地域ブランドの調査
Date:2012-09-30(Sun)

昨日は朝、町内のサビが見られるゴミステーションの塗装。昼は観光協会の敦賀検定の講習会、夜は町内の反省会と続いた。

敦賀検定は敦賀の魅力を伝えるための知識でもある。辞書によると魅力とは、それに接する人の心・気持ちを強くとらえ、ついにとりこにさせるようなすばらしさ(の有るもの)を言う、とか。観光の重要な要素だ。

ところで、注目したいデータが民間の調査で出された。地域ブランドに関する調査を行っている民間企業のインターネット調査だ。

調査結果の都道府県別魅力度を見ると、ランキング1位は北海道、2位京都府、3位沖縄県と続く。観光地が並ぶ。ちなみに福井県は、38位。47位は群馬県。率直に言えば、全国で最も魅力がない県という位置づけだ。ただ、福井県は「居住意欲度」が46位と振るわな。逆にスカイツリーの出来た東京の墨田区の魅力はアップしたとか。

調査は、ネットだけにイメージ先行の結果と受け止めたいが、本県は人をとりこにさせる〝宝〟が乏しいのか。〝宝〟があってもそれを効果的に伝えていないのでは。いろいろなことを考えさせる調査結果でもある。

敦賀市のことを聞けば、まず原子力発電が頭に浮かぶとか。これ以外にも、魅力となるものを伝える努力はこれからも必要だ。
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【2012/09/30】 | ページトップ↑
鈴鹿サーキットと気比の松原…
Date:2012-09-29(Sat)

敦賀の海水浴場の低迷と重なるように、他県ことだが、鈴鹿サーキットの低迷が続いている。今年もこのレースに引かれて毎年、敦賀から訪れる夫婦もいる。鈴鹿は、開設50周年を迎え、富士スピードウェイも2016年には創設50年を迎える。

私達世代は団塊の世代と同様、マイカー時代の幕開け、空前のF1ブームなど、わが国のモータリゼーションの歴史とともに歩んだ50年だった。敦賀に職場を得て、まず、乗用車をその大半を借金をして求めた。そして仲間とともに鈴鹿へ。

確か、ホンダの創業者・本田宗一郎氏が鈴鹿サーキット建設を打ち出したのは1950年代。二輪車では世界的メーカーになっていた同社だが、自動車はまだ手掛けておらず、当時の規模を考えれば、サーキット建設は途方もない大事業だった。

関係者の強い思いが、70年代のオイルショックによる「冬の時代」を乗り越え、レースの最高峰・F1を招致することができたのだろう。

ブームが頂点だった90年代。レース自体は素晴らしかったが、食事場所の不足やサーキット周辺の大渋滞には閉口したことも記憶に新しい。

A・セナのようなスーパースター不在の現在、F1人気も低迷し、鈴鹿の昨年の入場者数は184万人でピーク時の半分以下。周辺自治体とも連係し復興を模索しているものの、打つ手がないのが現状だろう。

気比の松原の海水浴場の低迷の要因とは違うが、我々世代の共通行動が、若者世代とは明らかに違ってきているとも感じている。

ところで、気比の松原が衰退傾向が続いている。読売新聞を引用させてもらうが、『福井森林管理署によると、1902年(明治35年)に約77ヘクタールあった松原は、戦後の宅地化などで32ヘクタールまで縮小した。

その後も、松葉や枝が放置されることで土地の富栄養化が進み、本来は砂浜で育ちにくいアラカシなどの広葉樹が増加。マツクイムシ被害や雪による倒木などもあり、市民団体などが毎年のように植林しているものの、衰退傾向に歯止めがかからないという。』

気比の松原は保安林であるだけでなく地元の憩いの場、観光名所でもある。広葉樹の増加を放置しておくとマツは減少してしまう。

鈴鹿サーキット、海水浴場、気比の松原と50年単位で眺めると衰退過程に要因は変わるが、歯止めが変わらない状況にはかわりがない。
【2012/09/29】 | ページトップ↑
敦賀3、4号も増設促進要望
Date:2012-09-28(Fri)

一昨日は東京の田町に泊まった。東京湾側は、浜松町から田町にかけて倉庫群が目立ったが、運河沿いに歩道が整備されていた。20年前、職場が近かっただけに様変わりだ。

インフラ整備とっても、東京の発展と地方の格差がある。人口格差と言ってしまえばそれまでだが、首相官邸を取り囲む運動集団と立地の現場で生活する市民のあまりにも大きいギャップ、格差があるのではないか。

ところで、国民の間に「青い鳥症候群」が広がっているという。期待されていることと現実との落差が見えず,自分の進路の選択などに当たって自己決定ができない,現代青年の病理の一つだが、私には、今の原発ゼロ政策とも合致するように思えてならない。

また、メーテルリンクの童話「青い鳥」では、幸せの青い鳥を探して幼い兄妹が旅に出る。その姿に、どの政党にも満足できず新しい政治を求めてさまよう国民のイメージが重なる。維新の会の広がりもこれに合致する。 

新聞報道では、政権交代の期待が高かった分、民主党への幻滅が大きいとの論評が多い。否定できない要素は多分にあると私は思う。

一方、同時に最大野党の自民党にも責任はある思う。日本は借金漬けで社会保障制度の立て直しもいまだに進んでいない。それもこれも過去の自民党政治のつけという面が小さくない。民主党にすべてを負わせるには無理がある。 

3年前に下野した時に求められたのは、政策を総括した上での解党的出直しだったはず。支持率が伸びないのは、それが不十分とみられているからではないのか。 

衆院選の結果次第では政権奪還、首相再登板の舞台が巡ってくる可能性もある。「決められない政治」からの脱却、中国や韓国との向き合い方など、これからは一層のリーダーシップと説明責任が問われる。 

昨日は、「原発ゼロ」を掲げた政府のエネルギー戦略に直談判ともいうべく、経済産業省、文部科学省、国家戦略局を、河瀬市長、堂前議長、有馬会頭の三者が敦賀市の代表として訪問。

地域の実情を踏まえて判断するよう北神政務官に要望書を手渡した。

この中では「原発ゼロ」を掲げ、新設や増設を原則認めないなどとする政府の新しいエネルギー戦略を見直すよう求めた。

敦賀3・4号機の増設を計画していて、河瀬市長は「すでに1400億円が投資され準備工事はほぼ終了している」として、工事の進捗状況や立地地域の意見など、パネルを使って、地域の実情を踏まえて判断してほしいと求めた。

これに対し北神政務官は「認可(申請中)のものは、取り消すものでもない」(申請中と認可済と政務官勘違いしたかもしれない)と応じた。

ただ、私には「ここまで造成しているものをはしごを外すことはない」と好意的に受け止めた。いずれにしても、大間と申請時期が同時期だけに敦賀が増設に当たらないとする解釈にも無理がある。

その後、文部科学省の平野大臣にも要望し、高速増殖炉もんじゅについて、今後一方的な方針転換を行わないよう要望。平野大臣は敦賀市役所で語ったように「もんじゅは研究炉として、期限を切って役目を果たす」と明確に言い切った。

童話の原作で青い鳥は最後にするりと逃げてしまう。国民の生活の幸せと、いう青い鳥を捕まえることができるかどうか。青い鳥症候群ではなく、現実的なしっかりとした選択が求められることは確かだ。
【2012/09/28】 | ページトップ↑
敦賀駅前広場の整備案を概ね了承
Date:2012-09-27(Thr)

自民党は昨日、新総裁に安倍晋三元首相を選んだ。

私ごとで恐縮だが、学生の頃、カナダで腹をこわして腹部の激痛に全身の倦怠感、発熱。体中の機能が乱れ、起き上がれないという未曽有の経験をした。どうも生水が原因だった思う。

ある発表で、熱が引いても腹筋に全く力が入らない。やれやれと一歩を踏み出すとこけた。体の真ん中にぽっかり穴があいた感覚。バランスが取れない。「腹力」がいかに重要か、肝に入った感覚だ。

安倍元首相、病名を隠さずにその苦しみから立ち直ったと、正直に訴えてほしい。難病に苦しむ人にも勇気を与える。一時は強そうに見えたが、プレッシャーに弱いのか、前歴があるだけに不安が先に立つのは、私だけでないはずだ。それが首相への条件とも思うのだが…。

安倍氏は1回目の投票で2位につけ、1位となった石破茂前政調会長を決選投票で逆転し、勝利した。決選投票による逆転勝利は、石橋湛山氏が岸信介氏を破った1956年以来、56年ぶりとか。私としては、党員で過半数を取ったことは、国民の声に最も近く、石破氏に、との期待もあった。討論集会など聞いて、石破氏の言葉には説得力と論理性があったとも思う。

一方、野田佳彦首相が訪米した。出発前に慌ただしく党人事に着手。帰国後には.閣僚人事が待つ。政権浮揚を探りつつ国連総会の席に。混迷する政権、安全保障や経済連携といった外交課題。内憂外患を腹に抱えつつ試練に挑んだ。

総会での演説。領土問題をめぐり「法の支配」原則にのっとり国際法での解決を訴えた。国際社会に主張が受け入れられたか。要は「腹力」。肝を据えて、と思いたが、国際社会は甘くない。

首相から「ドジョウ節」が最近、聞かれない。四面楚歌で溺れる寸前。しかしドジョウは、腸でも呼吸する。水面に顔を出し国民の声を吸い、それを腹へ送る。ならば、腹力もある。意外と失礼だが、打たれ強い首相、残る期間、ぜひ、腹力に加え、肝に命じた対応で臨んでほしい。

ところで、昨日は市議会の敦賀駅周辺整備調査特別委員会。8月20日開催の委員会での議論を踏まえ、東大の千葉教授が修正、改善を加えた内容が提案された。広場での太陽光発電、イベント広場、通路など細部に渡る質疑応答と意見はあったものの、概ね委員会として了承した。

6月の特別委では、整備予想図に委員から異論が続出。今回は、8月の意見も踏まえ、再度、緑を多くしたデザインが提示されたもの。デザインでは、中心部のタクシー待機スペースの周りに太陽光パネル計91枚を設置するもの。

私としては、理事者と交えた質疑の場所でしっかり議論をすべきで、議員個人で細部に渡りコメントをするまではいいとしても、委員会として、太陽光発電を設置するか、しないかのおおまかな意見はいいとしても、細部まで共通意見を述べるのは、よほどのことがない限り避けるべきではないと思う。議員である以上、議案をもって最後は賛成、反対で白黒を個人、会派で判断する。

その判断するの根拠は概ね了承であれば賛成であり、基本的課題で判断すべきが議員であるべきと思っている。議会も厳しい時代を迎えるだけに、基本的事項で肝に命じた対応が必要になることが多くなることは確かだ。

今日は、市長、商工会議所会頭、議長と、敦賀市の政府の新エネルギー戦略に対する議会の見直しを求める意見書を持って、経済産業省、文部科学省、国家戦略局へと要請に出向く。
【2012/09/27】 | ページトップ↑
板子一枚、下は地獄
Date:2012-09-26(Wed)

食欲の秋を迎えた。敦賀のスーパーには宮城産カツオが並ぶ。脂の乗った戻りガツオ漁は、今の季節が最盛期だ。北の海で餌をたっぷり食べて、南下する。戻りカツオと酒が進む。

全国有数の漁場として知られる宮城県・金華山沖の捜索が続く。24日未明、三重県の漁協所属で気仙沼港を本拠地とするカツオ一本釣り漁船堀栄丸が、パナマ船籍の貨物船と衝突した。

「板子一枚、下は地獄」という。命懸けの海の仕事を表す昔からの言葉だ。食卓に並ぶ旬の魚が、危険と背中合わせで届けられることを思い知る。乗組員22人のうち9人が僚船に救助されたが、13人が行方不明になっている。

事故当時、現場の天候は雨で、風速15メートル以上の強風が吹いていたという。風雨で海が荒れることを「時化(しけ)る」という。時が化ける、感覚的は語源か、真意はどうだろう。

私も乗船実習で風速20メートルを言海灘で体験したが、船の揺れでまともに立っていられない。昭和48年(1973年)の第一次石油ショック直前だから記憶は鮮明だ。この頃より進む石油高で脱石油となり原子力発電所の建設が増えた。船の世界もパナマ船籍が増え、日本人船員が激減し外国人船員が増えた。

衝突した堀栄丸にはインドネシア人の実習生5人が乗り込んでいた。高齢化と人手不足の荒波にさらされている漁業に、今や外国人は欠かせない存在になっている。ただただ、不明者の無事を祈るのみ。

ところで、尖閣を巡る中国の紛争をよそに経済界首脳はベトナム・ハノイに出向いている。NHKニュースの全国報道で敦賀のミヤゲンの社長がコメントで登場していた。たくましい存在だ。

尖閣の問題も裏を返せばエネルギー問題だ。石油危機から40年近い、その教訓を忘れてはいけない。その延長戦上に敦賀市があることを忘れてはいけない。 




【2012/09/26】 | ページトップ↑
酒税と元気度
Date:2012-09-25(Tue)

巷の元気度を示すデータを探している。増加と言えば敦賀での、ここ10年のコンビニの店舗の増加は大きい。逆に過当競争にも陥っているのではないか。経営する店主も今が正念場と話す。原子力発電所の定期検査と密接に関係する店舗もある。

我々年代での元気度は、やはり本町の飲食店の数と屋台のラーメンの数ではないか。データ的にも敦賀税関の酒税のトップは、高速増殖炉もんじゅ建設が終了する間際の平成8年度。これをピークに現在は右肩下がりだ。見事にデータが示している。

もう一つのラーメン店は、定かではないが、昭和50年代初期の頃ではないか。産業構造的に語ると製造業の従業員がピークを迎えたのが昭和40年代中頃、工場で働く従業員が多い頃でもある。また国道8号線とフェリーターミナルの郊外化も影響している。

また、中心市街地の駅前から相生までの商店街の店舗数なども平成8年頃から減少速度を増している。逆にこの頃から新木崎通りなど周辺市街地の店舗数が伸びてき、現在は飽和状態になっている。

冒頭の酒税と元気度に戻すが、私はかなり関係していると思う。歴史的に見ると、日本で清酒が造られ始めたのは戦国時代という。武将らが豪快に飲み干す姿が浮かぶ。

先日、滋賀の浅井長政の小谷城を散策したが、城内から多くの杯ととっくりが、出土している。ろう城3年、信長が落とせなかった理由がここにあるのかとも思ってしまう。

ものの本によると、江戸時代後期には灘など上方で大量生産が可能になり、回船が大消費地の江戸に運んだ。江戸の華やかさが高じたとか。幕府の財政基盤のひとつが酒税とか。

明治時代は戦費増など国家財政支出が増大。酒税も3回増税されて、1899(明治32)年からは国税の税収第1位に。これが明治日本を支えた原動力とも。

それから100年以上過ぎたが、敦賀酒造の歴史は、もっと古く、四百年近い。芭蕉よりも古い。ぜひ守りたい敦賀の財産、観光資源と思うが、うまくいかない。

それはともあれ、秋の月は風情がある。月見で一杯いい。忘れてならないのは「飲んだら乗るな」。適度な飲酒は百薬の長だが度を越せば害になる。

理由はいろいろあろうが、酒離れも重なり、敦賀税関での酒税の減少はたばこ税よりも大きい。どれほど元気度と関係するか、これは難しい。
【2012/09/25】 | ページトップ↑
故郷の顔とクリーン作戦
Date:2012-09-24(Mon)

昨日は笙ノ川を美しくする会のクリーン作戦。雨模様にも関わらず、よく集まったものだ。三島橋の上流側から松島橋まで清掃。

ふと見るとサケか、コイではない。背ビレをくねらせて泳ぐ。サケの一生は確か4〜5年。海へ出て数千キロの回遊の末、生涯のエンディングを故郷の川で迎える。時期的にも9月半を過ぎれば、そんな思いで眺めた。

過日、大阪で敦賀人会に参加した折「敦賀駅のホームへの連絡通路と気比の松原の砂浜は、ぜひ残してほしい」と、要望を受けたことがある。聞くと、長年、敦賀を出て帰るより所のような存在らしい。この故郷感覚は私も同じだ。

高倉健の話題の映画「あなたへ」は、散骨をストーリーの柱にした作品だ。高倉健が、妻を亡くした刑務所の指導技官役を演じている。ある日、技官のもとに、妻が生前に書いた手紙が届いたことからストーリーは動きだす。

「私の遺骨は海にまいてください」。妻の故郷を眺める高倉健の顔には哀愁が漂う。米国のリンカーン大統領は「40歳を過ぎた人間は、自分の顔に責任を持たねばならない」がある。「自分の顔」とはすなわち、自分の人生にほかならない。壮年の時代を過ぎれば、やがて熟年、老年へと至る。最後には、人生の締めくくり葬送の顔となる。

技官は妻の故郷の海で散骨するため、旅に出る。散骨という新しい葬送には、賛否両論があるが、ただ、この故郷感覚は万人に共通する感覚だろう。

葬送の後は墓となる。墓とは家族のよりどころ。故郷と墓墓切っても切れない。誰が墓を守るか。先に墓に入る者だけの問題ではない。残された家族にとっても大切なことである。核家族化、高齢少子化の中、この敦賀でも墓を守る人がいないケースが増えているとか。

彼岸を過ぎ、あらためて故郷を考えることになったという人も多かろう。考えることを通じて、自分や家族の今を知る。将来を見つめる。

敦賀の最大の川、笙ノ川を美しくすることは、故郷を大事にすることにも通じる。自分の顔でもないが故郷に責任を持つことにも通じるか。
【2012/09/24】 | ページトップ↑
「暑さ寒さも彼岸まで」と「素志貫徹」
Date:2012-09-23(Sun)

「暑さ寒さも彼岸まで」とは、うまく言ったものだ。暦に合わせて朝晩はひんやりとし始めた。自転車を走らせると風が冷たく感じるから不思議だ。1年の4分の3がそろそろ過ぎる。

ものの本によると、秋分の日を「竜は春分に天に昇り、秋分に淵(ふち)に潜む」と昔から言うらしい。豪雨や台風などを含む極端な天候を竜になぞらえたものとか。

二十四節気の秋分のころには竜もおとなしくなる、とういうことか。いずれにしても、ここまでは、敦賀は暑かったが、これっと言う災害もなかった。

新エネルギー戦略も騒ぐだけ騒いでおかしな結論となった。立地地域の敦賀はどう解釈したらよいのか、楽観視はできないことは確かなようだ。

ところで、秋風は政界からも吹く。内閣支持率を発足以来最低に落としたばかりの首相が大差で民主党代表に再選された図は、人が限られているとはいえお寒い。せめて今年の残り4分の1を、内閣改造で熱く組み直し、辰年に引っかけて悪い流れを「断つ」年に、と思うが、どうだろう。

野田首相の座右の銘は「素志貫徹」。「常に志を持って努力すれば困難に出会っても道は開ける。成功の要諦は成功するまで続けること」という、松下政経塾の教えの一つでもある。

確かに党分裂という代償を払いながらも、歴代政権が先送りしてきた消費税増税法案を成立させた。だが、今後は野党の衆院解散圧力も高まることが予想され、政権運営は一層厳しさを増す。と言うよりも日本が厳しくなっていると考えるべきだろう。

敦賀でもガソリンのレギュラーがいつのまにか150円を超えた。エネルギー問題を安易に考えると、そのツケは国民が負うことになる。
【2012/09/23】 | ページトップ↑
敦賀3、4号に建設の余地
Date:2012-09-22(Sat)

枝野幸男経済産業相は昨日の閣議後会見で、建設計画中の日本原子力発電敦賀原発3、4号機(福井県敦賀市)について、「基本原則は『新増設行わず』だが、地域振興なども精査しないといけない」と述べ、建設容認の余地があることを示唆した。

敦賀にとって光明とも言えるニュースだ。 敦賀3、4号機をめぐっては、河瀬市長や西川知事が18日の平野文部科学相との会談で、「大間とほぼ同時期に認可申請したのに(国の認可手続きが)しっかりしていない」と批判。「(土地造成など)準備工事はほぼ終了している」と述べ、建設継続を求めていた。

準備工事の進み具合や地元の要望など個別事情を踏まえた建設許可の可能性に含みを残したと言える。これまでの島根3号など3基のみが認められていたものに敦賀3、4号も加わる。 

これまでも、政府は新エネルギー戦略に2030年代の原発稼働ゼロ方針と、核燃料再処理事業の継続を盛り込んだ。再処理は原発の稼働が前提。明らかに矛盾する。各委員から「曖昧だ」と指摘され、大臣は、「曖昧であることはむしろ正直で誠実である」と総合資源エネルギー基本問題委員会でこう言ったという。

哲学的な言葉のように聞こえるが、検討不足で曖昧だ、と言ったに等い。エネルギー問題は国民生活に重大な影響を与える。米国など長期的な協定の中で今日の原子力政策がある。

選挙に利用しよう、と急ごしらえに「原発ゼロ」を打ち出すから、欠陥が出る。結局、閣議決定を見送った。今回の敦賀3、4号も「曖昧」な中での朗報と言える。

これからもどうなるのか、わからないが、あくまでも安全第一を大原則に、言い続けることが大事だということだ。敦賀市議会の意見書もそのひとつだ。
【2012/09/22】 | ページトップ↑
原発ゼロ政策の見直しを求める意見書を可決
Date:2012-09-21(Fri)

「演説も文章も短いほど良い」とされる。理由は、日本語が構造上、終結をずるずると後へ後へと引っ張っていく傾向をはらんでいるからだ、とか。なるほどと、思った。

だらだらと蛇足だらけの長文には、ずるずると問題を先送りする意図がみえみえということか。野田内閣の閣議の文章は、見事と言えるほど、役人文章だ。国の行く末、国民生活の安定を本当に考えた政策と思えないことは、これでも明白だ。

新エネルギー戦略では「原発ゼロ」に「2030年代」と「可能」を加え、「2030年代に原発稼働ゼロを可能とする」と着地点をぼやかす。一方、市議会での河瀬市長の「(エネルギー戦略は)無理だ」「見直しがあると思う」と明解だ。国策に協力し、市民生活がかかる大問題だからだ。真剣みが違う。

さらに、一昨日の閣議で、『関係自治体や国際社会などと責任ある議論を行い、国民の理解を得つつ、柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら遂行する』と、ここまで来れば、わけわけわからん、と言うより、見事に戦略的文章だ。

それも、なんと戦略文書の本体を『参考』としてはぶき、この蛇足部だけを閣議決定した。私も含め国民は理解できる閣議決定とは思えない。

さて、敦賀市議会は昨日、詳しく言うと、この閣議決定の「参考」とした戦略的文書の内容の見直しを求める意見書を提出することを決めた。

意見書では国の新しいエネルギー戦略について、一昨日まで、閣議の「決定した」としていたところを「示した」と手直しした上で、

「原発の40年運転制限制を科学的な根拠に基づき原子炉ごとに判断すること」や「原発の新設や増設は工事の進捗状況など個別の事情に応じて判断すること」、それに「今回のような立地自治体などの理解を欠いた拙速な決定を行わないこと」など内容の見直しを求めた。

意見書は市議会本会議で21対2の賛成多数で可決した。27日にも関係省庁に直接、提出する予定だ。

蛇足だが、蛇には足はないが背骨がある。ところが、現政権の原発ゼロ政策は背骨なく、骨抜きとなったとも思える。これは言い過ぎか。文章は長くなってはいけない。
【2012/09/21】 | ページトップ↑
安易な原発ゼロ政策だった。
Date:2012-09-20(Thr)

昨日、議会の一般質問でも議論が交わされた原発ゼロ政策。

政府は昨日の閣議で2030年代の原発ゼロを目指してまとめた新たなエネルギー戦略を文書としては閣議決定せず、今後のエネルギー政策にいかすいわゆる“参考文書”と位置づけた。

河瀬一治市長は「エネルギー戦略は重要で国家の存亡に関わる重要な事項なので、閣僚の中からも憂う声も出たのではないかと想像する」と述べた。

新聞によると、美浜町長など、二転三転、ブレ続ける政府の対応に批判が強まっていることは確かだ。

「原発ゼロ」はいわば「言ってみただけ」という掛け声に終わる中、重要政策でも「決められない」政権の「未熟さ」があらためて浮き彫りになり、国策に協力してきた福井県で今後への不安や不信感が高まったと言える。

政府は、立地地域はもちろん、日本経済や雇用に多大な打撃を与えかねない「原発ゼロ」を明確に撤回し、現実的なエネルギー戦略を練り直すべきである。

エネルギー政策は、目先の選挙目当てではなく、日本の将来を見据えた対応が求められることは確かだ。

民主党代表選の論戦で野田首相は、あらためて、東京、新宿で原発ゼロ政策を強調したが、私には、選挙目当てとしか受け止められない。かつて、「原発ゼロを目指すには、国民の覚悟が必要だ。それを踏まえて政府も覚悟を決めた」と述べた。雄弁な総理らしい言葉だが誰も覚悟を認識していないのではないか。

国の安全保障や国力の低下はもちろん、失業や貧困のリスクを理解し、苦難を受け入れる覚悟を固めている国民がどれほどいるだろうか。あまりにも立地地域との議論がなく、安易な原発ゼロ政策だったと言える。

立地地域の反発は当然でもある。本日にも、現場の声を敦賀市議会の意見書として、まとめたい。

 
【2012/09/20】 | ページトップ↑
内閣で原発ゼロ政策の格下げ
Date:2012-09-19(Wed)

民主、自民の党首選が繰り広げられる中、政府は原発稼働ゼロを目指す新エネルギー戦略と尖閣諸島の国有化という重要案件を相次いで決定。このことでの中国との関係悪化。安易な原発ゼロ政策もこのことと無縁ではない。エネルギーは国の安全保障の根幹であるからだ。

また、立地地域にも原発ゼロ政策は死活問題だ。政府は「2030年代に稼働ゼロを可能とする」としながら、原発ゼロなら必要性がなくなると思っただろうか。核燃料サイクルは継続する。六ケ所村に再処理工場や核廃棄物貯蔵施設を持つ青森県などへの配慮も後手後手。

ブレーキを踏みながらアクセル側の足も外さないような矛盾。六ケ所村にはかつて、製鉄、観光、石油化学工業基地と、頓挫。新たに築かれた核燃料サイクル施設の建設と運転。六カ所村はようやく自律の道を歩み出したばかりだ。

国の原発ゼロ政策に六ヶ所村議会は猛反発した。青森県知事も同様だ。遅れて福井県の知事、敦賀の河瀬市長もこれに続いた。

昨日、もんじゅの件で、平野文部科学大臣は県庁を訪れ、西川知事に高速増殖炉「もんじゅ」については、従来通り研究開発を続ける方針を正式に伝えた。西川知事はこれまでの国の迷走ぶりに苦言を呈した。当然の動きだろう。
 
福井新聞によると、平野大臣は、「高速増殖炉や使用済み核燃料の再処理事業を含めて、従来の核燃料サイクル政策を大きく変更したつもりはない」として、もんじゅの研究開発を継続したい考えを強調。
 
また西川知事は「研究炉への転用、実用化研究の中止など様々な報道がなされた。今回もんじゅの方針がぐらぐらしたのは、地元に十分な説明もなく東京だけで議論したのが一因で、地元としては甚だ迷惑。重要事項は時間を尽くして事前に協議し、妥当な方向を見出すよう要請する。」と苦言。これも苦労してきた立地地域の首長として妥当な苦言だろう。
 
この後、河瀬市長との面談も、もんじゅの今後について説明。私の議会の一般質問でも、河瀬市長は答弁で「これまでと変わりなく高速増殖炉の研究が進む」と。
 
報道によると、本日、「2030年代の原発稼働ゼロ」を目指す新しいエネルギー・環境戦略の文書を閣議決定で参考文書として格下げてするとか。事実上、戦略の扱いを下げ、原発ゼロ方針を曖昧にする。これも拙速過ぎた方針だったとの表れだろう。

原発ゼロ政策の公表から、立地地域はもちろん、経済界や米国などの反発の声がこのことにつながった私は思う。立地地域の首長、議会の動きは、市民、県民の声でもある。発信し続ける大事さをあらためて痛感した。
【2012/09/19】 | ページトップ↑
原子力政策のほころび
Date:2012-09-18(Tue)

最近のエネルギー戦略をめぐる論議でも使われた言葉がある。「原発を畳む」「原発の畳み方」。先週、政府は「2030年代原発ゼロ」目標を掲げた。

「30年代までに原発を畳む」と読める。0%を支持する声の後押しを受けて決めた方針。原発推進路線の転換である。しかし、つじつまの合わない所が出てきた。脱原発なら要らなくなるはずの使用済み核燃料再処理事業は続ける、新増設はしないが建設中の原発はこのまま造る。運転期間は最長40年。建設・完成したあと50年代まで動き続けることになる。

自民党の総裁選で「原発がなくなればいいな」という民主党らしい政策と批判された。実態を検証することなく泥縄で構築した政策が早くもほころびた。

畳むのか畳まないのか、立地地域の自治体は生活がかかっている。青森県もそうだが、敦賀市のもんじゅの研究も方針をしっかり読むと、これまで通り研究を続け、成果をあげて…となる。敦賀市としてはまっすぐに受け止めたい。

平野文科大臣も今日にでも来るとか。その真意を聞きたい。課題の先送りでは迷惑するのは立地地域もそうだが、国民そのものと言えそうだ。じっくりと議論の上、現実的な政策への再考を期待したい。ー
【2012/09/18】 | ページトップ↑
選挙という大きな流れができつつある…
Date:2012-09-16(Mon)

朝、冷気を感じるようになった。確かに、季節の変わり目だ。かつて新しかったものも時間とともに古くなり、別の新しいものに取って代わられる。

それが世の習いなら、政治の世界も例外ではない 金権体質を批判する河野洋平氏らが自民党を飛び出してつくった新自由クラブ、同じく自民党を割った小沢一郎氏らが結党した新生党。

いずれも政治改革を訴え、新党ブームに乗って躍進したものの今、その姿はない。民主党も3年前、政権交代を旗印に掲げ見事に成し遂げたが、その熱気は今はない。政治の早さが劣化にもつながっているのか。

改革どころか、国のかたちの大転換を掲げる橋下徹大阪市長らが立ち上げる「日本維新の会」の勢いは強い。

各種世論調査では、母体の「大阪維新の会」に期待する人が6割を超え、次期衆院選比例代表の投票先では民主党を抜いて自民党に次ぐ2位に躍り出た。

まだ7人しか国会議員がいないというのに、早くも選挙後に第三極の軸になるとの見方がもっぱらだ。これだけ支持率が高ければ、既成の政党が戦々恐々となるのは無理もない。

これまでの政治手法もたくみだ。敵をつくり身方をつくる。求心力、遠心力ともに大きな影響力を持ち続け、拡大を続ける。台風的存在だ。

打ち上げた衆院選公約「維新八策」には、衆院の定数半減や参院廃止といった大胆な項目が並ぶ。環太平洋連携協定(TPP)への参加や脱原発依存など、国論を二分するテーマを掲げる。脱原発は格好のテーマまもしれない。

立地地域の敦賀市から見ていると、腹が立つ。原発ゼロ政策にも時間と冷静な議論が足らないことも明白だ。立地地域の首長と議会は声を出し続けなければならい。 

いずれにしても、大きな流れは選挙に動き出しているようだ。脱原発論争も選挙を理由にすると理解できる。
【2012/09/17】 | ページトップ↑
「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」
Date:2012--09-16(Sun)

敦賀は、港町とよく言われるが、製造業の街でもある。東洋紡、パナソニック、永大と。敦賀の経済を支える存在でもある。

昨日に続いて、ものづくり日本、取り上げたい。ソニーの技術も私には、子供時代から何度も聞き、創業者の本を読むと元気が出る。

ソニーの発想はユニークだ。古くはトランジスタラジオやトランジスタテレビ、トリニトロン方式のテレビやウォークマンなど、ユニークな製品をいち早く市場に送り込んだことあから、「技術のソニー」のゆえんだ。

もうひとつが最近では亀山ブランドのシャープ。古くは、大正時代、削らなくてもよい「鉛筆」。金属製で頭の部分をひねると、とがった芯が出る。名はシャープペンシル。社名シャープは、まさにそこから。ああ

調べると数は多い。国産初のテレビ、小型電卓、電子レンジ…。ライバルが追い掛けても、そのたびに新たな製品を開発した。社風なのだろう。昨日で創業100年。

そのシャープが苦境に陥っている。急成長を支えた液晶が一転、不振に。亀山市は工業団地の誘致の手本だった。その手腕に私、議員の行政視察地となり、税金を90億円以上も一社に三重県が投入。民間会社一社に払っていいのか、疑問も投げかけた。

国内の家電メーカーはどこも、ものづくりに悩んでいる。その家電メーカーも電気料金の悩みも加わり、国内脱出に拍車をかける。敦賀の東洋紡、パナソニックも円高、電気料金で苦しくなる。

「政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える」という言葉がある。繰り返しもなるが、原発ゼロ政策、真偽を見分ける国民の目も問われている。
【2012/09/16】 | ページトップ↑
現実的ではない原発ゼロ政策に立地県が反発。当然だ。
Date:2012-09-15(Sat)

福井県会は14日の本会議で、将来の「原発ゼロ」を盛り込んだ政府の新たなエネルギー・環境戦略をめぐり、拙速な原子力政策決定の中止を求める意見書を賛成多数で可決した。

意見書では、原発ゼロによる電気料金の高騰、雇用喪失など国民生活への影響は計り知れないと指摘。核燃料サイクル政策の見直しには国際社会の懸念もあるとし、十分勘案して戦略を決定すべきだと訴えている。現時点で、本県としてまとを得た意見書であると私は賛成する。

一昨日の西川知事の記者会見といい、今回の福井県議会の意見書といい、この政府の決定への反発は当然だろう。

今の日本の行くべき姿勢がおかしくなっている。現状でも、電気製品は言う及ばず、パソコン、小型デジタルカメラ、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤー、電子辞書。いずれも日本の電機メーカーが得意とする製品が、中国など新興国に追いつき追い越され、売れなくしまっている。

また、米国のアップルが一昨日、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)5」を発表。この分野でも完全に遅れた。遅れたというよりも発想を生かし切れなかったといのが正しいだろう。

アップルのもう一つの大ヒット商品「iPad(アイパッド)」で。小文字のiを冠した製品のニュースが世界を駆け巡る。

iPhoneやiPadに音楽や動画を取り込むために必要なのが、同じアップルのソフト、iTunes(アイチューンズ)だ。これによってアップルは、音楽や動画の配信でももうける。

iPadやiTunesの原型ともいえるものを日本のソニーや旧三洋電機が10年以上前に開発していた。先週のNHKの「ニュース深読み」でいずれも当時の経営者が事業を中止したことを知った。

もったいない。続けていれば今日の苦境はなかったかもしれない。電機会社の今日の実態が、発想を柔軟に受け入れようとしない、組織の問題だという気がする。将来の日本に責任を持つべき政府組織の貧弱さがここにあると言われてもしかたがない。

今回の政府の原発ゼロ政策は、繰り返しにもなるが、安全保障の実態や立地地域の現場、使用済核燃料の実態など、多方面での配慮がなく、将来の日本の発展の原動力を自ら摘み取ってしまう、政策であることは明らかでもある。立地地域として、この事に関しては、政権にレッドカードを突き付けたい。 
【2012/09/15】 | ページトップ↑
原発ゼロ政策の無謀さ
Date:2012-09-14-(Fri)

昨日、牧野経済産業副大臣らが県庁を訪れ、「2030年代に原発をゼロにする」との方針を伝え、西川知事はこれに強く反発し、野田総理に再考を求めた。西川知事の一昨日の記者会見とともに、私としてはまともな発言と思う。
 
牧野経済産業副大臣は「再稼働への協力をお願いしながら、舌の根も乾かないうちに180度違うような報告をすることで個人的には複雑な思いもする。政府は基本的に『脱原発依存』から『脱原発』にかじを切ろうとしている。2030年代に原発依存をゼロにしたい。」と話したとか。論理が矛盾しているとも言える。
 
国として、原発ゼロに向け原発の新設を認めないことや、40年運転制限を厳守することが、立地地域に影響を与えるか、まさに東京の論理であり、政策がまとまり、公表する前とはいえ、私には許し難い背信行為でもある。

もんじゅについては、実用化をあきらめて研究用とし、研究成果が得られた後に、廃炉とするとのこと。あり方に関しいろいろとりざたされたが、選挙間際に方針を地元に伝える。あまりにも拙速極まりない。
 
これに対し西川知事は「エネルギー確保は、国の存立にかかわり世の流れに任せるものではない。代替エネ、国民や産業への影響、国際社会との関係などいろいろある。首相を中心にリーダーシップを発揮し、国民を説得し真実の議論がなければ、しっかりした方向にならない」と。この意見がまともだと思う。
 
西川知事は、このように原発を廃炉にするなら使用済み核燃料の即時撤去を求めるとし、もんじゅの廃炉についても、理由を説明しない限り受け入れらないと強調。

これまで、国のエネルギー政策に貢献した地元自治体に対して、この国の対応は青森県と同様、相談もなく拙速とも言える言動は非礼とも言われてもしかたがない。

米国からも、世界第三の大国が、一国の理由のために石油など買いあさることは市場に大きな影響を与えると前川政調会長に伝えたとか。冷静に見ても現実的ではない原発ゼロ政策、再考すべき、時間はたっぷりあるはずだが、…。選挙が、近いからそれもできないのか、…
【2012/09/14】 | ページトップ↑
「原発ゼロ」政策は、立地地域の疲弊どころか、国力の低下にもつながる。
Date:2012-09-13(Thr)

「奇跡の一本松」が昨日、伐採された。東日本大震災の大津波に耐  えた岩手県陸前高田市の高田松原の松。

気比の松原の1万7000千本に比べ本数では7万本と多かった。私も昨年、二度、陸前高田を訪れ、十月に一本松を見たが、たった一本とはいえ、気比の松原とはまた違った偉容な強さを感じた。

「復興の象徴」と言われ、海水で根が腐って枯死。元の場所に復元する上で欠かせない保存処理を施すため、切り倒されることになったが、再び立った姿を見に行きたい。 

高田松原の松原の一本以外、すべてを津波が持って行った。気比の松原がごっそりなくなると思うと信じられない津波の力だ。

その松も含め、岩手、宮城、福島3県から流出したがれきは推計で計約500万トン。7割程度は日本近海で沈んだが、損壊家屋の木材など約150万トンが漂流し、3月ごろから両国の海岸に流れ着いている 来月以降、米国やカナダの西海岸に本格的に漂着する見込みとか。 

日本政府は大震災発生時に各国から受けた支援を踏まえ、アメリカ、カナダの両国に計600万ドル(約4億7千万円)を提供するとか。

国内では、東日本大震災で発生した震災がれきの受け入れを表明している福井県敦賀市、高浜町は、岩手県大槌町を受け入れる。まだ、敦賀市は協議段階だが、復興には欠かせない作業である。

がれき処理は、費用や人手の問題、方法、保管場所など、まだまだ時間がかかる問題だが、 もうひとつのアメリカへの迷惑は、日米原子力協定の約束だ。その約束を知らない閣僚もいたと言うからあきれる。

政府のエネルギー・環境会議で「原発ゼロ」になれば、使用済み核燃料の再利用の道は閉ざされ、プルトニウムが国内にたまることになる。

また、きちんと打合せをしないまま、ものごと決め、決めてからの説明では、普通であれば、拒否されてもしかたがない。

青森県は、日本原燃と交わした覚書を踏まえ、工場を稼働させない場合は、すべてを各電力会社が引き取るよう求めている。六カ所村の村議会も意見書をまとめ政府に突き付けた。

もしそうなれば、各地の原発は戻された使用済み核燃料で満杯となり、交換用の新たな核燃料を持ち込む余地さえなくなる。これでは、福井県など、立地自治体も、原発を再稼働することに同意はすまい。

将来の「原発ゼロ」どころか、直ちに混乱しかねない。

再処理技術は、核拡散に敏感な米国が日米原子力協定で日本に特別に認めた権利でもある。敦賀のもんじゅもこの延長線にある。戦後、関係者が苦労し、外交交渉の中で、何とか話し合いで得た、この権利が「原発ゼロ」で失われる。韓国はまだこの権利を得ていない。

無論、これまで培ってきた原子力の技術が衰退し、新たな人材も育たなくなる。

中国、韓国などは原発利用を拡大している。「原発ゼロ」は日本の発言力を低下させることは必定だ。震災がれきは情けで済むかもしれないが、選挙優先的に拙速的決められようとしている「原発ゼロ」は、日米間の約束も国力も失う愚を行おうとしている。

正直、政権の末期症状と言われてもしかたがない。陸前高田の一本松を今一度、しっかりと見ていただきたい。
【2012/09/13】 | ページトップ↑
代表選と国策
Date:2012-09-12(wed)

夏から秋へ、季節の移ろいの中で、ナシが店頭をにぎわせている。あたらしい品種もあるようだ。芸能界やスポーツ界に限らず、どの世界でも新しいスターが欲しいもの。

国会も閉会から民主党代表選、自民党総裁選と世の中の政治の関心が移っている。

民主党で細野豪志環境相は民主党代表選への立候補の求めにこう応じ、一晩熟考した。その結論は「出馬せず」だった。「福島のことがどうしても頭を離れなかった」と述べている。事故を担当している責任者が、仕事を投げ出すことはできない、とも語っている。

細野さんは事故が起きて以降、福島に週末ごとに足を運び続けてきた。この先もずっと被災地と向き合っていく覚悟でいる—という趣旨の発言もしていた。私は先日も妥当な判断と評価したいと述べた。

これで民主党の代表選は一段落、次は自民党の総裁選、と思ったの方も多いのではないか。代表選を制すれば、最年少の宰相となる細野さん。41歳の有力候補の不出馬で、野田佳彦首相の再選は動くまいと思えたからだ。

実際の代表選は、野田さんと3人の閣僚経験者による4人の争いとなった。この選挙の焦点は何か、何を競うのか、がはっきりしないからだ。

ここは、この1年政権を担ってきた野田さんに注文したい。「原子力発電は重要な電源」と会見で述べた総理。脱原発が本心なのか、どうなのか。肝要な政権公約はどうなり、どうするつもりなのか。立地地域である敦賀へ影響は大きい。

国民に向け、政権交代後を総括し、展望を語る機会とすべきと思う。

 ところで、福井県の敦賀港と中国・上海港を韓国・釜山港経由で結ぶ新規の定期コンテナ航路が11月にも開設されることが昨日、報道された。

韓国の船会社が週1便運航し、敦賀や新潟などの日本海側4港と韓国3港、中国2港をつなぐ。敦賀港の中国航路は6年ぶりの復活となる。敦賀にとっては明るいニュースだ。

敦賀市は、北陸の小さな地方都市だが、交通の要衝であり、重要なエネルギー基地。原子力政策、外交政策と、どれをとっても切っても切れない。ということは、国の政治動向から目が離せないということである。逆にもっと気を配ってほしい地域でもある。



【2012/09/12】 | ページトップ↑
就職と原発ゼロ政策
Date:2012-09-11(Tue)

地元、敦賀に戻りたい学生が就職先でもがき苦しんでいる。先日の市役所の一次試験にも落ちた。市役所は、今年も数倍の競争率。最近は各地方都市から優秀な若者が集まる。

東洋紡、原電、北電、パンソニックなど当初より、各企業に就活を繰り返すが、どれも倍率が高い。

今年の全国的調査によると、6月時点で、今春の大学卒業者55万9030人のうち、就職したのは35万7285人で、就職者を卒業者で割った就職率は63・9%だった。

今回は、就職者のうち契約や派遣など正社員でない非正規雇用の調査も初めて実施したところ、22・9%が安定的な雇用に就いていなかった。

進学も就職もしていない人の内訳も初めて調べ、「就職や進学準備」が5万3054人(9・4%)、就職や進学準備もしない「ニート」が3万3584人(6・0%)だった。

輸出関連製造業は円高に苦吟し、下請け中小企業は困窮を極め、働く側の賃金は上がらない。経済のグローバル化を背景に人件費の安い海外に拠点や工場を移す会社も多い。少子化にもかかわらず増える大学生に対し、企業の「正社員」というパイは確実に小さくなっている。

敦賀市も全国的な状況よりも地元優先となればさらに狭き門となる。
先日、今春大学を出た男性は、アルバイトをしながら就活中だが、正社員として、これッという仕事が見つからないというより、それ以前にどれも不採用で、親元で過ごすから、なんとか過ごせるとか。

昨日の市議会の提案理由で河瀬市長は、福島の事故を受け、国民に脱原発の声が広がっているのは事実としながらも、エネルギー安全保障や国民生活、国際公約である温室効果ガスの排出量削減などの観点から原子力の重要性をあらためて指摘。

政府に対し「再生可能エネルギーや節電に過度な期待を寄せることなく、経済、社会への影響や新興国のエネルギー需要の増加、中東などの国際情勢を十分に踏まえた慎重な検討をすべきだ」とくぎを刺した。

政府の公表しようとする原発ゼロ政策が立地地域に与える影響は大きい。敦賀の雇用、生活にも影響する。将来を考えた現実的な政策が打ち出せないか。

民主党代表選のどの候補者も原発ゼロ政策で足並みをそろえている。 「原発ゼロ」には、コスト増大による経済、雇用への悪影響、原子力技術の衰退など、重大な懸念がある。反原発論に迎合せず、より現実的な政策策定へ再考を求めたい。
【2012/09/11】 | ページトップ↑
日本維新の会の勢い、脱原発ゼロ政策への不安
Date:2012-09-10(Mon)

昨日は民主党福井県連の常任幹事会。冒頭、西本正俊幹事長の辞任に伴い、後任の幹事長に県議会議員の玉村和夫氏の就任を決定。 
 
玉村氏は今回で2度目の幹事長就任となる。難しい時期のピッチヒッターだけにご苦労様いいたい。

糸川代表からは、時期の総選挙にあたっての大阪維新の会の政党立ち上げが話題になった。昨日は、新党への参加が取り沙汰される現職国会議員らを集めて、公開討論会が開かれた。

私は、維新の会に疑問と疑念を持っている。代表の橋下徹大阪市長が直接意見を聞いて候補者を決める、異例の公開面談である。いかにもメディアや国民の視線を意識した橋下氏らしい手法だが、話題先行の中で気になる点もある。

橋下氏の原子力発電に対する言動だ。脱原発による消費地と生産地域の違いというか、腹立たしくなる言動も何度か、見せつけられた。

なかでも、維新ハ策は衆院議員定数の半減、首相公選制の導入、参院廃止を視野に入れた衆院優位の強化。八策には統治機構に関する大胆な改革案が並ぶ。ただ、憲法改正が必要な項目もあり、実現へのハードルは極めて高い。理想はいいが、実現性に疑問だらけだ。

もう一つ、何ともすっきりしないのが、名前が浮上している現職国会議員らの動きだ。所属政党がありながら、維新の会鞍替えを狙っている。確かに、議員は落ちればただの人だ。それでも国会議員は国会議員だ。

何より不足しているのは有権者への説明責任ではないか。議員は有権者の負託を受けた存在だが、1票1票には候補者と併せ、政党への支持も込められている。離党となれば地元有権者の理解を得る努力が必要だが、どこまでなされているのか。

政治は理だけで動くものではないとしても、政治家として筋を通さなければ何を訴えても信は得られまい。しかし、連戦連勝で橋元氏は今日を迎えている。この勢いは、まだまだ拡大途上だ。このままでは、政党政治の基盤が崩れかねない勢いでもある。

民主党県連の話題に戻すが、次の国政選挙は議題になるが、今日にでも公表される原発ゼロ政策は、嶺南地域、敦賀市にとっても大きな影響となる。地域の将来にとっても重要な政策変更だ。


ここにも嶺北と嶺南の議員の感覚の違いを感じていた。もし原発ゼロ政策が実行に移されれば、とんでもないことなりかねない。

民主党の原発ゼロ政策には立地地域とか、使用済核燃料の取扱いの議論がすっぽりと抜け落ちている。

選挙となれば、議員は浮き出しだつ。国の将来、立地地域の将来など、二の次になる。今の日本維新の会の勢い、脱原発ゼロ政策を憂う。
【2012/09/10】 | ページトップ↑
箱根山かごに乗る人担ぐ人、そのまた、わらじを作る人
Date:2012-09- 10(Sun)

敦賀平野も収穫の秋を迎えている。黄金色に染まった稲穂を刈り取る風景が見られるようになった。蒸し暑さはまだ収まりそうにないが、収穫作業に目を向けると、日ごとに秋の気配を感じる。

天候に恵まれたためおおむね順調で、平年並みの作柄を確保できると見込んでいるとか。今もそうだろうが、給食のたびに先生が「お百姓さんに感謝しましよう」と、繰りかえいし聞いた。その通りだ。

もうひとつ、思い出すのが、「箱根山駕籠(かご)に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」と。いろいろな人が支え合っているという意が込められている。ただ、この言葉は、選挙のたびに講釈を聞かされた。その先輩も今はいない。

駕籠といい、あるいは御輿(みこし)ともいう。耳にタコができるほど、聞いた例えでもある。

政治家などが選挙に立候補する際のたとえにもされる乗り物だが、政権与党の民主党の代表選と野党の自民党総裁選に向けた動きが活発化してきた。晴れて駕籠や御輿に乗る衆議院選挙での候補者を地方でも決める作業が始まる。

国民の暮らしにかかわる重要案件を審議しなければならなかったのに、未成立にしたまま第180通常国会は事実上の閉会。政治は被災地の復興を忘れてしまったか、と批判がたえない。

残念なのは、国民の大きな期待を担って誕生した民主党政権だったが、発足当初の高揚感は見る影もない。東日本大震災と福島の事故によって、今ほど政治の力が求められている時はないのに国政の停滞が続く。

原子力政策の変更はこの敦賀市に大きな影響を与える。昨日もある若者から「責任ある政権政党が選挙のために原発ゼロとは、もう末期症状だね」と。

「政争に明け暮れ、国民を置き去りにしたような政治、決められない政治には一日も早く終止符を打たないと」と将来の日本を率直に憂いている。

「政治の再生が期待できるような担ぎがいのある人物を駕籠に乗せる時期だ」とも。「先週、もんじゅを視察した石原都知事のようなリーダーシップと実行力が…。」とも。今、求められる政治家とは、地方の閉塞感は…。今の若い人こそ、真剣に考えている…。
【2012/09/09】 | ページトップ↑
それぞれの立場には超えてはならないノリがある。
Date:2012-09-08(Sat)

植物が秋を感じ取るのは温度の秋冷より、日脚が縮まる光の短日だとか。では、人が秋を感じるのは、温度、空、虫の音と多い。ものの本によると、秋の知らせ、昨日は二十四節気の白露(はくろ)。大気が冷え込み、草の葉に白い露が宿るころという。正直、まだ感覚的に理解に苦しむ。

そんな自然界とは違い、一気に次のステージに移ったのが政界だ。野田首相への問責決議で、国会は「開店休業」から閉会に。

審議を急ぐべき重要法案は棚上げされ、地方交付税の配分延期という異常事態まで生じている。私も民主党員ながら、昨今の民主党の大衆迎合的な動きは目にあまる。その典型がエネルギー政策だ。国家の行く末をも采配することを人気投票で決めるかのように、原発ゼロに大きく舵をきった。

もし、民主党の代表選に細野豪志大臣が出るようなら、もうこの党は終わりと思っていた。なぜなら、首相と同じ路線の現職閣僚。その前に果たすべき重い役割があるはず。この内閣の最大の懸案のひとつが福島の原子力対応。その大臣が、政権末期とはいえ、投げ出せば、信義則にも劣る。

またぞろ、国民受けする「顔」への「すげ替え劇」。懸案処理はほったらかし。「顔」のいい主役の担ぎ出しに血道を上げる。民主党の若手議員の代表格的な存在であることは確かだが、私はそれはないだろうと思っていた。細野氏の賢明な判断と評価したい。 

一方の自民。総裁が次回選挙後の首相に有力視される自民。ひたすら谷垣禎降ろしが進む。執行部の要・石原幹事長擁立の動きにいたっては、戦国時代の下克上を思い起こさせる。まだ、こちらの方が理解しやすい。 
 
それぞれの立場には超えてはならないノリがある。一国の宰相を目指すなら、信義と責任をわきまえたい。政局は、確かに面白い。しかし、地方税の配分延期は地方にとっては迷惑千万。エネルギー政策も敦賀市への影響も大だ。季節は着実に進むが、本当に困ったものだ。
【2012/09/08】 | ページトップ↑
原子力政策が不透明中での医療環境の維持と看護大学
Date:2012-09-07(Fri)

大雨警報と洪水警報ががしょっちゅう発令される。昨日も午前10時頃の豪雨はすごかった。「天高く馬肥ゆ」とは程遠い。秋らしい澄んだ空気と青空とも違う。実際の暗雲とともに敦賀にも原子力政策という重い暗雲がのしかかかっている。

ポピュリズムという言葉がある。大衆迎合と訳され、政府も民主党も、国民の生活が第一も、維新の会も「原発ゼロ」の世論に政策の中心が移りつつある。確かに選挙は大事だが、あまりにも選挙優先の動きが目についてしかたがない。

将来の日本、産業、生活よりもまずは現在と言った風潮だ。敦賀市がこの風潮の渦中の中にいると言っても過言ではない。

私の故郷の政治家である大平正芳元首相は、かつて、「行政には楕円形のように二つの中心があって、その二つの中心が均衡を保ちつつ緊張した関係にある場合、その行政は立派な行政と言える」。との言葉を残している。

行政という言葉は政治に置き換えることもできる。政治の二つの中心は、日本の将来を見据えること、大衆の声を聞くこと。どちらも大事だが、一方に偏ると将来が見えなくなるとの教えでもある。

「安全と安心」と原子力利用の均衡がなぜ打ち出せないのか、あまりにも極端な流れが京成され、立地地域としては疑問と不信感となる。

ところで、松葉の市営住宅の一人暮らしのお年寄りを訪ねると、「足が悪く、なかなか病院に行けない」「親が認知症で自分も病気がちで介護がもう限界だ」など、今を生きる高齢者の率直の意見だ。医療環境と介護環境は、高齢者の最大の関心事でもある。

その中にあって市立敦賀病院で、「看護師が時間をさいて相談にのってくれた」とか。急性期の医療である敦賀病院でありながら、患者やご家族の悩みを聞きながら対応策を探る。まさに身近な市民病院ができるわざでもある。

医療の質も大事だが、市民病院としての医療環境が、将来に渡って維持できるか、より良いものにする環境にあるか、関係者のご意見を伺ったが、医師や看護師確保など難しい課題が横たわる。

市立の看護大学が二年後に開学する。冒頭の原子力政策の不透明による大学の維持ができるのか、大学ができるからと言って、7:1と言われる看護体制の確立が可能か、など将来の看護師が将来にわたって支える一層の取り組みが必要だ。

私は、この難しい中、他力本願的な市民感覚の環境にあって、頼りにしながらも、総体的に病院批判は多く、育てる、認めると言った環境が必要にも思う。

また、自治体と病院、大学が連携して、医師、看護師など医療スタッフにとって働きがいがある、働きやすい職場環境を整えることが欠かせない。医療スタッフの過重労働を減らす、病院内で医師、医療スタッフ、事務方の意思の疎通を良くする。そういった取り組みも必要だ。

市立の看護大学をつくることは、この時代にあって、市税も大きい。意義も理解できるが、現実にそくした市民の大学にどうするか、市税を投入する以上は、市民優先、市の医療環境の維持と向上に役立つ看護大学であるべきことはは確かだ。 
【2012/09/07】 | ページトップ↑
認知症サポーターと散歩
Date:2012-09-06(Thr)

早朝、健康のため散歩する人をよく見かける。運動不足の解消だけでなく、気分も爽快にしてくれる。 愛犬を伴ったり、夫婦一緒だったり散歩のスタイルはさまざま。

高齢者が多いのが特徴だが、夫婦仲良く寄り添うように、ゆっくり散歩を続ける姿は微笑ましい。どうもご主人が認知症のようだ。

高齢化の進行とともに、介護が必要な認知症の高齢者が予測を超えるペースで急増している。医療機関や介護施設の対応だけでなく、経験上、認知症患者が住み慣れた地域で生活を続けるためには、社会全体で患者や家族を支える態勢づくりが重要だ。

厚労省は、病院や介護施設への入所から、住み慣れた地域での受け入れへの移行を促している。しかし認知症の高齢者の介護は難しく、思うように進んでいない。認知症への対応がうまくいかず、家族が介護に疲れ、やむを得ず入院を選ぶ例は少なくない。

厚労省の調査では08年に入院中の認知症患者は約7万5千人で、このうち約7割に当たる約5万2千人が精神科に入院していた。私の義父もそうだった。しかも長期化すると家族も疲れる。

認知症を理解し、患者・家族を支える認知症サポーターの活動が敦賀にもある。ほっとけん街・敦賀の運動がそれだ。

「認知症サポーター」は特別に何かするわけではない。友人や家族に講習などで得た知識を伝える、認知症になった人や家族の気持ちを理解するように努める、隣人あるいは商店・交通機関等、まちで働く人として、できる範囲で手助けをする、など活動内容は人それぞれ。

まずは、認知症に対して偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい目で見守ることがスタートです。自治体やNPOによる90分程度の講座を受講すると、サポーターに認定される。今後はボランティアの担い手として期待される。

認知症高齢者を抱える家族にとって在宅介護は負担を伴い、仕事を持つ人には「介護離職」につながりかねない。在宅ケアを進めるには、家族の負担を軽くする施設の短期入所サービスや、地域社会が支える仕組みづくりがこれから重要になる。「認知症サポーター」の講座や案内は敦賀市社会福祉協議会のホームページにある。

ところで、寄り添っての散歩は、認知症患者の進行を遅らせ、それよりも防止に役立つと医師は語る。家の外の適度のストレスと注意がいいとか。寄り添っての散歩も患者に気遣いの心と緊張の中でのコミュニケーションが良いとか。
【2012/09/06】 | ページトップ↑
政務調査費改め政務活動費ヘ
Date:2012-09-05(Wed)

敦賀まつりが終わると、敦賀に秋を感じる。朝の散歩でも秋風とうろこ雲、それに稲穂も首を傾ける。

ふと感じる秋風とともに民主、自民両党党首にたそがれが迫る。今月の党大会では、野田佳彦首相に対立候補がうわさされるし、次の政権維持は危機的兆し。谷垣自民党総裁も、本人の意欲と裏腹に総裁選出馬そのものに黄信号がともる。

首相の寿命は短く、自民党も「次の首相」の芽が見えてくると、伝統の何とか、下ろしが噴き出す。

常に最優先課題の権力闘争が、重要法案を棚上げする。法案成立率は過去最低水準。重要法案が軒並みたなざらしの今国会で、「大阪都構想」を実現する法案が成立したことは報じられたが、隠れたように地方自治方が改正案が成立した。

内容は、都道府県議会と一部の市町議会で会派や議員に支給されている「政務調査費」。その使い道を広げる地方自治法の改正である。「議員の調査研究に資する」使途に「その他の活動」を加え、名称も「政務活動費」に改める。

新たに要望活動の旅費などにも使えるようになるという。言うまでもなく活動費の原資は税金である。政務調査費は、議会の自助努力やオンプズマンの監視で透明性が高められてきた。敦賀市議会もいちはやく、使途の明確化、領収書添付を義務付けて透明性をはかってきた。

性急な審議経過に、成立に尽くした各党の思惑を指摘する人もいる。使途拡大を求めていたのは全国都道府県議会議長会。朝日新聞の社説でも論じていたが、私は新たな政務調査費改め「政務活動費」には賛成である。敦賀市議会一人当たり月4万円。多いか少ないか、議論はあろうが私は妥当な額と思っている。

また、末端の地方議員には、調査勉強も大事だが、要望活動も国の省庁、福井県など、ここ数年でも何度となく行っているからだ。いずれにしても、税金、大事に効果的に使うことから市民に理解される。
【2012/09/05】 | ページトップ↑
原発ゼロ政策が本当に可能か、立地地域がどうなるのか…。
Date:2012-09-04(Tue)

政府は策定中のエネルギー・環境戦略に原発ゼロ目標を明記する方向で検討しているとの報道。結論から言って、政府は2030年に向けたエネルギー・環境戦略を決めるにあたり、原子力発電の全廃こと、原発ゼロを明記すべきではない。

政府は、2030年の総発電量に占める原発比率をゼロにすると、電気代を含む家庭の光熱費が月額で最大3万2243円となり、10年実績(1万6900円)の約2倍に上昇すると試算をまとめたが、原発ゼロと電気料金2倍が、本当に可能だろうか。

家計は電気料金があがっても節約で支払いを減らし、賄えるかもしれない。しかし製造業、とりわけ円高などでぎりぎりの経営を強いられてきた中小・零細の工場にとりエネルギーコストの上昇は死活問題とも聞いている。日本の産業を支えている中小企業がなくなれば、生活そのものもおかしくなる。

また、敦賀市のような原子力発電立地地域が今後、どうなるのか、真剣に考えていないことも確かだ。

福井県の嶺北の県議でさえ、「交付金を使って新しい産業を考えたらどうか」と質問をおおい町長に投げ、町長からは「そんなことは考えられない」と答えが帰り「がっかりした」と、報告していたが、嶺南の産業構造 や立地の歴史を理解していないに等しい。

細野豪志大臣が、先日の講演で「原子力の人材育成が大事である」と述べたが、原発ゼロ方針で若い人材が育つだろうか。また、昨日もある敦賀市民から「原子力政策と立地地域をここまで、痛めつけるのは民主党政権であり、菅前首相の責任は重いと思うが、どう考えるか」と質問を受けた。率直な意見であることは確かだ。

一方、福島の事故の大きさによる被災者の苦労と事故対策ははかりしれない。原子力利用は安全確保が大前提だ。原子力規制委員会の発足と人選はそのためであり、原子力も今後とも利用していこうとのとの考えと、私は受け止めている。

敦賀市に設置した福井大学原子力工学研究所の危機管理を設けたのその一環だ。

政府や国会の福島事故調査委員会も、安全神話と決別し「事故は起きうる」との認識にたち規制を厳正にするよう求めた。政府、自治体、電力会社は原発に多重の安全対策を施したうえ、「事故」を「災害」に拡大させない防災面での対策を充実させ、実行することも、原子力の利用が前提だ。

いずれにしても、人気投票的に選挙優先的に政権政党が、原発ゼロを決めて良いのか。原発ゼロでは、日本経済が失速し、失業増や貧困拡大を招く。最大の被害者は国民だが、なぜかこうした認識は浸透していない。

原発ゼロの課題はあり過ぎる。1970年代の2度の石油危機を経験したはずではないか。あの危機を乗り越える力はないのではないか。少子高齢化、人口減少で社会保障費が増大し、貧しくなる国が一層、貧しくなる選択を選ぼうしているのではないか。

原子力も含め多様なエネルギーを持つことでリスク回避ができる国の安全保障にほかならない。

昨今のゲリラ豪雨など地球温暖化への対処もある。原子力は温暖化ガスの排出削減に有効だ。世界第3の経済国である日本が世界共通の課題解決に背を向けることでもある。

再生エネルギーの実力は未知数だ。高い発電コストは下がるのか。電力の安定供給に支障はないか。普及には大賛成だが、限界が見えたら戦略を見直す柔軟さが要る。再生エネ政策でスペインは破綻し、ドイツも何度か、政策変更をしている。

何が本当に国民の安全・安心につながるのか。苦労してきた立地地域がどうするかなど、政府は大局的な観点から責任ある判断を下してもらいたい。最後は政治判断だ。政権政党として、責任ある政府として賢明な判断を祈りたい。
【2012/09/04】 | ページトップ↑
敦賀まつりと漬物
Date:2012-09-03(Mon)

昨日は、祭りの前夜祭とされている「宵山巡行」。夜は、敦賀まつりの最大規模の民謡踊り。一昨日と同様、雨混じり開催。開催前に土砂降りもあっただけに、実行委員会のご苦労に感謝したい。

この民謡踊りも戦後の復興を願って繰り返し行われてきたが、最近は、高齢化か、参加者の減少が目立つ。それでも繰り返すことは大事と思っている。

町内の後片づけ後は、弁当とビールならぬ発泡酒と乾杯。疲れのだるさか、漬物がうまい。町内会館でいつも出してくれる。

漬物といえば、いつの時代にも愛されてきた食べ物でもある。質素な食事の代名詞でもある「一汁一菜」にも添えられた。畑で栽培した白菜、キュウリ、ナスなどを、塩やぬかに漬けて食べる。疲れていると塩分が適度にきいていい。発泡酒がうまくなる。

ところで、先月お盆の頃、北海道で起きた腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒では、症状を訴えた人は約120人に及び、高齢者から幼児までの死者を伴った。原因はやはり、札幌市の食品会社が製造した白菜の浅漬けとか。

この時期は業界も家庭も気をつけたい。感染を防ぐには、まず腸管出血性大腸菌の特徴を知ることとか。この大腸菌が出す強い毒素が体内で悪さをし、激しい腹痛などの症状に結び付くようだ。

対策は、殺菌。食品や野菜は熱湯でしっかり加熱。まな板や手も洗う。自らも気を引き締めて、ぬか漬けへの挑戦を考えている。

冒頭に戻すと、本日は気比神宮の御神体を祀った神輿が練り歩く、「御鳳輦巡行」が行われる他、明日は、まつりの一番の呼び物となる「山車巡行」。天気は何とかもちそうだ。祭りと酒、それに疲れを癒す漬物…。貴重な時間だ。
【2012/09/03】 | ページトップ↑
敦賀まつりと細野豪志大臣。
Date:2012-09-02(Sun)

敦賀に秋の訪れを告げる「敦賀まつり」が昨日,開幕。気比神宮・秋の例大祭を中心に4日間。今年のまつりはカーニバル大行進で幕を開けた。
 
残響厳しいなかだが、夕方は雷雨。ゴロゴロ、ドッスンは怖い。カーニバルも一時、中断。私もげんげんファミリーチームで参加。明日は民謡踊りと続き町内から参加。

この時期、敦賀市の人口はどうどろうか。飲食店など久々の活気だ。一昨日、公表の有効求人倍率は福井県全体は全国一位だったものの、この嶺南は1・05と低迷が続いている。

皮肉をこめて、今の「決められない政治」に振り回され、この嶺南も原子力政策とこの猛暑でバテ気味。国の財政運営を車の運転に例えると、燃料(予算)で走ってきた。途中で給油(借金)する予定だったが車内はもめ事続き。

スタンドに立ち寄れないまま、ついにガス欠(財源枯渇)寸前。ほそぼそ運転(予算節約)する羽目。

国会空転に伴い財源に見込んでいた赤字国債発行法案の成立が絶望的になり、支払いが延期されるものが出てきた。国立大交付金や、本県など道府県の地方交付税も。

生活に影響しないか、与野党は責任のなすり合い。大変な外(地方)をよく見て運転してくれ。これに原子力政策にふらつきがきつい。嶺南はやはり原子力発電の停止がひびいている。

こんな折、昨日は、細野豪志原発事故担当大臣が福井市へ。「豪志の会」の福井の会の設立総会に出席。細野大臣は、設立にあたって、生い立ちとこれからの彷彿を語った。「これからは環日本海の時代」と、福井県の重要さを強調。この若さで大臣。背の高さといい、マスクといい、頭脳といい、将来の総理候補であることは確かなようだ。

講演で、原発への依存度を下げる政府の方針を改めて強調する一方、原子力関連の技術や人材の維持・確保は国が責任を持って行うとの考えを示した。

このことが、嶺南、敦賀市にとって、どれほど厳しいか、雇用から経済、生活にまでボディブローのようにきいてきている。技術や人材も明日が見えないところに若者はいかない。このことは明日のでも続けたい…。

せめて、6基の山車が街中を練り歩く4日のクライマックス「山車巡行」まで、敦賀祭りを楽しもう。 

       
 
【2012/09/02】 | ページトップ↑
南海トラフと四国
Date:2012-09-01(Sat)

朝食にうどんを食べる香川県人は多い。香川県ではコンビニ数よりうどん店の数が多い。農作業などで汗を流した後、うどんに含まれる塩分を補給してから職場に向かうのがいい、と理屈にならない理屈を親父が語っていた。

今では観光客にも定着し、行列ができる店もある。父親に連れられ、日曜の朝5時によく出掛けた。そのくせは今も変わらず週一回は、早朝のうどんとなる。

時は流れても昔と変わらないことに自分ながら笑ってしまう。ふるさとの生活観というか、習慣を大切にしたいと今、思うようになっている。早朝より郷土の味を通じて、故郷を想う。

この遠い土地、四国の出来事を身近に引き付けても災害は想像できない。太平洋の海底に延びる溝状の盆地、「南海トラフ」沿いで巨大地震が起きた場合、所によっては30メートルを超える津波に襲われるとの推計が発表された。

30メートルはどれほどか。実感しづらい。駅前のマンテンホテルが23メートルだから、見上げると首が痛くなる。あれより高いところに押し寄せる海水の壁。どんな備えをすれば命を守れるのか、考え込んでしまった。

内閣府によると、30メートル以上が予想されるのは3都県の5市町村。このうち3カ所は高知県内だ。土佐清水市や黒潮町には34メートルの最大級が襲う可能性がある。20メートル以上の予測でも、23市町村のうち半数近くは高知県である。

津波は川をさかのぼる。東日本大震災でも上流に大きな被害が出た。南海トラフが起こったら、福井県にも被害がありうるが、その程度はわずからしい。災害の少ない敦賀はいい。しかし、油断は大敵。

今日、9月1日は「防災の日」。関東大震災から89年を迎える。南海から発せられた警告を、わがこととして受け止める機会にしたいものだ。
【2012/09/01】 | ページトップ↑
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