教育予算の優先順位・・・。
Date:2008-08-30(Tue)

夏から秋へ。昨日は議会の最終日。議会前の全員協議会で議長は「始まった頃は夏、今日は、上着が必要なほど肌寒い」と、その季節の移ろいから始まった。わずか三週間も経たないのにこの変化。今日で9月も終わる。季節もそうだが、使う機材の変化も速い。

静かな万年筆ブーム・・・・・・

いま、静かな万年筆がブームだという。万年筆といえば、かつてはそれを手にすることで、大人の仲間入りをしたような気分がした。ひところは、腕時計とともに中学の入学祝いの定番だった。その後も、入学やら就職といった人生の節目節目に、親や親類から贈られた気がする。知人が使っている万年筆の書き味にびっくりして、モンブランとか、パーカーとか、自分でも小遣いをせっせとためて買った。メモを取るのが、いつしか万年筆からボールペンになる。文章を紡ぐ道具がペンからワープロ、そしてパソコンに代わった。手紙もメールに取って代わられつつある。便利さに流された結果だ。それで漢字を忘れていれば世話がない。とにかく、季節の移ろいははやい。


福井県の日教組加入率と学力はトップクラスとOECDのギャップ・・・・。

万年筆の道具ではないが、みのもんたのテレビで「福井県の日教組加入率全国でもトップクラスだが、学力もトップクラス」と、中山発言と絡んで、逆に福井県が、褒められたそうだ。ところが、経済協力開発機構(OECD)に加盟する28カ国中最下位だった。以前はこれも確かトップクラス。とにかく動きが速い。国や地方自治体が教育にどれだけ支出したか。OECDがその総額を調査した結果である。04年はワースト2位、03年も最下位と、日本は最低レベルに張り付いたままだ。季節の移ろいの中で気がついた、そんな感じだ。

文部科学省は、GDPは伸びたが、少子化の影響で公立学校の教員数が減り、給与支出や施設整備費が減ったことが背景にある、と分析するが怪しい。新聞情報で、今年7月、教育振興基本計画が策定された。文科省は当初、十年後に教育費をOECD平均のGDP比5.0%まで引き上げる目標を明記しようとした。しかし財政再建を目指す財務省からの反発が強く見送りとなった。予算総額の確保ありきで、具体的施策に説得力がなかったためである。

教育充実の必要性を感じている国民は多い。何のために、どれくらいの予算を要するのか。説得する相手は財務省ではなく、税金を払う国民だ。これも季節の移ろいの中でごまかされるような気がする。


敦賀市の財政1割は教育予算というが、・・・・・。

敦賀市財政でも教育委員会予算は、生真面目に約1割を毎年貫く。議会後のある市役所幹部と話す中で、教育の家計負担の多さが指摘された。調べてみると、公的支出の乏しさを家計の負担で補っている実態がある。保護者が支払う教育費の総額についての文科省の調査がある。直近のデータによれば、高校まですべて公立に通ったとしても、卒業までに子ども一人当たり平均約570万円掛かる。幼稚園から大学卒業までの総額は約1000万円から2500万円といわれる。所得が伸びない中で、この負担は家計の大きな圧迫要因となっている。我が家も同様だ。

民主党の子供手当、一人当たり2万5千円も財源問題もさることながら、扶養手当の廃止も裏ではあるとか、民主党のマニフェストにも疑問が多い。いずれにしても、親の経済力の格差が子どもの学力格差につながるという指摘も見逃せない。公教育の底上げが欠かせない。塾の費用を負担する自治体も出ている。

財政力の差で格差が広がるといわれるが、敦賀市は、教育委員会予算の施設負担が多すぎる。施設は確かにどこにも負けないほど立派だ。運動公園などの各スポーツ施設は7万人規模にはないインフラが整う。公民館の立派さも県内随一だ。粟野公民館がベースになるだけに、東郷、東浦とその立派さは続いた。今後も、中郷、松原と続く。それだけ維持費は高くつく。ハードは素晴らしいが、優秀なスポーツ選手と、学力は、となると疑問符がつく。季節の移ろいの中で、議論がされることなく、前例でハコモノが建設された。

ソフト面でも充実をとも思うのだが、施設負担の維持費は、今後も大部分を占める。その上、09年度からは新学習指導要領が一部前倒しで実施される。学力向上を掛け声に、学習内容や授業時間が約30年ぶりに増える。敦賀市でも各小中学校の教員は夜遅くまで仕事をしている。世相からみても、少人数学級化を進める必要がある。

相応の財政的な裏付けがない限り、教員の負担が増大するのは目に見えている。敦賀市も、ハード面での耐震化負担も国の補助もあり、前倒しを進める。一方、ハートフルの不登校対策の継続や虐待防止など、今後も子どもを取り巻く環境を整えていかねばならない。

教育は、人づくりの根幹である。とはいうものの、・・・・・・・。

子どもたちを心豊かに育てていくのが国家の責務だ。そのための予算である。その国家に金がない。敦賀市でも必要なものは何か、サッカー場の建設、公民館の立て直しなどハード面での市民要求もある。各スポーツ施設の老朽化も進む。各学校も耐震化も急がねばならぬ。一方で、老朽化も進んでいる。とにもかくにも教育にかける予算要求は大きい。

一方で、敦賀短大も1億5千ま円の補助、看護専門学校にも1億8千万円と高等教育機関への負担は大きい。7万規模の市ではありえない存在だ。教育関係は、その上、連携大学まど駅前開発も優先されている。駅舎建替え論議も始まる。優先順位が何か、ハード、ソフトの教育予算も含め1割を超えた、聖域を超えた議論も必要だ。枠を外した真剣な議論を積み上げたい。

豊かといわれながらも、ハコモノ的に積み上げられた敦賀市の教育予算、何が大事か、基本議論がないまま、季節の移ろいに任せてはならない時期に来ているのでは、・・・・。
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【2008/09/30】 | ページトップ↑
観光行政で大事なのは、持続性と計画性ではないか・・・。
Date:2008-09-29(Mon)

9月末なのに寒い。曇り空はよけいに寒さを感じる。衣替えももうすぐだが、長袖を用意したとか。敦賀を訪れる観光客の姿もすっかり秋の装いだ。そろそろ行楽の秋だ。原風景の中池見もすっかり秋の準備だ。NPO「中池見ねっと」も福井県から認証を予想以上に早く受けた。国道8号バイパスではないが、保全は、これからが大変だ。

話は変わるが、女房から四国遍路の歩くさまが伝えられた。四国でもことごとく、観光行政が失敗しているが、遍路と阿波踊りは違う。この時期、四国遍路は歩きやすいのか、白装束で全行程を徒歩で完走する方も増える。単に遍路といえば、春の季語である。春の遍路には、ある種のあわれさが伴うといっても、季節の華やぎが反映する。一方、秋の遍路には、求道者的な雰囲気があるという。これから冬になれば、よけいに求道的になる。

四国遍路がいいのは、リピーターが多いのも強みだ。一度、回り終えても、またスタートに立つ。遍路行は半永久運動に似ている。四国の札所は宗教、宗派、外国人を問わず、大きく包み込んでくれる。寛大さの魅力もあるとか。千年を越えて引き継がれ、いまに生きつづけている「癒やしの空間と道」とかで、時代がそうさせるか、四国遍路人気は落ちないどころか、高齢化で増える傾向とか。自治体も毎年、講義を行うなど、遍路や観光客に四国でいう「お接待」には気を使う。

話を、敦賀市に戻すが、敦賀ではなく長浜のある方からメールが入った。長浜ジャスコの敦賀の物産フェアと、観光キャンペーンで、河瀬市長率いるロックバンド「敦賀ベンチャーズ」が、長浜のジャスコ長浜店で、演奏しているとか。アロハシャツ姿の河瀬市長は、ユーモアたっぷりと、長浜市民から評判は上々のようだ。

この敦賀市議会でも、「おもてなし」という言葉が、数度、市長から出された。この分野でも場当たり的なことが多い。JR直流化で「おもてなし大使」のボランティアが休日ともなると気比神宮前にたっていたが、もうその姿はない。

長浜では、前にも書いたが、もう四半世紀、観光ボランティア活動が継続されている。昭和59年より長浜市で滋賀県初の観光ボランティアガイド団体が設立され、現在にいたっている。長浜市のボランチィアガイドによるコースは五つある。ボランティアもベテランが多くなり、内容が濃い。説明もうまい。ひとつは、北国街道に始まり、曳山博物館、大手門通り、大通寺、表参道、黒壁美術館とすすむ。

黒壁スクエアには、年間200万人以上の観光客が訪れる、長浜でもっとも賑わう観光スポット。同じ規模で、曳山会館には、ボランティアが数人、観光客に説明する。市長の営業活動も大事だが、受け手のおもてなしも大事だろう。観光は、浮き沈みが多いだけに、市民力の違いもあるが、敦賀市は、予算面では長浜よりはるかに多い。ところが、成果がどれほど出ているのだろうか。

長浜市は、観光ボランティア育成に、講座を四半世紀、同じことを繰り返している。地道な取り組みが大事なことは確かだ。観光も持続性と計画性だ。これが敦賀市の最大の欠点ではないか。中池見湿地にも数は少ないが、四季に折々にリピーターもいるとか、地道な取り組みが必要なことは言うまでもない。
【2008/09/29】 | ページトップ↑
愁思と引き際、色褪せた葉・・・・・。
Date:2008-09-28(Sun)

彼岸もさり、昼と夜も逆転。朝夕は肌寒い。寂しさが身に染みるのも、春よりは、この夜長の愁いが、なぜか似合う季節。昨日は、選挙準備で、武生そして小浜へと車を走らせた。山の色はまだ緑濃いといえ、少しずつ変わってきた。

ポールニューマンがなくなった。「明日に向かって撃て」など映画作品を何本か観ただけに、寂しい限りだ。野球でも王監督の辞任表明も寂しい。王、長嶋は、私たちの時代の象徴。「ON時代」が完全に終わる、何とも寂しい。桑田、清原の「KKコンビ」、野茂英雄投手も現役引退を決めた。球界は世代交代が加速する。陸上でも、北京五輪銅メダリストの朝原宣治さんが引退し、「こんな幸せな最後を…」とレース後に涙ぐんだ。王さんと同じ言葉である。

中国の故事で、ネットでやっと思い出す。・・・「一葉落ちて天下の秋を知る」・・。わずかな前兆からも衰勢を察するという意味らしい。自ら限界を悟り、惜しまれつつ後進に道を譲る。人はそんな有終にあこがれながらも、実行は難しい。

引き際と言えば、麻生内閣も総選挙次第では、史上最短の「三日天下」に終わりかねない。中山国土交通相の辞任劇、見事どころか、発言も、ここまで重ねると信念だろう。「日本は単一民族」、成田空港反対闘争を「ごね得」、昨日の「何とか日教組は解体しなきゃいかんと思っている」「日本の教育の『がん』である日教組をぶっ壊すために私が頭になる決意を示した」と。ここまで言葉を重ねる大臣もいない。これには日教組も黙っていないだろう。内閣は変わっても、たがのゆるみは変わらないということか。ある人に聞くと、信念どころか、前々からの発言を繰り返したに過ぎないらしい。サプライズではないらしい。

サプライズと引き際といえば、小泉元首相もサプライズだ。政界を引退するという。引退の理由について、本人は「引き際を大事にしたい」と述べた。 約五年五カ月に及んだ小泉政権の功罪は相半ばする。言葉もわかりやすい、「改革なくして成長なし」を掲げ、自由競争や規制緩和を重視した構造改革路線を推進した。日本経済は活気づき、「失われた十年」と呼ばれた低迷期を脱した。

一方で高齢者や経済基盤の弱い地方など「弱者」に痛みを強いた。規制緩和によって非正規労働者が増え、格差を助長するなど「負の遺産」も目立った。小浜市は松崎市長に変わったが、雇用状況は悪い。松下の撤退は、未だに後を引いている。その上の小泉改革は、地方都市には、厳しかった。つばき回廊にはけじめがつきそうだが、人口減少は続いている。

小泉氏自身は政界引退で、政治家としての幕を下ろす。だが、現在の政治状況は小泉改革が残した負の遺産への対応をどうするかが、焦点の一つになっている。次期衆院選でも大きなテーマになろう。小泉氏は、自らの政策に対する批判にきちんと答える責務があったが、またサプライズを繰り出して一線を退く。次男を後継指名し、改革者の名にふさわしくない旧態依然とした世襲路線を敷いたのにも驚かされた。鮮やかな引き際とは到底いえまい。

国土交通大臣といい、小泉氏といえ、秋の色づくのではなく、色褪せた葉で散る葉に思える。これは言い過ぎか。解散時期が地方でも話の焦点だが、なにやら微妙だ・・・。



【2008/09/28】 | ページトップ↑
中池見の保全は難しい・・・。
Date:2008-09-27(Sat)

彼岸花からコスモスへ。野坂の残照にコスモスも一景か。クロスバイクで粟野の夢街道。昨日は雨、それでもコスモスが目立ち始めてきた。秋晴れがほしい。そんな雨の一日だった。

高く澄んだ空の下、風にそよぐコスモスの風景は、秋には一番だ。粟野、野坂には合う。野辺に、田んぼに、街の空き地や庭先にと、どこにでも育つ身近な花だ。弱々しげに見えて性は丈夫。女性の姿と重ねる、と書きだすと、先が続かなくなる。

昨日は午前中、中池見へ。中池見湿地の横切るように通る国道8号線の地盤沈下対策工事について、敦賀市議会環境保全特別委員会で、現地を視察。樫曲トンネル出口すぐから福井方面へ。地盤沈下でわずかに波打つ路面と亀裂が目に入る国道8号線の現状を確認。

11月にも対策工事を始めたいとしている国土交通省側から、工事の概要について説明を受けた。湿地は、当然、地盤も悪く、当初から地盤沈下が進み、何度か修理補強をしていた。発泡スチロールのブロックを敷いた上に道路をつくる特殊な工法で建設されたが、効果がなかった。

国土交通省は、8月、円柱状の穴にコンクリートを流し込み支柱にする新しい工法で対策工事を行いたいと、樫曲の地元や市民団体に説明もしたが、、環境への影響について詳しい説明がないと反発していた。それでも国道の安全も大事だ。

午後からは、市役所5階で視察に続いて委員会を開き、工事による湿地への影響について、十分な調査と説明を求める意見書を市議会として国に提出することを決めた。

雨の中池見湿地は、穏やかな風景だ。たおやかな風情は、すっかり溶け込む原風景だが、国道8号はなじまない。それでも、いまさらルートを変えることはできない。さらに四車線化工事も予定されている。ラムサール条約登録へと大上段に構える前に、保全のためにどうするか、そんな環境保全の気配りもほしい。保全には金も時間もかかる。

コスモスの意味は、宇宙をも意味する。中池見の小さな自然にも、深部の泥炭湿地5万年の大いなるものを見る。これも日本の風土、敦賀の大事な自然だ。それでも保全は難しい。その選択を市民はしている。その覚悟も必要だ。

これから一層、日は短くなるが、せわしない日常の息抜きに中池見を訪ねるのもいい。
【2008/09/27】 | ページトップ↑
個人情報保護法と高齢者医療制度の施行後の世相
Date:2008-09-26(Fri)

小泉元首相が引退を表明した。3年前選挙が劇場化で印象的だった。首相も小泉氏入れて四人目。目まぐるしく変わる。世相も変わる。ところで、法律の施行が、くしくも世相や世論を変える力があることを痛感する。

ひとつは、プライバシー保護を目的とした「個人情報保護法」の全面施行から三年以上が過ぎた。行政、企業を問わず個人情報に対する意識は確実に高まってきた。それも実感的にだ。町内会はもとより、学校、幼稚園、保育園まで・・・。

これがあたり前かもしれないが、必要な情報まで得られなくなった過剰反応や弊害を、あらためて感じることも多い。災害時の要介護者を救うこと、町内会の連絡網、子供会の連絡網でも住所はない、携帯電話は当然、記されていない、電話をしても核家族のためかつながらない。運動会で子どもたちの生き生きとした表情を会報などに了解なしに掲載することは不可能だ。町内会や学校など身近な職場や現場ほど、恐らく個人情報を扱う難しさを抱えている最たる所だろう。

繰り返しになるが、地域や保護者とのネットワークが欠かせないのに、連絡網は自宅電話のみでその他はすべて省かれ、学校だよりは簡素化、子供たちの写真は掲載されること珍しい。プライバシー保護は当然としつつも、ある一面では、人間関係を無味乾燥にする法律でもある。

もうひとつは、この4月に導入された「後期高齢者医療制度」だ。これほど批判され、野党は廃止、与党は全面見直しと、施行わずか半年で変わろうとする法律も例をしらない。世論の力は大きい。75歳以上の高齢者らを対象に4月に始まった医療制度。患者の自己負担を除く給付費の5割を税金、4割を現役世代からの支援金、1割を高齢者自身の保険料で賄う。施行まで時間もあったが、野党もそれほど騒がなかった。ところが、年金からの保険料天引きなどが、あきらかになるや怒りが噴出した。

昨年の今頃、敦賀市議会や地方議会で高齢者医療制度の条例を審議していた。不満や疑問が多いが、急速な高齢化で高齢者医療費は増え続ける現状からしかたがないと各地の条例は承認されていった。確かに、75歳以上の後期高齢者の医療費が55%を占める現状から、高齢者の長期入院患者が多い療養病床を削減、在宅医療や介護保険へ移行させるなど、高齢者医療費の抑制は、地方自治体も財政逼迫でやむ得ない措置だとの判断だった。

また、国民健康保険の赤字穴埋めなどのために市区町村が一般会計から特別に支出している法定外繰入金は、2004年度は3855億円。ほぼ一貫して増加している。それも社会保険を支払っている市民からの一般会計からの持ち出しには、限界がある。現状の財政逼迫と中央の法律だからと、私もそうだが、議員も、やむ得ないと賛成した議員が大半であった。

しかし、半年もならないのに、与野党とも廃止や見直しと語気を強めた。民主党は、後期高齢者医療制度は廃止し、将来的にすべての医療制度を統合して一元化、地域ごとに保険組織を創設する構想を民主党が打ち出した。また、与党の舛添厚生労働相も昨日、早速、直属の有識者検討会で議論を始めた。

民主党の素案は、新聞報道によると、後期医療制度の廃止後、高齢者医療費の負担が大きい国民健康保険への財政支援を強化する一方、健康保険組合や政府管掌健康保険組合(10月1日から全国健康保険協会管掌健康保険に移行)との財政負担調整も行う。その上、各医療保険制度を順次統合し、将来は一元的な地域保険を創設する。ただ、これも財源問題がつきまとう。地域保険というが、高齢化率が高い地域ほど税率が高くなるのでは、本末転倒だ。この問題は、それほど難しい。その意味での衆議院選挙や政策論争は、意味がある。

一つ目の個人情報保護法の改正は、緩和の方向には動かないだろう。高齢者医療制度は、高齢者に冷たかった。法律施行が、選挙を早め、廃止と見直しとなる。個人情報も高齢者医療費抑制も必要なことだが、一方で、人間関係など、無味乾燥になってきた世相の鏡でもある。
【2008/09/26】 | ページトップ↑
国道8号バイパス沈下防止工事と中池見湿地
Date:2008-09-25(Thr)

昨日のNHKのテレビで、居酒屋の売り上げが90年代初頭をピークに現在4分の3までに減ったとか。この世界でも日本の勢いが失われている気がする。また、この世界でも格差が生じているとか。70年代は、所得差があっても酒量に差がなかった。まさに総中流社会だった。現代は、所得格差で居酒屋格差も進んでいるとか。それほど余裕がなくなっているとか。若者の酒量も減り、所得格差も膨らんでいるとか。私の青春時代は、バイト料や給料がすべて酒に変身をしたほど、大量に飲んだ時代でもある。

さらにさかのぼって、60年代は、巨人、大鵬、卵焼きの日本総中流の時代。巨人も長嶋から王の時代。そのソフトバンクの王貞治監督が、そのユニホームをついに脱ぐ。最下位目前のチームの監督が、なぜこんなに惜しまれるのか。68歳という年齢と体調からすれば、これが最後のユニホームになりそうな国民的英雄への感傷はある。だがそれだけで、現役時代を知らない若い世代までもが惜しむ理由にはなり得ない。球界のきってのチームから地方球団へ。

福岡に移った彼を待っていたのは、味わったことのない苦難だった。万年Bクラスの弱小チームは、そう簡単には変わらなかった。辞任を求めるヤジは数知れず、生卵を投げつけられたこともあったとか。過去の栄光といつまで続くか分からない苦難を思えば、この時辞めることもできたはずだが、彼はそうしなかった。そうして常勝チームを作り上げた。ガン手術の後もさい配を振るい続けた。

決して投げ出さずにチームに身を捧げる姿が、多くのファンの心をつかんだのだろう。そして誰もが感じ取っていた。彼がストイックなまでに真摯に野球に取り組み、ファンと選手を何より大切に考えていることを。そんな得がたい人材だからこそ、老若男女から退任を惜しまれる存在になった。くしくも昨日、同じ地元福岡出身で68歳の麻生太郎氏がチーム日本の監督に就任した。惜しまれる監督になれるだろうか。

前置きが長くなったが、昨日は議会の環境保全対策特別委員会。敦賀市樫曲で予定されている国道8号線バイパス沈下改良工事(樫曲トンネル出口から福井側へ約200メートル)に関する意見書を提出するか、どうかが話題になった。改良工事を行う国道8号線バイパスは、中池見湿地の西側に位置している。

ご存知の「中池見湿地」は、世界でも希少な袋状埋関積谷で湿地面の標高50メートル、広さ約25ヘクタールの規模を持ち、泥炭層が形成・堆積され、厚さ40メートルを超えると推定され、国際的にも注目されている。泥炭層には、約12万年の花粉や実が含まれ、気象変動の貴重な資料となっている。また、生物多様性の面からも貴重な動植物が多く生息し環境省も高く評価され、その生態系は、中池見湿地の水環境で守られている。さらに、湿地から長い時間をかけて木の芽川水系へ地下水が流れ込み、敦賀市民の上水道源となっている。

現在、中池見を横切るように国道8号線バイパスが走っている。建設後、地盤の弱さから沈下が進み、何度か修繕をしているが追い付かない。安全上の問題もある。当時の工法に問題があったことは事実だ。国道8号線バイパスは段差ができ、その落ち込みで湿地が盛り上がるなどの影響がみられ、湿地の水環境を変え、生態系にも影響している。

この国道8号バイパスは、若狭舞鶴自動車道建設に伴い4車線化が予定されていた。4車線化に伴い沈下対策もあるものと推察していたが、国土交通省は、十分な説明もしないまま沈下対策のみ、この11月から開始する。

沈下防止対策で行われるエポラコラム工法が、中池見湿地へ及ぼす影響や、水環境や生態系への影響がどの程度のものか、これまでの実績から判断しても不安定要素が多く、湿地保全の立場から、説明は必要だ。樫曲の地元や市民団体から、説明を求める要望書を何度も提出していたが、いまだ十分な説明もない。

議会の委員会では、中池見湿地の保全も大事、安全対策も大事と、26日に現地調査を行って、国土交通省への意見書に関して再審議することとなった。

王貞治監督ではないが、国の国土交通省は、国道の安全も大事だが、環境も大事、そんな時代だ。決して投げ出さずに、しんどいが影響評価と説明責任を果たしてほしい。
【2008/09/25】 | ページトップ↑
生産農家と流通経路・・・。
Date:2008-09-24(Wed)

クロスバイクの自転車で運動を重ねると、ひとついいのは季節を感じることがいい。昨日も朝は久しぶりの秋晴れ。湿度もなく晴れはすがすがしい。原の西福寺を通ると、鱗雲、コスモスに、ヒガンバナ。中には、敦賀の萩の花も咲いている。まさに秋本番だ。彼岸花は、別名、曼珠沙華。赤の曼珠沙華の鮮紅色は見事だ。

山ぎわの田の畦に沿い、一本の花列が燃えている。曼珠沙華の花の名は「法華経」の何か忘れたが、大きい赤花を意味するとか。美しさにも根は毒を持つと母が教えてくれた。懐かしい花でもある。

四国で方言か、忘れたが、東京生まれの母は、彼岸花を別名「ドクユリ」、「ヘビノハナ」と教えてくれた。これは、イメージ連鎖か、女性の内面、情念と、私なりに女性の怖さを感じる花でもある。考え過ぎか、曼珠沙華を忌み嫌うのは人間の勝手。自然は自然のままに、感じればいいと納得させる。それでも赤が並ぶ、原の風景はいい。中には、ハギもコスモスも咲き始めている。秋の花への思いはさまざまだ。

花から野菜に話を運ぶと、農家の人がスーパーなどで野菜や果物の値段を見ると、いつも驚くという。出荷価格の五倍から十倍もの値がついていることがあるとか。どこでもそうだが、食料品は高いというのが通り相場。理由は国土が狭く農家の生産規模が小さいため、低コスト化が難しいからとされてきた。だが、それだけではないとする人は多い。日本全体もそうだが、狭い敦賀平野で営む農業の特徴は高価格、低所得で、原因の一つは流通コストがかさむためという。それを裏付けるような実態が、あらためて表面化した。

カビ毒や農薬に汚染された事故米の不正転売問題である。こんなコメが出回っていた現実にあ然としたが、流通ルートの複雑さにも驚かされた。まだ全容は明らかになっていないが、たくさんの米穀店や仲介業者などが流通にかかわっているようだ。

転売の度に手数料が積み重なり、高くなっていく構図が見て取れる。流通ルートの複雑さは、多くの農産物に共通する問題とされる。事故米への不適切な対応で太田誠一農相らが辞任する事態に発展したが、内在する別の問題も忘れてはならない。

流通ルートの簡素化が必要だ。消費者には少しでも安い価格、生産者には少しでも多くの収入につながるような流通改革が早急に求められる。敦賀の生産農家の認定数も三十数軒しかない。ほとんどが高齢化してきている。どう守るか、深刻な問題だ。 各スーパーの野菜は、県外ものが大半だ。

それでも、頑張るスーパーや八百屋もあるが苦しい。一方、農協のファマーズの人気は上々だ。晴明の朝市、ふれあい市と流通経路を省いた農家とお客との対面販売が敦賀でも始まっている。公設市場でも10月25日に「市場で朝市」(仮称)と表して試験的に朝市を開設する。

秋本番、朝の気温も16度と肌寒い・・・。
【2008/09/24】 | ページトップ↑
小沢民主党も敦賀市も財源問題は、いま最大の課題だ。
Date:2008-09-23(Tue)

昨日は、議会の産業経済常任員会。夜は、選挙の打ち合わせ。そろそろ忙しくなってきた。昨日は、自民党の麻生総裁が決まった。いよいよ政局は選挙モードに展開した。民主党も臨時大会が一昨日、小沢代表の三選を承認した。総選挙への「総決起集会」となった大会では、小沢氏の所信表明に注目が集まった。

繰り返し書くが、民主党の政策に向けられる最大の懸念は財源問題だ。マニフェスト(政権公約)の基になる小沢氏の言葉に、政権担当能力の試金石とみられていたからである。国の財政赤字、世界の金融不況の様相など、取り巻く環境があまりにも厳しい。

ところで、敦賀市も財政は豊かといわれるが、わずか7万都市で、市立敦賀病院、看護学校、運動公園、きらめき温泉リラ・ポート、敦賀短大と他の市では賄えない施設をもつ。このことが歳出が増え、8万都市の越前市と並ぶ財政運営だ。財源は、何よりも原子力発電所の交付金、固定資産税だ。これがなければ、JR敦賀駅舎、駅西再開発などもありえない。

一方、国の財源は80兆円の歳出のうち、50兆円の税収しかない。まさに火の車だ。小沢氏は一般会計と特別会計の総支出の一割、二十二兆円が財源として確保できると述べた。この両会計と社会保険料も歳入として一体ととらえ、税の扱いを根本から変えるという。税制構造の大転換には違いない。

具体的な数字は挙げたものの、その実現可能性はずっと疑問視されてきた。小沢氏の説明が意気込みを示しただけに終わるかどうかが試される。党内では「工程表」をつくり政策の実現時期や優先順位を決める作業を進めている。小沢氏はマニフェストとともに月内に取りまとめるという。政権奪取後、どんなプログラムで政策を展開するのか。国民が求めているものであり、早く詳細を示すべきだ。

民主党は、月額2万6千円の子ども手当創設のほか、農家の戸別所得補償の対象を畜産などにも広げる。道路特定財源の暫定税率を廃止してガソリン価格も引き下げる。所信表明の中で、小沢氏は基本構想として九項目を並べた。社会保障の充実に力を込めた。年金、医療、介護の安心のほか、働く貧困層の解消も挙げた。中小企業の再生もある。総花的な観もあるが「国民生活第一」を訴える意欲はうかがえる。

 「予算の総組み替え」だともいう。政治主導で政治、行財政の根幹に手を付けねば施策の実現は難しいという危機感の表れといえよう。自民党の長期政権は官僚依存の政治を生んだ。しかし、それを「壊す」だけでは国民生活が不安定になる可能性がある。ここでも具体的な説明が必要になってくる。
 小沢氏は百人以上の与党議員を政府の役職に就けることを明らかにしている。それを束ねる「次の内閣」にも目配りしていかねばならない。

自民党の長期政権をストップすることから政治改革が始まる。その一念で政局を動かしてきた小沢民主党だ。選挙の勝利を最優先にするのは当然にしても、どの財源をどこに分配するかをより明確にする必要がある。そうでなければ「ばらまき」と映って小沢氏が語る改革の理念は遠のく。

敦賀市も財政の裏付けをしっかりと見定めた事業の展開が必要だ。国の財政赤字の危機、県の財政赤字は、あまりにも大き過ぎる。敦賀市の財政もその中で考えるべきであり、いけいけどんどんの時代ではない。あくまでも石橋をたたいて渡る慎重さがほしい。収入役など、政策的に財政的に、その金庫番がいない敦賀市が心配でもある。議会の責務であることは確かだ。

ところで、昨日の総務常任委員会に付託された議案で、「敦賀きらめき温泉リラ・ポートの設置及び管理に関する条例の改正案」は、6月議会で指定管理者候補者の選定結果を否決を受けてのもの。条例に記載されている、「平成20年10月1日施行」を「21年4月1日施行」に改めるというもの。経費削減を第一に考えるべきとの附帯決議が提案されたが、賛成が得られず、否決された。あえて、出すべきことでもないが、それほどリラ・ポートの運営は、市民が受ける恩恵もあるが、敦賀市財政上は、お荷物なのだ。今後の施設の劣化も気を配る必要がある。

本議会での再採決となる。今、第一に考えるべきは、いかに歳出を削減するか、それが議会の意思でなければならない。

【2008/09/23】 | ページトップ↑
小沢三選の民主党大会
Date:2008-09-22(Mon)

昨日の東京は雨。球場では四万の観衆で超満員。観衆の大部分を占める阪神ファンは、3連敗は半信半疑だったのではないか。何とかトップを守ってきた阪神には疲れが見え、昨日も負けた。強力打線で追い上げる巨人の足音は大きい。球場では、負けても、選手とファンが一体となる空間、そこに身を置いた満足感はなんとも言えない。それが、ラジオではより悔しさがつのる。

自民党は政権交代を迫る民主党の足音に不安を感じ、総選挙対策として麻生氏の人気に賭ける。麻生首相が誕生したら、補正予算の審議をせずに「駆け込み解散」をする案もある。麻生人気の賞味期限は短いとの判断だ。しかし、賞味期限を気にする逃げ腰の人気が、国民との一体感を得るのだろうか。麻生氏は、予算審議を行う意向も示している。プロ野球セリーグと同様に、政界の先行きもなお波乱含みだ。

民主党は昨日午後、東京で臨時党大会を開いた。糀谷県議と会場にいた私は、マスコミの多さと、追い上げる勢いを感じた。大会は、小沢一郎代表の3選を正式に承認した。小沢氏は3期目の所信表明演説。始まりは、低く、のどが詰まったような声。さわやかではない。

次期衆院選について「この一戦に政治生命を懸ける。精神的にも、肉体的にも最後の一戦だ」と述べた。「自民党総裁は、政権は投げ出しても国民は生活を投げ出すわけにはいかない」と自民党政権の無責任さと対決姿勢を鮮明にした。さらに、「今こそ日本を変える時だ。強固な官僚組織に守られている自公政権ではできない」述べた。政権交代による統治機構改革を訴えた。

映画「山猫」のクライマックスの台詞で「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければなりません」と、二年前の代表選での言葉を繰り返し、今回は「私は、十分とは言えませんが、約束通り変わろうと努力を続けて参りました」と語ると、会場からは笑い声が広がり、会場の緊張が逆に代表と一体感と変わった。

政権構想の骨格「新しい政権の基本政策案」に基づく次期衆院選マニフェスト(政権公約)を4年後までに段階的に実行するとし、政策の優先順位をつけた上で、実現時期を明示する方針を示した。年金、医療、介護の安定した国民生活を第一に挙げた。財源は、予算の組み替えと無駄使い排除を挙げた。ただ、もう少し具体的あげないと、国民は理解できないこともまだあるとも感じた。

「政治とは生活である」というスローガンと、最後に「政治とは意志である」と語った。主権者である国民が決意すれば、政治は変えることができると語った。

同一に語るは失礼だが、球場も大会会場も、選手とファン、代表と会場参加者が一体となる空間、そこに身を置いた満足感は、なんとも言えない。そのな高揚した感覚を味わった。

夜戻った敦賀も雨だった。
【2008/09/22】 | ページトップ↑
秋の彼岸入り、それでも熱くなるのだが・・・・。
Date:2009-09-21(Sun)

秋の彼岸入り。暑さ、寒さも彼岸までだ。過ごしやすい時候となった。昨日は、早朝、縄間の馬背峠を越えて美浜・水晶浜から関峠、このコースは約20キロ、約2時間。自転車は風を切るからさほど、汗をかかない。昼からは武生へ。選挙事務所の打ち合わせ。そして福井市へ、ある政治塾へ、新幹線問題と中心市街地活性化で熱い議論。

政治の方はこれから「アツイ」季節を迎えそうだ。解散・総選挙の日程が取りざたされている。だが、なぜ新首相が未定なのに決めようとするのか。経験上も走り出したら止まらない。投開票日は10月26日と11月9日との間で揺れているという。自民党総裁選の勢いに乗じ、ご祝儀相場を期待してのことらしいが、国民をなめてはいけない。

金融不安、汚染米の不正転売、厚生年金の記録改ざん、農相辞任と、現政権への批判は続く。それほど制度疲労をしているのか。それとも日本そのものが、制度疲労か。政権交代にも力が入る。

・・・・・地価の正直な評価・・・・・

今日で3日目だが、地価は冷静にそのときの経済や将来性を反映している。ある政治学者から教えられた。私もその通りと考える。確かに背景を調べるとそれなりに納得がいく。三大都市圏は、都心部の変化にそれがよく表れている。今年一月の公示地価との共通地点を比較してみると、昨年までの右肩上がりが、今回は横ばいもしくは低下している。なぜこうなったのか。何といっても米サブプライムローン問題が大きく影響している。

地価下落の要因に挙げられる景気後退、海外投資ファンドの引き揚げ、金融機関の貸し渋り、すべてがそこに行き着く。都心部では大規模再開発が続いた。そこに世界的なカネ余りを背景に資金が流入した。誘引されるように郊外のマンション建設がラッシュとなった。その市場がいま低迷している。「億ション」の売り込みが、にぎやかな時代は終わりつつある。「土地神話」で列島が熱狂したバブル経済は90年代初めに崩壊した。あれから約15年、市場は2年ほどの「ミニバブル」を再び経験した。

・・・・・・・連続下落でも上昇する地域もある・・・・・

繰り返しにもなるが、地方圏の下落傾向は変わらない。福井県、敦賀市の下落は、十数年連続だ。昨日も同じ話題だが、福井市、越前市、敦賀市も同じ動きだ。小浜市ももっときつい。丁寧に見てみると、同じ原子力発電所のある柏崎市。中越沖地震で痛手を受けた柏崎市は商業、住宅地とも大幅に下がった。都市、地方それぞれで濃淡が鮮明になってきたことに留意したい。

ここで希望を捨ててはならない。地方でも上昇率が高いところがあるのは心強い。商業地のトップは仙台市の青葉区で、再開発で生まれた新しい街が人を呼び込んでいる。昨日も書いたが、住宅地では北海道・倶知安町だ。スキー目当ての外国人向け不動産が売れている。沖縄ではリゾート地の石垣市、恩納村が連続で上昇した。台湾や韓国からの観光客も増えている。投機とは無縁な人が集まり、カネを使いたくなる場所をつくる。それが経済活性化につながる。地価が安いほどその地域づくりのチャンスがある。

敦賀市の駅西開発事業の連携大学構想、レーザーの研究所、訓練センターと、エネルギー拠点化計画は、そろそろ正念場に入ってきた。11月にはその概要が明らかにされるだろう。7万都市でありながら敦賀市しかできない内容でもある。区画整理事業で、これもいよいよ本格的に工事計画が明らかになりつつある。駐車場も現在の150台規模から相当大きなもの建設予定だ。区画整理だけで34億円という数字も明らかにされた。10月にはJR敦賀駅舎改築の議論も再開される。課題も多い。

それだけに石橋を叩いて渡る注意深さもほしい。財源問題、将来性などのチェックも欠かせない。それに駅前周辺開発の将来像も走りながら考えることも重要だが、焦りすぎてはだめだ。政治家は選挙を意識する。1期4年の成果を強調するが、市民や子供たちは、30年、50年の世界だ。敦賀市の地価のことは、これで終わりにしたい。

・・・・・・・・敦賀市の施策の評価はまだ未定・・・・・・・・

ある不動産屋さん曰く「JR直流化、産業団地、敦賀港国際ターミナル事業を土地価格は評価していない。JR直流化の長浜市とは時代は違うが、思ったより評価していないのが気になる。敦賀市の位置づけも全国の中でも悪い福井市同様とは言わないが、それほど変わらない地方都市評価だ。白銀などの駅前商店街の商業地もさほど変わらない。」と手厳しい。冷静に受け止めながらも、敦賀市も駅前開発事業に、これからが正念場だ。予算も特化していく。それだけに議会の議論も欠かせない。
【2008/09/21】 | ページトップ↑
地価は地域活力のバロメター、冷静に見つめなおしたい。
Date:2008-09-20(Sat)

地価は地域活力、経済活動のバロメーターである。地価下落が続くことが、地域経済の不安要因になっている。企業にとっては担保としての不動産価値の低下が資金調達に影響しかねない。地価を高めるには、人や企業を引きつけることのできる魅力ある街づくりが欠かせない。JR直流化以降、目立った魅力もないのが下落の原因か、不明だが、福井県全域の中でとらえるべきか、嶺南地域全域でとらえるべきか、人口減少と活力など、地域づくり戦略と、冷静に見つめ直す必要がある。

ここで、全国の三大都市圏を除く地方圏を新聞情報で整理すると、商業地、住宅地とも下落幅は前年よりやや縮まったが、下落傾向は変わらない。上昇が目立つのは観光需要の多い北海道倶知安町や沖縄県石垣市、再開発ビルが完成した静岡県沼津市など一部地域にとどまっている。

地価下落の要因には、海外マネーを中心とした不動産投資ファンドが資金を引き揚げにかかったことが挙げられる。割安感から日本の土地に資金を投入していたが、米サブプライム住宅ローン問題をきっかけに慎重になった。

資金引き揚げの動きは地方都市にも広がっているという。地方圏で続く地価の下落は深刻さが増している。多くの地方都市では過疎、高齢化が進み、土地需要は高まりにくいとの見方が強く、景気減速が長引けば、地価動向は一層厳しくなる局面が予想される。

特に、福井県の下げ幅、敦賀市の下げ幅もそれほど変わることなく大きい。下げ止まる気配はうかがえない。大都市や地方拠点都市とそれ以外の地方圏の格差が拡大しているだけではなく、同じ県内、市内でも二極化がさらに進んでいる。

地価を高めるには、人や企業を引きつけることのできる魅力ある街づくりが欠かせない。人口減少歯止め策にも地域づくり戦略と合わせ、施策が重要となる。

その意味での産業団地やJR敦賀駅周辺開発は、大きな意味を持つ。財源確保と企画、実施の時期など、計画が何よりも大事になる。敦賀市は、現在、駅周辺開発にその労力をかける選択をした。連携大学、研究所、訓練センターと駅西開発の期待感はあるが、産業と違う、知的資産の活用、集積は、全国にも例はあるが、企画力と時間ファクターなど、中長期の戦略が大事になる。官主導の難しさもある。

昨日までの一般質問でも財政の話が多くなっている。敦賀市は原子力発電所の交付金など、財源は確かに恵まれている。しかし、他の自治体にない敦賀市で面倒をみる施設も多い。市立敦賀病院、敦賀短大、敦賀市立看護学校、きらめき温泉リラ・ポート、市民福祉会館などなど、その分、人口の割には、歳出も多い。

地価との地域活力を冷静に考えると、財政と豊かさの実感、交付金とハコモノなど、敦賀市でしかできない、できる環境、しかし、その選択がある。何か麻薬のような怖さも感じる。私には最近、そんな迷いを感じている。将来性など考えると、じっくり考える姿勢が少なくなっている。場当たり的な選択も多い。議会にも責任があることも確かだ。JR敦賀駅舎建設の再検討も始まる。全体計画がまだ定まらない中で、中途半端に話が進み、後で取り返しのつかないことが多い。ほんとにこれでいいのだろうか。
【2008/09/20】 | ページトップ↑
地価は経済活動のバロメーター
Date:2008-09-19(Fri)

昨日も議会の一般質問、一日中なので、個別課題は、後日に譲りたい。鉄塔事故の関電の記者会見も正直、耳を疑った。「計算していない」ではすまされない。安全は、何事も「確認」から始まる。詳細を聞いてから書きたい。

今日は地価を取り上げたい。地価は、経済活動に敏感に反応する。全国の中での福井県、敦賀市の位置取りを客観的に判断できる。市政、県政の中で、まちづくりの施策やその成果が正直に出ることにもなる。

国土交通省は昨日、今年7月1日時点の都道府県地価(基準地価)の調査結果を発表した。3大都市圏の上昇率が大幅に縮小し、昨年7月の前回調査で16年ぶりに上昇した商業地の全国平均は、前年比マイナス0.8%と再び下落。2005年ごろから持ち直していた地価は今年1月以降、都市部を中心に反落傾向が顕著。米国の金融不安が、さらに影響しそうだ。景気減速やオフィス、マンションの需要減退と、福井県全域、敦賀市では厳しい。地域間格差も出ている。

福井新聞によると『47都道府県の変動率を比べる(上昇率の大きい県が上位)と、福井県は住宅地が45位(前年度44位)、商業地が44位(同42位)。価格では住宅地が24位(同22位)、商業地が33位(同31位)』と厳しい内容だ。北陸新幹線が予定されている富山県と石川県との格差も広がる。

滋賀県は、逆に、二年連続で全用途の平均が上昇。ただ、上昇率は縮小。場所によっては、新名神高速道路の開通で工業地の地価上昇幅は拡大した。工業地の平均価格は前年比2.3%上昇。新名神高速道路の開通で工場立地の進んだ甲賀、湖南地域を中心に伸びた。栗東市の8.1%を最高になっている。

そうはいっても、湖東、湖北地方ではわずかな下落傾向が続いている。福井県の落ち込み、嶺南地域の落ち込みの原因を、冷静に見ておくことも大事だろう。大都市圏と地方の格差は、しかたがないとしても、地方圏の商業地がマイナス2.5%、住宅地も同2.1%と比較して、県内各地と同様の敦賀市の落ち込みの大きさは気になる。

県内の中でも敦賀市は、敦賀3,4号の建設、近畿若狭自動車の開通、敦賀港の国際ターミナルと話題は多いのにとの素朴な疑問でもある。ただ、地場産業の眼鏡の苦戦が続く鯖江市や、芦原温泉の宿泊者数が伸び悩むあわら市などで高い下落率とは違う。

不動産業の方に聞いても「市内の商業地は依然、下落傾向で推移。住宅地についても利便性などの違いで下げ幅に差がついている」とのこと。下がっているといえ、市内地価は商業地、住宅地とも二極化、個別化の動きがみられる。JR敦賀駅周辺が今後、どう動くか。全国的に見ても、地方でもわずかだが、JR駅周辺開発に成功したところは、下げ止まるところもある。また、工場誘致に成功した市は、住宅地、商業地とも上がっている。

市場経済だが、県や市のまちづくりの政策誘導が地価だけをみても重要な視点だ。敦賀市は、後追いだけに、参考にすることも大事だろう。

【2008/09/19】 | ページトップ↑
市長の米国訪問、米国金融不安とユダヤ・・・・。
Date:2008-09-18(Thr)

昨日は議会の一般質問。杉原さんの「命のビザ」で敦賀港に来られた生き証人を合うべく河瀬市長が米国に行くというのが9月の補正予算であがった。意義深い内容でもある。現在の敦賀市長でなければできないこともある。88歳証人も高齢であるため時間も限られている。ただ、なぜ、米国、イスラエルでも、との疑問もある。

答弁を聞きながら、米国とユダヤ、そして金融不安を重ねていた。米国の金融不安は、大きい。リーマンだけではない。メリルリンチも身売り、それにAIGと・・・・。利益と欲望の世界のつけは大きい。

87年10月のブラックマンデー、89年12月の日経平均高値からのバブル崩壊、97年11月の三洋証券と北海道拓殖銀行の破綻、山一証券の自主廃業。89年から東京で過ごした10年はバブル崩壊後の「失われた10年」と言われるほど低迷する日本だった。「米国がくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」と比喩されたが、その通りの後遺症だった。私の勤務地であった東京田町は、地上げ屋が残した不良債権の土地が多かった。最近は、ようやくビルが建ち見違えるほどになった。

ところで、リーマンの破たんで、テレビ報道で登場したのは、またあのビルだ。東京・六本木ヒルズ。一昨年、ホリエモンとライブドアや村上ファンドの所在地だった。破たんしたリーマン・ブラザーズ証券の日本法人が入っている。

リーマンのような大手の金融企業には、抜きんでて優秀な人材が集まっている。97年の山一証券廃業で、優秀な社員が原電に来た。当初は、世界が違うという感覚だった。

話を明治にバックする。日露戦争を扱った司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」に、ヤコブ・シフというユダヤ系資本家が出てくる。戦費集めに苦心していた日銀副総裁・高橋是清の求めに応じ、日本の国家予算を超える巨額の外債発行を引き受けた人だ。大国ロシアに対し、日本は極東の小国としか見られていない時代。開戦で日本公債は暴落していたし、ろくな担保も取れないからと英米の銀行筋は敬遠していた。

彼の決断がなければ、日露戦争はどうなっていたか分からない。天才投資家だから、日本の将来性や満州利権を計算していただろう。だが司馬は、彼が日本に肩入れした理由をそれだけではないとみる。当時ロシアは徹底した反ユダヤ主義をとっていた。その打倒を日本に託したというわけだ。

話を戻すが、彼の経営した投資銀行を、後に吸収合併したのが米証券大手のリーマン・ブラザーズ。そのリーマンが経営破たんした。負債総額64兆円。原油高もそうだが、ユダヤ資本に翻弄されている。

杉原さんの「命のビザ」でポーランド系ユダヤ人を救い、日露戦争で、ユダヤ人資本家には日本は助けられた。サブプライムローン問題にはじまり、誰も彼もが目先の利益と欲望。そのつけは日本に回る。確かに、大きな犠牲を伴う金融不安を止める手だては何か。一つは政治の力のはずである。ところが、米国は大統領選、日本は総選挙にらみの党首選の真っただ中とあれば、防ぐ力も弱い。今日も世界同時株安か。

敦賀港と「命のビザ」とポーランド系ユダヤ人、米国の金融不安とユダヤ資本のリーマンと、背景には別にしても、人間の野望に翻弄されている。河瀬市長の米国訪問と無理に結びつけることでもないが、米国の金融不安、そのつけは、ボディーブローで、効いてくることは確かだ。
【2008/09/18】 | ページトップ↑
鉄塔事故の課題・・・。
Date:2008-09-17(Wed)

関電・美浜発電所から嶺南変電所へ。電気を送る27万5千ボルトの特別高圧送電線の送電鉄塔。突然折れて、作業員4人が鉄塔から転落。全身を強く打ち、2人が死亡、2人が重傷。改めてご冥福とお見舞いを申し上げたい。

昭和40年代、50年代と鉄塔の材料技術も進歩し、保守性も考慮されてきた。鉄塔や送電線は、台風の多い沖縄、雪国の東北とその強度、材質などおのずと工夫がされている。考えられない事故だが、原因究明を待つことは、いうまでもない。

ところで、テレビ報道で『関西電力の調査では、折れた個所では柱に縦方向の力が加わり、その力が柱が耐えられる限界を超える「座屈」という現象が起きていた』と報じられた。「座屈」という言葉はなんですか、との問い合わせがあった。この段階で語るのは不謹慎だが、今回の事故の技術的なポイントかもしれない。技術的には難しい分野だ。機械工学うち材料力学の専門用語。英語では確か、Buckling。船の構造強度で重要な分野だ。

わかりやすく説明すると、細長いプラスチックの物差しを想像してほしい。暇な折、両方をもって曲げたり戻しらりして遊んだ記憶があると思う。 まず、その物差しを両手で引張ってみる。ちょっとやそっとの力では、物差しは壊れない。次に、その物差しを両側から押してみる。今度は、物差しは、グニャーと曲がる。さらに力を入れると、簡単に折れてしまう。

このように、細長い物体は、引張ったときにはその材料の強度いっぱいまで耐えることができる。ところが、圧縮したときには、材料本来の強度よりもはるかに小さな力で折れてしまう。この現象を「座屈」という。

この「座屈強度」は、材料の強度とは無関係に、純粋に幾何学的な条件だけで決まる。つまり、棒なら細長いもの、板なら薄いものが、座屈をおこし易い。このことが、座屈が橋梁や鉄塔のような鋼構造物で問題になる理由の一つでもある。現実に鉄塔にとりついた北陸の雪は団子状になると水分が多く、重い。

昔はあまり良い材料がなかったので、橋でも、建物でも、結構ごつい作りに(棒なら太く、板なら厚く)なっていた。例えると、パリのエッフェル塔と東京タワーの違い。材料が良くなかったので、ごつい作りにしないと持たなかった。 しかし、近年、良い材料が次々と開発され、同じ鉄でも、強度的に優れたものが使われるようになってきた。そのため、以前に比べ、相当にスリムな構造物ができるようになった。

ところが、座屈強度は材料の強度とは無関係に、スリムなものほど起こり易い、という性質を持っている。その結果、鋼構造物は、昔に比べ、座屈が起こり易くなっている。だからといって、現在の鉄塔がそれに該当することではない。それも考慮して鉄塔は組み上げたれている。

これは一般論で、近年、橋梁など鋼構造物で座屈が問題となる理由。 座屈は、いわば技術の進歩によってクローズアップされるようになった問題、といえる。専門家でないので、この辺でやめるが、鉄塔は全国津々浦々までの問題、原因究明は、しっかりと行うとのこと。

もうひとつの課題は、建設業界にも言えるが、高所の技術的な作業に若者がいないという現実だ。鉄塔作業は、安全と技術が優先される。いわばとび職的な専門技術職だ。敏捷性や経験も伴う。電力マンでも特殊な職場で、男儀がある方が多かった。話を聞いても、誇りが感じられた。一方で、技術の進歩に伴って、合理化や効率化が進んだ分野でもある。

最近では、 「きつい」「危ない」イメージが先行して、建設業界の高所作業と同じように、人材不足が課題の一つだ。とにもかくにも安全は何よりも優先されるべきであり、技術的な課題、人材確保など重要な課題であることは確かだ。
【2008/09/17】 | ページトップ↑
介護職員の待遇と思い・・・。
Date:2008-09-16(Tue)

電力の仕事で、大きく分けると発電、送電、配電と分けられる。送電の仕事は、電圧が高く、高所であり、厳寒や猛暑もあり、危険との背中合わせ。それだけに「送電屋さん」といわれるくらい、かつては誇り高い男の職場でもあった。メンバーを組み、厳寒の雪をかき分け、保守点検を行う。それだけに安全には厳しい。作業も技術進歩により保守性が高まり、合理化が進んだ部署でもある。

昨日の午前11時半ごろ、美浜町菅浜の山中にある関西電力の施設で、作業員4人が鉄塔から40数メートル下に転落。いずれも全身を強く打ち、男性2人が死亡、2人が重傷を負った。全国報道だった。4人は鉄塔の送電線を取り替える作業中で、高さ53㍍の鉄塔の根元から約45㍍の所で突然折れ、作業員4人が転落した。死亡された方には、ご冥福を祈りたい。老朽化など考えられるが、最近では、考えられない事故、原因究明を待ちたい。

昨日は、「敬老の日」、女房の両親と時間を過ごしたが、病院には、お年寄りが増えている。敦賀市も65歳以上が2割を超え、少子高齢化が加速している。65歳の高齢者で暮らす世帯も20年前の3倍と増えている。老老介護は当然、増える。

2055年には、高齢化率40.5%にも達するとの推測もある。介護の話題の中で、国家資格である「介護福祉士」の取得を目指す学生を養成する大学や専修学校などで、入学者の定員割れが深刻になっている。

厚生労働省のデータによると、08年度の定員約25000人に対する入学者数の割合は、45.8%にすぎない。06年度は71.8%、07年度が64.0%だったから、短期間に大きく低下している。かつて、市社会福祉協議会の介護ヘルパーの講習会は、満杯だった。前にも書いたが、新たな3K「きつい、給料が安い、結婚できない」は、若者は敏感だ。

そうは言っても、医療や介護を必要とするお年寄りは確実に増える。それを支える若年労働者は、少子化で減り続ける。都市部、県庁所在地、そして敦賀のような中小都市に、介護職員の慢性的な人手不足が広がることは確かだ。新聞にも相当、書かれるようになったが、介護現場で安定的に人材を確保し、定着を図るためには、介護報酬の適切な引き上げは必要だ。

介護職員の方と話すと、働きがいあると考えたからと答え、働き続けられる限り継続したいと、賃金が安くとも、意欲を持つ方も多い。データを持っていないが、市内でも女性は、50歳前後、男性でも40歳前後が、就業の平均ではないか。正職員、パートとにも、月収は驚くほど低い。賃金以外での仕事に関する悩みや不満では、「業務に対する社会的な評価が低い」「精神的にきつい」などが目立つ。大変な仕事なのに評価がそれほどでもない、賃金も低いとなれば、離職率も高くなる。データによると、離職率は、全産業平均を5.4ポイントも上回る21.6%にもなっている。

介護サービスに従事する職員数は、テレビでインドネシヤやフィイリピンなどの介護士が報じられるが、10年後には、外国人労働者の受け入れ・活用で埋められる規模の人数ではない。敦賀市内でも介護保険制度導入に合わせて、社会福祉協議会以外にも新規参入した事業者は多い。

在宅ケアも含め、まだまだニーズは増え、施設介護も要求も増えることは確かだ。どう人材を確保するか、市でも考えなければならないほど急速にニーズが高まっている。電力における送電屋さんの数は、技術進歩に従って、減ったが介護職員の合理化はできない、それだけに人材育成も含め、その数の確保は政治的にも重要な課題だ。
【2008/09/16】 | ページトップ↑
長浜の観光ボランティア
Date:2008-09-15(Mon)

敦賀市の金ケ崎緑地公園のフェスティバルでの大型テント事故。事故から49日の昨日。黙とう・献花が行われた。河瀬市長や実行委メンバーが犠牲者の冥福を祈り、再発防止や事故を風化させないことを誓った。献花台に白い菊をたむけ、事故発生時刻の午後零時50分には、全員で1分間黙とうをささげた。

実行委委員会の川上究会長は、事故をしっかりと受け止めながらも、市民の活動が委縮しにように、との挨拶があった。まさに、その通りだ。事故は教訓と受け止め、事故の風化は決して許されない。敦賀港100年を祝った港博とサマーフェスティバルは、敦賀市にとって、ボランティア元年といっても過言ではない。

ボランティア活動は、敦賀市においても、各種団体はあるものの、そんなに活発とはいえない。まだまだ緒についたばかりだ。福祉、観光、それぞれに活発に動いているものの、他市に比べれば、これからだ。

一例をあげよう。観光ボランティアも「ゆりかもめ」もあるが、組織的な規模が小さい。人道の港・敦賀ミゼウムのボランティアガイドも始まったばかりだ。滋賀県の長浜は歴史も20年を超える。昭和58年長浜ボランタリーガイド養成講座から始まった。18年度は、案内人数61,112名、出動人数1,776名、現在会員数67名。

昭和59年に長浜市で滋賀県初の観光ボランティアガイド団体が設立されたのを機に、その後、滋賀県では各地でボランティアガイド団体が誕生した。平成8年度には、長浜市で開催され、県内の観光ボランティアガイド団体が今後連携して互いの資質の向上を図っていくために、県内の横断的組織の必要性が提起され、翌年に全国大会が長浜市で開催された。平成9年には、「淡海観光ボランティアガイド連絡協議会」が誕生。

長浜市のボランチィアガイドによるコースは五つある。マチのにぎわいコースに参加したが、内容が濃い。説明もうまい。北国街道に始まり、曳山博物館、大手門通り、大通寺、表参道、黒壁美術館とすすむ。

黒壁スクエアは、年間200万人以上の観光客が訪れる、長浜でもっとも賑わう観光スポット。世界のガラス工芸品を展示即売するショップやオリジナルのガラス製品が作製できる体験工房、世界の秀作を揃えた美術館などガラスをテーマにした様々な施設のほか、湖北の郷土料理を堪能できる店や、そこでしか買えないお土産を扱う店などが多数集まっている。

秀吉時代から脈々と受け継がれる古い町並みの中、陽光に照らされた滑らかなびわ湖面を思わせるガラスが溶け合い、独特の風情が漂うまち。古さと新しさが織り成す長浜らしさをゆっくり味わうことができるおすすめのコース。ガイドも慣れているのか巧妙だ。親しみやすく、こよなく長浜を愛していることが伺える。

ボランティア活動は、個人もそうだが、市民力をあげる効果は、大きい。どう増やし、市民力をあげるか、敦賀市の課題のひとつだ。

【2008/09/15】 | ページトップ↑
OCEDの教育費と敦賀・・・。それも政治だ。
Date:2008-09-14(Sun)

昨日は、市内の小学校数校の運動会。私も中央小に出かけた。早朝から雨が心配だったが、見事にあがった。各運動会の最大のイベントのひとつが、リレー。ところで、北京五輪の陸上男子四百メートルリレー。男子がトラック競技でメダルを獲得したのは初めてという快挙。

北京五輪では米国や英国といった強豪国が予選でバトンミスなどで失格するというラッキーな面もあったが、バトンの巧拙も含めてがリレーの醍醐味。トップスピードでバトンを渡すことは、私たちが考える以上に、選手同士の信頼感とテクニックが必要だという。

話を変えるが、自民党総裁選は五人が立候補し、それぞれ主義主張を訴えているが、勝ち馬に乗ろうという議員心理が働き、麻生氏支持に雪崩を打っているようだ。総裁選の浮かれぶりを見ていると、自民党は二年間で二人のランナー(総裁)がバトンを渡すどころか、バトンを放り投げてしまったことをすっかり忘れているようだ。リレーなら失格だった。

政治が悪いのか、最近の日本のデータはどれも厳しい。OECD(経済協力開発機構)の比較が最近、紹介されている。医療費、医師数は、先進国中、相当低い。次は、教育だ。、加盟各国の2005年GDPに占める教育への公財政支出割合の調査結果を発表。日本は3.4%で、データ比較が可能な28カ国中で最下位となった。平均は5%。上位は北欧諸国が占めた。

03年は最下位、04年はワースト2位。すっかり、下位の常連国になっている。小中高校までの初等中等教育では、日本は2.6%で下から三番目。大学などの高等教育は0.5%で最下位だった。逆に、教育費全体に対する私費負担の割合では、日本は31.4%で、韓国、米国に続いて3番目に多かった。

公的負担の少なさを私費で補うという構図は、福祉や医療にも共通するが、自民党総裁選の候補者たちは、具体的な改善策を語っていない。民主党は、高校教育の無償化を唱えている。財源が気になる。教育格差も所得格差と連動している。長年の政治の優先順位が、インフラ整備の土木建築に傾いたとの指摘もある。敦賀市も教育分野は一般会計で約1割。毎年、ほとんど変わらない。校舎改築でもあれば変わるが、突出する年度は一年程度で、教育委員会も遠慮して1割に戻る。JR敦賀駅の駅舎の改築となれば、商工会議所などをバックに動き、どうしても目立つ方向に動く。

インフラの代表と言えば、敦賀市の敦賀港鞠山の多目的国際ターミナルの一部供用に伴う式典、山崎参議、西川知事のそうそうたる顔ぶれだ。姫太鼓の響きが花を添えた。14メートル水深、5万トン級の大型貨物船の接岸も可能。2010年度中には全面供用が始まる。

国と県が総事業費約480億円。まだ、大型クレーンがないためコンテナ船は無理だが、クレーンを持つ木材船は可能だ。万歳三唱で祝った。ハードは国も、県も強い。これからのソフトというか、営業は福井県はこの分野は苦手だ。敦賀港の日本海側第2位は、敦賀の地の利だ。これを生かした国際ターミナルと言えるか、これからが勝負だ。政治の力も大事になる。

敦賀港、敦賀の教育も日本の政治の中で動く。OECDの中で、地位を落とす日本、その責任も政治だ。その痛みは庶民が負う。選挙は、それだけに大事だ。それも風雲急を告げてきた。

総選挙も10月26日投票日と与党よりの読売新聞一面トップにのった。情報の重みや、世論形成から、信憑性があることが多い。総裁選後、10月3日解散、14日告示26日投票とみるべきか。
【2008/09/14】 | ページトップ↑
フーテンの寅さんとチャップリンの喜劇
Date:2008-09-13(Sat)

喜劇はいつ観てもいい。寅さんもチャップリンも色あせない。何か面白くないことがあると精神安定剤というか、元気づけてくれる。好きな映画だ。「男はつらいよ」こと、フーテンの寅さんが、何かと大騒動を起こす人情喜劇シリーズ。旅先で出会ったマドンナに毎度のことながら惚れつつも、結局いい人どまりで終わってしまう寅次郎の恋愛模様を、日本各地の美しい風景を背景に描く。この各地の旅情と人情が今も色あせないのであろう。その時々の美女が心に残るからいいのかもしれない。

一方の洋画のチャプリンもいい。よれよれの紳士服、山高帽、ちょびひげ、寅さんと重ねるとスタイルは重要だ。寅さんはボストンバック、チャップリンはステッキ。ボストンバックは夢というか、放浪というか、何か感じさせ、ステッキも放浪紳士を感じさせる。笑いの中に人情、悲哀は共通し、寅さんは、旅情を。チャップリンは反骨精神をにじませ、それぞれに個性的で、独創的な主人公を演じる。いつまでも心に残る。

寅さんの福井、香川の作品はいつ観てもいい。心を和ませる。一方のチャップリンの 「独裁者」は、現代にも通じる風刺や悲哀に満ちている。深い根の上に実った独創は、一時は世に受け入れられることもある独善とは異なり、長く色あせない。

ボストンバックとステッキは、日常の生活の中では、それほど見ないが、何かのヒントや夢を与えてくれる。ちなみに、道具というか、愛用するものがあることはいい。これも精神安定剤か。私もドイツ製の鞄をもって14年。毎日のように使うので、金具は壊れ何度も取り換えている。重量がかかる部分は、何度か縫い直した。この繰り返しが一層、愛着が沸く。

現実の話を戻そう。次期衆院選に向け、慌ただしさを増してきた。来月3日前後に衆院解散が有力視され、議会と選挙準備の同時進行を余儀なくされているからだ。民主党は昨日、次期衆院選の第1次公認として小選挙区の候補者187人(内訳は現職108人、元職35人、新人44人。女性は15人)を発表した。

これまでに現職を含め246人の公認を内定していたが、党独自の世論調査などで、大幅に絞り込んだ。このため、福井第3区の松宮勲候補内定者ははずされた。有権者への浸透が進んでいない候補者を外すことで、党内の引き締めを図る狙いがあるとか。こんなことで選挙区と復活比例で過半数を取ることができるのだろうか。

時間があればいいのだが、上り調子に選挙区には冷水をかけるに等しい。戦略的には得策ではない。党本部が言う「引き締め」どころか、一生懸命やってきた陣営はトーンダウンすることは確かだ。一回の世論調査か、何か知らないが、この時期の公認をださないとは、支援するものには、意気消沈する。

小沢代表は、あえて自分の第1次公認を見送った。小沢代表は選挙区の鞍替えもありうるとか。対抗馬として国替えするとの憶測も出ている。与党側を揺さぶる思惑があるとか、もしそうだとしたら小手先だ。政権をとる代表のすべきことではない。

話を戻すが、寅さんは、旅先や柴又で出会うマドンナに惚れてしまう。マドンナも寅さんに対して好意を抱くが、それは多くの場合恋愛感情ではなく、最後にはマドンナの恋人が現れて振られてしまう。そして落ち込んだ寅さんは、正月前か、正月、もしくは盆前月、盆と、再びテキ屋稼業の旅に出て行くという結末。この繰り返しが、日本人にはあう。定番は精神安定剤にはいい。

選挙はムードやイメージが大事だ。万年野党民主党に落ち着くのであれば、フーテンの寅さん流もいいが、政権を取ろうというのであれば、王道を歩む、政策、マニフェストを前面に押し出しての選挙を闘うべきであり、民主党も万年野党ではないと思うが・・・。小手先の繰り返しでは、そんな心境だ。
【2008/09/13】 | ページトップ↑
我慢と優先順位の時だ・・・。
Date:2008-09-12(Fri)

夜風が冷たくなってきた。気がつくとススキや稲穂は並ぶ。政治は熱い季節へ移る。風立ちぬ、いざ決戦へと。意気込むが、やはり政策が今は大事だ。本屋には小沢、麻生と待っていたかのように自署が並ぶ。

一足早く無投票三選を決めた民主党の小沢一郎は、最後の時と政権奪取へ執念を燃やす。五五年体制を崩壊させた剛腕の人も既に六十代半ばだ。15年の曲折、地方から眺め、何度かお会いし、握手をかわした。政策も共感もする。思えば遠き時間が流れている。年金や子育て、農漁業などの痛みに目を配り、官僚制打破と地方分権を掲げる。その構想を裏付ける財源は、どうも弱い。肉付けの行程と順位は必要だ。

自民党総裁選は五人が名乗りを上げた。二代続いた政権投げ出しの危機感からか、顔ぶれも多彩になったのは時の妙か。国民の悲鳴が聞こえる今は、何よりも痛み止めだと言う人。いや、体質改善こそ根本と語る人。構造改革派の中堅や紅一点もあれば、安全保障と古里再生論も。自民党も必死だ。それぞれに党の命運が懸かる総選挙が待つ。

国民もそうだが、何か不安を感じるという声が大きいのではないか、地方からすると不安がつきまとう。自分自身も日本社会のビジョン、特に産業などの「稼ぎ」と国民の「福祉」のあり方を明らかにした上での構造改革が必要と思う。その執行機関で「小さな政府、自己責任」の社会よりもある程度政府が面倒を見る「高福祉」の社会を国民は望んでいるのではないか。つまり米国型の「小さな政府」よりは欧州型の「中くらいの政府」を望んでおり、ありとあらゆる分野に市場原理主義を入れることには私は反対だ。地方も公務員削減が優先するあまり、災害時やサービス低下が気になり始めた。いずれにしても、選挙も大事だが、財源と政策も大事だ。それと、我慢と優先順位の時だ・・。

また、財政再建は必要だが、増税には反対する。政府が信用できる存在に変われば国民は「高福祉・高負担」に応じていいのではないか。政権交代も大事だが、政策も改革も大事だ。最近、後期高齢者医療制度などのように、地方は、常に中央に翻弄されるようになっている。

身近なところに話題をむける。福井新聞で、『北陸新幹線の敦賀までの延伸問題に絡み、議論が棚上げになっているJR敦賀駅舎改築について、敦賀市経済界の3割強が新幹線乗り入れとは別に、駅舎の先行改築を望んでいる実態が敦賀商工会議所の調査で明らかになった。新幹線を前提に、駅舎の移動を含む改築が望ましいとの意見は少数にとどまった。』との記事、市民の多くは、市の顔であるJR敦賀駅を改築は望むだろう、とくに、長浜駅の改築の影響は、大きい。

ただ、ここは、辛抱だ。ほんとに市民の税金を投入して改築する時期か、現状をみるべきだ。福井新聞は、『懸案の駅舎に関して、31・9%が「駅舎改築が先決」と回答。意見として「敦賀の玄関の顔を新しくしてほしい」「駅が寂しいとの声を聞く」「新幹線で乗降客が急に倍増するとは思えない」などの内容が目立った。』と、イメージや感覚で、税金を投入する時期ではない。

学校、ごみ処理や安全・安心やもっと生活に関係する下水道やまだまだインフラが十分ではない。ましてや駅西開発はスタートしている。敦賀駅はなによりも、JR西日本の持ち物だ。いくら公共性が高いとはいえ、駅の中をどう利用するか、広い駅構内の利活用の青写真ができていない。どう利用するか、まだ明らかになっていない。JRの駅を改築するのは、福井駅や全国的にも流行のようになっているが、財政難から、地方の各自治体は踏みとどまっている。敦賀駅改築にも、駅前広場にも、駅構内も税金を投入すればきりがない。今、そんな時期ではない。

改築の必要性は理解できるが、その後のビジョンも明らかではない。改築に、それも物価高騰で二十数億円の駅舎改築が、三十数億になるとの見積もりもあるとか。

ここは、我慢しよう。バリヤフリーは期限の平成22年だ。これはJR西日本が法律で実行しなければならない。それへの補助は自治体も必要だ。数億の補助で済む。今は、景気動向など、我慢と優先順位の時だ。なんでもかんでもから、選択と集中、優先順位、それと大事なのは我慢という動作だ。
【2008/09/12】 | ページトップ↑
世界経済の混迷と日本の景気後退局面での敦賀市の重要課題
Date:2008-09-11(Thr)

介護職場で新しい3Kという言葉があるそうだ。「きつい、給料が安い、結婚できない」と、8年の介護保険から、ここ2,3年急速に介護現場の空気が変わった。2割の若者が介護職場を離れるが、ところが、離れると、仕事のない。「だからいるんです。」という切実な声が聞こえた。30歳を過ぎて、税金など引かれて、16万円程度とか、アルバイトは、敦賀でも多いが、正職員の口が極端に減り始めた。

大きな話になるが、地方政治でも国の動向はもとより、世界の動きを注目して、長期的な展望が重要となってくる。とくに、敦賀市は、敦賀港など交流都市であることから、ボディーブローのように影響を受けるからである。

米国のサブプライムローンの焦げ付き問題が表面化して、一年が経過した。その影響は一向に収まる気配がない。震源地の米国経済は深刻な状態にあり、欧州でも景気減速の兆しが出始めた。日本の景気も後退局面に入った。

世界経済に圧倒的な影響力を持つ米国経済は1929年の「大恐慌以来の深刻な危機」になる恐れが指摘されている。米国発の世界的金融危機が収束に向かうか、予断は許さない。

日本の景気後退は米欧向け輸出鈍化のためで、外需依存の弱点をさらけ出した。内需は低迷したままであり、米国経済が立ち直らなければ、景気後退から脱却できないとのみかたが有力だ。

ここまで書きすすめたのも、前段にも書いたが、敦賀市の財政運営は他市に比べていいとか、敦賀3,4号の建設があるからとの理由で、借金(市債)や一般財源から持ち出して、施設(ハコモノ)は極力抑えるべき、というのが、私の考えだ。

耐震診断による学校などの公的施設は、地震か活発化する現在、最優先の課題でもある。優先順位とやるべき施策、そのメリハリをつけるべきときでもある。

JR敦賀駅舎改築という声が高まっているが、行政である敦賀市が金を出して敦賀駅を改築する時期ではない。バリアフリーの補助金は出したとしても、そのほかの資金をだすべきなのか、敦賀のイメージアップだけでの敦賀駅改築としたらもってのほかだ。そのほかにもやるべきものは多い。

もうひとつは、敦賀港の課題、地政学的な優位性から日本海側第二の取扱量を維持し、本年9月には、鞠山南地区多目的国際ターミナルに大型岸壁が完成し一部供用を開始する。一方、近年、国際ハブ港をめぐる激しい競争の中、わが国の主要港湾は年々地位を低下させている。また、港湾政策は、コンテナ貨物を扱う「選択と集中」の観点で、太平洋側への大規模港へのシフト、日本海側でも地政学的な優位性に関わらず、新潟港、富山伏木港、金沢港に取扱量で、大きく離され、福井県貨物も2割も満たないのが現状でもある。言葉は適切でないが、500億円の釣り掘り、宝の持ち腐れにもなりかねない。これに世界経済の混迷が加わる。

一般質問でも取り上げるが、本来、ポートセールスなど営業活動は県知事の仕事だが、ここにきても、目立った動きはない。新潟、富山、石川の各知事は必死に港湾行政に動いている。地方紙で各県知事の動きは華々しい。それでも結果はでていないことが多い。それほど日本海側は厳しい。西川知事の敦賀港で動きは全くないと言ってよい。口を開けいれば入る時代ではない。百両旦那的な考えでは通じない。

敦賀港独自の地政学的な優位性、利便性を生かしたロシア航路の本格的就航にむけての具体的な方策や、国際RORO船、国際フェリー航路の開設など、手を打たないと、世界経済と原油高の重なり、敦賀港の国際ターミナルはほんとに「五百億円の釣り堀」になりかねない状況だ。

敦賀港は、県の仕事だ、知事に関心がないとか、福井新港があるからとか、そんな理由で敦賀港がおざなりになってしまっては、・・・。

市の財政運営、駅舎改築、敦賀港、いずれも大きい話だが、市長、県知事の仕事である。時代をみての対応を願うばまりだ。
【2008/09/11】 | ページトップ↑
在宅ケアと介護保険
Date:2008-09-10(Wed)

一昨日と昨日、葬儀の手伝いで連続的に夜を過ごした。ひとりは辻一彦元衆議、ひとりは、岸本幸之介元敦賀市議会議長。改めてご冥福をお祈り申し上げる。それぞれに世話になり、いろいろなことを教わった。

亡くなるまでの家族の介護は、覚悟が伴うだけに大変だ。特に、奥さんの心労は、言葉には表せない。覚悟を伴う介護は、眠る暇もない。お二人とも奥さんの支えがあって、議員生活が続けられ、最後まで、奥さんの世話なった。

ところで、女房の両親もずいぶんと介護保険制度の世話になっている。介護保険給付費は、簡単に言うと介護サービスに支払うお金。今後、給付費が毎年膨らむことは、誰の目にも明らか。介護サービスの費用は九割が給付費で賄われており、一割が利用者負担となっている。この制度がなければ、どうなるのか、それほど介護する方にはなくてならない制度だ。お金がかかるのは人件費だ。施設介護は、当然、基準に沿った人員配置が必要で、在宅サービスに比べても割高になる。そのため、厚生労働省は、在宅介護を進める。わかりやすい構図だ。

2006年度に介護保険制度が改定され、グループホーム、特別養護老人ホーム、デイケア施設の指定、指導、監督の権限が県から市町村に移行したのに伴い、新設、増設を抑えている。市がこうした措置を取ったのは、給付費の増大が、65歳以上の高齢者が払っている介護保険料に直接はね返るためだ。

 給付費は施設対象の場合、50%を介護保険の被保険者が負担し残りを市12.5%、県17.5%、国20%で分け合う。不足すれば介護保険料アップも考えなければならなくなる。

 市の65歳以上で介護サービスを受けている人は正確ではないが、およそ二割。残る八割は保険料を払っているだけの状況だ。これから受給者は増え、制度の運用も厳しくなっていく。将来に不安が募る。国がもっと費用を負担すべきという地方の声は強い。ただ、介護サービスは既に定着し高齢者の生活を支える根幹になりつつある。お金の問題で停滞するわけにはいかない。

06六年度の制度改定では、地域密着型サービスという新たなくくりが設けられ、在宅サービス、グループホームなど、住み慣れた地域で円滑に介護状況に応じたサービスを展開しようというねらいだ。ただ、経験的にも在宅介護は捨てたものではない。在宅という精神的な楽さがあることは当然としても、日が重なると、必要なサービスを時間をきめて、なじみ深い職員によって受けられる。デメリットだけでもなくメリットも多い。

敦賀市においても在宅介護は、今後も主流となるだろうが、核家族化が都会以上に進み、ひとり暮らしも多くなっている。子育て対策の予算も必要だが、介護サービスの膨らむ費用と折り合いをつけるのはいばらの道は続く・・・・。


【2008/09/10】 | ページトップ↑
一般質問の内容は・・・・。
Date:2008-09-09(Tue)

9月議会が始まった。3月の当初の年度予算とは違い、補正予算は、少しの軌道修正。常に坦々と進行するが、それでも提案理由で来年度につながる事業が多いのがこの時期だ。

ひとつは、中国の四川省大地震を受けての小中学校の耐震化診断、診断結果では来年度から2カ年で耐震化を行うときっぱりと言い切る。ところが、今回の対象の角鹿中学校は、気比中との合併の話もあり、地元理解もあり、2年では到底できそうもない。2年間の国との予算補助率の高さもあり、言い切ったものの課題が多い。

二つ目は、災害時の市民告知が、アナログ機器では3年後のデジタル化で音もピカリともしない。基本設計、実施設計と進んできたが、各地の拡声器方式では、十数億円と経費がかかり過ぎることから方向転換、FMラジオを受信機としたものに切り替え、今年は、小中学校に設置し、来年度以降、市内全域に広げようというもの。

三つは、中池見湿地への基本計画で予算がついた。次年度以降の水路修理やかやぶき屋根などに国の予算化の動きがあり、今後の持続的な可能な市民主体への運営管理への移行へと、重要な施策だ。

四つは、福祉面での旧和光園の認知症に悩む高齢者の共同介護施設の民間の事業化。
五つ目は、次年点度以降の金山保育園の民営化、木崎保育園の民営化など、このほかにも清掃センターの完全民間委託など、ほかにある。どれも市民と直結する次年度以降の重要な事業だ。どれも職員が苦労して立案したものだ。

ただ、財政事情との関係、優先順位、市民ニーズと、大まかなチェックも大事だ。これが一般質問となる。次に、細かい視点も大事になる。たとえば、市民福祉会館の65歳以上無料の利用が100円となる。一般市民から何でもないことでも、老後の唯一の憩いとして毎日利用する方や温泉療法で健康を維持している方などには年間2万円以上の負担になる。これまで無料だったとの意味合いから、年間利用の割引や回数券など、きめ細かい配慮も必要だ。

話を変えるが、福田首相が政権を投げ出したのを受けた自民党の総裁選は“劇場型”の様相を呈してきた。首相は迫る総選挙を前に身を引いて、総裁選を盛り上げ党を浮上させようと周到に準備していたようだ。テレビを活用し高い支持率を維持し続けた小泉政権の成功例(政権与党にとって)にならおうとの思惑が見てとれる。分かりやすくドラマチックだった「小泉劇場」。主な舞台はテレビで、ワイドショーと報道番組がセットになり、面白おかしい「政治ショー」が繰り広げられた。テレビは視聴率、政権は支持率を稼いだ。与党が圧勝した総選挙は最たるものだった。

テレビを意識し発信される国政がらみの情報は基本的には東京発の中央目線。テレビ映像は訴える力が強く、影響力も大きい。だが、重要な分かりやすくするため、切り捨てられる情報も多いと聞く。中央と地方の格差、農業、過疎や高齢化…。面白ければいい、では解決できない難問に政治はどう立ち向かうか。

今、これが問われている。先送り出来ない課題ばかりだ。地方政治も地方議会もそのことが問われる。議員も長期展望と細かい市民意見を反映できる勉強や意見聴衆も大事になる。本会議も大事だが、決め細かいチャックには各委員会が重要になる。テレビだけで判断できないことも多い。

以上を配慮し、市民のご意見を伺い、一般質問の原稿を一部、書き直し、一つ項目を加えた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一般質問原稿(案)

1. JR敦賀駅舎改築と駅西開発について
 
 整備新幹線の新規着工をめぐり本県が求める敦賀までの工事実施計画の一括認可・着工に対し、国土交通省相は、先月27日、平成21年度概算要求で、新規着工は、事実上先送りされました。総選挙とも絡み、年末の予算編成も不透明な状況であります。そこで、北陸新幹線の動向で棚上げ状態となっている敦賀駅改築問題について、私は従来から、新幹線の結論が出るまで、駅舎の改築は行うべきではないとの主張であります。

加えて、最近の諸物価高騰による改築費用の増加と敦賀市財政運営上の優先順位から考えから、法律上、平成22年度の期限が迫る駅のバリヤフリー化のみを行い、敦賀市としては、駅舎改築を延期すべきと考えます。  


 駅舎改築に関する市長のご所見をまずお伺いしたします。
 次に、駅舎改築費用の計画時と物価高騰における現段階における概算費用を伺います。
 加えて、地域によっては、駅舎改築での行政管理エリヤは賃借料や維持費をJRに払っているともお聞きします。敦賀駅の行政エリヤを市税で賄うとしたら、水道、電気、修理などの保守、維持費用が毎年、どのくらいになるか、お伺いたします。

 次に、駅西地区画整理事業について、現在、土地活用を考慮して、道路整備等を優先し、実行しておりますが、現段階で、土地区画だけで総額どのくらいかかるのか、まずお伺いたします。次に、区画内によける連携大学構想などの関係、商業施設、駐車場の企画、計画及び、費用対効果をお伺いいたします。

2. 観光行政について
 
 ここ10年の動きとして、敦賀港のみなと博、JR直流化事業、とうろうながしと花火大会、敦賀まつりなど各種イベント事業を通じ、行政、観光協会の事業、商工会議所の事業など、多様な試みの中から、本市の観光・集客事業への高まりは、近年になく大きくなったと評価するところであります。

ただ、多様な観光資源や観光事業に恵まれながら、これまでの観光施策は、固定化されたイベント事業や、JR直流化に伴う事業展開などが主になり、商業統計上の効果、観光産業の雇用者増加効果など、税金投入との費用対効果が得られたか、市民の活力、誇りにつながる事業だったのか、安全・安心が伴う事業だったのか、持続的な観光振興が行われたかなど、今一度、検証が必要と考え、5点、質問するものであります。

 ① まず、バックアップするはずの県観光行政においても、3年前に発足した「鉄道快速化嶺南まちづくり支援チーム」について、お伺いいたします。このチームの目玉として挙げられたのは、敦賀駅と敦賀港をつなぐ「デュアル・モード・ビークル(DMV)の実現化、当初は2007年の春と運行との提案もありました。さらに、芋がゆ、敦賀ラーメンのブランド化の現状はどうでしょか。ベロータクシーの現在、悪戦苦闘です。この「鉄道快速化嶺南まちづくり支援チーム」は、現在も存続しているとお聞きしてします。このチームの現状と今後、どのように連携していこうとするのかをまず、お伺いいたします。
 
 ② 次に、これまでの観光行政においる持続性と計画性の補うためにも、観光資源、各種イベントだけではなく、情報提供、案内表示、交通手段の工夫など、これまでのトライアンドエラーの教訓を生かした長期的なビジョン、プラン形成を行い、持続的かつ計画的な「観光振興計画」の立案が、まず必要ではないでしょうか、市長のご見解をお伺いたします。
 
 ③ 次に、庁内の観光行政一元化についてお聞きいたします。サマーフェスティバルと大和田別荘の敦賀ミゼウムは国際交流課、とうとう流しと花火大会ときらめき温泉リラポート、敦賀港駅舎、は観光まちづくり課、敦賀まつりときらめきみなと館は商工課と、観光行政で重要なイベントや施設の管理が、分散し、縦割りか化していること。また、観光に携わる観光協会、商工会議所、ボランティア団体の連携の欠如や屋上屋にもつながっているのではないでしょうか。具体的には、持続性と計画性の観点から、従来の産業経済部への一元化、予算面での効率化、人員配置など再見直しが必要ではないでしょうか。市長のご見解をお伺いたします。
 
 ④ さらに、敦賀の観光資源を輝かせ、その魅力を強力に発信するのは、何よりも人材育成が大事であり、市役所内の専門家育成、観光ボランティアやNPOの育成などが必要であり、市として観光協会などを利用した組織的な育成体制の構築が必要ではないでしょか。市長のご見解をお伺いたします。

 ⑤ 最後に、夏のイベントであるサマーフェスティバル、とうろう流しと花火大会、敦賀まつりは、市民の活力、観光客誘致などに重要な役割を果たしてきたことはいうまでもありません。ただ、市民の声や安全・安心の重視、さらに、財政逼迫の事情に配慮したフェスティバルや祭のあり方を考えなければなりません。以上を考え併せ、観光客重視もさることながら、予算面、市民力の向上、安全・安心の危機管理、市民のための祭など、総合的なイベントの見直しが必要ではないでしょうか。具体的には、とうろう流しと花火大会では来年60回を迎えますが、従来の拡大路線から現状維持、縮小へ。敦賀まつりも気比神宮の例大祭は別として、土日の絡めた運用などでもあります。イベント、祭のあり方の総合的な検討委員会の設置をご提案し、市長のご見解をお伺いたします。

3. ごみ減量化にむけての取組みについて

ごみの抑制目標として、敦賀市は、平成22年度に一人一日平均排出量940グラムを目指しております。これに基づいて、3R(リユース、リデュース、リサイクル)運動を推進しているところであります。
そこで、3点お伺いいたします。

一点目は、各区の協力で行われた市内10区10町のビン回収事業の結果と評価、並びにこれら踏まえての、今後のごみ分別にあたっての進め方をお伺いたします。さらに、ごみ減量化の最大のネックでもある古紙回収について、今後、どのようにしていこうとしているのか、検討状況をお伺いたします。

次に、総合計画では溶融炉建設が掲載されていますが、各自治体の溶融炉の状況、敦賀市の財政状況を考えますと、いったん溶融炉建設を白紙にすることが妥当と考えます。その対応として、ごみ分別をいっそう促進し、焼却炉をできるだけ維持することが賢明ではないかと考えますが、市長のご所見のお伺いたします。

3点目は、敦賀市、県民生協、消費者連絡協議会との三者協定でマイバック運動が成果をあげました。これを受けて、つるが環境みらいネットワーク、つるが男女共同参画ネットワーク共同で、全市でのマイバック推進、レジ袋有料化に向けての署名運動が始まりました。富山県のマイバック持参率93%の取り組みを見ますと、県知事の指導が運動の推進エンジンになったようであります。市長として、マイバック運動とレジ袋有料化に向けてどうようにお考えか、ご所見をお伺いいたします。

4.敦賀港の振興策について

敦賀港は、地政学的な優位性から日本海側第二の取扱量を維持し、本年9月には、鞠山南地区多目的国際ターミナルに大型岸壁が完成し一部供用を開始するに至りました。これまでの関係者の努力に敬意を表するものであります。
 
一方、近年、国際ハブ港をめぐる激しい競争の中、わが国の主要港湾は年々地位を低下させている。また、港湾政策は、コンテナ貨物を扱う「選択と集中」の観点で、太平洋側への大規模港へのシフト、日本海側でも地政学的な優位性に関わらず、新潟港、富山伏木港、金沢港に取扱量で、大きく離され、福井県貨物も2割も満たないのが現状でもあります。

このことから、敦賀港の国際ターミナル完成により、潜在的な能力は向上するものの、現在の状況を考えると、言葉は適切でないかもしれませんが、宝の持ち腐れにもなりかねない状況になっています。

市長提案理由を合わせ、ここで4点、お伺いいたします。

① 市長提案理由で、国際ターミナルの本格的供用に向け、効率的な管理体制の構築とはどうような組織か、具体的にお伺いいたしします。敦賀市としての関わりは、どのようなものかをお伺いいたします。

② 次に、韓国航路の拡充はもとより、中国航路の復活が急務であり、敦賀港貿易振興会、敦賀市と協働して、港湾管理者である福井県が主体となっての責任ある働きかけが何よりも大事ですと考えますが、市長のご見解をお伺いいたします。

③ 次に、県外、県内貨物の獲得、掘り起こし、物流を誘致できる大口荷主の企業誘致など、県の主導により強化することも大事です。市長としてのご見解をお伺いいたします。

④ 最後に、敦賀港独自の地政学的な優位性、利便性を生かしたロシア航路の本格的就航にむけての具体的な方策や、国際RORO船、国際フェリー航路の開設なども、積極的な活用策の検討も考えますが、市長としてのご所見をお伺いたします。
【2008/09/09】 | ページトップ↑
秋のつるべ落とし・・・・。
Date:2008-09-08(Mon)

昨日は、雨で始まった。今庄365スキー場で行われる予定だった県総合防災訓練が中止され、午前中の諸行事が心配されたが、9時頃にはあがり蒸し暑い一日の始まりだった。総合運動公園の桜の木への肥料やり、平和堂でのマイバック持参(レジ袋有料化)署名運動、駅前のふれあい市、昼は町内の敦賀まつりの片付けと、トントンと進めた。夕方は自転車で8号線から杉箸、池の河内へ。秋の「つるべ落とし」とはうまくいったのもので、池の河内は山間か、雨雲も手伝ってか、6時過ぎには薄暗い。それも肌寒いのである。

書きながら話を昭和30年代にタイムスリップさせる。家の近くの本屋。自転車で宅配。雑誌『主婦の友』をとっていて、母が毎月読んでいた。『主婦の友』は今年の6月号が最後となった。先日のニュースを聞くと、このところ月刊誌の休刊が目立つ。それも出版社の看板誌が少なくない。調べると、講談社が硬派路線を売りにした総合オピニオン誌『月刊現代』の幕を下ろし、朝日新聞社の論壇誌『論座』も休刊へ。軟派ものでは集英社が『PLAYBOY日本版』を閉じ、映画情報誌『ROADSHOW』も姿を消す。立ち読みはできなくなる。若い頃の定番「平凡パンチ」「プレイボーイ」今はなく、また、ちょっと寂しくなる。

話を戻すと、我が家の家計簿は、「主婦の友」の付録が定番。「主婦」という言葉を社会に定着させたのもこの本とか。時代は速い。高度経済成長期の象徴ともなった「専業主婦」、主婦の友も売り上げを伸ばした。時代はもっと速くなり、秋のつるべ落としではないが、新聞によると、男女雇用機会均等法が施行された昭和61年ごろから、流れが大きく変わったとか。バブル崩壊とも重なる。専業主婦から働く女性へ、昭和から平成へ。様変わりした女性のニーズをつかみきれないまま、売れ行きは激減。

相次ぐ休刊の原因は部数と広告収入のダウンだとか。その背景にはインターネットの普及がある。私も20年前ごろから、東京勤めか、自転車にも乗らなくなった。20年前は携帯電話も肩から掛ける大きな電池付き。それも大きく変わった。バブル崩壊、携帯、ネットの普及・・・。情報入手の手軽さ、スピード、総合雑誌の激減・・・。どうしても、かみ砕くのが難しい硬い総合誌から趣味への雑誌へと自然と足が向いている。それも、数が多い。趣味雑誌の自転車だけでも数冊は目につく。

この間でも、市の公共事業も相当減った。土木・建築的な優先発想から福祉、医療、教育と本来の行政の仕事は何か、そんなことを考えさせられる。それもネット社会とのかかわりは、私もつかみきけれないでいる。雑誌の浮き沈みは時代の変化と重なる。秋のつるべ落としか、妙に感傷的になっている。今日から9月議会、夜は辻一彦元衆議の葬儀の手伝いで小浜へ。

追伸・・明日、建国60年と北朝鮮の動きが伝えられるが、これ公表されていないもので、米から通告、防衛省警戒態勢 北朝鮮が、長距離弾道ミサイル「テポドン」の発射準備とみられる動きをしているとか、定かではないが動きあるあると、米国がテロ支援国家指定解除の手続きを延期したことなど への報復行動とみられ、米国側から日本政府に通告があったという。防衛省は 警戒態勢を取っている。北が自国の要求をゴリ押しするため、常套手段である 「瀬戸際外交」を展開してきたようだ。この種の出来事は、過去にも何度もあり、騒ぎを大きくすることではないと配慮か、・・。本当だとすれば、暴力団よりたちが悪い。

【2008/09/08】 | ページトップ↑
想定外の出来事・・・。
Date:2008-09-07(Sun)

昨日の夕方、縄間から馬背峠越え、水晶浜へ。敦賀半島西部は、日本海の夕日を眺めながるには最高だ。移動の過程を乗り物としての自転車もいい。この穏やかさはいい。それでも「想定外」の危機管理ではないが、ヘルメットとサポター、ライトは必ずつける。携帯とわずかな金も持つ。

ところで、先日、紹介した 「この秋は 雨か嵐か 知らねども 今日のつとめの 田草とるなり」。七月下旬の内閣メールマガジンにあった二宮尊徳の言葉。引用した福田首相の胸の内は、この時点でさてどうだったのか。想定外の辞任表明。自民党の総裁選で、各地の県連は、自民党も民主党も、総選挙は早いと動き出した。最近は、「想定外」がなぜか多い。

災害対策も、常に「想定外」を視野に入れないといけないのではないか。予想しない場所でいきなりバケツをひっくり返したように降るのが最近のゲリラ豪雨だ。愛知県を襲った豪雨は岡崎市で時間雨量146ミリ。想定をはるかに超え、街はあっという間に水に漬かった。福山市でも91ミリを記録し一部地域で浸水した。

神戸市での急な増水による子ども水死事故や、金沢市の伝統的な街並みを直撃した水禍も記憶に新しい。これまでと違う降り方に人間社会は虚を突かれ「想定外」とぼうぜんとしているように見える。
気象の荒れは地球温暖化が一因とされ、今後も頻発すると想定していいのではないか。敦賀は災害の少ない地域と言えようか。想定外かもしれないが、心構えは必要かもしれない。テント事故も想定外だった。

必要なのは「最悪のときにはこうなる」「そのときにはこう行動する」というイメージを一人一人が持ち、行政も「まさかの事態」を組み込んだ対策を練っておくことだろう。

豪雨災害の基本になるのは6月に改定された「ハザードマップ」。雨量に応じ、浸水する地域や水位を示している。「これだけ降ればこうなる」と一目で分かる。ただ多くは過去のデータをもとにした想定されたものだ。ひとつの目安と考えるべきかもしれない。

次いで「どう行動するか」。緊急時、自分が避難するのはもちろんだが、独り暮らし老人など近くの「災害弱者」に目配りできれば犠牲を抑えられる。プライバシーの見地から他人の家の中が見えにくくなっているが、地域でも知恵を絞り始めている。

119番を受ける側も、想定外の事態では混乱が避けられない。しかし思い違いから救急隊が現場に行かず車内の女性が水死した栃木県のようなケースを二度と起こしてはならない。情報が錯綜する中でも「ダブルチェック」「到着確認」などがきちんとできる備えが欠かせまい。

テント事故でも明らかになったように、不意打ちから身を守る最大の武器は雨雲の情報だ。しかし、十数年一度あるか、ないか経験則では防ぎようがない。風はもうひとつ想定外ばかりだ。気象庁のシステムは20キロ四方の網の目で、ゲリラ豪雨をもたらす数キロ単位の情報はつかめないという。精度を上げて予兆をつかみ、局地予報をどう実現するか。さらにそれを住民にどう素早く伝えるか。まだまだ、時間がかかりそうだ。それだけに、想定外を考えてのイベントや行事の対策は必要だ。

いずれにしても敦賀市は、防災センターはできた、消防署の指令台も充実した。防災放送の仕組み整備も本格化する。次は、想定外も視野入れた減災に向けた危機管理、マニュアル化も次のステップだ。きめ細かい危機管理をどうするか、地区も巻き込みながら対策、言うが易いが、これほど難しいものはない。それでも、そんなことを考える時期に来ている。

「この秋は 雨か嵐か 知らねども 今日のつとめの 田草とるなり」。の句の日常の危機管理が大事と思う日々だ。
【2008/09/07】 | ページトップ↑
政局が急を告げるとき、福井県の政治家が昨夜、世を去った。
Date:2008-09-06(Sat)

自転車のよさは、視界と風と音を歩くより多く感じることができるのである。それも瞬間的に変化する。ただ、自転車はこがなければ、倒れる。自転車の宿命だ。私が感じるのは政治家も自転車のようなものだと最近、思うのである。

それはさておき、昼間はまだ残暑が続くが、夜は涼しさを増し、草むらから漏れてくる虫の合唱も大きくなってきた。百家争鳴の総裁選を演出してメディアでの露出を競い、支持率回復を狙う魂胆がみえみえだ。片や民主党内から聞こえてくるのは歯ぎしり。小沢一郎代表に恐れをなしてか代表選では音無し。すっかり影が薄い。

もっと、影も姿も見えないのが福田首相。記者団のぶら下がり取材を拒否し、自衛隊の重要会議も欠席。職責を放棄して、「国民目線」もありはしない。突然とも言うべき、解散風が吹き始めた日本列島。パフォーマンスはもう飽き飽き。国の将来を託せる政治家か、秋の夜長、政策や本音に耳を傾けたい。それには、選挙ということになるだろう。

政局が急を告げるとき、福井県の政治家が昨夜、世を去った。辻一彦元衆議院議員だ。御冥福を祈る。民主党福井県連の創始者でもある。経歴を紹介すると、大正13年福井県小浜市谷田部生まれ。千葉農業専門学校(現千葉大学園芸学部)卒業。県立遠敷農林学校教諭を皮切りに、昭和30年日本青年団協議会会長、昭和44年参議院選挙福井地方区に初当選(3回目)、平成3年日中青年友好センター落成式、呉学検副総理(元外相)と祈念植樹、平成7年衆議院運輸常任委員長、平成12年22年8ケ月の国会活動に終止符をうち、引退を表明。農政に生涯をかけた。著書に「ある国会議員の政治奇跡」など数冊ある。

私も平成12年の最後の選挙に携わった。状況は出遅れも影響して敗北。社会党時代、原電も辻さんに相当苦しめられた。予算委員会などでの追及は厳しかった。原子力反対の急先鋒であった。それが、なぜと自問自答も繰り返した。

話をし、関電出身の足立良平元参議は「辻先生ほど原子力の裏表を知る方はいない。安全を第一に進めようとする真意を汲んでほしい」と、賛成反対ではない、奥深さを感じ、選挙活動を進めるうちにファンになっている自分に気がつく。原子力についても欧州の原子力発電所をよく見て、原子力情勢は相当詳しかった。

衆議院運輸常任委員長時代の敦賀港建設の予算付け、阪神・淡路大震災以後の舞鶴若狭自動車道復活にも尽力され、特に福井県の減反問題などの農政には専門的に取り組み、見えないところでの功績は多い。

嶺南の農道整備にも尽力されている。地元の要望をきめ細かく農水省などに伝え、実現してきた。けっして演説はうまいと言えなかったが、その仕事と地元を大事にする姿勢は、今も根強いファンが敦賀にも多い。一日に東京と福井県を3度往復した逸話の持ち主でもある。敦賀まつりで汗をかきかき、民謡踊りのまん中を歩いていたことを思い出す。忘れることのできない政治家の一人だ。昨日の昼、福井に見舞った。何とか間に合った。ひとつの時代の終わりでもある。
【2008/09/06】 | ページトップ↑
時代を変えるのも、環境を守るのも政治・・。
Date:2008-09-05(Fri)

昨日は、けえいさんまつりの最終日。雨模様ながら何とかもった。山車巡行が最後の山。これに、今回初めて敦賀消防団の消防とび隊、出初式から今年2度目、50名の心意気と妙技はうれしい。駅前通りでは、道路遮っての子供対象の催し。夜の民謡踊りに私も参加したが、それぞれの町の個性が加わる。祭に参加するものにとっては、一年に一度の発表の機会、熱気と発散、祭は町をひとつしに活気づける最大の機会だ。

気になるのは、それを盛り上げる観客と露天の少なさだ。露店は時代の流れとして仕方がないとしても、平日の行事は、土日が重なったときとは、明らかに違う。観光協会・会長と駅前商店街の行事を見ながら話をすると、気比神宮の例大祭の日は誰も変えられないが、それに合わせる敦賀まつりは土日と重ねたいとの声が今回、強まりそうだとのこと。いずれにしても祭とは楽しいものだ。夜遅く、アルコールが加わると疲れが倍増する。

一方で、敦賀1号機の原子炉給水ポンプトラブルによる運転出力を半分に、祭の最後とはいえ、気になりながらの祭も変なものだ。


話題を変えるが、原子力発電所と電気自動車が地球上に相当数増えれば、温暖化現象への最大の解決策。理解できても進むものではない。原子力発電所の広がりは、技術とコンセンサスなど複雑な要素が絡む。ところが、電気自動車は、だれが考えてもわかりやすい。温暖化対策やガソリン高騰から市場がどう考えるか。ところが、この電気自動車はどうも米国の石油業界からの働きかけで、政策的にもみ消されて、産業にならなかったのは誰もが知っている。

電気自動車が表舞台に出てくるのは歴史上3度目。1度目は自動車の黎明期、2度目は1990年代。1度目はガソリンエンジンの進化とともに姿を消した。これは市場原理だ。2度目はなぜ消えたのか。米GMが開発した「EV1」は、1日200キロ以内の移動なら何の問題もなく、速度は出る。月数百ドルでリースされ、環境志向の人々が飛びついた。大気汚染に悩んでいたカリフォルニア州も歓迎し、法律で電気自動車の普及を促した。当時、通産省も真剣に考えた時期もあったが、瞬間風速的に消えた。

その要因は米国だ。10年ももたなかった。利権を守りたい石油会社は電池会社を乗っ取った。ブッシュ政権は自動車会社や石油会社と組み、電気でなく水素による燃料電池車の開発を打ち出した。GMはニーズがないとして強引にEV1を回収、州も彼らに追随した。石油会社は今もその存在は、誰もが、認め、世界経済を左右する存在だ。

3度目はどうなるのだろう。ガソリンは2度目の時よりはるかに高い。市場原理なら勝負になるはずだが、そんな簡単なものではない。電気自動車は生き延びるのか、理屈ではない、利権が伴う、政治と温暖化はきっても切れない存在だ。市場原理だけでは、環境は守れない。

それだけ、政治は生活にも環境にも影響する、ようやく、自民党総裁選、小池元防衛、麻生幹事長、与謝経済財政担当相、石原元政調会長と4候補以上で争う構図が固まりつつある。自民党の新総裁は次期首相となり、衆院解散に踏み切らざるを得ない状況下、国家の危機というべき政治の閉塞状況を打開できる指導者が今こそ求められる。問われるのはリーダーとしての資質である。

それが、メディア、特にテレビを使っての政策論争が繰り広げられる。その言葉は、危機感が強いだけに国民は聞き入る、前回の選挙も小泉首相の劇場化は、鮮烈だった。見事な自民党の選挙戦略だ。これに国民がどう流れるか、民主党の戦略のたりないところは、これだ。時代を変えるのも環境を守るのも政治だ。これがどう流れるか、それが気になって仕方がない。

小泉元首相は言っている。「にぎやかな総裁選を」。劇場型政治の主役らしい発言だ。「にぎやかに」やればマスコミも国民も関心が移る。この戦略が怖い・・。

敦賀まつりも終わった。季節は移る・・・。来週から9月議会だ。
【2008/09/05】 | ページトップ↑
選挙の主役は国民
Date:2008-09-04(Thr)

昨日の敦賀まつり、メーン行事の一つ「神輿渡御」と「御鳳輦巡幸」、携帯で「これくらの雨では、やるのは当たり前・・・」との声が伝わってきた。敦賀の男衆も祭は好きだ。夕方はカーニバルに参加したが、涼しい残暑は恵みだ。それでも年に一度の市民の熱気は大事だ。

永田町も失礼だが、祭気分。選挙と人事となると議員は、不思議に集まり、騒ぎだす。「血の気が騒ぐ」という議員もいる。そこでの情報は、マスコミでこと細かく伝わるが、得てして水面下の情報は流れないことが多い。

麻生幹事長の対立候補で、当初、小池元防衛相が伝えられたが、水面下で有力視されたのは石原元政調会長。派閥抗争でいえば、小池よりも石原となるらしい。ようやく今朝NHKから報道されるようになった。この時間差はなんだろうか。ただ、石原氏では線が細いとの見方がある。はたしてどうなるやら。

もうひとつは時期だ。首相辞任会見の前、首相は自民党の麻生太郎幹事長と話し合った。その中に気になる言葉がある。「党総裁選を華々しくやってください」というくだりだ。それも、10日に告示、投開票は民主党臨時大会翌日の22日。昨年もそうだった。この日程だと、総裁選の間は自民党に関心が集まり、民主党大会は埋没する。

「華々しく」の言葉の裏には、衆院選への思惑が透けて見える。自民党内には、新首相の鮮度が落ちないうちに選挙をすべきだとの主張も現在、有力だ。「見逃してはならない」と永田町から伝わる。ただ、これも世論で動くとか。不思議な世界だ。首相の辞任劇や衆院選のシナリオに主役であるはずの国民や国の存亡とは違う、権力闘争の世界がある。これも政治かと思う。一地方議員にも伝わらない世界だ。それに動かされるのも妙な気もする。

ただ、今回は、政策論争が、どう国民に受けるかが焦点だ。派閥闘争では勝てない麻生氏は昨年の総裁選挙で上がった人気も政策と語りだ。密室で決まった永田町も大きく変わった。今回の選挙の主役は国民だということにほかならない。

福井県での重要な政策は、北陸新幹線金沢―敦賀間の着工問題だろう。昨夏の参院選で安倍前首相が「しっかりと議論させる」と約束。約束というより公約だろう。それが繰り返し的に先送り。今回は、いくら声高に自民党候補が語っても、県民からは「本当なの」となりかねない。福井県を訪れた民主党の岡田元代表は「財政破綻のおり、不可能」と明言している。民主党内でも賛否両論だ。政局混迷による議論棚上げは、当面、続くことは確かだ。公共事業と選挙は、従来型だが、これも変わった。県民の関心事は、新幹線もあるが、年金など生活にかかわる制度だ。敦賀市民は新幹線より生活だとの意識が強い。

もうひとつは、北朝鮮の拉致問題。北朝鮮のしたたかさは、これまでも何度も経験したこと。足元を見ての動きは得意だ。これも先送りか。これこそ投げ出す福田首相は無責任だ。

敦賀の市民の声は、何よりも生活の不安だ。年金、医療、介護、雇用にほかならない。財政の問題、環境面の不安だ。私も地域の自立が大事だと感じるようになった。地域の夢は、まずはそこに住んでいる人で決める。国から持ってくるのも大事だが、あてにできない時代だ。地方分権の徹底は、政治の再生にもつながっていく。そんな時代であることも確かだ。国の課題は、外交、防衛、エネルギー、金融など、本筋を語れる政治家を選ぶことに尽きるような気がする。

【2008/09/04】 | ページトップ↑
夏が終わり、秋が始まる・・・。
Date:2008-09-03(Wed)

福田首相のメールマガジン8月28日版
『一枚のうろこ。福田康夫です。
 私の好きな言葉に「龍蛇無鱗(りゅうにへびのいろこなし)」があります。
 「龍には数十万枚ものうろこがある。しかし、その中にたった一枚でもヘビのうろこがあれば、それは本物の龍ではなく、ヘビが龍に化けたニセの龍である。」
 つまり、いくら立派にみえる政策でも、そこにひとつの嘘があれば、国民の目をごまかすことはできない、ということです。』と。

福田首相は、ほんとは正直な人なのだろう。
また、メールマガジンには、「この秋は雨か嵐か知らねども今日のつとめの田草とるなり」という歌が紹介されていた。何か予感をさせる心境が読み取れるが、これは考え過ぎか。

秋の始まりか、夏の終わりか、早朝、自転車を走らせ一休み。虫の声がする休耕田、突然夏が戻ってきた。ツユクサである。盛りは短い。午前中に咲かせ、午後にはもうしおれてしまう。親指の先ほどもない小さな花だ。目立たない鮮やかな花だ。

福田首相ではないが、朝早くよりエンジン付き草刈り機で、田んぼの田草を刈っている人もいる。昨日の福田首相は、まさに「今日のつとめの田草とるなり」。それとも刈られていしまったか。

敦賀の気比神宮の例大祭、と市主催の「敦賀まつり」が始まった。テント事故教訓が生かされている。テントの重りもいつもの倍以上か、緊急時連絡票も入念に書いている。今日は、市内を回る「神輿渡御」、みこしを担いで歩く「御鳳輦)巡幸」、夕方のカーニバルと続く・・・。この三日間は小中学校も休み。とにもかくにも雨が心配だ・・・。

・・・・・キンキ社の法人登記抹消へ、しかし・・・・・・

始まりもあれば終わりもある。昨日、敦賀の民間最終処分場問題で、「キンキクリーンセンター」の破産手続きがすべて終了した。これまでは破産状態。これで、キンキクリーンセンターの法人登記は抹消される。

処分場の対策工事行政代執行分、県の約6億1400万円、敦賀市の約2800万円は、全く回収できないまま、あれだけの収益をあげておきながら、全国の悪質な産廃業者が行ってきた、常とう手段とはいえ、あまりにも大きい。すべて税金で処理されたことになる。この教訓はあまりにも大きすぎる。

昨日も処分場現場では百億円を超える抜本対策工事が進み、シートや茶肌の斜面が目に飛び込む。ただ、ここの土地は、採石業者、地元、そして、いまだにキンキクリーンセンター名義の複雑怪奇な土地だ。県が取得を断った処分場の土地はキンキ社名義に戻り、法人登記抹消でもキンキ社の名義だけが残る。現在も法務局でこの土地構成をのぞくと、抵当権など未だに当時の悪行ぶりが読み取れる。

昭和町の暴力団が出入りした、通称、ごみ御殿の建物は、競売によって担保権者の整理回収機構が約6億円で落札し、解体され、きれいなさら地のままだ。対策工事は本格化し、将来に禍根を残さないか、検証はこれからも続く・・・。また、抜本工事の代執行分のうち、各搬入団体からの回収は、始まったばかりだ。これまで以上に難しさが伴うことは確かだ。

・・・・敦賀の人口6万9千まであとわずか・・・・・

夏の終わり、敦賀市の人口が6万8千920人まで回復してきた。あと80人、転出者が少なく転入者が多かった。なんとか6万9千を回復してほしい。転出者の中に、アフリカに夢をもって新聞社を辞め、敦賀を去った記者もいる。終わりと始まりの季節だ・・。

政局も9月1日で大きく変わった。衆院解散に動き出した。皆が一斉にその方向に向くと止められない。年内解散はほぼ間違いない。9月末、臨時国会召集、首班指名、冒頭解散もあり、早ければ、10月19日(日)大安もありうる。そんな始まりの季節でもある・・・。準備に頭が痛くなる・・。

秋風か、ツユクサのはかなさと輝き、さだめと思いが重なる・・・・・・・・、・・・・・・・。
【2008/09/03】 | ページトップ↑
投げ出した福田首相・・・・。総選挙も近いか・・・。
Date:2008-09-02(Tue)

昨日は、議会の代表者会議、議会運営委員会、市民クラブの会派打ち合わせと9月議会準備で動いた。夜、福井で打ち合わせの後、夜10時ごろ、敦賀駅に到着するや福田首相、辞任する意向を知った。テレビでいろいろと言い訳を聞いたが、理由になっていない。就任後、約11カ月、臨時国会召集を目前にした突然の表明。安部前首相に続き約1年で退陣に追い込まれたと言っていいだろう。福田首相はクールそうにみえ、感情的な人物との見方もあり、そう不思議ではないらしい。

異常事態だ。内閣支持率の長期低迷に加え、太田農相問題も拍車をかけたのかもしれない。衆参両院の「ねじれ国会」を解消するいい機会だ。聞く限り、衆院解散の時期で、公明党との摩擦も深刻化し、政権運営も行き詰まったとも聞く。まさしく投げ出したという言葉が適切だ。

今月12日召集予定だった臨時国会は先送り。自民党は早期に総裁選を実施、新総裁を選出とすすむ。麻生太郎幹事長、出馬のニュースが伝えられるが、石原伸晃衆議が有力とも。自民党内での福田首相では戦えないとの空気を読んだとも取れるが、それだけ衆議院選挙が近くなったとの見方が強くなっている。新総裁選出、臨時国会、そして首相選出、解散とのシナリオが浮かび上がる。

一方、民主党の小沢一郎代表の正式な代表選出馬表明、衆院選に向けた準備を加速。8月下旬の独自の世論調査に基づいて、来週にも第1次公認を発表する予定。福井選挙区1,3区の笹木、松宮両氏の第1次公認も間違いないだろう。選挙が急速に早まりそうな雲行きだ。

ここで、気になるデータがある。昨日発表した8月の新車販売台数(軽自動車を除く)は、ガソリン価格高騰や景気低迷が響き前年同月比14.9%減の19万3902台と、2カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。8月としては1971年以来、37年ぶりに20万台を下回った。名古屋が近いだけに越前市や周辺に影響を与えている。直接的ではないが、雇用環境が敦賀でも悪化していることは確かだ。来月に市職員の採用試験が話題になる。難しい時代だ。生殺し的に低迷を続けるより政治は、その意味での早期解散は、必要だろう。

これはまったくの余談だが、彦根市の「国宝・彦根城築城四百年祭」の長期イベントで、観光客が異常に増えている。一方、彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」や石田三成の「いしだみつにゃん」などの記念の切手シートが昨日、彦根で完売。記念切手は、井伊大老が主導した「日米修好通商条約」150周年を記念してのもの。

東京の友人から頼まれたが、彦根までは行けない。彦根と敦賀は至近距離と思っている。彦にゃん人気に、郵便局が乗った。昨日、問い合わせると、1時間で完売とか。この勢いはなんであろうか。ところが、06年のNHK大河ドラマ「功名が辻」放映に伴う関連イベントで沸いた湖北地域では、昨年は大幅に観光客が減少し、今年もそのままとか。観光人気はまさに水商売だ。経済の停滞を観光に頼りたい一面を見るが、浮き沈みの激しさを知っての観光行政と肝に銘じるべきであろう。

福田首相の辞任で、政局は確実に衆院解散に動き出したことは確かだ。
【2008/09/02】 | ページトップ↑
橋本大阪府知事の改革に学ぶ・・・。
Date:2008-09-01(Mon)

昨日、昼から敦賀まつりの民謡踊りの準備。8月最後の暑さも手伝ってだらだらと作業を続行。夕方5時から自転車を走らせた。気比の松原、原、沓見、関、粟野、中郷、東郷と敦賀平野の周辺道路をつなぎ合わせた。夕方の風はすっかり涼しく、水田はもう日の光をいっぱいにためこんだ実りの香りだ。早いところでは稲刈りも行われていた。夏から秋へ。鈴虫の鳴き声も本格的だ。季節が穏やかに移り変わる。昨日は久しぶりに美しい、このところの雨のせいか、くっきりすっきりだ。

今、地方の改革は、財政疲弊も絡み真剣勝負になってきた。中でも、大阪府の橋下知事の改革は、6月議会の予算編成を終え、府民の支持率の高止まりで、市民権を得たようだ。絶好調というより、発想が、削減ばかりではないようだ。次を考えている。

今、注目されているのが三つ。大阪市や国まで巻き込んだ大仕掛けのテーマが3つ。①水道事業の府市統合②伊丹空港の廃止③WTC(ワールド・トレード・センター)への府庁移転構想。

中でも、伊丹空港廃止は、以前から経緯を考えると、突然でないところがいい。次の展開が興味深い。関空、伊丹、神戸の3空港はそれなりの役割分担をしているが、もとは関空ができたら伊丹を廃止する計画だった。また新空港は泉南沖か神戸のどちらか一つに作る計画だった。それがなし崩し的に2つとも作り、かつ伊丹も残す結果となった。足並みが揃わない関西のふがいなさと国の空港戦略のなさを象徴する結果である。敦賀からみれば、伊丹空港の廃止は便利さから困る。そんな反対が伴うことは必定。

国内線の大半は伊丹と神戸に下りる。そのため「国内国際一体かつ24時間稼動」という妙味が活かせないまま、関空の経営は、赤字の連続。1兆円を超える負債もなかなか減らない。神戸も赤字。今のままだと3つとも共倒れの恐れがある。関空と神戸は借金で倒れる。伊丹空港は、国内線で黒字だが、騒音対策費なで出費も多い。経常経費が高い効率の良い空港ではない。

伊丹を売却すれば5千億~1兆円になる。伊丹空港を売却して、関空の借金返済に充てる。客は神戸と関空へ。伊丹の取り空間は関西の一等地、再開発は北摂の活性化につながる。周辺地区の騒音もなくなり宅地価値も上がる。シナリオ通りに行くかどうかは別にして、発想と次の展開も納得できる。当然、黒字空港の廃止はもとより、周辺住民や兵庫、京都の抵抗は予想される。

乱暴だが、改革とはそんなものでもある。破壊と創造という大胆さが必要だが、地方都市でも、これまでの拡大路線はもう通用しない。理由ははっきりしている。人口が減るのである。税収も減るのだ。それに応じた検討が必要なことが多い。

個人のブログとお許しいただきたが、きらめき温泉リラ・ポートは、設備容量の大きさとエネルギー効率の悪さから、今後とも赤字経営は続くことは間違えがない。配管、ポンプは温泉という環境から痛みも速く、大半のポンプがこの6年間で交換をしている。見えないようだが、リニューアルと修繕費用は、相当かかる。そのことを前提にしての指定管理者だ。将来を見ておかなければならない。

一方の厚生年金施設サンピアは、存続を要望するスケートリンクの赤字部門もあるものの、宿泊、施設利用、温浴設備と黒字部門も多く、まだまだ利用価値は高い。最後は、土地売却も可能だ。三法交付金もあるが、将来的には、リラポート休止とサンピアの利活用も検討できないか。市民コンセンサスと費用対効果の詳細検討が必要と思う。ただ、サンピアは費用対効果なしに、闇雲に購入すべきではないことは確かだ。

敦賀の医療を考えると、国立福井と市立敦賀病院の統合、検討中だが、市立看護学校と敦賀短大の合併と、これは飛躍だが、若狭湾エネルギー研究センターと連携大学の連携から合併など。

難しいというより、実現が不可能なものばかりだが、狭い敦賀平野、国立、県立、市立、民間の枠を超えての検討は、あってもよい。

ここからは、現実的に、JR敦賀駅舎改築は、当面、バリやフリー以外は先送りが新幹線問題とは別にしても妥当だ。改築後、誰がメンテナンスをするかだ。最近の例では、公共施設建設が伴うので、自治体が面倒をみることもある。電気、水道からその後の修繕まで敦賀市が行うなら考えものだ。イメージだけで改築を行うなら、そんな時期ではない。しっかりとしたコンセプトと費用対効果必要だ。現在、この検討がなされているとは決して思えない。

連携大学も深い検討が必要だ。20年間の子供の数、全国の大学院、理工系大学院の現状、もっと言うと原子力系の大学の現状だ。石橋を叩いて渡る心構えが必要だ。国の頼るのもいいが、国の限界を見ておくべきだ。

敦賀の高校生卒業生約600名、確かに大学もなく、就職先もない。とどめる施策と呼び込む施策も大事だ。ただ、敦賀というエリヤ性と現実を考えた施策を実行することの大事さもある。学校、工場の誘致は両面でできるところから行う姿勢が大事だということはいうまでもない。

乱暴に書いているが、最近感じるのは、深い検討が少なく、将来を見据えた計画ができていないのではないか。敦賀3,4号建設により、確かに敦賀に大きな経済波及効果を呼ぶが、どう生かすか、始まってからでも遅くはない。今は、堅実に、着実に、整理しながら、将来に市民に役立つもの残し、整理して行く姿勢が大事だ。それも今までの常識通りで進まないことは事実だ。

【2008/09/01】 | ページトップ↑
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