立地の街の声を聞かない規制委のあり方は問題だ。
Date:2013-02-28((Thr)

昨日は3月議会の開会日。市長提案理由で経済など厳しい敦賀市の環境を述べた。原子力政策の不透明さで、ここまでなるとは、とのため息がでる閉塞感、息苦しさが街の中を覆っている。市民生活の景気、雇用はもちろん、福祉まで影響する環境は異常とも言える。

その中で、一昨日25日、民間の有識者で作るエネルギー・原子力政策懇談会が安倍首相に緊急提言書を提出した。会長は元文部大臣の有馬朗人さんだ。

政府に対し、安全が確認された原子力発電所を再稼働させ、責任ある原子力政策の再構築を求めた。 注目すべきは、提言が、原発の安全を担う原子力規制委員会について、新安全基準や破砕帯調査にも、さまざまな懸念がある、と苦言を呈したことだ。

これは、先日の敦賀市議会や市の原子力懇談会で規制庁に出された疑問や不満とも一致する内容だ。原子力と40年以上向き合ってきた立地地域の声も聞くべきだ。

なかでも、「リスクゼロという不可能な命題を目指している」との内容には私も同感だ。提言内容で「事業者とオープンに意見交換すべきだ」との指摘は妥当ではないか。最終的に安全と設備に責任をもつ事業者の見解を排除しての調査結果には違和感があることは明白だ。

敦賀市議会の新安全基準の説明でも、安全を最優先との考えには同感だが、一方で、利用するにあたっての経済性などの配慮があまりにも足らない学者による基準ではないかとも感じた。このことが、破砕帯調査にも言える。

規制委は法律上3条委員会で政治的にも運営でも独立していることは大事だが、原子力基本法にある利用するにあたっての「自主、民主、公開」の基本理念のもとに、社会や国民生活を考えた運営を考えるべきで、孤立的、独善的に陥ってはならない。

まさに独立性は尊重すべきだが、独立独歩、独善先行の組織は、国民生活はもちろん、これまで国に協力してきた立地地域ともかけ離れた存在となる。
 
原子力発電所の長期停止で、立地地域の経済は冷え込み、国民生活においても、電気料金など影響していることは確かだ。敦賀の石炭火力のフル稼働は、港の利用拡大など、一面的にはいいが、ここまで続くと、異常でもある。

冒頭の提言は、福島の再生、安全の最優先を念頭に、適切なエネルギー政策の確立を求めている。原子力から逃げず、真正面から向き合う姿勢をのぞむ。
スポンサーサイト
【2013/02/28】 | ページトップ↑
『正直に 腹を立てずに 撓(たゆ)まず励め』 (鈴木貫太郎元首相)
Date:2013-02-27(Wed)

昨日は市内の経済界やNPO団体のメンバーらで構成される原子力懇談会。敦賀発電所の破砕帯調査などについて市民向けの説明会が開かれた。

市民らは、見通しの立たない原子力政策への不安やいら立ちを訴えた。これは市民が感じているいつわざる率直な言葉だろう。
 
原子力規制庁の森田統括官が、先日の議会への説明に続いて、新たな原発の安全基準と敦賀発電所の活断層調査について説明。
 
これに対し市民からは、「原子力規制委員会の判断は拙速だ」「議論に偏りがある」などの発言が相次ぎ、見通しの立たない原子力政策へのいら立ちを語ったとのこと。

市民の閉塞感、不況感が実生活の雇用、景気へと実態経済に影響し始めている。

原子力発電所の長期停止に伴う影響が、年度末という時期に来て、雇用停止の通告を受けた従業員もあり、ホテル、民宿、飲食店、文房具、弁当屋などすみずみにまで影響してきた。

今日から始まる議会、敦賀市平成25年度予算案にも税収減が色濃くなり、中期財政計画にもはっきりと現実の実態が現れて来た。

ところで、国では「アベノミクス」で円安株高を実現した安倍内閣の支持率が70%を超え、期待感も大きく、ある市民からは原子力政策への転換こと、発電所の早期稼動、敦賀3・4号の早期着工をのぞむ声も何度も聞くようになった。

一方、昨日のテレビ報道で、大胆な金融政策、財政出動は安倍晋三首相の専売特許ではない。80年前の1930年代、日本は現在と同じデフレに苦しんでいたことが紹介された。そこで日銀の国債引き受けによる金融緩和、公共事業が中心の財政拡大が行われた。

農村に道路が整備され、土木工事で働く庶民の懐は潤った。円安、低金利で景気は多少なりとも回復にむかったとか。これらは昭和11年2月26日の銃弾に命を失った高橋是清蔵相の業績とされる。国の政策実行がいかに大事かの歴史でもある。

私ごとで恐縮だが、母は、この当時、東京都内でやっとみつけた就職先で働いていた。当時の不況感と、ぼたん雪が舞う2・26事件をしっかりと記憶し、「当時は不況でね、不況でね」と、この日が来ると繰り返して同じことを語った。

母が生きていれば、現在の日本との比較をどう語っただろう。

最後に、テレビで同じく2・26の銃弾でも命びろいし、太平洋戦争の終戦処理に尽力した鈴木貫太郎元首相の言葉に、

《正直に 腹を立てずに 撓(たゆ)まず励め》 を校訓とする小学校が紹介された。鈴木の遺訓を校歌にまでしている。

この時期に当たっても、この言葉は生きている。

 
【2013/02/27】 | ページトップ↑
長崎市のグループホーム火災を教訓とする基準の条例化
Date:2013-02-26((Tue)

昨日は、観光振興計画、介護施設に関わる基準などの条例、博物館通りの賑わいプロジェクト、敦賀駅西土地活用、市庁舎耐震化、中期財政計画と、3月議会に関わる説明会が、午前から午後3時過ぎまで続いた。

一つひとつ重要な案件だけに、私なりに注目すべき点をあげてコメントしていきたい。今日は、敦賀市指定地域密着型サービスの事業の運営基準等の条例についてを取り上げたい。

国の介護保険法以外に、各地域事情、安全、安心の観点から市独自の基準を条例により設けることがことができる。

特に、高齢化社会を考慮して、グループホームなどにスプリンクラー設備、自動火災報知設備、消防機関へ通報する火災報知設備の設置を小規模でも設置を義務化したものとなっている。

長崎市のグループホームを受けての厳しい内容となっている。敦賀市では幸い、現在ある各施設ともスプリンクラーは設置されているが、これから設ける施設の基準となる。厳しいが妥当な基準と評価したい。

ところで、長崎のグループホームが、なぜ部屋が燃え、煙が充満したのか。なぜお年寄りは避難できなかったのか。新聞報道でも所々で「不備」「不作為」に突き当たる。

スプリンクラーがなかった。防火扉が役に立たなかった。行政の指導もどうやら甘かった。違法かどうかを置くとしても、ひとたび火事が起きれば、という想定のずっと手前で、備えは止まっていた。

一番の要因は、リコール対象になっているTDK製の加湿器が火元である可能性が「極めて高い」と同社が明らかにした。

リコールの周知がなかなか行き届かない、加湿器の購入先まではつかみづらい、と。それでも、加湿器、スプリンクラー、防火扉...と重なる不備を知るにつけ、そのたった一つでもきちんとしていたら、防止でき、拡大が防げた火災でもある。

認知症の人は2025年までに約1・5倍になると推計される。グループホームの数も敦賀市でも増える。教訓を基準にする条令でもある。

その他に、地域包括支援センターとの連携、訴訟など理由から書類の保存期間を2年から5年などが独自の基準として盛り込まれる。  
【2013/02/26】 | ページトップ↑
高島市、米原市、東近江市の市長選の教訓
Date:2013-02-25(Mon)

福井県内の首長選挙に比べ、お隣の滋賀県内の各市の下克上は激しい。昨年末の衆院選も象徴的だが、2期目の市長がいずれも負ける選挙が年明けから続いている。

1月の高島市に続き、先々週の東近江、米原両市の市長選で現職が落選した。「2期目は最も強い」は定説だったが、3市とも現市制になって再選された市長はいない。

いずれも、財政難を大きな要因に、2005年度までの「平成の大合併」で4〜7市町村が合併して誕生した。国の手厚い優遇措置にせかされ「合併ありき」で進めた感は否めず、相手先選びで二転三転した末に駆け込み合併した、市となった地域だ。

調べると、いずれも合併が最大の要因ではないが、現職それも2期目の選挙でのこと。高島で旧町間の意識のずれ、東近江は急激な行財政改革、米原はまちづくりの停滞が影響したとみられている。

私が高島市など、仲間の市議に聞くなかでも、7年以上経た合併市が当初描かれた姿に進んでいないと多くの市民が感じているようだ。

現実に選挙の投票率を分析すると、前回より高島は4・11ポイント、米原は6・85ポイント、東近江は8・72ポイントそれぞれ落ち込んだ。

なかでも、東近江、米原は先の衆院選をも下回っており、最も身近なリーダーを直接決める選挙としては異例だ。

嶺南の若狭町、おおい町ともに、各町議と話しても時間がかかるとの意見が多い。若狭と敦賀・美方の各消防組合の境界も若狭町で二分されている。

とやかく言う課題でもないが、コスト面を考えると、合併時、整理する課題が、いまだにできていない。両組合の大合併も視野に入るなかでは、このままの状況が続くと思われる。

以前あった市町村も明治、昭和の大合併で村々が寄り集まりながら、敦賀市も「わがまち」になっていった。

ただ、古代の律令制度以来、敦賀郡など政治的な領域は、稜線と海で囲まれたもので、安定的かつ落ち着いた基礎的な市域とも思う。滋賀県内の市長選など合併の後遺症ともいうべき現象を見る限り、その分、美浜町との合併、さらには嶺南市の動きは、ほとんど今はない。
【2013/02/25】 | ページトップ↑
避難所の備蓄と自家発
Date:2013-02-24(Sun)

昨日は、社会福祉協議会主催のあいあいプラザで災害ボランティアの実地訓練。今年で4回目を数える。阪神淡路、福井豪雨、中越地震、東日本大震災と続くと、この活動の重要さが増してくる。

ところで、地震などの災害が発生した際、避難生活の拠点となるのが避難所に指定されている地域の学校だ。 すぐに支援が得られない場合などに備え、水や食料を保管する倉庫などを整備していくことが喫緊の課題となっている。
 
ところが都道府県によって、学校の防災施設の整備状況に大きな差がある。体育館などに多くの人を収容できる学校は、災害時の避難生活で重要な役割を果たしてきた。東日本大震災も多くの学校が避難所となったが、断水や停電が相次ぎ、食料や毛布が不足するなど、課題が次々と浮上した。
 
被害が甚大で、すぐに支援が得られない状況でも、住民が生き延びるだけの防災機能を学校に持たせる。地震大国・日本の自治体が優先的に取り組むべき共通の課題といえよう。 ところが現実は必ずしもそうはなっていない。 

備蓄倉庫では東京、神奈川、静岡が9割を超えた一方、鹿児島はわずか1%だった。自家発電設備もこの3自治体が6、7割台で上位を占めたが、愛媛、宮崎、沖縄はいずれも1%と極端な差があった。
 
敦賀市は、各学校にこそないが、呉竹町の公園に防災倉庫と飲み水の備蓄、防災センターにも備蓄と自家発と整えている。小さな敦賀市ながら西浦、東浦、愛発と地域特性もあり考えなければいけない課題だ。

防災倉庫大規模災害に対する意識や防災施策の優先度の違いが反映された、というのが文科省の見方だ。道路などがけ崩れなど、幹線の国道、県道に不安がある敦賀市は、地域別にみると大震災に見舞われれば孤立する恐れがある。東日本大震災を教訓に予想される災害への備えは必要に思う。
【2013/02/24】 | ページトップ↑
複合汚染の記憶
Date:2013-02-23(Sat)

敦賀にも公害問題はあったが、それぞれの努力で克服した。公害が一般化したのは70年代ではないか。調べると、1975年に刊行、ベストセラーになった有吉佐和子さんの『複合汚染』と思う。大学最後の年、練習船の中で、なにげなく読むつもりが引きずられて読んでしまった、記憶がよみがえる。東京湾の晴海埠頭から見た海も汚かった。

日本で公害の言葉が定着した当時に出版されたこの本は、複数の有害物質が複合して作用することで、予期しない汚染が起こると警鐘を鳴らした。

四日市公害などがその筆頭だった。海のヘドロ、汚染と匂いと神戸港でも実感した。それぞれに厳しい安全基準が設けられ美しい空や川を取り戻してきたが、久しぶりにこの複合汚染という言葉を見聞きするようになった。

引き金は中国からの微小粒子状物質(PM2.5)による越境汚染である。聞くと、数年前から国内で観測されていたが、中国の石炭消費量や交通量などの激増で中国都市部の空を覆った有害物質が日本へ飛来。そこに花粉が舞い始め、複合の不安をかき立てる。

専門家は日本での観測値は低いから神経質になるなとしながらも、他の有害物質との複合でどう変異するか分からないとも言う。これから黄砂もやって来る。予防マスクはしない主義だが、また、新型インフルエンザのように、街にマスクがけが増えるかもしれない。福井県、敦賀市のホームページにも観測データをみる事ができる。対岸のこととはいい、腹が立つ…。
【2013/02/23】 | ページトップ↑
スーダラ節から半世紀余り…「日よう日 妻は女子会 おれじゃまかい」。
Date:2013-02-22(Fri)

子供の頃、我が家にテレビが来て、二、三年か。植木等の「スーダラ節」が登場していた。調べると1961年。日本経済の高度成長が始まり、すべてが右肩上がりの時代だったような。

人々は活気にあふれ、貧しくても元気いっぱい。二日酔いでも、ギャンブルに負けても、お気楽に「スイスイスーダララッタスラスラスイスイスイ」と。当時、漫画の「シェー」のアクションと、この「スーダラ節」が小学校でも大流行。

授業中にいい気になって、スーダラ節を歌って、体罰でもないが、廊下の雑巾がけを命ぜられた。なにかおおらかな時代というか、先生も怖く、親も「どんどん叱ってやって下さい、と言っておいたから」と。

それから半世紀余。時は移り、庶民の世界は一変した。

県をはじめ県内各市町で4月からの新年度に向けた議会の動きが慌ただしくなってきた。20日、敦賀市が、新年度当初予算案を公表し、夏の花火大会の本数が象徴のように、緊縮財政となり、ひとつの進路を示した。

毎年同じようだが、自治体の予算はその地域の将来を展望するものとして、年ごとに表情を変えている。決して機械的に配分されているのではない。

特に平成25年度は、福島の事故、原子力発電の長期停止と着工延期と将来の不安がそのまま反映された内容でもある。福祉財政の自然増と一部縮小とこの分野もけっして聖域ではない。

地域経済の落込みによる雇用不安にも対応した緊急雇用対策も盛り込まれている。「政権再交代」を受けた自治体の公共事業対策もある。

それぞれの重い課題はそのままに新年度、どこへと向かうのか、財政面の右肩下がりと不況下、安倍政権への期待は大きいが、立地地域なりの悩みも深い。県も市も、ともに難しいかじ取りであることに変わりはない。

話を戻すが、小学生はゲームを操り、携帯も持つ。遊園地では遊ばない。学校ではいじめ防止、体罰禁止と暗い話題が多い。家庭における亭主の地位低下も著しい。

第一生命のサラリーマン川柳は時代の鏡。第一位の「当たれば会社辞める、が合言葉」(事務員A)もいいが、第九位の「定年後、田舎に帰れば青年部」と、納得できる作品ばかり。

私の共感は、「日よう日 妻は女子会 おれじゃまかい」。「携帯と亭主の操作は指一本」。スーダラ節とのギャップ。この世の憂さを笑いと皮肉で吹き飛ばすのはいいが、現実の将来像をしっかり描くのも議会の論議、分厚い議案書とにらめっこの日々が続く。

【2013/02/22】 | ページトップ↑
介護を伴うワークライフバランス
Date:2013-02-21(Thr)

市財政を支えてきた原子力発電の着工延期や長期停止など、税収の厳しさが予算編成にも表れてきた。なかでも福祉分野を含む予算削減など、敦賀市は、議会を27日に控え、2013年度に廃止・削減する13事業を明らかにした。

民生、衛生、商工、教育の4分野で計7193万円分の事業費をカットする。夏の観光の花火大会、身体障害者支援など、何とか維持できた分野まで切り込んだもの。14年度以降も削減の幅や対象範囲を広げるという。予想されたとはいえ、厳しい内容だ。精査してコメントしたい。

ところで、仕事と生活を調和させる「ワークライフバランス」という言葉がある。不況下だが家庭と仕事の両立は並大抵ではない。各地でセミナーが開かれ、国もその支援で法律を改正し、育児・介護休業の制度化を整えてきた。育児など子育ては浸透してきたが、介護が伴う介護休暇の利用の現実は厳しい。

国の調査では、2007年までの5年間に家族の介護などで離職、転職した人は全国で56万人余。高い技術を持つベテランや管理職が多い50代が約4割を占め、40代を含めると6割近くへ跳ね上がる。敦賀でもデータこそないが、私の知った方も家族の介護で転職している。

子育て時代の80年代、90年代を過ごした私もそうだが、私生活や家族の犠牲はやむを得ない、という考えが普通でもあった。不況下では、経済的理由で、それ以上の犠牲の上に、仕事優先が現状と言える。

そうはいえ、ここにきて、男性の育児休業への職場の理解も進む。しかし、介護休業についてはまだまだだ。介護の場合、施設サービスが受けられないと退職につながるケースが多いとされ、仕事との両立は困難を伴う。冒頭の身体障害者をかかえる家族も同様だ。養護老人ホームの建設の選択は、介護保険料の上昇とも関係するだけに、状況をみてとなり、施設介護からどうしても、在宅介護となる。

団塊世代の高齢化が進むに連れ、仕事と介護の在り方はより深刻な社会問題となろう。育児、介護休暇も制度上は各企業でも整うが、実際に利用するとなると厳しい。仕事も家庭も充実させる価値観を社会全体でという取り組みはまだこれからとも思う。一方で、敦賀市の予算も増えることが予想される高齢者など福祉分野にも影響するだけに、難しい時代と言わざるえない。 
【2013/02/21】 | ページトップ↑
規制庁の説明、市議会からは矛盾、不公平、わかりにくいと…
Date:2013-02-20(Wed)

健康ブームで自転車利用が急上昇。乱暴に走らせると凶器になり、人の命も奪ってしまう。マナーの悪さを考えるとやむ得ない。学校でも安全教育に力を入れている。ただ、ルールを守れば人にも、地球にも、そしてガソリン高騰の折、財布にも優しい。これほど楽しい乗物もない。

先週、警察庁が悪質な違反者に講習を義務付けるなどの道交法改正試案を公表した。飲酒運転は5年以下の懲役または100万円以下の罰金、傘差しや無灯火は5万円以下の罰金と、きつい罰則となる。

ただ、近ごろ無灯火はめっきり減ったように思う。灯火なしが普通だった少し前とは、大きな違いだ。規制強化の方向性が早速、効果となって表れている。

規制の強化で、まったく内容も違うが、昨日、敦賀原子力2号機直下を通る断層の一種「D-1破砕帯」について、原子力規制庁が敦賀市議会で説明を行い、市議から「活断層と安全対策の議論は矛盾している」など不満が続出した。

説明会は、12月定例市議会で可決された意見書に応じて開かれたもの。規制庁の森田深・地域原子力安全統括管理官ら2人が、原子力規制委員会の専門家調査団が1月28日の評価会合でまとめた報告書案を説明。

これに対し、議員から「活断層があるから停止を求める一方で、再稼働できるように安全対策を求めるのは矛盾している」と指摘すると、森田管理官は「断層調査も安全対策も、安全上問題ないことを求めている点では同じ」などと説明した。

議員からは「一般市民にも分かる説明を」などと疑問の声が続出。わかりやすい説明にはほど遠いものを感じた。

また、森田管理官は「科学的な判断を求めており、科学的な議論を積み重ねれば意見はまとまる」とも答えたが、原電の主張と真っ向から対立だ。事業者も安全にむけて懸命に取り組んでいる。

自転車の利用と同列には、当然、できないが、福島の事故の教訓を受けて、規制委員会の発足、規制の強化は、当然であるが、国の安全保障、安定供給や環境を考えると、原子力の平和利用は、これからも必要不可欠。

事業車も自治体も、そして議会も規制の強化を受け入れる中で、利用するという中での規制というものを、規制委員会も規制庁も、認識が足らないようにも感じる。
【2013/02/20】 | ページトップ↑
二者択一の原子力政策ではない…
Date:2013-02-19(Tue)

昭和40年代、経済発展と環境の両立は至難の業と言われながら見事に乗り切った。四日市公害はその典型で、研修で細かく勉強したことがある。

火力発電所の研修で、石炭を燃やしていることが信じられないくらい、周辺の空気はきれいに保たれる。環境対策だけで火力は維持管理費用の3割以上を負担し、その火力発電の料金の高さを原子力発電がおぎなっていた。これがベストミックスであり、40年近く、これを繰り返していた。資源のない日本の生き方でもあった。

近年と言っても十数年になるか、ディーゼルトラックの黒煙を都内から一掃するため、当時の石原慎太郎知事がペットボトルに入れた粒子物質を振り回しながら黒煙撲滅運動を展開したことがある。この時、運輸業界はエンジン改良、車両更新など、血のにじむ努力で乗り切った。

経済か環境か。原子力か反原子力か。など二者択一ではなく、それぞれのエネルギーの弱点をおぎなう力を火力も原子力も再生エネももっている。時間をかけた取り組みと話し合いが必要な時と思っている。

中国から北西風に乗って、大量の汚染物質「PM2・5」が日本列島に到達している。肺がんの増加だけでなく、花粉症と合わさってのどや鼻の症状をひどくするといわれている。今年は花粉の当たり年。迷惑この上ない話だ。

中国は二酸化炭素(CO2)削減で「先にCO2をまきちらした先進国が、中国に指図するな」と抗弁した。大気汚染でも、その姿勢は変わらない。

日本は、3・11前まで、二酸化炭素対策のために原子力発電を5割まで増やそうとしていた。ところが、福島の事故でその環境は変わった。福島の事故対策、除染と長い年月を要する。

いま、その環境と向かいながら、どう対応するか、二者択一ではない、これまで歩んだ道のりを検証すれば、自ずと克服出来ると思うのだが、その道のりのしんどさの中に敦賀があるとすれば、市民もいましばらく我慢しようとなる。
【2013/02/19】 | ページトップ↑
「災害の少ない敦賀」に帰ろうかな…
Date:2013-02-18(Mon)

進学に就職、この3月に敦賀を後にされる方も多い。地方都市はどこもみかける人口減少が、来月3月だ。敦賀市も4月、5月と徐々に回復をみせる。この現象が十数年続いて、人口は横ばいを続けている。

各地方都市の大半が人口減少と少子高齢化に悩む中にあって、県都のベッドタウンでもなく日本海側にあって人口を維持することはめずらしい存在だ。理由のひとつが、原子力発電に支えられた産業構造がある。東京、大阪に進学しても敦賀に就職で戻るケースも多い。

しかし、3・11の関係で原子力関連の就職状況が大きく、この4月は影響を受けそうな状況になってきた。この3月にも派遣停止となる従業員もあり、有効求人倍率も多少の持ち直しはあるものの、嶺北と嶺南の逆転現象もみられ、地域特性が色濃く出る結果となっている。先日のNHKの全国放送でも敦賀の経済の低迷が報道された。

ところで、60年前の名画をリメイクして「東京家族」、戦後を生きた世代にはよく分かる。進学に就職に、多くの若者が東京にあこがれ故郷を後にした。兄弟姉妹が多い時代だったから1人や2人は東京の人になってしまった家も敦賀には多い。

一方で戦後60年、今度は首都圏から地方へ。各地でシニア層の地方移住が話題になっている。定年を過ぎた団塊の世代が、故郷の敦賀に戻り、徐々に活動を始めている。数こそ少ないが、団塊世代が多いだけに、最近、ボランティア活動などで目立ち始めた。

銀行マン、ホテルマンなど、職種も様々だ。逆に敦賀出身でない旦那さんと戻って敦賀短大の学生へとなった、女性もいらっしゃる。

加えて最近は、3・11は日本人のふるさと意識に影響を与えいるとも感じる。都市防災と同様に、人生も防災を抜きに語れない時代である。「災害の少ない敦賀」とのイメージもあるようだ。交流人口の増加が復興や日本再生の力になると、前向きに考えてもいい。映画「東京家族」も震災で脚本の一部が変わったと聞く。

敦賀出身の方で、このごろ心境に変化があるという。親のいなくなった我が家に、帰ろうかな。帰るのよそうかな。と真剣に考えている。これを私は弱気とは思わない。人には誰も故郷はひとつだからだ。 
【2013/02/18】 | ページトップ↑
いきいき大学から養護老人ホームまで
Date:2013-02-17(Sun)

昨日、あるボーリング大会に鯖江に車を走らせた。今庄ではマイナス1度。雪がしんしんと降る。見慣れた風景とはいえ、敦賀からの高速道は気を使う。

ところで、私のような定年退職した中高年、団塊世代、その上と60代はみな元気に活動している。各公民館の生涯学習、いきいき大学、大学院とそれぞれに元気だ。

近年はさまざまな種類の講座が企画され、同好会活動も活発。充実した「第2の人生」を過ごす上で、大きな役割を果たしている。

絵画、書道、詩吟から歴史講座と人気がある。気比史学会の講座も毎回、満員だ。それぞれの講座のレベルの高さに驚かされることも度々あり、体験談を話す時の生き生きした表情も印象的だ。

一方で、学習意欲、好奇心を満たすだけにとどまらず、学校で講師を務めたり、観光案内を担当するなど、ボランティアとして活躍。社会貢献に一役かっている。

仕事の第一線から離れた時、自分の存在意義を再確認せざるを得ない時が必ずくる。経験をそのまま生かした活動ができればいいが、なかなかそうはいかないのが現実。そこで上手に切り替えることができるかが、充実した老後を過ごせるかの鍵になると教わった。

新しい趣味を持つことは大切だが、講座や同好会に入るのには相応の覚悟が必要。しかし「本気」で飛び込めば、現役の時とは違った楽しさ、喜びを味わえ、新たな友人もできる。

この時期から4月にかけて、さまざまな講座が新規生徒を募集が始まる。それぞれに楽しみと生きがいをみつけてはいかがか。わずか7万人の街だが、それぞれに充実している。

市の税金の使い方も福祉と言っても、公衆浴場の補助、温泉の市民福祉会館から介護施設など巾広く、それぞれが意味を持っている。原子力発電の三法交付金、固定資産税と有意義に使われてきたことは確かだ。
【2013/02/17】 | ページトップ↑
ロシアの隕石
Date:2013-02-16(Sat)

流れ星は見たことあるが、隕石は経験がない。ロシア中部ウラル地方の上空で15日、大気圏に突入した物体が爆発、落下した。ロシア宇宙庁は、物体は隕石と発表した。

けが人や被害も相当のようだ。隕石が高速で通過した際の衝撃波が原因とみられる。

地球の軌道上に現れた毒雲のベルト。SF小説「毒ガス帯」が発表されたのは、ちょうど100年前。作者は名探偵ホームズを生んだコナン・ドイル。危機を察知した科学者が仲間を呼び寄せ、酸素ボンベを集めて地球最後の日を見守る。いつだったか、題名を忘れたが、この種の映画も多い。

これほどではないにしろ、ロシアのことは小説ではない。何かの警告ともとれる。

ところで、中国の大気汚染を見て、街全体が濃霧でかすみ、昼も薄暗いために車両が点灯して走る。中国環境保護省によると、この風景は全土の4分の1以上に及び、全人口の5割弱の6億人が影響を受けている。

問題なのは、この濃霧が有害な微小粒子状物質「PM2・5」を含んでいることだ。住民の健康を損ない、さらに偏西風に乗って日本への飛来が懸念される。汚染はSF小説のように、地球規模で拡大しつつある。福井県でも観測が始まり、敦賀市のホームページでも紹介されるようになった。

北朝鮮の3回目の核実験。中国の大気汚染と小説の世界ではない現実が対岸の大きな問題となっている。
【2013/02/16】 | ページトップ↑
小浜線の利用促進と踏切
Date:2013-02-15(Fri)

昨日、美浜町議会で嶺南広域行政組合議会の代表者会議。嶺南広域行政組合のメンバーは、敦賀市から高浜町までの嶺南地区の6市町で構成する。

その目的のひとつがJR小浜線の電化であったが、これも終わり、現在は小浜線をどう利用促進し、維持するか。これも難しい課題だ。昨日の会議でも年間利用が5千人から4千人をわろうとしている現状が報告された。

強風、悪影響、大雪、シカとの接触など、安全をとって通行止めになることも多くなった。この地域の通勤、通学はもちろん、各市町をつなぐ線路としても欠かせない存在だ。

この路線には踏切も多い。なかでも敦賀市内の小浜線と国道8号線との踏切は議会でも何度か、話題になった。国道に踏切は、現在ではめずらしい存在だ。国道だけに通行量も多い。渋滞になることもあり、今回の事故は、この踏切でも起こりうる。

踏切の遮断機は安全と危険を分け隔てる。向こう側とこちら側は全く別の世界とみた方がいい。こちら側にいれば安心。そんな境界を踏み越えたところで、先日、脱線事故は起きた。踏切を渡ろうとしたトラックが、信号待ちの車があって渡りきれなくなる。やがて遮断機が下り、荷台のお尻が踏切の内側にはみ出してしまった。そこに特急電車がやって来た。

悪いことは重なる。トラックの最後部には車を載せるためのスロープが垂直に立てられていた。ちょうど遮断機が引っ掛かる。トラックはスロープを倒して抜け出そうとしたが、電車はスロープに接触、脱線して、駅のホームに激突した。

小浜線には、大事故こそないが、忘れてはいけない。時速95キロで走る列車の運転士も乗客も、同じ速度で移動している。金属製の車体がひしゃげる衝撃を、人がじかに受けたらどうなるか。

踏切は人の心に魔が差し、勇み足になる場所でもある。甘く考えてはならない。安全と利用促進は、あい反することだが、難題なりに対策が必要な課題だ。
【2013/02/15】 | ページトップ↑
消防法の改正とガソリン難民
Date:2013-02-14(Thr)

今日はバレンタインデー、息子の嫁さんからチョコが届いた。うれしい反面、自分の境遇の変化に落ち着かない。スーパー、コンビニとバレンタイン競争時代、これも時代の変化か。

今日のテーマは「ガソリン難民」を取り上げたい、これも時代の変化だ。昨日も「行きつけ」という言葉がいいか、どうかわからないが、いつものガソリンスタンドで給油した。

ガソリン価格152円、円安の割には高止まり。店主に聞くと「仕入れ価格は上昇の一途で、販売価格は競争で据え置いている」とか。その分、儲けは少なくなる。厳しい業界だ。

全国的にも、激しい値下げ合戦に加え、若者の車離れやエコカーの普及などでガソリンスタンド、給油所の閉鎖が全国で相次いでいる。

報道によれば、全国石油商業組合連合会によれば、給油所の数は1994年度の約6万カ所から11年度末には約3万8千カ所と4割程度減少した、とのこと。まだ敦賀は、それほど問題になっていないが、早晩、訪れる課題だ。

消防法の改正で設置から40年以上経過した地下貯蔵タンクの改修、交換が義務化された。その期限が先月末に到来したことも拍車を掛けているようで、経済産業省は本年度中に全国で2千カ所が閉鎖されると試算している。

特に個人経営が多い地方都市の給油所は、経営者の高齢化もあって、数百万円かかる費用を回収するめどが立たず、閉鎖に踏み切るケースが相次いでいるとか。

ところで、東日本大震災当時、東日本の各ガソリンスタンドが長蛇の列。復旧に車は欠かせない存在だけに、ガソリン確保が、最初の難題だったとか。ガソリン輸送に役だったのが、被害を受けなかった東北自動車道と新潟港。その意味での敦賀港と北陸道、舞鶴若菜自動車と危機管理からも重要だ。

とにもかくにも、地方都市の市民の足は自家用車が第一。敦賀も車社会でマイカーが生活必需品となっている。地域でのガソリンスタンドの閉鎖は、都市部とは比べものにならないほど大きなダメージとなる。

全国には住民と自治体が共同で給油所を維持しているケースもあるとも聞いている。この状態を長期的に継続するのは簡単ではない。「ガソリン難民」という言葉もいずれ聞くことも、そう遠くないかもしれない。

電気自動車と電気スタンドの普及、コミュニティバスの維持、ガソリンスタンドの確保など総合的取組が地方都市の重荷となることは確かだ。早め早めの対策も大事かも。

補足として、経産省はガソリンスタンドが3店以下の自治体を「給油所過疎地」と定義しており、11年3月時点で全国の市町村の約14%を占める238町村に達し、全くない自治体も7町村もあるとか。

【2013/02/14】 | ページトップ↑
グループホームの火災とその背景
Date:2013-02-13(Wed)

三寒四温、今週から来週にかけての気候変動、温度変化は大きいようだ。政治を行う上で、地方政治も国の大きな流れをしっかりと見ておく必要がある。

シェール革命のエネルギー、北朝鮮の核実験など安全保障は変わり始めている。資源を持たない日本が脱原発だけで生きていけないことは明らかだ。エネルギーと経済は切っても切り離せない。

少子高齢化社会と格差社会が加わり、医療、年金、介護、教育まで悪影響を与えるのが経済だ。今の安倍政権の経済優先、支持率の高い理由があることは確かだ。

右肩下がりの社会で弱さが出るのは高齢者、障害者など弱者だ。ニュースをみて、また高齢者が犠牲になった。長崎の観光スポット、オランダ坂近くにある認知症グループホームでの火災。施設にはスプリンクラーもなければ防火扉もなかった。

老人福祉施設をめぐる火災事故では、過去に何度も多数の犠牲者を出してきた。そのたびに、火災報知設備や一定の規模以上の施設でのスプリンクラー設置が義務化された。

しかし、また法の手は届かなかった。火災現場となった施設は規定以下の延べ床面積で、スプリンクラーの設置義務はなかった。命に関わる対策も、昨今の福祉政策への補助金の低下にも要因がある。グループホームの経営は小規模だけに全国的に厳しい環境にある。職員も入所者も恵まれている方は少ないのが現状だ。

高齢者の増加と国の財政破綻、さらに核家族化が進む社会で、お年寄りは孤立しやすい。豊かさを求め高度経済成長を支えた方々が、人生の終焉で隅に追いやられ、果ては火災の犠牲になってしまうのはなんともやりきれない。

全国にある小規模の認知症グループホームは、10年ほどで5倍に増え、1万カ所以上になっているという。敦賀市に現在8カ所。いずれも小規模の施設で、経営も大変と思う。職員数も限られ仕事もきついが、職員は生きがいをもってなんとか仕事をしている。

命を守る対策が十分行き届いているか、行政のチェックとサポートが求められる。今回の緊急点検で敦賀市内のどの施設もすべてにスプリンクラーもあり、防火扉等、問題ないとか。

高齢者に差し伸べる手、温かさが、まだこの地域にある。しかし、今後、増える認知症、福祉予算、介護保険の現状と将来など、この問題は避けて通ることが出来ない課題が横たわる。
【2013/02/13】 | ページトップ↑
司馬遼太郎を読みながら地域ボランティアを考える…
Date:2013-02-12(Tue)

今日、2月12日は司馬遼太郎さんの命日。1996年に72歳で亡くなった司馬さんが『竜馬がゆく』の連載を新聞夕刊で始めたのは62年の38歳だったころ。

幕末の志士、坂本竜馬の人間性を描いた長編の歴史小説を世に問い、ちょうど50年たつ。私が「竜馬がゆく」を読みはじめたのが高校一年の76年の頃。

はまったというか、歴史小説、とくに司馬遼太郎はほとんど読んだ。福井県にも何度か、松平春嶽を訪ねて来県している。おそらく北国街道だから敦賀を通ったか、定かではない。「坂の上の雲」もそうだが、明治、大正、昭和の近代史にも一石を投じている。

ところで、司馬遼太郎と言えば、白髪、銀髪が見事だった。ロマンスグレー、シルバーと高齢者のなかでも、うらやましい存在だ。この高齢者は「シルバー」と呼ばれるが、どうも私には納得がいかない。高齢化にはとかく暗い印象がつきまとうが、老いてなお、貢献の度合いは別にして、活躍しているのがシルバーだ。

人生の先達として備えた知識、経験を生かし、地域社会に貢献する。それがシルバー人材センターだ。1984年7月12日に敦賀市シルバーセンターが産声をあげている。現在、会員数598名。60歳以上で敦賀市在住で健康なら会員になれる。

全国の前身は、1975年に設立された東京都の高齢者事業団が、そのルーツ。80年代に入って高齢者就業が促進され、全国に普及し、敦賀の発足も84年、元県会議員の二宮正文氏が尽力して拡大成長した団体でもある。 

警備、自動車運転、経理、電球交換、ごみ出し、洗濯干し、庭木の水やり、手紙の代筆、エアコン掃除など、ほぼ日常生活の全てと言っていい。かゆいところに手の届くようなサービス、ほぼ何でも引き受けてくれる。

シルバー人材センターは「自主・自立、共働・共助」を理念とする。平成23年に公益社団法人としての認可を受けている。生きがい、ボランティアと貢献など、ものは考えようで、これほど地域ニーズにあった団体もない。また仕事の要請も格安と手軽さで重宝される。

少子高齢化時代、地域社会には、なくてはならない存在になってきた。

いま一度、司馬遼太郎の読みながら地域ボランティアを考える、そんな仲間が敦賀には多い。
【2013/02/12】 | ページトップ↑
「まだまだ捨てたものではないよ、この国は」との新たなメッセージ
Date:2013-02-11(Mon)

書きたいことがまとまらないときは、昨日の出来事か、今日は何の日から始めるとで、発想が貧弱な私ながらなんとか出だしを整える。

昨日は、午前中は葬儀、昼から松竹映画「東京家族」(山田洋次監督)を見た。そして、中心市街地ぐるっと一巡り、夜は仲間との会食。葬儀で若い奥さんを亡くした喪主が最後に「三人の子供を育てる覚悟」を語った。逆に勇気づけられるメッセージを頂いた。最後は、友人としっかりと飲み、眠ってしまう幸せを感じる一日だった。

ここは昨日の映画はよかったの一言だが、理屈ぽく書くことにする。小津安二郎監督作品「東京物語」は、瀬戸内の風景がモノクロながら故郷の情景と重なるのと、役者のテンポのゆるさが印象に残った。監督50周年記念作品だけに最後の字幕に、この作品を「小津安二郎に捧ぐ」とあった。その作品の面影を追ってはいるが、決してコピー作品ではない。

まぎれもなく現代の、山田監督なりの現代版メッセージを伝えている。「東京物語」は戦後間もないころが背景だが、「東京家族」は3・11の東日本大震災を経験した日本が念頭にある。

橋爪功さん扮する平山周吉と、吉行和子さんの、とみこ老夫婦が瀬戸内の島から上京。開業医の長男、美容院を営む長女、定職のない次男らを訪ねる。当初は和気あいあいであっても、次第に世代間の落差、生活リズムの違いなどを、テンポゆるく描いている。

日常描写が社会批判へも連動。それぞれの家族が寄り合って地域社会となり、国を形づくる。家族を見つめる意義である。周吉が友人沼田と、居酒屋で酒杯を酌み交わすシーンに「どっかで間違うてしもうたんじゃ、この国は」と叫ぶ。この映画の、山田監督らしいひとつのメッセージだろう。

山田監督らしく丁寧に、生真面目に日常の断面を積み上げてゆく。そこから巧まぬユーモア、笑い、人間の哀感が浮かび上がる。小津監督の精神を引継ぎながらも山田監督らしい作品と私は感じた。最初はそのテンポのゆるさに、ちょっとと思ったが、時間とともに引き込まれる。

山田監督らしく、母とみこの急死で、しっかり泣かせてくれる場面も。フリーターの昌次(妻夫木聡さん)と恋人紀子(蒼井優さん)が、東日本大震災のボランティアで知り合い、瀬戸内海の風景をバックに最後まで島に残り、周吉と心が通じ合う。ここに、山田監督の人情味と若者へのメッセージがあると思った。重苦しい映画のなかで、なぜか明るさが伝わる。

ラストシーンの瀬戸内海大展望も私には懐しく、寅さん映画の瀬戸内の風景とも重なる。「まだまだ捨てたものではないよ、この国は」との新たなメッセージと受け止めた。
【2013/02/11】 | ページトップ↑
痛みを感じた日…。
Date2013-02-10(Sun)

昨日は、朝から激痛。久しいぶりの最大級の痛さだ。尿路結石だ。29歳のとき、市立敦賀病院で手術をして12ミリあるシュウ酸カルシュムなるものを摘出したのが始まり。

妻が長男を同病院で2月に出産した昭和56年のことだ。痛さが伴うだけに、その一部始終を体が記憶している。当時の担当医の金田医師曰く「出産の次に痛いのが結石だ」と語っていた。当時は超音波を使っての摘出が開発されたばかりで結局、手術で約20日の入院だった。

その後、体質からか、40代、50代に経験したが手術にはいたらなかったが、痛みの度合いは変わらない。この痛みが昨日は違った激痛が腰に走った。先日、「ためしてガッテン」でやっていた動脈瘤ではとのいらぬ心配が頭をよぎった。

とにかく車を病院に走らせ、具合を知らせると医者は冷静だ。動脈瘤としたら、もっと違う、これ以上の痛みとか。七転八倒がウソのように夕方には回復した。そのため、ある会合を欠席してしまった、関係者の皆さんにこの場を借りてお詫びしたい。

夜は、仲間の奥さんの通夜。31歳の若さと残る三人の子供を考えると、あまりにも悲しい通夜であった。出産後の癌との闘い、想像すると私の痛みなどはとるにたらないものだ。今後のご家族を考えると、仲間と地域や社会で支えることも必要だ。あらためてご冥福を祈りたい。

ところで、昨日2月9日は「服の日」。2と9を語呂合わせして、フクと読ませる。服を着る楽しみを広げようと設けられた記念日だという。服の楽しみは、スタイルはもちろん、色合いなど柄選びなど、様々ある。

母は大正3年生まれ、戦争中はオシャレなど出来ないが、モンぺの裏地に花柄、ピンクなど見えない所で、少しでも楽しみを見出したと、何度も語っていた。女学校の裁縫の先生をしていた母は、この楽しみを好んで教えたとか。

モンペ姿が強いられた日常で、その下にお気に入りの服をこっそり着込んだ娘たちが多かったとか。戦争の時代、生きて美しく人生の花を咲かせることもなく、モンペの下の花柄のワンピースとともに空襲の犠牲になった学生もいたと。

「人は時代の子」という言葉がある。人の装いもまた、時代とともにある。「服の日」に服を着る楽しみ、その当たり前の幸せの大切さをかみしめる。痛みはあっても楽しみをみつけながら生きて行くことの大事さを想う。
【2013/02/10】 | ページトップ↑
如月の2月
Date:2013-02-09(Sat)

議員の任期も後2年の折り返しが近くなった。1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。と月日は速い。

ところで、2月の別称は「如月[きさらぎ]」。調べると面白い。寒くて着物を重ねることから「衣更着」、陽気が発達する時節という意で「気更来」、万物が次々芽生えてくる「生更来」など、語源・由来は諸説ある。

一昨日の春一番から一転、冬にそれも昼間でも2度の気温は寒い。節分、立春と過ぎ、日差しが少しずつではあるが強さを増していると実感した矢先のこの寒さ。早朝の散歩で見る敦賀湾の波しぶきも冬本番。

「衣更着」から「気更来」へと繰り返されるだろうが、今年は中国の深刻化した大気汚染物質の流入も心配である。県も予報を出すとか。

日本に到達するまでには薄まるから過剰反応しないように、との専門家の話もあったが、マスクはいらないように願いたい。ネットでみると、大気汚染の発生源は日本だ、と語る中国の学者もいるとか、常識では通用しない国だ。

とにもかくにも、寒暖を繰り返しつつ、季節はゆっくりと進んでいるようだ。暖かくなるのは大歓迎といきたいところだが、悩ましいのが花粉症。スギ花粉飛散シーズンに突入した所もあるだろう。

今年は、スギ花粉、ヒノキ花粉も例年以上とか。車のフロントガラスの雪をかき落としながら、次は黄砂、その上に大気汚染と「衣更着」と季節の移ろいがどうなるのか、それにしても寒いのはもういい。



【2013/02/09】 | ページトップ↑
春一番と義理チョコ
Date:2013-02-08(Fri)

昨日、県内は、日本海にある発達中の低気圧の影響で県内では南よりの風が強まり、最大瞬間風速は敦賀市で午前3時34分に11.9mを観測し、気象台は「北陸地方で春一番が吹いた」と発表。

去年の3月11日に比べて32日早く、現在の基準となった平成11年以降では、最も早い、春一番となったとか。

一方、今日から次第に冬型の気圧配置が強まり、風も強くなる見込みで、嶺南の平野部で15cmと予想。春一番が吹き飛んだような昨日今日だ。

昨日は東海村の村議会議長が河瀬市長を表敬訪問。茨城県東海村も村長の政策で難しい村政運営となっている。

気まぐれな天候のようにままならぬ世のありさまに、春ではなく、立地地域の春はまだ遠い。身近なところでは、はかなさを感じることもある。

その中で、福井新聞の身近な地方紙の話題。欧亜国際連絡列車運行100周年などを記念して昨年企画された「欧亜国際連絡列車100周年記念号の旅」が、旅の“プロ”が優れた鉄道旅行商品を選ぶ「鉄旅オブザイヤー2012」の準グランプリに選ばれた。

昨年は敦賀市―滋賀県長浜市鉄道開通130周年の節目の年で、敦賀市内ではさまざまなイベントが催されたが、その評価は、辛口、甘口と様々。

サロンカー「なにわ」と敦賀港から客船「ぱしふぃっくびいなす」に乗船、敦賀ならでは企画だ。私も参加したかったが、スケジュールが合わなかった。

また、一円の円安でトヨタは350億円の利益、富士通は5億円だが、5000人
のリストラが昨日、公表された。まだまだ、厳しい「MADE IN JAPAN」のようだ。

一方で、バレンタインデーの今年のキーワードは、「義理チョコ」の復活とか。義理チョコであれば、期待もできそうだ。
【2013/02/08】 | ページトップ↑
敦賀のコンビニ事情
Date:2013-02-07(Fri)

ここに来て、敦賀市でも保育園、小学校から高校までインフルエンザの流行が拡大している。学年閉鎖や学級閉鎖の措置をとった小学校などはのべ福井県で19に上っている。

つきなみだが、感染の拡大を防ぐためマスクの着用やうがいと手洗いの徹底、さらにアルコールで手を消毒するなど欠かせない。

ところで、夜間でもマスクを売っているところがある。コンビニエンスストアだ。市街地から住宅地まで「ここにも」と思うほど近距離に、ライバルのみならず、同じチェーンさえもある。特に、市役所付近の乱立はすごい。

昔、村単位には何でも屋的な「よろず屋」があったが、現代ほど、ゆきとどいたものはない。

コンビニの商品もおでんまである。購買の中心だった若年層の男性に加え、女性や高齢者まで幅広い顧客を獲得。水道など公共料金の支払いから金融ATMや書籍取り扱いなどサービスの幅を広げ、最近は弁当などの宅配にも乗り出しているとか。

必ずと言っていいほど、雨の日の透明傘が、見やすいところにおいてある。聞くと、天気によっても商品を変える緻密な商品管理、効率的な物流網、本部による加盟店へのノウハウ指導など、店舗運営はどこも最先端の講習と日々、研究をする競争社会らしい。家族経営だけの深夜労動など、その実情は相当厳しいらしい。ここ数年、コンビニを巡る強盗事件も多い。

業界紙「コンビニエンスストア速報」によると、主要チェーン(加盟100店以上)の店舗数は昨年10月に5万店の大台を突破したとか。コンビニ業界では従来、採算がとれる周辺人口の目安は2500人とされ、国内では5万店が飽和点と言われてきた。しかし、現状をみる限り、業界の常識は崩れつつあるようだ。

敦賀市内でも、競争しながらも必死で持ちこたえているというのが現状のようだ。それでも、旧国道27号の閉店など、いつの間にか、閉鎖に追い込まれる店もある。全国で年間千店を超えるとか。厳しい業界だが、売れ筋など勉強になることが多い。


【2013/02/07】 | ページトップ↑
生活保護切り下げと現実
Date:2013-02-06(Wed)

政府は生活保護の支給水準を引き下げる方針を明らかにした。社会保障費抑制などの点から保護費の適正化は重要課題だが、生活保護は「最後のセーフティーネット」である。

私も議員という立場上、生活保護を受けるか、受けるにあたっての手続きなど相談されたことが数回ある。病気との闘い、子育てなどどれも深刻な話が多い。敦賀市も毎年、増え、生活保護者300人を超えた。高齢者が多いのも現実だ。

いずれにしても、最低限の生活を保障するという制度の目的実現が見直しの大前提であることを忘れてはならない。生活保護者の生活支援にとどまらず、自立支援など現場の役所はきめ細かく対応している。

ただ、私には、財政難のつけを困窮者に回すような見直しであったり、末端の事務を行う市町村と厚生労働省の役人との考えのギャップがあるように思えてならない。

保護費は10年近く据え置かれたままで、デフレ下で高止まりしているとの指摘がある。社会保障審議会の検証では、年収約120万円の低所得世帯の平均生活費より保護費が高いケースもあった。

保護費の総額は2012年度当初予算で3兆7千億円。水準引き下げは国の財政健全化策の一つにも位置付けられ、政府は13年度から実施する予定だ。

ただし、懸念されるのが子育て世代などへの影響である。審議会の検証では、確かに夫婦と子どもの世帯は保護費が低所得世帯の生活費を上回ったが、保護費カットで子どもの就学などに影響が出たりしないだろうか。

一方、高齢者世帯では保護費が低所得世帯の生活費を下回っていたが、支給水準を見直すのならば高齢者の保護費についても十分な配慮が必要ではないか。仮に引き下げるにしても、年齢や家族構成などに応じ、きめ細かに検討する必要がある。

前にも書いたが、保護費見直しの影響は、現に生活保護を受けている世帯にとどまらない。支給水準は地方税の非課税措置や就学援助などの低所得者対策に連動しているためだ。水準が引き下げられれば、こうした支援を受けられなくなる低所得世帯が生じるだろう。この世帯層から生活保護の新たな受給者が出かねない。

支給水準見直しに際しては広範にわたる影響を考慮する必要があり、引き下げありきの姿勢は困り物だ。本来ならば最低賃金の底上げなどで低所得者層を減らすのが筋である。

 
【2013/02/06】 | ページトップ↑
ウナギもドジョウも、メダカも絶滅危惧種
Date:2013-02-05(Tue)

昨日から立春。朝、雨模様だが寒くなかった。2月は8月と並び不景気な月とされる。新年会も終わり、敦賀の本町はどうだろうか。

量販店、スーパー、コンビニも、この時期は売上が落ちるとか。一般的に正月や年度末に当たる前後の月に比べ、大きな行事もない。

湿りがちな消費を盛り上げようと、昔から知恵が絞られてきた。成功例が女性の心を射止めたバレンタイン商戦だろう。「本命」「義理」に友人への「友チョコ」、自分へのご褒美の「マイチョコ」と、需要をあおる。コンビニ、平和堂からスーパーまでチョココーナーが目立ったところにできている。

円安と株高が続く中で、景気もうなぎ上りとはならないまでも、そろそろ上向いてほしいところだ。ところで、「うなぎ上り」は物価や気温がみるみるうちに上がること−と辞書にある。

こんな慣用句が生まれたのも、古くからウナギが庶民に親しまれてきた証し。私も大好物だ。若狭町のうなぎ店にはよくでかける。そのウナギが、環境省の「レッドリスト」で絶滅危惧種に指定された。開発による生息環境の悪化や乱獲などで漁獲量が激減したためだ。今では、1960年代の10分の1以下にまで落ち込んでいるという。

うなぎと格が落ちるが、昔はどこにでもいたドジョウも絶滅危惧種に指定された。 子供の頃、どこにでもいたメダカも絶滅危惧種に入っている。

環境問題がさけばれ、光化学スモッグも日本には無縁と思われがちだが、昨今は、うなぎもドジョウもメダカも絶滅危惧種。環境、環境と言われながらも足もとが危うくなっている。

子供の頃、父と四国の川沿いのうなぎ店でウナギを何度か、買い求めた記憶がある。水産庁では、13年度にウナギが住みやすい河川環境を作るための調査や漁獲抑制に取り組むという。これも難しい時代だ。
【2013/02/05】 | ページトップ↑
対岸の汚染
Date:2013-02-04(Mon)

日曜の晴れは開放感をあじわうことができる。昨日は、民主党県連の幹事会。雪のない福井市の道を歩くと、昔、30年ほど前か、スパイクタイヤの音を聞いた記憶がよみがえった。今の季節になると、札幌などスパイクタイヤが粉じんを巻き上げる「車粉公害」が問題になり、いつのまにかスパイクタイヤが姿を消した。

もっと前、中学生の頃、光化学スモッグの警報が四国の高松でも確か出された。この言葉を聞くとなぜか、「懐かしい」とも思ってしまう。1960代、友人の親が営んだ製紙工場の排出される茶色い水の臭いも、どことなく懐かしい、そんな高度成長の時代だった。

それでも、「いつか見た風景」との既視感を拭えない。北京を中心に、中国東部の各都市が深刻な大気汚染に悩んでいる。スモッグでかすむ街。マスクで顔を覆う人々。病院でせき込む子どもたち。アクセルを踏みっぱなしの経済成長がもたらす深刻な環境汚染は、まさに私たちの社会が抱えていた問題でもあった。

天気の良い日ほど目がチカチカする「光化学スモッグ警報」で外に出るなと。中国の大気汚染は「PM2・5」と呼ばれる直径2・5マイクロメートル以下の微粒子状物質が原因という。石炭暖房の排気や自動車の排ガスに含まれ、肺の奥や血管まで届き、ぜんそくや心臓疾患などを引き起こす。

海を越えて、日本列島にも飛来するとの予測図を見せられれば、「対岸の汚染」と傍観してはいられない。節分を超え、春になれば黄砂も多くなる。地球温暖化と同時に、難しい問題が横たわる。
【2013/02/04】 | ページトップ↑
ローカル・アンド・ローカル
Date:2013-02-03(Sun)

東京、大阪、名古屋の都市部と地方都市。明確に言えば、大都市集中と過疎化が確実に進んでいる。敦賀市など地方都市の商店街のシャッター化もほとんど例外がない。

県レベルでは、県都の福井市をはじめ、小浜、大野、勝山と人口減少も加速化している。横ばいを続けている敦賀市も原子力発電所の動向で大きな岐路とも言える時代を迎えている。

全国共通することは、若者や企業の大都市圏への流出、過疎化の進行、地域産業の衰退などの問題が顕在化しているという事実だ。失われた20年で格差が大きく加速化しているとも言える。「地方には地方のよさがある」と半ばあきらめ顔で語る方も多いが、医療、介護、福祉も人が集まれば、人間関係が出来ている地方では助け合うことができる。
 
現在、国では、地方法人特別税は、税制の抜本的な改正において偏在性の小さい地方税体系の構築が行われるまでの間の暫定措置として、法人事業税の一部を分離して導入。福田内閣のときだ。当然、東京都は猛反対。 
 
法人事業税の所得割・収入割の標準税率を引き下げることによって法人事業税の約半分に当たる2.6兆円を分離し、国税である地方法人特別税を創設、これを各都道府県に再配分することで、地方間の税収偏在を是正するのが目的。福井県など地方は大賛成。それでも、この過疎化の大きな流れは変わらない。

昨年、福井県も有効求人倍率の全国二位へ。これも明らかに福島県が第一位になるように国の復興予算が流れているからだ。一時的ではあるが、仙台市、いわき市の繁華街は、作業員で繁盛している。

敦賀、嶺南からも福島復興にむけて原子力発電所で働いていた作業員が移動している。原子力研究機構の予算も大きな流れは、福島の廃炉措置へとむかう。復興には時間と予算もかかるし、日本全体で支持、協力すべきでもある。

こうした中、地勢の異なる地方の13県(青森、山形、石川、福井、山梨、長野、三重、奈良、鳥取、島根、高知、熊本、宮崎 )が「ローカル・アンド・ローカル」の発想で人や地域の新しいネットワークをつくり、地方自治の新しい モデルをつくるための活動を行っている。

昨年7月、人や物、資本を国全体にバランス良く分散する必要があるとする提言をまとめ、関係省庁に提出した。具体策として、企業の分散立地を促すため地方に投資した企業の法人税の5年間軽減や、地域での雇用者数に応じた法人事業税減免制度の創設などを提案している。

安倍首相のアベノミクスの地方の公共事業だけでは限界がある。田中角栄首相以来の日本列島改造論の政策による新幹線もようやく福井県、敦賀市にも到達が決まったが、どう人口減少をくい止め、活力を維持するのか。

原子力発電所と共存して経済、雇用を維持してきた嶺南、敦賀市、ここが踏ん張りどこだ。
【2013/02/03】 | ページトップ↑
アベノミクスと雇用
Date:2012-02-02(Sat)

2月を迎えても円安、株高がとまらない。新年会もほぼ終わったが、大半の挨拶の中で、この言葉が飛び出す。政権交代以来、「アベノミクス」なる言葉がもてはやされている。安倍晋三首相が掲げる経済政策のことで「アベ」と「エコノミクス」(経済)を合わせた造語。

週刊誌、新聞、新刊本とアベノミクスという言葉に出くわさない日はない。財政出動と大胆な金融緩和、成長戦略でデフレ脱却を目指すといい、来年度予算案に過去最大の92兆6千億円を計上した。

それで景気が上向き、生活もよくなりそうな期待感が高まっている。敦賀市も公共工事の補正予算が組まれようとしている。

一方で、生活保護費の削減を決めた。日常生活にかかる費用を賄う「生活扶助」の基準額は3年間で約670億円、年末に支給する「期末一時扶助」も約70億円減額される。生活保護受給世帯の9割が影響を受ける。

公務員の給与、退職金の減額も地方経済に水をさす。

ところで、福井労働局が昨日、発表した12月の県内雇用失業情勢。福井新聞を一部、引用すると、有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・01ポイント上昇し1・16倍。一方で都道府県別順位では2年7カ月ぶりに1位の座を明け渡し、東京都と並んで2位となった。

ちなみに、1位は復興需要で求人が伸びている福島県の1・18倍。全国平均は0・82倍。緩やかな景気回復と復興や除染など国の政策で全国2位となったことで悲観することではないが、一方で、福井県の有効求人倍率のトップにあった敦賀、小浜が、トップを明け渡した。

これは、原子力発電所の長期停止によるものと思われる。数字をあげると、三国1・56倍、大野1・48倍、福井1・33倍、敦賀1・30倍、小浜1・29倍、武生1・25倍。嶺南全域でみると1・30倍で、底堅いのが救いだ。

安倍首相は所信表明演説で、「皆さん。今こそ、額に汗して働けば報われ、未来に夢と希望を抱くことができる、まっとうな社会を築いていこうではありませんか」と。政権が変わろうと、働く人を大事にすることを目標にすることは大事だ。
【2013/02/02】 | ページトップ↑
介護の人材確保と課題
Date:2013-02-01(Fri)

駅前のハローワーク敦賀を訪れ、求人情報をみると、敦賀のある側面が見えてくる。

原子力発電所の長期停止で敦賀の雇用情勢が厳しい中、未だに介護職は「売り手市場」であるようだ。一昨日の看護師と同様、この職種もいつも求人がある。

全国的にも、介護人材の確保は喫緊の課題である。厚生労働省などの資料によると、2008年時点で介護職員の数は128万人。「団塊の世代」が全員75歳以上となる25年には、介護職員数も212万人から255万人必要という推計がある。

事業所側は、施設入所者対応のために土日も働ける人・夜勤もできる人を求めるが、求職者の中にはそれらを受け入れ難いという人がいる。処遇面において、特に賃金の問題が大きい。

一般的に、介護職の賃金はまだまだ低い状況にある。再就職先を探す中高年が介護職に関心を持っても「賃金が低く、一家を支えることができない」と、就職を断念するケースもある。

一生の仕事として続けていくためには、それなりの賃金が必要だ。経営状況がどうかという事業所の事情もある。

介護報酬、介護保険料の問題との兼ね合いもあるだけに処遇改善への道筋は容易ではない。

改善策でもないが、鯖江市に住所を有する65歳以上の方が、「介護支援サポーター」として、介護施設等(受入機関等)で、ボランティア活動(サポーター活動)した際に、サポーターの方にポイントが付与され、ポイントは市から交付金として交付される。

介護保険法に規定する介護予防事業として、高齢者が、社会参加、地域貢献を行いながら、健康増進、介護予防に積極的に取り組めるしくみを提供すると共に、市民一人ひとりの参加と協働による地域支えあい活動を育成、支援することを目的としている。

ずいぶん前に議会で提案したことがあるが、団塊の世代が65歳を超える時代、介護の人材確保は官民あげて取り組むことも大事なように感じる。
  
【2013/02/01】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |