ふるさとは遠きにありて思うもの…
Date:2012-12-31(Mon)

この時期は、敦賀を離れる。どれほど繰り返してきたか。意外に敦賀に住みながら、正月に故郷を目指す方も多い。なかには、福島を目指す方もいる。

「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と、金沢出身の詩人・室生犀星は詩句を残した。故郷への思いは人それぞれ。しかし年末は、市外、県外に住む出身者にとって、帰る帰らないにかかわらず、故郷を意識する時期である。

同じ石川県出身のこの人もふるさとに帰るだろうか。左打席で腰を素早くねじってバットを振り、きれいな放物線を描く本塁打は圧巻だった。プロ野球、大リーグの双方で「ゴジラ」と呼ばれ、愛された松井秀喜選手が、先日、引退を発表した。これもさみしいが、輝かしい功績に敬意を表したい。

輝かしい成績を残し、バットを置いた強打者の表情は穏やかだった。会見では淡々として、持ち前のジョークも忘れない。 会見では、今後「草野球の予定がある」と笑わせた。

社会貢献にも力を入れた。阪神大震災後は「ホームラン基金」で支援し、ヤンキース時代には郷里・石川県の野球少年を何回もニューヨークに招待、ベトナムの子どもの里親にもなった。温かい人柄がしのばれる。

帰省のピークも過ぎたが、故郷で出迎える人も多い。里の景色に若い人は変わり映えしないとこぼしがちだが、震災から2度目の年の瀬。変わらず故郷があることの幸せをあらためて感じる。
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【2012/12/31】 | ページトップ↑
雇用の心配と今後
Date:2012-12-30(Sun)

心配している。貴重な雇用の受け皿だった原子力発電所の先行きが不透明なことだ。来春の就職にも影響している。土木建設業など地場企業も採用を抑制している。一方で、人材需要が高まる福祉分野などでは希望する給料など、待遇のミスマッチもあり、雇用面での構造改革は思うように進んでいない。

市役所など、臨時職員も3割を超え、保育園なども同様だ。役所を筆頭に非正規雇用が着実に市内でも進んでいる。サービス業の民宿、ホテルなども泊まり客の減少もあいまって、パート雇用も減少の可能性がある。 

さらに、全国のデータでも気になるのが非正規雇用者の増大だ。文部科学省の調査では、今春の大卒者のうち、アルバイトや契約社員など安定的な雇用に就いていない人は12万人超、卒業者の2割強に上っている。

敦賀市の全国平均は上回り、有効求人倍率も1.0を超えているものの、正規職員など質的なものもけっしてよくない。嶺北との逆転現象も出てきた。

敦賀市内、企業にとって、正規化はおろか、13年以降は定年引き上げへの対応も控える。難しい経営のかじ取りではあるが、明日を担う人材の育成は高齢化社会を支え、企業をはじめ地域の活力維持に不可欠な視点だ。若者の雇用確保に向け、地域を挙げて真剣に向き合う必要がある。

このままでは、高齢化、人口減少も進む。師走の街で、大学出ようとする若者の雇用が限られている。春の採用に向けた会社説明会も行われ、動きは出ているが、将来、どれだけの雇用が維持できるかだ。敦賀市内の活力にも

雇用者の給料が減ると、税金が減り、社会保障にも影響する。税金で賄う生活保護者の増加、高齢化による医療費の増加など課題も多い。市立敦賀病院の維持、市民福祉会館など各福祉施設の維持はもちろん、看護大学の開学など人材の確保も税金だ。

敦賀市の方向性をどう見出すか、ここ数年が大事な時期を迎える。短期、中期、長期で考えて行く必要もある。短期的には、国の景気対策と合間って、市独自の公共事業も考えていかなければならないと思う。中期、長期には、原子力発電の安全性を高めながら、再稼働、新増設以外の対案はないのが現実ではないか。



【2012/12/30】 | ページトップ↑
民主党のエネルギー政策は、事実上、白紙。
Date:2012-12-29(Sat)

昨日は仕事納め。いつもながらの年の瀬だ。年末の挨拶で話題になるのは、原子力発電と破砕帯、活断層。敦賀の明日を左右する問題だからだ。

また、いつもと違うのは、衆院選の余波がまだおさまらないことだ。「成田離婚です」。懐かしい流行語が飛び出した。1カ月前、一気に盛り上がって一緒になったばかりだ。でも衆院選で大敗なんて期待外れ、それが縁の切れ目になったらしい。「卒原発」こと、日本未来の党が分裂した。

公示直前に一つ屋根の下に集まった。屋台骨は滋賀県の嘉田由紀子知事と、新党をつくっては壊してきた小沢一郎氏。はた目にも危なっかしく映った。まさしく水と油、異質性は所詮、力にはなり得なかった。

内輪もめに痛烈な三くだり半をたたきつけたのは、議席を得た亀井静香氏。嫌気が差すのも無理はない。 

与党は、はやくも現実路線を歩んでいる。敦賀としては、率直に歓迎したい。石原環境相は就任翌日の一昨日、福島県を訪れ、「(原発稼働ゼロは)現実的ではない」と批判し、茂木経済産業相も就任直後の記者会見で「再検討が必要だ」と述べた。自民党は公明党との連立政権合意文書で、原子力発電の依存度を下げる方向で一致しており、今後、エネルギー政策全体をどのように見直すかが焦点になる。

民主党政権は9月、原発の新増設を認めず、40年運転制限を厳格に適用することなどを盛り込んだ革新的エネルギー・環境戦略を策定した。しかし、中長期的なエネルギー政策の全体像を示す「エネルギー基本計画」は結局、同戦略に批判的な有識者委員会との溝が埋まらず、先送りされたまま、事実上、白紙となった。

党は違うが、敦賀市の将来を考えれば、妥当な政策と受け止めたい。
【2012/12/29】 | ページトップ↑
税金、職員の献身的な働き、市民の善意で成り立つ福祉施設…
Date:2012-12-28(Fri)

先日、市内の各福祉施設を訪問した。 乳幼児から高齢者、障害を持つ方と切れ目なく続く敦賀市。着実に施設も人材も充実してきた。その大半が税金と善意、各職員の献身的な仕事ぶりで成り立っている。

ところで、三島町2丁目の児童養護施設・乳児院「白梅学園」。60周年を迎えた。市内の福祉施設でも先進的施設だけに敬意を表したい。この学園に今年も漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物から、ランドセルなどが届いた。今年で3回目。団体によっては、数十年を超える。これにも敬意を表したい。

「寸志 どうかお納めください。伊達直人」と書いた紙が張ってあった。

厳しい寒波が続く。せわしない年の瀬、心温まる話題に一息つく。一昨年暮れから全国の児童施設に、匿名のプレゼントが相次いだことを思い出す。東日本大震災もあり、世間の関心は薄れていったが、粋な善意が受け継がれていたのはうれしい。

ピカピカのランドセルを背負った新1年生が、桜の下を歩く姿が目に浮かぶ。

安倍政権がスタートし、株価や円安が進むが、やぼを承知でタイガーマスクの心中を推し量れば、次代を担う子どものことも忘れないで、というところだろうか。

安倍晋三首相は6年前、戦後最年少の首相になった。第2次内閣の顔ぶれを見ると、ベテランや政策通が並ぶ。1度目は体調を崩し、無念の退陣をしただけに、弱いものにも目を配る、「挫折を含めて前回の経験を生かす」との決意は裏切らないでほしい。

社会保障では、懸念した高齢者医療費1割負担も維持とか。不況下で歓迎したい。敦賀市の社会保障を支える固定資産税や交付金を考えれば、原子力政策の見直し、新規建設の検討など、立地地域としては素直に、評価したい。

いずれにしても、毎年、一度は各福祉施設を訪問しているが、現場の皆さんの声を聞くのが一番。施設に限らず、虐待やいじめなど厳しい環境に置かれた子どもは多い。タイガーマスクのように、弱い者に目を配る政治にも期待したい。
【2012/12/28】 | ページトップ↑
万年野党に戻っただけの民主党だろうか。
Date:2012-12-26(Wed)

民主党代表選で、海江田万里元経済産業相が新代表として、衆院選で惨敗した党を立て直す重責を担う。反対するだけの野党に戻ってはなるまい。政権を担当した経験を踏まえ、国益に資する政策については、原子力政策など、立地地域として、自民党に協力する姿勢が求められる。

選挙事務所にいると、その情勢と有権者の声を肌で感じる事ができる。電話だ。幾たびか経験した事務所での対応だ。民主党が伸び、風が吹いているときは、応援や支持の電話の多さに勇気づけられた。今回は、その大半が批判に終始した。

鳩山、菅の首相経験者に対する批判から、若いご婦人からは子ども手当の迷走ぶり、高齢者からは年金などなど、そして、最後は、この地域特有の選挙前日の野田首相の敦賀2号機廃炉批判で終った。

中には、選挙中の野田首相の「決断」ポスターへの批判が率直だった。消費税論議などで、議員がてんでに発言し、言いっ放しで納得できない議員、小沢元代表の離党が象徴で、議論が権力争いと見え、過去3年あまり何度もそんな場面をみてきた、と「決断」どころか「迷走」に振り回されたというものだ。

政治には世間受けの悪いことにも取り組まなくてはならないときがある。原子力政策が、その典型だと私は思う。

原子力発電の議論は、国民の大半が反対しても国の安全保障、資源小国の日本には必要不可欠、重要電源との首相発言もありながら、選挙間際になって「ゼロを30年代に目指す」のマニフェスト。立地地域である嶺南では、受け入れられるものではない。その結果が正直に有権者の投票となって表れた。

マニフェストと違う、選挙にならないなど、理由はいろいろだったが、離党する議員が続出する。離党した集団も結局、有権者から見捨てられた。福井県も公認がもらえないからとある若手議員が離党した。じっくり議論をし、決めたことには責任をもって実行する、民主党の政権政党の自覚と覚悟の欠如が、中央も地方も私を含めが、今日を招いたと言っても過言ではない。

地方議員として、選挙を闘ってみて敗因は根深く、今後も万年野党に終わる要素を持っているからだ。野党時代、与党時代とも不十分だった地方組織、後援会や最大の支援組織との連携など、逆に、この3年間の民主党の支持率とまではいかないまでも、支持は風とともに去り、弱体化していた。この選挙戦で肌身で感じたことだ。

政権交代後、請願など陳情システムを一本化するまでは、いいとしても、その後の対応があまりにも傲慢的だと自治体関係者の声をよく聞いた。勝って兜の尾を締めよ、の例えではないが、政権交代後、党運営の謙虚さや足場固めがおろそかだったことは確かだ。自らの反省でもある。

このままでは、万年野党はおろか、野党第二党の座も難しいと感じている。中道リベラルといった政策軸を定め、純化された組織をつくるのか。それとも反自民を旗印に他の野党との大同団結を目指すのか。きちんと方向を出すべき議論も必要だ。二大政党どころか、二大政党になり得ない存在が、今の民主党と受け止めるべきだ。

政権交代前、鳩山、菅とういう結党以来加え、小沢というトロイカ体制は、バランスもよく、政権を目指すに相応しい布陣に見えた。この3年間ゆうよで、この指導者が失望に変わり、落胆した有権者も多い。逆にその指導者が今、存在しない。どう立て直すか、解党的出直しどころではない、足元からのじっくりとした議論と活動が必要に思う。
 
【2012/12/27】 | ページトップ↑
アベノミクスへの期待と不安
Date:2012-12-27(Thr)

クリスマスが過ぎ、年末、仕事納めとまっしぐら。  ここ両日で、国と民主党のトップが誕生する。昨日は、民主党代表選で、海江田万里元経済産業相が馬淵澄夫元国土交通相との一騎打ちを制した。新代表として、衆院選で惨敗した党を立て直す重責を担う。

今日は、新首相の安倍晋三さんが誕生する。「アベノミクス」という言葉が、時間切れか、今年の流行語大賞から外れている。敦賀市内には、冷え込む景気から期待する方も多い。新首相になる安倍晋三さんが、選挙期間中から訴えていた「デフレ脱却のための大胆な金融緩和」に期待した株価と円安の相場が続いている。

報道も巷も、安倍さんの経済政策に対して「アベノミクス」などという造語も行き交っていて、市場では、新政権の経済政策が注目されている。土木建築業者が人口の割には多い敦賀。ここまで、仕事が少なくなると期待する気持ちも理解できる。
 
テレビでもアベノミクスをわかりやすく何度も説明している。
(1)2%(以上)のインフレ目標設定、(2)日銀による金融緩和拡大、(3)公共事業による需要追加、の三つの経済政策のパッケージだ。

昔、永田町の政治家と霞が関の官僚が一体となって公共事業を地方自治体にばらまく。そんな政治の在り方をサンタクロースの政治と呼んだことを記憶する。

サンタが国、贈り物は公共事業、受け取るのは市町村の住民ととらえると、分かりやすい。だが、1990年代初めにバブルがはじけ、サンタの借金がかさみ袋がやせ細ってきた。贈り物を減らし、できることは自分たちでしてほしいと訴えるようになる。

サンタへの幻想が消えかけたころ、無駄なプレゼントはやめ、子どもたちに現金を渡します、と言う新たなサンタに期待が集まった。民主党である。狙いは悪くなかったのだが、こちらも財源に行き詰まった。

災害防止と絡めて、国土強靱化政策と称して公共事業を積極的に推し進める方針だ。さっそく12年度補正予算は10兆円の大型を目指す。大規模な財政出動で、来年度の新規国債発行額は44兆円を超える可能性もあるとか。

安倍流の経済政策は「アベノミクス」と言われているが、サンタクロースの政治とどこが違うのか、よく分からない。これまで以上に借金を重ねる公共事業のばらまきに見える。子どもたちが大人になるころに、膨れ上がった借金の袋に押しつぶされるのではないかと心配になる。 経済優先は理解できるが、どこまで地方に波及するか、敦賀市も大きなプロジェクトが目白押しだが、地方提案との組み合わせもほしい。
【2012/12/26】 | ページトップ↑
昭和の夜行列車と平成の観光戦略
Date:2012-12-25(Tue)

この時期、年末になると思い出す光景がある。昭和の夜行列車だ。上野発福井行き急行「能登」。確か「越前」というのもあった。平成の時代には利用客が少なくなったが、ワンカップと缶ビールで暗闇の車窓を楽しんだ。酔いにまかせて、ゴトンゴトンと車輪が刻むリズムは格好の子守歌で、いつしか眠りに落ちる。朝の「福井、福井…」の響きはよかった。

故郷の四国には東京発宇野行きの急行「瀬戸」。学生時代に利用した。この時期は、帰省客でごった返し、網棚は手荷物が山積み。ボックスの一角に席を得て一息つく。そのうち通路に新聞紙が敷かれ酒盛りが始まる。

古里で正月を迎える高揚感なのだろう。人々は冗舌になる。隣り合わせた人と夜更けまで話し込む。鼻を突くアルコールや乾物のにおいも旅の興趣。

目覚めての「眠れましたか」。隣人と挨拶を交わし、連絡船に乗り込む。瀬戸内の景色も旅情たっぷりだ。今は、能登も連絡船もない。瀬戸は「サンライズ瀬戸」となり瀬戸大橋を渡って高松まで走っている。

さて、平成の新幹線時代。進行方向横一列に並んだ車内でおしゃべりはタブー。ほとんど、乗客と言葉を交わすことは皆無だ。金沢には新幹線。敦賀にも14年後には新幹線。昭和の時代は確かに遠くなっている。

今や列車は単なる移動手段にすぎず、旅は目的地から始まるのだろう。列車から旅の風情が消え、昭和は遠くなるばかり。これも時代の流れか。

東京で福井県のことを聞いても、東尋坊、永平寺と…なり、ほとんど知らない。敦賀のことを聞くと原子力発電、もんじゅとなる。確かに観光振興など新幹線効果は大きいが、舞鶴若狭自動車道の開通まで敦賀延伸まで2年もないが、新幹線までは14年。

民間も自治体も、JR直流化など、急ごしらえで効果が今一だっただけに、これからは、時間をかけて、観光客に旅の風情を味わってもらえるよう、おもてなしに磨きをかけたい。敦賀の終着駅効果は、意外に大きいとか。宣伝効果と戦略、観光は、標準を合わせるか、せわしない年の瀬、思いは巡るのだが、…。
【2012/12/25】 | ページトップ↑
新しい酒は新しい革袋に盛れ
Date:2012-12-24(Mon)

総選挙で話題にすらならなかった大きな課題。地球温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)がカタール・ドーハで開かれた。2020年までの8年間、京都議定書の継続、欧州連合(EU)による温室効果ガス1990年比20%減など、一部先進国の削減目標を盛り込んだ改正決議を採択した。

温暖化の影響は深刻化しているのが実感だ。酷暑の夏から、大型台風直撃を挟み寒い冬へと急転。春、秋がなくなったとの印象すらある。

切り札である原子力発電は脱原発でかやの外。このためか、日本は議定書に加わらず、自主的に削減することになった。来年からの第2約束期間に、世界で最も排出量が多い中国や第2位の米国に議定書に基づく削減義務がなく、国内産業界から不公平で産業競争力に悪影響が出る、と反対の声が出たためだ。

節電意識の高まりと電力会社の工夫もあって、今夏は大飯原子力発電所の稼動だけで乗り切れた。だが、その裏に火力発電の増加、つまりCO2排出増加があったことを忘れたくない。CO2排出削減にどう筋道をつけ、地球温暖化防止を実現させていくのか。国際公約の「90年比25%削減」は、まだ生きている。

余談だが、「新しい酒は新しい革袋に盛れ」ということわざが旧約聖書にある。意味は、いつまでも古い様式に頼っていてはいけないということ。

福島の大事故を経験した日本、原子力発電の認識も考え方も変わった。法律が変わり原子力規制委員会ができた。しかし、原子力発電の役割は、安全性を高めながら、安全保障面、地球環境問題など新しい法律組織の下、あらためて冷静な議論が必要に思う。原子力発電所のある立地地域なりに思うことがある。衆院選の結果も率直にその表れと受け止めたい。
【2012/12/24】 | ページトップ↑
選挙と議会が終わり、一挙にクリスマスと年末モード…
Date:2012-12-23(Sun)

昨日は労組の家族対象のもちつき、労働団体のひとつである、ゆうあい倶楽部のハーツ前での歳末助け合いカンパと続いた。選挙と議会が終って、一挙にクリスマス、年末モード。

街はイルミネーションとクリスマスの飾り、選挙カーからの連呼が終わり、クリスマスソングが耳に届くようになった。

ラジオからは、ジョン・レノンの歌う「ハッピー・クリスマス」が、物悲しげにラジオから流れてくると、温かい家庭が恋しくなる。

So this is Christmas
And what have you done
Another year over
A new one just begun
And so this is Christmas
I hope you have fun
The near and the dear ones
The old and the young


…メリー・クリスマス。そして、ハッピー・ニュー・イヤー。良い年であることを祈ろう。戦争は終わる。あなたが望めば、戦争は終わりにできる…

反戦歌としても知られるこの曲がリリースされたのは、ベトナム戦争ただ中の1971年。私が大学1年と記憶する。寮一室でバイトで稼いだお金で買った日本酒でひとりクリスマスと乾杯していた。

今も世界の各地では内戦、紛争が続き、尊い命が奪われている。ジョンのメッセージは41年たっても有効だ。クリスマスも、バレンタインも、ハロウィーンも何でも取り入れて国民のイベントにしてしまう日本。高度成長下の日本で成長した行事とも思う。

クリスマスは家族で過ごすに限る。
【2012/12/23】 | ページトップ↑
原子力発電所の活断層の評価は、敦賀も含め、立地地域の経済や住民生活も左右する。不安の声は拡大しているとも言える。
Date:2012-12-22((Sat)

人それぞれに人生がある。我身の人生をふり返っても分かれ道が何度かある。進学、就職、結婚と自らの決断もあれば、そうせざるを得ないこともある。

先ごろ亡くなった将棋の米長邦雄さんの書名 「人生一手の違い」。味のある言葉である。

将棋は一手で形勢ががらりと変わってしまうことがある。あの時こうしていれば…将棋ほど劇的ではなくても、人生の分かれ道、年を重ねるにつれ、人生ままならぬことが多いと知り、それを受け入れる術も身に付けるようにもなる。が、受け入れられるものと受け入れられぬものもある。

一昨日の東北電力の東通原子力発電所の活断層の評価は、敦賀も含め、立地地域の経済や住民生活も左右する。不安の声は拡大しているとも言える。

調査、評価の内容について、規制委は丁寧に説明する責任があるが、その取り組みは不十分ではないか。原子力規制委員会は、安全第一に立地地域の実情に左右されるものではないが、丁寧な説明や時間をかけての検討が十分と言えるだろうか。ネットをみても公開されているのは、専門用語による資料や議論の映像だけだ。

当事者である関西電力、東北電力や日本原子力発電との意見交換に十分な時間を割かず、一方的な議論に終始していることに不信感が漂う。立地地域への説明もないままで結論だけが先行しているように感じる。

規制委員会は、組織の独立性が保証されている。しかし、独善的な運営では信頼を得られないことは確かだ。

敦賀市議会は説明を求めることを意見書にして、昨日、可決した。原子力規制庁など関係機関に提出する予定。

一手一手が、議会にも重要なことがある。大事なのは今、どう今後の道筋を読むか、どう求めるか、妙手などない。





 
【2012/12/22】 | ページトップ↑
一陽来復
Date:2012-12-21(Fri)

昨夜は、岸昭夫さんの通夜。1980年代、90年代の地域の労働運動を指導した一人でもあった。東洋紡労組の専従から嶺南地区同盟の議長、福井地方同盟の会長となり、山根徳男元県議を誕生させ、横手文雄元衆議を支えた。総評、同盟、中立など労働団体が乱立し敦賀市でも組合員が最も多い時期でもあった。

5月1日のメーデーには各団体が旗を立てて競い合うように練り歩いた時期でもあった。通夜の終わり流れる写真には東洋紡のグランドで声を張り上げて訴える岸昭夫さんの姿が映し出された。

私も地区同盟の事務局長として労働運動に関わりをもった時期でもあった。通夜の後、久しぶりに顔を合わせた古い友人と酒を交わした。あらためて岸昭夫さんのご冥福を祈りたい。

ところで、今日21日は冬至。カボチャを食べて風邪をひかないよう滋養をつけ、ゆず湯に入って無病息災を祈る日でもある。逆に、外国には、2012年12月21日で世界は終わる、マヤ文明を通じて、予告がある。また、琵琶湖近くで大地震が発生するなどとうわさも広がっている。

終末論は世界の漠たる不安に乗じて繰り返されてきた。大地震の予告もその部類か。ものは考えようで、昼が最も短い日が巡って来るたびにかみしめ直す言葉がある。「一陽来復」。陰が尽きれば陽が始まる。

冬の次は春が巡り来る。悪いことが続いた後は良い方に向かう。古今東西の摂理の一つと思いたい。昨日の下北半島の東通り原子力発電所も活断層と厳しい評価など、敦賀にとって悪いニュースが多かっただけに「一陽来復」を信じたい。今日は12月議会最終日。
【2012/12/21】 | ページトップ↑
韓国の女性の大統領誕生と危機突破内閣
Date:2012-12-20(Thr))

高崎三蔵さんの盆栽とサンタはどれだけ市民に憩いを与えてきただろうか。昨日も児童文化センターのイベントに登場した。活動は24年目。電動カーにサンタも工夫の賜物だ。

長らく交通指導員としても活躍し、高齢になっても元気に楽しみながら市民に貢献している。小さな目とひとなつこい笑顔で、いつも私に「よっ」声をかけてくれる。いつまでもお元気で高崎サンタを続けて頂きたい。

ところで、26日発足の新政権を「危機突破内閣」と名付けた。少子化、人口減少など、右肩下がりの日本で5年ぶりに首相の座に〝職場復帰〟する自民党の安倍晋三総裁である。一方、韓国では昨日、女性の大統領が誕生した。韓国の強さの原動力がここにもあるように感じる。

そのひとつの指標が、子育てをしながら働く日本の女性は男性との給与格差が先進国30カ国中で最大という。具体的に、経済協力開発機構(OECD)が17日に発表した報告書に、育児期に当たる25〜44歳のフルタイム労働者の給与(主に2008年)を比較調査したもの。

最近、この種のデータに驚くことがなくなった。いずれにしても、先進国とはいえ、男女格差に関する限り、日本では一向に改善が見られない。ダボス会議で知られるスイスのシンクタンク、世界経済フォーラムが発表した2012年版「男女格差報告」でも、日本は135カ国中101位というありさまだ。

性別に関係なく、持てる力を発揮し、生き生きと働ける社会を誰もが望むが、巷では、いっこうに改善の方向性がみられない。議員の数も、ここ十数年、変わっていない。高齢化や人口減少が進む中で、働く女性が不利な労働環境に置かれている状態を放置していては、日本は別の意味で危機に陥るのではないか。
【2012/12/20】 | ページトップ↑
信頼のもてる原子力規制行政の遂行を強く求める意見書
Date:2012-12-19(Wed)

福井県議会の最終日の昨日、開会時間を遅らせても可決しなければならない意見書があった。可決されたのは「信頼のもてる原子力規制行政の遂行を強く求める意見書」。

意見書では、原子力規制委員会が大飯原発や敦賀原発のいわゆる活断層調査について「少人数の専門家が短期間の調査に基づき独自の見解で判断している」と疑問を投げかけ、耐震工学などさらに幅広い専門家の意見を聞いて解明するよう指摘。

さらに、原発の再稼働を含めた原子力政策は原子力規制委員会の科学技術的な観点を踏まえた上で、国が立地地域の意見を十分に聞き責任を持って判断するよう求めている。

採決では、自民、民主みらいなどの29人が賛成し、共産党と無所属の2人だけが反対。立地地域の福井県としては、いまできる最大の民意でもある。敦賀市議会も21日最終日に同じ様な意見書を提案する。

福島の事故を教訓にして出来た原子力規制委員会。独立性専門性は大事な要素だが、あまりにも拙速で判断の理由がよくわからない。影響を受ける地元議会の当然の意思表示と私は思う。
【2012/12/19】 | ページトップ↑
脱原発を掲げる政党には投票するわけにはいかない。
Date:2012-12-18(Tue)

開票前の選挙事務所は勝つせよ、負けるにせよ、独特の雰囲気が漂う。報道の世論調査でほぼ結果がわかっているしても緊張感が漂う。午後8時の投票箱が閉まるやいなや、数分で結果がテレビで報道される。なにか釈然としない悔しさと変わる。

ところで、選挙事務所で午後8時前に放映されていたのが、画面が汚い、登場人物が複雑で分かりにくいと不評を買って、視聴率で苦戦するNHK大河ドラマ「平清盛」。平清盛のやつれた晩年の寂しさが映り出されていた。

栄華を極めた清盛だが、後ろ盾を失ってから民衆や東国武士の不満を抑えきれずに都を福原から再び京都へ。回り始めた歯車は変わらない。今年の大河ドラマは民主党政権とも重なるから皮肉だ。政権交代でエネルギーを使い果たしたかのような凋落ぶり。

昨日、市民からは「ここまで原子力政策をダメにした民主党に投票するわけにはいかいかない」「脱原発を掲げる政党にだれが投票しますか」「野田首相の敦賀2号機の廃炉発言には怒りをおぼえた」と率直な意見が私に寄せられた。

敦賀市内の投票結果の評価は、正直に立地地域の声となっていることは確かだ。松宮勲・経済産業副大臣の「もんじゅ継続」「無謀な原発ゼロ政策に反対」など民主党内で原子力の必要性を声をあげて、脱原発といいながら現実路線に導いた。このことを訴えても説明と納得してもらえるには時間と労力がいる。

党方針が脱原発では説得力に欠け、票にはならない。逆に越前市など、脱原発を掲げる市民からは「推進的な発言をされる候補には投票するわけにはいかない」と、前回の選挙では何度も訪れていた市民が、ほとんど選挙事務所に訪れることはなかった。ここに選挙の難しさがある。

大勝におごっていれば次は負ける。民主党の教訓とツケはあまりも大きかった。将来を見据えつつ、目の前に横たわる経済対策や原子力政策などの懸案に立ち向かう国会議員の責任は重い。その仕事ぶりに有権者は冷静にみており、その声を投票行動で表していることは確かだ。我身も含め冷静に見つめ直してみたい。 
【2012/12/18】 | ページトップ↑
有権者の決断と立地地域
Date:2012-12-17(Mon)

寒空の下、こだまする訴えを市民はどんな思いで聞いていたのか。期待か、落胆か。師走の選挙戦を終えて、審判の日を終えた。敦賀に戻ったのは今日だった。民主党の惨敗で終った。反省はもちろん、政権運営はなど、猛省すべき民主党がある。

野田佳彦首相が今年一年の自分を表す漢字一字を問われ「決」を選んだ。政治決断とは「税と社会保障の一体改革」。具体的には「消費増税」だが、民主党逆風の総選挙を象徴する一字でもあった。

民主党は政権交代ですべてのエネルギーを使ってしまったかのように見える。鳩山元首相、菅前首相など民主党が自ら呼び込んだとも感じる。

マニフェスト達成困難の原因を参院選敗北のねじれ国会のためとしたが、それだけの責任ではない。参院選敗北はその後である。衆参のねじれは自ら「選択」して、呼び込んでしまった。

その後の東日本大震災、福島の事故と事故処理と、復興手続き、思うように進まなかった。立地地域にとって、原子力発電は生活であり、血液であり、死活問題に等しい。敦賀2号機は、敦賀市にも事業者はもちろん、死活問題。ここに有権者は民主党には相当厳しかった。

逆風すなわち未曽有の多党化は、政権の「決」を問うている。安倍晋三自民党総裁がCMで「日本を取り戻す」という。有権者はこれまでにない不安定感の中で、震災後初の「決断」をした。
【2012/12/17】 | ページトップ↑
今日は衆院選投票日。
Date:2012-12-16(Sun)

昨日はコンビニ朝食ですませた。コンビニ朝食は少し味気ないが、おにぎり1個でも腹に入れると体が目覚める。「米の力」だ。ところで、敦賀市内のあるコンビニで、おにぎりやサンドイッチを買い求め、発電所にむかう作業員がめっきり減った。

投票の今日。農業政策は重要な焦点でありながら、ほとんど語られることはなかった。もう一つは、国の借金は今年9月末現在で約983兆円で、国民1人当たり約771万円の借金。

この1年間で1人当たり約15万円増えた。借金の請求書はまず若い現役世代に回される。それだけでは立ちゆかないので、子どもの世代や孫の世代、その次の世代と順送りにツケ回される。

景気は良くならないのに国は借金をどんどん増やす。額に汗して税金を納めているのに請求書だけが積み上がる。景気や経済が生活が、ぼやきともなる何事も低落傾向にある日本。

立地地域は長年、都市部を中心とする電気という経済の血液で日本を支えてきた。エネルギーの安全保障など、数十年、積み重ねて来た政策でもある。

原子力発電所の安全性はなによりも優先されるべきだが、その論拠、3・11の福島の事故の原因の根本原因はどこか、発電所の活断層問題も科学的の論拠など、冷静な時間をかけた検証が、推論の中で拙速に結論が出されていると感じる。

敦賀という立地地域は今、経済、生活と雇用が、この問題で翻弄されている。日本の国は、大事なことを後回しにして、目先の世論が大事にされ、国の将来の大事なものが、立地地域の生活や経済は、その狭間で翻弄される。

国民、立地地域の市民が怒りをぶつけるのは国政選挙しかない。衆院選の投票日の今日。話を借金に戻せば、国の借金の右肩上がりは昨日今日始まったことではない。10年も20年も前からそうだった。国の農業、経営やエネルギー安全保障を長期で、汗を流して成果をあげる人物はだれか。そんな思いを票に書くのだが、…。
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金(キン)より、金(カネ)が浮かぶ師走
Date:2012-12-15(Sat)

師走の総選挙がスタートしてから冷え込む朝が続いた。車のハンドルを握り外気温の表示を確かめると、氷点下にならぬものの、1〜2度という日も何度かあった。なんと言っても敦賀にとって、敦賀2号機の破砕帯の問題は、全国紙トップの激震が走った。

ここ10日ほどを漢字1字で表すなら、月並みだが「寒」、選挙で「熱」といきたいが、どうも盛り上がりにかける。日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」は、シドニー五輪があった2000年と同じ「金」が選ばれたが、私は釈然としない。

金環日食のほか、ロンドン五輪での史上最多のメダル獲得や山中伸弥京都大教授のノーベル賞受賞、高さ世界一のタワー・東京スカイツリーの開業など金字塔が理由という。

しかし、冷え込む経済にどうも「きん」と「かね」とでは印象がつきまとう。師走選挙で敦賀市の各居酒屋は、冷え込んでいる。敦賀2号機の破砕帯の問題も、経済や雇用に影響する。

全国的にも、消費税増税や生活保護費の増大といった「かね」をめぐる問題が続いた。個人的には3位だった「島」の漢字がしっくりくると感じたが、混沌とした世相だからこそ、たくさんの「金」字塔に感動し将来に向かって光を見いだしたいという願いを込めた人も多かったのではないか

さて、選挙は今日だけ。明日は投票日。投票率は前回選に比べて低くなりそうだという予想もある。お寒い政治に嫌気がさしているとしても、希望も持って。明日を信じたい。
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我慢の財政運営、どう将来を考えて運営するか、大きな踊り場でもある。
Date:2012-12-14(Fri)

衆院選は16日の投開票まであと3日。選挙戦は激しさを増す一方だが、敦賀市にとって敦賀2号機の破砕帯の問題は大きい。安全性は何事にも優先されるべきだが、慎重にも慎重に拙速な判断ではなく科学的根拠に基づく冷静な納得できる判断を求めたい。このことは、一事業者、一自治体の問題だけではなく、日本のエネルギーの安全保障につながる大問題でもあるからだ。

敦賀市に限って言えば、市立敦賀病院、看護専門学校の原子力の交付金で賄うなど財政部門の依存度は高い。電力関係の依存度は少なくなったとはいえ、全予算の17%を占める。当然のことながら、市内の景気も原子力発電所の動向に左右される。

一方、全国的にも、師走選挙は地方自治体の2013年度当初予算の編成に影響を及ぼす点が気掛かりだ。政府予算案同様に、地方自治体の財政運営の指針となる地方財政計画の決定も年明けにずれ込むのが確実なためだ。

地財計画は地方自治体全体の収支見通しを示し、収入面で柱となる地方交付税額や国の補助金総額、地方債発行額などを盛り込む。例年だと年末の政府予算編成時に総務省と財務省が折衝して決定。自治体は首長の査定を経て、2月下旬から3月にかけて議会に予算案を提出される。

敦賀市もまだ少ないとはいえ、交付税や補助金への依存が高まることは確実だ。看護大学の設置、駅周辺整備、赤レンガ倉庫の耐震化など中心市街地の整備など大型プロジェクトがめじろ押しだが、ここはしばらく我慢の財政運営が必要となる。なかでも中学までの医療費無料化など考慮すべき点が多い。

敦賀市も12月定例議会が開会中だ。衆院選に関心が集まるが、年明けから本格化する予算審議への備えも必要だ。予算は自治体運営の姿勢を映す。今回は編成作業の過密化、難航は必至なだけに、総花的な編成ではなく、我慢の施策の力点は打ち出せているか、編成の方向性は妥当か-など、詰めるべき点は多い。市内景気や経済、雇用、加えて少子高齢化など後退局面に入る敦賀市にあって、敦賀2号機の問題だけに限らず、イケイケどんどんの時代ではない。

一般質問の答弁でも予算編成でも教育、福祉部門の聖域と言われる分野にもメスが入るとの見解。高齢化による病院など医療、福祉部門の自然増加、さらに、老朽化する施設、看護大学設置に伴う重みなど、我慢の財政運営、どう将来を考えて運営するか、大きな曲がり角、踊り場でもある。

 

 
【2012/12/14】 | ページトップ↑
規制委員会の慎重さと科学的な納得いく判断をあらためて求めたい。
Date:2012-12-13(Thr)

1959年に誕生した日産の名車「ブルーバード」の車名に幕が下ろされた。運転免許取得、車を購入後もこの名のついた車種に乗ることはなかったが、後輪から前輪へと駆動方式が変わるなど、時代の流行を取り入れ徐々に丸みを帯びながらも、箱形ボディーの基本は変わらず車幅など日本の道路・交通環境にマッチしていた。

国内自動車メーカーがエコカーやミニバンに力を注ぐのは市場のニーズと時代の要請に応えるためで致し方ないが、なぜか、寂しさを感じる。

ところで、どうしてもこの話題が頭から離れない。原子力規制委員会の専門家調査団が敷地内の破砕帯を「活断層」と結論づけたことについて、 福井県議会の原発・防災対策特別委員会で、調査や評価の進め方をめぐり、委員からは少数の専門家の知見で結論を導くことなどへの不信感や批判が相次いだ。地元、県議会として、納得出来ないほど拙速な判断と私も同感だ。

福井新聞を引用しながら書くと、吉田伊三郎議員の「規制委には不信感を持っている」と拙速な対応を批判。

また、県の石塚安全環境部長は「体制にはいろいろな問題がある」と否定せず、規制委の委員が国会同意を受けずに首相権限で任命された経緯を挙げ「扱いが不明瞭」と指摘も妥当だ。

さらに、石塚部長は「4人のメンバーが意見を述べ、いきなり(結論を)取りまとめた。事業者は全く議論に参加していない。判断した根拠の説明もほとんどなかった」とし、規制委は科学的根拠を示すことが重要とした。これも現段階では妥当な見解だ。

一昨日の河瀬市長の定例市議会の一般質問で、「なぜ結論を急がないといけないのか」と疑問とも同じだ。

河瀬市長は「『たられば』などという結論では、立地地域への説明は不足している。追加調査を終えなければわからないところもあるのに、なぜ活断層であると結論を急ぐのか疑問だ」と指摘し、規制委に対して海外の専門家に意見を仰いだり、市民説明会の開催を求める考えも明らかにした。

さらに、河瀬市長は「今まで原子力の必要性が再び認められ、まだ希望の光があると耐えてきたところで、専門家会合の結論が出た。原発がなくなった場合、すぐに経済・財政を穴埋めすことは困難だ。敦賀は大きな打撃を深刻な状況に陥る可能性がある」と指摘。昨日、規制委員会の田中委員長も社会的関心事として、早急な判断をさけた。規制委員会の慎重さと科学的な納得いく判断をあらためて求めたい。

冒頭に戻すが、衆院選のまっただ中。特定の候補について書くことは、ブログでは許されないが、投開票日の16日まで運動期間3日、残りわずか。

政党と議員が期待通りの仕事をしなければ、この日本がおかしくなる。地震と事故による原子力安全委員会の解体と原子力規制委員会の設立。ブルーバードと同列に扱うのは不謹慎だが、時代の変化により、その独立性と専門性、さらに、重要性が増す規制。その中で、風潮に左右され権威的なパフォーマンスでは納得出来ない。

科学的根拠に基づく正確な判断と納得いく説明などないままの状態など、設立したばかりの委員会への不信感がつのるばかりだ。
【2012/12/13】 | ページトップ↑
規制委員会は、拙速な結論をさけるべきだ。
Date:2012-12-12(Wed)

昨日、議会の一般質問。通告の原子力発電所の長期停止と財政運営という通告内容に加え、あまりにも拙速な、原子力規制委員会の専門家調査団による評価会合で、敦賀発電所の敷地内の断層の一種「破砕帯」について「活断層といって差し支えない」と総括に、疑問を感じ、市長にその印象の答弁を求めた。

ある新聞によると、活断層の専門家からは「事業者の最終的な調査を待つべきではなかったか」との声もある。結論を焦る必要はないと思う。原電側も納得出来ない審議に公開質問状を提出は当然でもある。結論に「科学的根拠が示されておらず、誠に理解に苦しむところ」と反論も妥当と思う。地震学は、急速に発展し、地震学者にも諸説ある。

私は、規制委の仕事は、議論を進める上で、原発を安全に動かすための基準作りである。地震についてもまず、指針づくりが大事ではないか。規制委には、放射性物質の拡散予測で間違いを繰り返し、自治体や住民を混乱させた前歴がある。拙速な結論を出す必要はないと思う。

まさに、5人のメンバーで、2日の調査と2時間の審議で正確な評価ができるのか、私は疑問に思う。そして10日の議論だ。

発表のタイミングも疑問だ。規制委員会はあくまで科学的データに基づく、納得できる理由で結論を出すべきだ。社会常識というのもこの委員会に求められる見識だ。今は衆院選の最中で、原発は選挙戦の重要な争点となっている。有権者の予断につながりかねない投票直前の時期である。

活断層で再稼働が認められない事態は2号機の廃炉にもつながる大問題だけに慎重にも慎重であるべき課題だ。その議論も予備日を設けていたが、拙速に結論を出している。今日の委員会でも急いで結論を出そうとするならこれも問題だ。

敦賀の経済へも深刻な状況となることも、産業構造など現状を考えれば、十分、予想できる。こうした極めて重い問題を1回限りの審議で片づける姿勢には、謙虚さと慎重さが欠けているのではないか。これでは問答無用の斬り捨て御免に等しい。
【2012/12/12】 | ページトップ↑
活断層の可能性
Date:2012-12-11(Tue)

正直、驚いている。どうコメントしていいのか、言葉がでない。原電の敷地内を通る「破砕帯」と呼ばれる岩盤の亀裂が、活断層であるか、判断する原子力規制委員会の評価会合が昨日、開かれ、専門家ら5人全員が敦賀2号機の下を走る破砕帯について、活断層の可能性を指摘した。

規制委員会の田中委員長は「このままでは敦賀原発の再稼働はできない」とまで述べた。国の指針では、原子炉など重要な施設は活断層の上につくることを認めておらず、安全はなによりも優先されるべきだが、この判断は,原電にとっても敦賀市にとっても深刻な事態と受け止めている。あらためてコメントしたい。
【2012/12/11】 | ページトップ↑
目視検査も打音検査も維持管理の基本。
Date:2012-12-10(Mon)

打音検査。テストハンマーでカンコンカンコン、ボルトの頭をたたく。数えきれぬボルトをたたく。単純作業の繰り返しだ。

そのコツを最初、学んだのは船のボイラー内部の点検。軽くテストハンマーを持って、緩みがないか、目と音で確かめる。メンテナンスの基本中の基本だ。

茨城県の東海発電所では、蒸気発生器に入って、一日中、テストハンマーをたたき続けたこともある。敦賀の発電所の起動前の総点検でも同じだ。

目視検査も大事な検査項目だ。いずれも基本中の基本だ。

日本は世界に冠たる安全な国だと言われてきた。治安の良さだけではない。目視検査や打音検査などの地道な検査と確かな技術力で社会資本を整備し、暮らしの安全を下支えしてきた。

その誇りがイメージ先行で揺らいでいるようにも感じる。福島の事故の原因がどこにあり、どこを改善するれば、防げるか、の議論がほとんどなされず、脱原発だけの言葉がならぶ選挙戦を憂う。

中央自動車道で起きたトンネル崩落事故の事故もその原因をしっかりと検証することが大事だ。トンネルが開通したのは35年前の1977年。詳しい事故原因や管理上の責任は捜査に任せるにしても、維持管理とはどういうことか、機械は維持管理をきちんとすれば、長く維持できる。

国内では64年の東京五輪前後から各地で急速に社会資本の整備が進められた。その一つである首都高速道路は、漏水やひび割れなどが相次ぎ補修に追われているのが実情だ。

建築後50年を超える施設が今後次々と出てくる。高速道路、新幹線、橋、ダム、高層ビル。中央道の事故に限らず、全国のさまざまな施設で老朽化という問題が深刻化してくる。

安全な社会を築く技術と知恵はいくらでもあるはずだ。安全であるか、機器の具合はいいか、きちんと維持管理ができているか、保守点検や科学的な非破壊検査など、日本はこの分野でも最高レベルである。

原子力発電所も科学的根拠もないまま、法律で40年の老朽化イコール、廃炉の議論がイメージで展開される。

必要なのは老朽化という言葉だけで、機器の寿命を考えるのではなく、ものを大事に科学的に技術的に大事に使い、改良改善しながら、社会的インフラを使いこなす知恵と技術が求められる社会でもある。

それらに携わる関係者の人材育成や、地道な検査と技術を軽視する社会でいけないと思う。
【2012/12/10】 | ページトップ↑
寒さの中の選挙戦
Date:2012-12-09(Sun)

大雪の予報は選挙には厳しく冷たい。敦賀で暮らさなければ分からないものがある。四国育ちの私には、この厳しさは格別だった。北陸の冬は特有だ。風は間違いなくその一つだろう。横なぐりに吹き付ける風は驚きだった。昨日の敦賀は強風が吹き、トタンが飛ばされ、JRダイヤは乱れた。爆弾低気圧というらしい。昨日も東浦の8号線を通ると海からの強風で車が横に動く。

新語・流行語の中に、「爆弾低気圧」がある。厳密な定義は別にして、急速に発達する温帯低気圧を指すのだという。爆弾のような破壊力があるという意味なのか。専門家によると言葉は20年ほど前からあり、珍しいものでも、特別なものでもないようだ。

4月に日本列島を襲った爆弾低気圧の被害がいつになく甚大で、年末まで多くの人の記憶に残ったことから選ばれている。特に都心でも30メートル近い強風が吹き荒れ、首都圏の交通機関が大混乱したため、余計に印象が強かったのかもしれない。東京中心と言えなくもない。

衆院選も昨日から中盤に来た。各党の政権公約はどうか。東京中心の見方だけではなく、地方からの視点、地方への視点はあるか。原子力やTPP、など日本はさまざまな課題は多い。いったん取り扱いを誤るようなら、日本の将来を左右しかねない。近視眼的なとらえ方も含め、原子力発電所の立地地域を忘れたかのような発言も多い。ただ、選挙のエネルギーは大きい。民主主義の中の権力闘争でもあり、地方は地方なりの爆発性もある。選挙も中盤を過ぎると言動は抽象論が多くなる。
【2012/12/09】 | ページトップ↑
寒さと師走
Date:2012-12-08(Sat)

東北でまた地震と津波。放送も3-11の教訓がずいぶんと生かされている。ただでさえ慌ただしい師走。何もそのただ中に総選挙をしなくてもよいものを。それもこの寒さ。候補者は大変だ。こんなぼやきを口にする寸前にあるデータを見つけ、自身の不明を恥じた。戦後の衆院選の実施月をあらためて確認すると、計25回のうち最多は今回も含めて12月の5回。寒いのと師走が重なるが後ろ向きに考える必要はない。
 
直近でも29年も前の1983年のこと。頭の片隅に追いやられていただけのこと。この年はロッキード事件で10月に田中角栄元首相に一審有罪判決が出て、追い込まれた中曽根政権が解散に打って出た。結果は自民党が過半数に届かず、新自由クラブと連立政権を組む。この時期の総選挙は予算編成の観点からも理にかなう。解散を先送りしていたら、一度組み上がった来年度予算案を総選挙後の新政権が一からやり直す「ちゃぶ台返し」の可能性もあった。こう考えると、総選挙を済ませて2012年が暮れるのを見送るのも悪くはない。

また、高齢者というのも今は、違う。「老後」という言葉に年齢的な定義もない。昔は、定年イコール平均寿命の時代だった。定年退職したといっても体力的余力、豊かな老後はなかった。55歳定年制が普及した昭和30年の平均寿命は男で63.6、女67.7歳。事実上、65歳定年が現実化した昨今、老後は随分と長くなった。

人口減少社会、少子高齢化社会、前向きに物事を考えたい。言葉で改革を叫び集票に走る政治家はもういらない。それほど、日本の現実は厳しい。寒い師走。この総選挙、大きな選択の時期でもある。そして新たな出発を迎えたい。
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東浦のみかん
Date:2012-12-07(Fri)

県内の上空に強い寒気が入り込んだ影響で寒さが厳しい。今年の東浦のみかんは不作だったが、先日、市が世話するボランティアを新聞で要請したところ、予想を超える数が集まった。何事もやってみるものだ。ただ農家の作り手の高齢化が気になる。

寒さが厳しいが、みかんはこたつとともに、心まで温かくしてくれるような色だ。ささやかだが、豊かさがここにもと思えばうれしくなる。

ところで、みかんとともに、おいしいのが柿。四国では、みかんとともに、柿も冬の風景だ。柿は日本では最も古くから栽培されている果実の一つだ。奈良時代に既に干し柿の売買が行われていたという。貴重な甘味品だったらしい。平安時代には宮廷内の幾つかの行事食に必ず干し柿を用いることになっていたとか。

当時は渋柿が主流だったようだ。中世になると、柿の改良が始まり、甘い品種を求める声も強まる。<柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺>。柿と言えば、正岡子規のこの句を思い出す人も多いだろう。子規は果物好きで、特に柿が好きだった。故郷の松山(愛媛県)から上京する途中、奈良に立ち寄り、宿屋でさっそく柿を所望する。

干し柿作りは晩秋から初冬にかけて行われる。みかんとともに、農家の高齢化が進み、作り手が減少しているのが気掛かりだ。奈良の柿に法隆寺の鐘の音がピッタリするように、柿には寒風がいかにもよく似合う。いつまでも見続けたい風物詩だ。 東浦のみかんも甘さを加え、定着しているだけに続けたい。晩秋の風物詩だ。
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経済の悪化と老朽化という課題
Date:2012-12-06(Thr)

昨日は、議会の予算決算常任委員会。12月補正予算でふるさと夢街道の道路のクラック(われめ)の修理の一部を市債で賄うとの答弁。本来であれば、修繕は借金で行うべきものではないと思うが、借金である市債の項目も限られているため、できるものは、との考えが見え隠れする。

敦賀市の予算ぐりも楽ではない。また、昨日の県議会で原子力発電所が長い期間停まっている影響で、悪化している嶺南経済が深刻な状況が明らかになった。県の調査で8月と9月に売上が減少したと答えた企業数が約6割に達したとの知事答弁。
 
中でも、原発作業員向けの民宿で全体の9割。原発のメンテナンス業では7割が「売上が減った」と答えていて、資金繰りの返済負担を軽減するため借り換えも増えているということ。

また、嶺南の有効求人倍率は今年2月から嶺北を下回り始めていて、今回の調査では差が0.11ポイントと大きくなっているとこと。危惧されていたことが調査結果で現実化している。
 
ところで、ふるさと夢街道の道路はまだできて十数年だが、中央自動者道の建設の時代、老朽化と言う課題が現実化して来た。1970年代は日本中で大規模なコンクリート構造物が続々と建設された時代だった。1枚の重さ1.2トンの天井板が130メートルにわたって崩れ、死者9人を出す大事故が起きた山梨県の中央自動車道・笹子トンネルも70年代に開通した。

天井をつっていた金具のボルトやコンクリートが腐食し、崩落した可能性が高いという。トンネルだけの問題ではあるまい。事故は、ダムや橋など戦後の社会資本が深刻な老朽化時代に入ったことへの警鐘でもあるだろう。

同じころに建てられた大規模構造物の最たるものの一つは敦賀市であれば、市役所。耐震性の確保が課題だ。 

人間に例えると、還暦を迎えるころになると腰や膝が痛くなり、あちこちにガタがくるものだ。マッサージをして患部をほぐしたり、時には病院に行って治療する。体に代えがないので、だましだまし使い続けるほかない。日本の社会がいよいよ老人の域に入ってきたことを示しているように見える。治療を怠れば死に直結するように、老朽化対策を軽んじれば大事故につながる。

下水道の老朽管の破損による道路陥没事故は年間5千件を超えている。戦後、営々と築いてきた社会資本が次第に高齢化しているのである。総選挙の裏に潜む経済と老朽化は、政治がどう対応するか、地方も国も大事な課題だ。


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なお、11日、12日、13日に行われる一般質問の内容は以下の内容で考えている。

1.原子力発電所の長期停止と財政運営について
先週の県議会の西川知事の答弁で原子力発電所が長い期間停まっている影響で、悪化している嶺南経済が深刻な状況が明らかになりました。
県の調査で8月と9月に売上が減少したと答えた企業数が約6割に達したことが分かりました。
 10月に嶺南の主な企業約150社に対して聞き取り調査をした結果、直前の2カ月で売り上げが減っていると答えた企業は約6割に達し、中でも、原発作業員向けの民宿で全体の9割。原発のメンテナンス業では7割が「売上が減った」と答えていて、資金繰りの返済負担を軽減するため借り換えも増えているということです。
また、嶺南の有効求人倍率は今年2月から嶺北を下回り始めていて、今回の調査では差が0.11ポイントと大きくなりました。
これから年末にかけ資金繰りの悪化はさらに懸念されるとして、県では年末29日まで、金融や雇用に関する相談窓口を設けるなどして対応するとのことです。
敦賀市にあっても、長期停止に伴う景気の影響は大きく、固定資産税の目減りや敦賀3,4号の本格着工が不透明な中、民生費の増加、公立看護大学の設置や中心市街地活性化などの大型プロジェクトの推進など、厳しい財政運営を迫られているのが現状ではないでしょうか。そこで、財政運営について質問をさせていただきます。
① まず、敦賀市としても、市内の経済状況など、把握されていると存じますが、現状とその状況について、景気浮揚策も含めどのように受け止めておられるか、市長にお伺いいたします。
② 次に、敦賀市として、この状況に鑑み、将来が不透明な中、財政運営の厳しさが予想され、短期、中期、長期でどのように対応しようとしているのか、お伺いいたします。
③ 次に平成25年度予算編成にむけて作業が進んでいると思いますが、厳しい財政状況の中、25年度に向けて、予算方針など、明らかにできるものがあれば、お伺いいたします。
④ 特に、23年度決算でも明らかになったように、子育て、介護、福祉、医療などの民生費の伸びが年々、伸びており、これに介護、国保、後期高齢者医療の特別会計を加えると、相当な伸びと考えられます。さらに、保健福祉施策では、国の法制度や補助制度により一定の枠がはめられております。これまで、敦賀市では、独自の施策として、敦賀市民福祉会館など検討委員会を設けて、今後の取り組み方を検討されていますが、財政状況との絡みで、そのほか、どのように取り組まれようとしているのか、お伺いいたします。
⑤ 一つの例として、いきいき生涯大学の大学院が、来年度は、市立看護大学(仮称)の設置に伴い、中断されると伺っておりますが、今後の方針などお伺いいたします。
⑥ 次に、看護大学設置に伴う、財源の捻出状況について、お伺いいたします。再来年度の開学に向けて、文部科学省との交渉も架橋を迎えておられるとお聞きしておりますが、施設等の準備にあたり、来年度予算にどのように影響されるのか、お伺いいたします。
⑦ 中心市街地活性化対策と財政運営についてお伺いいたします。中心市街地活性化基本計画は、将来の新幹線開通をにらみながら、JRの駅周辺エリアから気比神宮エリア、そして舟溜り地区、そして最終的には敦賀港周辺エリアを集客拠点と捉えた回遊性を向上させようというのが主たる目的で進んでおります。敦賀駅では交流施設、駅前広場、駐車場を中心とするAゾーンの整備、また舟溜りでは博物館通り、町家再生事業、また最終地点の金ケ崎では周辺整備構想といった拠点そのものの集客力向上に向けた取り組みが進んでいると存じますが、厳しい財政事情の中、優先順位も含め、どのように進めていこうとするのか、これまでと繰り返しにもなりますが、基本的なお伺いいたします。
⑧ 次に、中心市街地活性化対策の一つとして、相生町の通称「博物館通り」に来年10月、市民が寄付された古民家3棟が商店としてオープンする事業が展開されておりますが、何を置いても、博物館と魚市場と敦賀酒造との連携があってこそこの地域が観光のスポットとなり、投資効果が増すと考えられます。なかでも、敦賀酒造について、国の社会資本整備総合交付金 (都市再生整備計画) の戦略的中心市街地商業等活性化支援事業費補助金が不透明な状況で、財政事情もあり、今後、どのように対応されようとしているのか、あらためてお伺いいたします。
⑨ 最後に、敦賀市として、原子力発電所の長期停止に伴い、苦しい財政事情も考えられ、税収の安定化を図るため、財源確保など、今後、どのようのお考えか、お伺いいたします。また、厳しい財政運営の中で、財源の安定化を図るため、多くある基金の取りまとめ、整理など、財政調整基金などの柔軟性をもっと基金運営とすべきと存じますが、どのようにお考えかお伺いしたします。

以上です。順番等が決まりましたらお知らせいたします。
【2012/12/06】 | ページトップ↑
政党の乱立の世相と活断層判断
Date:2012-12-05(Wed)

昨日から議会が始まった。 原電の敦賀発電所の直下を通る破砕帯が活断層かどうかをめぐり、河瀬市長は本会議で、原子力規制委員会の調査団が現地調査をについて「破砕帯調査に限らず、原発の安全性は、高度な学術的見地や科学的根拠に基づき判断されなければならない」と述べた。地元自治体の長として妥当な率直な発言だ。

大飯発電所の現地調査の結果を踏まえて議論を聴いていると、調査する委員から政治的な発言もみられた。慎重な議論を重ね、規制委として冷静な妥当な判断をのぞみたい。

ところで、電力会社が三千を超える乱立した時代も戦前にあった。東京では一家にふたつの電力会社から電線を引いた時代もあったとも。もっとも電気が競争で売られた時期でもある。必需品である電気の安定性が求められ現在、電気の質も量も違うが、経済性だけを追及すればいいか、考える必要がある。

電力会社と同じ様に政党乱立も創成期あるいは、時代の変わり目にみられる現象だ。363もの政党が打って出たことがある。1946年4月、敗戦後初めて実施された衆院選だ。

占領下、焼け野原と闇市の中で立候補は定員466人の6倍、うち新人が9割以上。婦人参政権を認められた女性39人が一気に当選、世間を驚かせた。その中でも目を引くのが、全国各地で立ちあがった地方の小政党だ。

一方で、小選挙区制導入当時、二大政党の争いになると説明を受けたことがある。それが12党が乱立する。やはり時代の変わり目だろうか。嘉田滋賀県知事や橋下大阪市長が東京の外から政党をつくったのも敗戦直後と似ている。
立候補者の多さも考えると、まさに時代の変わり目かもしれない。

民主主義は本来、多種多様な立場の意見を議論を重ねて時間をかけて集約するもの。それはしかたないとしても、今回の地震に関する活断層に関する調査は、原子力規制庁ができたばかりと気負って、委員が政治的に判断することだけはさけてもらいたい。

【2012/12/05】 | ページトップ↑
事故に学ぶ
Date:2012-12-04(Tue)

昨日のニュースの大半が中央自動車道の事故。上り線を走るときは「東京までもう一息」と気を入れ直す所である。

その天井板が落下し、多くの人が犠牲になった。犠牲になった方々には御冥福を祈りたい。

火災も起き、二次災害の心配から救出作業は手間取った。閉じ込められた人たちの苦痛、恐怖を思うといたたまれない。天井のコンクリート板が落ちてくると誰が想像できよう。

それも金具でつり下げられた古い構造だったとは。つり天井の危険性は、東日本大震災のときホールや体育館などで落下が相次ぎ、問題になっている。議会でも、耐震性で内部構造物について問題視されたことがある。

国が耐震強化の基準づくりをしているところだ。建物とトンネルを同列にできないが、管理・運営する中日本高速道路の責任は極めて重い。手抜きがないなら点検の仕方に欠陥があったことになる。

これからは成長期に造られた多くの構造物で安全性が問題になるだろう。総選挙になると新規事業の声が大きくなりがちだが、維持管理がいかに大事か、あらためて思い知らされた。

ところで、昨日は、議会の駅周辺整備調査特別委員会でJR敦賀駅のバリアフリー化の視察。工事がほぼ完了し各ホームをつなぐ跨線橋やエレベーター、エスカレーターが設置され、帰省客が増える年末を控えた16日から供用が始まる。

総事業費は約19億円で、そのうち敦賀市が約11億円を負担した。多額な経費だけに、通路の幅といい、バリアフリー化とも新幹線を見据えた工事内容となっている。 

「失敗に学ぶ」ではないが、敦賀市も高度成長時期に建てられた建築物など、インフラが多い、維持管理がいかに大事か、また経費がかかるか、あらためて知らされた。

 
【2012/12/04】 | ページトップ↑
1年の総括に、1カ月は短い。時間を追う感覚と、追われる焦り。
Date:2012-12-03(Mon)

昨日も慌しい時間が過ぎた。せわしい師走例年になくせわしい気分で、師走を迎えた。遅れ気味だったイチョウの黄葉が、慌ただしく散ってゆく。

寒さが、コートの襟を立て、寡黙に先を急ぐ。1年の総括に、1カ月は短い。時間を追う感覚と、追われる焦り。その違い。

気がせくのは、走っているのが師だけではないはずが、公示を前に、既に静かな前哨戦。しかし、気分はどっぷりと選挙本番。

日本維新の会の橋下徹代表代行、衆院選の立候補予定者応援のため福井県入り。福井、敦賀両市で街頭演説した。敦賀市、平和堂前、夕闇が迫る中で、徐々に聴衆が増え、500名は超えたのではないか。物見遊山もあろうが期待感も感じる不思議な感覚だ。古い話しで恐縮だが、動員もない寒い中で、土井たか子さんの頃の自然発生的な観衆でもある。

橋下氏は「2030年代に原発ゼロにしたいが、具体的な計画は今作っている最中」など、脱原発依存に向けた協調を呼び掛けていた。約30分の演説のほぼすべてを脱原発に費やした。冒頭、電力供給地への感謝の言葉を口にし、再生可能エネルギーへの転換を訴えた。

考えは、いろいろあるが、敦賀の石炭火力のフル稼動もいいが、電力の火力9割の異常さを論ずる声があまりにも少ない。私には貿易赤字上半期、3億2千万円。貿易立国で経済の大きな重荷のはず。円安にふれれば、この赤字はもっと膨らむ。政治家が、脱原発ばかりが風潮となり、この国の凋落を論ずることがほとんどない。

一方で、敦賀は「浦底断層」と呼ばれる活断層と、「破砕帯」との関係を原子力規制委員会の調査が終了した。原電の職員も疲れる時間が過ぎた。調査団は10日に開く会合で破砕帯との関係を論ずることになる。 

民主党政権3年を総括する師走でもある。決断に、あと2週間は長いか短いか。林立する虚像から、実像を見抜く目を。慌ただしさを乗り切った後にふさわしい結果が、とても気になる12月でもある。
【2012/12/03】 | ページトップ↑
電気と災害
Date-2012-12-02(Sun)

原子力規制委員会の現地調査が敦賀の原電で行われ、規制委員会は敷地内の活断層について破砕帯との連動について今後検討し、判断していく。朝から全国放送だ。調査の結果は、今月10日の会合で評価される。言うまでもなく判断によっては、原電にとっても、敦賀市にとっても、これまで例のない影響を及ぼす調査に変わりない。

昨夕は、東京のイルミネーションの中にいた。電気のない無縁のようだが、一方で、真っ暗なコンビニエンスストアに人が殺到し、乾電池が棚から姿を消した。街角のガソリンスタンドにはガソリンや灯油を求める車列−北海道を襲った暴風雪による停電被害は市民生活に大きなダメージを与えている。

昨年の震災もそうだが、電気ことエネルギーの大切さを、真剣に考える必要がある。震災の際もガソリンスタンドに車がならんだ。

スタンドを回ったが、どこも出せないとの回答が大半の状態も。最後は「15リットルでもいいなら」という所があり救われたとか。

北海道の停電は鉄塔が強風などによって倒れたことが原因らしい。確か、北海道電力など、平均風速40メートルに耐えられるものを基準として補強している。高度成長下当時、過剰ともいえる設備投資を行い、世界でも例のない、停電率を達成している。

諸外国と比べて、今も停電は少ない。寒い上に停電という二重の影響を最も受けているのはお年寄りと子どもだろう。震災から1年8カ月をすぎ、冬の災害の怖さ、日ごろの備えを既に忘れてはいないか。高いと言われる電気料金、発送電分離など電気料金、低廉化の圧力は高い。

一方で再生エネ推進、LNG火力の推進など原子力発電との電気料金への議論もある。複雑な電気料金の仕組み、長期的に構築してきた電力システム。安定、安全も大事、今、重要な視点が衆院選挙では、語ることがないまま、ものごとが進もうとしている。 
【2012/12/02】 | ページトップ↑
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