道路担当者は政局の行方をかたずをのんで見守っている。暫定税率の期限切れは、税収が一時的に減ることで敦賀市にも影響が出る。歳入欠陥が長期化するなら、補正予算の編成も検討せざるを得ない。
 
人によってはちゃっかりと、ガソリンの買い控えも始まっている。租税特別措置の中断で、ガソリンは石油元売りの段階で一リットル当たり25円ほど値が下がる。小売り段階での値下げも期待した動きだ。

4月に入ると一転、スタンドへ客が殺到、品切れになるか、衆議院で、再可決する道を選ぶ可能性は高いとか、その結果、元売り段階でのガソリンの税率は再度引き上げへ。消費者や石油関連業界の困惑ぶりが目に浮かぶ。

世論調査では、揮発油税の暫定税率延長を望まない意見が、約6割。これも民主党を強くしている。
「埒があく」、「らちがあかん」と、抜き差しならない状況は、やはり国民不在だ。

市民は「ガソリン価格が安くなるのはいい」という。ただ、忘れてもらって困るのは、地方への財源確保策は必要だ。「暫定」が三十年以上も続く中で組み込まれた税源をどううまく再配分するか。国会は地方の声にもっと耳を澄ましてもらいたい。

市役所は、業務引き継ぎ、辞める人のあいさつ回り、市議会議員は政務調査費の報告書のまとめ。気ぜわしい年度末、それでも桜の開花も待ち遠しい。よこに桜餅・・・。
【2008/03/28】 | ページトップ↑
介護現場の悲鳴・・・。
Date:2008-0327(Thr)

昨日、どこに行っても話題の中心は選抜高校野球大会。敦賀気比、十年ぶりの甲子園の初戦。一塁側アルプススタンドを埋めた敦賀の約五百人、応援団がテレビで映される馴染みの顔がみえる。ジーンとくる。やはり高校野球独特の雰囲気だ。議会からは木下副議長が甲子園へ、と言っても見つかるはずもない。

現場という雰囲気ということでもないが、公民館、図書館、男女共同参画センター、きらめきみなと館・・・・と、市役所外の現場を訪れると、この時期は、人事がかわるだけに雰囲気も違うものを感じる。市民と直接対面する最前線基地。去る人、来る人、ひとそれぞれに幸あれ・・。

変わり目をむかえている現場がある。2000年度の介護保険制度導入以来、敦賀でも介護事業が急増、ところが、コムスン騒ぎではないが、ここ数年事情が明らかに変わってきた。

施設介護や訪問介護事業は、ひとつのターニングポイント、壁に突き当たっている。介護給付費抑制や人手不足、規制強化の動きなど、さまざまな要因が経営を圧迫している。 高齢化で介護需要の急増が見込まれているにもかかわらず、ヘルパーさんなど、職業に対する不満を語って、違う業種のパートに転職していく。

やはり賃金の安さと体力的なことが多い。食事・排せつ介助などの身体介護や掃除・調理などの生活援助のサービスも受ける相互に不満をもつ現状だ。女房の両親の関係で、この分野の事情を直接見るにつけ、将来の不安を感じてしまう。

それも2006年度の制度改正は大きい。膨張する介護給付の抑制策として、国は利用者の多い要介護度の低い人に対する生活援助の利用を制限したのだ。もともと採算性が低かった上に、利益を出しにくい報酬体系となった。これに追い打ちを掛けたのが、景気回復にかげりはあるものの、この分野の雇用は、あきらかに3Kとして嫌われてきている。

仕事の厳しさに待遇が見合わないとして、若者もおばさん世代も労働条件のいい他業種へと人材が流れる、現場でここ2年、ターニングポイントを感じる。介護事業も人材だが、それ以上に介護事業そのものの経営が悪化してくることも予想できる。地方はどうしても家族でしか、介護できない現状が多くなっている。病気をすれば病院へ、施設では面倒はみてくれない。なおさら自宅での介護にも限界がある。

当たり前だが、家族には相当の負担だ。認知症などが加わればなおさらだ。老老介護は増えている。施設介護も、訪問介護も悲鳴をあげることは、現場を見れば予想は容易だ。介護保険制度の見直しも必須だとも思う。

人材不足、人手不足と低賃金と悪循環が回っている。その上、コムスン騒ぎではないが、書類が増えている。個人もそうだが、事業者に課せられている書類作成も多い。簡素化も必要だし、事務作業、人員配置基準の一部緩和も必要ではないか。

敦賀市も高齢化率が20%から30%へ、急速に駆け上がる。家族を介護地獄から救う介護サービスの後退が目立つ。介護保険制度の見直しと、ヘルパーさんの労働条件、何よりも賃金の見直し、そして、社会的評価を高める運動も必要だ。

現場の悪循環を何としても食い止めなければならない。最後は、財源問題といわれそうだが、財源も合わせて、改善しなけれなならない現場の悲鳴のほうが大きいと感じるのは、私だけでもないはずだ。

【2008/03/27】 | ページトップ↑
人材育成には長期的な戦略性が必要だが・・・。
Date:2008-03-26(Wed)

年度末はなぜか気ぜわしい。市役所でも人事異動が公表された。病院を含めると千名近い敦賀市、実異動数260名。9年、議員をすると顔と名前も一致する。中には性格までわかるようになる。顔色を変えて議論した職員が役所を去るのも寂しい。

アドバイザーが増えるのは時代か、防災アドバイザー、健康アドバイザー、子育てアドバイザーと。市民サービスは、援助より、アドバイスが基本となることは確かだ。政策的には、看護専門学校に企画室を設置して大学化に動き出した。エネルギー開発拠点化計画と敦賀駅周辺整備計画に特任理事を配置し、広域連携大学に本腰を入れた対応となる。また、議会でも指摘されたことだが、市民協働課に男女共同参画室が設置され、女性管理職登用もわずかながらも増えた。

もうひとつは、各公民館の館長が今年度ですべて民間館長となる。生涯学習の拠点と地域コミュニティの拠点と高齢化が伴うだけに、地域のニーズと重要性は高まる。役所との連絡、地域との連携と課題も多く、民間館長のよさをどう引き出すか、ただ予算削減では地域は納得しない。と書きすすめる中で市長や副市長の苦心が読み取れる。

私が思うのは、これからは何よりも役所は人材だ。団塊世代が抜けると人材不足が最大の課題になる。人材育成は長期的な視点と戦略性が必要だ。議会で指摘されたが、アドバイザーでもないが専門職的人材育成が必要な時代だ。近視眼的人事では、将来につけを残すことは確かだろう。人材育成には桃栗三年、柿八年か、経験的に10年とも思う。ところが、大学院に出してもすぐに辞める時代でもある。

土木建築の技術職、ゴミ政策、総合計画、人事、財政と民間とは違った行政専門の分野も多い。言葉は悪いが、国、県は市町村の下請けに投げればいいが、市役所は市民、国民と直接向き合う。それには人材と数が生命線でもある。臨時職員の増えるのも気になる。それほど人材育成は難しい。

話を飛躍させるが、先日のJA敦賀の総会で市長が米飯給食を挨拶で取り上げた。重要な指摘だ。カロリーベースで4割を切る日本の食料自給率。対策のひとつが学校給食。

戦後、団塊世代と私の世代は脱脂粉乳世代だ。10年を超える米国の援助が戦後の学校給食を支えた。特に小麦(パン)は空腹だけでなく洋食へのあこがれも満たした。子ども時代に覚えた味は忘れない。やがて小麦好きの大人が出来上がった。言うまでもなく米国の市場開拓が目的でもあった。半世紀を超えて米国依存、利益は米国へ。実に見事な戦略だった。その反動が農業衰退と人材不足だ。

この戦略を今度は日本の自給率アップに利用する、米飯給食を増やすこと。言うは易いがが、DNA転換ほど難しいものはない。農業の担い手も高齢化と、もはや手遅れとも思うほどだ。ひとつの例が、給食センターや各学校で、炊飯設備が不十分だ。調理場に税金を投入してもいいかなどの議論も必要だが、農業だけでは生活もできず人材不足と裏腹だ。食糧自給率アップというが、粘り強い国家戦略と人材育成から始めなければならない。長期的な戦略が必要だ。

人材育成は政策実現以上に難しい。人材が育ち、戦力になるのは10年先となれば、役所では、その責任をとる市長も管理職も、すべて変わっているところに問題の本質があるかも・・・。
【2008/03/26】 | ページトップ↑
まちづくりと地価
Date:2008-03-25(Tue)

桜前線が、いよいよ動きだした。土曜日のソメイヨシノの東京、静岡の開花宣言。全国トップの開花と聞き驚いている。敦賀はいつになるのだろうか。測候所がなくなって敦賀の開花宣言はなくなった。さびしいが、日毎、光は増し、陽春へ助走が続くことは確かだ。花冷えであったり、万歳風景であったり、4月上旬は、桜の開花と県議会選挙の思い出と重なる。二宮、山根、安居、糀谷各県議はもちろん、事務所や時々にかかわった方の顔が走馬灯のように思い出される。不思議なものだ。あと数日で小谷前市議の一周忌、御仏前に手を合わせると、議場の姿が思い浮かぶ。

話は飛ぶが、開花宣言が早まっている。一方、日本海の水温上昇も上昇傾向にあるとか。漁獲高にも影響しているとか。これもまた海の環境異変の一つの兆しか。見守る必要がある。

上昇という点では、三大都市圏でも地価上昇続いている。一方、福井県の地価が、住宅地、商業地とも値下がり幅が5年連続で縮小。ただ、北陸三県の住宅地で比べると、富山-2.6、石川-2.0、福井-4.8。ちなみに新潟-1.6、滋賀は、+1.8%。ここ数年、この傾向は変わらない。

県内では、福井市や敦賀市では、下げ幅が縮小し、勝山市、鯖江市、越前市などは、人口減少などで下げ幅が拡大している。地価は、経済状況や人口減少具合を正直に示している。下落率や上昇率は、将来の期待感を示しているとも言われている。

県別ではやはり交通機関や経済力に新幹線効果も加わっているように推察できる。価格比較をみると明らかでもある。県内比較は、二極化が進みつつあり、かろうじて敦賀市が縮小したことは、JR直流化と人口減少が進んでいないことか、相対的な要因は、複合していることは確かなようだ。ただ、不動産屋さんに聞くと、市内でも二極分化が進んでいるとか。

滋賀県を調べてみると、駅に近く利便性の高い住宅地や商業地とも2年連続で上昇し、お隣の長浜市も同様のようだ。中でも、3大都市圏をのぞいて値上がり率が高かった5つの自治体のうち、守山市が6%で1位、草津市が5%で2位、また栗東市が4%で4位、大津市が2%で5位となっている。この共通点は駅前の値上がり率の高さとか。各市それぞれに駅前周辺開発を行った結果でもあるとか。

敦賀市は、駅前周辺再開発は後発であり、これからだが、それでも駅前のマンション、ホテルの建設が、影響しているとも聞く。民間の動きは速い。ここでの評価は避けたいが、まちづくりと地価とは、密接に関係していることは確かだ。駅前、本町など中心市街地が注目され、各市の教訓もあり、教訓を踏まえながらのまちづくりができる敦賀でもある。駅前は、敦賀市の一等地、じっくりと取り組む必要がある。

【2008/03/25】 | ページトップ↑
大きさと風化(敦賀のゴミ問題)
Date:2008-03-24(Mon)

昨日は、JA敦賀の総代会。出席者も多い。組織的にもしっかりしている。ただ、高齢化が急速だ。後、西公民館をお邪魔する。

JAでもないが、私の小学生か中学生時代の60年代、高度成長中、CMの「大きいことはいいことだ」のキャッチコピーがいっせいを風靡した。日本が拡大した。所得、人口、町と敦賀市も大きくなった。増加に歩調を合わせて企業も巨大化。まちは大都市化、東京も一極集中、市町合併を続いた。ただ、「大きいこと」はけっしていいことではない。中身だ。高度成長のつけともいうべき、「日本最大級」の敦賀のごみ問題はけっしていいことではない。

もうひとつ、ブームというものがある。讃岐うどんも、映画化にもなり、香川県で全国ツワー版の食べ歩きツワーもさかんになった。ところが、最近はそれもほとんどなくなった。また、瀬戸大橋ブームも見事に利用者を減らした。地方にはこの反動の大きさが響く。

また、長いブームを誇っていた焼酎ブームもピークを迎えたとか。先日、新聞報道で、日本銀行鹿児島支店が、焼酎ブームの終焉をまとめた。00年から04年度までの平均6.5%あった全国の消費の伸びが05年から06年度は0.2%まで落ち込んだ。麦から芋へ。消費者のニーズは変わったが、次がない。芋の一人勝ちだった、それでも、うどんと焼酎は残る。私も好きだ。

ここまで書きすすめたのも、敦賀のごみ問題が、最近でこそ、抜本的工事が始まり、マスコミ各社に取り上げられる機会が増えたものの、その取り上げ方が、過去を追うことがあっても、その真相のとらえ方が、「日本最大級」とか、「黒い影」とかいうものの、その真相をえぐる様な記事に出合わなくなっ
たとの印象が強い。このあとが心配でもある。大きさと黒い影は語れど、ブームというよりも、風化が始ったとの印象を持つ。

残された課題というわけでもないが、一つは、敦賀市民が約7億円、まかり間違えれば、他市町村が払うべき13億円という工事の負担金を負うかもしれない現実と、二つは、一般廃棄物の搬入はゼロにも等しい敦賀市がこのゴミを未来永劫、背負い管理するという現実を誰が負うのだろうか。

敦賀市、敦賀市民にほかならない。ある新聞社は、『福井県や敦賀市の責任を問う自治体も多く、交渉は難航。約1億6000万円の負担を求められている南那須地区広域行政事務組合(栃木県)は「負担に法的根拠がなく、負担割合の算出も不透明。各議会に説明できない」と話す。』と中立的論調で語るが、裁判所も時効と判断され、福井県は「敦賀市に瑕疵(かし)あり」と言われ、いくら反論しようが、どうにもならない現実を、誰が責任を取ってくれるのであろうか。

かつて、厚生省から福井県に出向した課長は語った。「進も地獄、止めるも地獄」と。「万全でなくても前に進んで対策では・・・」。市民にとっても苦渋の選択だ。誰が好きこのんで、7億円という対策工事費を市税で負担するだろうか。敦賀市は豊かとはそんな問題ではない。

自治体が自治体に廃棄物処理法で、「排出者責任」だけを根拠に対策工事費をいただこうというのは、いまだかつてない。至難の業だ。本来、排出者である自治体が、その自治体のエリアで処分する費用と、敦賀市の土地で、負担する費用は、格段に違う。お互いの痛みを分かち合うのが自治体同士だということだ。責任のなすりつけ合いをする時期は過ぎ、現実にゴミは敦賀市に残ったことを忘れないでほしい。自治体が自治体を裁判所に訴えることほど愚かなことはない。


【2008/03/23】 | ページトップ↑
地方自治体の20年度予算は、道路特定財源を折込済みで可決している。
Date:2008-03-23(Sun)

昨日は、選抜高校野球が開幕日。絶好の野球日和だ。夏の甲子園に対して、「春はセンバツから」と言われる。その通りともいうべき、桜の開花が静岡、東京と伝えられた。敦賀気比高の健闘を祈りたい。

何を書こうか、悩む。ゴミ分別のガラス瓶の試験分別化か、スポーツ施設の検討結果について、考える。ただ、書ききるほどの判断する材料を集めきっていない。ガラス瓶の収集は、資源ごみとなる約3割が埋め立てゴミとなっている。試験的にも実施に踏み切るべきだが、いざ踏み切るにも課題と市民理解を得る作業を繰り返さなければならない。スポーツ施設の料金改定は市民要望もあり、出来るだけ安くとも思うが、受益者負担の原則から、維持費の1割程度を利用者負担というのが妥当なところとも思う。

生活に密着したところで、ガソリン税。ガソリンスタンドの職員から「どうなりますか」と率直に聞かれても、正直答えかねる。「国のことだから」と言い訳してもしかたがない。
民主党のなにがなんでも暫定税率を撤廃させて福田政権を追い込む、といった態度にも、ひいき目に見ても無理がある。国会論議で、道路特定財源の無駄や利権が浮かび上がらせたことは大きい。ただ、この問題もしっかりとした将来をにらんだ議論が必要なことは確かだ。

私も党本部で、この1月、説明を受けたが遅すぎるの一言だ。民主党は1月には「ガソリン値下げ隊」を筆頭に軽くスタートさせたが、地方などの批判を浴びてか、2月頃から「一般財源化」に軸足を移してきた。福田首相の支持率低下か、政権の旗色が悪いとみるや、再び「ガソリン値下げ」論に力を入れる。民主党の地方議員からすると、その方向性が定まらない。将来的な主張は正しいと思うが、地方の実情は財政も含めて、東京の事情とは違う。運動方法も戦略的にも、地方とタグを組んだ運動展開ができない現状では、ここらで自民党と話し合いに応じるのが妥当だろう。「年度内の結論」という衆参両院議長のあっせんを尊重すべきだ。

ガソリン暫定税率の期限が切れる3月末まで、あと8日。敦賀でもガソリンが1リットルあたり25円下がり、歳入の2兆6千億円が地方にも響く。自民党も衆院議席の3分の2を使って暫定税率を元に戻すのも現場は混乱する。私も、ひとつは、福祉、教育への一般財源化は時代の趨勢と期限を切って議論と、二つは、暫定税率も環境税などとのトータル議論を、妥当ではなく方向性だけ定めて、ここ1年は限り、現行維持にが妥当ではないか。期限切れは一時的にはいいが、現場の地方自治体は、大半が暫定税率、道路特定財源を見込んで予算を成立させている。敦賀市議会も同様だ。
【2008/03/23】 | ページトップ↑
「花換まつり」の季節、思惑と移ろいの季節・・・・。
Date:2008-03-22(Sat)

春の風物詩、敦賀市金崎宮4月の「花換まつり」のポスターが目に付くようになった。「桜の小枝」をかつてリトアニアに写真家脇坂隆之さんら有志と持って行ったことがある。小枝を交換すると、恋などの願いがかなうと語ると、人種が違っても想いは通じるのだろう。簡単な英語でも、身振りでも通じたことを思い出す。そんな季節の到来だ。

春分の日が過ぎ、桜のつぼみも緩みだす。そして程なく訪れる開花、笙の川の桜並木も同じDNAか、一斉に咲き出す。5月には新緑。好きな景色の一つに、濃淡をくっきりと山肌に浮かび上がらせる緑がある。このような、それぞれの時季にしか体験できない美しい光景が、自然豊かな敦賀には幾つもある。

何を書こうか、迷っている・・・・。
3月終わりは、人事の季節だ。警察の人事は、昨年は選挙の年、3月初めが今年は例年通り。親しくなった警察官も福井に去る。市役所も、来週発表だ。予算と人事を見れば、その自治体のやりたいことが見えてくる。市長は昨年6月、企画政策部に観光まちづくり課を設置した。敦賀市の目玉商品であることは確かだ。人事は適材適所とどの職場でもいう。ただ、思い通りにいかないのも現実だ。

話を東京に転じると、日銀総裁人事は、大騒動。空席のまま。福田康夫首相、民主党、財務省などの思惑ばかり。中でも、指導力を発揮できない首相、非力さと愚痴が目立つ。民主党の反発が十分予想された提案、ところが、民主党も反対ばかりが目立つ。思惑が目立つと人心は離れる。

小さな役所でも思惑が働くのは世の常。ただ、2007年問題というか団塊の世代の存在は大きい。数は人材の宝庫でもある。60歳で定年を迎える。特別扱は許されない世界。ここ数年で数十人が市役所を去る。また、30代、40代の人員不足も気になる。臨時職員の多さも気になる。市役所も過去の市長選のひずみがこれに重なると聞く。

日本社会、人口動態。役所も同様だ。それだけに人事は難しい。夏目漱石の「草枕」ではないが「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される」と、人間模様もあるだろう。はてさて、人事は何ごとに関心事だ。数日はこれで話が盛り上がる。

「花換まつり」の季節、思惑と移ろいの季節でもある、濃淡をくっきりと山肌に浮かび上がらせる緑の季節まではまだ遠い。嶺北では河瀬市長の「もんじゅカード」、県庁の思惑通りとか・・。




【2008/03/22】 | ページトップ↑
過去を大事にする風潮・・・・。
Date:2008-03-21(FrI)

子供に頃の焼きついた風景は忘れることはない。私の印象に残る風景は、海峡。海峡と違って、海と島が重なる瀬戸内の風景は、心を落ち着かせる風景だ。津軽海峡、関門海峡、潮の流れの速さと厳しさは格別だ。ところが瀬戸内海は違う。厳しさよりも優しさが優先される。それが、技術と時代の欲求で、積み重ねた風景をいとも簡単に変えてしまった。瀬戸大橋ができて20年、風景も暮らしも徐々に変わりつつある。

話を敦賀に。敦賀港の旧港も少しずつ変わり始めた。フェリー埠頭が鞠山に移り、昔の活気はなくなったものの、観光客がちらほらと増えつつある。金ヶ崎緑地の変化も速い。敦賀港駅舎、きらめき港館、大和田別荘とほぼ整ってきた。レンガ倉庫も今年中に方針が示される。

大和田別荘は、港の発展に貢献した大和田銀行創設者・大和田荘七氏が1920年に建てた、急勾配の三角屋根などが特徴の木造3階建ての瀟洒(しょうしゃ)な洋館。私は正直見たことがない。敦賀で育った大半の人の心には焼き付いているほど、貴重な建物だったとか。老朽化で解体。それを金ヶ崎緑地に6年前に半分の規模で再現。このほど、「人道の港」をコンセプトに常設展示を、この29日にオープンする。その名もポーランド語の博物館の名称を入れる。

私も杉原千畝については、岐阜県八百津町やリトアニアのカウナスに行くなど、それなりに知識を得たが、ポーランド孤児の話は、敦賀港駅舎での展示から得た知識だ。

大正から昭和初期にかけ、窮地にあったポーランド孤児やユダヤ難民を受け入れた史実から、敦賀港駅舎での展示の成功と国際港敦賀を「人道の港」として見直す機運の高まりが、常設展示をなった。

1920年頃、シベリヤで混乱に巻き込まれたポーランド孤児たち、粗末な服を着た孤児は敦賀に上陸後、松原公園で休息を取り列車で東京や大阪へ。そして、遠くの祖国ポーランドへ。敦賀港には、12、13歳の孤児ら763人が計8回にわたり上陸、市民と日赤などが協力して温かく迎えた歴史は、ほとんど人は知らない。

私は、一度、ポーランドの首都ワルシャワを訪れている。東欧の中でもプラハとともに、なぜか印象に残る古い町並みだ。古いといっても古さが違う。第2次世界大戦でずたずたに破壊されたが街並みが、「煉瓦のヒビに至るまで」復元して往時の町並みを回復した古さだ。

大和田別荘をいとも簡単に破壊した敦賀だが、過去の歴史と建物を大切する機運が生まれてきた・・・・・。
【2008/03/21】 | ページトップ↑
最後の切り札か・・・・。
Date;2008-03-20(Thr)

昨日は、市議会最終日。最後の市長挨拶で耳を疑った。突然、河瀬市長は「もんじゅ再開」と「北陸新幹線・敦賀までの一括認可」を絡めるとの発言。私は、思わず「えー」と声を上げた。いわゆる「最後の切り札」とも言うべき「もんじゅカード」を切ったことになる。

議会最終の市長挨拶は、儀礼的なことが多く、何気なく聞き流すことが多いが、今回、市長は、道路特定財源の話から切り出し、何かきな臭いにおいを感じていた。そこに「もんじゅ再開」という言葉が飛び出した。180度転換の「もんじゅカード」と私は受け止めた。これまでも「国の協力具合を見ながら」という駆け引きで「広域連携大学」の具体的な内容を引き出してきた。私は、政治的手法として、市長の手腕を評価していた。

そして、県や県議会議長がときたまマスコミで、「もんじゅ再開を使ってでも新幹線を」という言葉に対し、市長は、どちらかというとこれまで冷ややかに、逆に否定的な表現で語っていた。このことが逆に、地元市長として存在感にもなっていたと、私なりに評価もしていた。

事実、14日開催の議会の原子力発電所特別委員会で理事者は「『もんじゅ再開』と絡めない」との答弁をし、それが新聞記事にもなっていた。昨日の午後からの議会の原子力発電所特別委員会委員長報告も、強めの口調で同じことを語り、それが耳に残っているなかでの、出来事だ。

確かに、整備新幹線の新規着工を決める政府・与党間の協議が大詰めを迎えている。今月に入り、毎週のように波状的に県、県議会、平川議長、奈良市長、河瀬市長と、上京し政府や与党の主要メンバーに要請を繰り返していた。

新聞報道でも、福井駅まではほぼ確実ではないか、福井―敦賀間は先送りとの感覚的な気配が伝わっていた。最大の課題、財源問題で、その根拠となる試算で新聞報道によると、JR側は、建設前に、貸付料を算定することはできないと主張し、対立していたが、資料提供については歩み寄った。ただ、国交省の担当者は、整備新幹線の将来価値を算出することは単純ではないとし、今月中に試算結果を出すのは難しい見通しとも報じていた。

新幹線問題の決着期限を、年度末とした背景には、今春ともみられた衆院選をにらんだ政治的な思惑が重なっていたことは事実だろう。ただ、それもサミット以降とのうわさで、期日まで、残り10日あまりで結論を出す意味合いが薄らいでいる。敦賀市にとっていい結論を見出すことの難しいさは、関係者や新聞報道で理解できる。私は、時間足らずで拙速な結論を出すべきではないとも思っている。

新幹線建設で、自治体負担や並行在来線の3セク化などの課題は棚上げのままの見切り発車的な面もあった。北海道、九州などとの着工の優先順位論や福井駅までの部分着工案、最近では、敦賀駅を「ポイント(点)」で整備する案まで飛び出すなど、関係者のあせりも相当なものだった。認可を引き出すの並大抵なことではないが、財源を見極めたうえで、認可を勝ち取るべきであろう。

そこに、「もんじゅカード」だ。「何でもかんでも」と「またか」的なことも印象も重なり、どう政府と与党が受け止めるか。一方、文部科学省の幹部からも「寝耳に水」的な声もある。どれほどの『切り札』となるか。切り札は「タイミング」も大事だが、何度も使うと効き目もなくなる、私は、正直、この最後とも言うべき「もんじゅカード」を冷ややかに見ている。
【2008/03/20】 | ページトップ↑
後期高齢者医療制度が4月から始まるが・・・・。
Date:2008-03-19(Wed)

昨日は、晴れ。市内中央小学校の卒業式。自宅から自転車を走らせて小学校へ。白ネクタイと礼服、コートなしで数分、風を切るだけで体が冷えている。寒い体育館もキッリとしまった雰囲気がいい。時間がたつと、寒さも飛んでいる。小学生の熱気だろう。93名の卒業生が小学校から巣立つ。

時間が飛んで、夜、糀谷県議から紛糾の事態が伝えられた。 午後2時開会予定だった本会議は、正副議長人事で調整が難航。議長不信任案の提出も議論されたとか。
上程された議案は可決したものの、各委員会の委員長人事で再び紛糾。午前0時を回り、「自然閉会」となった。零時前に時間延長をしなければ、そのまま自然と閉会となるところから「自然閉会」という。敦賀市議会も議長問題で4回連続の「自然閉会」を繰り返し、市民不在と批判された。人事でもめる議会ほどみっともないものはない。

長くなったが、今日の本題、後期高齢者医療制度。制度のスタートが、半月余りに迫った。封書で不明点や制度不安が、私にも伝えられた。75歳以上の人は、全員がこの制度に移行。一人一人が保険料を負担しなければならない。例えば、息子の扶養の82歳のおじいちゃん、80歳のおばあちゃん。夫婦ともに新制度に入り、原則として保険料も支払うことになる。認知症の方には、何が何やらさっぱり理解できない実態など数多くあるだろう。

保険料自体は、福井県内の全市町が参加する広域連合が県単位で、所得に応じて設ける。敦賀市も10月からの徴収となるが、支払い方法は、年額18万円以上の年金収入がある人は年金からの天引き方式を採用。滞納が一年を超えると保険証が取り上げられるなど、運用は現行制度より厳しくなる。

一方で、受けられる医療サービスは現在と同じで、窓口負担も変わらない。制度の市民説明はしているものの、周知徹底は、始まってみないとわからないことも多い。不安な方も多いようだ。質問も多く、間もなく保険証の発送が始まれば、問い合わせや相談が殺到することも予想される。敦賀市もきめ細かな相談に応じる態勢が必要だろう。

敦賀市議会では共産党より制度廃止の請願が提出されている。私たち市民クラブは、増え続ける医療費、世代間の負担の公平性から、課題は多いが、将来の高齢者の生活を支える観点で、条例には賛成をし、廃止を求める請願には反対する。いずれにしても、これから始まる制度、実施してみて、問題点を検証しながら、将来を見通した議論を深めるべきとの考えだ。

ただ、国では、民主党など野党は新制度の廃止法案を提出した。現在で480以上の地方議会で、中止や見直しを求める意見書が採択されたとも聞く。私もベストの制度とは思わないが、現場の市民説明はすでに、運用を前提に始まっている現状から否定する段階ではないと考えている。

4月1日にガソリン税の暫定税率が廃止され、再び上がれば、スタンドはもちろん、市民も混乱する。これと同様に、市民と直結する保険制度、制度運用方法も何度か変更され、市の担当も困った。市民生活に直結する制度変更、現場は、政争の具として、国に翻弄されるケースが増えている。今日、3月議会の最終日の本会議だ。
【2008/03/19】 | ページトップ↑
同じことをくり返しながら、地方格差が広がる・・・。
Date:2008-03-18(Tue)

30年前、入社した4,5年は定期検査を除いて、現在とは違い、残業をしたことは極まれだった。ボーナスが出ると、4,5名で福井の片町に繰り出し、最終で帰る。当然、ボーナスはすっからかん。最終の普通か、福井駅2階の1500円のベットホテルで一泊、早朝、越前そばを食べて、一番列車で敦賀へ。独身時代のなせる技だ。

昨日、このパターンを思い出したかのように、夜6時の普通列車で福井の片町へ。若手の福井県内議員との飲み会だ(私は決して若手ではないが…)。最終の23時02分福井発で敦賀へ、疲れた。福井市片町も随分と変わった。ネオンの数も減った。言いすぎかもしれないが、福井の元気は片町の元気にも通じる。若者の飲み方も遊び方も変わったとはいえ、この変貌は、30年前を知る私には異常とも思える。それほど元気がない。

ところで、2008年春闘の前半戦が終わった。自動車や電機など金属労協に加盟する大手メーカー労組に対し、経営側の多くが「賃上げ千円」の横並び回答をした。地方や中小企業の春闘相場に大きな影響を与えそうだ。今年は意気込みが違っただけに肩透かし的な感覚だ。

経団連は春闘を前に異例の「家計重視」を打ち出した。福田首相も経団連会長を呼んで賃上げを求めた。前例のない働きかけだ。白書なども軒並み賃上げによる格差解消が必要と説いている。それが、額は「前年並み」の低水準である。利益の大きい、日本最大企業トヨタの賃上げは1500円の要求に対して1000円。内需拡大に貢献しようという自覚がトップ企業に感じられないのは残念だ。

賃上げ抑制は経済の先行きをもろに反映した。90円台の急速な円高、株安や原材料の高騰、米サブプライムローン問題が経営側を慎重にさせた。輸出中心で拡大してきた現在の景気を維持するには、消費を拡大し、内需主導にシフトと何度言われたか。十数年前にも言われたことだ。また繰り返している。

ただでさえ、地方、特に福井は冷え込んでいる。敦賀も原油高騰で生活必需品の値上げラッシュ。市民心理は当然、冷え込む。値上げに加えて賃上げ抑制では、都市と地方の格差は大きくなる。大手と中小の格差、市民生活の格差は広がる。敦賀市内でも役所もそうだが、介護現場など各職場で臨時雇用が増え、派遣も多い。離職者も多い。残業の違法も絶えない。残業代の割増率も引き上げも必要だ。労働者派遣法を見直し、日雇い派遣の規制強化、雇用の安定も待ったなしに思える。

敦賀の元気は本町の元気とは言わないが、東京、名古屋の繁華街とは明らかな格差を感じる。いずれにしても、冷え切った本町、3月も半ばを超えると、少しは元気になるか。役所も含め歓送迎会が多くなる。この時期、、新聞記者も何人か、敦賀を去る。ある記者は、北海道札幌に転勤とか。同じことを繰り返しながら、地方格差が広がる現象は、何が悪いのか・・・・。
【2008/03/18】 | ページトップ↑
これからが大事だが…(敦賀市民間最終廃棄物環境保全対策協議会)
Date:2008-03-17(Mon)

敦賀市内では、昨日、スノータイヤを履き換える風景も何度か出くわしてきた。風と陽気は一気に春めいてきた。週末から日曜日にかけて、急速に雪解けが進んだのではないか。
琵琶湖の比良山系も雪が少なくなってきた。運動不足解消と琵琶湖に出てウインドサフィーンと考えたが、まだ風と水は冷たい。4月まで我慢となぜか納得させている。つい手が行くのは、筋肉が落ちた腹。減量で腹回りは減ったが、内臓脂肪は多い。メタボリック症候群の兆候か。

4月から健診制度が始まる。中高年の世代、40-74歳が受ける。健保や国保などの運営者には指導が義務づけられた。問題があった人には面接も含めて助言する。男性で85センチ、女性90センチという腹囲の基準は厳しすぎるとの異論が出されている。国は、これをひとつの基準に生活習慣病を減らし医療費を削減する計画でいる。

そして、運用によっては、いずれ「ペナルティ(罰金)」とまで考えている。健診や指導を何割の人が受けたか。メタボの人がどれくらい減ったか。半ば強制だ。敦賀市も頭が痛い課題だ。がん検診の悪さは、県下随一、健診率が急激に良くなるとも思えないが、市の担当者は大変だ。

ところで、昨日、一昨日。樫曲の民間最終処分場の工事関係で重要な会議が敦賀と福井で開催されている。私は、サンピア敦賀で開催された「敦賀市民間最終処分場環境保全対策協議会」を傍聴した。阪大、上智大、福井大と学者がそろい、県も安全環境部長、市も市民生活部長と相当足る顔ぶれだ。ところが、傍聴者は私一人だ。この問題が風化し始めた証かもしれない。ただ、内容は重要なことが多い。

全国の廃棄物対策の中で、技術的な初の試みも多い。学者にとっては壮大な実験場かもしれない。約102億円の工事だけに、目が離せない。ゴミを封じ込める漏水防止対策工事、浸出水処理施設工事、モニタリング調査結果、浄化促進対策と、大半技術的な諸問題だが、データも含めしっかりととらえておく必要があることは確かだ。

この中で、ホウ素の除去方法が問題となった。人間よりも生態系維持の観点で厳しい基準が設けられているとか。私は以前、天筒山の下水道処理施設へのつなぎ込みを提案したことがある。下水道法と条例の排出基準を理由に、天筒山の水道部は受け入れを拒否したかは別として、私見と試算だが、処理装置の設備費用と将来のランニング費用を含めると、数億円以上がコストダウンできたはずだ。

これは市長判断で、出来たと今でも考えている。これが実現できていたなら、理解に苦しむだろうが、各市町村への費用負担が、仕組み上、期限と総額が明らかにできたことにもつながる。重要な判断があとにつけを回す結果となったと思っている。

協議会で最後に、樫曲の区長は処分場の県の登記移転を質した。県は対策工事後の安全管理措置を理由に引き取る意志のないことをあらためて明言した。整理回収機構(RCC)と破産管財人(弁護士)が「悪用される恐れもある。社会的責任のある県が管理するのが妥当」として、県に無料での引き取りを要請していた。

しかし、県は、①複数の地権者が有する処分場の土地は境界線があいまい②対策工事を終えることが県の責任③対策工事をするのに土地の保有は必要ない、として、引き取り拒否。私も抜本的対策とは、最後まで責任をとるとは、民法上の土地所有権までもつことにほかならないと思っている。

この問題は元を質せば、黒い影の大きさと、行政の責任逃れと判断ミスが重なって、約102億円の税金の負担となっと。それだけに、一つひとつ、残された課題もまだ多い。風化しつつある現実が気になる・・。


【2008/03/17】 | ページトップ↑
もんじゅカードと現場実態・・・・。
Date:2008-03-16(Sun)

一昨日の敦賀市議会の原子力対策特別委員会で「『北陸新幹線の敦賀までの一括認可』と高速増殖原型炉「もんじゅ」の再開は、絡めない。ただ、この広域連携大学の国の協力姿勢は見極めたい」との見解を敦賀市の理事者側は示した。

判断として、何でもかんでも「もんじゅカード」は、地元としても使うべきではないとの見解は、妥当なところだ。

政治的に、これまで、地元が果たしてきた見返り、と何度か、使われてきた手法だ。政治的手法で80万県民、7万市民を代表しての駆け引きは、ある意味では理解できるが、その結果がどうであったか。検証すべき時期に来ているといえる。

たとえば、市民温泉リラポートが、国からの交付金23億円、市からの持ち出し20億円、確かに10万人規模(観光客を入れると20万人を超える)の市民が毎年利用し、健康増進と憩いの場所になっている。しかし、一般会計からの持ち出しは毎年約1億円。今後、施設の維持管理、リニューアルを考えると、用地選定、企画、設計が、どうであったか、疑問が残り、今後、指定管理者制度を導入しても、費用負担などの課題は多い。行政の頭だけで、商売的な温泉経営を立案、計画しても、難しいとの結論でもある。

昨日、福井大と京都大、大阪大、名古屋大などが連携して原子力やエネルギーの研究に取り組む拠点施設の設立を目指す「広域連携大学拠点検討委員会」(委員長・福田優福井大学長)が立ち上がった。新聞報道によると、福田学長は委員会後の会見で、来年四月にも福井大付属国際原子力工学研究所(仮称)を福井市内の文京キャンパス内に立ち上げ、施設整備などが整い次第、敦賀市に研究所機能を移す構想を明らかにした。確かに、これも「もんじゅカード」がなければ、ここまではならなかっただろう。関係者の政治的手法も含め、もんじゅがあっての成果と受け止めたい。

あえてここまで書きすすめたのも、将来の仕上がりの姿だ。この原子力大学構想は、30年前のアトムポリス構想の原子力大学から悲願でもある。しかし、原子力を取り巻く環境や大学教育、研究の環境も大きく変わった。地球環境問題で原子力の優位性は唱えられるものの、国の原子力予算は毎年のように減少し、各大学は原子力人気とも相まって、原子力関係学科の名称変更など、ここ数年見ても顕著だ。現実の動きと学生のニーズをも考慮に入れるべきと、議会でも指摘した。

茨城県東海村で、原子力研究開発機構が、研究施設と人材によりレベルの高い研究を行い、東京大学が修士、博士レベルの専門家を養成している。その西日本版という同じような考えで取り組んでも、現実には限界がある。市場性とニーズ、それも敦賀の実態を把握した議論が必要だ。

それを語ると、総合エネルギーというが、エネルギーほど広義に使いうるものはない。それぞれの大学で、機械、電気、化学・・・、と取り組んでいる。さらにいう、すぐに「海外を視野に入れ」というが、現実は、京都大学、大阪大学でも、優秀な留学生を集めるのに苦慮している時代だ。

私は、嶺南15基の原子力発電所がある現場で、何が不足し、何が今後、重要になるか、もっと掘り下げた論議がほしいと考えている。作業員も含め有数な中堅技術者が、団塊の世代のリタイヤにより不足するのは明らかだ。機械、化学、電気、放射線、それに安全と、求めるものは多い。「発電所の施設」を有しというが、学生には大き過ぎる。学生に必要なのは実験室であり、あえて言えば、教育用の小さな原子炉だ。トップの研究者や専門家を望んでも、この敦賀では限界がある。

それと何よりも敦賀市民の望むこととギャップがあるという事実だ。「足元の『敦賀短大』や『敦賀市立看護専門学校』の将来にとって、大事な時期、それも金もかかるのに、雲の上の大学を、それも市民が望むでもなく、それも金を使うなど・・」との、手厳しい意見だ。

もんじゅ再開のカードとして、絡めることには否定はしないが、現実をみた、地に足をつけた、原子力発電所のある現場の敦賀ならではの、議論をぜひしてほしい。トップクラスの顔ぶれも大事だが、現場実態を十分に把握した、これからの敦賀にふさわしい、それも時間をかけた幅広い議論と成果ある結果を望みたい。

【2008/03/16】 | ページトップ↑
ブルートレイン「銀河」旅情・・・。
Date:2008-03-15(Sat)

昨日で夜行寝台急行「銀河」(東京ー大阪)が廃止された。二十歳のころから私も何度か利用した。当時は神戸終着ではなかったか。

四国の高松から東京まで、現在、夜行サンライズ瀬戸が走っている。これにも何度か乗っている。受験の際、翌朝、富士山が鮮明に見えれば、合格という言い伝えもあった。逆に、もう故郷には帰らないというおまけつきだった。場所は違うが、私も、その通りになった。

銀河に話を戻すと、私の二十歳のころは自由席で相向かいの四人ボックスで友人と酒盛りをしながら東京―神戸を往復した思い出がある。最近はもっぱら夜行バスを敦賀ー東京間を利用している。往復で買うと新幹線より1万円安く、東京での時間がたっぷりと利用できる。土日はほぼ満席だ。

ところで、北海道と本州を結ぶ青函トンネルが開業から20年を迎えたとも聞いた。海底トンネルとしては今も世界最長のはずだ。トンネルと引き換えに青函連絡船も消えた。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」も何度かカラオケで歌った。♪北へ帰る人の群れは 誰も無口で♪という雰囲気はぴったりだった。

18歳の頃、高松から宇高連絡船、宇野から夜行「瀬戸」で東京へ、東北本線と乗りついで、青森に着いたのが夜、高松の宇高連絡船と違って乗客も多い。待合室の雰囲気も無口というよりも、どやどやだったか。3月初めで寒さも身にしみた。札幌に着いたのが昼前。そこは雪の世界だった。四国からは別世界、異国のような空間を想起させた。このときの感覚が夜行列車に駆り立てるのか。

トンネルというと、本州と九州をつなぐ関門国道トンネルも50年。世界初の海底道路トンネルでもある。列車が通る関門トンネルは、1942年の開通と70年近い。島国日本の風景は海峡の風景でもある。瀬戸内海の風景と違い、津軽海峡も関門海峡も潮の流れは速い。海峡、港、風、暮らし。これに季節が加わる。時代と技術は、連絡船からトンネルと風景をいとも簡単に変えた。これも速い時代の流れか。

ブルートレインがまた一つ消えた・・・。「津軽海峡・冬景色」の作者の阿久悠さんもいない・・。ただ、阿久悠さんの好きだった高校野球、センバツの組み合わせ抽選会、昨日、敦賀気比と天理が決まった。春の便りだ。

(追伸:昨日は議会の環境対策特別委員会。これを書くつもりが、まえがきが長くなってしまった、明日、また報告します・・。)

【2008/03/15】 | ページトップ↑
病院改革で求められる経営とは・・・。
Date:2008-03-14(Fri)

ニュースで伝えられる、国際宇宙ステーションの組み立て、宇宙からの映像が楽しみだ。「きぼう」有人実験棟建設、総投資額は一兆円。夢が広がるが、「費用対効果」は・・・・。議会でも最近は「費用対効果」が盛んに飛び出す。ただ、レーダーなどの軍需産業の副産物もそうだが、このスペースシャトルから生み出された副産物も多いとものの本で読んだ。自動車事故から身を守る「エアバッグ」。医療で使うカプセル型の「内視鏡」。屋根や壁に塗る「断熱材」・・・・と数多い。

車の「エアバッグ」は、わかりやすい。一瞬で補助ロケットを切り離す技術の応用とか。目くじらを立てることでもないか。理科離れが進む中、夢を考えるとこの副産物の価値は大きいと納得しているが・・・。

ところで、この議会でも市立敦賀病院の件が多く取り上げられた。経営形態も、「全部適用」から氷見市民病院の指定管理者制度の導入を問う質問まで出された。これも全国的な医師不足などの医療崩壊の流れが、敦賀にも影響していることには確かだ。

厚生労働省の診療報酬の見直しから最近は、総務省が昨年末に地方に通知した「公立病院改革ガイドライン(指針)」が、重くのしかかってきている。公立病院の経営環境や医療提供体制の維持が極めて厳しくなっていることなど、経営上の数値目標をはっきり定める「抜本的な改革」を求めてきた。

ガイドラインのもともとの出発点は医療側ではなく財政側にある。民間にできることは民間にという小泉改革の流れが貫かれている。地域の実態を見ないでの霞が関の論理ともいうべきものもある。各自治体に対し、ガイドラインに基づき2008年度中に「改革プラン」を策定するよう求めている。

プランは①地域医療で自らの病院が果たすべき役割を明確にする。②一般会計からの繰り入れについての明確な基準。③所定の繰り入れによって経常収支が黒字になることを想定し、経営上の数値目標を定める。④黒字の達成時期を明らかにする。等々、具体的だ。強制ではないと総務省は言うが、どうだろう。

さらに、①数値目標を掲げた経営効率化、②基幹病院と、その支援を受ける病院・診療所への再編・ネットワーク化、③民間的経営手法の導入を図る観点からの経営形態の見直しの改革の柱をあげ、それも期限付きだ。①は三年程度、②③は五年程度を期間とする、というもの。「経常収支比率」、「医業収益に対する職員給与費の比率」「病床利用率」と、あまりにも具体的だ。

このうち、「病床利用率」は、 年間平均でどの程度病床が埋まっているかを示す。3年連続で70%未満と「特に低水準」の病院は「病床数の削減、診療所化など抜本的な見直しが適当」とガイドラインは書いている。敦賀も数字的には病床利用率が、医師不足と関係して上下する。

市立敦賀病院も「あり方検討委員会」の答申とこの公立病院改革ガイドラインにそって、病院内で議論を深めて中期経営計画を打ち出す。改革メニューは多い。敦賀市民にとって何が大事だろうか、経営も大事、救急、小児科、産科、などの医師確保も大事。求められることが多いだけに、市民のためになる改革が必要なことは確かだ。形態だけでもないが、敦賀の地域性と公共性から、その意味でまだ、指定管理者制度は行き過ぎ、持続的な病院経営と、責任を明確にできる公営企業法の「全部適用」が妥当ではないか。それにも課題があるが、踏み出す勇気もほしい。
【2008/03/14】 | ページトップ↑
「広域連携大学構想」現実を理解しての対応が必要だ。
Date:2008-03-13(Thr)

昨日、敦賀で計画されている連携大学構想の福井新聞の論説で、地元の期待が語られ、検討委員会の構成メンバーが福井大学より公表された。

敦賀市の地元としても、30年前のアトムポリス構想の原子力大学に始まる長年の悲願でもあり、文化の谷間と言われた地域だけに、ようやく具体化の動きとして、私も期待し賛成するひとりだ。河瀬市長を筆頭に、国、県、市、福井大学と、これまでの関係者の努力に敬意を表したい。成功させたいが故にあえて、懸念材料をあげておきたい。

今年の年頭の記者会見で、河瀬市長は、「300人程度の規模が望ましい。海外からの留学生を受け入れ、世界に発信する施設にしたい」(産経新聞より引用)と語るように、敦賀市幹部の想いと現実の大学を取り巻く環境の厳しさのギャップがあまりにも大きいことだ。

市議会の本会議の議論を通じても浮き彫りになったが、市税と市民ニーズとの関係もあり、慎重かつ石橋を渡る謙虚さがほしい。私は、小さくてもいい、きらりと光る敦賀らしい連携大学になってほしいとの想いだ。「にぎわい」ずくりとイメージが先行する市長との違いでもある。

福井大学が公表した検討委員会のメンバー構成、素晴らしい顔ぶれだが、原子力に特化していないか、福井大学を中心とするあまり、各有名大学の協力がどれほど得られるか、などの懸念材料も浮き彫りになる。

文部科学省と経済産業省の原子力の人材育成(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/12/06122615.htm)によると、『近年、原子力分野においては、原子力産業の低迷や職業・研究対象としての魅力が乏しいとのイメージから、進学・就職を希望する学生は減少傾向。

これを背景に、近年の学部及び大学院の改組・大括り化の動きの中で、従来の原子力学科・専攻は、他学科・専攻との統合や名称変更により、エネルギーや環境等より広い分野を扱う学科・専攻の一部へと改組され、例えば学部については、平成7年度の7学科から、平成17年度の1学科に減少。

一方、原子力が教育課程に含まれる学生数で見れば、昭和50年代前半よりほぼ横ばいであるものの、学科・専攻の改組により原子力の専門科目が必修から外れるなど、原子力の体系的な専門教育のレベルは一般に低下。教授人材の関連他分野への流出も進展。』と原子力の現実を謙虚にとらえる必要がある。

数字をみても、全国の大学の学部の卒業生が二百人前後、修士課程も二百人前後でほぼ横ばいで推移し、博士課程も五十人前後で合計五百人もない。ここから各原子力分野への就職先は、50%も満たない現実がある。地球環境問題などから「今こそ、原子力だ」と意気込んでも、原子力に特化するのであれば、数十名が妥当なところだ。

福井新聞論説の「県内には原子力発電所が15基立地。軽水炉は加圧水型と沸騰水型の主力2機種があるほか、原子力研究開発機構の新型転換炉、高速増殖炉と異なるタイプが4種設置されているという他に例のない地域だ。原発の近くに研究・教育機関を設けることは将来の人材育成という観点からも重要。」と、説得力のある論調だ。学生にとって必要なのは、基本となる実験施設であり、研究施設だ。

その意味での若狭湾エネルギー研究施設の価値は大きいが、要である陽子線がん治療施設を福井市に持っていくなど、県のこの施設に関する一貫性がないなど問題も多く、学生が望む実験装置が整うか、県のこれまでにない協力が不可欠だ。

学科も原子力に特化していいのか、理工系離れ、少子化なども配慮しなければならない。敦賀市は、福井、京都、大阪、名古屋の中心として利便性はだれもが認めるところだが、都会志向の学生にとってけっして魅力的なところではない。

さらに、現在計画中のJR敦賀駅西再開発事業は、敦賀市の一等地、敦賀駅の南西に広がる1.7ヘクタールの区画、整備費用40億円とも重なる。また、学校法人からは固定資産税は入らない。土地は貸与したとしても、一般的な区画整理事業の回収は不可能だ。まして建物を敦賀市が提供し、将来の維持管理まで敦賀市が賄う余裕はない。

「にぎわい」とは何か、「活性化」とは何か、市長がイメージすることを私は、まだ理解できていない。連携大学構想、国に協力してきた代償という考えも大事だが、市場性、社会ニーズとも総合的に、将来に何が望まれるか、現実的な実現性のある息の長い対応をのぞみたい。 結論を急ぐあまり、現実を見失わない対応が必要に思う。
【2008/03/13】 | ページトップ↑
受益者負担とは・・・。(市民福祉会館の料金有料化)
Date:2008-03-12(Wed)

昨日も議会の代表質問。市民福祉会館の値上げ問題が議論されている。市民福祉会館は、昭和52年に出来、平成14年にリニューアルしている。温泉の泉質もいい。単純硫黄泉(25度)の敦賀トンネル温泉から引かれている。私も2度ほど訪れたが肌あたりはいい。

この会館の設置目的は、高齢者や障害者の保養及び機能回復訓練が第一の目的。そのために65歳以上の方の入場は無料(中学生以上500円)。この料金を受益者負担として、有料化が総合計画の第3期基本計画・実施計画に掲載されている。これをみてか利用者の間では、反対運動的な声も多く上がるようになった。各議員にも議会前に値上げ反対の要望が寄せられた。

敦賀市は原子力発電所の固定資産税や交付金に支えられて、この30年ほど、この市民福祉会館が象徴的でもあり、ある意味では、手厚い福祉環境にあった。この市民福祉会館でも介護保険が導入された当時、福祉を後退させないため介護認定で認定された方を対象にデエーサービスやホームヘルプサービスもあった(但し、現在はない)。

最近は、あらゆる場面で「受益者負担」という言葉が使われている。 かつては、法律用語が一般化されたもの。住民は税金を払う義務と同時に住民として平等に権利がある。その権利を行使して利益を享受する人とその権利を行使しないで利益を享受しない人がいる。その観点で施設など利用する方には受益者負担という考えで500円という使用料がある。

これに福祉的考えが加わり、これまでのご苦労に対する感謝ともいうべき「料金の無料」があった。難しく語ることでもなく、65歳以上が2割を超える敦賀市、市民福祉会館の維持管理費用のほんの一部を負担とする利用料金の有料化はやむを得ないと考えるがどうだろうか。

この議会でも河瀬市長からは「身の丈」という言葉が答弁で出された。わずか7万人口と原子力発電所の立地市を考えても、料金有料化は妥当なところだ。財政問題は、市民一人ひとりにとって、重要な課題との認識がこの議会の議論でも深まったように感じる。市立敦賀病院、水道事業にも共通する課題だ。

「受益者負担」の置きどころをどうするか、敦賀市も「身の丈」と将来の持続性を考えると妥当な判断をすべき時期にきている。

話は飛ぶが、テレビ報道で、今月8日、夕張市唯一のプール「市スウィミングセンター」で、雪の重みで崩れ落ちた屋根がプールに突き刺さっていた。財政破たんから一年、温水プールの営業を止めたため、例年なら溶けるはずの雪が残った。職員不足で雪下ろしも手つかずで、公共施設の維持も難しい。各種の料金は値上がりし、小中学校が一つに統合される。

そして、働き盛りの世代を中心に、人口流出が止まらない。大変失礼だが、壮大な社会的実験を夕張市は行っている。その夕張は19日から市民手作りの国際ファンタスティック映画祭でにぎわう。夕張メロンの定植作業も始まり、5月中旬には初出荷を迎える。行政と市民はある意味では対等だ。それだけ、市民力ともいうべき力が自然にわいている。北の大地から届く春の便り・・・。

行政とは何か、お任せ行政ではすまされない時期に来ている、それだけ議会もしっかりしなければならない。
【2008/03/12】 | ページトップ↑
敦賀にも自転車社会の到来か・・・。
Date:2008-03-11(Tue)

昨日も一日、議会の代表質問と一般質問。自転車が話題になった。私の時代は、自転車は日常茶飯事。平坦な四国の高松は今でも多い。自転車専用レーンも多い。自動駐輪場タワーも商店街に進出している。

古い話だが、「青い山脈」や「二十四の瞳」の映画のもう一つの主役が自転車だ。変化への期待を自転車に込めたのか。映画では4人乗りも新しい風の象徴だった。小説「二十四の瞳」でも、自転車は新しい風の象徴だった。昭和初期、洋服姿のモダンな大石先生が乗りこなす自転車は、小豆島の村民に女性の社会進出を強く意識させた。

しかし、それも今は昔。車社会の到来とともに、自転車は新風どころではない。私もときたまマウンテンバイクで市内を動くが、ママちゃりも含め、文明の香りどころか、むしろ時代遅れの風景そのものか。

そんな自転車にとって復権。環境問題にも通じる。敦賀での観光事業も・・・。昨日の福井新聞の三面の囲み記事で「3人乗りの自転車の規制がはずされる可能性」を取り上げていた。若い母親たちの反発が強かった。母はつよしだ。危険ではあるが、保育所や幼稚園の送迎では日常化している。規制が徹底されれば送迎は困難になる。敦賀ではほとんど車が自転車に変わっているからそれほどでもないが・・・。

私たちの子供時代は、たくましいお母さんの象徴でもあった。自転車の前と後ろに子どもを乗せる3人乗りは、子育て中の女性たちにとって日常的な行動だ。ただ、道路交通法などで禁止されていることは意外に知られていない。

昨日も子育て支援の質問が出された。敦賀の赤ちゃんの年間出生数約600人、いまだに減少傾向が強い。子育て支援は、いまや時代の趨勢でもある。3人乗りの安全よりも子育て優先とも思いがちだが・・。

敦賀市内も、自転車が安全に走れる道、自転車レーンの設置が国土交通省のモデルとしてその方針が打ち出された。敦賀駅から松綾中学校、敦賀高校、敦賀気比高校へと、通しやすい個所から設置していくとか。また、国道8号線の2車線化の自転車レーン設置も出された。ただ、市民にとって、まず必要なのは、木崎の通学が集中する自転車レーン。優先順位と訴えるが、「狭い道路では物理的に難しい、今後、整備するなかで・・」と。

通学路は、何よりも優先されるべき課題でもある。中学校の通学範囲とも関係する。時間をかけても安全最優先で取り組む姿勢も大事だ。地区だとか、見た目だとか、どうも大人の論理で動くのが常だ。

ところで、交通安全団体が幼稚園児を持つ母親らを対象に行ったアンケートでも三人乗り容認を求める意見が四割に達したという。警察庁は業界団体に試作などを要請するとともに、導入に向けた具体的な議論に着手するとか。

子育ての三人乗り、通学路の安全、運転者のマナーや無謀な運転は避けるべきだが、国、県、市の行政には自転車専用道路や自転車専用レーンの整備がこれまでになく求められる環境になってきた。観光でもスポーツバイクの話も出た。市内の自転車専用道路の延長要望もある。

いずれにしても安全最優先、道路の拡幅など課題を一つずつクリアしながら、自転車社会が敦賀にも訪れるのか・・・。
【2008/03/11】 | ページトップ↑
給食費未納問題・・・・。
Date:2008-03-10(Mon)

昨日は、青天の小春日和。気温も17度。暖かい日差しは久しぶりだ。
NHK連続テレビ「ちりとてちん」、女房がはまった。視聴率こそ飛び抜けていいわけでもないというが、見ている人の熱中ぶりはすごいらしい。かくいう私も今になって面白くなってきた。セリフがいい。

「不器用でええやないかい。不器用なもんほどぎょうさん稽古する。ぎょうさん稽古したもんが誰よりも上手なるんや」、「・・・・研いで出てくるのは塗り重ねたもんだけや。一生懸命生きとったら、悩んだことも苦しんだこともきれいな模様になって出てくる」・・・どれもうーんとうならせる教えが詰まっている。

この教えとは全く違うが、小・中学校での学校給食の未納額が全国でも敦賀でも話題に上るようになった。なかには「義務教育だから払わなくていい」などと主張する保護者もいることが、報道でも大きく取り上げられた。振り込みになったため子供は親が払っていないのを知らないことが多いとか。

ところで、学校給食法の第4条に、目的として「児童及び生徒の心身の健全な発達に資し、かつ、国民の食生活の改善に寄与する」としており、国や市町村に対しては「学校給食の普及と健全な発達を図るように努め」という任意既定であり、努力既定でもある。また、「・・・生活保護者に準ずる程度に困窮している保護者は対しては補助することができる」と第7条に規定。つまり、学校給食を重要性は認めつつも、その実施は「努力義務」、福祉でもあり、必ず実施することまで求めているわけではない。法律は、戦後の飢餓的状況から子供たちを救おうとの福祉的性格から始まったことによるとものの本に書いてあった。最近は、食育という教育的要素が強くなった。

さらに法律は、学校給食の施設・設備や職員の人件費は、学校の設置者(市町村他)の負担、それ以外の材料費などの費用は保護者の負担とすることを明記している。

しかし、未納分をどう補っているかという実態は、学校が他の予算等から一時補填など、最近ではPTA会費からの運用など様々。マンモス校では多額になるとの話もある。

給食費が払えるのに払わないのは法律違反。保護者としての義務教育放棄でもあり、このまま放置できないことは確かだ。

私は、給食費の管理運営責任は学校が基本とは思いつつも、ここまでくれば教育委員会、さらにいえば、法律上は、市町村に徴収事務の責任も関係するとも思う。

とにもかくにも増えつつある未納問題をこのまま放置できない段階に来ているのではないか。何か大事なものを未払いの親は、失っている。親が親なら子も子も・・となるのが世の常だが、・・・。
【2008/03/10】 | ページトップ↑
持続的な敦賀市の水道事業にするには・・・。
Date:2008-03-09(Sun)

敦賀市内にも名水が幾つかあるが、「吉河(よしこ)の名水」は、なぜかうまい。観光ガイドブックにはどれも載っていない。原子力PR施設「あっとほうむ」への上り坂を通り過ぎて30m左手に「樋ノ水地蔵」がある。そこだ。

環境省が新しい名水百選の認定作業を進めている。水量や水質、地元の保全活動などを基準に、環境問題が主要議題となる七月の北海道洞爺湖サミットまでには発表される予定だとか。吉河の水は選ばれないだろうが、それもいい。

敦賀の水道事業も、節目を向けている。下水道料金の値上げもその表れだ。少子高齢化社会、節水型社会への移行などによる水需要の減少傾向や大量の施設更新期を迎える。水源水質の悪化に対応した浄水処理の高度化や環境対策、地震等の災害対策も急務。その上、敦賀市は拡大した住宅から下水道整備が遅れている。今回の水道部の判断は料金値上げは妥当でもあり、それまで放置してきたこと事態が問題といえる。

下水道を整備することは、利用者を増やすことになるが、それまでの設備投資が、今の約180億円の借金を増やすことにもなる。老朽化施設の更新、耐震化、高度浄化などはいずれも料金収入の増加に結び付かない。いずれにしても料金値上げや経営改革が迫るしかない。

水道は上下水道とも市民生活に欠かせないものだけにどう持続的に事業を継続させるか、今後も、市民生活の必需品であり、要望も限りなく続く。この矛盾と現実は、しっかりと把握し、経営も中期ビジョンを明確にし、透明性をあげ、将来に責任を持つ事業展開とあるべき姿を模索する時期に来ている。

特に下水道は地下の見えない事業だからと、なぜか遅れがちだ。それでも必要なものは必要だ。ただ、闇雲に拡大を続けることもできず、市民要望も多いから、すべて実施という時期でもない。整備の遅れを説明責任をもつこと、できないのであれば、それまでの方策、あるいは合併浄化槽の利用など、抜本的に中期ビジョンを示す時期に来ている。

水道の蛇口から出る水にせよ、こんこんとわき出る名水にせよ、天からの「もらい水」であることに変わりはない。それを受ける下水道は、環境保全からも必要だ。どう市民に公平に公正に、財政を考えながら配分するか、議場で中期ビジョンの必要性を訴えた。まだ、理解が得られる段階ではない。これからも機会をとらえて市長には提言する。

いずれ、下水道分野は国土交通省からも地方切り捨てともいうべき、中期ビジョンの策定を要求してくることは確かだ。この分野の財政破綻は、どこの市町村も同じだ。敦賀市も独自に自律的とは言わないまでも、その対応策を財政も含めて中期ビジョンを早急にまとめて、市民に説明するべき時期に来るだろう。それほど、水道行政は、いままで無頓着すぎた。
【2008/03/09】 | ページトップ↑
敦賀港の正念場
Date:2008-03-08(Sat)

昨日は、議会の代表質問。朝から晩まで。今は、議会から離れたい心境だ。それでも、何か話題を絞りたいが、進政会の宮崎議員の代表質問で、敦賀港と新潟港、伏木富山港の比較。
 
合わせて、昨日の日経新聞の見出し「金沢港、コンテナ量急拡大・07年16%増、建機の輸出好調」と中を読んでいると、敦賀港の落ち込み報道。これで、福井新聞、中日新聞に続いてのもの。
内容は、「北陸3県の主要港湾のうち、金沢港のコンテナ取扱量が急速に拡大している。建設機械市場の拡大を追い風に、コマツなどが輸出を伸ばし、2007年は前年比16%増になった。伏木富山港は建材関連の輸入減などで伸び率が鈍化。」と述べ、

一方、「敦賀港は航路減で大幅に減り、明暗を分ける形。アジアとの貿易で存在感が増す日本海沿岸の港湾だが、船便や荷主企業の誘致などで差が広がり始めたようだ。」 と、敦賀港のコンテナ減少原因を明確に言い切っている。

金沢港のコンテナ取扱量。前年より16%増えた。特に輸出が好調で33%増。新興国向けが好調なコマツが輸出を拡大しているのが大きい。金沢港の今秋、3万トン級の大型船が寄港できる岸壁の運用が始まる。水深はそれでも13メートルだ。

一方、敦賀港は、コンテナ取扱量が31%減。貨物需要の減で中国航路の休止。とくに、日本電気硝子の液晶テレビを敦賀港から大阪港に変えられたのは大きい。
金沢港の背後のコマツ建機の輸出が大きい。背後産業の金沢港との関係が好循環につながっている。

敦賀港は背後産業がまだまだだ。だが、逆を言えば、滋賀県のヤンマー、日本電気硝子、敦賀の東洋紡と可能性があるということでもある。 それに成功するかどうかは別にして、米原の物流センターとの構築もしっかりすべきだ。長い意味では背後産業の形成は、重要だ。東洋紡も一つだが、それだけでは足らない。第二産業団地も早急に検討すべきとの考えが、私の意見だ。これからが敦賀港の正念場だ。
【2008/03/08】 | ページトップ↑
敦賀の処分場問題の矛盾と現実
Date:2008-03-07(Fri)

レフ・ヴァウェンサ、日本ではレフ・ワレサの表記が馴染み深い。ポーランドの電気技師からポーランド共和国第二代大統領。ノーベル平和賞受賞者でもある。東西冷戦崩壊の旗頭として、もっとも注目された大統領でもあった。1994年12月に来日。当時私も東京にいて、その風貌と笑顔は忘れられない。たまたま、

ネットで熊本日日新聞がこの時の講演を取り上げていた。『ノーベル平和賞を受賞したポーランドのワレサ元大統領が来日した時のこと。ワレサ氏は自主労組「連帯」の指導者。社会主義国ポーランドの労組は官製だが、「連帯」は自由への希求が背骨のように組織を貫いていた▼「『連帯』をつくる前は、梯子(はしご)で言えば一段目から世界を見ていた。『連帯』をつくってからは二段、三段と上り、見える世界が広がった」。そして少し困った顔で言った。「見える世界が広がった分、矛盾も多くなった」▼ワレサ氏は講演を「しかし矛盾から逃げないつもりだ」としめくくった。』と取り上げている。ワレサ氏は、明治大学との縁が深く、この講演も明治大学で行われたものか。

議員となって、敦賀の処分場問題に取り組むと、ワレサ氏の言葉ではないが、処分場問題で、一方的な意見だけでは、真実が見えなくなることを学んだ。平成12年当時、福井県は、違法にも13倍もあった処分場を「まだ余裕がある」「企業秘密」と、平然と語っていたことと、現実の矛盾を、「おかしいな」というところから、調べることから始まった。

まずできることから、議会の議事録、委員会の議事録、10年分は読んだ。議会も市役所もある期間、この問題から議論を避けていると思える期間が存在するのだ。政治的なものか、見て見ぬふりか、暴力団の影か。私も議員になったころ、ある方から、ゴミ問題だけはかかわらないようにと、アドバイスを受けたことがある。それだけ矛盾も多く、なぜ行政が、こんな対応をするのか、不思議でならなかった。

解体工事が始まった敦賀市野神の建物と土地を所有する整理回収機構と、キンキクリーンセンターの破産管財人は5日、福井市内で記者会見。同機構の債権として所有する同市樫曲の処分場の土地の担保権を放棄する方針を示し、管財人は4月末にも一連の破産手続きを終える。最大債権者である同機構が担保権を放棄すると、処分場の土地の一部はキンキ社名義に戻る。また、県は5日、県庁で記者会見。4月から本格化する抜本対策工事終了後は、同工事の対象区域約21万平方メートルを、廃棄物処理法に基づき、県への届け出がないと形状変更できない「土地形質変更を制限する区域」に指定することを明らかにしている。

民法の第207条「土地の所有権は、法令の制限内において、その土地の上下に及ぶ」の土地所有権を、キンキ名義を福井県が測量なしでも簡単に名義変更は可能だ。それも県税がかかることがない。処分場は計約20万平方メートルあり、うち約5万4千平方メートルがキンキ社の所有。県の「土地取得に必要な境界確定や用地測量が困難」と取得を断る理由にはあたらない。土地を持つことによる管理責任を放棄しているのではないか。

この処分場の土地を法務局で調べると「抵当権」や「土地所有権」など、過去の業者がいかに暗躍したが、名義を見ていると、わずかながらも見えてくる。この問題を背景にある団体は法律をバックに何をするか、それも正当性をもって、権利行使する可能性を捨てきれない。処分場だけではなく、土地がらみは多い。弁護士に、その現実を目の当たりに聞かされる。

それだけに福井県の措置が妥当とは思えない。完全に断ち切ることがなぜできないのか、矛盾だらけだ。

ワレサ氏と同様、処分場問題を調べれば調べるほど、「見える課題が広がった分、矛盾も多くなると同時に、私も矛盾から逃げないつもりない」と大上段に構えても、この問題は、その矛盾をどう受け入れるか、でもある。市民が受け入れられるか、この問題は根が深いだけに、はい、そうですかというわかにいかない、矛盾と現実が存在する。
【2008/03/07】 | ページトップ↑
最後まで責任を持つのが抜本対策だ(敦賀のゴミ問題)
DATE:2008-03-06(Thr)

寒さで起きてしまった。高値がこたえた灯油の買い出しはあと何回だろう。今季はそんな待ち遠しさもおぼえる。原油も104ドルを超えた。投機というが、・・・。
一方で、上昇といえば、四国からはヒバリの初鳴きの便りが届く。小学生ころか、ヒバリが麦畑で、緑が芽吹き始めた野辺で、空を仰いでみると、見事な滑空、舞い上がっての「ピーチュクピーチュク」は今でも耳に残っている。

麦畑と言えば、関連性がないが、小学館の少年サンデーと、講談社の少年マガジンの週刊誌を思い出す。当時は、金がなかったので、ガキ仲間と小遣いを出し合って何とか買えた。ある麦畑で青空のもと回し読みしていた。当時の私たちの必読書だ。これを読まなければ話題についていけない。発売日を待ち望んだ。

両誌のすさまじい競争は、それぞれに面白い作品を残した。根性ものの「巨人の星」と、私は戦後最大の作品と思っている「あしたのジョー」、いまでも愛読書でもある。赤塚不二夫さんのサンデーの「おそ松くん」の「シェー」のスタイル、小学校の流行スタイルだ。同じく赤塚さんのマガジンの「天才バカボン」も面白かった。

今から考えると高度成長下であったか、三角ベースの草野球、呼び名は忘れたが「パッチン」というカード遊びから、週刊マンガや怪獣のテレビへと、興味も変わった。中学になると部活動や何やらでガキ仲間もそれぞれに散っていった。漫画も、パソコンや携帯電話でも読める。表現方法も多様化が進んでいる・・・。豊かさとは何か・・。前置きが長くなった。

ところで、敦賀市樫曲の民間廃棄物処分場問題の残作業、「迎賓館」とも「ごみ御殿」とも言える豪邸の解体が報道された。債権者である整理回収機構(RCC)の解体作業の開始だ。

また、RCCは、県が抜本対策の行政代執行を行っている処分場の引き取りを拒否したため、担保権を近く放棄する。処分場の登記上所有者として、処分場の運営企業であったキンキクリーン社の名義が残ることになる。 豪邸解体の理由は、建物がなくなれば、うわさされる団体が土地を買い取るメリットがない。解体後は宅地として販売することは理解できる。

一方の処分場そのものの福井県の所有権放棄は、納得ができない。県は「所有権がなくても管理を徹底する」と説明しているが、処分場の境界確認や用地測量で困難としているのは、将来まで管理することはできないとの方便ではないか。行政代執行中はまだしも、抜本対策工事や放出水管理が終わった後、廃棄物処理法で土地の利用が規制できるか、疑問が残る。

香川県の豊島では、土地に関して、不法業者が、ゴルフ場にするとか、なにかで、嫌がらせなど問題を起こした。樫曲の処分場もわからない。ゴミの封じ込めを選択したことは、将来にわたって、福井県民で背負うということである。所有者の背後にある団体は、いまでも現存として残っている。これでいいはずがない・・。責任逃れでここまで大きくした福井県でもある。最後まで責任を持つことは当然と思うのだが、・・。それが抜本的対策だ。
【2008/03/06】 | ページトップ↑
北陸新幹線と敦賀駅舎建設(追伸:一般質問原稿)
Date:2008-03-05(Wed)

北陸新幹線の敦賀までの一括認可があやしくなってきた。理由は財源問題だ。自民党整備新幹線等鉄道調査会の久間章生会長は、財源問題で優先順位を付け、福井駅までの段階的認可の可能性を示唆したこと。さらには、JR東日本の清野智社長は財源捻出の算定根拠となる使用料(貸付料)と新幹線延伸によるJRの増収(根元受益)について「開業直前にならないと算出できない」と、JR側が昨日、きっぱり拒否した。

事実上、財源問題は暗礁に乗り上げたと受け止めざるを得ない。現段階で、福井駅迄はまだしも、福井駅と敦賀駅間は、段階的認可が考えられるなど、難しい状況と言わざるを得ない。今日、旭副知事、敦賀市長、敦賀市議会議長と東京に陳情に行く。

ところで、北陸新幹線の動向で棚上げ状態となった敦賀駅舎の建設問題について、私は従来から主張している通り、新幹線の結論が出るまで、敦賀駅舎の改築は行うべきではないとの考えだ。

たとえ、建設時期が延期されたとしても、とりあえず敦賀駅舎を改築して、将来、新幹線ホームと駅舎をつなぎ合わせるというあいまいな計画で、敦賀駅舎を建設すべきではないと考えでもある。なぜなら、新幹線が来ることになれば、敦賀駅構内は広く、在来線も含め、位置関係が大きく変わる。百年の大計でものごとを考えるべきだ。

計画中の敦賀駅舎建設によって、お客が増えることはないし、老朽化しているものの、現在の駅舎で十分機能している。建設費用約20億円をかけるにはあくまでも慎重であるべきだ。
たた、駅のバリヤフリー化については、法律上の期限もあり、見積総額7億円、県と敦賀市の持ち出しも2億円程度とか、これからは、30年、50年のまちづくりの根性が必要ではないかと思う。

なお、一般質問の内容は、新幹線問題、処分場問題を加えて、相当、修正しました。以下をクリックしてください。
 
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【2008/03/05】 | ページトップ↑
二つの残された大きな課題・・・敦賀ゴミ問題
Date:2008-03-04(Tue)

昨日、早朝も早朝。携帯の電話が鳴った。朝日新聞のトップ記事「福井のごみ山後始末 14億円、全国60自治体に請求」(http://www.asahi.com/politics/update/0303/TKY200803020173.html)(東京ではトップ記事、関西版は社会面・・・理由は不明)。

私の記憶では、全国版の社会面で取り上げられたが、正真正銘のトップ記事は初めてではないか。電話をくれた友人は、この問題で心配もしてくれ、貴重なアドバイスを、私にしてくれていた。何かと同情的な電話。ありがたいが、時間を考えてほしいものだ。

この問題で、2月初旬より東京と大阪本社の記者が、敦賀に来て取材していたことは承知していたが、一昨日と昨日、これほど大きく取り上げたことは、かつてなかった。敦賀のごみ処分場問題も、市民がすべて納得いかないまでも、ある一定の結論が出され、安心・安全に向けてようやく動き出した中で、最後に残された大きな「二つの課題」と言ってもいい。

本来負担しなくていいはずの、市民の市税負担を軽減する上でも、問題点を明らかにしての記事でもあり、すべて敦賀市よりとはいかないまでも全国的に取り上げられたことは評価したい。

新聞報道にある『民間最終処分場の環境対策工事の費用負担をめぐり、自治体が対立している。焼却灰などを運び込んだ全国60の市町村や組合に敦賀市が約14億円を請求したが、多くの自治体が支払いを拒否・保留、2月下旬に連絡会の設置に動き出した。自治体が扱う一般廃棄物は自区内処理が原則で、区域外で処理した場合の「排出者責任」をどこまで負うべきか、不明確なことが問題の背景にある。』という内容は、大きな課題であることは確かだ。

およそ20位の団体が拒否し、ネットワークを組もうとしている。法律は、「排出者責任」を明記するも、自治体は性善説か、その後の措置まで書かれていない。それでも、環境省は道義的責任として、各自治体に支払義務を果たすよう文書で求めている。

60団体の最高でも約2億円、最低で10万円、ゴミを搬入していない敦賀市は7億円(もし、支払いをすべて拒否されれば、20億円)という事実は、市民感覚とすると許されないだろう。

朝日新聞の記述で、『ごみを受け入れた側の敦賀市の角野喜洋市民生活部長は「私たちは一つもごみを入れていないのに7億円も負担し、未来永劫(えいごう)、余分なものを抱え込むことになった。環境と市民の健康を守る工事であることを分かってほしい」と強調する。 』というくだりは、敦賀市民としては、もっとも言いたいことだ。

全国の1844市町村のうち342市町村は最終処分場を持っておらず(05年度環境省調べ)、民間の処分場に埋め立てを委託している。敦賀市は、キンキの処分場に入れずに、最終処分場を金山、木崎、さらに現在、赤崎と巨額な金をかけて、処分処理してきた。処分場に適当な場所がなかったり、住民の反対で造れなかったり、民間に委託した方が安く済む、済んだから、過去は過去と、簡単に済まされることには、敦賀市民として、納得がいくはずもない。

また、2日の社会面のトップ記事「東京ドーム約1個分のゴミ違法搬入、背後に暴力団の影」(http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200803010116.html)は、この問題の本質にも通じることでもあり、最後の解決を目指す上で、責任の所在を明らかにするうえで、重要な課題である。

中でも、『民間廃棄物処分場で、土地の行方が宙に浮いている。債権者の整理回収機構と、破産管財人が県に無償譲渡しようとしたところ、県が拒否を表明したためだ。このままでは処分場の一部は暴力団と関係のあったとされる業者名義のままとなり、環境対策に支障を来す恐れが出るとの指摘も出ている。回収機構や破産管財人は「行政の責任放棄だ」と県の姿勢を厳しく批判。』という記事内容は、まったく同感でもある。

とくに『破産管財人の一人の川村一司弁護士は「キンキ社は暴力団との関係が取りざたされていた。関係を一切断ち切るには行政が管理するべきだとの考えだ」と話し、回収機構も「社会的な意義を重視し、回収など本来の業務の枠を超え、あえて要請に踏み切った」と言う。』という記述は、県も尊重すべきだ。

この二つの課題は、昨日も糀谷県議とも相談し、市議会の一般質問か、環境対策特別委員会でも取り上げていきたい。
【2008/03/04】 | ページトップ↑
一般質問の原稿作成は・・・・。
Date:2008-03-03(Mon)

昨日は、穏やか一日でしたが、女房の両親の世話で右往左往。私たち世代50代の世代は、両親が80代、認知症であったり、癌であったり、現実は受け入れなければと、女房に言っても、そう簡単な問題でもないとわかるが、介護の現実と、改めて認識せねば・・・。

一般質問の原稿を書きながら、何を伺うべきか、調べたものと突き合わせる。感覚的なことを、議場では述べるも、時として大事だが、裏付けがなければ、言葉は悪いが、化けの皮がはがれるともいうべきか。

大項目二つ。ひとつは、敦賀港と産業誘致、二つは、協働のあり方。難しく、抽象的なものだが、何か必要な施策だ。他力本願的な市民性がはびこる現在、行政も、何とかなるでは、せっかくの機会を失うことかもしれない。以下に原稿素案を記す。

一般質問原稿素案(2008.03)REV.0

1. 敦賀港と産業誘致について

冒頭申し上げたのは、地球の中で敦賀を考え、百年の大計の長期戦略と、人口増加の観点で、敦賀の将来を見据えるべきだというのが、基本的な私の考えです。今、世界は急速に変化しています。豊富な労働力を誇る中国やインドの成長が本格化し、世界経済に大きな比重を占めつつあります。加えて、豊かな資源で潤うロシア、さらには韓国、台湾のアジアの新興勢力も台頭する一方で、アメリカ経済は混迷を深め、20世紀に覇権を誇ったアメリカを中心としたパワーバランスは、多極化へと大きく転換しています。日本は、今、未曾有の厳しさ、難しさをはらんだ時代の中にこの身を置いています。

しかし、私たちはここに改めてかつて日本海側の最大の港としてきた大和田荘七翁など、先人に学ぶべきだと思うのです。敦賀ならではの地政学的な特性を活かし、有効な施策が実現したならば、更なる発展を続けることができると確信をいたします。そのために、この時代に立ち込める不安を乗り越え、新たな敦賀を目指していく我慢強さと気概を持ち続けるべきと考えます。

具体的に申し上げますと、敦賀新港の運営が敦賀の更なる発展のキーであることは確かでもあります。新日本海フェリー敦賀フェリーターミナルへの移設、加え、「多目的国際ターミナル」の建設、すなわち、完成すると水深14mで5万トン級の大型船舶が接岸できるのであります。世界の物流が増え、物流形態がコンテナ化と大きく変化する中で、時代を得た敦賀港の可能性を見ることが出来ます。

先般、議会の産業経済常委員会で新潟港、富山伏木港で視察調査した中で、コンテナ貨物の取扱量が年々増加する要因は、中国、韓国の国際的な物流要因に加え、新潟、富山両港とも、埠頭運営組織の第3セクによる民間活力化や県と一体となった国内での営業努力、それに長期の物流量を支える周辺の工業団地、エネルギー基地など、自前の自律的、総合的な努力を行っているといっても過言ではありません。

ここで、敦賀港のコンテナ貨物量が落ちるのか、ブラウン管から液晶化という直接的原因はあるにせよ、今後の新ターミナル完成にあたり、先に述べた総合力の充実に加え、長期的な戦略とたゆまない努力が必要なことは言うまでもありません。

①敦賀港多目的国際ターミナル
そこで、新ターミナル2010年の本格供用開始に向け、貨物集荷を促進するため、中国、韓国のポートセールスは当然としても、背後の市町だけでなく、滋賀県、中京圏にもたゆまない営業努力をすることが重要と考えるのは、誰もが認めるところです。

先般、福井新聞論説で、西日本最大規模の最先端物流基地「滋賀統合物流センター(SILC(しるく))」との取り組みで「中京、阪神などに比べ福井からの具体的なアプローチはほとんどない」状態と述べられ、さらに、「敦賀港の利活用策を含め対応は大きく立ち遅れている。」と言い切られている。そして、最後に、「米原市都市整備部では『大阪港は輸入超過が悩み。出す荷物さえ確約できれば応分の負担はするとまで言う。敦賀のライバル四日市港も滋賀の企業訪問を繰り返すなど熱意が伝わる』と本県勢の立ち遅れを指摘する。競争激化の中、SILC稼働までの時間は短い。県はじめ関係者は新時代に適合した物流戦略と港湾整備を急いでほしい。」と重要な指摘と要望を行っています。県の対応をさることながら、敦賀市、事業者と連携した三位一体で、物流センターや有力な事業者などへの国内での今まで以上の働きかけも必要ではないでしょうか。市長のご所見をまずお伺いいたします。

次に、国際ターミナル供用開始に合わせて、指定管理者制度の導入と委託先として、民間活力を導入した第三セクターの設立との具現化が検討されています。具体的には、大きさの違いがありますが、博多港埠頭(株)の資本金7億円の51%が福井市、残り24社が出資し順調に運営しています。先ほど、述べた新潟港、富山伏木港も地元自治体、地元業者、大手運輸業者と共同で運用しています。敦賀市としても、これまでの経緯を考えるならば、未来志向で積極的に責任を持った対応と行動によって、福井県や地元事業者とともに、運営に関与することが肝要と考えます。今後の敦賀市のこの国際ターミナルの運営にどう取り組むのか、市長としてのご見解をお伺いいたします。

②産業団地
次に、敦賀港と連携を考えた総合的な長期戦略という立場と総合計画の人口増加の観点で、産業団地の企画、整備、2年で7割の売却は、河瀬市長13年間の最大の功績でもあり、また、昨年、打ち出された市内各企業の遊休地の企業の利活用促進策などは、時期を得た施策と評価するものであります。そこで、産業団地や企業誘致促進策における費用対効果、さらに、雇用や固定資産税など敦賀市への影響をお伺いし、合わせて、市長として、総合計画の実行という観点からこれをどのように評価しているのかをお伺いいたします。

次に、市長マニフェストで「新産業団地の整備の検討」とあります。現在の検討の進捗状況と、今後の実行について、現段階での市長のご見解をお伺い致します。

2. 協働のあり方について

 第4次行政改革大綱にある第一項目にある「効率的かつ自律した行政主体の確立」の中で、「経営感覚をもった効率的行政主体の確立」と「住民との連携、協働活動の推進についてお伺いいたします。今日における行政改革の一番のキーワードが、市民、地域、NPO、TMO、事業者などの協力、連携、すなわち「協働」であることは、どこの自治体も共通するところであります。誰もが頭では分かっていても実践は難しいのが、現実ではないでしょうか。各地域、各事業主体においても、市民、住民の動きが自主的に自律的に醸成されるよう、市の各部が「協働」という共通概念を共有化し、積極的に働きかけを行い、新しい土壌づくりをすることこそが、行政改革の実行するうえでの基本姿勢と考えます。

20年度の当初予算を見ても、企画政策部の「協働」に関する支援事業を始め、観光協会、まちづくり会社支援、教育委員会の公民活動などに配慮されていることは、評価もし、その効果に期待するところであります。まず、申し述べたいのは、「協働」において各地区自治活動の動きが、極めた重要なものと言えます。特に、区長会、公民館の関係には留意し、調整を行うなどの配慮が必要であり、地区組織の成熟や防災機能強化など、活動も役割も多岐に複雑化してきているといえます。ここで、地区の原点ともいうべき地区公民館の公民館長の民営館長の任用もほぼ平成20年度で終了する予定です。民間館長の成果や課題も整理し、今後のあり方を構築する時期に来ているのではないでしょうか。

地区公民館を自治の拠点ならびに、生涯学習の拠点としてこの位置づけを変えず、自治機能を加えるというは、至難の業でもあります。しかしながら、ここまで地域重視がさけばれ自治機能の充実が求められる現在、もはや単なる公民館利用者中心の施設ではなく、地域コミュニティーのかなめとしての拠点への転換は時代の要請するものと思われます。行政改革の一つに、私は生涯学習やスポーツ、文化といった部門を地方教育行政の法改正を契機に、教育委員会から市長部局に移すことも、以前、提案させていただきました。改めて、ご提案申し上げ、また公民館のあり方の検討や公民館職員の役割も見直す時期ではないでしょうか。市長のご見解をお伺いいたします。

次に、産業経済部の所管であるまちづくり会社の位置づけも改正まちづくり三法と中心市街地活性化の見直しと、市民との「協働」や利益の還元という観点でも、活動の領域を広げる必要性があると思います。また、これまでの反省に立って、その役割を発展的に見直す時期に来ていると思います。商工会議所との関係や自律的側面を目指すという観点での資本金の見直し、組織のあり方、人材配置ならびに育成、そして重要な事業の見直しなど、今後、どうするのか、現段階における市長のご見解をお伺いいたします。

さらに、企画政策部に市民活動支援室を設置して2年、関係者の努力によりようやく、NPOの育成など、その方向性が定まり、市民、事業者、そして行政との「協働」は、これからがスタートだとの認識ではないでしょうか。一方で、保健福祉部所管の社会福祉協議会、子育て支援センターとの関係、さらには、産業経済部所管の民間が中心となるまちづくり会社や観光協会との連携、さらには、市民の自主的活動に対しての育成、支援、連携、さらには意見のくみ上げなど今後の重要な施策であり、行政が横断的にかつ総合的に「協働」という概念を共有化し、推進していくことためにも、市役所本庁との関係や、今後の推進体制など考える時期に来ているともいえます。市長のご見解をお伺いいたします。

最後に、「協働」の概念を進めていく上でも、市民活動やまちづくりにおいても、人づくりこと、人材育成はその基本であります。一例を申し上げますと、かつて、総合計画立案や人材育成の観点でのまちづくり学舎を設置し、そこで育った人材が、市の各分野の審議会、協議会等諮問機関に積極的な参加し、自ら、まちづくりのリーダーとして活躍して、現在があります。このような観点から、現在の支援策だけではなく、一歩進んだ、人材育成的な積極的な施策も重要ではないでしょうか。市長としてのご見解をお伺いいたします。

・・・・・・・・字数で4000字。約15分、まだ素案と受け止めていただければ幸いです。ご意見やご要望をいただければ幸いです。
【2008/03/02】 | ページトップ↑
「ちりとてちん」と塗り箸
Date:2008-03-02(Sun)

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が、ようやく大詰めを迎える。毎回とはいかないが、ついつい見てしまう。ドラマの内容も笑いあり、ペーソスあり面白い。「あの小浜弁はなっとらん」と悪口を言いながら、同じ地方としては、なぜか許している。

ちりとてちん効果というか、最近ではオバマ効果も加わり、小浜は、明るい話題が多い。若狭松下の撤退など人口減少と高齢化が進む小浜市が少しでも元気なればと思うのは、私だけでもないはずだ。

特に、元気を取り戻したのが、若狭の「塗りばし」。仕事部屋がよく映るので、はし作りに興味を持った人も多いだろう。貝殻などを散りばめ、漆を何度も塗り重ねる。磨きをかけると輝きを増し、まさに芸術品だ。全国生産の8割。職人気質も大阪人らしい設定。職人だった祖父のベテランの米倉斉加年演じる名工の言葉は味わい深い。「人間もはしとおんなじや。研いで出てくるのは塗り重ねたもんだけや。」と、職人言葉が耳に残っている。

塗りばし人気は、東京や名古屋のデパートからの注文でわかるとか。番組以前に比べ数倍とか。まさに「ちりとてちん」効果だ。環境意識の高まりで、身の回りの自前の塗りばしを持ち歩く「マイはし」派も増えた。環境問題でこだわる、同じ仲間の坂井市の副議長が、さりげなく背広の胸ポケットから取り出す様は、いつも感心してみている。

はしの持ち方一つにも、その家のしつけが現れると同時に文化でもある。はしは、日本文化そのものだ。私の出身地、香川県の讃岐うどんと「割り箸」は、きっても切れない。どちらかというと、塗りばしだとめん類は食べにくい。こだわる人はこだわるのである。我が家では毎朝食べる「讃岐うどん」は、「塗り箸」でもなく、「割り箸」でもなく、毎回洗う「木の箸」だ。

一方、その影響でもないが、日本の割りばし業界は、窮地に立っている。値段も物量も合わないとか。中国からの安い輸入品に押され、一部の高級品以外は風前の灯とか。林野庁の調査によると、06年の生産量は13年前に比べ89%減少。もはや、存在することすら奇跡とも。

業界の方、曰く『使い捨ての代表のように考えられがちの「割りばし」だが、もともとは「もったいない」精神の産物である』と言い切る。『森林から切り出した木を捨てるところなく利用しようと、間伐材や端材を使って商品化したのが始まりで、現にそうしている』というのだ。さらに、『林業は環境産業だ。ところが外国では大量伐採で、日本では逆に伐採が進まず放置されて環境が悪化している。人間が手を入れたところに手をいれられない、いれなければどうなるか。現実を忘れては困る。日本の割り箸と輸入の割り箸をいっしょにするのは、どうか」と切実な話だ。

私は「マイはし」派をけっして否定しているのではない。むしろ運動として、推進すべきとも思う。割り箸は、ゴミの量からすると相当な量になる。それも輸入材は、日本への輸出目当てで森林伐採とも聞いた。日本材と輸入材の違いも分かるはずもない。かく言う私も「マイはし」を持っているが、洗うたびに忘れる・・・。

目くじらを立てることでもないが、森林伐採、森林破壊は、割り箸ばかりではない、環境問題も加わり、深刻であることは確かだ。今回のNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」は、伝統文化の大切さや職人気質、落語の面白さ、環境問題等、教えてくれた。何よりもご当地の映像効果は大きい。それも天下のNHK放送だ。3月で終わるのが寂しい気もする。次は、オバマ効果か・・・。
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