「技術立国」の本流は敦賀にあり
Date:2008-12-31(Wed)

今年も残り18時間でブログを書いている。一年を振り返ると、驚くようなニュースが多かったが、身近な生活レベルで最大のサプライズはガソリン価格の乱高下ではないか。敦賀市内のスタンドで、ガソリンを入れた。レギュラーは一リットルで100円を切る勢いだ。夏場には180円を超えていた。わずか数カ月で半値になろうとは予想もしなかった。

雑誌の月刊現代12月号に、米国のカリスマ投資家、ジョージ・ソロス氏へのインタビューが掲載されている。ソロス氏は「アメリカの時代は終わった」と、米国の消費を原動力にした世界経済は大転換点を迎えていると指摘する。

ガソリンは安くなると、どうしても消費が増えるが、不況の今だからこそ、痛みは伴うが、今度こそ、脱石油、脱二酸化炭素社会を形成する必要がある。当然、エコこと、エネルギーをあまり使わない生活様式に変わる必要があることは確かだ。敦賀市は、なんだかんだといいながら最大の産業はエネルギーだ。脱石油と言われて久しいが、敦賀市は、原子力と石炭とで発電して、北陸、中京、関西に電気を供給している。脱石油、脱二酸化炭素の本流を担っているともいえる。

現在、生活を支えている最も必需品は電気だ。それを支える技術は、先進国をまねして一流品にまでになった。自動車しかりだ。電気でいえば原子力の原子炉だ。石炭火力であれば、ボイラだ。銭湯からクリーニング店まで熱源供給は、敦賀市内大半のボイラだ。年末のリラポート、越の湯、全て原動力はボイラーだ。

話は飛ぶが、十数年前まで、霞ヶ関の旧科学技術庁の暖房用ボイラーとして現役で活躍していた。戦艦金剛のボイラーが生き残っていた。金剛のボイラーを芥川龍之介は、軍艦金剛航海記 (大正6年8月)で、「噴火山のような音」とは書いている。軍事用だが、見事に日本の技術にしてしまった。

幸運というのも変だが、金剛が、台湾沖で昭和19年11月に沈没する一年前、性能のいいボイラに取り替えられ、再利用で霞ヶ関に来た。二十年ほど前、このボイラーの前で、説明を聞くと、随所に工夫があった。戦艦を動かしたボイラーが平和利用に。不思議な感動だ。それも再利用。50年持った。現在の再利用の鏡だ。

平和利用といえば、原子炉だ。かつて、原子力船むつの原子炉を勉強したが、これが面白い。原子力潜水艦とも発電所とは違う。出力はその都度変わり、高波のゆれにも耐えなければならない。原子炉は安定性と安全性が重要だ。さすがは三菱重工。随所に潜水艦とは違う平和の工夫があった。原子力は欠点は指摘されるが、いいところは語られない宿命がある。

高速増殖炉もんじゅ、新型転換炉ふげん、いずれも日本製だ。私が好きなのは、ふげんの原子炉。工夫だらけだ。日本人らしい工夫がされている。安全性もしかりだ。経済性というか、器用貧乏がわざわいした。残念だが、しかたがない。

原電や原子力機構の原子炉にしろ、北陸電力や東洋紡、敦賀セメントのボイラーにしろ、敦賀を支える原動力だ。そこに、まさに、「技術立国」の本流は敦賀にあり。私はそう思っている。来年は技術が敦賀を、日本を救うとみている。大げさかな。皆さん、良いお年を!
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【2008/12/31】 | ページトップ↑
市民の日々の暮らしを支えることが第一・・そんな時代だ。
Date:2008-12-30(Tue)

昨日は、久しぶりの晴れ間。自転車日和だ。風はなく木漏れ日はいい。三方五胡から気山の小さな店で昼食、そして敦賀へ戻る。60キロのコース、これはお気に入りの自転車コースだ。自転車には、速度計や脈拍も計測できるが、速度や距離は二の次。あそこに行けば美味しいものが食べられる。あそこに行けば、あの人がいる。そんな気ままな旅心が一番の目的かもしれない。気温は5度以下や雨の日は絶対というほど出かけない。無理はしないことが鉄則だ。今日から家族全員がそろう。何気ない些細なことでも幸せなことだ。

敦賀市の業務も、市民と接する業務の大半休止だが、病院、上下水道の職員,発電所の運転員や警備員も同じだ。市民の日々の暮らしを支えるライフラインの仕事は続く…。まずはそのご苦労に敬意を表したい。それを支える家族も同じだ。

行政の年末年始・・市役所業務の戸籍関係がいつでも。水道の故障もいつでも受付。休日急患センターいつでもOK。敦賀斎場も元旦以外は受付だが、犬猫の火葬も同様とか。きらめき温泉リラポートは元日もすべて営業。清掃センターは、今日まで。

ところで、急速な景気の悪化に配慮して、中小企業を支援しようと、市役所で昨日から「年末金融相談窓口」を開き相談を受け付けている。無担保でも最大1億6000万円の融資が受けられる国の緊急保証制度に対応するため。窓口では利子や信用保証料が補助される制度の案内も行っている。相談窓口は本日、午前8時半から午後5時半までOK。

気ままに、思いのままに、キーボードを進めている。

今回の不況は、半端でない。その速さと深刻さは、それも底が見えない。昨日の福井新聞でも報道された柏崎市、地震はもちろん、原子力発電所の停止で財政や経済に大きく影響を受けている。柏崎市を調べると、危機管理として、行政が何をして、何に注意しなければならないことが反面教師することができるのだ。柏崎市に申し訳ないが、原子力発電所とともに生きる自治体としての教訓が、まさにそこにあるのだ。

具体的には、地震の災害対策。救急車や消防車の消防署の耐震、防災センターの耐震は当然だが、司令塔である市役所は、市民情報はじめ書類と人材の宝庫だ。これが意外と放置されてきた。災害後の市役所職員は、どこのボランティアよりも大事な復旧要員だ。当然、災害後の避難所の小中学校の耐震化も忘れてはいけない。防災無線やFMが役立った。ラジオは災害時の心の支えでもあり、貴重な情報発信源だ。FM放送局は、簡便性だ。それでも人材は必要だが・・。

産業の復旧は早かったが、観光はいまだに回復どころではない。設備上のこともあるが、イメージが先行している。これも教訓だ。

次に、財政運営も参考になる。柏崎市は原子力発電所が7基。電源三法交付金によって、公共施設が次々と建った。1万5千人を収容できる佐藤池球場、プラネタリウムを備える博物館、総合体育館、柏崎コレクションビレッジ、県立図書館の2倍以上の利用者数を誇る図書館などなど。敦賀短大と同じように、新潟工科大もある。

ところが、95年をピークに、下降曲線だ。最大の原因は固定資産税の減少だ。95年度には約127億円だった原発の固定資産税収入は、減価償却によって毎年約5億円ずつ下がり続け、2013年度には約31億円にまで落ち込む。

電源三法交付金で作った施設の存在も市財政を圧迫する。施設の維持管理費のために、市は毎年、一般会計の15%前後を支出している。地震後、市は復旧費用として400億9千万円の補正予算を組んだ。75億円分の地方債を発行するのに加え、ガス、水道の復旧に、国の財政融資資金から約130億円の借り入れが必要といわれる。

財政上は敦賀市とは違うが参考になる。敦賀市には敦賀3,4号の工事開始と営業運転が始まる。これか敦賀市の財政を一変する。どう恩恵を次に伝えるかなども考える必要がある。一方で、延期は怖い。この浮き沈みは危機管理と合わせ、しっかりと現実的にとらえておく必要がある。それにこの不況だ。

柏崎市の教訓は、ある意味ではまさに反面教師だ。災害の危機管理に加え、財政上の運営、優先順位、やるべきことと延ばすこと、そのことが今、必要なときだ。中心市街地活性化対策も大事だ。

ただ、市が手を出していいことと限界も考える必要がある。施設を増やすこと、市民生活の関係ない施設はなおさらだ。今は、我慢と辛抱の時だ。それほどの不況とその期間は半端ではない。それだけの危機管理、センフティネット、市民生活を守る上で、財政運営はそれほど重要だ。放漫では許されない厳しい時代だ。
【2008/12/30】 | ページトップ↑
介護現場の世相・・・。
Date:2008-12-29(Mon)

年賀状を書きながら、十年、二十年、三十年も会っていない先輩、後輩、友人の顔を浮かべていた。時代はその都度、変化し、大学を卒業したころはオイルショックの不況。船乗りの夢を求めて、あっちの船会社、こっちの船会社、あげくは海外の船会社を求めた友人もいた。途中で造船所に勤めた友人は、造船不況で子会社へ、倒産で営業、さらに子会社へ。空調会社から通信教育を受けて教員へ、今は校長先生と。人生様々だ。それでも家族を養うなど必死だった。

それが、「変」に揺さぶられたこの一年。軽い人生感覚が気がかりだ。不況もさることながら、人々の心に暗い影を落とし、社会の「病」を浮き彫りにした。通り魔による無差別殺傷事件の続発。「誰でもよかった」。容疑者が語った供述は、今年の犯罪を象徴するフレーズともいえる。

作家の五木寛之さんは「鬱(うつ)の時代」と言う。人間関係が希薄になり、孤立感を深める人が増えている。年間自殺者が十年連続で三万人を超える深刻な実態も気がかりだ。家族を持とうとしない若者も気がかりだ。

年末はいつも介護の現場を目にする。私の両親の介護の時代は、介護保険がなかった。まだ施設のサービスが整っていない時代だ。2000年に介護保険制度ができて現場は変わった。補助金も多く出た。若者も多く進出してきた。社協の介護講習もいっぱいだった。ところが、ここ数年の変化は大きい。現場が大変だ。それでも乗り越えなければならない課題だ。

現場は経営者はもちろん、ヘルパーさんも大変だ。利用者は年々増えているが、介護事業所の経営は厳しい。人手不足が深刻化。「夜勤や力仕事が多い」「将来設計が描けない」など、介護現場の不満や不安は他業種に比べて高い離職率に表れている。社会福祉士、介護福祉士を養成する大学や専修学校の入学者も急速低下。人材確保に向けた対策は待ったなし。

介護保険制度スタートして以来、プラスの改定は初めてである。この世界は、新たなビジネスを生んだが、数多くの若者がその厳しさから、介護業界を去った。

そこで、来年度から三年間の新しい介護サービスの報酬単価が決まった。低賃金で人手不足が指摘されている介護職員について、専門性や業務の過重さを考慮して報酬を手厚くすることが柱となっており、介護報酬全体では3.0%の引き上げとなる。

社会現象ともなった介護現場。今回決まった改定の中身では、訪問介護での短時間サービスの単価引き上げや、夜勤職員や介護福祉士の配置が手厚い施設への報酬上乗せが盛り込まれた。認知症患者受け入れや終末期のみとりなどに対しても報酬が上乗せされた。

現場で話を聞くと、3%アップで月約二万円増というが、どれだけ給与に反映されるか、疑問視する向きもある。報酬引き上げは利用者の自己負担の増加を伴う。病気を伴った要介護者は、家族にとって大変だ。

高齢化社会と長生きが当たり前となった社会、民間も社会福祉団体も、末端の自治体の使命は大きい。施設整備も大事だ。保険料だけみても、国民健康保険、介護保険と年々増加する。税金負担も半端ではない。数億単位で増加する。いずれも敦賀市で管理運営する。値上げもしなければならない。どう来年、値上げと向き合うのか、そんなせちがない、厳しい時代だ。
【2008/12/29】 | ページトップ↑
たなざらしにされた重要課題
Date:2008-12-28(Sun)

雨で滑りやすくなっている路面を気にしながら師走の街を歩く。お正月を前にした気ぜわしさは変わらないが、ニュースは、景気の悪さばかりが目立つ。昨日は、労組の企画の餅つき大会。久しぶりに餅をついた。子供たちの笑顔に元気をもらった。そして、福井へ。民主党福井県連の幹事会と忘年会。緊急雇用対策本部なるもの設置など世相を映した議案が並ぶ。福井でも冷たい雨に降られた・・・。

10月以降、米国発金融危機に端を発した不況は雇用崩壊を招いた。これほどの速度は、私は知らない。好景気の恩恵は福井にはほど遠かった。景気後退は中小企業の多い福井には、真っ先に弱者を痛撃する。

雇用もさることながら、多重債務問題など、重なると厄介だ。敦賀市も多重債務で悩む方も多い。これに雇用問題が絡めば、生活そのものにかかわる。切実な問題となる。それには、まずは相談だ。経験豊かな相談員が必要となる。どちらかいえば、軽視された分野だ。

政治の責任というか、敦賀市議会でも国会に意見書を出した、あの問題、熱気はどこへ行ってしまったのか、と思うほど急速にしぼんだ課題がある。臨時国会の目玉の一つだった消費者行政の一元化が、すっかり宙に浮いてしまった。

与野党ともこの課題に対しては「消費者目線」で一致していたはずだ。それなのに前に進まない。政治が足踏みしている間に被害は増え続けている。

消費者庁は、福田前首相肝いりの事業だった。昨年10月に初の所信表明演説で構想を表明。ところが今国会では解散・総選挙をめぐる与野党の攻防に埋没した。審議は一度も行われず、法案はたなざらしになったままで終わった。

こうしている間にも、食品偽装も進んだ。汚染米不正転売や総菜や菓子などへのメラミン混入もあった。ウナギ産地偽装など食品の偽装表示、不正表示も依然、後を絶たない。それよりも雇用とか、すっかり忘れた課題すら感じられる。焦点を絞った課題解決も政治の役割で重要だ。

消費者目線で問題に対処する「司令塔」をつくることが緊急の課題とし、消費者庁は、各省庁にまたがる問題を一元的に管轄し強い権限を持たせる。民主党案の「消費者権利院」はより強い権限を持たせる、そんなニュースにもならなくなった。

消費者庁が機能するためには、最前線で相談や情報収集に当たる地方の消費生活センターの強化が不可欠。県と市の協力、相談員の養成など、中央の法整備を待つ段階でもない。それほど、重要な課題だ。来年は、早々より総選挙をにらんだ与野党の攻防がますます激しくなるだろうが、消費者行政の一元化は、またまた、たなざらしか・・・。

 「機能不全」といわれる政治への不信は深刻だ。年金や医療など社会のセーフティーネットのほころびが次々と顕在化し、景気・雇用の危機と相まって将来の不安は増すばかりだ。

地方自治体もいま重要なこと何か、新幹線も大事だが、駅舎改築も重要だが、観光も大事だが、敦賀市民にとって、何が重要だか、暮らしの安定に何が重要か、来年も厳しい年だ。あれもこれもから、私は辛抱と我慢の年と考えている。じっくりと動かない(借金や補助金でハコモノを立てない)、それも政治だ。耐震化など必要なものだけやる。

この難局を乗り切るには、中央では国民の信任を得た政権が必要である。地方では、それを受けた優先順位で、物事を論議する時代だ。この不況は長い。

【2008/12/28】 | ページトップ↑
年末風景
Date:2008-12-27(Sat)

昨日は、仕事納め。ずいぶんとその風景が変わった。かつては、昼ごろから職場でも酒盛りが始まった。現在は、終業まぎわ、お茶けで席を囲む程度。

子供頃も年末は忙しかった。子どもにとっては、大迷惑。一家全員が何らかの仕事をさせられた。そして餅つき、これも大変だった。それでも活気が家にみなぎった。
子規の俳句は、いつも新鮮だ。

「煤掃(すすはき)の音はたとやむ昼餉(ひるげ)かな」(子規)。

職場もそうだが、家族の姿も住宅事情も移り変わり、その音も、風景も変わったようにおもう。敦賀でもかまぼこ屋さんは大忙し。普段の4倍の作業量とか。パートもその活気に元気をもらうとか。忙しい、儲かる、そんな年末がいつになく、懐かしく感じるのは今年があまりにも、経験したことのない不況を感じているからか。

数字をひらっても暗くなる。福井労働局による、福井県の先月の有効求人倍率は1.01倍。なんとか1で踏ん張った、全国が0.76というから立派だ。全国で6番目に高い数字。去年の同月に比べ0.36ポイントも下落し、下げ幅は全国平均よりも大きくなっている。新規の求人では「サービス業」が、派遣労働者の求人が大幅に減り、前年の同時期に比べ46.5%減ったほか、「製造業」が46%、「運輸業」も35%減少するなど、大幅に落ち込んでいる。

話を冒頭に戻すが、年末風景も変わった。年も押し詰まったころ、朝方暗いうちから響く物音に目覚める。そんな記憶を持つ年代は、どの辺りまでか。餅つきの風景は人の輪から機械へと移り、その行事はイベントなどに見る程度か。きれいに包装された切り餅が、店に行けば手軽に買える世の中だ。

今日は、労組が企画した餅つき、夜は民主党の幹事会と忘年会で福井へ。気ぜわしいが、残り少ない一年、もう一踏ん張りの人もいよう。せわしい中にも、浮世の煤を払い正月を気分よく迎えたい。来年は総選挙の年、それだけ、また忙しくなる。
【2008/12/27】 | ページトップ↑
重苦しい年の瀬
Date:2008-12-26(Fri)

巷にそれも急速に広がりつつあるのが、今回の不況だ。解雇、内定取り消しと重苦しい年の瀬だ。美浜、越前市と企業へのトヨタショックが現実となってきた。敦賀市の産業構造の違いは、ありがたいというか、複雑だ。「東洋紡さん、松下さん、どうですか」という会話が、敦賀でも聞かれるようになった。

ある友人の息子さんは、就職内定者。入社予定の企業から手紙が届いた。「内定取り消し」か、とひやひやもの。封を開くと「わが社は決して取り消しなどはいたしません」と。最後に、「残る学生生活を有意義に」と結ぶ。それも、直筆の社長の署名を添えて。不安な日々を送っているのではと気遣う会社の誠意がにじむ。雇用環境が厳しさを増すだけに、ちょっとした心配りも感心する。

非正規労働者を中心に人員削減の嵐が吹き荒れている。従業員寮からの立ち退きを求められて路頭に迷い、年越しが危ぶまれる人も多い。鯖江市の職員採用など、各地で支援の動きが広がりつつある。農業や介護など人手が必要な業種と結び付ける試みや、所有する空き部屋を安く貸すとともに仕事を提供して双方のメリットになるよう工夫する企業とか。

一方、雇用情勢が悪化する中で、お隣の越前市には1700人余りのブラジル人が住み、多くが派遣労働者として工場などで働いている。景気悪化で派遣契約を打ち切られて職を失う人が急増しているとか。差別するわけでもないが、雇用不安は、治安にも影響する。

敦賀から越前市に勤める方「もう休暇です」と、それでも「解雇よりはまし」との声。雇用情勢もいずれ、敦賀市にも広がる。公共工事、雇用対策と、来年度予算の視点も従来とは違う、そんな重苦しい年の瀬だ。
【2008/12/26】 | ページトップ↑
敦賀市十大ニュース・・・。
Date;2008-12-25(Thr)

敦賀市の十大ニュースが発表された。一位は、防災センターの完成。「これは違うやろ」と思わず・・・。確かに重要なニュースだが、もうずいぶん昔に感じる。月日が速いのか。市民感情的には、ハコモノが多い敦賀の象徴とも皮肉ってしまった。

二位以降の順位は忘れたが、国道八号バイパスの完成、ニューサンピアの市内業者買い取り、柴田氏庭園の寄付が並ぶ。明るいニュースと成果が上がった年でもあった。十代ニュース選定には、もともと基準もなく、目くじらを立てることでもない。一方、暗い所では九位の「テント事故」、もっと上位でもいい。この影響は大きかった。各地域の夏祭りなど、テントはがっちりと組まれた。捜査も含め来年まで持ち越しだ。

年末恒例と言えば、住友生命の今年の創作四字熟語は、いつも楽しみにしている。タイムリーなのは「暗増景気」(クリスマスケーキ)だ。時代を反映しての「変」の漢字と違った、皮肉やユーモアを感じるのもいい。優秀10作のうち3作は経済がテーマ。これも世相の反映か。米国のリーマン・ブラザーズの責任を押し付け合う「兄弟減価」(キョウダイゲンカ)は意味深い。

医師不足に悩む救急病院の「窮々病院」も世相そのもの。後期高齢者医療制度では、不老長寿ならぬ「苦労長寿」も言い当てている。いいニュースが少ない中で、北京五輪で金メダルに輝いた女子ソフトボールは「好投夢繋」(コウトウムケイ)の感動の余韻を呼び起こす。

「暗増景気」(クリスマスケーキ)の熟語と違って、昨夜は、正真正銘のクリスマスイブ。恋人や家族同士でどんな贈り物が交わされることだろう。そんな時代を思い出すのもいい。ぐっとさかのぼって、サンタの訪問にドキドキして眠れない。幼いころを懐かしむ人もいるはずだ。

息子二人が幼い頃は、枕元で目を丸くして驚き、喜ぶ顔を思い浮かべ、プレゼントを選ぶことができる楽しみ。ケーキを買って帰る楽しみもささやかだ。その後、贈り物が予約に変わり、「新年のお年玉を含めてコレ」などと、先物取引のように品物を指定してくるようになる。

子供も成人するとその楽しみも薄れる。サンタの存在をうそも方便と、息子と語る頃が、懐かしい思い出となってしまった。そのことを女房と語るのが、心地のいい郷愁に変わるのも、ささやかな幸せは、何事にもかえがたい。

クリスマスイブも過ぎ、明日からの金土は、雪模様とか。それでも、日照時間はこれからは長くなる。「暗増景気」(クリスマスケーキ)の長い夜もいずれ明けるはずだが・・・・。
【2008/12/25】 | ページトップ↑
エネルギー研究拠点化計画と敦賀市民の距離感
Date:2008-12-24(Wed)

国の予算案で、エネルギー研究開発拠点化計画の関連事業費として、前年度比9億円増の計30億7000万円も計上。さらに、福井大は09年度に中京、関西圏の研究者を客員に招いて「国際原子力工学研究所」を開設など盛られている。本格的に国のバックアップが動き出した予算だ。これからの中身の論議が大切だ。

国の文部科学省としては、敦賀地域に、東の大洗地区の拠点と並ぶ高速増殖炉のプラント運用技術の研究開発のための我が国の中核拠点を整備したいと考えている。一方で、敦賀市民は、その概要も駅西計画とどう結びつくのか、大半の市民が知らない。拠点化計画と敦賀市民の距離は、あまりにも大きく、その無関心も気になるところだ。

公共事業を中心に、敦賀市のアトムポリス構想は、三十数年の歴史がある。そのひとつが、若狭湾エネルギー研究センターだ。陽子線がん治療の実用化など評価され、県立病院への本格化と動いている。ただ一方で、市民には、その成果を福井市に持っていかれたとの意識も大きいことや、研究センターの地元企業や市民にとって遠い存在であることは、否定できない。また、研究センターの今後の役割が見えていない。県の施設とはいえ、老朽化や維持は大きな課題だ。

アトムポリス構想には、原子力発電所、ふげん、もんじゅや研究センターと、研究拠点として点から面へと、まちづくりの中核的な発想があった。この構想が、まちづくりとどう関連するか、本格的段階に今回の拠点化計画が動き出したと私は受け止めている一方、それぞれが、点で動きどう関連するか、その輪郭と発展性が、どうなるのか、検証も必要と思っている。

拠点化計画は、新たなまちづくりと、次世代の敦賀市の新たな都市像を構築できるとの期待感も大きいが、どこかで、敦賀市民との距離を感じるのである。もんじゅやふげんの従業員は、敦賀市内に住み、永住を決め込む方も多いが、次なる世代や研究者がどう敦賀に集まり、どうまちづくりに貢献するか、構想の蓄積と、敦賀の都市戦略とまだ、しっくりとなじんでいない。

アトムポリス構想こと、拠点化計画が、点から面へと広がりに疑問をもつ理由として、原子力という側面があり、一般の産業の工場とは違う独特の意識が、市民との距離を生み、構想の理解が一般に広がってしないことは確かだ。

それも敦賀市の一等地の駅西開発と関連性も、議会や市民の説明もまだ十分ではない。ただ、駅前の賑わいというだけでは、市民は納得しないのではないか。連携大学や研究所のハコモノ的要素が先行し、人がどう集い、どう絡まり合うのか、賑わいとの関連など、トップダウン的な振興策では市民は納得しないことも確かだ。

エネルギーや原子力を取り巻く環境は、三十数年前とは明らかに違う。求められる期待も大きい。しかし、長い年月とまちづくりが一体となって発展してきた、東の東海村や大洗とは歴史も環境も違う。
トップダウン的な拠点化計画は、市民との距離は遠く、自立的な要素が感じられない。敦賀市民の他力本願的な意識と、お任せ行政的な無関心が、感じられてならない。

十年を迎えた若狭湾エネルギー研究センターの最初の夢と現実、反省と、市民の財産として今一度、見直し、敦賀市のまちづくり戦略とどう噛み合うのか、説明と検証が大事だろう。少なくとも敦賀駅西開発とどう関連するのか、まちづくりと関係をフォーラム、そして説明会は、必要だろう。議会の議論もこれからだ。今回の拠点化計画は、敦賀市のまちづくりの方向性を示すとも言える存在だけに議会も無頓着ではすまされない。それほど大きな正念場を迎えている。
【2008/12/24】 | ページトップ↑
アラ還とホッピー系労組
Date:2008-12-23(Tue)

昨夜は、JRで武生へ。そして、忘年会。帰りもJR。敦賀駅から家まで歩こうと決めて駅前商店街を・・。寒い、酔いざめも重なり、すぐに悲鳴・・・・。書き出しを探している。ブログも、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』を利用することが多い、実に便利だ。ネットが生み出した辞典でもある。専門用語も豊富だ。引用はさけたいが、実に的確に整理されて書かれている。

今年の新語・流行語大賞の「アラフォー」を引いてみた。アラウンド・フォーティーの略で、四十歳前後の女性を指す。天海祐希主演のテレビドラマで、知られるようになった。結婚や仕事に悩みながらも、自分らしく生きる女性を意味するとか。次が進まない。

「アラフォー」があれば、三十歳前後の「アラサー」、五十歳前後の「アラフィー」、そして六十歳の「アラ還」もあるという。私には、この言葉が合う。「アラウンド還暦」の略。還暦前後の男性、団塊の世代を指すとか。昔、子供の頃に観た映画のアラカンこと、嵐寛寿郎とは違うらしい。ぴたりと手がとまった。「アラフォーですか」と、キーボードが進まない。これ以上、話題が続かない。

思いついたというか、「ホッピー系労組」、この言葉は、鈍い頭が回転し始めた。この言葉が、都会の巷で静かに流れているとか。作家の雨宮処凛さんの造語らしい。昨年から使われ始め、「ワーキングプアー」とは違った奥行きのある皮肉を込めた言葉である。特に非正規労働者や若者の間で使われているという。ホッピーはビールそっくりの味わいで、焼酎を割って飲む。懐に優しい庶民の味方だ。でも、意地悪な見方をすると「ビールもどき」になる。

昨日、NHKの昼のニュース。JR福井駅で、連合福井の街頭活動。見慣れた顔も多い、朝早くからの訴えでもある。雇用対策や非正規労働者の失業対策などなど、テーマは切実だ。私が組合に加盟して33年。その間、労組の全国組織率は毎年低下し続けて、現在、18.1%。

闘いを忘れた労組もどきに重ねて、ホッピー系はいまの労働組合に対する苦みの利いた皮肉である。ここ10年、労働運動の低下とは逆に、経済団体が「労働の多様化」を提唱し、国が労働者派遣法を次々に改正し規制緩和を進めた結果でもある。

小泉改革以来、「競争原理」に洗脳されてきた結果とも言える。「蟹工船」のヒットではないが、「団結」や「連帯」という言葉が、若者には新鮮にも感じるとか。「ホッピー系労組」は、軽い意味にとらわれがちだが、それでも、一泡吹かせる、政権交代など汚名返上の機会でもある。 

毎日のブログ。一日一時間以内と決めている。集中力もあり、これ以上かけてもいいブログにはならないことが多い。誤字脱字が最近多いと女房の指摘。とにかく書くことを優先したが、そろそろ限界を感じる。考えがまとまらないことが多くなってきた。精進が足らない。散漫な文章、論旨が定まらないことも多い。今日は休日。寒い一日、どう過ごすか、読書か、・・・。

しまらない文章にお詫びして、読者の皆さま方のますますのご健勝をお祈りいたしますとともに、敦賀市の明日を語れる市議を目指して、一層努力してまいります。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。




【2008/12/23】 | ページトップ↑
自治体の優先課題と戦略・・・・
Date:2008-12ー22(Mon)

昨夜、松本零士などの駅前にイルミネーションが灯った。日曜の夜ということもあり、人通りはまばら。それでも、青白い美しさは、しばらく目を楽しませてくれるだろう。

ところで、議会で重要なことは、予算のチェックだ。敦賀市は、予算配分が、縦割り的に、10年それほど配分が変わっていない。バランスよくとも言われるが、これでいいのかという疑問も生じる。税収が減る時代、教育、医療、福祉、子育ての必要な分野を総合的に考えているか、検証が必要な時代だ。

お年寄りになって、最大の心配事は、健康。医療環境だ。愛発、西浦、東浦、東郷、中郷と、高齢化が進んでいる地域では切実だ。

敦賀市だけ考えても、福井市の県立、赤十字、済生会など治療を受けても、最終的には敦賀市での治療を望む方が多い。大病院には、医師や看護師など質と量ともに充実している。敦賀市との格差をよく聞かされる。議会では、「地域の中核病院としての市立敦賀病院」という言葉をよく耳にするが、その意味合いを考えると、7万人口の敦賀市の適切な量と規模、地域性、財政など、総合的に考えての望ましいレベルを求めることも重要だ。

過疎・高齢化が進む地域の暮らしを持続させるためにも、医療や福祉、生活関連サービスをどう維持していくか。敦賀市なりに考えていかなければならない。

国土交通省のアンケートで、「近くに病院がない」「救急医療機関が遠く、搬送に時間がかかる」など、65歳以上が半分以上を占め存続も危ぶまれる、いわゆる「限界集落」を含む地区を対象とした、多くの住民が医療環境に強い不安を抱えている。敦賀市内の限界集落とも言える地域では同じだろう。

ほかにも、日常の食料品の買い物が不便、農林業の不振で働き口が少ない、と悩みは多い。サル、イノシシなどの害も増えた。人口減少にも歯止めがかからない。

話が拡散してしまったが、医療・介護はもちろんのこと、路線バス、コミュニュティバスの交通機関、道路の維持、国民健康保険や介護保険、高齢者福祉など、限界集落を考える上で、重要な要素だ。高齢化により自治体の財政負担も着実に増える。敦賀市でも福祉予算は毎年3%の増加は最低限とか。教育、子育てともに、総合的に考えなければならない最優先課題であることは確かだ。

自治体本来の市民の生活をどう維持するか、敦賀市もそれなりに充実しているが、市民の不満や要望が、増えてきたことも事実だ。駅前のイルミネーションではないが、駅前、駅西、駅舎には、話題が集中するが、健康と生活の維持など、戦略ともいうべき施策が、市民に伝わってこないことも確かだ。私なりに総合的に提案できるものを考えてみたい。
【2008/12/22】 | ページトップ↑
乾燥状態と国の予算原案
Date:2008-12-21(Sun)

昨日は、寒いが、さわやかな、日の暖かさを感じられた一日。朝、自転車で20キロほど走り、嶺南地区友愛会のメンバーと歳末助け合いカンパに生協のハーツ前に立った。例年であれば、二時間もあれば冷え切るが、太陽の日はありがたい。

ところで、気候変動といえば地球温暖化やヒートアイランド現象、渇水などが思い浮かぶが、今年もその傾向か。先日の議会の環境保全特別対策委員会で、部長から敦賀市は、ちょっとすると40年ぶりの渇水期になるかもしれないとの見解が示された。

あるデータによると、東京で百年前に65―70%だった1月の平均湿度が近年は50%を切っている。主因は自然の状態の土が減ったこと。23区内の人工的地表面は1930年代の五倍に増えたことによるとか。これに温暖化が重なり、都市部は、緑地は当時の半分になったとも。気温上昇の影響もはっきりしているとか。

これに、あわせるかのように、例年より早くインフルエンザの流行が始まったと、国立感染症研究所が発表した。87年の調査開始以来、3番目に早い全国流行入りと伝えられる。乾燥状態であればあるほどインフルエンザウイルスは元気を増すと指摘されている。逆に人間は乾燥に弱く、のどの働きが鈍るとか。敦賀市もこの乾燥状態が続くとすれば、要注意だ。

前置きが長くなった。昨日、内示された09年度予算の財務省原案で、北陸の金沢-福井と敦賀駅部を含む整備新幹線の未着工三区間の着工調整費に、国土交通省の追加要求通り9億円が配分された。これも変な条件つきだ。着工調整費は、09年内に認可が出れば執行される、という条件付き予算だ。選挙で負ければ、「責任持ちませんよ」との裏が透けて見える。

いずれにしても、最難題の財源確保が実現するまでは、お預け状態が続く。それでも評価できる予算と受け止めたい。特に、もんじゅ再開への国のバックアップは評価に値する。文部科学省予算に高速増殖原型炉「もんじゅ」の関係経費として、このところ、下がり続けたものが、前年度比19億円増の204億円が盛られたことは、素直に評価してよい。

これに向き合うかのように、エネルギー研究開発拠点化計画の関連事業費として、前年度比9億円増の計30億7000万円も計上。さらに、福井大は09年度に中京、関西圏の研究者を客員に招いて「国際原子力工学研究所」を開設など盛られている。本格的に国のバックアップが動き出した予算だ。これからの中身の論議が大切だ。

国は拠点化に対して、あくまでもイニシャルコストとの姿勢はくずしていない。ある研究者は「ハコモノ先行で、中身がみえない、これでは将来は、難しい」と率直に語っている。これからの中身の論議に期待したい。このことに関して、市民はほとんど新聞情報のみで、無味乾燥状態で、無関心というのが、正直なところだ。議会での議論もないまま進むことは許されない。3月には私も一般質問で、中身の論議をしたいと考えている。

【2008/12/21】 | ページトップ↑
太平洋戦争と明治維新・・。
Date:2008-12-20(Sat)

昨日は、職場の忘年会。酔いを醒ましに平和堂まで歩く。アレックスシネマで気になっていた。「私は貝になりたい」を観た。この時間には失敗だった、と後悔をしながら、気が重くなった。四国の高知を舞台に、奥さんと散髪屋を営み二人の子を得た。晴天のへきれき、二等兵がB級の戦争犯罪人、そして絞首刑。

戦争のことは、空襲のこと、明治生まれの父と、大正生まれの母から何度も聞かされた。太平洋戦争と明治維新。、年金や医療など社会保障をはじめ、経済の低迷など将来不安が覆っている今日、国のありようや行く末に危機感を抱いて問い続けることも大事だろう。

作家の故司馬遼太郎さんは「なぜ小説を書くか」のエッセーで太平洋戦争で敗れた時、指導者の愚かさを痛感し、むかしの日本人はすこしはましだったのではないかとの思いから、幕末の「竜馬がゆく」などの作品を著した旨を読んだことがある。

かつて、日曜の夜8時のテレビ番組といえば、ザ・ドリフターズの「全員集合」が群を抜いて人気だった。この時間帯は、楽しいのが一番だ。その高視聴率には及ばないが、今年は、NHK大河ドラマ「篤姫」だろう。宮尾登美子さんの原作もいい。渕久美子さんの脚本とともに、篤姫役の宮崎あおいさん、大奥を仕切るキャリアウーマンの滝山役の稲森いずみさんも興味を引いた。

大江戸博物館で舞姫の特集を何気なくみた時、幕末から明治維新に至る激動の時代を女性の視点。後から言うのも変だが、「これは・・・」と。これまであまり大河ドラマに目を向けなかった十代、二十代の女性ら世代を超えて支持された結果とか。

ドラマの魅力の根幹を探ると、篤姫の自分の目で確かめ、考え、困難に背を向けずに毅然と立ち向かう姿。登場人物たちの志や恋愛、きずなも織り込まれている。これも高視聴率の要因だろうが、それにしても幕末の人物像は女性も、男性も、まだまだ面白い。

「私は貝になりたい」の時代と、明治維新、篤姫の自分の目で確かめ、考え、困難に背を向けずに毅然と立ち向かう。大上段に、生意気に比較してみているが、・・・・。気楽に考えたいが、それでも気分が重い映画だった。
【2008/12/20】 | ページトップ↑
雇用は、とにかくあらゆる手だてを尽くし、守らなければならない。
Date;2008-12-19(Fri)

敦賀市議会は、昨日で終了した。敦賀きらめき温泉リラ・ポートの現在、運営を委託している業者を、新たに効率的な経営を目指す「指定管理者」とする案を全会一致で可決するなど、全議案を可決して終わった。

敦賀市は、市立として、敦賀病院、看護専門学校をもち、委託でリラポート、補助金で敦賀短大と、人口7万人規模では考えられない施設をもっている。どの施設にも、人が働き、雇用がある。

今議会で、市がJR敦賀駅を6億円から8億円かけ一部改築する方針に、議員から反対意見が相次いで出された。JR西日本所有の敦賀駅の待合室、トイレを、年数がたち、お客を出迎えるにはふさわしくないと、この時代、駅舎の一部を敦賀市の所有に切り替えるとの案、普通の市では考えられないことだ。

施設を持てば、そこに毎年のように、維持管理費と人件費がつきまとう。このまま、市が新年度予算に改築費用を盛り込むとすれば、多数をもって否決する。施設を闇雲に増やす時代ではない。まちづくりとは施設を造ればいいという時代は過ぎ去った。そんな簡単なものではない。

話を戻すが、今、敦賀市の雇用は、とにかくあらゆる手だてを尽くし、守らなければならない。働き口が限られている地方にとって、自治体は、貴重な働きの場だ。発電所、工場や関連会社も貴重な雇用の場だ。敦賀市は、時間遅れでじわじわとそのしわ寄せが押し寄せている。

地域や立場の弱い人々ほど景気悪化で深刻な打撃を被る。いま広がっているのは、こんな残酷で容赦のない現実である。

嶺北、湖北など、輸出を基本とする産業は急速に業績を悪くしている。敦賀市にある企業も時間差があるかもしれないが、そんな雰囲気にある。越前市、長浜市では、業績不振に陥った企業が派遣社員の契約を打ち切り、雇い止めなどにする「派遣切り」が現実となっている。パート従業員を削減する動きも出ている。

国が頼りないだけに、市内の中小企業を守り、独自の雇用確保策も、いずれ必要になるだろう。ニューディール的な公共事業も必要になるだろう。いまの不況は国難といっていい。長く厳しい不況の時間は続くとみている。自治体、企業、労組などが手を携え、総力を挙げて対処しなければ、防げない時代だ。あれもこれもから、何をするか、それも効果的に、市民生活の安定がなにより、そんな厳しい時代だ。我慢と辛抱だ。

【2008/12/19】 | ページトップ↑
20年も続けたサンタさん
Date:2008-12-18(Thr)

こどもの国のクリスマスに、20年にわたって毎年、サンタさんをしている高崎三蔵さん。手作りの電動ソリに乗って登場する。今年は、高崎さんに感謝してくす玉が割られた。20年の活動には頭が下がる。子どもたちの人気者だ。高橋さんは交通指導員も長く勤められ、指導員の制服を作ったり、規律も高めた。いつもお会いすると、ちっこい、人懐っこい目で、いつも笑顔で会ってくれる。いつもありがいたい。

ところで、巷では、底の見えない不況に列島各地で悲鳴が上がる。年の瀬とあって、非正規や臨時の解雇の報道には胸が痛む。「このままでは年を越せない」という雰囲気が高まっている。厳しい雇用情勢の中で、世の中は捨てたものでない。

すばやく手を打つ、これも大事だ。救いの手があちこちで出てきた。解雇後も従業員を社員寮に住まわせる場合、大分県はその家賃のほぼ全額を助成することにした。キヤノングループや東芝の工場で働く計1500人以上の非正規労働者が、地元で職を失うからだ。そのキヤノングループの従業員が多く住む杵築(きつき)市は、失業者を臨時職員に採用する方針を打ち出した。

いずれも期間は短いが、自治体が失業者の直接支援に乗り出すのは私も記憶がない。それでも限界がある。関西でも、財政再建中の京田辺市が内定取り消しの大学生らを対象に、職員の追加募集に踏み切るとか。関東でも、明治学院大学が、学費が払えなくなった学生のため、緊急の奨学金制度を創設した。それも、理事会の承認をたった一日で取り付けた。強い決意とその速さだ。雇用相談に取り組む労働組合はたくさんある。

支える、援ける。人々の熱意や使命感、責任感が、セーフティーネットを支えている。世間は捨てたものではない。しばらく辛抱と我慢の時代だ。それほど、今回の金融危機は厳しいと思っている。それなりの対策と備えが必要だ。

【2008/12/18】 | ページトップ↑
「変」の漢字の意味するもの・・・。
Date:2008-12-17(Wed)
京都の清水寺の舞台に今年の漢字の「変」の文字が京都市内を一望している。次期米大統領に選ばれたオバマ氏の訴えた「チェンジ(変革)」。そして、さまざまな異変に見舞われた今年一年を象徴している。「変」には「移り変わり」「災害や事件」「普通でない」など、異なる意味合いがある。従来の考えでの政治も限界でもある。

昭和30年代、40年代のわが家の車はもっぱら自転車。典型的なママチャリの黒塗りのがっちりした荷台だったと記憶する。道路はアスハルトの舗装でなく、砂利道が大半。はじめて自動車に触れた時は子どもながら興奮したものだ。高度成長が始まったころ、テレビなどが普及し始め、冷蔵庫が加わり、アイスクリームがわが家で作られた。豊かになっていく実感があった。そのころのあこがれは米国だった。テレビに映された米国のしゃれた家、ガレージには大型車…。

そんな豊かな国を代表する企業だったゼネラル・モーターズ(GM)などビッグスリーが経営危機だ。救済法案は否決され、新たな救済策が検討中だ。支援がなければ年内にも行き詰まる恐れがある。金融危機で景気が悪化、新車販売は大幅に落ち込んだ。米車は燃費の悪さが以前から言われていた。破たんすれば三百万人が失業するとも。自動車は二十世紀の花形産業だ。ベルトコンベヤーを使った大量生産方式を本格導入したのはフォードだった。

長く米国のけん引役だった産業が傾き、原油が今年は急騰した。金融危機は大量の石油消費を前提にした産業や社会の転換も迫っているようだ。自らも石油会社を経営した経歴を持ち、石油産業と関係が深かったブッシュ大統領が退場、「変革」を掲げたオバマ氏と交代するのも時代の転換期を示すようで象徴的だ。

次期政権は環境を柱にした「グリーン・ニューディール」政策を打ち出す見込みだ。どうなるのか分からない。それでも、何かにチャレンジしようとする米国の政治は変わろうとしている。今年の漢字は「変」だ。「百年に一度」の事態と言いながら日本は迷走と混迷が続いている。

そんな中で、政府、与党は16日、整備新幹線の作業部会を開き、着工が決まっていない北陸の金沢-福井と敦賀駅部と、2009年中に着工を部分的に認可することで正式合意した。合意通り認可されれば、09年度中に事業に着手し、おおむね10年後に完成する見通しだが、これが難しい。「着工に伴う所要の予算」として、09年度予算案に三区間合わせて、最大30億円程度の「着工調整費」を計上する方向で最終調整に入る。

しかし、部分着工に要するとされる1兆2000億円程度の総費用に対し、国土交通省は確保できる財源を「最大で約6000億円」と試算しており、開きは大きい。玉虫色、見切り発車もいいところだろう。年始の冒頭解散にでもなって、政権が変われば、認可がされていないのだから、すべて、ふり出しにもなりかねない。私は、前進でもあるが、おおかたの見方は「先送り」が妥当と思っている。

敦賀駅部の整備については、どう判断してよいのか、わからないのが現実だろう。どこを工事するのか、工事金額の配分はどうか。在来線との関係は、ルートは、と課題だらけだ。とにかく、JR西日本がどう受け止め、どう考えているか、それが、まず第一だろう。バリアフリーは実行にするにしても、どう考えるか期限と財源、など整理することも大事だろう。焦ることでもない。JRともじっくりと協議するところから始まる。半年もすれば、選挙も加わり、それなりの道筋ができるかもしれない。

「百年に一度の危機」ともいわれ、そんな「変」の時代。外部環境の不景気がどの程度か、どうなるのか、わからないとき、先行きがわからないときは、動かないが鉄則でもある。敦賀駅もじっくりとありかたを考える機会だろう。それでも、いらちな人が多いのも気になるが・・・・・。

【2008/12/17】 | ページトップ↑
しんどく、粘り強い回収作業・・・その覚悟が必要だ。
Date:2008-16(Tue)

敦賀1号の非常用の高圧注入系ポンプ駆動にGM社のディーゼルエンジンが使われている。 30年ほど前、このエンジンの点検を担当したころ、英語のマニュアルを読みながら不思議に感動していた。大陸横断鉄道に使われたエンジンと同種の設計とかで、タフな構造と細部の工夫が、三菱重工など欧州から見習った設計とは違う。

そのBM社など米自動車3社(ビッグスリー)の救済劇が迷走している。議会では3社につなぎ融資を与える法案が上院を通過せず事実上の廃案になった。GMは資金繰りに困っており、公的支援がなければ、年内にも日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条の申請が浮上するとか。

GMが法的整理を選べば、ショックは部品会社や販売店に広がる。日本も部品供給会社が数多くある。小さな運転資金さえままならない部品会社が絡んでいるとか。自動車産業は取引関係が複雑に絡み合い、ある会社の経営が行き詰まると、玉突き的に危機が連鎖する恐れがあるという。日本の製造業の1割を占めるという自動車産業。書きながらその深刻さが、気になってしかたがない。

昨日は、議会の環境保全対策特別委員会。福井新聞がその内容を的確に報道している。
『ごみ問題で国の取り組み評価  敦賀市会特別委』(http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=5839)と題して、

『福井県の敦賀市会環境保全対策特別委員会は15日開かれ、同市のごみ民間最終処分場問題で
環境省が排出団体がある18府県を招集した会議で、市は国が最終的な処理対策の排出者責任を明確に示したことを報告、国の取り組みを評価した。

委員からは、今後も行政と市議会が協力して取り組む必要性が強調された。同処分場には各府県の60団体から一般ごみが搬入され、市はこれらの団体に環境対策抜本工事の一部を負担するよう求めている。

現在、3分の2の団体が態度保留や拒否の意思を表明。国は今秋、全団体に支払い状況などを調査し、5日に関係府県を集めて連絡会議を開いている。同市の角野喜洋・市民生活部長は「例え委託という形でごみを搬入しても、最終的に処分場に問題があった場合は排出者が全責任を負う」との法律に基づいた見解を国が示したことを報告。

環境省の担当部長が「処理責任を負っている団体の問題が大きい。敦賀市と団体が合意できない状況は廃棄物対策への信頼を損なう。抜本的な解決に取り組む」とあいさつしたことも紹介した。また国は、敦賀市は処分場にごみを搬入しておらず、処理業者への認可権限もないことから本来は排出者責任はない。しかし処分場を有する自治体として、市民の生活環境を守るという観点から工事費用の
一部を負担する姿勢を評価した。

委員からは「国が法律に基づいた排出者責任を示したことは画期的」などの意見が出された。』と。

福井県の責任問題など、確かに腹立たしい面はあるが、対策工事が進捗し、当然、各市町村が払うべき工事費用を、敦賀市が市税で肩代わりしている。責任問題は封印してでも、税金回収を優先すべきだ。税金回収する作業はしんどく、そんな簡単なことではない。

今は、市と議会が一体にならなければとの意見だ。これまで、国はここまで動いてくれなかった。画期的という表現が妥当なほどの国の踏み込みだ。このことに対する市長、部長、関係者の努力に敬意を表したい。

ただ、税金の回収作業は、今後も、しんどく長く続くだろう。場合によっては、裁判もありうる。そんなしんどく、粘り強い覚悟が必要だ。自治体が自治体に請求を繰り返す、全国でも初の試みを敦賀市は行っている。繰り返しになるが、労力と時間はかかるだけに、議会もその覚悟を持ち、一枚岩でなければ、この作業はできないと私は思っている。

BMの倒産と重ねるのもおかしいが、日本経済の回復も相当の労力を要するだろう。敦賀の税金回収作業も遠因では連動している。金をもらうとは、理屈ではない、しんどく、辛いものだ。
【2008/12/16】 | ページトップ↑
巷は節約に動いている・・・・。
Date:2008-12-15(Mon)

昨日も柔らかな日差しの一日になった。午前中は人道の港・ミゼウムで過ごした。大阪、神戸、京都のお客さんを案内した。いずれもネットやガイドブックを調べての訪れ。敦賀の観光地でも外れ的な位置でも「ナビで楽に着きました」と。ネットで事前知識も豊富だ。小さな博物館でも丁寧に説明を加えると「来館してよかった」「いい話ですね」と月並みな言葉から「時間を超えたロマン的な感動でした」と、私にはとても言えない言葉での礼は、心がなごむ。

昼からは「松宮いさお政経セミナー」のニューサンピア敦賀での準備。民主党の小沢代表を招いてのものだけに、県警の警備も厳重だ。会場は狭いだけに神経も使う。金属探知器を導入された。私が民主党県連の役員をして、敦賀市に二回、小浜市に一回と嶺南を訪れている。こわもてのイメージとは違う側面を表情をみせる。身近で会った9月の党大会よりは、顔色もよく、言葉に力がこもっていた。

小沢代表は、「(麻生首相は)『スピードが大事だ』と9月末から言っていて、この3か月間いったい何をしてきたのか。何ら有効な景気対策を打ち出せないで、政府・自民党が大きな政治空白を作ってしまった」と指摘。衆院解散・総選挙の時期について、「もたもたして何もしないんだったら、早く(衆院解散)総選挙をして、強力な政治態勢を作ってくれというのが国民の意見だ。衆院選を年明け、いずれ近いうちにやらざるを得ない」との見通しを示した。

巷では、夏の大騒ぎがうそのようにガソリンの値段が落ち着いてきた。200円に手が届きそうになっていた価格は下がり続け、先日、若狭町で開店時、レギュラー1リットル当たり95円を切る店も出ていた。他県では100円を割り込む例もあるから、すさまじい急落ぶりだ。車に頼りきっている身にはありがたい話だが、ガソリン以外の物価が下がったとは耳にしない。家計を預かる主婦に、一息つく暇はない。

ある関東・関西地区の主婦500人を対象に調査した「わが家の物価高対策」によると、75%がまず食費を切り詰めている。新聞のチラシやインターネットで少しでも安い物や店を探すのは、このご時世では当たり前になってきた。

冒頭のミゼウムを訪れた観光客が「今日は二人で一万円と決めているの、安いお寿司やさんを紹介して」と率直だ。観光客まで節約を頭に動いている。世の中は節約に動いていることは確かだ。
【2008/12/15】 | ページトップ↑
自治体も金融危機に備える覚悟が必要
Date:2008-12-14(Sun)

昨日は、自転車を小浜に走らせた。約45キロ。二時間半の行程だ。小浜では、人権週間での拉致問題訴えと特定失踪者の署名運動を兼ねて、小浜のショッピングセンターで福井県、小浜市、若狭町と協力して行った。署名運度もサイクルには、日差しは柔らかく、優しい一日だった。走行距離も120キロ、帰りに余裕があり、熊川宿まで走った。三方五胡に行くには、足の疲れが許さない。夕闇迫る美浜の海岸も波も優しい。自転車の歩みの遅さはたまにはいい。

日差しの柔らかさとは別に、署名運動もいつまで続くのか。またまた後退した。北京で議論を続けた六カ国協議首席代表会合は、北朝鮮の核検証問題で合意を得ないまま物別れとなった。

北朝鮮が強硬姿勢を見せるのはなぜか。もともと今回の協議再開は、ブッシュ政権がせっついたものだった。出口の見えないイラク戦争、金融危機など失点続きの中、成果を残したいと焦った節がある。足元を見られたと言われても仕方あるまい。

拉致問題も米国の動きが大きいことだ。テレビの報道2001を観るとビッグ3の影響は、米国より自動車産業は3%、日本の製造業10%占める自動車産業の影響は米国輸出で得る利益が半分のため、米国より大きいとか。

リストラという言葉が完全に世間に定着したのは、バブル崩壊後の90年代半ばだろう。本来は「事業再構築」を指すが、そのころには事実上、人減らしの婉曲な表現に変質していた。十年余りが過ぎて世界規模の景気低迷が加速する。日本経済の屋台骨を支えていた輸出関連企業を中心に、リストラの嵐が暴威を振るっている。

過去にない大きな変化だ。、愛知の豊田市のように、製造業の大工場への雇用依存度が高い地方にとっても、極めて深刻な事態である。敦賀は、たまたま、自動車関連産業がない、電力や繊維産業など分野だけに、ゆっくりと金融危機や雇用問題は訪れるだろうが、その準備が必要ではないか。

一般質問の市長答弁も聞く限り、まだ、その認識は甘いのではないか。小中学校の耐震化、下水道工事や駅舎改築を同時並行にやる時期かどうか、借金をしての工事は極力避けれるべきだ。貯金である基金もできるだけ温存しながら活用しやすくするなど準備をする。など基本的な準備を急ぐべきではないか。市役所内は、どうもその危機感に欠けているようにも思う。

新幹線問題やJR敦賀駅舎問題は今後とも、重要な課題だが、今回の自民党の津島座長の結論は、私には、「敦賀駅部」としてはいったものの、先送りと受け止める。国の財政問題の厳しさだ。

年末に向かって深刻さを増す雇用危機をめぐり、政府・与党の機能不全ぶりがますます際立つようでは、政権への信頼はさらに低下するのではないか。それだけに自治体は、中小企業や雇用、生活保護、医療・介護の社会保障などのセイフティネットを第一に自ら将来の備える覚悟もほしい。敦賀3,4号の建設も期待もあるが、今、延期と不況が重なれば、敦賀市財政も相当厳しい。「たら、れば」だが、それだけ、今回の金融危機は大きいとみている。
【2008/12/14】 | ページトップ↑
北陸新幹線新規着工区間の与党案が金沢-敦賀の一括認可ではなく、金沢-福井と敦賀駅部の部分認可に決まったが・・・。
Date:2008-12-13(Sat)

一流科学者の言動がしばしば新鮮に聞こえるのはなぜだろう。今年のノーベル賞ほど注目を集めたことはないだろう。物理学賞と化学賞で、福井市名誉市民、南部陽一郎さんも注目のひとり。福井新聞のコラムで「集団心理のようなもので、一人がある方向を向くとみんながそちらを向く」との南部さんの例え話。「物理法則ではどちらを向いてもいいのに・・・「これが『対称性の自発的な破れ』というもの」だと。わかりやすい。

10日発表された国際数学・理科教育動向調査の結果で気になるのは、「理科が楽しい」と答えた日本の中学生は59%と、国際平均の78%を大きく下回ったことだ。文科省は、得点を見て「学力低下に歯止めがかかった」というのだが、本当だろうか。子どもが問う「なぜ」は、大人が遠い日に忘れてきたものが多い。それらを丁寧に解き明かし、分からなければ一緒に考えてくれる大人と出会ったとき、子どもたちは謎解きを楽しく感じ始めるだろう。

もっとも、答えきれない「なぜ」があまりに多い現代ではある。北陸新幹線新規着工区間の与党案が金沢-敦賀の一括認可ではなく、金沢-福井と敦賀駅部の部分認可に決まった。「敦賀駅部」という明確なようで、明確ではない。敦賀が駅部のみとされたことには、福井駅が2004年に同様の状況で、延伸の方向付けは出ているという。一歩前進とみるべきだろうが、あやしいものだ。

但し、「平成21年末までの認可を検討」という言葉が気になる。もし、選挙で政権が変わればどうなるのだろう。民主党の岡田元代表は、先月、福井を去る時に「もう、新幹線ではないでしょう」とつぶやいたのが気になる。

「駅部」とは、駅舎ではなく、まず土木工事をさすそうだが、定義はもちろん、青写真を描くことから始まる。敦賀駅舎の位置も明確にする必要もある。工事金額の配分も問題になる。いずれにしても、敦賀市にとって、悩ましい問題だ。政治的な駆け引きが多すぎる。それも税金が絡むだけに複雑怪奇だ。それでも一部前進とみるべきか、長い「なぜ」の時が続く。
【2008/12/13】 | ページトップ↑
県議会の新幹線問題、市議会の敦賀駅舎、冷静にみる目も必要か。
Date:2008-12-12(Fri)

県議会は、新幹線で熱くなっている。昨日の福井新聞での「金沢―福井の一部認可と敦賀駅」で敦賀市議会も翻弄されている。敦賀駅舎の一部改築問題も、一般質問一の一問一答と重なり、活発な論議が展開された。

一方、中央で「敦賀駅」が一部認可されると、この話もまた棚上げになるかもしれない。駅の位置、駅の負担など協議はこれからだ。新幹線問題は、河瀬市長が語るように、敦賀市だけでは片づけられない地域全体や国の課題である。昭和40年代から最大の懸案事項でもある。敦賀市議会も昭和40年代に整備新幹線を求めて決議もしている。

私は、新幹線問題は、今後とも二転三転する可能性は十分にあると考えている。しばらく成り行きを静観するのが妥当だろう。少なくとも来週までは待つことだろう。

福井に勤務した中央紙の新聞記者の友人に聞くと、ひとことで「永田町はそれどころではない」という。「福井の熱さに比べ、財務省やJRは相当厳しい環境」とのこと。「政治決着というが、これもあやしい」と冷ややかだ。「政権交代があったら、どうなるか不明ではないか」と、財務省には、財政難からそんな期待論もあるとか。確かに中央との温度差は大きいようだ。

一方、巷では、景気後退の影響で、大手電子部品メーカーの村田製作所が越前市にある子会社の福井村田製作所の工場で、今月末にかけて派遣労働者約400人を削減することになった。県内の企業では今年度中に削減される派遣労働者が計1000人を超える見通しとも伝えられた。トヨタ系のアイシンエ―ダブリュも同じく厳しい。敦賀から就職した若者も「夜間勤務がなくなり、急に仕事がセーブされている」と語る。

話を江戸時代に転ずると、12月号の中央公論で野口武彦さんが「政体の末期に人材が払底するのはなぜか」で述べている。要約すると「井伊大老暗殺から明治中央公論に至る十年に満たぬ間に、老中は20人以上もいた。彼らは譜代の大名で世襲ポストだった。操っていたのはたたき上げの奥右筆(ゆうひつ)、今の官僚たちだ。」と。

野口さんの自壊論は、妙に説得力がある。この指摘をまつまでもなく、平成の世もよく似ている。二十年間で首相は13人を数える。自民党政治が衰弱する一方で、官僚たちの操りの術は健在だ。加えて、ここへ来て麻生人気の急降下だ。かくて危険水域へと。選挙の顔だったはずが、もはや戦えぬと離反の声も相次ぐ。選挙を経ない首のすげ替えは今や許されまい。さりとて人材難か、代わる表紙も見えない。争鳴と漂流の図か。

巷には、寒風が急に吹き始めた。県議会の新幹線、市議会の駅舎問題も重要だが、目前の市民の生活を守るのも政治の仕事だ。冷静に状況を把握するのも大事なことだ。新幹線は焦ることではない。新幹線問題も大詰めだが、敦賀駅の考え方も変わる可能性は大きい。市民生活や市内への中小企業の配慮など機敏な対応も必要だ。優先順位を考えて、対応するのが大事だろう。
【2008/12/12】 | ページトップ↑
辛抱と我慢の時・・・・。
Date:2008-12-11(Thr)

敦賀市民の感覚と豊田市民の感覚、地域によって違う。企業城下町とも言うべき豊田市は、企業の浮き沈みがまちそのもの雰囲気、空気にも通じる。身近に失業や倒産が増えれば、余計に深刻になる。

敦賀市は、まだその実感が伝わってこない。ただ、トヨタの下請けで働いていた非正規雇用の息子が帰ったとの話を聞くと、そろそろ現実味が出てきた。テレビ報道もその雰囲気を伝える。「百年に一度の非常時」が現実味を増してきた。企業は売り上げの急激な減少への対策に追われ始めた。倒産や減産による雇用の悪化は深刻な社会不安になりつつある。

そんなときに政治が緊張感を持って対応できない。異例ともいえる内閣支持率急落の背景は政治不信にある。西川県政も今、新幹線一本だ。敦賀市も、昨日、私の一般質問の答弁を聞く限り、その金融危機感は伝わってこない。

数字的には、有効求人倍率が徐々に悪化している。敦賀市は、景気、有効求人倍率ともに、まだその雰囲気こそあれ、まだまだとの感覚だ。じわりと時間遅れで、数字が表れている。

国レベルでは、いつもながらのように、与党税制改正大綱が近くまとまる。これを基に来年度予算案が固められていく。にもかかわらず、予算編成作業は混乱し政府の意思決定システムまでが崩壊したように映る。新幹線も余談を許さない。政権が変わればなおさらだ。

支持率急低下で首相の解散権は事実上封じられたとみるべきだろう。だが経済危機への対処をはじめ国内外には課題が山積している。弱体内閣では世界の激流に耐えらそうもない。

恐慌とも呼べる大不況時に政治が無力であれば、国そのものが漂流しかねない。これほど危険なことはない。いまはまさに、財政力でも敦賀市を上回った豊田市の変貌は、急激に変化する、その瀬戸際を感じさせる。

この状況をしっかりと受け止め、どう備えるか。生活保護をはじめ、医療・介護、年金など社会保障は、第一に考え、次に市内の雇用、仕事を公共工事として準備する。

敦賀市には、その先に、敦賀3,4号の建設工事がある。これはある意味では光明だ。その先の夢を形成できる。12月定例会は、JR敦賀駅舎一部改築が、一般質問の中心的な課題だが、恵まれた財政を背景とする敦賀市ならではの話題だ。私は将来の全面改築には、賛成し、むしろ進めたい。新幹線の状況も明らかになる。駅周辺開発の全貌が明らかになり、それも公共性の高い駅舎の構築ならなおさらだ。

平成28,9年度には敦賀3,4号の運転開始も始まり、敦賀市の財政は一変する。財政余力も増す、そのときまでに全面改築も含め、どう構築するか、時間は、十分にある。今は、辛抱と我慢の時だ。
【2008/12/11】 | ページトップ↑
待てば懐炉の日和あり
Date:2008-12-10(Wed)

市役所通りのイチョウ並木は、道路や側溝を埋めている。寒さが強まりいっぺんに落葉となった。豊かな緑から黄色へ。目を楽しませてくれたイチョウの葉は役目を終え風に舞っている。ザーッと車が通る度に踏まれたり飛ばされたり。この季節には、しかたがないことだが、よけいに寒さを助長する。いつもは黄金色の鮮やかさに魅せられたが、この時期は、暗い世相と重ね合わせている。

世界的な不況の大波を受け、雇用が急速に悪化している。そのスピードは速い。鈍感な敦賀市も後を追うかのように巷にその空気が広がり始めている。テレビ報道も、各放送局とも景気の悪さと雇用の話を取り上げると巷の雰囲気は冷え切る。

今秋から来春にかけ3万人以上の非正規労働者が失業するという。正規にも影響は及んでいる。突然解雇されたら、行方も知らない落ち葉の如くだ。

人生には不測のこともある。だから貯金をしたり保険に入ったりする。個人でカバーしきれないときは家族で支え合う。仕事は生活や人生のよりどころ。それを失って蓄えや家族もなければ、すぐに行き詰まることになる。自治体の役割は、市民生活の安定でもある。強制的に取り上げる税金は、公平公正が大原則だが、セイフティーネットを用意するのも役目だ。

生活保護は真水のネットだが、国民健康保険の運用も、市町村の役目だ。かつては農家や自営業者が、主役だったが、最近は、高齢者やフリーターなど一挙に増え、低所得者も多い。敦賀市の国民健康保険特別会計も、人件費も含めると6億円を超える一般会計からの繰り入れで維持している。

すなわち、一般市民の税金からの投入だ。ここにセイフティーネット機能が働いている。90年代半ば、雇用の二割程度だった非正規は三割を超えた。敦賀市もあきらかに増えている。臨時とか、パートとか、従来からも多かった。企業にとって好不況に応じて人員調整できる「雇用の調整弁」だという。まったくもって、冷たく、落ち葉よりも機械的な競争社会の響きだ。本来あるべき、情の世界とはほど遠い。弁が開いて放出されるのは生身の人なのだ。

経済は「経世済民」に由来し、世を治め民を救うという意味とか。その世界に情を通わすのが、知恵だ。規制緩和を進めて格差社会を広げたのも政治の責任だ。個人や企業で対応できない困難に対処するのは国や自治体の仕事でもある。政府の迷走を繰り返し、内閣支持率も新聞各社3割も割り込み急落中。

その中で、地方自治体は自ら、調整弁で吹き出された人々を救う仕組みは、完璧ではないにしても、用意することも必要だ。国民健康保険、介護保険の会計や生活保護もそのひとつだ。

セイフティーネットの守りだけでは、ダメと思っている。地方自治体は、地方で安定した最大企業、組織体でもある。幸い、敦賀市は、それなりの蓄えと仕事がある。ひとつが、小中学校校舎の耐震化だ。子供たちの安全もさることながら、災害時の避難所になる。この時期にこそ75%から100%へ。

中郷公民館、松原公民館、市庁舎、消防庁舎と耐震化が必要な公共施設はまだ多い。年度毎に優先順位を決めながら着実に実施すれば、それなりに市内の土木建築業は、息をつくことができる。何を優先し、何を施策として掲げるか、それが政治だ。敦賀市財政は平成21年、22年が一番厳しい。それに耐える用意が必要だ。

その中で、平成22年の敦賀3,4号の本格着工となれば、民間部門も公共工事以上の工事量と人が増え、消費拡大が予想される。これほどの公共工事はないともいえる。それでも石橋をたたいて渡ることは必要だ。今回は、顔が見えるまでは、我慢も必要だ。敦賀市の財政運営の浮き沈みは大き過ぎる。3,4号が遅れれば、その被害は大きい。金融危機の備えも必要だ。攻めと守り、それがいま必要なときだ。

3,4号は確かに一過性だが、それでも予想ができ、その後の市財政への固定資産税もある程度、推測できる。枯れ葉や落ち葉にも救いの手が必要だ。長いスパンで敦賀市独自の経済(世を治め、民を救う)を考えるべきだ。焦る必要はない。枯れ葉が舞う時期は、我慢の時期、いずれ春が来る・・。「待てば懐炉の日和あり」だ。
【2008/12/10】 | ページトップ↑
冷静に敦賀市の将来構想を見極める時間と辛抱が大事ではないか。
Date:2008-12-09(Tue)

昨日8日は、敦賀で言えば、もんじゅのナトリウム漏洩事故の日。日本で言えば、日米開戦。それぞれに重たいが、教訓も多い。もんじゅは、安全・安心も大事だが、時間とお金も大事だ。再開にむけた、取組みにがんばってほしい。

時間軸を67年前に戻すと、日米開戦前に「秋丸機関」と呼ばれた旧陸軍省の研究班が存在した。ネットをみると興味深い。この機関で導き出された結論は・・日米の経済力は日本を1とするならば米国は20。戦争が長引くと日本の経済力は下がり、米国は逆に上がる・・・というもの。その評価は歴史が下した。41年当時、開戦必至の考えが支配的で、冷静に見る目を失っていた。結果は、調査書の予想した通りの展開になった。日本はB29の空襲で焦土と化し、非戦闘員を含めて330万人が犠牲になった。

また、日米開戦に際し、山本五十六長官の肉筆の文書「述志」が先日、見つかった。米国との戦争に最後まで反対したことで知られる人物で真珠湾攻撃も長期戦は日本に不利だから短期決戦で講和に持ち込もうという意図があった。冷静な情報を総合しての判断だった。これを疑う人もいたが、文書が山本長官の考えを証明した。

私が、ここまで書き進めたのも、敦賀市は、考えようによっては、歴史的転換点にいるのだ。大きくは、少子高齢社会の到来。敦賀市も2年ほど前に、その峠を越えている。重要な時期だけに、冷静な判断が必要と考えている。

事業として、敦賀港のターミナルの完成、駅西開発、エネルギー拠点化など大きなプロジェクトの連続だ。それに新幹線問題が不透明で、駅舎の改築が浮上している。

人口問題、新幹線、大学・研究所誘致の拠点化、敦賀港の活性化と、さらには、JR敦賀駅舎の改築と、どれも単独では扱えない総合的な課題だ。それに敦賀市の財政問題が絡む。大風呂敷でもいいから総合的な将来構想や将来性はどうかなど、全体を冷静に見る目と辛抱が敦賀市には必要だ。

関係者に将来構想と将来性をと具体的に聞くと「それは市では無理です」という答えが返ってくることがある。「市レベルでは」とのことだが、私は、市民の税金で駅西の土地整理事業を行い、敦賀市のまさしく第一等地を提供するのである。将来性がわからないではすまされない課題だ。大半の市民は、連携大学も研究所の構想も知らない。市民である以上、どうなるのか、将来性はどうか、知る権利もあり、判断する材料を求めるのも議会の仕事だ。その上で、計上された予算の判断を下す。これが議会のチャック機能だ。

ところで、中国・吉林省琿春(フンチュン)市の姜虎権市長ら一行が昨日、河瀬市長を表敬訪問。ロシア・トロイツァ港など北東アジア沿岸の港と敦賀港を結ぶ定期航路開設に向け、近く両市でワーキンググループを設立することで合意した、と報道された。

これは、まだ検討段階だが、市長をはじめ関係者の大きな成果だ。琿春市は、ロシアや北朝鮮との国境に面した人口約25万人の都市で、ロシアの港に近いことから北東アジアの物流拠点のひとつとなっており敦賀市は、航路を開設して琿春市との間に物流ルートを作る計画は、期待感が大きい。

昨日、市役所ロビーで、「熱烈・・・・・!」(中国語で書かれていた)という看板を掲げて姜虎権市長を迎えた。塚本副市長も先日、会ったばっかりと、握手を交わしていた。河瀬市長は、「年明け早々にも、市役所内に担当のチームを作りたい」と述べたとか。中国・東北部の沿海州寄りの内陸部に位置する産業・経済の拠点。黄海沿岸の大連港を経由するよりコストや日数を削減できることから、中露国境をはさんで約60キロの距離にあるトロイツァ港と敦賀港を結ぶ新航路開設は期待感が大きい。

敦賀港の活性化という観点で、中国上海や韓国釜山とのコンテナ輸送に目が行きがちだが、敦賀港らしい地の利を追求したもの。ロシアという国を挟むだけに、リスクも大きいが、成功すれば大きいものがある。

航路開設には、意外に人的なつながりや信頼によるものが布石となる。今後も失敗を恐れずに、何度か訪問し、ぜひ航路開設を成功させてほしい。事務的作業やテスト航海など、税金を伴うが、港・敦賀というならこれくらいの辛抱と時間は必要だ。

冷静に敦賀市の将来構想を見極める時間と辛抱が大事ではないか。何度も語るが、「急いては事を仕損じる」だ。
【2008/12/09】 | ページトップ↑
予想通りの内閣支持率低下・・。
Date:2008-12-08(MOn)

昨日は、朝は、敦賀みなと検定試験の手伝い。昨年に比べ、受験者は減った。来年、なんとか実施してほしい。敦賀は、初物には人気が集中するが、その後は関心が一気に停滞することが多い。どう継続させるか、これも主催者の工夫も必要だ。ぜひ頑張ってほしい。昼は、は、武生へ。14日、小沢党首、敦賀入りの打合せ。帰りの、今庄は気温零度。365の国道は一部凍結。車がふらふら・・。本格的な冬到来だ。

夜も寒かった。寒さがつのると、内から温めるのが一番である。熱燗と湯豆腐は最大の楽しみでもある。手軽だが、これで満足するのも貧乏性か。

思い出すと、熱燗と湯豆腐は、父の思い出か。よく火鉢の鉄瓶の熱湯の中に銚子を入れて燗をつけたものだ。傍らに火鉢のある家はほとんど見られなくなって、時間がゆっくりと流れていた時代の一風景を懐かしんでの好みか。

われわれ世代には、居酒屋や屋台も懐かしい。国道8号線には、フェリーの待ち客やトラックの運転手が訪れ、ラーメンとコップ酒を味わっていた。これらの風景も消えている。

書きながら前置きが長くなった。予想通りというか、共同通信社が6、7両日に実施した全国電話世論調査で、麻生内閣の支持率は25.5%と11月の前回調査から15・4ポイント急落したと報道。不支持率は61.3%と前回から19.1ポイント急増。望ましい政権の枠組みも民主党中心が45.4%、自民党中心が33.1%だった。

解散時期で悩まされ、2008年も暮れようとしている。米大統領選やテレビドラマだけでなく、「チェンジ」の波は、巷に存在している。底流にあるのは、ぬぐいがたい閉塞感。景気後退は深刻で、年金や医療制度も揺らいでいるのに、国も地方も政治は心もとない限りとの感覚だ。自民党も民主党もばらまき的な政策も気になる。

巷の実態は深刻だ。新聞で、来年三月までの半年間に全国で三万人以上が職を失う見込みだという。製造業を中心に、派遣社員などの非正規労働者にしわ寄せが集中している。敦賀市はまだ影響は少ないが空気がそうなっている。雇用の「調整弁」として使い捨てにするような事態を、このまま見過ごしていいものでもない。

敦賀でも企業が借りたマンションに住み込みで働いている派遣社員も珍しくない。失業は即刻、路頭に迷うことを意味する。敦賀も失業者が増えれば、個人消費が冷え込む。派遣も市内の事業者はまだましだが、市外の非正規は、雇用保険に入っていない方もいるとか。市役所も臨時が正確ではないが、300近い方が働いている。これからも頼り続けるような構造は限界がある。

対症療法と同時に、将来を見据え、雇用を創出する視点が欠かせない。政治に限らず、旧来の権力構造に不信が募り、その象徴である現職首長や政権与党に矛先が向いているようにも思える。

私には、どうも、「停滞」ではなく「衰退」とも思える事項が多くなっている。港湾行政もそうだが、岐路に立つ国や地域、大きな目で、本質を見極めねばならない時代でもある。国が何とかしてくれるとか、国からもらえば何とかなるという時代でもない。

どんな地域を目指すのか。そんなビジョンが描きにくい状況だ。駅西のエネルギー拠点化計画も、駆け引き、新幹線も国頼み、それも大事だが、なにが本質か、難しい判断だ。少子高齢化社会、これまでの感覚では、太刀打ちできない。どうも成功体験が身にしみているのか。明日から一般質問が始まる。建前ではない本音の議論が必要なときだ。
【2008/12/07】 | ページトップ↑
敦賀市と母子家庭の現実・・・。
Date:2008-12-07(Sun)

昨日は、予定されたことが、前日、突然キャンセル。寒さで家にいて、本でも読もうと思ったが、体の虫が自転車を上中の熊川宿と三方の三方五胡へと走らせていた。さすがに風を切るのは寒い。夜は夜で自転車仲間と忘年会。大半が年下。これも楽しい。そんな歳になったと実感もしている。

実際の寒さも本格的だが、世相も敦賀でも寒さが厳しくなっている。敦賀市は2万7千を超える世帯数のうち、5千を超える一人世帯が目立つ。また、母一人、子ひとりの母子家庭が意外に多い。敦賀市の世帯数は、人口が停滞する中で、今でも右肩上がり。その人口割も県下随一だ。

高齢化が最大の要因だが、陰の要因で、母子世帯がある。その特徴は働いている母親が圧倒的に多いこと。母親の9割以上が働いているのではないか。父親が養育費を送ってくれる母子世帯は、まだましだが、どこかで切れているのが現実だ。母子世帯になると、不利な条件でも働かざるを得なくなるのが特徴だ。それもパートや臨時、賃金的にも難しい。子供が小さいとよけいに大変だ。

働いて得た収入と児童扶養手当を合わせて二百万円もない。大学生の一年分の学費・生活費の平均190万円というから、同じかそれ以下だ。

自治体でも少子化対策費用を増加させてはいるが、児童扶養手当を柱とする国の母子世帯への支援は小泉内閣時代から縮小傾向で、経済的自立を求める就労支援に軸足を移してきた。

もちろん働いて十分な収入が得られ、ゆとりを持って子育てができればいい。だが、現実はそううまくいっていない。「敦賀市の就学前医療費無料と、保育園の対応はありがたい」と語る。一方で「小中学校就学での医療費無料化を」とも語る。

この不景気にパートを掛け持ちしながら懸命に子どもを育てる母親、市民は「大変だな」と声をかけるが、それだけだとも語る。結婚をして敦賀へ、離婚してそのまま敦賀に居住した方も多い。「今は元気だが、年金は国民年金、健康保険は国民健康保険、払いはするが、その額を考えると不安」と、そんな母子家庭が多い。それでも、年の瀬と寒さの中でたくましく生きている。

・・・・・参考・・・・・・

国・地方自治体による支援制度は、父子世帯と比べて経済的に苦境にあることの多い母子世帯を中心として構成され、これに父子世帯の子育てサポート制度が備わる。例えば児童扶養手当は母子家庭にのみ支給される。現実的だが、父子家庭も増えていることもあり、栃木県鹿沼市や千葉県野田市、東京都港区などでは児童扶養手当(父子家庭には受給権無し)相当の手当を独自に設定している。
【2008/12/07】 | ページトップ↑
千田町長の勇退・・・。
Date:2008-12-06(Sat)

強い寒気が入り込み、敦賀市で1度、この冬一番の冷え込みとなる見通しとか。昨夜は、敦賀の労働界で働いた方の送別会。同時刻、同場所で彼女の息子の職場での歓迎会。着実に時間が動き、季節が動く。今日は、風も強く、夕方にかけて最大風速は、陸上で12mから15m、海上で16mから17mと。いよいよ冬の北陸の始まりか。

私の関心事は、若狭町の千田千代和町長。昨日の議会冒頭、来年の4月30日の町長選挙には立候補せず、今の任期で勇退する意向を表明。噂はあったが、家庭内では、認知症の奥さんの介護も大変と聞いていた。身近な大事な方の支援がなければ出来ない要職でもある。「若い世代に託したい」との言葉は、つきなみとはいえ、正式に聞くと寂しいものだ。

千田町長には、村上前小浜市長と同様、拉致問題の特定失踪者問題で世話になった方だ。かつては、美浜町との合併問題もあったが、地域性も文化も多少違う上中町との合併を成し遂げた。そのためか消防組合の合併問題など未だに大きな課題として残っている。この13年間、嶺南地域の中の首長としては、政治力という面では群を抜いていたのではないか。町名も「若狭町」は、この地域の合併の先取りと言われ、どう旧三方町と旧上中町を融和するか、これからの政治課題だ。

いずれにしても、若狭町の誕生は、地域性などの課題は多いが、京都とつなぐ熊川宿の上中と三方五胡の三方など、いずれも観光の拠点を抑えての潜在力のある地域。その合併を成し遂げたのは、地域性を理解しての千田町長の政治力でもある。記者のぶらさがりで、次の町長は、上中が望ましいとも答えたそうだが、私の知りうる限りでは、そう簡単ではなさそうだ。

ところで、寒さと重なり、景気の後退局面では人々の不安感が一層状況を悪くするという方がいたが、「騒ぎすぎ」と指摘する専門家もいないではない。案外傷は浅かったとなってくれれば喜ばしいが、日本経済の主軸たる製造業について最近、「ガラパゴス化」という言葉が気になってしかたがない。

日本の製品は、孤島で独自の進化を遂げた生物のような状況にあるというのである。例えば携帯電話。国内では各社が高機能ぶりを競う。しかし、世界市場、特に新興国ではそこそこの性能でも安価な方が売れる。結果、日本のケータイは世界シェアをどんどん失っている。井の中の蛙では、浮上はできないことは確かだ。

話を敦賀港にむけると、「日本海側のコンテナ量は右肩あがり」「敦賀が伸びないのはおかしい」や、「なんとかしなければならない」と力むが、日本全体、世界全体の流れ、今回の世界同時不況と全体像からみると、そう簡単なものではいことが理解できる。それだけに、日本海第2の取扱量や地域性を理解しての活動が大事になる。それだけに今回の北東アジア航路の調査は、ひとつの選択肢だ。

人口減少社会、景気減速の中で、敦賀市では駅舎改築が話題の中心になったり、駅西地区の話が先行するが、日本全体がどうなっているのかなど、必要な施策は何かなど、重要な局面でもある。最近の敦賀市の市政は、井の中の蛙的な、近視眼的な傾向が強いのが気になってしかたがない。
【2008/12/06】 | ページトップ↑
定額給付金の説明会と現場・・・・。
Date:2008-12-05(Fri)

2兆円規模の定額給付金について、支給の事務作業を担当する市や町の担当者への説明会が昨日、福井市で開かれた。市区町村への「丸投げ」や、ばらまき批判などで迷走した定額給付金について、総務省はようやく制度の概要を決め、県が説明会を開催した。

二転三転した所得制限は制度上は設けず、原則として全世帯が受け取ることができる見込みだが、依然としてあいまいさが目立つ。私も詳細は知らないが、支給対象とした外国人の所在把握など多くの難題が指摘されている。説明会では、「施設に入居するお年寄りなどへの通知はどうすればいいのか」などの質問が相次いだとか。担当者からは「支給のための作業が間に合わない」などとの不満の声もあったとか。

給付額は一人1万2千円で、65歳以上と18歳以下はそれぞれ8千円が加算される。支給は世帯主の口座に振り込む方式を主とし、現金を手渡す方式も認めたとか。

給付対象者の所得制限は「設けないことを基本」として全世帯給付を想定した。ところが、1800万円を下限にした給付制限は市区町村の判断ででき、高額所得者に辞退を呼び掛けることも可能とした。判断を委ねられた地方には、見え透いた責任逃れだ。

細かくなるが、基準日から支給までの間に離婚があり世帯が分かれた場合、どうするのか。外国人登録をしている人が、登録原票を残したまま帰国したケースはどう対応するのか。敦賀市も住民票はあるが、所在が不明というのがかなりある。振り込め詐欺に悪用される懸念もある。

敦賀市でも12月議会の市長提案理由でプロジェクトチームを編成して検討に入ったと報告があった。西川知事は、県議会で厳しい経済状態で生活支援になると答弁したようだが、何か軽い。現場の苦労がわかっているのだろうか。市町は混乱もさることながら大変だ。

鳩山総務相は、定額給付金の姿を「シンプル、さわやか、全世帯」と表現した。どこがシンプルでさわやかなのか、配られる市民は一時的にはうれしいが、効果は、どうか。今回の金融危機は、そんなものではない。来年度予算もあるのだろうか。地域振興券の教訓が生かされていない。私は現場を混乱させるだけの愚策と感じている。
【2008/12/05】 | ページトップ↑
意見を言ってくれる憎まれ役は・・・・。
Date:2008-12-05(Fri)

小浜市とオバマ大統領は全国放送に何度か出るようになった。今朝も報道されたとか。そのオバマ次期大統領がクリントン氏を国務長官に選んだ。名参謀になるか疑問だが、どうなるか興味深い。

ところで、私はまたかと思った。それは、プロ野球・西武の黒江透修ヘッドコーチが退団した。球団が来季の契約を結ばなかった。日本一になったチームの参謀を切るなんてと思うが、それほどの人物だ。

主力選手にも言うべきことを言う。時には上司である監督に苦言を呈す。その値打ちは、彼がこの歳まで引く手あまたで、西武など行く先々に優勝をもたらしてきた。強い組織には必ず、彼のような有能な補佐役が存在するものだ。

麻生内閣には、あえて憎まれ役に徹する名参謀は存在するのだろうか。西川知事にはどうだろうか。河瀬市長にどうだろうか。私の憎まれ役は、身近の家庭で女房だが、これは確かに憎まれ役だ。やめさすことができないのが困りものだが・・・。

【2008/12/04】 | ページトップ↑
公共事業の優先順位
Date:2008-12-04(Thr)

敦賀市では、あまりその深刻度を感じていない市民感覚があるが、巷の中小零細企業では深刻度が増している。ある飲食店も10月、11月ははっきりと売り上げが落ちているとか。景気の後退が鮮明になり、雇用情勢も急速に悪化している。

日本の基幹産業である自動車の各メーカーが大幅な減産に踏み切った。生産縮小に伴い、トヨタ自動車は国内工場の期間従業員約9千人を3千人に減らす。自動車産業は部品を供給する下請けの影響は大きい。地域の雇用に悪影響の波及は、商工会議所の調査通りだろう。1.0の有効求人場率は、すぐに全国平均の0.80倍で落ちると思う。

電機など他の製造業も契約社員の大幅削減に動きだした。雇用の「調整弁」とされる非正規労働者に、まずしわ寄せがきている。雇用不安は個人消費を冷え込ませる。敦賀市の飲食店の売り上げや自動車販売にも影響している。巷の動きは速い。

景気の落ち込む速度が予想を上回ったということだろうが、雇用の悪化は景気の回復を遅らせる。商工会議所の陳情も小中学校校舎の耐震化工事前倒しも、ある意味では必要なことだろう。今年度、耐震診断を行っている。その結果が3月には公表される。公表されれば、放置はできない。それも早急なアクションが必要だ。

幸い、国は、耐震診断結果により三分の二の補助を21,22年度の期限付きで行うようになっている。これに乗らない手はない。県下で財政余力のある敦賀市が、耐震化率で大野市に負けているのである。競争すべきことでもないが、必要な公共事業はそれも市民感情を配慮しても行うべきだ。商工会議所の言うことでもないが、土木建築事業者が中小零細企業も含めて多いだけに、ニューディール政策的な配慮も必要だろう。

付け加えると、これまであまり語ることを避けてきた市庁舎の耐震問題だ。消防庁舎も何とかしなければならない。地震災害の安全、安心の観点からは、消防庁舎は耐震化は早急にすべきものだ。災害時に、救急車や消防車が出動できないでは話にならない。その例が柏崎市だ。

市庁舎も敦賀市民の財産だ。災害で機能が失われ、人材が失われては市民生活に支障をきたすことは明らかだ。建替の余力は敦賀市にはないにしても耐震化の補強工事はできる。耐震補強には、仮庁舎の検討も必要だ。

耐震化だけではない。第5期の下水道工事も遅れに遅れている。清掃センターの施設も老朽化している。目に見えないも、「まあいいか」といったものは、放置されてきたものも多い。先立つ財源問題は最優先だが、市庁舎のように検討もされていないのも問題だ。

優先順位と財政運営はきってもきれない。財源がなければ、工夫も必要だ。財調整基金も含め、市には基金の貯金が120億円ある。必要な時には機敏に対応するのも必要だ。あまりにも基金の数が多くなっている。

私は、優先順位に対する役所内での司令塔がおかしいのではないかとも感じている。駅舎一部改築も大事な課題だが、本来やるべきことを放置して、見栄えやイメージで物事を優先するべき時代ではない。介護、医療などの社会保障などの市民生活は最優先、次は、耐震化などの安全。安心だ。次が・・・駅舎か・・。そんな時代だ。優先順位と財政を考えない市は、いずれ破たんする。それほど、今回の金融危機は深刻で、長引くと私は受け止めている。
【2008/12/04】 | ページトップ↑
予算も必要だが、末端行政では人材も必要だ。
Date:2008-12-03(Wed)

報道で、「自民党は2日、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度について、医療給付費に充てる財源の公費(税)割合を現在の50%から55%に引き上げ、高齢者の負担を軽減することを軸に、来春までに党独自の見直し案をまとめる方向で検討に入った。」とあったが、敦賀市でも社会保障費は、確実に増えている。昨年度は年率7%。今後も、平均3,4%は増えるとか。現場では、金もかかるが人材も必要だ、ということを書きたい。

とにかく、地方分権の推進という言葉は今では、大きな流れだが、それ以上に、敦賀市でも責任を伴う社会福祉業務は格段に増えている。この10年をみても、介護保険制度導入、障害者自立支援法の施行、児童虐待の窓口業務、地域福祉計画の策定などである。いずれも企画立案力や、他の福祉機関との調整も求められる。

また、生活保護世帯も年度始め160程度であったものが半年で180を超えた。不景気とも重なると、今後も増えるだろう。生活保護は、それぞれに事情が異なる。この業務では、個々の住民の支援にも携わる。市の職員にとっては、社会的使命とやりがいもあるが、苦労も大きい。

老老介護が社会問題化しているが、私の女房に限らず、最近は、医療問題とも必ず絡む。それだけではない。介護と、生活保障、さらに学校問題まで絡めば複雑だ。

これは女房から相談を受けた市外での話だが、おばあちゃんは、七十歳代で認知症が出てきた。その娘の四十歳代の娘さんは、離婚して失業中、その娘には中学生の息子がいるが不登校、という家庭である。おばあちゃんは、一家の家事を担っていたが、認知症のため家族の世話ができなくなった。娘さんは、スーパーのパートだったが、介護疲れもあり、病気も重なり、仕事探しができず、世帯は生活保護を受給するようになる。両者とも生活を営む能力が十分でなく、この中学生は昼食のお弁当も持たせてもらえず、悩みも重なり、不登校となった。

これまでは、介護保険制度を利用した家事援助や身体介護があった。しかし、介護保険は高齢者が対象であるため、家事援助はおばあちょんの家長にのみ提供されるが、娘さんや孫にの二人の支援まではできない。娘には家事と労働への意欲を取り戻すよう促し、中学生には義務教育を受ける環境を整備する、ということもしなければならない。つまり、「介護」を提供するだけではこの家族の問題は解決しないのである。

いわば、総合的な支援が求められる。介護から波及する家庭内の問題を、自治体や社会福祉協議会で相談を受け、社会復帰までに時間をかけたしんどい仕事となる。社会福祉の重要な仕事ではあるが、すべてではない。介護も提供し、就労という社会との接点も作り、教育の機会を保障し、家族が地域から孤立していれば近隣との関係性をつくりなおす。

まだ、例は少ないにしても、これらの問題は、高齢化が進めば進むほど、社会的にも複雑な問題が、増えることは確かだ。敦賀市は、その分、メニューも多く、手厚いが、要求、要望は強くなることがあっても減ることはない。

今後は、福祉行政の担い手も、専門職的にも必要となり、敦賀市も継続して育成することも必要だ。社会福祉協議会も委託を受けるだけに限らず、複雑化する中で、弁護士業務との連携も行っている。

書きながら、結論を探しているが、キーボードが進まない。要するに、一朝一夕ではない複雑な問題が増え、それに対応できる市役所業務が増え、人材も必要ということだ。これには、予算も必要だが、現場では人材も必要だということだ。
【2008/12/03】 | ページトップ↑
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