残暑の厳しさと温暖化
Date:2012-08-31(Fri)

週間天気予報の晴れマークを見ていると、気比さん祭りの1日から4日、晴マークが続いていたが、土曜日一部雨マークがでた。ただ、多少うんざりしてくる。日々の最低温度が25度以下にならない。。

「今日も暑いですね」があいさつがわりになっている毎日だ。それにしても厳しい残暑である。

私の育った瀬戸内海では、「瀬戸の夕なぎ」がある。風がぴたりと止まる。クーラーもなく、カヤをはって、うちわであおぎなら寝た50年前。昔の方が暑かったか、今の方が暑いのか。地球温暖化というからには今の方が暑いのだろう。

ただ、今の生活環境が昔以上に暑さを増幅していることは確かだ。アスファルト道路、トタン屋根の反射、冷房の普及。それらが外気の温度を余計に上昇させていると思う。

昭和40年ごろ、柔道部の合宿でかやぶき屋根の農家を借りた。天井は高く北側の板の間は真夏でもひんやりしていた。周囲にはスギの高木があり、生け垣で囲まれ、あちらこちらに木陰ができていた。

畳を敷かない板の間は気持ちが良いものだ。飛騨の高山の家屋も冬、温かく、夏、涼しい構造とか。

板に隙間もあって適度なエアサイクルがあるそうだ。そうした昔の家は今の一般の木造住宅や気密性の高い集合住宅よりも暑さを和らげていた気がする。クーラーなしでは過ごせない構造、もう戻れない。

ともあれ、昔を懐かしんでばかりいられない。

ところで、北陸電力の敦賀の石炭火力はフル稼動だ。電力の9割が火力発電。温暖化対策が吹っ飛んでいる。不思議な国だ。

今の生活環境でこの暑さ続きと温暖化対策との意識とのギャップ。国の原子力政策は、不透明なままだ。再稼動問題が、破砕帯とも重なり敦賀に重くのしかかっている。

敦賀の景気、雇用など、市民生活にボディブローのように影響し始めている。まだ、指標が明らかでないが、今年の税収をみれば市民の生活実態がわかるが、それには時間がかかる。暑苦しさと不安が続く残暑…。

夜に窓を開けて寝ていると、秋の気配を感じ取った鈴虫やコオロギが盛んに鳴いている。一方で早朝にはまだセミが泣いている。複雑な残暑だ。 
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【2012/08/31】 | ページトップ↑
敦賀の公衆浴場事情
Date:2012-08-30(Thr)

フォークグループ「かぐや姫」の「神田川」がヒットしたのは1970年代だ。

「赤い手拭いマフラーにして/二人で行った横丁の風呂屋」と口ずさんだ日々を懐かしく思い出す人も多いだろう。

神戸の大学に通っていた70年代、時を同じくしてか、銭湯にあこがれ、乗船実習となると各都市の港近くの銭湯に通った。

なかでも、東京商船大学近くの門前仲町の銭湯はよかった。番台で200円払うと、おつりが5円返ってきた。脱衣場には映画のポスターが張ってあり、浴場の壁に描かれた富士山の絵を見ながら湯船につかった。

私は4年半、寮生活と船の実習のため、大風呂の湯船で仲間同士の付き合いも深めたこともあって、あえて銭湯を求めた。

敦賀に来た頃、会社の松島の寮で、風呂も小さく、わざわざ銭湯を求めて、仲間と車で、今も残るトンネル温泉、サフラン湯、敦賀温泉、千鳥湯と通ったことがある。

当時は地元のおっちゃん、おばちゃんも多く賑わっていた。ただ、その頃からか、風呂付きのアパートや家屋が当たり前の時代になって銭湯離れが進んだ。それでも、今、客は少ないとはいえ、大事な地域の憩いの場である。それも高齢者となれば、変え難い価値観がある。

敦賀市は、残るサフラン湯など銭湯にわずかながら2百万円前後、補助している。また、重油の高騰で経営が圧迫されている公衆浴場への緊急助成を行ったり、古くなった設備の修繕にも助成している。いずれ限界が来ることも確かだけに、今を大事にし、補助はこれからも、大事な施策と私は思っている。

温泉のある市民福祉会館も料金改定でわずかながら減少したが、いまでも高齢者の利用者は多い。一方で市民福祉会館の老朽化も厳しい。維持費にかかる税金負担も大きい。どう存続させるか、議会での問題となる。

市民負担を求めながら、この銭湯こと、リラ・ポートなど好きなお風呂が体験できる環境維持、ましてや地域の大事なコミュニティーともいえる公衆浴場は、限度をもった税金で維持することは、それ以上に大切なことだとも思うが、難しい問題だ。

リラ・ポートも当初年間1億円の赤字と議会で問題になった。何とか指定管理者の導入などで少なくなったものの赤字にかわりはない。今後は老朽化が問題となる。

リラポート、市民福祉会館、銭湯と、市民一人あたりで割れば、これほど、税金を投入する市もまれではないか。だからと言って現在、議会で異論もでない。これほど恵まれた風呂をめぐる行政環境もないとも言える。

猛暑のなかでも、「暑かった」と語らい、風呂とコミュニケーションはいい。夏の終わり、この日曜日、民謡踊りの後はビール、それに風呂ケーションもいい。

小さな石けんをカタカタ鳴らして銭湯に通う時代は過ぎたが、今でも、地域の人々が集う場であることに変わりない。 事情はかわれど、どうこの風呂環境を維持するか、財政問題も加わるだけに、議会の議論も大事になる。
【2012/08/30】 | ページトップ↑
国のエネルギー政策に翻弄される敦賀市…
Date:2012-08-29(Wed)

昨日、将来の原子力発電比率などに対する国民の意見を分析する有識者会議「国民的議論に関する検証会合」(座長・古川国家戦略相)を開き、「少なくとも過半の国民は原発に依存しない社会の実現を望んでいる」とする総括案をまとめた。これで本当にいいのであろうか。

会合では、2030年時点の原発依存度を現状より減らす「0%」案と「15%」案の支持率が、討論型世論調査などで計7~8割に達したことから、政府の基本方針である「脱原発依存」の支持が過半数を占めたと総括した。

政府・民主党は、分析結果を踏まえて、9月初めにも将来の原発依存度などを盛り込んだ基本方針を決定する予定とか。

「0%」案にしろ「15%」案にしろ、課題が多い。エネルギー政策では、原発の安全性に加えて、経済性や安定供給なども重要だ。資源小国の日本が電力を安定確保するには、原子力発電を含む多様な電源が要る。あまりにも簡単に結論を出そうとする政府に疑問を感じる。

政治が国民の意見を聴くのは大切だが、民主党は選挙を意識した動きが加速し、当初15%が妥当から0%へと大衆迎合主義的な決定のしかたをしようとしている。

この国のエネルギー政策こと、民主党政権のエネルギー政策は、揺らぎに揺らいでいる。現場である立地地域の嶺南、敦賀市がこれにどれほど翻弄されるか、将来の敦賀市の将来も翻弄されている。40年間、原子力発電とともに歩んできた敦賀市、雇用、景気、財政から、福祉、医療、教育分野まで影響する。

中長期の敦賀市の将来像など、財政計画も含め、我慢と見直す時期が到来しているのではないか。
【2012/08/29】 | ページトップ↑
施設介護と保険料
Date:2012-08-28(Tue)

昨日は、ゆうあい倶楽部(労働団体)のメンバー約50名と「市長と語る会」。まずは、市長の基調報告。1600年前、博多港に続く日本海第二の港の歴史から始め、第六次総合計画、原子力問題、新幹線、中池見など、今の敦賀の諸問題を語った。

その後、質疑応答で保育園の延長保育(早朝の受け入れ)、防災ラジオの普及策(6割から普及しない)、洪水時の避難、市立敦賀病院の看護師の増強(患者7人に対し一人の看護師の導入)、北陸新幹線と在来線、原子力問題など、市政全般の内容。河瀬市長も一つひとつ丁寧に答えた。

それぞれの問題について、私の考えを入れながら、一つひとつ取り上げたい。

今日も、昨日に続き「認知症」。昨日も夕方、あるところで、認知症で人が変わるという話になった。指図する。起こりちらす。暴力をふるう。

その恐怖感からどうしても施設に入所させるしか家族として、対応できなくなる。在宅介護では長期間となると、介護はじわりと心をむしばむ。介護する側も健康を害したり、精神が不安定になり、アルコール依存症になることもある。

「父を最期まで家で介護したい」と私の母も頑張ったが、体が動かなくなり、介護どころではなくなった。

嫌がる父が施設へ連れ出されるとき、涙が止まらなかったという。在宅介護5年程度だが、暴力が伴うと難しくなる。その苦労か、母も父の死後、徘徊などの認知症の症状が出て、骨折が伴い認知症がひどくなって他界した。この時の介護も、私の妻の対応も子供が小さく限界に近かった。

昨日の繰り返しになるが、介護を必要とする認知症高齢者が300万人を突破した。65歳以上の10人に1人が認知症を患っている計算だ。が、在宅介護は依然、5割にとどまっている。

症状が重いと、介護が難しく、家族の心労が大きいからだ。疲れ切って、倒れる人もいると聞く。家族の負担を軽減する対策が急務だ。 少子高齢化、一人世帯の増加など、どうしても施設介護が必要になる。

敦賀でも施設建設の要望は多い。待機希望者が多いからだ。養護老人ホームを建設すると介護保険料は一段と高くなる。その分、市民負担も大きくなる。本当に難しい時代をむかえる。
【2012/08/28】 | ページトップ↑
認知症と地域
Date:2012-08-27(Mon)

認知症の接し方はいまでもわからない。父、母、義父とそれぞれに違った。私の母も認知症で最後は施設で暮した。

時折、訪ねて、型通りの優しい言葉をかけ、よくわからぬ話に適当にうなずいていると、ふと、昔の話を正確に語ったりして驚かされることがあった。

そんなとき思う。母を見守っているつもりの自分を、母は心の目で見つめ、「試している」のかもしれない。

認知症の人の心の内は分からないというが、どうも私にはわかろうとしないのではなかったか、自問自答である。

それでも、言葉が心のどこかに響いていると思える以上、根気よく言葉を探して掛ける努力は続けたいとおもったが、どうもかみ合わなかった。自分もまたいつか、こうして言葉を掛けてもらう立場になるかもしれない。

介護が必要な認知症高齢者が300万人を突破し、10年間で倍増したことが厚生労働省の推計で分かった。65歳以上の10人に1人が認知症だ。認知症にどう向き合っていくのか。社会全体が試される時代となった。

ところで、この4月、小泉純一郎元首相が鳴り物入りで進めた郵政の完全民営化路線が見直された。民主、自民、公明3党が共同で提出した郵政民営化法改正案が成立。民営化スタート以降のサービス低下に対する不満を払しょくできるか、これからが問題だ。

「近所の郵便局がなくなり困っている」「郵便配達員にこれまでのように保険料支払いなど金融サービスを頼めない」など過疎地の住民を中心に、郵便ネットワークの復活を望む声がやまなかった。

さらに、高齢者のひとり世帯が敦賀でも増える。なかには、失礼だが、認知症ぎみの高齢者も増える。地域のネットワークというが、それだけではどうも成り立たない。日頃の業務の一環とするような声掛けも大事だ。市役所のサービスに重層構造的に取り組むしかないのが現状ではないか。
【2012/08/27】 | ページトップ↑
天皇と天下人
Date:2012-08-26(Sun)

昨日は、午前中、野球フェスティバル、連合のふれあい活動、午後は気史学会の市民歴史講座。藤井譲治さん(ふじい じょうじ )の講演。教授は小浜市出身で敦賀市史の編纂にもご尽力いただいたか。日本史学者で、京都大学名誉教授でもある。

講演は、戦国時代末期から江戸時代初期にかけて、ときの天皇が織田信長・豊臣秀吉・徳川家康という「天下人」たちとどのように接していたかが主体。
 
戦国時代末期の天皇・朝廷は、存亡を危ぶまれるほどの状況であったと指摘されている。しかし、巧みに時流に乗るしたたかな天皇像を語った。 

その特徴として、京都を政治的に支配する勢力に対して、天皇や朝廷は基本的にその地位を承認し、関係の構築を目指そうとしている点が挙げられよう。たとえば、信長を朝廷内に取り込もうとしたかと思えば、それを討った明智光秀を賞賛し、さらに秀吉に取り入ろうとする。

勝ち馬に乗ろうとするこうした振る舞いについては、場当たり的であるとか、定見のないものと批判されることもある。 しかし、中世の天皇や朝廷は、その存続こそ重要なものだったから、現代的常識でこれを判断するのは必ずしも適当ではない。彼らにとって京の荒廃は、何より恐れることだったのである。

興味を引いたのは、秀吉が、朝鮮征伐後、中国 の北京に天皇を移すと真面目に文書を送ったのに対し、天皇はやんわりとお断りを入れている文書を紹介していただいた。

天皇と「天下人」とのこのような関係性は、何もこの時代特有のものではなく、それ以前から続けられていたものであった。いわば、現代にも通じることがある。

ところで、高校時代の部活動で柔道に熱中していた野田佳彦首相。「押さば引け、引かば押せ」。柔道の極意とされる。相手との間合いをはかり、動きに自在に対応する動作が攻め手につながる。外交問題もそれに似て、「押さば押せ、引かば引け」では編み出すべき妙手も見いだせなくなる。

天皇と天下人の関係ではないが、たくみな交渉と粘り強い忍耐力が必要なことはいうまでもない。
【2012/08/26】 | ページトップ↑
来年も敦賀港カッターレースを行います。
Date:2012-08-25(Sat)

二十四節気の「処暑」が過ぎ、暑さがやみ、新涼が間近い日の意味だが、午前中から気温がぐんぐん上がり、エアコンなしには耐えられない日々が続いている。

昨夜は敦賀港カッターレース実行委員会の会計報告と反省会。来年の開催も決めた。敦賀市、海上保安庁、新日本海フェリー、海陸運輸、福井新聞…と書けば書ききれなほど、各団体から協力をいただいて実施することができました。この場を借りてあらためて感謝申しあげたい。

カッターレースも敦賀港の「夏の風物詩」、次の世代に残したい事業でもある。実行部隊の商工会議所青年部、海洋少年団など各団体、各ボランティアの協力は欠かせない。本当にありがとうございました。

ところで、昨日の野田首相の記者会見。異例中の異例だろう。島根県・竹島の領有権をめぐる日韓両国の非難の応酬は、暑さがやむ時季となっても互いにヒートアップ。これまで築き上げてきた友好関係は冷え込むばかりだ。 

あえて使用を自粛してきた「不法占拠」という表現を玄葉光一郎外相が使い始めれば、韓国は野田佳彦首相が李大統領にあてた親書の返送という挙に出るなど、事態は極めて深刻だ。 

私が思い出すのは、小渕恵三首相と金大中(キムデジュン)大統領が20世紀の日韓関係を総括し、「21世紀に向けた新たなパートナーシップ」構築への決意をうたった共同宣言に署名したのは1998年10月だった。この年の11月か、韓国の韓国電力を訪れたので印象に残っている。 

宣言は植民地支配について韓国国民への「痛切な反省と心からのおわび」を初めて明記した文書となり、金大統領は宣言を機に歴史認識問題に終止符を打つ考えを明らかにした。対立のエスカレートは何も生み出さない。

カッターレースなど一つの事業は、各団体、各企業、ボランティアの協力で成り立つ。次元は違うがワールドサッカーなども日韓の協力があってこそ、成功した。 敦賀市と韓国東海市との姉妹都市も長く続き留学制度も定着している。隣国の友好関係、協力関係は、今後とも欠かせないことは確かだ。
【2012/08/25】 | ページトップ↑
貧困、格差社会の定着、原子力政策の不透明さがこの地域に重くのしかかっている。
Date:2012-08-24(Fri)

昨日、貧困問題や多重債務問題などに取り組む弁護士や市民団体が、生活や雇用の保障を訴えて全国を巡る「反貧困全国キャラバン2012」が敦賀市役所を訪れた。

格差社会が定着するなか、労働・雇用対策についての要請を行い、キャラバンカーによる宣伝活動も行うもの。

政府の2012年版「子ども・若者白書」にある調査結果は、少子高齢化と厳しい雇用情勢が続く中、将来を見通せない若年層の実情を浮き彫りにしている。 

15~29歳の8割以上が働くことで十分な収入が得られるかどうか、不安に感じている。若者が夢を持てない社会、政治の責任は重い。特に、原子力政策の不透明さは、この敦賀に雇用、景気に影響が大きいだけに、来春の就職にまで影響を与え始めている。データで、有効求人倍率でも明確になってきた。

他方、昨今の国会情勢、「決められない政治」から脱却したのではなかったのか。9月8日の会期末を控え、国会がまた空転を始めた。野田佳彦首相が約束した「近いうち」の衆院解散・総選挙をめぐっての駆け引きではあろうが、内外の情勢にそんな時間的な余裕はないはずだ。国会がやるべきことは山積している。

格差社会の定着、生活保護者の増加など、政治の責任は重い。この地域にとって、原子力政策の不透明さは、将来の敦賀市、嶺南地域に重くのしかかっている。
【2012/08/24】 | ページトップ↑
先人に学ぶ敦賀のインフラ整備
Date:2012-08-23(Thr)

今日は「処暑」。暑さが終わるという意味とか。暑いが、早朝は幾分、涼しい。季節の変わり目であることは確かだ。
敦賀の都市形成に大きな転換点が何度かある。現在の敦賀市の基盤は、豊臣政権下の大谷吉継の敦賀城建設からとのこと。

敦賀短大の外岡教授曰く「氾濫、洪水を繰り返していた笙の川(庄の川)など数本の川を整備。その都市計画が、今日の市街地を形成した」と。

大谷吉継は、町を庄ノ川、児屋ノ川の二川で川西、川中、川東の三つに町割りした。江戸時代以降、洪水などの災害がなくなり、北海道貿易など中継商業の町として繁栄の基盤が、インフラ整備にあることは歴史が証明している。

商業もさることながら、それを支えた漁業、農業も、安心できる川の整備ことインフラ整備があってこそだと思う。

明治以降の繁栄も鉄道、港のインフラ整備にほかならない。その原動力が大和田荘七であった事も歴史に学ぶことができる。

戦後の復興、繁栄も高木前市長など歴代市長の手腕のもとに、北陸自動車道など道路網の整備も大きい。今後の舞鶴若狭自動車道、北陸新幹線と、インフラ整備も今後の繁栄の基盤整備とどう結びつけるか、大きな課題だ。

歴史に学ぶと、将来を見越した先人の判断と事業、インフラ整備が、敦賀の発展にどれだけ寄与したか、密接に関係していることが理解できる。

ところで、敦賀の最大の関心事は、国の原子力政策に他ならない。原子力発電とインフラ整備、経済が敦賀に大きく影響するからだ。

福島の事故後の脱原発の高まり、世論調査でも2030年の原発比率「0%」案への支持が半数近い。エネルギー政策を世論で決めていいのか、理解に苦しむ。

昨日の野田首相と反原発派との面会も理解に苦しむ。民主党政権の場当たり的な大衆迎合主義を象徴する出来事ではなかったか。民主党の首相経験者2人が、面会の実現を首相に求めたことも理解に苦しむ。

再生エネルギーの推進も大事だが、中長期の将来の日本を考えれば、原子力の存在は大きい。現実的なエネルギー政策を推進すべきだとも思う。

話を戻すが、地方都市の敦賀で果たした先人の将来を見越した仕事と、国の原子力政策を担う首相、首相経験者2人とのギャップ、比べるのもおかしいが、何かむなしく感じる。


【2012/08/23】 | ページトップ↑
敦賀駅周辺も賑わいとほっとする空間であってほしい。
Date:2012-08-22(Wed)

昨日も炎暑、酷暑、猛暑…。連日35度を超し、30度だと何となく涼しくさえ感じる。いつの間にか亜熱帯に変わり、「暑い夏」が当たり前になった。敦賀市の8割が森林。周りに緑があふれる暮らしを大切にしたい。 

あまりの暑さに声も出ない。少しでも暑さをと森の中に入ってみたい心境だ。幸い気比の松原はいい。「緑陰に憩う」というが、やはり真昼でも涼しい。確かヒグラシの声か、一層涼感を誘う。

昨日は敦賀駅周辺整備調査特別委員会。敦賀駅前広場整備計画がほぼまとまり、消雪パイプ散水方式や再生可能エネルギ(地熱)を利用した融雪など、新しい融雪方式の採用もあり、私としては駅周辺の全体デザインも含め評価できる内容と思っている。理事者や東大の千葉教授を交えた質疑応答では批判的な意見はでなかった。

その後、議員間の細部の議論となった。ところが、太陽光パネルを設置するか、しないか。植栽を増やしてはどうか。山車(やま)を展示スペースに置くべきかどうか、などこれまであった繰り返し的な議論が続いた。この件は、検討を深める必要性がある。私としては、理事者と交えた質疑の場所でしっかり議論をすべきであり、行ったり来たりの議論は、どうかとも感じた。

冒頭の話に戻すが、今はやりの「森林セラピー」で森の持つ医療効果が実証されたが、「森林浴」は30年近く前から言われた。まず冷却作用。森の中は涼しいという。木々が太陽を遮るほか、空気や水を浄化して気温を下げる。

植物から発散される「フィトンチッド」という物質は体にいいだけでなく、精神の安定やストレス解消など安らぎを与えてくれる。森の新鮮な空気には最近注目されるマイナスイオンが多く含まれ、細胞を活性化させたり、自己治癒力を高めるとか。

効果は健康面だけでない。真夏でも緑のシャワーの中で日光浴が楽しめ、緑が目に優しく、気持ちを落ち着かせる。精神衛生上もいい。暑くない朝の散歩も気持ちがいいことを知った。気比の松原には、これに敦賀湾の海が加わる。風のそよぎ、楕円を描く海岸線、目に優しい風景と自然のハーモニーは安らぎと快適感をもたらす。

敦賀駅周辺も賑わいと欲張りか、ほっとする空間であってほしい。
【2012/08/22】 | ページトップ↑
三重県亀山市の教訓
Date:2012-08-21(Tue)

「自治体経営」という言葉がある。その最先端を行っていたのが三重県亀山市。地方議員の視察でも一時期、注目度ナンバーワンともなっていた。シャープ亀山工場で「AQUOS」の生産が始まったのが平成16年のこと。

90億円とも言われる補助金を出してシャープを誘致し、従業員数も2千名を超え、税収も増え、雇用、経済の中心的存在となり、思い切った施策がいかに重要かと賞賛されたこともあった。

それもつかの間、五年ほどでテレビ生産は堺工場へ。「亀山モデル」どころか、企業の存続さえ危うい気になる。

近隣では小浜市の芝浦、松下などかつては、3千人とも言われた従業員は今は500名もいない。電気製品の企業の浮き沈みが、いま、地方都市の繁栄と衰退に大きく影響している。

三重県では、シャープに対して中国への一部生産設備売却で補助金返還が話題に上った。減価償却が済んでいない売却設備を対象に返還額を算出したという。世界を舞台に生き残りをかける企業戦略と四角四面の行政手続きの落差はあまりにも大きい。自治体は住民のためにある。自治体のトップ判断としては当然と私は思う。

全国との激しい誘致合戦の中、巨額補助金を提案するなど知事のトップセールスが成功したと伝えられたが、その北川正恭知事が辞任して四年。

北川元知事は早稲田大学で教鞭をとり、マニフェスト選挙の推進の旗頭でもある。敦賀市でもご講演をいただいたことがある。思い切った判断も大事だが、先を見越した石橋をたたいても渡ることも大事たの教訓でもある。

議会でも産業団地のそれ以外の企業誘致で補助金や優遇税制が議論になったことがある。シャープ誘致が成功していた頃は、思い切った補助金をとの声が高まった。

敦賀港の利用数をあげるためにも補助金が使われている。船主からはもっと増額との声もある。税金である以上、費用対効果限界も常に考えておかねばならない。

自治体の活性化を考えて、交付金、補助金を使っての企業誘致、大学誘致など、これまでも敦賀市も行ってきた。私はけっして間違っていなかった思うが、少子高齢化、人口減少の時代だけに常に、石橋たたいて渡る姿勢も大事だとの教訓も今後は、考えなければいけない。






【2012/08/21】 | ページトップ↑
求めたい。冷静な中長期を考えた原子力問題の議論と政策
Date:2012-08-20(Mon)

昨日は早朝、立石まで自転車を走らせたが、暑い日ざしの中にも秋風を感じる。観光客もお盆を過ぎると減る、いつもと変わらぬ夏の終わりだ。

11時には福井で民主党県連の樽床伸二幹事長代行の時局講演会。衆議院の解散時期、定数削減、予算編成などに触れたが、具体的内容については言及しなかった。エネルギー問題にも述べ、中長期の戦略として再生エネの不安定性をあげ、その解決策にバッテリーこと蓄電池を開発をあげた。

理論上、樽床氏の見解は正しいが、蓄電池のコスト、蓄電効率など、課題が多いことも事実で、再生エネ普及と蓄電だけで原子力発電を0%にもっていけるほど簡単なものではない。

政治家の夢ととらえるのであればいいが、エネルギー問題は、それほど簡単なものではない。まして、この理論と原子力発電所を有する嶺南地域の維持、雇用や生活とは、相入れないことも現実だ。

一昨日、京都大原子炉実験所の山名元教授が福井市の県教育センターで講演し、原発で燃やした燃料を処理する核燃料サイクルについて、先送り指向の発想が多く廃棄物管理や資源問題といった長期的視点での議論が欠けていると指摘した。このことにも通じ、私も同じ考えだ。

山名教授は「現行の再処理路線が否定されることが多いが、再処理しない場合の代替路線の吟味がほとんどされていない」と説明。各選択肢の長所と短所を冷静に議論した上で、方向性を決めるべきとした。その議論が世論調査などで動き、それを政府が世論に迎合するという傾向が強まっていることに、私は、大きな心配をしている。

山名教授も以前、福島の事故後の早いタイミングで国の方針を国民に提示し、必要な改善策を速やかに進めるべきであったが、菅直人前首相の突然の浜岡停止要請や首尾一貫した姿勢を示せなかったことから、原子力への「不信と不安の空気」を国民の間に浸透させる結果となった、指摘していた。

原子力問題を技術の問題というよりは、「関係する主体や仕組みの、体質の問題」として批判が勢いを増して、冷静な議論ができない環境が形成されたと指摘。まさに、その通りだろう。

再生エネなど代替エネルギー源が急激には確保できないという中で、デフレや財政赤字などの深刻な問題からの脱却が急務になっているわが国にとって、体質批判だけを繰り返している政治にも大きな問題がある、との指摘もあった。

原子力政策に関して審議する場などでも、従来の「原子力ムラ」と称した原子力推進体制への批判や、原子力肯定意見の揚げ足取りに時間が割かれて、原子力の本質議論に入れないままで時間が過ぎ、本来優先されるべき原子力の必要性や安全の本質部分をめぐる議論が、十分に行えないまま時間とコストが浪費されているケースが少なくないのである。

国の施策の不透明さによって嶺南地域の景気悪化や雇用が長期化しているという現実が、40年越えに直面する問題とあいまって、深刻さを増してきていると思う。

さらに、原子力産業そのものを支える人材である。文部科学省の調査によれば、全国の大学の原子力関係学部への入学者が2年連続で減少している。この4月に設置した福井大の原子力工学研究所の将来不安でもある。

団塊の世代の現役技術者の引退と、新しい優秀な人材の流入の減少が同時に進むと、今後、当面は原子力に向き合ってゆかざるを得ないわが国において、深刻な「技術の空洞化」が起こりうるからだ。

病気を治すために極端な抗生物質を投与した結果、病因の悪玉菌だけでなく、体に必須の善玉菌まで駆逐して、結局、患者が死んでしまうという、現実が将来に渡って待ち構えているとさえ、思えていまう風潮が続いている。

エネルギー問題の議論を重ねるのは大事なことだが、樽床幹事長代行が語ったが、エネルギー問題は中長期的に考え、それも国の責任で、冷静な議論と世論迎合ではなく、本質的な技術論に基づく、安全保障や環境まで考慮した政策決定が必要なときはないように思う。 
【2012/08/20】 | ページトップ↑
生活保護増加と一方で
Date:2012-08-18(Sun)

昨日は、午前中、谷出晴彦県議の葬儀、昼は、福井に車を走らせ、民主党県連の政策勉強会で京都大学の山名元教授から原子力の燃料サイクルを学んだ。夜は、町内の敦賀まつりの民謡踊り打ち合せと、続いた。

最近、感じるのは敦賀の活気というか、日常生活でも、生活保護を受ける人が増えているのが象徴かもしれない。敦賀市も200名を超える受給者となった。原子力政策の不透明感が市内の雇用や景気に現実問題となって市民の生活にまで影響し始めていることだ。

生活保護から考えると、全国的に高齢者に加えて、最近は失業などを理由に働き盛りの年代の受給が増加している。雇用はもちろん就職の問題がこれから本格化する。

モノは満ちあふれていても、生きていくのは厳しい時代だ。どこで何が起きるか、先のことは何も分からない失業だけではない。

病気や災難、家族の問題などに悩み、絶望する人は増えているような気がする。全国で1年に自殺者3万人という数字に殺伐とした世相が重なる。敦賀でも例外ではない。

一方で、人は幾多の困難を乗り越えて生活をしている。病気になれば、市立敦賀病院や各病院で、介護では各民間の施設で、子育ては保育園と、行政や民間でd支えている。

どん底からはい上がり、大輪の花を咲かせた人々の話を聞くと、間もなくそんな人たちの笑顔が見られるに違いない。ロンドンパラリンピックも始まる。

福井県では、パラリンピック、アテネ、北京大会で計七つのメダルを獲得した車いす陸上競技の高田稔浩さん、3大会連続の出場となり、高田さんは中距離の400、80みんしゅメートルでメダルを狙うと意気込んでいる。

今日は福井で新幹線の起工式。奥田副大臣が来福し、起工式の後、夕方には新幹線の北陸トンネル工事と中池見との関係を視察するとか。
【2012/08/19】 | ページトップ↑
認知症と徘徊
Date:2012-08-17(Sat)

災害時の要援護者の名簿登録やマップなどの取り組みは敦賀は充実していると言える。

一方、自治体が住民に災害情報などをいち早く伝達する手段として広まった防災行政無線も敦賀は携帯のトンボメールなど充実している。

東日本大震災の教訓として、行方不明者の捜索に情報を求める放送も多かった。また、行方不明者のうち、認知症の高齢者も例外ではない。私も両親や義父など経験したが、家族の苦労を思うと胸が痛む。

徘徊や暴力を繰り返すようであればなおさらだ。支える側の苦労は計り知れない。厚生労働省によると、介護を必要とする65歳以上の認知症は2030年には現在の208万人から約353万人に増加する。

新聞情報によると、認知症患者について、同省は新たに長期入院を解消するための目標を掲げた。新規入院患者のうち半数は2カ月以内に退院と。現状6カ月程度の長期の入院期間を大幅に短縮する計画がある。

住み慣れた地域に戻って生活できるよう退院を促すとともに、自宅や施設で医療や介護を受けられる環境整備を都道府県に要請。いわば在宅治療への移行を目指すというものだ。

だが、退院後が自宅であれ、施設であれ、受け入れ側の整備は容易ではない。そもそも退院した患者を受け入れる施設はまったく足りず、在宅ケアといっても重い負担を強いられる家族への対策を考えているのだろうか。経験上、大変な負担と苦労を伴う。

防災行政無線で行方不明者の情報を求めると、多くは数時間後に保護される。そこには住民の親切心も働くからだ。ハード面の整備とともに、こうした小さな思いやりと支え合いで家族のもとに帰る。私の毋もそうだったが、最初は警察からの連絡だったが、認知省がひどくなっても、見知らむ方から連絡が入った。まだまだ地域社会は捨てたものではない
【2012/08/18】 | ページトップ↑
敦賀の花火と観光客
Date:2012-08-17(Fri)

昨日のとうろう流しと花火は例年以上の盛り上がりではなかったか。とうろうも幻想的に沖に流れ、花火との共演は美しかった。市民はもとより観光客も堪能したのではないか。関係者のご苦労に敬意を表したい。

ところで、どこの地方都市も観光客の減少に頭を痛めている。福井県、嶺南、若狭地域も例外ではない。一方、東京がこのお盆でも観光の中心のようだ。5月の開業から約2カ月で展望台入場者が100万人を突破した東京スカイツリー。

エリア内の商業施設を含めると来場者はとうに1千万人を超えたといい、その集客力には驚くばかりだ。6月か、訪ねて見たが、水族館やプラネタリウムがある大型複合施設にも客がいっぱいだった。

地元商店街ではツリーにちなんだランチメニューや土産品を取りそろえ、波及効果も大きい。

地元の人が相手の商店街だったが、今やカメラ片手の旅行者が目立つ。その一方で課題も浮上。ごみの投げ捨てや放置自転車の問題が深刻となり、行政はごみ箱や警備員を増やして対応に追われている。ゴミと景気は比例する。

余談だが、敦賀市のゴミの量と景気は私の経験でも一致している。一方、敦賀市の駅前商店街の飲食点が次々にオープンしている。再開発のスケールは違うが、こちらもにぎわいを見せる。お盆期間とあって、昨日も多くの家族連れが訪れていたとか。

長らくシャッターが閉まっていた商店に活気が戻る。新規出店と人通りは確実に関係する。ただ、このところの原子力発電の停止は少なからず影響をしていることも確かだ。ホテルの宿泊数もかつての勢いはない。どうこの賑わいを維持するか、大きな課題だ。

スカイツリーの地元墨田区の43商店街は「商店街観光」をテーマに研修会を開いて共同イベント開催のノウハウを学ぶなど、ツリー効果維持に懸命という。人を呼び込むのに不断の努力が欠かせないのは、いずこも同じだ。

敦賀も長年の懸案であり、夏型観光、それもとうろう流しと花火に20万とも言われる人を集める。駅前商店街もこのときとばかりに賑わう。一時の賑わいでもまずは良しとしよう。 
【2012/08/17】 | ページトップ↑
人口減少と一人世帯の増加
Date:2012-08-16(Thr)

お盆の時期、よく「帰省」という言葉を使う。いま何げなく使う「帰省」の言葉も、辞書を調べると、「帰省」は単に郷里に帰るだけではない。それなら帰郷で十分。「省」には安否を問うという意味が含まれ、「故郷に帰って親の安否をたずねる、見舞う」というのが本来の意味だそうだ。

私の場合は、両親も故郷にいないが、帰省して感じたのは、道路などインフラはよくなったが、親戚、友人など、一人世帯の増加だ。敦賀市も同じことが言える。敦賀市も再稼動問題のためか、人口69,000人の維持が難しくなってきた。

日本の人口(外国人を含む)は2011年10月時点で前年より25万9千人も減少し、敦賀市4個分が消えたことになる。総人口1億2779万9千人、総務省が、そのような人口推計を発表した。比較可能な1950年以降、数、率ともに過去最大の落ち込みである。死亡者が出生者より18万人多いからだ。

民自公の合意ではないが、人口減少社会、超高齢社会の安心づくりに必要なのは、社会保障の財源論だけではない。超高齢社会の中で、家族の在り方が多様化している。どんな社会をつくって、人々を支えるかという展望が要る。私も、答えがない。

地方では、四国でも敦賀でもこのような今の社会、家族をつくることがままならない若い人が増えている。

調べると、国立社会保障・人口問題研究所の10年の調査によれば、異性の交際相手がいない18~34歳の未婚者が男性61%、女性49%。いずれも過去最高の数字である。背景の一つが「結婚や交際を望んでいても、仕事が忙しかったり経済的な余裕がない」ということだ。

若い世代には、将来への不安がある。結婚しない理由、結婚しても子供を儲けない理由に、経済的な余裕が一番とか。若い方と話してもこれが臨時、非正規の労働実態が現実化し、日常の現実問題となっている。

私は、民主党の掲げたマニフェストはけっして間違っていないと思う。が、方法論と一貫性だ。何よりも政権の安定がないのは致命的だった。ただ、子育て家庭を支える、より良い経済支援政策を追求することもやめるべきではない。

家族をつくることを支える一方、単身世帯という、ひとり家族を支えることが大切だ。

結婚しなかった人、結婚していても子どもが独立した後、連れ合いに先立たれた人など、ひとり家族に至る経緯は実にさまざまである。家族の在り方が多様化する中、どうも対応できていない。一人世帯が多い敦賀市も例外ではない。

高齢者も含め「ひとりだから」「高齢者だから」というだけでひとくくりにせずに、多様な価値観の受け皿となる居場所づくり、見守りの仕組みなど、言葉は簡単だが難しい。雇用、福祉、そして教育委員会所管の生涯教育という政策分野を超えた連携を進めることが重要とも感じている。どうも現実的政策面での対応策がない…。 
【2012/08/16】 | ページトップ↑
8月15日に思うこと
Date:2012-08-15(Wed)

今日、8月15日はいつも父と毋を思い出す。父は明治30年生まれ、毋は大正3年生まれ。もうこの世にはいない。明治生まれ、大正生まれなりに、それぞれに価値観が、違っていた。ただ、戦争を経験したことで、平和と自由のありがたみは共通して何度もきかされた。

痛切に願った平和と自由を私は享受している。私の少し前の47年から49年に生まれた団塊の世代は、そのさきがけである。この世代は戦中生まれとも私の50年代生まれとも異なる経験と性格を持っていると、堺屋太一さんがある小説の解説している。

戦争とモノ不足を知らない最初の日本人、人生の最初から経済高度成長の中に育った、人生の前半を過ごした60年以降の30年間で、日本の1人当たりの国民所得は26.3倍になった。経済成長を当然のように感じ「明日は今日より豊かだ」と信じて生きることができたのが、団塊の世代。私もこの世代に近い。

戦後も67年。国民の大半は、戦争と飢えの恐怖を全く知らない。豊かで安定した社会の礎石となったのは、戦争に駆り出され、未来への希望を断ち切られた人々だった。それを忘れてはなるまい。鎮魂の「8.15」が、まためぐってきた。 

ところで、韓国の李大統領は、領有権をめぐる日韓対立が続く竹島の支配を誇示するとともに、いわゆる従軍慰安婦問題に言及した。首脳会談で提起したのに日本政府が「誠意を示していない」とも語っている。

まさに、韓国のあおられた反日感情の再燃でもある。政権末期で求心力を失った李大統領は、業績を残そうとしたとの見方が一般的だ。とにかく、韓国関係には根深い対立構図があることは確かだ。しかし、敦賀は、戦前の朝鮮との定期航路、戦後は東海市と、姉妹都市として隣人としての関係を構築し、交流を続けてきた。それだけに、お互いの理解がなによりと身を持って体験している。時間をかけた話し合いが大事というほかない。

今日は東京の白金にある母の墓前で手を合わす。 
【2012/08/15】 | ページトップ↑
「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」
Date:2012-08-14(Tue)

昨日、早朝の閉会式より、名曲「ヘイ・ジュード」で始まった開会式が印象に残った。年代のせいもあるが、17日間、寝不足が続いた。

メダルラッシュもさることながら筋書きのない人間ドラマが胸を打つ。諦めなければ、支え合えば底力を出せる。感動と夢をもらった。

私個人に限らず、誰もが思ったのは、チームの力が光る五輪だった。ランキングばやりだが、これは名言になるだろう。「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」。競泳の男子400メートルメドレーリレーで、後輩3人の言葉。私も単純だが、日本人か、歳か、浪花節か…。

それと、女性のパワーをこれほど強烈に印象付けた五輪もなかった。レスリングの伊調馨、吉田沙保里の両選手は3連覇の偉業を達成。柔道57キロ級を制した松本薫選手の野獣のような目つき、ブログにも書いたが、今も脳裏に焼き付いている。

これらに限らず、「初の」「何十年ぶりの」というメダルがいかに多かったことか。子どもたちも刺激を受けただろう。ボクシングの48年ぶり、桜井選手の名前は今でも覚えている。

「最高の夏になった」となでしこジャパンの沢選手。国民みんなが同じ思いが通じる夏が終ったとも思う。 

ところで、再稼働の状況が不透明で電力不足の長期化が懸念される中、「敦賀に最新鋭のLNG火力発電所を建設したらどうだろう」と県議会以降、よく質問を受けるが私は「難しいのでは」と答えている。

それほどの理屈はない。電力需給は消費が多い地域につくるのが基本。関西電力管内では、電力需要の多い大阪周辺に姫路など大型火力発電所建設が進み、先日も、和歌山火力発電所(和歌山市、合計出力370万キロワット)の建設再開に向け、和歌山県と協議を始めたと報道があるように、着実に電力需要と多様化に向けて取り組んでいる。

まして敦賀には北電の石炭火力があり、1991年10月に1号機が運転を開始、2000年9月に2号機が増設されたばかりだ。まだ、30年の月日しか流れていない。この2基、120万キロワットで、北陸電力の敦賀を含めた福井県全域がまかなわれる。

五輪の4年の月日も長いが、電力に関係する月日はもっと長い。省エネが進み、人口減少が加わり、電力需給予想を考えると、敦賀での火力発電所の建設は、夢のまた夢と思うのが妥当だろう。まずは既存の原子力発電所の再稼動が先だろう。
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最後になりましたが、谷出晴彦県議のご冥福をお祈り申し上げます。体格からか、温和な人柄か、声をかけてくれ、県議の立場から何度となくご指導いただいた。ありがとうございました。合掌。
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【2012/08/14】 | ページトップ↑
B級グルメ、街コン、敦賀港カッターレースに…
Date:2012-08-13(Mon)

ロンドン五輪の出身者の町は、垂れ幕、集まっての応援と深夜にもかかわらず、盛り上がりを見せている。

もうひとつ、最近、全国的とも言ってもいい「まちおこし」のひとつに、急激にブーム化してきたのが「街コン」がある。

敦賀でも6月に駅前商店街を中心に開催されたが、不思議と若者が集まって、対象の店は活況を呈した。

企画も運営も若者。福井市でもそうであったが、一つの町、商店街全体を舞台にする大きな合同コンパという発想だ。これが意外にも全国展開している。私が敦賀を離れて四国、金沢、長野と地元の方と話した共題がこれだった。

本来の目的はもちろんパートナーを探す男女の出会いの場の提供だが、参加店舗の売り上げ増にとどまらず、商店街全体の活性化、地域の観光PRから、大げさにいえば少子化対策にまでつながる。大まじめに若者が中心となって、企画から運営、そしてネットで配信、どことなく若い人が集まる。

敦賀でも福井でも、全国的に共通するのが、企画、運営するのは若手起業家でも、具体的に協力するのは中高年の地元の商店主。これが意外にノリノリで喜んで協力している。

合コンという軟弱なイメージが拭えないイベントを公的機関が支持する器にあっさり変えてしまったところにある。逆に言えば、敦賀市では全くと言っていいほど、役所は関与しない。民間発想の企画運営がいい。

全国的にブーム化している「B級グルメ」もこれに共通するのではないか。敦賀の産業物産フェアーもこれに乗った。役所が後押しする構図が生まれている。

たとえ高級ではなくても、その土地で自慢の食べ物を「B級」という自嘲気味な表現にすることで、身近に感じられるようにした。軟らかい発想が生んだクリーンヒットだろう。どこもそうだが、地域おこし、町おこしに悩みながら、若手商業者が充実した活動を続けている。

敦賀港カッターレースの運営でも感じたことだが、民間の若者が、汗を出し、知恵を出し合い、それを役所が後押しする。中高年も若者が難しいところに参加する。

街コンもそうだが、いずれも若者が考え、努力したところに意味がある。硬直した組織は若手のアイデアをベテラン、中堅がつぶす。しかし街コンやB級グルメには、そんな悪しき慣習を打ち破る何かが感じられる。人口減に、中心市街地活性化と悩む町に、何より活気をもたらすのが若さだ。



       
【2012/08/13】 | ページトップ↑
衆議院の仕事
Date:2012-0-08-12(Sun)

間もなく盆の入り。この時期、両親、義父の墓参りで西へ東へ。昨日は、四国、今日は金沢、来週は東京と日頃の不義理を詫びる。今年は11日が土曜日のため、高速道路は早くから渋滞となる。

四国は8月の13日から16日までの4日間を指すことが多い。金沢と東京は7月13日から16日までの4日間を指す場合が多いが最近は、お寺も臨機応変に対応してくれる。

特に、49日法要が終わってから最初に迎えるお盆を初盆は、特に厚く供養する風習があり、こちらの都合で対応してくれる。

地方は、それぞれの風習で昔からご先祖を迎える方もいろいろだ。共通するのは、迎え火をたき、早く家に着くよう、帰りはゆっくりと行ってほしいとの願いを込め、キュウリを馬に、ナスを牛に見立て精霊馬を作るところが多い。まずはお墓を掃除して、花をそえて近況を報告する。

ところで、不法投棄された産業廃棄物を処理する地方自治体への財政支援を10年間延長する改正産業廃棄物特別措置法が一昨日、衆院本会議で可決、成立した。報道によると、敦賀市樫曲の民間最終処分場の事案も対象となるとか。

抜本対策工事は本年度末で終わるが、その後も水処理や水質調査などの継続が必要で、水処理施設の維持管理には年間1億円程度かかり、敦賀市も2割の負担をして行くことになっていた。それだけに、関係者の地道な努力に敬意を表したい。

改正産業廃棄物特別措置法もそうだが、衆院解散前にやるべきことがある。本年度予算執行に必要な公債発行特例法案、違憲状態にある衆院小選挙区の1票の格差是正、新設する原子力規制委員会の人事などの処理は政府や国会の最低限の責務だ。特に、立地地域からすれば、原子力規制委員会の発足と人事は、再稼動問題ともつながる。 
【2012/08/12】 | ページトップ↑
五輪も政治も新たな動き
Date:2012-08-11(Sat)

寝不足が続く。昨日のなでしこJAPANは銀メダルとはいえ、すばらしかった。優勝への重圧はすごかったのではないか。ハラハラドキドキは感動ものだった。新たな勇気をもらった。ありがとう。

ロンドン五輪もいよいよ終盤に入ったが、これまでの五輪と違うのは日本勢のメダル獲得競技に異変が起きていると思う。

お家芸の柔道や体操で思うようにメダルが取れず、あまり期待されていなかった競技での獲得が相次いだ。私は、柔道の様なお家芸も大事だが、新たな国際化と受け止めたい。

重量挙げ女子の三宅選手をはじめ、バドミントン女子の藤井・垣岩組、アーチェリーや卓球の女子団体、フェンシング男子フルーレ団体などだ。

日本人の生き方や価値観が多様化する中、スポーツも例外ではないと思う。サッカー女子もそうだが、いずれも五輪史上初のメダル獲得である。

一方、いつまでも成熟しないのが日本の政治にも見える。衆院の解散時期をめぐって民主、自民、公明の3党首が会談し、消費税増税法案を成立させた上で「近いうちに信を問う」ことで合意し、昨日、成立した。

ただ、私は、極めて困難と見られた一体改革関連法が成立したのは、まず、野田首相が「政治生命を懸ける」覚悟で取り組んだからだ。まさに綱渡りの連続だった。

法案の衆院通過時に党は分裂した。「野田降ろし」も表面化している。首相は、大きな犠牲を払いながら、ぶれずに国益優先の判断を重ねた結果でもある。原子力政策でも大飯の再稼動も大きかった。その姿勢は評価したい。

そうは言っても、低所得者や生活弱者への配慮などまだまだ議論不足だ。昨日の首相の説明もまだ、もの足らない。肝心の議論はそっちのけ、政争まみれのうちに決まってしまう増税と、うつっている様にも見える。

いずれにしても、オリンピックも政治も批判、批評もあろうが、時代に沿って、前に進んでいる様にも思う。
【2012/08/11】 | ページトップ↑
秋茄子は別格だが…
Date:2012-08-10(Fri)

敦賀では、気比さん祭りが終われば、夏が終わる。地域によって、お祭りが終われば涼しくなると言われる。連日炎暑の日本列島だが、ここ数日、敦賀も例年より早朝、一足早く気温が下がったようである。暦の上ではもう立秋だ。

過ごしやすいのはありがたいが、まだ続く残暑には油断できない。朝の散歩で各家の畑をのぞくと、数日見ない間にナスやトウモロコシがなっていた。お盆過ぎには枝豆ができそうだ。ところで、どうも茄子の人気がいまひとつだが、実際は、この時期のナス(茄子)は、うまい。

昔は「嫁にくわすな」と言われた。茄子(ナス)は夏の季語だが、秋ナスと言うのがあって当然季語は秋。母に、日中の残暑との気温差によって実が締まり、茄子が美味しくなると教わった。

ところで、昨日は消防署の会議室で10時から昭和39年頃に都市計画道路になった「岡山松陵線」促進既成同盟会。11時から笙の川整備促進協議会。

岡山松陵線は、ようやく動き出したと言ってよい。新木崎通りの4車線から2車線へと変更。認可後の用地交渉も持ち家が多く、難航しそうだが、舞鶴若狭自動車道の粟野南インター(仮称)ともつながるだけに、期待も大きい。

笙の川整備計画も平成21年度に立てられが、その後、進展がない。県下の河川整備の順番待ちだ。市議会でも「井ノ口川整備を優先して整備し、その後…」と答弁が繰り返されている。これも県予算に限界があるからだ。笙の川にたまる土砂も予算の関係で遅れ気味になる。

笙の川整備は平成10年9月の氾濫寸前を見た議員からの熱い議論から、最近は、予算が絡むのか、冷めた議論へと変化している様にも感じる。そうは言っても、全国で豪雨災害は増え続けている。敦賀でも楽観視はできない。私もいつ発生しても不思議ではない。

一方、相生町会館では博物館通りの賑わい創出にむけて、協議会が発足した。魚市場のリニューアル、現在の博物館の改修、行き詰っている敦賀酒造のリニューアルと三点セットが整って博物館通りの賑わいがある。焦らず時間をかけた取り組みが必要に思う。

国では、消費増税法案をめぐって三党合意も大揺れした。震災復興や景気対策も進まぬ中で解散時期の駆け引きに汗を流す政局が続く。

敦賀市は、原子力政策の不透明な中で、人口・世帯数の7月31日現在で、人口68,820人、世帯数28,061世帯と人口69,000に戻らないが気になる。自然減少よりも社会的減少があるようだ。安全・安心のまちづくり、賑わい創出の交流都市のまちづくりと、まだまだ課題は山積だが、先立つものの不安が増す。

冒頭に戻すが、夏が旬である茄子が、この時期、美味しさ故に、わざわざ「秋茄子」と呼ばれて別格に扱われた。国の原子力政策の中で、別格的な財政規模で歩んだ敦賀市だけに、細心の注意が財政運営にもまちづくりにも必要だ。









 
【2012/08/10】 | ページトップ↑
連続の金メダルと先送りしない政治
Date:2012-08-09(Thr)

午前3時35分、4時35分とロンドン五輪から君が代が聴こえた。レスリング48キロ級、63キロと。伊調かおりの三連覇はまさに偉業だ。女子勢の大活躍だ。

いずれにしても日本勢が燃えている。テレビを見ると、全力を尽くした日本選手たちの熱い思いが伝わってくる。

レスリング、バレーに、サッカーに…と楽しみはまだある。なでしこジャパンの決勝選も楽しみだ。

同じく燃えてはいても、議員は権力闘争に燃える習性がある。地方議員も議長問題が絡むと熱くなることがしばしばある。

そうは言っても永田町の政局にはヘキヘキしていた。ようやく、政治の危機は瀬戸際で回避された。民主、自民、公明3党の党首が良識をもって対処したことを評価したい。

法案成立後、「近いうちに国民に信を問う」ことで落ち着いた。妥当な合意である。衆院解散は首相の専権事項であり、事前に具体的に明示することは難しい。森元首相の言うのも常識だ。

私は、今回は公明党の山口代表の「法案が成立するまでは内閣不信任決議案などを出すべきではない」と一貫して主張し、自民党に自制を促したことで、筋が通り、常識的な判断が、再び三党合意にこぎつけたと思う。

昨日、昼頃には野田おろしが、報道で流れた。民主党内部の解散はさせたくないは、党利党略を感じる。ここまで至った民主党執行部は猛省すべきである。

首相が今国会での法案成立に政治生命をかけると明言しているのに、輿石幹事長らは水を差してきた。幹事長として情けないのではないか。

一昨日は立秋。次の二十四節気は23日の処暑で、暑さが和らぐ日といわれる。暑苦しさいっぱいの政界が半月後にどうなっているかは、お釈迦さまでも…、「近いうち」とはいつだろうか。それほど政局が続く…
【2012/08/09】 | ページトップ↑
地方議員のぼやき
Date:2012-08-08(Wed)

暑い、暑い、でも、夕暮れ、セミの声に、草むらから虫の声が漏れてきた。ジ、ジ、ジジジ…。昨日は「立秋」。暑さには、まだまだ用心だが、季節は粛々と歩を進めている。

昔、高校の先生が、教えてくれた。これも季節の先取りと。サクラの枝には、少々しおれた葉に隠れて、春に芽吹く休眠芽。この時期に、もう出来ている。先のとがった赤銅色の芽。先の話だが、冬を乗り越える準備をしている。自然は正直だ。

ところで、永田町では、決められない政治がまたやってきた。またぞろ、党利党略の政局が、優先され、ヤマ場を迎えた与野党の攻防次第で社会保障と税の一体改革も廃案の可能性もちらつく。

国会審議は衆参合わせ200時間を超え、その割に「充実した審議」の印象が持てない。肝心の社会保障の将来像や低所得者対策の具体的中身など、見えないことが多い。

それでも、実現目前の一体改革を白紙に戻すのは、愚の骨頂である。立地地域にすれば、9月に発足する予定の原子力規制委員会の人事も宙に浮くなど、多大な悪影響が出る。再稼動も先の先になりそうな気配だ。

救いは、公明党が一体改革を政局の道具にすべきでない、として自民党と一線を画し、法案成立を優先しているのは、妥当な姿勢だ。

政治の秋風か、政局優先後の総選挙で動かされる地方の議員は、たまったものではない。いい加減にしてほしい。
【2012/08/08】 | ページトップ↑
政局にほんろうされる原子力政策
Date:2012-08-07(Tue)

昨日は、東京で河瀬市長が会長をつとめる全国の原発立地自治体協議会に同行した。最初は、細野原発担当大臣への要請。発足が大幅に遅れている原子力規制委員会による新たな規制体制を速やかにつくるよう要望。

それぞれの自治体が地域防災計画を作る際の指針の策定や原発避難道の整備、さらには、再稼動についてもふれたものだった。いずれも重要なものばかりだ。

原子力規制委員会をめぐっては、政府は9月の発足を目指しているが、委員長などの人事が確定しておらず、発足の時期は不透明のままだ。決められない政治が続いている。高浜など再稼動にも影響しそうだ。

最後に訪れた経済産業省で松野副大臣からは「(立地地域として)苦しいだろうが踏ん張って下さい」と激励を受けたのが印象的だった。

要請の合間に訪れた衆議員会館。各議員室がざわついていた。自民党が、野田首相から衆院解散の確約を得られなければ法案の成立を認めない、という強硬路線へ強引に舵を切ったからだ。

民主、自民、公明3党が財政再建の重要性を確認し、修正合意の末に衆院を通過させた法案だ。問責決議案や内閣不信任案が出されれば、国会は混乱し、法案は廃案になりかねない。

もしそうなれば、この数ヶ月、なんであっただろうか。国民生活よりも永田町の論理が優先していることは確かだ。野田首相の原発ゼロの検討指示も原子力政策のしっかりとした筋を持たない政権の右往左往によるものである。

自民党の政局優先も問題だが、こうした状況を招いた一因は、首相と民主党執行部の不誠実さにあることも確かだ。

福島の大熊町の町長と話したが、「除染がなかなか進まないのでイライラしている」と率直に述べていた。福島の被災地は除染問題など課題山積だ。

立地地域も右往左往する原子力政策を巡る対応に悩んでいるというのにという感覚だ。民主党執行部もしっかりしてもらいた。

 
【2012/08/07】 | ページトップ↑
エネルギー政策は、立地地域だからこそ、冷静な持続的な議論が必要
Date:2012-08-06(Mon)

昨日は午前中、小浜市である労組の大会。昼は越前市で原子力・エネルギーの安全と今後のあり方を真剣に考える会(以下、真剣会)に出席。夕方は町内の祭りの後片づけと打ち上げ。夜は、明日の市長との要請にむけて新幹線で東京へ。

真剣会の講演、議論は、福島の事故を踏まえての原子力の安全を賛成、反対を交えての議論となった。議論過程は、反対、賛成が互いを尊重しての真摯なものであり、評価したい。この種の冷静な議論が、少ない。私もこの会合の事務局としてあえて参加した。

ただ、示された事務局案は、私には同意していない。原子力発電の立地地域がこれではたちゆかないからだ。もしこのまま提言するとしたら、脱会する。

自然エネルギーの増大に異論はないが、基本論は原子力発電を減らし、太陽光など再生可能エネルギーや火力発電で補う内容だ。

政府案と同様、現実味に乏しいという、致命的な欠点を抱えている。昨日も山口美浜町長が述べていたが、地球温暖化も含め、課題が多く、実現性に疑問があるうえに、説明不足が否めない。致命的欠陥を持っている提言と言える。

立地県が出す提言として原子力安全に対する考えは評価すべき点もあるが、昨日もあった嶺北と嶺南の格差問題も含め、慎重に考え直すべきべき点も多い。

原子力発電の立地地域から今、率先して脱原発を掲げるとしたら、地域の住民の暮らしや生活をどう維持するのか、議論は大切だが、無責任な提言はできないと思っている。逆に、エネルギー政策によって、地域がどうなったか、前例が北海道や九州の炭坑地域にある。

将来の嶺南地域の影響もまったく考慮されていない。また、再生エネの拡大などに伴い、標準的な家庭の電気代が最大月1万円ほど増えるといった試算を示している。

生産など経済全体の電力コストが上がり、物価上昇や企業業績の悪化を招くと考えられるからだ。リストラの拡大も予想される。

立地地域の出す提言であるならば、原子力安全、防災計画、さらのは放射性廃棄物などまだまだ議論を重ねる必要がある。

エネルギー政策は、国の将来を定め、国民生活に影響されると同時に、福井県の立地地域にも大きな影響を及ぼす。議論をつくし、議論を重ね、その過程を公表していく努力を重ねるべきではないか。その意味でらんぼうに結論と提言を出すには、議論不足と言わざるを得ない。

提言提出を優先させるのであれば、私は今日、脱会を申し出る。
【2012/08/06】 | ページトップ↑
繰り返すマンネリと辛口の大事さ
Date:2012-08-05(Sun)

昨日、早朝から町内のまつり。子供みこしに始まり、夜の祭りで終えた。昼間、7月にラムサール条約に登録された、中池見湿地の記念式典が行われた。

式典には、保全に関わってきた地元の人や市民ら約150人が出席。河瀬市長が「今回の登録は誇りであり、未来永ごう残していくために、最大の努力をして保全に務めていきたい」とあいさつ。ラムサール登録は関係者の努力の賜物でもあり敬意を表する。

一方で、今後の保全には敦賀市としてその責任と覚悟が問われることになる。これが重い。将来は市民の税金投入も考えられる。マスコミ報道など一定の盛り上がりはあるが、昨日もそうだが、世界的なラムサール登録に言われながらも、市民の冷ややかさが気になるところだ。

記念講演で坂巻幸雄さんの「地質学から見た中池見湿地の生い立ちと特徴」と題して、中池見の地質学的断層と泥炭湿地の生い立ちとをたんたんと語った。久しぶりにお顔を拝見したが、いつもの語り口は健在だ。

データを整理し論ずる姿勢は説得性を整理を持っている。最後に「大阪ガスも敦賀市も調査データ全てを公表されたは評価し、今日の中池見保全に役立っている。北陸新幹線の調査もデータの公表が大事だ」とも述べたのが印象的だった。

ところで、 映画『男はつらいよ』シリーズには、おなじみのシーンがあった。寅さんが旅先での出来事を「とらや」の面々に話して聞かせる。顔まねや声色を変えながら、一人何役もこなす。偉大なるマンネリの場面だ。

記憶に頼るが「夕暮れ時、明かりがともった茶の間から食卓を囲む家族の笑い声が漏れてくる。「これが本当の人間の生活というものじゃないか」と寅さんは結ぶ。つましくも掛け替えのないだんらん。寅さんの映画が貫く光景だ。

なくなったのは16年前の昨日、早いもので十七回忌を迎えた。地域、町内の夏祭りも偉大なるマンネリであり、とつとつ語る坂巻さんの語る言葉に失礼だが、寅さんと同じ様な大事ないつもの辛口があった。
【2012/08/05】 | ページトップ↑
温暖化と大飯の営業運転
Date:2012-08-04(Sat)

定期検査の最終段階に当たる調整運転を行っていた関西電力大飯3号機は、3日、国の総合負荷性能検査に合格し、営業運転を再開した。発電所に勤務して、この瞬間が一番、ほっとする時間だ。長い定期検査に夏が重なれば、格別だ。

現場にはのどを潤すものはなく、この時期は汗が吹き出る。長い検査が続くと小便を我慢するために、あえて水を飲まなかったときがあった。これで尿路結石になり、市立敦賀病院で手術するはめになった。手術したのは夏が終った10月だった。

夏の耐え難い暑さを極暑、炎暑、溽暑などと呼ぶ。発電所の現場は何というか。まさに蒸し風呂のようだった。

平均気温は上昇の一途、にもかかわらず家作は冬仕様。適当な冷房なしではとても過ごせない。ところが60年後の日本の夏はさらにすごいことになる。2070年代の東京、大阪、名古屋の8月平均最高気温。筑波大研究チームの予測では今よりそれぞれ2度以上上昇し、名古屋と大阪は35度以上の猛暑日状態になるらしい。

調べると、猛暑日とは地球温暖化や都市化の影響で35度以上の日が珍しくなくなったため、2007年の気象庁の用語改正で新たに制定された用語だ。

たかだか5年程度の歴史しかないが、それほど急激に温暖化が進んだ証拠でもある。気温が1度上がると電力需要は原発1基分に相当するほど増える。

今、日本の電力需要の9割を火力発電所でおぎなっている。温暖化の話は棚上げ状態となっている。石炭、LNG、原油の値段も二の次になっている。

省エネ、節電は進んだ。これまでにない成果だ。生活スタイルを変えれば気温上昇を抑えることもできる。日本列島を襲う連日の猛暑。原子力発電の選択肢などバランスを欠いた議論が続いている。そればかりか、滅びの引き金を引くような議論が続いているようでしかたがない。
【2012/08/04】 | ページトップ↑
がん受診率の悪さ…
Date:2012-08-03(Fri)

敦賀市の福井県内で悪いデータが二つある。一つは国民健康保険の収納率2010年度データで83・7%と二つは、がん検診の受診率の悪さだ。理由は複合的だが意識の問題がかなりあるのではないか。いずれも池田町は高い。

昨日、2011年度のがん検診の県内受診率は前年度比2・3ポイント増の31・0%となったと公表された。

現在の基準で統計を取り始めた06年度から5年連続で増加し、初めて3割を超えた。一方、市町検診の受診率は13市町で増加し、トップは池田町の36・8%、またまた最下位は敦賀市の18・8%だった。

受診率は、事業所が福利厚生の一環で行う職域検診が38・7%(前年度比3・1%増)、自営業者や主婦らが公民館に出向くなどして受ける市町検診は22・7%(同1・4%増)だった。

敦賀市も工夫をし、ここ数年、改善を続けている。現在もがん検診無料クーポン配布。実施期間は、平成24年6月1日~平成25年2月28日まで、期間はまだある。

ところで、先日の新聞で日本人の平均寿命は男女とも過去最高だった3年前から一転、2年連続で縮んでいる。過去26年連続世界一だった女性の平均寿命は香港を下回り、その座から転落したといささかショッキングな見出しが近ごろの紙面に載った。

多くの人々が犠牲になった東日本大震災が影響しているというのが厚労省の主な説明だ。一方で、平均寿命頭打ちの判断は早計とも補足している。それもそうだろう。縮んでもなお女性は約86歳、男性約80歳と依然長寿の国に変わりはない。

大事なのは、やはり高齢社会をどう生きるかだろう。今の時代は個人で何かやろうとしても限界がある。高齢者に対する健康をどう維持するか、地域挙げての取り組みが欠かせない。
【2012/08/03】 | ページトップ↑
形相と笑顔
Date:2012-08-02(Thr)

昨日も暑かった。早朝、東京から敦賀へ。原電の敦賀発電所で所長から敦賀総合研修センターの嘱託の辞令を受け、午後、着任をした。勤務場所は五ヶ所目。サラリーマンとしてはこれが最後となるだろう。定年退職に伴う事務もほぼ終了した。私の人生の区切りでもあった。

ところで、ロンドン五輪もそれぞれが区切りを迎えている。それぞれに立派だ。水泳の北島さんもメダルにこそとどかなかったが、 「諒がをとってくれたので悔いはない」の言葉に尽きるだろう。立派だ。世代交替の瞬間かもしれない。

体操・個人総合で金メダルの内村さんの言葉が印象的だった。「日本チーム、国民の皆さんのために強い気持ちで演技した。金メダルは重たいし、一番輝いている。今も夢みたいで、ちょっと信じられない。これからも体操人生は続くので、演技で皆さんに恩返ししていきたい」

重圧を吹き飛ばしての笑顔がよかった。表情では、日頃は笑顔が「鬼の形相」に替わる。柔道の松本さんはすごかった。鬼気迫る、すさまじい執念が体全体からほとばしっていた。自らを鼓舞するために何度も顔をたたく。

初出場ながら、攻撃的な野性味あふれる戦いで「金の扉」を押し開け、攻め続けた者だけが頂点に立てることを身をもって体現した。

その鋭い目つきは、まるで獲物を狙うどう猛な野獣のよう。むき出しの闘志で重圧を跳ね飛ばした。世界をものにするにはそれだけの気迫が必要なのだろう。

リアルタイムで深夜に観るオリンピックは筋書きのないドラマだけに、価値がある。寝不足が続く…。
【2012/08/02】 | ページトップ↑
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