敦賀の政治課題の市民感覚と成熟度
Date:2008-07-31(Thr)

景気の先行きが不透明なこともあって、敦賀そのものも、何人かの方と話しても将来に対する悲観論が支配的だ。少子高齢化、人口減少、物価高、原油高と私も悲観論、課題を多く取り上げるが、一方で、熟成の域と考えを切り替えもしたい。従来の施設や道路敷設から医療、介護、年金と生活に直結する課題に関心が移り始め、それも税金という使い方と生活という視点で、政治を考えているのだ。

県レベルでは、象徴的な出来事が昨年の滋賀県の新幹線新駅問題、東国原知事の活躍、そして今年の大阪府の橋下改革、涙ながらの改革精神が府民に受けている。ばら撒き、ハコモノ政治から財政再建、ソフト、制度充実の知事、市長の人気が高い。それも滋賀、大阪、宮崎と西日本に集まる。

中央でも福田政権は支持率が悪いが、年金問題、後期高齢化問題と生活に直結する課題をあげて民主党は効果をあげている。ガソリン問題もわかりやすい。

敦賀市のきらめき温泉リラ・ポートの議会での否決も、経費節減というわかりやすい理由での議会での否決が、市民の評価も高い。私が接する限り、市民の反応も良い。税金と生活、施設利用と税金と、格好の題材だった。

新幹線問題も、私は、30年後、50年後でも大きな意味での北陸新幹線、敦賀駅終着はメリットが大きいと思っている。しかし、敦賀市民の反応は「いらない」と明確に答える方が多い。反対理由は、北陸まわりで東京に行こうとする敦賀市民がいるかと、財源の市民負担と明確だ。JR敦賀駅舎は、改築賛成、反対が半々だ。賛成理由は敦賀の顔という市民も多い。反対理由は、JR駅になぜ市税投入を行うのか、改築して観光客が来るのかと、双方ともに理由は明確だ。

リラ・ポートの指定管理者否決、新幹線問題、JR敦賀駅舎改築問題、いずれの課題も、共通するのが、市税の使い方、財源問題と市民の反応もわかりやすくなっている。国の問題でありながらガソリン税問題の市民の関心が高かった。多くの市民がスタンドのガソリン価格に敏感になり、言葉が適切かどうかは別にして、政治という息吹を感じているように思う。政治のあり方が個人の財布に直結するとの感覚を持ち始めている。

後期高齢者医療保険や年金問題など個人の生活に直結するお金を巡る政策論争に関心が深い。その流れがリラ・ポートとみてもよい。市民の財布の中に政治との絡みを感じているようだ。新幹線問題、JR敦賀駅舎改築問題の重要判断を伴う政策の優先順位も、市民の多くが税金という観点でとらえていることを肌で感じる。

年金、後期高齢者医療制度の国の課題から、新幹線問題、JR敦賀駅舎改築、リラポート否決の敦賀の課題と、違うようだが、市民の政治意識は共通している。少子高齢化・人口減少と流れが敦賀も変わり、市民の財布と政治課題が直結すると気付き始め、その感覚で政治課題をとらえている。

冒頭に書いた悲観論とも共通するが、市民感覚はむしろ税金を通して成熟とみるべきではないか。動いていないようでいて実は敦賀も動いている。だが成熟の姿が捉えにくいだけではないか。そんな思いをする。

細かい問題かもしれないが、昨年度より金額面で棚上げとなっている防災無線敷設問題もデジタル化の2011年7月を前に、コスト、公平性、確実性の観点で、決断を下すべき時期にきている。何よりも流れは、税金をどう有効に使うか、費用対効果など市民の目は厳しい。わかりにくい防災無線の政治課題も、非常時に防災放送がならなくなる3年後、わかりやすく説明がつく判断が重要だ。この大きな流れで判断すると、JR駅舎改築もバリヤフリー、リニューアルが妥当とも感じる。

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【2008/07/31】 | ページトップ↑
ガストフロントとテント構造・・・・。
Date:2008-07-30(Wed)

青空と黒と白の微妙なコントラストの常宮神社上空がみるみるうちに真っ黒になったそうだ。27日午後12時30分の頃だったという。西浦の向こうから雨雲が張り出してきたかと思うと、風雨とともに、金ヶ崎緑地イベント会場の楽しさをかき消すような突風と豪雨。

梅雨前線が南下し、そこへ南から湿った空気が流れ込み、・。これが敦賀市内をすっぽり覆っていたというのだが、突然強風と一時間に何十ミリもの激しい雨・・。台風よりも恐ろしい。瞬く間に非情な暴風雨へと敦賀湾の表情を変えたことになる。一昨日も神戸の学童が水にのまれた。これも一瞬の天候の変化という。

昨日の読売新聞を参考にすると、福井地方気象台は、現地災害調査速報をまとめ、突風の原因が「ガストフロント」と呼ばれる気象現象と推定されると発表。さらに、大型テントの背面が布で覆われていたために風の逃げ道が閉ざされ、300キロコンクリート製の重り16個で支えられていたにもかかわらず、このテントだけが突風で舞いあがった結果と表現している。

読売新聞は「ガストフロントは、発達した積乱雲から下に向かって冷気が吹き付ける際、周囲の空気との境界付近に発生する“前線”。現地調査の結果、事故当時は風向きがほぼ一定で、気温の急降下や気圧の急上昇といったガストフロント発生時にみられる気象条件が、現場近くの観測所で観測されたとしている。」と書いている。

現段階における災害調査速報として、気象台の分析は妥当なところだろう。私も経験したことのない雨風だが、お年寄りによると何度か経験しているとも聞く。今後の詳細な災害調査を待ちたい。

昨日は雨もやみ、現場では悲しみの献花の中で、警察が、ロープを張り、倒壊した大型テント(高さ5・3メートル、縦横各10メートル)と無残に散らばった300キロのコンクリートブロックの位置など克明に記録していた。大型テントは今回を含めて3回、「きらめきフェスティバル」で使用。設営方法はほとんど変わらないという。実行委員会のメンバーも取り調べや事故対応、ご家族の対応など精神的にもかなり疲労している。今日、被害者の葬儀とも聞いた。市長が参加する。

昨日10時より議会の産業経済常任委員会を開き、事故について市側から説明を聞きた。委員会では、冒頭、犠牲者に対し黙とうを捧げた後、市側が事故の詳しい状況をはじめ、河瀬市長が直接、被害者の家を訪ねて謝罪したことなど、その後の対応について説明を受けた。委員会では、イベントのテントの管理方法などについて警察などの判断が出るのを待ち、再度、協議することにした。

また、産業経済部長は、今回の突風を教訓に、市内の海水浴場や夏祭りなどのイベントでの安全対策の強化を検討していくなどの市側の考えを示した。特に、来月16日のとうろう流しと花火大会も規模も拡大され、限界に近くなっている。安全上も厳しくなっていることも確かだ。私としては、今回の事故に配慮した花火大会にすべきとも考える・・・。
【2008/07/30】 | ページトップ↑
まずは冷静な事故対応、原因究明と調査・検証・・・・。
Date:2008-07-28(Tue)

ここ数日、敦賀をはじめ豪雨で児童が流されたり、神奈川県JR平塚駅では通り魔が出現したり、人命にかかわる天災、人災がトップニュースになっている。

敦賀でも、「きらめきフェスティバル2008」での突風事故で、市役所をはじめ関係機関は、雨の中、事故の原因調査や今後の対応に追われた。議会も事実関係の確認は必要と産業経済常任委員会を所管事務調査として今日10時から開く。

事故が発生した後は、冷静に、事故関係者の市役所もそうだが、警察、消防、気象庁の第三者が、総合的に事故調査を行うことが重要だ。ややもすれば、目的の違いや責任問題などが絡み、時間が経過することもある。時間も早急に行うものと、時間をかけてじっくりと行うことがある。

これも危機管理のひとつと学んだ。敦賀の金ヶ崎は港博100年以来、気比の松原と同様、市民にもっとも親しまれ、テントを張ったイベントが開催された場所でもある。これからもその場所であることは確かだ。それに異論を唱える市民はいないだろう。それだけに「安全」をどう担保するか、テント張り方はどうか、など今回の教訓を、亡くなった方の痛みをしっかりと受け止め、天災だと片づけることだけは止めよう。

テント業者に聞くと、これほどのテント張りはないとも聞く。自然はそれを超えた。しかしテントはあくまでも仮設。建物の強度はだれも求めない。それだけに、風をまともに受けない構造が必要とも。今回のテント山側のシートを固定し、風の通り道がなくテントが浮かび上がりやすい構造になっていたことは確かとか。

県二州保健所の指導により、店舗を三方向から囲い、ほこりなどから食品を守ることが食品衛生法で義務付けられていた。それ以上の安全対策のために300キロの重りを十か所以上止めている。だれも想像できない事故でもある。それだけに、事故原因を検証することは大事だろう。

今後の金ヶ崎のフェスティバル、利用は、これからの議論だが、安全確保を最優先に取り組むことも、管理者である県、運営管理の市行政の役目であろう。

記者会見で、関係者が、「瑕疵(カシ)はなかった」とか、責任問題を語っていたが、現段階では、その結果がたとえ天災であっても語るべきではない。死亡者が出た事故は重いのだ。まずは、冷静な事故対応、原因究明と調査・検証、その結果で再発防止で責任があるとか、ないとかの問題になる。
【2008/07/29】 | ページトップ↑
突風が教えるもの・・・・。
Date:2008-07-28(Mon)

午前中、町内の祭の櫓の準備を終え、自転車で今庄へと思った瞬間だ。とても行ける天気ではない。ひたすら雨宿り。

午後1時ごろトンボメールが入る。救急車がけたたましい音をたてる。連絡が入り、急きょ、現場に駆けつける。

海風も敦賀湾内の風は怖い。30代の頃、西浦から東浦にヨットで「行きはよいよい、帰りは怖い」・・その通りになった。天候の急変だ。昼寝をして、さて戻ろうとすると、帆を立てることさえできない風、何度も沈(チン・・・転覆)を繰り返した。身の危険を感じた風だ。ひたすら待つしかなかった。風は怖い。

昨日、午後1時前、金ケ崎緑地公園で開催中の「きらめきフェスティバル2008」の会場が一変した。3日間の最終日。楽しはずのイベントの風景が変わった。大型テントが突風にあおられて飛ばされ、愛知県の男性がテントに巻き込まれて、命を落とした。市内の女性も右腕を骨折、9人が重軽傷。何張りもあるテントの中でこのテントだけが無残にもひっくり返った。まずは、ご冥福をお祈り申し上げる。

午後3時半、きらめき港館で実行員会の記者会見。県内は昨日、午後、大雨洪水警報と竜巻注意情報が出ており、敦賀市では、0時49分に最大瞬間風速29.7メートルの突風が観測。その瞬間が会場を一変させた。私も経験したことがない風だ。

金ヶ崎緑地は、ここ10年ほど、市民の憩いの場所として定着。ただ、テント張りは風の強さから学校の運動会のテント張りと違う。重りも入念には入念に、これほどしなくてもという堅固なテント張りだ。それがなぜと疑問が沸く。突風は怖い、竜巻も怖い。今後の解析や検証も必要だろう。

敦賀の港、海、山、赤レンガ倉庫と、自然と歴史、そして芝生と、敦賀市民にとっても最高の憩いと考えられた場所だ。フリーマーケットなどのイベントも何度か開催され、サマーフェスティアバルも9回目、来年10周年と、事故がどう影響するのか、安全は第一だ。原因を検証し、今後のあり方を検討することも大事だろう。テント張りも、どうすればいいのか、検討をする必要がある。

「天災は忘れたころにやってくる」という警句があるが、今回ははじめての事故だ。地震に話をうつすが、たて続けに最大震度6強。しかも今回の岩手北部地震も、高確率で起きると予想されている宮城県沖地震ではなかった。それがかえって恐ろしい。

2度の地震に共通しているのは、地震の規模の割に建物の倒壊が非常に少なかったことだ。もしこれを、都市型地震でなかったからだと思ったなら、それも勘違いに違いない。たまたま住宅被害を大きくする地震波「キラーパルス」に襲われなかっただけだとか。

もし強烈な地震波に襲われたとしても、うちは比較的新しい家だから大丈夫と考えていたなら、それも勘違いだ。阪神大震災では、タンスの下敷きになって亡くなった人が少なくなかった。強烈な揺れなら、テレビだって宙を飛ぶ。温水器が家を突き破る。その惨状は、常識を超えていた。

経験した事故は忘れてはならない。突風がひとりの命を奪った。天災は、備えを忘れた人のところこそ、未曾有の被害を与える。金ヶ崎緑地が市民の憩いの場所だけに、どのようにテントを張るかなど、具体的な十分な検証が必要だろう。
【2008/07/28】 | ページトップ↑
寝苦しさ、あれこれ・・・・。
Date:2008-07-27(Sun)

日本列島の晴れマークは暑さをさらに暑くする。岐阜県の多治見で最高気温39.0度と、聞くだけでも暑い。昨日は、原電とファミリーの組合で構成する原電総連の大会。東京での一日は暑い、その上、夜遅く戻っての敦賀も暑い。

読まれる方に暑い暑いは申し訳ないが、これも暑さのうさ晴らし。その上、寝苦しい毎日だ。夜中に窓を開けても、風はそよとも吹かない。気力まで吸い取られるようで、うらめしい。かつてとは、どのくらいだろう、暑い日本の夏、猛威をふるっていたのが日本脳炎だ。ウイルスを持ったブタから人間へと、コガタアカイエカが媒介する。死亡率20%という恐ろしい感染症で、60年代は年間一千人以上の患者が発生した。

網戸もなく、冷房もない、蚊帳(かや)で、うちわを片手に「暑い、暑い」を連発する親父、蚊取り線香に火をともす母親、それを懐かしむ時代になった。その頃、「蚊には注意しなさい、さされると日本脳炎になるかも」が合言葉だった。

予防接種の普及で近年は年間10人以下と、もはや「過去の病気」となっていた。ところが3年前、重い副作用が発生したことから定期予防接種が中断され、雲行きが怪しくなってきた。新ワクチンの開発も遅れ、供給開始は来年度以降の見通しだ。長期の中断で免疫のない子どもが増え、再流行の恐れがあると医療関係者は危惧する。「はしか」もその一例だろう。免疫を持たない十~二十代の若者が相次ぎ発症し、多くの大学が休校に追い込まれた。

結核もそうだが、「過去のもの」が最近、復活し、一方で、新型インフルエンザの流行が予想されるなど、医療行政は、医師不足だけではない。現場である敦賀市の保健センターの役目も大きい。話は飛躍するとが、これだけ猛暑日が続くと、戦争中に兵隊の死亡原因になった「マナリア」に流行もあるとか。いずれにしても医療行政は、難しい。

戦争中の話から転ずるが、日本への「命のビザ」をユダヤ人難民に発給した故杉原千畝・駐リトアニア領事代理と関係の深い、敦賀市と岐阜県八百津町が昨日、きらめきみなと館で相互交流協定を結んだ。
岐阜県八百津町は、杉原の「千畝」(ちゅうね)は、「畝(うね)が千ある」という意味。「人道の港 敦賀ムゼウム」の説明のときに、必ず入れる項目でもある。冒頭の日本脳炎の話ではないが、過去の教訓を学び、現代を考えること大事なこと。

歴史の政治的な判断の誤りも、現在と照らして、じっくり検証するのも大事だ。「人道の港 敦賀ムゼウム」と敦賀港駅舎の鉄道物語など、八百津町の連携も大事だが、敦賀市内の連携も大事だ。
【2008/07/27】 | ページトップ↑
時代の曲がり角・・・知恵と工夫が必要なことは確かだ。
Date:2008-07-26(Sat)

昨日は、9回目のサマーフェスティバル。敦賀港100周年を祝う港博の翌年から始まり、はや9年目。来年で10回目を迎える。昨日はオープニングセレモニーで、敦賀市のキャラクターの認証が行われた。「ツヌが君」と「ヨッシー」(大谷吉継)など、敦賀をアピールするキャラクター。彦根市の「彦にゃん」との対抗意識も微笑ましい。

NHK福井で、福井県信用保証協会が、中小企業の経営の支援に今年5月、県内の中小企業、2000社対象にアンケート結果が報道された。「原材料価格の高騰が続き、県内の中小企業の景気判断が悪化」とうもの。要因は、「受注の減少」61.2%「コスト高」57.1%など、原材料価格の高騰の影響を反映する結果と、急速に県内も景気が悪くなっている。敦賀市も同じ傾向を強く感じるようになった。

何度か提起しているが、人口減少(少子高齢化)、原油高、物価高など、これまで経験しなかった時代への突入を感じる。少子高齢化は、根が深い。来春に迫った介護保険制度の見直しをめぐる議論が活発になってきた。ただ、介護関係者や家族の間では、社会保障費抑制という大きな流れにのみ込まれ、介護サービス切り下げが進むのではないかとの懸念が強いのも事実だ。

私の両親、特に父親が介護状態になった80年代は高齢者数もそれほどではなく、90年代のゴールドプラン(高齢者保健福祉推進十カ年計画)も寝たきり高齢者に重点を置いていた。ところが、女房の父親もそうだが、現在は認知症の人の介護や処遇が大きな課題になっており、高齢化が進めば、さらに深刻になっていくことは間違いないだろう。

これまでの制度見直しで介護度が軽い人へのサービス切り下げ、介護従事者の待遇悪化が進んだ。負担増は避けたいが、認知症の人に限らず、必要な介護サービスが受けられなくなる傾向にはかわりがない。財政の要請と現場のきしみに挟まれ、介護保険制度は転換点、曲がり角に立っていることも疑いがない。

ある試算で、要介護度「2」以下の人を介護保険制度の対象から外せば、年間に約二兆円削減できるという資料が公然と配られ、現場では、今の認定システムでは、認知症の人の介護度が低くなる傾向があるといわれ、認知症の人を事実上除外することは、制度の存在意義そのものをなくすものでもある。

ここ数年、年金、介護、医療など社会保障の問題点が、あぶりだされるように明らかになっているが、現場の最前線の敦賀でも、実態は何も変わらない。国が悪いだけではすまされない時代でもある。景気も財政も、我慢すべきは我慢すべきだが、必要なところに財源が確保できるようにするのが、議会の役目でもある。難しい時代では済まされない知恵と工夫が必要な時代だ。

彦根市の「ひこにゃん」は、彦根城400年祭に登場したが、その売り込みとPRには、近江商人の貪欲な戦略があって、全国区になった。対抗意識だけでは、勝てない。知恵と工夫の時代だ・・・。
【2008/07/26】 | ページトップ↑
「口利き」か、「相談」か、そして、母子家庭の現状は・・・。
Dat:2008-07ー25(Fri)

昨日は、議会の議員研修。地方議会の改革、あり様、わかりやすい議会、わかりやすい議論など、その進行は極めてゆっくりだ。後日、まとめて報告したい。

・・・・・先送りと不透明な新幹線問題・・・・

まずは、やっぱりそうだったか、という感覚だ。与党の整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(PT)は昨日・午前、新幹線開業後にJRが支払う施設貸付料の試算結果について国土交通省から報告を受けが、PT側は、試算額には不確定要素が多いとして、現時点で採用することを見送った。財源を、まだ営業もしていなのに、それを見込んでの試算など架空のものを積み上げての財源。普通に考えれば、財源と言えるものではない。今春、春江に来た鈴木宗雄衆議院議員が「財源がないのに無理やり財源化すること事態、無理がある。夏は見送り」と、明確に予言していた。敦賀まで、30年はおろか・・・、というのが現実的な判断ということか・・・。

・・・・・「口利き」と「相談」の違い・・・・・・

もっと、身近な話に移したい。大分県の教員採用問題は論外だが、議員の「口利き」は、常識を超えるものは当然、許されるものではないが、「口利き」という言葉で区切るのではなく、困っている市民の「相談」は、受けるべきと考えている。議員の情報網と信頼関係から、困っている市民と行政との間をとりもつ。これが「口利き」と考えるか、考えないか、難しいことが多くあることは確かだ。議員という裃を着て、圧力をかけることは、あってならないことも当然だが、日常的なもの、どぶ板的な生活上の改善を求める活動は、杓子行儀に考えて、すべてダメととらえるのも社会的にも問題があるのではないか。

・・・・・母子家庭(父子家庭)の現状・・・・・

格差社会の反映か、本当に困った方の相談を受けることがある。老老介護の施設との関係、母子家庭の児童手当など具体的な相談は、市役所の窓口に行けば、解決策が見いだせるが、議員としての気安さから、相談を受けることも多い。ましてや就職相談は切実なものもある。

話を進めると、厚生労働省が6月に発表した「母子家庭の母の就業支援施策の実施状況」をネットで読むと、低所得、不安定な仕事といった母子家庭の厳しい状況がよく分かる。女性が子どもを育てながらパートなどで働くという要素が重くのしかかっている。

06年の母子家庭の平均所得は約212万円で、全世帯平均の4割にも満たず、高齢者世帯の7割だ。半数は生活が「大変苦しい」と答え、「やや苦しい」を合わせると9割に上る。大半が仕事をしているが、臨時やパートタイムといった非正規雇用が4割を超えていた。

敦賀市内の母子家庭も、増える傾向には変わりない。それに核家族化が進む。生活上の悩みのトップは「生活費」、次いで「仕事」と、全国とそう変わらない状況にあるのは間違いないだろう。

母子家庭や父子家庭といったひとり親家庭は、子どもを育てながら働いて収入を得なければならず、子育て・家事援助・就業の三分野で支援が欠かせない。中でも母子家庭では、生活を安定させる仕事が重要だ。就職先となると極めて、個別的で「口利き」に近くなるが、それも「相談」を受けて、よりよい方向に動くのであれば・・、ここで書く問題でもない。

敦賀市の母子家庭(父子家庭)支援制度でも、母子家庭等福祉貸付、医療費の助成や母子家庭自立支援員と、そして児童手当と手厚いと言えないまでも制度上は整っている。

それでも、母子家庭のワーキングプア化が顕在化し、増えつつある現実から目をそらすべきではない。雇用や保育所の優遇措置、企業の勤務時間短縮など母子家庭を支援する取り組みは、社会的なニーズとして、今後も必要な課題だろう。議場での議論も大事だが、個別の「口利き」ではない、困っている方の「相談」を受けて、よりよい方向に導くという役目は、あってよいではないか・・。
【2008/07/25】 | ページトップ↑
2011年7月24日デジタル化期限と防災無線
Date:2008-07-24(Thr)

梅雨明け、夏本番と、体がついていかない。敦賀気比も今一歩。残念だが、・・・。にぎわう海水浴場に、心地よい潮風と松原の風景は夏の風物詩にほかならない。

ただ、列島を取り巻く環境が近ごろは穏やかならざる状況だ。燃油高騰で全国の漁船のストライキがあれば、海水温上昇など温暖化、それに未明の岩手の震度6強の地震。

今年は台風が少ないと思いきや、地震列島を印象づける。台風、地震とも私たちの命、懸命に築いてきた財産や暮らしを足元から揺さぶる。自然災害の発生は、あらためて災害列島に住む怖さを痛感させた。地球の日本の面積はわずか0.25%ところが、震度5を超える地震は2割もあるとか。まさに日本列島だ。

地震のため、電気、水道、ガスといったライフラインが寸断のニュースも伝えられる。時間がたてば、道路や鉄路の被害も明らかになるだろう。

日本海側は、太平洋側に比べて大きな地震は少ない地域と言われてきた。だが、2004年10月の新潟県中越地震、昨年の中越沖地震、近くでは、昨年3月にはM6.9、最大震度6強の揺れが石川県七尾市や輪島市などを襲った。

改築や補強が予定される建物もあるが、学校は子どもたちが大勢利用している。今回の地震でもそうだが、災害時には住民の避難所になる。最も安全であってほしい施設だ。耐震性を高める対策を早めるべきだ。消防署も同じだ。市役所も次なる課題だ。

ところで、2011年の7月24日、テレビの地上アナログ放送が終了する。デジタル放送への完全移行だ。

地デジ対応ではない今までの普通のテレビは、全く何も映らなくなる。このことはひところに比べ、だいぶ知られてきたが、「あと3年」という理解はまだまだ浸透していない。

新しいテレビを買えない場合、どうしたらいいか。テレビを買い替えたとしても、地デジを受信できない地域が残りそうだというのは、どうしてか。よく分からないことが多い。

また、敦賀市内の防災放送は、82年に運用を開始し、原子力発電所から10キロ圏内26か所に受信機付き屋外スピーカーを設置している。緊急時にサイレンや音声で市民に異常を知らせる。06年度にデジタル化でリニューアルすると総額12億円もかかることが明らかになった。

仕様を見直し、より安価な方法で検討も進められてはいるが、更新は基本的には交付金は出さないのが国の基本。それでも今年中にも補正で一部、公民館などに設置予算が組まれ、来年あたりともうわさされているが、まだ定かではない。

防災システム、全国に先駆けてのWiMAX設備、さらにはFM受信機と、一般市民には理解が難しいところで、検討が進められているが、金額が多額なだけに、また、防災という特殊性がともなうだけに、事前説明と納得できる設備構成が必要なことは言うまでもない。

難しくてもその課題は、わかりやすく、市民が納得できる構成を示す時期に来ている。
【2008/07/24】 | ページトップ↑
不透明な新幹線問題とまちづくり
Date:2008-07-23(Wed)

昨日は、一年で最も気温が高くなる「大暑」。暑い、暑い。夜は熱帯夜となって寝苦しい。気温が30度以上となる真夏日は当たり前で、いまや気温35度以上の猛暑日が頻繁になった。だが、テレビによると気象庁が猛暑日を使いだしたのは、昨年4月に予報用語を改正してからだ。今年はまだ2年目なのに、もう定着してしまった、これって早すぎないか。連日の暑さで早くも夏バテ気味だ。 

ところで、政治課題の最大の関心事は北陸新幹線の敦賀までの延伸。福井新聞の昨日の記事と関係者の話をつなぎ合わせると、北陸、北海道、九州・長崎ルートの未着工3区間の建設に必要な事業費は2兆円超を、財源確保というか、試算というか、へ理屈というか、何とかなりそうだという感覚が伝わってきた。ただ、期間が長くなり、福井まで何とかなるが、敦賀までの延伸の話はどこまで信憑性があるか、まだまだ不透明というものが、現段階の想定問答だ。

山崎正昭参院自民党幹事長からは、席上、24日に与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(PT)会合が開かれ、新規建設財源の一つとして検討されているJRからの施設貸付料の試算が、国土交通省から報告されるとの見通しとか。

繰り返しになるが、財源が、施設貸付料をベースに、道路特定財源の一般財源化を含め、ありとあらゆる方面に求めていくとするだけで、公約上の見切り発車。3線同時着工が、実現できそうな雰囲気と感覚が漂うとか。正確ではないが、金沢開業から遅れること10年くらい、予算によってはさらに遅れる。敦賀まではその後・・・、と極めて不確実、不透明な内容のようだ。

財源問題で苦しめられた新幹線問題、ここまでくれば、在来線問題や財源問題などメリット論、デメリット論のきちんと論議すべき時期にきているのではないか。関係者に聞いても、福井や敦賀までの一日の本数もまだ未定。必要性も含め基本論を議論しないまま、新幹線あきりでは、納得できないのが市民ではないか。

人口減少時代に入った福井県、嶺南、敦賀と、この新幹線が来るまで、期間があまりにも長すぎるため、将来の期待だけではすまされない問題である。また、まちづくりでも将来ビジョンを示さなければならない。

駅西をどうするのか、駅舎をどうするのか、市の財源減少が続くだけに、新幹線が30年内か、それ以上の期間の中で、敦賀まで来るとしても、どうまちづくりを進め、活性化や駅前のにぎわいを形成していくのか。

長期間の計画の絵を描くことが苦手というよりもできないことが多いだけに、どうするのか、それだけに時間をかけた議論が必要な時期に来ている。

駅舎も敦賀市財政の厳しい折に、拙速に着工するよりは、当面はバリアフリーと一部リニューアルのとどめるべきではないか。そして駅西開発計画も、連携大学、駐車場、市の施設など、長期的な現実的な、財源を含めての長期ビジョンがきちんと示す時期にも来ている。しんどくめんどうな仕事だが、予算の無駄使いだけは許されない時代だ。
【2008/07/23】 | ページトップ↑
敦賀の医療環境確保にむけて・・・・。
Date:2008-07-22(Tue)

夏の高校野球福井大会、35度を超える暑い炎天下、昨日でベスト4が決まった。敦賀市総合運動公園野球場での第2試合の「敦賀気比」と「丸岡」の5点差をひっくり返した9対7は見ごたえのあった試合。敦賀気比の準決勝進出を祝いたい。

・・・・・高校の医学部進学・・・・・

ところで、教師の敦賀出身者の話題が議会の議論によく出るが、医師の敦賀出身者の数も少ない。理由は、高校から大学医学部への進学者の数である。一方、18日の東京新聞「常勤医減る公的病院 新研修制、大学が『引き揚げ』」題した記事は興味深い。

・・・・・研修医制度による地方病院の医師不足・・・・・・

内容は『自治体や日本赤十字社などが運営する公的病院の常勤医師数が2005年、過去三十年で初めて減少に転じたことが分かった。06年には千人以上減少。04年4月から始まった医師の新しい研修制度の影響で、各地の大学病院が派遣先の公立病院などから医師を引き揚げる動きを加速させている。専門家らは「新制度が自治体病院の医師不足の大きな原因と裏付けられた」と話している。』というもの。 

敦賀市は、医療環境は、市立敦賀病院に支えられているといって過言ではない。近年、開業医も高齢化を迎え二代目、三代目が続かない時代を迎える中、新制度が直撃したことは事実だ。東京新聞は、『新人医師の研修先は従来、大学病院に集中していた。新制度では、研修医が研修先を希望できるようになり、症例数が多く研修内容や待遇などが充実した大都市の民間病院などに集中。大学病院や関連病院が人手不足となり、地方の病院に派遣していた医師を引き揚げるようになった。』と、地方の現実を語っている。

数字も切実だ。「市町村立病院は05、06年の二年間で計821人(4.1%)減り、計約1万9千100人。都道府県立病院も06年に838人(8.1%)と大きく減少。計約9550人になった。」と。
新聞で伊関友伸・城西大経営学部准教授(行政学)が説明するが「公的病院の医師の減少は、新臨床研修制度に伴う大学病院の医師引き揚げが影響しているのは間違いない。自治体病院は医師をほぼ大学の医局に頼っていた。今も減少傾向は続いている。役所的な体質で、医師の過重労働や低い待遇に対する対応も遅く、それが拍車をかけた。」と率直に原因を述べる。

厚労省も医師増員を決めたが、まだまだ、この傾向は地方の自治体病院に続き、深刻な社会問題として継続することが現実だろう。

・・・・・・・かつては、自宅出産が当たり前だったが・・・・。

今日は、その中でも産婦人科医不足が深刻になっている。医師を確保できず出産をとりやめる病院もあとを絶たない。少子化を受けて政府は保育所の整備など子育て支援の対策を打ち出しているが、安心して子供を生める環境が失われては出産意欲は回復しない。そうした中で脚光を浴びているのが助産師だ。

敦賀市内の瀧澤助産院などの助産師の働きは大きい。現在、敦賀市内、毎年六百数十人が生まれる中、
百名近い実績は大きい。地方では、健診する「助産師外来」や出産を扱う「院内助産所」を開設する病院が相次いでいる。ところで、私たちの世代もそうだが、それ以前は大半が自宅出産。その主役は助産師よりも「産婆」の愛称で、どこの町にもいた。出産は「病人」が行うのではなく、正常人だ。そのイメージが高度成長と重なって変わったように感じる。

データによると、1950年ころまで出産は95%以上が自宅出産。それが60年には自宅出産は半数を切り、75年には病院や診療所などの医療機関が9割を超えた。私は自宅出産、当たり前の時代だ。その後、医療機関が整備された結果、私の息子は、病院出産、ひとりは市立敦賀病院の桜の花が見えた旧病棟だった。どうしても転勤族や、他の地方から来る人間にとっては、地元のなじみも少なく、よりどころが市立病院となる。

私も書きながら、自分を取り上げてくれた産婆さんと母を交えての会話は、地方ならでは安心感と信頼感が漂っていた。「逆子で苦労した」と当たり前に話す様は、腕も評判だけに信頼感もあった。NHKドラマのお花はんもそうだった。最近、複数の産婦人科医が常駐する病院でも、リスクの高いお産は医師が担当し、正常分娩は助産師が扱う「分業型」を導入するところが増えているとか。看護師や産婆さん(助産師)の地位が、医師の前では弱いながらも、最近では、その専門性も認められつつある。

・・・・・・敦賀市の医療環境確保にむけて・・・・・

現在の助産師は看護師資格を取得し、さらに一年の専門の勉強をしての高度専門職だ。敦賀市立看護学校の短大化の中でも実現は難しいながらも検討されている。

地域性もあり、敦賀市内の医療環境の維持は至難の業だ。高校からの医学部の進学奨励に始まり、電力が行う進学後の奨学金制度の充実、さらには、助産師の環境整備など、長期的な視点での医療環境確保は、今後も必要があり、政治の役目でもある。
【2008/07/22】 | ページトップ↑
リスクを知った財政運営と優先順位・・・。
Date:2008-07-21(Mon)

敦賀の夏本番だ。カンカン照りの日差しと、敦賀湾の静かの海、敦賀の大きな魅力だ。三連休とも重なって、朝から京阪神、中京からの車が、松原、西浦方面などに、一挙に増える。自転車を走らせると、車の多さとスピードが怖い。あらためて敦賀は夏型観光だと実感する。

・・・敦賀港カッターレースと海洋少年団・・・・

川崎・松栄岸壁で、第13回敦賀港カッターレース。敦賀の夏の風物詩としてほぼ定着。市内外の46チームが小型のカッター(救命艇)に8名乗り込んで、400メートルのタイムを競う。市議会チームとして参加。

確か参加チームは、最大で60チームと、今年の46チームはなぜか寂しい。運営から企画、準備まで、大変な作業だ。現在小学生から高校生まで10人の海洋少年団、何とか維持してほしい団体のひとつだ。

昔は、海と港に面する地域では、憧れの団体の一つだった。カッター練習、ロープワーク、手旗信号と、海に関することを、一通り学ぶ。海は怖いということから学ぶ、それが団員の絆となる。

・・・・中越沖地震の復興と復旧・・・・・

怖さ、リスクと言えば、昨年の今頃の最大の話題は、新潟県中越沖地震。先週の16日でちょうど一年だ。柏崎・刈羽原子力発電所の変圧器火災の放映は、今も目に焼き付いている。100万キロワット7基は、復旧に向けて着実に点検と耐震化を行っている。

発電所もそうだが、柏崎の街そのものも復旧に余念がない。震度6強に襲われた柏崎では、14人が命を落とし、1118棟の建物が全壊。報道では、仮設住宅には6月末時点で、758世帯2033人が暮らしている。昨秋のピーク時と比べても、まだ8割近くが仮設暮らしを余儀なくされている。

ここで、復旧に向けてのドラマが展開された。ふだんはライバル同士の自動車メーカー社員らが油まみれになりながら、完全復旧を果たした。自動車部品メーカー「リケン」の柏崎市の工場でに、全国の自動車各社の設備技術者650人が集合。それも手弁当で。それだけ国内シェア5割を占めるリケン製のピストンリングなどの部品が、必要不可欠であることを示す。

リケンはピストンリングの製造法で世界各国の特許を取るなど、技術力の高さで知られる。大手の系列に属さない独立系のため、国内外のメーカーが競うように部品供給を受けた。工場や子会社が柏崎市内に集中していたことで、被災による生産停止の影響が一気に広がったが、この業界の一体感は、日本を支える原動力といっても過言ではないだろう。その後も工場の着実に耐震化を進めている。

まだ目途はたっていないが、発電所も復旧に向け動き始めている。商店街も「まだまだっ!柏崎」と書かれたオレンジ色ののぼりを立てて頑張っている。柏崎はこんなものじゃないぞ。そんな思いが込められたのぼりだ。そんな彼らのことをまだまだ忘れてはならない。

・・・・・柏崎に学ぶ災害と復旧・・・・・

ここまで書きすすめたのも、柏崎は、災害、復興、復旧で何が大事かを示している。柏崎市は、人口規模、原子力発電所、産業と敦賀市との共通点は大きい。柏崎を学ぶことは、敦賀の将来に何が必要か、が、自ずと見えてくる。

福井新聞嶺南版で昨日「赤レンガ倉庫」が取り上げられていたが、保存のために数億かけて耐震化することは大事だろうが、優先順位がある。まずは小中学校の耐震化だ。県内では敦賀は学校の耐震化が進んだほうだが、赤レンガ倉庫よりは優先されるべき課題だ。防災無線でも、復旧過程出で、ローカルFMに果たした役割は大きい。柏崎の財政と経済を支えているのは、発電所と先ほどのリケンなどの工業だ。その産業の復興は、今、柏崎を支えている。観光業に力を入れてはいたが、これはいまだに復興の目途がたたない。観光事業の難しさだ。

海洋少年団に話を戻すが、危険やリスクを知ること、海では無駄は許されない。敦賀は災害にあったことはほとんどない。かつての神戸もそうだった。備えあれば憂いなしだ。限られた財源をいかに使うか、リスクを知った財政運営と優先順位は、必要だ。
【2008/07/21】 | ページトップ↑
野球も、労組も、政治も、それだけで意味のある活動だ。
Date:2008-07-20(Sun)

昨日は、朝9時過ぎから自転車を飛ばして美浜の渓流の里へ。労組行事だが、若い世代の子連れの家族は私にはまぶしい。戻って、福井へ。これは車。準備30分遅れで到着、「鈴木こうじ塾」の開校式。政治家養成の私塾の始まりだ。20人を超える若者が集まる。これも私にはまぶしい。そして昼下がり武生へ。岩国哲人衆議を招いての民主党越前セミナーの準備と本番。集まる年代は団塊の世代が中心だが、この暑さの中にも予想外の観客。まぶしさと驚きに満足の一日。

ところで、野茂投手の引退の福井新聞一面の掲載は、ひとつの時代の終わりを感じた。野茂投手が大リーグで活躍した1995年は、今以上に閉塞感が漂った時代だったと記憶する。1月の阪神大震災、3月のオウム真理教の地下鉄サリン事件と、目の前の神戸三宮の廃墟、目の前のサリン事件での救急車と閉鎖された道路と、自分が、映像と違う現実は、まさに見てしまったという光景だ。当然、脳裏に深く刻み込まれている。そんな印象深い年だった。

その年の野茂の大リーグでの活躍は、アメリカンドリームそのものだった。衛星中継にくぎ付けになった。トルネード投法と、ストンと落ちる絶妙のフォークボール。本場の強打者をばたばたと打ち取る小気味よさは胸がスカッとした。もう13年も前のことだ。

話がころころと変わって申し訳ないが「本県の県職員や警察官採用試験をめぐり、県人事委員会と県警が県議の要請に応じ、事前に特定の受験者の合否情報を知らせていた」とのテレビと新聞報道は、事前通知の裏側に何かがあったのではという疑問は、誰もが抱くもの。

長年にわたって慣習的に続いていたと報道されているが、一般市民は、長年、口利きがあったとみている方も多い。

大分県教委で発覚した教員採用汚職事件の根は深い。これらの不正は長い間行われてきたようだが、慣習化すると良心が簡単に失われる点に恐ろしさを感じる。警察は、教育界だけではなく、県議会や国会関係者も視野に入れての捜査に入るとも。

と言うのも、末端の議員が書くのも変だが、教員の採用や人事をめぐって、政治家が口利きをするケースが全国的にもうわさが絶えないからだ。不正が後を絶たないのは、教育界独特の「一家意識」も背景にあることは確かだ。私の両親も先生だけに理解できる。死ぬまで誰からも「先生」と呼ばれる一種独特の世界だ。

市役所や県庁でも一般の職員は、複数の分野を経験し、行政全般への理解も深めると同時に倫理感も養う。しかし、教師はずっと同じ世界におり、派閥的なものも生じやすいことは確かだ。また、就職時から一生「先生」と呼ばれて大事にされるために、誤った権力意識を持ちがちだ。私の両親も、定年後もプライドもそれなりに持ち、それが逆に認知症になったときの、私のギャップとショックは大きかった。

私ごととは別だが、権力意識を持つ人ほど権力を誇示する政治家には弱く、不当な要求を断れない風潮は確かだろう。「口利き」はなかったとする教育委員会の説明と事前通知の矛盾は、一般県民、市民は信じていない方が多い。議員の口利きは、私も注意をするが、困っている市民を支援するのも役目と思っている。就職は、その方の生活そのものだ。口利きが、すべて悪いとは言わないが、それでも限度がある。

大分県教委の問題は、地方行政に与える波紋は大きい。それだけに膿を出す機会でもある。福井県も疑いがなければ晴らす機会でもある。解明と不正防止の観点でも、もう一歩踏み込んだ対応すべき時期でもある。

話を戻すが、野茂投手の最近の姿は、球団を転々とし、肘を手術し、黙々と投げ続ける。関西に私財を投じて、野球少年を育てている。周囲の評価とは無縁の、野球が何より好きな求道者のように映る。時代の空気は急速に13年前以上の重さを感じる。いまどきという言葉似合うほど、損得抜きで取り組む若い労組役員、私財を投じて政治家を育てる「鈴木こうじ塾」と、元気をもらう。野球、政治も労組活動も、それだけの意味のある活動だ。時代の重たさの中で、意味ある活動は大事にしたい。
【2008/07/20】 | ページトップ↑
風通しと個性の尊重と・・・・。
Date:2008-07-19(Sat)

南風が吹く、フェーン現象で一昨日は暑かった。今年初めて最高気温が35度を超える「猛暑日」。昨日の朝の雨はありがたい。それでも蒸し暑い。福井特有の暑さだろう。

瀬戸内海の夕凪(ゆうなぎ)は、今でも有名。これは夕方、風がぴたりと止まり西日が重なり暑くなる。暑いにせよ、風は流れるに限る。「福井県の教員採用試験の合否結果について、歴代の県教育長が県議らの要請に応じ、事前に特定の受験者の合否情報を知らせていた」との報道が、議員不信として受け止められている。

事前に合否の情報を得るということは、何らかの「依頼をしていること」にほかならないという、県民感覚の素朴な疑問だ。「市議も同じようなことしているのでは」との疑問につながる。「職員採用試験は、一次試験を外部に委託するなど、議員の介入の余地はない」と答えるが、連日、大分県県教育委員会の不正が伝えられると、素朴な疑問は、疑いとなる。そこに昨日の事前通知報道、「やっぱり福井県も」と短絡的に物事が、すすむ。

福井県も教員採用試験の倍率は高い。敦賀市出身の教員が少ないという意見は、議会でもよく出される。報道の中で、「少なくとも十数年前から慣習として行われていた」と言葉は、重い。「金品授受などの不正はなかった」との報道は信じるにせよ、試験の公正・公明は基本、県民にわかりやすい、何らかの制度改革は必要だろう。報道で伝えられる「福井県は模範解答を公表する」だけでは、わかりやすい改革とはいえない。

教育問題は、子供が関係するだけに、関心は深い。高速バスのハイジャックではないが、非行の若年化が目立ち、先生の仕事も、気が休まることがなく、夜遅くまで残業が増えたと訴える。先日、今後十年間の教育行政の基本方針を決める教育振興基本計画がこのほど閣議決定された。文部科学省が求めた教育投資や教職員定数改善の数値目標はいずれも見送られた。

文科省は、国内総生産(GDP)比3・5%である教育投資を、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の5%に引き上げるべきだと訴えたが、財務省から財政問題から無視された格好。教職員定数には2万5千人の数値目標は盛り込めず、「在り方を検討する」となった。議会では、「検討する」は、先送りで、行政が使うとさらに、否定的なニュアンスとなる。行政の専門用語のひとつでもある。ちなみに議会の「研究する」は、当面は何もしない、もっと否定的な言葉となる。

現場は親の不道徳も重なり、大変が大変を叫ぶほど、忙しくなっている。さらに、小中学校では、2011年度から12年度にかけて改定学習指導要領が全面実施される。授業時間数も増え、小学校での英語必修化も始まる。すべてのツケが回される教育現場の疲労感はさらに深まることは必定だ。

忙しさが、逆に考える余裕がない状況をつくりあげる。教職員間で指導方法や学校管理について先生相互が、意見を出し合って話し合う余裕もないほど、上下関係や各っ学校の縦割りと教育委員会の上下関係など、一般の職場とは違った雰囲気だ。違う価値観を持つ教師の存在は、常に否定されがちとなる。 風通しが、不正の温床を断つ基本であり、縦割り

大分県の教員採用事件の背景にも、縁故関係を重視し、争いよりも協調性を尊重し、個性的な教員より管理職の指示に従う教員を採用しようとする縦割り社会の典型でもある教育界の体質があるようにも感じられる。

敦賀市の現場では、各学校の個性を生かそう、違いを尊重しようとする精神は、今後も貫くべきであり、一歩進んで、教職員の個性の違いが、学校の魅力的なものになる。昔と言ってはなんだが、個性ある先生は、いまでも鮮明の記憶し、人生の教科書となっている。その意味でも、政府は、財政問題はあるにせよ、警官と同じで教職員の増員を認めることが、今回の事件の本質的な解決策ではないか。大分県の事件に波紋は、まだまだ続く・・・。
【2008/07/19】 | ページトップ↑
原油高騰、インフレは、なみ大抵の波ではない、まさに大波ではないか・・・・。
Date:2008-07-18(Fri)

ドル安、株安が止まらない。原油高騰をトイレットペーパー騒ぎなど肌で体験した私は、経済の専門家でもないが、今回の高騰が、これまでと違う感覚をもつ。2回のオイル危機では、原油や穀物市場への投機マネー流入を、ここまで明らかにされないまま、資源枯渇だけが叫ばれた。米国がくしゃみをすれば日本は風邪を引く現象は今も同じではないか。原油高騰の大波は、並大抵の波ではない。

先日の漁連の一斉休業、県内約1300隻、2100人の休業の波紋は大きい。集魚灯が必要なイカ釣り漁、操業時間の長い底引き網漁などは燃料消費が多く、特に厳しい。敦賀湾内でも同様だ。
敦賀湾内にある釣り舟も同じだ。燃料代の三倍以上のはね上がりは、操業の意欲をなくさせている。原油高騰の大波は敦賀湾内の漁民はもちろん、釣り舟の民宿業にもさまざまな影響を及ぼしている。高齢の漁師が船を手放す動きもあるとか。それ以上に、県内、市内の漁業者数減り、後継者難などは、これまでも顕在し、原油高は拍車をかけることは必定だろう。

商店街でのシャッターの下りた空き店舗が増えると同じように、一見穏やかでのどかに見える敦賀湾内の各漁港にも、難しいしい問題を抱えていることは確かだ。

同じことが、市内の銭湯にも言える。市運営のきらめき温泉リラ・ポートの燃料費にも言える。LPGの値上げも一般会計の持ち出しを多くしている。

話は変わるが、昨日の議会の代表者会議で、10月以降のリラ・ポートの運営が公表された。議会の指定管理者指定の否決を受けて、現在、委託している会社に10月以降も来年3月までの運営を打診し、運営するとの回答を得たとか。

今後の予定としては、8月に指定管理者の募集(1か月)、9月から11月で指定管理者の選定、12月議会で指定管理者の指定議案提出。来年4月1日より指定管理者による運営開始とか。この中で、事業者に支払う運営費補助のうち、燃料費の値上がり分(一般会計からの持ち出分)、数百万円も入っている。

原油高騰の影響は、今後、予定されている駅西地区の開発にも影響するだろう。さらに新幹線問題で、棚上げにされているJR駅舎の建設費用にも影響する。建設費用が、二十数億円が三十億円にも跳ね上がるとも。本来、JR西日本が行うべき駅舎の改築は、今後も継続して、バリヤフリーとリニューアルを優先し、当面は見合わせるべき時期ではないか。

サブプライムローン問題の大波が、インフレ問題へのさらなる大波となりつつある現在、市が本来行うべき、介護、医療、福祉、教育を第一に考えるべき、我慢の時代を迎えているといえる。それほど、今回の原油高騰の大波はなみ大抵の波ではない覚悟が必要ではないか。
【2008/07/18】 | ページトップ↑
あれ以来子供を外に出すのが不安で不安で・・・・。
嶺南ケーブルネットワーク(RCN)の掲示板は、敦賀市の世相を映す、敦賀の縮図といえよう。身近な話題や疑問、出来事を、市民の感覚で書いている。参考になることが多い。

14日の書き込みで「先週、野神に不審者がでで小学生にひどい事をした不審者メールがきました。
その後犯人は捕まったのでしょうか?
あれ以来子供を外に出すのが不安で不安で。
敦賀は狭い町です。
次はどこにでるかわからないです。
捕まったなら捕まったメールくるのでしょうか?
こないのはまだどこかウロウロしているからでしょうか?
早く捕まらないと高学年でも子供だけで外に出すのは怖いです。」(http://www.rcn.ne.jp/cgi-bin/waiwai/index.cgi?did=waiwai&log=&v=16694&e=msg&lp=16694&st=0&inf=のRCN掲示板書き込みを引用)
と親の率直な気持ちが伝わってくる。

街路や学校内で何の落ち度もない人たちが突然襲われる・・・。理不尽そのものの通り魔。事件が重なるだけに、不安を感じる親も多いだろう。昨日だけでも、茨城県の東海村の通り魔事件、東名高速道路上り線豊田インターチェンジ付近を走行中の名古屋発東京行きJR東海バスの高速バスのハイジャックと信じたれないニュースの連続だ。

14歳の中学生の「親に怒られ、嫌がらせでやった。世間を騒がせたかった」「ただ走りたかった。刃物は100円ショップで買った」との供述を聞いても、あきれるばかりだ。秋葉原無差別殺傷事件から一カ月余りの出来事。連鎖反応を思わせる。特に社会に衝撃を与えたのは2001年6月の大阪教育大付属池田小事件。校内に侵入した男が児童8人を刺殺、教師ら15人に重軽傷を負わせた。それ以来、敦賀市内の小中学校の玄関も大きく変わった。

昨日の事件もそうだが、一連の事件には似た点が目立つ。理解し難い犯行動機、それに閉塞感と孤独感。秋葉原の犯人の「誰でもいいから殺したくなった」と、昨日の「ただ、走りたかった」と単純な動機だが、それだけにその共通点と根の深さを感じる。暗たんたる思いになる。教育がおかしいとか、格差社会を反映しているとか、安易には言いたくない問題だ。これまでの常識や考えでは通じない環境になったと受け止めるべきではないか。

昨夜、市役所別館で木崎のレジャー施設建設中止を求める住民と敦賀市との裁判による和解に基づく話し合いが行われた。

和解の合意事項を要約すると①都市計画マスタープランを尊重したまちづくりに努める。②「要望事項」につき協議を行う。など、シンプルだが、敦賀市にとっても重たい内容だ。
「要望事項」には、遊技場周辺道路の生徒通学への配慮、24時間ゲームセンター伴う配慮など、周辺住民にとって切実なものが多い。

行政のできるだけの対応をいようと姿勢は、評価できるとしても、現実が語る、ほんの一部の利用者のマナーの悪さや深夜の騒音など、住民の不安は尽きない。

この三十数年だけでも郊外周辺に広がった遊戯施設と、住宅や学校環境となじむものではない。どこにでもある問題と無頓着であってはいけないということだ。昨日の一連の事件でもないが、そういう世相だということだ。それだけに監視など、未然防止をいう、これまでとは違う対応が必要になっている。

今は、事業者と地区との話し合いを行い、改善できる姿勢ができればと思うのだが・・・。
【2008/07/17】 | ページトップ↑
公共交通対策も高齢者から・・
Date:2008-07-16(Wed)

原電敦賀1号機で原子炉の冷却水を循環させる再循環ポンプのシール水が増えたことにより、今日の夜、原子炉を手動で停止する。沸騰水型原子炉で、再循環ポンプは、原子炉の出力維持に、制御棒と同様、重要な機器であり、そのトラブルは、当然、停止にもつながる。これまでも何度か悩まされた個所だ。私が担当したのは、もう二十数年前のことだが、ポンプ技術者と原因追及に正月返上の頃を思い出す。この話をすると長くなるが、1号機の弱い部分でもあることも確かだ。

話を市政に転ずるが、西浦、東浦からの要望で多いのが、路線バスの高さだ。刀根、杉箸からの200円との違いは、そろそろ結論を出す時期に来ているのではないか。福鉄バスとコミュニティバスの違いと言ってしまえばそれまでだが、高齢者が増える西浦、東浦の700円を超える高さは、市立敦賀病院などの病院通いには往復だけにこたえる。

高齢者が増え、生活路線としての性格が濃くなる現状からは必要性が高まり、閉じこもりがちな高齢者に外出を促す効果にもつながる。私は、まず高齢者からでも、料金格差を解消してはどうかと考えている。長い目で見れば医療費軽減や介護予防にもつながることになる。

都会ではワンコイン(百円)の路線バスが人気だが、富山市の「おでかけ定期券」が好評だ。本年度の購入者は六月末までの三カ月間で、昨年度の実績を上回った。富山ライトレールも旧JR富山港線のLRT(次世代型路面電車)化でお年寄りの乗客が急増。公共交通の活性化策が高齢者の生活に好影響を与えたとの評価は高い。

もう少し調査すると、「おでかけ定期券」は市在住の65歳以上が対象。500円で定期券を購入し、降車時に定期券を見せると旧町村の各地と中心市街地、もしくは中心市街地間を結ぶバスを100円で乗ることができる。定期券発行は市町村合併前から始め、スタートした平成16年度は約1万3千人が購入した。18年度からは新市の全域が対象となり、2万人を突破。本年度は六月末までで2万4千人を超えたとか。昨年度を早くも超えたことになる。

増加の最大の理由は割安感にほかならない。この定期券を敦賀市に導入すれば、西浦、東浦の700円が100円。コミュニティバス200円を乗りついでの市民福祉会館への乗客も半額で済む。また、富山市では、4月から、65歳以上向けの交通ICカード「シルバーパスカ」を導入。日中はどの区間でも本来の運賃の半額である百円で乗れるようにし、高齢者への優遇策を図っている。

市の公共交通活性化の取り組みは、高齢化によってマイカーが運転できなくなる市民が増加しても、暮らしやすい街を維持していくのが目的の一つとか。

敦賀市も周辺地域で限界集落が現実となりつつある現在、料金の格差、集落維持も含め、市内共通の高齢者優遇策を打ち出す時期に来ているともいえる。公共交通対策で1億円を超える現在、さらに増やすのにも限界がある。どう財源を見つけ出すか、それでも料金格差にも結論を出す時期に来ていることは確かだ。
【2008/07/16】 | ページトップ↑
海と山のポテンシャルの高い敦賀・・。
Date:2008-07-15(Tue)

敦賀市は行政主導で、国際ターミナル港として整備が進む敦賀港と北東アジアとの航路開設に向け、中国・吉林省との物流ルートでフェリー便を運航させることになった。中国・吉林省との間に物流ルートを作り、ロシアのトロイツィア港との間で試験的に貨物フェリーを運航させる計画は、何よりも強調したいのは、距離の近さと輸送コストだ。

ただ、採算ベースにはまだまだほど遠く、民間の会社は将来の定期化に疑問の声が多い。しかし、私はそれでもやるべきと思う。関西や中京に近い地理的利点、輸送コスト、二酸化炭素の削減などアピール要素は大きい。失礼だが、「瓢箪から駒」的なチェレンジ精神と、冒険心がないと競争が激化する港の競争には勝てない。優位性は独自性でもある。国内貿易がしっかりしているからと「百両旦那」的な精神では成功しない。

実験的な試みだけに、温かく見守り営業活動に民間が汗を流す、いずれ結果がでよう。数は少ないが行政主導で成功した例もある。国際ターミナル完成と言えども、それほどコンテナ輸送など海外貿易では苦戦が十分予想される。

敦賀市は、敦賀湾という海を抱き込む一方、8割を山に囲まれている。市民は、そのことをわすれたかのように、話題にすらしない。しかし、戦後大量に植えたスギは充実し、伐採期を迎えている。安定的な供給が可能な、身近な資源だ。

全国的にも木材の「地産地消」が、徐々に広がっている。しかし、林業家や製材工場、大工、設計者などが連携、木材の種類や産地にこだわって家を造りたいという要請に応えるほどの力はない。戦後、一時期は活発になった敦賀の林業も、現在、衰退し、高齢化が進んでいる。森林組合の組織は、あれど一般市民から遠い存在だ。

林野庁の木材需給動向によると、昨年の木材自給率は22.6%と、前年に比べ2.3ポイントアップした。アップは三年連続だ。背景にあるのは住宅用輸入木材の価格上昇など、長く不況にあえいできた林業の、追い風といっても、それだけの体力はないとの見方だ。

古い話だが、1950年代は 必要な木材の8~9割は国産で賄っていた。しかし、安い外材に押され自給率は年々低下が続き、2002年には18・2%にまで落ち込んだ。その外材に海から敦賀市も貢献した。しかし、それも発展が続く中国や中東などで木材需要が高まり、価格が上昇している。合板業界で国産材へのシフトが進み、これが自給率を支えている。加工技術が進み、国産間伐材の合板への利用が可能になったことも理由という。

敦賀の市民は、国際ターミナル完成による海の資源、8割を占める山の資源に関して、私もそうだが、資源の大きさを意外に知らない。ただ、それを活用にするには、それだけの難しさも存在する。

海でいえば、渤海との交流、北前船、ロシアとの定期航路の歴史的にもそうだが、それ以上の価値と優位性を持つターミナルを完成しつつある。山でいえば、木材生産も含め、地下水涵養、川の安全、二酸化炭素吸収による温暖化防止など、海・山の両者とも多くの機能と資源を有している。

原油高騰が、原子力発電とともに、敦賀の海と山の優位性が、生産に産業にもつながればと思う。それほどの敦賀のポテンシャルは高い、それにはうまく利用する仕組みと人材が必要だ。
【2008/07/15】 | ページトップ↑
人口動向、路線価動向は、活性化のバロメーター
Date:2008-07-14(Mon)

夕日がまぶしい小浜の町に車を走らせた。小浜湾を望む小さな店を訪れた。旭副知事も一時間前に訪れたとか。のんびりとした小浜の町だが、市長選となると、町は騒がしくなる。それも無投票、のんびりは、のんびりなりに落ち着く。

任期満了に伴う小浜市長選は昨日、告示され、前県議の無所属新人、松崎晃治氏が無投票で初当選を果たした。自民党籍ではない無所属になったのか。これで県下の市長で県議出身者は何人になったのか。松崎氏は県議会の拉致議連の会長でもあり、世話になった、今後も世話になる。救う会の池田会長は松崎夫妻の仲人でもある。

現・村上市長にも、拉致問題も含めずいぶんと世話になった。拉致被害者の地村夫妻が帰国以前から、前市長に比べ、拉致問題には、積極的で、運の強さもあるが、地村夫妻の帰国を任期中にはたしている。

小浜市には、飛鳥・奈良の時代に伊勢・志摩や淡路と並んで、朝廷に食を供給していた「御食国」(みつけのくに)としての歴史がある。また、平安時代以降は、「若狭もの」という呼称のもと、京の都の食卓も支えた。小浜市のこうした伝統ある「食」に着目し、食のまちづくりは、全国的にも珍しく、農林水産省より職員を招いての本腰を入れた取り組みは、注目に値する。さらにNHKドラマの「ちりとてちん」は、「ちりとてちん効果」と言われるほど「塗ばし」の東京の百貨店で売り上げや観光客も上々。

ただ、地域の人口や産業振興を盛り上げるほどには至っていない。若狭松下の工場がなくなった影響は大きく、少子高齢化、人口減少には歯止めがかかっていない。当然、小浜市の財政状況、雇用状況は厳しく、松崎氏の前途多難の船出と言えそうだ。

冷静に受け止めることができるのは、市内の最高路線価の動き、小浜市駅前町はまかぜ通りの5万5千円、08年分の下落率が8.3%。それでも昨年の10.0%よりは縮小した。ちなみに敦賀市の9万2千円で下落率は7.1%、福井市は32万円、0.0%で変わらず。駅前再開発ビル構想や相次ぐホテル開業、大型マンション計画が進む福井市中心部は明るい材料が多いが、小浜市や敦賀市は、現段階での評価が素直に出されたと言っても過言ではない。

いずれにしても、北陸3県の最高路線価では金沢市が横ばいで富山市が4・5%上昇。北陸新幹線開業が視界に入り、福井との差が生じたことは否めない。

昨日の福井新聞の論説の分析は適確だ。論説は『(前略)本県の”1人負け”のような結果に同国税局は「石川、富山は北陸新幹線の開業が決まっているが、福井は予算化されていないため」と分析。起爆剤としての新幹線効果が数字として表れたかたちとなった。

(中略)県内6税務署のうち福井を除いた各税務署管内の最高路線価はすべて下落した。「中心部の空洞化が目立つ。敦賀の場合、駅に新快速が乗り入れたが関西からの客数が思ったほど伸びていない。あわら市の温泉街も人が少ない」(同国税局)とマイナス面が強調された。

(中略)近県では岐阜県の標準宅地の平均額が下げ止まっている。JR岐阜駅前に昨年秋完成した43階建ての商業施設を含む住居系高層ビルが追い風となったという。

北陸3県の結果を見ると確かに新幹線効果はあるが、既に路線がある岩手、山口、ミニ新幹線方式の秋田で下落率が高い。単純には比較できないものの路線価を引き上げるには「新幹線頼み」だけでなく、さらなる大がかりなプラス要因が必須といえる。持続的発展も重視すべきだ。市街地活性化に向け大胆に動き、路線価に反映させている他県の事例を参考にしたい。』と、現状を的確に分析している。
   
なにも路線価だけで決められるものではないが、人口動向、路線価動向だけは、行政も敏感であってもらいたい。どうもここ数年、敦賀市は、路線価、人口動向には無頓着すぎたのではないか。ましてしっかりとした分析をしないまま、今日に至っている。

JR直流効果は、どうだったのか。長浜市はJR直流化により人口が増え、その後の企業誘致、観光政策により、旧長浜市だけを比べると、人口は敦賀市を追い抜き、さらに数年は、人口増加が続くと予想されている。(ただ、その後は減少に転ずると予想)

「御食国」の小浜市、敦賀市ともども、何に力を入れなければならないか、市長である首長の責任は大きい。今後の活躍に期待したい。
【2008/07/14】 | ページトップ↑
信頼関係も大事だがマンネリには注意!変わることとチェックは大事・・・。
Date:2008-07-13(Sun)

夏休みの日記帳で「書く話題に困る時は、一日を時系列的に書きなさい」と遠い昔に習った。そのとおりにする。

自転車で敦賀一周、ニュースレターの原稿点検、糀谷医院で亜脱臼の治療、敦賀港で海上保安部や警察、消防の合同の海難救助訓練、ダイバーと防災ヘリも登場、見ごたえがある。昼前、人道の港・ミゼウムでボランティアガイド1時間、昼過ぎ、あいあいプラザで社協主催の「災害ボランティアの講演会」、これも災害ボランティア登録のボランティア、夕方は議員のカッター練習・・・。と書き出しを探す。

この中で、社協による「災害ボランティア活動フォーラム」での、奥村区長の要支援者などの昨年11月に区で実施した避難訓練の報告、常に現場で情報収集をすることや、地域でのリーダー育成の必要性を指摘、さらに、普段の人間関係の構築が、災害時に生きてくるとのこと。当たり前といえば当たり前だが、この近所付き合いが気薄になっているから問題なのだ。

阪神淡路大地震のボランティアをのべ一か月やって、この人間関係が何よりも重要と知った。人間関係とは信頼関係でもある。中央町でも夏祭りなど、毎年のように繰り返すが、その繰り返しが人間関係を構築する。ただ、繰り返すだけでは、将来に問題を残すことにもなる。身近な町内会でも同じだ。

信頼関係とは、日々の暮らしの中で自然に出来上がるものと、常識的に考えても信頼できる職業がある。子どもに教える教育界で、子どもを導くはずの学校幹部、教育委員会は、市政の中でも一目を置く存在だ。市長の考えを求まない限り、教育分野は教育長に議会答弁を必ずと言っていいほど、答弁を譲る。

ここ数日、毎日のようにトップニュースで報道される大分県の不正、県議も加わって、当然のように不正を働く。世襲を排除し能力ある者を取り立てるはずの制度で、能力ある者が不合格にされる。本当にあきれ果てる。

労働組合の立場から、昔になるが、「教師の仕事は人を教え導く聖職であるべきだ」と。片や「教師は人を育てる重大な職責は負うが、しかしあくまで労働者である」との反論。「国」対「組合」という対立図式、それでも、公務員や会社員とは違う、どこか誇り高い職種であることは確かだ。その論争当時で言えば、「聖職」説を説いていた体制側の立場の人たちだ。小学校教員採用に始まり、中学校教員採用、昇任試験と、不正の波は広がる一方である。

大変失礼だが、ここまで報道されると、福井県教育委員会、市の教育委員会は「大丈夫か?」という言葉が、議員不信と絡んで問われる。

考えられないことが現実にある報道は、他の県も同様ではないかとの素朴な疑問へとなる。教育不信は、行政不信ともつながる。特定の上司に合否判断の権限が集中していたという異常な体制が原因でもある。遮断された、特異な社会の証明である。ここにきて議員の口利きも明るみになった。

信頼関係も大事だが、マンネリは不正の温床でもある。見直し、チャックも大事だ。議員の仕事は、口利きではない、大上段に構えても、その議員の関与があったとする報道に「どこにでもある話」と言われる。

信頼関係とチェックとは、なじまない話だが、どんな組織でも長くなるとおかしくなる。腐敗することは、歴史が証明している。人材登用の中国の科挙制度も数千年にわったてそれもかなり厳格に行われた。それでも不正があった。変わること、チャックを入れることなど、温床を断つ仕組みが大事だ。それにマンネリも注意!自戒、自己反省も忘れないようにしたい。
【2008/07/13】 | ページトップ↑
節目の意見書提出(対決、協力、要請と変化するが・・・)
Date:2008-07-12(Sat)

敦賀市樫曲にある民間最終処分場で、大量のゴミを持ち込んだ全国自治体に敦賀市が対策費用の負担を求めている問題で、市議会は11日、県に問題解決に支援を求める意見書を提出した。

この問題で敦賀市議会は乱発といえるほど、意見書を県や国に提出している。私の記憶する限り、すべて議会の全会一致での意見書だ。意見書は、地方自治法上、唯一、公的に議会が上位機関にものを申し上げる手段であり、この意見書提出が問題の節目を迎えている。第一弾は、2000年3月、6月、9月の連続3回の意見書だ。

もっとも挑戦的なのが、2000年6月の意見書で福井県へ提出したもの。内容は、
 「1.直ちに搬入を停止し、現状についての安全性を早急に確認すること。
  2.事業者が計画している増設については、許可を与えないこと。
  3.今後とも、市民の意見を十分に聞くとともに、河川水及び地下水汚染など周辺環境が破壊されないよう万全を期すこと。」

このとき、栗田県知事は、この2000年6月議会で、事業者に対し増設を許可して、期限付きで営業させ、それで稼いだ資金で、将来の水処理を行おうとする提案をおこなった。これに敦賀市議会が反発した意見書でもあった。このときの議会の果たした役割は大きかった。これが2000年8月の搬入停止という、大きな節目につながった。

その後、環境ホルモンのビスフェノールAが検出されたことによる対策工事を求める意見書を何度か提出している。

次の節目が、2005年12月議会の対策工事における産廃特措法の適用を求める意見書であり、この数年前より県との対決姿勢から、不満足ながらも県と協力しながら、議会として意見書を提出すべきとの姿勢に変わった。

今回の意見書は、国と県、市が約100億円で行う漏水対策費用負担で、敦賀市負担の約14億円をゴミ搬入の全国の自治体や事務組合など60団体に負担に関し、福井県への協力・支援要請である。意見書も対決から協力、協力から支援要請と変化している。

今回の意見書提出は、新たな節目でもある。資金回収において、自治体が自治体に求める全国でも例を見ないことを敦賀市は行っている。どこの自治体も財政が厳しく、市町村合併により、その責任の所在があいまいになりかけない状況で、これからがしんどい、長い回収への活動の始まりでもある。一敦賀市の1対60の対応だけでは、これからも困難を極めることは必定でもある。この意見書は、乱発する必要もなく、議会の全会一致の統一的な意思として、回収が終了するまで生きるものでもある。

いずれにしても、敦賀市に処分場があろうとも、ごみ処分場の管理が終了するまで、排出元の自治体に責任があること、いわゆる「排出者責任」を辛抱強く説明し、対策工事、管理費用の一部代金をいただくという、全国自治体も行っていない作業を行うことになる。対策工事だけでも14億円という多額の費用、たかが14億円ではない14憶円もというしんどい回収作業の始まりだ。その責任の一端は福井県にあることも確かだ。

もうすでに処分場問題で、市内での風化は始っている。国、60団体との説明責任、交渉としんどい、息の長い作業が繰繰り返すことが予想される。資金回収というしんどい作業を市行政はどう行うか、どう議会として対応するか、どこにも手本のないしんどい作業の始まりでもある。
【2008/07/12】 | ページトップ↑
指定管理者による病院運営
Date:2008-07-11(Fri)

昨日は、川崎市立多摩病院を訪れた。目的は、病院経営のあり方。北陸では、はじめて富山県の市立の氷見病院が金沢医科大学の指定管理者による公設民営型の経営に切り替えた。

市が置かれている厳しい財政状況の下で、市民病院を地域の中核病院として今後も存続させ、併せて新病院建設の見通しを確実なものとするためには、市民の医療の維持・充実を図るとともに、民間ノウハウによる病院経営の実態はどのようなものか、調査することが目的でもあった。全国の公立病院の改革でも、データは古いが、指定管理者制度を導入に踏み切った例も多く、千近い公立病院の中で、42団体 43病院(平成18年11月現在)が導入している。

そのひとつが、平成18年から運営を開始した川崎市立多摩病院。川崎市内の他の市民病院と比べ、経営を民間に切り替えることにより、病院事業の収支がかなり違うことは事実のようだ。コスト負担も病床数は市立敦賀病院と同じ程度で、約3億円と敦賀市の半分以下の一般会計からの持ち出しに終わっている。経営を重視するばかりに、地域医療に必要な救急部門、小児科、産科などがおろそかになりがちだが、逆に充実が図られている。医師不足対策も聖マリアンナ医科大学と直結しているために、それほどの心配がないとか。逆に、三分の一は他の大学出身者を入れるとする協定を結んでいる。

ただ、都会という地域性や新しい病院という点で実現が可能であり、富山県の金沢医科大学市民病院の痛みを伴った改革とは違うことは確かだが、逆に私立医科系大学が経営する共通する点も多い。コスト面での改善、医師供給体制などである。市立敦賀病院に指定管理者制度導入は、地域性や職員との関係から困難としても、経営面のノウハウは、参考になることも多い。

身近な例として、看護師を病院副院長に登用している。全国的にも増えつつあること確かだ。現場の声を経営に反映させることで、医療サービスと勤務環境の向上につなげたい考えだ。看護部長で副院長である鈴木まち子さんが院内を案内してくれた。

現在、全国で看護師を病院副院長に登用しているのは183病院で、そのうち神奈川県は19病院と全国最多とも。最初に登用したのは1987年の北海道内の病院で、20年以上経過した現在では全国の病院全体の2%がその体制をとっている。

看護師は全職員の6割を占めており影響力がある。現場に携わる看護師から患者や職員の声をストレートに経営に反映させることが、医療サービスの向上につながるとのこと。従来は病院経営に大きな影響力を持つ副院長の立場を看護師が担うことはほとんどなかった。しかし、近年相次いだ医療ミスの問題などで、病院側にとって透明性の確保は最大の課題であり、登用により現場の意見が、明確に反映できるというもの。きめ細かい、患者の満足度をアンケート調査するなど様々な試みに力を入れている。

同院は看護師不足の現状を受けて、二交代制、4人体制と、勤務の負担を減らしている。現場を熟知する看護師が経営に直接携わることが、医療サービスの向上には役立つといえそうだ。

市立敦賀病院もあり方検討委員会の答申を受け、本年度には改革方針を明確に打ち出す。

【2008/07/11】 | ページトップ↑
たばこ税と「たばこポイ捨て禁止条例」
Date:2008-07-10(Thr)

現在、神奈川県にいる。目的は、敦賀市と同様、財政力が1を超えるか、これに近い逗子市、伊勢原市の行財政改革の状況踏査、今日は、川崎市立多摩病院の指定管理者制度を調査する。

ところで、どこの自治体の市役所で急速に進展しているのが、たばこの分煙、敦賀市も市役所の5階と地下に喫煙室が設けられた。冷房も換気扇もない暑い部屋。私としては、そこまでして吸わなくても思うのだが、愛煙家にはそれでも吸わなければならない。一方で、市の財政の2%程度を賄うたばこ税(敦賀市では毎年5億円程度)は、着実に入る貴重な財源でもある。

最近になって、国レベルでも与野党で急浮上してきた。超党派でつくる「たばこと健康を考える議員連盟」が発足。税率の大幅アップを検討する構えで、「1箱1000円」とも。喫煙を抑制して健康被害に歯止めをかける有力手段ともなるが、正直なところ、財政に苦しむ自治体としては、あまりふれてほしくない議論でもある。

福井新聞の論説曰く「たばこの健康被害対策としては2003年、健康増進法が施行され、禁煙・分煙化が進んだ。それでも、喫煙率は男性が40%弱と欧米に比べて飛び抜けて高く、未成年者や若い女性で増加傾向にある。国民1人当たりの消費量は先進国で最多だ。

吸う人だけでなく周囲への健康被害が実証されていながら、喫煙が減らないのはなぜか。大きな要因は、国際的にみて安すぎる価格にある。代表的銘柄が英国では1箱1300円、フランスは約780円。米国やドイツも日本の2倍以上だ。」と、読む限り、1000円もうなずけるが・・・。

財源論が軸で健康被害を防止する視点はなかったことは事実だ。健康増進策と総合的に論じることは今後も必要だろう。たばこ規制のあり方を抜本的に見直す格好の機会でることは、確かだ。

ところで、今回の訪れた神奈川県逗子市でも、分煙が厳しく市役所内一か所の限られていた。調べると2004年12月議会で、歩行喫煙や空き缶などのポイ捨てを禁止し、違反者に科料を課す条例案が提案されたが、「市民同士が監視しあう条例案は認められない」と否決されたが、市は2005年4月1日付で歩行喫煙などの禁止の啓発活動に関する要綱を制定し、月1回のキャンペーン活動をしているとのこと。

罰則もないものの、市民意識が強く、視察にやってきた議員が、市役所の外でくわえ煙草をしているところを注意されたとか。

各地域では、路上でのくわえ煙草を禁止、たばこのポイ捨て禁止などの条例化の動きが活発化している。たとえば、福岡市の「人に優しく安全で快適なまち福岡をつくる条例」は、2002年12月可決、03年8月施行、03年10月1日罰則適用開始)2か月の周知期間の後、2003年10月1日から適用開始。

罰則付きの歩きたばこ禁止条例制定は東京都千代田区に次いで全国2例目だが、罰則の適用は当面見送られているとのこと。条例は市長の指定する「路上禁煙地区」で、歩行中または自転車に乗りながら喫煙してはならないと定め、違反者には千代田区と同様、2万円以下の過料を科す。努力規定として罰則はないが、①市内全域で歩きたばこをしない②屋外で喫煙する際には吸い殻入れを携帯する―など喫煙マナーの向上を求めているほか、ペットのふんの後始末や自転車放置禁止、落書き禁止なども定めている。

いずれにしても、たばこ税にしろ、たばこポイ捨て禁止条例の論議は、各自治体で健康増進法とあいまって活発化することは確かだ。敦賀市でも真面目に条例化を、とも考えている。かつて、同僚議員で亡くなった公明党の中野議員が提案したことがある。それそろ機運も熟してきたか・・・。議員提案も考えては、と市民クラブで話し合うが・・・。



【2008/07/10】 | ページトップ↑
防災の点検と建築業・・・。
Date:2008-07-09(Tue)
昨日、敦賀駅で1しらさぎで18分ほど待たされ、米原の予定した新幹線には乗れなかった。なんとか、目的の時間には間に合った。ところが、その後、北陸線で、遅れや運休が相次いだ。福井市で朝、一時間に70ミリを超える激しい雨が局地的に降ったとか。2004年の福井豪雨に近い大雨で、福井市や奥越、丹南地域で家屋や交通に影響が出た。福井では午前7時10分から一時間で44ミリを記録したとか。昨年八月にできた避難の目安となる「土砂災害警戒情報」も福井市や奥越、丹南の六市町で初めて発表されたとか。

敦賀市の雨の降り方からは想像できない状況だったとも。災害情報を見聞きするたびに、自らの暮らしの周囲を見渡し「備え」を考える。しかし、実践にはなかなか結びつかない。特に、敦賀市は、福井豪雨の時でも、嶺北で相当な雨が降った程度という感覚で受け取っている。

地震の東海地震や首都直下地震には、関心が高いが、敦賀では、原子力発電所の耐震には関心があるものの、自宅や自ら住むマンションに関する耐震には、無頓着だ。家具固定などを行った人は、わずかではないか。耐震診断も「面倒くさい」「お金がかかる」と、意外に無頓着な方が多い。地震による負傷者の4割は家具類の転倒だということに注意を払いたい。自らも自戒もある。

地域防災力も十分に点検したい。幸いにも消防団は、高齢化進んでいるとはいえ、人員はそろっている。ただ、今後は、育成と人員確保が課題となることは事実だ。共助の足腰は常に確かめておきたい。

災害時要援護者支援体制づくりも整いつつあるが、地区での独居老人などを支える仕組みつくりと点検は、常に行わなければならない。町内での福祉活動と防災は、ある意味では関連する重要なテーマだ。民生委員の把握だけに頼るのではなく、地域が把握することも大事だ。登録と個人情報問題は、きめ細かく行う必要がある。 

災害での救出、復旧・復興には、市による公助が欠かせない。だが、犠牲や被害を可能な限り回避する「減災」のためには、まず自助、そして共助だ。行政はその動機づけ、下支えが、ようやく整い始めた。まだこれからだろう。ハザードマップも6月、改定され、説明会も行われるとのこと。市民啓発に役立っているか。常に見直す姿勢が大事だ。

敦賀市では、ある意味では、低調な防災活動にも工夫がいる。想定訓練や消防署員らの話が定番だが、被災者の体験談を聞く場があれば、心がけや助け合いの大切さがもっと身近になるにちがいない。公助は災害時に不可欠だが、平時の役割も大きいことを肝に銘じたい。

話を変えるが、、石川県最大の建設会社、真柄建設が民事再生法の適用を申請した。2週間前に民事再生手続きが始まった富山県屈指の林建設工業の破綻と併せ、北陸の建設業不況の深刻さを象徴的に示している。 遠まわしに言っているが、福井、嶺南、敦賀ももけっして例外ではない。

建設業不況の背景としては、改正建築基準法の影響や建築資材の高騰なども指摘されているが、根本的な理由は公共事業が削減され、建設市場が縮小する中、建設事業者が市場規模に比べて多いことにある。今後も業界の再編、淘汰は避けられないのではないか。

建設業者維持と大きな公共工事は密接に関係するが、自治体の厳しい財政運営から考えても、闇雲に建設することは、避けることは当然であり、優先すべきは小中学校の耐震化や消防署の耐震化であり、優先順位と平準カ化が何よりも重要だ。
【2008/07/09】 | ページトップ↑
敦賀港の正念場・・・。
Date:2008-07-08(Tue)

昨夜は、残念ながら曇り。それでも熱帯夜。早朝も高く、今年初めての熱帯夜とか。昼は昼で真夏日。そろそろ梅雨明けか。

七夕。牛追いの彦星と機織り上手な織姫の一年に一度のデート日。雨もダメだが、曇りも会えないのか。それでもライトダウンキャンペーンが、市内に飛んだ。さすがに市庁舎は、明かりを落とした。
ところで、二人の間に横たわる天の川だが、ものすごい数の星が密集しているように見える。かつて太平洋のど真ん中で、澄んだ夏の夜空を見上げると、まさに満天の星。天の川さえ、判別できないほどだ。しかし、我々に見える星は3千個ほどとか、当時の航海士から学んだ。

気が遠くなり、浮世がせわしくなる。それでも地球上には300万種の生物が存在し、国連環境計画のデータでは、推定で一日に150-200種類の動植物が消滅。北極の氷も急速に減少している。温暖化による環境破壊は恐るべき速度で進んでいる、とのテレビ報道、人間の愚かさか。サミット初日の昨夜、敦賀市内でのライトダウン、クールアース、一斉消灯、商店街も守った。

またまた長くなった。昨日は市民クラブと新人議員とで、2010年度に本格供用される敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナルを見学。日々変わる埋立地。広さ21.4ヘクタール、国、県あわせて、約480億円の事業費がつぎ込まれた。ターミナルは、大型船舶に対応できる水深14メートル、長さ280メートルの岸壁、日本海側では最大級だ。河川による土砂により浅くなることはない。敦賀港が天然の良港といわれる所以だ。

現在の韓国航路週2便に加え、17年に中国航路週2便もしくは4便が必要と想定している。なによりも期待が大きいのは、06年8月から途絶えている中国航路復活が最大のキーでもある。それも週2便から4便とポートセールスの重要性が高まる。

9月の一部供用を開始に合わせての、現在、急ピッチで植栽など景観も整えている。設備的には昨年実績を4倍も6倍に増えても大丈夫な設備が整う。

県のもくろみは、コンテナ2万4千個から3万6千個と予測といよりも希望だ。施設配置では、20フィートコンテナ1000個に対応できる大型の荷役機械「ガントリークレーン」一基を設置の予定、本年度発注予定とか。輸入農産物などの検疫で害虫を駆除する薫蒸施設、保冷施設の話も出された。ただ、具体化はこれからだ。

ところで、敦賀市は、国交省や県と共同で今年度、敦賀港とロシアを結ぶ国際フェリー便を1往復運行する社会実験が先月、公表された。ロシア側の寄港地は日本海沿岸にあるトロイツァ港が有力。費用負担は、国、県、市と船会社が共同、数千万円を要するとか。京阪神や中京圏のPRに期待したい。採算ベースにはまだまだ、ほど遠いにしろ夢のある計画だ。遅くとも年度末には就航する予定とか。

トロイツァ港は中国東北部にある琿春(フンチュン)市から約70キロの距離にあり、オイルマネーが回ってきた極東ロシアや経済が活発になってきた中国と、その新たな玄関口として、民間はまだまだ後向きだが、この種の話は、「ダメもと」から、ひょっとしたら「瓢箪から駒」かもしれない。国主導でしばらくはあたたく見守る度量がほしい。200万人の極東ロシアだが、その背後の1億を超える中国東北部は魅力だ。我慢強く見守ろう。

主力輸出品だった中国向けのブラウン管が撤退し、コンテナ取扱量はピークの02年の4割減、一方で9月には国際ターミナル一部供用が始まり、国際貿易の拡大が急務。福井新聞論説が言う「480億円の釣り掘り」では、あまりにももったいない。ただ、市民は、この10年の敦賀港の変貌をそれほどしらない。どうも他人任せは気になる。

伏木富山、金沢、新潟港は、毎年のように、コンテナ取扱量は伸びる。それほど、港湾競争は、激化している。競争大事だが特化も大事、敦賀港の県、市、事業者といった「もたれあいの構図」は、いずれ大きなつけとなってしまうことのないよう、それほど重要な時期を迎える、正念場を迎える・・。
【2008/07/08】 | ページトップ↑
医師不足対策、国も方針を変えたが・・・。
Date:2008-07-07(Mon)

昨日は、海開き。ここ数年、気候に恵まれない海開きだったが、昨日が違った。日曜日とも重なり、子供たちが水遊びする姿を前での安全祈願祭は、気持ちも和む。

海は資源の宝庫、魚だけではない。ある本によると、資源小国の日本も、意外にも海に目を転じれば資源大国といえる。海底から銅やコバルトを含む熱水が噴き出る海底熱水鉱床が周辺に幾つもあるとのこと。コバルトのほか白金やニッケルを含んだ海底の酸化物の山とか、これらは。世界二位の資源量という。ただ、開発はコスト的に引き合わない。それでも、インフレと不況が併存するスタグフレーションが懸念されている中、資源高が続けば、これも採掘可能となる。実際に海底の鉱物資源などを手にできるのは少し先でも、資源大国への挑戦が元気が出ようというもの。それでもコストは、キーワードであることは確かだ。

またまた書き出しが長くなった。この分野はコストだけでは、かたずけられない。市の懸案事項であもある医師不足対策として、これまで、政府は医師数の抑制方針を決めた従来の閣議決定を見直し、大学医学部の定員を増やす方針を決めた。2007年の定員は約7600人。08年は約7800人に増えたが、さらに500人以上を上積みし、過去最多だった約8300人の水準かそれ以上に引き上げるというもの。大学施設や教員の受け入れ態勢を考慮しながら、今後10年程度かけて段階的に増員する。

医療崩壊が叫ばれる中、「医師の偏在はあるものの不足はない」としてきた政府の方針転換だ。敦賀市議会も政府への意見書を提出するなど、その対応を求めてきた。全国の地方の声が、ようやく形となって実現できた。ただ、時間がかかりすぎた。現在、日本の医師は約28万人。毎年誕生する医師から引退などを差し引くと、年4千人ほどが増えている。

しかし、人口千人当たりではOECD(経済協力開発機構)加盟30カ国中27位と最低レベルだ。この数字もここ数年、出されたのではないか。国の医療費抑制は、急を極め、医師数は抑え込んだ、そのひずみは、主に勤務医の過重労働となって現れた。日勤、当直、日勤という36時間勤務も珍しくなく、過労死した医師もいる。市立敦賀病院も例外ではない。04年度に始まった新人医師の臨床研修制度で、問題が一気に噴出した。市立敦賀病院の内科医引き上げも、敦賀だけの問題ではなかった。医師は研修先を選べるようになり、多くの症例が学べる都市部大病院の人気が高まった。医師の派遣元となってきた大学が人手不足となり、医師不足の悪循環が始まった。

市立敦賀病院や北陸の各自治体病院から、金沢大学も、医師を引き揚げた。勤務が過酷で訴訟リスクも高い産婦人科、外科、小児科などの医師不足が特に深刻で、診療窓口の集約化、閉鎖も相次いだ。敦賀市も医師会に登録する医師数は、多いものの、高齢化が進み、小児科、産婦人科などの減少は、もはや限界に近い。

この対策も、遅すぎた医師増員ともいえるが、単に増やせば解決するものでもない。勤務先や診療科を自由に選べる今のシステムでは、新たな偏在も懸念される。過酷でリスクが高い勤務の評価を高くするなど、診療報酬上の手だても進める必要がある。電力の奨学金制度も10年間を要する時間がかかる話だ。

一方で、まだ常識とはいえ、夜間の救急外来受診、救急車の適切な利用と、患者のマナーの悪さが、課題となる日も近い。医療は公共のもの。医師、看護師、福井まで一時間を要する地域性を考えても敦賀の医療をみんなで守るという視点を忘れてはならない。

奨学金制度、大学の増員と対策がすすむが、まだまだ時間がかかる。金沢大学、福井大学との関係はもちろん、医師確保はこれからも大変だ。看護学校の短大化など看護師不足にも適切な対応が必要だ。医師、看護師ともども、財源もみながら適切かつ早急な対応も必要なことは確かだ。



【2008/07/07】 | ページトップ↑
痛ーい、暑ーい、一日・・・・。それでもビールはうまい・・・。
Date:2008-07-06(Sun)

夏の暑い日。気温も日中35°を超えたのではないか。
昨日の早朝、クロスバイクで市内周辺、気比の松原、沓見、関、ふるさと夢街道8号線と、ほぼ1時間のコース。自転車は汗を程よく吹き飛ばしてくれる。気持ちよさに最後の8号線、相当スピード出ていたところ、常用車がクラクションを鳴らしながら、後ろに近付き、数十センチまで接近、身の危険を感じ、車道から歩道へ。急ハンドルが悪かった。わずかな歩道の段差が災い、左へ転倒、左手をついて亜脱臼。そのまま糀谷整骨へ。スピードが出ているときの転倒は痛い。幸いにも骨に異常なし。朝から飛んだハプニングで痛い一日の始まりだ。

昼は、男女共同参画センターで、民主党の鳩山由紀夫幹事長を招いての講演。痛い左肘をかばいながらの準備はつらい。仲間が次々に現れて準備は順調に進むのはありがたい。

鳩山幹事長は育ちがいいせいか、背広のセンスはいつもいい。背の高さも申し分のない九投身、喋りも穏やか。講演に先立ち記者会見。衆院解散、総選挙の時期について語った時、記者の目が変わった。

ひと言でいうと「12月解散の1月選挙」、理由は予算編成を終えた12月あたりに解散するのが、国民的に受ける時期との見方。玄人筋というわけでもないが、1月解散の2月選挙が現在の最も可能性の高い見方でもあった。

具体的には、バラマキ的な予算を示し、12月25日解散、翌年1月選挙もありうるとか。私の経験からは、正月またぐ選挙は、現場が困る。その意味で、今のところ、私は1月解散と思っている。いずれにしても、総選挙というのはみんながその時期をにらんで走りだすと、現場もその気になり、ヒト、モノ、カネが走りだすと、最近はそこで、軍資金も底をつく、そのために解散の大合唱が、自民、民主ともどもわき上がる。その声を首相は無視できなくなる。わかっているように書いているが、そうはいかないのが政治の世界。はてどうなるやら・・・。

記者会見で最後に「福井は民主党の政権取りのリトマス試験紙だ」と述べた。理工系の出身の幹事長らしい言葉と受け取った。確かに保守王国が変われば政権交代は疑いなしだ。

記者が、「3区の戦略は?」とたずねた。そうは言っても戦略は言えない、言えないどころか言ってはいけない。候補予定者の松宮勲さんは「保守系の有権者を切り崩せるかにかかっている」と、これは事実だろう。当たり前だが、選挙は半分以上、取ってはじめて勝利はありうる。

夕方は、20日のカッターの大会に向けての練習、当然、漕ぐことはできない、かじ取りの号令で終わった。夜はビールをひかえようと思ったが我慢できない。グイーッと一杯はうまかった・・・。
【2008/07/06】 | ページトップ↑
教育問題に必要なのは、「ころころ変わる方針」よりも「金と人」
Date:2008-07-05(Sat)

昨日は、関電労組の若狭地方本部の大会で小浜へ。梅街道は何度、通ったか。方向がわかりやすい若狭路は、迷うことがない。冷房を止めて、車の窓から風を入れれば、熱風ではないが真夏を感じる。この地域には、山を下りて吹いてくる「おろし」的な風の名称がない。地域の恵みが、冬の厳しさ以外に、それほど左右されない地域だからか。

私の過ごした町には、風の名前がある。「六甲おろし」は、阪神で有名だが、そんな厳しさがないが、近くでは比叡おろし、遠くは「おろし」は、つかないが、季節を厳しさをあらわす青森の「やませ」は作物にも影響する。逆に風が止まる、瀬戸内海の「讃岐の夕なぎ」は、風のなさと暑さを示すこと言葉。風には季節、地域、性質などによっていろいろな名前がある。

風は漁業や農業など、人間の営みに大きな影響を与える。生活の中で多くの名前がつくりだされたのだろう。教育現場では「ころころ変わる方針」風は、どこに行くのかわからない。ほんろうされている。

風の話が長くなったが、風の変化と同じように、いったりきたりする教育方針。昨夜もある教育者と話したが「現場が今、ほんとに忙しいのと、可哀そうだ」と語る。

全国的に子どもたちの学ぶ意欲や学力・体力が低下していると言われる中、敦賀でもその傾向は変わらないという。近頃の「教師は」とか、親の批判も絶えない。子どもたちに手をだすことや、怒ることも現場ではほとんどできない。注意がせきのやまという。それほどがんじがらめ、それでも一人一人と向き合う時間を十分に持つように努めると、その分、夜の残業が増える。議論の過程で、教育現場のことが置き去りにされてはいないか。

また、現場では財政難からコピー、鉛筆一本が節約しながら、直面する教育問題に立ち向かう現場の教師を、文科省や政府は考えているのだろうかというもの。財政論だけが優先され、教育のあるべき姿は語られたのだろうか、と先生の愚痴ではないが、現場での悲鳴が、どこにも訴えることができないジレンマと、それを補うべき財政難が、影響していることは確かだ。

市議会でも、敦賀出身の先生の採用が少なくなっている話がでたが、教員の増加は、いくら生徒が減っても、現状にあった必要数、それも敦賀出身者という必要性は、将来を考えれば、必要なことだ。

先日、内閣で、日本の教育のグランドデザインとも言うべき「教育振興基本計画」を出した。道徳教育の充実、いじめや不登校対策、小中学校施設一万棟の耐震化促進などが列挙、列挙。しかし、焦点だった教育投資の数値目標は最終的に消えた。教職員定数の増員についても具体的に数字が書き込まれなかった。教育者曰く、「教育行政にとって、肝心なことが抜け落ちた」と。

話では、計画策定を契機に、教育予算の大幅増額を狙った文科省のもくろみは、財務省の壁に頓挫したといえるとか。地方の教育委員会はよほど、知事や市長に肝入りがないと、教育予算は、縦割りで予算配分は例年通り。建設がなければ敦賀市も例年ほぼ、一般会計の1割、ほとんど変わらない。

授業時間数を大幅に増やす改定学習指導要領の全面実施は小学校が2011年度、中学校は2012年度に迫っている。今の現場だけでは対応できない。「ゆとり教育」からの転換に伴い、予算増や教員増の裏付けがなければ、教育現場の負担だけが増えるだけと語る。現場の実情を踏まえると、必要な「お金と人」について措置、県にもまして市にあるはずもない。

道路も必要だが、おかしくなり始めた社会を立て直すには、「米百俵」ではないが、政策的に教育にもかけるべき時期であることは確かだ。特に、文部省が求めていた小中学校の教職員の定数について文科省は、五年間で約25000人増やすよう求めていた。この点だけでも、基本計画は、新学習指導要領の円滑な実施のため「教職員定数の在り方など条件整備について検討する」とし具体的な増員目標を見送った。

後期高齢者医療制度は、毎月、細部が変わったが、教育分野は、報道以上に、その細部が毎年のように変わる。風は変わるが、変わるだけでもとに戻るのとちがい、国は方針だけ変えればいいが、、現場はそのたびに、真剣勝負で右往左往する、この現実を・・・・。教師も大変だが、子供たちも・・・。メンツでは将来は語れない・・。

【2008/07/05】 | ページトップ↑
景気の悪化と治安の悪化・・・・。
Date:2008-07-06(Fri)

昨日は、職場の安全大会。この種の大会は、マネンリになろうが繰り返し繰り返し、行うことに意義がある。前線の影響で、生暖かい突風が吹き、気温も30度を超えた。そろそろ梅雨終盤のどくとくの蒸し暑さだ。夜は、越前市、民主党と連合の南越地域協議会の話合いにのぞんだ。新幹線問題、郵政民営化、後期高齢者医療と幅広い話題に及んだが、何よりも原油高、物価高と話題が及んだ。

昨日の東京株式市場、54年ぶりの日経平均株価の11営業日連続で下落。朝鮮戦争後の景気低迷で15日続落を記録した1954年4月28日-5月18日以来とか。先日も書いたが、いよいよ景気に暗雲が立ち込めてきたと肌で感じるのである。原油や穀物の高騰、米国経済の減速など悪い材料ばかりが目立つ。

ある証券マンから、日本は、自動車株、特にトヨタを見ていれば、日本の状態がわかると、数年前に教えられた。自動車産業はすそ野が広く、それも地方経済のけん引役だからだ。輸出で景気を引っ張ってきたことが事実だ。

その自動車製造が円高と米国の景気低迷で大幅な減益を予想されている。最大手のトヨタ自動車は、本業のもうけを示す営業利益が前期に比べ約三割も減少する見込みという。越前市にあるトヨタ系のアイシンエーダブリューの工場の景気のよさは群を抜いていた。毎年、敦賀からの就職も多い。それに陰りが生じ始めている。

敦賀市内から越前市への各工場に就職する高校生も多いが、逆に辞めて市内でフリーターも多くなっている。これも繰り返しにもなるが、パート、アルバイトやフリーターの増加は全国的とはいえ、市内も着実に増えている。市役所にも臨時職員が多くなり、これまで少なかった若い男性にその傾向が強いのが気になる。

一方で、スロットル、パチンコ、ゲームセンターへ、市外から来る若者も多い、そのマナーの悪さも気になるところだ。ところで、今月2日、敦賀市木崎の大型総合レジャー施設建設に絡み、住民の開発許可の取り消しや損害賠償を求めた訴訟は、福井地裁(坪井宣幸裁判長)で和解が成立し、原告は県と同市に対する訴えを取り下げた。和解の文書に話合いや市都市計画マスタープランを尊重したまちづくりなどの文言が盛られた。コメントは避けるが、20年スパンで考えても市街地から郊外へ、客層も住民より市外客も多く、マナーも悪くなっている。

話を戻すが、経済のリスクは「サブプライムローン」から「インフレ」に移ったとの指摘もある。私の感覚では、高度成長下のインフレとは違い、質の悪さを感じる。前にも書いたが、少子高齢化、所得減、物価高が重なった大きな転換点だと私は感じる。消費者物価は、日銀短観で「まだ安定の範囲内にある」というのが、生活実感はインフレに近い。

これも繰り返しにもなるが、市内の状況からみても、所得が伸びないまま景気が下降局面に入ったと見るべきではないか。特に、市内の運輸業者は、燃料などの輸送コストなど、困難な経営に迫られている。県議会でも話題になっているが、財政が厳しい行政にも限界がある。医療、介護、保険、社会保障の分野は厳しく、税収も落ち込むことが考えられる。景気と治安の悪化を考えた市政運営は厳しさを増すと考えるべきである。、経験をしたことがない領域に入り始めていることは確かだ。


【2008/07/04】 | ページトップ↑
敦賀市の路線価とまちづくり
Date:2008-07-03(Thr)

会社では人事異動が終わり、地域への挨拶まわりがはじまった。サラリーマンにとって、異動は節目。出世も重なれば、賃金もあがれば、責任も重くなる。給料と自分の価値こと、値段と思うが、それほど簡単ではない。

ずいぶん前にテレビにオーストラリアの40代の男性が、自分を売り出した。42万豪ドル(約4200万円)相当の自宅や車だけでなく、友人、仕事などもセットで売りに出した。気になって調べると、結果は、入札開始の翌日には200万豪ドルを超える値が付いた。ところが手続きを誤っていたため、結局、自宅分を下回る額に落ち着いた。結果的に物以外には本人にはマイナス査定。そんなもんだろう。自分の価値は自分ではわからない。

書き出しが長過ぎた。毎年のように注目している値段で、土地の路線価格がある。福井県が、敦賀市が冷静に分析するのにうってつけだからだ。そのときの社会情勢と密接に関係している。2008年分の路線価、福井県内に3943カ所ある標準宅地の平均価格は15年連続でマイナスとなり、下落幅は3年ぶりにまた拡大。

下落が続いていた県内最高路線価は横ばい。県内の最高路線価は福井市中央1丁目、駅前電車通りで、前年と同じ32万円。敦賀市は本町で9万9千円から9万2千円へ7.1%の下落。
この結果をどう見ればいいのだろう。新聞情報に頼れば、北陸3県の比較では、最高路線価では金沢市が横ばいで富山市が4・5%上昇。北陸新幹線開業が視界に入り福井との差が生じた、との見解。ただ、金沢市は53万円と福井市との格差はそのままだ。

敦賀市にも歯止めがかからないのが心配だ。JR直流化効果後もその効果がみられていない。ちなみに、滋賀県は、都市部に近い草津での値上がりは大きく、お隣の長浜市11万円で横ばい。彦根は11万5千円が12万円で4.5%上昇と。

全国的には都市部と地方の格差。北陸3県では、福井の地盤沈下が続いているとみるべきか。その中で、敦賀市の7.1%の下落は、同じ地方都市の傾向とはいえ、あまりにもさびしい。滋賀県も都市部の広がりで値上りする箇所も多く、長浜の横ばいと価格も11万と敦賀の9万円の差が、現実の評価だろう。

これに、敦賀市内の路線価をくまかくみると、市内の情勢が理解できる。ざーっとみて、全体的にも下落が続くが、中心市街地の下落が拡大していることから、市の施策の効果がどうか、など評価を継続的に見る指標になることは確かだ。

路線価は、その町の価値であり、冷静にその動向を傾向としてみることは、まちづくりに重要な要素と考える。

話を、最初に戻すが、会社の倒産や離婚など人生の危機は突然やってくる。私自身も値段はおそらく、マイナスだろうが、家族にはプラスと思いたい。いずれにしても、値段だけはないことは確かだ。
【2008/07/03】 | ページトップ↑
少子高齢化、所得減、物価上昇・・・・。いままでにない怖さを感じる・・・。
Date:2008-07-02(Wed)

昨日のミサイル発射の誤報は、それなりの波紋を投げかけている。「ミサイルが原子力発電所に直撃したらどうなるの」と率直な質問が飛び込んでくる。原子力発電所とミサイルの関係は、住民にとって、意識しなかったことが、現実味を感じた誤報だった。それだけに最優先に考えるべき防衛と外交であることは確かだ。

はやくも、米国の食糧支援第一便が北朝鮮に届いたという。日本の暴力団対策法に例えれば、世界の警察を自任する米国が、銃器を保有する暴力団が拳銃を届け出たご褒美に、指定暴力団の対象から外すようなものだと、私は思う。

米国は、「核兵器」開発、拉致、偽札、麻薬の製造に関与したなどと、私に言わせれば、国そのものが、暴力団まがいの国だ。北朝鮮を悪の枢軸と非難してきた。そんな国に対するテロ支援国家指定を核申告しただけで解除した。拉致も被害者の再調査を約束した北朝鮮に、万景峰号入港など経済制裁の一部解除方針も決めてしまった。高齢化する被害者家族に残された時間は少ない。北朝鮮の持ち時間だけが増えたような気がするが、どうだろうか。ミサイルといい、拉致といい普通の国ではない。

これも書きだすと切りがないので話題をかえるが、やはり7月の声とともに、またまた値上げである。食料品やガソリンなどが軒並みアップする。天井知らずを思わせる。180円をうけたガソリンは、第1、第2次のオイルショックとはどうも様相が違う。長引きそうというよりも下がる気配がないのが気になる。

テレビによると、食品では魚肉を使ったちくわなどの練り製品が18-27%上がる。マヨネーズや野菜ジュースなどもだ。食料油の出荷価格は今年四度目の引き上げだ。今後は関連商品にも波及してくる。生活必需品の値上がりは家計を直撃する。8月以降もチーズやマーガリン、卵などの値上げが予定されている。相次ぐ値上げの要因は原油や穀物の高騰が収まらないことにある。これまでになかった長さと見通しがつかない不安が、さらに物価上昇となる不思議さだ。

一方、敦賀市も、公務員に夏のボーナスが30日支給された。支給額は県、市とも減少している。これまでに支給された民間も、これから支給される民間も同様の傾向という。収入が増えず物価が上がるという状況は、これまで私は経験したことがない。日経新聞の企業悪化、日銀短観の悪化など読む限り、不況下のインフレという悪循環に陥る恐れが強い。いつもながらの内需拡大策が喫緊の課題だが、政府の感覚は鈍い。

ここ数日、介護の現場に居合わせたが、若い人の賃金を聞くと、あまりにも低賃金だ。逆にアルバイト、派遣で、老人ホームは、経営悪化を防いでいる。年間所得200万円以下のワーキングプアは、若者に広がる現実は、少子高齢化社会でどう受け止めればいいのだろう。

敦賀市などの地方都市が、どうもその影響を真っ先に受けるのではないか。スーパーなどの生活必需品の上昇はこれからも続くこと予想される。市や県の行政では限界がある。国は弱者への支援など対策に手をこまねいていてはならない。求められるのは所得減、物価上昇という最悪のシナリオに歯止めをかけることだ。政権交代も大事だが、国民生活はもっと大事だ。

少子高齢化社会と、物価ん上昇、所得減は日本は、まだ経験したことがない、スパイラル現象にならなければと、念ずるが・・。それほど時間をかけて、じわじわと、押し寄せる怖さを感じる。
【2008/07/02】 | ページトップ↑
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