再処理工場閉鎖での敦賀への影響
Date:2014-09-30(Tue)

「おたかさん」の「Mayway」を昔、聞いたことがある。張りのある声と力強かった。その土井さんが亡くなった。旧社会党を率いて1989年の参院選で大勝し、自民党を過半数割れに追い込んだ年。福井県の参議院選挙で連合候補が唯一勝った年でもある。敦賀の平和堂前、白銀の交差点は人で埋まった。

平和堂前での演説も歌声と同じように、力強く、歯切れもよく、演説の節目、節目でおこる拍手と声援はすごかった。

西川、栗田の知事選の平和堂前の動員による聴衆も多いが、「おたかさん」は違った。自然発生的に集まり、数は忘れたが数千人、オバサンの歓声、まさに「山が動き始めた」を感じさせる怒濤と歓声、このときを最後に敦賀では知らない。

ところで、敦賀に影響を与える決定が茨城県東海村であった。残念と言わざるを得ない、というよりも、もんじゅ、ふげんとも密接に関係するからだ。

日本原子力研究開発機構は、使用済み核燃料を再処理する東海再処理施設について廃止する方針。福島の事故後に厳格化された規制基準を満たすのは困難と判断。

施設は、1981年に本格運転を開始、2006年からは、新型転換炉「ふげん」の使用済み燃料再処理を続けつつ、国内2か所目の日本原燃の再処理工場への技術支援などに当たってきた。

さらに、高速増殖炉「もんじゅ」の使用済み燃料の再処理実証試験で一部工程を実施する予定だった。廃止によって、もんじゅ燃料再処理にも影響する。

今後の核燃料サイクルへの影響が懸念される。完成間際の青森県六ヶ所村の再処理工場の技術移転は終わったとするがほんとにそうだろうか。再処理工場の運転技術は放射線量が高いだけに高度なノウハウがある。

「やっるきゃない」「ここでやめたら女がすたる」の名文句は有名だが、再処理工場を止めたら核燃料サイクルの要がなくなるに等しい。私に言わせると「ダメなものはダメ」と言いたいが、この閉鎖は敦賀にも必ず、影響する。
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【2014/09/30】 | ページトップ↑
地域再生へのヒント
Date:2014-09-29(Mon)

昨日は、敦賀海洋少年団の入団式。港町、敦賀で海のよさと厳しさ、それを学ぶルールを海洋少年団は教えてきた。環境は子供たちもを育てる。

NHK朝の連続ドラマ『花子とアン』が先週、終了した。その影響で2014年4月から日本人観光客が急増。 現地メディアは予期せぬ嬉しい悲鳴と報じた島、カナダのプリンス・エドワード島。

『赤毛のアン』シリーズを書いたL・M・モンゴメリが育ち、住んでいた島とか。

愛媛県とほぼ同じ広さ(東京都の約3倍)があり、小さな島ではない。

牧歌的な景観。日本からもアンの世界に浸りたい観光客が大勢訪れる。

人口15万人に満たないこの島が今、主力産業を観光と水産業から宇宙航空産業やバイオサイエンスへと転換中だとか。プリンスエドワード島大学は、カナダでもトップ10に数えられる学術機関とも。

高等教育の充実や幼稚園改革など「人への投資」で質の高い労働力を生み出しているとか。

農業、観光に加え、「航空産業」は島の重要な産業のひとつに。

ここまで書きながら、思うのは、地方再生へのヒントだ。

前岩手県知事の増田寛也さんが著書「地方消滅」(中公新書)で、地方と大都市間で人が移動する四つの機会を挙げている。「大学や専門学校への入学」「最初の就職」「40歳代ごろの転職・再出発」「定年」。

前者の機会、敦賀には福井大学附属国際原子力工学研究所、敦賀市立看護大学が誕生した。これに原子力発電所、もんじゅの再稼働、敦賀3、4号の本格着工と雇用、就職が増えれば、

たら、ればだが、再生へのヒントは多い。
【2014/09/28】 | ページトップ↑
北陸新幹線のメリットとデメリット
Date:2014-09-28(Sun)

舞鶴若狭自動車道の開通で敦賀の交通事情はさらに便利なった。反面、敦賀インター素通りも明確になった。高速体系は地方に大きな影響を及ぼす。

東京-長野間の新幹線を延伸して首都圏と日本海側の富山、金沢を直結する北陸新幹線が3ヶ月後の来年3月14日に開業する。

東京-金沢は最速列車の「かがやき」で2時間28分。所要時間は現在より約1時間20分も短縮され、北陸は新時代に入る。そしてはやくて10年後、敦賀までの延伸で敦賀も新しい時代の流れに突入する。 

フリーゲージの試験走行が敦賀で始まる。これも注目だ。若狭ルートが吹っ飛ぶ可能性をしめる。

いずれにしても、東海道新幹線の災害時の代替路線にもなり、地域振興の起爆剤となる。

ただ、開業ブームが一段落した後も効果を着実に取り込み、地域全体に波及させていくのは簡単ではないはずだ。北陸新幹線では、最速列車が富山、金沢のみで他の駅は停車せず、沿線自治体で明暗が分かれるという状況もある。

北陸新幹線を見る上では、東京一極集中をさらに加速させる要素をはらんでいることも忘れてはならない。

北陸地域は、福井も含め、地理的にも京阪神、名古屋圏と結び付きが強いが、ヒト、モノ、カネの流れが、北陸新幹線で首都圏に向くことは想像に難くない。 

北陸新幹線の開業は、北陸地域のシャワー効果よりストロー効果が大きいことも想像がつく。

ビジネスのビッグチャンスととらえると同時に、人口減少が続く北陸の地盤沈下を招く一因となるなら、好ましい状況とは言えない。

北陸地域の一員でもあり、関西圏とも強い、敦賀の将来にとっては、便利さと地域振興、そして、どう変化するか、想像が現実ともなる。だからと言って後ろ向きになる必要もない。
【2014/09/28】 | ページトップ↑
事業拡大と円安の破綻(小浜の井上工業)
Date:2014-09-27(Sat)

秋らしくなってきた。市役所通りの銀杏も若干だが黄色くなったものも見られる。

秋はやはりうら寂しい。ある雑誌で「人生の9割は、捨てることで決まる」という特集があった。あれもこれもと手を広げると、一つ一つの行動が希薄になってしまう。選択と集中は企業戦略に使われる。行政運営にも通じる。

小浜市の井上工業が事業を停止、自己破産申請の準備に入り、行き詰まりが表面化したとの福井新聞報道。150名規模の会社の破産は地元には厳しい。

負債は2013年7月期末時点で、約33億2700万円とみられる。負債額としては今年最大。

新聞報道によると、当初は若狭塗箸を製造していたが、国内外の有名キャラクターのライセンスを取得し、次第にキャラクター商品事業へと業態を転換していった。卓上用品や文房具など多様な品目を扱い、100円均一ショップを主な取引先として基盤を拡大。敦賀にも取引先がある。

しかし、即納体制を整えるために見込み生産が常態化し、20億円を超える在庫が積み上がって資金繰りを圧迫。商品の仕入れ先は主に中国で、円安傾向も経営に響いた。地方の企業にとっては円安はある意味、命取りだ。

企業にとっては、大切なのは「捨てる」だけでなく、「選ぶ」ことなのかもしれない。人生にも通じる。

もうひとつは、逆境の時に支持してくれる従業員だ。厳しくも温かい忠言をしてくれることも大事だ。。ワンマン企業にとってはこれも厳しい。

人生でも逆境の友人を「雨天の友」と呼ぶ。故三木武夫元首相の言葉とか。企業も人も逆境のときほど、まさかの従業員、雨天の友が大事だ。
【2014/09/27】 | ページトップ↑
わかってても被害は増えるー。
Date:2014-09-26(Fri)

他人事と笑って済ませるが、そんな状況ではない社会現象がある。

高齢者たちに電話で架空の儲け話を信じ込ませるなどして、金をだまし取る。被害額も半端ではない。百万円単位はざらだ。ほとんどが60代以上だ。あれだけ報道してても引っかかる。自分ではしっかりしていると思っても、やはり判断力が鈍っているのか、不思議な社会現象だ。 

今年に入って8月末までに、県内で起きた振り込め詐欺などの詐欺事件は29件と、件数では過去最悪だった去年1年間にすでに並び、被害額は、1億8000万円余りと、過去最悪。警察は、手口が多様化。

最近は、もうけ話を持ちかけて金をだまし取った上で、さらにトラブルが起きたことを理由に現金を要求する「トラブル型」と呼ばれる手口が増えているということ。また現金を直接、私書箱などに送らせる「現金送付型」の被害が、全体の6割を占めているとか。

身近なにものにも、電話で「痴漢行為をあったので、---」と、つい笑ってしまったが、もうこの種の話は笑い事ではない。不思議なのは被害者のほとんどがレターパックやゆうパックで送金していることだ。この方法が詐欺の手口だということは今や周知の事実のようだ。

それでも罠にはまるのは、巧妙な詐欺師の話術で暗示にかかってしまうからか。 

敦賀の一人暮らしの世帯が多いなか、相談する人がそばにいない。危険の大きさは推して知るべしだ。頼りはやはり地域の人々の温かな見守りだ。詐欺問題を「支え支えられ」の絆を深めるきっかけにすれば、被害防止と合わせ一石二鳥だ。 

【2014/09/26】 | ページトップ↑
道の駅での毒キノコ
Date:2014-09-25(Thr)

道の駅が全国的に広がっている。その好評のひとつは地元の野菜や果物の販売だ。安いし朝の取れたて、生産者の名前と、スーパーとは違う魅力満載だ。敦賀でも「道の駅」こそないが、農産物直売所「ふるさと夢市場」は人気だ。

ところで、生産者直の販売が時には裏目となる。お隣、滋賀県高島市朽木市場の道の駅「くつき新本陣」で販売されたキノコのパックに有毒のツキヨタケが混入していた。

報道で嘔吐おうとや下痢などの症状を訴えた購入者らが14人に達したと発表した。

毒キノコを食べると短時間で発熱やおう吐、下痢などに至る猛毒キノコもある。なかには、触っただけでも炎症を引き起こす。最悪、死に至る。

逆に「香りマツタケ、味シメジ」と言われる通り、キノコ類は全般的に味や香り歯触りなどの良い食材である。低カロリーでミネラル、食物繊維を多く含む健康食品でもある。近年、β―(べーた)グルカンという多糖類が注目を集めている。がん予防や免疫増強作用があるとされている。

秋の味覚は楽しみだが、山には猛毒キノコ、これにクマの出没が最近、県内で多い。市内でもまれだが西浦でも出没する。

今日の温帯低気圧が過ぎると、佐藤春夫の〈あはれ/秋風よ/情(こころ)あらば伝へてよ〉の、まさに天高く食欲の秋。物事には必ずよし悪しがある。
【2014/09/25】 | ページトップ↑
全国で広がる乾杯条例だが、、、。
Date:2014-09-24(Wed)

昨日は、天気もよく少し暑いくらい彼岸日和。この日に、敦賀海洋少年団が、1913年7月、ロシア義勇艦隊「シンビリス号」の船内で亡くなったニコライ・ポポーフさんのお墓を毎年、清掃し花を献花してお参りしている。40年以上続く奉仕活動だ。天筒町の市営墓地には、仏教、キリスト教と仲良く共存している。

いずれにしても、今年の秋は足が速い。日が暮れると肌寒く、数日前から日本酒が恋しい。若い頃、乗船実習で各地の地酒を飲み歩いた。大学の入寮コンパでも日本酒によるイッキ飲みが流行った頃だ。

その後の、地酒ブームも重なり、弱いながrも敦賀の福寿杯、美浜の早瀬浦と、よく飲んだ。フランスのワインやロシアのウオツカなど国を代表する酒がある。どれも味わいは違うが、その土地の気候や食材、長い歴史に育まれてきた点は一緒だ。

そうした酒の一滴には文化が詰まっていると言っていいだろう。日本酒も同じだ。大切にしたい だが、最近は消費量は右肩下がりでピークの半分以下に落ち込んでいる。敦賀市の酒税ももんじゅ建設の平成8年頃をピークに下がり勾配。本町のスナックなどもピークの半分以下か。

そこで再発見のきっかけにと、いわゆる乾杯条例が全国の自治体に広がった。福井県も遅れながら、大野市内で造られた地酒やワインなどによる乾杯を市民に奨励し、消費拡大を目指す「大野市地酒で乾杯を推進する条例案」が先月31日、定例市会で可決された。

大野市内で生産されたり原材料が作られた酒類が対象。具体的には「南部酒造場」「宇野酒造場」「真名鶴酒造」「源平酒造」の4蔵元の日本酒のほか「白山やまぶどうワイン」のワイン、JAテラル越前の焼酎が該当するとか。低迷する大野市の産業振興にと、市民の願いでもある。

無理強いはできないが、敦賀では「敦賀酒造」一社のみの現状、博物館通りの整備が進むなか、その中核が敦賀酒造だ。芭蕉より古い寛永年間からの歴史を誇り、船だまりの風景とよく似合う。

食と酒は、観光の魅力でもある、何とか観光の要として、敦賀の貴重な文化遺産としても残したいものだ。関係者の諦めない努力を願う。
【2014/09/24】 | ページトップ↑
秋の交通安全運動初日の死亡事故三件
Date:2014-09-23(Tue)

昨年の台風18号は嶺南地域には土砂、洪水など様々な教訓を残してくれた。

北上を続ける台風16号は予報では急速に進路を東に変え、25日木曜日にかけて日本海に進み、その後、本州付近で温帯低気圧に変わる見込みですが大雨には警戒が必要とのこと。 備えあれば憂いなしだ。

21日から秋の交通安全県民運動が始まった日に、敦賀市で二人、舞鶴若狭自動車道で初の死亡事故と続いた。新聞報道を並べると、

21日午前1時50分ごろ、敦賀市羽織町の運送会社で乗用車とワゴン車が全焼し、乗用車の中から男性1人が死亡。

21日午前11時20分ごろ、敦賀市松島町2丁目の信号機のある県道交差点で、88歳の女性が市内の80歳の男性が運転する軽自動車にはねられた。

21日午後5時20分ごろ、舞鶴若狭自動車道で、乗用車が、二車線区間の追い越し車線から走行車線に戻りしばらく走行した後、ガードレールに激突。男性はは全身を強く打ち、死亡。

事故の原因はそれぞれ違うが、高齢者、飲酒、スピード、交差点とキーワードが並ぶ。

書きながら自らを注意、「今日もご安全に!」
【2014/09/23】 | ページトップ↑
敦賀市の近代化歴史遺産
Date:2014-09-22(Mon)

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、昨日のひざしと暑さは、最後の夏といったところか。「笙の川を美しくする会」で久しぶりに気持ちのよい汗をかいた。昨日で20回目。西小学校、中央小学校の「笙の川」の応募された図画作品も5000点を数えるとか。準備からごみの分別まで、本当にご苦労様でした。

ところで、昨日のテレビ報道で、明治29年に開通した旧北陸線の敦賀ー福井間の沿線地域の魅力に触れてもらおうと、県が民間の旅行会社と協力して今年度から実施が報道された。

実はこの企画を知事に進言したのは、先日、北アルプスで急逝した田中完一さんだ。無類の鉄道ふぁんでもある。

このうち敦賀市樫曲に残る長さ80メートル余りのトンネル、アーチ状に積み上げられたレンガを見学できるように整備されたのもつい先日だ。

また列車がきつい傾斜を登るための「スイッチバック」と呼ばれる設備の近くの広場には、蒸気機関車で実際に使われていた汽笛を再現する装置も用意され、参加者は山あいに大きな音を響かせるなどきめ細かい配慮がある。

このツアーは、10月まであと2回予定されていますが、すでに予約でほぼ満席。人気をはくし、「県は来年度以降も予算化する」と、田中さんは楽しそうに語っていた。

敦賀には旧北陸線のトンネルが9あり、柳ヶ瀬トンネルは自動車専用トンネルとしていまだに現役。杉津はスイッチバックと名所と共に夕日のメッカ。線路跡は国道365号と、他の地域には、あまり残っていない貴重な鉄道の遺産の宝庫。 大切にしたい歴史遺産だ。

近年は地球温暖化の影響か、秋の彼岸を迎えても厳しい残暑に見舞われることが多かったが、ことしは8月下旬から比較的気温の低い日が続き、秋の訪れが早い。隠れた歴史遺産にも目をむけたい。
【2014/09/22】 | ページトップ↑
地方の実態とスコットランドの投票率の高さ
Date:2014-09-21(Sun)

昨日は彼岸の入り。敦賀まつりが終わり、議会と忙しく日々を過ごすともう、田んぼに彼岸花、コスモスが優しく風に揺れている。お線香を手向け、最近の出来事など語らうも気持ちが落ち着く。

昨日の「民主主義の学校」ではないが、投票率は住民の政治への関心度を反映する。

民主主義の成熟度を示すバロメーターとも。最近の国政選挙で、福井県の投票率は極めて低かった。6割前後。敦賀市長、市議選も70%前後。

スコットランドの住民投票は84.6%はお驚きだ。スコットランド行政府と英政府が民主的な手続きを踏み、時間をかけて協議した末に、住民投票が実現した。

スコットランドが独立を目指した背景には、連合王国に対する長年の不満がある。そこで、政治・経済のロンドン集中に伴う格差の是正、福祉の充実、核ミサイル搭載の原子力潜水艦の撤去を英政府に求めた。

日本も状況は似ている。格差の拡大や基地、国のために重荷を背負わされ続ければ、地方の不満は募る。沖縄県の米軍基地の問題、福井県の地元の原子力発電所の破砕帯問題、安全審査など、何度も続く無視とも言える対応など、中央と地方のコミュニケーションが十分でないことは、昨今、歴然としている。

かつて「地方の時代」が声高に叫ばれ、「地方分権」もうたわれたが、結果はどうだったか。

地方の現実に目を向け、住民の声に耳を傾けないと、国の繁栄はおぼつかない。
【2014/09/21】 | ページトップ↑
「民主主義の学校」での不祥事
Date:2014-09-21(Sat)

「民主主義の学校」という言葉がある。地方政治の身近な話題を議会で議論する。これが地方議会だ。

昨日は、労働団体のひとつ「ゆうあい倶楽部」で河瀬市長と「語る会」を開いた。市長就任以来20年、20回目の「語る会」だ。おそらく河瀬市長とは最後になる。

昨日も原子力問題、アクアトムの利用、放課後児童クラブの終了時刻、粟野へ「道の駅」設置の提案など、まさに誰にも身近な話題が質問の対象となった。

敦賀のまちに住んでいる人がそれぞれの想いを語ることができる。地方議会の答弁も自分ごとで聞くことができる。「民主主義の学校」のゆえんはここにある。

その地方議会で最近はセクハラ問題、政務活動費の問題など、特に、県議会でテレビ、雑誌を賑わしている。同じ議員としても恥ずかしい限りだ。自らも律することは言うまでもない。

その県議会のお膝元、福井県議会で考えられない不祥事があった。議長の代理を務めることになっていた副議長が遅刻し、開会が40分遅れた。副議長の勘違いが遅刻の理由で、議会冒頭で陳謝。議長と副議長が不在のため開会が遅れるのは、きわめて異例。

知事をはじめ議員、職員の時間もそうだがコスト負担を考えると、陳謝ですむ問題でもない。議長、副議長はそれなりの責任と権限を持ち、報酬も高い。「民主主義の学校」だからと許される話ではない。
【2014/09/20】 | ページトップ↑
地価と地域経済
Date:2014-09-19(Fri)

もう20年にもなるか、英国の北部、核燃料工場があるセラフィールドを訪れた。そのスコットランドの北部はまさしく最果てといった趣で、ロンドンと全く違った光景だ。

天気は変わりやすく、風はいつも強く、晴れていても、すぐに霧に覆われるような土地。イングランドとスコットランドが同じ国となってから307年。 今日、住民投票どうなるか。その背景にはまさしく格差問題がある。

ところで、昨日、全国の地価調査の結果が公表された。福井県内、敦賀市も住宅地、商業地ともに値下がり傾向が続いている。

緩やかな景気回復の動きを背景に下落幅は5年連続で縮小しているとはいえ、首都圏、三大都市の値上がりとは違う。二極化的な格差を感じる。

細かくみると北陸新幹線が来る金沢、富山と福井の差、嶺北と嶺南の差と、実態の経済活動のバロメータだけに現実をしっかり見ておきたい。

一昨日来、議会で人口減少問題が何度となく取り上げられた。人口流出や高齢化が進んでいる地域の地価は密接に関係する。

雇用が確保され、「住みたい」と思う魅力的な街づくりが進めば、地域が活気づき、地価も改善する。

まさしく敦賀市は、原子力発電所の再稼働、産業誘致、観光の振興、子育て支援など、やるべきことは山積している。

まさに、敦賀の実情に合った再生策を加速するしかない。
【2014/09/19】 | ページトップ↑
大雨警報中の花火大会
Date:2014-09-18(Thr)

議会の一般質問で言いづらいこともある。それも市民が楽しみにし、観光客が来ている、あるいはバスを使って観光客も多い。特に、8月16日の敦賀市の「とうろうながしと大花火大会」は一年を通して最大のイベントであり、例年観光客も20万人近くが訪れるだけに中止の判断は難しい。

ただ、今後、花火大会に関して、大雨警報発表中に実施しており、各地で短時間の大雨で被害が出ていること、さらには最近のゲリラ豪雨の状況や20万人もの観光客が安全の確保を考えると、安全側に判断するのも大事ではないかと思って一般質問だった。

中止判断基準は2008年の大型テント倒壊事故を受けて策定、大雨警報が発令され、実際に1時間40ミリ以上の雨量を観測、大雨警報と雷注意報が併せて発令されたなど6項目を定めている。 

前日から雷注意報が継続し、当日も朝から大雨警報(土砂災害)が発表された状況。さらに午後7時半すぎには大雨警報(浸水害)、洪水警報も発表された。 

当日は大雨警報にかかわらず、予報と実際も雨量が10ミリ以下で、目立った雨雲もなかった。判断は間違っていなかったし、市民も観光客も南風によるとうろうながしと花火を堪能した。まさに「結果オーライ」だ。

ただし、問題はこれからだ。これだけ今年発生したゲリラ豪雨と大雨警報、さらには予期せぬ災害と。大雨警報の意味を再確認したい。それと観光客の多さだ。

唐津晃・市産業経済部長は昨日、私の一般質問の答弁で「異常気象による各地の災害状況を踏まえ、今後中止判断基準の見直しを検討したい」と。

私も敦賀の一大行事であり、最大の観光客が訪れるだけに、「大雨警報が出ているから中止」との判断は難しい。まずは関係者で協議して、今後の対応を考えてほしい。
【2014/09/18】 | ページトップ↑
避難勧告の空振りでもいい。
Date:2014-09-17(Wed)

昨年9月の台風18号の影響で全国で初めて大雨の特別警報が福井県、敦賀市に発表されてから1年。

先日、災害のあった若狭町の野木川を訪れると約40メートルに渡って決壊した堤防を復旧しさらに強化する工事が進められていた。当時、野木川は堤防の決壊によって近くの住宅や田んぼなど広い範囲が浸水し、一部の集落が孤立するなど大きな被害が出た。

考えようによっては敦賀の笙の川も紙一重ではなかったか。昨年8月30日から気象庁で運用がはじまった「特別警報」。これに加え、警報の発表基準をはるかに超える豪雨など、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に発表し、最大限の警戒を呼びかけるというもの。

今年8月に私は特別警報の出された三重県にいて、テレビに釘付けになっていたが「これで特別警報」との声も聞いた。敦賀市や各地のアンケート結果にもあったが、特別警報もどことなく「狼少年」的に受けとけていられるも事実だ。

情報の出し手である気象庁と受け手である自治体や住民との間で、防災気象情報全体における特別警報の位置づけに対する認識に相違が生じていることも現実だ。

昨年9月の台風18号では、京都府・滋賀県・福井県を対象に大雨特別警報が発表され、テレビ報道の桂川は生々しく記憶に新しい。

さいわいにも笙の川は、堤防決壊による大規模水害という最悪の事態は免れましたが、紙一重の状況だったと思う。時間雨量が多ければ、野木川のように北川、南川、それに笙の川と広域での甚大な災害が発生する可能性があったと思う。

そういうことを伝える情報という意味では特別警報が大変意義があったと思う。

情報の受け手側が求める情報は、自らの居住地が危険なのかどうかで、『広域災害』かどうかは直接的には関係なく、特別警報の性質、意味は、例え、「空振り」でもとの意識と慣れがまだまだだ。自治体である敦賀市の避難勧告も昨年で2回目で、慣れていないのが現実ではなかろうか。自治体も避難勧告なしに、災害に住民が合うことを考えれば「空振り」覚悟的な情報の伝え方も大事だ。それでも許容する住民意識も少しずつ醸成されつつあるんではないか。
【2014/09/17】 | ページトップ↑
サイクルイベントのように市町の連携
Date:2014-09-16(Sun)

域振興の一環として、サイクリングを観光の目玉にしている自治体が全国的に増えて いる。お隣の石川県では、能登と富山県西部を通って、能登半島を一周するコースは、サイクリングに限らず、広域観光のコースになる。

一方、福井県では、かつてグランフォンド福井という自転車のイベントがあった。今庄ー長浜市ー高浜市ー若狭町ー美浜町ー敦賀市ー今庄と、自治体、警察の支援もなく民間の団体、ボランティアで成り立っていた。

そのためか、交通の妨げなどの諸事情で勝山に会場を移したが、参加人数の減少なので中断する結果となった。

今、嶺南地域に残るは、若狭路センチュリーライドで若狭町役場三方庁舎裏側駐車場を発着地として、福井県嶺南地域一帯を巡る約160Kmのコース(ミドル・ハーフコースも有)をサイクリング。レインボーラインのヒルクライムも楽しめる。民間と言いながら若狭町のバックアップが欠かさせない。

本題に戻すと、お隣石川県では、能登半島を舞台に13日から昨日まで「ツール・ド・のと400」は、拡充された高岡 、小矢部両市を通るコースによって「半島一周」。

来春の北陸新幹線金沢開業や能越自動車道七尾氷見道路の全線開通を見据えて、能登と 富山県西部が県境を越えた連携を強めている中、「ツール・ド・のと」は能越の魅力発信と絆を深める格好のイベント。

嶺南地域は、福井県も嶺南広域行政組合で、舞鶴若狭自動車道の開通で観光客は増えたが、まだまだ戸別の市町の争いで、きめ細かい連携が、サイクルイベントなどのように、これから必要に思う。
【2014/09/16】 | ページトップ↑
高齢化社会の「サードプレイス」
Date:2014-09-15(Mon)

高齢者がそれとなく集まる場所がある。集まるというより、意識せずに増えている。各デーサービス、病院は典型だが、敦賀で言えば、まずは図書館、市民福祉会館、敦賀駅のオルパーク二階、平和堂6階のゲームセンターと、それなりに午前中、昼下がりに行くと多くいる。

最近の言葉で「サードプレイス」があるそうだ。家庭でも職場でもない「第三の場所」だという。緩やかに人とのつながりを求める「くつろぎの場」という意味もあるとか。

毎日、子どもたちの登下校を見守る「見守り隊」も積極的なサードプレイスだろう。積極的と言えば、シルバーセンターの登録数が少なくなっているのが気になる。

継続的人気が「いきいき生涯大学」が大学院まである。最近は自主的運営も目立ち始めた。そして同級生の旅行まである。企業でもOB会は、いつでも人があつまる。町内会もそのひとつかもしれない。

ボランティア活動もそのひとつだ。観光ボランティアに、環境ネットワークなどなど。

直接的な利害がないところでつながりを持ち、本業が忙しければ、出入りも自由という緩やかな関係。最初は互いの職業も身の上も知らない関係でも、

そこは人と人とのつながり。言葉を交わし、共通の目的に向かって活動していく中で、それなりの親交が生まれてくる。 

元気な高齢者が増え、つかず離れずの関係から社会との接点がが重要になる。

一方、高齢者社会、どう場所を提供するか、支援するか、市民福祉会館のように老朽化による財政的なこともある。

地域の人間関係は薄くなる一方。そんな時代背景から生まれた「第三の場所」こと、「サードプレイス」をそれとなく考える連休最後の日だ。
【2014/09/15】 | ページトップ↑
「吉田調書」のあまりにも重い教訓
Date:2014-09-14(Sun)

昨日より小浜市の秋祭り「放生祭」が始まった。男山の八幡神社の例祭で、漁や狩猟で捕まえた魚や鳥などを供養する祭りとして300年以上前から続いているとか。敦賀まつりほどの賑わいはないが、小浜の路地裏が山車を囲んで子供からお年寄りまで祭り一色になる風景はいい。

ところで、「吉田調書」はあまりにも重く、その教訓は肝に命じなければならない。このことをどう書こうか、正直、迷っていた。それは、原子力発電所に働いていた一人と手に取るように光景が浮かんで来るからだ。「安全第一」という言葉にも優先順位がある。自らの命かえてもとの極限状態だけに、この教訓は重い。

福島第一発電所の1号は敦賀発電所1号と兄弟炉。仕組みが同じとあって、何度か出張にも行き現場にも入った。それも20代の駆け出し頃だっただけに現場も鮮明に覚えている。

ところで、政府事故調査・検証委員会が、吉田昌郎元所長や菅元首相ら19人から聴取した調書は、あまりにも貴重だ。

それも11人が民主党政権の国会議であり、選挙、国会への陳情を通じて、何度もお会いして人となり性格も多少なりとも理解している。それだけに危機管理の冷静さとリーダーの重要性という点でも重い教訓だ。

吉田所長と菅直人元首相との評価というか、菅元首相に対する事故調報告書の厳しい評価は当然と言えよう。

吉田所長の極限状態での現場での判断は、その後を状態をみても明らかに重要だった。

政府事故調の報告書は「首相は各機関・部局に情報収集と対応策を任せ、最終判断を行うのが役割」と指摘した。その上で、「介入は現場を混乱させ、判断を誤ることにつながりかねず、弊害の方が大きい」と結論づけた。その通りだろう。 

調書からは、官邸に情報が集まらない実態も浮かぶ。情報の伝達と情報管理、さらには、危機管理と原子力発電所だけにこだわらず、災害時の危機管理にも教訓となる。

事故の検証を深め、より正確に、情報を開示し、事実に向き合うことも、これほどの教訓はない。

【2014/09/14】 | ページトップ↑
異常気象と景気
Date:2014-09-13(Sat)

先日の「仲秋の名月」を深夜になって楽しんだ方も多いのではないか。それにしてもこの秋も天候はおかしい。青空がのぞいたと思ったら、突然雨が降りだす。いわし雲が出た翌日に、入道雲が広がる。

変わりやすき「女心に秋の空」か、「男心」か、と言う空のゆとりがなくなっている。

天の気まぐれで、「雨塊(あめつちくれ)を破らず」という故事がある。静かに降って地形を壊さずにしみこむ様から転じて、太平を意味する。冬が来襲するまでのささやかなひととき。その余裕がないのだ。

願うならば、このゆとりがが似合う9月末、10月、11月の季節であってほしい。

ところで、福井地方気象台の8月、県内で降った雨の量は前線や台風の影響で、坂井市春江や福井市など6か所で、8月としては観測史上最大となった。

敦賀ではさいわい、花火大会が行われたが、三国など、県内各地の花火、イベントが中止になっている。15日から16日かけても本州に停滞する前線に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で大雨。

データもその異常さを示している。8月、1か月間の雨の量は坂井市春江421.5ミリ、坂井市三国で393ミリ。

県内各地で平年の約2.2倍~3.5倍。また日照時間も少なく、小浜市で80.3時間と観測史上最も少なくなった。

この敦賀市で90時間と、観測史上2番目に少なくなった。このため敦賀市内の各海水浴場はのきなみダウン。気比の松原の駐車場も昨年の4割減とか。

この気象は地域経済にも影響する。いまだに夏型観光の敦賀にとって、この影響は大きかった。舞鶴若狭自動車道の開通で嶺南地域の各地の観光地が賑わったが、敦賀の素通りも一部で報じられるようになった。

いずれにしても昨年の特別警報と今年の降雨量、日照時間の異常さは、これからもありうるとの備えが必要という警鐘かも知れない。
【2014/09/13】 | ページトップ↑
嶺南地域、敦賀市と安倍内閣の「地方創生」
Date:2014-09-12(Fri)

昨日より、今年4月に見つかった幕末の志士・坂本龍馬の直筆の手紙の公開が、福井市の県立歴史博物館で始まった。

手紙には、のちに由利公正として明治政府の役職につく福井藩の藩士、三岡八郎とのやりとりが記され、由利の功績が改めて見直された。福井もさることながら明治維新ころは全国各地にきら星の如く人材がいた。まさに地方分権が制度的に成功していたといよう。

ところで、内閣改造で安部首相は「地方創生」を打ち出した。これと同時に、霞が関が相次ぎ新たな地域振興策を打ち出している。

総務省が「地方中枢拠点都市」、国土交通省が「高次地方都市連合」、経済産業省が「都市雇用圏」といった具合だ。

いずれも人口10万~20万人程度の都市を中心に、周辺市町村が連携する。中心市に行政や医療、教育などの機能を集中させ、周辺自治体と得意分野ごとに役割分担。図書館や体育館、病院なども共同で利用し、効率的な行政運営を目指すというもの。

いわゆる「コンパクトシティー」の発想が下敷きにある。100キロ近い横長い嶺南地域、人口が14万人を割ろうとする地域、さらには、その中核となるべき敦賀市は東の端にある。

ここにこの地域の難しさがある。国と地方を合わせると1千兆円を超える借金。半面、将来人口は1億人を割り込む予想で税収は先細りするばかり。

一つの自治体ですべての行政サービスを実施することは財政的に厳しい。とはいえ、新たな合併には自治体の拒否感が強い。嶺南地域を見れば合併の話はほとんど聞かなくなった。

しかし、観光、ごみ、介護、医療といった定常業務は一自治体では難しい財政面での限界をむかえている。財政健全化が待ったなしの霞が関にしても、地方交付税や補助金の使い方には一層の効率化が求められる。地方はこれに人口減少に税収の減少だ。原子力発電所の稼働とも関係する。

国の省益の確保、拡大にしのぎを削る霞が関が、歩調を合わせるように似通った施策を打ち出したのには、そうした背景があるとみる。この嶺南地域も市町のそれぞれの利益優先での動きが多いがーーーーー。


【2014/09/12】 | ページトップ↑
転出者の増による歯止めがかからない人口減少
Date:2014-09-11(Thr)

嶺南地域、敦賀市の人口減少が福島の事故以降の原子力発電所の長期停止により、歯止めがかからない。本年度に入って発電所の仕事の減少は、もんじゅや敦賀発電所共に、昨年度とも減ったとはいえ、それほど変わっていない。

多少のスローダウンはあるももの4月の落ち込み、転出状況は変わらず減少傾向が続いている。

これまで嶺南の美浜町以西に比べ敦賀市は敦賀3、4号の着工期待もあって横ばいを続けていたものが、この3年半で同じように減少傾向が進行している。敦賀市で6万8千人を割り込み対策本部を立ち上げた坂井市、 鯖江市より減少率は大きい。

これらに対応すべく敦賀市は基本計画を10月にも策定し、同時に各部局横断の対策推進本部を立ち上げる。

市では、ようやく人口減少を「喫緊の行政課題」に位置付け、対応施策を強力に推し進める考えだ。 

もう一度整理すると、市の人口は8月末現在、6万7870人。平成に入ってからピークだった約6万9300人(17年)に比べ、1400人ほど減少した。停止前の23年10月は転出者数が1889人だったのに対し、停止後の24年同月は2218人にまで増加。転出者数は転入者数を逆転。

国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来推計人口」によると、52年には市の人口は約5万5千人にまで減少する。

要因は明らかに、人口減少に大きく影響しているのが基幹産業でもある原子力発電所の長期停止による景気、雇用の低迷で、発電所関連だけでなく、サービス業などにも影を落としている。解決策は明らかに、原子力発電所の再稼働、敦賀3、4号の着工にほかならない。

この状況が長期化するなか、市は、人口減に歯止めを打つ子育て支援のさらなる充実や、原子力のみに頼らない産業振興などを見据えた基本計画の策定を進めているものの、決め手にかけるのが現状だ。市では対策本部は副市長をトップとし、各部局長級で構成。具体的な予算化は来年度となる見通し。

舞鶴若狭自動車道の開通を契機に同じ速度で進む嶺南地域全体で課題を共有化して、定常業務の削減など本腰で対応しなければ、いずれは原子力発電所の廃炉問題も共通の課題だけに、問題の先送りは許されない。 
【2014/09/11】 | ページトップ↑
廃棄物問題で自治体が自治体を訴える不幸
Date:2014-09-10(Wed)
昨夜は田中完一さんの通夜に多くのかたが訪れていた。あらためてご冥福を祈り申し上げます。

帰り、夜空を見上げると「仲秋の名月」を一日過ぎた月、お餅を何個も積んだ雲の中に月がある。不思議な美しい輝き、時に予期せぬ事態も引き起こす。

ところで、昨日は議会の予算決算常任委員会。その分科会で、9月補正予算のうち、敦賀の樫曲の民間最終処分場への対策工事の費用負担問題の訴訟費用60万5千円の審議があった。

費用負担に難色を示している岡山県の事務組合「津山圏域東部衛生施設組合」を相手に、未納の工事費など約1億9200万円を請求する訴訟を敦賀市がおこす。

廃棄物は約119万立方メートルで、同組合分は約3万2千立方メートル。

同組合を訴える理由を伺うと、ひとつは未納団体31団体のうち費用が大きいこと、二つは訴訟の同組合が平成28年度解散することとのこと。

もう少し説明すると、処分場の工事費負担、総額約95億円のうち県が8割を負担し、残り2割の約19億円を市が負担。市は市負担分の3分の2(約13億円)については、廃棄物を搬入した自治体や組合の60団体に分担して支払いを要請。

本来、搬入団体が全額負担すべきところを敦賀市は3分の一を負担している。理屈に合わない。また搬入団体は廃棄物の処分場がない中で、当時、そうとう助かったはずだ。その負担をしてくださいと普通に要請していると、私は思う。

要請60団体の約半分の29団体しているにも拘らず、額が多いとか理屈に合わないとか納入し31団体が未納だ。その最大の団体が津山の団体だ。自治体が自治体を訴えるのは全国でもはじめてではないか。

交通の便利さと山間部の多い敦賀市は業者にとって絶好の場所だった。今も敦賀の山中の産業廃棄物処分場の跡地が一部むき出しになり、今、福井県は業者に改善命令を出しているがいまだに応じていない。

【2014/09/10】 | ページトップ↑
再三再四の意見書(原子力規制委員会へ)
Date:2014-09-09(Tue)

季節の移り変わりが、慌ただしい。不安定な気象状況から抜け出し、ようやく青空が戻ってきたかと思うと、昨夜はもう「中秋の名月」。名月を仰ぎ見ようにも雲がかかってなかなか顔を見せない。それでも日をまたぐ頃、満月はやっぱり明るい。

いつもは9月の中下旬が多いが、今年は2000年以降では最も早い名月を愛でる日になったとか。

もっとも、昨日は二十四節気の「白露」でもある。夜の気温が下がって露が白く結ぶころとされる。朝夕の涼しさはもう秋だ。

ところで、福井県の7月1日時点の推計人口は、78万9994人で、35年ぶりに79万人を割り込んだ。敦賀市も8月末で6万7870人と人口減少が進む。

有識者でつくる「日本創成会議」は、地方から大都市への人口流出が続くと、福井県では9市町で40年までに20〜30代の女性が半分以下に減ると試算している。

県は8月、庁内に「人口減少対策推進本部」を設置。福井、鯖江、坂井市なども本部を立ち上げており、敦賀市も10月には「対策推進本部」を立ち上げると、昨日の敦賀市議会で市長提案理由で述べた。3-11以降、原子力発電所の長期停止が長引き、敦賀市の人口減少に歯止めがかからない。

一方、今月4日の敦賀2号の破砕帯問題の原子力規制委員会の有識者会合は、科学的、技術的なまっとうな議論をすることなく、幕引きをしようとしている。発電所の存続は人口とも密接に関係する。昨日、議会は再三再四の原子力規制委員会への意見書を可決した。

異常気象と災害に泣いた夏、人口減少という難しい問題に挑む福井県、敦賀市だが、少しでも実りある秋を、昨夜の月に祈った。 なお、一般質問内容で、昨日、いただいたコメントや市長提案理由を受けて、一部、修正、追加をいたしました。

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一般質問内容(北條)
1、原子力発電所の長期停止と人口減少について 
①長期停止と人口減少の受け止め 
敦賀2号の破砕帯問題やもんじゅなど原子力発電所の長期停止と敦賀市の人口減少の現状どのように受けているのか、また、将来への影響をどのような影響を及ぼすかをお伺い致します。 
②人口減による対策推進本部と対策 
原子力発電所の長期停止で転出者が転入者が増え人口減少が進行する敦賀市にあって、部局おうだんの対策推進本部を10月目処に立ち上げ。そして、各項目の方向性を定めた基本企画を同時に策定してより実践的に取り組みを進めるとのこと。この推進本部の体制や検討項目、基本計画をどのようにお考えか、市長にお伺い致します。 

次に具体的な検討項目として、雇用確保に向けた産業振興、子育て支援などのソフト分野を重点的に計画を策定しているとのこと、具体的に来年度の予算化をどのように考えているのか、お伺いいたします。

③人口減少と嶺南広域行政組合 
舞鶴若狭自動車道の開通により、観光面はもちろん、嶺南地域の生活圏がますます密接になり、それに伴って地方行政も生活環境、社会福祉等の拡大整備と高度化、専門化が要求され、個々の市町単位で人口減少や高齢化で住民のサービス向上を図ることが質的、規模的に困難になってきました。 

こうしたことから、嶺南地域を一体とした行政を推進する必要性が高まっていると思います。

市長提案理由で嶺南地域広域行政推進委員会が設置され、廃棄物処理、広域観光、公共交通など、具体的に専門部会を設置して、検討を深めるとか、人口減少が進むなかで大変重要な取り組みと評価致します。そこで、検討項目に医療や介護、消防などさらなる進化も必要と考えますが、それに伴う職員増強など、今後の取り組み方、スケジュールについて、市長のご見解をお伺い致します。

また、舞鶴若狭自動車道の開通により、敦賀単独よりも嶺南広域行政組合としてのいままで以上の取り組みや連携、ホームページの充実も必要かと思いますが、市長のご見解をお伺い致します。 

2、「平成26年8月豪雨」の教訓と対策 

2014年8月における豪雨は、被害が北陸、東海、近畿、中国、四国など広範囲にわたったことから、2014年8月22日に気象庁によって、特定の地名を付加することなく、「平成26年8月豪雨」と命名された。 

この豪雨は、京都府福知山市に大規模な洪水被害をもたらし、兵庫県丹波市や広島県広島市に大規模な土砂災害をもたらした。最近の豪雨は地球温暖化によるとも言われ、敦賀でも発生する可能性もあり、この教訓に基づく質問を致します。

①土砂災害 

今月5日に敦賀市で行政と地元の警察と消防が土砂災害のおそれのある土砂災害警戒区域など市内9か所を1日かけて回り、大雨が降った場合の対応方法などを確認する合同パトロールを実施したと伺ったています。その結果と今後の対応、県との協議の中で行っている見直し、さらには、今後の土砂災害のハザードマップの作成予定について、お伺い致します。

②浸水災害(内水氾濫) 

 8月の京都府福知山の災害は街の中心を流れる河川が洪水氾濫をすることなく、側溝や幹線の内水氾濫で床上浸水が2000軒を超えました。 側溝、幹線の基準、敦賀市で言えば、時間雨量約40ミリで形成され、いわゆる「10年一度」の大雨にたえる構造となっていますが、最近の豪雨は、いつ降っても不思議ではありません。笙の川の整備計画が進まない現状から、市民の生命、財産の保全から内水氾濫への対応、見直しを考えるべきと思いますが、市長のご見解をお伺い致します。 また、8月豪雨を受けて、具体的に、松島ポンプ場における電源、容量のあり方、現在も浸水がある古田刈など対応、市立敦賀病院の非常用電源のあり方を検討すべきと考えるが、ご見解をお伺い致します。 

③避難勧告と垂直避難

先月の16~17日の記録的豪雨で土砂災害や浸水被害が相次いだ兵庫県丹波市は、未明の避難勧告に際し、避難所への移動を勧めず、家の上階などへの「垂直避難」を求めました。

危険が伴う夜間、未明の水害避難について、過去の災害でも、夜間の避難勧告をめぐって議論があり、自治体に難しい判断だけに丹波市の措置は市民の周知と避難のあり方で大変いい教訓と思います。敦賀市の昨年の特別警報時の避難勧告の経験やアンケート結果をを踏まえて、状況にもよりますが夜間、未明の避難勧告として、採用すべきと考えます。ご見解をお伺い致します。

(2009年8月9日の兵庫県西・北部豪雨で、死者・行方不明者が計20人に上った佐用町は、午後9時20分に避難勧告を発令。だが避難中に濁流に流された住民の遺族が「不適切な発令が原因で死亡した」と町を相手取り損害賠償請求訴訟を起こす事態になった。)

④大雨警報と大きなイベント 

とうろう流しと花火大会の日、福井県内では16日午後7時36分に敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、高浜町、おおい町に大雨(土砂災害、浸水害)、洪水警報が発令され、開催直前でもあり、この時点での中止は難しい。 警報と大きなイベントの関係、主催者も楽しみにしていた市民も誰も中止をのぞんでいない中、判断を迷うところだが、度重なる警報と災害の教訓を考慮すると、花火の波浪、風速などルールに大雨(土砂災害、浸水害)警報が出されたとき、最終的には主催者だが、数万人も集まる中止というルール化が必要ではないか。ご見解をお伺い致します。
【2014/09/09】 | ページトップ↑
田中完一さんの存在と一般質問
Date:2014-09-08(Mon)

敦賀市まつりも終わり、秋の気配が日一日と深まりつつある。「二百十日」も既に過ぎた。昨日、肌にまとわりつくような蒸し暑さを覚える日も多いが、日が落ちれば半袖シャツには夜風が肌寒く感じられるようになってきた。稲穂は色づき、頭(こうべ)も垂れてきた。

昨日、ある方の叙勲の祝賀会が福井市であった。その受付で県知事から声をかけられた。一昨日、他界した田中完一さんのことだった。

宴席でも田中さんの話になったが、田中さんと知事との関係は、私が知る以上の深いものがあったようだ。歴史を大事にする県知事も田中さんによく意見を求めたようだ。

赤レンガ倉庫の耐震とジオラマ化も田中さんの知事への進言も大きかったと推察する。鉄道と港を活かしたまちづくりの観点でも、 田中さんの存在は大きかった。

ひとつのプロジェクトを行う上で、それに関わる方の熱意が大事だとも痛感した。

今日から9月議会、原子力発電所の長期停止で進む人口減少の対応とこの8月各地で豪雨災害をテーマに一般質問を考えた。市長提案理由を伺って手直しをして提出する。
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一般質問案

1、原子力発電所の長期停止と人口減少について
①長期停止と人口減少の受け止め
 敦賀2号の破砕帯問題やもんじゅなど原子力発電所の長期停止と敦賀市の人口減少の現状どのように受けているのか、また、将来への影響をどのような影響を及ぼすかをお伺い致します。

②人口減による対策推進本部と対策
 原子力発電所の長期停止で転出者が転入者が増え人口減少が進行する敦賀市にあって、部局おうだんの対策推進本部を10月目処に立ち上げ。そして、各項目の方向性を定めた基本企画を同時に策定してより実践的に取り組みを進めるとのこと。この推進本部の体制や検討項目、基本計画をどのようにお考えか、市長にお伺い致します。

 次に具体的な検討項目として、雇用確保に向けた産業振興、子育て支援などのソフト分野を重点的に計画を策定しているとのこと、具体的に来年度の予算化をどのように考えているのか、お伺いいたします。

③人口減少と嶺南広域行政組合
 舞鶴若狭自動車道の開通により、観光面はもちろん、嶺南地域の生活圏がますます密接になり、それに伴って地方行政も生活環境、社会福祉等の拡大整備と高度化、専門化が要求され、個々の市町単位で人口減少や高齢化で住民のサービス向上を図ることが質的、規模的に困難になってきました。

 こうしたことから、嶺南地域を一体とした行政を推進する必要性が高まっていると思います。管理者である市長のご見解と管理者会での検討状況をお伺いいたいます。

具体的内容として、舞鶴若狭自動車道の開通で嶺南地域の観光客増加も報じられる反面、敦賀インターでの素通り傾向も表れてきております。現状のデータと今後の調査や対応策、さらには嶺南広域行政組合などの連携も必要かと思いますが、市長のご見解をお伺い致します。

2、「平成26年8月豪雨」の教訓と対策
 2014年8月における豪雨は、被害が北陸、東海、近畿、中国、四国など広範囲にわたったことから、2014年8月22日に気象庁によって、特定の地名を付加することなく、「平成26年8月豪雨」と命名された。

 この豪雨は、京都府福知山市に大規模な洪水被害をもたらし、兵庫県丹波市や広島県広島市に大規模な土砂災害をもたらした。最近の豪雨は地球温暖化によるとも言われ、敦賀でも発生する可能性もあり、この教訓に基づく質問を致します。

①土砂災害
 今月5日に敦賀市で行政と地元の警察と消防が土砂災害のおそれのある土砂災害警戒区域など市内9か所を1日かけて回り、大雨が降った場合の対応方法などを確認する合同パトロールを実施したと伺ったています。その結果と今後の対応、県との協議の中で行っている見直し、さらには、今後の土砂災害のハザードマップの作成予定について、お伺い致します。

②浸水災害(内水氾濫)
 8月の京都府福知山の災害は街の中心を流れる河川が洪水氾濫をすることなく、側溝や幹線の内水氾濫で床上浸水が2000軒を超えました。

 側溝、幹線の基準、敦賀市で言えば、時間雨量約40ミリで形成され、いわゆる「10年一度」の大雨にたえる構造となっていますが、最近の豪雨は、いつ降っても不思議ではありません。笙の川の整備計画が進まない現状から、市民の生命、財産の保全から内水氾濫への対応、見直しを考えるべきと思いますが、市長のご見解をお伺い致します。

 また、8月豪雨を受けて、具体的に、松島ポンプ場における電源、容量のあり方、現在も浸水がある古田刈など対応、市立敦賀病院の非常用電源のあり方を検討すべきと考えるが、ご見解をお伺い致します。

③大雨警報と大きなイベント
 とうろう流しと花火大会の日、福井県内では16日午後7時36分に敦賀市、美浜町、若狭町、小浜市、高浜町、おおい町に大雨(土砂災害、浸水害)、洪水警報が発令され、開催直前でもあり、この時点での中止は難しい。

 警報と大きなイベントの関係、主催者も楽しみにしていた市民も誰も中止をのぞんでいない中、判断を迷うところだが、度重なる警報と災害の教訓を考慮すると、花火の波浪、風速などルールに大雨(土砂災害、浸水害)警報が出されたとき、最終的には主催者だが、数万人も集まる中止というルール化が必要ではないか。ご見解をお伺い致します。
【2014/09/08】 | ページトップ↑
田中完一さんと鉄道と港を活かしたまちづくり
Date:2014-09-07(Sun)

昨夜遅く、敦賀鉄道資料館の名誉館長であり、鉄道友の会の会長である田中完一さんの突然の訃報を知らせがあった。それも北アルプスでのこと。誤報ではと耳を疑った。

一昨日夕方、私は鉄道資料館で、田中名誉館長の鉄道を生かしたまちづくりの熱い話を伺ったばかりだからだ。

田中先生が中心となってまとめた構想では、敦賀の最も輝かしい時代の港の雰囲気や、郷土への愛着、異国情緒を味わうことのできるノスタルジーな空間と、赤レンガ倉庫やランプ小屋といった歴史的施設を有した金ヶ崎全体を博物館に見立てたミュージアム空間の融合を目指というもの。

赤レンガ倉庫、ランプ小屋、「人道の港」にまつわるエピソード等を活かしたまちづくりというか、イメージとして、明治後期~昭和初期を意識し、敦賀は鉄道と港により発展してきました。金ヶ崎周辺が最も賑わい、近代化に大きな役割を果たした時代を強く意識した構想を、観光面、教育のまちづくりとして早期完成が必要とも。

そのてはじめとして、今、工事中の赤レンガ創庫の耐震とジオラマ構想がある。

それに、県知事とタイアップしている、元の北陸線などの近代化遺産の保全、活用に力を入れ始めたばかりだ。今年も人気をはくし、来年も県とさらにバージョンアップするとも。楽しそうに話す、昨日の先生の顔が忘れられない。

金ヶ崎一体を「東洋の波止場」と呼ばれた往時の街並みの再現や「敦賀ノスタルジアムワーフ」の実現と金ヶ崎一体にかける名誉館長の遺志は大事にしたい。あらためてご冥福を祈りたい。


【2014/09/07】 | ページトップ↑
土砂災害を受けてのパトロールと今後
Date:2014-09-06(Sat)

広島市で多発した土砂崩れの教訓はあまりにも大きい。この災害で反省すべきは、1999年に死者・不明者32人を出す土砂崩れなどを経験しながら、さらに被害を広げて繰り返したことだ。

2年後に土砂災害防止法が定められたが、自治体による警戒区域の指定が遅れ、土石流などの危険を知らない住民も多かった。

昨日、敦賀市で行政と地元の警察と消防が土砂災害のおそれのある場所を確認する合同パトロールした。詳細の結果報告を来週にでもうかがいたいが、土砂災害のおそれのある土砂災害警戒区域など市内9か所を1日かけて回り、大雨が降った場合の対応方法などを確認。

このうち、去年9月の台風18号の大雨で土石流が発生し、住宅3棟が壊れた縄間地区の現場は、私も昨年の崩れた直後と、この夏にも再度訪れたが、再度の土砂崩れも想定される。土砂がまさ土であること、勾配など、共通点が多い。この西浦は県道も含め何度も点検を行い、対策を行っているが、あらためて広島の教訓に学びたい。

地球温暖化が原因とみられる異常気象が頻発し、数十年に一度の集中豪雨や河川の氾濫は珍しくなくなった。浸水や家が傾くなどの被害にとどまらず、建物全体が流されたり倒壊したりし、住民の生命と財産を脅かしている。災害の少ないこの敦賀市も笙の川の水位をみててもその傾向は同じだ。 

災害の危険が高い場所は、まず自治体がハザードマップを配り、住民に危険を周知することが欠かせない。新規開発の規制や既存の住宅の周知、改築、移転となるが、西浦地域など人口減少、高齢化が進展しているだけに、難しい課題も多い。
【2014/09/06】 | ページトップ↑
結論ありきの有識者会合(原子力規制委員会)
Date:2014-09-05(Fri)

昨日の敦賀まつりは、午前中に強風のため山車巡行が中止。山車のライトアップとお祭り広場の相生通り会場で予定されていた角鹿中の吹奏楽部の演奏会の中止。夜の「民謡踊りの夕べ」は中止。まつりのクライマックスを飾る山車巡行がないのは

それも二年続けての中止は、どこか力が抜け残念でもある。気がつけたままに敦賀まつりも終わる。

ところで、敦賀2号の破砕帯問題で、原子力規制委員会の有識者会合が開かれた。結果から言うと、あまりにも結論ありきだ。

会合で去年5月「将来動く可能性がある」と判断したのに対し、日本原子力発電は反論する追加調査の結果を示し、敷地内の地層ができた年代の追加の分析結果を示し、12万年から13万年前以降、断層が活動した形跡はなく、2号機の真下にある断層が将来動く可能性はないとあらためて反論。

2号機の真下にある断層と敷地内の別の断層についても「連動して動く可能性はない」と説明。

有識者からは「客観的なデータが不十分」とか、議論が噛み合わないまま、4時間を超える議論も平行線のまま。

規制委員会の島崎邦彦委員は、これまでの議論を踏まえて次回の会合で結論にあたる評価書の案のとりまとめに入る考えを示した。島崎委員の任期が切れる前に結論を出すようにも思える。

これでは最初から結論ありきで、昨年12月の現地調査も何度か行われた事業者への意見聴取も極めて形式的で、聞置く程度のものであった。原電とのしっかりした科学的な議論がないまま、結論が導き出されることは誰の目にも明らかだ。これで信頼される規制行政と言えるだろうか。はなはだ遺憾である。
【2014/09/05】 | ページトップ↑
子供たちと若者が主役の敦賀まつりと、女性主役の内閣改造
Date:2014-09-04(Thr)

「敦賀まつり」が2日から始まった。気比神宮の秋の例大祭で、県内外から約15万人が訪れる。一昨日2日は「宵宮」。山車の上で子どもたちが踊りを奉納する「宵山巡行」。子供が主役だ。

昨日はパレード。今年は、地元の「ツヌガ君」、「よっしー」、舞鶴市の「チョキまる」、人気者の彦根市の「ひこにゃん」など6つの府県から20の「ゆるキャラ」が大集合。これも子供たち大喜び。

夜は夜で高校生や若者が浴衣などででそぞろ歩く。夜は敦賀がもっとも賑わう日でもある。この日ばかりは、子供や若者の主役となるからいい。 一方で、露店が減り、パレードの参加企業数、規模がさびしくなっている。これも現実だ。敦賀の景気の影響か、ある店の女性が昨日を最後に敦賀を去った。祭りは出会いもあれば別れもある。

ところで、安倍総理大臣は内閣改造を行った。福井県、敦賀市も国の政策で大きく変わる。典型が原子力政策だ。新任の小渕経産相は、 記者会見で原子力発電の再稼働への積極的な関与をあげた。期待したいところだ。

自民党とはいえ、県ゆかりの女性閣僚・党役員が誕生されたことは、大変喜ばしい。

福井県出身の参議院議員、山谷えり子さんは民社党時代からよく存じ上げているが、国家公安委員長兼拉致問題担当大臣に起用された。山谷さんは、拉致問題にも詳しく、県内の特定失踪者とも何度もお会いしていただいている。今度こそ期待したい。

稲田さんも党の大役だ。これまでもそうだが「女性の元気が福井の元気」とのフレーズをよく伺うが、それぞれのご活躍と成果を期待したい。

【2014/09/04】 | ページトップ↑
洪水シュミレーション
Date:2014-09-03(Wed)

公表された『吉田調書』(要旨)を読んで、非常時の極限の行動が読み取れる。ただただ驚くというより非常時、災害時の勉強になる。福島第1原子力発電所の故人である吉田昌郎元所長が政府事故調の聴取に応じた生々しい記録。

これほど生々しいものはない。「私その時死のうと思いました」や「腹切ろうと思いました」という現場指揮官の覚悟はすさまじい。現場の状況を知り尽くした指揮官の責任感だろう。
また、現場の状況とデータから、極限にあっても事故状況を把握している。

ところで、昨日、男女共同参画センターで、市議会の政志会主催による「洪水シュミレーション」を学んだ。講師は事業者の了解を得ていないので伏せておく。

内容は、具体的に高山市役所が採用したもの。市役所は災害の恐れがある場合、市内を流れる河川の水位や降雨予測を基に河川の増水などを推定。

水の越堤や堤防決壊、道路や家屋などへの浸水の恐れがある際は、地域住民へ避難勧告・指示を発令する。

これまでの経験で04年の災害時、河川水位の測定と報告は、上流から下流に設置した水位計から送信されるデータを除いて、担当者による目視確認が中心となっていた。そのため、情報収集やデータの分析に時間が掛かっていた。市長以下、トップダウンで情報収集やデータ分析を迅速化し、適切な避難勧告・指示の発令を素早く打ち出せる体制づくりを試みた。

河川水位の計測では水位計や監視カメラによる遠隔監視の自動化を進める一方、データの分析・予測についてはITツールの援用。敦賀市も笙の川の水位計や監視カメラはあるが、洪水シュミレーションはない。

県予算の関係で笙の川の整備が進まない現状、いかにデータに基づいて判断できるか、「減災」という観点で検討してみる価値はある。内容にもよるが費用も7、8千万円とか。
話を戻すが、吉田さんは、一宝で過ちを認め悔いている。あらためて学ぶ、吉田調書がすべて正しいわけではない。極限の状態でいかに判断するか、特別警報が気象庁から出された後、避難勧告、指示を出すのは市町村の首長だ。それだけに現場の分析力が求められる。

【2014/09/02】 | ページトップ↑
河瀬市長の不出馬表明
Date:2014-09-02(Tue)

昨日から9月。「長月(ながつき)」とも呼ばれる。だんだん夜が長くなるから「夜長月」、雨が多く降る時季だから「長雨月」など、由来には諸説あるとか。変わりやすい「秋の空」というが、まさに季節の変わり目だ。

一方、9月1日は、1923年の関東大震災にちなんで制定された「防災の日」。激震が走った日でもある。

昨日、敦賀市にとって、変わり目と激震の大きなニュースが飛び込んできた。河瀬一治市長は、記者会見で、「5期目を最後の仕事と決めていた」として来年春行われる見通しの市長選挙に立候補しないことを表明。

地方自治体にとって、首長は大統領制。大きな権力と権限を持つ。その市長が変わるとなると、それも20年もつとめた市長だけに大きな変わり目と突然の激震でもある。

記者会見で原子力政策について「安全が確認された原子力発電は政府として動かしていくということなので当面、原子力発電は必要だと思う。そのような思いの方に次の市長になってもらいたい」と述べた。私も同じ意見だ。

原子力発電で半世紀、経済、雇用、福祉、医療などを支えてきた敦賀市にとって、重要な政策であったことは確かだ。全国的にも難しい時期だけに安全、安心を第一に、これからもこの継続は大事だ。

一方、河瀬市長はみずからの後継について、副市長の塚本勝典氏を推す考えを示した。原子力発電所の長期停止で、景気、雇用、財政と笙の川の整備など課題が多い市政だけに改革も大事だが継続も大事だ。

敦賀市にとって、次なる四年間も大きな岐路でもあり、正念場でもある。塚本副市長は、記者団に対し「聞いたばかりなので、少し時間をいただきたい」と述べ立候補するかどうか明言を避けた。この重要な時期だけに立候補表明にあたって、市政への取り組み方針、マニフェストが重要となる。
【2014/09/02】 | ページトップ↑
「10年に一度」の大雨が毎年ーーー。
Date:2014-09-01(Mon)

今日から9月。朝晩、ヒンヤリし始めた。この夏、何度も大雨をもたらした低気圧が空気を「夏から秋へ」と空気を入れかえているように思える。

一方、この夏、列島各地では局地的な大雨による被害が相次ぎ、人命や暮らしに大きな打撃を与え続けている。

集中豪雨による大洪水や土砂崩れは年々、深刻化しているような気がする。

世界各地でも同様の傾向らしい。昨日のNHKの巨大災害の巨大台風、温暖化も含めて考えさせられた。科学や技術は進歩したが、頻発する災害は今も水を十分に管理できないことを示す。

幸いにして、我が敦賀市は水の被害はこれまで少なかった。河川の笙の川、井の口川も水位こそ、これまでの最高を記録しつつあるが、決壊という最悪な事態に至っていない。

内水氾濫といわれる福知山でみられた側溝、幹線が溢れることもあったが、床上浸水に至ることも少なかった。

ただ、どうも様相が変わってきた。側溝、幹線の基準、詳しく言えば、国の補助金が出るのが、時間雨量40ミリまで。これはを超える「10年一度」の大雨と言われたが、これも毎年のように聞くようになった。「災害は忘れた頃にやってくる」状態ではない。

県予算の関係で進まない笙の川の整備。一方で、住宅地の側溝、幹線の水も笙の川の安全を第一に考えて、自然流下で海まで無理して流し込む。この治水が敦賀市の現状だ。

悪く言えば「内水氾濫で家屋が浸水しても人がなくなることはない。河川が氾濫すれば、人の命に関わる」との県と敦賀市の攻めぎあいの結果でもある。

近くの福知山の災害は内水氾濫は、河川が切れなくとも、床上浸水が2000軒を超えた。敦賀市もその被害形態を考える必要がある。端的言えば、財産をとるか、生命をとるかとなるが、生命と財産を守るのも自治体の役目、難しい課題だ。

被害を抑えるには知恵を尽くす必要がある。と同時に、自然との謙虚な付き合いも大切だと多くの災害は教えている。
【2014/09/01】 | ページトップ↑
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