爽やかな日、大切なこと
Date2012-04-30(Mon)

爽快に思う時期がある。まさしく今だ。一昨日、昨日が該当する。日本人にとって、「気温20度、湿度65%、弱い風」が最適とのこと。

明日から5月。メーデの運営や参加で家族サービスは二の次。私の30代、40代は、ちょうど、80~90年代のこの時期は仕事、選挙など、気がつけば子育て時代があまりにも短かった。家は女房にと負かっせきり。一方で、靴下と女性が強くなった高度成長期に育って就労時は一転、安定成長期。男女共同参画社会という今では当たり前の状況が問われ始めたころでもある。

30歳の頃、市立敦賀病院に尿路結石で20日ほど入院したことがある。若かったせいか、看護体制にはことのほか無頓着だった。福井大学病院での看護師一人に対して患者7名の7:1体制を経験した。手厚いとの思いだ。一度経験すると、早急にとの意見となるが、勤務環境や供給体制など、課題は多い。

厚生労働省によると06年度の診療報酬改定で、看護職員1人が受け持つ入院患者数で決まる「入院基本料」の区分に、病院側が最も高い報酬を得られる「7人」が加わった。それまでは15人、13人、10人の3区分だった。

「7対1の看護体制」をとれば、一つ下の10人の区分に比べ、100床当たり年間約1億円の診療報酬が増える計算となり、病院間で看護職員の奪い合いが激しくなった。大病院は数を増やし、中小や中山間地域の病院に集まらないという偏在が進んだ。市立敦賀病院もこの7:1看護体制を目指している。

昨年12月議会の馬渕議員の一般質問を引用すると「平成22年度の敦賀病院の病床率は330床に対しまして287床、病床利用率は86.9%となっています。
 今、10対1の看護体制の診療報酬1300点、それに対しまして7対1の看護体制の場合では1555点と255点の差があるということですが、これを1点10円として計算した場合287人、これは入院患者ですね。それに掛けることの2550円、これは報酬の差額でございます。それに対しまして年間の365日といたしましたら約2億6700万円の報酬増となります。」

数字上はほぼ合致するが、どう看護師を集めるか、看護大学設置そして…。今日はこのへんで。看護師の話ばかりすると女房ににらまれそう。

黄金週間が明ければ母の日。子供の結婚式続く。サラリーマン川柳にある「何気ない暮らしが何より宝物」そんな心持ちを大切。ほんとに爽やかな日と平凡が大事。
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【2012/04/30】 | ページトップ↑
三食昼寝付きからプラス朝湯付きへ…
Date2012-04-29(Sun)

昨日から連休突入。 病院の日曜日は静かだ。介護のため女房が去って行った。寂しいがしかたがない。昨日から朝寝、朝酒、朝湯が大好きでの朝酒はないが朝湯が楽しめるようになった。

ふと周囲に目をやれば、山々はすっかりさみどりに衣替えしている。もえぎ色の茶畑に葉桜。間を縫って吹く薫風(クンプウ)は緑の香りを含んで運ぶ。福井大学医学部には、アメリカフウという落葉樹の若葉が芽吹く。若葉は元気にしてくれる。昨日から1日1万歩を目指して大学を歩き回っている。

曜日の配列に恵まれた今年は1、2日に休みをとり大型の9連休を実現した家族も多い。東京駅中商店の賑わいや神戸ー茨城空港の格安航空の新規参入など、楽しみ方も変わってきた。

旅の楽しみは、しばし日々の雑事や仕事から離れられることではないか。見事な景観や温泉、名所、味巡りなどが加わって解放感は増し、明日への鋭気を養う。

一方で、低迷景気に連休どころではない中小企業も少なくない。靴底を減らす失業者に、旅は別世界の話かもしれない。ただ、中国の古典によれば、薫風(クンプウ)には人の心を鎮める作用があるらしい。

薫風とはよく言ったものだ。 風を肌で感じる季節。福井の 白川静博士によると、 「風」は元々鳥の形をした神で「鳳」と書き、風神と考えられ、その風神が各地に出かけて 行き、人々に影響を与えて風俗や風物が生まれるという。

 ものは考えようで、病人にとって、酸素マスクがとれ、点滴用注射針がとれ、風呂に入る喜びをかみしめている。病院だがゆったりした時間を旅のように味わっている。気取って、旅を続けたモーツァルトの名言から

「人は旅をしないと駄目になってしまう」  


【2012/04/29】 | ページトップ↑
冷静に原子力を考えなければ、立地地域の明日は描けない…。
Date2012-04-28(Sat)

手術後4日目となると痛み止めのコントロールもでき、病院周りの若葉も楽しめる余裕もでてきた。ただ、痛み止め薬の依存症になっていることは確かだ。

ガーゼもとれ、左耳がドス赤く腫れ上がり、左舌の鈍い感覚と、これからは時間をかけた回復となる。回復と言う希望があれば、足も軽く動くようにもなる。医師からはまだころぶなどの衝撃が耳の耳小骨に悪いからと注意されている。

ところで、 嶺南の有効求人倍率が1.03と福井県全体1・13倍を下回る状況となった。ハローワーク別の有効求人倍率は旧三方町まで含む敦賀が、1・13倍。旧上中町から高浜町までの小浜0・99倍と経済、雇用の深刻さを数字が表すようになった。

原子力発電の定期検査は常駐する作業員の2倍から3倍の作業員が民宿、ホテルなどに泊まる関係で、有効求人倍率以上に地域経済を潤す。40年の歴史は大きく、街そのものが、建設業、サービス業と原子力に依存する産業構造が形成される。

敦賀市は、美浜、おおい、高浜町とは違うとはいえ、その産業構造は大きく原子力に依存し、高速増殖炉もんじゅの行く末、敦賀1号機の40年超え問題、2号機の再稼動に加え、活断層の課題も突き付けられた。先の見えない大きな試練に立たされている。

おおい町の住民説明会で「安全と経済は切り離して考えるべき」との意見があった。私も同じ意見だ。安全は最優先というのは当然だが、安全-安心をとことん突き詰めると、不安との感情論と隣合わせになり、事業そのものが成り立たなくなる。

立地地域の住民の悩みはここにある。原子力発電は確かに怖い。しかし、スリーマイル、チェルノブイリ、そして福島の事故の教訓を緊急安全対策、恒久安全対策と乗り越えなければ、少子高齢化が進む嶺南地域は、どう未来を描くのか、その行く末が心配になる。

大きくいえば、福井県、日本と生活の根幹であるエネルギー政策を安全保障、リスクなど総合的に考える覚悟と勇気を持たなければ、そんな思いがつのる。
【2012/04/28】 | ページトップ↑
民主党政権の未熟さの影響は大きい…。
Date:2012-04-27(Fri)

手術後3日目の朝を迎えた。内耳の耳小骨を一部再生したので、くっつくまで3日はかかるとかで、トイレまでの歩行しか許されていない。それも今日までだが。議員として動けないもどかしさを感じている。

そんな訳でテレビを観るか、本を読むか、女房と話すか、看護師と話すか、することは限定される。

まずは「小沢氏無罪」報道。結論はシロだが、「潔白」ではなく「灰色」という司法判断だ。懸念されるのは、野田首相が「政治生命を懸ける」と明言する消費税率引き上げ問題への影響だ。今後、野田政権を一段と揺さぶる構えで、首相は厳しい政権運営を迫られることは必至。政策よりも政局、選挙と何も決められない政治が続くように思ってしまう。

私も小沢元代表とも何度かお合いしたが、「政局至上主義」的な小沢氏の影響力は凄まじい。ただ、思うのは、消費税問題を混乱させるだけで、良い結果を生むまいと思うのが妥当ではないか。

次にコメントしたいのが、おおい町。住民説明会と議会との懇談。再稼働に関する住民説明会に合わせて来町した柳沢光美経済産業大臣と町会との懇談。

町会の原発が運転停止しても地元経済や町財政に影響が出ないような国の支援策を要望に対して、柳沢副大臣は、運転停止により町財政に影響が生じる2013年度以降の発電量に応じた電源3法交付金について、停止していても設備能力の8割分を交付する「みなし規定」を適用し、交付額を一定程度保証すると約束した。当面の措置としては理解できるが、再稼動がなければ、雇用の容量を考えると、交付金の比ではなく、それ以上に疲弊することは明らかだ。

地元経済の救済措置に関して副大臣は「雇用調整助成金制度などをフル活用してできるだけの努力をする。要望内容を含め、知恵を絞りたい」と答えるにとどまったのも、それ以上、政府として打つ手がないとみておくのが妥当ではないかないか。

その後、夜7時半から開かれたおおい町民を対象とした住民説明会。会場の総合体育館も三法交付金の恩恵を受けている。町民546人が参加し、経済産業省の柳沢副大臣が安全対策や再稼働の必要性を説明して理解を求めたのに対し、参加者からは安全面の不安や関西圏の理解が得られない中で立地町の苦しい思いを訴える意見が相次いだ、との報道。

原子力発電所の安全確保の説明ほど難しいものはなく、ここまで追い込んだのは菅前首相の政策のブレがここまで不安を増幅させたとも言える。過去を悔やんでもしかたなく、丹念に説明責任を果たすしかないことは明らかだ。

敦賀原子力発電所の活断層問題の斑目原子力安全委員長の昨日の発言はあまりにもも無責任さと感じた。これまで安全委員会が認めていたものを、福島の経験に照らし合わせて、謝罪から入るならまだしも、「認めることはできない」との発言では、民間も受け入れてきた自治体も言葉がなくなる。今は、まっとうな調査と評価を祈るばかりだ。


五月五日には北海道の泊原子力発電所も止まる。全部の原子力発電所が停止する。まさに異常事態だ。この国を民主党政権はどうしようとしているのか。政策の甘さが今日を迎え立地地域の苦しみと不安もここにあるとも言える。
【2012/04/27】 | ページトップ↑
踏ん張りどころを迎えた敦賀市……
Date:2012-04-26(Thr)

手術後2日目の朝を迎えた。回復基調にあるものの、麻酔が切れ鈍い痛みを常時感じている。痛み止めがなければどんなだろうと想像するとぞっとする。今が踏ん張りどころだ。

とこおで、24日以来連日、経済産業省原子力安全・保安院の意見聴取会は日本原子力発電敦賀発電所の原子炉建屋直下を走る断層を現地視察し、「活断層の可能性がある」との見解を示したと報じている。

東日本大震災以降、地盤にかかる力が変化し、従来と異なる仕組みの地震が起こりやすくなり、断層評価の見直しが必要になった。同原発の破砕帯も、すぐ近くの「浦底断層」という活断層と連動する可能性が指摘され、今年2月から原電が調査を進めていた。

原子力の安全は、保守的で安全サイドに立つべきだが、耐震に関しては、何度も議論が進められ、厳しい判断を繰り返してきた。正直申し上げて、今頃との印象を持つが、保安院の指摘でもあり、浦底断層付近での追加の掘削調査や地層の詳しい成分分析などを再度、行い、結果を待つしかない。

こう言う言い方をするのは、大変恐縮するが、この街の行く末に大きく関係するからである。三法交付金による市立敦賀病院の医療、そして介護など社会保障、さらには、駅前再開発のまちづくり、看護大学の設置と敦賀市が行なおうとしているプロジェクトの前提になる財源が、原子力発電所に負うところが大きいからだ。

本当に敦賀市も踏ん張りどころを迎えている。
【2012/04/26】 | ページトップ↑
手術は終わった。
Date:2012-04-25(Wed)

6時間あまりの手術が終わった。麻酔が切れると痛い。ようやく病人らしくなった。なんとか歩いてトイレもいけた。今日はここまでにしておきます。
【2012/04/25】 | ページトップ↑
真価が問われる地方都市…
Date:2012-04-24(Tue)

病院にいると、時間がゆっくりと過ぎる。順調に手術の日を迎えた。

妙に季節の移ろいを感じる。ソメイヨシノは葉桜になり、バトンタッチするように八重桜が見ごろを迎えつつある。裸木だったイチョウには若葉が萌え出した。葉が少しずつ枝の隙間を埋め、若葉の増えるのも気持ちいい。

昨夜は女房も病院に到着し、二人で手術の細かな内容を伺った。最近はこと細かく内容を教えてくれ、質問にも答えてくれる。これが説明責任かと、なぜか納得している。

深夜零時をもって絶食。今日の8時で絶飲。明日の早朝までこの状態が続く。絶飲絶食(ゼツインゼッショク)というそうだ。

ところで、この時期、病院周辺の住宅には一本の鯉のぼりも上がっていない。この時期、30年も前か、福井県こと、敦賀平野もそうだが、福井平野は、ことにゆったりと泳ぐ鯉のぼりが多くあったのが印象的だった。それも5,6匹大型の鯉だ。四国とは違い、大きな鯉のぼりが目立った。福井は豊かな家庭が多いのかと、変に納得していた。

少子高齢化の進展による児童生徒数の減少のせいでめっきりと鯉のぼりが減ったのではないか。母校も通った地域にはない。四国でも福井でも、小中学校の統合や廃校が進んでいる。敦賀の愛発小中学校も統廃合が進んだ結果に出来、今は廃校だ。

母校がなくなることは、「仕方ない」と思いつつ「やっぱり少し寂しい」ものだ。高度成長、低成長、デフレと経済状態が変わり、少子高齢化で街の変化も、村部へ行くほど速い。

敦賀の松葉町にある60年代から70年代に入居した『第1世代』はすでに定年を過ぎた。高度経済成長期に誕生した街にも熟年、高齢者世代が目立つようになった。街の変容に伴って、求められる市営住宅も変わる。

敦賀市の人口も転出者で3月末現在で68、700人台。高校卒業の約半分が抜ける計算になる。従来であれば4、5.6月で緑が増えるように6万9千人にかろうじて回復していた。果たして今年はどうであろう。

昨日もメールで「行政改革での市民福祉会館の廃止は問題」とご意見を頂いたが、利用者のご意見や老朽化と利用者の減少、市民温泉リラ・ポートとの関係など、廃止ありきではないが、総合的な議論が必要と答えた。リラ・ポートもそうだが、これからも施設の老朽化とどう向き合うか、市役所庁舎は耐震と老朽化が課題になる。

拡大基調のまちづくりから、少子高齢化に伴った成熟したまちづくりとはいかなるものか。子育ては、高齢者対策はなど課題は多い。これからこそ、地方分権の真価が問われる。
【2012/04/24】 | ページトップ↑
病棟生活4日目…
Date2012-04-23(Mon)

健康体での入院生活ほど退屈なものはない。病院ツアーもほぼ大学をはぶいて走破。一日一万歩ははるかに超えた。考えを切り変えた。いまのところ手術をひかえる心配はあるが、三食、昼寝つき、若い看護師も日に三度は声をかけてくれる。本も十分に読める。

ただ、病院から外出は手術前はできるだけひかえてほしいとかで、それだけが窮屈だ。メールも電話も女房からの連絡以外は、メールでするか、急を要するもの以外は非礼をメールで詫びて電話にでないようにしている。

入院する病名は、「真珠性中耳炎(シンジュシュ中耳炎)」。真珠というロマンチックな名前がついているが、内視鏡で見る限り、耳のなかにある出来物にしか見えない。次に腫とあるが癌でもない。

世間ではほとんど知られていない病名でもあり、あえて話題とさせていただいたのは、これを放置した場合、脳が近くにあり、骨を溶かしながら進行し生命にかかわるとか。手術が最大の治療法とか。原因は、十分解明されていないらしい。

子供の頃から、中学、高校、大学、社会人と夏となれば、水泳や潜りを頻繁に行い、ウインドサーフィンは春にでもウエットスーツを装着すると暖かく、技術が伴わず、沈(チン)と言って水につかってばかり。鼓膜をぞんざいあつかってきたバチかもしれない。今日はこれまで。
【2012/04/23】 | ページトップ↑
自然エネルギー(風力、太陽光、小水力)の可能性と現状…
Date:2012-04-22(Sun)

まずは私ごとで恐縮だが、一昨日より、耳の手術のため福井大学医学部附属病院に入院することとなった。手術は24日、退院は7日予定。この間、議会活動など休止することお許し願いたい。

ブログの更新も休もうと考えたが、悪いのは耳の局部だけで体はいたって元気。できる範囲で更新を続けたい。ただ、内容は、入院など私の闘病記なることが多いことをご勘弁願いたい。

まずは検査と治療。治療の合間ではないが、病院の許可を得て,昨日の昼、越前市へと北陸高速道を南へと走らせた。何とも不思議な複雑な感覚だ。

まずは原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会」の第5回会合の報告から…。

福島の事故を受け、賛成、反対の立場を越えて原子力や自然エネルギーについて議論することを目指す勉強会「原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会」の第5回会合が越前市内であった。

約100人近くが集まり、自然エネルギーの風力、太陽光、小水力と各専門家を招いての講演。

どれも1時間以上を要するテーマをそれぞれコンパクトにまとめて講演。中味の濃いものだった。

まとめると、風力、火力、小水力とそれぞれに特性があり、利点を最大限活用し、仕組みを変えれば相当の伸びが期待できる。ただ、特性から基幹電源になり得ず,主力は、当面、火力発電、原子力発電でいかざるを得ない。

講師からは、2050年までに、日本の人口が9000万人に減少し、省エネなどでエネルギー消費は減少することが予想できるから、原子力発電は既存の発電所を稼動させながら減少し、50年にはゼロになるとのシナリオを示した。

その際、50年断面で自然エネルギーは約50%、火力発電が約50%というもの。ひとつのシナリオとしては評価できるが、石油価格の高騰、地球人口の増加を考慮すると、原子力なしで、やっていけるか 、現実的な選択ではないとも感じた。

…7月から始まる再生可能エネルギーの全量買い取り制度の課題…。

ところで、日本でも再生可能エネルギーの全量買い取り制度が7月1日に始まるのを前に、ドイツから気になるニュースが伝えられた。日本のメーカーを抜き、太陽電池生産で世界最大手だったドイツのQセルズ社が経営破綻したというのだ。

原因は、中国製太陽電池パネルの大量流入と、電力買い取り価格の引き下げによる需要減といもの。再生可能エネルギーの普及を目指すドイツの現状のきびしさを伝える内容だ。

ドイツは2000年に送電業者に対し、再生可能エネルギーによる電力の買い取りを義務付ける固定価格買い取り制度を導入した。その結果、太陽光発電は急速に普及。1999年創業のQセルズは、07年には生産量で世界のトップに立った。

だが、普及に伴い太陽電池価格が下落。中国メーカーの安値攻勢で競争が激化し、11年決算で大幅赤字を計上していた。日本の太陽光パネルも昨日の話でも環境は同じと言える。

日本の固定価格買い取り制度は、原則、家庭や企業が太陽光や風力などで発電した全量を、発電側に有利な価格で長期間買い取るよう電力会社に義務付ける。費用は電気料金に上乗せされ、制度上の基盤はでき、買い取り価格は検討委員会が今月に原案を示される。

買い取り制度は再生可能エネルギー導入の鍵を握る。だが、太陽電池パネルの需要が増えれば、中国の製品が、価格面から多量にでまわることは必至だ。

シャープなど日本メーカーの最大のライバルだったQセルズの破綻は、日本が自然エネルギーの普及を進める上で、日本の産業として雇用と需要が期待がふくらんでいただけに、普及に課題を突きつけられたともいえる。

追伸…病院の消灯は夜9時。あまりにも早い。ブログを深夜3時に更新。ついつい長くなったことをお詫びする。
【2012/04/22】 | ページトップ↑
良識の府ならぬ政局の府
Date:2012-04-21(Sat)

クマ騒動が続いている。一昨日と昨日、山泉で、成獣とみられるクマ1頭を道路工事の作業員が目撃した。親子も目撃。秋田県のクマ牧場の被害のトップニュースがあるからなおさらだ。

福井県の全国ニュースと言えば大飯原子力発電所の再稼動問題が連日のトップニュースだが、今日は、昨日の前田国土交通相と田中防衛相に対する問責決議の参院可決を取り上げたい。

民主党政権になってから2年半、問責された閣僚は6人にのぼる。衆院の不信任決議と違って、参院の問責決議には法的拘束力がない。

二閣僚にも問題はあるが、自民党にも問題がある。国会終盤ならまだしも、重要法案の山積する会期半ばである。古賀誠元幹事長ら党内からも審議拒否を疑問視する声が出ている。

かくいう、問責決議は、かつて民主党も多用した。仮に自民党が次期衆院選で政権を奪還した場合、参院では公明党を含めても過半数はない。民主党は意趣返ししよう。不毛な争いを繰り返すべきではない。まさに「我慢比べ」の様相だが、政局ばかりが目立つ。

参院議員は任期6年で解散がない。それゆえ政権選択にとらわれることなく、懸案をじっくり審議する「良識の府」と呼ばれてきた。ところが、今や問責決議が政争の具にされ、「政局の府」の異名が与えられている。

地方議員からみても、大飯の再稼動問題だけに限らず、エネルギー問題、消費税問題や社会保障問題など、わが国が抱える中長期的な課題を腰を据えて検討するのが参院本来の役割であるべきだ。その機能を放棄し、与野党攻防の場に甘んじるなら存在意義を問われよう。国民の間に参院不要論が再燃しかねないことを肝に銘じてもらいたい。

昨日もクマ騒動がトップニュース、「政局の府」にも飽き飽きした。 
【2012/04/21】 | ページトップ↑
AEDの普及と蘇生法
Date:2012-04-20(Fri)

昨日は穏やかな典型的な春の日。野坂山にまだ雪が残るが、一方で桜の花びらが舞っている。季節のうつろいともいう変化の速さを感じる。

変化と言えば、昨日は生物学者ダーウィンの没後130年にあたる。その自然淘汰説によれば、環境の変化に対応できる個体が生き残る。けっして大きいとか、強いから、賢いから、ではないとも、私の年齢になると変化に速さはながめるだけが多い。

もっと身近な大きな変化と言えば、心臓マッサージや人工呼吸が中心になる心肺蘇生法が、大きく変わった。ここ数年で、救命措置の切り札とされるAED(自動対外式除細動器)の普及は速かった。

時代の変化というよりも、救急医療の進歩にあわせて変化している。現在、市内のほとんどの学校、保育園、運動公園などスポーツ施設、AEDが備えられる様になった。ないところを探すのが難しいくらいだ。

そんな時代の流れや医療の進歩、法改正などに応じて変更される救命救急をひとつ にまとめたものが【救急蘇生ガイドライン】というものがある。

ただ、ある指導員曰く、肝心なのはAED頼みでは不十分だということだ。詳しく述べると、AEDはできるだけ早く使用することが理想的だ。1分ごとに生存率が7~10%低下するというデータもある。しかし現実は、なかなかそうはいかないそうだ。何事も訓練とか。

AED到着前に心臓マッサージを続けることが重要で、ワンセットで考えなければならないとか。正しい蘇生法は、一度、講習を受けたからではなく、常に見直しチェックすることが大事だとか。

AEDが到着するまでの間、気道を確保しながら心臓マッサージを施し続けることが大事とも。

体育館を利用してスポーツに親しむ高齢者も増えている。3B体操などの講習もある。今後、ゆるやかな運動でも、心停止事故は、高齢者世代の増加とともに増えるとも。そこで救命の鍵となるのが、その場にいる人たちの迅速な対応だ。指導員任せにせず、自ら必要な講習を受けて知識を持ち、備えたい。このブログを書く私も、蘇生法の変化に追従していなかった。

追伸:3B体操とは、ボール、ベル、ベルターの用具を運動の助けとして使用しながら、全ての動きを音楽に合わせて集団で行う健康体操です。
【2012/04/20】 | ページトップ↑
シニアシフト
Date:2012-04-19(Thr)

半世紀ほど前か、我が家にも富山の薬売りが半年に一度、訪れていた。毎朝は魚の行商。ロバのパン屋もあった。子供心に残る楽しみは紙芝居。なかには、リヤカーの荷台に台所用品などの日用雑貨をあふれんばかりに積んだ行商が年に2、3回、やって来た。

子ども心になぜかうれしく、人が集まり、子ども四五人は集まった。親に買い物をねだった思い出がある。なぜか、ほのぼのとした、のんびり感があった。

今も敦賀の山間部、西浦、東浦、地区によって、移動販売車が回る。移動販売に「ハーツ便」と軽トラックを改造し、「動くコンビニ」ともいえる。食料品だけでなく洗剤など日用雑貨も販売している。

市内の市営住宅が多くある松葉町など、歩いて行ける商店や小さなスーパーが閉店し、日々の買い物に困るお年寄りが増えている。いわゆる「買い物難民」だ。そんな中、急速に広がっているのが「シニアシフト」だ。認知症対象のデイサービスの「敦賀きらめき」も開所している。

「シニアシフト」という言葉は、最近、高齢者人口の増加に対しての、小売業のシニア向け対策のことを総称して「シニアシフト」とか。シニアシフトと言えば、移動販売だけではない。インターネットで注文を受けて商品を宅配するネットスーパー、65歳以上限定の割引、店内の案内表示や値札の文字の拡大など、大手のスーパーやコンビニが高齢者向けのサービス、商品開発に力を入れている。

高齢化の進展は、小売業界だけでなく社会のあらゆる分野に変化をもたらすことは確かだ。少子化も進む敦賀市は、高齢化に加え現役世代の減少が深刻化する。歳で刻むと団塊の世代の人口が一番多い。数年で65歳を超える。

一昨日、総務省は日本の総人口(日本人と外国人の合計)が前年より25万9000人減少と報じた。敦賀市が四つほどなくなる勘定だ。シニアシフトだけでなく限界集落問題、空き家問題も深刻化する。
【2012/04/19】 | ページトップ↑
京都府と滋賀県、両知事の共同提言と再稼動問題…
Date:2012-04-18(Wed)

高浜町長選で、現職の51才の野瀬豊氏が無投票当選は2回連続となった。お祝いを申し上げたい。

原発再稼働について、野瀬町長は「町だけでなく、日本にとって必要だ。科学的に安全基準が満たされた、必要な原発は稼働するべきだ」と、今、立地の首長というよりも、現場と日本を知った、もっとも妥当な発言ではないか。

今朝のニュースの一番で、大飯原子力発電所3、4号機の再稼働論議で野田政権の判断に異論を唱える民主党議員の迷走が伝えられた。民主党政権が信頼されない要因がここにあるではないか。

ところで、昨日、京都府、滋賀県の両知事は、共同で記者会見し、これまでも「見切り発車だ」と批判し、電力の需給予測を検証する第三者機関の設置など、政府に対する7項目の提言を共同で発表した。

提言というが、電力需給の検証が第三者機関でできるほど安易なものではない。猛暑などの天気でもかわり、小さな停電が大停電につながることも多い。

大停電の発生は、電力会社でも突然、訪れるから怖いと聞いたことがある。電力の潮流というのは、プラス、マイナスという要素だけでない難しさがある。

近くは2006年の東京首都圏で発生した大停電。関西電力管内では1965年の大停電、1999年の京都、兵庫県にまたがる大停電があった。このとき高浜1号機が、自動停止している。電力不足では、米国のカリフォルニア大停電の教訓は大きい。

いまや、市民生活の根幹にかかわる電気の重要性だ。停電は、病院なども含め安全上ももっとも避けるべきことだ。いかに、電力の安定供給するか、現実的な技術的な感情論ではない、見極めを望みたい。

関電の大株主である大阪市の橋下徹市長の度重なる再稼働反対発言も、政治の道具に使うかのように「民主党政権を倒すしかない」と述べ、民主党の輿石幹事長は「受けて立つ」と応じた。電力は政治の道具ではない。

橋下市長の「計画停電もあり得ると腹を決めれば、電力供給体制を変えられる」とまで発言した。

計画停電が市民生活にどれほど影響するか、昨年の関東で経験したばかりだ。産業こと、工場で計画停電は、生産現場では死活問題でもある。計画停電や電気料金の値上げから、海外移転を昨年から考え、実行に移している企業もある。

関電管内で今夏、最大約20%の電力不足が見込まれ、計画停電となれば生産計画も立たずに企業が逃げ出し、空洞化が加速する。また、節電による土日出勤も作業員には、限界に近く長期で行うものでもない。

原子力発電の安全は最優先だが、市民生活の根幹である電力の安定供給など、総合的に野田首相は判断しての福井県への要請でもある。 
【2012/04/18】 | ページトップ↑
市役所の組織名あれこれ
Date:2012-04-17(Tue)

「市役所のどこに行けばいいのですか」一年に何度か質問される言葉だ。組織名は確かに難しい。最近はロビーの「総合案内」で聞けば、行き場所も含め迷うことなく教えてくれる。

敦賀市役所の組織名で「大学設置準備課」「新幹線推進室」など新しくできた課名や室もある。「駅周辺整備課」も含め市の重要なプロジェクトが組織名になっている。また、「有害鳥獣対策室」という農作物への被害への対策とわかりやすい室もある。

ところで、課名で有名になったのは、千葉県松戸市役所に「すぐやる課」。ほぼ40年前のことだ。発案したは、当時の松本清市長。ドラッグストア最大手マツモトキヨシの創業者。縦割り、前例主義を旨とする「お役所仕事」を変える試みとして注目された。これを契機か、市役所の仕事ぶりも変わってきたとか。4、5年前、視察で訪れたときに教えてくれた。

分かりやすさも受けたのだろう。同じような課が全国に生まれた。「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーに、市民の苦情や要望に対応した。松戸市はその後、深刻化するごみ問題を背景に「ごみを減らす課」をつくった。これも、わかりやすい。

行政組織の名称は時代を映してもいる。なかでも、敦賀市でも「男女共同参画センター」が発足して、ほぼ10年。その数年前、国の男女共同参画社会基本法が成立してからは、はやかった。センターには、「男女協働参画室」と「市民活動支援室」がある。

男女共同という言葉がいいのか、時間がかかる課題だ。また、市民活動支援もNPO活動など支援すること目的とする。まだまだ市民には、なじみが薄い課でもある。「名は体を表す」。敦賀市の人事異動で今年は若手の登用や女性の管理職の登用も、目だった。今後は部長も登場するだろう。

センターと名がついても市役所の1階にある「消費生活センター」。センターの役目は、契約のトラブル、多重債務問題、ITトラブル等の消費生活における苦情・相談について助言をしたり、消費者への情報提供、解決する為のお手伝いをしている。研修を受けた優秀なスタッフが相談にこたえる。

社会福祉、市営住宅、子育て、健康など相談業務は、年々、少しずつ充実している。
【2012/04/17】 | ページトップ↑
浜岡の御前崎市長選勝利と再稼動問題
Date:2012-04-16(Mon)

敦賀もソメイヨシノは散って、八重桜の季節に移る。数年前だが、散る花に美を見いだしたのも日本人。花吹雪、飛花といった言葉もある。昨年か、金ヶ崎のソメイヨシノの花吹雪、それも風とともに、いっせいに舞い散る様は圧巻だった。

笙の川沿いの桜も散ったあとも、川の流れと散った花びらが、連なりながら流れるのもなかなかいい。何事も留まっていけない。

ところで、昨夜、浜岡の再稼働問題が争点となった静岡県御前崎市長選が投開票され、安全確認と市民の意向重視を訴えた現職・石原茂雄氏が、1万2千票余を得て、圧勝で、「脱原発」「廃炉」を訴えた新人2人を破って3選を決めた。立地地域として妥当な選択だ。

静岡県と言えば、首都圏と中京圏をつなぐ新たな大動脈となる新東名高速道路の一部区間が、開業した。これも、計画から25年、2・6兆円をかけ、ようやく部分開通にこぎつけた巨大事業である。

日本有数の陸上物流を支える東名高速道路の機能を、新東名が補完する意味は大きい。

一方、エネルギー基地の浜岡も大動脈のひとつである。さらに、中部電力管内の愛知県のエネルギーの大動脈の補完が敦賀2号機であり、敦賀3,4号はそれをさらに太くする役割がある。

東日本大震災の際には、通行止めになった東名に代わり、新東名の完成区間が、東北に向かう緊急車両の通緊急医療や災害時に備え、サービスエリアなど12か所にヘリポートを整備した。弱い箇所への防災機能の充実でもある。

枝野経済産業相は13日の記者会見で、再稼働の必要性に関連し、「停電や電力不足は病気の人や高齢者など社会的弱者に大きなしわ寄せを与える」などと指摘した。

原子力発電所の安全は最優先に考えなければいけないが、エネルギーの安全保障、地球環境問題など総合的な判断が必要なことはいうまでもない。節電などで何とかなるとの楽観論にくみして、電力危機を招くことは「到底許されない」とも強調した。妥当な認識だ。

さらに、電力需給の必要性に比べ、産業空洞化などで日本経済に打撃を与えぬよう、経済性への配慮を欠いてはならない。

大飯原子力発電所の再稼動問題、1,2ヶ月が正念場となる。

桜の木は花を落としながら、すぐに新芽をつける。若葉が増える。再稼動の動きが次につながる様に期待したい。 
【2012/04/16】 | ページトップ↑
コウノトリの郷
Date:2012-04-15(Sun)

春は鳥の動きが活発になる。敦賀でもツバメが登場し始めた。

ウグイスやヒバリ、ヤマバト、モズ、カワセミ、フクロウなど多彩。野鳥の鳴き声だけではなく、暮らしぶりも土地に伝わる昔話と密接に関係している。スズメとキツツキ、ツバメなどの昔話など丹念に探せば、けっこうある。

四国には、親孝行だったかどうかで、それぞれの餌の取り方も決まるといのもあった。親孝行のスズメは、里の穀物を食べることができた。臨終に間に合わなかったツバメは飛び回り、キツツキは木をたたき苦労して虫を取った。野鳥と人間の生活が隣り合うような土地は、都市化で減り続けている。

親密さが生まれた昔話がなくなれば、心の貧困につながるに違いない。待望の春に、野鳥の言葉を自己流に解釈して楽しんではどうか。眠っていた童心と詩心が目覚めるかもしれない。

昨日は兵庫県のコウノトリの郷を訪れた。予約すれば1時間程度の説明もしてくてる。

コウノトリが野生で生きていくためには、えさとなるドジョウやカエル等が生息できる田んぼや河川、巣となる高い木が茂る山林といった自然環境が必要だ。

コウノトリは昭和46年を最後に野生のものは姿を消した。コウノトリの郷はその復活を目指して兵庫県が取り組んだ事業だ。

「コウノトリも生活できる」このような自然環境は私たちにとっても住みよい環境であるといえる。

平成17年9月、コウノトリの試験放鳥が始まり私たちの活動はいよいよ新しい段階に入っている。コウノトリが悠々と大空を舞う日、それは人と自然が共に生きる豊かな地域社会ともいえる。まだ取り組みは著についたばかりだ。
【2012/04/15】 | ページトップ↑
不透明な政治状況
Date:2012-04-14(Sat)

桜が満開。季節もいい。昨日は、飲み過ぎた。ブログ更新が8時になってしまった。言い訳ではないが、「八」は縁起のいい数字だ。末広がりだから、次第に栄えることを予感させる。最近は、算用数字の「8」もラッキーナンバー。横にすると無限を表す記号「∞」になる。

大阪市長の橋下徹さんが率いる大阪維新の会が発表した「維新八策」である。幕末に坂本竜馬がまとめた新たな国家構想「船中八策」にちなむネーミング。8項目の大胆な改革を盛り込んでいる。

勢いのある政治勢力が次期衆院選をにらんで出した公約のたたき台だけに、支持率低迷にあえぐ既成政党は無関心でいられなかったらしい。幹部がコメントするなど、敏感に反応した。だが、私には、今の政治状況を見失っているように思えてならない。

維新の会が躍進した背景には、国民の政治に対する不信感と閉塞感がある。しかし、国会では国民不在のやりとりが続く。先日の党首討論の場にしても、さながら選挙を意識した劇場のようだった。

景気回復や東日本大震災と福島の事故の対策などが急がれるのに、明るい兆しが見えない。福井県の嶺南地域も原子力政策が不透明なために今朝の天気のように視界不良だ。

だが、今日、枝野経産相は、午後、福井県庁を訪れ、西川一誠知事やおおい町の時岡忍町長らと会談する。民主党の仙谷由人政調会長代行も福井県入りし、民主党県連で説明会を行う。再稼動にむけて動き出したことだけは確かだ。

【2012/04/14】 | ページトップ↑
労働者派遣法と敦賀
Date:2012-04-13(Fri)

今日は、石川啄木の命日。タイタニック沈没の一日前1912年4月13日になくなっている。

『はたらけどはたらけど 

なほわがくらし楽にならざり

ぢつと手を見る』

今の格差社会を先取りするような句だ。

ところで、格差社会を下支えするかのような法律、改正労働者派遣法が先月末、2010年4月の法案提出から2年を経て、大幅修正の後、ようやく成立した。

歴史的にみて、派遣法は1986年の施行時、専門性の高い通訳など13業務に限定されていたが、徐々に対象が広がり、99年に製造業など5業務を除き原則自由化された。

04年には製造業への派遣も解禁になり、工場などで働く派遣労働者が急増。不安定な身分で賃金が安い「ワーキングプア」を生んだ。そして08年秋のリーマン・ショックに伴い、派遣労働者の大量失職が社会問題化した。

製造業の多い、お隣の越前市は、県内で真っ先に影響があったばかりだ。このとき、原子力関係の就業者の多い敦賀市は影響が軽かった。

全国的に、今、非正規労働者割合は35%を超えた。男性の58%、女性の85%は平均年収が200万円未満だ。この数字は、敦賀では明らかではないが、着実に近づいていることは確かだ。

ここまで書き進めたのも、この敦賀市内にも、派遣労働がしっかりと制度が定着し、原子力政策の不透明さから、派遣労働者が真っ先に影響を受け始めているからだ。

確かに、派遣労働によって多様な働き方が増えた。半面、待遇や所得格差は助長された。

低賃金の不安定就労は社会構造の問題に直結する。将来的に結婚に踏み切れない若年層が増え、未婚率は一層高まり、少子化に拍車がかかり、国民年金保険料の納付率低下や、生活保護費の増大など社会保障制度にも深刻な影響を及ぼしている。極端な影響はまだないしても着実に悪化している。

短期的にみると、ここ数ヶ月で、定期検査をほぼ終えた原子力発電所からは多くの作業員が敦賀を去った。飲食店などのサービス業、土木建設業、派遣労働者、臨時雇用者など、じわじわと雇用環境が悪化していることは確かだ。
【2012/04/13】 | ページトップ↑
祝賀会、竣工式で考える敦賀の将来
Date:2012-04-12(Thr)

昨日は、プラザ萬象の大ホールで敦賀商工会議所の有馬義一会頭の旭日小綬章受章祝賀会。西川知事をはじめ県内、市内の財界など勢ぞろいした。有馬氏の商工会議所をはじめ地域産業の発展に尽くされた功績による受章。

有馬氏の大学卒業、敦賀海陸運輸の入社が昭和40、41年、その後の敦賀市の人口の増加、港の再生、産業の発展と重なるだけに、その意義は大きいことは確かだ。あらためてお祝い申し上げたい。

一方で、昨日、敦賀の新しい産業の発展につながる竣工式が行われた。 JX日鉱日石金属の100%出資するJX金属敦賀リサイクル(本社:福井県敦賀市)の構内において、「使用済みリチウムイオン電池等からのレアメタルリサイクル設備」、「使用済み小型家電等処理設備」の能力増強、および「レアメタル含有汚泥からのレアメタル(インジウム・コバルト)リサイクル設備」を竣工。

中国との関係で希少金属が話題になったが、レアアーレアメタルの安定供給確保など役目を果たす。一方、株式会社三徳は、敦賀リサイクル敷地内の一角に、モーター用磁石に使用されるジスプロシウムやネオジム等のレアアースを回収する工場も竣工。

これも、港、高速道路と交通の要衝であるとの利便性が生かされたリサイクル産業となっている。今後の発展に期待したい産業のひとつだ。

喜ばしい話から一転、話題を変えるが、明後日の1912年4月14日は、忘れることの出来ない日だ。100年がたった。初航海で英国から米国に向かう途中で、氷山に衝突し、浸水防止の設計で「不沈船」とも呼ばれたが、損傷がひどく、翌未明に海に沈んだ。いわゆる豪華客船タイタニック号の沈没の日である。

乗員乗客約2200人のうち約1500人が犠牲になった。今でも最悪の海難事故の一つ。原因は、技術の慢心と運転による氷山との衝突、衝突後の全員が乗れるだけの救命ボートを搭載していなかったなど複合の人災でもある。危機管理の古いくも新しい教訓だ。

敦賀市は、国の原子力政策の不透明さから将来の姿が見えにくくなっている。常に危機意識を持ちながら、産業の発展、流通の拠点である敦賀の明日を考えることは重要だと思っている。

【2012/04/12】 | ページトップ↑
桜の開花宣言…
Date:2012-04-11(Wed)

昨日も暖かかった。つぼみを膨らませ、咲き、二部か三部と一挙に花表が開いた。金ヶ崎、笙の川など、敦賀の桜を季節を合わせている。福井市では開花宣言が…。それでもいつかは散っていく。

敦賀では、今週は咲き始めから満開まで、風に揺れる淡いピンクの花びらを堪能できる。人の心を動かす桜の姿は人生にも重なる。

桜ではないが、日本球界から米大リーグ・レンジャーズ入りしたダルビッシュ有投手が、昨日、公式戦デビュー。イチローとの初顔合わせ。軍配はイチローに上がったが、ダルビッシュの初勝利、まずは良い開花だ。

6年契約、推定46億円。レンジャーズは入札金を含めると、1億1千万ドル以上、約86億円もの巨費を獲得に投じたと言われる。日本での実績はもちろんだが、大金の話題が絡んで注目度はこれからもさらに満開に向かうのでないか。活躍を祈りたい。

大りーぐの本場で日本の若者の対決。今後、最高峰での25歳ダルビッシュ投手の活躍は、きっと内向き志向といわれる若者に刺激と夢を与えるだろう。

大リーグだけではない。今年は夏にロンドン五輪がある。1908、48年に続いてロンドンでの開催は3度目。日本が五輪デビューして100年に当たるそうだ。北島の4度目の挑戦も見ものだ。

大リーグ、五輪ともに、実力がカネで評価される現代に、名誉を争い、メダル争いでどんなドラマが待っているか。今日は、桜の話からダルビッシュと長くなった。

地元、敦賀に戻って、昨日は、市内の連合区長会と議会との懇談会。地区の最前線でボランティア的に住民のために日夜、はげむ姿には頭がさがる。それだけに地域との関わり、議員定数のあり方、議会報告会など厳しい意見も出された。しっかりと受け止めたい。意見の紹介もしたいが今日はここまで。

 
【2012/04/11】 | ページトップ↑
原子力発電所所在地市町村協議会(全原協)の要請
Date:2012-04-10(Tue)

春の風物詩と言えば、黄砂がひとつ。3~5月の自然現象。はるか西方のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠から飛来する砂塵と思えば、昔はロマン感じたが、いまはどうも厄介者だ。

人の生活にとってやっかいな代物だ。車や洗濯物が汚れるし、航空機を止める。粒子に付着した細菌や化学物質は健康被害を及ぼす。火力発電による大気中の重金属やダイオキシンが増加するとの調査結果もあるとか。環境対策が中国は十分でない。迷惑するのは日本だ

この敦賀にも濃さはそれほどでもないにしろ、時折、車のフロントガラスに付着している。今や経済大国となった中国は大気汚染が著しい。おびただしい量が通過してくるのだから、昔以上に神経を使うのは当然だ。

ところで、昨日は、原子力発電所所在市町村協議会の要請で事務局の立場で東京に出かけた。協議会の会長は、河瀬一治市長。午前11時の細野豪志原子力担当大臣を皮切りに始めた。

河瀬市長は、「政府は、ストレステストの実施や、原発の運転を原則40年とするという安全規制の強化策を打ち出しているが、科学的根拠に基づいた説明が尽くされていない。原発の立地地域は国への不信を募らせており、さらなる混乱を招いている」と指摘。

そのうえで、原子力規制庁を信頼できる組織として早急に発足させること、規制庁の実効性と透明性を高め、原発の安全性がどのように向上するのかを住民に分かりやすく説明することなどを申し入れた。

復興庁、民主党幹事長室、文部科学省と訪れたが後、最後に経済産業省の枝野大臣を訪問。経産省建物外には今も反対派がテントを張って陣どる。

枝野大臣と会談で政府に対し、原発事故を踏まえた今後の原子力政策の在り方を明確に示すことや、責任を持って原発の安全性を確保すること、それに、原子力規制庁を速やかに発足することなどを求めた。

また、再稼動を求める意見も出されるなど、全原協の自治体の温度差が大きくなっていることも印象的だった。

これに対して枝野大臣は、「原発の推進と安全規制の両方をしてきた経済産業省の責任は重いので、地元の意向を踏まえながら丁寧に進めていきたい」と述べた。

枝野大臣の動向だが、北朝鮮のミサイルとの関係で流動的だが、昨日、関電の工程表が示され、昨夜の4閣僚に会合で、ほぼ新基準に適合と判断し、もう一度、会合を開いて、今週末、来週始めの福井県入りがうわさされている。

原子力発電の大きな役割のひとつに地球環境問題対策がある。今や火力が国の電力の 9割を担っている。中国が悪いとはいってられない。
【2012/04/10】 | ページトップ↑
着実に訪れる春
Date:2012-04-09(Mon)

昨日は身体障害者福祉連合会の総会に出席した。祝辞の挨拶は市長も、社協の理事長も、私も桜の話になる。

穏やかな日差しが注ぐようになってきた。それにしても今年の春の訪れ方は尋常でない。春一番の強風どころかその何十倍もの大嵐を伴ってようやく。もったい付けたわけではないだろうが、鳴り物入りの到来である。

野坂山の雪も今年は中腹までとける気配がない。ウグイスの声も遅い。ただ、春は着実に訪れている。笙の川の三島橋の下にはツバメが舞い、桜も一輪、二輪と咲き始めた。遅い春を生き物はどう感じ取り、どんな行動を見せるのだろうか。

昨年のこの時期を振り返ると、大震災から1カ月足らずで衝撃と動揺が列島を覆い、恒例行事も自粛が相次いだ。市議会の選挙でも自粛が取り決められた。

水仙や沈丁花、梅、そして桜と、花に彩られる春が来ていたはずだが、選挙もあり、根本には災害と悲しみの愁いと不安な憂いに包まれ、楽しむどころでなかった。

木々が芽吹き、生き物が動きだしても日常の暮らしや気持ちにゆとりがなければ季節の便りも見逃しがち。春を感じ穏やかな気持ちで迎える-それは当たり前のことではないのだろうか。普通の春が普通にやって来る、それを穏やかに受け止められることの幸せを思っている。 

かたい話になるが、障害者自立支援や児童福祉法等の一部が改正され昨年10月1日から、グループホーム、ケアホームの家賃助成、重度の視覚障害者の同行援護等が、今年4月1日から、相談支援の充実、障害児支援の強化等が実施され、着実ながら充実している。

【2012/04/09】 | ページトップ↑
花換え祭りもつぼみのまま
Date:2011-04-08(Sun)

この冬はしぶとい。4月に入ったというのに、昨日は、早朝、粉雪が舞っていた。天気予報から2度.3度と言った気温が並び東北では雪マークが消えない。

まるで強情な冬が春に席を譲らずに、そのまま居座っているようだ。そのとばっちりは金ヶ崎の花換え祭りにも及ぶ。

昨日も開花と思い訪ねたが、つぼみはふくらんでいるが、一輪も開くに至ってない。土曜で数台観光バスも入るものの、観光客もがっかり。露天では、訪れる客を相手に商売に励むが例年の数分の一とか。

今日の開花と15日までの満開を望むまでだ。何度か、花換え祭りを訪れたが、これほど長い開花しない祭りも珍しい。

4月から始まった花換え祭り、観光バスのキャンセルもある。敦賀の少ない観光シーズンの滑り出しは出ばなをくじかれた格好だ。だが、自然の仕打ちを恨んでばかりはいられない。

敦賀の観光が抱えている課題は多い。金ヶ崎の桜と古戦場、赤レンガ倉庫、気比神宮、気比の松原と点在する観光地ながら、やはり観光は夏の海水浴、花火、気比さん祭などの夏型観光。それでも海水浴客など減少傾向にある。

小浜市のドライブイン松風閉店にあるように、若狭路を訪れる観光客は総体的減少傾向にあるとか。観光の多様化が進み、景気の影響を受ける。

博物館通りの敦賀酒造問題で相生地区の観光戦略が遅々と進まない。金ヶ崎の観光連略もこれからだ。駐車場問題もある。舞鶴若狭自動車道の敦賀接続で明らかに観光バスなど流れも変わる。課題の分析と魅力の再構築を観光振興計画にどこまで盛り込めるか。これまで、何度も計画は練られ、再構築をくり返した敦賀市。

金ヶ崎もこれから1週間、桜の開花から満開へと。厳しい冬から一挙に春爛漫へ。草木が芽吹く春へと劇的に装いを変え、訪れる人々の目を奪うことは確かだ。長い冬もきっと魅力を再発見するヒントになる。骨太の観光戦略、食える観光、難しいが、賑わい創出と合わせ、この時期だからこそ、再構築したい。
【2012/04/08】 | ページトップ↑
原子力立地と再稼動問題

Date:2012-04-07(Sat)

ようやく春めいてきた。そう書いて、今年は何度裏切られた。それでも季節は着実に冬から春へと移っているのが感じられる。笙の川沿いの桜もしっかりと開花の準備をしている。ここまでくれば、早く満開の桜をみたい。

この一年、大飯3,4号ともに、原子力発電所の現場は、ハード面、ソフト面など、現状できることやって、順次、再稼動を待つばかりになっている。

昨日、野田首相と3閣僚は、ストレステスト第1次評価を踏まえたうえで大飯の原子力発電所を再稼働させる判断基準を決めた。

新聞報道出しか内容は、わからないが、各原子力発電所では福島の教訓に基き、対応策を行ってきたことなどからしても、技術的な判断基準そのものは妥当だと思う。

今後、恒久対策の防波壁のかさ上げなど完成まで時間がかかる対策に詳細名工程表の提出も求めている。再稼動にむけた手だてを尽くした。

私は、菅直人前首相の浜岡の停止要請に始まり、ストレストテストの導入、さらには、急きょ基準づくりを指示するなど、対応が場当たり的ではなかったか。

その場しのぎで一貫性を欠く言葉が国民の不信や不安を生む。こんな調子で、政府の原子力政策への不信感は増えるばかりだ。国民生活や産業活動を支えるエネルギー政策を預かる経産大臣とも思えない発言が目立つ。

需給の関係で必要がなければ、動かす必要がないとの発言など、政府そのものが再稼動を難しくしているように思えてならない。

原子力の街、敦賀の今後を占う意味でもこの判断は大きな意味を持つ。長い目でみても雇用や人口、さらには、活性化と深く関係している。

将来の展望が開けない産業や地域に人は集まらない。最適な電源の組み合わせを考えるうえで、原子力は火力などとともに欠かせない。政府は、その現実を見据えた将来像を、防災指針など、明確に描く段階にきている。

難しく作業だが、政府は責任をもって、着実に原子力政策を展開してほしい。
【2012/04/07】 | ページトップ↑
民主党政権の産業政策こと、原子力政策を憂う…
Date:2012-04-06(Fri)

風には国境も県境もない。海を越え、山を越える黄砂ならまだましだが、エネルギーだけは自前でどうにもならない。敦賀の石炭火力はフル稼働だ。

民主党の政権交代で、最も憂うのは、経済の根幹とも言うべき、国の産業政策であり、国民生活も日本経済も総合判断のなかにあるのだろうか。特に、産業政策の根幹あるのはエネルギー政策だ。この地元、敦賀を考えると腰の定まらない原子力政策に翻弄されっぱなしだ。長引けば長引くほど、国民世論は再稼動に反対の方向に動いている。福井県議会もその重心失ったかのような迷走を続けている。

一方で、福島の事故を徹底的な調査し、再発防止策を構築できなければならない。民主党政権は腰が据わらず、中長期のビジョンを示せないまま。再稼働の「政治判断」は世論に左右され迷走している。ようやく暫定的な安全基準が示された。聞く限り、妥当な内容となっている。

民主党政権のなかでも菅直人前首相の政権は、ストレステストの導入や原子力安全委員会の審査など、法律に基づかない手続きを次々に追加し、再稼働の実現を先延ばししてきた。場当たり的な対応の結果、全原発54基で運転中は1基に減り、これも5月初旬に停止する。

このまま夏を迎えれば、深刻な電力不足に陥り、足踏みが続く日本経済に大打撃を与えよう。ホルムズ海峡の動きは米国には軍事問題に過ぎないが、日本にはエネルギー問題、経済問題、さらには国民生活の危機ともなる。

首相や関係閣僚は時間を空費せず、大飯の再稼働を、早期に決断する必要がある。安全基準に加え、原子力の意義を西川知事は求めている。このことがまだ伝わってこない。

また、枝野経産相の不用意な発言が、関係自治体の不信感を増幅させたのは問題だ。枝野氏は2日の参院予算委員会で、大飯に関し「現時点で私も再稼働反対だ」と答弁した。「地元」の範囲について「あえて聞かれれば日本全国」と語り、福井県に隣接する京都府と滋賀県の知事の理解も得る必要があるとの考えも示した。

自ら安易に再稼働へのハードルを上げるような発言を連発したのは軽率すぎる。電力安定供給に責任を負う閣僚として自覚を欠いているに等しい。

とにもかくにも、待ったなしの状況が続いている。危機管理と覚悟と説得力がほしい民主党政権だ。
【2012/04/06】 | ページトップ↑
嶺南地域有害鳥獣処理施設の竣工式
Date:2012-04-05(Thr)

一昨日、昨日と、春のあらしか、強風が吹き荒れた。西浦半島の手と色浜の浦底漁港内で漁船2隻が転覆した。また、管理用道路ガードレールが高潮により約15メートルにわたり破損した。春の嵐にしては珍しいことだ。

それに寒さだ。4月の声を聞いてもみぞれが降る。「もう勘弁して」と言いたい。一方で、春の足は確実に季節を刻む。桜前線は着実に北上している。東京で開花した、とテレビが報じていた。あと数日か、その日が待ち遠しくもなる。

昨日は、とにかく寒かった。西川知事、河瀬市長と震えながらの会場。農作物保護のため捕獲したシカやイノシシなどを焼却処分する「嶺南地域有害鳥獣処理施設」の竣工式。、嶺南のほぼ真ん中に位置する若狭町海士坂に設置された。

有害鳥獣専用の焼却処分施設は全国的に珍しく、事業費約6億円のうち3億5000万円は原子力発電所の核燃料税が充てられた。

施設の運営は、嶺南広域行政組合で行う。運営費用も核燃料税など税収で運営される。嶺南広域は、敦賀市、小浜市、若狭町、美浜町、おおい町、高浜町の嶺南2市4町で組織されている。昨日も知事以下、嶺南の首長が勢ぞろいした。

イノシシは減少傾向にあるものの、シカなどによる農作物への被害は年々深刻になっており、県によると、昨年度は県内で約7200頭のシカが捕獲された。現在は、ほとんどが埋めて処分されていた。ここにも原子力発電所の果実が生きている。

 
【2012/04/05】 | ページトップ↑
再稼動にむけて動き出したと受け止めたいが…
Date:2012-04-04(Wed)

ミャンマーのアウンサンスーチーの当選の報道を見ながら思い出した。 昨年末、敦賀市の包装材製造会社がミャンマーのヤンゴン市へ進出調整に入った記事が掲載されたが、中国に続いて、たくましく生きる企業があることは誇りに思う。

10年ほど前か、アウンサンスーチーさんの『ビルマからの手紙』を読んだことがある。1985年頃、京都に留学し、反対運動や市民運動が活発にできる日本の民主主義を敬愛し、東日本大震災後も励ましのメッセージを送っている。

ところで、アウンサンスーチーさんがいつも髪に差している鮮やかな花の髪飾りは、再会することなく死別した英国人の夫とかつて誕生日に贈りあった品種。彼女にとってこれをつけることが無言の抵抗の証とか。なにげなく過ごす日本との違いが、この花でも理解できる。

再会とまったく違うが、日本の離婚届が今月から変わった。未成年の子どもがいる場合、面会交流と養育費の分担の取り決めをしたかどうかを問う欄が追加されている。市役所の窓口でもらえるがもらうものでもない。

厚生労働省の直近の調査によると、元夫から子どもの養育費を受け取っている母子世帯は2割に満たないとか。多くが取り決めをせずに離婚し、そのこともあって敦賀でも、最近は、生活に追われている世帯が意外に多い。派遣先など雇用情勢も原子力の環境悪化で困る方も現実化してきた。

保育園、子育て支援センターなどの相談、医療費無料化など、保育環境は、ここ10年、充実してきた。子ども手当から児童手当と名も金額もころころ変わる中で、敦賀市の保育環境は、税収が減少するなかでも、維持しなければならないことは言うまでもない。保育環境の維持にも、雇用と税収の確保は欠かせない。

敦賀の雇用環境の維持にも重要な会議が昨夜、首相官邸で開かれた。内容は、大飯原子力発電所3、4号機の再稼働をめぐり、枝野経済産業相ら関係閣僚と初会合。昨夜のニュースで、福島の事故を踏まえた暫定的な安全基準を早期にとりまとめるように指示したとか。昨日ではないが、この協議で、私は一歩、踏み出したと評価したい。

テレビを観て、藤村官房長官、細野原発相のほか、民主党の仙谷由人政調会長代行も出席してる。仙石氏の存在は、今の民主党で政策を動かす意味で欠かせない存在だ。この存在が、映像にあらわれたということは、何か動き出したと私はみている。

専門的なるが、暫定基準は、現段階における福島の教訓を最大限、検討し、原子炉圧力を下げて破損を防ぐ装置の強化など30項目の安全対策をすでに策定しており、実施行程とともに基準とするものでもあり、野田政権として、どう再稼動に動くか、期待したい。
【2012/04/04】 | ページトップ↑
「なにも決められない政治」を憂う。
Date:2012-04-03(Tue)

地方からみてても、民主党本部の状況は、容認できない。政権交代後、党首を三度かえ、それも支えない状況が続く。東日本大震災復興や福島の事故対応など、重要な局面が続くなか、期限を切って、ものごと前に進めてほしい。

「決められない政治」が続き、ひとつの政党に与党議員と野党議員が同居する状態も続き、党内争いにもへきへきする。

小沢元代表は党の手続きに「強引」と異を唱え、グループ議員は政務三役の辞表を出すなど倒閣まがいの動きをしている。現段階で増税に反対するのであれば、「では、どうするか」をより具体的に説明しなくては無責任に過ぎる。政府の役職辞退など、国民生活よりも選挙優先の様相が伺えるだけに地方からみててもがっかりするばかりだ。

ところで、野田首相は本日、停止中の関西電力大飯3、4号機の再稼働をめぐり、枝野経済産業相ら関係3閣僚と初めて協議する。

枝野大臣は、福井県に加え、近隣自治体の京都府や滋賀県も現段階では安全性が確認できないなどとし、再稼働に否定的な見解を表明した。首相も昨日の参院予算委員会で「地元の理解を含めて国民の意向を踏まえながらの判断だ」と述べ、近隣自治体の意見のほか、世論にも一定の配慮をする意向を示した。

協議する前から言うのもおかしいが、決定を先送りする材料を述べているように私には受け止められる。先月22日、枝野経産相にお合いしたときは、自ら説明に出向くことに意欲的で、電力需要の不安解消に向け地元の理解を得たうえで再稼働に道筋をつけたい考えだったと受け止めた。

一方、福井新聞報道にあるように、『河瀬市長は記者会見で「周辺(自治体)が福島の事故を受けて心配するのも理解できる。原子力災害があったときは日本全体が補償の対象地域」と語る一方で「(地元理解の)範囲が広すぎると収拾がつかない」と指摘。あくまで立地県と立地市町を「地元」とすべきだと強調した。』と。まったくその通りだと思う。範囲を広げればいつまでたっても結論はだせないのではないか。

国は保安院、原子力安全委員会と技術的判断を終了し、知事も国や事業者をチェックするため暫定的な安全基準の提示を求めているものの、いまだその対応が明らかではない。このままいけば、再稼働に向けた調整が長引く懸念さえ生じている。

「なにも決められない政治」が、ここにもあるように思えてならない。
【2012/04/03】 | ページトップ↑
新年度スタート…
Date:2012-04-02(Mon)

新年会で大阪ので開かれた敦賀人会に出席する機会を得た。大阪でもたくましく生きる先輩諸氏は多い。敦賀工業高校から毎年のように卒業性をとる企業家もいる。

また、NHK連続テレビ小説「カーネーション」の主人公のモデル、小篠綾子さんとよく知っており、生地の注文も受けたという80代の先輩ににも話を伺うことができた。

失礼だが、背広もネクタイも、80代にしてはオシャレ一言。見る限り背広の生地も一流だ。敦賀から身一つで大阪に乗り込み、会社を起こし、いまでも現役のバリバリである。「年をとっても、身なりをきちんとしておくと自分もしゃっきとする」「これはオシャレと違う。気持ちや」と、含蓄のある言葉で語ってくれた。

ところで、大阪・岸和田を舞台にファッションデザイナーのコ小篠綾子さんの一代記であシノヒロコさん・ジュンコさん・ミチコさんの3姉妹を女手一つで育て上げ、自らもデザイナーの草分けとしてたくましく生きた小篠綾子さんの一代記である。 

主演の尾野真千子さんの演技も素晴らしかったが、それを引き継いだ晩年役の夏木マリさんもいい味を出していた。特に病院でのファッションショーの場面が心に残る。

モデルを務めることになった末期がんの若い女性に、主人公が言う。「笑うてみ、ニーって。ほれ、そんでもう奇跡や。末期がん患者が笑たんや。ピカピカのおしゃれして、ステージを幸せそうに歩く。それだけで、どれだけの人を勇気づけられるか。あんたは奇跡になるんやで」 

この言葉に、どれだけ多くの視聴者が元気をもらったことか。「カーネーション」が評判を呼んだ一番の理由も、そんなところにあるのではないか。

何事も安直になりつつある現代。既製品にはない本物の良さが見直されるのはいいことだ。

きょうから月曜日から本当の意味の新年度がスタートする。生きづらい課題山積の世の中だが、常に明るく、前向きでありたいものだ。

昨日は次男坊の結婚式の準備で大阪、神戸にでかけた。快晴のエープリルフールもいい。沈まず、明るく、前向きに、カーネーションの主人公のように…。 
【2012/04/02】 | ページトップ↑
地方都市の人口減少を左右するサービス業…
Date:2012-04-01(Sun)

市議なってずっと見続けてきたデータがある。人口だ。活性化、まちづくりの基礎データにほかならない。敦賀市は県庁所在地からも遠く、ベットタウンでもないのに、7万人程度の地方都市でありながら、人口がここ十年、減少していない。少子高齢化が進む中でめずらしい都市と言える。

人口減少に歯止めをかけているのはサービス業の伸びだ。農業、工業、土木建築業の減少を見事にサービス業がカバーしている。出生、死亡による人口は最近はほぼ同数とみてよい。

ところで、平和堂などで昼下がり、繰り広げられる「春休み風景」を見るにつけ、いつも複雑な思いに駆られる。この時期、転勤もあるが、街から高校を卒業した若者が市外県外に百人単位で流出する。

そして4月、5月、6月と転勤などで復活するのがこれまでのパターン。今年はどうなるか、気にして見ていたい。

いずれにしても、若者人口の流出だ。働き盛りの世代、若者の市外県外への流出と少子化を主因にした4月に人口減を肌で感じ、一方で、転勤などで人口が復活し、減らない敦賀市の特徴がここにある。

ただ、旺盛な購買力を持つ子育て世代の減少による消費の落ち込みは、確実に地域経済を縮小させていく。量販店の乱立で数字的には、明確ではないが世代単位では確実に消費が落ちているとか。

ファスト風土化という言葉がある。日本中の地方の道路沿いに、全国展開の同じような商業施設の進出ラッシュが続いた。マイカーの増加に伴い、まるでファストフードのように全国一律どこも同じ金太郎あめになる現象である。

敦賀の新木崎通り、福井市、鯖江市、越前市の8号線通りなどがそれだ。この新木崎通りにも空き店舗や店の入れ替わりが見え始めてきた。発展の限界でもある。サービス業の限界が人口減少にあらわれる。ところが、これが敦賀にはまだ鮮明にあらわれていない。

変わって、目に見えるところで、JR敦賀駅前を中心とするホテル、飲食店の進出だ。いわば、これもサービス業だ。地方都市の駅周辺の寂れが問題視される中、めずらしい現象と言える。県都の福井市でさえ、あれだけの都市整備を行いながら、未だ効果があらわれない。逆に敦賀市は都市区画整備と民間とが、かみ合ってきた証でもある。

問題はこれからだ。ハード的な外観と施策、そしてソフト面で進む原子力政策という大きな地殻変動とも言うべき存在。原子力で支えられたサービス業の存在が、今後のキーであることは確かだ。




【2012/04/01】 | ページトップ↑
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