議会が終わり大きなプロジェクトが本格稼働するが・・・。
Date:2009-09-30(Wed)

昨日で9月議会が終了した。広域連携大学、駅舎改築、敦賀酒造を中心とする船溜まりも動き出した。実施設計予算とはいえ、議会も正式にゴーを出したことになる。全体枠の中心市街地活性化基本計画が大きく進み出したことになる。これらにかかる多額な経費負担は国とのかかわりが深い。それでも敦賀市も応分の負担を行うことになる。原子力発電所に伴う交付金などの財源確保も大事になる。

中心市街地活性化基本計画の認定申請も国は正式に受理した。これまであれば、受理はほぼ認可も等しかったが、政権交代でどうなるのか、わからない面があろうがほぼ認可と受け止めていいだろう。ただ、私が心配するのは、予算総額や費用対効果など全体枠がまだ十分に見えてこないことだ。中心市街地活性化の全体議論が、議会も不足している。人口減少と少子高齢化との関わりなど成果と効果がどうなるのか、右肩上がりの時代ではないだけに議会も全体を見渡す努力が必要だ。

昨日の議会終了後、議会での駅周辺整備に係る特別委員会が開催され、駅舎改築の設計が議会を通過したため、敦賀駅のバリヤフリーのあり方、具体的には、エスカレターの設置などの領域に議論が進んだ。これも大事だが、中心市街地基本計画のメニューはこれだけでない。国道8号線の2車線化や各商店街の活性化など難しい課題と全体をどうみるか、さらに言えば、地域議論だけに限れば、少子高齢化が急速に進む西浦、東浦、愛発をどう維持し、活性化するかなど、中心市街地に限られ多額な経費が投入されるだけに、一方で、広域的な議論が、限られた予算の中で出来ていないのだ。

話が大きくなったが、今回の議案で広域連携大学の存在は大きい。リスクもあるが、大学が有形無形に地域の役立つことが多いのだ。敦賀短大の存在だけでも歴史文化面で貢献も大きい。一般会計の持ち出しも毎年1億5千万円と大きく、今年度末には結論を議会は求めているが、私は簡単に廃校にすることだけの議論を求めていない。看護学校との合併も難しいが、医療面の人材輩出など難しい敦賀地域でいかに持続的に確保するか、大きな課題だ。

大学の存在は、人材育成だけでなく、地域の文化や知力の蓄積の場である。理工系大学の地域とは離れているようで、月日が流れると直接的にも間接的にも長期間にわたって地域に影響を与え、確実に成果を挙げている例も多い。

理工系大学と言えば、とかく固く、遠い存在だが、駅西地区という場所は来訪者を受け入れやすく、一方で、市民も行き易い場所でもある。原子力発電所は地域との交流は従業員が住むこと、雇用の場となって定着し、その果実でできる大学だけに、地域に溶け込む努力も必要だ。建物を塀で仕切るべきでもない。大学と市民と連携できる工夫がほしい。
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【2009/09/30】 | ページトップ↑
重要な議会決定
Date:2009-09-29(Tue)

地方にしろ、国にしろ、一度決まったものはなかなか変えられない風潮がある。長い年月と膨大な資金、労力をかけたものならなおさらのこと。中止にしても相当な労力とお金が伴う。市長選での政策論争で、最近の例をあげると、あわら市の学校の統廃合問題や青森市の中心市街地活性化計画など各地域で中止、見直しに向かうことがあるが、ほとんどまれである。敦賀市でも市長選後、敦賀短大の四年制大学化がとん挫した、とも聞く。このことがよかったかどうかは別にして今日まで問題を残していることは確かだ。

一方、中央の政権発足から10日余り、想像していた以上の速さで見直しが始まった。民主党は群馬の八ツ場ダム、熊本の川辺川ダムの中止を総選挙のマニフェストに掲げて勝利した。福井県の足羽川ダムなど県内4つも含めてすべてのダム事業を見直すという。両ダム中止はその突破口。もともと地元は村が水没する計画に反対だった。国などの説得でやむなく苦渋の選択をした。政権が代わったからと言って、また振り回すのか。地元から反発の声が上がるのは当然のことだ。

これまで事業中止のほとんど仕組みはなかった。半世紀にも及ぶ住民の苦労はマニフェストやこの10日間では変えられないとの思いだろう。住民への補償制度の創設や生活再建にも力を尽くすという。今後、どう動くのか、見守りたい。それほど途中の事業中止は難しい。それだけに、最初の決定は大事だということだ。

敦賀市でも市民温泉リラポートは、国の交付金も含んで約40憶円もの巨費が投じられた。議会での議論でも毎年の管理維持費は、一般会計からほとんど持ち出しはないと答弁だったが、現実は約一億円の持ち出しだ。決断をした議会にも責任があると思っている。現在は使用しながら考える、そんな時期ではないかと受け止めている。それでも、維持管理費が増大する、建替えなどの時期には、再度、検討が必要な時期が訪れると考えている。

敦賀市の今日の議会本会議で、JR敦賀駅舎改築、広域連携大学の設計予算の採決がなされる。相生、蓬莱の中心市街地の要、敦賀酒造の船溜まりの方向性も結論が出される。決まれば、敦賀市の駅周辺再整備、中心市街地基本計画が大きく動き出すことになる。これまで議論を積み上げての結果であり、バリヤフリー、活力、将来性、基盤整備など総合勘案して、私としては賛成をする。

市税の負担はもちろん、駅舎改築でも維持管理費から将来の改築まで絡む問題だ。駅舎改築、連携大学、中心市街地活性化など、地盤整備も含めると100億円を超える費用が動くことになる。その後の一般会計の持ち出しも十分考えられる。いずれも費用対効果を論ずる必要があるが、敦賀3,4号建設を背景に財政力のある時期の最後のインフラ整備とも受け止めている。その方向性を決定する重要な議会決定と、それほど重い選択がなされると思っている。
【2009/09/29】 | ページトップ↑
「変化」を実感するには・・・・。
Date:2009-09-28(Mon)

昨日は、民主党県連の幹事会。午後3時から福井市で開催された。衆議院議員選挙の総括も全国的に民主党が躍進する中、三選挙区とも敗北。参議院選挙と合わせれば4連敗。福井県が全国でも唯一である。そんな危機感からか厳しい意見が続出した。

ところで、中央というか、民主党政権の動きは活発だ。何かが変わろうとしている。スピードと考えを首相をはじめ、各大臣が示している。感覚的にも「変化」を感じている人は多いのではなかろうか。

秋の大型連休中、休日返上で働き続ける内閣に頼もしいさを感じる。これまで五連休ともなれば、レジャー目当ての車だけは動くものの、政治や経済といった社会の動きは止まっていた。ところが今度は、外交デビューの鳩山首相をはじめ各閣僚の働きは何度もいうが、活発だ。

人が動けば変化は、「働く」へと言葉は変わることを祈りたい。前原国交相は、マニフェストにあるとはいえ、八ツ場ダム中止を宣言、今度は川辺ダム、福井県の足羽ダムをはじめ嶺南も含めて4ダムが検討対象。是非も含め地元との厳しい交渉が始まった。これからにしても変化を感じる。その間、あいまに、日航再生の専門家チームも発足させた。

いきなり全力疾走だ。速度出し過ぎは怖いが、未知だった政権交代、「変化」とはこういうことかと実感させてくれる。変わると思わせる原因はやはり休日返上のスピードだ。敦賀で言えば、川端大臣は高速増殖炉「もんじゅ」における国の方針は変わらないという発言も現場には重い。変わるだけではなく継続も明確にした。

気にかかっていた言葉に、「友愛」がある。私はこの言葉は好きだが、ときの首相が語るには、何か軽い印象を持っていた。おじいさん譲りの政治哲学「友愛」は、労働団体はじまりの精神でもあった。政治信念にしては逆に弱さを感じたが、世界に向け断言した温暖化阻止や核廃絶、内需拡大への決意が「友愛」につながる具体策ならば、案外固い意思だったのかとも思えてくる。

いずれにしても、県民や敦賀市民の期待も大きい。この政権はどうか。理想を実現させるには難題ばかりだ。それを支える民主党県連の役員人事で、松宮勲代表、野田幹事長を幹事会として選出した。 また、県連のなかに、政権与党と立場で中央の政策対応や県内の陳情などの対応できる組織として『地域戦略局」を設置、戦略局長に糸川代表代行をあてた。政権交代選挙から約1ヶ月、民主党県連もようやく動き出した。





【2009/09/28】 | ページトップ↑
NHKドラマ「再生の町」(最終回)をみて・・・・・。
Date:2009-09-27(Sun)

真夏の選挙から新政権、そして足元の9月議会と、目まぐるしい俗世に目を奪われている間に、道端にはコスモスがいつの間にか満開。田んぼのあぜ道では彼岸花の赤さが目を引く。朝、西浦の立石まで自転車を走らせた。往復で約40キロ。適度なアップダウンと海と山のコントラストもいい。

昼は平和堂シネマで「剱岳 点の記」、新田次郎の見たかった映画だ。学生時代、拳法部の合宿後、仲間と奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳、槍ヶ岳など穂高連峰を毎年歩いた。いつか剣岳と思っていたが時が過ぎ、もう登る気力も体力もないが、山に対する気持ちはよみがえった。

夜はあみやで「防衛懇話会」と、防衛の話も船が絡み、興味ある話題だ。原子力発電所がある嶺南地域にとって重要な課題であることは確かだ。時系列的に書きながら、書き出しを探している。昨夜のNHKドラマ「再生の町」(最終回)は市議として興味あるドラマだ。

大阪府内の架空の地方都市を舞台に、財政再建案の作成に苦闘する市の職員たちの姿を描いている。市の再建チームのメンバーが市民生活に密接な医療や福祉にも切り込み、市長公約であるニュータウン計画の凍結を含む再建案を作成、そして関係部局折衝の公開を実現し、市民に理解を求めている。

再建には、当然痛みを伴う。福祉の削減、市民病院の縮小と市民生活に直結する痛みだ。その痛みを伴う再建案の政策決定過程を住民立会でともに合意形成をしながら積み上げて作成していこうというものだ。今、よく言われる「透明性」と「説明責任」とも言うべきものをドラマが描きだしている。臨場感あふれる番組構成となっている。

ドラマは大阪府のある市だが、北海道の夕張市は、炭鉱閉山後に推進した観光事業がことごとく失敗し、財政破たんとなった。夕張市を契機に、国は自治体財政健全化法を制定。決算から、すべての地方自治体の財政悪化度がチェックする。判定に用いる指標は病院や水道の公営企業会計を加えた「連結実質赤字比率」など四つ。事実上、国の管理下に置かれる「財政再生団体」となる夕張市は、同比率が705.67%となったことなどを夕張の9月議会に報告された。2024年度までに353億円の赤字を解消する計画だ。

市民病院の閉鎖など相当の痛みを市民に押し付けている。確かに夕張市の財政状況は飛び抜けて悪い。夕張市以外にも十数の市町村が破たん手前の「早期健全化団体」となる見通しとか。財政の硬直化は進んでいる。国だけでなく地方の財政再建も緊急の課題だ。敦賀市は原子力発電所の固定資産税や交付金で全国的に財政面は優秀な団体だ。

市の施設が多いだけに、将来にも気を使った財政運営は必要だ。市民温泉リラポートは毎年約一億円の出費、いずれ考えなければならない施設だ。また、今、計画立案が進みつつあるJR敦賀駅舎の待合室、エスカレーターなど、積み上げれば一千万円を超える税金も持ち出しだ。連携大学の建物は市の管理で福井大学が維持管理を支払うが、この点も要注意だ。

他に駅前駐車場での建設が予定される施設をどうするか、ものによっては数十億円の出費も考えられる。それだけに、全体計画と管理維持費など将来の財政運営を考えて置く必要がある。国も県も助けてくれない、それが今だ。
【2009/09/27】 | ページトップ↑
新型インフル対策は最優先で取り組む課題だ。
Date:2009-09-26(Sat)

敦賀の新型インフルエンザの対策は、現状、適切と言っておきたい。これまでの休校、学級閉鎖、休業は以下の通りだった。
 ・敦賀高等学校  学校閉鎖(9/5~9/11)
 ・さみどり保育園  休業(9/12~9/18)
 ・中央小学校  学校閉鎖(9/15~9/21)
 ・中郷小学校  学級閉鎖1クラス(9/17~9/23)
 ・敦賀南小学校  学級閉鎖1クラス(9/17~9/23)
 ・新和保育園  休業(9/19~9/25)

また、厚生労働省は昨日、14日から20日までの1週間に全国約5000カ所の医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は、1カ所当たり4.95人で、11週連続で増加したと発表した。国立感染症研究所の定点調査によると、東京都では1カ所当たり10.24人。4週間以内に本格流行が来る可能性があるとテレビが伝えた。

私の聞く限り、これまでの市内感染者の大半は、10代以下の若者だ。医師に聞くと、子供から家族の感染も少なくないとも聞く。現状の小康状態を考えれば、休校、休業の措置は適切であり、未然の拡大防止が重要だという証しでもある。また、多くの患者は軽症のまま回復するとされている。学校現場での対応に加え、地域ぐるみの取り組みも進め幾重にも防衛線を張りたい。原電の発電所でもマスク励行だ。原子力発電所の重要性を考えれば、未然の大事な措置だ。いずれは、市役所でのマスク励行措置もあるかもしれない。

そのためにはいま一度、根拠のない情報に振り回されずに新型インフルの特性を把握すること。そして、子どもたちへ正しく情報を伝えることも大事だ。見えない相手だが、対応データは集積しつつある。

学校での手洗い、うがいの励行なども適切だ。学校単位でも消毒液の設置や疑い例の自宅待機などを徹底も適切な判断だ。 ただ、全国的には「授業時間の確保が重要」として学級閉鎖の基準緩和を検討する教育委員会もあるとか。もはやそんな段階ではない。

新型インフルは人類が未経験の疾患だ。寒くなる季節型同等の対策に加え、さらに慎重を期した取り組みが必要な時期に来ていると認識すべきだ。 接触の機会が多い集団をつくらないことがリスクを下げることが大事だ。

今は、感染拡大を未然に防ぐことを優先すべきだ。順位を誤ってはなるまい。子どもの自宅待機には、地域や企業が家庭を支援する姿勢も必要だろう。イベントや集会の中止も、過敏になる必要もないが、決めたものをとやかく言うのも慎みたい。

イベント準備も大変だが、今、優先すべきは何かで考えれば、許してももらえる時期を迎えるかもしれない。患者数や発生地域などの情報を収集し、市民に提供する敦賀市の行政の責任も大きい。市もホームページやRCNで、状況を伝えているが、今後は、さらにきめ細かく伝えることも大事だ。

先が見えにくい取り組みだが当面、感染拡大の抑制を掲げ、ワクチン接種可能時期を、舛添前厚生労働相が10月下旬と明言したが、なんとか、それ以前の感染ピーク到来は避けねばならない。

幸い、学校を含めPTAなど協力体制も現状、それほど問題ないとも聞いている。私たちがはぐくんできた地域社会には信頼ときずながある。いざというときは来たが、みんなで見えない敵に向き合いたい。書きながら、この問題の難しさを感じている。この意見は、今の私の情報の中での個人的もので、あくまでも敦賀市の対応と措置が正だということをお断りしておきたい。
【2009/09/26】 | ページトップ↑
広域連携大学の始まり
Date:2009-09-25(Fri)

昨日は、議会の予算決算常任委員会。9月議会も29日で最終日を迎える。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ。朝夕すっかり過ごしやすくなった。彼岸花は確実に彼岸には咲いている。地球温暖化で咲く時期がずれないか心配しているが、まだそうではない。

今世紀末には1メートルを超える海面上昇が起こると予想されている。海岸に面した敦賀も例外なくいずれ水没するかもしれない。鳩山首相は温暖化対策として、温室効果ガスの25%削減を掲げて外交デビューはまぶしさを感じる。

しかし、この高いハードルに国内の足並みはそろっていない。産業界は削減の押し付けで賃金、雇用にしわ寄せが出ると反発。選挙でマニフェストに載せた高速道路無料化も、二酸化炭素を増やし矛盾すると異論噴出だ。どちらの批判も正しい。同時に、ある一面を見逃している。日本経済は70年代のオイルショックを経験して、世界で最も優れた省エネ・省資源化を果たした。その後GDPが約2倍になる間に、産業部門の資源使用量は増えていない。

省エネ技術は日本の得意分野として経済大国を支えた。しかし、現在、省エネ技術は各国の激しい追い上げで、日本の独壇場とはいえなくなった。ただ、救いは原子力発電所が確実に増えていることだ。しかし、これからが厳しくなる。敦賀3,4号の役割は大きい。太陽光発電の技術もトップクラスだ。しかし、風力発電は、4分の3はデンマーク製などの外国製、環境問題で敦賀での設置も進まない。穀物・植物から燃料をつくるバイオエタノールへの転換も後れを取っている。

私も鳩山25%削減はパフォーマンス的な要素が強いと思うが、ここまで世界に約束した以上、後には引けない。最近感じるのが鳩山内閣はガンダム内閣のような頼もしさを感じている。原子力発電所は最終兵器とも言える。これまで、幾度も逆境をはね返した戦後史の成功は、技術だ。原子力発電所は、そのひとつだ。原子力発電の技術者は意外に少ない。優秀な技術者の多くは日本にいる。

工学部出身の理系総理の誕生は新たな再生日本のターニングポイントかもしれない。その技術が原子力発電でもある。幸い後続を走った日本の原子力発電は、今、技術者も生産する工場、日立、東芝、三菱も健在だ。ただ、2007年問題で優秀な技術者や研究者が第一線を退く。

ここまで書きすすめたのは、そこで登場するのが、福井大が中核になって原子力分野の教育研究を行う「広域連携大学」の存在だ。敦賀市にとってもリスクはある。しかし、後ろ向きには考えたくない。昨日の常任委員会で、実施設計の予算が賛成多数で可決した。最終日の本会議で正式に決まる。本格的な敦賀市でのスタートが始まると言ってよい。

概要は、市施工で土地区画整理をする敦賀駅西地区に、5階建て延べ約6700平方メートルの施設を市が建設し、福井大学が運営する。建設費は高速増殖炉「もんじゅ」の研究開発に伴う国の交付金の20億円で全額賄う。

市負担は土地区画整理事業野34億円、このエリヤだけではないが、多額の市税を使うだけに失敗は許されない。エネルギー研究開発拠点化計画の目玉事業でもある。教員37人、大学院生46人ら計約110人、減少しつつある原子力関係の技術者にとって時期を得たものかもしれない。教授などの研究者を京都大、大阪大、名古屋大からも招く。これらの大学の設備も老朽化しつつあり、維持・保守に苦労している。原子炉のある京大も維持管理に四苦八苦している。

この広域連携大学は、何よりも、原子力工学など基本分野に加え、「原子力防災工学」は全国でも例がない。これからの分野だ。鳩山内閣スタートと合わせて、確実に着実に市民で育てる敦賀市にとってはじめての大学でもあり、画期的な意味ある大学と考えたい。

原子力に関係する技術者養成には金がかかる。何よりも大事なのが、連携だ。国、県の連携、市内の施設との連携、それを支えるのは国の税金とも思っている。金の切れ目が縁の切れ目にならないようしてほしい。これからの関係者の頑張りに期待したい。
【2009/09/25】 | ページトップ↑
介護は前向きに・・・・。
Date:2009-09-24(Thr)

「シルバーウィーク」が終わった。この言葉はどうも違和感がある。もう少し、いい言葉は何かと思う。一方、鳩山内閣がスタートして1週間、ニュースのトップだ。政界の景色が変わり始めた。25%削減を国連で約束。これには、相当の痛みを感じる。国交相が川辺川ダムや八ツ場ダムの建設を中止、歯切れはいいが、全体工程が7割も終わった現場の住民は複雑だ。

厚労相も評判の悪かった後期高齢者医療制度の廃止を明言、障害者自立支援法も廃止すると言いきった。これも歯切れがいい。連休中、介護と向き合う。現場の課題が肌で感じた。地方では、安心とはほど遠い現実がある。5、6万円の国民年金だけ暮らし向きが苦しい人が多い。医療環境、医師不足、さらに、介護現場の人手も不足と、制度廃止はいいが、現場での現実をどう解決するか、これからが難しい。

例えば、介護施設の整備、特別養護老人ホームの待機者問題、地域密着型のグループホーム、小規模多機能型居宅介護の整備などなど自治体固有の問題。現場の介護現場では給与が安く、重要労働で腰を痛めるヘルパーも多い、景気の状況がよくなると人は集まらないのでは語る。介護報酬もわずかな上昇では、経営が苦しいことで、施設整備、拡大は、「制度を変えない限り、これ以上は難しい」という友人の施設経営者は語る。制度上の問題もあるが、社会構造、人口動態など現実の問題は山積している。

もっと、具体的な例をあげると、施設の現場で感じるのは、利用者の大半が女性ということを痛切に感じる。私の年代の友人との話題の中心は介護の話が定番となった。長寿社会で、母親をみる例が多い。かつては女性が高齢者介護を支える担い手だった。だが、状況は確実に変化している。認知症などになった母親や妻の世話をする男性が珍しくなくなった。

男性の場合、急にその場面に立ち会うと、在宅介護は本当に難しい。戸惑うのは料理や掃除といった家事をはじめ、入浴やトイレなどの介助である。仕事中心の生活を送ってきたためか、プライドもある。現実は、慣れない人が多いうえ、地域社会との関係も薄い。悩みが深まっても、一人で抱え込みやすい。友人の話を聞くと現実がひしひしと、伝わる。

介護ストレスで、体力の劣る女性への虐待が増える現実も理解しやすい。先日も書いたが、山口県の裁判員の話題になった介護が原因で起きた殺人事件のうち、男性が加害者になったケースが約7割を占めるという。安定した介護を持続するには、とにかく、家族間の連携、介護者を孤立させず、分担による息抜きや悩みを相談できる環境づくりが大切だ。とはいっても、男性はプライドか、弱音を吐きたくないというのが現実だ。ついつい閉鎖的になる。

介護は明日がないと考えると息が切れる。「ほどほどに」継続できる環境整備は大事だ。前向きに前向きにと考える、本人の姿勢も大事だが、制度の再構築、財源確保など政治の課題も多い。自治体も確実に増える医療と介護の財源をどう確保するか、国頼りだけではすまされない現実も考えておく必要がある。難しい時代としか、言えない現実がある。それだけに、自治体の役割も大きくなる。
【2009/09/24】 | ページトップ↑
ほどほど・・・。
Date:2009-0922(Tue)

介護は「ほどほど」がコツと学ぶことが多い。認知症もほどほどにと思いながら進む。介護する側もほどほどと考えること大事だとか。

自分も老いは確実に忍び寄っている。近視用の眼鏡をかばんに入れている。度は弱いが疲れると新聞が読めなくなる。その兆候を感じたのは10年前だろうか。焦点が合わず、当然、針に糸を通せなかった。選挙で地図を見て詳細は読めない。

試しに眼鏡を取ったらよく見えた。とうとう来たと思った。老眼鏡と認知症も密接に関係している。見えないから読まない、読まないから認知症がひどくなるという構図だ。

知り合いの眼科の医師に聞くと、中高年になって近視が進む人が増えているとか。近視と認知症も関係しているとか。パソコンの画面を見つめる時間が長いのも困りものだ。

私も人の名前を思い出せないことが最近よくある。鍵をどこに置いたか分からず、家中探し回るときは情けない。物忘れだけでない。文章を読んでいてすんなり頭に入らないこともある。疲れ目のせいか、頭が固くなったせいか。一滴させば瞳がすっきり、ついでに頭脳の働きもよくなる目薬があればいいのに、視力の衰えはこれからも進むだろう。老化は順調に年を重ねた証しだと受け入れるしかない。。

介護をする人、される人、どちらも老いる。気を張らず、肩を張らず、ほどほどに、相互が向かい合うのが長く付き合えるコツと。介護が長くなると気もめいるが、、それも人生、ほどほどだ。
【2009/09/22】 | ページトップ↑
敦賀の土地の価値と将来
Date:2009-09-21(Mon)

昔というか、ある講演会で客観的に、その地域の価値と活性化写す鏡が基準地価と教わった。先日、国土交通省が発表した今年7月1日時点の基準地価は、全国平均で商業地が前年比マイナス5.9%、住宅地がマイナス4.0%だった。ともに、ここ5年間では最大の下落幅だ。地下の動向は暮らしさすさ「とは違うが、活性化という点で重要なデータと考えている。

昨年秋からの世界同時不況の影響がもろに出た。オフィス需要が冷え込み、雇用不安や所得の減少で住宅購入意欲が低下している。敦賀市も10年前とは明らかに違う。ただ、敦賀3,4号などがあるから幾分救われていると見るべきであろう。

今回の不況前まで、地価は上昇または下落幅縮小の流れにあった。ところが、敦賀市は、これだけプロジェクトがありながら、バブル以降も縮小はあるものの、下げ止まることがなかった。このまま資産デフレの状況が定着していくのか、それともどこかで下げ止まるのか、踏ん張りどころでもある。大きな分かれ道に差し掛かっているのではないか。

地価下落は保有資産価値の目減りだ。人口減少が拍車をかけ、消費も下がり、税収を減らす。街の新陳代謝を促す面もあるが、にぎわいが消えた証左ともいえる。このままでは敦賀市の基準価格も低下は続くと見るのが妥当であり、それでいいのだろうか。小浜市よりは、下落率が少ない一喜一憂する場合でもない。

JR直流化や中心市街地活性化、原子力発電所がどう影響しているか、もしなかったらと、推察が先立つが、地価の動きに投影される経済そのもが、原子力発電所があるからだけでは救われない一地方都市の限界も見える。

具体策の構築と着実な実行は欠かせない。少子化対策や地方の街づくりへの支援など、経済の骨組みに当たる部分の取り組みも、じっくり腰を据えて行う事も大事だ。

敦賀市も有効求人倍率は0.8と下げ止まっているが、政府の景気底打ち宣言は実感に乏しい。消費不振による中小企業の苦闘や雇用が下げ止まっているといえるが、フリーターやパートの求人数はそれほどあるわけでなく、正規職員に限って言えば、専門職か、技能のあるものに限定される。低迷に先は見えない。原子力発電所がなければ、どうなっていたのか、考えるとそら恐ろしい世界だ。

嘆いてばかりいても始まらない。地価の安さを逆手に取った地域づくりの努力がこれまで以上に求められる。相生、蓬莱の伝統ある通りに、魅力を感じてもらえる仕掛けをいかにつくり上げていくか。JR敦賀駅西地区への開発はある意味では起爆剤と考えたい。広域連携大学も息の長い話だが、次の展開が期待できる。駅のバリヤフリー化も将来のインフラとして重要な意味を持つ。

暮らしやすい住環境整備も重要だ。市立敦賀病院の存在、敦賀駅のコミュ二ティーバスのターミナル化も大事な要素だ。高齢化に対応した十分な医療と利便性を確保する。災害対応を念頭に置いたコミュニティーの構築を忘れてはならない。

青森の十和田市のごく一部など全国の地価が下落しなかった地域では、資源や特性を生かした独自の街づくりが現に見られる。むしろ民が主導する姿勢が重要だろう。 その意味での船溜りも重要な要素だ。ハコモノ建設だが、一味違う要素を感じている。人口減少が始まった敦賀市、まちづくりも正念場を迎えている。少子化、高齢化などの社会保障費は年率約5%で上昇する。今ある市民生活の維持、向上と、文化的な生活を守ること、将来ビジョンと優先順位をつけながら、選択と集中の難しい時代が訪れている。基準価格を一つ見ても多くのことを教えてくれる。

【2009/09/21】 | ページトップ↑
新しい政治・行政システムづくりを急いでいるが・・・。
Date;2009-09-20(Sun)

秋の大型連休「シルバーウイーク」が昨日から始まった。シルバーウイークはさわやかな秋空が敦賀の空に広がった。朝、縄間の山下きよ子さんを連れて小浜の特定失踪者の集会に出席。昼は福井へ鈴木こうじ塾といったりきたり。高速道路料金の土日祝日上限1000円の影響もあって、高速道路は、混雑気味。それでも、この時期、山野が美しい。

敦賀の萩も咲いている。四季折々に花々はあるが、古代に花と言えば萩が筆頭だったそうだ。万葉集で最も多く歌われている花は梅でも桜でもなく、萩であると教わった。

ところで、鳩山政権は、新しい政治・行政システムづくりを急いでいる。新閣僚は、新しい政策を矢継ぎ早に打ち出している。長妻厚生労働相は昨日、民主党マニフェスト(政権公約)で掲げた障害者自立支援法の廃止方針を明言した。これまでの政権のシステム、政策が次々に見直されていく。政権交代を実感させるこうした大転換には抵抗や摩擦、混乱もつきまとう。補正を見直し、一部の事業にストップをかけるというのは政権公約だ。

苦境から脱け出せない経済・雇用の立て直しや暮らしに役立つ事業は、確実に実行する必要がある。昨日も県内市長会一部執行停止による地方の混乱の回避を求める活動を行った。

鳩山首相の方針通りになるかは、補正の見直しを精査した結果が報告される10月初めに分かる。それが新政権の姿勢を占うモノサシにもなる。

川端文部科学大臣のもんじゅの路線変更なしなど、現場の敦賀市は一喜一憂しているが、これからも目が離せない発言が続くだろう。拉致問題も中井大臣も元民社党時代からよく知った衆議だ。期待もしたい。そんな話をしながら山下きよ子さんと若狭路を往復した。
【2009/09/19】 | ページトップ↑
地域の安心の医療を続けるには、・・・。
Date:2009-09-19(Sat)

この時期、9月は母親の命日。思い出すのは、母親の看病疲れで風邪を引き40度近い熱を出し、翌日が母親の葬式で喪主というのに咳は出るは、熱でフラフラ状態。子供の頃、よく駆け込んだ四国の高松の県立病院に助けを求めた。

夜間、知り合いを通じ、病院院長へ。急遽、緊急入院。状況を説明すると、その状況に応じた、きつい点滴を打ってもらい、ベッドで熟睡、歩いて帰れるまでに熱が下がり、翌日の葬式はなんとか終えた。点滴効果は夜に切れ、熱が再び上昇。しかし、葬式を終えた安心感か、急速に回復していた。

ぽとり、ぽとり落ちる点滴、薬液を見ていると、ほっとした。それも子供の頃、母に連れられて、この病院にくればよくなるという安心感が、熟睡にもつながった。そして精神的にも母を亡くした悲しみもいつのまにか包まれていた。医療のありがたさと、子供の頃の病院のありがたさを感じていた。文字通り、点滴と同じように、身にしみていくひとときだ。

新型インフルエンザが敦賀でも広がり始めている。敦賀高校、中央小、さみどりと休校、休園が伝播している。子供から親への感染と、水面下で広がり始めている。ただ、タミフルを飲むと回復は速いらしい。先日、タミフルのカプセルが苦手なため、吸入薬を使っていた人が、症状が重くなってなくなった。

新型インフルエンザに効く点滴薬も今、開発中とか、ワクチンもこれから病院で優先順位毎にはじまる。これから冬に向け、感染拡大が懸念される。市立敦賀病院や国立福井は地域の病院、安心安全の市民のよりどころである。守るべきもの、やらなければばならないこと、新型インフルエンザ対策など最優先の課題でもある。

鳩山政権が発足して、国土交通相になった前原さんの八ツ場ダムなどの中止、厚生労働相の長妻さんの「後期高齢者医療制度」の廃止など、そのことの妥当性は別として、大臣になったばかりの人が、てきぱきと自分の言葉で歯切れよく語り、公約通り、実行していく。頼もしく感じる。

ただ、1人当たり1万2000円から2万円もの「定額給付金」は、現場にも、国民も、ノーを突きつけたことは投票であきらかになった。子ども手当や高速道路無料化も大事だが、それだけではない。

敦賀の医療現場は、新型インフルエンザに日々、対応している。医療などの安心、安全にも対応している。大流行に備えた体制整備も整いつつある。いずれにしても医療は、薬の開発から、医師の確保、看護師の確保など各分野に息長い取り組みが必要だ。

四国の県立病院も医師不足、財政問題、建替えと多くの悩みを抱えている。長期を見越した医療政策も現場としても必要だ。医師確保、看護師確保の方策、看護専門学校の在り方など長期的な見通しも市として重要課題である。
【2009/09/19】 | ページトップ↑
鳩山政権が動き出したが・・・。
Date:2009-09-18(Fri)

昨日、秋晴れの平和淨苑のお墓の前で、山根徳男・元民主党県連代表に民主党政権ダッシュを糀谷県議や県連のメンバーともにご報告した。

鳩山政権がダイナミックに動き出した。後期高齢者医療制度の廃止も象徴とだろう。市役所である現場は、制度の迷走で変更でまた変更、変更を繰り返した。今度は、制度のそのものの廃止だ。これも条例の変更から予算の変更、市民の保険証の変更と、生活へ大きく影響する。政権交代という歴史的な転換というものだが、市役所の事務方大変だが、市民も手続きが変わる。

大胆に変えることも必要だが、変えるべきでないことある、継続性も大事だ。川端文部科学相は、昨日未明ともいうべき時刻に、登庁後の記者会見で、高速増殖炉「もんじゅ」について、民主党の原子力政策の一環として、引き続き研究開発を進める考えを示した。川端文部科学相は、お隣、滋賀県二区の東レの出身、旧民社党時代から何度か、お会いしている。滋賀県今津で、ゴミ問題の集会があったときも、お話をさせたいただいた。細身だが芯のある政治家と受け止めている。

共同配信を引用すると『川端文科相は「民主党の基本政策の中では、高速増殖炉も含めて、中核エネルギーの一つと原子力を位置付ける。もんじゅも含まれている」と述べた。』と、明確に方向性を示したと評価したい。これこそ変わってもらっては困る。この種のメッセージは重要だ。

高速道路無料化の論議も活発になった。人や物の流れが活性化し、経済効果があるとする一方、渋滞の激化や環境への影響、運送業界へのしわ寄せなどが心配されている。ETCの登載車に限った「土日・祝日の上限千円」は前政権の置き土産。

実施から今日までに行楽地へ向かう北陸自動車道の渋滞や敦賀港のフェリーと影響は確実に出ている。人の流れが活発になるのは観光地にとってプラス材料のはずだが「どうも敦賀はそうではない」とみる知人がいる。敦賀駅へ休日、降りる客が減っているのだ。観光地の魅力、底力の真価が問われる、無料化でもある。

前原国土交通相は、昨日、高速道路の「上限1000円」への値引きについて、「これも一つの社会実験。政権が代わったからといって、すぐにやめるつもりはない」と、当面、続ける考えを示した。 民主党は、首都高速と阪神高速を除く高速道路について、2012年までに無料化する考えを行程表で示している。前原国交相は「いろいろな前提条件をつけ、少し時間をかけて段階的にやっていきたい」と説明した。これも敦賀市のどう影響するか、フェリーももちろんだが、観光などプラスになるか、見守る必要がある。

ところで、どうも景気の下げ止まりと報じられるが、地方の景気はまだまだというデータがでている。福井県、敦賀市の経済状態を知るバロメーターで、注目しているデータは、昨日、公表された県内の基準地価(7月1日現在)。各新聞の内容を引用して書くと、不況に伴い土地取引が減少したため、前年までの下げ止まり傾向にストップがかかった。ところが、前年に比べて下落率は商業地が6.5%(前年5.8%)、住宅地は5.4%(前年4.4%)と拡大。

県内17市町で、敦賀市はそれほどでもなかったが、下げ幅が最大だったのは、あわら市の9.3%(前年8・8%)。観光客数の減少の6年連続が大きい。工業出荷高の県下一番大きい越前市の下落率は、8.0%(同6.4%)も大きい。

景気の悪化もあるが、この敦賀市でも少子高齢化の影響で、需要が高い都市部と限界集落ではないが、周辺部との格差拡大は大きくなっている。敦賀市もまちづくりで、中心市街地活性化計画と周辺部のバランスも考慮する必要がある。

変えるべきこと、変えるべきでないこと、鳩山政権の動向、地域の経済、敦賀市も市民生活も影響を受けることは多い、今後の動きに注目し、必要ならそれなりの動きも必要だろう。
【2009/09/18】 | ページトップ↑
民主党政権と敦賀市
議会の一般質問3日目。「本日は歴史的な日です」といささか力んで質問を切り出した。鳩山新政権の誕生は、自分でいうのも変だが緊張感を覚える。「政治の流れを変える」という言葉が響いた。これまで、身近に至近距離で話した方が、閣僚に並んでいる。昨年、7月、鳩山首相とは美の正で会食をした。岡田外相とは昨年11月、3時間ほどご一緒した。直島経済産業大臣とは、東京時代、連合の会議で席を並べた。これが政権交代ということだろうか。

一方、麻生首相、就任して1年に満たないが、あのころが遠い昔に感じられる。未曾有の金融危機が広がってゆく中だった。きのうまで普通に働いていた人が、昨日はあっさり首になった。「派遣切り」という言葉が流行し、雇用や福祉、医療など、いざというとき頼りになるはずの社会の安全網が、この敦賀市でも数年前から、市立敦賀病院の医師不足が現実化する中で、市民の誰の目にも見えるようになった。

「派遣切り」に代表されるように金融危機が、小泉改革の問題点をはっきりあぶりだしたと感じている。敦賀市の社会保険庁にも年金に不安を持つ人が押し寄せていた。「政権交代」への条件が、参議院選挙以前にも舞台装置が整っていたようにも思う。

一方で、失業率、有効求人倍率ともに悪化したが、敦賀市は県下でもトップの有効求人倍率0.8を維持し、原子力発電所の存在が、雇用と結びついているのがあぶり出されたようになった。敦賀1号運転延長の理由のひとつに雇用の維持でもある。定期検査中は一日1500人を超えることがある。敦賀2号と合わせて、通常でも500近い雇用が存在する。 

とにもかくにも鳩山内閣が発足した。私も民主党員だが、敦賀市にすると、まだまだ不安が残る。政権担当能力が未知数のうえ、原子力行政などが典型だろう。また、昨日も、縄間の山下きよ子とも話したが、拉致問題も不透明だ。取り組みの後退や方針転換を懸念する声も多く聞く、希望と不安が交錯しているのが本音だろう。

昨日も質問で、今年度内の運転再開を目指すとしている高速増殖炉「もんじゅ」。大丈夫と認識しているが、新政権での位置付けはまだ不明な部分が多い。市民から連立政権に加わる社民党は「脱原子力」を掲げており「大丈夫か」との電話ももらった。河瀬市長は、答弁で「国が行うプロジェクトは、政権が代わっても従来通り責任を持って推進してほしい」と述べた。このことには私も変わりない。雇用、財政、もっといえば、市民生活にまで強く結び付いているのだ。

また、北陸新幹線の県内延伸だ。民主党県連幹事長は「福井まで」を県議会で打ち出した。私は納得していない。党内論議もまだしていない。議場でもこのことは申し上げた。公共工事が見直しが進むが、選択肢をあえて、狭める必要はない。

もひとつの拉致問題は、もともと、党派を超えた国家の課題で取り組んできた。ただ、このこう着状態が気になる。山下きよ子さんは、いつも、「残された時間」を語る。

昨日も書いたが、民主党政権は、歴史的なもの。その中での期待と不安は、敦賀市でも大きい。私もそのギャップを埋める努力をしたい。


【2009/09/17】 | ページトップ↑
民主党政権誕生で考えること・・・。
Date:2009-09-16(Wed)

昨日の議会、河瀬市長は大リーグのイチローから答弁を切り出した。私たちの小さい頃のヒーローは巨人軍の長嶋茂雄だった。天覧試合はもちろん、決める時には決める、期待を裏切らないスターだった。学校から帰ると定番は草野球。サードで花形ポジションにはなかなかなれない。それでも一塁の送球の長嶋フォームを真似た。イチローは、打席に入るところから真似しやすい選手ではないか。ところが、市内で草野球すら見たことがない。時代を感じる。それでもヒーローは、9年連続200安打のイチローだろう。

大人の世界で記憶に残っていたのでネット調べると、今年の3月、明治安田生命保険が新入社員を対象に「理想の上司」を毎年、聞いたアンケートがあった。その共同配信(09.3.26)を引用すると「男性はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の連覇に貢献したイチロー選手、女性では女優の真矢みきさんがそれぞれ初の1位となった。」と。

記者泣かせで、まじめで冗談も言えない完ぺき主義者とか。例年上位にくる所ジョージさんのような気楽な上司を、明治生命は、イチローが昨年の5位から急上昇に、「不安な時代、頼もしくて職人肌が好まれる」と分析している。

WBCで不調でもイチローは決勝打を放ちヒーローになった。その後、開幕から8試合、胃潰瘍で休んだ。これも私たちと変わらない人間らしさを感じているのは私だけでないはずだ。

イチローを書きだすと切りがない。書き出しが長くなったが、現実の生活の世界で、「13年間寝たきりの妻を、介護疲れから殺そうとした夫」、山口地裁の裁判員裁判について書きたい。裁判長は、判決で殺人未遂を「愛情を持って長年介護し疲労が蓄積していた」と指摘し、、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年の判決を言い渡した。

夫の社会復帰、今後の妻との関係などに配慮した、市民の目が生かされた判決、不謹慎かもしれないが、大岡裁判の現代版とも言うべき人情判決を裁判員が現実にしめした。

判決後の記者会見で、裁判員が「行政が考えないとこの問題は消えない」とも述べ、介護現場の問題を浮き彫りにした。

昨日も議会で、土砂災害における老人ホームなどの介護施設の状況が説明があった。職員は、非常時には介護利用者をどう移動させるか、常に気を使っている。それでも、現実は、厳しい介護保険の中でやりくりし、人員ぎりぎりの中で、施設にも余裕がなくなっている現実がある。高齢化社会が本格化する敦賀市も子育てと同様、気を配る第一がこの問題だろう。

政治的には、民主党の「子ども手当」の裏で専業主婦に課税の動きがあるが、介護で働くことができずに専業主婦をしなければならない現実もある。男性が介護すると、より一層、難しい現実がある。NHKの報道か、正確ではないが、60歳以上の介護殺人は全国で四百件を超え、その内、加害者の7割が男性とか。

裁判を通して、慣れない家事でつまずき、地域に知り合いも少なく、公的施設の利用も思い付かず、自己流介護で行き詰まるケースも多いという。敦賀市も老老介護で男性というパターンは少なくないのではないか。現実にいらっしゃる。デーサービスなどを利用し、娘と息子の手伝いで日々しのいでいるとか。家族と施設の支えが大事だという典型でもある。

女房と話しても、相談できる人、施設での相談、きめ細かな行政の対応がずいぶんと助けになっている。先日も、入院のことで相談すると最善とはいかなくとも現実的な対応を教えてくれた。

繰り返しになるが、敦賀市も高齢化社会が本格化する。政治の介護保険制度の改善も必要だが、現実の待機者や日々の相談などよりきめ細かく、より専門的分野が現場の行政でも必要になる。

冒頭に戻すが、イチローは、「一朗」は「イチロー」「ICHIRO」と変化というより、場所によって、ところにより悩みながら進化を続けている。

今日は民主党政権の発足の日でもある。マニフェスト(政権公約)と今ある現場のギャップを考えながら対応したい。
【2009/09/16】 | ページトップ↑
さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか
Date:2009-09-15(Tue)

日曜日、選挙で知り合った丸岡の女性に会った。敦賀港へ寄港した海上自衛隊輸送艦「おおすみ」を見学するためだ。朝から大勢の人が訪れ、輸送艦ならではの水陸両用のエアクッション艇駐艇場、20ミリ機関砲など、普段、見学できない艦だ。敦賀港には客船、帆船「日本丸」など珍しい船がときたま停泊する。船には目がない私だが、最近、女性の見学者が増えている光景をよく目にするようになった。

男性中心と思われていた趣味の世界に女性の進出が目立つ。前にも書いたが、歴史を愛する女性を「歴女」、鉄道ファンを「鉄子」と呼ぶらしい。敦賀に相応しい愛称だ。船に興味をもつ女性をさしずめ「船子」か。年代がたつと「船バー」か。

船の見学で欠かせないのがカメラ。女房もそうだが、パソコンやネットの世界で、従来の社会を大きく変えた。カメラに興味をもつ女性を「カメラ女子」とも呼ぶらしい。どうもしっくりこない。デジカメの普及もあるが、手軽な一眼レフの宣伝も寄与し、一眼レフを持つ女性を「一眼娘」とか、この言い回しはしっくりくる。早くも一般化している。巷の普及は速い。女房はさしずめ「一眼バーバ」か。

ファッション雑誌と思いきや「カメラ女子」を対象に、見出しには「一眼娘」が早速出ている。雑誌はどうも対象は、年代は女房の50代ではなく、20〜30代の女性がターゲット。ブログに載せる写真を撮る、作品によっては批評や注目が集まる。ネット世界の広がりは数年で趣味の世界を拡大している。女房も介護の合間にネットに写真を掲載し、手軽に品評を加えている。カメラ本体のメカにも女性は苦手だとの固定観念は捨てたほうがいい。最近は、女房の方がカメラにくわしくなった。

前置きが長くなった。昨日は、議会の一般質問の初日。JR敦賀駅舎改築、バリアフリーとエスカレターのフル装備で最大52億円とか、広域連携大学の詳細説明、角鹿中と気比中の合併問題経緯や考え方など市政の重要課題の議論が続いた。

各議員からは、「政権が変わったから」などの言葉が何度か飛び出した。中央官庁の「天下り」を混同したかのような質問も飛び出した。明日にも誕生する民主党政権を意識した地方議会でもある。明らかに雰囲気が変わった。河瀬市長からも、敦賀1号の40年を超える運転を見守った自治体として、民主党政権に新たな地域振興策を求めていくなどの言葉も出された。

民主党政権で政策や予算配分は大きく変わることは確かだ。これまでの国の一般会計80兆から特別会計を入れた200兆円を超える予算配分が明らかに変わる。当然、埋蔵金と評される特別会計に手が入ることは間違えないだろう。

福井県のためと設けられたとも言える「立地域共生交付金」もそのままと考える自治体論理と民主党政権がどう判断するか、まだこれからだ。福井県として100億円が放置してきたといっても過言ではない。まさに怠慢だ。福井県がまだ国に申請していないことに関する不満も提起された。関係者と何度か「政権が変わらないうちに、なぜ申請しなのか」など、知事の考えか、県の事務方の怠慢か、不思議と時間が過ぎてしまっていた。

昨日は、秋晴れ、スーパーに「庶民の味」サンマが並び始めた。秋刀魚の文字通り今が旬。焼き魚用だけでなく、刺し身も出回るようになった。流通の進歩は、是非はあろうが、スーパーもそうだが多彩になった。前段の女性進出とは違い、男性客も多くなった。一人住まいの男性が敦賀も多くなったせいか。

純粋に敦賀の食習慣も多彩になったが、生活は厳しく、人口減少も本格化する。「国民生活が第一」と政権をとった民主党、国に貢献し国からの恩恵が大きかった敦賀市には「さんま、さんま、さんま苦いか塩っぱいか」と戦々恐々だ。折しもサンマの時季に就任する新首相に末端の民主党員として期待し、地方議員として一抹の不安も感じる。それが心境だ。
【2009/09/15】 | ページトップ↑
認知症とつき合って・・・・
Date:2009-09-14(Mon)

秋めいて清々しさに包まれる、そんな感覚の日曜日だった。彦根まで途中寄り道をしながら自転車を走らせた。約70キロ、8号線で峠を超え滋賀県に入ると急激な下り坂から緩やかな坂が続く。多少の上り下りはあるが、下りが大半の琵琶湖を望むコース、自然を感じ無理なくペダルが進める、これも道のりだ。

途中で女房から電話。介護の話になると10分や20分ではすまない。1時間に及ぶことがある。認知症が進み重い病気と重なると介護がしんどくなる。親子と言えども、介護する者と介護される者の人間関係がなくなるとつらい。

「介護には明日がない」というが、それでも、重い認知症があっても、人間が復活する瞬間がある。介護疲れで母に寄り添って寝ていると、頭をなでてくれたことがあった。言葉はわからなかったが、笑顔と手の動きが数分、続いた。何とも言えない瞬間だった。これが最後の人間関係になったが、いまでも忘れることできない。「介護のコツは、前向きに、ちょっとしたことに喜びを持つこと」とか、確かにその通りだ。

ものの本によると、アルツハイマー型認知症の発症には、対人的な接触頻度が深く関与しているとか。夫婦同居で子供と週1回以上会う、友人または親族と週1回以上会う人に比べて、独り暮らしで子供と週1回未満しか会わない、友人または親族と週1回未満しか会わない・・・いわば「閉じこもり」の人は発症の危険度が8倍も高いとか。

5年ほど前に「痴呆」から「認知症」へ呼び名が変わったが、認知症に関する偏見や差別は変わっていないのではないか。長寿社会、認知症は誰もがかかりうる時代だ。医師の話によると「認知症になる前に病的な物忘れをする段階が来るが、その時の周囲の対応が病気の進行を左右する」とも。物忘れがひどいと、家族で「しっかりしてよ」など注意するとストレスを与えて悪化を招くそうだ。これは私も経験したことだ。

では家族は、近所の人はどう接すれば良いのか。自然な言葉がいいとか。「肌がきれい」とか、それも手を添えてあげると、言葉がでなくても、触れ合う関係があると、少しでも発症や進行を遅らせることができるとか。町内でも福祉委員の地道な活動が続いている。

敦賀市も超高齢化社会を迎え、ひとり暮らし多い中で、どう向き合うのか、この種の市の相談業務も増えることは間違い。介護施設整備と人材育成も長期的な計画が必要な時代、それでも、施設介護から家族介護へ、老老介護も増える時代、どう向き合うのか、自治体もしんどい時代を迎える。5月のゴールデンウィークと違い、20日から始まる連休はシルバーウィークと呼ぶとか、気張らず、自然に認知症と付き合いたいと思っている・・・。
【2009/09/14】 | ページトップ↑
国民は「変化」を選んだ。敦賀市もその変化と影響をどうとらえ、どう対応するか・・・・。
Date:2009-09-13(Sun)

民主党政権の「25%削減」は、聞こえはいいが、相当の覚悟が必要だ。当然、痛みも伴う。巷では、当然、まだ先の話と半信半疑だ。そうはいうものの、政策的な補助もあり、ハイブリッド車や低燃費をうたうエコカーの販売が好調。トヨタのハイブリッド車は注文しても納車は半年ぐらい先になるという。ところが、ある販売店の話を聞くと、世界同時不況から低迷が続き、エコカー減税や新車の買い替え補助などのおかげで息を吹き返しつつあるのかと思ったが、そんな甘い話ではないらしい。

減税や補助の対象車以外は依然として販売不振が続いているという。普通車だと25万円もの補助が得られる「13年以上経過した車を廃車にして…」という条件は、車好きには厳しいらしい。車社会を支えた団塊の世代が、幸か不幸か、新車を3,4年で買換えをしていた友人もようやくエコカーに切り替えを考えている。だが、この条件には当然、あわない。それでもエコカーに動き出している。そんな時代の変化を政治が思い切って後押しをする政策がまだない。

敦賀市の9月補正予算案には、政府が進めていた経済対策、雇用対策が盛られている。経済対策で古くなった公用車の買い替え提案されている。削減25%ともつながる。

また、9月補正予算案には、経済対策と雇用対策で、コミュニティーバス運行委託費6100万円が盛られている。市や民間業者が別々に運行していた路線バスを、市が運営委託するコミュニティーバスに一本化し、運賃を200円均一にし、路線と便数を増やして乗り継ぎの利便性向上も図る。12月から試行を始めて効果を検証し、11年5月に完全実施するというもの。これも公共交通利用で25%削減にもつながる。

東郷、愛発が200円で東浦、西浦の800円を超える運賃格差をすべて一律200円。大きな改革だ。循環バスも1周1時間半と運行時間が長く、不満も多かった。愛発から市立敦賀病院などにも待ち時間改善など利用しやすくした。それに、これだけの改革にも関わらず、市はこれまで1億円以上の補てんも多少改善される。この予算は、予算停止になっても必ず実施とも理事者は述べる。

地方自治体への補正予算に関して民主党の執行停止が各自治体で反発する声が多くなっている。現場は現場なりの継続性と持続性で、政権交代に対応しようとしている。敦賀港を利用するフェリーも休日1000円効果で影響を受け、9月補正で補助制度を提案している。民主党の公約である「高速道路無料化」はまだまだ想定外だ。それでも次のことも考えなければならない。

9月補正予算と民主党の政権交代と、、密接に生活レベルで関係している。守りだけではだめだが、大きな変化も小さな変化にも敏感でいたい。大きく語ると、北陸新幹線とJR敦賀駅舎改築と密接に関係している。エスカレター設置に関する市民負担にもつながる。もんじゅ再開や運転、これは地域経済にも雇用にもつながる。これに伴う交付金とも密接に関係し、連携大学の運営ともつながる話だ。

改革には痛みが伴うが、民主党本部は、公約を大事にし、実行に移してくる。「25%削減」と「高速道路無料化」は、ある面では矛盾し、敦賀港に影響をする。それだけに、地方もしっかりとしなければならない。国民は「変化」を選んだ。敦賀市もその変化と影響をどうとらえ、どう対応するか、まだまだ、この国は、中央集権だけに敏感でありたい。

【2009/09/13】 | ページトップ↑
酒場文化の変遷と敦賀・・・。
Date:2009-09-12(Sat)

今日は、小学校の運動会の予定が雨で明日に延期。インフルエンザで延期、雨予想で延期、それも速達で延期を知らせてきた。葉書の文面を見ても先生の御苦労がわかる。時代というか、確実に流れている。季節も変わる。朝夕が寒くなってきた。最高気温も今日は23度とか。熱燗が恋しくなる不思議な季節の変わり目だ。

ところで、酒場文化は、私が知る35年間でも随分と変わった。敦賀の酒場文化も変わっている。昭和40年代後半、大学の入寮コンパで、神戸で、はじめて連れられたのがスタンドバー。理由は女性がいなくて安く飲めるからだった記憶する。

ハイボールの最後の時期か。あまり強くなかった私には、カクテルの魅力にとりつかれた時期でもあった。カウンターにずらり並んでいる酒の種類は、まさしく豊かさの象徴とも19歳で大人の感じた瞬間でもあった。スタンドバーは、神戸ということもあり、アルコールを飲むだけでなく、ムードも重要な要素でもあった。アルバイトで稼いだ金はすべてアルコールに消えた時期もあった。やがて、船の実習で全国のスタンドバーを巡る楽しみも加わった。

乗船実習でカナダのバンクーバーのショットバーを訪れ、気取って英語で「ハイボール」を注文しても、チンプンカンプンで通じない。酒の瓶を指でさして「プリーズ」で通じた。酒場文化の違いを知った。

昭和50年代、敦賀に来た当初、数少ないカクテルバーを好んで歩いた。さずがにハイボールは消えていた。ハイボールはやがて水割りへ。その過渡期、つかの間であったが、コークハイというコーラ割りがはやった時期もあった。これはほんの一瞬だった。

水割りが焼酎に圧倒されるのが、昭和60年代頃か。焼酎といえば、酎ハイと流行が変わった。焼酎は、敦賀では昭和50年代、ほとんどの店でなかったのではないか。焼酎は、一時期、「チュウ」とさげすまれいた。しかし、鹿児島、宮崎では酒は、焼酎だ。焼酎の飲み方を鹿児島出身の同級生から教わったものだ。沖縄の泡盛の美味さもいち早く教わった。60度を超える泡盛は風邪薬と教わり、熱燗で「ぐいっ」と飲んで寝ると不思議と風邪が治った。

安酒の代名詞であった焼酎が、見事に復権、日本酒を脅かした。昔の赤玉とか言って高校卒業の時に飲んで悪酔いした低価格ワインも見直されている。書きながら、ここにきて、ハイボールが再人気というところまで、こぎつけた。サントリーが角瓶とともに、企業戦略で宣伝もしている。

ビールだけでも、発泡酒、第三のビール、このビールの世界にも浮き沈みがある。酒の本を読んで、この流行の変化には、必ず女性の存在があるとのこと。強いウイスキー、焼酎をどう飲みやすくするか、ハイボール、酎ハイもそこから生まれたとか。スタンドバーの雰囲気も女性の好みで変わってきているとか。この解説は、私にはできない。ビールだけ見ても、今の時代、その浮き沈みを左右するのは家計を預かる女性たちということになろうか。

敦賀も本町のスナックやバーがずいぶんと減った。一方で、郊外の居酒屋が増え、スタンドバー的なカクテルバーの酒場が増えた。ハイボールの再人気で歴史も繰り返されている。これも時代の変化か。勝手な解釈をしている。
【2009/09/12】 | ページトップ↑
地方の港町だが・・・。
Date:2009-09-11(Fri)

ビートルズのCDが世界同時発売、全14作品は、セットで買うと3万5800円。安い買い物ではないが、世代を問わず人気を集めている。ビートルズの全盛時代、たしか、私は中学生。当時の中学校の校長先生は、「絶叫と大音量、長髪は不良につながる」と真面目に朝礼で語っていたのを思い出す。それでも、仲間は何とか貯めた小遣いでギターを買い、文化祭で、イエスタデーを歌い、反発ではないように反発をしていた。今から考えると、まさに世代間ギャップを自ら感じていた。

ところで、9月補正予算案、政権交代の影響で経済対策や雇用対策が、ほぼ大丈夫といいながら、市の理事者の答弁もこころもとない。

麻生政権が成立させた国の2009年度補正予算は霞が関でも、思いつくかぎりの施策を押し込んだ、と評され、過去最大の約14兆円にのぼった。が、民主党は10年度予算の全面組み替えにくわえ、基金の執行停止など補正予算の凍結も辞さないと訴えてきた。衆院選勝利後はさっそく、執行ずみの金額などについて財務省と協議している。

選挙前からの編成作業で見切り発車を余儀なくされた末端の市役所の現場も大変だ。最終的に困るのは市民だ。選挙めあてのばらまきといわれた大型補正の罪深い側面だろうが、攻守逆転した民主党にも実情をふまえ、混乱回避に尽くす配慮も当然と思える。

民主党が進める補正の見直しには確かに理がある。大型補正に便乗した無駄な事業がないか。政権をゆだねた民意にこたえる意味で、厳しく切り込むのは当然だ。ただ、敦賀市の事業も、景気、雇用の継続、子育てと、項目が並ぶ。

今回のJR敦賀駅舎改築もエスカレター設置に新幹線の敦賀駅部の認可が絡む。広域連携大学も大丈夫というが交付金が残り9憶円がまだ市におりていない。こうした現実も無視できない。

国が巨額の予算とともにそろえた施策が地方を左右するのは分権に逆行する。国策とも言える高速増殖炉「もんじゅ」の再開と継続的な運転、中心市街地活性化基本計画の認定、敦賀市に絡む政策課題は、政権交代と言えども継続的な運営は必要不可欠だ。

時代に窮屈さを感じ、反発をするのは若者の習いである。ビートルズの4人組の才能は、そこから新しい音楽を生み出した若者の反抗でもあった。それもリバプールという地方の港町だ。今の敦賀にも通じるが、その若者が敦賀にも各地方には少ない。敦賀市も人口動態が、団塊世代60歳近辺、団塊ジュニア34歳付近と二つのこぶが並ぶが、その第三世代の子供が尻つぼみだ。

政権交代は変化を期待しての票だったと、理解するが、新しいものを生み出す力が地方には、ないのではないか。それほど疲弊し、時代のダイナミックさが感じられない。

それだけに「子育て手当」「高速道路無料化」など大きな政策展開が必要だが、一方で、地道に努力している地方を、力を失いかけた地方の切り捨ては、それこそ日本全体の活力もなくなる。高速道路無料化は、敦賀港のフェリー、鉄道輸送にも影響を受ける。

一方で他力本願的に施策を国に依存するのも考えものだ。難しい市営運営ということでもある。駅舎の50億円を超える理事者の三案の提案、議会の議論も大事だ、市民を代表する議会の役目も大きい。難しいではすまされない駅舎改築だけではなく連携大学、中心市街地など個別の木だけではなく総合的に森を見ることも大事な時代だ。
【2009/09/11】 | ページトップ↑
25%削減と敦賀市
Date:2009-09-10(Thr)

鳩山代表の「25%削減」の公表が敦賀市としても重要な課題だ。産業界の反発もあるが、原子力発電所の立地で貢献してきた敦賀市としては、交付金など関係で強く主張する大きな材料ともなる。

敦賀港のフェリー、JRの鉄道の街、敦賀にとっては、後押しだ。JRの港線の休止があまりにも惜しい。ガス排出量の観点で、鉄道輸送はトラック輸送より排出量はずっと少ない。今議会、フェリーへの補助制度も県と共同で提案されている。現在の休日一律千円で、敦賀市に関係するフェリーの利用も減り、JR敦賀駅の利用客も休日は逆に少なくなった。

今議会で提案されているコミュニティバスの公共交通機関の運用も大事な視点だ。地域を支える公共交通網は、高齢化と相まった時代を得ている。東浦、西浦も運賃一律200円、自家用車の運行を減らす運動も大事だ。12月からの全線コミュニチィーバス化と敦賀駅ターミナル化、乗継の利便性もアップした。関係者の工夫の成果でもある。

財源に限りがある中、温暖化を防ぎ、地方の街づくりにも役立つ長期的な方策を、体系としてどうつくるか。政権交代は、それを考えるいい機会でもある。

温室効果ガスを大幅に減らす命題は、原子力発電所の後押しにもなる。公害問題がひどかった70年代、世界一厳しい規制とされた米国の自動車排ガス基準を最初に満たしたのはトヨタなどの日本メーカーだ。この時、達成は不可能と言われ、温暖化対策は、電気自動車の普及など経済発展の機会になり得る。

前置きが長くなったが、25%削減を、人材育成面で支える話題が昨日、議会で説明会があった。福井大が中核になって原子力に関する人材育成を行う研究所「福井大学付属国際原子力工学研究所」こと、「広域連携大学」の説明会だ。

敦賀市は、9月補正予算案に連携大学の実施設計の委託料5100万円を計上している。市としては、JR敦賀駅西の土地区画整理を行い、土地を用意し、5階建て延べ約6700平方メートルの施設を準備する。その施設を福井大学が運営するというもの。建設費は高速増殖炉「もんじゅ」の研究開発に伴う国の交付金、20億円以内で全額賄うことになる。

詳細として、敦賀市の持ち出しは土地区画整理、建設費用は国からとなる。建物は敦賀市の所有となり、福井大学が維持費を払うことなる。研究所の内容として、教員37人、大学院生46人ら計約110人。全国の原子力関係の教員が少なくなる中で、教員は福井大学を中心に京都、大阪、名古屋の有名大学などから招く。原子力工学など4分野を置き、うち「原子力防災工学」は全国でも例がない。

2011年の完成を目指し、11年4月に学生を募集する予定(完成するまでの1年間は、福井市の文京キャンパスで学生は学ぶ)。研究所こと、連携大学は、エネルギー研究開発拠点化計画の目玉事業でもあり、敦賀市のような7万足らずの一地方都市に大学が来ることは、市としても一大事業だが、現在の少子化や大学経営が難しい中で、敦賀市の一等地である駅西を提供するか、どうか。研究所の将来性は、経営は、と。説明が続いた。

今日は長くなるので、詳細は明日にでも書くが、私は大変失礼ながら「将来、福井大学の冠を外したら」と質問をした。将来の大学の存在価値、意義にも影響を及ぼすと考えたからだ。現在でも原子力関係のトップは、大半が帝大クラスの原子力関係学科で学び、文部科学省の大学運営費にもつながるからでもある。

大阪大学出身の原子力界でも有名な竹田敏一所長からは「将来的には・・」と理解しながらの苦しい回答があったが、一方「福井県として、福井大学として・・・」と福井大学の経営のトップが、反発するかのように、この研究所に関する強い意気込みを述べた。

この研究所は、前段でも述べた大学の難しい環と境下で、経営戦略や将来展望が重要な要素だ。それには、大学関係者の意気込みや戦略的な方針がないと、最近、各大学でできた法曹関係、教職員、各理工系の大学院での数年でとん挫して状況の中で、議会としても重要な判断基準でもある。なーなーではすまされない。

それだけに、大学の関係者を招いての説明会の開催は、各議員として、それぞれに、ひとつの大きな判断基準を得たとも言える。国の25%の削減目標は大きい。10年というが、息の長い原子力発電の建設、運転も大事だ。当然、それを支える人材育成も重要な貢献要素だ。原子力関係の技術者も2007年問題を抱え、再構築が大事だ。その意味で、大きく敦賀市の貢献という新たな命題にもつながる説明会だったと受け止めたい。

カナダでは、ホッキョクグマが減っている。巣穴を永久凍土に掘って、それが崩れ生き埋めになる、世界的な規模で温暖化進む中で、何をするか、敦賀市の立ち位置を考え、国にしっかりと貢献度を主張する上でも、人材育成は重要な要素となる。それだけに国のバックアップは必要不可欠でもある。
【2009/09/10】 | ページトップ↑
原子力発電所と地方行政のあり方
Date:2009-09-09(Wed)

夜、窓を開けると、ひんやりとした空気がほおをなでる。どこかに生暖かさが残っている。不思議な時期だ。民主党の衆院選圧勝から10日。鳩山代表の政権移行作業が本格化する中、新政権の大きな柱となる「地域主権」推進をめぐり、主役となるべき地方自治体で期待と戸惑いが交錯している。

昨日の議会の予算決算常任委員会では、政府が決めた補正予算の中で、経済対策、雇用対策で、予算が可決されれば実施に移されると思うが、未だ定かでないものも一部にあるとか。理事者の答弁もしっくりとこない。民主党員である私も情報もなければ、どうなるのか、定かでない。

多くの自治体はこれまで、自民党の長期政権に従属する形で行政を運営してきた。未経験である新政権との距離感をつかみかねているのが、正直なところだろう。朝日新聞の福井版で書かれいた各首長のコメントが話題になっている。それぞれの個性が出ている反面、民主党政権への不安を感じているようだ。

背景には深刻な地方の地盤沈下がある。福井県、嶺南地域にもそれなりの理由がある。原子力発電所がなければ、雇用や地域経済もさらに深刻だったのではないか。それでも、寂れる農山村や限界集落の増加、後継者不足、空洞化する商店街。不況も追い打ちをかけ、人口減少、少子高齢化が進む。

小選挙区は別にしても、民主党票を見ても、 「行きすぎた構造改革」が格差を拡大し、民意は中央集権に「ノー」を突きつけたことは確かだ。まだ、政権も具体的な手法は未整備のまま、イメージだけが先行している。

そのため、改革のあおりを受ける負の側面を憶測し、急激な変化ととらえ警戒する知事や首長の言葉が並ぶのではないか。

特に、国の事業とも言える「もんじゅ」の再開と運転、原子力発電所立地に伴う交付金の行方など、敏感に反応しているともいえる。昨日も、連携大学の駅西建設での交付金の行方など、ほぼ間違えなしと答弁は得たが、運営だけ考えても、国のバックアップはかかせない。

特に本県など保守王国と言われる自治体は、予算要求や陳情などを自民党国会議員に依存してきたからなおさらだ。「比例は民主党」と述べた市長に、民主党といい関係を築きたい気持ちと、小選挙区で、自民党が積み上げてきた施策の転換に、やりづらさや不安を感じているのではないか。

いずれにしても、国全体で、改革に一定の痛みが伴うのは避けられない。むしろ国に対し、原子力発電を背景に、地域のことを明確に主張することが存在感を高める。原子力発電所と地方行政のあり方も変わることは確かだ。

原子力に対する貢献度、排出25%削減には、究極的には原子力発電に頼るしかない現状からすると、国と対等な関係を保ち、地域独自の企画立案力の育成も必要だ。責任を伴う判断が自治体にも求めたれることだと考えている。私は、今回の連携大学の誘致はその試金石だとも受け止めている。

今日は、一般質問の締め切りと同時に、駅西に計画されている連携大学こと福井大学の説明会が議会で開かれる。連携大学も敦賀市が文部科学省と協議を積み重ねた成果でもあり、地方都市としては画期的なことでもある。ただ、なぜ、連携大学か、駅西か、さらに、少子化のなかで大学経営は、と駆け引きの中でのトップダウン的要素が強いだけに、私もそうだが、腹におさまっていない議員も多い。わかりやすい説明を期待したい。

(追記)
一般質問への毎回のコメント頂き、その上、励ましの言葉まで、この場を借りてお礼申し上げます。多少の手直しをしました。以下一般質問原稿。

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一般質問原稿

1. 変化に対応できる市政運営と体制の構築について

衆院選の圧勝で民主党の鳩山代表のもとで、主要人事が決まり、来年度予算の概算要求を全面的に見直すことも明らかにしました。基本的には民主党のマニフェストに沿って進められると存じます。

マニフェストには、「こども手当」など国民生活にかなりの変化をもたらす政策が含まれています。敦賀市にも直接影響するものも少なくありません。一方で、敦賀市の9月補正予算には、これまでの政府が行った経済対策や雇用対策が相当、計上されています。いずれにしても、敦賀市や議会は新政権の動向を注視し、必要なら果断に対応していくしかないことは確かと存じます。

まず、民主党が主張する道路財源の暫定税率廃止や、今後、心配される電源三法交付金の見直しであります。国の財政事情を考えますと、組み替えや基金、特別会計を全面的に見直すとも言っている中で、敦賀市として歳出ベースでしっかりととらえ、国に要望していくことも大事と存じます。国の財政事情だけで、敦賀市に痛みだけを押しつけられないような、配慮を強く国に求めることも必要だと存じますが、市長のご所見をお伺いたします。

次に、中心市街地活性化基本計画の認定や原子力行政の根幹とも言うべき「もんじゅ再開と運転」、さらには、エネルギー拠点化の推進など、国としてしっかりと対応してもらうことと大事だと存じますが、市長のご所見をお伺いたします。

さらに、これまで要請を繰り返した北陸新幹線のJR敦賀駅部の認可をどのように認識し、市長としての今後の対応をお伺いいたします。

いずれにしても、国政が歴史的な転換期を迎える中で、敦賀市だけが「待ちの姿勢」で許されるはずもありません。中央の政権交代は、地方行政の側にもより時代に即したかじ取りを迫っていることも現実です。

中心市街地活性化、敦賀駅舎改築、連携大学と計画がほぼ明らかになり、実現にむけた予算計上される中で、長期的に市民のためになる市政運営と財政運営が必要に存じます。また、中心市街地に脚光が当たる半面、東浦、西浦、愛発と周辺地域にも目を向けなければなりません。公民館建設だけでは済まされない時代が訪れております。中央の政権交代や足元の市街地、周辺市街地までにも、目を配り、自らも変化に対応できる備えと将来展望を見極めておくことも肝要だと存じます。

そのための戦略司令塔ともいうべき市長部局の最上位部として、財政と企画を統括した「総合企画部」を設置し、各部長と政策幹からなる政策会議を設置し、政策協議と意思統一しながら、将来展望と実施進めていくべきと考えます。

これから実施されようとしている中心市街地基本計画の推進、駅舎改築、連携大学などプロジェクトの一元化や将来の総合計画の立案作業、また、財政管理と、権限、人材の集中化による実行は、敦賀百年の大計にもつながる重要な時期でもあります。少ない限られた人員の中で、縦割り行政ではない、重要な事項と考え、再提案させていただきます。市長のご見解をお伺いいたします。

2. JR敦賀駅周辺整備計画について

駅周辺整備構想検討委員会を中心にその将来構想が具現化する中で、駅舎改築や連携大学の概略や計画が明らかに予算計上されました。ところが、現在のこれらを連結させるとも言うべき重要な現駐車場を中心とする俗にAゾーンと言われる地域の活用方法がまだ定まっていません。
 
時間の経過や変化により走りながら考えることも大事ですが、百年の大計ともいうべき整備構想であり、JR敦賀駅、連携大学など、計画が出そろい、これらを結びつけ、コミュティーバスなどの輸送機関との連携、駐車場の配置、さらには商業ゾーンと、かけられる予算に限りがある中で、合理的に効率的に効果的に全体像を明らかにすべき時期にも来ています。
 
まずは、この検討機関として、周辺整備検討委員会のもとに、実行段階でもあり、専門的な効果的なデザインも含めた総合的な計画を立てられる機関ともすべきと存じますが、市長のご見解をお伺いいたします。

また、予算に限りがある中で、建設主体は当然、敦賀市とはいえ、PFI方式を導入、駐車場での利益、家賃収入などを勘案した建物であり公的な安定した機関の集約も大事ではないでしょうか。

さらには、高齢化社会の到来を考えたコミュニティバスの充実により、敦賀駅が従来よりもターミナル的な要素を強める中で観光部門の駅部への統合もあり、子育て、医療・介護、消費者、さらには市民グループ形成などの市民相談窓口など一元化など、総合的な公的な機関を充実させることなどを提案します。

福井市のアオッサに代表されるように各地の駅周辺ビルは失敗例が多くなる中で、これらの教訓を踏まえ、将来が安定的に運営と保守が総合的な建物であり、その上での商業ゾーンを形成すべきと考えます。市長としてご見解をお伺いいたします。

3. 敦賀市立博物館について

先日、昭和2年建造の市立敦賀博物館の屋上に久しぶりにあがりました。いまでも、敦賀湾、天筒山、野坂山、敦賀市内と一望でき、戦前は銀行の屋上でビアガーデンが営業されていたから驚きでもあります。

大和田銀行として、ファイナンスこと、金融を重視した大和田荘七翁の世界に向けた翁の見識の一方で、堅牢という言葉だけではなく、市民に利益を還元しようとする翁のきめ細かい配慮が伺えます。戦前はビアガーデンのみならず、地下の都ホテルのレストラン、三階の公会堂と銀行とは違う出入り口で一般市民が活用できるようになっていました。

博物館として使用しているためか、この建物のよさと意義を感じている市民が意外に少ないのではないでしょうか。いずれは国の重要文化財との話もあります。戦災で大半の建物を焼失し、旧市役所庁舎を高度成長期に壊してしまった敦賀市としては、後世に伝えるべき数少ない重要な建造物であり、財産でもあります。堅牢さは、意外にも現在の耐震性調査にも十分と保障されました。しかし、雨漏れだけは内部の鉄筋までも腐食で痛め、常に気を配る必要があります。

さらに、具体的に申しますと、敦賀の遺産ともいえる大事な絵画や資料を腹いっぱいに抱え込んだとも言える博物館であり、建物のよさを十分の生かし切っていないことと絵画など市民の財産を保存する環境ではないということであります。その保存も空調など危機的な状態とも言えます。旧大和田銀行こと博物館の保存と活用、収納庫は密接な関係にもあります。

中心市街地活性化の一つとして、このたび予算化された敦賀酒造や新しく生まれ変わった魚市場に脚光が浴びている中で、この地域の要のひとつである旧大和田銀行こと博物館の保存や補修、そして絵画などの収納庫など、百年の大計とも言える駅舎改築連携大学も重要ですが、今あるものの保存をどうするか、これも敦賀百年の大計でもあります。市立博物館の収納庫建設と補修、さらには、周辺の駐車場の整備も重要と考えます。市長としてのご見解をお伺いいたします。

以上
【2009/09/09】 | ページトップ↑
民主党政権と原子力
Date:2009-09-08(Tue)

一昨日のハチ刺され、病院の薬が効き、みるみる腫れと痛みが引いた。適切な措置に感謝したい。季節は、210日が過ぎ、朝晩はすっかり秋めいてきた。夜には、コオロギやスズムシが一斉に鳴き始めた。ようやく余裕ができ始めたが、選挙の敗北か、ポカーンと空いた空虚さを感じている。

昨日から9月議会が始まった。JR駅舎改築とバリアフリー化、連携大学、敦賀酒造を含む中心市街地活性化と議案の提案が説明された。また、敦賀1号運転継続についても「慎重に対処したい」と述べた。議会の議論を斟酌しながら現実的な対応がいずれなされるであろう。民主党の鳩山代表は「25%削減」と言明した。太陽光発電などがすぐにあげられるが、現実的に無理だ。原子力発電所の重要性が増すことは言うまでもない。

夜は民主党福井県連の常任幹事会。民主党大躍進の中で、県連としては参議院選挙、衆議院選挙と連敗、全国のなかで、連敗は福井県だけ。笹木代表が辞任を表明。また、このままではいくら風が吹いても勝てないとの意見が大勢を占めた。中央との民主党政権と福井県がどう向き合うのか、私たちにも試練だ。特に、原子力行政との関係が最大の関心事であることは確かだ。

ところで、青森六ヶ所村に働く友人から、核燃料再処理工場について、機器故障など試運転終了時期を今年8月末から来年10月に延期すると、理由と課題が伝えられた。再処理工場は、ウランやプルトニウムのリサイクル利用を柱とする核燃料サイクル政策の要だ。

再処理工場が直面しているのは、高レベル放射性廃液のガラス固化体製造試験でのトラブル。心臓部となるガラス固化体製造で、苦労を重ねている。再処理工場はフランスの技術移転だが、国産技術を使った部分とのトラブルなど、放射性廃液だけに、もんじゅと同様、一歩一歩の対応を余儀なくされている。

高速増殖炉もんじゅ、プルサーマル計画、高レベル放射性廃棄物とも密接に関係する。エネルギー資源を持たない日本にとって長期的にじっくりと取り組む姿勢が大事だ。新政権を担う民主党は公約で「国民の理解と信頼を得ながら、原子力利用に着実に取り組む」としているが、直面する諸難題と向き合った説得力のある議論と政策が必要なことはいうまでもない。

福井県も敦賀市も駆け引きだけでは、逆効果もあり、難しい選択もあるだろう。原子力と地域振興は長い信頼関係と住民の理解があってはじめて成り立つ。連携大学などのエネルギー拠点化をどう具現化するか正念場でもある。
【2009/09/08】 | ページトップ↑
ハチの一撃(一般質問の素案も・・・。)
Date:2009-09-07(Mon)

 昨日は、朝から一般質問の原稿書き、町内のまつりの後片付け、昼は自転車で琵琶湖、一年ぶりウイードサーフィン、そして自転車と、選挙以来、充実のOFFの予定が・・・・。

 帰途のマキノ町でハチの一撃。左足のむこうずねに何かが当たったような衝撃。見るとハチがとまってるではないか。手で追い払うが、痛くて足が動かない。そのままマキノ駅に直行。腫れと痛みがひどく、女房に相談すると二度目のハチは危ないとか。そのまま市立敦賀病院へ、これまた直行。救急は、マスクをした患者が大半。

 何かが違う世界へ飛び込んだ心境。大の大人が騒がなくてとも思うが、大げさにも痛かった。楽しみのビールも「飲むな」と一喝。足をあげて痛みが去るのを祈るだけ。ようやく痛みと腫れが引き始めた。

 ハチの一撃で昔、政界を去った方もいたが、小学生以来の衝撃、ショック死もあるとか、まずは病院へ駆け込むのがいいとか。ハチの一撃は痛い。

 夜は、議会の準備と原稿の見直しと思ったが、ハチの一撃に免じて、とり急ぎ素案だけで・・・。市長提案理由を聞いて手直しをする予定ですが、コメントなどいただければ幸いに存じます。
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一般質問原稿(案)

1. 変化に対応できる市政運営と体制の構築について

 衆院選の圧勝で民主党の鳩山代表のもとで、主要人事が決まり、来年度予算の概算要求を全面的に見直すことも明らかにしました。基本的には民主党のマニフェストに沿って進められると存じます。

 マニフェストには、「こども手当」など国民生活にかなりの変化をもたらす政策が含まれています。敦賀市にも直接影響するものも少なくありません。一方で、敦賀市の9月補正予算には、これまでの政府が行った経済対策や雇用対策が相当、計上されています。いずれにしても、敦賀市や議会は新政権の動向を注視し、必要なら果断に対応していくしかないことは確かと存じます。

 まず、民主党が主張する道路財源の暫定税率廃止や、今後、心配される電源三法交付金の見直しであります。国の財政事情を考えますと、組み替えや基金、特別会計を全面的に見直すとも言っている中で、敦賀市として歳出ベースでしっかりととらえ、国に要望していくことも大事と存じます。国の財政事情だけで、敦賀市に痛みだけを押しつけられないような、配慮を強く国に求めることも必要だと存じますが、市長のご所見をお伺いたします。

 次に、今後とも、中心市街地活性化基本計画の認定や原子力行政の根幹とも言うべき「もんじゅ再開と運転」、さらには、エネルギー拠点化の推進など、国として継続的に、しっかりと対応してもらうことと大事だと存じますが、市長のご所見をお伺いたします。

 さらに、これまで要請を繰り返した北陸新幹線のJR敦賀駅部の認可をどのように認識し、市長としての今後の対応をお伺いいたします。

 いずれにしても、国政が歴史的な転換期を迎える中で、敦賀市だけが「待ちの姿勢」で許されるはずもありません。中央の政権交代は、地方行政の側にもより時代に即したかじ取りを迫っていることも現実です。

 中心市街地活性化、敦賀駅舎改築、連携大学と計画がほぼ明らかになり、実現にむけた予算計上される中で、長期的に市民のためになる市政運営と財政運営が必要に存じます。また、中心市街地に脚光が当たる半面、東浦、西浦、愛発と周辺地域にも目を向けなければなりません。公民館建設だけでは済まされない時代が訪れております。中央の政権交代や足元の市街地、周辺市街地までにも、目を配り、自らも変化に対応できる備えと将来展望を見極めておくことも肝要だと存じます。

 そのための戦略司令塔ともいうべき市長直属の「総合企画室」の設置し、現在、実施されようとしている中心市街地基本計画の推進、駅舎改築、連携大学などプロジェクトの一元化や将来の総合計画の立案作業など権限、人材と財政の集中化が必要ではないか再提案させていただきます。市長のご見解をお伺いいたします。

2. JR敦賀駅周辺整備計画について

 駅周辺整備検討委員会を中心にその将来構想が具現化する中で、駅舎改築や連携大学の概略や計画が特別委員会で、明らかにされ、このたび、予算計上されました。一方で、駅舎と連携大学を連結させるとも言うべき重要な施設、現駐車場を中心とする俗にAゾーンと言われる地域の活用方法がいまだ定まっていません。
 
 時間の経過や変化により走りながら考えることも大事ですが、百年の大計ともいうべき駅周辺整備構想であり、JR敦賀駅、連携大学、計画が出そろい、これらを結びつけ、コミュティーバスなどの輸送機関との連携、駐車場の配置、さらには商業ゾーンと、かけられる予算に限りがある中で、合理的に効率的に効果的に全体像を明らかにすべき時期にも来ています。
 
 まずは、この検討機関として、周辺整備検討委員会のもとに、実行段階でもあり、専門的な効果的なデザインも含めた総合的な計画を立てられる機関ともすべきと存じますが、市長のご見解をお伺いいたします。

 また、予算に限りがある中で、建設主体は当然、敦賀市とはいえ、PFI方式を導入、駐車場での利益、家賃収入など、今後の財政への負担も考慮した建物にすべきであり、公的な安定した組織、機関の連携も大事ではないでしょうか。

 さらには、高齢化社会の到来を考えたコミュニティバスの充実により、敦賀駅が従来よりもターミナル的な要素を強める中で観光部門の駅部への統合もあり、子育て、医療・介護、消費者、さらには市民グループ形成などの市民相談窓口など一元化など、総合的な公的な機関を充実させることなどを提案します。

 福井のアオッサに代表されるように各地の駅周辺ビルは失敗例が多くなる中で、これらの失敗の教訓を踏まえ、将来、安定的な運営と保守が可能な官民が共存できる複合的建物を基本に、その基盤の上に商業ゾーンを形成すべきと考えます。市長としてご見解をお伺いいたします。

3. 敦賀市立博物館について

 先日、昭和2年建造の市立敦賀博物館の屋上に上がりました。今でも、敦賀湾、天筒山、野坂山、敦賀市内と、一望でき、戦前は銀行の屋上でビアガーデンが営業されていたから驚きでもあります。

 大和田銀行として、ファイナンスこと、金融を重視した大和田荘七翁の世界に向けた翁の見識の高さがうかがえる一方で、建物の堅牢さという言葉だけではなく、市民に利益を還元しようとする翁のきめ細かい配慮が伺えます。戦前はビアガーデンのみならず、地下の都ホテルのレストラン、三階の公会堂と銀行とは違う出入り口で一般市民が活用できる構造になっています。

 博物館として使用しているためか、この建物のよさと意義を感じている市民が意外に少ないのではないか。いずれは国の重要文化財との話もあります。戦災で大半の建物を焼失し、旧市役所庁舎を高度成長期に壊してしまった敦賀市としては、後世に伝えるべき数少ない重要な建造物であり、財産でもあります。堅牢さは、意外にも現在の耐震性調査にも十分と保障されました。しかし、雨漏れだけは内部の鉄筋までも腐食で痛め、常に気を配る必要があります。

 さらに、敦賀の遺産ともいえる大事な絵画や資料を腹いっぱいに抱え込んだとも言える博物館であり、建物のよさを十分の生かし切っていないことと絵画など市民の財産を保存する環境ではないということであります。その保存も空調など危機的な状態とも言えます。旧大和田銀行こと博物館の保存と活用、収納庫は密接な関係にもあります。

 中心市街地活性化の一つとして、このたび予算化された敦賀酒造や新しく生まれ変わった魚市場に脚光が浴びている中で、この地域の要のひとつである旧大和田銀行こと博物館の保存や補修、そして絵画などの収納庫など、今あるものの保存をどうするか、これも敦賀百年の大計でもあります。市立博物館の収納庫建設と補修をご提案申しあげ、市長としてのご見解をお伺いいたします。
【2009/09/06】 | ページトップ↑
国政が歴史的な転換期を迎える中で、敦賀市だけが「待ちの姿勢」で許されるはずもない。
Date:2009-09-06(Sun)

8月いっぱいは総選挙、そして気比さん祭り、敦賀まつり・・。昨日で敦賀の夏が終わってしまったとの感覚だ。昨日昼前、葉原、新保から今庄、そして余呉から国道8号と自転車を走らせたが、暑さと風のひやっこさがない交ぜになっている。稲穂も頭をたれ、もはや秋だ。変化の速度は速い。

衆院選の圧勝で民主党の鳩山代表のもとで、主要人事が決まっていく。来年度予算の概算要求を全面的に見直すことにもなった。31日締め切られた概算要求は、一般会計の総額が93兆円余りで、過去最大規模となっているが、風前の灯だ。組み替えは当然。基本的には民主党のマニフェストに沿って進められる。

マニフェストには、「子供手当」など国民生活にかなりの変化をもたらす政策が含まれている。敦賀市にも直接影響するものも少なくない。原子力やエネルギー貢献度から交付金や補助金で国と密接につながる市政への「負の影響」が心配でもある。

敦賀市の9月補正予算には、これまでの政府が行った経済対策や雇用対策が相当出されている。財源は大半が国で、わかりにくいが、基金として積まれ、現実は執行されたと見直されているから、補正予算として可決され、執行するには、ほとんど問題ないとか。それにしても複雑な心境だ。

敦賀市や議会は新政権の動向を注視し、必要なら果断に対応していくしかないことは確かだ。民主の公約のうち、「大型公共事業の見直し」が気になるところだ。まずは、新幹線の敦賀駅部の認可だ。駅舎改築との整合性はどうか、敦賀市も十分、考慮の上での予算計上とも伺えるが、きちんとした議論が必要だ。

JR敦賀駅舎改築はいいが、エレベータ敷設だけでは大半の市民は納得しないだろう。バリアフリーを市民ニーズと合わせて実施すること、その後の保守管理と市民負担も予想されるだけに、議会としても慎重な議論が必要になる。エスカレターと支える橋梁建設など合理的で納得のいく結論を導かなければなるまいことも現実だ。

さらに、民主が主張する道路財源の暫定税率廃止や電源三法交付金の影響はどうか、原子力行政にこれだけ貢献している敦賀市にとって、簡単に削減されては困る。ただ、国の財政事情を考えると、組み替えや基金、特別会計に手をつけなければならない。複雑な問題を抱えていることも確かだ。歳出ベースでしっかりととらえ、国に要望していくことも大事だ。見直しがあっても、代替措置もないままの大幅な歳出カットでは、市の財政事情そのものに影響を与える。

繰り返しになるが、敦賀市は保育園の保育士、病院の職員の給与など市民生活に直結する財源依存度が大きい部門も多い。それだけ政府予算組み替えに当たる新政権は、注視し情報を集め、ときにはその財政に痛みだけを押しつけられないような配慮を求めることも必要だ。

敦賀3,4号の建設予定はあるが、半面、公共事業縮減は時代の要請でもあろうし、中心市街地活性化や原子力行政など、具体的には「もんじゅ再開と運転」「中心市街地の認定と実施」など、国としてしっかりと対応してもらうことを再確認しておくことも大事だ。一方で、自らも変化に対応できる備えと将来展望を見極めておくことも肝要だ。民主党員である私にもその変化は新政権が誕生を待たなければわからない。

国政が歴史的な転換期を迎える中で、敦賀市だけが「待ちの姿勢」で許されるはずもない。中央の政権交代は、地方行政の側にもより時代に即したかじ取りを迫っている。
【2009/09/06】 | ページトップ↑
子ども手当だけではない子育て環境整備
DAte:2009-09-05(Sat)

昨日は、気比さん祭りのクライマックス、山車巡行。山車会館から気比神宮へ、6基の山車がそろう様は、敦賀の風物詩でも絵になる。まさに歴史絵巻だ。後世につなぎ保存していくべき最大の財産だ。

夜は、夜で敦賀まつりの最大のイベント、総踊り。新型インフルエンザの流行の兆しか、参加者の人数が気になった。町内も毎年のように減る傾向と高齢化が気になるところだ。今年も参加する子供の数も減っている。

ところで、小さい頃、流行した遊びにフラフープがある。ガキ仲間で一斉に広がった。ところが、成長に悪いとかですぐに消えた。流行いえば、月光仮面遊びは、子供の想像力をかきたてた。マフラーに、白マントは、白いシーツを切り刻んでどことなく誰かが持ってきた。オートバイは自転車。サングラスも父親のもの持ち出したり、ガキ仲間がかき集めてヒーローをつくりあげる。楽しい時代だった。

定番は、缶けり、ビー玉、メンコ、三角ベース、陣取り、チャンバラごっこ。正月にはコマ回し、凧揚げもあった。親とも教えてくれたが、子供どおしで教え合う風景があった。技術伝承がそれとなく整っていた。特異かもしれないが、四国ではパッチンといった花札的な遊びもあった。敦賀での名前はしらない。男遊びと女遊びの差別も気になるが、なぜか一緒に遊ぶことはなかった。

昭和30年代の夢中になった遊びは、いまでは遠い昔だ。子どもをめぐる環境が激変し、伝承されてきた遊びが失われてしまっている。

衆院選で大勝した民主党の政権公約である「子ども手当」の創設に向けた検討が始まる。現金給付にとどまらず、小中学校のふるさと休暇、神輿や気比さん祭りも大事だ。それに日常、地域で子育て環境を充実させる施策も大事だ。本町の子育て支援センターも満員状態が続き、粟野地区でも建設が予定されている。子育てに悩む親も多い、少子化という言葉だけでは片づけられない。子ども手当だけでも片づけられない環境整備の充実が大事だ。
【2009/09/05】 | ページトップ↑
古いものに感じる余裕とその意義・・・・。
Date:2009-09-04(Fri)

昨日、9月議会に向けた準備を進めている。市役所内のヒアリングと現場調査と月並みな活動。手足と情報を持たない議員は、足で稼ぐしかない。昭和2年建造の市立敦賀博物館の屋上に久しぶりに上がった。敦賀湾、天筒山、野坂山、敦賀市内と今でも一望できる。当時は、一番高い建物だったのだろう。銀行の屋上でビアガーデンが営業されていたから驚きだ。

大和田銀行として、ファイナンスこと、金融を重視した大和田荘七翁のきめ細かい心使いを感じることができる建築物だ。堅牢という言葉だけではなく、市民に利益を還元しようとする翁のきめ細かさが伺える。戦前は、地下の都ホテルのレストラン、三階の公会堂、屋上のビアガーデンと銀行とは違う出入り口で市民が活用できるようになっていた。

博物館として使用しているためか、私もそうだが、この建物のよさと意義を感じている市民が意外に少ないのではないか。いずれは国の重要文化財との話もある。戦災で大半の建物を焼失し、旧市役所庁舎を高度成長期に壊してしまった敦賀市としては、後世に伝えるべき数少ない重要な建造物だ。堅牢さは、意外にも現在の耐震性調査にも十分と判断が出された。しかし、雨漏れだけは内部の鉄筋までも腐食で痛める。常に気を配る必要がある。

中心市街地活性化の一つとして、敦賀酒造や魚市場に脚光が浴びているが、この地域の要のひとつである旧大和田銀行こと博物館の保存や、そのよさを引き出すことを忘れてはいけない。それも腹いっぱいに抱え込んだ敦賀の重要な資料、絵画などで、そのよさを十分に市民に伝えていない。博物館は展示も大事だが、保存も大事だ。その保存も空調など不十分なまま放置されてきたと言っていい。

銀行の大金庫が財産の保存場所だが、目的が違い過ぎる。6月議会で平川議員が質問した収納庫建設の繰り返しでもあるが、9月議会でも博物館の重要性と保存、収納庫の整備を取り上げたい。

今議会は、駅舎改築、連携大学の建設、敦賀酒造の再生事業と中心市街地活性化に向けた大きなプロジェクトがずらりとまだ設計段階だが、予算計上されている。今後、百年の計とも言える重要な案件である。どうしても目新しいものに奪われがちだが、長期的に見ても必要な措置や、使い方など今一度、総合的に考える重要なものとして、旧大和田銀行こと博物館の活用策についても提起していきたい。

ところで、昨日、敦賀1号機を運転開始から40年を超えて運転する日本原子力発電の計画について、経済産業省原子力安全・保安院は昨日、必要な安全対策を取れば健全性は確保できるとして、認可し、原子力安全委員会に報告した。このことにより、 1970年に営業運転を始めてから40年を超えて運転するための手続きがほぼ完了したことになる。

私は、敦賀1号機で育てられた人間だ。原子炉本体内部から排気塔の突端まで、すべての機器のある部屋にも足を踏み入れている。それだけに感慨深いものがある。古いからと言って、大半の機器は新しく取り換えられ、耐震工事も増強した。取り替えていない原子炉本体も技術的には、国産として初めてということでもないが、余裕をもった設計となっている。

博物館と原子炉を同列にすることでもないが、両者とも設計で余裕というものを感じることができる。古いからダメとかいう議論は、あまりにも短絡過ぎることでもある。経済性が優先される現在とは違った余裕がある。博物館の堅牢さは現在の耐震調査で明らかになった。原子炉本体も同様で、細部まで見つめ直すと、携わった先輩達の息吹を感じることができる。博物館も原子炉も適切な補修や措置をしながら大事に使うことができる。
【2009/09/04】 | ページトップ↑
国を頼みとするプロジェクトが・・・・。
Date:2009-09-03(Thr)

日常が戻りつつある。早朝の自転車も始めた。体が選挙モードと抜け出せないでいる。負け惜しみもあるが、反省しきりでもある。

昨日も書いたが、公共事業による民主党の方針、税金の無駄遣いをなくすため、公共事業を見直す。道路特定財源とエネルギー特別会計。脱官僚と並んで脱公共事業。敦賀市がこれから行おうとする中心市街地活性化基本計画、連携大学、もんじゅ再開と、国頼みの重要なプロジェクトがずらーとならぶ。公共工事ではないが、敦賀3,4号建設も敦賀市にとっては大きな存在だ。全国まれにみるプロジェクトが存在する敦賀市、どう影響するか、疑心暗鬼になっている関係者は多い。

減るところまで減った道路工事などの公共事業だが、嶺南地域は、若狭舞鶴自動車に付随するアクセス道路などまだまだ道路工事は予定されている。昨年後半からの景気対策で息を吹き返しつつある。嶺南地域は公共事業なしで生活が成り立たない建設事業者が多い。概算要求でも新幹線の敦賀駅部が盛られたが、不透明だ。中心市街地活性化基本計画の認定も職員は徹夜をしてふらふらになりながら申請をした。

民主党政権になったら大変と、危機感をつのっての選挙結果。その危機感に支えられるように嶺南地域では、自民党が議席を死守した。民主党に対して地域の視線は期待であったり、不安も交じったりする。

お隣の石川県や滋賀県とも違った。敦賀市でも一度民主党にやらせてみよう、試し派が存在したが、最後は、福井県、嶺南地域では、「自民党でなければ・・・民主党では不安だ」との言葉が最後に効いた。ただ、自民党の有力政治家をパイプ役に中央に集まった富を地方に配る再配分システム。政権交代によってその仕組みが過去のものになることは十分予想される。不安は既得権の危機から発していることは確かだ。それだけ生活と密着した公共事業を私は否定もしないし、もんじゅの再開など当然すべきプロジェクトもある。それだけに、今後の民主党の政権との付き合い方が大事な敦賀市でもある。

新政権を遠巻きにした小選挙区勝ち組の自民党議員。比例復活と合わせた4議席を獲得した民主党議員。不思議な県であることは確かだ。高知県、鳥取県、島根県と並ぶ不思議な県だ。裏表という言葉が昨日も出されたが、参議院と並んで敗北した県は福井県のみだ。一方で、それほど福井の民主党は情けない現実を受け止めなければならない。二大政党時代の到来に地域も変わらねば・・・。今日で選挙の話は終わりにしたい。
【2009/09/03】 | ページトップ↑
民主党政権とどう向き合うのか。
Date:2009-09-02(Wed)

県内の自治体の首長は大半が自民党候補を支持した。民主党を中心に発足する新しい政権が、どのような施策を打ち出すのか、ねじれ現象的な判断が正しかったか、答えは、4年間にあることは確かだ。

敦賀市は、21年度の当初予算で、電源三法交付金として約16億円が国から交付され、中郷公民館の建設や保育園の保育士、市立敦賀病院の職員、市立看護学校の職員などの人件費まで、交付金でまかなわれている。原子力発電所とがっちりと共存している。まさに交付金なしでは、やりくりが難しい財政構造になっている。

福井県、嶺南、敦賀市と中央との関係が深い地方に新政権の誕生がどのような影響を与えるのか。不安と戸惑いも、ない交ぜになっているのではないか。

当然、敦賀市も国との新たな付き合い方を模索せざるを得ない。全国的にもまれにみる自治体の長が、現政権にべったりの選挙運動を展開してきただけに不安も大きいのではないか。長年慣れ親しんできた自民党との関係が断たれた後、新たな中央政権とどう向き合い地域を発展させていくか。大きな命題となることは確かだ。

本来であれば、地方自治体は、風を読み、負け惜しみではないが、中立的な対応を取るべきだったと、私は思う。福井県は、敦賀市は、新幹線に代表されるように、陳情、陳情を繰り返した。自民党に頼り切った県、市であったことは確かだ。地元選出の自民党議員は地元と中央省庁とのパイプ役を演じながら、地域振興、地域振興と、訴え、実現してきた。まさに後ろ盾がなくなったに等しい。

電源三法交付金に代表される利益誘導の伝統的な自民党政治と深くかかわってきた敦賀市だけに、その政治風土を変えることができないでいたことは確かだ。その依存姿勢に対する評価は、これまでであれば、正解であったと思うが、政権がこれほど大きく変わる中で、敦賀市を支えられてきた存在、自民党政権崩壊とどう向き合うのか、まだまだ。この国は、中央集権だけに選挙結果が、気になるところだ。

中心市街地活性化計画、連携大学、新幹線問題が絡んだ駅舎改築など、国の交付金、補助金と、これまでとは違う対応があると考えておくことも大事だ。これまでの枠組みが政権交代によってどう変えられていくのか、それとも継承されていくのか。変更されるとしたら、その各論の工程はどう描かれるのか。私も読み切れないでいる。国全体が人口減少、少子高齢化の中で、新しい時代に向けて福井県、敦賀市が、ある種の覚悟が求められていることも確かだ。

新しく政権を担う民主党と、自民党政権べったりの選挙運動を展開してきた自治体として、どう向き合おうとしているのか。民主党の政策という窓を通じて見通してみると、中央省庁による地方への関与を減らそうとする基本姿勢が描かれる。道路特定財源や電源三法交付金と深く結び付いてきただけに、特別会計の見直しが気になることも確かだ。私は、原子力発電所への貢献度や「もんじゅ」という国の大事な研究への貢献という中で、交付金を見直し、減らすことは国のエネルギー政策の根幹につながることでもあり、抜本的に変えるべきものでもないと考えている。

民主党は、政策の第一に税金の無駄遣いをなくすため、公共事業の見直しを進めることを明言している。国の裁量を縮小しながら、地方の自主性を尊重する分権の方向を打ち出している。ここでも脱官僚が強調される。市民温泉リラ・ポートや連携大学と官僚の判断で進んだプロジェクトも多い。

これに対し、地方に税源を与えても福井県、敦賀市では税収は増えない。エネルギーとして貢献する敦賀市として、どう国との関係を再構築するか、これまでの電源三法の仕組みを維持できるか、それでも改革が進むことは覚悟しなければならない。なんといっても、政権交代で変えてならないものもある。もんじゅの再開、継続的な研究開発も短絡的にならず、長期的な視点で継続することは、当然ともいえ、中央の動きを注視していくことは、確かだ。

いずれにしても、駅舎、中心市街地活性化、連携大学と、交付金や補助金と深く結びつくだけに、将来見通しや議会の判断も重要な要素だということである。



【2009/09/02】 | ページトップ↑
民主党大躍進の中で敗北をどう受け止めるか・・。
昨日は、本当に疲れていた。支援していただいた皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。比例復活とはいえ、負けたということもあり、疲れが倍加している。気が抜けているのである。全国とは大きく異なったのが県内の3選挙区。強い逆風をはねのけて自民党前職が議席を死守し、民主党は1議席も奪えなかった。違いをもたらしたのは何なのか。じっくりと考えたい。

1区から3区まで自民が独占。ところが、比例復活で民主党議員は4人だ。それでも民主圧勝の全国傾向とはまったく逆の結果となった。福井新聞が選挙戦術の違いを述べているが、その通りだろう。反省材料は多い。自公連立政権への激しい逆風を象徴し、これまでの比較的楽な戦いとは違った。

世論調査だと、解散時、公示前、選挙中と何度かはリードする局面もあったが、長い選挙戦によって、難しい選挙戦だった。この長い戦いの中で有権者の支持が揺れ動いたことの影響があろう。民主党候補が、頭一つ出たという世論調査結果も新聞各紙であった。

自民の3選挙区独占の理由は、各陣営が党への強い逆風を意識し危機感として、かつてないきめ細かな選挙を展開していた。しかし、民主党は、どこかで緩みがでていたのも事実だろう。私自身も気の緩みを自ら感じ反省もした。福井新聞の23日版で陣営もしまったが、それを取り戻す戦略に欠けたかもしれない。自民党、公明党の関係者に聞いても口をそろえて、今回は難しいと危機感が違った。

ただ郡部でも、自民党の支持基盤が選挙を重ねるたびに弱体化しているのは事実だ。第三選挙区のうち、自民党に強く毎回出るのが、若狭町、南越前町、越前町だ。ところが、越前町はある県会議員の存在で大きく変わった。まさに地べたを行くすさまじい選挙戦だった。郡部で五分にわたる選挙は評価に値する。

原子力発電を有する嶺南地域は、有効求人倍率が、県内でも不況の中で、嶺北とは違って、0.8を維持していた。それでも人口減少はこれから大きくなる。それに、小泉改革の痛みが直撃し、介護、医療など、肌で感じるほど影響を受けている。有権者のなかに公共事業などによって、衰退を食い止めることに対する期待もあったかもしれない。

だが、自民党は野党に転落した。土木建設を中心とした旧来型の地元への利益誘導はやろうにも難しい。中心市街地活性化計画もそのままではないかもしれない。新幹線問題、連携大学と敦賀市の将来の課題への影響も見極めなければならない。

それにしてもなぜ、福井県の民主党は小選挙区で全敗したのか。小選挙区は「風」だけではョン能力、演説力も必要だが、各自治体や企業が、組織力を駆使して各家々に食い込んでいる。福井新聞が語る「囲い込み」戦術だ。

民主党の地方組織はあまりにも弱体だ。地方議員の数も少ない。自民党の数分の一では勝負にならない。選挙を勝ち抜くには、普段から地元に密着した政治活動をもっと強化しなければなるまい。

全国傾向との逆転は、まだまだ書けないことも多いが、選挙区事情の反映だろうが、衆院選が政権選択の要素を強めるなら、民主もそれに対応した新しい選挙への脱皮が求められる。

時間と積み重ねる努力がないと二大政党政治についてはいけない、福井県は遅れた県になる。その中で嶺南地域、敦賀市は、原子力発電とどう共生するか、電源三法交付金との関係など、政権交代でどう変わるかなど、中央との関係が深いだけに難しい時代の到来でもある。
【2009/09/01】 | ページトップ↑
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