自殺者男女比、男性は2倍半
Date:2010-01-30(Sat)

昨日29日は、今月最後の新年会となった。主催は、労働団体の連合福井・嶺南地域協議会だ。嶺南に二つあった協議会が一本化されたもの。労働組合の組織率の低迷にようやく歯止めがかかろうとしているが、組合員数は敦賀でも右肩下がりを続けている。人口減少が進む以上に、パート、臨時など組織に加盟しない労働者が多くなっているのだ。

話を昨日に戻すが、自殺者数が3万2753人(福井県211人)となり、12年連続し3万人突破。私は、気になってしかたがない数字だ。具体的に書くと・・・。

福井新聞に自殺者数推移の棒グラフが添えられていた。1997年には2万5千人以下だったものが98年には一気に3万人を超えた。以来12年、棒グラフは突出し高止まりのままだ。ご家族や未遂者も含めば、多くの人が心の痛手を抱えている。身近にいれば、それは具体的な世相として浮かび上がる。

この12年余に、長野冬季五輪に沸いた98年。繰り返しになるが、企業ではバブル経済崩壊後のリストラとともに派遣労働が増え、敦賀市でも市役所も臨時職員が象徴的でもあり、市内でも、パートも多くなってきたのではない。新聞を読んで、何といっても、その要因だ。

自殺者男女比は女性9347人に対し、男性は2倍半の2万3406人をみれば、原因が明確になる。日本社会の男性の責任感というか、男社会というか、決算期の年度末に増加、一昨年のリーマン・ショックの波及で、昨年3〜5月の自殺者は過去最悪のペースと、自殺者の環境がくっきりと浮かび上がる。景気や不況がいかに、影響しているかが理解できる。バブル以降、「失われた10年」「失われた20年」とも言うが、何か労働の質もおかしくなっている。

連合と経団連の空中戦から今年の春闘もスタートしたが、企業の生き残りと雇用確保が交渉の争点というが、労働組合の存在も、今こそ、大事な時だ。自殺者の高止まりという、欧米に比べて2倍、3倍という異常さ。日本の異常さは組織と暮らしを守る以上に、働く者の命を守る観点が大事だとも感じる。鳩山・民主党政権の「コンクリートから人へ」「命を守る政治」と掛け声が今ひとつ、まだ響いてこない。政治の大事さがいまほど感じるときではないか。
スポンサーサイト
【2010/01/30】 | ページトップ↑
12年連続自殺者3万人越の異常が、日常化する異常さ・・・。
Date:2010-01-29(Fri)

1月も29日になりようやく新年会も終わりに近づいた。昨日は敦賀市職労働組合の旗開き。1千人近い組合員を有する市内でも1,2を争う規模の組合員数だ。プラザ萬像大ホールのテーブルが並ぶ。看護師さんや保育士さんなど女性が多い300人を超える会食だ。クイズ、くじ引きと進む企画は、毎年変わらないが、微笑ましい。

ところで、大変恐縮だが、同じ数でも途方もない人数がある。年間3万人を超え、しかも12年連続となった自殺者の数。現状は深刻だ。警察庁のまとめでは、昨年の自殺者は暫定値で3万2753人。福井県で211名。小浜市が毎年、ごっそり消滅している計算になる。福井新聞を読んで看過できない負の社会現象だ。異常としか言えない現状。敦賀市の数は把握できないが、毎年バラつきはあるものの、それなりの数とも聞く。具体的に家族を話を聞けば聞くほど問題の深刻さは、もはや社会現象でもある。

2006年には自殺対策基本法が施行されたが、一向に減らない。高止まり現象。遺族の気持ちや生活、学校や社会の喪失感や停滞をかんがみると、心が痛む。過去5番目の多さとなった。

まず、不況だ。お金が、人の命さえ左右する社会が悲しい。さらに病気や家庭問題、会社や学校での悩み、いじめ。自殺した人の数ほど、原因はあろう。私が把握するだけでも不況も深いが、高齢者の一人暮らしや病気など、この問題の根深さがある。ご家族やご遺族のその後の心労は、計り知れない。

どう対処してか、事前の心情がわからないだけにこの問題は難しい。書くのもどう書いていいのか手が止まる。ときかく、日本の自殺率は先進国でも高い。アメリカの2倍、イギリスの3倍とか。しかも、景気や、高齢社会、産業構造などを反映するため、敦賀の事情も、家族も様々だ。自殺者も身近にいればいるほど、個々の問題と受け止めがちだが、私には共通の要素があるように思えてならない。それでも具体的には書くことは差し控えなければならないほど、個々の問題でもある。他人には踏み込めない領域的なものが横わたり、そこに難しさがある。

それでも、遺族への対応も含め、広く社会の問題でもある。市役所をはじめ、中小企業、大企業をとわず、メンタルヘルス対策、うつ病対策など、密接に関係している。ここまで書いても、言葉が軽くなるほど、自殺予防は特別なことではない。日ごろの取り組みが大切ということ。何度か聞いたメンタルヘルスや勉強会での講師の言葉だ。うつ病もそうだが、自殺者にも特有のサインがあり、かつての常識ではない科学的な識見も整いつつある。かつては、個々の問題として、タブー視していたようにも思う。

自治体でも企業でも、地域でも、言うまでもないが、命に優先する「命を守る政治」と鳩山首相が何度も語る政権公約の具体策がまだまだ、国でも、末端でも体系的に整っていないのではないか。

冒頭の市職労組の旗開きの挨拶でもあったが、市民の自治体に求めるニーズは多岐にわたり、自殺者対策は容易ではない。日ごろの相談業務を充実させるしか、当面は、この分野での役割は限られるのではないか。とにかく難しいが、社会全体で取り組まなければならない課題だ。
【2010/01/29】 | ページトップ↑
毎日1万歩くことで、医療費を14円節約、年間約5千円。
Date:2010-01-28(Thr)

公表された厚生労働省のデータで、毎日1万歩歩くことで、医療費を14円節約する効果があるとのこと。月に30万歩なら420円。年に約5千円。例えば敦賀市市民のうち、7万人が「1万歩運動」に参加すれば、数字上だが、年に3億5千万円の医療費が節約でき,国民健康保険財政の一般会計の繰り入れも助かる。

敦賀市にとっても、健康診断の受診率向上は重要な施策だ。国民健康保険分野は、市が直接、担当するが、市民の理解と信頼なくして成果はおぼつかない。がん検診など低い敦賀市にとっては頭痛い事業でもある。それを健康づくりや人づくりの政策に回せば、相当な事業ができる。

以前にも書いたが、私が注目している新潟県の見附市。総合計画の第一に「日本一健康なまち」をめざして、市民の一人ひとりが健康に暮らせるまちづくりを行っている。市民がいきいきと心豊かに生活するため、市では、日本一健康なまちをめざして、「いきいき健康づくり事業」を展開。『食生活』『運動』『生きがい』『検診』の4つの切り口で事業を展開している。

その中でも、「健康運動教室」は市民の人気もあり、筑波大学の久野准教授のもとに、市の運動教室のデータから、「4年間運動教室を継続した人と、運動をしていなかった人では、一人当たりの医療費が6万8千円以上も開きがある」との研究成果を発表。継続的な運動が医療費抑制につながるという客観的なデータが実証されたとのこと。冒頭の厚生労働省のデータとは違うが、信憑性が高い。

今年度は、この事業を継続実施し、さらなる参加者の拡大という課題に取り組んでいきます。参加者拡大策の一つとして、市民の皆さんの協力を得て、「健康づくり応援し隊(たい)」というグループを結成。市民の目線から、運動教室の企画や商店街に整備した健康づくりウォーキングロードを活用したイベントなどのサポートしている。

市立病院内に「健康の駅」を設置し、「健康の駅」は「健康」をキーワードに、訪れる人たちに保健・福祉・医療、全般にわたるサービスを提供。健康相談・健康についての情報発信・市の健康事業の模擬体験ができるとか。

3年ほど前に視察した時、各公民館に自転車こぎや健康器具を設置し、万歩計データをパソコンで入力でき、ネットで各家庭において進捗状況を確認できる通信システムの導入など、どこでもだれでも利用できる運動教室のサテライト化を図っていることだ。

いずれにしても結果がでてきた総合計画、施策がわかりやすく国民健康保険の市税負担の横ばいや利用者の増加など結果がでていることを素直に評価したい。何か、提案できないか、考えている。
【2010/01/28】 | ページトップ↑
エスカレータが必要か否か、・・(敦賀駅周辺整備調査特別委員会)
Date:2010-01-27(Wed)

夕方、東京に着くと「敦賀は雪ですか」とはじめに切りだされるが、・・・。38、56と言えば、昭和38年、昭和56年の豪雪。56豪雪の時は、四国育ちの私には特別な記憶となって残っている。敦賀でも自衛隊が出動し、市役所通りを隊を組んで素早く雪をかくあり様は見事の一言だった。私もまだ20代後半、屋根の雪下ろしのボランティアなど、これが最初で最後の体験となっている。

隔世の感とはこのことか、寒だというのにここ10年の積雪の少なさ。東京での話題は、もう杉花粉である。早くも目や鼻で飛散を感じる人もいる。環境省が発表した今春の飛散予測では、飛び始めは東日本で早く、インフルに続いてまたマスク姿になる人も多いのか。

ただ、それでも今年の飛散量は全般に少なめとか。自然環境の因果は巡る。「少雪」や「少粉」は喜ぶべきか憂えるべきか、悩ましい。共通しているのは、確実に温暖化がすすんでいるということか。

書き出しが長くなった。昨日は議会の敦賀駅周辺整備調査特別委員会。JR敦賀駅のバリアフリー化に伴う駅舎改築について、各ホームをつなぐ跨線橋は4メートル幅で建設し、北陸新幹線工事認可後は9メートルに拡幅できるようにして工事を進める方針と概算の工事費用をを明らかにした。

・・・・駅舎改築には3年近くかかる?、そのため仮駅舎も本格的なもの・・・・・・・・

①新年度予算にバリアフリー化工事費や仮駅舎の建設費、現駅舎解体費などを盛り、当初予算として議会に提出するとか。議会を通れば、早い時期に仮駅舎を現在の改札の出入り口前に建設するとか。ただ、仮駅舎の期間が2年を超えることからプレハブではない、建築基準、消防などを考慮した本格的な仮駅舎になるとか。

②また、バリアフリー対策として設ける跨線橋の幅として、4メートルと新幹線開通で700名程度の乗降客量に配慮した幅9メートルの2案を提示した。これにエレベーターは4基、エスカレーターは改札近くに上下用、各ホームに上昇用の計5基設置する。

③交流施設(待合室、便所など)を含んだ駅舎改築も含めた全体の事業費は、跨線橋が4メートルの場合は約33億8千万円(市負担28億5500万円)、9メートルの場合は約38億円(市負担21億45万円)となる。

・・・・エスカレーターの設置は市民要望も強いが・・・・

④ただ、純然たるバリアフリー化にかかる工事費(エレベーターと跨線橋)は約6億3千万円で、市の負担分は6分の1の1億500万円となる。

⑤ここは判断が難しいところだ。5本のエスカレータを設置する案とエレベーターだけの純然たるバリアフリー化との建設費比較だけでも10億円を超える。その後のエスカレーターの年間管理費用約1500万円(電気代も含んで1本年間約300万円)を市負担となると、財政運営が厳しさが増す中、市が示す案がいいのか、判断に迷うところだ。

・・・・駅デザインはいいが、将来の維持管理費がかかるが・・・・・

⑦続いて、新駅舎の基本設計の概要を設計に当たっている東京大大学院の千葉学准教授が説明した。旧港にある三角屋根のそりあがる倉庫群を模倣して、背景にある山並みとの調和を外観とし、内部は空間をたっぷりとり、中二階にはカフェ、便所の横にはギャラリーを設ける案を示した。デザインは斬新と感じるが問題は空調など維持管理費だ。概算で以前に年間約1000万円という数字があった。今後の市税の持ち出しとなるだけに駅舎建設費10億円(仮駅舎含む)と同様、検証が必要だ。

・・・・エスカレーター設置は、維持管理費が市負担となれば悩ましい課題だ・・・・

⑧私としては、市の提案は概ね良としたいが、JR構内にある5本のエスカレターの維持管理費が市負担となれば、概算だけでも駅舎を入れると年間2500万円となる。市民が使うものだからと理由もあろうが、釈然としない。

これらを駅前周辺整備調査特別委員会として2月15日に再度、議論することとなった。冒頭の「少雪」「少粉」ではないが、今後、30年間は確実に少子高齢化が進展し人口減少が進む。お年寄りへの配慮と税収減など、総合勘案しての判断は、難しい。長浜駅のエスカレターは構内は維持費はJR負担でなりたっている。敦賀市負担となれば、これも市民への説明ができない。JR西日本の常識的な判断を望みたい。
【2010/01/27】 | ページトップ↑
入所者が急増する施設が敦賀にある・・・。背景は虐待
Date:2010-01-26(Tue)

昨日は、中央町の見守り隊の御苦労さん会。年一回、ささやかな食事会だ。三島、呉竹町の活発さと違い、中央町は、数人の方が、要所要所にこの寒空に立っていた。夏の暑さも厳しいが、この冬の寒さはこたえる。ご苦労さんというしかない。これほど、地味な活動で、地域が忘れていたものを呼び起こした重要な活動ではなかったか。残念だが、解散ではないが一時、中断となった。

「お帰り」「ただいま」と昔、家々にあった会話が、集団下校となり、それも無理やり大きな声を発する児童もいる。微笑ましい風景だ。決まった方がそこに立つだけで町に安心感があった。改めて「ご苦労さん」と声をかけたい。

不審者の学校侵入、犯罪が発生しで、敦賀市内も見守り隊が各町内で広がった。各町内で温度差があるが、あくまでもボランティアであり、自主的な活動だけに、無理は禁物だ。

ところで、少子化のおり、入所者が急増する施設が敦賀にある。三島にある乳児院・児童養護施設「白梅学園」だ。年一回の寄付を市内の労働団体「ゆうあい倶楽部」が行っている。その際、同行し話をお伺いするが、問題が年々、深刻化している。入所者急増の背景に潜むのが、児童虐待だ。ここ10年でも2割から3割アップというデータもある。虐待を理由に入所した子どもたちは、身体や心に深い傷を負うことも少なくないとも伺った。

虐待を受けた子どもの入所が増えるに伴い、職員の負担も重くなっている。入所した子どもに対する「心のケア」は不可欠だが、現実は炊事・洗濯や学校との連携などに追われる毎日とも伺った。ここにも厳しい現実がある。行政がどこまで向かえるか、今後も増えることが予想されるだけに深刻だ。

国レベルでは、虐待を重ねる親から子どもを守るため、親権のあり方について検討してきた法務省と専門家らの研究会が、親権に一定の制限を加えるのもやむを得ないとする考えを、近く取りまとめる報告書に盛り込むという。

新たな法整備を図ることになれば、併せて、現場の児童相談所などの体制強化も求められよう。当然、児童養護施設の整備も重要となる。外部からうかがいにくい「密室での悲劇」の解消に向け、法と人的備えの両面から万全を期してもらいたいのだが、行政も追い付かないのが現実だ。

最近では、社会的な関心の高まりを受けて法整備が進められ、対策が徐々に打ち出されてきた。虐待の疑われる家庭に強制的に立ち入り調査したり、施設に保護した子どもに親が面会を強要する行為を抑止できるようになったことなど、時代がそうさせるのか、逆に言えば、深刻化している現実が浮かび上がる。

繰り返しにもなるが、虐待にかかわる相談件数は年々、増え続け、相談員の充実も大事だが、三島のような施設は、人的な要員配置が欠かせない。厳しい現実と向き合う時代になってきた。
【2010/01/26】 | ページトップ↑
診療報酬は上がるが・・・・。
昨日は、穏やかな晴れ。午前中、久しぶりに自転車で立石往復、沓見、夢街道と楽しんだ。路面の状態も申し分ない。自転車目線から雪がかぶる敦賀の山々と海岸のコントラストは、この時期ならではの美しさだ。午後からは福井と敦賀で新年会。ドライブも心地いい。健康管理と気分転換には手頃でドライブと自転車は好都合だ。ただ、冬場はできるだけ歩くことにしている。一日一万歩を基本に「一週間合計で七万歩」を目標にすると、それほどストレスを感じなくて済む。

何事につけても健康はすべての基本。市立敦賀病院の存在は、今後も重要度を増すことは明らかだ。さて、患者や公的保険から医療機関に支払われる診療報酬が、来年度から全体で0.19%引き上げられる。医師不足など地域医療の崩壊が進む中、鳩山政権が「国民の命を守る予算」の目玉として打ち出した政策だ。まだまだ不十分ではあるが、10年ぶりの増額改定は評価したい。

診療報酬はほぼ2年おきに改定している。増え続ける社会保障費を抑制する小泉構造改革路線の自公政権下で、2002年から引き下げられ、昨年まで連続して減額改定されてきた。マイナス分は合わせて8%近い。

その結果、病院の収入が減り、医師や看護師など医療従事者が確保できなくなるなど、地域医療の疲弊を招いてきた。深刻な医師不足の中で産科や小児科、救急医療などを閉鎖する医療機関が続出。

市立敦賀病院も診療報酬引き下げに悩まされ、一般会計の持ち出しも十億を超えていた。医師不足も研修制度の変更により内科医の引き上げなど議会でも問題となった。事務局長や院長の努力により、中期計画の立案、実行と、医師不足は継続しているが、経営面での改善の方向にあり、今回の診療報酬改定は少ないながらもいい影響を与える。ただ、救急病棟、新インフルエンザ対策など、病院勤務医の過酷な労働はさほど変わっていないと聞く。

今回の改定で医療機関の収入に反映される「本体部分」の増額分は約1300億円。厚労省はこれらを原資として入院医療を担う病院に手厚く配分し、勤務医の待遇改善を進める方針だが、病院経営が厳しさを増す中、収入が増えても検査機器の設備維持管理費などの増加にあて、人件費にまで回らない可能性もある。このあたりは、どうなるのか、見守りたい。

いずれにしても、病院と開業医の再診料の格差という長年の懸案が全国大で残っている。地方病院にすると、まずは病院勤務医の報酬の底上げによって医師不足に歯止めを掛けたいのが本音だ。

長くなったが、民主党はマニフェストで、旧政権の社会保障給付抑制路線を転換し、医療費を先進国平均まで引き上げる、と宣言。診療報酬の増額を主張して、政権交代を果たした。ただ、中央も地方も今後の社会報償費の増加には変わりがない。敦賀市の占める社会保障費も着実に増える。

嶺南、敦賀市の地方病院の医師不足、看護師不足などは、診療報酬が多少変わろうと、将来への不安は尽きない。継続的に地域医療を維持するためにも、医師、看護師、検査技師の確保は最重要の課題だ。また、中期計画の着実な実行と、そろそろ病院の経営も自律的に行動的に運用できる全部適用など、経営形態の改革が必要と考えている。
続きを読む
【2010/01/25】 | ページトップ↑
議員定数上限撤廃など、国会の動きに合わせて・・・。
昨日は、民主党福井県連・地域戦略局への市長と共に要請へ。内容は①北陸新幹線・敦賀駅部までの早期認可②連携大学③電源三法交付金の弾力化④敦賀港の拠点化など、どれも敦賀にとって重要なものばかりだ。昼はある事務所で餅つき、人道の港「ミゼウム」でのボランティア、夜は若越城の会の新年会と時間が流れた。

ところで、昨日の注目は、小沢幹事長の事情聴取。これをどう国民が受け止めたか見守りたい。気になるのは、米上院補欠選挙。マサチューセッツ州は故ケネディ大統領以来の堅固な民主支持基盤でのまさかの敗北。潮目が変わるとは、やはり選挙だ。オバマ政権が最優先に取り組む医療保険改革は困難を増し、求心力低下も懸念される事態となり11月の中間選挙を控えて政権の先行きに暗雲が漂い始めた。海のこちら側も鳩山由紀夫首相、小沢一郎幹事長のツートップ。民主支持率は依然高いが、内閣支持率回復には国民が抱いている疑問を一掃できたか、これが潮目となるか、注目したい。政策実現には、国民の支持率が後押しをすることが多いからだ。

中央の動きも大事だが、鳩山政権が掲げる地域主権で権限や財源の移譲が進めば、地方行政の監視役としての議会の役割はますます大きくなる。議会の形骸化や住民との乖離も指摘される中、地方議会の改革は欠かせない。先日もある市民から議員定数の提案を受けた。議員給与を削減し、議員の数を増やして、日曜議会、休日議会、夜間議会の開催し、議会の活発化だ。

総務省は、地域主権確立へ向け段階的に地方自治法を改正する作業に着手した。議会制度改革も大きな柱で、まず今国会で議員定数の上限を撤廃。その上で、勤労者ら幅広い住民が議会に参加できる方策、議員の身分や権限などについて約1年かけて議論し、来年の通常国会で改正を図る方針だ。

議員定数は現在、人口に応じて上限が定められている。上限があると、全国的に財政難から定数削減が進んでいる。だが、定数の上限が撤廃され、住民が議会に参加しやすい環境も整えば、少ない報酬でより多くの代表を議会に送ることも可能になる。議員定数を議論している議会運営委員会で、定数議論と「議会基本条例」の制定の検討を提案した。

まだ、この条例をもつ市議会はわずかで、私も効果は未知数だが、条例により議会の会期を1年間とする「通年議会」や、町長ら執行部が議員に逆質問できる反問権、市民への報告会など議会改革の基本が明示でき、市民にみえる議会活動の一助ともなると思っている。

通年議会は、年4回の定例会の会期に制約されずに常任委員会を開け、議会活動を活発かできるのではないか。また、市民から提案のあった傍聴しやすい夜間、休日の開催など住民の視点での運用も検討するなど、定数議論と同時に、市民と議員おとの距離を少しでも近づける努力はこれからも大事だ。
【2010/01/24】 | ページトップ↑
駅前の中心市街地は・・・(デザインと人を集める舞台装置の重要性)
Date:2010-01-23(Sat)

敦賀駅にはじめて降り方に、駅前の印象をきいたことがある。率直に、夜は「7万都市にしてはイルミネーションとタクシーが多い」と、昼間「駅前商店街が整然とし、空が広い」と意外な答えが返ってきた。

ここ数年、イルミネーションに力を入れてきた成果であり、空が広いのは、電柱や電線の地中化だろう。たったそれだけだが、街の景色は随分と違って見える。それに新しくできたホテル「ルートイン」と「東横イン」、合同庁舎、マンションと、7万レベルの地方都市としてのイメージと違うとのこと。確かに七万都市レベルには多いかもしれない。

武生駅前、鯖江駅前とは違うようにも感じる。歩くと平和堂と本町商店街それに、国道8号に直角に並ぶ駐車場と地中化により、街並みが整然としている。との印象のようだ。10万人口のレベルの地方都市も私も多くみてきたが、どこも駅前の寂れ具合は深刻だ。その中にあって二十数年、中心市街地として力を入れてきた成果でもある。ただ、夜も昼も人通りの少なさは「どこも同じですね」で落ちつく。

次に、敦賀駅の印象をきくと「こんなもんかなー」とか、あまり印象に残らないようだ。全国のどの地方都市も同じような顔をしているのにうんざりすることが多い。観光客をひきつけるほどの魅力は街並みにはない。とくに、市民には慣れすぎて、その印象はどうか、語ることすらしない。ただ、「敦賀の顔」としては「はよ、なんとかしろよ」「今年こそ、改築やな」と改築を望む声は大きい。

町のイメージでは、電線の地中化やホテル、商店街。それに道路、もっと言うと、デザインが、都市やそこで暮らす人たちに与える影響は思ったより大きい。意外に気が使いない視点だ。

ところで敦賀市と姉妹都市の岐阜県各務原市は、公園都市を目指し、「緑の回廊」を市全体に張り巡らす取り組みを10年前から続けている。昨年は、世界200都市以上が参加する「住みよい都市づくり国際コンクール」で第3位に選ばれた。意外な側面をもつ。街路樹や道路など、点から面へと着実にまちづくりを進めている。その背景には、川重、自衛隊といった町の活力と財政面の豊かさがあることは言うまでもない。

敦賀市も駅前をさらに大きく変える計画が本格化する。駅舎改築、バリアフリー化、連携大学、駐車場など、ハコモノだけではなく、敦賀市の顔ともいうべき駅前を品格ある街のデザインを本気で考えるときが来ているように思う。その際大切なのは、敦賀の駅前の良さを率直に語ってくれる「よそ者」の声と目も大事にしたい。幸い、デザインを東京大学の千葉先生にお願いしている。率直に語り合う重要な時間でもある。

さらに、中心市街地の魅力は人が集まり、出会える舞台であること。街の求心力となるのは、これも決してハコモノだけではないことは確かだ。その仕組みとどう集めるか、商業施設と簡単にいうが、商業施設だけでは失敗例も多く、どう集めるか、その舞台装置を考える年でもある。まさに、今年がその正念場になる。
【2010/01/23】 | ページトップ↑
医療体制の確立は、人材の確保から始まる・・。
Date:2010-01-22(Fri)

大谷吉継など敦賀の歴史を知る意味で歴史小説は重要だが、社会問題を取り上げた小説「白い巨塔」(山崎豊子)は、医師確保問題を理解するのにもってこいの作品だ。金沢大学出身の医師が半数以上を占める市立敦賀病院の医師確保で「金沢大学以外に依頼すれば・・」とか、「給料を高くして公募すれば・・」とか、私も議会の常任委員会で質問をするが、勉強すればするほど、単純ではない複雑な要素がからみ、難しい課題と理解でき、お恥ずかしくもなる。

話を変えるが、たまたまか、今回の経営破綻した日本航空の再生への取り組みを、日航をモデルにした同じ山崎さんの「沈まぬ太陽」とここまで重なるか、思ってしまう。

小説が先だが、あまりにも展開が現実に似ている。小説では国民航空の立て直しのため、政府が関西出身の紡績会社の国見氏に白羽の矢を首相が立てた。現実に、政府は、関西財界を代表する稲盛和夫・京セラ名誉会長に、白羽の矢をあてた。

小説の国見会長のモデルは、確か鐘紡の会長だった伊藤淳二さんとか。今の稲盛さんのようにカリスマ経営者ともてはやされ、政府の指示で日航再建に送り込まれた。関西財界という東京とは違うところもそっくりだ。その上、社長ではなく、同じ会長だ。ただ、現実の伊藤さんは任期途中で辞任に追い込まれている。これは小説だけにあってほしい。

小説の国見会長は、安全問題に取り組み、ある程度、成果をあげるが、政治的な思惑、利権構造の壁に阻まれ、政治家の圧力も受けて任期途中で辞任に追い込まれている。現実の稲森さんは、上場廃止や会社更生法の適用など、小説よりも厳しい状況にある。どう日本航空を再建するか、期待したい。

前置きが長くなったが、議員は、本を読んでの勉強も大事だが現地を訪ねての事情を聴くのが最も理解が速い。「百聞は一見にしかず」だ。市立敦賀病院の医師確保問題で、当時、ユニークな研修制度で医師確保を図っていた舞鶴市民病院を訪ねたことがある。その後、市長発言を契機に医師が一斉にいなくなり、市民病院の崩壊という悲劇につながった。医師という社会を「白い巨塔」なみに現実にみせつけられた。いまだに、その後遺症に舞鶴市は悩み、十分な医療体制が確保されていない。不幸なのは舞鶴市民だ。議員や市長が、軽々に医療問題を語ることはすべきでないと教訓でもある。

そうはいっても、医療体制の確立は、高齢化社会を迎える敦賀市にとっても最重要の課題だ。医師確保だけでなく、看護師、検査技師などの人材確保は大事な課題だ。敦賀市立看護専門学校設立、平成6年以来、わずか十数年の歴史だが、その貢献度は大きい。毎年、二十人近い市立敦賀病院の看護師供給の源泉でもあり、子育てで職場を退いても、余裕ができると、市内の医院にと新たな展開で市内の医療人材の供給源として、大事な専門学校となっている。

看護学校の短大化と敦賀短大の合併という課題、先日もお伺いし、現状をお聞きした。敦賀短大とは違った問題を抱えている。不景気か看護学科の人気が高まっている。短大化への最大の課題が教員確保と財源問題だ。来年度も、専門スタッフによる、将来を見越した取り組みが検討されるとか。今後の展開に期待したい。
【2010/01/22】 | ページトップ↑
いつの間にか、疲れる社会になっている・・・。
Date:2010-01-21(Thr)

正月は、年始の仕事も女性の振袖姿がなくなり、職場から酒が消えた。当たり前といえば当たり前だが、余裕がなくなった社会変化だ。1月は月末まで、なぜか、連日、各団体の新年会の連続となる。市議レベルでは一日一件だが、県議、市長は、連日、数件が重なる。土日になると町内の新年会が数えきれないほどとなる。挨拶回りも疲れるだろうと同情したくなる。

挨拶の大半も「昨年は、景気の悪化で・・・」と疲れる話から始まる。景気もそうだが、社会全体が疲れている。そんな気がしてならない。東京に行くと、この数年、マッサージ、指圧などの看板を掲げる店がよく目につく。店が増えているのは、それに見合う利用者、疲れを感じる人がそんなに多いのか。

仕事の世界で大きく変わったのが、パソコン作業。市役所でも職場でも一人一台のパソコン、二十数年前には想像できない作業環境だ。目が疲れるし、肩が凝る。マッサージ需要が増大しているのも納得できる。逆に社会全体がさまざまな分野で便利になった。24時間オープンしているコンビニが増え、スーパー、百貨店の営業時間も長くなっている。

地方都市の敦賀まで、利用する側からすれば、ありがたいが、そこで働いている人は疲れる。昔の話をすると笑われるが、平和堂にも週に1日定休日があった。それが普通だった。今は違う。休むのは異常という雰囲気だ。

もっと、広げると、政治も自民党長期政権の制度疲労で行き詰まり、政権交代となった。ある人は語る「政権交代はよかったが、予算・税制をめぐる迷走、普天間移設問題など、政権内部の混乱、連立政権は運営と『連立疲労』と、『政治疲労』だ」と率直にコメントをくれる。

政党が変わっても税収が落ち込み、財源確保が難しくこれも「公約疲労」というか、なんといっても、庶民の景気、雇用、そして年収減と「生活疲労」が重なっている。議会でも削減、削減のオンパレードだ。

もっと具体的に数字で語ると、職場にも学校にも、うつ病などの精神疾患で休職中の職員や先生が多くなっている。民間企業は数字がほとんどないが、文科省の数字をあげると、社会全体が象徴されている。

公立小中高校などの教職員の精神疾患での休職中の先生は、全国で5400人、前年度より約400人増え過去最多を更新。それも増加は16年連続。調査を始めた1979年度の約8倍。驚くべき現象だ。中でも、精神疾患で休職した教職員は50代以上と40代で7割以上を占める。多忙な業務によるストレスや教育内容の変化に適応できないなど、社会変化が大きな要因のようだ。

30年前の労働組合の目指す方針に「欧米なみの生活水準と労働環境」というのがあった。一時は生活水準は超え、労働時間も減少したが、気がつけば、いつの間にか、生活水準も落ち労働時間も長くなり疲れた社会となっている。何がおかしいのか、ものごとを長期にしっかりと展望し継続し実行する力が不足しているということか・・・。政治もあまりにの場当たり的な対応が目に付く、私たち議員にもその風潮がある・・。
【2010/01/21】 | ページトップ↑
敦賀の山車、元気度の尺度でもある。
Date:2010-01-20(Wed)

昨夜、友人を敦賀駅に送った後、山車保存会の方と元町で飲む機会を得た。敦賀港にも栄枯盛衰がある。繁栄のひとつが、江戸時代初期の北前船の時代、その繁栄の象徴が山車(やま)。毎年の気比神宮の大祭、山車の元気度が敦賀の活気でもある。

敦賀城の城主「大谷吉継」の町割りで町の基礎、笙の川から児屋の川まで36の町から成り、港に向けて縦筋の町並みを形成した。その当時の繁栄ぶりを井原西鶴が「日本永代蔵」に記している。

9月4日の気比神宮の大祭に出る山車は、北前船全盛時30基あったとか。明治初期には12基になり現在は6基。それも気比神宮の境内にあった蔵が焼け3基だけが残った。平成の時代になって山車保存会の皆さんが台車をもとに復元して6基に復活させた。ここまで書きながらわかるのが、基礎は大谷吉継こと行政だが、繁栄の源泉、元気は、庶民、商人の力であることが理解できる。

話を昨日に続けるが、福井新聞で小林投手の記事を読みながら、1978年当時は、阪神ファンでもあったせいか、鮮明に覚えている。阪神に移籍して小林投手の活躍は見事だった。79年の対巨人戦は8勝0敗だった。計22勝を挙げて最多勝も獲得した。まさに世間は拍手喝采だったし、阪神フャンは盛り上がった。甲子園球場の盛り上がりも凄かった。小林投手の一球一球に球場が沸いた。球場という独特な環境、歓声がファンに元気を与え、気持よく敦賀に帰ることができた。大げさかもしれないが、日本が元気だった。

78年、テレビには「ピカピカの一年生」のCMが茶の間に流れ、街には山口百恵さんが歌う「いい日旅立ち」が流れ・・・王貞治選手の通算800号本塁打にわいた年でもある。敦賀の本町も元気だった。新年会か、雪の中でも、人があふれ肩を寄せ合って飲んだものだ。昨日もこの当時からある店で久しぶりに人が集まっていた。今は、違うかもしれないが、本町の元気度は敦賀の活気にも通じると、私は思っている。

昨日の昼、敦賀短大で東洋紡の工場に学校があったという話になった。新潟県などから「金の卵」と言われた若い女性が多く集まり、敦賀の活気にもつながった。まさに民間の企業の力だ。現在では、敦賀短大や看護学校で百人にも満たないが市外から若者が来ている。経済効果もさることながら活気の源泉でもある。

基礎体力という言葉がある。基礎体力は、簡単にいえば元気度とも通じる。人の場合、基礎体力が落ちるといろんな病気を引き起こす。その伝で言えば、敦賀の基礎体力はどうか。基礎体力もそうだが、元気、活気のバロメーターは多い。何よりも企業であり、庶民であり、若者であり、いろんな尺度をもちながら、敦賀の活気を考えることも大事だと思う。繰り返しにもなるが、行政はあくまでも基礎、後押しであったり、仕組みをつくったりで、まちの元気度、活気は、企業であり、庶民であり、市民であり、若者である。敦賀の山車はその尺度でもある。歴史から学ぶことは多い。
【2010/01/20】 | ページトップ↑
小沢幹事長を招いての民主党県連パーティー
Date:2010-01-19(Tue)

悲劇のヒーローという言葉がこの人ほど似合う人はいない。昭和54年の異例の電撃トレードで知られる小林繁さん。正直、福井市に居住したことと、同じ歳とは知らなかった。小林さんは奥さんが福井県出身という縁で福井市に自宅を構えていたとか。独身最後の頃か、昭和55年頃、甲子園球場でみた彼の姿は、細い体で、スローテンポ、それもカッコよく投げる。そしてバッタバッタと小気味よく巨人の選手を打ち取っていく。マスクもいい。まさに、繰り返しになるが悲劇のヒーローだった。ご冥福を祈る。

昨日はなんといっても、民主党の福井県連のパーティー。昼一番から準備に向かった。福井商工会議所周辺の警備の多さ。福井県連はじまって以来の異様さだ。まさに時の人、小沢幹事長の凄さだ。知事をはじめ各自治体の首長の大半が集合した。実はこれもはじめてのこと。なにか、不思議な感覚だ。

あいさつに立った小沢幹事長は、「公共工事の見直しを進めているが、地域にとって必要な工事はやらなければならないというのが私の持論だ。北陸新幹線の延伸についてもわずかだが、継続の予算付けを行った」などと、福井への配慮をにじませるなど、口下手といいながらも、聴衆は一言一句、聴き入る。さすが小沢一郎と感じさせる場面だ。

「民主主義は暗たん」「断固として、毅然として」「権力行使に全面対決」。確かに政界随一の実力を誇る政権与党幹事長の言葉が、先日も本部定期党大会で並んだ。しかし、昨日は、「新年、早々の申し申し訳ありません」程度で終わった。

記者会見でも福井県連が参議院議員選挙で擁立を決めた「井ノ部」氏の紹介や擁立の経緯、福井との縁などに終始していたように思う。20分程度の記者会見だったが、時の人か、存在感は大きい。若い地元記者も手が震えてマイクと持ち、言葉を選びながら遠慮しながら、献金問題を質問していた。記者の気落ちが伝わってくる。

小沢幹事長の反論での全面対決と国会開会により、どう事件の全容解明が進むか、不透明だが、説明責任は果たしてほしい。旧民主党の結党以来、この政党を貫く心棒の一つはあらゆる分野で「公開」とか「透明」とか、溌剌とした結党以来の理念を大切にする社会を築くことだ。昨日も「二大政党が私の夢だった」と語る幹事長の切々と訴える姿は共感を呼ぶフレーズだった。不安と期待の県連党大会だった。車で敦賀に戻ったのは夜11時を回っていた。精神的な疲れた一日だった。
【2010/01/19】 | ページトップ↑
節目と潮目
Date:2010^01-18(Mon)

早朝、敦賀インターから中央町まで約一時間、6000歩。空にはオリオン星座が美しく見える。当然、気温0度か道が凍っている。靴が滑る。書きだしを探している。

昨日、東京で拉致問題のひとつの団体である特定失踪者問題調査会の理事会に参加。この運動も拉致被害者の地村夫妻の帰国した「10・15」をピークに国民の関心を失いつつあり、時間と共に、運動も閉塞感がつのる。当然、調査会の寄付金も年々減少している。そんな中で議論が伯仲する・・。

話を変えるが、「1・17」は阪神大震災。神戸の街並みもはた目にはすっかり活気を取り戻したように見えるが、はてどうだろうか。バブル以降の景気と関西の落ち込みも減少しているのか、繁華街に昔の元気がないという声も多い。数字でも船の貨物取扱量はいまだ震災前に到達していない。ただ、「1995年はボランティア元年」。震災を機会に日本のボランティア人口が急増した。福井の重油ボランティア活動など災害ボランティアは定着した。敦賀市も社協を中心に災害ボランティアネットワークが形成された。ただ、これも幸い災害がないだけに関心も薄れている。

ここまで書きすすめたのも「1・15」の石川議員の逮捕がどう影響するのか。「1・16」の民主党大会。テレビ報道だが、小沢一郎幹事長の声はいつになく怒気を含んでいたように感じる。「わが党の大会に合わせるように逮捕した。このようなやり方は容認できない」「私は断固戦う決意だ」。明らかに闘争宣言だ。党員である以上、小沢幹事長の言葉を信じたい。ただ、私には、党全体が縮こまって固まっているかにみえる。鳩山由紀夫政権に大きな影響力を持つ最高実力者だけに、その存在は、時間を経過とあわせて党内でも大きくなっていた。その矢先でもある。

拉致問題同様、社会全体を覆った閉塞感を打ち破りたい。そう期待して昨年の夏、国民は政権交代を選択した。それなのに、チェンジの願いを託した政党が縮こまっていては、期待は失望感に変わるばかりだろう。今日から通常国会が始まる。デフレ不況と雇用不安。暮らしの展望がなかなか開けない。米軍普天間基地の移転問題など、論じ合う懸案はほかにも多い。にもかかわらず国会が「政治とカネ」の問題に引きこもっていては、この国の将来が行き詰まる。

「10・15」「1・17」は、「9・11」と同様に、日本にとって大きな節目の日であった。「1・15」は、かつての「成人の日」の人生の節目であったが、今回の逮捕劇が鳩山政権の潮目にならないように期待したい。今日「1・18」は、小沢幹事長を福井に招いての民主党福井県連パティーの日でもある。参議院選挙の夏に向けての節目としたいが・・・。
【2010/01/18】 | ページトップ↑
地震の教訓と政治の激震・・・。
Date:2010-01-17(Sun)

15年前の今日の日は忘れようとしても忘れられない日だ。犠牲者が6千人を超す阪神大震災。震災から5日後、甲子園口から自転車で三ノ宮を訪れた。暗闇が迫るビル街。いまでも鮮明に覚えている。倒れた建物と耐震化した家屋の違いは明らかだった。建物はに生き埋めになった犠牲者の葬式も開かれていた。

公園にテントがたち、住民が共同で夕食をつくっていた。5日目ということもあり、笑いも聞こえたが、寒さの中で、寄り添って家族、生きていこうという姿に心を打たれた。

親戚に水と現金を届けたが、電気と水などライフラインの大切さと脆さ、都市機能のもろさを知った。阪神大震災では約10万棟の家屋が全壊、亡くなった約6400人の約8割は住宅などの倒壊が原因とされる。揺れても壊れにくい町、壊れても人命を奪わない「減災社会」を築く必要性を痛感した。震災から通算で1カ月ほどのボランティアをさせてもらったが、公共施設の耐震化の重要性を痛感した。小中学校は、教育施設だが、地域の大事な避難所だ。当時、私が連絡を取り合った東灘区役所の建物も災害時の司令塔として安否確認と、地域の最重要施設となった。

大震災を教訓に、住宅や公共施設の耐震化は進んだが、まだ不十分だ。この数年で小中学校の耐震化が進む。ただ、敦賀市内は旧市街地、村部も含めて、住宅の耐震化は進んでいない。補強工事を補助する制度があるが、15年の月日は、危機意識を希薄にしている。制度の充実というか、着実に住宅の耐震化を進める必要がある。

公共施設としては、大きなところで、男女共同参画センター、松原公民館と、なんといっても敦賀市役所が耐震化ができていない。隣接の防災センターはできたものの、市民の財産といえる資料なども多くあり、何よりも市民のための業務を行う事務所だ。災害時には、防災センターとともに、司令塔にもなる。予算との兼ね合いも重要だが、検討を始めたと聞く。今後の検討状況を見守りたい。

橋の耐震診断など、道路基盤の補強も進んでいるが、これも着実に耐震化を進めたい。先日も敦賀半島で地震が発生した。いつ、どこを震災が襲ってもふしぎはないことを改めて肝に銘じたい。

話ががらりと変わるが、国政にも激震が響いた。民主党の党大会だが、政権政党の党大会でもあり、私も小沢幹事長の挨拶に注目した。検察との全面対決を宣言したが、党員である以上、尊重もしたいが、この問題に国民は付き合える時間はない。それほど、国民生活は医療、介護、年金、雇用、教育、景気と問題山積だ。説明責任はもとより、政治の話題が「政治と金」に中心となるようでは国民が不幸でもあることを忘れてはいけないと思う。私に聞こえる市民の声は、小沢幹事長の権限が強いだけに不安と不信をうったる方が多い。まさに政治の激震だ。政治が不安定になれば、そのまま日本が不安定になっている歴史の教訓だ。
【2010/01/17】 | ページトップ↑
東京地検特捜部の石川議員逮捕に思う・・。
Date:2010-01-16(Sat)

権力闘争はいつの時代も興味深く面白い。しかし、それにともなって犠牲になるものもいる。スポーツの世界は、結果がすべてであり、犠牲というより弱者が去るのみだ。大相撲の貴乃花と千代の富士。初場所の魁皇の幕内最多勝と千代大海の引退。どれもさわやかでもあった。

東京地検特捜部の石川議員逮捕。鳩山首相、小沢幹事長と相次ぐ金銭疑惑は、ともに政府与党のリーダー、実力者だけに今後の捜査の行方から目を離せない。国民の関心は、国会の景気などの論戦よりも優先されることが多い。小沢幹事長本人の心労もあろうが、なによりも犠牲者は国民かもしれない。今日もある市民から「鳩山政権、大丈夫?、小沢さん、来週、福井にこれるの?」という率直な質問をいただいた。

民主党員として、関心というよりも、これからが通常国会の正念場だけに残念でもある。小沢幹事長の存在感は、格別だ。敦賀にも、私が知るだけで2度ほど訪れているが、親しみ深い笑顔の中に、鳩山首相とは違った凄味を感じたものだ。ただ、今回の逮捕、国民に私はきちんと説明すべきだと思っている。

国民が蚊帳の外に置かれているようでは、民主党政権の足元が揺らぐ。疑惑否定の姿勢だけでは、積極的に国民に向き合う意気込みは伝わってこない。

福井県、敦賀市も、不況という日本全体が猛烈な寒波に見舞われている。そんな吹雪ですら薄日が差すことはある。ましてや国家権力の中枢にある二人が、東京地検のまえにおろおろしているようにみえる。民主政権を担う両雄のカネをめぐる疑惑のなかで、政権の求心力がなくなるとしたら問題でもあり、国民が不幸だ。

小沢幹事長は、ときたま「国家権力」という言葉を使う。検察との対決前に、まずは説明すべきは国民であるとも思う。国民は逮捕劇より、「国民生活第一」という政治改革に期待したはず、こんなことをやっている場合か、とも思うが、政治家の前提が崩れては、どうにもならない。それだけに説明がまず先だ。
【2010/01/16】 | ページトップ↑
県下で最も低い蔵書数(市民一人当たり)
Date:2010-01-15(Fri)

今日は15日、どんど焼、いつも気比神宮に持っていく。日本列島がすっぽりと冷凍庫に入ったような感じだ。寒気に乗っての雪の便りもしきりで、日本海側を中心に西日本から北日本の広い範囲で雪が降った。知らなかったが、雪国の面積は国土の約53%を占めるとか。寒さがまだ続くだけに我慢も必要だ。

これも知らなかったが、「国民総読書量」という言葉があるらしい。略語はGDPではなく「GNR」だという。今年が国民読書年とも知らなかった。さらに、調べると、文化庁が2008年度、16歳以上を対象に行った調査で1カ月に1冊も本を読んでいない人は46.1%。その6年前に比べ10ポイント近く増えている。読書だけを取り上げるのもどうかとも思うが、何か、将来の不安を感じる数字だ。「不読」が親から子に連鎖する傾向も、折に触れて指摘されるだけに深刻だ。

これも知らなかったが、敦賀市の市立図書館の蔵書数は、225,500冊(20年度末現在)。市民一人当たりに換算すると敦賀市は3.33冊。実は、県下9市の図書館の中でも最低。21年度の予算額は900万円だが、一人当たりに換算すると、これも県下最低である。トップは坂井市の6.13冊、倍近い差がある。この数字は、長年の積み重ねでもあり、蔵書数とも関係する。文化の谷間と言われて久しい敦賀市にあって、結びつけるのも変だが、何か考えさせられる数字だ。

但し、最近は、福井県立図書館、福井大学付属図書館、市町立図書館、敦賀短大などの県下大学図書館ともネットワークが構成され、相互貸借が実現し、もちろんネット検索も可能となっている。直ちに、図書の予算額を上げろというものではない。ただ、数字は正直なだけに、総合的に将来を考えると不安になる数字だ。寒さが続くだけに、夜は、家で読書をと思うのだが・・・。
【2010/01/15】 | ページトップ↑
合併による短大の存在意義、存在価値・・・。
Date:2010-01-14(Thr)

昨日は、朝、午前中、議会の代表者会議、議会運営委員会。昼からは市民クラブで敦賀短大のヒアリングを行った。

・・・・議会も高島市、長浜市との3者交流へ・・・・

代表者会議では、滋賀県の高島市議会、長浜市議会と敦賀市議会も市と同様、三者で交流していこうと決めた。現在、長浜市、高島市は市町村合併で敦賀市の山の稜線で隣接する市となっている。三者交流は、災害時など相互の救援など、交流を深める意義は大きい。

・・・・議員定数削減問題で議論継続・・・・

議会運営委員会では、議員定数についての議論がされた。大半が現状維持ではあったが、2名削減、4名削減など意見が出され、まとまらず議論を継続することとなった。先日の新年会でも、ある市民から「議員の活動が見えない。議員削減をすべきだ」との強い意見を受けた。今、各自治体の財政難で議員削減の動きは強い。今後も、議員削減の議論継続とともに、議会として市民の活動が見え、市民の意見を吸収する仕組みの構築、具体的には、議会基本条例をつくって、議会報告会など、議会全体で取り組むことも大事ではないかとも思っている。今後、議会改革の中で、取り組んでいきたい。

・・・・地域に密着した短大へ・・・

敦賀短大のヒアリングでは、定員120名のところ、80名程度の学生で推移しており、苦しい経営が続いている。昨日は、岡山県・新見市の教授や職員もボーナスもなく頑張り、市も1億5千万円を補助し経営を助けている。

昨日、短大の改革目標として紹介されたのが、新見公立短大。新見市は岡山県の中山間部にある人口3万6千人の小さな町。イメージ的には福井県の大野市というところか。この町が独自に、看護学科、地域福祉学科、幼児学科、地域看護学専攻学科と、地域に密着した公立短大をもっている。看護学科に当たっては、最近の看護師養成の動きを敏感にとらえて短大を4年制大学にしている。

昨年11月に市は看護学校の移転を提起した。しかし、具体的には看護学科を中心とする合併後の短大のイメージは提起されたものの、具体的な合併時期の提起もなく、3月議会前の2月までに、市長が具体的に提起することで終わっている。

私は看護学校の重要性や短大の存在意義を考え、これから進展する高齢化社会を見据えて、新見公立短大のような地域に密着した短大に姿を変えるならば、財政負担も考慮しなければならないが、その存在意義、存在価値は大きいものがあると思っている。

「コンクリートから人へ」へのキャッチフレーズは、政治の大きな方針でもあり、市政でも重要な要素だ。市民生活に直結する市立敦賀病院と共に、高齢化社会にも対応できる投資ではないかとも思う。昨日も敦賀短大での現在の定員による市内への経済効果が示されたが、福井大学の進出とともに、市独自で今一度、大学をもつことの意義を考えたい。
【2010/01/14】 | ページトップ↑
選挙と政治
Date:2010-01-13(Wed)

昨日は、民主党福井県連の常任幹事会、幹事会、3区幹事会と会議の連続で朝から夜まで時間が流れた。政権下、議員数など中央と地方のねじれや、衆議院・参議院で選挙区での勝利がないなど、県連の課題は多い。衆議4人になったが、選挙区の負けは、省庁の役職、政党の副幹事長ポストなど、何も当たっていない。福井県内の港湾、新幹線など政策課題実現のプロセスでマイナス面は多い。その中で、夏の参議院選挙は福井県としても重要な選挙と考えている。

福井選挙区で、「井ノ部航太(いのべこうた)」氏の擁立を決めた。井ノ部氏は、東京在住の35歳。4年前と去年、党本部が参議院選挙の候補者公募の際に応募、父親が大野市出身という縁で福井選挙区の候補者擁立となった。手続き的には、民主党本部に井ノ部氏の公認申請の後、党本部常任幹事会で正式に決まる。

話を変えるが、貴乃花親方が連日、ワイドショーで人気だ。所属する二所ノ関一門を離脱し、日本相撲協会の理事選に立候補する。これまでの角界では、一門の勢力に合わせて候補者を調整するのが常識だったが、改革を掲げて無所属で出馬するという。世論は親方に拍手をおくる。思えば小泉元首相もそうだった。それまでは派閥の論理ですべてが決まっていたが、彼は広く支持を受けて自民党総裁選で大本命を破った。権力闘争は確かに面白いが、相撲もトラブルや外国人など本業が低調、政治も財政、雇用、景気と、小泉改革のひずみも多い。

最近では、新年早々の財務相辞任、後任は菅直人副総理への交代劇。若いころからの菅氏の口癖が「一点突破、全面展開」。厚生相の薬害エイズ問題は、標的が明快だった。破産寸前の国の財政、財務省に同じ手法が通用するとも限らない。一点突破だけでは限界があることは確かだ。全面展開とはいかないまでも、政治主導とする、これからが正念場だ。

今朝のNHKニュース、世論調査で「政治が変わった」と感じるとした国民が50%を超えていた。民主党への期待も大きい。世論をバックにどこまで、改革ができるか、民主党の真価と覚悟が問われるときでもある。

繰り返しになるが、貴乃花のひざのけがを抱えながらも、鬼の形相での逆転優勝を果たした相撲、厚生相の「薬害エイズ」解決への采配など政治が、なによりも本業が重要であり、国民が拍手を送った。二人の存在感も、本業での実績で今日がある。

敦賀市も中心市街地活性化、医療、介護、国民健康保険など社会保障、学校の耐震化、看護学校と敦賀短大の統合問題など課題をあげればきりがない。年が変わり、来年は知事、県議、市長、市議と選挙の年でもある。政治の課題も市民の関心が選挙に話題が移り始めている。選挙も大事だが、多くの課題を本業での、議会での議論と決断が重要と肝に銘じている。
【2010/01/13】 | ページトップ↑
鏡開きと成人式・・。
Date:2010-01-12(Tue)

昨日は、「松宮いさお新春のつどい」の準備、実行、片づけで一日が終わった。暦は足早だ。鏡開きである。古くなるが、正月を飾った鏡餅を砕いて、カビを取り、ぜんざいを作って一家円満を願いながら食するものと母親に言われ、家中といっても4つか、5つの鏡餅を砕かされた思い出が残る。それも、餅は刃物で切っては駄目と教えられた。「槌で割るのだ」と親父は偉そうに語った。それでは、簡単に割れる金槌を使うとなぜか、これも怒られた。

縁起をかついで「開く」という日だとも母親から教わった。成人式と鏡開き同じ日というのも何か、しっくりとこない。1月15日ですべての正月の行事が終わるというのが感覚だ。それも今年の新成人は全て平成生まれ。昭和はさらに遠くなった感がある。

私は、船の実習のために、地元の成人式に参加できず、東京湾で仲間と祝った。何か、いまだに心残りだ。あれから37年。就職、結婚し、2人の子どもにも恵まれたが、どれだけ成長できたかは、はなはだ心許もとない。「知命(天命を知る)」の50歳を超えながら、まだ惑いの濃霧の中を右往左往している気がする。

ひび割れた餅もちも無駄にせず、ぜんざいにしていただくことのなくなった。昨日は、ある居酒屋でわいわいと飲んで終わった。いずれにしても、新成人に限らず、皆の展望が開ける年であってほしいと願う。
【2010/01/12】 | ページトップ↑
成人式に思う景気、雇用、成長戦略・・・。
Date:2010-01-11(Mon)

昨日は町内会、成人式と市内の行事が多かった。敦賀市内730名が新成人となった。振袖姿の新成人は親もそうだが、はた目にも微笑ましい。昨年よりは増えたが徐々に減少傾向が続く。ところで、正式の「成人の日」は本日。しかし、福井県内もそうだが、敦賀市など大半の自治体の式典が終了した。理由は、連休最終日の式典が、仕事や学校の関係で帰敦する新成人には難しく、不人気が理由とか。

長くなじまれてきた15日を10月の「体育の日」とともに第2月曜日に移したのが2000年。いわゆるハッピーマンデーだ。3連休にすることでレジャー機会を増やし、消費の拡大を図る狙いだった。民主党は、当時、野党として、7月の海の日、9月の敬老の日もハッピーマンデーにするよう主張していたが、古いのか、私は賛成ではない。

3連休は魅力だが、正月明けの3連休はさほどありがたみが少ない。時々の景気動向だけで、祝日をこうも簡単に動かしてよいものかどうかとの疑問だ。成人の日は、それほどにないにしても「体育の日」は東京オリンピック開催日だけ、いまだに、私は賛成しかねる。祝日が文化や歴史に深く根を下ろしている。

先日、政府は、「地域ごとに大型連休を分散させる制度の導入を検討」と、昨年末に決めた「成長戦略」の基本方針に、そんな政策が盛り込まれていた。これもいささか唐突な印象も否めないが、要は休暇の取得を分散化することで観光需要を引き出すのが狙いであるとか。

政府としては、この新たな制度を「内需拡大」の起爆剤にしたいとの狙いだろうが、横並び意識の強い国民である。地域ごとに休みをずらして取る習慣をすんなりと受け入れるかどうか。これも、ドイツ、フランスの受け売りだが、私は疑問に思っている。「高速道路の無料化」も公約上は威勢がよかったが、JRなど批判が多く、試験的運用と声が小さくなった。

個別の政策がいくら創意あふれるものであっても、国民の将来不安が払しょくされない限り、固く締められた財布のヒモは緩まない。雇用情勢も懸念される。やや回復基調にあった完全失業率は昨年11月に5.2%と悪化。敦賀の有効求人倍率も11月データで1.05とせっかく上向いたものが先月は0.1ポイントだが、下がった。政府の経済見通に反し、民間の予想では厳しい数字が並ぶ。完全失業率は5%前半で推移し、デフレが続くと予想している。特に、地方は厳しい。賃金下落、雇用不安の中で、個人消費が冷え込み、国民生活は悪化しそうな状況だ。

そうはいっても、自民政権下でも数々の成長戦略がまとめられてきたが、これも成功したとは言い難い。失敗の根底にあるのはいつも政治のリーダーシップ不足だったが、国民も近視眼的になっているのではないか。政府の支持率ばかりが話題になって、政権の人気投票のみが先行し、政府も腰が入った成長戦略の具体策に欠ける。

そんな中で、敦賀市としてどう成長戦略を築くか、難しいが敦賀には素材が多い。敦賀3,4号の本格着工は、大きな起爆剤だ。土木建築はもとより、宿泊、消費など最全盛期で5千人を超える作用員が敦賀市内に金を落とす。この時代にあって、真水の効果は大きい。この消費はまさに一時だが、それを次にどう展開させるか、敦賀市の今後の成長戦略を含め、重要な時期を迎えるのではないか。

観光、産業など、原子力発電以外にどう多様化を図るか、その種は、今から考えておかなければならない。まさに中心市街地活性化、産業団地など従来からの事業を着実に実行し、次の敦賀市の形をしっかりと整えることだ。私は、国がデフレと不況と言っている中でも、素材の多い敦賀は、長期的な視点で物事は考えておくが必要と思う。
【2010/01/11】 | ページトップ↑
温暖化へ高い寄与度の敦賀市だが・・・。
Date:2010-01-10(Sun)

今朝のNHKニュースで、福井市で前年比7か月連続マイナスの消費者物価指数。デフレは現実が示され、デフレと不況が重なる状況が数字で示された。正月も10日だが、寒い世相だ。

ところで、もっと寒い話が報告された。温暖化の目安が、気温上昇2度とか。地球の平均気温上昇を産業革命前と比べ2度程度に抑えなければ最大30%の種の絶滅リスクが高まるという。しかし、それを守るのが危うくなっている。オランダの研究機関の報告で、ぞっとする数字が示された。今のままでは今世紀末に気温が3.5度も上昇するという。

各国の温室ガス削減目標の大幅強化が必要になる。昨年末の気候変動枠組み条約の締約国会議。そこでの「合意」も上昇2度に言及したが、実現不可能と指摘されたようなもの。

もうひとつ、今年は名古屋で「国際生物多様性年」として名古屋で国際会議が開かれるとか。生態系や種などの多様性が微妙なバランスで保たれてきた地球。

近くで、小さな領域、敦賀の中池見湿地が微妙なバランスで自然が保たれてきた。中池見で田んぼ作業をやめて半世紀。崩れ始めた生物多様性を守るのは容易でない。人の手が入らないで、環境を保つことの難しさを経験している。

手を入れないで環境を壊す要因は複雑だが、温暖化は間違いなくその一つ。そして、守るには地球が一丸になるしかない。これほど難しい課題はない。

そんな中で、原子力発電所の建設について、環境省が昨年9月、民主党政権下、積極的な姿勢を打ち出した。九州電力・川内原子力発電所(鹿児島県)の増設計画で、環境影響評価(環境アセスメント)法に基づき、九電に『原発の最大限の活用を』と求める大臣意見を出した。環境アセスで『原発推進』を明記した大臣意見は初めてだ。

これまで、温暖化対策で原子力発電所の有用性がありながら、全面的な推進策に示されることが少なかった。グリーン・ニュー・ディール政策でも太陽光発電所や風力発電所が取り上げられるが、効果の大きさは原子力発電所の寄与度が大きい。

長々と書き続けたのは、敦賀市の貢献度だ。原子力発電所は、この嶺南の電源地帯が全国一位だ。その分、寄与度も高い。全国的に、温暖化寄与度で、福井県は当然、高く。ところが、原子力の評価を示す記事は少ない。

福井新聞によると、千葉大が、太陽光や風力などの自然エネルギーでのエネルギーの「自給率」の試算で、全国で3.2%、そのうち、トップは、都道府県別1位は温泉熱など地熱を活用する大分の25.2%、最下位は東京の0.2%だった。寄与度というか、削減を数字で表すと、原子力発電と太陽、風力は寄与度の桁が違う。そろそろ原子力の数字をあげての寄与度が評価される時代が来たと言えるのではないか。
【2010/01/10】 | ページトップ↑
高速増殖炉もんじゅの重要さ・・。
Date:2010-01-08(Fri)

・・・行政と住民の範囲・・・・・

冒頭だが、かつては、議員という職業柄、除雪の依頼を受け、状況をみて通行安全上、不安全な個所は、市に伝えたが、最近は雪の量も少なく、ほとんどない。ところが、ある方から歩道の除雪について相談を受けたが、旧木崎通りなど、通学安全上、恒常的な不安全個所は、議会でも問題視して各議員が取り上げ、私も訴える。しかし、歩道が整備がされ、車道に消雪装置まで整った道路の歩道で、この程度の雪で市がする段階ではなく、基本的には通学安全上などよほどのことがない限り、行政の範囲ではないと思っている。

昔、大雪で、私も中央小学校までの通学路で、歩道と車道の区別がつかない個所を、PTAが総出で、雪をかいたことがあったが、通学路の歩道は、町内あるいはPTAの領域ではないか。行政と住民が行う範囲は難しいが、すべて行政任せというのは、おかしいとも思う。道路の街路樹の落ち葉の清掃依頼も受けたことがあるが、これも街路樹の管理と車道の落ち葉は、安全上も市の管理だが、歩道の落ち葉までと、何でも行政というのも無理がある。あまり書くべきものではないが、行政のすべきことと、住民のすべきこととが議論になる時代にでもある。それだけ税金に厳しい時代だ。

・・・高速増殖炉もんじゅの重要な時期・・・・
まったく、話題を変え、話を大きくするが、高速増殖炉もんじゅが、今年、正念場を場を迎える。安全上、14年の歳月は長いか、短いか別にしても大事な時期だ。仕分け作業に入ること事態、おかしいと思うが、それでも相当な資金が投入されているだけに重要な時期を迎えることは確かだ。

ところで、米国では「グリーン・ニューディール」政策を掲げるオバマ政権が高速鉄道の推進を表明。全米11カ所で高速鉄道の計画が持ち上がっている。新興国でも計画はめじろ押し。ベトナム政府が昨年11月、日本政府に対し、南北高速鉄道に新幹線方式を導入したい意向を示したほか、インドやブラジルでも計画が浮上している。45年余りの歴史を誇る日本の新幹線は開業以来、乗客の死傷者がゼロで、平均遅れ時間が1分未満という安全性、信頼性の高さが売り。超電導という次世代技術によって、車体を浮上させて走行するリニアは、まさに未来の鉄道だ。東海道のリニアにどうなるのか、場合によっては、北陸新幹線の敦賀延伸より、早いかもしれない。それだけ重要な新技術だ。

もうひとつは、次世代型送電網の「スマートグリッド」(賢い送電網)だ。オバマ米大統領が掲げる「グリーン・ニューディール」のもうひとつの目玉施策だ。現在の送電網は、太陽光や風力発電装置などの設置が進んで電源が多様化すると、効率的な送電ができないなどの技術的な問題を抱えている。情報技術(IT)や通信システムを備えるスマートグリッドは、これを解決する切り札になる。電力会社と家庭とを双方向通信させ、太陽光などによって生まれた余剰電力を蓄え、電力消費量が増大する時間に送電することが可能となる。

現実は、スマートグリッドが脚光を浴びているのは、温室効果ガスの削減につながるからだけではない。新産業として、経済のけん引役も期待できるからだ。政府は、昨年末に決めた成長戦略の柱として「環境・エネルギー」を第一に取り上げた。この分野だけで2020年までに140万人の雇用創出を目指す。

問題は、金だ。巨額な投資が必要となることだ。通信機器を備えた専用のメーターを各世帯に取り付けなければならない。電圧調整装置や変圧器などの送電網にも費用が掛かる。このため、これまで電力会社は、消極的だったが、ここえきて、大型投資に乗り出す動きを見せ始めている。まだまだ研究過程だが、重要な新技術だ。

仕分け作業で話題になったスーパーコンピュターもそうだ。高速増殖炉は日本のための技術に思われがちだが、核融合と同じようにエネルギーの将来と担うだけに、資金上のリスクも大きいが成果も大きい。長々と書いたが、エネルギー拠点化が進む敦賀のもんじゅが繰り返しになるが、それだけ敦賀のの財産ということだ。新幹線との駆け引きとか、そんなレベルの話でもない。重要な時期を今年は迎える。
【2010/01/08】 | ページトップ↑
北陸新幹線の敦賀延伸を、真剣に議論する時期ではないか・・・。
Date:2010-01-07(Thr)

4日の市民交流会で松宮衆議の新年挨拶で『北陸新幹線の県内延伸が、そう遠くない時期に明らかにされるであろう』との発言は具体的な動きとして話題を呼んでいる。

昨日もNHK報道で、北信越(長野、新潟、富山、石川)と県議会の民主党・一志会が中心となって連絡会結成を進めることにもなった。北陸新幹線の金沢ー敦賀間の未着工区間については国の新年度予算案で、一定の経済効果や、在来線を自治体が引き継ぎJRからも支援を受けられるなどの条件で、着工できる措置がとられ、認可の検討が始まっている。

「コンクリートから人へ」との大きな政治転換だが、日本社会の人口減少傾向が強まる中でも関東地域への集中、県都への集中と人口の都市化の流れが進んでいる。その中で、嶺南地域は、人口減少の加速、少子高齢化の進展と一層、進むことが予想され、敦賀市も引きずられる傾向が強い。

大きな意味で、敦賀市の将来を、北陸新幹線・敦賀延伸を真剣に考える機会ととらえたい。新幹線問題は、敦賀市民にとって、無関心どころか、「いらない」との声が多い。

北陸新幹線の敦賀駅終着は、かなり先のこととはいえ、何をもたらすのか。交通の結節点としての観光、ビジネスなどの経済効果、二つは短い時間で結ぶ人の交流である。米原を通しての名古屋と東京。福井、金沢、富山、長野を通しての東京と、ビジネスや人との再会と出会い、首都圏や各地への旅でもある。

失うものはどうだろう。敦賀市の財政負担と持ち出しが明らかになっていないこと、どれほどの経済効果があるか不透明、ストロー効果の進展など未知数な部分も多い。

敦賀市も40年間で製造業に加え、原子力発電で、働く人は多く、それ以上に、その果実による土木建築業やサービス業に従事する人も、他の地方都市と比べ産業構造の特殊化が進んでいる。今後の日本は、産業構造がどう変わるか、21世紀は環境の産業、農業など多様な成長の糧を探す時代、イノベーションを促進する時代にもなる。そこにエネルギー需要は人口減少と相まって、伸びる状況にはない。むしろ、環境にするれたエネルギーの拠点である敦賀市の意味合いを探し求める時代でもある。

敦賀市、嶺南地域の豊かさという物差しでみれば、生活水準は、けっして豊かとはいえないと思っている。市民所得は、数字は持っていないが、生活保護世帯など増加、若者の働く場がないという切実な現実は、改善されず絶えることがない。有効求人倍率は高いとはいえ、雇用の質としてとらえ、いつも難題であり続けている。

そうしたなか、北陸新幹線が福井県、敦賀市に元気をもたらす大きな機会となるか、真剣な議論を深める時期でもある。議論を深めるには、具体的に数字を挙げて議論をすることだ。利点も欠点も、考えられる状況変化を明らかにして、必要性を議論することである。

敦賀市の元気は敦賀港の元気にも関係するが、日本の現状や対岸のロシア、韓国などの現状を考えると、そう簡単な状況ではない。交通の結節点といいながら、鉄道、道路、港湾などあらゆる可能性を追求することが、人口減少が加速する中で必要な時代ではないか。

北陸新幹線問題で、松宮衆議も国で動きを活発化し、民主党政権下、現在の位置取りがある。お隣の滋賀県のJR西日本から出ている三日月大造衆議は、今回の北陸新幹線の国土交通省・政務官として最大のキーマンでもあり、今回の予算化で大きく寄与している。三日月衆議は「福井市までの延伸では、JR西日本の採算も合わない、敦賀までの延伸が必須」と語る。

巨費を注ぎ込む、知事や首長、自民党の政治家で進んできた北陸新幹線の敦賀までの延伸問題。市民の無関心、「いらない」という議論も、新年にあらためて、長期スパンで、多面的に検討する時期に来たのではないか。私は、もんじゅ、敦賀3,4号完成の後の敦賀市の将来もきちんと議論すべき時期に来ているとみている。原子力だけでは、人口減少、少子高齢化加速は止められない。真剣に考える時期だ。
【2010/01/07】 | ページトップ↑
低迷を脱するヒントは・・・。
Date:2010-01-06(Wed)

昨夜から、冬型の気圧配置が強まり、まとまった雪が降り始めている。高速道路で越前市より戻る途中、わずかだが、事故渋滞が続いた。河野の道路も夕方から閉鎖と、雪国らしい風景になってきた。

それにも増して、昨日の報道では「失われた20年」とか「2番底」とか言葉がラジオから何度か流れた。抜け出すヒントは英国の20世紀初頭の大不況。製造業中心から年金制度を確立し社会保障を充実させたことによるとか。まさに、日本列島は年初から「不況」の二文字に覆われ、閉そく感が強い。

経済指標もデフレスパイラルを示す数字が出始めている。私は仕事柄、電気事業連合会の電力需要をよく見る。電力は天気や気温にも左右されるが、電力量は、景気に左右されることが数字で、速く知ることができる。特に、景気低迷の影響で産業用の大口電力が前年を大きく下回った。北陸電力も同じ傾向だ。

この時代にあって、この男を欲している。ヒントもあるように思う。私も高校時代に「竜馬がゆく」を読んで元気づけられた。商船大学に行こうと決めたのも竜馬の影響が強かったように思う。「竜馬伝」も軽いがこれも面白い。今の若者に夢を与える番組になるかもしれない。

読んでいると、混迷の幕末を駆け抜けた生きざまが閉塞感を吹き飛ばしてくれそうに思えるから不思議だ。並外れた先見性も魅力だ。長崎で興した「亀山社中」(後の海援隊)は国内初の総合商社。おりょうとの鹿児島への温泉行は日本初の新婚旅行、はかま姿の足元を印象付けるブーツも日本人で初めて履いた、とされる。もちろん最大の功績は薩長同盟締結。半島問題を抱える韓国内で竜馬への注目が高まっているとも。

なぜか開拓を志した北海道や長崎などゆかりの地で記念館建設が相次ぎ、高知では来館者が2.5倍とか。竜馬の魅力の原動力は、土佐藩の郷士家に生まれ、身分の格差が本から読み取れる。手紙も「日本を洗濯したくそうろ」などと、考えることが大きい。それも10歳になっても寝小便が直らなかった普通の若者が日本を動かした。平等な社会を願った愚直なまでの行動が志士たちを揺り動かした様子も描かれている。人間竜馬の魅力は時空を超えることは確かだ。

話を戻すが、昨年、「派遣村」などの雇用不安が政権交代の原動力であったことも確かだ。国会の所信表明演説、鳩山首相は衆院選の遊説中、職に就けずに息子が自殺した悲しみをお年寄りから切々と訴えた。経済合理性や経済成長率に偏らず、暮らしの豊かさに力点を置いた経済を提唱した。政権交代による経済政策の転換を印象づけた。経済界の言葉を聴いても「環境」とか、「アジアの成長」とか、従来発想ではないところに、何とか抜け出そうともがいている。

敦賀市は、半世紀前に原子力を選択した。従来の繊維、セメントの製造業に加え、原子力で財政面や雇用など、現在の産業基盤が整い、先見性もあった。が、ある意味で、市も苦労が続いた。敦賀1号、もんじゅ、敦賀3,4号と地球環境問題と解決策と言われながら、トラブルや事故で、なかなか表舞台に出ることができなかった。

それが、ようやく欧州や米国でも後退から見直し、そして積極推進と徐々に舵が取られ始めている。東芝の社長が語る原子力の世界戦略もヒントになる。地道な40年の歩みが敦賀の成長戦略につながるとも考えている。連携大学もその流れだ。まさに松宮勲衆議が年頭の挨拶で語った「ピンチはチャンス」の時代かもしれない。その中に敦賀を位置づけることができる時代でもある。
【2010/01/06】 | ページトップ↑
社会の歯車が再び回り始めた・・・。
Date:2010-01-05(Tue)

昨日は仕事始め。社会の歯車が再び回り始めた。曜日の並びが悪く仕事始めが月曜日とぼやく声も聞こえる。めぐり合わせで今年は6連休で終わった。

官庁、企業や発電所も仕事が始まる。三十数年前、入社した頃は、振袖の女性社員も見られ、各職場で酒が出され挨拶が繰り返され昼で退社した。いつの頃か、古き良き時代の風習はなくなった。

振袖もなく、酒もなく、ひと通りの挨拶が終わると仕事が始まる。余裕がなくなったというか、これが普通とするのか、時代は明らかに変わった。

私が子どもの頃の遊ぶも大きく変わった。こま回し、凧揚げ、追い羽根(羽根つき)、いずれも、屋外型の遊びである。四国であったせいか、雪はないだけに、凧上げは父親と接するいい機会でもあった。

天気が悪いと、近所の子どもが自然とどこかの家に集まり、かるた、福笑い、双六が始まった。家族も加わって、輪が広がった。

人と人のかかわりの中に遊びがあった。少子化か、核家族化か、ライフスタイルの変化で、一人でテレビゲームもさびしい。

話を仕事始めに戻すが、福井新聞のコラム冒頭『「一日千里を走る」勢いなら大歓迎だが、「尾を踏む」大きなリスクだけは避けたい。』とはうまい書き出しだ。寅年はまさに、両局面がある。12年前の98年寅年の10大ニュース国内1位は「戦後最悪の不況」だったとか。えとが一回りして景況がさらに悪化するとは・・・。今年の寅年は、変えたい。

毎年の行われている4日の河瀬市長の記者会見で、今年3月で運転開始から40年となる敦賀1号機の運転継続を認める方針を近く知事に伝える意向を明らかにした。敦賀の歯車が、良い方向に、回り始めたと感じるのだが、どうだろうか。

ドラマ化されて話題の「坂の上の雲」をまたまた再読している。松山という一地方に焦点を当てた物語。明治生まれの父の話を聴く限り、明治は小説ほど明るくはなかったと思うが、地方の人材が生き生きとして志(こころざし)高く、どくとく「司馬観」で描かれている。竜馬伝とともに、四国生まれの私にとって、地方の四国に光があたる今年は、何か励ましになる。

昨日の市民交流会で松宮衆議は「ピンチはチャンス」とも語った。「暗い、厳しい」との言葉が多いが、敦賀1号、もんじゅ、敦賀3,4号と敦賀の飯の種は多い。あらためて、人と人のつながりのなかで、志だけは高く持ちたい。
【2010/01/05】 | ページトップ↑
太く長く・・・の仕事始め。
Date:2010-01-04(Mon)

今日から仕事始め。雪景色の敦賀に戻ってきた。年金機構の赤い看板も雪の白と「紅白」で似合う。雪は移動にはやっかいだが、正月らしさを実感できるのは雪があってこそ。雪化粧で彩られた敦賀の光景は、天の恵みととらえたい。昨日の雨でとけた。白いキャンバスには、それぞれが夢を描くことができる。

わが家は離合集散の家族だ。本来の意味は違うが、仕事、学業、介護とそれぞれに役目を担うから1年に一度の家族全員集合、そしてそれぞれに散っていく。今年は九州の黒川温泉に集合した。昨日は別れの日となった。温泉場はどこも満員状態。人気の個所ともあって家族連れでにぎ合う。家族連れの中に、韓国が近いのか、韓国人が多い。露天風呂からお地蔵さんの解説まで韓国語と併記だ。旅館の女将さんまで英語と韓国語を勉強して頑張る。サービス精神旺盛だ。

事情を聞くと、必要に迫られてのこととか。韓国の旅行社が実際にチェックに来るとか。日本人観光が伸び悩む中、観光も国際化というより、厳しい生き残りの時代とか。

不況の時代、ビジネスの世界はどこも厳しい。故郷の四国・讃岐の友人は「さぬきうどん振興協議会」で「年明けうどん」を2年前から提案したが、今いち。今年は、セブンイレブンのコンビニやスーパーと協定を結んで、この正月から商品を並べ始めた。当然、テレビコマーシャルも導入。紅色かまぼこ、金時にんじんなど紅色の具材入り。うどんは昔から「太く長く」長寿を願う縁起物。

友人の講釈いわく『餅入りのうどんは力うどんと言って珍しくないが、正月だと紅白の白の援軍になるし、紅色の具材を梅などで足せばいっそう華やぐ。そこに讃岐の雑煮で入れる丸餅、丸ニンジンと「丸くおさめる」と、縁起を加え、その上、「角張らず軟らかく」と解釈を加えて、人間関係も・・』と、欲張った願いを添える。さて、売れ行きはどうか。「桃栗三年」の年月がかかるかもしれない。

敦賀市に話を戻すが、なんといっても、「もんじゅの再開」が政治の最大の課題。敦賀1号の長期運転、敦賀3,4号の本格建設が、原子力政策が大きな意味をもつことはいうまでもない。その上、敦賀港の本格的供用開始、夏にも話題になる新幹線の敦賀駅部の認可が話題になる。敦賀駅改築、敦賀酒造など中心市街地活性化も本格化する。

国に目を向けると、新年度予算の中身次第では戦々恐々となるかもしれない。不況の影は色濃いまま推移していくのか、予断を許さない。波乱含みとなるか。民主党政権の正念場となる。

いずれにしても、あれこれ悩んでも「人間万事塞翁が馬」。初詣でお願いした無病息災、生活の基本である健康は何よりも尊い。今年も歩みたい。
【2010/01/04】 | ページトップ↑
恵まれた環境にあり、大きな節目の年である敦賀市
新しい年が明けて3日。新たな気持ちになるから不思議だ。正月3が日は、毎年、敦賀を離れる。離れて敦賀市を眺めてみると、新木崎通りやシャッター街や共通するものも多いが、わずか7万人口の敦賀市ほどの大型プロジェクトがあるところはない。

大型プロジェクト目白押しの敦賀市・・・・

敦賀3,4号、もんじゅをはじめとする原子力発電所、舞鶴近畿若狭道の5年後開通、今年本格供用開始を迎える多目的国際ターミナルの敦賀港、さらには不透明ながらも北陸新幹線の敦賀駅部の認可問題、その上、JR敦賀駅改築とバリアフリー化、広域連携大学など。それも億単位の資金が動く。

この不況下、他の地方都市からみれば羨むばかりのプロジェクトだ。有効求人倍率1.0を超える地方都市はそれほどない。にもかかわらず、その実感が乏しいのが市民感覚であり、意外と気が付いていないのではないか。結論からいうと、この時代、敦賀市は、恵まれた環境にある。

「ゆでガエル」「腐ったミカン箱」状態の日本なかで、異色の敦賀市・・・

一方、国は、財政破綻にもなりかねない借金体質、少子高齢化、人口減少、政治も経済も活力を失い始めている。地球全体も温室化問題でいっこうに解決策が見えない。

要因が特定できているにもかかわらず対処することができない「ゆでガエル状態」といわれるが、私はあえて、「腐ったみかんの箱」という比喩したい。どこかに問題があると分かっているが、だれも取り除くことができない、いずれ箱全体が腐ってしまう。極端にいえば、地球も日本もそんな暗い閉塞状態にあるといえる。

大げさかもしれないが、日本全体はもちろん、地球の状況を常に意識しながら、ものごとみつめ、かといって敦賀市の状況をしっかりととらえておくことも大事だと思っている。

「虎」年は力強さと温もりの年・・・・・

さて、今年の干支(えと)は寅(とら)。虎と書けば、さまざまなことわざにも登場。子のためなら一日に千里行って戻ってくるということわざも。力強さとともに心のぬくもりも連想させる。

この時代、変化を期待しているだけでは前に進まない。しかも力任せの手法には限界がある。心が通う方法はないか。それは、われわれ自身が探し出さなければならないということか。決して見通しのよい時代でない。今年がどんな年か。地球が、日本が、敦賀がどこに向かっているのか。冷静に見定め、前に進むことが大事ではないか。

敦賀市はそのなかでも前に進むプロジェクトをひとつや二つではなく、多く持っている、このギャップに着目すべきあり、それだけに、これまでと同様に、眺めていては、時間が過ぎていくプロジェクトに終わらせるべきではないと思っている。

敦賀市の活力の源泉は原子力・・・・・

その鍵は、なんといっても敦賀市の場合、原子力だ。その原子力で今年は重要な節目の年でもある。まず、14年間止まっていた高速増殖炉「もんじゅ」は、21年度内の運転再開は大きな節目である。原子力に対する将来にもつながり、日本にとっても財産だが、敦賀にとっても財産であることはいうまでもない。極端にいえば、原子力政策の節目でもある。動かなければ、敦賀市の方向性も見失うともいえる。

二つ目が、原電敦賀1号機の40年を超える運転続行もひとつの節目だ。三つ目には、敦賀3,4号の本格着工の見通しだ。これで、敦賀市の人口も一時的にせよ、バブル的に増え、活力となる。運転開始による税収増の見通しも立つ。

さらに、まちづくりもJR敦賀駅舎改築や連携大学の設計が本格化し、工事も着工する。また、あらたに民間のホテル建設が本格化する。今年は駅前が騒がしくなる年でもある。

いずれにしても、これらの活力をどう市民生活に結び付けるか、増える社会保障費だけに目を向けるのではなく、介護、医療や子育てに、交付団体になるとはいえ、数年後には敦賀3,4号の税収で、不交付団体になり、他の地方都市にない財政状況になる。

大きな節目の年・・・・・

政治的には7月には参議院選挙、1年数ヵ月後には知事選挙、県議選挙、市長選挙、市議選挙と選挙の話題が多くなる。不景気な日本の中で、恵まれた環境にある敦賀市が一面、騒がしい時期を迎える。大きな節目の時期でもある。短期、中期、長期で敦賀市を考える年でもある。
【2010/01/03】 | ページトップ↑
すべてまるくおさまりますように・・・・。
Date:2010-01-02(Sat)

今年は喪中につき、失礼ながら新年の挨拶はひかえる。旧年中はお世話になりました。本年もできるだけ、毎日、率直に思いを書き続けますので、ご意見を頂ければ、励みになります。

我が家のお正月は、真丸あんころ餅に白みそのお雑煮(四国讃岐の雑煮)を食べて、「寅さん」の映画を観に行くのが定番だった。真丸は「すべてまるくおさまりますように」とのおまじない。母親に何度、聞かされたか。

「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です。姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します」の口上と書くか、厚情と書くかは別にして安らぎ系で楽しい。「さくら」「よっタコ社長」と、言葉も気が和む。「労働者諸君」の言葉もいい。気がつけば、すべての寅さん映画をビデオも含め観ていた。映画館では笑いのシーンで皆が共通にどーっと館内に笑いと福が訪れる。何か幸せな気分で映画館を出ることができた。ローカルのシーンは、それぞれに郷愁と懐かしみを感じる。四国のシーン、福井のシーンもそれぞれにいい。

「商売繁盛も学業就職成就もぜーんぶ面倒見ちゃう。寅年の幸せはこの寅におまかせ・・・・。」との声が聞こえてきそうだ。風に誘われ、ある日ふらっと葛飾柴又を出て行ったフーテンの寅さんの正月風景はぴったりだ。

「小生、相も変わらず青い鳥を求めての旅暮らし・・・」と、「正月だからといって、ぬくぬくこたつにあたってては、おてんとうさまの罰が当たるよ」と、さとされそうなご時世だ。

よく言った「貧しいねェ」の言葉というか、ジョークも通じそうにないご時世だ。癒やし系寅さんの奔放な行動と憎まれ口は、なぜか、いまの世にあうような気がする。

「男はつらいよ」は肉食系か、草食系は別にしても、世渡りが下手ながらも、家族とのコミュニケーションが下手ながらも、寅さんは、世渡りというか、楽しく暮らすすべを知っていた。

わが家も携帯家族ながらも一年に一度、旅の空で集まり、それぞれに散っていく。「そこが渡世人のつれえところよ」とそれぞれのうたい文句が通常化しそうな家族になったが、それでも一年頑張ろう・・。

トラ年のイメージは、元気で獰猛なところもつきまとうが、白川文字ではないが、「寅」の文字には曲がっている矢を直し、真っすぐ伸ばすという意が含まれるとか。寅さんにあやかって、できるかどうかは・・・、真っすぐな気持ちで一年を送ることとしよう。もちろん、寅さんと同じような柴又の人情という薬味を添えて・・・。
【2010/01/02】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |