全国学力テストの学校別公表の課題
Date:2013-11-30(Sat)

文部科学省の全国学力・学習状況調査の結果が8月に公表された。福井県は公立小中学生が上位につけ、6年連続で全国トップレベルを維持した。

本年度の学力テストは4年ぶりに全員参加方式で行われた。全員参加方式は、自治体が児童生徒の成績と、学校の成績を把握できる。このため、各学校の成績を公表する動きが加速している。

昭和30年代、過去に学校間競争をあおるとの批判を浴びて、学力テストが中止に追い込まれた。

当 時、学力不足の児童生徒にテストを受けさせないなどの行き過ぎた事例があったと聞いてはいる。

現時点で公表を検討する市区町村教委が「ない」と答えたのは、北海道▽新潟県▽石川県▽福井県▽長野県▽静岡県▽三重県▽兵庫県▽和歌山県▽鳥取県▽島根県▽愛媛県の12道県。また、今回の改定で、都道府県教委が市区町村教委の同意を条件に市区町村別、学校別の結果を公表することも可能になった。

課題が多いのも事実だ。県内の序列化、敦賀市内での序列化など、話題の対象になることも確かだ。怖いのは、それが常態化し、学校による過度な地域間競争もありうる。

逆に、もし有意な差が出るようなら、問題点を掘り下げ、手を打つ良い機会である。むしろ学校別の成績を公表した意味があったと前向きに受け止め、序列の固定化を防ぐために地域を挙げて学力格差の解消に役立つ。

学校別成績が分かれば、県内での位置づけ、小、中学校で現在行われている授業が児童生徒の学力向上に役立っているか、具体的な検証が可能になる。現場の教師にとっても自分たちの指導法を点検し、問題点を把握する貴重なデータになる。そのことも踏まえ、検討すべきとも言える。

敦賀市は、少子化社会を迎え、東浦、西浦、愛発、旧市街地の少子化問題、将来の学校区の問題、さらには優秀な高校生が嶺北の進学校への通学などなど、課題がある。小中一貫、中高一貫などの現実化など、具体的に、学力公表問題と同時に将来のあり方を論議すべき時期を迎えたと言える。
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【2013/11/30】 | ページトップ↑
「もも、くり三年、柿八年」の福井大学附属国際原子力工学研究所
Date:2013-11-29(Fri)

私の幼少の頃の田舎には、柿の木をよく見かけた。枝ごと折った実を、ざるを手に下で待ち受ける光景をよく見掛けたものだ。

北陸に来ると、冬場の栄養源として、軒先には干し柿がつるしてあった。腹を空かせた子どもにとっておやつだ。

経済成長で食料不足から脱却するのと時を同じくして、干し柿のカーテンは姿を消し、探すのが難しいほどだ。時代は「食料増産」から「コメ余り」、「減反」へと駆け足で変わっていった。

政権の高みに登った巨大与党には、過疎・高齢化の中で論議が熟さないままの政治が目立つようになった。

先日も愛発のある農家で、葉を落とした枝に赤く熟した柿がたわわに実っていた。地面には落ちてつぶれた実。収穫する人手がなくなったのか、空き家の数が気になる。

柿の話が長くなったので、短く取り上げたい。敦賀市と福井大付属国際原子力工学研究所は昨日、原子力災害時の適切な避難単位や有効な方法などを探るための住民意識アンケートを始めた。

研究所は原子力防災に関する相互協定を敦賀市と締結。また、立地地域の重要な防災体制の強化や人材育成を連携しながら進めている。 

アンケートでは、集落(木崎など市内133区)か小学校区(同15区)かなど、どのような単位を目安として避難先を計画するのが望ましいか、広域避難時の移動手段、被ばくを防止する安定ヨウ素剤の効果を知っているか、などなど。

調査期間は28日~12月13日。20歳以上で、無作為に選んだ男女1400人を対象に実施。

研究所を敦賀市に設置して市民のとって身近な成果と効果が出始めている。「もも、くり三年、柿八年」とじっくりと見守りたい研究所だ。
【2013/11/29】 | ページトップ↑
ローカル線と北陸新幹線、リニア新幹線
Date:2013-11-28(Thr)

議会報告会で話題にした敦賀駅前整備。それぞれに思いがある。出会いと別れの場所だけに、息の長い議論をしながら決めていくことは大事だ。

将来の話をすると北陸新幹線となるが、まだ、市民の皆さんには今ひとつ、ピンと来ないというのが本音だろう。とは言っても13年と月日は速い。北陸新幹線の沿線の整備は急を告げている。富山、金沢、高岡駅前と、みるみる整備が進む。

全国的な関心と言えば、リニア中央新幹線か。最高時速505キロ。東京・品川-名古屋間286キロを40分で結ぶ。

沿線自治体は地域活性化につながると期待するが、住民の足としては、あまりに合理的で素っ気ない。その高性能ぶりがかえって地方にしっくりこない感じでもある。

それに比べて、ローカル鉄道は沿線風景にマッチしていることは確かだ。北陸線の疋田駅、小浜線の西敦賀駅、粟野駅と、地域の拠点地なり、足となり生活を支えてきた。小浜線は、通勤、通学の足でもある。年間5000人を切った乗車数。各自治体の負担となるかは、これからでもある。

今、全国的にモータリゼーションの波にのまれたのも、そののどかさ故か、多くのローカル線が、その姿を消してしまった。

先日もはじめて越前大野から福井まで越美北線に乗った。わずか1時間の距離だが、警笛を鳴らして、動く姿は感慨深かった。

沿線住民の生活そのものだった。駅舎で市民に見守られて、車両は掛け替えのないもの。コミュニティバスと同様、残さなければならない福祉、教育そして観光と地域産業だ。
【2013/11/28】 | ページトップ↑
石油危機の教訓と、原子力規制庁の対応
Date:2013-11-27(Wed)

昨日は中郷公民館での議会報告会の最終日。説明の中で、身体障害者への補助を全額から半額への話があった。それでも小浜市と同様、県下でトップレベル。原子力発電所と共に40年、歩んだ敦賀市の恵まれた側面だ。

40年前と言えば、消費者がトイレットペーパーや洗剤を買いだめに走った第1次石油危機の頃。当時、私は乗船実習の最中、静岡県の清水港で船への給油が出来なくて待機が数日、続いていた。全国的なパニック状態が続いた。

スーパーの店頭などで騒ぎになった映像がいまもよく映し出されるが、生活の隅々に影響した。1973(昭和48)年10月に起きた第4次中東戦争。わずか2カ月ほどで原油の公示価格が4倍近くに引き上げられ、大半のエネルギー資源を海外に依存する日本はパニックに陥った。
経産省の1次エネルギー供給調査では73年度に77.4%あった石油比率は2010年度に43.7%。原子力は0.6%から10.8%に上昇。石油依存度からの脱却に敦賀市は寄与した。

2012年度の原子力比率はくしくも73年度と同じ0.6%まで低下した。

逆に、石炭、石油は増え、貿易赤字は増え、石油は中東からの輸入が8割以上を占め中東依存。敦賀火力はフル稼働が続いている。二酸化炭素削減の話とは全く逆方向に進む。全国の原子力発電所が止まる異常事態が続いている。

その中で、原子力規制庁は昨日、敦賀2号機の破砕帯について、現地確認を始めた。確認作業は明日まで規制庁職員のみで行われ、報道陣には公開されない。

規制庁は確認結果を規制委へ報告。規制委は今後、取り扱いを検討するが、改めて評価会合を開くかなど今後のスケジュールは、全く未定。

確かに安全は最優先であることは確かだが、台風の巨大化などの地球環境問題や日本の実態と、過去の石油危機の教訓など、重ね合わせれば、自ずと進むべき方向は見えるはずだ。
【2013/11/27】 | ページトップ↑
知事の原子力規制委員会批判と、もんじゅへのエール
Date:2013-11-26(Tue)

せっかくの紅葉となった街路樹が、昨日の南風に舞っていた。ただ、これからは北風に、身が縮む思いをする日が多くなる時季でもある。

「夕食は鍋」。食材の買い物をしながら、こんな会話をする機会が増えてきた。「内側から体を温めたい」という思いが自然と強くなる。

おでん、寄せ鍋、水炊きに熱燗と。鍋料理を家族で囲めば食は進む。お腹いっぱいになって体が温まれば、不思議と気持ちも前向きにといきたい。昨日の西川知事の記者会見はそんなエールを含んだものだった。

西川知事は定例記者会見で、原子力規制委員会が敦賀の破砕帯問題で「もっと速やかに審査すべき。スケジュールをはっきりした上で進めなければ、事業者はいつ何をどうしたらいいのか分からない」と批判し、判断過程の透明性を確保するべきだとした。もっとも妥当な立地地域の声でもある。

また、規制委の島崎委員長代理と関係学会から推薦を受けた4人の有識者が敷地内の破砕帯を調査する手法については「独立した総合的な別の組織で調査や研究をしなければ、確信を持った十分な議論はできない」と。これも妥当な意見だ。

今日の26、27日には原子力規制庁の職員が未公開のまま論点整理のため敦賀の現地確認する。

また、「もんじゅ」について、「限られたエネルギー資源を有効に使うだけでなく原発から出る放射性廃棄物の毒性を減らす研究もできるという2つの役割を粘り強く説明するべきだ」と述べて、もんじゅの研究の重要性を国民に理解してもらうべきだという考えを示した。

その上で西川知事は、「今後、国がもんじゅを運転させる目的を明らかにすることで、事業者の日本原子力研究開発機構のモラルの向上などにもつながると思う」と述べて、もんじゅの位置づけを国のエネルギー基本計画で明確にするよう求めていく考えを改めて示した。これも長年の立地地域で苦労した自治体の長として重みのあるエールだ。
【2013/11/26】 | ページトップ↑
在宅介護のしんどさとサポートシステム
Date:2013-11-25(Mon)

昨日の予報は晴れだか、小雨混じりの曇。自転車に空気を入れて敦賀半島の立石へ。海と山と紅葉のコントラスト、適度なアップダウンの往復30キロメートルは心地いいはずが、坂道の肌に食い込む風の冷たさは分かっていても厳しい。

晩秋というより冬の寒さを自転車は感じることが出来る。 出会う人は大半がお年寄りが多い。敦賀市の西浦地区も東浦、愛発地区と同じく高齢者が多くなっている。集落によっては高齢化率が50%を超える。

未明のNHKスペシャル「認知症800万人時代、母と息子の3000日の記録」の放送を夜中、見てしまった。元NHKディレクター・相田洋(77)は、自分の母親の認知症発見から最期をみとるまで、在宅介護の一部始終を撮影記録。

家族が介護に格闘する日々を捉えた映像は、私も母を認知症の始まりから最後まで、共に過ごした記憶は鮮明に残っている。

20年近く前のためにデーサービスなど充実していない頃だ。ハイカイに始まりウンチ騒動と昨夜の番組と同じ状況が繰り返された。子供が小学生、中学生の頃だったために女房がノイローゼ気味に悲鳴を何度もあげた。

やむ得ず在宅介護から施設介護へと切り替えた。番組では、この映像記録をもとに、第一線の専門家が、日本の認知症介護の現実と課題を、今の知見をもとに解説。高齢者の介護は、デーサービス、訪問介護と相談などノウハウも含め充実してきた。
なかでも敦賀市は認知症高齢者への積極的な支援および町ぐるみの連携で注目を集めている自治体のひとつでもある。その中心的役割を担っているのが、敦賀温泉病院。

福井県より「認知症疾患医療センター」として指定されており、検査技師、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士、介護福祉士、音楽療法士といったチーム医療と地道なサポート体制は地域にとってはありがたい。

最近は、敦賀市では一人世帯の高齢者が増えている。どうサポートするか、また、家族にとっては在宅介護のしんどさは、誰もが初めて直面するだけに大変な負担となる。 それだけに、福祉施策が、ますます重要になる。

【2013/11/25】 | ページトップ↑
拉致問題の非業さと空しい時間
Date:2013-11-24(Sun)

衝撃の大きい歴史的事件は、映像でしっかりと覚えている。それも太平洋横断の最初の実験放送。1963年11月23日未明、ジャミジャミの白黒のテレビ画面は当時、小学生の私の鮮明な記憶として残っている。

ジョン・F・ケネディ大統領暗殺。テキサスのダラスと銃弾、犯人逮捕と暗殺、これもテレビ画面。その後の東西冷戦のベルリンの壁崩壊の映像がその時々の政治情勢と重なる。

2002年10月15日の映像もしっかりと覚えている。北朝鮮が生存していた5人の拉致被害者の帰国。小浜市への地村夫妻の帰還。小浜市役所での出迎えは、映像ではなかった。

1978年7月7日の地村夫妻の失踪、その7月、8月のアベック連続失踪事件は、県警の連携もなく放置されたまま、1980年1月7日、産経新聞がマスメディアにて初めて拉致事件の報道をする。タイトルは「アベック3組ナゾの蒸発 外国情報機関が関与?」。記者は産経新聞社会部の阿部雅美。

1980年3月24日、参議院決算委員会において公明党の和泉照雄はアベック失踪事件について質問。この質疑応答においては「北朝鮮」という言葉は出なかったが、北朝鮮による日本人拉致問題に連なる議題が初めて国会で取り上げられる質疑となった。この拉致問題に関する政府の取り組みの遅れは、その後の進展なさとも密接に関係すると思っている。調べれば調べるほど、あまりにも根深さと非業さを感じざるを得ない。

地村夫妻の帰国から11年もたった。昨日は、北朝鮮による拉致の可能性が否定できない特定失踪者の問題解決を目指した県集会。越前市の越前たけふ農協会館での開催。

同市で集会が開催されたのは初めて。武生市(現・越前市)で昭和59年4月、自宅から会社に戻る途中で消息不明となった河合美智愛さん(当時、20歳)。この年に若い女性の失踪が重なり、いずれも未解決のまま。母、喜代子さんは「娘を人並みに幸せにさせてやれなかったことを侘び、いつかこの手で抱きしめられる日が来るよう、がんばっていく」と。 

嶺南地区特定失踪者の真相究明を願う会の運動を続けて10年近くになる。家族の心中と高齢化を考えると、非業さと空しく過ぎ去る時間と、書く手が止まる‥‥‥。
【2013/11/24】 | ページトップ↑
高島市、長浜市との信頼関係
Data:2013-11-23(Sat)

昨日11月22日は「いい夫婦の日」だ。東日本大震災発生後、「絆婚[きずなこん]」という言葉が生まれた。未曽有の災害を目の当たりにし、結婚に踏み切る若者が増えたという。

私事で恐縮だが、その流れでもないが、昨年、3月と5月に続けて息子二人が結婚式を挙げた。自由気ままな独身生活を満喫するより、非常時や、つらいことに向き合う場面で一番頼りになるのは、やはり気心の知れた配偶者なのだろう。 

 ところで、昨日は、奥琵琶湖のマキノグランドパークホテルで敦賀、長浜、高島三市議会協議会の講演会。県境と言うより市境で結ばれた三市。古代より結び付きは強い。

演題は「北近江と越前を結ぶ古道ー歴史風土とまちづくり」、講師は万葉研究家の藤井五郎さん。藤井さんは、大津京の駅名や高島市の命名に尽力された方でもある。

藤井さんは、冒頭、日本地図を半分に折ると琵琶湖がちょうど真ん中にくると語り、その頂点が敦賀。

藤井さんは語る。古代、若狭湾岸一帯では製塩がさかんに行なわれたとか。敦賀の塩は、現在の田結(たい)で生産されたとか。田結は手結(たゆい)と万葉集にある。

万葉集に「手結の浦に海女娘子供(あまおとめ)塩焼く煙」とある。この塩が深坂を越え、湖北から琵琶湖の水運で都へ運ばれました。そこで、塩の積出し港だから、そこが塩津。

ちなみに塩の道といえば糸魚川と信州を結ぶ千国(ちくに)街道が著名ですが、深坂古道も、まさしく「塩の道」。それゆえ道中の深坂地蔵(長浜市西浅井町沓掛)は、一名“塩かけ地蔵”ともいい、古来、塩をお供えするのが慣わしとなっているとか。

北近江と敦賀は軍事的な要衝というよりも物流の要衝と言える。歴史を学ぶことは地域により一層、愛着を感じるのはもちろんだが、将来のあり方のヒントにもなる。

話を戻すが、大震災から2年8カ月が過ぎた。この敦賀市も将来が見通せない中、確かなものは今、隣にいる人との信頼関係だ。身近では夫婦の関係も大事なことは、もちろんだが、隣接する市の関係も人を通じての信頼関係でもある。

ちなみに先月28日、敦賀市議会は、高島市、長浜市と両市議会と共に国道8号、161号の整備を国土交通省に要望している。
【2013/11/23】 | ページトップ↑
原子力と敦賀人気質
Date:2013-11-22(Fri)

昨日は、午前中、原子力機構 敦賀本部 アトムプラザ2階アトムホールで「第4回レーザー共同研究所成果報告会」。

内容は 福島の事故で溶融した核燃料等の取出しに向けたレーザーの利用 、原子炉廃止措置に向けたレーザーの利用 、レーザー技術の最新医療応用など、原子力機構が取り組んでいるものの報告会。最先端技術ばかりで、これを敦賀で、研究していることを改めて知ると嬉しくなる。

午後は、福井大学の原子力工学研究所で敦賀市立博物館館長の外岡慎一郎さんによる異分野横断セミナー、演題は「近畿三角地帯から読む敦賀の歴史的特質」で、市民にも開放したもの。

これも地震論から始まり、最後は敦賀人気質まで幅広く、敦賀を興味深く、納得のいくものだった。

なかでも敦賀商人を代表する言葉に「百両旦那、千両天秤」を聞かされた。セミナーではなかったが、滋賀の近江商人は勤勉で、千両稼いでも、天秤棒を稼いでもせっせと行商に励んだ。確かに近江から近代日本を代表する堤清次郎のような実業家や高島屋、大丸とか大百貨店が生まれたのだ。

一方、敦賀商人はたった百両貯めただけですぐ旦那意識をもつようになる。泉鏡花『高野聖』にも描かれるように、交通の要衝で港町として栄えた。

当然、ここには花街があった。遊郭は船乗りにつきものだが、敦賀の町衆も支えた、遊び人も多かったと。今も残る山車の幕は、当時の敦賀商人が惜しげもなく寄付したもの。大和田

外岡さんは、船による北海道交易は、海が荒れ、見通しがつきにくい航海だった。そのため近江商人や大阪商人が敦賀の船問屋に金と倉庫を預けことにより、敦賀商人は他力本願で蓄財が出来たと加えた。

これを自虐的とらえれば他力本願となるが、交流都市ならでは気質。数十年の敦賀居住者でもあっても、敦賀と出身が違えば「旅の人」となるが、逆に受け入れる寛容さは大きい。

原子力発電所もその延長線ではないか。原子力機構、福井大学附属国際原子力工学研究所もこれに続いている。そこには人材が集まる。 そして、結婚し子供も育てた仲間も多い。私もその一人だ。
【2013/11/22】 | ページトップ↑
財政問題と非正規職員
Date:2013-11-21(Thr)

大のワイン好きというわけではないが、11月の第3木曜日と聞くと、フランス産ワインの新酒「ボジョレ・ヌーボー」の解禁日。今年も今日の午前0時に解禁となった。最近はスーパーやコンビニでの家族で楽しむ低価格のワインが大半とか。

昨夜は南公民館で議会報告会。4年目を迎えるが説明の枕詞に東日本大震災という言葉がよく出る。豊かと言われた敦賀市の財政も原子力発電所の長期停止で大きな踊り場とも言える。

象徴的なのが敦賀駅前整備の中核とも言える公共施設の計画中断。今後のあり方の意見を伺ったが「見通しがつくまで、駐車場のままでよいのではないか」と妥当な意見だ。

議会報告会の後、学校現場の非正規教員の方と話をする機会を得た。学校現場、保育園、市役所、公民館と敦賀市の公共の現場で非正規職員が支えている。

なぜ、非正規教員がこれほど多いのか。非正規職員の現状を市民も、行政ともに直視する必要がある。学校現場では、少人数学級施策には正規教員を配置するだけでは進められな事情がある半面、多くの非正規雇用を可能にした次の理由がある。

教員給与の国庫負担比率の変更によって地方負担割合が増えた一方、教員給与額や教員配置の地方裁量が拡大した。教員の数を増やすための国の教員定数の改善計画はと言えば、国の財政難を背景に進まず、地方は教員採用の先行きへの見通しを持ちにくい。県の財政事情も厳しい。

教員数を確保しながら人件費を抑制する、採用の見通しを持ちにくい中で雇用調整しやすくする策として、人件費が安い非正規教員が多く配置されている。いわば雇用の調整弁となっているのが非正規教員だ。

正規教員であっても非正規教員でも教壇に立つ以上は子どもたちにとって、先生であることに変わりはない。教育は人づくりだ。未来への投資でもある。

敦賀市の保育園や市役所にも臨時職員が三分の一を超えて働いている。 総務省の指導、すなわち国の財政問題に起因する。各現場で働く非正規職員の方々の多さが、地元経済にも大きく影響することも確かだ。

アベノミクスの景気回復と言いながら縮みゆく地方都市、これからもこの社会状況を踏まえての人づくり、まちづくりを知恵と工夫で当面、乗り切るしかない。
【2013/11/21】 | ページトップ↑
市民生活に漂う閉塞感
Date:2013-11-20(Wed)

原子力規制庁の森本次長は昨日、敦賀2号機直下を走る破砕帯について、今月26、27両日に規制庁の職員が、現地確認を行うことを明らかにした。いずれも「非公開」で実施される。

7月に提出した原電の追加調査結果の扱いを結論を先送りして4か月が過ぎている。河瀬市長や市議会は、有識者による現地調査を実施し、改めて評価するよう強く求めてきた結果のひとつの答えとも言える。

が、これまで原子力規制委員会が貫いてきた「公開」という姿勢をなぜ「非公開」とするのか疑問が残る。「規制庁の事務方では判断できないから」との理由のことだが、論点整理の時間がなぜ、これほどかかるのか。さらには何故、有識者を入れないのか、不可思議なことばかりだ。

この問題は敦賀市の景気、雇用から市民生活まで影響し、現実に敦賀市の財政に色濃く出始めている。視覚的なところでは本町のネオンと人通り。市役所近くの飲食店の店主に聞くと、「11月はいつも落ちるが、今年の落ち込みはきつすぎる」と率直に語る。

前にも書いたが、団塊の世代が75歳を迎える「2025年問題」と言われるように、医療、介護など敦賀市の社会保障費など、右肩上がりが予想される中で、どう市民生活と活力を維持するか、もっと言うと、今の現実の市民生活まで、その閉塞感が漂い始めている。

どんな困難があっても人が立ち向かおうとするのはその先に光が差し込むと信じているからだろう。どこかに出口があると思えば希望も湧いてくる。逆に先の見えない問題ほどつらいことはない。敦賀の破砕帯問題がまさにそれだ。

頭をもたげる「不安」の2文字を必死で胸にしまい込みながら、焦燥の日々は、まだまだ続きそうだ。
【2013/11/20】 | ページトップ↑
国鉄改革の光と影
Date:2013-11-19(Tue)

昨日は、茨城県東海村に向かった。東海道新幹線から上野駅で乗り換えてJR東日本の「スーパーひたち」。車両の立派さに加え、乗り心地も上々。

私が最初に常磐線に乗ったのは、母に連れられて水戸から日立を越えて、母方の親戚のある原ノ町(現在も南相馬市)に中学の頃、向かった。この頃の常磐線はよく揺れてのんびりと相当、時間をかけた機関車の旅立った。

ところで、JR東海が来年度の着工を目指すリニア中央新幹線だ。計画では2027年に東京・品川-名古屋間を先行開業し、最高時速約500キロで所要時間は最短40分。大阪までの延伸は45年を目指し67分で結ばれるという。

東京-名古屋間の開業後50年で経済効果は10兆円を超えるとか。北陸新幹線をはるかに上回る。東京オリンピック開催やリニア新幹線は確かに明るく、元気が出る話ではある。

ただ、ただ、私が古いのか、確実に少子高齢化が進み、縮んでいく社会をどうするのか、どうあるべきかという視点も欠かせまい。真逆の対極にあるのが、JR北海道、過疎化の進行、積雪などが負担。赤字経営が社員を減らし、作業の下請け化を進める。この悪循環が、確立された技術の継承さえも妨げているとか。

国鉄改革の光と影。JR西日本は、経営は厳しくとも、大きな事故を教訓に、安全を最優先になんとか経営の安定に取り組んでいる。

電力の発電、送電、配電の分離に向けての改革法案が成立した。改革には光と影がつきまとう。その中での原子力発電所の位置づけも微妙だ。原子力と共存共栄する敦賀市も密接に関係する。

【2013/11/19】 | ページトップ↑
2025問題と対応
Date:2013-11-18(Mon)

「団塊の世代」が、2025年には75歳以上となり、医療費など社会保障費の急増が心配されている問題。いわゆる「2025問題」の恐怖とも言える課題だ。

厚生労働省の推計では、25年度の医療費は56兆円で、06年度の約2倍。社会保障費も約1・8倍の162兆円になる。 人口減少は主要大都市部では少なく、地方の過疎化の進展が大きな問題であり、限界集落の急増もほぼ間違いなく招来すると見られている。

この福井県、なかでも嶺南地域、敦賀市と考えると、その課題は深刻になると予想される。原子力発電所と40年を越えて歩み、団塊世代が、この地域発展のために流入してきた方々が後期高齢者の塊となるからでもある。

原子力発電による雇用はもちろん、地域経済の循環を担っているとも言っても、過言ではない。よく聞く対策として、観光振興、産業団地による企業誘致とか、があるがこれまでも競争のように各地域が取り組み、地方においては成功事例が少なく、若者世代が少なくなり活力を失う地域ほど深刻でもある。この嶺南地域にはこれに原子力発電所の長期停止と40年問題が加わる。

考えたくもないが、地方の医療崩壊は、担うべき人材の偏在と東京オリンピックなどの一局集中の国の施策からますます厳しい状況になることが予想した対応も必要ではないか。最大の問題である医師・看護師を中心とする医療従事者配置の地域格差とも言える。

患者動向を踏まえると、一般的に市立敦賀病院など急性期医療の集約化が求められるが、同時に圧倒的に増加する日常の慢性疾患管理のための「プライマリケア医機能」の充実。

また、医師や保健師による定期巡回制度の導入、および救命救急について医療圏を越えた協調協働の仕組みづくりやドクターヘリの導入等の有効な搬送システムの構築等包括的な取り組みが必要かも知れない。いずれも財源の必要なものばかりだ。

2025年問題に立ち向かう対策として、原子力発電所の存在はきってきれない関係にあり、防災の充実、安全対策の強化を図るのはもちろんだが、国のエネルギー基本計画での原子力発電の明確化は必須卯とも言える。決められた財源の中で一定水準の医療や介護を提供するには、敦賀市だけの問題としてとらえるのではなく、嶺南全域の連携を一層推し進める必要がある。 それほど重要な課題が身近に迫っている。
【2013/11/18】 | ページトップ↑
敦賀港の倉庫群が登録有形文化財
Date:2013-11-17(Sun)

先週、大野市を訪れると、山々には初冠雪。雪から庭木を守る「雪吊り」。本格的な冬の到来が近いことを感じた。狭い福井県でもこれほど違うのかとも思う。

寒さが増すと、空気が澄みわたり、夜空がきれいに見えてくる。昨年発見されたアイソン彗星が、今月下旬から見ごろを迎えるとか。

彗星は明け方に、東の低い空にあるおとめ座の1等星の近く、白く輝き、尾が上向きに広がっているのを確認できるという。11月下旬に太陽に最接近する。

ところで。昭和初期に建てられた敦賀港の倉庫群が国の登録有形文化財に新たに登録され、保存が図られることになった。

明治の赤レンガ2棟とともに、「旧敦賀倉庫株式会社新港第一号・第二号・第三号倉庫」は、昭和8年に敦賀港の中心部に建設されたもの。

幅約50mの大型倉庫で、平らな屋根を採用して多くの荷物を収納できるように工夫され、その後の建築デザインに大きな影響を与えとか。その並びにある三角屋根の倉庫は、最初、新しい敦賀駅の設計の基本になりかけた。

これは批判もあり、現在の設計になったが、外部からこられた設計者にとって、敦賀港を訪れた時に、まず目に飛び込んでくるのが、この倉庫群とか。

これら倉庫群はまだまだ現役。そうは言っても、今回、登録された建造物は、赤レンガと同様、敦賀の財産。

保存するための改修費用が国から補助されるとはいえ、赤レンガ倉庫と同様、敦賀港の繁栄の象徴でもあり、どう保存しどう活用するか、今後の課題であることは確かだ。

話を戻すが、アイソン彗星、条件が良ければ双眼鏡や肉眼でも見える可能性もあるという。きりっとした冷気に身を置きながら空を眺めるのもいい。景気の悪い話の多い敦賀市だが、たとえ彗星は見えなくても、きらめく星々から「光明」も届くはず。

【2013/11/17】 | ページトップ↑
2025問題、市立看護大学と在宅医療
Date:2013-11-16(Sat)

昨夜の敦賀市の本町、12月前とはいえ、あまり静けさとネオン、景気は飲み屋街が敏感に反応する。敦賀の視覚的なバロメーターでもある。少しでも12月のボーナス月の復活を期待したい。

ところで、「団塊の世代」が75歳以上となる2025年は医療や介護の需要が一気に高まることから、「2025年問題」と呼ばれている。施設介護はもちろんだが、市立敦賀病院、国立福井、温泉病院など、入院できる病院施設では病床は足らないのではないか。

1日当たりの在宅医療の対象者も倍増するとも言われる。在宅医療体制の充実も重要となる。病院とかかりつけ医、介護事業者などを結び付けるコーディネート役を必要にも感じる。それを担うのが看護師であり市立看護大学でもある。

在宅医療に関する情報を集約し、かかりつけ医や病院、訪問看護ステーションといった関係機関との連携を進める必要もある。

敦賀市では、当然、完結することはできない。福井市の県立病院など大病院との関係も大事になる。病状が回復すれば段階的に市立敦賀病院への転院も大事になる。

大半の市民は自宅で安心して療養生活を過ごしたいと望んでいるものの、家族の負担や、一人世帯の高齢者の多さを考えると気が重くなるのが現状ではないか。

病院、診療所、訪問看護、介護事業者の連携を深める必要もある。この連携には看護師の存在が重要であり、もっと言うと、患者にしないための予防をどうするか、せっかく市立看護大学を税金を投入して設置するだけに、市民のための大学を目指し、その拠点でもあるべきだ。
【2013/11/16】 | ページトップ↑
北陸新幹線、金沢開業に合わせてICOCAカード利用があってもいいのでは‥
Date:2013-11-15(Fri)

昨日、北陸新幹線や在来線の県知事、市長で会議や要望活動が行われた。

北陸3県の知事の会議で、平成37年度の開業が予定されている北陸新幹線の敦賀までの延伸について、福井県の西川知事は敦賀まで開業することで年間800億円の経済効果があるという試算を紹介したうえで、福井市北部の九頭竜川に架ける橋の工法を変更することなどで、開業を3年前倒しすることができると、述べた。

また、敦賀の河瀬市長は金沢市のJR西日本金沢支社を訪れ、北陸新幹線金沢開業時のダイヤ改正に合わせ、特急サンダーバードの全車敦賀駅停車と新快速のダイヤ改善を要望した。

具体的には、新快速ダイヤは、敦賀発の午前7時〜同9時、午後8時台などの増発を求めた。また、サンダーバードは敦賀に停車しない列車については、いまだに大阪、京都で間違って乗車する方、福井から乗車する方もたまにいる。

もうひとつは、前にも書いたが、ICOCAカード利用で、大阪から敦賀駅のお客さんが「何故利用できないのか」の押し問答を目にしたことがある。

JR西日本のイコカカード(ICOCA)は、2003年にサービス開始して、この2013年11月1日で10周年を迎えた。ICOCAも本年3月の交通系ICカード全国相互利用により大きく拡大し、東京でもSuicaと同様に使える。

ちなみに、ICOCAの発行枚数は2013年5月末時点で約817万枚とか。ここまで書いて、JR西日本管内で福井県、石川県、富山県は、いまだに利用できない。議会でも「敦賀駅が新しくなるのになぜ」と素朴な質問が何度も出された。

切符がなくても滋賀県の近江塩津まで、改札を通過できるイコカやスイカといったICカード。

福井県に入るや利用できない格差。格差もいろいろあるが、敦賀駅でのイコカカードの利用も、金沢での北陸新幹線開業に合わせて、そろそろJR西日本さん、考えてもいいんじゃないですか。
【2013/11/15】 | ページトップ↑
被災者支援システム
Date:2013-11-14(Thr)

昨日は、大野市で福井県下9市の議員が集まっての研修。大野市はさすがに寒かった。山々
は冠雪、本格的な冬はもうすぐを感じる。

11月を、北海道で生まれ育った小説家・渡辺淳一は「生殺しの季節」と言って嫌った。秋から冬への変わり目。体が慣れてないからよけいに寒い。

ただ、11月の寒暖差のおかげで紅葉の着色とも良好、熱燗で一杯もうまい。

本題に戻そう。演題は「被災者支援システム」。兵庫県西宮市が開発した支援システムが活用できる。住民基本台帳をもとに、一人ひとりの被災時やけがの状況、避難先、学校名などの情報を一括して登録する。「被災者台帳」ともいえるこのソフトは、生活再建に欠かせない罹災(りさい)証明書の発行や義援金の交付などに役立つ。

阪神大震災では、兵庫県外に移り住んだ人に仮設住宅の募集や災害援助金などの情報が届かず、もとの地域に戻れなかった例も少なくない。 

生活を立て直す時に、避難した場所や状況の違いで格差が生じないようにすることは大事だ。自治体は被災者の避難先などをいち早くつかみ、支援情報がもれなく届く仕組みをつくる必要がある。 財団法人・地方自治情報センターのサイトから入手できる。それを資金こと、税金をかけずダウンロードできるのである。

東日本大震災の後、岩手、宮城両県は被災情報の整理に住基ネットを使えるよう県条例を改正した。住民基本台帳を管理するサーバーが流されても、住所氏名といった住基ネットの情報に避難先など必要なデータを加えることができる。神戸市の避難者登録制度は参考になる。市営住宅の入居者を登録し、被災自治体と連絡をとりながら、郵便などで情報を届ける。

被災地を離れても、住み慣れた地域とつながっている。コンピューターシステムながら、広域的な心の通った環境整備が可能という。 

災害時発生時、何よりも人命救助が最優先です。しかし、その後はきめの細かい被災者支援が求められる。それを迅速かつ的確に行うシステム、その必要性を感じた講演だった。

【2013/11/14】 | ページトップ↑
敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナルのコンテナ・フレート・ステーション(CFS=荷さばき倉庫)が完成
Date:2013-11-13(Wed)

昨夜は寒かった。職場の飲み会、傘をさして歩いて会場へ。あまりの寒さに驚いた。深まりゆく秋。

四季の速さを感じる。秋の日暮れはつるべ落としだが、敦賀市役所通りのイチョウ、見慣れた街路樹なのに、このところ観察するのがひそかな楽しみになった。日ごとに葉の色合いが変わる。季節の移ろいを感じる。

よく見ると、木々の姿はさまざま。葉をほとんど落とした木の隣は、今が黄葉真っ盛り。かと思えば、まだ緑を残す木もあるという具合だ。日当たりの違いか。いや、木の個体差かもしれない。あれこれと思案を巡らせる。

いつの間にか、街はすっかり秋、それにこの寒さ。そうした感傷に浸っている。もう、そんな時期とも思ってしまう。

やがて風景は無彩色の世界に変わる。原子力発電所の長期停止が続くだけに、どうも気持ちが暗くなっている。ひたすら耐える季節というイメージに甘んじ、消極的になりがちでにもなっている。

ところで、昨日、敦賀港鞠山南地区多目的国際ターミナルで県が建設していたコンテナ・フレート・ステーション(CFS=荷さばき倉庫)が完成し、竣工式が行われ供用が始まった。

CFSは、複数の荷主から集まった小口貨物をコンテナに詰めたり、混載貨物が入ったコンテナから荷物を取り出す作業を行う施設。具体的には、運送業者が自社倉庫を経由せずに、荷主の工場から直接港へ輸送することが可能になり、時間短縮と経費節減につながる。

敦賀港のコンテナ貨物取扱量が年々増加していることを受け、運送業者や荷主企業の利便性を図り日本海側の物流拠点としての機能を強化につながる。

着実に敦賀港の整備が進む。話を戻すが、イチョウの黄色い葉が舞う風景、昔の人は冬ならではの風情を楽しんだ。春は桜、秋は紅葉、冬は雪と、繊細な感受性と風流心を持っていた。心掛けしだいで楽しくなる。この冬は先人に倣い、少しは前向きに過ごすよう心掛けよう。
【2013/11/13】 | ページトップ↑
竜巻情報と温暖化
Data:2013-11-12(Tue)

温暖化が地球各地で猛威を振るっているように思えてならない。

フィリピン中部のレイテ島などが猛烈な台風30号に襲われ、死者・行方不明者が1万人に達する恐れがあるとか。強い竜巻並みの暴風雨に加え、津波のような高潮の発生で被害がさらに広がった。

レイテ島は貧困層が多い地域であり、災害対策の甘さも指摘されているが、それ以上に台風の巨大化は異常だ。

巨大な台風の風速は百メートルを越えたというが、竜巻の風速も百メートル近いとか。コンクリート製の支柱が何本も根元から引きちぎられ、鉄筋がむき出しのものもあるとか。竜巻に襲われた小浜市の被害を見てもすごかった。

ところで、最近の竜巻情報も頻繁だ。ある市民からは「ここまで頻繁に出されると狼少年だ」とか。ただ、竜巻というと米国の「竜巻銀座」ともいえるオクラホマ州があるが、もはや外国の話ではない。身近な小浜市もそうだが、今年に入って群馬、埼玉、三重などで発生。何人ものけが人を出し多くの建物被害をもたらしているからである。

竜巻は季節や場所に関わりなく発生するという。「温暖化で増えると考えた方がいい」と研究者も警鐘を鳴らす。身近でいつ起きるか分からない災害として警戒する。そうした心構えが必要な段階に入ったのかもしれない。敦賀のテント事故の物凄さは尋常ではなかった。

いずれにしても竜巻は頑丈な建物に避難することが基本だそうだが、その余裕がなければ身を伏せると、専門家がテレビで挙げていたが、まだまだ実感がない。

敦賀のテント事故の気象変化などを思い起こすと竜巻の状況変化は共通なことが多いとか。

突然暗くなる、急に冷たい風が吹くなどの兆候と、気象台の注意情報を合わせれば対処可能という。それも情報がきちんと伝わってこそだろう。敦賀市の防災のトンボメールも頻繁に出るが、全国的にも的中率1%とか。精度を高める必要もあろうが、竜巻の怖さを知らせることも必要だろう。
【2013/11/12】 | ページトップ↑
エネルギー基本計画と敦賀市
Data:2013-11-11(Mon)

今、日本のエネルギーの大半をイラン、イラク、サウジアラビアなどの中東に依存している。

再生エネルギーの普及も今一つ。福島の事故を受け、今、原子力発電所の稼働はゼロだ。ましてや将来の増設などの議論はご法度だった。ようやく将来に向けての議論が始まった。

日経新聞、福井新聞を引用しながら書くと、経済産業省は先月16日、中長期的なエネルギー政策の方向性を示す基本計画に関する会合で、原子力発電所がすべて40年で運転を終えると、設備容量は現在の約5千万キロワットから2028年に半減し、49年にゼロになる試算を示した。

これを受け、分科会では山名元京都大学原子炉実験所教授が「急激に原子力依存度を下げることは代替エネルギーの確保に必要な時間や投資を考えると危険。新増設は避けて通れない」と。

また、豊田正和日本エネルギー経済研究所理事長は「一定の率を維持するための新増設が可能となるメッセージを基本計画に入れ込んでほしい」と求めた。

増田寛也野村総合研究所顧問も「古い物を使い続けるよりは最新のもののほうが安全性は高いはず」と訴えた。

今月1日、敦賀市の河瀬市長は定例記者会見で、計画段階にある日本原子力発電の敦賀3、4号機について、「認可はまだだが、土台ができている。土俵に上がった炉だ」と述べ、改めて新増設に期待する考えを示した。

敦賀市にとって、敦賀2号の破砕帯問題があるももの、将来の日本のエネルギー問題、安全保障、安定供給を考えるとまともな議論がようやく始まったと言える。どう基本計画に盛り込めるか、期待したい。これにより、敦賀の将来も見えてくる。 

また、河瀬市長は、安倍首相によるトルコへの「原発セールス」にも触れ、「よそに売って自分のところで(原子力発電を)やらないという矛盾した話は通らない」などとも語っている。

多様な原子力発電、それに増設、人材を養成する福井大学の国際原子力研究所も加わった敦賀市、常識的なエネルギー基本計画とけっして無縁ではなく、おおいに期待したいところだ。
【2013/11/11】 | ページトップ↑
最低賃金(時給)のもつ痛み
Date:2013-11-10(Sun)

現在の最低賃金と引き揚げ目安、最低賃金(時給)を全国平均で14円上げるべきだとの目安を、厚生労働省の中央最低賃金審議会小委員会で、平均額は現在の749円が763円になるように8月に決めている。

10円を超える目安額を示すのは3年ぶり。昨年の目安より7円高くなった。大幅増を求めた安倍政権の意向に応じた結果となった。

これを受け、福井県内の産業別の最低賃金は12月から、百貨店や総合スーパーで、時給763円とするなど、4つの産業で5円から9円、引き上げられることとなった。敦賀のスーパーの時給は、これに基づき決定されると言っても過言ではない。

市内で、この時給近くで働く方も多い。先日、他界した島倉千代子さん。喝采を浴びつつも借金、離婚、乳がん…。波瀾万丈、酸いも甘いも味わった足跡に人生いろいろの苦労が歌詞とダブる。

自身を重ね合わせて思いを共にした人も多かろう。控えめで可憐な歌声はファンが多い。団塊の世代のファンも多い。数々のヒット曲の中でも「人生いろいろ」は、その極みでもある。

時の首相発言にも影響を及ぼした。小泉元首相の弁舌は、時に物議も醸す。国会での「人生いろいろだ」と切り返し。開き直りとも取れる答弁に議場内は憤慨と爆笑の渦。島倉さんの苦労をしる方にとっては、真面目にやってほしいと不愉快な答弁とも聞いた。

このごろ活発に持論を展開、にわかに時の人になっている。立地地域にとって、原子力発電所の長期停止によって職を失った方も多い。日々、パートをしながら生活をし健康上の悩みなどをもつ方も多くなった。「人生いろいろ」では片付けられない。
【2013/11/10】 | ページトップ↑
危機管理と情報管理
Date:2013-11-09(Sat)

「いざ鎌倉」という言葉がある。大事が起こってすぐにでも行動を起こさなければならない時に使う言葉とある。

鎌倉幕府が危急の際、何をさしおいてもはせ参じる当時の武士の心構えが込められている。原子力発電所でも3.11以来、緊急事態に備えて、当番で所員が泊まり込みをしている。

原子力発電所の事故ほどの大事故は別にしても突発事態への対応を常に意識する身でもある。

先日の台風ではないが、議員としても事あれば、との気持ちは誰もがもつ意識だ。

台風18号の大雨で市内全域に避難勧告を出した敦賀市は市民がどう避難したのかなどについて、9月議会の補正予算で、独自にアンケート調査を実施し、今後の防災対策にいかしていくことになった。

福井新聞やNHKの報道にあるように、台風18号で、県内では全国で初めて、大雨の特別警報が発表されたほか、敦賀市は市内全域の2万8109世帯、6万8254人に対して避難勧告を出した。

こうした情報を市民はどう活用したのか、実情を把握しようと敦賀市は独自にアンケートを作成。アンケートでは特別警報や避難勧告をどのように知ったのか、避難勧告を知ったあと、どう行動したのかなど、22の質問が設けられている。

防災情報をトンボメールで知らせたり、防災用のラジオを無料で配布したりしての利用状況についてこれまで調査したことはなかった。無作為に選んだ20歳以上の1200人にアンケートを送っていて、11月末をめどに調査結果をとりまとめる予定。

翻って一国の宰相である安倍晋三首相は、官邸に隣接する公邸に住む気配がない。危機管理上、不都合だと野党から批判されている。危機管理と情報管理、大事な作業が国会でも続けられている。

地元の笙の川の水位の状況があまりにも氾濫寸前だっただけに、「いざ鎌倉」の告知態勢や避難など緊張感をもった取り組みが必要にも思う。
【2013/11/09】 | ページトップ↑
立冬と竜巻情報
Date:2013-11-08(Fri)

昨日、竜巻情報が昼間、トンボメールで知らされた。富山、石川県と北陸一円とか。この時節、朝の寒さにぴりっと身が引き締まる。最低気温が10度を下回るこよも多くなった。

昨日は立冬、天気も雨、天気雨、晴れ、木枯らし、と、自然変化が激しく、慌ただしい。今週も変化が急だ。いつ、タイヤを履き替えようかと考える季節でもある。紅葉も着実に広がっている。山々から街へとパレットのような色彩を見せてくれる季節は楽しい。

敦賀の街中を歩けば、深紅のカエデや茶褐色の桜、黄色に色づき始めたイチョウと、朝、歩くのも楽しい。

虫に食われた葉もいい。多彩な色合いが深まる秋の風情を漂わせている。

四季の始まりの中では肌感覚に一番近いとか。寒さといえば熱燗やホットウイスキーも恋しくなる。最近は体のことを考えてか、焼酎のお湯割りも多くなった。

古い話だが「すこし愛して、ながく愛して」のテレビCMで、女優の故大原麗子さんが人気を博したのが懐かしい。

プロ野球では東北楽天が被災地の復興支援を掲げ、日本一になった。逆転の発想か、3・11の落胆を11・3の希望と勇気へつないでくれた。

蟹の解禁、水ようかんと冬の風物詩が続々、そこに、秋の夕日に照る山もみじ♪濃いも薄いも数ある中に♪と、小学校の『もみじ』を輪唱した子ども頃の秋を思い出す。歳のせいかこの慌ただしさもいい。今日は予算決算常任委員会の決算認定審査の最終日。
【2013/11/08】 | ページトップ↑
地域活力のバロメーター指標を冷静に見つめよう。
Date:2013-11-07(Thr)

地域の活力を示すバロメーターは、人口、地価、有効求人倍率など総合的にとらえると、ものの本で読んだことがある。

福井県、中でも嶺南地域の地価、人口の下落率は、経済活動の停滞をうかがわせる残念な結果である。ただ、嶺南の中で敦賀市は、なんとか踏ん張っているほうだ。ここ40年を越えて、原子力発電所とともに歩んだ成果でもある。

ところで、今回の大都市の上昇の要因は、金融緩和だ。円安・株高で景況感が回復し、行き場を探す資金が土地取引に流入したとか。安倍晋三政権のアベノミクス効果が地価にも現れたと言える。 

前にも書いたが、地方の中小都市や町村部まで波及していない。地方では景気回復の実感がなお乏しく、大都市圏と地方圏の格差が一層拡大しないか懸念される。20年の東京五輪開催決定で、東京圏を中心に地価がさらに上昇する可能性は高い。

地方は、高齢化、人口減少に歯止めがかからず、中心都市でさえ中心市街地の空洞化などに悩む。地価の回復は、地域づくりにかかっている。敦賀も例外ではない。

地方で、地価が上向いた地域は、公共交通機関の開業や居住地としての需要、観光客の増加などが追い風となった。

中でも、お隣の石川県の金沢駅東広場通りの評価額が1平方メートル当たり51万円。前年比で6・3%上昇し、県庁所在地のアップ率では全国1位となった。

2015年春に迫る北陸新幹線の開業効果だ。駅周辺はマンションの建設ラッシュも目を見張る。先日、訪れた富山市も同様だ。北陸新幹線効果で福井市も変わり始めたが、福井と金沢、富山との県都の格差は着実に路線価でも広がっている。

もうひとつ、県都とそれ以外の市町の格差も気になる。金沢開業から10年後の敦賀開業まで期間の人口の落ち込み、地価の落ち込みをどれだけ食い止めるか、これに実態経済をどう維持するか、これからが正念場だ。

なにはともあれ敦賀2号など原子力発電所の再稼働だ。そして、地価の下落を食い止めるには、観光客を積極的に呼び込むなど、交流人口を増やすことも一つの方策だ。敦賀市は平成8年以来、交流人口とも言える人口の流入流出も減少傾向が続いている。観光客200万人割れも気になる数字だ。冷静にこれら指標をベースに将来の敦賀を考える姿勢を持ちたい。 
【2013/11/07】 | ページトップ↑
県下9市で最低の「ふるさと納税」
Date:2013-11-06(Wed)

昨日は、予算決算常任委員会。平成24年度の決算の審査。原子力発電所の長期停止による税収減少と、国民健康保険など社会保障費の伸びと、東日本大震災と福島の事故の影響を受けた厳しい財政運営が続いている。

気になったのが、個人で生まれ故郷や応援したい地方自治体に寄付をすることできる「ふるさと納税」。 ふるさと納税は税を居住地の自治体に納める代わりに寄付金としてほかの自治体に納めるもの。結果的に都市部から農村部などに財源が移ることにもなる。

敦賀市の平成24年度の「ふるさと納税」は、12件35万円。福井県の9市で最低額。財政上はわずかだが、税収が減るなかで、工夫と知恵が自治体も必要な時代だ。

平成24年度の「ふるさと納税」の集計結果によると、福井県と17市町への寄付は684件、5641万9千円となった。件数は前年度比で微増だったものの収納額は制度開始の08年度以降で最も少なく、初めて6千万円を割り込んだ。
 
その中で、県下9市でトップは勝山市の60件806万7千円。敦賀市以外、どこも百万単位。一桁違う税収となっている。原子力発電所の税収で豊かな敦賀市と思われているのが要因か。

全国的に「ふるさと納税」の総額は、年間70億円前後、東日本大震災を受けて寄付が増えた平成21年度は649億円と急増した。

総務省はコンビニエンスストアでの決済の導入や税額控除手続きの簡素化、住民へのPRの強化などが必要と全国に通達。導入から5年がたつが、手続きが複雑との指摘も多い。

コンビニ決済による寄付を受け付ける自治体は都道府県の6%、市区町村の1%にとどまっている。クレジットカード決済を採用する市区町村はわずか6%。手数料などかかるがある一定以上あると費用対効果は大きい。 

収入や寄付額に応じて異なるが、年収700万円の給与所得者(夫婦2人)の場合、3万円の寄付をすると本来納めるはずの税が2万8000円減ることにもなる。

今、ご当地”ものがブームだ。ゆるキャラをはじめ、グルメに歌、検定など、多岐にわたる。それぞれの土地の期待を担い、可能性を探っている 。寄附文化が整っていない日本だけに、税収もあの手この手で増やしたい。
【2013/11/06】 | ページトップ↑
高齢者雇用の現状と厳しさ
Date:2013-11-05(Tue)

朝晩、ひどく冷えるようになってきた。四国のさぬきのうどん屋の朝は、湯気から始まる。朝5時から始まる店も少なくない。私も朝食の定番はうどんだった。

友人が定年を機会にうどん屋を始めた。話を聞くと、定年の10年前から修行と資金を準備しての開始。第二の人生、頑張ってほしい。ただ、こういう高齢者はめずらしい。

ところで、65歳まで働ける企業の割合は、前年に比べ17.7ポイントも上昇し、66.5%になった。4月に高年齢者雇用安定法が改正された影響が大きいとか。

この法律は1971年に施行され、今回の改正は、定年が65歳未満の企業に対し、定年の廃止か延長、継続雇用制度の導入のいずれかを実施して、65歳までの雇用確保を企業に義務付けた。

経過措置では61才だが、日本の企業は、法律を正しく理解して先取りするのか、ほんとうに不思議なほどだ。ただ、地方都市の敦賀の企業や市役所などはこれから増えるのが現状でないか。

いずれにしても、ハローワーク敦賀を訪れる50代、60代の就職は難しい。人口減少時代にあって、労働力人口も当然のことながら縮小傾向だ。10年には6600万人だったが、30年には5700万人ほどになるとの推計がある。高齢者層に頼る部分は大きい。

敦賀市の人口動態で一番多いのが、60才世代。年金生活では税収も減る。ある介護施設では、重労働を若者が、相談相手や力のかからない作業は高齢者と、仕事をシェアしている。

若者層の就職率が伸びない原因に高齢者雇用があるが、高齢者が増える現状を考慮すると、まだまだ工夫と仕事のシェアが必要とも感じる。
【2013/11/05】 | ページトップ↑
「天の利、地の利、人の和」と「二枚腰」
Date:2013-11-04(Mon)

「孟子いわく、天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず孟子は言う。天のもたらす幸運は地勢の有利さには及ばず、地勢の有利さは人心の一致には及ばない。」を「天地人」と私は覚えている。

選手層の厚さ、選手の給料、ともに巨人が上だが、それでも楽天が勝った。星野監督も最終戦最終回の田中投手の当番、浪花節のような采配をする。

「天の利、地の利、人の和」の三条件が楽天には整っていた様な日本シリーズ。何よりも被災地にこれほどの朗報はない。

このシリーズ、最終第7戦は楽天の勝利も第5戦に分かれ目があたったようにも感じる。勝負事で、ぎりぎりまで追い込まれても簡単には土俵を割らない勝負強さ。

第5戦。土壇場で追い付かれながら、延長戦で相手のリリーフエースを打ち崩して突き放した楽天の戦いぶりには胸が熱くなった。まさしく、お手本のような二枚腰。今の東北に必要なことだ。

日本人の判官びいきも加わり、今度だけは楽天にと、応援した方も多いのではないか。私も、その一人だ。あらためてお祝いを言いたい。

ところで、震災後、仙台の繁華街の勢いは、公共事業で賑わっている。金沢の香林坊も北陸新幹線の最後の追い込みで賑わっている。今、敦賀も舞鶴若狭自動車道の最終工事で、原子力発電所の長期停止でも、なんとか景気が下支えされている。

「天の利、地の利、人の和」と「二枚腰」、どれも地域の維持発展の必要条件とも思う。
【2013/11/04】 | ページトップ↑
夜景と結婚式
Date:2013-11-03(Sun)

11月に入り、めっきり秋が深まってきた。日没も早くなってきた。四季のうち、この「深まる」という表現を使うのは秋だけだ。気温が日増しに下がり、木々は色づき枯れてゆく。

今年は夏が長く続き、秋が短いのは気のせいか。肌や目で、確実に感じられるから面白い。冬の入り口までもう間近。話の中で、いつタイヤを履き替えようか、ともなる。

秋から冬にかけて敦賀は、四国から来た私には、豊富な食材に恵まれ、食いしん坊にとってはたまらない季節でもある。新米をはじめ、フグとカニなど、どれもおいしく、あれもこれも食べたくなる。

先日、コンビニの店主と話をすると、今がおでんの一番、売れる時期とか。寒さとおでん、手軽さとコンビニと相性があるらしい。12月になると売り上げが落ちるとか。

その理由は家庭で鍋やおでんが始まるからとか。やはりこれからの季節、鍋は外せないだろう。とりわけ卓を囲む鍋料理は、一緒に食べた人たちのことまで思い出される。家庭料理というより、「家族料理」というのがふさわしいのかもしれない。

秋は家族だんらんにぴったりの季節でもある。実は、ジューンブライドの10月よりも11月が全国的にも結婚式が多いとか。これもわかるような気がする。

結婚式場の夜景が似合う時期でもある。昨日の福井新聞の社説に、「近年、「若狭たかはま漁火想」(高浜町)、「越前朝倉万灯夜」「愛宕坂灯の回廊」(福井市)、「いけだエコキャンドル」(池田町)、「五番夜市と竹あかり」(大野市)など夜を彩るイベントが盛況だ。」とのこと。

「小浜市ではこのほど、歴史的な建造物の残る地区で「夜景の撮り方講座」が開かれ、カメラ愛好家に好評だった。 」とある。それぞれに趣のある夜景だ。敦賀市でも金ヶ崎周辺の赤レンガ倉庫、敦賀港駅のライトアップもいいが、風情と関心で今ひとつとか。もう10年以上になるライトアップ、徐々に工夫と趣を加えたいものだ。

【2013/11/03】 | ページトップ↑
氷見線と小浜線、西浦フグと東浦みかん
Date:2013-11-02(Sat)

昨日は、嶺南広域行政組合議会で富山県氷見市を訪れた。ローカル線の氷見線の視察だ。ここも小浜線と同じように年間5千人を割り込み赤字を続けている。

大半が通学、通勤の定期券の乗客。高齢化で高岡市までの病院通いにも使う。 まさに住民の足だ。ラッピング列車などあの手この手、1年半後の新幹線開業に観光客増加を狙うが、これも人口減少にはかなわない。小浜線と同じ悩みを抱え、どう維持するか、切実な問題だ。

ところで、先日、亡くなった川上元監督の現役時代は戦後の昭和20年代、30年代だ。背番号「16」は現役時代に背負っていた。私の10代頃は昭和40年代の日本シリーズ9連覇。

また、漫画「巨人の星」の星飛雄馬を思い浮かべる。物語のキーワードになるほど重い番号だった。指揮官、川上監督は絶対的存在に思えた。王、長島というスーパースターの華やかな印象が強い。

一方、常勝の「川上野球はつまらない」という評もあった。柴田、高田、土井といったいぶし銀の選手たちにきっちりと役割を守らせ、すきのない野球を展開した。

だからこそV9の偉業を達成できたのだろう。この後の低成長時代の国鉄改革、ここも生き抜いた地方のローカル線、小浜線、氷見線も、これからも試練が待ち受ける。

景気の悪い話が続いたが、福井県内最大のトラフグ養殖産地、敦賀市西浦で来年3月までに関西を中心に約8万匹の出荷を予定している。

ここ20年のことだ。工夫を重ね、同地区では市海水養魚協会に加盟する11軒が、敦賀湾に浮かべたいけすでフグを養殖している。国内最北端の養殖地で育ち、身の引き締まったフグ。東浦のみかんとともに、県内でもあまり知られていない特産品だ。時代のニーズに合わせて変わっていくことが、生き延びる道でもある。
【2013/11/02】 | ページトップ↑
嶺南の原子力発電所と北陸新幹線
Date:2013-11-01(Fri)

嶺南広域行政組合議会で富山市を訪れている。富山駅の北陸新幹線の工事も急ピッチだ。

気のせいか、この秋は例年になく慌ただしいと感じる。敦賀市役所前のイチョウも急に色づいてきた。朝晩の冷え込みが身に染みるようになったが、暴風雨を伴う台風の進路を心配していたのはつい先週のこと。

屋外で予定されていた物産フェアなどイベントの中止が相次いだ。10月に日本列島に接近した台風の数は気象庁の観測史上最多の6個。台風の発生が多くなるのは赤道近くの海水面の温度が高いためという。

地球温暖化の要因とされる温室効果ガスの排出削減目標見直しをめぐり、政府内の調整も慌ただしいようだ。

今月11日にワルシャワで開かれる気候変動枠組み条約締結国の会議でわが国の新たな目標を世界に示す。二酸化炭素を出さない原子力発電所の稼働を考慮していた従来の目標をどう見直すのか。

そうはいっても、14基をかかえる原子力発電所のある嶺南地域の果たす役割は大きい。また、今日から冬のウォームビズが始まる。環境省は重ね着などの工夫で職場や家庭で暖房の使用を抑えるよう呼び掛けている。

本年度のテーマは「プラス・ワン」。省エネ、節電にひと工夫を求めるという、慌ただしさ。

富山のNHKニュースで北陸の経済について話し合う北陸経済連合会を報じていた。北経連と経団連の懇談会が富山市で開かれ、再来年、開業する北陸新幹線について、災害に対応するうえでも「大阪までの全線開通が不可欠だ」という意見が相次ぎたとか。

このうち、北陸新幹線については北経連側から「単に北陸と東京とを結ぶだけでなく、太平洋側で災害があった場合や東海道新幹線を整備・改修する際にも大阪までの全線開通が不可欠だ」という意見が相次いだとか。

北陸新幹線も二酸化炭素抑制にもなる。また、大阪までの若狭ルートも嶺南地域には、欠かせない。しばらくの間、敦賀止まりの北陸新幹線は、敦賀にとっては大事なこと、じっくりと将来を考えよう。まずは原子力発電所の再稼働だ。
【2013/11/01】 | ページトップ↑
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