新幹線開業まで13年、必要なまちづくりと人材
Date:2013-09-30(Mon)

「お寺さん」と言えば旧態以前の存在の代名詞と思うかもしれないが、ここも人材で大きく変わることを実感した。

私の先祖は母方も父方も偶然か、臨済宗妙心寺派。全国に約三千ある内、千が住職がいない、いわゆる住職が兼務の寺。祖先は武士が多いが、逆に檀家が少ない。当然、経営も苦しく廃寺に追い込まれることも多い。

ところが、母方の寺は東京にあり、ペット霊園を導入。父方は金沢で観光客相手に寺カフェと法話をセットで売り出した。いずれの寺もホームページを設けアピールする。良し悪しはあるが、これがひとつの生き残る道だとも思う。逆に、住職の発想に元気づけられる。

金沢の寺の住職は福井の寺を息子にまかせて、金沢に来られた方だ。曰、「2年後の新幹線開業と7年後の東京五輪開催が楽しみだ」とのこと。

ところで、東京五輪招致の演説では、日本人の美徳とされる「おもてなし」がIOC委員の心をとらえた。ただ、「おもてなし」には環境整備も人材も必要だ。

石川県には「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」で33年連続総合1位の座にある、石川県の老舗旅館・加賀屋だ。ユニークなのが従業員教育だ。

労働時間の長い女性従業員が子育てしながら安心して働けるよう、旅館内に保育園や学童保育を備えるなど労働負担軽減に取り組む。それが「おもてなし」の源という。まず普通の旅館では考えられない発想だ。 

昨日も書いたが、金沢は2年後、新幹線の終着駅となる。敦賀開業まで、わずか13年間としても終着駅効果は大きく、準備に10年以上かけてきたともいう。敦賀も13年後、新幹線の終着駅となる。この効果をしっかりと受け止められる、まちづくりを提唱したい。

それには、まちづくりも大事だが、若い人材を育成や確保も大事だ。わずか13年ととらえるのが妥当ではないか。その頃には敦賀3、4号の運転も始まっているかもしれない。いずれにしても、取り組むべき課題と夢は多い。
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【2013/09/30】 | ページトップ↑
ゆるキャラと観光戦略
Date:2013-09-29(Sun)

全国の「ゆるキャラ」が活発化している。全国のゆるキャラはおおよそ千体を超えるとか。増殖の一途だ。

北陸新幹線開業に向けてお隣の石川県のゆるキャラ の愛称が決まった。「ひゃくまんさん」とか。加賀百万石の豪華絢爛さ、石川の歴史の奥深さを連想させるという。

「ゆるキャラ」は「ゆるいマスコットキャラクター」の略。持ち味は文字通りその「ゆるさ」にあり、着ぐるみ化されたユニークなデザインのキャラクターたちは、動作も愛嬌たっぷりで、心を和ませる。 とりわけ、「ご当地キャラ」として、今や地域の活性化に欠かせない存在だ。 

敦賀のゆるキャラの「ツヌガ」君は、古代の敦賀の地名「ツヌガ」の由来とされる伝説の渡来人「都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)」がモデル。1998年に生まれ、2008年に市公認キャラクターとなった。

10年に現在の3頭身キャラクターとしてリニューアル。緑色の甲冑(かっちゅう)姿で、出向宣伝やイベントなどで活躍している。ほか、松尾芭蕉のバッショさん、大谷吉継のヨッシー君と多彩だ。

人口が減り続ける地方都市にとって、地域おこしは永遠のテーマだ。地域の活性化をゆるキャラだけに頼るわけにいかないが、地域振興のために今後も活用の幅を広げてほしい。

地場産品と結びつけるなど、ゆるキャラの売り出し方をさらに工夫も必要だが、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」は、「地域おこし」「地元」が一つのテーマだった。

昨今の「B-1グランプリ」人気もあり、「地域」や「地元」は今、注目すべき、古くて新しいキーワードと言えるかもしれない。冒頭の金沢は、敦賀開業までの10年を超えて、北陸新幹線の終着駅となる。通過駅とは違う終着駅効果は意外に大きい。金沢の観光戦略もゆるキャラだけに限らず、したたかだ。

敦賀も終着駅になる。10年を超える事業計画、観光戦略は、私の経験でも弱い。じっくりと練り加えるには絶好の期間と思うが‥‥。
【2013/09/29】 | ページトップ↑
あまちゃん効果と地域鉄道
Date:2013-09-28(Sat)

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が、今日で最終回を迎える。半年間、楽しみに見てきた人が周囲にも多いのではないか。私も通勤時間帯で全てをみることはできなかったが、昼休みや休日と機会あるごとにみていた。

ドラマ後半では震災も描かれ、あれだけの大災害をどう演じるのか、興味もあったが、見事に演じた。

架空の街「北三陸市」が舞台。元気な主人公アキちゃんや個性的な登場人物も魅力だが、方言や郷土食など地方色にあふれているのが人気の秘密だったことは確かだ。驚きを表す方言「じぇじぇじぇ」が全国の流行語になっている。「倍返し」とどちらが今年の流行語大賞になるだろうか。

数年前の嶺南の小浜市を舞台にした「ちりとてちん」も経済効果に寄与した。小浜の塗り箸も売れた。ブームは一過性だが、いまだに「ちりとてちん」効果は残っているとか。いかにテレビ効果が大きいか。楽天の優勝といい、あまちゃん効果といい、久しぶりの明るいニュースだろう。

ところで、あまちゃんでは「北三陸鉄道」が重要な役割を担った。「ちりとてちん」でもJRの小浜線がひとつの舞台になった。鉄道は地域の生活に観光に旅に不可欠だ。

また、復興に欠かせなかったのが、東北自動車道と東北新幹線、そして地元のローカル線の存在だ。

いま、そのふたつが敦賀市につながろうとしている。来年には若様舞鶴自動車道、13年後には北陸新幹線と。地域の活性化と復興のヒントが満載の朝ドラだった。とにかく、面白かった。じぇじぇじぇ‥‥と余韻が残りそうだ。
【2013/09/28】 | ページトップ↑
苦節9年の楽天と柏崎刈羽の光明
Date:2013-09-27(Fri)

苦節10年という言葉があるが苦節9年、星野監督就任3年目の今季は田中がプロ野球新記録の開幕22連勝を記録などチームをけん引しての創設9年目で悲願を達成した。何か元気をもらう優勝だ。おめでとう。

もうひとつ、明るいニュースは、東京電力は昨日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6、7号機の再稼働に向けた安全審査を27日午前に原子力規制委員会に申請すると発表した。

新潟県の泉田裕彦知事が審査申請を条件付きで承認し、東電に伝えことで、東電は来春の稼働を目指す。東電の経営再建の前提だった柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に向けた手続きが前進する。福島の汚水問題など苦しい経営が続く中で、ひとつの光明でもある。

地元の福井県でも、一昨日の県議会答弁で、福井新聞を引用すると、福島の事故の影響で定まらない原子力政策について西川知事は、国が目指す方向性は原子力発電を重要電源と主張する県の考えと大きく違わないとの認識を示した上で「国は徐々に方向性を示してきている」と述べた。この認識は私も同じだ。

さらに、知事は、停止原発の代わりに稼働する火力発電の燃料費などで年間4兆円近くの国富が流出していると指摘。「この状況が続けば電気料金のさらなる値上げにつながり、企業の海外流出や国民生活にも影響が出る」と述べ、代替電源の具体的な見通しがない現状では原子力発電は基幹電源と考えられると主張した。まったく同感だ。

西川知事が述べるように徐々に明るさが見えているようにも思う。今後も紆余曲折もあろうが、楽天のように苦節何年になるかもしれないが、明日を信じて頑張る時期だと思う。
【2013/09/27】 | ページトップ↑
鈍感とケセラセラ
Date:2013-09-26(Thr)

中学の先生と話す機会を得た。現代の子供たちの世代では、インターネットや携帯電話は離せない存在でもあるが、逆に、ネット依存症でいじめや精神異常がなるとか。

なかでも、子どもたちの間で、インターネットを使った「ネットいじめ」が深刻化している。無料通信アプリのLINE(ライン)では、友人のメッセージを読んだら早急に返信しないと仲間外れにされる。当意即妙な反応を強いられ、閉じた世界の中で疲れて、不登校に、引きこもりと、マイナス面も多い。

対応策ではないが、クラブ活動は狭い人間関係にしがみつかない意味で有効とか。いじめに悩む子どもを学級や学年といった既存の枠組みから解放する役目があるとか。

30代の先生方が学んだ時期は「ゆとり教育」がさけばれそれなりに意味があったという。この世代も「ゆとりが大事」と言われて育ち、いざ就職しようとすれば超氷河期。やっと勤めても、現代の先生自身も忙しく、精神的に追い詰められる方も多いとか。

携帯電話やネットは、もはや欠かすことのできないのか社会だ。学校現場も子供も先生も時代が変わっての違った意味でストレス社会だ。

先生曰、いいか悪いかは別にして、「ケセラセラ」的な考え方も必要だともいい、私も最近読んだ本で、敏感であることの優位性に疑問を投げかけた渡辺淳一さんのエッセー「鈍感力」がいい。健康を保ち、才能を開花させるには、いい意味での鈍感さも必要だ。

効率性、敏感性が優位な時代だが、長い意味ではケセラセラ、鈍感も大事だ。 
【2013/09/26】 | ページトップ↑
指差呼称の安全文化
Date:2013-09-25(Wed)

昭和50年代、敦賀市議会で公然と頭の上にタオルのせて議場に入る木村という名物議員がいた。国鉄の街、敦賀ならではの機関士出身で社会党に属していた。

昭和56年4月、敦賀1号で全国的大問題になって、私も徹夜をしていた翌朝、ひょっこりと木村議員が発電所の組合室に顔を出した。

当時、発電所で組合の副委員長をしていた私は、てっきりお叱りを受けると思って対応すると「組合員の健康管理は大丈夫か」とねぎらいの言葉から始まった。

木村議員は、機関車の点検仕方から、駅員でよく目にする、指差喚呼(しさかんこしょう)まで、安全に関する、現場の安瀬管理の大事さを切々と語っていた。

この指差呼称とは、危険を予知し、安全を確認して、前方を指さし、「安全よし、出発進行」と声を出す駅員の姿はおなじみだ。

明治の頃、国鉄の機関士から全国の国鉄に広まり、安全確保を第一とする工場や電力会社の発電所でも日常的に行っている。

木村議員曰、視力の衰えに悩む機関士がいた。信号がよく見えない。妙案を思いつく。同じ列車に乗務する助手に信号を何度も確認させた。ある日、いきさつを知らない幹部が乗り合わせ、安全重視の姿勢に感激し、後にルール化したことにはじまるとか。

指と声で、脳や目がその一点に集中し、物事を正しく認識する力や注意力が増す。くどいが、見る、指さす、言葉を発する一連の行為で、安全意識が集中する。

この指差呼称、伝統として百年のときを超えて今も駅員や機関士に受け継がれている。ここまで書いたのも、JR北海道の相次ぐ事故に加え、今度はレール幅の異常を把握しながら、97カ所も補修せずに放置していたこと。さらに170ヶ所もあったとか。異常の情報が補修に生かされなかった。指差呼称の伝統が泣く。

菅官房長官は「組織的な悪質性」とまで記者会見で語った。 もんじゅの点検もれも大きく報道されたが、現場の安全文化が、今、ほんとに問われているように思う。 ちなみに、木村議員が頭にぬれタオルをのせていたのは健康上の理由とか。
【2013/09/25】 | ページトップ↑
昨日は秋分の日。
Date:2013-09-24(Tue)

岩手県をボランティアで訪れると、宮沢賢治の存在の大きさに驚かさせられる。学問的なこと、実学的なことから観光に関することまで半世紀を超えて地域に貢献している。

ところで、その代表格が冬の星座の代表オリオン座。その1等星「ベテルギウス」が従来より2~3倍に膨らんで見えたとの観測結果は、天文ファンの関心を呼んでいる。

星が一生の最後に爆発する「超新星爆発」が近いと考えられている。地球から640光年離れているが大爆発すると昼間でも見えるとの予想もある。地球への影響は不明だが天文ファンならずとも気になるらしい。

実際の星が1970年代と比べて急激に3倍も膨らむことは考えにくくとか。敦賀の銀河鉄道も似合う。

季節の動きは速い。稲刈りが終わった田んぼやあぜ道に、紅蓮の炎のような花が高い空に向かって咲いている。秋を彩るヒガンバナである。

先日も来迎寺を歩くとそこかしこに彼岸花が咲いていた。別名の曼珠沙華は梵語の赤花の意味で、法華経の中にある言葉だという この花、北から南まで日本のどこでも出合えるためか、

さまざまな異名をもらっている。地獄花、幽霊花などは胸騒ぎのしそうな名前である しかし、墓地や荒れ地でよく見かけるからといって、そんな怖い呼び方はいかがなものか。曼珠沙華には「天上に咲く花」との意味もあるとか。

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ。日中はまだ少し暑く感じられるが、風は爽やかで心地いい。昨日は秋分の日。

墓前で手を合わせる人は多いだろう。収穫を喜び、感謝する季節でもある。ヒガンバナには「再会」「また会う日を楽しみに」という花言葉がある。暗い話ばかりではない。やはり、この季節に似合う花である。
【2013/09/24】 | ページトップ↑
イコカカード10周年になるのに、何故、敦賀駅で使えないの?
Date:2013-09-23(Mon)

JR西日本のイコカカード(ICOCA)は、2003年にサービス開始して、この2013年11月1日で10周年を迎える。ICOCAも本年3月の交通系ICカード全国相互利用により大きく拡大し、東京でもSuicaと同様に使える。ちなみに、ICOCAの発行枚数は2013年5月末時点で約817万枚とか。

ここまで書いて、JR西日本管内で福井県、石川県、富山県は、いまだに利用できない。この格差だ。

先日も敦賀駅で大阪からのお客さんが「何故利用できないのか」の押し問答。関西から直流化で、終着駅の敦賀で何故、利用できないのか、駅員とのおし問答を目にする。

イコカカード10周年を迎えてもなお、利用できない格差。議会でも「敦賀駅が新しくなるのになぜ」と素朴な疑問だ。

ところで、「公衆電話はどこにありますか」。駅で尋ねている人がいた。携帯電話の普及で利用者が減り、撤去される公衆電話が目立つようになって久しい。街であまり見かけなくなった公衆電話。NTTは今、設置場所をホームページで公開している。

都心の駅では切符の自動券売機も減っている。切符がなくても改札を通過できるイコカやスイカといったICカード乗車券が普及し、切符を買う人が少なくなったからだという。

都会と地方の格差、いろいろあるが、敦賀駅でのイコカカードの利用もそろそろJR西日本さん、考えてもいいんじゃないですか。
【2013/09/24】 | ページトップ↑
台風一過、ボランティア活動と防災ラジオ
Date:2013-09-22(Sun)

台風が過ぎ、すっかyり秋めいてきた。晴れがこれほど続くと台風のつめあとの片付けもはかどる。

台風の大雨で広い範囲が浸水するなどした小浜市では3連休を利用して大勢のボランティアが駆けつけ復旧。

18日から今日まで多い日で200人を超えるボランティアが駆け付け、ほぼ今日でボランティアが必要な作業は終了する。

阪神淡路大震災以来、福井豪雨、東日本大震災と、多くのボランティアが駆け付け、それも若い男女がどこともなくあらわれて黙々と作業を続け去っていく姿は感動ものだ。日本の将来はすてたものではない。逆に頼もしい。

ところで、敦賀市における台風18号の特別警報における災害の状況、避難の状況、情報伝達のあり方など、その全容や反省点が明らかになってきた。

情報伝達を取り上げると、避難勧告を発令、防災ラジオが初動から6回にわたってけたたましく、知らせた。市民からは好評の声があがっている。防災ラジオに、RCN、インターネットと情報を得ようとすると、自宅で時事刻々移り変わる状況を把握でき、ある意味、緊張感と安心感を共有できた家庭も多かったようだ。

とくに防災ラジオについては、市役所に問い合わせや申請が寄せられている。防災ラジオは、避難勧告や避難指示、震度4以上の緊急地震速報、津波警報などの情報をいち早く受けとることができる。

逆に、もっと防災ラジオで変わりつつある笙の川の水位や避難所の設置状況など、詳細な情報を知らせてほしいとの要望も多い。とくに避難所になったところでは意外に情報が一般家庭より少ないとの苦情もあった。

中央小学校では、テレビを避難所に設置するなど配慮もあり、これからの避難所での情報伝達について検討の余地がありそうだ。

いずれにしても、今年8月末現在で約1万7800世帯に貸与しているが、普及率はまだ63・5%。無償貸与だけにぜひとも借りてほしいところでもあり、普及にあたって、いい機会でもある。

敦賀市にとっては、笙の川の氾濫はまぬがれたものの、氾濫の可能性、危機を市民が身近に視角で感じた絶好の機会でもある。今回の教訓を大事にしたい。
【2013/09/22】 | ページトップ↑
地価動向と敦賀市
Date:2013-09-21(Sat)

残暑に悩まされているうちに、季節がいつの間にか夏から秋へと移り変わった。台風一過の晴れ間がこれほど続くは、ほんとにさわやかだ。先日の中秋の名月もよかった。じっくり楽しめた。

夜空にぽっかりと浮かんだ十五夜の月。台風の怖さも被害も一時、忘れていまう季節の移り変わりだ。

9月議会の一般質問も終了した。今日は経済活動の指標に地価を取り上げたい。今週の発表で県内の土地価格は平均で3.5%の下落。敦賀市も同様の下落幅とみていい。テレビや福井新聞は下げ幅縮小と報道されたが、私は石川県や都会との格差を感じていた。

4年連続で縮小しお隣の石川県は金沢市内の商業地8地点すべてで上昇、住宅地も県全体で10地点が上昇するなど、新幹線開業の時期で明暗が分かれた形となったのではないか。金沢市と福井市の格差だ。

ここでもうひとつ気になるのが都会と地方こと、福井県の格差だ。注意が必要なのは、地方の地価が依然、低迷していることだ。3大都市圏では調査地点の約37%で地価が上昇したが、地方圏では約6%の地点にとどまった。 

地方でも、石川県の金沢市など、新幹線効果により、商業施設の誘致や観光開発などで地価が上向いた例は多い。こうした取り組みを参考に敦賀市も十数年後の新幹線開業を大きな目標としたい。

地価は回復局面に入りつつあるが、人口の減少が続く地方との格差が大きくなったとも言える。 

今後、東日本大震災の復興のシンボル、五輪と新幹線と、重点地域が絞られる可能性が高い。
原子力発電所の長期停止で悩む立地地域への配慮がどの程度なされるか、他力本願だけでは難しい時期が続くだけに、将来の人口減少、少子高齢化を睨んだまちづくり、自治体経営が必要に思う。
【2013/09/21】 | ページトップ↑
原子力政策と敦賀市
Date:2013-09-20(Fri)

関西電力大飯4号機が15日に定期検査入りし運転を停止した。原子力規制委員会が6原子力発電所12基の安全審査中で、最初の再稼働は年明け以降となるような異常な事態が続いている。

敦賀市も敦賀2号の破砕帯の問題、もんじゅとまだ再稼働の目処さえ立っていない。敦賀市の産業構造上、将来の景気、経済、雇用と大きく関わっていることは明白でもある。

政府は安全性が確認されれば再稼働を認める方針を示しているものの、判断については規制委任せの姿勢が目立つ。

敦賀市もそうだが、地元自治体との調整のほか、政府の関与の在り方など再稼働の手続きは曖昧なままだ。政府の責任を明確にすべきだ。 

そもそも福島の事故を踏まえた原子力発電の将来像が示されていない。使用済み核燃料を再処理して利用する核燃料サイクルや放射性廃棄物の処分問題なども先送りされたままだ。

再稼働だけでなく諸課題に道筋をつけなければ原子力政策への国民の理解は得られないことは確かだ。安倍政権は前民主党政権の「2030年代の原発稼働ゼロ」方針から、再び原子力発電の活用路線にかじを切ったことは歓迎したい。

ただ、新規制基準では原子力発電所の運転期間を原則40年に限っており、原則通りなら30年時点で20基に減り49年末にはゼロになる。これでは、敦賀市もそうだが、嶺南地域も大きな打撃を受ける。将来も一定程度維持するために新増設を進めるのが現実的な選択と私は思う。

再生可能エネルギー普及による電気料金への負担増加も課題だ。再生可能エネルギーはまだ力不足で、火力発電は燃料費が高く電気料金に跳ね返り、温暖化ガスも増加させる。貿易赤字も14カ月の異常さも続いている。

少なくともある程度の期間は原子力発電に頼らざるを得ない現実がある。その中で、もんじゅも含めた核燃料サイクルの議論も中途半端なままだ。

エネルギー問題、とりわけ原子力は国民生活を大きく左右する。その中に敦賀市があるという現実だ。安部政権の原子力政策の見直しを契機に原子力規制委員会のあり方も含め政府はあらためて国民的な議論を広げるべきだろう。 
【2013/09/20】 | ページトップ↑
宮城地裁の判決
Date:2013-09-19(Thr)

大雨特別警報の影響か、あまり話題にならないが、宮城地裁の判決は、自治体にも大きな影響を与えると、私は思っている。

東日本大震災の津波で流された送迎バスで死亡した石巻市の幼稚園児の遺族が、損害賠償を求めた訴訟。仙台地裁はきのうの判決で、津波の襲来は「予見できた」との判断を示した。

あの日、園長は地震発生直後に園児らをバスで帰すよう教諭らに指示。バスは高台にある幼稚園から、決められた運行ルートだった海側に向かった。バスは沿岸部で渋滞に巻き込まれ、津波に襲われた。園児5人と職員1人が亡くなった。

大地震で学校などの管理者が、常に最悪の事態を予見して行動すべきことは、今となってはだれもが分かるが、このときの園長をはじめ、どこの学校責任者にその判断ができたか疑問だ。
ある重大な出来事の発生を、事前に予見できたかどうか。過失責任を問う裁判で、しばしば争点となるのがこの「予見可能性」だ。

危険を予測できたのに、回避するための対応や配慮を怠り重い結果を招いた場合、管理者など責任を問われることがあるとの判決だ。

我が子の犠牲には気持ちは痛いほどわかる。しかし、この判決が、このまま、今後の標準となるなら各種のイベント、スクールバスなどにもあてはまることにもなる。

敦賀のテント事故もご遺族には恐縮だが、あの異常気象で事故発生の予見は難しいのではなかったか。その後、サマーフェスティバルはなくなり、テントには杭や重しつけるなど、相当、気を使うようになった。

専門家でも同様の裁判の一般的な判断基準と捉えるべきでないとの意見も出ている。

テント事故もそうだが、東日本大震災の園児はもとより、津波でなくなわれた被害者の犠牲はあまりに大きく、「教訓」どころか、しっかりと頭に刻み込まれている。
【2013/09/19】 | ページトップ↑
異常気象と原子力発電所の停止
Date:2013-09-18(Wed)

台風18号の嶺南での爪痕は大きかった。敦賀の笙の川がなんとかもってくれた。もしあと50センチ、水かさが増えたらと、背筋が寒くなる。それほど、間一髪の特別警報だったとも言える。

今回の台風による大雨も原因をたどれば、最近の海面水温の上昇に行きつくらしい。水蒸気量が増え雨雲が発生、大雨になりやすいのだという。ゲリラ豪雨が相次いだのも同じ理由とか。地球温暖化が異常気象の底流にある 。

ところで、中部電力が、家庭向け電気料金を来春から引き上げる方針を正式に表明した。浜岡の再稼働が見通せないなか、このままでは資金や燃料の調達が厳しいとか。このまま値上げが続けば、経済への打撃も深刻だ。液化天然ガスなどの追加燃料費は今年度、約4兆円にのぼる。

もうひとつは、電力会社の大きな使命に安定供給がある。その電力需給は綱渡りだった。8月22日は、関電管内で気温上昇による電力需要の急増と火力発電所のトラブルが重なり、他の電力会社から緊急に電力の融通を受ける事態を招いた。 

原子力発電の代わりに火力発電を総動員した結果、全電力に占める火力発電の割合は約60%から90%に上昇した。全電力のうち、輸入燃料で発電している割合は、石油ショック時の74%を上回る。

中東情勢が不安な中でのエネルギー安全保障の不安だ。これに地球環境問題が加われば、ことは深刻だ。

国内の原子力発電所で1基だけ稼働していた関西電力の大飯4号機が、定期検査のため発電を停止した。嶺南の原子力発電所が、再び全部、止まった。安全とは何か、景気、経済、雇用とは何か、そして、この異常気象、それぞれが、どこかで関係してる。
【2013/09/18】 | ページトップ↑
特別警報の教訓
Date:2013-09-17(Tue)

こんなにも早く「特別警報」が出されるとは思わなかった。それほど、異常気象が常態化しつつあるのか、今回の教訓をしっかり検証しておくことが大事だ。何よりも考えておく必要があるのは笙の川の改修、安全確保の早期実現だ。この件は後日に書くとしたい。

台風18号の接近に伴って雨が強まり、敦賀市で24時間の雨量としては観測史上最大となり、数十年に一度しかないような記録的な大雨となった。

この大雨で、気象庁は16日午前5時すぎ、福井県のほか滋賀県と京都府に大雨の特別警報を発表した。笙の川の水位も氾濫危険水位を越え、いますこし降り続けば、決壊の直前まで来た。確かに特別警報は緊張感との裏表で教訓とすべきことは多い。

従来の「警報」の基準を大きく超えて「50年に1度」のレベルの数値になると予想される場合に発表。2011年の紀伊半島豪雨などで、危険性を十分に伝え切れなかったことを教訓に導入を決めた。その特別警報が早速、実践の舞台となった。

この特別警報の運用により、自治体が住民に情報を周知する義務を負う。この周知義務をいかに実効性あるものにするかが課題となる。官民の緊密な連携が必要だ。身近な各町内の会館も避難所として一定の役割を果たした。

高齢者や障害者ら、地域で援護を必要とする住民の支援方法も今回、教訓として残ったのではないか。

情報伝達手段は、防災ラジオの初動は役立った。防災ラジオの普及もあげる必要がある。RCN、メールなど充実してきたが、住民の自主防災組織の組織化や連絡網など、あらゆる手段を駆使する必要はないか、など検討の余地がありそうだ。異常気象が続くようでは、特別警報に相当する気象災害が頻発する。

繰り返しにもなるが、警戒情報は十分に伝わったのか。避難体制なども含め、今回の対応をつぶさに検証し、今後の安全確保の取り組みに生かさなければならない。 

大雨などによる土砂災害で道路や住宅に被害が及ぶ恐れがあり、土砂災害の恐れのある地域の徹底も必要だ。美浜町の災害からも、住む場所の地形や危険箇所を頭に入れ、避難方法を再度、確認おくことも大事だ。

土砂災害は、局地的な大雨などは警報が出てからでは避難が難しいケースがある。余裕を持って備えることが肝心だ。

未明の特別警報による避難の移動も難しい。大雨が予想される場合、日没前に「予防的避難」を導入など自主避難を促す方策も必要かもしれない。いずれも、住民の意識改革が欠かせない。
【2013/09/17】 | ページトップ↑
超高齢社会の到来
Date:2013-09-16(Mon)

どこもそうだが、敦賀市も超高齢化が進んでいる。市内の65歳以上は5人から4人に1人が高齢者となりつつある。図書館や公民館、喫茶店と朝からお年寄りの元気な姿を目にするようになった。

20年後には総人口の3分の1を占めると予測される。敦賀市の人口動態は、ほぼ日本全体と同じ形だ。

超高齢社会を捉えて「老人国家」などと揶揄されるが、国家が老いることは悪いことばかりなのだろうか。

確かに、年金や医療費の増加は、若年層に重い負担となってのしかかる。

しかし、周りを見れば70代、80代になっても第一線で活躍している人は多い。仕事でなくともボランティアや趣味を通して、社会に貢献しているお年寄りも大勢いる。また、ここ数年、故郷、敦賀に戻った団塊世代も増えている。

今日は「敬老の日」。あいにくの台風模様、大雨警報、洪水警報も敦賀市に出た。

長寿を祝い、お年寄りが若者のじゃまをせず、ともに、活躍できる社会の実現こそ、成熟国家の目標である。東京オリンピックという国家目標もでき、敦賀市には、北陸新幹線の敦賀開業という目標もある。まだまだ、楽しみな日本、敦賀市だ。

ところで、お年寄りのボランティアの基本姿勢は、「させていただく」だそうだ。社会貢献だとか、まずは二の次。健康のため、社会とのつながりのため、と思えば気持ちも楽とか。

「子は巣立ち 孫もでき、今青春 」
【2013/09/16】 | ページトップ↑
市町村と介護サービス
Data:2013-09-15(Sat)

16日は敬老の日。敬老の日に贈る花束は、赤い花を中心にするといいとか。還暦の祝いは赤いちゃんちゃこ、赤座布団、赤頭巾と赤が定番。赤は赤ちゃんに還るとか、赤は魔除けとか、諸説あるとか。

ところで、来年4月に消費税は導入はほぼ決まりのように連日、報道されている。その一方で、社会保障費は増える一方。若い世代に負担をつけ回さないよう、高齢者にも痛みを求める制度改革へ向けた準備が進んでいる。私はおおむね採用をせざる得ないことも確かだ。 

具体的、内容を精査すると、要支援の人のサービスを介護保険の対象から切り離し、市町村事業に移す改革案が出ている。

要支援とは7段階ある認定区分の中でも、介護の必要度が低い。とはいえ、支援は必要。現在は介護保険制度の下で、ヘルパーによる掃除や買い物といった生活を手助けするサービスなどを受けている人たちである。 

実際に市町村事業となれば、現在のような全国一律の画一的サービスではなく、市町村がサービス内容や料金を決めることになる。介護事業者だけでなく、ボランティア、NPOの活用も想定されている。

自治体の財政力の違いでサービスに差が出ることは十分考えられる。料金を考えると、事業者の参入が見込めないのではないこともあるとか、方針では、地域によってはボランティアなども確保できないのではないかとの不安がある。 

このことも踏まえて、議会で全国的にも一部で導入の動きもあり、私もそうだが福祉ボランティアの導入を提案したことがあるが、安全面のこともあるのか、いまひとつ、採用にはいたっていない。

いずれにしても、この分野のボランティア、NPOの育成も必要だが、個々の高齢者にとって、住み慣れた敦賀市で長生きしたいと思えることが大切。と言え、現実はといえば、介護保健税の増加は必至で、その一方で、高齢者の生活を支えるサービス削減によるコスト削減がまな板に載る。

明日は敬老の日、台風が来るが、じわじわと忍び寄ると超高齢社会の現実をしっかり考えておく必要がある。「敬老の日、祝ってばかりいられない政治」「長生きをすればするほどつらくなる政治」
【2013/09/15】 | ページトップ↑
オリンピックもリニア新幹線も東京が中心だ‥‥
Data:2013-09-14(Sat)

2012年6月29日に、政府・国土交通省は金沢 - 敦賀間113kmの着工認可を発表して、1年が過ぎた。当区間は2025年度中の開業を目指している。

JR東海が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線は、まず東京-名古屋間を40分で結ぶ計画だ。北陸新幹線の敦賀開業と2年しか違わない。

ちょっとした疑問だが、本当に北陸新幹線に乗って東京に敦賀から行くだろうか、との疑問を投げ掛けられる。時間的なもの、乗り換え死なし、など私も返答に窮する。

いずれにしても、東京ー名古屋間をラグビーの試合開始と同時に前半が終わる。

最高時速500キロ。リニアモーターカーは磁力で車両を浮かせて走る。「夢の超特急」と言われた東海道新幹線が開業したのは1964年。東京オリンピックの年だ。進化を続けながら磨かれてきた日本の鉄道技術が、次世代の高速鉄道として結実することになる。

リニア新幹線は8割以上がトンネルで、地上部分も騒音を減らすため、多くがコンクリート製の防音フードで覆われる。

車内から車窓の風景を楽しめるようにするため、フードに等間隔で小窓を設ける研究も行われている。

リニア新幹線の博物館が名古屋にある。敦賀の赤レンガ倉庫に設置予定のジオラマもある。大人でも楽しい博物館だ。

いずれにしても、リニアは、残像効果で窓越しの景色がつながり一つの風景に見えるようになるという。もっとも実用化には耐久性や維持管理の費用が課題になる。

のんびりと外を眺め、流れ行く風景から季節の移ろいを感じる-。そんな旅にリニアは向かない。7年後の東京オリンピックといい、14年後のリニア新幹線にしろ、夢の実現だが、地方都市の敦賀とどう結びつくか、またしても都会中心の日本国家像が気になる。

【2013/09/14】 | ページトップ↑
人口減少社会、原子力発電所の長期停止の中での施策
Data:2013-09-13(Fri)

地域の活力で真っ先にあげる数字が人口統計だ。この類いのニュースに接すると、げんなりとさせられる。総務省が発表した人口動態調査で、ことし3月時点の日本の人口は前年より26万人減り、減少数は過去最大となった。数字上、敦賀市が年間4市、消える数字だ。

将来予測データで、詳しくは、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所の2040年に、福井県は63万3236人に減少すると予測している。敦賀市は5万5966人。

福井、北海道、高知など25道県は人口減少率が2割を超え、うち秋田、青森両県は3割を超えるなど人口減と少子高齢化の地域差が鮮明となっている。 嶺南、嶺北の地域差もあるが、敦賀市も1万3千人の減少とショッキングだ。

即効の対策はなく、息の長い取り組みが求められる。とすれば、出生数アップに向け、地道に現役世代をサポートしていくしかなかろう。

まずは働く場の提供と、月並みな言葉で終わるが、敦賀市の死亡、出生の自然減少に加え、転出、転入の社会減少増加が気になるところだ。特に昨年の社会減少の要因が何なのか、分析しておきたい。

原子力発電所の長期停止は、確かに考えられる要因だ。個人の転出の要因まで踏み込んで いないが、私の知る限りでも原子力関係者が新たな仕事場を求めて敦賀を去っている。

仕事場の確保の面で、福井県は昨日、嶺南地域の経済振興、北陸新幹線の整備促進の2013年度9月補正予算案を発表した。18日開会の9月定例県会に提案する。 

目玉として、原子力発電所の長期停止の影響を受けている嶺南の経済対策は計7千万円を盛り込んだ。14年度の舞鶴若狭自動車道の全線開通に合わせた誘客イベントの準備、宣伝活動に着手する。 赤レンガ倉庫計画や博物館通りの町家再生事業もこの流れだ。これが敦賀市の9月補正予算に計上されている。

注目すべきは、嶺南の産業基盤強化に向けた産業団地の整備支援には、3100万円を計上。敦賀市と美浜町が造成する団地の地質調査、用地測量を補助する。これも敦賀市の9月補正予算に計上されている。

福井県と敦賀市の連携による予算編成と評価をするが、今後の人口減少、転出減少を考えると、もっと長期的な視野での施策と中身が問われているのではないか。
【2013/09/13】 | ページトップ↑
東京オリンピック、福島の汚染水問題と敦賀
Data:2013-09-12(Thr)

2020年東京オリンピック開催決定はすばらしいニュースだ。注目しておきたいのは、東京招致を目指す日本の最終プレゼンテーション安倍首相は「(汚染水漏れの)状況はコントロールされている。決して東京にダメージを与えない」との発言。

「汚染水の影響は原子力発電所の港湾内0・3平方キロメートルの範囲内で完全にブロックされている」「放射性物質の数値は最大でも世界保健機関(WHO)の飲料水ガイドラインの500分の1。被ばく線量はこの基準の100分の1」とも明快いに言い切った。

この言葉が大きな力を持ち、東京への投票を迷っていたIOC委員を動かして東京決定に結び付いた一因とされる。

私も首相の発言通りと拍手をおくりたい。海外メディアの取り上げ方の異常さ、韓国の福島など輸入停止など、これこそ風評被害の海外版とも言える。

ただ、昨日、東京電力は福島第一原子力発電所の汚染水300トンが漏れたタンク1基の周辺の地下水から、放射性物質のトリチウムが法定許容限度(1リットルあたり6万ベクレル)を上回る同6万4000ベクレル検出されたと発表。また、政府試算では1日300トンもの汚染水が、地下水などを通じて海に染み出しているとの報道など、この問題の難しさがある。

東京電力の敷地は航空写真を見てもタンクだらけだ。汚染水との地下水、海水汚染防止との闘いは、地下だけに、相当の労力と時間を要する手強い問題だ。

敦賀の樫曲のごみ問題も、放射線とは違うにせよ、汚染水と地下水の闘いで100億を超える対策費用と時間をかけてようやく収束の方向に向かっているが、汚染水の濃度はまだ時間がかかり数千万円の管理費用も税金が投入されいる。

福島の事故の収束、廃止措置、汚染水防止と、政権の最重要課題のひとつであることは確かだ。7年後の五輪を東日本大震災からの復興をアピールするものにしなければならない。

対策費用と時間と、労力と知恵が必要なことは確かだ。 政府予算に加え、人材も必要になる。現実に、原子力研究開発機構や関係する企業な関連企業など、数百人規模の人員が投入される。

敦賀では、原子力発電所の長期停止に伴い、関連企業の人材の流出にくわえ、機構の人材と、この敦賀からの移動も考えられ、やむを得ない問題だが、もんじゅ予算も含め注視しておかなければならない。

【2013/09/12】 | ページトップ↑
景気は、「気」持ちで変わる。
Data:2013-09-11(Wed)

景気というのは、「気」持ちで変わるから不思議だ。東京オリンピックは、まさにそれだ。各報道もそうだが、一番の指標の株価上昇と、雰囲気が変わっている。

身近で言えば、おおい町の方と話すと原子力発電所の破砕帯問題に一定のメドがつき、定期検査で民宿に予約が入ると、それだけでこの地域はなぜか関係者は元気になっている、というのだ。敦賀市もそんな環境変化がほしいところだ。

ところで、56年前の東京オリンピックは、私も当時、小学校6年生、感動し、中学校のクラブ活動は柔道と、子供心にも決めていた。

IOCの総会の日本のプレゼンにもあったが、バスケットの選手が、東日本大震災の被災地を訪れ、子どもたちを励ました。また、寂しそうにしていた子どもたちが笑顔を取り戻す。スポーツの力のすごいところだ。 

震災復興に寄与したスポーツの力。それが日本が強調した五輪東京開催の意義だった。だから、聖火リレーは被災地も通り、震災から立ち直った姿を世界に示すという。

これは推測だが、報道によると、歴史認識などをめぐり緊張関係が続いている中国や韓国の支持票も一部確保できたらしいことだ。これも明るい兆しと受け止めたいが‥‥。 

繰り返しにもなるが、この嶺南地域もも原子力発電所の再稼働問題で厳しいながらもおおい、高浜町と、美浜、敦賀とどことなく西高東低状態が続いている。この雰囲気を変えるのは、この再稼働問題にくぎりをつけることにほかならない。

昨日から9月議会が始まった。気持ちがそう思うのか、すっきりしない空模様の中で、経済対策もいまひとつ、決め手に欠ける。敦賀の明るさを見いだすか、逆に今だからこそ、将来をしっかり考える、そんな時期かもしれない。

【2013/09/11】 | ページトップ↑
エネルギーの街、敦賀、そのためは‥‥‥。
Data:2013-09-10(Tue)

敦賀市内で、いつの間にか、個人宅もふくめ、企業の太陽光発電が増えている。

ところが、昨日の読売新聞の社説にあったが、全国的には、太陽光など再生可能エネルギーで発電した電気の固定価格買い取り制度で、政府の認定を受けたのに発電を始めない事業者が驚くほど多い。

経済産業省によると、買い取り制がスタートした2012年7月から13年5月までに認定された発電設備は計2240万キロ・ワットで、このうち実際に発電しているのは約300万キロ・ワットに過ぎない。 

大規模太陽光発電(メガソーラー)は、認定された設備が多いうえに、発電を始めていない比率も9割超と極めて高い。

太陽光の買い取り価格は今年4月、当初の1キロ・ワット時あたり42円から約38円に下げられたが、それでも風力などの2倍近く高い。 

一方、福井新聞を引用すると、南越前町と敦賀市にまたがる山間部で計画されている風力発電建設をめぐり、県環境審議会は昨日、県庁で生活環境部会を開き、事業者の環境影響評価の方法に対する意見を盛り込んだ報告書を了承した、とのこと。

報告書は、騒音や低周波音、動植物、景観への影響について配慮を求めているものの、事業者は、南越前町と敦賀市の境にある山の尾根に建設し、2300キロワット級の風車9基を設ける計画を実施できる。

このままいけば、2016年4月の着工、18年3月の運転開始となる。

私は、この風力発電に反対どころか、むしろ賛成の立場だ。これで、北電の水力、石炭火力、原子力に加え、風力、さらに、敦賀駅前の太陽光発電など、エネルギーの街、敦賀となる。ただ、いかんせん、肝心要の原子力発電所の再稼働がなって真の意味のエネルギー生産拠点となる。

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以下に9月議会の一般質問案を添付します。コメントをいただければ幸いです。(北條)


1、原子力問題と経済対策

①長期停止に伴う経済対策

 先月19日、経済産業省の平将明政務官は敦賀市役所を訪れ、原子力発電所の長期停止に伴う地元への影響と対策について河市長、議長、有馬義一敦賀商工会議所会頭らと意見交換しました。ここで、政務官は経産省として敦賀市など立地地域を対象に地域経済・雇用に関する独自調査を本年度行うとしたほか、電源3法交付金のうち発電量を基に算出する交付金について、原発が停止していても交付する「みなし規定」の継続に前向きな姿勢を示しました。

 まず、一点目は、この調査が具体的にはどんなものであり、国とどのように調整されているのかをお伺います。また、その結果を経済対策として、どのように反映しようとしているか、市長のお考えをお伺い致します。次に、見なし交付金の維持はもちろんですが、再稼働していない自治体に対する国の公共投資、交付金の創設、さらには財政出動など、要望のされていますが、市長は「立地地域住民を見捨てないぞという明確なメッセージを」と訴えておられ、今後、具現化に向けて手応え、手法などお伺い致します。 

②破砕帯問題 

 先月19日、平政務官に対して、常岡議長の原子力規制委員会への疑問に対し、平政務官は、参議院、衆議院に原子力特別委員会の中で、原子力規制委員会には説明責任があると回答しました。また、西川福井県知事は7月28日、菅義偉官房長官と面会し、原子力規制委員会の運営を監視し評価する機関を政府内に設置することや、国のエネルギー政策の方針を明確にするよう要請しました。

 具体的には、▽規制委の運営状況を監視し、改善を勧告できる評価機関を政府内に設けること▽規制委には活断層の評価などを行う常設の組織がない。公平・公正な科学的結論を得るために新たな専門組織を設置すること—ですが、市長として、この破砕帯問題を体制問題も含め、どのようのお考えか、お伺い致します。

2、戦略的まちづくりと総合計画

①戦略的まちづくり会議 

 まず、3月議会で戦略的まちづくり会議について、お伺い致しましたが、その後、開催状況と検討内容をお伺い致します。さらに、現在、実行に移されている第6次総合計画とどのように結びつけようとしているのかをお伺い致します。

②産業団地 
  
 長期運転停止の影響を受けている嶺南の産業基盤強化に向け、敦賀市と美浜町が企業誘致の受け皿となる新たな産業団地の整備に着手するとのことですが、具体的な調査場所や期間をまず、お伺い致します。
 
 次に、県は7月に開いた企業立地推進戦略本部会議で、物流関連や電力多消費型企業を主なターゲットに、データセンターなど、誘致活動を強化していく方針を決めているとか、敦賀新港の造成地との関係など、どのように県と協力して、誘致にむけて、どのように動くのかをお伺い致します。

③赤レンガ倉庫計画 

 先月23日、金ケ崎町の赤レンガ倉庫整備計画の中間報告を議会で説明し、2棟ある倉庫の北棟をジオラマ館とし、南棟には4店舗を配し、イタリア料理や敦賀の海鮮料理が楽しめるようにし、来年度上期に着工し、2015年度秋のオープンを目指すとのことですが、あらためて運営費について、現段階における運営費について、お伺い致します。

 また、市民温泉リラポートやきらめきみなと館の赤字とも言える運営経験をどのように反映するのか、あわせてお伺い致します。 
 
 次に、今回の赤レンガ倉庫計画が敦賀ノスタルジアム計画の中核として評価致しますが、JR貨物の敦賀港駅やランプ小屋との関係、さらにはムゼウムや鉄道資料館との連携や両施設が手狭なことなど、将来的にどのように考えるか、お伺い致します。

④原子力に伴う人材育成とまちづくり

 先月の平政務官との会合でも原子力における人材育成が話題になりましたが、まちづくりの観点で、エネルギー拠点化計画で研究施設のあり方、アクアトムや駅周辺整備との関係などどのようにお考えか、市長のご見解をお伺い致します。 

⑤市役所庁舎の耐震化とまちづくり 
 この件は、何度か本会議で取り上げさせていただきましたが、まちづくりの観点でも非常に重要な要素をもっております。駅、港、高速交通ネットワークの整備を見据えたまちづくりの検討段階で、これまでの耐震補強だけでなく、新庁舎建設も視野に入れるべきと考えますが、まずは、市長のご所見をあらためてお伺い致します。 
【2013/09/10】 | ページトップ↑
宮崎アニメ、東京オリンピック、そして‥‥。
Data:2013-9-09(Mon)

2020年、東京オリンピック決定を素直に喜びたい。一方、「風立ちぬ」の評価は、イタリア・ベネチア国際映画祭での宮崎監督は残念だった。常に時代を読んできた宮崎yアニメ、事前の会見で、「今回は本気です」「僕の長編アニメの時代は終わった」と話した。72歳の決断ともいうべき引退宣言もめずらしい。

長編映画は、公開中の作品「風立ちぬ」が最後になる。平和堂でみた感動、残念だが、これまでも、もらった感動や勇気を大切にしたい。先日の製作までの3年間を追ったNHKの番組では、苦悶・苦闘する姿が描かれていた。

戦闘機は大好きだが戦争は大嫌いという監督が、戦闘機の設計者を主人公にした作品を作る理由を自問する姿が印象的だった。私も戦艦は大好きで、戦艦大和、長門、武蔵と小遣いをはたいてプラモデルを組み立てた、でも子供心に戦争は大嫌いというより、母から何度も聞かされ戦争そのものが怖かった。

監督とは11歳年下の私だが、時代とともに見失ってしまったものを気付かせてくれたようで、琴線に触れた。

映画の台詞では、戦闘機にもなる美しい飛行機を「のろわれた夢」と語らせた。考えると、難しい映画だ。時代に翻弄されながら、それでも夢のため、大切な人のために全力でひたむきに生きた主人公。その姿を最後の作品で描いた。

2020年の東京オリンピックも福島の汚染問題に翻弄され続けた。東京オリンピックとどれほどの関係があるのか、思いもよらなかった。

原子力発電の構造や仕組みは、学べば学ぶほど奥が深く、興味深い。また、効果も地球環境、安全保障、エネルギー確保と大きい。一方で、あらためて事故の壊さ、風評被害を思い知らされた。それでも戦争と違って平和利用の原子力発電は必要だ。

映画祭でも難しかったものか、「72歳の決断」をどう受け止めて時代や生き方と向き合うか、それぞれあろうが、 自分とも自問自答している。
。 
【2013/09/09】 | ページトップ↑
コミュニティーバスと運転手
Data:2013-09-08(Sun)

敦賀市のバス路線、コミュテュイーバスは毎年、一般会計から一億円以上支出している。高齢化社会を迎え、公共交通という大事な要素に加え、福祉路線という要素も大きくなる。

ところで、最近の調査は知らないが、男の子が望むトップ10に、バスの運転士がある。昔からまず、印象に刻まれるのが憧れの職業だ。

私もそうだったが、大きな車体をいとも簡単に操る姿は、子どもの目に格好良く映った。最近は女性運転手を見かける機会も増えた。

生活に欠かせない足として頼りにされるバスだが、けっこうトラブル、事故もあるとか。福鉄、京福の労働組合の役員に以前、伺ったことがあるが、団塊世代の定年退職で運転手が不足しているという。途中退職者も多く、なり手不足は全国の慢性的な課題のようだ。

子どもには憧れの仕事でも、安全第一といいながらも給与面など厳しい労働条件が続いている。

それでも、公共交通の使命感と誇りをもって働いている。高齢者には、優しく声をかけたり、親切に答えたり、しかめっ面をして無言で運転を続けている。

都会と違い10名も乗ることはめずらしいが、コミュニティーバスの維持に税金はどうしても必要だ。ただ、これ以上の税金投入にも限界がある。このバランスの中で行政があり、厳しい労働条件でも誇りをもってハンドルを握っていることを忘れてはいけない。

【2013/09/08】 | ページトップ↑
トイレの洋式化と福祉避難所
Data:2013-09-07(Sat)
昨日、避難所に指定されている旧葉原小学校の体育館のトイレを視察した。男女のトイレを和式から洋式に変えるという補正予算が9月議会に上程されている。

たかがトイレだが、災害時の重要さは、経験すれば理解できる。東日本大震災でバリアフリー構造でない避難所では、和式トイレを足腰が弱い高齢者が使えないという現実が明らかになった。

各避難所の体育館に福祉関係者がポータブルトイレを持ち込んで対応したケースも数多くあったとか。特に高齢者や障害者には避難所の環境は厳しい。
そのために、敦賀市では、災害時要援護者の避難生活の負担軽減のため、常磐荘など市内4か所の施設を福祉避難所として指定してされている。

災害はいつ起きるか分からないだけに、福祉避難所の確保は大事である。数の確保にとどまらず、災害時に実際に役割を果たしてもらえるようにしなければならない。

福祉避難所は阪神大震災を機に必要性が指摘され、2007年の能登半島地震で初めて設置された。厚生労働省は08年に福祉避難所のガイドラインを作るなどして、自治体に指定施設を増やすようを促してきた。

指定の要件はバリアフリー構造を有していること、介護用品を備えていることなど。特別養護老人ホームといった高齢者施設、障害者施設などが指定されている。

災害時には高齢者、障害がある人ら要援護者もまず一般の避難所に避難し、必要に応じてそこから福祉避難所へと移る。 

施設側にすれば、まず、自分の施設入所者に対応しなくてはならないという事情がある。そのため、福祉避難所を運営していくための人員まで確保ができず、一般の避難所からの受け入れ人数が予定より少なくなるのも当然だ。

災害時の混乱の中で福祉避難所へ移る人を誰が、どのような基準で選別し、どんな手段で移動させるのか。役割分担を決めることはもちろん、その人手を実際に確保できるようにしなくてはならない。その課題は課題として残っている。

それよりもハード面の整備。備えあれば憂いなし。市内各避難のトイレの洋式化は1、2で完了予定とのこと。
【2013/09/07】 | ページトップ↑
時代の流れと税金投入
Data:2013-09-06(Fri)

時代の流れがある。「マガジン」「サンデー」「キング」が少年漫画雑誌のご三家と呼ばれたのは、1960年代半ばのことだ。すべて買うことは出来ず、小遣いを出しあって読み回した。

調べると、その後、「ジャンプ」が加わり、少し遅れて69年に創刊されたのが「チャンピオン」である。私のお気に入りが手塚治虫さんの「ブラック・ジャック」。漫画雑誌がうなぎ登りから充実の時代だ。

どの漫画雑誌もネット社会の到来もあり、部数を減らし、チャンピオンを発行している秋田書店が、経営の悪化もあり、消費者庁からおとがめを受けた。時代の流れと一言で言うのは簡単だが、寂しい話だ。

もうひとつが、私の世代、半世紀も前か、「まちに出る」といえば、中心商店街へのお出掛けを意味した。その中心市街地の地方都市の大半がシャッター化が進んで、この敦賀市も例外ではない。

車社会の到来、大規模小売店舗法、いわゆる「大店法」が2000年に廃止されて、郊外型大型店の進出が相次いだ。そして、まちの象徴だった商店街が衰退の一途をたどったのは周知の通り。時代の流れと言えば、それまでだが、その現実をしっかり受け止めておきたい。

どんなシステムも避けられないことに動脈硬化現象と直面する問題の質の変化がある。変化によって、それまでプラスに機能していたものが、マイナスに機能する時が来る。その教訓が経験則となっている。

中心市街地のシャッター化と同じに、全国の地方都市の行政がが、中止市街地活性化事業や観光事業に税金を投入し、わずかな成功例はあるが、ほとんどが費用対効果という評価に値するものはほとんどないではないか。

敦賀市も電源三法交付金もあり、商店街アーケード、市民温泉リラポートなど、ハード面にも力を入れては来たものの、費用対効果だけの観点では評価が難しいにしろ、教訓、経験則として、しっかりとおさえて置くことが必要だ。

【2013/09/06】 | ページトップ↑
災害の少ない敦賀、警報がおおかみ少年になっていないか。
Data:2013-09-05(Thr)

日本列島の気候は変わりつつあるのだろうか。昨日の雨で敦賀まつり最終日の中止。雨のふりかたも凄かった。

気象庁の異常気象分析検討会は、各地で猛暑や局地的な豪雨になった今年の夏を「異常気象」と位置付けた。埼玉、千葉の両県では竜巻が発生した。昨日も敦賀では竜巻注意報も何度も出された。おおかみ少年ぽくなっている。

地球温暖化が進行すると、竜巻の発生が増えるとする専門家の指摘がある。竜巻と異常気象の関連も注目される。竜巻は気象現象としてはかなり小さく、短時間で消滅するため予測が難しいという。

聞くと、発生しやすい状況で発表される「竜巻注意情報」の的中率は決して高くないのが現状だ。予測が難しいのは、局地的な豪雨も同様とか。

昨日の敦賀では、大雨、洪水に、土砂、それに竜巻と聞き慣れてしまった。まして土砂崩れといった被害は予測できない。

異常気象が増える中、自然災害に対して過去の経験が有効とはいえなくなっている。気象情報に注意しながら、自らを守る行動を取ることが大切だが、まだまだ、これだけ多くの警報が出されても、備える気持ちは少ない。

避難勧告、指示が、出ると違うのかもしれないが、昨日は祭の中止に関心が移り、まったくおおかみ少年状態だ。

いずれにしても、災害ともなれば、自分だけではなく、隣近所に手助けが必要な人がいないか、目配りも忘れてはならない。いざというとき、真っ先に隣近所が手を差し伸べ、支え合うことが貴重な命を救うことにつながる、と、まさに自助、共助、公助だ。
【2013/09/05】 | ページトップ↑
竜巻被害を考える。
Data:2013-09-04(Wed)

一昨日の竜巻に被害、金ヶ崎のテント事故を思い出した。埼玉県越谷市や千葉県野田市で、竜巻があった。

映像をみると、なぎ倒された電柱。飛ばされた屋根。むき出しとなった建物の骨組み。平穏な日常が一瞬にして崩れた。昨年5月、つくば市などを襲った竜巻は記憶に新しい。自宅にいた中3の男子生徒が死亡し住宅も多数損壊した。

小浜の竜巻被害は先日のことだけに、列島全体で竜巻が起こりやすくなっているのではないかとさえ思えてくる。台風などと比べ規模が小さい竜巻は、短時間で終息するため予測は難しいのが現状だという。

日本はもともと発生数が少なく、竜巻の予測に必要なデータ自体の蓄積が乏しいとの指摘もある。

一昨日の気象庁が埼玉、千葉両県に「竜巻注意情報」を出したのは越谷市で突風が吹いた後だった。身を守るすべはないのか。少しでも異変を感じたら、屋内に入り、物が飛んでくる窓際を避けるなどすることで最悪の事態を免れる可能性はあるという。

ここ数年の竜巻被害の多さ、ゲリラ豪雨の多さ、どれも地球温暖化と関係があるのだろか。

ところで、国内で唯一稼働している大飯発電所の2基のうち3号機について、関西電力は、定期検査のため、昨日未明、原子炉を停止した。9月15日には、4号機も定期検査に入る予定で、1年2か月ぶりに国内のすべての原発が運転を停止する。

大飯原発の3・4号機をめぐっては、2日開かれた、規制委員会の専門家会議で、再稼働に向けた安全審査の前提となっている敷地内の断層の評価について「活断層ではない」という見解で一致した。

原子力規制委員会の規制のあり方など、自然現象も大きな立場で考えてもいいのではないか。

【2013/09/04】 | ページトップ↑
絶妙なバランスの中での予算
Data:2013-09-03(Tue)

国の来年度予算で各省庁の概算要求が最大規模に膨らんだ。一般会計に特別会計の復興費を合わせると連年で100兆円を突破する。

成長戦略や防災関連といった理由はあるにしても、これでは財政再建への覚悟はまるで伝わってこない。 総額1千兆円超、1人当たり800万円近い国の借金は減らせない。

敦賀市では、平成25年度の当初予算の市税の減収が見込まれる中、扶助費や社会保障関係経費に係る一般財源負担が引き続き増加し、財源の確保に苦慮する状況にある。予算編成にあたっては、他市の類似事業の調査や敦賀市における標準的な事業量を精査するなど、事業の見直し、縮小で歳出を減らす。

平成26年度も人口減少、原子力に伴う税収減を考えれば、ごく当たり前のことだ。どの地方都市は、夕張市ショックから、相当努力をはじめた。この地方と国のアンバランスが気になる。

ここで、NHKの「夫婦善哉(めおとぜんざい)」に話を転ずる。酒にはだらしなく、金がなくても女遊びを優先する夫を支える妻。この構図が若いころはピンとこなかった。

久しぶりに「夫婦善哉」をみて、納得というか、歳がそうさせるのか。先日の場面で、病気の柳吉を看病する蝶子の元へ母危篤の知らせ。実家へ帰ろうとする彼女に、柳吉は「親が大事か、わいが大事か」と迫る。普通の人生には、それほどないが、夫婦間で一世一代の覚悟が求められることがある。

浪費癖が治まらない柳吉をやりくり上手の蝶子が支える。夫婦善哉の財布のバランスは絶妙だ。

国の財政再建と景気回復という難しい場面でも締まり屋の蝶子役がどうしても要る。敦賀市も原子力発電で潤って来ただけに、 浪費癖の柳吉を縮小し過ぎてもだめ、そうは言っても将来の不安に備える準備が要る。この絶妙なバランスの蝶子役柄がどうしても要る。議会もその役目ができるか、絶妙さが求められていることも確かだ。
【2013/09/03】 | ページトップ↑
ミッキー効果と大雨警報
Data:2013-09-02(Mon)

恒例の「敦賀まつり」が始まった。パレードに「東京ディズニーリゾート」のミッキーなどキャラクターが加わり、かつてない賑わいをみせた。話題性もあり、関西からのバスツワーもあり、期待が膨らむと同時に、関係者のトラブルへの不安が入り交じった祭りとなった。

警備の強化、神楽通りの露店の排除の事前準備の入念さに加え、雨天の心配が加わった。それも心配だけに終わった。

次のパレード参加で観ることできなかったが、ミッキーマウスやミニーマウスなどのキャラクターに、沿道の観衆の熱気のようなものが伝わってきた。一部、目立ちがりの若者が取り抑えられる場面もあった。

関係者の事前準備の苦労も、各道路の渋滞など、反省事項もあるが、ミッキーによる経済効果、活性化効果となって、表れたことは評価できよう。ただ、今年は別として、年々、参加団体の規模の縮小、観衆の減少の傾向も続くだけに、今後もあり方の冷静に、検討も必要ではないか。

ところで、今日の未明にも敦賀市に大雨警報が出された。この数日間で何度、出されたか。それでも、どことなく吹き渡る風にはすでに秋の気配が漂う。田んぼが涼しくなるのを待っているかのように無数のトンボが飛び回る。

このトンボが年々、数を減らしているという。敦賀の中池見は、その意味でも重要な存在だ。いずれにしても、そのとんぼは、実りの季節には欠かせない主役だが、減少の要因が人間によるものとの要因も冷静にみることも大事だ。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、地球温暖化についてもこれまで以上に踏み込んだ表現を使い、人間が原因で起きている可能性が「極めて高い」とする報告書をまとめる予定だ。何度も出される大雨警報も自然現象とはいえ、これも冷静な対応と対策が必要なことは言うまでもない。

ミッキー効果と大雨警報と何の関係もないが、いずれも総合的に冷静にみておきたい。
【2013/09/02】 | ページトップ↑
防災の日と特別警報
Data:2013-09-01(Sun)

今日は「防災の日」。関東大震災の教訓、「天災は忘れた頃にやってくる」とは、誰もが知っている防災に関する格言。 敦賀は過去においてもそれほど大きな災害に見舞われていない。誰もが「敦賀は災害のないところ」とも、多くの人が語る。どこかに安心感のようなものがある。

それはそれとして、 「数十年に1度程度」といわれると、生きているうちに1度出くわすかどうか。気象庁は先週30日から特別警報の運用を始めた。

注意報や警報の基準をはるかに超えると予想される場合に、最大限の警戒を呼びかける。なぜ、きりよく防災の日の9月1日からではなかったのだろう。記念日に合わせれば、関連行事と軽んじられるからかもしれない。 

昨日も大雨警報が出された。こういってはなんだが、なっれこになっている。警報に慣れた危機感を呼び覚ますのは難しい。

市町村長の避難勧告、指示もある。少々乱立気味の情報、予報類に特別警報が加わった。複雑だが「自分の身は自分で守る」が原則。よく整理して活用したい。

教訓となるのが、県内の福井豪雨。おおかみ少年になってもいけないし、過激な表現を連ねて感覚をまひさせたくもない。単純に「特別」を付けた警報はいい命名と思う。

「特別警報でなければ大丈夫」ではないとも思ってもいけない。注意報、警報の段階から、命と財産を守る準備と心構え、今一度、確かめたい。
【2013/09/01】 | ページトップ↑
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