利益優先から環境優先へ・・・・・。
Date:2008-04-30(Wed)

ゴールデンウイークに野坂山や天筒山、池の河内、中池見を散策する人も多かろう。さわやかな新緑の中を、植物や小鳥の声を楽しみながら歩けば心洗われる。先週も池の河内を訪ねるとウグイスが鳴いている。

環境省は、この里山を世界の生物多様性保全のキーワードに据える。中池見や池の河内のように自然環境を守りながら利用を進める取り組みを提案する「SATOYAMAイニシアチブ」というのがある。持続可能な自然利用の指針をつくるという。確かに、里山は人と自然の共生という先人の知恵と伝統の産物だ。

しかし、現状は高齢化や過疎化、燃料に薪を使わなくなったなどで手入れが滞り、荒廃が広がっている。生態系にも影を落とす。また、先日も池の河内の手前の元キンキクリーンセンター(株)の安定型処分場を久しぶりに訪れた。処分場であった時分は、安定型だがなぜか悪臭が強く「これでいいのか」と絶句するほどだった。

今は、当時の臭いもなく緑に覆われている。樫曲を入れて7箇所の民間廃棄物処分場が存在したが、現在は、その大半が閉鎖だ。違法を続けた樫曲の民間廃棄物処分場の閉止は、他の処分場へも波及したことは間違いない。明らかに福井県の管理が、2000年8月を境に変わった。

ところで、連休中、晩春の穏やかな潮の流れが、瀬戸内の島々へ目を転じると、かつての不法投棄の島、「豊島」とそのゴミを無害化するする島「直島」との環境コンビ。直島の変身は目を見張る。宮浦港に上陸し、レンタサイクルの手続きをして、自転車での島めぐり。かつての禿山の島、精錬の島、風景が大きく変わった。

環境の島へ転換だ。島内いたるところ、山の斜面に淡い、かれんな赤紫色のヤマツツジが群れ咲く。2004年7月に開館した地中美術館がその象徴だ。設計者は安藤忠雄さん。モニュメント的な外観は目にとまらず、主な構造物は地中に埋まっている。美術館への導入部となる「地中の庭」には、約200種の草花、樹木が生い茂る。自然が壊れていない証明のように、池には無数のメダカ。モネ最晩年の「睡蓮[すいれん]の池」シリーズをはじめ、芸術家の作品が並ぶ。

かつて、環境よりも利益優先の島「直島」、不法投棄で有名になった島「豊島」、それぞれに穏やかに日々が訪れている。樫曲の処分場は、遮蔽工事、水処理施設工事と進んでいくが、斜面をシートで、上部をアスファルトで覆う。102億円の工事をどう完了し、敦賀市の負担分と各市町村の負担分の処理も決まっていない。芸術とは縁が薄い。とにもかくにも木の芽川の安全と安心の確保が大事だということではないか。
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【2008/04/30】 | ページトップ↑
民主党勝利はいいが、・・・。
Date;2008-04-29(Tue)

衆院山口2区補選の民主党勝利の新聞各社の論調は様々だ。ただ、昨年九月の福田康夫内閣発足後、初の国民の審判である。揮発油税(ガソリン税)の暫定税率復活や、75歳以上を対象に始まった後期高齢者医療制度(長寿医療制度)、さらに、ローカルだが、国の安全保障絡みの岩国基地移転の是非などが争点。どれも国の重要施策だ。自公連立政権に、国民や地方が、生活重視を考えている結果と、重く受け止めるべきだろう。

また、与党は明日にも揮発油税の暫定税率を復活させる税制改正法案の衆院再議決に踏み切る。敦賀市内のガソリン料金は、160円をすぐに超えるかもしれない。私が聞く限り、暫定税率の復活は大半が望んでいない。ガソリン価格を短期間で上下に、電気料金の値上げは、市民生活や地方を直撃する。

昨日も民主党本部に電話をしたが、明らかにムードが違う。政局は緊迫するだろうが、解散は逆に遅くなることと、「ねじれ現象」が深くなると私は感じる。公明党の都議選挙と絡みもあり、どうなるか、難しい予想だ。来年、会期いっぱいもありうる。

民主党の政策が、結果して国民生活に結びついていないと感じる。受けを狙うことが多いのではないか。年金、子育て、医療制度、農業政策と財政的な裏づけは本当に大丈夫と思うことがある。不景気になるかもしれない、この時期、与党の譲歩を前提に、確実な成果を積み重ねる現実的な対応を求めるのも大事ではないか。自民との「チキンレース」は、国民生活や地方への影響を軽視した政局となっている。それが民主党の支持率の上がらない要因でもないか。

膨らむ一方の高齢者医療費が医療保険を著しく圧迫している現状で改革がなかったら、いずれ制度は破綻する。事実、国民健康保険は、そうなりはじめている。だが、制度導入に伴う新たな保険証の配布や個人負担の変動、低額所得者への軽減手続きなど、厚生労働省の対応が、年金問題と同様に、由々しき状況である。政権交代の意味は大きいが、どうだろう。

民主党は、土建国家などのこの国の形を変えるというが、その道筋と財政再建とどう向き合うのか、地方議員には伝わってこない。現状の小沢戦略は、的中しているが、政権交代だけでは、政権はとっても細川政権と同様に、薄っぺらいものになる。

【2008/04/29】 | ページトップ↑
高齢者の医療、居場所の変化をどう受け止めるか・・・。
Date:2008-04-28(Mon)

昨日は、午前中、越の湯から始めた。早朝より行動するお年寄りは多い。敦賀の年齢層で一番多いのが団塊の世代。60,70代も多い。ボランティアなど元気に過ごす高齢者も多い。語らいのときを過ごすお年寄りの姿を見かける。かつて病院や診療所の待合室が、お年寄りの憩いの場所が変わった。

お金をかけずに過ごせる場所を行政も確保する自治体も増えている。敦賀市で言えば、市民福祉会館の温泉施設。無料効果も大きい。毎日、楽しみに通いつめるお年寄りも多い。公民館や町内会館もカラオケや囲碁といった趣味で部屋などを使う工夫もされてきた。

町の中心に、お年寄りのための総合福祉施設を設ける自治体も増えている。敦賀市もデーサービスを備えた施設を駅前に民間が置いた。

歴史を振り返ると、岩手県の沢内村は1960年、全国で初めて老人医療費を無料化。国は、その13年後に踏み切る。70歳無料化を実現。ところが・・・・。今は、就学前乳幼児の医療費は無料化は敦賀市でも実現している。福祉も高齢者から子供へ。いつの間にか変わった。

お年寄りの医療費は、窓口で1~2割負担に。国の仕組みはその後随分変わった。医療費の削減、入院も短くする指導も徹底してきた。行き場のない「社会的入院」をなくす指導もする。これも家族には負担だ。

医療には、アクセス、質、コストと三つの要素があるという。これを同時に良くするのは難しい。いつでも誰でも、それもお年寄りに優しい医療は難しい。

いずれにしても、75歳以上の長寿高齢者医療制度は、世の中の考え方が変わったいえる。「居場所」も病院から介護施設へ。郊外から街中へ。無料から有料へ。医療も限界を感じて、治療費まで説明するようになった。

患者側もしっかりと現実を見詰める必要がある。高齢者の医療を守り、質を維持するために、どんな道筋があるのか。医療費増額などに向き合う時にきている。

コミュティバスルートは市立敦賀病院をまず考えているなど、市立敦賀病院のあり方が重要なことは多い。長寿医療制度もそうだが、国民健康保険制度、検診のあり方、予防のあり方と施設のあり方など、総合的に税金の使い方を考える時代だ。市民福祉会館の受益者負担も、総合的な考える中で実行にうつす時期に来ている。
 
【2008/04/28】 | ページトップ↑
あしなが育英会と値上げラッシュ
Date:2008-04-27(Sun)

大型連休が始まった。天気もいい。昨日、ガソリンを入れて、福井市へ、民主党県連の幹事会。書き出しを探している。ガソリン値下げ反対アピール行動を全国展開と合わせて、福井市でも駅前で28日早朝、行う。

来月一日から再び一リットル当たり約25円が上乗せされ、連休真っただ中の家族のささやかな楽しみを直撃しそうである。敦賀のスタンドも「どうなりますか」と心配そうだ。というのも、値下げは、五月雨式だったが、値上げはどうも一日一挙に行うらしい。その前の混雑は連休も重なり、混乱ぶりは、想像できる。敦賀では30円値上げだそうだ。30円下げたから30円値上げ、もっともだが、何か腑に落ちない。敦賀価格だ。値上げラッシュの究極とでもいうべきか。

ところで、4月半ばに「あしなが育英会」が、2月に全国の遺児母子家庭を対象に緊急アンケートを実施した結果を公表。原油高騰、値上げラッシュとなった春以前だが、格差社会が進む中、窮状を訴える母子遺児家庭の声が一段と大きくなっている。遺族年金などを含めた総月収16.5万円、総支出20.4万円、月4万円の赤字。

母親の一割が失業中。二割弱は二つ以上の仕事を掛け持ちしている。六年前の調査時より一万円もダウン。「物価高で苦しくなった」が八割以上もいた。交際費は無論、食費も光熱水道費も被服費も、ぎりぎりまで切り詰める。

医療費にしても「一日二回の薬を小分けして二日分に」「費用が足らないときは我慢するのみ」など節約に必死。教育面での頼りは奨学金だが、育英会の奨学金希望者は年々増える一方だ。シングルマザーが多い敦賀でも、奨学金を受ける人がいる。どれだけ役立っているかと感謝をかかさない。

あしなが育英会は、「あしながさん」と呼ばれる奨学金を継続的に送金してくれる支援者を随時募集している。これは先述したジーン・ウェブスターの小説『あしながおじさん』からイメージ拝借したもので、どこかの誰かがどこかの遺児に毎月いくらかのお金を育英会を通じて贈るという奨学金制度である。

昨日の聖火リレーのトップランナーの星野さん。阪神監督時代に始めた阪神ガースのヘルメットに『あしなが育英会』のステッカーが今もさりげなく訴えている。当時の提案者の星野監督の言葉。
 「阪神からこういう活動をやるのはいいこと。俺自身も母子家庭で育った。勉強やスポーツしたくてもできない子らがいる。阪神はテレビや新聞の露出が多い。何か社会貢献できることはないかと思っていた」と。いつの時代もそうだが、不況になると集まりにくいことは想像できる。

あしなが育英会に奨学金貸与を希望する新高校1年生の数は1510人と過去最多を更新し続けており、全国各地で街頭募金と継続支援者「あしながさん」を募集するとか。お問い合わせ・詳細は、学生募金事務局電話(03)3221-7788まで。



【2008/04/27】 | ページトップ↑
閉そく感と値上げラッシュ
Date:2008-04-26(Sat)

昨夜は、笙ノ川を美しくする会の総会。この運動も長くなってきた。運動の継続ほど大事なものはない。長くなると、マンネリにもなり、運動として停滞感や閉塞感が生じる。多数の意見が出され、説明もていねいにしなければ、誤解や不満も生じる。美しさの概念も手法も様々だ。最近は、川の安全性はもちろん、親水性が問われる時代でもある。堤防の桜の植樹は、堤防の強度を減少させる。

しかし、花など植物は、根が浅いために、それほど影響しない。美しさと安全性はある意味では両立しない側面もある。行政の通り一片の説明では誤解を与えたりする。

笙の川の源流は、池の河内からの18.6キロ、敦賀市をわき水から流れになり、市内だけで形成している。組織体も西地区限定から拡大するのがいいのか、美しくという命題を取り上げるなら地区限定のものでもない。ただ、ボランティアや寄付にも限界がある。運動と組織体、あちこちと書いたが、組織体が長くなると必ず、突き当る壁でもある。そんな難しさを感じた総会でもあった。

ところで、物価安定に慣れたせいか、不思議な現象が増えてきた。市内のスーパーの食用油、シャンプー、マヨネーズの値上がりしていない商品は、軒並み容器が小さくなった。昨今の物価上昇は品目の多さで、1973年ごろの「狂乱物価」に匹敵するという。ツナ缶は四個売りが三個売りになって同じ値段。ポテトチップの中身も減った。業界の苦肉の策だ。

買うほうも、必死だ。奥さん方は、チラシを片手に買い物する人が増えた。特売品だけをまとめ買いし、店をはしごする人も多い。ある傾向は、売り上げが一番多い平日は「高齢者限定の特売日」というのが、興味深い。一円に目を凝らす市民生活が店長からの話で伝わってくる。無頓着なお父さんは意識しないが、国内の野菜の値上がりはわかる。どうしても中国製品となっていまう。それも値上がりだ。

また、国民や地方自治体の心配を尻目に、国会は与野党が拳を振り上げたまま身動きができなくなっている。双方が意地を張り合っているのはガソリン税の暫定税率回復と道路特定財源についてである。与野党協議は始まったものの、政局絡みの思惑から話はさっぱり前に進まない。

一体、この三週間余り何をやっていたのか。県や市町村の道路関連事業は予算のめどが立たずに凍結されたままだ。5月一日の仕入れ分からガソリン価格が上がるとなれば、四月の比ではない混乱が予想される。地方の財源を確保し、国民生活に支障を来さない。これは国政の基本である。現状はどうか。国会が地方行財政の足を引っ張り、社会を戸惑わせている。

衆議院山口2区補選の情報で、追い上げられながらも紙一重で民主有利が伝わるが、福井県の市民生活には関係がない。市民のガソリン価格の低下を歓迎しているのは間違いない。だが、また上がるのでは、それで解散なしでは、政局が変わるのも大事だが、福井県も敦賀市もある意味で、建設業は基幹産業だ。従業員数も多い。

末端の声は切実だ。民主党の支持率が上がらない原因は、暫定税率を下げた後の財源の手当てをもっと明確にしないと、地方の支持は得られていないことにあるのではないか。ぼやきが多くなったので、止めるが、政治の閉塞感、地方分権といいながら、国会に振り回されている。

与野党が知恵を絞ればできるはずだ。対決ばかりが能ではない。地方は、民主党だけの政権も期待していない。民主党の政権能力を不安視している市民も多い。ただ、変わらなければという意識が先行している。

私の結論は、少子高齢化で生産活動が停滞し、閉塞感の漂うインフレ社会は、怖い・・・。政権交代も大事だが、もっと大事な国の仕組みが税体系も含め、改める時期だ。大連立もそのためならいいとも思う。地方が自由に使える新たな財源を確保し、地方のことは地方に任せる、そんな仕組みの構築が必要だ。

笙ノ川の管理は福井県だが、川18キロはすべて敦賀市だ。管理も予算も福井県、身近なものが決められない。国―県―市のあり方も含め、考え直すことが多い。それほど、国や地方がおかしくなっている。閉塞感が漂う中での、値上げラッシュが本当、気になる。
【2008/04/26】 | ページトップ↑
原子力ルネサンスの動き(三菱重工と敦賀)
Date:2008-04-25(Fri)

原子力は、原油高騰時にも着実に電力を安定供給できる優位性や二酸化炭素を出さない地球温暖化対策の面で優れたエネルギーと言われ続けながら、地震対応や度重なるトラブルや不祥事により、原子力を取り巻く厳しい環境が続いている。

その間、先進各国の原子力発電所の稼働率は着実に上がっている。各国と比較して日本は上がっていない「失われた10年」と言われるくらいだ。

欧米での原子力の見直しは、静かに動き始めている。凍結していた原子力発電所の建設を再開しているのだ。この状況を「原子力ルネサンス」とも呼ぶ。この背景は、地球温暖化の現実的な解法として見直され、最近の原油価格高騰の後押しも大きい。

ところが、20年以上凍結に動いていた欧米では、技術伝承が十分ではなく、技術者や専門の工場が、80年代、90年代、大半が撤退する中、日本の東芝、日立、三菱重工は、その技術を縮小しながらも継承してきたことは大きい。日本の技術は、逆に進歩しているのだ。

その動きを肌で感じるのは、工場を視察することがなによりだ。今週の月曜日、三菱重工の二見工場と神戸造船所を、県内の若手議員と訪れた。

二見工場は、かつてもんじゅの原子炉圧力容器を製造するために建設された場所でもある。私たちが訪れた時には、フィンランドの原子力発電所の原子炉圧力容器がドシーンとほぼ完成して置いているのだ。

世界的な原子力ビジネスの動きは、東芝、日立、三菱重工と速い。その一つが、三菱重工とAREVAとの協定。AREVAは、原子力に関する全ての事業領域をカバーする世界最大の原子力企業集団。ウラン採掘からウラン濃縮、原子燃料製造、再処理までの原子燃料サイクル全般を手掛け、世界市場でPWR、BWR両炉などに向け原子燃料を供給している。本社をパリに構え、世界40ヵ国に生産拠点と100を超える販売網を持つ。従業員数は約6万人。

これに、三菱重工のPWRプラントの設計・製造技術が買われた。その成果が、フィンランドのオルキルオト3号機の原子炉として姿を現した。今後、南アフリカ向けにAREVAが応札しているEPR 2基についても協力しくとのこと。

三菱重工は、これまでも、敦賀2号をはじめ、国内にPWR 23基を建設してきた。三菱重工の活躍の舞台は、原子力に限らず、従来の造船業の海に、空に、そして宇宙へと、広がっている。700種以上に及ぶ製品を展開する世界に類のない総合機器メーカーとして、活躍していることは、誰もが認めるところだ。

訪れた神戸造船所には、同じ歳の友人が副所長になって出迎えてくれた。お互いの頭の変化は大きいが、十数年変わらない友情は、ありがたい。話がそれたが、神戸造船所は、現在、欧米の原子力発電所の蒸気発生器を数機、建設用、リプレース用と製造している。数機というほど、数が多いのだ。

敦賀の3,4号機の建設が始まると、神戸造船所と二見工場も機器製造で、再び敦賀との関係が深くなる・・・・。
【2008/04/25】 | ページトップ↑
大きな流れとまちづくり・・・と議論
Date:2008-04-24(Thr)

大きな流れを知ることは、まちづくりにとって必要なことだ。ここ40年の施策で、敦賀市の人口増加も、5万人から7万近くまで押し上げたのは、原子力発電所、火力発電所の誘致によるところが大きい。電力事業に限って見れば、ここにきて電力需要も横ばいになり、乱暴だが、人口の横ばいと関係するとの分析もできる。潜在的にあったとはいえ、違う優位な要素が出てきたことも事実だ。それは、原油価格高騰と地球温暖化だ。

原油価格高騰は、価格安定性と安いという観点て、敦賀の石炭火力が常にフルパーワーで稼働する原動力にもなっている。敦賀港の日本海第2位の地位を石炭輸入が支えている最大の要因でもある。

地球温暖化は、二酸化炭素を出さない原子力発電所の優位性にも通じ、電力料金価格の安定性にも通じる。また、高速増殖炉もんじゅの研究成果は、長期間のエネルギー価格と地球温暖化対策にも通じる。地震対策など多くの困難な課題はあるものの、人口維持と財源確保の大きな要素とみることができるのではないか。

これを土台に、産業構造、人口構造、少子高齢化と財政見通しを考えると、何に力を注ぐべきか、これに、市民が何をのぞみ、何を求めているかという視点を加えれば、おのずと答えが出てくる。

敦賀発展を歴史に学び今を考える視点では、私の独断だが、大きく千年の歴史で見れば「港と流通」。百年を見れば「港と産業」。50年を見れば「産業と原子力」ということではないか。

今後、50年、何に力を入れるか。私は、「原子力」を土台に「港」「産業」と「流通」とキーワードが浮かぶ。流通は地政学的な優位性、鉄道、高速道路、港を考えても明らかだ。

これに、現在の敦賀市財政運営を考えると、福祉、教育、医療の経常的経費は下がるはずもなく上昇することは、傾向を見ても明らかだ。残りを政策的に戦略的に、いかに確保していくか、選択肢はそれほどないとも言える。

工業統計や商業統計をみても、おのずと流れが見えてくる。ここ30年、40年の動きは人口に比例しているとも言える。ここ数年の横ばいは、景気と人口との関係が深い。需要に変化がなければ、中心市街地から郊外へと流れは、移動するだけだ。繁華街も港町から本町へ。本町から郊外への拡散。最近は、JR直流化効果か、ホテル効果か、駅前にその動きが出てきた。民間の動きは速いが、統計上は場所が動いているに過ぎない。

行政が力を入れるべきものは何か、大きな流れを把握し、将来を議論する、大きな転換点ではないか。少子高齢化、人口減少圧力が、敦賀市にも押し寄せている。総合計画見直しではないが、新幹線、駅前開発、連携大学、もんじゅと大きなプロジェクトが重なるだけに、基本的な戦略を見失ってはいけないか、重要な時期ではないか。そのための議論があまりにも少ない。議員もそれを考えて行動と書きながら考えているが・・・。
【2008/04/24】 | ページトップ↑
47歳高浜町長の誕生・・・。
Date:2008-04-23(Wed)

昨日は、夕方、国道27号線を高浜町へ車を走らせた。天気のいい、気持ちいい日だ。目的は、高浜町長選の野瀬豊氏さんの初当選祝い。先週末より、無投票を阻止するとして出馬予定だった方が、資金繰りが難しく、断念するとの情報が入っていた。

野瀬さんとは、友人でもあり、高浜町議の小幡さんを通じて、一度話をさせていただいていた。物腰は柔らかく、それでも気骨のありそうな方との印象を持った。現在の県下17市町中、最年少の首長。高浜町政1955年以来の最年少の町長でもある。大変恐縮だが、若い上に男前、スマートと三拍子。橋本府知事など今、地方は若い指導者を求めていることは確かだ。敦賀市の河瀬市長登場したときの気運とも似ているのではないか。

野瀬さんは、町議二期目の途中2004年の町長選に出馬が小差で落選したが、これも今回の当選の布石でもあった。若い層を中心にインターネットのブログを使いながら支持を訴え、マニフェストを作成するのなど、従来型のハコモノ行政の転換も感じさせる内容だ。

高浜町の最大の課題、原子力発電所との共存共栄も謙虚だ。プルサーマル計画についても野瀬さんは、推進の立場。どう生かすか、どう反映させるか、財政運営を考えての謙虚な立場だ。これまでにない、敦賀市にも参考になる行政運営になるかもしれない。

当選祝いには、旭副知事、松崎県議、中川県議、それに大野市長と多彩な顔ぶれだ。地元や近隣の町議、市議も顔もあった。旭副知事とは、小浜市、あわら市に続いてでもあり、軽く会釈。松崎県議は、「次は・・」と拍手する姿もあった。

若い40代の首長は楽しみでもあり、野瀬さんのHP「冨と繁栄が大都市に集中し、地方が衰退する地域間格差の広がり、そして人口減少と少子高齢化の進展が地域活力の低下に拍車をかけています」という前書きがその勢いを感じる。

マニフェストの町づくりビジョンで語る、「人口は平成2年当時の12,400人から現在では11,700人に、さらに今後20年間で15%の減少が予想され、人口構成に占める高齢者(65歳以上)の割合も年々高くなっています。また地域経済の衰退による若者の流出、規制緩和と物流の多様化による地域外消費の増加、

そしてこれまで町財政を支えてきた原子力関連財源の減少と大型投資が続いたことによる借入金返済負担などなど…すべてが右肩上がりだった時代とは、状況が一変してしまいました。『このままでは高浜がダメになってしまう!』『高浜をなんとかせねば!』」という言い回しは、宮崎県知事を思い出させる。

27号線の帰り、バックには夕陽が大きく、6時を過ぎた印象的な若狭の夕暮れだ。(ここまで書くと書き過ぎか・・・)
【2008/04/23】 | ページトップ↑
給食費未納問題・・・。
Date:2008-04-22(Tue)

そろそろ、新緑の季節。緑の濃さを増している。よーく見ると、まだまだ淡い黄緑色。若葉は光を通すほどの柔らかさ、向こう側がまるで透けて見える。それだから、若葉が初々しいことか。そんな新入社員から、新マイ議員から何年、経ったろうか。あの頃の緊張感は、懐かしく思ってはいけないが・・・。

この時期、新しい環境になじめず人間関係で悩んだり、期待はずれの現実に幻滅したりしている人もいる。この時期が意外に大事だというらしい。悩みを受け止められる先輩後輩の関係がなくなっているとも聞く。精神的な弱さが意外に多く、あっさり辞めていくことも多いとか。いつの時代でもいうが、何かが変わっている。

4月に入り、話題になるのが、給食費と入学金もそうだ。学校では、義務教育だという理由で最初から公然と給食費を払わない保護者がいるとか。子どもたちが何も知らないまま9年間の義務教育を終わる例がまれにあるとか。

新聞でも話題になったが、ルールか情か。入学金を納めていなかった生徒たちが、心待ちにしていた入学式に出られなかった。千葉と長崎の県立高校で先ごろあったことだ。学校側の判断をめぐり、賛否の声が上がったことがいうまでもない。

私は、高校生は義務教育ではない以上、学校側の苦渋の選択は、やむを得ないことだと思う。給食費、入学金の未納や授業料の滞納が近年、増えていることは確かだ。

主な理由は、経済的なもの。それらの数字の背後には、格差社会に苦しむ事情もあること事実だろう。ただ、払えるのに払わない親もいるという指摘は気になる。給食費を払ってくれるように、親に電話すると、子供の学費より携帯電話の料金が先、督促に行くと怒鳴りつけられる、と常識を疑う答えも返ってくるとか。親がダメだから、おじいちゃんに電話して払ってもらったという事実もあるとか。世の常識がどこか壊れてしまった風景ではないか。

敦賀の議会でも給食費の未納問題が出されるようになった。教育委員会では、表面上は、まだ存在しないとの公式的な答えだが、各学校の校長先生は苦慮していることは現実だ。ただ、ここにきて、PTAが乗り出し、費用負担も連帯で、なんとかしようと動き出したとも聞く。

払える親たちには、公式的に文書で請求するなど毅然とした措置も必要だろう。各小中学校だけでは、すまされない問題でもある、法律上は教育委員会、市長部局もほっておけない、そんな問題となっていることも事実だ。きちんとすることだ。一方で払えぬ家庭には、杓子定規でない目配りも必要なことは言うまでもない。

常識が通じない世の中と言っていられない時代でもある。それほど、数が増えていることは、目をそらすことができないのではないか・・。
【2008/04/22】 | ページトップ↑
春うららかな日曜日、鈴木宗男、小沢一郎・・・・。
Date:2008-04-21(Mon)

昨日は、春うららかな日曜日。早朝7時、歩いて敦賀駅へ。
北陸線を普通列車で敦賀から福井へ。福井から春江、春江から芦原へ。芦原から列車で武生へ。北陸線で夜遅く敦賀へ。列車は二両編成の交直変換の古いタイプ。田植え前の北陸路。この普通列車が走る風景が、最も似合っていたのは昭和30年代か、40年代か、・・。大安吉日の礼服姿の老夫婦、若いカップルを乗せて・・・。私には、遠い昔の四国路の似た風景のフイルムが焼き付いている。そんなマニアックなのんびりとした春日と忙しさのギャップを楽しんでいた。

あわただしい嶺北の北陸路を、春江、あわら、武生と糸川、松宮両氏の政経パーティー、合法的な資金集め、党の役員として動いた。役得か、新党大地の鈴木宗雄、民主党代表の小沢一郎と身近に話をしたり、疲れしらずの政治家の側面を眺めることができる。芦原での会場では、一昨日の小浜に続いて、旭副知事と顔を合わすことができ、ある小浜の女性の話題から、敦賀のもんじゅに話が及ぶと、つい「お願いします」と・・。

鈴木宗男衆議とは、春江の楽屋で。三十数年前の出来事、最初のもんじゅ予算を、中川科技庁長官と組んで奔走した話から、農林水産省(北陸農政局)福井農政事務所・敦賀庁舎の存続問題を当時の高木市長と組んで、奔走したことを昨日のことのように、話してくれた。よく小さな自治体のことを覚えているものだ。手柄を実績として話すさまには、なぜか嫌みがない。その記憶力と話しは、人を魅了する・・・。

イメージ先行、マスコミの刷り込み効果か、鈴木宗雄氏は女房の嫌いな政治家の筆頭だ。どうして北海道で40万を超える票が獲得できるのであろうか、福井県の後援会の献金も多い。それほど魅力的な、ハートに迫る話は、いつも聴衆を魅了している。

民主党の小沢代表は、代表に就任して、5度目の来福。福井、敦賀、小浜、春江、武生とその都度、そのしぐさを身近で眺めることができたのは、まさに役得だ。一昨年12月の敦賀はお忍びだが、酒を酌み交わす中で、人を魅了する笑顔は、時の人と勢いを感じさせたものだ。

昨日の記者会見、朝日新聞は、内閣支持率25%、ガソリン暫定税復活反対60%を取り上げて、質問。地元福井新聞は、ガソリン値下げで喜ぶ県民と、困る地元の土建業者の実態をあげて、質問。答えは、それぞれ明確だ。

道路整備費財源等特例法改正案について、「福田首相がいくら(2009年度からの一般財源化を)言っても、改正案は道路特定財源を今後10年間延長しようとしており、むちゃくちゃだ。法案を引っ込めるか、今年度限りに大修正するかが当然だ」とばっさり。「法案撤回か、1年限りとする修正などが必要だ」と、淡々と答えた。いつも感じるのは、剛腕ぶりではない、人懐こい笑みを残して去ることだ。昨夜も午後9時前、8分遅れの雷鳥で、小沢氏は武生駅を後にした。

敦賀に戻ったのは、深夜12時前。ある喫茶で、昨日最後の客、380円コーヒーを飲んで、歩いて家路へ。風は冷たいが地元が一番、落ち着く瞬間だ。
【2008/04/21】 | ページトップ↑
目線いろいろ・・・・。
Date:2008-04-20(Sun)

ガソリンなどの暫定税率の期限切れから20日、そのおかげで国民も賛否に侃々諤々、課題も見えてきた。衆参の「ねじれ国会」の是非に判定を下すのはまだ早計だろう。政治には厳しい市民の目線がいろいろだ。

世の中それだけでは味気ない。桜が散り、菜の花からツツジ、やがてショウブ。春らんまんの時節到来に優しい目線も持ちたい。昨日午前は、「人道の港・敦賀ミゼウム」、港を見る目線はなぜか遠くみている。午後は小浜線によられて小浜へ。ゆられる目線は、車目線とは違う。

「おおきに。またお越しやす。」の声は明らかに、敦賀と文化圏は違う。若狭の国だ。ある茶房10周年。「さくら さくら・・・」の尺八、フルートの父娘の演奏で宴の幕あけ。旭副知事、市長選に出る松崎県議と、顔見知りの小浜市議の顔も見える。あきらかに小浜市の有力者が勢ぞろいだ。案内状につられて、このおかみさんとは20年ぶりの再会。

そうそうたる顔ぶれと彼女の20年間の細腕繁盛記は、私にはまぶしく映る。目線はどうしても優しくなる。夜の中央町の総会を気にして、三丁町をほろ酔いにまかせて小浜駅と急ぐ。浜風が優しい。ただ、小浜白鳥海岸の見える、この茶房を私は一度も訪れていない。宵闇が迫る時間帯の小浜線のゆれも心地よい。20年の歳月は、再開への感動の目線だ。

福井新聞のトップ記事でもあった、18日の文化審議会で「小浜市小浜西組伝統的建造物群保存地区」が重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されることになった。重伝建選定は若狭町熊川宿に次いで県内2件目。

対象は小浜市の小浜香取、小浜飛鳥の全域と小浜男山、小浜鹿島、小浜貴船、小浜大原、小浜浅間、小浜白鳥、小浜住吉、小浜日吉、小浜神田、青井の一部。「三丁町」の茶屋町も当然、含まれている。赤褐色のベンガラ塗の格子窓、若狭瓦ぶき平入りの町家、寺社と、近世城下町は敦賀と違って空襲にあっていない。小浜人の執念が実を結んだ。古いものを大事にする目線は、将来への目線でもある。

関係者は、戸別訪問を重ねて、説得を繰り返した。その成果だ。というのも、保存地区になれば、外観は簡単には改築ができなくなるからだ。一方で、保存に同意した伝統的建造物には修理費用の8割が補助される。

同時に敦賀の原の西福寺の阿弥陀堂も重要文化財指定が決まった。西福寺を包み込む山もこれからが新緑の季節。桜から新緑へ、目線の優しさも変わる。

夜は、町内の総会、厳しい目線で決算書を見つめたいが、疲れで瞼(まぶた)が重い。冷めた目線を感じ、わが身を律するが・・・。
【2008/04/20】 | ページトップ↑
地域の防災力・・・。
Date:2008-04-19(Sat)
昨日は、ひばりヶ丘町の会館で、有志と意見交換を行った。ひばりヶ丘の町内は、福祉、防災、防犯の組織的な取り組みを検討している。すばらしいことだ。意見交換を行う中で、行政との関係など、課題が多いことが理解できた。避難場所も含め、きめ細かい検討はこれからだ。これが敦賀市の実情ではないか。

各区、各町内の役員は、当節とても大変だ。隣近所の関係が薄れて苦労が絶えない上、最近は地域防災活動のまとめ役としての役割が重い。大地震があれば、町内会の結束はなによりも必要だ。初期は誰も助けてくれない。自らは当然として、お隣の助け合いが何よりも必要になる。このことは阪神淡路大地震以来、証明され続けたことだ。

助け合い、生き残るための結論はどこも同じだ。日常のコミュニケーション力。それに、地域固有の情報力をどうやって持つか課題の多い。

この中で、私がかつて提案した災害時要援護者登録制度が整ってきた。一人暮らし高齢者や障害者など災害時に地域での避難支援を希望するものであって、避難支援を受けるために必要な個人情報を提供することに同意した方が対象となっている。対象者は平成19年12月現在、市内で3,589人の内、登録者は20年2月現在で、1,954人。登録割合は54.4%。ただ、障害者の割合は、26.1%とまだ低い。

登録者は、18年2月に区長、民生委員、消防署へ登録台帳を配布(追加配布は19年6月)しているものの、まだまだ地域に定着しているとはいえない。

自分の地域の弱点やよそとの違いを知れば、住民の防災意識を高めるきっかけにもなろう。
20年度には各自治会を中心に防災地図の作成など呼びかけるものの、まだ緒についたばかりだ。いずれにしてもしんどい作業が続く。

いずれにしても、区長、区の役員、民生委員などに任せきりになることが大半で、行政もマニュアルの整備や防災センターの形ができたに過ぎない。「いざ鎌倉」の災害時に機能する防災は、何よりも地域の力に頼るしかない。行政の人材育成も含め、地域の助け合いなど課題は多い。地区と町内、避難所との関係、要援護者をどう避難させるか、隣の近所の地域力をどうアップあるか、地道な話し合いと行政の指導力が問われる、これからが正念場だ。
【2008/04/19】 | ページトップ↑
市内全域にレジ袋有料化を拡大する、次のステップだが、・・・。
Date:2008-04-18(Fri)

ほんとに古くなるが、鶴田浩二の唄で「散る桜 残る桜も散る桜 いつか散りゆく この身じゃないか 男ごころに咲く花は いまをさかりに 咲けよ咲け」・・・。セリフで、「昨日出逢って今日別れ、黙ってうなずく花もある。しかし、覚えていてほしい。別れるということは、また新しい旅立ちなんだ」・・・・。大学の寮の追い出しコンパで歌った唄だ。男ばかりの寮で、情緒的なることが多く、日本酒を抱えての車座の最後の場面でもある。書き出しに苦労すると昔のことを思い出すのも歳か。

琵琶湖八景のひとつ「海津大崎」の桜も葉桜。この地域では最後の桜。静かな湖面と約4キロにわたり咲き誇る桜並木が美しい。残念だが、水面の碧と桜のピンクのコントラストの見事さも、この雨でほぼ終わりではと知らされた。サクラの散り始めは新しい旅立ちと、気持ちをあたらにする・・。

県民生協ハーツつるが店が昨年10月に踏み切ったレジ袋の有料化(一枚五円)が、期待通りの成果を上げている。一方で、この4月から富山県全域での運動展開も順調に成果をかげている。主要スーパーなど12業者118店舗が県や消費者団体と連携してレジ袋有料化は、決断しだいだということではないか。敦賀市の他の事業者の多くが有料化にはいまだ慎重姿勢だが、そろそろ環境は変わってきたのではないか。

富山に限らず、山梨、沖縄の各県のスーパーも4月以降、続々と有料化し、一週間後のアンケートのお客の反応も協力的とか。東京都町田市では、協定に基づいてレジ袋を全廃するスーパーも現れている。 

各県の取り組みで、成果と結果が出始めた環境変化は、大事にしたい。昨年施行の容器包装リサイクル法は、小売業者に削減目標を国に報告するよう義務づけ、努力不足と判断すれば、国が改善を勧告・命令すると定めた、法的な根拠が後押しいているのも事実だ。

敦賀市もマイバック推進事業所30か所以上を公表するなど、企業も率先して運動を推進するようになった。企業や市民の協力が広がると、顧客流出のリスクが減り、レジ袋の削減効果も高まる。そんな環境が整ってきたことも事実だ。市内全域にレジ袋有料化を拡大する、次のステップにしたい。

そうはいっても、各スーパーの協力なしには、これ以上の進展は難しい。条例が先か、事業者の意識転換が先か、ともなるが、私も今一度、粘り強い事業者への協力から広げる努力からとも思っている。 

福井県レベルでは、レジ袋削減運動はそれぞれの市町が主体と考えている。それであれば、敦賀市としての運動推進をより一歩進め、県下で初というくらい意気込みがほしい。事業者、消費者双方の地道な取り組みが成果を上げ始めた今、もう一歩の踏み出しを期待したい。当然、行政の働きかけも大事だが、・・・。サクラが散る今は、新しいステップの開始だ。
【2008/04/18】 | ページトップ↑
足元の変化も、敏感ではなければならない。
Date:2008-04-17(Thr)

「変わりやすきは・・・」「春眠暁を覚えず」と、春の陽気は変わる。天気は落ち着かない。寒暖の差も大きい。陽気に誘われて知らぬうちに土日がなく過ごすと、なぜかオーバーワークになる。張り切りがちな今ごろは体調を崩しやすい時期、服や布団をこまめにとも思うが、そうはいかない。天気だけではなく、そんな不安定感を敦賀市内に漂う。

福井新聞の論説の見出し「混乱の長寿医療制度 はなはだしい高齢者軽視」ではないが、最近のマスコミ報道は、世論を敏感にとらえてか、一方向に軽く動いている気がしてならない。制度上の課題も多いが、私は、その背景があることを最近、強く感じることだ。
それは、市民の声だ。新聞の折り込みを見て、かけてくる電話の内容や、身近の井戸端会議の中身だ。「新幹線より・・・」「連携大学より・・・」「観光より・・・」「敦賀港より・・・」という言葉が修飾語につく。

市の重要なプロジェクトより、生活にかかわる不満や不安の声が多いことだ。年金暮らしのお年寄りはなおさらだ。市内の所得格差が広がっていることは確かだ。
相次ぐ値上げ、食に対する不信など、市内のスーパーで「日々の売上の低下や、売れない食料品が、はっきりしてきた」との店長の声だ。何かが変わり始めている。

内閣府の「社会意識に関する世論調査」結果も、そんな国民の不安や不満の高まりが浮き彫りになったと私はみている。調査は今年2月、全国の成人一万人を対象に実施され、回答率は約55%だった。日本が悪い方向に進んでいる分野は何かとの質問(複数回答)で最も多かったのは「景気」で43.4%。昨年一月の前回調査に比べ約2倍に跳ね上がった。次いで「物価」の42.3%、「食糧」の40.9%の順だ。

ともに前回調査の約3倍という急増ぶりで、98年にこの質問を始めてから最も高い比率となった、との報道は小さかったが、スーパーなど、敦賀市内でも現実に敏感に反応しているのだ。

所得が伸び悩む中で地方は、景気回復どころではない。中小の土建業者は、公共工事の減少の影響か、日銭もなくなっている。構造転換が進んでいない敦賀市は厳しい状況とも言える。

景気や物価、食糧といえば、国民生活の根幹でもある。有効な対策や将来へ向けて安心できる政策よりも、医療費抑制のための長寿医療制度に、市民は敏感に反応している。不安や不満からスーパーの市民の買い控えも敏感だ。

民主党に絶好の機会というが、NHKによると支持率が、自民党より下がり幅が大きい。政局絡みの混迷で政治が機能していないことへの不満の声を、市民から聞く。「政治不況」を引きかねない。新幹線一括認可もそうだが、何事も国へと要請を繰り返すことも大事だが足元の変化も、敏感ではなければならない。

敦賀市の人口は、3月末で68,779人(前月比-251人)。3月の転出は、例年の現象とはいえ、人口減少圧力は強いとみている。すでに福井県、嶺南地域の人口減少、少子高齢化社会への大きな流れに敦賀市も巻き込まれている。その中で、長期のプロジェクトと現状の市民の生活との比較など、世論調査や将来見通しの中で、優先順位や施策の見直しも必要な時期ではないか。

市民の不安や不満は、当然、市長に向かっている。一方で、議会や、私も含め議員にも不満が大きいことを感じるのである。説明も丹念にしないと納得どころか反発が大きくなる。議員もしっかりとしなければそんな時代だ。
【2008/04/17】 | ページトップ↑
自治体にとって長寿医療制度と同じく、頭の痛いメタボ健診・・・・。
Date:2008-04-16(Wed)

昨日、会社の健診を受けた。いままでにない腹囲の測定が始まった。ズボンを少し下げて、「息を吐いて、楽にして」といわれると、自然にお腹が膨らむ。そして測定・・・・・・。ビール腹の男性や、女性には抵抗感があることは確かだ。

もう少し詳しく言うと、生活習慣病の減少に向けた「特定健診・特定保健指導」が始まった。メタボリック症候群の予防・改善に力点を置き、メタボ健診とも言われる。 健康を守る施策はもちろん必要だが、健康管理の押しつけとなれば、市民の理解は得られない。国民健康保険の分野は市町村が負う。これも厚労省の押し付け的な要素が強い。

がん健診率が県下最低クラスの敦賀市にとって、これは頭の痛い施策であることは確かだ。長寿医療制度と同じく、制度についての自治体の丁寧な説明が求められる。そのうえで、健診の現場で混乱が生じれば、制度を柔軟に見直していかなければならない。企業の健診は、これまでの延長線だが、メタボ健診は40歳から74歳までの市民を対象に、国保分野は、自治体が行う。

ご存知の通り、メタボ健診は、生活習慣病になるのを防ぎ、膨らむ一方の医療費を抑制するのが狙いだ。健診をめぐっては、医療関係者らから、多くの疑問点が指摘されている。

疑問の第一は、健診の基本となる腹囲の測定についてだ。 測定で男性は85センチ以上、女性は90センチ以上の人をふるい分け、これらの人を対象に血糖や血圧、血中脂質を検査する。 このうちのいずれかで基準値を超えると、メタボかその予備軍と判定され、生活指導などに移る。 腹囲の測定は現代人には、抵抗感があるのではないか。女性ならなおさらだろう。

また、肥満でなくても血糖値や血圧が高い人はいるが、腹囲さえ基準の範囲内なら指導の対象からこぼれ落ちる。テレビでも、腹囲の基準すら、国際的な基準と合致せず、科学的な根拠が薄いのではないか、と先日も指摘をしていた。これへの理解が必要にも思う。

健診の受診率や生活指導の実施率、指導対象者の減少率が、国の目標を下回れば、国保や健保を運営する自治体への財政的なペナルティーを科す。これも早晩、問題になると思う。成績が悪いところには、長寿高齢者医療制度への負担金を最大で10%加算し、逆に、成績が良ければ支援金は減額される。

これは、考えすぎかもしれないが、自治体の受診率、個人の健康にまで踏み込み、賞罰的な制度、「ダメ自治体」、「ダメ人間」のレッテルを貼る作業にも感じる、本来、こうした自治体や個人に不利益が生じないよう、慎重な運営が必要ではないか。敦賀市も目標値を高く設定するが、相当の努力が必要に思われる。

繰り返しにもなるが、生活習慣病は運動不足、不規則な生活、栄養の偏りなど、個人の原因だ。健康維持は本人の自覚と責任で行うのが本来の姿であり、「健診」という制度はこれを踏まえ、市民の理解を得ながらの市の対応が必要になる。長寿医療制度問題と同じ市の担当課は、これも頭痛い課題だ。
【2008/04/16】 | ページトップ↑
一人暮らしが増え続ける高齢化社会のしんどさ
Date:2008-04-15(Tue)

昨日、一人暮らしのおばあちゃんから相談を受けた。長寿医療制度もそうだが、年金・介護は、欠かせない相談事項だ。また、新聞報道での「もんじゅ」のナトリウム漏れ検出器誤警報問題。「もんじゅは大丈夫?」と率直な質問だ。一人暮らしのお年寄りの情報源は、テレビと新聞、それが繰り返されると不安になることは確かだ。

昨日、原子力機構からナトリウム漏れ検出器の点検計画や国、県、市への連絡が遅れた背景を公表された。通報連絡の遅れは何度も指摘され続けた事項だ。マスコミ報道が繰り返されると、市民の不信感も大きくなる。「迷った場合には必ず連絡」などの「連絡三原則」の徹底しかない。地道な「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)の繰り返し、それも「迷ったら報告」ということだ。

また、1300の検出器の点検計画を公表したが、マスコミや市民からは、「これで、10月運転再開は無理ですね」と、言葉が出る。確かに、スケジュールありきではないが、運転再開と結びつけたくなる感覚も私には理解できない。まず入念点検が必要なことを優先させることに尽きる。

ところで、敦賀市でも一人暮らしのお年寄りが増え続ける。全国でも国立社会保障・人口問題研究所がこのほど公表した「日本の世帯数の将来推計」によると、国内の世帯構成は2006年に「単独」が1471万世帯と、それまで最も多かった「夫婦と子」の1455万世帯を抜いて最多となった。

30年ほど前の1980年には「夫婦と子」が全体の4割以上を占め、「単独」は2割に満たない少数派だった。しかし、2030年には「夫婦と子」が2割強まで減り、「単独」が約4割に増加して逆転。一人暮らしのお年寄りが当たり前の世の中だ。予想できているとは、これまで体感したことのない世界に入る。

敦賀市は人口にわりには、県内でも世帯数が多く、一人暮らしも多い。今後、一人暮らしの高齢者の増加は著しく、2030年には65歳以上が2005年の1.8倍になるとか。敦賀市も全国平均とほぼ同様に動くため、漫然と見ていられる数字ではない。

一人暮らしの高齢者対策は、ハード面で確認できるシステムは、敦賀市は他市に先行して増やしてきているが、高齢者の一人暮らしは、増え続け、孤独死の急増も十分に予想される社会の到来だ。ハードが整っても、一人でも安心して暮らせる社会になったとはとても言えない。病気や認知症が伴えば、一人ではほっておけないが、それもしかたがない社会が訪れている。

子どもの見守り隊は地域でもまがりなりにも整いつつあるが、高齢者を見守る仕組み作りや高齢者が助け合って暮らすグループホームの増設など、対策の重要性をあらためて確認したい。時間がない、人がいないと割り切ることも必要なこともあろうが、疑問が多い長寿医療制度の対応、もんじゅの報道を正確に対応するなど、一人暮らしお年寄りには、お宅に出向き、きめ細かい対応が必要な時代でもある。しんどいがこれが高齢化社会だ。
【2008/04/15】 | ページトップ↑
ひとつの無形のテーマ・・・・・。
Date:2008-04-14(Mon)

日曜日、大和田別荘「人道の港・敦賀ミゼウム」で午前中を過ごした。口コミによる客がいるということを体感した。聞くと、今月1日、ミゼウムに訪れた娘夫婦から教えられて、名古屋から「しらさぎ」で訪れたというもの。「命のビザ」の杉原氏以上に敦賀とウラジオストウクの定期航路の魅力に引かれたとか。

出港の際のテープに思い出があるようで伺うと「青函連絡船」という言葉が出された。想いを共有すると言葉が弾む。私も、昨日の瀬戸大橋20年周年の裏側には、20年前に姿を消した「宇高連絡船」を思い浮かべていた。規模は違うが、本州と北海道、四国を結ぶ大動脈の役割を果たしてきた連絡船。旅立ち、帰省、出会い、別れ…幾多の思い出の舞台となったことは確かだ。

テープの別れは、最後は環境問題でなくなったが、大切な人との別れをテープに託し、切れるまで引きずられる思いは、体験したものならではの感覚だ。
 
話を発展させるが、瀬戸大橋20周年イベントがラジオから流れる。20年を思い浮かべながら、現実に戻すと、当初、30年間余りで通行料金が無料化されるはずだった。その約3分の2が経過した。しかし、無料化どころか、借金返済の目処はたたず、利用者の往復1万円は高い。

割高感から橋を渡る車は増えないままだ。当初1本の予定が、選択できず3本になった。1本、1兆円巨大大橋を選択できずに、政治決着とかの当時の自民党首脳部で出して3本の大橋を築いた日本。

それぞれの地域が、長年の夢を現実とし、多額の費用をかけ橋ができたが、それを利用しにく現実と借金。何かがおかしかった。瀬戸大橋の20年の歴史が投げかけているのは、わが国の社会資本整備の壮大な矛盾だ。私たちの世代にも、こびりついている社会資本整備の考え方だ。

新幹線も北海道、九州、北陸が残りを争っている。選択は許されない環境、どこか瀬戸大橋と似ていないだろうか。岐路にたつ、閉そく感が漂う日本、道路特定財源の考え方もその一つだ。敦賀市も土木建築事業者が、人口規模にしては多い。各地方都市では、財政難の公共事業の減少で構造転換が進んだ。ところが、敦賀は減少したとはいえ、この10年でも続いた公共事業のせいか、この時期の道路特定財源による延期問題は、中小の土木建築業者に影響を与えていることは確かだ。

ここに来て、財源問題を絡めての北陸新幹線の敦賀までの一括認可問題。8月までの省庁の予算編成までとか、今後も、運動先行、一括認可優先は理解できないでもないが、もんじゅカードも飛び出すなど、従来路線の延長といいながら、矛盾を抱える敦賀市、市民ニーズや市民理解から離れた存在にもなっていることも確かだ。

先日も「年金や保険で不安に思っているのに、議会は何をしているのか」「議員は・・・」と批判を受けることも多くなった。地元負担や在来線の三セク化やデメリット論を語る市民も多い。

身近なことと将来のことは分けて考えなければならないが、新幹線のメリット、デメリットがわかららない中での運動は、盛り上がりに欠けることは確かだ。8月までの運動も市民説明なしにはけっして、盛り上がるはずもない。

敦賀ミゼウムを訪れた名古屋の初老は「ひとつの無形のテーマを大事にする敦賀市民は、いいですね。財産ですね。それを形にしたことは、すばらしい」と。この男性、名古屋市のある博物館の職員とか。何か、博物館に生かしたいとか、小さな展示館だが、お役に立ったのか、名前も告げず市立博物館へ向かった・・・。
【2008/04/14】 | ページトップ↑
後期高齢者(長寿)医療制度の臨時相談業務が始まった・・・。
Date:2008-03-13(Sun)

75歳以上を対象にした後期高齢者(長寿)医療制度の敦賀市での臨時の相談窓口が休日の昨日から始まった。敦賀市の担当課の職員が3から4人対応、4月中は続くとか。新聞報道で電話番号と時間が掲載されたためか、市民からの問い合わせも、新聞報道ほどでもなく、静かながらも寄せられていた。

敦賀市は千名を超える事前説明(出前講座など)が口コミで広がったせいか、比較的静かな反応だったようだ。ただ、連日の新聞報道に影響されてか、問い合わせが急増したとも。何よりも、保険証が届かないのは、不安を助長させたようでもある。

いずれにしても、末端の制度を運用する敦賀市や福井県の広域連合は、休日返上の対応だ。 本人の元に新しい保険証が届いていないケースが、多かったことと、連日のマスコミ報道影響している。制度上は、新しい保険証がないと、いったん医療費全額を自己負担しなければならない。敦賀市もほぼ保険証は行きわたったとか。

保険証の素材や大きさは、県によって異なっている。福井県は、はがきより一回り小さい紙一枚である。寄せられる電話が保険証の未達や、保険証が小さくて見にくいなどの苦情など。保険証を見せてもらったが、確かに文字も小さく、お年寄りには、大事なものが、重みが感じられない。

中には、社会保険のようなカード形式もあるとか。これも全国共通の保険証が良かったかもしれない。長年、三つ折りの健康保険証になじんできたお年寄りの間に、戸惑いが広がるのも当然といえる。うっかり捨ててしまったり紛れたりして、保険証の再発行を求める声も多いとか。

導入が決まってから、約2年の期間、国の制度変更が現場の担当者を悩ませた。この期に及んで、厚生労働省としても放置できなくなったか、保険証が届いていない場合には、旧保険証や運転免許証などでも代用できる措置を打ち出した。泥縄もいいところだ。

今後、全員が負担する保険料をめぐっても、新たな反発が起きそうだ。年金からの天引きが原則になるが、個別で納付するケースもある。きめ細かな相談態勢に加え、一年以上の滞納者は保険証を取り上げる規定についても、弾力的な運用が求められよう。

さらに、大臣の一声で変わった「長寿医療」と看板を掛け替えも現場の混乱のままだ。まだ、長寿に変更という通知さえないという。ところが、厚生労働省からの文書はいつのまにか「長寿医療制度」と変わっている。霞が関の官僚主導にもあたふたぶりが現場をさらに混乱させた要因があるように思う。

新しい長寿医療制度は、問題はあるにせよ、運用しながらの改善しかない。まずは、保険証の受け渡し、制度の説明、周知だ。よく聞かれるのが「いつのまに決まったのか」「どこで決まったのか」と、「議会も知らなかったのか」と。あまりにもお任せ民主主義的なことが多い。高齢者も、当事者として声を上げていくことで、制度の見直しが必要だろう。

医療、介護、保険は、敦賀市も最大の市民の関心事、丁寧な説明や周知はもちろんだが、その都度、改善しながら対応すべき時代でもある。お年寄りが増え、低所得者層が増え続ける敦賀市の現実をしっかり見据えた対応が必要ということだ。
【2008/04/13】 | ページトップ↑
格差社会が進む中での障がい者福祉・・・。
Date:2008-04-12(Sat)

昨日は、大阪市住之江の「かんでんエルハート」を視察。1993年12月9日、「障害者の日」に設立。関西電力は従来から障がい者雇用に積極的に取り組んできたが、社会全体でもまだ知的障がい者や重度身体障がい者の就労は進んでいなかった時期のことだ。

大阪府(資本24.5%)・大阪市(資本24.5%)と関西電力(資本51%)の構成の第三セクター方式で設立。

障害者の字を障がい者と、「がい」をひらがな書く配慮をするほどきめ細かい。目の不自由な人に「マッサージ・ヘルスキーパー」の仕事、聴覚障がい者や肢体不自由者には「デザイン・印刷・製本」の仕事、知的障がい者の仕事。就労の前例がほとんどないなかで、体力のある人は「花卉栽培・花壇保守」、手先の器用な人は「ノベルティ商品の包装・箱詰」「ダイレクトメールの封入」、漢字を読める人は郵便物の仕分けなどを行う「メールサービス」と、それぞれの人向けに新たな職域を開発した。その後、「電話受付サービス」や「データサービス」など業務を拡大していた、などなど適材適所に心がけている。

知的障がい者雇用や特例子会社の先例として見学に来られるケースが多いとか。挨拶の明るさ。社員みんなが「こんにちは」と明るく笑顔で挨拶する姿は、この職場の13年の歩みが感じられる。ただ、電力自由化のこともあり、商売自体は順風満帆とはいかない、事業開発の余念がない。

障害者の雇用の促進等に関する法律で、重度身体障がい者や知的障がい者を多数雇用する子会社を、親会社の一事業所と見なし、法定雇用率へのカウント計上ができるというものからスタート。全国で今200余りの特例子会社があるとか。

代表的なところで、トヨタ、JR西日本、電力会社で関電に続いて、中部電力があり、今後は、北海道電力、東北電力と続く。雇用率は現在、法定雇用率1.8%に対し、全国平均が1.52%、エルハートと合わせて関西電力は2%を超える。
大会社ならではの社会貢献だが、バリヤフリーの仕事場や適材適所の仕事を準備するなど、自治体ともしても参考になることは多い。

試行錯誤の13年間でも、それなりに業務改善が進んだ。社員の中にはジョブコーチ(職場適応援助者)の資格を取った者がいて、彼らを中心にご両親やカウンセラーとも連携しながら、いろんな相談に乗っている。異なる障がいを持つ人が同じ職場で働くケースは少ないが、エルハートでは、毎日の朝礼で聴覚障がいの社員がみんなに手話を教えるなど、異なる障がい者同士、また障がい者と健常者の交流が自然にできている。

暗い話ばかり多い障がい者支援だが、これができる会社のノウハウや長年の積み重ねの経験は自治体への障がい者支援の参考になる。

夜は、道頓堀の「くいだおれ」を訪れた。これまで、閉店ということで、急に客が増えたとも。道頓堀の風景は私が訪れた30年前とさほど変わらない。というよりも賑やかに感じた。酔えば、阪神優勝で飛び込む道頓堀川も川そのものは別にして、ネオンがゆらりゆらりと輝く。食い倒れならではの繁盛ぶりだ。福井の片町、敦賀の本町の寂れようとは違う。ここでも格差社会か。

ところで、私もそうだが、食事の形態が家族から友だち同士で、あるいは一人で、という方向に変わっているとの説がある。ある小学校の教師に聞くと、朝も夜も一人で食事をする子どもが増えたという。食事の格差化も進むとも聞く。また、社会階層が下がるほどに肥満の率が高くなるとの説もある。理由は、低価格で空腹を満たす食べ物は高カロリーであるためだという。先進国の中には、学歴と所得の低さに反比例して肥満の率が高い、という調査結果もある。

障がい者を取り巻く環境も厳しくなるばかりだ。できる会社は、工夫をしながら、精いっぱい社会貢献を行う姿勢は、これからも貫いてほしい。米国の格差社会で、社会を支えるのは、利益を上げた会社の寄付が大きい、その利益還元が、障がい者福祉に結び付いている。日本も米国型へとは思わないが、そんな社会になりつつある現実を憂う。その中での障がい者福祉のあり方を考えさせられた。
【2008/04/12】 | ページトップ↑
瀬戸大橋20周年の教訓と観光産業の脆弱性
Date:2008-04-11(Fri)

インターネットYahoo!のお花見特集2008「みんなで選ぶ桜ベスト10」で現在、敦賀市の金ヶ崎宮が第2位につけている。

これは、各都道府県の桜スポットを1個所をピックアップ。「これぞ名所」と思うところに投票して、日本の桜ベスト10を決定しよう!と、いうもの。本日の朝5時現在第1位は岩手県の展勝地公園が13541票、2位の金ヶ崎宮13482票でとわずか約60票差。

ちなみに第3位は滋賀県の海津大橋が12890票。投票総数は130174票うち、1割を金ヶ崎宮が獲得している。ミーハー的だが、それでも第1位は名誉。ぜひ投票をしよう!

ところで、二十年前の昨日、本州と四国が瀬戸大橋で陸続きになった。JR直流化とは違うとはいえ、私は運動を含めて幼少の頃より50年は見てきただけに、瀬戸大橋の教訓は、ある意味では共通する分野もあると考える。

小学生の頃は、日の丸の小旗をもって運動に駆り出された。四国島民の長年の悲願だった本四架橋時代は1988年4月10日、香川と岡山を結ぶ瀬戸大橋の開通で幕が開けた。遅れること十年、明石海峡大橋も完成。今年は四国が関西と直結して十年にも当たる。友人や女房のメールでもこの記念日。香川県内は盛り上がっていない。大人たちが鉢巻をしめて瀬戸内海に向けて挙げた拳の「頑張ろー」のあの運動はなんであったのだろうか。数は忘れたが、千人は超えた集会だった。友人からも「今の世代には、既に橋があるのが当たり前という時代に入った」と。

瀬戸大橋は、ヒトとモノの流れの変化を生んだ。最も顕著なのは高速バス路線の増加だ。四国外を結ぶ便の年間利用者は、四国の人口を大きく上回るとも。

その大半が関西方面へ、関東方面も2割とも。陸路輸送の拡大充実で、以前には見られなかった作物や商品を手にする機会が増えた。仕事場も対岸の岡山へ通えるようになった。買い物も岡山は勿論、日帰りで神戸、大阪に向かう。瀬戸大橋や明石海峡大橋、しまなみ海道ともに、いずれも、四国の人々に少なからず効果や恩恵を四国にもたらしていることは確かだ。

ところが、ストロー現象が大きく、商店街のシャッター化と少子高齢化を伴いながらの人口減少に拍車をかけていることは確かだ。期待されたほど企業立地も進んでいない。観光客数も底上げされたとはいえ、三つの橋ともに、常に一過性が強く、リピーターは、極端にいえば、四国遍路のみとの評価だ。

交流人口は増えたが、四国側の商業統計や工業統計に数字としての成果が上がっていないのだ。特に、観光産業は、三つの橋の完成前は地元の熱は相当上がり、完成後数年はもったが、ピーク時と比べ半分以下との落ち込みも大きく、鳴り物入りで開設したショッピングセンターはシャッター街となった。水商売と言える観光産業の戦略のなさや脆弱性が響いている。最近は広域的に観光を考えるようになったものの、県域や市町域で観光協会の閉鎖性も影響しているとも。

ここまで書きすすめて、JR直流化と瀬戸大橋は、地域性から関係がないように思うが、完成以来、瀬戸大橋を20年近く眺めてきた私には、かなり共通点があるとの認識だ。

人間は、魅力ある地域には集まるという法則を体感したことだ。ヒト・モノ・カネの流れは、求心力の強い地域に集まり、逆効果の怖さだ。ストロー効果の怖さは、人口減少化社会でもっとも注意をしなければならないことだ。

それと観光行政こと、観光産業の水商売ともいえる、脆弱性だ。高松市役所職員の友人は、「行政が行う観光行政の一過性は、あまりにも正直だ。単年度予算主義が影響するのか、長続きがしない、生活がかからない観光行政は人材が育たない」とその教訓を率直に語る。

敦賀市内の観光地を考えると、JR直流化効果の評価はこれからだが、冒頭の金ヶ崎宮は宮司さんの発想による「花換えまつり」効果は大きいことや、魚町の150万を超える観光客とリピーターは、国道沿いの好立地とはいえ、いまや敦賀の最大の名所となっていることは確かだ。いずれも民間人の商売感覚だ。讃岐うどんも一過性といは、映画化まで仕立てたのも民間人の仕掛けと熱意だった。

これらを考えても観光行政と観光産業と関係、観光産業の脆弱性など、市長就任以来13年、商業統計などの観光行政での成果がどうか、JR直流化で1割とも2割とも乗車数は増えたが、商店街の収益など、商工会議所を中心にウオッチしているが正確に、検証しておくことは大事だ。

おもてなし、ボランティアガイドと観光客への配慮は何よりだが、市税を使う意味は、地元にいくらお金が落ち、どれだけの効果が得られているのか。大きく言えば、交流人口というが、その中身が問題だ。人口増加やその効果がどれほどなのか。さらに駅前開発で、賑わいというが、その賑わいの効果はどうか、中心市街地活性化策が練られている。これは最後の挑戦ともいうべき大事なものだ。

これからの行政の一つひとつの事業に、費用対効果も含め、真剣な議論が市長や議会にも求めたれることは確かだ。

瀬戸大橋20周年の教訓は、私には大きく感じる。
【2008/04/11】 | ページトップ↑
子供の医療費無料化を考える。
Date:2008-04-10(Thr)

先日、市内労働団体のひとつである友愛会の「市長と語る会」で出された子供の医療費の無料化、調べると全国で広がっている。

毎日新聞によると群馬県知事が、子供の通院費無料化の上限を09年10月までに中学校卒業までに拡大する考えを示したことを報道している。北陸では、富山県の半数以上の市町村が今年度から、子どもの医療費無料化制度を拡充する。通院や入院の費用が無料になる対象年齢は、小学校入学前の未就学児から小学六年生までとしたものが注目されている。

敦賀市でも、就学前までの乳幼児の無料化は、実施している。財政難と言いながら全国的にこの傾向は変わらないだろう。ガソリン値下げと同じで、子育て世代にありがたいことで、議員や市民の大半は反対する理由がない。ただ、私は財政問題や地域の小児医療という観点で慎重な対応が必要と思っている。

子どもの医療費無料制度は、敦賀市の一般会計の持ち出し約1億円を超える経費で運営されている。富山県の制度の対象は入院費が未就学児まで、通院費は三歳までとしており、それ以上の年齢は、市町村が独自財産で運営している。

内情を詳しく調べると、富山市や高岡市が未就学児までの無料化、これに、射水市や黒部市は小学三年生まで。これを高岡市は小学校3年生、射水市は、小学生6年生まで広げた。

この背景には、財政難に悩む富山県は、増え続ける医療費助成のうち、今年の10月から対象世帯の所得制限を取り入れたことによる。これに合わせ、多くの市町村が歩調を合わせて十月から所得制限を取り入れる。所得制限により財政負担が軽くなった分を活用して制度の拡充に乗り出したというものだ。当然、見直し論議の過程で、県議会や医療関係団体など現状維持、反対という声が上がったことは言うまでもない。

ここで、注目したいのは、射水市は、六年生まで拡大し、所得制限も設けない。子育て家庭すべてを対象としている。高岡市は、所得制限の導入などで軽減する市の財源を無料化の拡大に充て、対象を小学三年生まで広げた。一方、富山市は所得制限を取り入れるものの、無料化は従来通り、未就学児までに据え置く。

ここまで書きすすめたのも、敦賀市議会でもこれまで何度か小学生までの無料化要望がだされ、今後も何度か出されることは、全国的な傾向からも、その圧力は強まることも疑いのないことだろう。

敦賀市では、小学生3年生までの拡大で8千万円の増加が必要という。かつて、就学前の医療費無料化の署名運動と、議会でも導入に動いた一人として、決して反対するものでもない。

ただ、闇雲に導入するのではなく、きめ細かい検討が必要だと思っている。何よりも財政問題が最大の課題だ。市役所の各部各課に毎年のように1割、2割カットと求め、各団体の補助金も1割、2割カットを実施している現状を考えると、子育てのこの分野だけ、無料化拡大にはそれなりの理由が必要だ。

医療費を無料にすることの有効性が、疑問視されていることも検討すべきだ。敦賀市でも無料化による効果が人口増加にどれだけの効果をあげているのかの検証だ。最近感ずるのは、市内の所得格差が大きくなっていることだ。これにより若い、所得の少ないカップルが、子供を産まない傾向があるとも聞く。所得制限を設けての小学三年生までの導入なら財政負担を伴わないが、富山県と同様、これまで受けていた所得層からの反発も多いいだろう。

いずれにしても政治判断だが、無料化はわかりやすく議会も市民はけっして反対はしない。市長の人気取りにもなる。ただ、実施に踏みければ、財政が厳しいからというだけで止めることはできない。

少子化、人口減少の時代を迎え、子育てしやすい環境づくりは敦賀市の最重要テーマのひとつだ。子どもの医療費無料化は、子育て世帯の関心が高く、隣のまちとの比較も目につきやすい。いずれにしても、子育て支援策は、全体予算の1割を超え、その効果がどうなのか、全体像の中で示すべき時期にきている。

子供の数が増えつつある市は、子育て支援策だけではなく、工業団地の誘致や産業振興の若者層増加や愛知県の豊田市、蒲郡市などの若い勤労世帯の所得増が、背景となっているとも聞く。総合的な施策の実施だ。

ここで、子供の医療の無料化が、地域の小児医療を崩壊しつつあるとも聞く。医療費が無料ということで、わざと、夜間や休日に、待つことはないという理由だけで、診察に出かける若い保護者がいるということだ。敦賀市も小児科医は少なくなりつつある。医師のハードな仕事に対して行政や市民の無理解で、医師の立場や気持ちを理解せず、疲れ果てた医師たちが医療の現場から次々と立ち去っていくのが現在の医師不足問題の要因の一つとなっている。まさに医療の「コンビニ化」だ。これは敦賀市だけのことではなく、全国的な傾向でもある。

子供の医療の無料化は、財政問題もさることながら、子育て支援策の費用対効果や地域の小児医療の維持など多角的な観点での検討を行い、所得制限、休日・夜間の有料化など、さまざまな検討の中で、実施に踏み切るべき課題と私は考えている。
【2008/04/10】 | ページトップ↑
きな臭い政治の動き・・・・。
Date:2008-04-09(Wed)

何か、内外ともに、きな臭い。国際政治も新たな火種が浮上。それもオリンピックと絡むだけにきな臭い。

昔、読んだ本に、オリンピックの聖火リレーと平和は、結びつかないというもの。それも最初に聖火リレーを導入したのは、ヒトラー率いるナチス。1936年のベルリン大会では、ギリシャから3000人を超す走者が聖火を運んだ際、ヒトラーは既に周辺国への侵略のために、聖火リレーを理由にスパイを派遣したとか。聖火リレーをナチスの宣伝と戦力地調査という説は、その後のナチスの研究でも明らかになったとも。今と昔は違うが、中国のチベット暴動から聖火リレーの抗議へ。ニュースによると聖火は、次は米国、日本へ。

その日本も、別の意味できな臭い。解散はサミット後と思っていた。まだ片隅の情報だが、庶民の知らないところで、永田町は動き始めている。日銀総裁の同意で民主党も迷走している。内閣支持率も下がるが、一方で、民主党の支持率も、さほど伸びているわけではない。ねじれ国会に国民が何を求めているのか、もっと民主党も真剣に考えるべきと、地方議員は思うが、根が深い。

ガソリン税もきな臭い動きのひとつだが、75歳以上の高齢者が全員加入する「後期高齢者医療制度」が4月スタートが拍車をかけている。自民党を支持していた高齢者層も、年金に加え、拍車をかけて自民党離れを起こしている。民主党に対して、消極的に政権交代が妥当との見方だ。

敦賀市内でも、制度が始める前から、説明を求める動きが加速し、市の担当も出前講座に何度も行って説明している。それでも「保険証が来ない」(これはほぼ解消した)や保険料の天引き、74歳以下の配偶者の扱いなどについての問い合わせが相次いでいる。

私にも直接、電話で「老人切り捨てだ」と苦情を漏らす高齢者も多い。何よりも、保険料は原則として年金から天引きというのが「取られる意識」を助長している。全国で、この15日には天引きが始まるため「4・15ショック」を懸念する声も強い。まずは丁寧な説明と周知を継続するしかない。

繰り返しになるが、①これまでと大きく違っているのは一人一人が個人単位で保険料を負担すること。②会社員の子どもの扶養家族として保険料を払っていなかった人も、今後は納めなければならない。いずれにしても、敦賀市ではわずか千人程度と思われるが、いきなり年金から天引きだから。その反動は大きい。半年は保険料を免除されるが、段階的に負担は増えて三年目からは本来の額になる。

これは、3月の市議会でも議論になったが、保険料滞納が一年以上続けば保険証が取り上げられ、医療費がいったん全額自己負担となることも高齢者を不安にさせている。滞納者には一時的とは言え全額負担は重い。このために受診控えが出ないよう、低所得者へのきめ細かな配慮が欠かせない。

ここでも書いたが、新制度の財源は税金で五割を賄い、残りは加入者の保険料が一割、国保などからの支援金が四割。75歳以上の医療費が増えれば、市税や自分たちの保険料に跳ね返る。これが歯止め効果だ。市町村の連合といえども、跳ね返るのは各市町村。一般会計からの持ち出しや保険料を天井知らずで、引き上げることはできない。その結果として医療費に枠をはめて伸びを抑える仕組みだ。

高齢化が進む敦賀市でも必ず高齢者の医療費は増える。全体の健康保険制度を維持するための制度でもある。民主党は廃止法案を提出しているが、地方は、国保会計など待ったなしだ。わかりにくいが、苦肉の策である高齢者こと「長寿医療制度」を私としても条例に賛成した。

生活や医療費がかさむと、高齢者が受診を控えたり、生きるのに必要な医療が受けられなくなったりするようでは何のための保険かということになる。常に実態をチェックし、長生きが喜べる制度にきめ細かく改善していくことが重要とも考えている。

この4月から、市民と接する市役所が、国の借金財政のつけを回された結果でもある。年金、保険、医療ともども、末端の議員が感じる政治不信でもある。それ以上に、きな臭い政治色は、市民不在、国民不在に映るのは、私だけであろうか・・・・・・。
【2008/04/09】 | ページトップ↑
新幹線、敦賀港、連携大学よりも・・・・。
Date:2008-04-08(Tue)

昨日は、せっかくの夜桜満開も雨で・・・・。今日は、大丈夫だろうか。

日曜の花換え祭り。陽気に誘われて、いつもながらのブルーシートに車座と日本酒。それも若い人だけ集いの輪も見える。心が浮き立つひとときだ。私も入社したての頃、金ヶ崎宮に場所取り。昼から居座り、仲間が来る頃にはぐてんぐてん。人のつながりの不思議さを確かめ合える車座の効用も、あらためて思い起こさせてくれる光景だ。

昨夜は、車座ではないが、教室形式で十年、二十年と続けてきた同盟、友愛会と名前を変えながらの労働団体の「市長と語る会」。

時が移っても、形を変えながらも、世代が移っても、出る課題は、それほど変わらない。年代が若いだけに子育てなどが関心事項となる。車座ではないにしても、それも一時間半。じっくりと話す、対話には人の心を和ませる桜にも似た魅力がある。

出された課題をピックアップすると、生活に直結するだけに具体的で細かい。就学前の乳幼児の医療費無料化(延長もあるが、三月生まれは、四月生まれに比べ不公平はないか?)や児童クラブ延長(小学四年、現在はカギっ子になったが?・・)や医療費の病院窓口での払い方(現状は病院窓口で正規の料金を払い、後日、銀行振り込みとなるが、・・)など。

就学前医療費無料化は県内市町で先進的に取り組むなど、一つひとつ実現してきた課題だが、税収減少の中で、工夫をしながら細かな市民ニーズへの対応も必要なことは言うまでもない。

桜に話を戻すと、これからは、爛漫の時を経て散り際へと。今週末はそんな自然の足取りか。失礼だが、福田首相の支持率は、盛りを見ぬままにしぼんでいくような気配も。日銀総裁人事やガソリンの暫定税率問題、依然宙に浮く年金記録などなど。首相に指導力がないと見る世の空気の厳しさは、一段と募ってきた。

ねじれを前提として出発した政権なのに、後手を踏むばかりだ。暫定税率を衆院で再議決し元に戻す。この与党の方針には、6割以上の人たちが反対。敦賀市民も、行政とは裏腹に、128円の安さは、生活実感となっている。車が足となる「大型連休前に踏み切ることなぞ難しいぞ」とある保守系の議員も出るほど。とてもできそうもない環境か。

生活に密接に関係するガソリンは、地方では必需品そのもの、それに物価高での環境だ。それを実感した市民は、率直だ。首相の打つ方策には限界があり、国民には「力不足」に映る。地方議員は言うことでもないが、首相は状況対応に終始するのではなく、将来ビジョンをもっと語るべきだ。この国をどのような方向に導いていくのか。言葉が足りない。国民は「何を考えているのか分からない」と、不満に思っていることではないか。

ここまで書きすすめたのも、この敦賀市でも、市民が今望んでいるのは、新幹線でも、連携大学でも、駅前周辺開発でもない、日々の生活不安を少しでも解消してほしいということを、語ることが多い。最近、痛切に感じることだ。

高齢者は、後期高齢者医療制度で不満と不安を、30代は子育て不安を率直に語る。団塊の世代は、介護不安を。20代は就業の賃金の安さを切実に語る。共通するのが医療不安と・・・。

市長は、昨日も連携大学への想いを伝えたが、反応は鈍い。私も議会報告の折り込みで敦賀港や連携大学を主に取り上げたが、受けた電話の意見、要望は、医療、介護、パートに話が向う。

敦賀港、新幹線、連携大学、駅前開発と将来の敦賀市にとっても大事なことだが、ことさら、生活に関する要望、不安が、市民の最大の関心で、重要な課題となっていることだ。それだけ格差社会や生活不安が敦賀市でも、広がってきていることではないか。

(これは余談だが、敦賀港整備計画のパブリックコメントを県は、県民に求めているが、締め切りの先々週までほとんどなかったとか、市民に重要なことだけに、関心のなさが、気になるほどだ。先週、県の判断で延長したが・・・・。)

市長は、新幹線や連携大学を語るだけでなく、将来ビジョンを生活と直結するように、もっと語るべきだ。この敦賀市をどのような方向に導いていくのか。言葉が足りない。市民は、「新幹線はいらない」と率直に語り、生活の不安と不満を語る。新幹線を語るにしても、具体的な将来ビジョンが必要だ。メリット、デメリットを語り、将来像を語ることだ。

市長の東京での陳情や活動が浮いていることだ。議員も議会が終われば、というものでもない。私も含め市民と直接接する市長、議員も敏感に対応すべき課題を何か、考える必要がある。


【2008/04/08】 | ページトップ↑
「花換えましょう」の季節だが、・・・・。
Date:2008-04-07(Mon)

昨日の敦賀は、あたたかな陽気となり、市内の桜こと、ソメイヨシノはほぼ満開。金ヶ崎宮の花見もピーク。「花換えましょう」の御子とのやり取りは、列が並ぶ。朝から夕方近くまで「人道の港・敦賀ミゼウム」で過ごした。来館者も夕方で140名を超えた。一昨日のウオーキングイベントがあっての130名、いかに、金ヶ崎宮の花見客が多いかだ。駐車場も満杯。宮司の花換え祭りが見事に花開いている。これも発想のよさと持続性だ。「花換えましょう」は、恋だけではない、いろんな思いを持って、御子に託してもいいそうだ。

敦賀ミゼウムに夕方、突然、スウエーデンのジャーナリストご夫婦が来訪。休暇で日本を訪れて、「命のビザ」の杉原氏の話と芭蕉の話に関心を持ち、敦賀訪問を決意いたとか。時期をみて、取材をしたいとも。これも杉原効果、芭蕉効果だ。敦賀の観光素材がたくさんある証拠でもある。

ところで、先月より、市のある部長から、出身地などへの「ふるさと納税」導入に伴う、市の事務手続き増加と煩雑さを聞かされていた。寄付をすると、居住地の税が安くなる「ふるさと納税制度」の開始に向け、自治体の準備が活発化している。県によっては今月から東京や大阪などに受付窓口を設け、寄付を呼び掛けている。

調べると、ふるさと納税は、希望する都道府県や市町村に5千円を超える寄付をした場合、5千円を引いた額が居住地の住民税から控除される制度。都市と地方の税収格差の是正を目的に国が導入を目指し、今国会で審議されている。成立すれば一月にさかのぼって適用される。寄付の上限は年間住民税の一割程度になりそうだ。

対象は生まれ故郷だけではない。転勤で住んだ土地や旅行先なども可能で、「恩返しをしたい」「活性化に貢献したい」という思いを託せるというもの。西川知事も提唱しての制度だ。東京、大阪に限らない、私であれば、敦賀から故郷の高松に税金の一部を提供できるというものでもある。

ただ地方にとって新たな収入源と喜んでばかりはいられない。居住者の地域外への寄付は税の流出になる。差し引きマイナスになれば、単なる税収減だけでなくイメージダウンにつながる。税収を増やすには、魅力ある地域づくりが求められる。ふるさと納税は、それが試される厳しい制度でもある。

また、庶民に実感はなくても、曲がりなりに戦後最長の景気拡大を続けてきた日本経済に異変が起きている。政府は「踊り場」という表現だが、政治が景気の足を引っ張りかねない現状ではないか。地方こと福井県、とりわけ嶺南や敦賀市の中小企業はより深刻な受け止めだ。業況判断指数のマイナスは拡大している。

いずれも原油や穀物価格の高騰、急激な円高・株安が背景にあり、そうした悪化要因が個人消費にも影響する結果になっている。内需に期待できればいいが、地方は、家計収入が増えない以上、個人消費は盛り上がらないままだ。輸出主導ではなく内需主導型への転換が叫ばれて久しいが、政治は手をこまねいている印象が強い。加えて金融政策の司令塔である日銀総裁がまだ決まらない。これでは機動的な政策運営さえ難しい。

室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思ふもの…」と、故郷をぼんやりと思いをはせる存在にした私だが、何か納得できないでいる・・・。単純に「花換えましょう」と思いを伝える、庶民感覚も大事か・・。

 
【2008/04/07】 | ページトップ↑
春爛漫・・・。市の観光行政の成果と現実・・・。
Date:2008-04-06(Sun)

桜はほぼ7分咲き。気持ちも自然と浮つき、軽くなる。晴れと桜と人が織重ねる休日、心が落ち着く。
午前中は、観光協会主催の桜並木と「人道の港・敦賀」に参加。昼過ぎはお見舞い、夜は町内の壮年会(昭和会)の総会・懇親会と、続いた。

春のウォーキングシーズン。敦賀駅から金ヶ崎緑地を目指して、天気も良くさわやかな風をうけながら、ウォーキングは、気持ちも落ち着く。あっち、ぶらぶら、こっちぶらぶら。日頃、ご無沙汰をわびるように尋ね歩く、見えないものも見えてくる。

敦賀駅→水戸烈士 武田耕雲斎の墓→気比の松原(遊歩道)→晴明神社(寄り道)→氣比神宮→「人道の港・敦賀」金ヶ崎緑地(約8キロ)→敦賀駅と歩く。金ヶ崎緑地から見る天筒山、金ヶ崎宮の桜は、春爛漫。

約170名が参加。ところどころに桜並木が見られ、春を満喫するにはベストコースだ。事前に関係者が行き先表示など準備も入念だ。ゆっくりと歩くにはこれほどのコースはない。明石から来られたご婦人は「山、海、桜、町並みの落ち着きがいい」、「敦賀を満喫」、「敦賀独特の風景がいい」と何度も繰り返した。

これに、金ヶ崎宮、中池見を加えれば、ベストウオーキングとなる。ただ、先頭をゆく集団は、松原も清明神社も、気比神宮もあったものではない。ただひたすら早足、これも目的だ。目くじらを立てる必要もない。 観光協会も含め関係者の見えないところへの配慮など敬意を表したい。

JR直流化開業から一年半。新たな観光事業やまちづくり施策を推進している。市民からは、場当たり的な事業も目につき、市の「ビジョン不在」を指摘する声が強い。点在する観光地をどう連携させて魅力を高めるのか。中心市街地活性化策を含め、まだ敦賀ならではのグランドデザインを描き切れないでいる。

昨日も、観光協会や市のまちづくり観光課の職員、ほぼ総動員体制。行事が増える季節、職員の献身的な苦労には敬意を表したい。桜に開花につられてか、JR駅の観光協会に来訪者も多く、ベロータクシーの利用者も多い、周遊バスも乗客でうまり、故杉原千畝氏が発給した”命のビザ”の「人道の港」展の来館者は、最高を記録した。

観光バスの魚町以外にも、観光地としての成果を上げ始めていることは確かだ。ただ、季節や青春キップなど条件が整わないとすぐに激減する脆弱性はいなめない。

課題をあげると、ウオーキングは、滋賀県、琵琶湖周辺の各市町、若狭町のツーデーマーチと、各行政、取り組んで久しい。「地域を知ってもらおう」「また来てもらおう」から、最近は「いかに金を観光客に落とさせるか」と試行錯誤の工夫が目につくようになった。

先進組と比べるものでもないが、各種イベントで、これまでも「税金で、人件費で」と話を切り出すと、担当者は「これからですから」「ぼちぼち・・」との声を何度、聞いたどうか。どの事業が、本当に誘客の目玉となりうるのか。観光事業に本格的に取り組むのであれば、費用対効果や人材育成が必要な条件だ。

また、開業後、駅前商店街では、飲食店を中心に約4割の事業者が売り上げを伸ばし、新規の飲食店やホテルも姿をあらわし、今日も駅前商店街はふれあい市に加え、大道芸人などイベントを展開する。民間企業や市民自ら行うことと行政支援の一致協力が何よりも重要なことだ。

昨日も行政、観光協会の姿は見えたが、コース周辺の商店街や飲食店の方から、「これ行例はなんですか」と、連携などあったものでもない。よいか悪いかは別にして百両旦那そのものだ。一方、これまでも市はジャズや演劇、吉本新喜劇の芸人を招いた公演など、市民からのズレを指摘されるなど、ちぐはぐ感は、今後の重要な事項だ。

さらに、これまで指摘された、二次アクセスの不便さ、宿泊施設のサービス不足も改善の兆しはあるものの、まだクレームが多いとも聞く。

付け加えると、大和田別荘のボランティアガイド、敦賀港駅のゆりかもめ、忙しく動く姿もあり、これまでの商工会議所の「おもてなし大使」や観光協会が始めようとしているボランティアガイドとどう連携し、育成していこうとするのか、敦賀市得意の縦割りではない、横割り的な配慮も必要だろう。

先ほど指摘した長期ビジョンや戦略性のなさ、もっというと、商売という本来の観光事業でどう飯を食べるかの貪欲性に欠けることなど、同じことを繰り返すようだと、右肩下がりの財政運営の中で、敦賀市の目玉の一つである「観光まちづくり」の市民から不満の声は大きくなるのではないか。行政、TMO、観光協会、市のまちづくり観光課、商工会議所と持続的な将来をにらんだ一体的な動きも必要だ。

また、市の観光まちづくり課だけでなく、市の市街地活性化に向けた各施策をどのように位置づけ連携を図り、持続的な観光事業とすることができるか、その道筋は市長や市議会の対応も問われている。
【2008/04/06】 | ページトップ↑
言論、表現の自由と日本の元気・・・。
Date:2008-04-05(Sat)

昨夜、全国キャンディーズ連盟の「大同窓会」。朝、ニュースで観ると、二十歳そこそこの自分と重ねているのである。ここで書くのもはずかしいような気もするが、心躍るのだ。

私ごとで恐縮だが、当時、岡山県玉野市の三井玉野造船所の寮で、冬の3か月間、毎朝、目覚ましかわりに「春一番」を聴いた。飲みすぎても、落ち込んでも元気が出るのだ。二十歳そこそこの造船所の実習は私には熱い思い出となっている。直径が1メートル近いディーゼルエンジンのピストンがゴジラのように動く。感動ものだった。

70年代の私たちの青春と重なる。「雪が融け・・・」と毎朝聴いた。大型船とキャンディーズは、私には切っても切り離せない思い出だ。「年下の男の子」、「やさしい悪魔」「サウスポー」と・・・。曲が次々と浮かぶ。彼女たちが解散して昨日で30年。一気に書き進む不思議さだ。作られたアイドルかもしれないが、私たち世代には元気を与えたことは確かだ。落ち込んだときに「春一番」は不思議と私には元気のもとだ。

海、船、キャンディーズが単純といわれるかもしれないが、当時の解散宣言「普通の女の子に戻りたい」の流行語に重ねると普通のおじさんの元気のもとだ。

話をがらりと変えるが、4月1日以来、敦賀市内のガソリンも128円。見事に下がった。 ガソリンが安いに越したことはない。しかし、原油価格の高騰、サブプライムローンと世界経済が悪化し、国内対策だけでは済まない。平均株価は前年に比べて5000円近く下がった。企業の保有株の含み益は大幅に減少し、物価も上昇基調が鮮明になった。

経済の土台が揺らいでいる。骨太な対策を議論すべきときに、民主党員の地方議員からみて、国会はガソリン一色で右往左往しているとみるのは私だけであろうか。

1日執行された「後期高齢者医療制度」も周知など不満も多い。地方自治体の予算執行にも支障が出ている。08年度予算は成立したが、後半国会で議論を尽くさねばならないものは多い。「宙に浮いた年金」は3月末までに名寄せを完了するとしていたが、確定できない記録が四割も残った。政府の公約はどこにいったのか。新たな年金像について与野党でしっかり論議する必要がある。

実現可能で国民が納得のいく、真の「公約」を掲げねばならない。防衛省改革にしても公務員制度改革にしても、政治が浮足立って、何も進まない状態だ。話し合いを放棄して不毛の対決とは情けない。

また、靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題。今回の上映中止は、グランドプリンスホテル新高輪が日教組の教研集会を一方的に断ったケースとよく似ている。映画そのものや日教組の活動に疑問を感じる一人だが、それでもおかしいのだ。

上映や集会に妨害が予想され、混乱を避けるために催しを取りやめる。一部団体の思惑通りの結果だろう。表現の自由は民主主義の根幹をなす原理でもある。「外部への迷惑」を理由に上映を中止した映画館の気概のなさに、キャンディーズではないが、日本全体の元気がない証拠に思える。

無形の圧力が表現活動を委縮させる状況は戦前の「いつか来た道」に通じ、私には敦賀のごみ問題とも通じている。
【2008/04/05】 | ページトップ↑
4月、市民に直接かかわることが変わる季節とはいうが、・・・・・。(後期高齢者医療制度、パート労働法、サンピア敦賀問題など)
Date:2008-04-04(Fri)

新聞折り込みの議会報告でいただく質問や意見は、率直で貴重なものが多い。中でも、お年寄りからは「後期高齢者医療制度」に対する疑問や不満の声が多く出された。「75歳を境になぜ切り離すのか」「なぜ年金から天引きか」「なぜ後期高齢者と呼ぶのか」と率直なもの多く、十分に答えきれないでいた。先月30日の話だ。

政府は、福田首相の指示でその名前を「長寿医療制度」と呼びかえることになった。名前の言いかえで制度の内実がにわかに変わるものでもない。医療費が膨らめば保険料が上がる仕組みによって医療費節減を図る制度でもあり、何よりも年金からの保険料天引きに対する不満は大きい。

国の決めた制度で、開始以前から、細かい点で、何度となく変更が繰り返された。その上、わかりにくく、これまでの「納める」ことから「天引き」へ。意識も「取られる」という感覚だ。下請け機関の市町村の担当者はたまったものではない。疑問や質問もまだまだ続くのではないか。

お年寄りの多くは自分が「後期高齢者」と呼ばれているのすら最近まで知らなかった方も多い。その違和感も大きく、認知症が加わればわけがわからない。「この歳(90歳)になって、今頃なぜ」と、この疑問は率直な言葉だ。国、県も含めて言葉の変更ではなく、十分な説明に行うことが必要な制度だ。

もうひとつ、パートに関する苦情をいただいた。今月からパート労働者の待遇改善を目指す改正パート労働法が施行された。今やパートや派遣、契約などの非正規雇用者は、全労働者の三分の一を占めている。市役所も臨時職員が多くなった。賃金の「格差」への不満は大きい。

改正の主な点は三つ。仕事の内容が社員と同じで異動もあり、雇用契約期間に定めがないパートには、正社員との差別的な取り扱いを禁止。それ以外のパートは、能力や経験などを考慮して処遇を決定するよう努めなければならない。さらに、正社員登用制度の導入など正社員化の推進措置も義務付けた。仕事の内容が同じなら、同じ処遇をするのは当然とも言えるが、これも言うは易いが・・・である。

今回の改正では、企業の「努力義務」の対象となるパートがほとんどということだ。裏を返せば、企業がどこまで本気でパートの処遇改善に取り組むかが最大のカギとなる。地方は、より厳しさを増しており、それどころではないというのが現実ではないか。

あとひとつ、厚生年金施設である「サンピア敦賀」の敦賀市の買い取り要望だ。関係者の気持ちはわからないでもないが、私は敦賀市が買い取るべきではないと考える。中日新聞でも「敦賀市のサンピア敦賀は、十月一日から民間企業による所有に切り替わる。厚生年金事業振興団による運営を九月末で終えるため、十月以降の宿泊予約を断っている。土地と建物を所有する年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)が、七日にも発表する。」と、報じた。

「サンピア敦賀」自体は、従業員の頑張りもあり、黒字経営であることは確かだ。ホテル、レストランや温浴施設のほか、北陸三県唯一のスケートリンクを備えた複合施設と、敦賀市民も多く利用しており、価値は大きいがあくまでも民間が行うべきものだ。行政が行うべきものではない。

最後に、今回、いただいた意見で感じたことは、市政そのもの、それを監視する私も含めて議会への不満や批判が多かったことだ。国の制度変更の直接の窓口が市であるだけに、担当者も大変だが、答えていくのが市民サービスである。私もできるだけ、きめ細かく対応していきたい。
【2008/04/04】 | ページトップ↑
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に重点を置いた特定健診・特定保健指導制度がスタートした。
Date:2008-04-03(Thr)

春らんまん。敦賀の桜も咲き始めた。かつてあった開花宣言がないのが寂しい。週末にも、金ヶ崎宮など、桜の花が満開になりそうだ。ソメイヨシノの淡いピンクは、なぜか人々の心を浮き浮きさせる。早速いただいた夜桜の誘い。予約があり断るのもつらい。とかく、騒がしくなった4月の入りだ。

牛乳、しょうゆ、食用油、ビールなど身近な食品の値上げが相次ぐ。値上げの春が家計を直撃する。一方で、ガソリンが一リットル当たり約25円と大幅に下がった。敦賀でも1日より、疋田のあるスタンドを皮切りに、昨日、各スタンドで一斉に下がり始めたとか。消費者にとってはうれしい競争原理だ。在庫分は元の税率とあってガソリンスタンドは厳しい。競争の厳しい業界だけに、赤字覚悟で前倒し値下げに踏み切る。この値下げ予想は、不謹慎だが、実は見事にあたった。

庶民感覚では、暫定とは「しばらくの間、仮に決めておくこと」である。それが34年も続いたのだから、消費者にはこれほどうれしいプレゼントはない。文字通り一カ月の暫定で終わるものなら、庶民感覚は相当に厳しく与党を批判することなる。ここまでは、民主党本部も「してやったり」だが、国会でのガソリン業界への救済、地方の財政やら道路をどうするのかなど、まったく議論が進んでいない。各党の支持率も大事だが、国会の役割はねじれだけではすまない国民不在とも思う。

一方で、後期高齢者医療制度の導入もそうだが、40~74歳を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に重点を置いた特定健診・特定保健指導制度がスタートした。
生活習慣病を減らし、医療費の抑制を図る狙いである。健康保険組合や国民健康保険など医療保険者に実施が義務付けられ、受診率や指導効果が低いとペナルティーが科せられる。それも市町村単位でもだ。

受診率向上の広報活動や保健指導体制の充実が重要となる。国民健康保険分野は、市町村が下請け機関となる。市民の理解と信頼なくして成果はおぼつかない。がん検診など低い敦賀市にとっては頭痛い事業でもある。一方で、腹囲の基準値の妥当性を疑問視する向きもあるだけに検証と分析を重ね、市民の協力なしに制度は進まない。さらに、国民健康保険は、一部、市税を投入しているだけに、より工夫をした運営が求められることは確かだ。

私が注目している新潟県の見附市。総合計画の第一に「日本一健康なまち」をめざして、市民の一人ひとりが健康に暮らせるまちづくりを行っている。新年度は新たに、市立病院内に「健康の駅」を設置する。「健康の駅」は「健康」をキーワードに、訪れる人たちに保健・福祉・医療、全般にわたるサービスを提供。健康相談・健康についての情報発信・市の健康事業の模擬体験ができるとか。

これまでも、全国的にも注目されている「健康運動教室」で、現在多くの市民が参加して筑波大学の科学的な根拠に基づく健康づくりを行なっている。注目しているのは、市内の健康管理センターはもちろん、各公民館に自転車こぎや健康器具を設置し、万歩計データをパソコンで入力でき、ネットで各家庭において進捗状況を確認できる通信システムの導入など、どこでもだれでも利用できる運動教室のサテライト化を図っていることだ。評価したいのは、施策がわかりやすく国民健康保険の市税負担の横ばいや利用者の増加など結果がでていることだ。

昨年、訪問した見附市の「まちの駅」(営業不振のショッピングセンターの再利用)に、子育て支援センターや運動教室があり、自転車こぎがずらーと並ぶ。利用者の大半のおばちゃんだが気軽に体操も楽しんでいた。市長自らメタボ対策で減量と腹囲の減少を宣言し、結果を公表している。

訪問して敦賀市との違いを強く感じたのは、市長を先頭にすべての見附市役所の各グループ各課(部制がなく課長がグループ長を兼ねる)が、施策の第一として横割りで取り組んでいることだ。

【2008/04/03】 | ページトップ↑
カーリング型の季節
Date:2008-04-02(Wed)

4月1日、神戸のある大手造船所に電話。「今から、新入社員の入社式などスケジュールが目白押しで・・・・。」と、「申し訳ない」とさっそく、要件を伝えて電話を切った。どこの企業も役所も年度初めは忙しい。

政務調査費の報告書提出で市役所を訪れると、見慣れない新入職員が各課に配属されている。今年の新入社員を、社会経済生産性本部は、自立意識が乏しく、周囲の配慮や指導が必要な「カーリング型」とか。年末の漢字一字とともに、新入社員の命名が、日本の代表する言い回しとして定着してきた。1973年度にスタートし、企業や学校から話を聞き、有識者らで決める。かつて、担当した方と話したことがあるが、新聞社が取り上げるようになって、言い当てる難しさもあり、意外と大変だとか。

2007年度の新入社員は目先の損得で転職する「デイトレーダー型」、06年度は従順だが自己主張もする「ブログ型」と命名。当たっているようであたっていない。最近では「ブログ型」はよかった。

今年の新入社員は、氷の上を滑走する石のごとくスムーズに就職でき、せっかく採用した社員なので、企業は育成の方向を定め、そっと背中を押し、ブラシでこすりつつ、働きやすい環境づくりに腐心。しかし、新入社員の方は会社や仕事への執着が薄く少しでもこするのをやめると、減速したり、止まったりしかねない。一人前に育てるには時間がかかりそうだというものとか。

時間をかけての公表だけにうなずける。敦賀市内最大の企業とも言える役所も、最近は、この環境作りが難しい。定年とは関係なく役所を離れた職員も数人いる。職員構成も人口動態と同じようにいびつ。どう育ていくか、幹部の腕にかかる。

話を役所から外へ。ガソリン価格は、どこに行っても話題の中心だ。敦賀も5日ごろ値下げとか。ただ、仕入れ価格との関係で赤字覚悟。今後は一度下がった価格を首相が再び元に戻すかどうかが大きな焦点になる。民主党は参院に首相問責決議案を提出し、衆院解散に追い込むと揺さぶりをかける。

国会から目が離せないが、敦賀市民にとっても大切な月ではないか。ガソリン値下げを喜ぶのは理解できる。8号線の四車線化も当面、延期とか。市の税収減にどう対応するのか。

福祉や教育など道路整備以外にも使える一般財源化の是非も重要なテーマだ。ガソリン価格の動向も大事だが、県や国土交通省の国の横並びの行政や道路づくりの在り方も含め冷静に考えを深める月でもある。

【2008/04/02】 | ページトップ↑
4月1日、多くのことが、変わり始まる日・・・。
Date:2008-04-1(Tue)

今日は何を書こうか、朝から悩むほど変わるものが多い。道路財源の暫定税率は1974年の導入以来、延長が繰り返され、期限が切れたのは初めて。政治が変わったともいえる。

今日、ガソリンにかかる税金が1リットル当たり約25円下がった。札幌などガソリンスタンドが129円まで値下げで販売。一方、福井など3月末までに仕入れた在庫を売り切るまで見送るスタンドもあり、価格は当面、ばらつくことになった。早晩、福井でも下がる。下がったものを上げるというのは至難の業だが、民主党の頑張りというか、私も正直、このまま突っ走れるのか疑問をもっている。ただ、福田康夫首相は暫定税率を含む税制改正法案を、参院送付から60日が経過する29日以降に衆院で再議決し、税率を元に戻す方針、これも意地だ。

暫定税率失効による歳入不足で、地方の財政にどう悪影響を及ぼすか。当面、敦賀市ではそれほどないと思っている。今後の展開は、じっくりと見ておきたい。

話を変えるが、今日、各会社では、入社式が行われ、市役所も同じだ。この4月から後期高齢者医療制度も始まる。メタボに向けた健診も変わる。

ただ、今日から75歳以上の人は後期高齢者医療制度に加入し、新しい保険証で医療を受けることになる。新制度は仕組みが複雑な上、扶養されている人も保険料を払うようになるなど、多くの高齢者世帯で負担が増える。と不満や不安の声も多い。市も職員を派遣しての出前講座を積極的に行った。

年金の給付水準が抑えられる中で、老後生活は厳しさを増している。受診を控えるような事態が起きないのか、当面、運用面での順調に進むか、不具合が生じるか十分に見ておく必要がある。お年寄りへのきめの細かい相談も大事だろう。

財政支援を義務付けられている健康保険組合(健保組合)などから激しく突き上げられ、当時の小泉政権が「医療構造改革」の一環として、老健制度の廃止と新たな高齢者医療制度の創設を決めた経緯があることからも、医療費抑制で始まった制度だけに、何かしっくりこない。新制度でも健保組合などは「支援金」で給付費の約4を負担する。約5割は公費(税金)、残り1割が保険料。財政の基本的な構造は老健制度によく似ている。

敦賀市でも人口横ばいから減少へ、これを伴いながら超高齢化が進む。老人医療費の自然増は避けられない。医療費増加など、どう財政を圧迫するか、見極めておくことが重要だ。

変わることが多い4月1日。不安や不満にじっくりと対応することや、今後の財政面での変化など、じっくりつとした対応が必要な時だ。

追伸:地震で原子力発電所に起きると想定される揺れが、既存の原子力発電所のほぼすべてで従来を上回るよう見直され、高速増殖炉原型炉もんじゅ、や関西電力美浜発電所の直下近くまで、活断層が延びていること明らかになった。これで、基準地震動を変更。東京電力柏崎刈羽を除き、経済産業省原子力安全・保安院への報告が出そろった。いずれの重要な機器や設備の耐震性を解析し、安全性に問題はなかったとし、今後保安院が妥当性を評価する。建設に向けた敦賀3,4号の評価も始まることになる。

【2008/04/01】 | ページトップ↑
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