新しい病院の体制に期待したい。
Date:2009-03-31(Tue)

森田健作の千葉知事選挙の裏に隠れていたが、注目すべき銚子市長リコール(解職請求)が半数を占めリコールが決まった。地元の古い友人に聞いたが、当日は、ほぼリコールで決まっていたようだ。市立総合病院を休止したことに対し、病院存続を求めた住民運動は、かなりの盛り上がりを見せたとか。地域の医療環境は、敦賀市と同じように開業医が少なく市民病院の役割が大きかったようだ。

休止を決めた銚子市立総合病院は、ベッド数393床、16診療科を備えた地域の中核病院で、市立敦賀病院とほぼ同規模。39人いた常勤医師は、07年に17人と激減。医業収益も同年度末にマイナス12億円を計上し、08年9月に休止。話を伺うと、病院側、市民側にも問題があったようだ。経営が難しくなったとき、「市民病院を何とかしよう」との声も少なかったとか。結果論だが、なくなると決まるまで、税金を使った病院との意識が市民にも薄かったようだ。

全国の935公立病院のうち、72%が07年度決算で赤字経営に陥っている。一方で、国が打ち出した07年12月の公立病院改革ガイドライン(総務省策定)の要求は厳しい。病院経営の効率化と3年以内の黒字化、再編統合の検討などを自治体に要請し、改革プランを今年3月末までにつくる取り組みを求めた。

市立敦賀病院もあり方検討委員会の答申を受け、ガイドラインに沿った中期経営計画をまとめた。交付金と補助金など一般会計の繰り出しがなければ難しい存在でもある。救急医療、産科、小児科など不採算部門を担うだけに、存在意義は大きい。4月から医師42名となるなど地道に回復している。

私が注目している方がいる。香川県の市立病院は院長として赴任し、直後に自治省から病院廃止勧告を受けるほどだったが、わずか2年で黒字に導いた方、現在、徳島県病院局病院事業管理者の塩谷泰一さん。病院再建請負人とも言われている。ある講演で「住民が納得する胸を張れる赤字なら構わない」と逆説的なことを語っている。

言わんとすることは、経営も大事だが、奉仕者としての公務員の心意気、職員のモチベーション維持、市民の「わが市民病院」もいう意識も大事だということだ。

嶺北の大病院は、医療設備も医師もそろっている。ところが、最近、経営を考えるのか、入院期間が長くなり、ある程度の措置が終わると、退院を勧めることが多い。市立敦賀病院は、その受け皿になることも多い。

銚子の病院は極端だが、それだけ経営環境は厳しい。国のガイドラインも厳しい。市立敦賀病院は、地域性の強い病院だけに、限度ある一般会計の繰り出し、職員のモチベーションの確保、市民の「わが市民病院」という意識も必要だ。新しい病院院長 米島學氏を迎え、医師確保の観点から、臨床研修センターを設置した。着実に地道な病院に期待したい。
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【2009/03/31】 | ページトップ↑
リトアニアの杉原記念館の支援の輪を広げよう!
Date;2009-03-30(Mon)

ある方からメールで、「敦賀でも輪を広げてほしい」。
理由は金ヶ崎緑地にある大和田別荘こと、『人道の港「ムゼウム」』の存在だ。

元外交官杉原千畝氏の、当時第二次大戦下にあった欧州リトアニア国日本領事館の領事代理時代に、ナチスドイツの迫害から逃れようとポーランドからリトアニアに脱出してきたユダヤ人難民約6000人に、独断で日本通過のビザを発給し続け多くの尊い命を救った。そのユダヤ人が敦賀港に着いた歴史の事実は、後世に残すべき敦賀の無形の財産だ。

ここまで書きすすめたのも、リトアニアの旧日本領事館は,杉原氏の功績を伝えていくために杉原ハウスとして,リトアニア第二の都市カウナスにある。リトアニア杉原記念館の建物は、小さいがしっかりと守られている。

私も一度、訪れたことがある。その杉原記念館が、今、支援が行き届いておらず,運営に対して資金が不足しているのが実情のようだ。記念館は地元の人が運営するが、現在資金難が続いている。普通に考えても、日本では外国人の記念館など、ほとんど聞いたことがない。老朽化した建物の改修もままならないため、ホームページ(http://www.geocities.jp/lithuaniasugiharahouse/indexj.htm)で協力を求めている。

杉原氏は早稲田大学で学んだこともあり、寄付も何度かあったが、それも何度もというわけにはいかない。ネット調べていると、昨日の宮崎のローカル新聞の「南風録」【南日本新聞】に同じような内容が掲載された。偶然でもあるが、なにか奇妙な縁を感じ、全文、掲載する。(http://373news.com/_column/nanp.php)

「杉原千畝(ちうね)の名は、先の大戦でナチスの迫害から大勢のユダヤ人を救った外交官として知られる。千畝がビザを発給した旧ソ連・リトアニアの日本領事館は、記念館に生まれ変わり、功績を今に伝える

▼記念館は地元の人が運営するが、現在資金難だそうだ。老朽化した建物の改修もままならないため、ホームページで協力を求める。その支援に奄美の島唄が一役買っているという▼結びつけたのは東京・国立音楽大学付属高合唱部の生徒たちだ。窮状を知り、募金を呼びかける演奏会を東京やリトアニアで企画。その舞台で、鹿児島ゆかりの作曲家、故福島雄次郎さんの作品「いきゅんにゃかな」「いきすこまる」の2曲が披露されたのだ

▼独特の発音の島唄を歌いこなすのは容易なことではない。行ってしまうのかという意味の「いきゅんにゃ」も、外国語のように感じたろう。歌詞を奄美出身の部員の親に教わり、少しずつ理解を深めたそうだ▼2曲は25年前、鹿児島の合唱団がウィーンで演奏した歴史を持ち、その後全国コンクールなどで広まったという。鹿児島女子短大の寺薗玲子教授は「島唄は祈りや人間愛をテーマにした歌が多い。何より命を尊んだ千畝に通じる」と話す

▼音楽は国境を越え、人種も超える。歌の持つ力を信じ、「千畝の心を受け継ごう」と練習を重ねたハーモニーは、きっと共感の輪を広げたに違いない。」


杉原氏の記念館は、生まれ故郷の岐阜の八百津町と、この敦賀、そして遠くのリトアニアのカウナスにある。これも何かの縁、奄美の舟歌に乗せて、支援の輪を広げたい。ぜひご協力を!
【2009/03/30】 | ページトップ↑
高速道路1000円、国の政策で何かが動く、その典型が昨日の現象だろう。
Date:2009-03-29(Sun)

ここ二十年以上、政界は小沢一郎氏を陰に陽に意識して動いてきたといっても大げさではない。細川政権の誕生など節目、節目に小沢氏の存在があった。そして悲願の政権交代がなるか、という折も折、自身がかつてない試練の渦中にある。劇的な巡り合わせというほかない。

昨日、小沢一郎の著書『小沢主義』を読み直した。「選挙運動は川上からやれ」「手を抜くな、徹底的に有権者と接しろ」と、小沢一郎民主党代表にこう教えたのは故田中角栄元首相だった。最近の地道な全国行脚もその教えの政治手法ではなかろうか。

この福井県も敦賀市も、昨年末をはじめ、二度、三度と訪れ、小浜市も訪れている。かつて小沢氏は、政治スキャンダルで検察に逮捕され晩節を全うできなかった田中角栄元首相、金丸信元自民党副総裁の直系に位置した。その意味で検察とは浅からぬ因縁がある。

思わぬところで足をすくわれたという気持ちが強いからだろう。検察のやり方に対し「なぜこの時期に」という疑念が国民の間にも少なからずある。一方、世論調査で小沢氏辞任を求める声は多く、風当たりは生やさしくない。小沢vs検察はいずれ裁判で決着をつけるしかないし、その結果がどうなるかも分からない。ただ一つ間違いないのは、その前に小沢氏が政治生命を懸ける総選挙があることだ。

政策で争う総選挙を期待したい。民主党は高速道路無料化を打ち出している。その政策を先取りするかのように、昨日から、東京や大阪の近郊を除く高速道路で、ETCをつけた乗用車やオートバイで、土曜と日曜、祝日の通行料金が原則1000円。

敦賀インターも数字は持ってないが、普段の週末の2倍近い利用者があったのではないか。気比神宮、金ヶ崎緑地、気比の松原と駐車場は普段の休日とは違う。それも神戸ナンバーなどの関西、中京など都市部のナンバーも多い。

JR直流化とは違う流れがまたできるかもしれない。長浜は駐車場に対する配慮がきめ細かいが、敦賀市は、観光地だけの駐車場といった従来発想、歩かす工夫が不足していることは確かだ。

中心市街地活性化計画の相生、蓬莱の魚市場、敦賀酒造、博物館のエリア構想も計画が進むが、私は駐車場不足を懸念している。「敦賀市の観光で、さかな町くらいで、飲食、お土産など金を落とす仕組みが足りない」と、ある旅行社の方から聞いたことがある。その通りだろう。

国の政策で何かが動く、その典型が昨日の現象だろう。

福井の経済界もそうだが、全国規模で、景気対策として、大型の財政出動を求めている。補正の追加対策は整備新幹線をはじめ港湾、道路建設など公共事業を増やすほか、地球温暖化防止を景気刺激策と結び付ける「グリーン・ニューディール」構想も挙げられるとか、高速道路1000円をはじめ、単年度ではなく複数年度を視野に入れた対策となるのも特徴だ。

財源の手当てでは政府紙幣や相続税減免の無利子国債などが検討されている。だが、これらは基本的に政府の借金だ。不況克服のための財政出動は思い切ってやらねばならないが、財政規律をかなぐり捨てていいわけではない。従来の自民党発想が並ぶ。これでいいわけがない。

大がかりな補正予算がいいのか、景気はさらに悪化している。経済対策に遅延は許されない。与野党は争点を明示し、総選挙で早めに決着させ、取るべき、必要な政策が数多くある。
【2009/03/29】 | ページトップ↑
地価に見る中心市街地活性化の正念場
Date:2009-03-28(Sat)

あまり語りたくないが、地域の価値。国土交通省がまとめた公示地価。全国も福井県も敦賀市も、すべてマイナスに転じた。まさに「総崩れ」の状況だ。ところが、今回はある特徴があることに気がついた。丹念に調べると上昇したところ、横ばいのところが、意外にもきらりと光る地方にあるのだ。

私の友人の不動産屋さんは昔から「地価は経済を映す鏡、しっかりと見つめるべきだ、丹念にみると特徴が見えてくる」と毎年、語ってくれる。経済のいまの停滞ぶりを見れば致し方ない面があるとはいえ、あらためて深刻さを思う。

理由は、はっきりしている。大都市の一部に流入していたファンドや不動産投資信託が、米金融危機をきっかけに資金を一斉に引き揚げたことが大きい。もう一つは実需の落ち込みだ。景気の悪化で、個人は不動産の購入を買い控えている。敦賀市内も遅れながらも同様な現象が出始めているという。

地価が下がると、個人にとっては保有資産が目減りしたという意識になり、消費を手控えがちになる。そんな「逆資産効果」が、さらに景気の足を引っ張る悪循環に陥りやすい。金融機関も担保物件の価値が下がれば、追加で担保を求めたり、融資態度を厳しくしたりする懸念が出てくる。それだけに、「地価の動きが長引くか、底か、その後を見通すには、実態を調べることが意外に有効だ」とも銀行マンに聞いたことがある。

地価公示はまちづくりこと、行政が行う土地区画整理事業の目安にもなる。ここで注目したいのが、下落傾向がストップした鳥取県境港市だ。上昇はないが横ばいなのだ。地元出身の漫画家水木しげるさんの作品を生かした町づくりが成功している。敦賀市もまねて商店街にブロンズ像を置いたが、その効果は薄い。しかし、境港市は妖怪キャラクターを徹底した。

私も行ったが、市の職員のアイデアで始まり、商店街も乗っている。掃除から工夫も商店街の熱の入れようはすごい。作品を紹介する記念館も市が設置した。イベントも敦賀のように重ねている。いまでは年間170万人を超す観光客が訪れるようになった。

データをもっとみると、境港市の商店街の四分の一もあった空き店舗が埋まるなどまちづくりの効果で、ここ数年下落幅が縮小していた。地価下落のいま、こうした「行きたい」「住みたい」という町づくりに本腰を入れた、成功した例だ。

敦賀市はどうだろう。境港市を真似るのはいいが、成果を上げたとは言い難い。国道8号線の2車線化の話も本格化するが、形ばかりが先行しては、見栄えはよくなるが、魅力的な町は育たない。今、とりわけ、中心市街地のあり方を真剣に正念場がきた。

もうすこし、特徴的なところを調べてみた。新潟、静岡、松山、鹿児島といった県庁所在地などで数少ない上昇地点があった。土地区画整理事業のほか中心市街地活性化、新幹線開業と関連事業で、集客効果や利便性向上がプラスになっている。

もっと意外な地域がある。北海道伊達市の住宅地四地点が、2位を最高に全国上昇順位10位内に入った。国の地域再生計画の認定を受け、行政と企業、市民が一体でリタイアした団塊世代などの移住・定住促進事業に取り組んできた。計画着手後人口が増えるなどの成果を挙げている。

いずれもこれまで、東京圏などの大幅な地価上昇の陰で目立たなかった。地域の特性を見据えた地道なまちづくりが不可欠なことを示唆している。敦賀市も全国横並びの下落だ。横並びには横並びの理由がある。中心市街地対策、遅れたは遅れたで各地を見ることができる。じっくりと考えたい。
【2009/03/28】 | ページトップ↑
原子力発電所のある地域にとって・・・。
Date:2009-03-27(Fri)

かつて、敦賀の本町が元気になるシーズンがあった。12月のボーナスシーズンと3月の送別会シーズン。1,2月の静かな飲み屋街が急回復する。そんな昔を懐かしむ声が聞こえるようになった。私たち世代は「本町の元気は敦賀の元気」と語る。56豪雪のころ、昼間は雪おろしや雪かきに明け暮れ、ところが、夜の本町のスナックは客でいっぱい。外に出ると雪がしんしんと降り続ける。この街の不思議な「元気」を感じたものだった。

人事異動の公表が県、市、警察、消防とも落ち着いた。福井新聞におびただしい数の人名が掲載された。去る人、残る人、望んだ通りの内示を受けて喜色満面の人、意想外の配置換えに落胆を隠せない人。例年、明暗くっきりの光景が繰り広げられる。夜は、送別の宴となるが、今年の本町はどうだろう。

前置きが長くなった。自衛隊では命令発動に向けて地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の移動準備に入った。声高な迎撃論が交わされる一方で、ミサイル防衛(MD)システムで北朝鮮の弾道ミサイルを撃ち落とせるか。MD無効説が飛び出す。国は、MDシステム構築には1兆円を超す経費をかけてきた。迎撃のための「破壊措置」命令を発しようという時に何とも締まらない話が聞こえる。これが日本の防衛論議の実態だろう。

中曽根外相が報道では、「撃墜は極めて難しい」と言明したとか。北朝鮮に「人工衛星」発射を思いとどまらせる上でも全くの逆効果だとも思う。たがの緩みきった内閣ではないか。原子力発電所のある地域としては、遊んでいる場合ではないと言いたい。緊張感があるのだろうか。北朝鮮の長距離弾道ミサイルはMDで迎撃できる。日米の軍事防衛当局、専門家は、かなりの精度をもって撃ち落とせるという。このギャップはなんであろうか。

官房長官、防衛相、外相の三閣僚会合では、閣議決定によらない方式で撃墜措置を発動する方針を決めた。閣議決定では北朝鮮を刺激しかねないというのがその理由である。防衛相が自衛隊法に基づき、あらかじめ部隊に破壊措置を命じ、現場の司令官が状況に応じて撃墜の判断を下すことになる。ここでも政治の無責任さが際立つ。煽るわけでもないが、この問題は、制服組の自衛隊だけに任せる問題ではないことだけは確かだ。
【2009/03/27】 | ページトップ↑
駅周辺開発に厚みを加える議論を!
Date:2009-03-26(Thr)

昨日、市役所の人事が公表された。多田副市長、池田市立病院院長病院、6人の部長・事務局長、金田健康管理センター所長をはじめ58名の方々が定年等により市の職を退かれる。これまでのご活躍に敬意を表し、厚くお礼を申し上げたい。親身になってご相談などに応じてくれた方も多く、改めて感謝申し上げたい。10年もすると、お一人お一人のお顔が浮かび、感慨深いものがある。

一昨日、昨日の福井新聞を眺めると、下落、マイナス、減少などの数字が並ぶ中、唯一、高い上昇率を示したのは、WBCの日韓決戦の視聴率が目立った。国土交通省の公示地価の全国平均は商業地、住宅地とも3年ぶりのマイナス。敦賀市内の公示価格も福井市に引きずられるように下落が続いている。JR直流効果もその便利さは市民に浸透し始めたが、小浜線乗り換えなど観光客の新たな動きもみられる。その小浜市の公示価格下落は福井県内でも大きい。人口減少、公示価格の下落と数字は正直だ。

一方で、今回の下落の大きさで目についたには、名古屋圏の下落。自動車、電機などの製造業が支えてきた「元気なナゴヤ」の凋落ぶりが目立った。一喜一憂することでもないが、ある不動産屋さんに聞くと「今後、経済回復期が訪れても敦賀市は土地が上がることは難しい」と語り、「唯一あるとすれば駅前は目が離せない」とのこと。

まちづくりの進展などで「エリヤ格差が土地価格に表れてくる」と指摘する。本来、土地区画整理とはそのようなものだが、駅西開発に税金を投入しているだけに、目が離せないことは確かだ。ここ数年、民間の動きも速い。ホテル、飲食店など敦賀市で唯一、活発に動いているところである。

土地を有効活用し、いかにまちづくりをするか。今回の市役所人事の主な特徴の第一番に「エネルギー研究開発拠点化計画の実質的協議を市長特命事項として積極的に推進するため。企画政策部に特任部長を配置する」とある。議会の市長答弁でも連携大学、研究所の「有力地」と何度も語り、その動きが加速化しているのも事実だ。

関係する機関が、福井大学、原子力開発機構と、しっかりとしたところだけに、その期待も大きい。従来の発想であれば、商業地の誘致となるが、あえて研究、教育機関という発想、着眼は注目に値する。ただ、原子力の研究や教育で地方では駅前という発想はこれまでなかった。修士や博士課程の学生は、時間の大半を実験室で過ごす。パソコンや教室だけではその役割を十分に果たすとは考えにくい。ハコモノ発想が先行するとすれば、将来のとん挫は目に見えている。

いずれにしても、今回の土地区画整理、道路整備により、プラザ萬象、総合福祉センターとも近くなり、ぽっぽの福祉施設、民間のマンション、ハローワーク、ホテル、従来の商業地域など雑多な集合体が駅周辺に出来上がる。

社会インフラ整備とさまざまなアプローチでどうまちづくりの青写真を描くか、不況の今こそ地道に計画を進め、厚みを増していく議論が必要にも思う。

人口減少社会で限界集落が論じられる現在、敦賀市には、これまでなかったターミナルという発想も重要だ。交通機関の集合地、タクシー、バスの集合地、その上に市役所機能も移転するなど、小さい意味での遷都的な発想も重要ではないか。集積地と各地域を放射的に結ぶ発想だ。まとめられるものはまとめ、地域の拠点をそれぞれにつくる。長期的な公共工事と息の長い民間活力の引き出しだ。福井市の教訓と違った発想が、駅周辺の発展に大きな差となるのではないかとも考える。
【2009/03/26】 | ページトップ↑
別れの三月から出会いの四月に移っていくが・・・・。
Date:2009-03-25(Wed)

市内の小中の卒業式は終わり、児童生徒らが思い出の学舎を巣立った。小学校は、涙をみせる児童は少なかったが、中学生になると涙する子どもたちが多かった。保護者のもらい泣きはわかるが、わが身もなぜか目頭が熱くなっていた。

WBCの野球も感動的だった。年を重ねると、涙もろくなるというのは確からしい。最近は映画を見ていても、以前よりも目頭が熱くなる頻度が多くなっているような気がする。涙を流すことには癒やしやストレス解消の効用があるとか。つらいとき、悲しいときに泣いて、涙が乾くころには、自然と心が落ち着く。子供のころ、悪さをして、親父に押し入れに閉じ込められ、しっかり泣くと、何か心が落ち着いた感覚が残っている。と、書いているが、今は、花粉症の涙でぐじゅぐじゅだ。なぜか辛い。

ともかく、別れの三月から出会いの四月に移っていく。感謝の涙から期待の笑顔にバトンタッチとなる。「九つの人九つの場をしめてベースボールの始まらんとす」、この句は「野球」という言葉を作った四国の俳人・正岡子規のもの。気取るわけでもないが、この句は暗記していた。市役所人事もそろそろ発表か。そんな季節だ。

ところで、とんでもないことをやろうとしている国が対岸にある。北朝鮮が「人工衛星」打ち上げ名目で予告している長距離弾道ミサイルの発射まで2週間を切った。国も体制を取るが、市役所も体制を取るとか。原子力発電所がある自治体としては当然の措置だろう。

北朝鮮は4月4―8日にロケットで人工衛星を打ち上げるとし、一段目は日本海、二段目は北太平洋に落下するとか。事故や発射失敗により、ミサイルの一部が日本領域に落下する恐れもあり、黙っていられるものではない。北朝鮮が警告を無視して通告通り、発射を強行した際の危機管理態勢についても万全を期すことにはいうまでもない。

政府は、ミサイルの本体や一部が日本領域に着弾した場合に備えて、3月終わりにも自衛隊法に基づく「破壊措置」の閣議決定に踏み切るという。当然の措置だろう。毅然とした危機対応力をアピールすることも大事だ。ミサイル防衛(MD)システムの運用をめぐっては法制、技術面の整備もまだ整っていないとか。対応には慎重な判断も必要だが、現実は目には目を、そんな相手だ。
【2009/03/25】 | ページトップ↑
敦賀市の強み・・・。景気も気分で変わる…。
Date:2009-03-24(Tue)

東京の開花宣言に続き、金ヶ崎のソメイヨシノもほころび始めた。菜の花が田畑や河川敷を黄色に染めはじめ、季節はもうすぐ春という雰囲気。

桜の開花はここ数年、早まる傾向にあるようだ。花換えまつりが4月1日から15日まで開かれるが、開花時期と合うか、心配する声が聞こえる。

年度末の3月31日には、市役所では、定年を迎える方も多い。感謝の気持ちでいっぱいだ。確かにソメイヨシノの花は散り際が美しく、どちらかといえば出会いより別れのイメージが似合うのかもしれない。別れは出会いの始まりでもある。気分は持ちようで雰囲気が変わる。新しい人が、各部署につく、いろんな意味で始まりでもある。

今回の不況で敦賀市のある意味では強さが明らかになった。越前市は製造業で人口を増やしてきたが、ここにきて一転厳しい環境となった。製造業に関して、敦賀市は越前市の約3分の一。電力の電気を製造業としてみるならば。ほぼ越前市と同規模の生産額となる。産業構造の違いはある意味では強みでもある。

幸か不幸か、有効求人倍率は現在、県下随一。そのため、それだけ不況感は深刻ではないが、全国でこれだけ不況が報じられたら気分も落ち込む。それでも越前市とは雰囲気が違う。

経済の動きも人々の心の持ちようで左右される。好況時には景況を盛り上げ、不況の際は事態を深刻化させる。景気の予測・判断でも企業家、消費者心理が活用されている。企業家の心を冷え込ませる出来事に倒産がある。越前市の大手の建設会社の問題も、越前市には厳しかった。

10年余り前、日本列島でその旋風が吹き荒れた。バブル崩壊で巨額の不良債権を抱えた拓銀、長銀など金融機関が次々と破綻。関連企業、取引先の倒産が多発し企業活動を萎縮させた。大規模な経済対策も景気後退の勢いを抑え切れず、大量・大型倒産の時代に突入した。

歴史は繰り返すではないが、米国発の金融危機が日本へも波及して、再び多発し始めた。福井県内の破産、特別清算などで会社を増えるかもしれないが、これは、雇用の減少につながり、影響は極めて大きい。危機を乗り越えよう、と越前市の人員削減など企業のリストラもあったが、円安も重なり、ここにきて落ち着いてきた。

過去の過ちに学び、敦賀市の製造業は、不況には強い構造となった。行政も、小中学校の耐震化を21,22年度で100%にする公共工事に力を入れる。この不況が長引くか、底なのか、まだ先は不透明だが、しばらく頑張ろう。書きながら、今回の不況で敦賀市の強みを感じている。もう少しすると、4月、気分を変えたい。
【2009/03/24】 | ページトップ↑
高齢者の安全対策は・・・。
Date:2009-03-23(Mon)

大都会の「東京マラソン2009」は、安全対策も万全だった。東京都のバックアップも大きい。至れり尽くせりだ。3万5千人規模、それでも敦賀マラソンの10倍程度と思えば、それまでだが・・。

給水所も万全、銀座・浅草の名所を取り入れたコースでもあり、警察警備も凄いが、健康管理と危機管理も万全だった。タレントの松村さんの心肺停止のAED措置で見事によみがえった。教育を受けた係員がAEDを持っての即座の措置で助かった。石原都知事の肝いりのマラソンだけに、沿道で参加者一人ひとりと握手をする熱の入れようだ。選挙対策でもないが、息子も握手して印象に残ったとか。このあたりは、石原知事の指示と対応は見事に実を結んでいるから不思議だ。

シューズに張ったチィップで参加者一人ひとりの通過時間がわかり、ラップも計測され、その上、ゴール風景まで動画で配信されている。敦賀に居ながらにして、息子の5キロ毎のコースタイムとゴール瞬間の様子がパソコンから確認が出来る。マラソンのゴール風景はいつみてもいい。

なんといっても、両手を高々と広げて、32歳の土佐礼子が現役最後のレースも感動的だった。四国出身ということもあり、この10年間でも何度か栄光と挫折をみせつけられたという表現が似合うほどだった。昨年の北京の棄権は痛ましかった。今回も途中5キロ付近で転倒、粘りの本能復活か、膝から血を流しての3位ゴールには元気を貰う。涙顔で出迎えた夫が抱えるシーンも人生ドラマといってもいい。

人生ドラマといえば、敦賀市の占める65歳以上の割合は平成12年度で2割を超え、早晩、3割を越える勢いだ。敦賀市の高齢化は、全国よりも福井県よりも進行速度は速い。一人暮らしの高齢者も増えている。年齢を重ねると体力が弱る。病気がちになる。判断能力も落ちる。認知症になればなおさらだ。

そうなった時に誰でもお世話になり、そして安全に老後をすごせる場所が老人ホームだと思っていた。その高齢者施設の一つが19日、炎に包まれ、入所していた16人のうち、50代の一人を含む10人が亡くなった。普通では理解しにくいが、高齢者が住まうということは、それだけに一層の安全対策が必要だとの教訓でもある。対岸の火事にすべきではない。

「一人暮らしのお年寄りに暮らしぶりまで注意はしづらい」と民生委員は語る。男性の一人暮らしは、認知症が加わればなおさら厄介だ。施設でも、心情的に身近な人がいる場合は、経験的にも、なんとなくおかしいなと思っても言い出しにくいのが現状だ。

この惨事で胸に刻みつけたいのは、入所者や犠牲者の中に東京都墨田区役所の紹介で入った生活保護受給者が含まれていたことだ。大東京では施設介護が不足している。地方都市でも実情にか変わりない。敦賀でも生活保護受給者の高齢化が進み、それに伴うケアーも民生委員さんに頼っているだけでは限界もある。また、要介護者は敦賀市でも毎年増え、施設の待機者は百人を越える。

高齢化社会の自治体の対応は、国民健康保険、介護保険だけではなく、安全対策も含め、その問題のニーズも多様化している。それだけに自治体の役目も負担も大きくなることは確かだ。
【2009/03/23】 | ページトップ↑
進む貧困化と子育て支援のインフラ整備
Date:2009-03-22(Sun)

昨日は、福井市でマニフェストスクール、夜は西地区壮年会の飲み会。天気がいい中、普通列車に揺られての気分はなぜか春を感じた。隣で高校生が少年ジャンプを読んでいる。まだあるんだとの感慨深い。私の小学生の頃、愛読書は、「少年マガジン」と「少年サンデー」。小遣いを出し合って回し読みが常だった。値段は40円とか、そんな値段だ。

先日、「週刊現代」の「あしたのジョー」の復刻連載が始まった。懐かしさで二回ほど買って読むが、なにかしっくりこない。昔のジョーとはちょっと違う。団塊の世代も、なぜか、貧しくとも夢があったように思う。

今日は東京マラソン。3万5千人の参加とか。息子も9時から出るとかで、目標は完走とか。気になるところだ。漫画のジョーと重ね合わせている。情熱を何とか、思い出しているのかもしれない。その記憶と情熱が、呼び起こしたい、そんな心境だ。昨日のマニフェストスクールは若い議員が運営して実現した。口利き政治からマニフェスト政治へ。その情熱と変わりつつある議会と、それを支える若い議員に期待したい。後日、マニフェストスクールの内容を紹介したい。

ところで、気になる報道が最近、多い。経済協力開発機構(OECD)が昨年十月発表した報告書によると、所得分布中位の半分以下で暮らす人の割合(貧困率)が、日本は四番目の14.9%だった。わが国の貧困化を示す数字だ。毎回、悪くなっているとか。

課税や生活保護など所得移転前の順位で、所得再配分後で見ると、米国に次ぐ世界ワースト二位だととか。いつのまにか、日本はいまや「貧困大国」とか。

敦賀市も派遣社員や臨時社員が増え、世帯数の割合は県下で飛び抜けて高い。若い人のフリーターも多い。所得から子供が儲けることができないとも聞く。子供を持っても、子どもを抱えたシングル・マザーやシングル・ファーザー世帯も多い。接しているなかで、所得はそれほど高くない。その影響を一番受けるのは子どもたちでもある。少子化対策が叫ばれているが、安心して子どもを育てられる社会、すなわち、介護の社会化は言われるが、「子育ての社会化」はある意味では必要だ。

景気悪化で年度末を迎え、母親が職を失う機会も増えている。次世代を育てる視点からも、厳しい状況に置かれた母親らへの支援充実を忘れないでほしい。

粟野の新たな子育て支援センターの建設は時期を得たものと評価したい。保育園も年内各市に比べ多い。待機児童もいない。その分、子育て環境は整っている。ただ、子育てを支える病後時保育は実現したが、急な病気に対応した「病児保育」の施設はない。嶺北の各市と越前町、上中の若狭町では整っているのに、との声を聞く。医師との関係もあろうが後ろ向きではいけない。
【2009/03/22】 | ページトップ↑
定額給付金の効果はどうか、ETCの売れ切れなど「特需」もあるが、・・・・・。
Date:2009-03-21(Sat)

「暑さ寒さも彼岸まで」というが、昨日は寒かった。ここ数日はぽかぽか陽気、ところが一転、寒さが先行。三寒四温で春を繰り返す。昨日から定額給付金の手続きが始まり、休みにも関わらず、市役所別館で受け付けが始まった。通帳のコピーと免許書などの身分証明が必要だ。約50人を超える方が訪れたとか。やはりもらえることに期待感は大きい。

彼岸の中日だが、この寒さが気になる。寒さといえば、春闘相場が冷え切っている、未曾有の不況の中で始まった春闘、私の経験からも、春闘相場は労働者の生活はもちろん、消費に影響する。国民の生活不安は増し、低所得者が増大する。

意外に思うかもしれないが、春闘相場は失われた10年から総中流から格差社会を作り上げた、根本原因のひとつだったとも思う。敦賀市も最近の傾向は派遣や臨時が増え、低所得者が増えつつある。特に、若者層に多いのが気になる。

繰り返すが、賃金抑制は家計を直撃、消費は冷え込む。定額給付金の効果はどうか、ETCの売れ切れなど「特需」もあるが、一過性のものとして、負のスパイラルに入る恐れが生じるかもしれない。

春闘交渉が賃金より雇用の確保に重心が移る中で、電機大手の半数が定昇凍結まで打ち出した。定昇は年齢や能力に応じて評価が上がる賃金体系だ。これが揺らげば、社員は将来設計を描けなくなる。

凍結は一時的というが、企業の成長を支える日本型雇用に暗い影を落とす。雇用維持の対象も主に正社員に限られている。非正規を含めた雇用の在り方については論議が置き去りにされた感がある。

地方の中小企業で春闘交渉がヤマ場を迎えるが、中小の製造業は大手以上に厳しい。定昇凍結はおろか、賃金カットの動きがある。正規や非正規にもメスが入らないまま、負のスパイラルが繰り返される。

日本の将来を占う上で、製造業の回復はもちろんだが、消費をといっても、春闘相場と雇用環境整備の民間が動かなければ、けっして消費は伸びず、景気は低迷のままだ。この不況が長引くとさえ、思える。人口減少、少子高齢化、所得の減少は、地方の経済、雇用にも影響する。製造業の影響が少ない敦賀市でも徐々に広がる景気悪化のムードは根深い。その覚悟が必要な時代かもしれない。



【2009/03/21】 | ページトップ↑
速過ぎる変化とそれを見る目・・・・。
ate:2009-03-20(Fri)

昨日は議会最終日。当初予算が決まった。一般会計約241億円。景気、雇用対策を含めたバランスとのとれた膨らんだ予算となっている。附帯決議で敦賀短大が取り上げられた。予算と人事、組織を見れば市長が語らぬともその年度の方向性と流れを読み取ることができる。年度末、3人の部長、教育委員会事務局長さんが定年を迎え、多田副市長が勇退をされる。「ご苦労さん」という言葉が自然と出る。

彼岸ともなれば、市役所5階から眺める空の色や風の流れが変わる。何かが動き出す瞬間でもある。市内のポスター、金ヶ崎の花換え祭り(4月1日~15日)が目に入る。今年は、桜のつぼみが膨らみ、開花が早い。春を感じるが、この空気の暖かさは異常とも感じる。時間の流れ、季節の流れは、それなりの空気と温度があるが、どうも季節の流れが速過ぎる。

一方で、北陸電力福井支店が昨日、発表した管内の2月の電力需要実績によると、大・中規模工場などが契約する産業用大口電力が景気の悪化の影響で前年同月比30.7%減と大幅に下回り、同支社管内のデータが残っている1990年以降で最大の下落幅となった。この落ち込みの速さも異常だ。「電気」の「気」は、「景気」の「気」を感じる感覚ではない、数字ではっきりとみることができるもっとも速い指標だ。これも速すぎる。

変化の速さは、ニュース報道でも感じる。議会でも話題になった電気自動車。ハイブリット車の勢いも強い。ホンダのハイブリッド車「インサイト」が先月発売され、月間目標の3.6倍も売れるなど快走。対抗してトヨタが価格を下げた「プリウス」を投入する。競争はし烈で変化が速い。

100年に1度の不況である。60年代、ゼネラル・モーターズ(GM)は米国市場で50%近いシェアを誇ったが、昨年は22%まで下落。新車の販売台数でGMと入れ替わりトヨタが世界一になった。そのトヨタも落ち込みが大きい。時代は速すぎる。不況でも、自動車産業は夢を与える存在だ。ガソリン車から電気自動車の変化は、時代の速さ、潮流や潮目の変化を敏感に的確に読み取ることもできる。
それでも速過ぎる。

ものを見る目として、よく動物の目が例えられる。「鳥の目」とか「虫の目」とかいう。「鳥の目」は、高い所から全体を見渡すように物事を大局的にとらえ、本質を見極める。一転、目線を地面近くまで低く落とし、足元の動きを注意深く観察するのが「虫の目」か。鳥や虫の身になれば同じものでも違って見えてくる。それに付け加えると、最近語られるのが「魚の目」だ。時代の潮流や潮目の変化を敏感に的確に読み取る目だ。

ただ、鳥も虫も魚も、それぞれに温度、季節の速さを共通に感じているだろう。冒頭に戻すが、気温、電気、景気と敦賀市内でもものごとの変化が速や過ぎる。

敦賀市の行政に戻すと、6月、9月議会で、駅舎、中心市街地、8号線二車線化と動き出そうとしている。年度末には一般会計も260億を超えるかもしれない。大きな潮流、潮目の中で、いろんな目で、的確な判断が求められる、速すぎる流れは、ときとして何かを見失うことも多い。的確な目が必要だ。
【2009/03/20】 | ページトップ↑
新型インフルエンザ発生時の市役所の対応は?
Date:2009-0319(Thr)

気がついたら彼岸の入りが過ぎていた。一昨日か。敦賀市で22度を超えた。4月から6月の陽気とか。気温のいたずらで九州や四国でソメイヨシノの開花が相次いでいる。桜のDNAは気温には敏感とか。私は花粉症で敏感か、鈍感か、鼻が出る。

昨日は、市内の小学校の卒業式。私は中央小学校に来賓として参加した。中央小学校は家からぶらぶらと歩いて10分。スコップをもっての通学路の除雪、インフルエンザになった息子を見舞う担任の先生の顔と・・と二十数年前の風景が走馬灯の如く浮かび上がった。ところで、中学校とは違い小学校の卒業式では、風邪気味の児童も多い。ときたま咳が聞こえる。今年もインフルエンザもピークを過ぎた。職場でも何人かが今年も影響を受け、市民クラブにも被害者が出た。

話をインフルエンザで続ける。新型インフルエンザの発生に備えて福井県レベルでは平成17年に定めている。ただ、市町村の取り組みが遅れている。被害を最小限度に食い止めるには、身近な自治体が担う役割は重要であり、地域の実情に合った具体的な計画を考えるべき時期だろう。発生はもはや「時間の問題」と言われ、時間的猶予はないとのこと。敦賀市も検討に入っている。

データ的には厚生労働省研究班が昨年8月に実施した調査でも、回答した全国の1888市町村のうち「計画策定済み」は6%、「訓練をしたことがある」は6%といずれも低い結果が出ている。遅れの要因には、国が市町村の役割を明確に示してこなかったことだ。

一方、国はこの2月に行動計画を改定。「地域封じ込め」から「流行は不可避」との現実路線に基本方針を転換した。末端の行政組織の市レベルは、住民の生活支援や医療対策、高齢者ら弱者対策などを盛り込んだ計画づくりを求めているのだ。

今回、行動計画の改定では医療体制が見直された。発生時には患者を指定医療機関に入院させ、隔離するが、蔓延時には全医療機関で対応する。入院は重症者に限られ、軽症者は自宅療養に切り替える。市立敦賀病院にも感染症専用のベット2床が用意されている。いずれにしてもイメージがわかないが現実的に考える時期にきている。

福井県の行動計画では、患者が出たら、県全体の学校を一斉休校にする。学校がウイルスの受け渡し場所となり、感染が拡大する可能性があることは当然だ。その判断を迅速に下すには学校や医療機関の連携が欠かせない。保育園はどうするのか、老人ホームはどうするのか、会社はどうするのか、市役所の役割は?と、市役所の果たす役割も大きい。

被害想定では、4人に一人が感染し、流行は約8週間続く。すべての人が重症化するわけではないが、外出の自粛などで社会的に大きな影響が出ることは避けられない。県レベルの措置も必要だが、末端の市役所も計画とシュミレーション、訓練と、考える時期にだろう。国が方針を変えた以上、今年から来年にかけて計画策定に急速に動き出すだろう。本日は議会の最終日、そろそろ人事の季節だ。春は心も浮つくが、やるべきことはやるそんな季節でもある。

(参考)なお、原子力発電所もそうだが、新型インフルエンザの感染が起きたら、さまざまな判断を迫られる。継続すべき重要業務と縮小・休止する業務の区分け、従業員の安全確保、職場などでの感染拡大の防止などだ。そうした危機を想定して具体的な「事業継続計画」を立てている。

「事業継続計画」とは自然災害、テロなどの非常時に、企業が損害を最小限にとどめ、中核となる事業の継続や早期復旧を図るために、あらかじめ用意しておく計画。日本では主に、地震対策の面からリスクマネジメントに関心を持つ企業が取り組んできたが、国は新型インフルエンザ対策の事業継続計画作成を呼び掛け、各原子力発電所でも危機管理のひとつとしてマニュアル化している。
【2009/03/19】 | ページトップ↑
今回の春闘相場と敦賀を考えると・・・・。
Date:2009-03-18(Wed)

日中の気温は、敦賀市で17度を超えた。これに黄砂も加わり春本番を通り過ぎて、5月なみの陽気か。今日は輪をかけて20度を超えそうとか。つくしんぼもにょきにょきと顔をあらわし、大分県ではソメイヨシノも開花したとか。まさに春本番だ。

陽気とは真反対に春闘相場は木枯らしかと思う様相だ。「春闘相場をリードする・・・・」という代名詞は、日本をけん引した製造業のそのものの、電機、自動車の賃上げ労使交渉は本日、集中回答日を迎える。右肩上がり時代はこの仕組みがよかった。

ところが、バブル崩壊後の不況時は労働側に不利なように感じていた。トヨタ自動車は昨日、ベースアップはゼロ。ボーナスは昨年の妥結額を67万円下回った。電機大手は定期昇給など賃金体系を維持した上で、賃上げに応じないとか。急速な景気の悪化と経済危機から労組側がなんとか踏ん張っているのか、そんな様相だ。

ちょうど私も20年前の36歳から約10年間、この春闘の交渉現場の東京で過ごした。港区にある電機連合の本部を夜遅く訪れ、妥結額を予想し、理屈や理論をこねくり回す、不思議な世界だ。当時はバブル崩壊後の失われた10年当時。急速な円高もあったが緩やかに落ちていく感覚を感じたものだ。このころからワークシェアリング(仕事の分かち合い)という言葉が出されたが、いまだに実現していない。

その一方で、派遣社会が拡大した。敦賀市役所の臨時職員も3分の1まで拡大している。賃金よりも雇用確保だとも言われるが、どうもこの20年間の労働側の賃上げや雇用という考え方がほとんど変わってこなかった。逆に労働組合に入っていない派遣社員に企業は冷たい。連合も派遣社員派遣法など、反対はしたものの、立場としては弱すぎた。

当時も、円高から内需拡大と消費喚起を訴え、賃上げを叫んだが、いまだに外需の製造業中心に変わりがない。それだけに今回の世界同時不況は打撃が大きかった。この20年間に、非正規社員が増え、正社員の減少の一途。当然、組合員は減り、労組の組織率は20%を切る右肩下がりが続いている。公務員の自治労も同じような道を歩んでいる。

国レベルの話を書いているが、国と地方はほぼ連動し、一致するからだ。敦賀市でも契約社員や派遣社員が年度末を迎え、ある区切りを迎える。何とか持ちこたえている敦賀市でも巷では雇用が難しくなる傾向にかわりない。製造業が越前市に三分の一だけにその影響はまだ少ないからだ。とはいえ、敦賀市でも雇用調整助成金の相談や申請など数十社に増えている。逆に工場閉鎖などで一部従業員が、敦賀の工場で雇う企業もある。

国の政治も労働側もどうもバブル以前に得た利益にあぐらをかいていたように思えたならない。政労使でワークシェアリングの仕組みも合意していたが、何ら検討もないまま、その結果が、非正規社員の増加と正社員の格差だけがつき、小泉政権の競争社会で拍車をかけたのではないか。

春闘は大手がここ数日で終わる。しかし、中小も大手に右へならえ、ならまだましだが、それを超えることはほとんどないからだ。地方都市の敦賀市内の働くものの賃金レベルも、春闘の影響は色濃く受ける。最低賃金はわずかながら上昇したものの、敦賀市でも派遣会社が定着し、派遣社員や臨時職員が増えた。

少子高齢化、人口減少、税収減少など、時代が大きく変化している。各自治体の人件費などの義務的経費は増え、社会保障費は増加の一途だ。敦賀市も必要な施設は建てると言っても、景気対策といっても、将来に負担を増す施設や事業には慎重なる対応が必要な時期だ。それだけ厳しい時代だけに立ち止まっての見極めも必要だ。
【2009/03/18】 | ページトップ↑
老老介護の実態(男性の介護)
Date:2009-03-17(Tue)

早朝、気温が10°、暖か過ぎないか。中学校の卒業式も終わり、高校入試の結果も出て敦賀市内も花が春の訪れを待つばかりだ。ある庭でも沈丁花が満開を迎えた。華やかさもいいが、香りもいい。急に春が動き出した、そんな感覚だ。

昨日は、予算決算常任委員会の最終日。はじめてのこともあり、反省点もあるが、一方で、一般会計予算案に対する組み換え動議(賛成少数で否決)が出されたり、附帯決議が出されたり、活性化ともいえる動きみられた。附帯決議の敦賀短大に関する補助金1億5千万円に対する結論を21年度中に出すようにとの委員会の決議は、本会議最終日でも提出され、議会の決議となる予定。

市長マニュフェストと議会答弁の「短大存続」と違うだけに、私はある意味で厳しい決議ともみている。私も何度か一般質問をしているが、市立看護学校の合併など検討を加速するか、その方向性を出すべき時期に来ていることは確かだ。

ところで、昨日、高齢者に市長のメッセージを添えて花見だんごを配ったことがニュースで報じられた。一方で、老老介護や親の介護で男性の介護が増えている。男性の介護は女性の介護に比べ、力はあるものの、料理、洗濯などきめ細かさに欠く。データをみても、厚生労働省の調査によると、同居の家族を介護している男性の割合は、3割近くなっている。

子育ての育児休業に男性がかかわることは、敦賀市ではまれで、社会が認めて支援しようとの雰囲気がある程度だ。一方で、介護は必要に迫られて携わることが多い。高齢化や核家族化が進めば進むほど目に見えている。家族構成から男性がやらざるを得ないことが敦賀でも生じている。相談を受け、実情を聞くと、それぞれに難しいことがわかる。施設介護への要望は、認定基準もあり、待機手続となる。

年老いた親の世話に携わることも多くなった。介護者は家族の世話に追われ、家事にあまり慣れていない。それだけに精神的な負担も増え、しかたなく施設介護への要望となる。

調べると介護者の高齢化はもちろんだが、介護にあたっている男性の約4割を、70歳以上が占めるとか。高齢の夫が、高齢の妻を介護する「老老介護」は、本人の性格もあるが意外に難しい。介護が長期化すれば、生活も雑になり、汚くなる。息子や娘は家を離れて非協力な場合が多いのも現実だ。

年老いた男性は、会社生活には慣れ過ぎて、プライドもあり、周囲に弱音を吐いたり、頼ったりすることを避けがちだ。それだけにこもりがちな介護となる。

介護保険の要介護認定が今日もニュースの話題になっているが、介護は、これまでなかった問題が現実化しつつある。男性の介護は、当然増えてくる。相談窓口や地域との協力関係など改めて、現実の介護の難しさを知らされた。春に向けた動きがみられるが、一方で厳しい現実も顔をのぞかしていることも確かだ。
【2009/03/17】 | ページトップ↑
楕円の哲学(休日の過程)
Date:2009-03-16(Mon)

三寒四温とはよく言ったものだ。強風と豪雨の土曜日から昨日は、穏やかな小春日和。敦賀を感じるには、この寒いと日差しがいい。時系列的な行程を書くのは楽でいい。

朝は金ヶ崎に訪れ、昼は今庄へと自転車を走らせ、夕方は長浜で遊んだ友人とビールで乾杯。いきなり携帯電話を今庄に忘れたことに気がついた。気持ちはブルーだが、逆発想で解放感もいい。夜は違った友人と会食、カラオケと楽しむ。深夜は読書と。休日の過程を思い出しながら書くのは楽しい。

まずは朝訪れた金ヶ崎。金ヶ崎の風景がよくなってきた。旧敦賀港駅の敦賀鉄道資料館、敦賀港の歴史資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」、そして赤レンガ倉庫と厚みが出てきた。赤レンガ倉庫をどうするか、楽しみの空間だ。その過程を楽しむのもいい。

旧敦賀港駅舎「敦賀鉄道資料館」をオープンから6日。人出は順調のようだ。昨日はNHKの取材があったり、俳優の五大路子も訪れ、ボランチィアガイドの中条さんの説明に満足して自転車で帰ったとか。やはり敦賀は「鉄道の街」だ。明治15年から続く敦賀の鉄道の歴史を、列車のパーツの実物や鉄道模型、写真パネルなど約100点の資料で紹介。規模が小さいとか、狭いとか批判があるが、今はこれでいいと思っている。

休止になった敦賀港駅、港線、ランプ小屋と、後世に伝える材料はことかかない。海と港、鉄道と長浜とは違った空間も創造できる。330万円の敦賀鉄道資料館だが、発展性のある資料館とみたい。昨日も、直流化で金ヶ崎を訪れ、その後、西浦の名子でフグ料理を食べる、神戸からのツアー客。企画と合わせれば金を落とす仕組みもできる。まだまだ創造の発展途上、楽しみな空間は大事にしたい。焦ることはない。

話題を昼の自転車に向ける。敦賀平野を抜けるには、それぞれの峠を超えなければならない。木の芽峠を超えるコースは、国道だが車の移動量は8号線に比べ、格段に少ない。行きは上りに苦しめられるが、今庄の365の温泉とセットにすればなかなかいい。帰りは30キロから40キロの坂道コース。30分もかからずに帰ることができる。温泉付きで所要時間約3時間だ。

深夜は、酔いにまかせて、福永文夫の著「大平正芳」(中公新書)。「戦後保守とは何か」との副題がついたもの。硬い本だが、読書動機は単純だ。この本を麻生太郎首相が買い求めたのをテレビで知ってのもの。私の故郷の最初で最後の首相でもあり、父が戦前、教えたとよく語っていたからだ。

「あーうー」政治家と称され、当時の流行語にもなっている。国会での野党の質問に「私はあーうーですから」と言ってその場を和ませての答弁、その場の雰囲気を掴んで和らげる手腕に長けていたユーモアの政治家としても地元では今では親しまれている。

なかでも、大平元首相が好んで使った言葉に「楕円の哲学」がある。楕円には中心がふたつある。それを単純な対立概念としてとらえず、均衡と緊張のなかから調和を求める。転がればどちらかの中心が上になるというもの。黒か白の結果主義の麻生首相とは違って、過程を大事にし、結論は「60点主義」の政治手法、何か教えられる。

みなと博以来、金ヶ崎もだんだん良くなってくる、この創造過程を楽しむのもいい。自転車もそうだが、その行程を楽しむ。携帯電話を忘れたままにする過程(実際は、ビールを飲んだため取り行くことができなかった)。すぐに答えを求めるのではなく、年月をかけてよりよくしていく、その過程を楽しむ余裕がほしい。

かく語る私だが、今日は予算決算常任委員会、余裕を楽しむほどのんきではいられない。
【2009/03/16】 | ページトップ↑
ホワイトデー、定額給付金・・・。
Gate:2009-03-15(Mon)

昨日は、ホワイトデー。バレンタインデーのお返し。スーパーや平和堂にわずかながらコーナーが設けられていた。最近は逆チョコで男性から送ることもあるとかで、バレンタインデーとは違い、どうも低調だ。そもそもなぜホワイトなのか。白は、義理チョコのお返しに何の思惑もない証しか。

義理チョコと見せ掛け、実は本命だった。そんな思い出もない。ホワイトデーのお返しもしたりしなかったり。これも思惑がといいたが、この歳では誰もそう思わない。それでも、83歳のおばあちゃんへお返し、笑顔はいい。純粋に喜んでくれる、送った方もうれしい限りだ。

「チョコ」へのお返しは「ちょっこ」とするのがいいとか。純粋に感謝の気持ちと、表現したほうがいい。末端の政治家でも贈り物と寄付は気をつけた方がいい。政治家と寄付は公職選挙法に引っ掛かるからだ。それでも選挙区以外であればいいとか。昨日は民主党福井県連の幹事会。定額給付金の寄付で議論した。

ところで、ニュース報道によると、台湾では、1月18日、約2300万人の国民対象に一律3600台湾元(約1万円)相当の商品券「消費券」の配布。台湾での評判は総じて良く、日本の「ばらまき」批判とは違い、春節(旧正月)と重なり、消費意欲が高まったとか。「消費券フィーバー」の様相もあったとか。

政策もタイミングと思惑が成功したと言えよう。台湾全土の百貨店や電化製品店、レストランなどは配布を商機ととらえ、消費券で買えば値引きをするといったセールスも売り上げに貢献したとか。日本は、政策のタイミングも遅い。

福井県内の池田町、坂井市、越前市と振興券がどのくらい効果をあげるか、検証をしてほしい。99年の地域振興券はどこに消えたのか、行政の手間と議会も条例の審議と、労多くして実入りが少ない典型的な愚策だった。今回の定額給付金批判もこのあたりからきている。

昨日は、ホワイトデーの浮いた話とはがらりと違い、赤穂浪士の切腹の日でもある。浅野内匠頭の辞世の句。「風さそふ花よりもなほ我はまた春の名残をいかにとやせん」

わが身を散る桜になぞらえ、世を去る無念を吟じたのだろう。それでも赤穂浪士の本懐に庶民は拍手喝采した。定額給付金も桜と同じようにはらはらと散ることだけは避けたい。ばらまき批判を浴びた定額給付金だが、二兆円の貴重な財源を使う消費刺激、生活支援策。行政は相当な時間をかけて作業をしている。支給が始まった自治体も一部あるが、人口が多いほど事務作業も増える。

敦賀市でも、約10億円の金額が配布される。手続きが早ければ年度末ぎりぎりに振り込みがまにあう。詐欺対策も大事だ。給付金に絡む不審電話も県内で報告されている。支給の本格化とともに新たな手口も覚悟しておかねばなるまい。とにかく悩ましい施策だ。
【2009/03/15】 | ページトップ↑
「点」から線へ、線から面へ・・・・。
Date:2009-03-14(Sat)

いつだったか、東京から夜行急行「銀河」に乗り込んで、真四角な座席で「点と線」を読んだ。松本清張の代表作だ。列車が間断なく行き交う東京駅で、停車中の寝台特急「あさかぜ」が別のホームから四分間だけ見える。それを利用したトリックがカギとなる推理小説。卒業式は、希望に満ちた門出の点でもある。駅と線路、言葉を変えれば、「点と線」の夜行列車の引退は寂しい。東京と九州を結ぶ「富士」「はやぶさ」が昨日で廃止された。四国までの平成生まれのサンライズ瀬戸などはあるが、昭和の香り濃いブルートレインは北へ向かう四本が残るだけだ。

夜行列車を舞台とする小説も旅の楽しみだった。レールから伝わる規則的な揺れと、窓の外を流れる街の灯、そして、小説と。夜行列車の旅は、点から線へ、夢は面へと、たっぷり時間を費やす、ぜいたくさが好きでもあった。

昨日は市内各中学校の卒業式。私も役目柄、松陵中学校の卒業式に参加。卒業生は204名、1時間40分の寒い体育館だが、式が進むにつれ、涙を浮かべる卒業生もある。つきなみとは言われない、それぞれの人生の点としての光景だ。タイムスリップするかのように、昔の自分と重ねていた。人生の流れは点から線となる。

卒業証書は不思議な存在だ。卒業証書も捨ててはないはずだけど所在不明。小学校も中学校も卒業証書はどこいったやら。四国を離れ、敦賀、東京、敦賀と拠点を変えるごとに所在が不明にとなる。点が点で終わっている。

時節柄というか、時代というか、卒業証書を「人質」に、滞納している授業料の支払いを迫る高校が全国で続出している。一度渡した証書を回収したり、学校の印鑑がないものを渡したり。何か、不況が点から面へと広げている。

山梨県など、経済的な理由で、支払い能力があるのに滞納している保護者だ。幸い、敦賀市内、高校生は聞きていなが、一方、保育料や給食費の未払いは増えている。点としての問題だったが、いまや面的な広がりを見せている。

額は忘れたが、市内の保育料滞納も多い。給食費の未納も増えている。意図的に払わないケースもあり、モラルの低下が嘆かわしい。各小中学校で処理していたが、もう限界に近い。県外では、給食費の滞納防止策として「連帯保証人」を義務付けるなど、全国的にも事態が深刻にもなっている。まさに面的な広がりだ。

急激な景気悪化で面的に滞納はますます増えそうだ。本当に困窮している家庭には減免措置があり、行政が温かい手を差し伸べることも必要だ。悪さの点と線、そして面も多い。

小中高の卒業式は点だが、点の連続が線。列車の旅は、駅の点と目的地までの線の連続。ところが、最近の旅は、単なる点から点への移動になるばかり。早さなら飛行機。安さならバス。新幹線もある。合理化やコスト削減を限りなく求める社会構造。点から線へとそして夢の面と「はやぶさ」「富士」の老兵は去り、役割は終えた、夜行列車の線は終わった。

敦賀市の発展は、市役所の移動による点が面に発展してきた。ただ、施設の発展は点で終わっていることが多い。敦賀短大、若狭エネ研と発展性に乏しかった。
看護学校は市立敦賀病院など市内の医療に線として結びついたが、今後のあり方は、点から線と、発展させる工夫が必要だ。

連携大学、研究所、訓練サンターなど原子力を中心とする点を線に、そして面に広げていく工夫も必要だろう。各組織縦割り、国、県、市の行政の連携も点で終わらないように祈るだけだ。「テンでだめだ」「テンでバラバラ」と点だけでは、否定的な言葉が多い
【2009/03/14】 | ページトップ↑
社会保障費の伸び
Date:2009-03-13(Fri)

昨日は、議会の各常任委員会。市民温泉リラポートの指定管理者が運営が移ったことによる特別会計の廃止や国民健康保険税の適正化を図る条例などが審査された。敦賀市の財政で、市税が減る中で、着実に伸びるものがある。社会保障費だ。

話を国レベルの年金問題に転ずると、市の徴収業務が国の社会保険庁に移って敦賀市でも徴収率が落ちている年金問題。先般、公的年金の将来試算結果を厚生労働省が発表した。現役世代の収入に比べた厚生年金の給付水準は基本ケースで2038年度以降50.1%となった。政府が04年に約束した「給付水準の五割確保」を辛うじてクリアしたものの、その試算方法には疑問点が多い、と新聞各紙が取り上げた。

年金試算の基礎資料となっている人口減少を推測する国立社会保障・人口問題研究所によると、高齢者世帯の平均所得(209万円)の7割が年金所得だ。高齢者にとって年金は貴重な収入源となっており、年金制度の安定は老後の安心に欠かせない。

ただ、年金の長期見通し2.5%、運用利回り4.1%という厚労省の想定が、あまりに楽観的すぎる。「百年に一度」といわれる深刻な不況と今後の人口減少、未納状況から、いずれ破たんとの声も多い。年金制度のあり方は、国民の生活を左右する。帳尻を合わせるようなやり方で国民を安心させるのではなく、できるだけ現状の経済状況を反映させて試算すべきだった。その方が国民の理解や信頼を得られるはずである。現実離れした試算は、年金制度に対する不安を逆に募らせかねない。

一方、国民健康保険、介護保険は、市町村に徴収、管理、給付がまかされている。不足する税は一般会計からの繰入だ。敦賀市でも4億6千万円と一般会計の約2%を占める。高齢者に関する介護保険、国民健康保険など高齢化の進展とともに伸びる。その中で、国民健康保険の財政は、年々厳しい状況にある。少子高齢社会が進展するなか、負担と給付のバランスがくずれ、医療保険制度そのものが危機的な状況にあるともいえる。

国の基本方針で、医療制度改革大綱において、「都道府県単位を軸とする保険者の再編・統合を進め、医療保険制度の一元化を目指す」ともある。しかし、この一元化を実現するためには、大変な時間と労力がかかることは確かだ。まず国保については、目前の危機を乗り切るために、都道府県単位を軸とした国保の再編・統合を視野に入れざるを得ない。福井県内の各市町とも赤字運営で、それぞれの相当な重荷となっている。県レベルの統合も、それぞれの現状を考えれば早急な国の制度変更も必要だ。

不況による低所得者の増加や企業の倒産・リストラによる被用者保険からの流入者の増加により、財政基盤が圧迫されるなど、非常に厳しい。一般会計からの繰り入れも、考えようによっては、国民健康保険以外の社会保険加入者は、税金の2重払いでもある。

また、敦賀市の保険税収納率は87%前後、きちんと納める後期高齢者が切り離されたため、82%になるだろうとの予測もあり、公平の原則からも問題になっている。現行制度の枠組の中で、制度運営の健全化のために、保険税の適正化は当然だが、医療費の適正化や保険税収納対策の強化等の一層の自助努力が必要だ。ただ、市レベルでは対応できない段階に来ているともいえる。

冒頭にあげたように、敦賀市議会に国民健康保険税の適正化を目的とする条例改正が提案されている。低所得者には減税ともなるが全体的には値上げでもある。今後の継続維持を考えるとやむ得ない措置でもある。介護保険とも連動するだけに、着実に今後は、3年毎の見直しが必要とされる。

いずれにしても社会保障費の伸びは、敦賀市でも最大の課題だ。団塊の世代の60歳前後の人口が一番多い中で、財政に占める割合は年率5%程度から、システムが変わらない以上、私はそれ以上の伸びで推移すると考えられる。施設が多い敦賀市は、この維持費だけでも相当かかる。

いくら敦賀3,4号の固定資産税があるからといって、社会保障費の福祉は市政の基本中の基本だ。その中で、施設の多い敦賀市は、市役所をはじめ運動公園など維持費も相当かかる。昨日の話題に上がったが、市民温泉リラポートは、保守維持費が毎年指定管理費用も含め1億円、市民にとって大きな負担だ。

新たな施設建設は慎重にあるべきだ。必要なものは必要とする市長の考えも理解できるが、敦賀駅舎改築費用が8億円ともいわれる補正予算が、6月か、9月議会に上程される予定だ。せめて補助金であればいいものが、全額負担の上、待合室とトイレをJR西日本から敦賀市の所有の施設して、今後、維持費と管理費を払う必要があるというもの。税収減少、人口減少、施設維持費増大、社会保障費増大の中で、どうあるべきか、民間にできるものは民間に任せる、そんな時代ではないか。あせることなく、慎重にものごとを考える、そんな時代だ。
【2009/03/13】 | ページトップ↑
人口減少と、どう向き合うか。
Date:2009-03-12'Thr)

昨日は、議会の一般質問。人口減少社会を取り上げたが、私にもこれといった対応策がない。減少を伝えても何もならない。少子高齢化がこのまま進み、人の数が減っていくと敦賀市はどうなるか。遠い先の姿はなかなかイメージしにくい。いずれ高齢者の比率は40%を超え、いまの倍の水準になる。まさに超高齢社会である。原子力発電所立地した福井県内の美浜、高浜、おおい町も人口減少率は、敦賀市より大きい。産業構造が原子力に頼るだけにこの事実は真摯に受け止めたい。

交付金や固定資産税の関係で、市税など緩やかに減少するが、人口減少は大きい。同じレベルの都市で見ているのが柏崎市だが、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、現在9万人から25年後には6万8千人程度に減少する予想がある。約3割の減少だ。

敦賀市は6万9千人から5万7千人と約15%とまだましだ。産業構造の違いもあるが、原子力発電所は工場と同じで、立地から数十年はいいが、立地がとまれば、高齢化が進みいずれは人口減少に進む。求心力が一時は雇用で進むが落ち着くと高齢化と少子化で減少するパターンだ。

瀬戸内海の造船業などの企業城下町の減少と似ている。瀬戸内海の島々は、限界集落どころか、人口が半減したところも多い。奄美大島は三分の一だ。一方で、沖縄本島など人口が減るよりも増えたところもある。沖縄は「悲しい島」から「楽しい島」の観光事業のリゾートに変えたことによる。政策面、政治の成果ともいえる。

あくまで、人口や世帯動向にみられる傾向が続くと仮定した場合の推計で、必ずこうなるというわけではない。ただ、15年推計より20年推計の人口減が想定より早く始まっている。この先の数字の動きはもっと大きいかもしれない。

長期的にとはいえ、周辺部の東浦、愛発、西浦など、30%、40%超える地域は、人口が半減してしまうことすら十分に推定できる。言葉を失う現状が見えてくる。実際に住民の数が半分になれば、生活の中にさまざまな問題が生じることは間違いない。田畑が放置され、無人の人家が増える。池の河内など、その姿が各地域で見られるようになる。商店街や農業、林業などをどう維持していくか。予想される暮らしや地域への影響を考えると、将来の話で済ますわけにはいかない。

私は、人口は増える右肩上がりの中で、育ち、その成功体験が身にしみついている。敦賀市は、原子力発電所立地の果実を運動公園、ソフトボール場、公民館、各小中学校校舎やきらめき温泉リラポートと、どこの市もうらやむ施設をもち、市民も享受してきた。その施設が、老朽化し、耐震化など、施設修繕に市税が多額に必要になる。

質問で同じ規模の市の財政を聞いた。一般会計は230億円、敦賀市は250億円。約20億円の差だ。今後もこの差は続くだろう。どこにその投資的な経費を回すか、政策的な選択が大事になる。

敦賀短大、市立看護学校、若狭湾エネルギー研究センターと誘致でき、それなりに成果をあげ、今、曲がり角を迎えている。一方で、新たな連携大学、エネルギー拠点化、駅周辺開発と計画が進む。どれも「もんじゅ」などの原子力発電所の立地がなせる技だ。どう施設をつくり、活力を与えるか、人口増加に寄与できるか、私にも未知数だ。原子力発電所も敦賀3,4号と本格着工を待つばかりだ。敦賀市、一時的に税収も大幅に増える。他市では考えられない環境だ。

敦賀市の少子高齢化、人口減少社会、不況の中で、他市と違うメリットをいかに生かすか、もっと工夫がとも思う。人口減少、市税減収という大きな社会現象とも向かい合っている。

JR敦賀駅舎の建て替えも、新幹線の敦賀駅部の認可も12月、費用負担も決まっていない。設計図も十分ではない。木の芽鉄橋の安全も確保できていない。じっくりとものを考える余裕がない。JR西日本との話し合いも十分なままで、強引に進める。市負担で、中途半端な駅が出来上がる。じっくりと立ち止まって、総合的に検討してはと、訴えても止まらない。そんな危険な雰囲気を感じる。これほど難しい時代は立ち止まる勇気がほしい。
【2009/03/12】 | ページトップ↑
女性医療従事者(医師、看護師など)の環境整備と病児保育・・・。
Date:2009-03-11(Wed)

昨日は、議会の代表質問と一般質問で、議場に夜の7時まで過ごすと、さすがに疲れる。今、今日の一般質問の内容を考えている。考えるが、少子高齢化、人口減少、市立敦賀病院と、どう取り組むか、考えると難しい。メニューはほぼ出尽くしているが、これと言った対策がないからだ。

今日は、市立敦賀病院と絡めて女性医療従事者の就労環境や、子育て支援の整備と聞こうと考えている。私も何度か、看護師、女性医師や、子育て中のお母さんから、切実な悩みを伺ったからだ。

日本で医師不足、看護師不足から、医師や看護師が確保できずに閉鎖に追い込まれた病院や、小児科や産婦人科など一部の診療を取りやめたりする病院が増加している。医師を含めた医療従事者の確保は、地域の医療を守るための喫緊の課題である。閉鎖的な地域の敦賀ではなおさら難しく、ここ数十年の課題だ。そのためにも工夫の結果、敦賀市立看護専門学校もある。

昨日の医師確保が議会の話題になったが、医療従事者確保のため、今、重要なポイントは、女性が生き生きと活躍し、働き続けられるかということだでもある。医療現場では、従来から看護師は女性が多数を占めているが、今や医師についても6人に1人が女性であり、医師国家試験合格者においては3人に1人が、福井大学医学部の学生はおおよそ2人に1人近いのが女性である。

今後一層、医療の現場における女性の役割が重要になることは確かだ。女性の医療従事者が抱える課題を解決することが、地域の医療を守るための重要な施策となっている。県内約1800名の医師の内、女性医師は約250名、その占める割合は約14%。大体7人に1人の割合。10年前の平成8年は、女性医師が160名から80名ほど増え、今後は増える傾向に変わりない。

ただ、男女にかかわらず、医師は特に急性期病院の勤務医の過酷な労働環境も今に始まったことではなく、病院では男女の区別なくフルに働くことが要求され、その上、育児や介護を迫られる女性医師は、産休や育児休暇も周囲に迷惑をかけることを恐れてなかなか言い出せず、身を引かざるを得なかったのが今までの状況であったことは確かだ。

看護師不足、医師不足問題で、女性医療従事者の継続就労の問題は、個人の問題というより、病院経営、ひいては今や社会問題と言って過言ではない。

産休や育児休業明けの不安や、また院内保育所の整備の要望など数多い。病院に勤務する看護師は、日勤・夜勤などの不規則な勤務体制の中、子育てや介護等と仕事の両立に悩み、離職する方も多い。核家族化が進む中、子育ての過程で、勤務の間、子供を預かってくれる人もいないなど、仕事との狭間で悩んでいる。

市立敦賀病院も以前は院内保育があったが、現在はない。しかし、福井県内では、嶺南の国立福井、公立小浜病院をはじめ、福井県済生会病院や福井赤十字病院など15を超える施設がある。昨年、県立病院にでき、幾つかの病院で設置され、病院に勤務されている看護職員の約4割がこの院内保育でカバーされている。

今、現場の病院が何に力を入れなければならないか。福井県内の総合病院で、女性医療関係者の労働環境の整備は進んでいる。市立敦賀病院でも、すぐにとは言わないが、何らかの整備方針が必要に思う。

子育て支援の一つのメニューで、急な病気にお子さんがなったとき、子供を預かる病児保育も福井県は普及している。嶺北のすべての市と越前町、嶺南では、おおい町と若狭町と手厚い。財政が厳しい県内の市町が優先的に取り組んでいる。ところが、なぜか敦賀市にはない。

これらの子育て支援は、その費用対効果も含め、まだ未知数だが、今、やれることはすべてやろうというのが世の趨勢でもある。7万人規模の人口で、社会的インフラが整う敦賀市、子育て支援をどう行うか、何が効果があるのか、まだまだ見えない。子育て支援、敦賀市の一般会計の予算約1割が投入されている。それでも効果が見えない。難しい問題だ。
【2009/03/11】 | ページトップ↑
今ある雇用を維持することは極めて重要だ。
Date:2009-03-10(Tue)

週間の予報を眺めると、曇りや傘、雪だるまが消えたり、ちょっぴり現れたりのマークが日替わり定食のように入れ替わっている。啓蟄を過ぎ、少し陽気に恵まれたからといって、そろそろ冬タイヤも終わりか。この時季、列島は高気圧と低気圧が押しくらまんじゅう。春本番の準備運動か。

昨日は、本会議の補正予算の採決、代表質問と定額給付金、子育て支援金の予算決算常任委員会。定額給付金は委員会では全会一致の採決。11日本会議で可決見込み。20日にも発送、早ければ振り込みが30日に行われる。

昨日の代表質問。中期財政計画、駅舎と駅西開発、市立敦賀病院、敦賀短大など敦賀の課題が並んだ。中でも、この時代、雇用問題は重要だが、有効求人倍率1.32倍は全国的にも福井県内でも断トツ。その背景とのやり取りがあったが、原子力を中心とする産業構造にほかならない。原子力の果実を焦らず、どう生かすか、この敦賀にとっては極めて重要になる。そのひとつは雇用だ。

全国的には雇用危機の底が見えない。新しい職を探すとしても容易ではない。0.67倍という有効求人倍率がそれを示す。失業したら失業手当が受けられる、とは限らない。一年以上の雇用の見込みがない非正規労働者は雇用保険に入れないからだ。政府は、それを6カ月に縮めたり、再就職が難しい人への給付を60日延ばしたりするなどの改正法案を国会に提出している。

今ある雇用を維持することは極めて重要だ。従業員を解雇せず、休業扱いにする。そんな企業に手当の一部を負担する「雇用調整助成金」制度は、ニーズをとらえている。昨日の市長答弁でもハローワークで申請が増えていると。私も十数年前に調べたことがあるが、不況下で極めて有用な制度だ。

介護分野では、看護師、ヘルパーさんなども含め八百人を超える方が敦賀市で働いている。敦賀市では離職率は少ないにも特徴だが、今後の高齢化を考えれば、人手不足が続く分野だ。福祉関係の関係者は、「給与が安いなどのイメージで定着してしてしまった」と。それでも敦賀市内では離職せずに真面目に働く方が多い。政府は4月から、待遇改善に向けて介護報酬を3%引き上げが提唱、それを介護保険従事者のための基金も採択された。介護職場で改善は事業者任せだが、今後の対応には目が離せない。

冒頭の話に戻すが、最近の天気は「春に三日の晴れなし」だ。空の神様も一年で最も悩みが深いようだ。この時期の議会の着実な議論は必要だ。今年度の当初予算は、特徴がないことが特徴のようだが、私には、本来の自治体予算の姿とも言える。これから増える社会保障費などいかに少子高齢化、人口減少社会、不況に対応するか、夢も必要だが、着実な予算運営、市政運営も必要だ。とにもかくにも今ある雇用を守る、そこが基本だ。
【2009/03/10】 | ページトップ↑
小沢代表に関する世論調査
Date:2009-03-09(Mon)

昨日、8日は、ミモザの日とか。我が家のミモザも黄色い花が咲き始めた。寒いが着実に春が近い。イタリアでは、男性が女性にミモザを贈る日だそうだ。あまり知られていない。どちらかというと、14日はホワイトデーが有名。最近ではあまり頭を悩ますこともないが、83歳のおばあちゃんからのバレンタインのお返しは、今年こそと考えている。

ところで、民主党は世論調査で意外にも女性に弱い。不思議なことにどの年代層ともだ。党首の小沢代表は、私の経験ではおばさんには会うと意外に人気が上がるが、それまでが、どうしても距離を置かれる存在らしい。その小沢代表の会見説明は受けが悪い。また、党首辞任との世論は共同通信の調査で6割を超えた。ここ数年、敦賀にも何度か、訪れた代表。その言葉を信じたいが、新聞情報は相当に厳しい。それだけの説明責任は大きい。

国政選挙は、世論の動向に左右されることが多い。今回の秘書逮捕は、民主など野党が麻生政権を追い詰めてきたこれまでの政局の流れを変える事件になる可能性もあると感じる。私が東京から聞く限り、事件の真相や衝撃の深さは生易しいものではないことは確かだ。

新聞を読む限り、実際は西松建設の資金なのに、ダミーの政治団体を通して行ったという逮捕容疑になった2100万円の献金も入っているとされる。小沢代表は、こうした献金の実態や出所を知らなかったのかを含め、経緯を詳しく調べて国民に示す必要がある。それが、政権を担おうとする党の代表が果たすべき説明責任と思う。

小沢氏と検察のどちらが正しいかは、大きなポイントとなる。検察は今回、衆院選が迫っているほか、政治の緊張が高まっている国会中というタイミングで強制捜査に入った。民主党の鳩山幹事長は「政治的意図が感じられる国策捜査」と批判している。事件の波紋は大きく、昨年から報道されながら、なぜこの時期との疑問は確かだ。ワイドショーでは、自民、民主双方とも、党首を変えてほしくないから攻撃もほどほどとか。政治の劣化が進んでいるとも報じられている。

とにもかくにも、政治は一寸先は闇だ。事件をきっかけに、一瞬で攻守所を変えるようなこうした風向きの変化は、首相がこれから決断しようとしている解散日程だけでなく、選挙の結果にまで影響する可能性もある。それだけの事件との私も受け止めている。元首相、現閣僚も絡んでいる。福井の選挙区にも影響することは確かだ。

ただ、私はそうだが、国民は、与野党が選挙にプラスかマイナスかを計算して事件の対応に腐心する政治を求めていない。それどころか、悪化するばかりの景気・雇用情勢が急務だ。麻生首相のいう「景気と雇用対策が優先」という言葉がほんとに聞こえるからへんなもんだ。ただ、ある敦賀市民は「代表秘書のカネに絡む不正が証明されれば、民主党は政権は取れない」ときっぱり。いずれにしても、事件がどう展開するか、地方は冷静に見るしかない。代表の説明責任もしっかりと果たすべきだ。それがなければ、世論は冷たくなるばかりだ。

今日から議会は代表質問が始まる。定額給付金の補正予算も上がってくる。
【2009/03/09】 | ページトップ↑
「敦賀鉄道資料館」(敦賀港駅舎)のオープン
Date:2009-03-08(Sun)

敦賀の金ヶ崎の港周辺が整備されてきた。旧敦賀港駅舎に10日、「敦賀鉄道資料館」をオープンする。大和田別荘のムゼウムもそうだったが出来たものを見て、「小さい」「狭い」とか、「ちゃっちい」とか、「もっと立派なものに」とか、巷での声が聞こえるようになる。現状の中で工夫の結果だ。人気があり、金があれば、また大きくすればいい。私はそう思っている。

いずれにしても、明治からの鉄道の歴史と赤レンガ倉庫、大和田別荘(ムゼウム)と港周辺がそろってきた。敦賀の第3次か、第4次総合計画を見直すと港周辺の開発の絵が描かれている。港を見渡すランドタワーもあるが、この頃の企画がようやく身を結び始めた。休止するJR貨物の敦賀港線が今後、どうなるのかさだかではないが、ランプ小屋や線路とあわせ、明治の繁栄した敦賀港の歴史がそろう。

港一帯の賑わいつくりと大上段に構えるよりも、じっくりと時間をかけて整備するとおのずと、人が集まる場所になる。それだけの材料は十分に備えているからだ。あせる必要はない。

「人道の港 敦賀ムゼウム」でボランティアガイドしていると、先日、神戸の方が、リピーターとして、家族を連れてきていた。小さな展示館で、写真とビデオと、文書だけのものだが、何か心に残るものを感じて、再び訪れてくれるのだろう。施設も大事だが、そこにある歴史も大事だ。

話を飛ばすが、杉原千畝の生年月日は、明治33年(1900)1月1日。明治生まれの気骨ある外交官だった。今、彼と2歳しか違わない「白洲次郎」関係の本を暇にまかせて読んでいる。生まれは明治35年(1902)2月17日、終戦直後の連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)支配下で、憲法草案に深く関わり、吉田茂の側近として活躍し、貿易庁(通商産業省の前進)長官等をつとめる。独立復興後は、東北電力会長等を歴任した。夫人は、作家・随筆家の白洲正子。私の父が明治30年(1897)1月3日生まれ、そんなことも重ねているのかもしれない。歴史と人物を重ねていると実に興味深い。

余談だが、白洲次郎の最後の言葉が「右利きです。でも夜は左」、これは、入院した病院で看護師さんに「右利きですか?左利きですか?」と尋ねられて答えたもの。ちなみに「左利き」とは「酒飲み」という意味を持つらしい。大工は金づちを右に持ち、酒を飲む杯は左というのが説らしい。いずれにしてもユーモアある。こんな言葉も残している。「楽しみは花の下より鼻の下」、これは想像にまかせるが面白いユーモアだ。私には変な駄洒落よりは数段上だ。

話を戻すが、金ヶ崎緑地一帯、歴史的なものと重ねながら整備されてきた。敦賀港百年のみなと博から10年、ようやく整ってきた。次は赤レンガ倉庫、敦賀港線とゆっくりと整備することだ。金ヶ崎宮との連携は、動線は、天筒山とは、中池見とは、時間とかけた取り組みは工夫も生まれ、市民の声を聴きやすくなる。

「醸成」という言葉がある。新しい施設がなじむまでに時間がかかり、違和感からなくてはならない施設になっていく。港の賑わいは当分、先でもゆっくり時間をかけた取り組みは、歴史との結びつき、色あせることはない。そんな時間をかけた取り組みを、私は推奨したい。

【2009/03/08】 | ページトップ↑
政治で左右される敦賀市・・・。
Date:2009-03-07(Sat)

日々の電力量は、生活実態、景気、経済のもっとも速い指標だ。私の経験からもその日で、そこの地域がどのようになっているか、気温でも変われば、災害でも変わる。それも速報値的に知ることが出来る。その電力の国内電力需要が前年度比1.9%減の9169億6900万キロワット時になるとの見通しを発表した。景気後退で大口の産業用需要が減少。

全国10地域すべて前年割れとなる見通し。減少率が大きいのは、中部の3.1%は自動車不況だが、意外に北陸地域の2.8%の落ち込みがひどい。

景気の現状は悪化というより落下という速度だ。ところが、敦賀市は、幸か不幸か、産業構造から有効求人倍率1.31など、公表される指標は、緩やかだ。ハローワークの状況もなんとなくのんびりしている。これも長年の市長をはじめ、政治判断で選択をしてきた敦賀の今日だ。それでも生活実態は厳しさを増しつつある。

ここまで、書きながら、一地方議員の民主党員として、そろそろ言わなければならないこともあると考えている。話を急にゲームの世界に引きずり込んで恐縮だが、これが分かりやすい。白か黒かのオセロゲーム。シンプルだが知的な遊びで、覚えるのは一瞬、究めるのは一生。打った手が、点から線に、さらに面へと広がっていく。

どんなゲームもそうだが、オセロも相手の先を読み、わなをしかけて駆け引きする。盤上の形勢で優勢だと思っても、一気に劣勢に回ることが少なくない。言わんとすることは、オセロも政治も数で決する。会見で釈明する姿を見て、その強気が力強くもあり、正直、不安を感じた。一部、市民からは「がっかりした」という反応もあった。政権交代を目指す野党第一党の代表として、日に日に期待や重みが増していたからにほかならない。同じ白と黒でも小沢代表は、昨年から取り沙汰された西松建設の疑惑で、こんな展開は読めなかったのだろうか。

言い過ぎかもしれないが、いつまでも低い次元にとどまっている政治は、この時期、だれも望んでいない。西松建設の巨額献金事件で、民主党は小沢代表の続投支持を決めた。政権交代をかけた政治決戦が迫り、小沢氏の手腕やカリスマ性が党の結束に欠かせないという判断だ。「党首の説明を信じろ」との鳩山幹事長の文書がメールで地方議員にも民主党福井県連を通じて届く。しかし、危機意識が希薄すぎないか。

今後、矛盾する事実が明らかになれば、小沢氏の政治生命ばかりか、党全体へのダメージは計り知れない。そうなれば、民主党に対する国民の信頼は地に落ちる。民主党が今なすべきことは、小沢氏の説明をうのみにするのではなく、小沢氏から詳しい事情を聴くなど、事実を客観的に調べ、国民の疑問に答えることだ。

民主党は、04年の年金未納問題で菅氏が、06年の偽メール事件では前原氏が代表辞任に追い込まれた。いずれも厳しい世論の批判を見誤り、対応が遅れた結果だった。与党を厳しく追及しながら、肝心のときに不祥事で自滅する。そのたびに危機管理能力の未熟さが指摘されてきた。まして今は、世論調査で民主中心の政権を望む意見が自民中心を大きく上回り、政権交代の現実味を国民が感じ取っているときだ。過去の苦い教訓を生かすならば、対応は早いに越したことはない。

いずれにしても、敦賀市も日本、福井県の中で動き、市民生活も政治で左右される。来週から、市議会で定額給付金の補正予算が議論される。どう景気に影響するか。高速道路休日1000円が影響するか、さだかではないが、これも日本政治だ。民主党が毅然と立ち向かえるかどうかは、国民の信頼を得て政権を担う資格があるかどうかの試金石になる。
【2009/03/07】 | ページトップ↑
子育て支援、生活保護など考え方の変化は・・・。
Date:2009-03-06(Fri)

どうも民主党の風当たりが強くなった。よく市民から「せっかくよくなったのに」と小沢代表秘書の逮捕の見方は厳しい意見が多い。ところで、「なぎ」は漢字で凪。風がやんで波が収まること、瀬戸内海の「瀬戸の夕凪」は肌で感じてきた。夏の四国の夕凪は極めて暑い。この「凪」は、日本独特の和製漢字と中学で習った。つかの間の凪から流れが変わる。怖いものだ。政治の風、不況風、巷の民の風、昨日も敦賀の風は、季節の風か、風が強かった。

昨日も夕方、市役所五階の議場で本会議の予算常任委員会の報告と定額給付金関係の打ち合わせ。一般質問の下調べなど休会中の過ごし方だ。

子育て支援策も調べたが、これも決め手がない。効果があがっているのかの判断も難しい。数字上は出生率1.5維持だからあがっているとの見方もあるが、これも難しい。就学前の医療費無料化など制度充実や病児保育の要望、子育て相談の充実と、要望を市民から聞くと多いのは事実だ。

敦賀市も年間二十数億円、一般会計約1割の予算が充当されている。年々、要望も増え、一番の上昇は、就業前医療費無料化は浸透したのか、増える一方だ。最近は費用対効果というが、子育て世帯はこのことにありがたみを強調する。もう止められる施策ではない。小学校、中学校までの義務教育までの、さらなる要望も強い。

「病児保育」(急なお子さんの病気でも預かってくれる保育施設)も嶺北のすべての市で行っている。全国的にも地方でここまで充実している県も少ない。ところが、この分野も嶺南では上中病院くらいだ。この要望も多い。話を聞いても、我々世代の子育てと現在の子育て世代の考え方の違うことに気がつく。「介護の社会化」という言葉があるが、どうも今は「子育ての社会化」が当たり前との考え方が浸透し始めている。難しい時代だ。

話を変えるが、これも考え方を改める必要があるかもしれない。ある方から就職や生活保護の相談を受けた。敦賀市でも昨年から生活保護世帯が増え始めている。全国的に急増しているとの新聞報道。特に、若者の失業者が自治体の窓口に駆け込み、受給手続きを取る事例が目立っているという。

失業の波は非正規にとどまらず、正規社員にも押し寄せている。雇用情勢は今後さらに悪化するとみられ、受給者数が一層増加するのは必至だ。敦賀は幸か不幸か、ある工場の閉鎖の従業員の移転先にもなっている。幸い、ハローワークでの有効求人倍率1.31と県下随一と高い。それでも生活保護ぎりぎり世帯も増えている。

生活保護は生活困窮者に最低限の生活費を保障する最後のセーフティーネット(安全網)だ。支給の適否は、申請を受けた自治体が預貯金の額などを調査して決める。税金をねん出するだけに、これまでは生活保護を申請することすらハードルが高かった。敦賀市はどちらかというと真摯に相談に乗ってくれる。だが、一方で雇用のあっせんはとなると、市の領域から外れる。一体的運営が難しい。

社会保障費を抑えようと、窓口で申請を拒否する「水際作戦」を取る自治体もあるという。申請から受給までの期間も自治体によってばらつきがあると指摘されている。

生活保護の大きな目的は、受給者の将来的な自立を促すことにある。ところが現状は病気であったりすることも大きく、自立とはほど遠い方も多い。健康を取り戻しても、仕事に就くための支援策となると極めて難しい。ハローワークは市の行政区分からは外れる。就労のあっせんもなかなか難しい。 

社会の変化は大きい。市民ニーズの変化も速い。とにかく話を聞きながら行政にその声を伝える仕事である議員の考えも身にしみたものと違うものを求められている。どうも時代感覚が違うのか・・・。難しい時代だ。時代の風は着実に変わっている。それを感じるのもそれを感じ過ぎてもいけないのか難しい。
【2009/03/06】 | ページトップ↑
変わりやすきは・・・。春に三日の晴れなし・・・。
Date:2009-03-05(Thr)

変わりやすきは・・・。春に三日の晴れなし・・・。と言葉がいろいろあるが、雨模様から昨夜は晴れ。春一番かと思えば、寒さが戻り、行きつ戻りつするこの時期。政権も突然の逮捕劇で民主党の大揺れで、春の嵐が暗い雲を呼び込んで、これも晴れ間が見えてこない。

昨日は、代表質問と一般質問のヒヤリング。市役所の各部各課の担当と、質問内容について丹念に説明する。文書の行間だけでも背景や思惑がある。それだけにヒアリングも大事だとも思う。議場は質す時は質すが、建設的に議論を重ね、政策を形成していく場でもある。そのためにはできるだけ知ってほしいとの思いも強い。

私もJR敦賀駅舎について12月議会で質問をした。「JR西日本の所有の駅舎に敦賀市がほぼ全額、税金をかけてリニューアルをするのか」と。百歩譲って、補助金なら理解できるがとも考えたが、まだしっくりしない。

市側は、6,9,12月の補正予算の上程を考えているようだが、政権の行方次第では新幹線の敦賀駅部認可も定かではない。とにもかくにも駅舎は市民にとっては最大の関心事にあることは確かだ。

ところで、今回、私は、現在のJR敦賀駅を市役所の機能を一部加えた駅舎か、駅西を提案する。JR敦賀駅に市役所機能を一部移し、市民がよく利用する課や窓口業務か、観光協会と観光まちづくり課が一体となって現場でともに、仕事をするなど、敦賀市のひとつの中心である駅に集積を図り、人を集めて賑わいを自らつくる呼び水にもなる。

駅は、北陸線、小浜線の鉄道の拠点、コミュニティバスの拠点でもある。コンパクトシティー構想の拠点にもなる。敦賀市の中で、駅前は、バス、タクシーなど交通ターミナル機能を持っている。エネルギー研究拠点化構想の連携大学、研究所の計画もある。国、県の合同庁舎もある。ぽっぽの福祉施設もある。大きなホテルも二つもたった。

車いすで駅構内を移動することができない現敦賀駅ホームを優先してバリアフリー化を行い、その後、新駅舎を計画的に段階的に仕上げていく。そんな長期戦略があってもいいのではないか。市役所機能が入るのであれば、市民も納得できる材料にもある。それも中二階ではなく、当初予定通りの三階建ての立派なものにすべきではないか。

それでも全額、敦賀市負担には、疑問がある。長浜駅は部分的に話し合って負担を明確にしている。待合室や便所は本来、JR西日本がすべきもの。この時代、なんでもかんでも市役所が建て直すこと無理があることは明確だ。まとまらなければ、まとまるまで何度も交渉する粘り強さがほしい。長浜駅は10年以上の月日をかけている。

さらに、JR敦賀駅舎と同じように、耐震化問題で検討が始められた現市役所庁舎の危険分散や将来の耐震化構想の一助にもなる。

これまでの木崎の大学構想、若狭湾エネルギー研究センター構想など、大きなプロジェクトがとん挫してきた経緯や教訓がある以上、持続的に辛抱と粘り強く、取り組みたい。けっして焦ってはいけない。後になっての結果論だが、できればいいという、百両旦那的ともいわれる悔しい市民性を発揮するようでは、駅舎も含めた駅周辺構想もいずれとん挫する。
【2009/03/05】 | ページトップ↑
一般質問の原稿作成・・・・。
Date:2009-03-04(Wed)

昨日は、予算決算常任委員会。市長参加しての総括質疑。その後、定額給付金をめぐる補正予算の提出も来週ありうるとの打ち合わせも行った。はじめての運営で気をつかう。

夜、帰宅すると、民主党の小沢代表の公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたとのニュースが飛び込んできた。私もお会いし話をしたことがある方だ。物腰が穏やかで落ち着いて仕事をこなすとの印象を持っている。

今回の逮捕は、今後の国会審議や衆院解散・総選挙の時期にも影響を与えることも確かだろう。この種の逮捕は、相当の準備と決め手をもって実行に移されることが多いだけに心配だ。麻生首相が同党の混乱を突いて早期解散に打って出る可能性も取りざたされている。麻生内閣は定額給付金を巡る迷走などで支持率低迷にあえぐ一方、民主党の支持率が上昇し、自民党を各社ともに、上回る調査も出てきているだけに、残念でならない。

政治不信が増えることは確かだが、内閣支持率は上がることとは違うとも考える。企業献金の隠れみのに使っていた政治団体から献金を受け取っていた自民党国会議員が複数いることも分かっており、どうなるのか、自民党、民主党ともに、今後の推移を見守るしかない。

今日は議会の代表、一般質問の通告締切日。一問一答に12月議会よりなったため、早朝、原稿を仕上げた。原稿の分量も従来の三分の一とし、想定問答も考えたが、考えがまとまらない。代表質問、一般質問は9日、10日、11日との3日間。原稿は以下の通り。

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2009.3月議会一般質問原稿(北條)

1.人口減少社会における市政運営について

①人口減少社会の受け止め
 平成20 年12 月、国立社会保障・人口問題研究所から、市区町村別の将来推計人口(平成17(2005)~平成47(2035)年)が発表されました。敦賀市の25年後の5万7千人と今より1万2千人も減少するものです。敦賀市はもう人口減少社会という現実に向かい合っています。明日を考えるためには、示された未来予測としっかり向き合うことが第一歩だと考えます。
 しかしながら、私たちは、人口増加と経済も発展する「右肩上がり」を前提に組み立てられた社会システムの中で育ってきました。この先、これまでの「総合計画」では、通用しなくなることは目に見えています。市長として、この人口減少社会をどう受け止め、今後、市政運営にのぞむのかをまず伺います。

②財政計画実施モデル
 敦賀市中期財政計画における平成21年度から平成25年度の財政規模はほぼ250億円ですが、同じような人口規模の財政規模と比較してどのくらい多いのか、また、その原因は何か。今後の人口減少社会の中で、財政運営で、市民のために何に配慮すべきか、市長の見解をお伺い致します。

③少子高齢化社会の対応
 敦賀市は人口減少とともに少子高齢化社会化が予測以上に進んでおります。高齢化率の推移をみますと、全国及び福井県を上回る速度で上昇しています。
中期財政計画にあります高齢者福祉費用の歳出5%の伸びは当然として、予想を超える超高齢化社会の到来から推定しますと、それ以上の伸びも必要と考えますが、市長としてのご見解をお伺いたします。
 
 次に、少子化の速度は全国的には遅いものの同様の傾向を示しており、歳出の約10%支出は今後も欠かせないと考えます。中期財政計画の中に「特別保育の拡充に係る増加を別途見込みます」とありますが、別途とは何か、具体的な施策をお伺いいたします。また、市民要望の強い病児保育について、どのようにお考えかを合わせてお伺いたします。

④敦賀市の重要施策
 敦賀市の人口の増加や活性化のため、産業団地の企業誘致、エネルギー研究開発拠点化、中心市街地活性化、観光事業など、多くの重要な事業を展開しております。今後の人口減少や高齢化社会や投資的経費の減少などを考え、今後、重点的に行うべき重要施策について何か、市長としてどのように考えるかをお伺い致します。
 
 次に、12月の私の一般質問で「JR敦賀駅舎改築と市役所耐震化は同時進行も可能」と市長は答弁をされました。しかし、計画は同時進行であっても、投資的経費減少から、JR敦賀駅舎改築や現在、駅西でまだ計画が定かでないエリヤ(現在の駐車場部分)などへの、市役所機能の一部を移転するなど長期的将来構想を描くべきと考えますが、市長のご見解をお伺いたします。

2.市立敦賀病院の中期経営計画と敦賀市立看護学校について
①市立敦賀病院
 市立敦賀病院の中期経営計画の公表。敦賀市立看護学校の助産師学科の増設と、どれも敦賀市の地域医療の重要な現実的な施策と評価したい。市民に対し必要な医療を継続的に提供するために、経営指標に数値目標を設定したことや具体的な取り組みを掲げたことなど随所に工夫がみられ、今後の取り組みに期待したいところであります。
 その中で、私は人材の確保・育成が何よりも重要であり、事務部門の含め、人材の育成から経営面も含め地方公営企業法の全部適用を提唱して参りました。ただ、敦賀病院の課題や取り組み状況や人材の育成の観点で、中期経営計画が実行されるなら、一部適用の経営形態のままで十分とも考えられます。いずれにしても、医師や看護師など医療スタッフや経営を担う事務部門のスタッフの確保と育成は重要であり、今後の人材・育成について、管理者である市長のお考えをお伺いいたします。
 また、具体的には女性医師の離職防止、働きやすい環境整備、看護師の離職防止の観点から従来から要望の多い「院内保育」の復活なども考えられますが、市長としてのご見解をお伺いいたします。

②敦賀市立看護学校
 敦賀市立看護専門学校の15名の助産学科は、病院への質と量の看護師の確保と同時に、助産師外来など、産科を支える重要な施策のひとつと考えます。ただ、看護学校の短大化は、敦賀市では財政上も難しい課題でもあり、敦賀短大との合併など検討を進めていくことが重要と考えますが、どのように進めていくのか、市長の見解をお伺いいたします。

以上
【2009/03/04】 | ページトップ↑
レジ袋有料化、コンビニ競争と世相は動くが、吹く風は冷たい。
Date:2009-03-03(Tue)

昨日は、議会の予算決算常任委員会3日目。20年度補正予算案の討論と採決だ。エネルギー研究開発拠点化の予算の賛成、反対の討論があった。ようやく議会レベルに話が降りて来た感覚だ。将来の敦賀市にとっても重要なだけに議論は大切だ。この分野は、本会議でも議論をしたい。

ところで、昨日は、県内で初めて、市内のスーパーや薬局計13店舗で、レジ袋の有料化が一斉にスタートした。わずか1カ月だが、それだけにニュースになる。市役所地下の売店も有料化だ。小さなレジ袋も5円。二三百円の買い物には割が合わないとレジ袋は受け取らない。有料化効果だ。

スーパーの店主に聞くと「周知が出来たのか、マイバッグを持参する方もいつもになく多かった」とか。まずはマイバック持参率がどうなるのか、注目したい。

ただ、敦賀市もそうだが、全国的にもコンビニ業界は、レジ袋有料化には、後ろ向きだ。リサイクルの法律で政治力を使って、おろさせたほど、社会的な力は強い。今後もこの状況には変わりないだろう。店主に聞くと「店舗前には独自に種類別ごみ箱を用意して、若者など違った層にゴミ分別に寄与している」と語る。

コンビニは全国で4万店を超す。交番と駐在所、郵便局を足した数より多く、「飽和状態」ともいわれる。敦賀市でも出来ては消え、一方で、松葉町のあるコンビニは、ひっきりなしに客が入る。今、そのコンビニ大手のセブンイレブンに、公正取引委員会が調査に入っている。フランチャイズ加盟店に対する独禁法違反の疑いとか。値下げのどこが悪いのだろう。

賞味期限間際の安い見切り品は、正直、家計には助かる。不況で節約を迫られる最近はなおさらだ。値下げ品との混在は、スーパーでも既にあり、そう混乱するとは思えない。競争に追われる加盟店にとっては、売れ残りが減れば商品廃棄で被るコストを削れる。それなのに値決めの権利を使わせないようなフランチャイズ本部の指導はおかしい、とオーナーの一部が反発した。

そんなセブンイレブンが市内各地に店舗が増えている。中央町でも既存のコンビニと斜め向かいで競争する事態だ。この業界の競争は激しい。弱肉強食の体力勝負だ。コンビニ発祥の地、米国でも最大手が倒産したほどだ。セブンイレブンの創業理念は、地域との「共存共栄」。災害時に備えた自治体との連携協定、食育や地産地消を支える商品開発などの取り組みも展開している。目くじらを立てることでもないが、なぜか、口を出したくなる。

いずれにしても、社会情勢の不況に変わりはない。「景気は気から」という側面もある。今日は桃の節句。どことなく心が浮き立つような気がする。気持ちだけでも明るく、前向きにいきたいが、吹く風はなぜか冷たい。難局打開に対する政治の状況は停滞感が強まるばかりであるだが、レジ袋の有料化、コンビニ競争と、3月の季節と同じように、世相も動く・・・。今日は予算決算常任委員会の市長が参加しての総括質疑、夜は、一般質問の原稿を考える。

【2009/03/03】 | ページトップ↑
太陽光発電の勢い
Date:2009-03-02(Mon)

昨日は、朝は代表質問の私の持ち分の原稿作成、昼は民主党県連の常任幹事会、夜は越前町議選のバンザイと、敦賀に戻ったのは深夜1時。眠い目をこすりながら・・・・・。

「春はあけぼの・・・」と枕草子の前文。これだけは古文の授業で暗記させられた。3月になると急に太陽の光が明るくなるような気がする。懐かしい日差しの暖かさと強さを感じる。そんな話でもないが、家庭向けの太陽光発電装置の取り組みが急浮上している。私も先月21日、福井市の鈴木こうじ政治塾で原子力と合わせて講演したばかりだ。

敦賀の議会の総務分科会で質問が出た。部長答弁では「政策的なことなので」とかわされたが、当初予算はないものの、補正予算でも出てきそうな勢いがある。国の補助が今年1月から復活したほか、県も2009年度当初予算案で補助制度を新設した。同様の制度の導入を前向きに検討している市町も少なくない。

エネルギー資源確保や地球温暖化という差し迫った課題の解決に向け、有力な処方箋である太陽光発電の普及が加速する勢いは、まさにオバマ大統領の出現と発言だ。国内市場は、家庭向けの太陽光発電システム設置に対する国の補助制度が05年に打ち切られ、大幅に減少。日本のエネルギー政策のふらつきが指摘された。また、太陽電池の生産量は、原料のシリコンの供給量に左右され、今後の不安定さが気になる。

敦賀市では、05年以後、独自に定めた補助制度しかない状態が最近まで続いていた。太陽光発電は政策的な補助金なしでは自立できないことを証明したようなものだ。

これまでは、住民が、約230万円の標準的な太陽光発電装置3キロワットを設置する場合、従来の補助額は約10万円、本体価格の約4%のみだった。だが、復活した国の助成と県が新設する制度を併用すると、補助額は定かではないが、約40万円を超えるのではないか。本体価格の約20%が補われることになる。

まだ、定かではないが、県の補助制度は、対象者の住む市町に同様の補助制度があることが支給の要件のはず。市町に制度創設を促し、一般家庭での太陽光発電の利用を進める狙いがあるはずだ。いずれ、敦賀市も制度が整備されるのではないか。

ただ、そうした補助制度があっても、太陽光発電が一気に普及するのには壁がある。自己負担額を回収できるのは、最も有利な条件でも十数年から二十年程度かかる。北陸地域ではもっとかかるかもしれない。そんな訳で、消費者に投資を促すのに、環境への意識に頼るだけでは限界があることは確かだ。

こうした状況を受け経済産業省は、ここにきて太陽光で発電した電力を現行の二倍程度で買い取ることを電力会社に義務付ける制度を導入すると表明した。電力会社との話し合いは当然、ついていない。電気料金の値上がりへの跳ね返りや、電気量が多くなると太陽発電の気まぐれ的な発電は、串刺し的な電力の系統連係で難しい問題も多い。

ただ、欧州のドイツやスペインでは、電力の高値買い取り制度などによって普及が進んだことは事実だ。だが、産業として太陽光発電に競争力を持つ日本ならば、電力会社に頼らずに、政策的により踏み込んだ初期投資の軽減策があってもいい。いずれにしても、環境政策にも各党がマニフェストに本腰を入れよう。そうした中に太陽光発電はオバマ大統領の影響も大きく、本格普及への元年となることを確かだろう。
【2009/03/02】 | ページトップ↑
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