敦賀気比の報告会から
Date:2014-08-31(Sun)

昨日のNHKのローカルニュースで、夏の高校野球でベストフォー進出を果たした敦賀気比高校の選手たちが、昨日30日の土曜日、学校の始業式の前に報告会が行われた、との報道。

壇上に上がった選手たちに菊崎校長が「野球漫画を見ているようなすごい試合展開だった。市民や県民の応援が大きな力になったことを忘れずに今後も部活動に励んでほしい」と甲子園での活躍をたたえた。こういう光景は何十年たっても覚えているものだ。

生徒の栄誉をたたえる、ほめる、みんなでたたえあう。私の出身校でも野球ではないが同じような光景を覚えている。夏の部活の試合は、高校三年生にとってはひとつの区切りでもあり、もう戻ることのない、ほろ苦くもいい思い出だ。

ところで、このニュースで二つの「おっや?」があった。ひとつは週休2日制が定着で土曜の学校だ。私立ならでは光景だが、我々の時代は当たり前だった。

そもそも午前中に仕事を終える「半ドン」という言葉をほとんど聞かなくなった。調べると「ドン」は、休日を意味する「ドンタク」の略。そもそもの語源はオランダ語の「zondag」で、明治の初頭に伝わった、と。これも死語に等しい。

もうひとつは、学校の「二学期制」で市内の小中学校の授業は始まっている。全国放送では「夏休み最後の日曜日となる今日は」となる。

何も全国一律にすることでもない。それぞれの地域特性があっていい。来週は「敦賀まつり」。子供たちもまた、休みになる。

私の夏の終わりも、昨日は敦賀港カッターレースの反省会と打ち上げ、今日は、敦賀まつりの民謡躍りの準備と、行事に追われる夏も「気比さんまつり」で一区切り。これもいい。
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【2014/08/31】 | ページトップ↑
敦賀の土砂災害と警戒区域
Date:2014-08-30(Sat)

毎日のように報道される広島市の土砂災害は、時間の経過とともに、被害拡大の原因や行政の危機管理の在り方などの問題点、教訓がある。

福井新聞を読むと、1999年6月の豪雨で土砂災害が発生し犠牲者が出ている。このとき広島県全体の死者は30人を超え、これがきっかけで国は土砂災害防止法を制定し、土砂災害警戒区域を指定する仕組みができた。

しかし、惨事は再び起きた。広島県の土砂災害危険箇所は3万1987カ所と全国最多だ。全国的にも、資産価値の低下への住民の懸念などを背景に、警戒区域の指定は1万1834カ所にとどまり、被災地の多くが未指定だった。指定がもっと進んでいれば、災害に対する住民の危機意識も違っていただろう。 

敦賀市内では警戒区域が745ヵ所、特別警戒区域が666ヵ所。近年、敦賀半島を中心に県道の土砂による通行止め多い。昨年の縄間の土砂災害の土砂の多くはまさ土だ。水を含むと崩れやすい地質の弱さも多い。さらなる点検も必要だろう。

今回の広島は、さまざまな悪条件が重なった。局地的豪雨は積乱雲が連続して発達する「バックビルディング」現象が原因とみられ、的確な予測が困難だった。 

土砂災害が起こりやすい場所は、地形や地質にもよるが、過去の発生履歴などから分かる。 

土砂災害のハザードマップは、笙の川の洪水ハザードマップに一部記載されているが、西浦、東浦、愛発など敦賀市内全域ではない。今回の日本海側での津波情報も含め、土砂災害情報も共有することが必要だろう。そのためのハザードマップの作成も行うことが必要に思う。

住民は積極的に活用し、居住地の危険度を知ることも大事だ。災害から命を守るためには、行政の対応だけに頼らず、住民の「自助」「共助」が重要だ。足元の備えを再点検し、万一のときの行動を確認しておきたい。 
【2014/08/30】 | ページトップ↑
度重なる災害での教訓と花火大会
Date:2014-08-29(Fri)

広島市の土砂災害は、過去最大級の人的被害になった。広島市では20日午前3時以降、土砂崩れや生き埋めの通報が相次いだが、市が避難勧告を出したのは午前4時15分以降で、対応は後手に回った。

降雨が局所的だったことなどから、避難勧告まで出すか躊躇(ちゅうちょ)したという。

過去の土砂災害でも、住民が寝静まった夜に発生したケースが多い。夜間から早朝にかけて上空の雲が熱を放射して冷え、大気の状態が不安定になるため、豪雨になる可能性が高まるからだ。

平成23年9月の紀伊半島豪雨や昨年10月の東京・伊豆大島豪雨では、雨脚が強まった深夜から未明に川の氾濫や土石流が相次ぎ、甚大な被害が出た。 

夜間に避難所に向かった人が避難途中に亡くなった兵庫県西・北部豪雨(2009年8月9日)以降、夜間の避難勧告は自治体の悩みどころだ。

16〜17日の記録的豪雨で土砂災害や浸水被害が相次いだ兵庫県丹波市は、未明の避難勧告に際し、避難所への移動を勧めず、家の上階などへの「垂直避難」を求めた。丹波市の避難勧告の出しかたはこれまでの教訓を生かした、現実的な避難勧告だと評価したい。

昨年9月の敦賀市での台風による特別警報、その際の避難勧告も未明の判断を求められている。 広島での教訓、丹波市で「垂直避難」勧告と、それぞれ重要な教訓だ。

もうひとつは、16日夜に敦賀市で開かれた「とうろう流しと大花火大会」の開催は、雨のため、客足は例年ほどなかったものの、その美しさと幻想な風景を堪能した。

一方、福井県内では16日午後7時36分に敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、高浜町、おおい町に大雨(土砂災害、浸水害)、洪水警報が発令され、開催直前でもあり、この時点での中止は難しい。

ただ、警報と大きなイベントの関係、主催者も楽しみにしていた市民も誰も中止をのぞんでいない中、判断を迷うところだが、度重なる警報と災害の教訓を考慮すると、警報が出されたときの中止というルール化も必要かもしれない。
【2014/08/29】 | ページトップ↑
破砕帯問題と国の原子力政策
Date:2014-08-28(Thr)

敦賀2号の破砕帯問題で昨日、原子力規制委員会の有識者による評価会合が開かれた。

有識者からは、12万から13万年前の間に積もった火山灰の地層をめぐり、「事業者側からは、これまでの規制委員会の見解が覆されるほどのデータが出されたとは言えない」とか「火山灰の積もった時期などがはっきりせず、断層が動かないとする断定的なデータはない」といった指摘があった。

「疑わしきは罰する」的な結論ありきに議論ではなかったか。データが少ないのであればさらに求めるとか、根拠が乏しいのであれば、さらなる根拠を求めるとか、の科学的技術的な議論ではなかったと私は思う。

9月4日に開かれる次回の会議で日本原電側から意見を聞き、評価書の内容を検討する。科学的、技術的を議論を尽すことを期待する。

このような原子力規制委員会の一部専門家による破砕帯問題が長引き、さらには原子力発電所の安全審査が遅れ、再稼働のメドが立たないことだ。

新たな規制基準のもとで当面、規制委の安全審査を遅滞なく進め、安全性の確認ができた原子力発電所を着実に再稼働すべきだ。

敦賀にとって、原子力発電所の長期停止により、景気の低迷、人口減少、税収の減少と悪循環に陥っている。その上、敦賀3、4号の着工の目処も立っていな

政府は、今年4月に閣議決定したエネルギー基本計画で、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけた。一方、比率を「可能な限り低減させる」とし「確保していく規模を見極める」との方針を示したが、あまりにもあいまいだ。

これでは、これまで国の原子力政策に協力してきた敦賀市にとって、破砕帯問題をはじめほんろうされるばかりだ。
【2014/08/28】 | ページトップ↑
局所的豪雨とまさ土の教訓と敦賀
Date:2014-08-27(Wed)

敦賀市の雨のふりかたも詳しく調べると地区によって違う。昨年も、平成10年の笙の川の水位の増え方は明らかに山間部のふりかたで変わる。

今回の広島市の土砂災害では20日、最大121ミリの1時間雨量を記録したというから驚きだ。

ところが、新聞情報によると、広島市全域が集中豪雨に見舞われたかというと必ずしもそうではない。気象庁によると、被災地の安佐北区三入の1時間雨量は20日午前2時までが28ミリ、3時までが80ミリ、4時までが101ミリ。3時間の累計では209ミリに達した。

これに対し、市中心部の中区にある気象台では2時までが0ミリ、3時までが9・5ミリ、4時までが1ミリで、合わせても10ミリ余りにとどまっていた。両地点の距離は約15キロ。同じ自治体にあってもこれほど降り方が異なることを示している。安佐北区と安佐南区で土砂災害の危険が迫っていた同時刻、災害対応の責任者がいる広島市本庁付近はわずかな雨だった。

もうひとつは、広島市の土砂災害で注目されている「まさ土」。まさ土は花こう岩が風化してできる。軟らかく、他の地質に比べて水を含むと崩れやすい特徴がある。テレビで広島市の現場では表面の土壌だけが崩れる「表層崩壊」が発生した可能性があると専門家は指摘している。

昨年の敦賀の土砂災害も沓見、西浦に「まさ土」が多い。西浦の山を登ると、まさ土の多いことが体感できる。

いずれにしても、気象情報はもちろん、さまざまな視点から備えを再点検して、災害対応力を強化したい。行政は雨量、水位などあらゆる情報を即時に集約し、早めの判断を心掛けるべきだ。

一方で、住民の側にも局地的豪雨の恐ろしさを自覚し、行政頼りにならずに身を守る姿勢が必要になろう。
【2014/08/27】 | ページトップ↑
高レベル廃棄物の保管研究と、リサイクルと障害者雇用
Date:2014-08-26(Tue)

昨日はバスで岐阜県にある原子力機構の瑞浪超深地層研究所と中部フクピコリサイクルセンターを訪れた。

高レベル廃棄物の保管研究

瑞浪超深地層研究所は、岩盤や地下水を調査する技術や解析する手法の確立、深い地下で用いられる工学技術の基盤の整備を目指している。現実に増えつつある高レベル廃棄物を長期に保管する技術の研究は急務だ。そのため、

地下500メートルの主に花崗岩を対象として、岩盤の強さ、地下水の流れ、水質などを調べたり、実際に地下に立坑及び水平坑道を設置して研究している。この地下300メートルに入った。

リサイクルと障害者雇用を両立

もうひとつは、エフピコは食品トレーの製造をコア事業としており、業界シェアの60%を握る企業9ヵ所のひとつのリサイクル工場だ。

エフピコは、年間売上高は1600億円以上に上り、営業利益率も業界では異例の10%を誇る。実はこの企業は食品トレーの製造を通じて、リサイクルの推進と障害者雇用を同時に行っている。業界で初めてトレーのリサイクルに成功 エフピコは20年以上前の1990年から、食品トレーをリサイクルして再び食品トレーにする事業を行っている。ここまでやっているのはエフピコだけだ。

食品トレーをリサイクルするためには、トレーの色や原料を細かく選別する必要がある。この作業はなかなか機械化ができないため、エフピコでは障害者にこの選別作業を任せている。
【2014/08/26】 | ページトップ↑
敦賀気比ありがとう。
Date:2014-08-25(Mon)

敦賀気比の甲子園での頑張りに敬意を表したい。本当にありがとう。

ひたむきに白球を追う球児たちが、大舞台で一戦ごとに成長する姿を満喫できた。

甲子園の高校野球をとびきり愛した阿久悠さんの「甲子園の詩」の一節を借りれば、

「生き生きと/のびのびと/晴ればれと/そんな言葉を日常から失ったから/そんな言葉で讃(たた)える少年との出会いが/何より嬉(うれ)しい>のである」

夏の甲子園も今日で終わる。敦賀気比はきのう準決勝で敗れたが、4強入りした戦績は胸を張っていい。あの打線と迫力、阿久さんが存命なら奮闘ぶりを讃えたに違いない。本当にありがとう。

【2014/08/25】 | ページトップ↑
敦賀市民の期待は、最高潮
Date:2014-8-24(Sun)

敦賀気比の快進撃は市民に確実に夢と希望、期待を与えている。昨日の敦賀の野球フェスティバルの開会式もいつもと雰囲気が違う。昨日の敦賀気比の出場辞退もいい。

高校野球と夏は、誰もが自らの青春と重ね合わせることができる。夏の部活動と試合は、汗とほろ苦く、ーーーー。

突然ですが、映画「瀬戸内野球少年団」は、熱烈な高校野球ファンで知られた作詞家の阿久悠の自身の郷里・淡路島での少年時代をつづった同名小説を篠田正浩監督が映画化したもの。心に残る名作だ。白血病でなくなった夏目雅子主演の映画でもある。

敗戦直後の淡路島を舞台に、初めてする野球に夢中になっていく少年たちと戦争の影を引きずる大人たちの姿をノスタルジックに描く。

その阿久悠さんは、生前、夏の甲子園を毎試合欠かさず観戦し、詩を書いた。「何故好きなのかと云われても、答に窮する…余りに多くの要素があり過ぎるから」と、著書『甲子園の詩』で。著書と言うよりスポニチの連載はなぜか、楽しみのコーナーだった。

ひたむきに白球を追う球児たちが、大舞台で一戦ごとに成長する姿は最大の魅力だ。その成長を実践しているのが敦賀気比の球児たち。今日は、どんな試合を展開するのだろう。

昨夜の居酒屋もその話で持ちきり。久しぶりの楽しくワクワクする話はいい。

甲子園へのホームランバスもすぐに満杯とか。阿久悠さんの出身校、洲本高校も昭和28年、離島ではじめて深紅の大優勝旗を淡路島に持ち帰っている。敦賀気比もこの福井県、敦賀にはじめて持ち帰ってほしいと、期待が高まる。


【2014/08/24】 | ページトップ↑
敦賀市も考えておかなければならない内水氾濫(福知山の豪雨災害)
Date:2014-08-23(Sat)

昨日、豪雨災害にあった京都府福知山市を福井県のボランティアセンターの呼び掛けで、敦賀市の社会福祉協議会のメンバーとともに訪れた。

お盆のとき、近畿地方北部を襲った豪雨災害で、京都府福知山市の床上・床下浸水被害は計2400棟以上になった。局地的な大雨で、市街地を中心に「内水氾濫」などが起きた。市内を流れる主要な川の氾濫ではなく、市街の側溝や幹線の水の処理がポンプの故障でできなくなった。全国的珍しい被害だが敦賀でも考えて置かなければならない被害形態だ。

福知山市の排水ポンプ場の一つは豪雨の最中、想定を超えた量の雨水で浸水して故障し、排水作業が止まっていた。

今回は由良川はあふれていないものの、豪雨の最中に故障したのは、由良川沿いにある「和久市(わくいち)ポンプ場」の4台のポンプ。

17日早朝、処理能力を超える雨水が流れ込んで水があふれ、稼働させるディーゼルエンジンが水をかぶって故障した。ポンプ故障直前の午前4時台にアメダスが観測した福知山市の1時間雨量は50ミリで、ポンプ場が想定する40ミリを超えていた。

ポンプ場は1963年から稼働し、50年間でポンプ室に水が入ったことはこれまでなく、想定できていなかったとか。それほど、想定外の雨量がふったことになる。

敦賀市の二夜の川水系の先端にある松島のポンプ場に4台のポンプがある。エンジン駆動ではなく電動だが、停電時や処理能力など、課題を検証することが必要とも感じた。
これまで笙の川の氾濫を想定していたが、福知山の豪雨災害も他山の石にすべきだ。

昨日の福知山はボランティアセンターが立ち上がり、復旧作業が本格化し、市内も落ち着きを取り戻していた。

京都府内はもちろん、奈良県などからボランティアもみられた。福井県内からは若狭町での災害時のお礼と若狭町からのバスもあった。舞鶴若狭自動車道の開通により観光だけなく災害時の助け合いのルートなるとも強く感じた。


【2014/08/23】 | ページトップ↑
広島の土砂災害の惨状とまさ土
Date:2014-08-23(Fri)

広島のあまりの惨状である。土砂に押しつぶされ、原型をとどめない家屋が連なる惨状に、心が痛む。

土砂災害は、幼子を含む80人を超える、死者・行方不明者を出す惨事になった。ニュース解説によると、土砂崩れや土石流は、それ自体の重みで山肌を一気に駆け下るという。

土砂の流れを「水が4割で土砂が6割。地響きがする」というのだ。土地によって違いはあるだろうが、土砂の量が水よりも多い流れの破壊力は計り知れない。

広島市の土砂災害で大きな被害が出ていることを受け、福井県は、幹部を集めて緊急の会議を開き、土砂災害の危険性が高い場所を住民に周知することや大きな災害が起きる前に適切に避難勧告を出すことなどを呼びかけることを、9月末をメドに調査することなどを確認。

広島市の土砂災害が相次いだ地域では花こう岩が風化して出来た「まさ土」と呼ばれる地質が広がっている。ただ、調査によると、まさ土よりも比較的硬い地質でも土石流が起きていたとも。敦賀市も、「まさ土」は、沓見、西浦にも多いだけにそのメカニズムを正確に知りたい。

広島市の現場では懸命の救助活動が続く。敦賀市も山や谷、斜面が多い、まさ土も多い。豪雨や土砂災害への調査と備え、注意を怠ってはならない。

今日は、15日に同じ水害にあった福知山へ舞鶴若狭自動車道を利用してボランティアに出かける。

【2014/08/22】 | ページトップ↑
広島の土砂災害と教訓
Date:2014-08-21(Thr)

敦賀気比16—1の圧勝。8強に進出。夏の甲子園8強は1997年以来17年ぶり。大会3試合連続の2桁安打、2桁得点。と勢いの言葉が並ぶ。市民としてこれほど沸き立つ気分はない。

それにしても郷土勢が勝ち残っている甲子園とは何と興味引かれるものか。ぜひ次も校歌を。まだまだ感動を共有したい。

雨の多い春の大会は砂を多く、日差しの強い夏の大会は白球を見やすくするため黒土を多くしているとか。甲子園の土である。

その土にも悲劇がある。広島の土砂災害だ。大量の土砂が、多数の住宅をのみ込んだ。39人の死亡が確認され、行方不明者もいる。ご冥福を祈りたい。

まだ、明らかではないが、災害には必ず教訓がある。広島市が住民に避難指示・勧告を出したのは、20日午前4時15分以降とか。既に、土砂災害が発生していたとか。適切に避難指示・勧告が発令されても、豪雨と暗闇の中での避難は、危険が伴う。昨年の9月の敦賀での豪雨のとき、未明の笙の川での避難勧告も発令時刻を考えている。

広島市に限らず、夜間や未明に発生した災害での避難の在り方は、重要な検討課題である。

もうひとつは、広島特有のもろい地質が指摘される。花こう岩が風化し、堆積した「まさ土」の上に、多くの住宅が建てられている。広島市では1999年6月にも、今回のような崖崩れなどが発生し、20人が死亡した。この災害をきっかけに、土砂災害防止法が2001年に施行された。 

防止法は、都道府県が、危険箇所を調査した上で、警戒区域や特別警戒区域に指定し、市区町村がハザードマップを作製するよう義務付けている。特別警戒区域では、宅地開発が規制される。だが、今回の被災地域の多くは警戒区域に指定されていなかった。

敦賀市もハザードマップに記載されているが、広島を教訓に見直しが必要か、情報は共有したい。それにしても最近の豪雨と土砂災害は、どこか異常だ。


【2014/08/21】 | ページトップ↑
敦賀市での小中一貫にむけて
Date:2014-08-20(Wed)

昨日、姫路市役所で姫路市が行っている小中一貫教育を学んだ。理由は、敦賀市が行おうとしてる、角鹿中学校を中心とする小中一貫の参考にするためだ。

姫路市の小中一貫教育は、既存の中学校、小学校の教育は基本としながら緩やかな連携を図ろうとする試みだ。

ところで、先日、政府の教育再生実行会議が、9年間の義務教育を柔軟に運用できる小中一貫1校の制度化を提言した。早ければ2016年度の「一貫教育学校」創設を目指すというもの。

提言は、小学校と中学校の教育環境が変わる中で不登校につながる「中1ギャップ」などの問題を指摘。学制を見直す時だとしている。中1ギャップの実態や原因は、クラブ活動での上下関係や、教科ごとに担当の先生が代わる学校生活、義務教育後の進路の選択など、激変する日常が重圧になり得るからだといわれる。

姫路市では、はじめて以来、不登校児童がわずかながら減少傾向にある。

これを少しでも解決するため、小中学校が連携を強め、長い目で子どもを見守り、支えることができる制度にすることが大切だというもの。姫路市の小中一貫のねらいもここにあった。

教員の交流や相互乗り入れ授業の実施、9年間の義務教育の区分を「4‐3‐2」など、弾力的に設定する。

提言は、今は特例で実施している一貫校を教育委員会の判断で設置できるようにし、これまで通りの小中学校を残すのも可能という。 

福井県は、幸い小中の教員免許を有する教員も多い。姫路市では、逆に小中の免許を持つ教師が少なかった。これにより、英語の教育には威力を発揮できると語る。英語や中学の先生が小学校で教える乗り入れ授業、交流などの取り組みだ。

もちろん、子どもの人間関係が9年間固定化され、いじめなどの問題が深刻化する懸念もぬぐえない。姫路も同じ問題を抱えると言う。
重要なのは、子どもにとっての利点や課題を整理し、保護者や地域の理解を得ることが前提となる。敦賀市での小中一貫、実現に向けて、幅広い議論を重ねたい。
【2014/08/20】 | ページトップ↑
大きく変わる保育行政だが、
Date:2014-08-19(Tue)

わが国の保育制度のしくみを大きく変えようとする「子ども・子育て関連三法」(以下関連三法)法案が国会で可決され、新た制度がスタートしようとしている。

その子供子育て支援法の勉強に、神戸市の兵庫県民会館で研修を受けた。

「幼保一元化」から「幼保一体化」と言葉の意味はなんとなくわかるが、実現しない分野でもあった。敦賀市も保育ニーズは高まる一方、幼稚園の児童は少子化で減少している。どこの地方都市も同じような状況だ。

何度か議論され、そして妥協の産物として誕生した子供子育て支援法その先行きがようやく姿を表してきている。

戦後、わが国には、就学前の子どもたちを保育する施設として、幼稚園と保育所の二つの制度が長い間併存してきた。私の世代もこの中で育っている。

これまで何度も幼保一元化について論議を繰り返してきているが、いろいろな思惑が絡み、現在の形を維持してきた。

今回、就学前の子どもたちを保育する施設として、幼保連携型認定こども園と地域型保育事業が加えられ、私の印象では、日本の保育制度はより複雑化した。これまでの厚生労働省、文部科学省に加え、内閣府が加わる。

15年度の新制度施行に向けて、設備や運営に関する国としての基準が示され、それを踏まえて市町村には地域の特性に応じた基準と事業計画の策定が義務付けられている。敦賀市も委員で策定作業を急いでいる。自治体への責任も大きい。 

また、これまで目が向けられることの少なかった学童保育拡充の動きは歓迎だ。敦賀でも少子化でが進むなか、働く親が増え、保育や学童保育のニーズは高まる一方だ。自治体での責任も重くなる。

都会での待機児童もない、敦賀での方向性はそれほど変わらないと私はみる。それでも、 若者世代が子育て意欲を高め、保護者と保育者が子どもを真ん中にして協力し合い、生きがいを感じながら仕事に専念できる政策が重要になる。


【2014/08/19】 | ページトップ↑
住みよさランキング23位の評価と実感
Date::2014-08-18(Mon)

一昨日の港町・敦賀の夏の風物詩「第65回とうろう流しと大花火大会」は、三国の花火など雨で中止するなか、舞鶴若狭自動車道の全線開通を記念し2年ぶりに1万3千発に復活。そして、昨日の敦賀気比の圧勝と、続けての景気のいいニュースだけに素直に喜びたい。

昨日、滋賀の知人から「敦賀の夏の花火は琵琶湖にない。その上、野球も強い。楽しみの多いところですね」と。こんな見方もあるのか、嬉しくもあった。

ところで、6月に公表された全国710市と東京区部全体を対象に東洋経済新報社(東京)が調査した2014年「住みよさランキング」で、敦賀市は全国23位。昨年の18位から下がったものの常に上位ランキングにかわりない。

ランキングの公表は今年で21回目。市民の実感はどれほどかは定かではないが、「住めば都」以上の何かがあることは確かだ。

ランキングは、病院・一般病床数診療所や都市公園面積、財政力指数など計十五の社会・経済指標を用い、▽安心度▽利便度▽快適度▽裕福度▽住居水準充実度-の五つで評価している。全国一位は、千葉県の印西市。人口の半数以上が千葉ニュータウン区域に在住する典型的なベッドタウンで、現在も人口の流入が続いている。

人口構成も若く、世帯あたりの住宅着工戸数も高く、スーパーなどの店舗や病院も含め「快適度」は6位と全国トップクラスにあることは確かだ。

ランキングはひとつの指標に過ぎないが、客観的に数字化してのランキングだけに素直に評価していいのではないか。そして、花火などのイベント、舞鶴若狭自動車道の開通と住みよさをいっそう増している。来年のランキングも楽しみだ。

それを医療、福祉も含めて、実感できる継続的なまちづくりも大事だ。  

【2014/08/18】 | ページトップ↑
敦賀FMの広がりと災害時の頼りになる存在
Date:2014-08-17(Sun)

1995年に発生した阪神・淡路大震災。ボランティア寝泊まりした東灘区の体育館で毎朝、聞いていたのが兵庫エフエム。

地震情報やライフライン情報など、神戸らしい英語の放送もあった。当時、東灘区役所とボランティアとの連絡の役目を担っていた私にとって、神戸市役所から連絡など貴重な情報源だった。

その兵庫エフエムも実質的な親会社であったダイエーも本社機能のある神戸市などを中心に大震災で大打撃を受けたのをきっかけに経営が傾き、新しいスポンサー企業も見つからなかったため同局も経営が傾いてしまった。

どこのコミュニティFMは中越大地震、東日本大震災と、地域密着の重要な情報源として災害時の役割は誰もが認知しているところだ。

そのコミュニティFMが敦賀にある。敦賀FM放送株式会社は、県で3番目に開局したコミュニティFM放送局。愛称はHARBOR STATION(ハーバーステーション)。

使命は「地域密着、住民参加、防災支援」の3本柱だろう。東日本大震災時に小回りの効くメディアとして評価が高まり、開局が相次いでいる。

最も期待される役割は防災支援だ。FM敦賀は市と連携して、地震、大雨、大雪などの非常時に緊急放送を行うとしている。

ただ、受信エリアが市内に限られていること、市内の景気が原子力発電所の長期停止で低迷していることなど課題が多い。

安定経営を堅持しながら、市との災害時協力協定の締結など、こうした取り組みを深めながら、また、敦賀港カッターレースでの嶺南ケーブルネットワワーク(RCN)との共同放送など、とコミュニティーFMの可能性を広げての取り組みも評価できる。

いざというときに頼りになるだけに市民の協力は欠かせない。


【2014/08/17】 | ページトップ↑
庶民のぼやき
Date:2014-08-16(Sat)

今日は庶民のぼやき。お盆休みの車の移動でつくづくと感じたことがある。ガソリンの高値安定。高速道路料金の高さ。昨年と大きく違った。なかでも高速道路料金はこたえる。

新幹線が混もうが高速道路が渋滞しようが、盆と故郷に帰りお墓に手を合わせる。この習慣は悪くない。子や孫の到着を待ちわびた人も多い。親友との再会と、お盆はそれなりの意味をなす。

ただ、いまや高速道路を利用する車の9割は自動料金収受システム(ETC)を付けている。そのETC車対象の全時間帯3割引きは3月で打ち切られ、休日の5割引きは7月から3割引きに縮小された。

平日に移動はきつい。敦賀~福井間も1510円、往復料金とガソリン代を入れると5千円を超える。ETC車でもなくても変わらない。せっかくの舞鶴若狭自動車道も距離に比例して高い。

旧道路公団の民営化や緊急経済対策による国費投入で、少しは使いやすい料金になったと喜んでいたら、世界一高いと言われる料金に逆戻りである。

民主党が強かった頃、高速道路料金無料化、ガソリン税廃止は、なんであったろうか、国民受けの政治も無惨に終わった。民主党の支持率が上がらない要因もここにあるように思う。

改革、改革と期待を持たせて、いつの間にか元に戻っている。戻るのであればいいが、消費税でさらに高くなった。

こういうのを元の木阿弥という。
【2014/08/16】 | ページトップ↑
ハンセン病と心のキズ
Date:2014-08-15(Fri)

私の育った香川県には島が114、その内、有人島が24。風景は穏やかで美しいが、島の生活は楽ではない。産業廃棄物の島の豊島、壺井栄の「二十四の瞳」の小豆島と、背景には生活の苦しさがある。

誰にも心のキズ的な「差別」がある。母から「あそこは、行ってはいけない島」と教えられた。

その島が、屋島と小豆島に挟まれるように瀬戸内海に浮かぶ離島、大島。ハンセン病元患者の療養所の島だ。すでに2000人あまりの人がこの地で亡くなり、百人程度が静かに暮らしている。

島には療養所の職員の子どもが通う小学校があった。子どもを持つことを許されなかった元患者たちと生徒たちとの不思議な交流が静かに続けられてきた。何十年も外と接触を断って生きてきた島だけに、そこで育ったというだけで差別が生まれる。

その子供が転校して近所に引っ越してきた。昔は近所というだけで遊び友達になった。ところが、その出身がわかると「いじめ」や「悪口」を言って仲間外れにしてしまった。

ハンセン病に対する偏見、差別を子供心に植え付けられると、心のトゲのように残ってしまっている。

ハンセン病を患った作家、私と同じ苗字の「北條民雄」。親族により本名は公表されていなかった。出身地の四国の阿南市が親族に20年間、本名を公開するように説得、ようやく今年6月、親族の了承を得て、没後77年経ってようやく本名が公開された。
その代表作「いのちの初夜」は一度、読むと心に刺さる。ペンネームは七條晃司(しちじょうこうじ)。

苗字の「條」だけは残した。「條」の意味は、白川文学の説明によると、「長い枝」の意味から転じて「筋道」を表す。

名前を隠しても譲れないものがある。瀬戸内島の大島の小学校も7年ほど前、少子化で廃校になった。


【2014/08/15】 | ページトップ↑
昨日から盆の入り
Date:2014-08-14(Thr)

昨日からお盆の入り。墓参りをし、先祖の霊を供養する日だ。私はこの時期だけ祖先への不義理を詫びる。父の眠る金沢、母の眠る東京、女房の父の眠る高松と。

墓参りをすると、先祖に恥ずべきことはすまい、と自然に思う。家族を、仕事を見守ってくれますように、と祈りもする。そうすると、なぜか落ち着く。

やはり先祖と対話しているような気になる。ここ十数年、繰り返しただけにそれほど、苦にならない。高速道路もネット予想で渋滞を避けるが事故渋滞が重なるとこれも外れる。。

各地に懐かしい顔があふれ、人が増えてにぎわっている。お盆は盂蘭盆会(うらぼんえ)とも呼ぶ。

ネットで調べると、盂蘭盆とは、あの世で非常な苦しみを受けている死者を、供養し救うという仏教行事で、釈迦の弟子の孝行説話に由来する。日本に伝わった盂蘭盆の行事が魂祭と結びついて、お盆の習慣ができたらしい。

お盆には先祖の霊が各家々を訪れるとされる。この事に対するなぜか後ろめたさも感じるが、私のようなお盆もありとある住職は語る。

多種多様な宗教、宗派、一つ一つに先祖への温かな思いがこもる。それぞれに風習も違う。それもありと。子供の頃、読経が終わって、「よし」の合図で子供たちが競って供え物を頂戴した。つないでいくこと、子供の元気さ、賑わいも先祖供養のあり方  
【2014/08/14】 | ページトップ↑
空き家の増加と世帯数減少社会
Date:2014-08-13(Wed)

議員には選挙がある。選挙前、集中的に市内全域を回って感じるのは空き家の増加だ。西浦、東浦、愛発、旧市街と、明らかに増えている。

昨今、空き家の問題が敦賀市でも議会でも何度か、取り上げられるようになった。データをあげると、

一昨年7月23日から9月28日までの期間に、敦賀市としては初めて実施をした空き家調査の結果。

敦賀市における一戸建ての住宅は2万1482戸。その内、空き家戸数として1112戸。空き家率としては5.2%。全国的には、まだ少ないといえるが、今後、増えることに変わりがない。

内訳として、老朽化が著しい空き家といわゆる廃屋が19戸。一部破損等が見られる空き家が67戸。また健全な空き1026戸。

ところで、国レベルでは、総務省の調べでは、2013年10月時点の全国の空き家の数は820万戸。5年前に比べて63万戸増えて、過去最高になった。今や7~8軒のうち1軒が空き家。一割を超えている。 

空き家の問題は、人口減少よりも世帯で考えるとわかりやすいとか。住宅と世帯の数を比べてみると、戦後20年ぐらいは住宅の数よりも世帯数のほうが多かった。空き家率も数パーセントにすぎなかった。

それが全国では1968年から住宅の数が世帯数を上回るようになった。その後も住宅の数が世帯数を上回って伸び、空き家の割合もどんどん増えてきた。

核家族化に加えて、一人暮らしの若者や高齢者が増えたことが大きい。ちなみに敦賀市の世帯数は2万8198でまだ、世帯数が住宅を上回っているが、一人世帯、高齢者世帯が多いことに変わりがない。

一方、全国では世帯数も2019年をピークに減少に転じる見込み。敦賀市も同じような減少となる。あるシンクタンクによると、現在の住宅着工や空き家撤去のペースが続けば、15年後には住宅全体の4分の1が空き家になると試算している。

今日はデータだけをあげたが、敦賀市も若い世代は粟野地区、中郷地区に新築を建て、拡大してきた市街。人口減少の上に世帯数減少社会に突入するだけに、深刻な課題だ。
【2014/08/13】 | ページトップ↑
規制庁への地元に対する態度や審議の進め方への厳しい批判が相次いだ。
Date:2014-08-12(Tue)

暴風雨をまき散らしながら日本海へ去った台風11号。台風一過の青空がのぞいた敦賀市も雨が降ったりやんだりでさえない。

そのモヤモヤを吹き飛ばしたのが敦賀気比の甲子園一回戦大勝。ただ、私の故郷の坂出商業のふがいなさにガックリ。でもこれも高校野球。

昨日は、そのモヤモヤと苛立ちが重なった議会の説明会があった。

原子力規制委員会の敦賀発電所2号の破砕帯の評価や再審議の状況について、原電と原子力規制庁は昨日、市議会で説明した。

議員からは、規制庁の地元に対する態度や審議の進め方への厳しい批判が相次いだ。 

原電は、過去の調査から破砕帯に活動性は認められないとの姿勢を示した。今年6月に行われた規制委有識者会合での議事運営上の問題点も指摘。新たな分析結果をまとめた資料を準備していたが、会合では採用されず、一方的に議論を打ち切られたとし、「十分な議論が尽くされなかった」と主張した。

議員からは「事業者は誠実な議論をしたい、と言っているのに規制委が門前払いしている。科学的な議論が進められていない」や「あなた方がしているのは議論ではない。『暗黒裁判』だ」と十分な議論が進んでいない不満が相次いだ。

規制庁の小山田氏からは「まだ結論が出ていない説明で、責任あるものからは結論がでてから報告する」や「会合は事業者から『聴取』する位置づけのもので、あくまでも議論は有識者が行うもの」など、のらりくらり。

規制庁と事業者はまったく違った結論が出ているだけに、きちんとデータをもとに科学的な議論を尽くすことが大事だ。原子力発電は安全が第一は当然だが、そのもっとも大事な議論を議員からは「(真摯に)科学的にきっちり議論してほしい」が多数だった。

繰り返しにもなるが原子力規制委員会は独立ではなくまともな科学的な議論をしない独善になっている。

苛立ちとオモヤモヤ気分だが、今週はお盆。この時期は敦賀も帰省でにぎわう。私も今日から心安らかに祖先を敬いたい。
【2014/08/12】 | ページトップ↑
「特別警報」の難しさ
Date:2014-08-11(Mon)

この土日、敦賀海洋少年団の少年少女と中部地区連盟大会で三重県南伊勢町にいた。

三重県内は土曜日9日、強い台風11号によって発達した雨雲が流れ込み、猛烈な雨が降り続いたとして、気象庁は県内に対し、「甚大な災害の発生が迫っている」として、午後5時20分に、昨年の福井県、京都府と同じ「特別警報」を発令。

三重県内ニュースはもちろん、全国ニュースにもなった。何度も何度も繰り返されていた。河川の氾濫などに頻繁に注意を呼び掛けていた。

「経験したことのないような豪雨」と何度も警戒を呼び掛けていたが、同じ宿舎にいた四日市市に住む役員は家に何度も電話するが「それほどでもない」との答えが返っていた。

50年に1回あるかどうかのすごい気象が予想される場合に出すことになっている「特別警報」。

特別警報が出たら、本来なら「命を守る行動」をとらねばならない。昨日も風雨共に激しかったものの「特別警報」というイメージではなかった。

警報だったら逃げなくてよくて,特別警報は「危険」と考える人も意外に少ない。警報でも十分に注意しないと命にかかわる。それに,特別警報が発令されても命にかかわらなかった経験を積むと、「オオカミ少年現象」が起きて,そのうち特別警報でも避難しなくなるようにも思える。

津波警報がよい例だ。あの東日本の震災後,大津波警報でも避難しなかった人が,余震の小さな津波でも逃げることも多くなった。

ところが、5月に訪れた南相馬市では、「震災から3年もすれば少々の地震なら大きな津波がないので慣れてきて、ほとんど逃げない」とか。

今後も、台風の時は「特別警報」が多くなると思われるが「おおかみ少年」的な警報にならない工夫が必要かもしれない。敦賀市の昨年の「特別警報」が出されたが、笙の川の水位を見ながらの危機感で、「特別警報」的な意識は正直、少なかったようにも思う。

【2014/08/11】 | ページトップ↑
人口減少と墓地の無縁仏
Date:2014-08-09(Sat)

関西電力・美浜原子力発電所で、11人が死傷したうち5人が命を落としている。蒸気噴出事故から、今日で10年となる。10年前の夕方、けたたましくサイレンを鳴らして市立敦賀病院に行く救急車に遭遇したのを昨日のように覚えている。

事故を忘れないために、発電所の敷地に建てられた石碑の前で、幹部社員ら50人とともに事故が起きた午後3時22分に合わせて黙とうした、と報じられた。

事故の教訓は重い。原子力発電所の安全性を考える上で、けっして風化させてはならない教訓である。エネルギー問題と安全性、原子力発電所と安全性は切っても切れない課題だ。発展させると、昨日のイラクの空爆にもつながる。

ところで、風化という観点で、地方都市の敦賀市の空き家の増加、墓地の無縁化も進んでいる。

なかでも、お盆を前にして墓地問題は複雑だ。一方、都会では人口急増期の住民の高齢化が進み、近い将来、一時的に墓地不足が見込まれる。

並行して墓地の無縁化も目立つように。私の父の眠る金沢のお寺では、一定の条件下で無縁仏として整理が始まった。

祖先祭祀を原理とした家や共同体が死者を埋蔵し供養すること墓地行政が成り立ってきた。

さまざまな場面で顕在化する継承者不明そして無縁化と現実は人口減少と密接に関係しているようにも思う。

人口構造の変化に加え、伝統的共同体、文化の衰退、価値観の変化も反映しているとも感じる。

政府は来年度の概算要求基準で地方活性化、人口減対策に最大4兆円規模の特別枠を設けた。地方都市の人口問題は、誰もが経験しなかっただけに、墓地の無線仏への対応と、現実を踏まえたことが必要になる。



【2014/08/09】 | ページトップ↑
学力テストの市町公表
Date:2014-08-08(Fri)

子育ての頃、子供のラジオ体操に何度か付き合った。先日も、朝の散歩でわいわいと騒いでいる声を聞き、もっと昔の夏休みの日々がよみがえった。

私の頃は、毎朝のラジオ体操から帰宅すると、急いで海水パンツに着替えて一日の大半を真っ黒になるまで海岸で過ごした。波止場では飛び込みを、岩場ではアワビにサザエ、遊びにふじゅうしなかった。一方で岩場では、けがもよくした。

昼は、ねばねばのハエ取り紙を竹の先に取り付け、クマゼミを狙った。そんな毎日を送るものだから、たっぷりある宿題はラスト1、2日、それでも足らなくて始業式も寝ずに頑張った記憶がある。時代は大きく変わったと言えるだろうか。先日も、あるお母さんに伺うと、朝食の後は塾が待っているとか。

ところで、福井県は、小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」について、学校ごとの結果を公表するかどうかが注目されていますが、福井県の17の市町の教育長は、6日、学校ごとの平均正答率は原則として公表しないことを申し合わせた、と新聞で報じられていた。

小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」の結果についてこれまで、学校ごとの成績を公表することは認められていなかった。

しかし、国の実施要領が見直され、順位をつけたりしないなど、一定の条件を満たせば市と町の教育委員会の判断で公表できるようになったとのこと。教育には競争も必要だが、いずれ受験という競争に追い込まれる。福井県は学力日本一だけではまだ不十分なのか、市町間の競争が必要なのか、私は疑問に思う。

恥ずかしながら毎年母に叱られ、反省しつつも繰り返してした小学時代。中学、高校は柔道部で、練習に明け暮れた。「夏は強くなるから」と、当時は練習途中の水は御法度。よくも熱中症に成らなかった思う。

私が言うのも変だが、自然がくれた痛さや怖さ、クラブ活動の練習や試合で得た体験は、社会生活に必要な感性が備わった気がしている。 

昔から古いが「文武両道」という言葉ではないが、自然体験が豊かな青少年は、道徳観や正義感があり、学習や課題解決への意欲が高い傾向がみられる、という調査結果もある。
【2014/08/08】 | ページトップ↑
児童相談所の重要性と現実
Date:2014-08-07(Thr)

8月9日に開幕する夏の全国高校野球。敦賀気比高校は、20年ぶり8回目出場の香川代表の坂出商業と大会初日の第2試合で対戦が決まった。

坂出商業は四国では古豪、確か甲子園で準優勝した経験を持つ。最近は知らないが私の高校時代、高松商業と同様、練習量はトップクラスで有名だった。故郷だけにどちらも頑張ってほしいところだ。

ところで、新聞を読むと全国児童相談所長会議で、厚生労働省の安藤よし子・雇用均等・児童家庭局長が長崎県佐世保市の高一女子殺害事件に触れ「児童相談所の重要性をあらためて認識」と語ったとか。

先日も書いたが児童相談所は、児童虐待など児童の保護や精神的な健康など、隠れた重要な機関だ。

地方都市はまだいいが、都会では児童虐待が急増で職員数の少なさで対応しきれていないとか。

佐世保の事件は異常だが、ある友人の先生に伺うと、精神的な異常を訴える生徒は増えているとか。あの佐世保の女子は、複数の精神科の病院で治療を勧められた。病気と診断されたわけだが、精神科医は対応を児相へ通知した。

親は入院を希望したが、即日では無理と宣告され、児相は時間外で連絡が取れなかったとか。

言い過ぎかも知れないが、報道によると、医療と福祉の間でたらい回しされている間に起きた事件とも。

行政にはすべて税金がつきまとう。精神医療には措置入院という制度がある。場合によって、社会的な危害や家族間での虐待などで強制的に入院させることができるが、これには人権と税金が問題となる。経験上、人権の問題は意外に大きい。

措置入院させるためには、市町村長ではなく知事が指名した二人以上の指定医が緊急性で一致する必要があるとか。緊急時に地方都市の敦賀では対応が難しい。

精神科医も両親も、医療と福祉の谷間で翻弄された格好だが、現実的には、公費負担と人権上の課題は大きい。

認知症の課題も地域包括センターの設置で医療と福祉の垣根を取り払おうとしているが、現実はまだまだ課題がある。地方財政と児童相談所、精神科医など、この問題の複雑だ。
【2014/08/07】 | ページトップ↑
遅々として進まない笙の川整備
Date:2014-08-06(Wed)

昨日は、都市計画道路岡山松陵線道路整備促進期成同盟会総会二級河川笙の川整備促進協議会総会と続いた。いずれも厳しい県予算だけに、その進展は時間との闘いとなる。

笙の川は、昭和4年の付け替え工事以降、笙の川下流部での氾濫被害はないが、平成10年9月洪水、昨年9月の洪水と、いずれも、呉竹水位観測所で観測史上最高水位を記録し、下流部が非常に危険な状態になり、市民の不安も高まっている。

ところで、台風12号が朝鮮半島で温帯低気圧になったが、進路に直接関係のない四国地方では記録的な豪雨となった。

最近の豪雨は、降雨量1000ミリとか、1日で1カ月分の雨量があったなどと、これまで体験したことのないような降り方だ。

高知市全域に避難勧告が出された。浸水や小中学生が孤立するなどの被害もあり、市民が実際にどのような対応をしたのか、調査を待ちたい。

というのも昨年の笙の川洪水時、避難勧告が出ても8割りが自宅で待機した。避難勧告が出ても、どうしても「まさか」との心理が働く。

これからが本格的な台風シーズンなだけに、注意報や警報などには敏感でありたい。自治体も確かな情報を発信するとともに、いざという時の備えが大事だ。

昨日も笙の川の浚渫(しゅんせつ)について、県土木からは「11月の落ちアユを待って」という言葉が出された。議員からは「市民の生命、財産とアユとどちらが大事か」と迫る場面もあった。 いずれにしても、遅々と進まない整備計画への不満でもある。

私からも「来迎寺橋のかさ上げ、堤防の、調査、や強化など、できるところからすべき」と意見をのべた。

ちなみに「落ちアユ」とは、「秋、産卵のために川を下るアユ」のこと。

【2014/08/06】 | ページトップ↑
機械遺産
Date:2014-08-05(Tue)

雑誌類を整理していると「日本機械学会」の30年も前の学会誌が出てきた。先輩に進められて入会して数年、続けたが長くは続かなかった。

その機械学会が2007年6月に創立110周年を迎えた。その記念事業の一環として、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、日本国内の機械技術面で歴史的意義のある世界遺産ならぬ「機械遺産」を認定している。

ここまで書き進めたのも今月7日は機械の日。8月3日「ハチミツの日」、8月4日「箸の日」と、いずれも語呂合わせで記念日が決まった。

8月7日は「機械の日」は語呂合わせではなく「月遅れの七夕に当てた。それも織り姫の使う機織り機(はたおりき)にちなんだもの」とか、分かりにくい。機織り機なら福井県内のどこかにありそうだが、いまだ認定されていない。とにもかくにも7日は「機械の日」だ。

その日本機械学会が、世界初の量産型自動マッサージチェアを機械遺産に認定した。大阪の企業が生産を開始した1954年は、戦後の物資不足が尾を引く時代。野球のボールをもみ玉に使ったという逸話も残るだけに面白い。

機械遺産認定は、今年の8件を合わせて69件になった。腕時計、卓上計算機、活版印刷機、自動改札機、空調機、鉄道車両、航空機、温水洗浄便座とあらゆる分野に及ぶ。残念ながら福井県や敦賀市には、まだ認定されたものはない。

なかでも温水便座は、日本独特の発想と知恵の集大成とか。これを使うと、もう離せないという高齢者は多い。

原子力発電所は、廃炉になればすべて取り壊されるが、敦賀の「ふげん」「もんじゅ」にきめ細かい日本人の設計による機械が随所にある。敦賀1号、2号も同様だ。

話を戻すが、「機械的」というと言葉はよくないが、温水便座と同じように、日常生活に欠かせない機械、造るのも人間、使うのも人間。機械の発展とともに、原子力発電所もある。
【2014/08/05】 | ページトップ↑
舞鶴若狭自動車道の開通効果
Date:2014-08-04(Mon)

昨夜、姉妹都市「水戸市」から交流を終えた生徒23名が敦賀へ帰って来た。敦賀駅で迎えると、日焼けと疲労感、親子の三日ぶりの対面の笑顔もいい。今年で47回、子供たちにはいつまでも心に残る行事だ。

さて、昨日、舞鶴若狭自動車道(小浜—敦賀)を往復、走った。休日割り引きで片道860円。景色は往路がいい。敦賀市内が見渡せる。

ところで、開通から1週間の交通量は福井新聞を引用すると、「1日あたり約9600台で、当初見込みの6千台を大きく上回った。中日本高速道路が31日発表した。1日あたりの利用台数は、平日が約7200台、休日は約1万2900台。最も多かったのは21日で約1万7800台。舞若道と並行する国道27号などの幹線道路と合わせた全体の交通量も、4エリアで調査したところ12〜32%増加」とか。

昨日の訪れた「道の駅若狭おばま」は神戸、岡山ナンバーなどの県外客で賑わっていた。前年同期比148%増の約1万9900人と開通効果だ。敦賀も数字は持ち合わせていないが土日は確実に増えているとも伺う。人道の港「ムゼウム」に開通記念に舞鶴から 訪れたとか。

一方で、「敦賀も素通りされることも多い」との声も聞く。夏の観光が終わった頃、一度、車の流れを調査することも大事ではないか。また、舞鶴若狭自動車道建設での作業員もホテル、民宿から確実に減っている。どう影響するかもウオッチしたい。いずれにしても舞鶴若狭自動車道で確実に車の流れは変わりつつある。

夏の行事が続く。町内の祭りなどなど、終わった後のほてった体に、シャワーと冷たいビールで終わる。これもいい。 これから東北のねぶた祭りなど暑い夏が続く。いっぽうd一方で四国の豪雨が気になる。

【2014/08/04】 | ページトップ↑
事故、事件の重い教訓
Date:2014-08-03(Sun)

一昨日、午後2時すぎ、市内中央町2丁目の市役所近くの市道の交差点で、小型バイクとトラックの事故。この事故で、小型バイクを運転していた飲食店アルバイトの女性が頭などを強く打ち、昨日未明に死亡した。この場を借りてご冥福を祈りたい。

現場には、花束が供えられ、友達と思われる若者が昨夜、集まっていた。現場の交差点に一時停止はあるものの、信号機はなく、角には建物が建っているため、見通しはよくない。町内でも数ヶ所、市内にも同じような交差点がある。事故の詳細が分かれば報告したい。

ところで、「なぜ」と「もしも」とのことが多い。佐世保市の高1女子による同級生殺害事件などはその典型だ。なぜ、衝動を抑えきれなくなったのか。想像を超えた事件だ。

加害生徒の家庭環境をめぐるさまざまな変化が明らかになった。実母の死も1人暮らしも、それ自体が単独で凶行の決定的要因になるわけではない。

加害生徒を診察した精神科医は6月、具体的な問題行動を告げた上で「この子は危ない」と児童相談所に連絡していた。ここに個人情報保護法が横たわる。

児童相談所は、子どもの私的領域に踏み込むことが仕事の機関だ。だが、行政として踏み込める領域も限られる。敦賀市にも県の施設として敦賀児童相談所が角鹿町にある。

幼児虐待など、子供を守るため、親子間に踏み込むことがあるが、この事件の生徒間の教訓も重い。精神科医が寄せた警告をどう行政が反映するかなど、取り組むべき重要な課題と感じる。

話を戻すが、一時停止の市道での接触事故も多い。構造的な見通しか、不注意なのか、一人の命が失われただけに、この教訓も重い。
【2014/08/03】 | ページトップ↑
フィルムコミッションとイメージアップ
Date:2014-08-02(Sat)

フィルム・コミッション(英語:Film Commission)は、映画等の撮影場所誘致や撮影支援をする機関である。

地方公共団体(都道府県・市町村)か、観光協会の一部署が事務局を担当していることが多い。映画撮影などを誘致することによって地域活性化、文化振興、観光振興を図るのが狙い。

敦賀市も敦賀フィルムコミッション(事務局、敦賀市産業経済部観光振興課)がある。実績として大和田伸也の「恐竜をほろうよ」がある。

近くでは福井フィルムコミッション、若狭おばまフィルムコミッションがある。自治体間の競争でもある。

昨日はその元祖とも言うべき、北九州市を訪れた。北九州は明治時代からの工業都市であったが、昭和50年代には産業構造の変化によって元気を失いつつあった。

そこで当時の市長は、様々な分野の人材を育てるべく企業に職員を派遣していた。 後に広報課長として北九州フィルム・コミッションを設立する安藤英和は電通に派遣され、そこで見たアンケートで、北九州市は生活環境がよいと評価されているにも関わらず、都市イメージがとても悪いことを知る事となった。

市の広報課に入った安藤は「北九州市の本当の姿を見て貰いたい」と考え、イメージアップを図る為にテレビや映画を誘致しようと考えた。そこで1989年春、日本におけるフィルム・コミッション(FC)のさきがけとなる「北九州市広報室イメージアップ班」を設置、現在のFCの基礎となるロケーション誘致・サポート業務を開始した。

その後イメージアップ班は段々と成長し、2000年9月27日に「北九州フィルム・コミッション」が設立された。昨日、説明してもらった日々谷課長は2000年設立当時からこの業務にあたる。この業界は何よりも人脈だ。
活動目的は「北九州市のイメージ向上」としている。北九州市のイメージが向上する事によって経済効果や観光・産業の振興に繋がり、何よりも市民の自信に繋がる。

実績も 「海猿」など人気映画も多い。敦賀フィルムコミッションと規模も違うが、自治体のアピール方法として示唆に富む。
【2014/08/02】 | ページトップ↑
熱中症の急増と原子力発電
Date:2014-08-01(Fri)

今日から8月、連日の猛暑で、熱中症患者が急増している。敦賀でも熱中症による救急車の搬送がこの時期、多くなる。消防庁の発表によると、先週の1週間に熱中症の症状で救急搬送されたのは全国で8580人。前の週の2・6倍になった。

異常な暑さと豪雨の異常気象。温暖化を肌で感じる。その一方で火力発電所で9割の電力を賄う。これも異常な事態だ。

福井新聞の報道によると「自民党の電力安定供給推進議員連盟(細田博之会長)は原子力規制委員会で原子力発電所の安全審査を迅速に進めることや、エネルギーのベストミックスを早期に策定することなどを求める提言書をまとめ、茂木敏充経済産業相に申し入れた。 

提言では、停止による火力発電の燃料コスト増が年間約3・6兆円に達し経済に悪影響を与えているとして、早期再稼働は「国家的急務」と指摘。規制委の安全審査を「効率的かつ迅速に行う必要がある」と審査のスピードアップを求めた。エネルギーのベストミックスを早期に策定し、原発の新増設・リプレース(置き換え)の必要性を明確にすることや、高レベル放射性廃棄物の処分場を国が責任をもって具体化することも盛り込んだ。」とある。
 
原子力発電所の福島の事故の教訓も大事だが、電力の安定供給、コスト低減、地球温暖化対応のベストミックスへの報道が少なすぎる。

原子力規制委員会への事務の迅速化は急務だ。
【2014/08/01】 | ページトップ↑
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