全国学力テスト(敦賀市ホームページでの公表)
Date:2014-10-31(Fri)

今日31日は「ハロウィーン」。カボチャのくりぬきをよく見かける。欧米では魔女やお化けに仮装した子どもたちが近くの家々を1軒ずつ訪ね、お菓子をねだり歩く。日本でも東京ディズニーランドなど、商業化もあり、今や楽しい年中行事として定着しつつある。

ところで、ことし4月に実施した2014年度の全国学力テストの結果が公表された。敦賀市ホームページでは、福井県と全国との比較をし、大半が全国平均より高く福井県平均より低い。敦賀市の生徒の得意、苦手と細かく公表している。県内でも画期的なことと評価したい。

小学6年と中学3年の全員が対象となり、科目は小学生が国語と算数、中学生が国語と数学。それぞれ基礎知識を問うA問題と応用力をみるB問題がある。

復活から7年目となる全国学力テストは毎回順位が話題になる。福井県、秋田県など成績上位の顔ぶれは変わらないが、敦賀市の数ポイントの差で一喜一憂する必要はないと思う。

順位よりも正答状況を分析している点が評価に値する。学習や指導の改善に生かすことが目的でもある。

今回から自治体の教育委員会の判断で学校ごとの成績が公表できるようになった。しかし、今のところそこまで公表する必要はない。

興味本意で学校の序列化をする必要もない。一方、教育委員会によると敦賀市の公表に対する、市民の反応はいまいちと言う。

保護者が関心を持ち、「敦賀っこ」の学力は、「文化の谷間」と言われる、将来の教育とも関係する。

小中一貫教育のあり方や嶺北の高校へ敦賀の優秀な学生が数十人も通う不自然とも関係するだけに、もっと幅広い議論もあってもいい。

課題が山積する教育現場にあって、学力向上は重要な課題だが、教師が多忙に陥って授業の準備時間が十分に取れないとの声も聞かれる。学びの場である本来の姿を取り戻すためにやるべきことも多い。

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【2014/10/31】 | ページトップ↑
格差社会の定着と最低賃金
Date:2014-10-30(Thr)

昨日は連合福井の定期大会。大会のサブタイトルの格差社会という、言葉がここ数年、定着した。小泉改革以降、この敦賀市でも格差が広がっている。敦賀市役所でさえ、臨時職員が三分の一が定着し、保育園の保育師もほぼ半数が定着した。

ところで、福井県の最低賃金が今月。4日、前年度から15円増え、時給716円に改定された。最低賃金は企業が従業員に支払う時給の下限。今や働く人の4割近くを占めるパートやアルバイトなど非正規労働者の生活に大きく影響するだけに、労働者の最低限の生活を保障する安全網ともいえる。 

先日、あるスーパーで働く女性と話をすると「主人が病気で仕事に就けず、わずか15円の引き上げでも、1カ月数千円の違いは大きい」と。この敦賀市でも生活保護を受けず、ぎりぎりで日々の暮らしに苦しむ方が多い。

15年ほど前、たしか引き上げ額が5円だった。その後、長引く不況などを反映し1円、「ゼロ回答」の年もあった。それからすると、2桁アップは評価できる。 

しかし、非正規労働者の生活を支える意味では、頼りない額と言わざるを得ない。時給716円で、1日8時間、月20日働いても月給は11万4千円程度。

一方で、4月からの消費税増税、電気代やガソリン代などエネルギー関連費用の増加で、足元の消費者物価は上昇を続けている。 

2010年に政労使が合意した最低賃金の目標は、「20年度までに平均千円、最低800円」。臨時職員、パートや派遣労働が定着し、格差はいっこうに縮まらない現状で、労使が妥協点を探りながら、安全網の拡充を進めてほしい。
【2014/10/30】 | ページトップ↑
「燃えたよ…まっ白に…燃えつきた…まっ白な灰に」
Date:2014-10-29(Wed)

「ちばてつや」さんが本年度の文化功労者。納得というより、我々世代がどれだけ影響されたか、これだけの漫画の名作もないと思っている。水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」の功労者も納得だが、私にはちばさんの功労者ほど、うれしいものはない。

「燃えたよ…まっ白に…燃えつきた…まっ白な灰に」

これは、ちばてつやさんの少年マガジンの「あしたのジョー」のラストシーン。

戦い終え、コーナーに戻ったジョーはうつむき加減でほほえむ。ライバル力石徹との長い戦いは漫画でも映画でも余韻を残すラストシーン。

クロスカウンター、トリプルクロスカウンターなど捨て身の戦法がジョーの得意技。最後はホセ・メンドーサとの世界戦だった。クロスカウンターは真似てもできるものではない。逆にこれでリングで気を失ったことがある。

判定負けしたジョーは死んだのか、あるいは生きて「あした」を目指すのか、これほど心に残る漫画のラストシーンもない。

連載を始めたのは1968年。私が16歳だったと記憶する。「巨人の星」など少年マガジンは小学校からの愛読書だった。読まないと話題に入れなかったほどだったが、ちばさんの「あしたのジョー」には、はまってしまった。この後の映画「ロッキー」も同じだ。

単純だったのか、ブルースリーにも影響され、中学、高校と続けた柔道から、大学では日本拳法、そして先輩に連れられて神戸のボクシングジムにしばらく通った。

不良少年の矢吹丈がプロボクサーとして成長していく漫画物語は、日常生活に入り込んでいた。

黒い眼帯をした元ボクサーの丹下のおっさんが親身な指導者。ジョーは下町の貧しい子どもたちとの触れあいもよかった。

ジョーのような燃え尽きはともかく、怠惰に生きる今、久しぶりにちばさん受賞の報道に、「ハングリー精神」と「トレーニングと我慢」が大事と心に言い聞かせる。

それほど、この歳になっても、この作品を思い出すと熱くなるから不思議だ。
【2014/10/29】 | ページトップ↑
ウイスキー、原子力発電所とまちづくり
Date:2014-10-28(Tue)

今年はウイスキーの需要が増えるとか。理由はNHKの朝の連続ドラマ「マッサン」。ニッカウヰスキーの創業者で「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝とスコットランド出身の妻リタをモデルに、その夫婦愛を描いた人情喜劇。

ところがウイスキーの最大の欠点は需要に対応できるほど柔軟性がない。その製造の長さだ。

竹鶴がウイスキーづくりの出発点とした北海道の余市蒸留所を訪れたことがある。リタの生まれ故郷によく似た気候風土といわれる北の大地に立ち並ぶ建造物は、明治のにおいがする、まさに歴史遺産だ。どことなく、敦賀の赤レンガ倉庫、港の三角屋根の倉庫群の様相を持つ。

その余市は小樽市とは違った雰囲気を持つ。北海道の日本海側に突き出た積丹半島の付け根に位置し、人口2万人余り、かつて日本海で隆盛したニシン漁の主要港のひとつであり、ニッカウヰスキーの創業の地。北海道で唯一の原子力発電所がある泊村とも近く約一時間だったと記憶する。

その原子力発電所は、用地取得、設計、建設、運転、廃炉と、これもウイスキーの製造過程以上の年月を要する。これも需要に簡単に対応できる電源ではない。
それぞれの地方のまちづくりも、原子力発電所、ウイスキーと同じ時間がかかる。それだけの大事業だ。

ところで、昨夜の福井テレビで、来年春の敦賀市長選で、不出馬を表明した現職の河瀬市長から、事実上の後継指名を受けた副市長の塚本勝典氏が、立候補を断念する意思を固めたとの報道。残念だが、悩み抜かれた決断だろう。

河瀬市政20年を受けての市長選、その上、人口減少や税収減の難しい敦賀市、無投票だけはよくない。長期展望にたった立候補者を望みたいところだ。

竹鶴の情熱に思いを巡らせながら、今夜は琥珀色に染まったグラスを、と思うのだが、書きながら、そんな余裕もなくなってきた。



【2014/10/28】 | ページトップ↑
敦賀気比の優勝と「原子力の日」
Date:2014-10-27(Mon)

北信越高校野球大会は26日、石川県立野球場で決勝戦が行われ、敦賀気比が6-0で松商学園(長野)を下し、3年ぶり4回目の優勝。敦賀気比は来春のセンバツ甲子園出場がほぼ確実。敦賀に、来年の楽しみと夢を与えてくれた。この夏の甲子園で、北信越勢の強さがひかり、なかでも敦賀気比はすごかった。夢を再びだ。

来月14日開幕の明治神宮野球大会にも北信越代表として出場する。 これも楽しみだ。

ところで、昨日10月26日は日本の「原子力の日」。最近は行事も行われるなくなり、忘れ去られているようでもある。

毎年10月26日の「原子力」を記念するために1964年7月31日に閣議決定によって制定された。

1956年10月26日 - 日本が国際連合の専門機関の一つである国際原子力機関へ参加と、1963年10月26日 - 茨城県東海村の日本原子力研究所の動力試験炉 (JPDR Japan Power Demonstration Reactor) が、日本で初めての原子力発電に成功した日と二つが重なっている。

JPDRは、1976年3月18日に運転を終了し、1986年から1996年3月31日にかけて解体工事が行われ、設置場所は更地になっている。よく廃炉というが、日本ではじめての原子炉解体工事である。運転上も保守上のトラブルも多く、敦賀1号の改良改善にも役立った。

このJPDRの実績を元に日本でも商用の原子力発電の導入が決定し、実績が豊富な英国の技術が採用され、日本原子力発電株式会社が、富士電機を中心として東海村に原子炉の建設が始められ、その後完成した原子炉による日本で最初の商用原子炉による発電は1966年7月25日にによって行われた。

しかしながら、これに続く発電炉は米国の軽水炉が導入されることになり、英国製原子炉の導入はこれ一基のみとなった。この原子炉は1998年3月31日に運転を終了し、現在は解体工事中である。

日本の原子力発電の黎明期を支えた技術者の大半は現役を引退しているか、他界している。多くの先輩たちから、この当時の苦労話をうかがったことがあるが、福島事故以降の原子力をどうみられるのか、正直、さみしさもつきまとう。「原子力の日」の敦賀気比の優勝と、私にはどこかでからむ。

【2014/10/27】 | ページトップ↑
敦賀市内で発生する強盗、殺人事件に思う。
Date:2014-10-25(Sat)

最近、テレビの報道で解説を入れながらの使われる言葉に「ハラスメント」がある。

ハラスメントは日本語「嫌がらせ」に訳すると意味が狭くなるように思う。

学校や職場で性的なことを言われたり、されたりするセクシュアルハラスメント(セクハラ)。

自分の地位や権限を利用したパワーハラスメント(パワハラ)。

働く女性が妊娠・出産を理由に解雇されたり、妊娠・出産に当たって職場で受ける嫌がマタニティーハラスメント(マタハラ)。昨日の最高裁の判断の新聞報道を通じて、このことが世の中へのしっかりとしたメッセージとして伝わった。

ところで、昨日の報道で敦賀市野上の建設会社の社員寮での殺人事件。この寮に住む元従業員の50代の男性が刺されるなどして死亡。

警察が調べた結果、殺された男性の上半身には数か所に刺し傷や切り傷があり、そばに血のついた日本刀と見られる刃物が残っていたという。住宅地でもある地域での物騒な事件だ。

先日の気比神宮近くの強盗傷害事件、ファミレスやコンビニでの事件と、敦賀市内の治安がここ数年、悪くなっている。

幸い、いずれもスピード解決が図られたが、重要犯罪の連鎖は気掛かりな状況といえる。今年はそれほどないにしても、昨年度の市内の自殺者の増加なども気になる。

ハラスメント、犯罪と治安。敦賀市の暗い世相に目をそらすべきではない。
【2014/10/26】 | ページトップ↑
空き家問題と同じように無縁仏の問題もある。
Date:2014-10-26(Sun)

今年のつるが物産フェアは、夜の「つるがグル-ヴィ-ナイト」の金ヶ崎緑地で同時開催。天気に恵まれ大盛況。

もうひとつのうれしいニュースは、来年春のセンバツをかけた秋の北信越高校野球準決勝が石川県で開かれ、敦賀気比が富山第一を7―0の7回コールドで下して、決勝進出を決め、決まってないとはいえ、ほぼセンバツ出場に大きく前進。来春への楽しみが出来た。

他市の議員と話すとまず最初に「甲子園で有名な敦賀気比のあるところ」となる。
このところの敦賀気比の安定的な甲子園出場は「敦賀」の名を全国に知らせる一番の功労者でもある。

北信越のおこなわれている金沢は、今、来年の北陸新幹線開業に向けて急ピッチである。特に観光面の準備はすべてにおいて優先している。その折、寺町にある私の先祖が眠る寺も耐震補強、屋根の修理と金沢市は歴史的な建造物にも多額の援助を行っている。

寺の整備と共に、問題となるのが放置された無縁墓。背景には少子高齢化や過疎、家族関係の変化などがあり、深刻化している空き家問題ともつながっている。

墓の問題は高齢者だけでなく、社会的な課題でもある。敦賀市の各寺でも無縁仏は多いと聞く。

ただ、全域の調査は予算的にも人的にも難しい。墓の継承への不安から、散骨や樹木葬などの新たな葬送法も出てきたが、関係法が未整備なこともあってトラブルとも聞く。

時代に即して法や条例などを整え、新たな墓地や管理の方策を官民協働で築いていく必要とも感じる。
【2014/10/26】 | ページトップ↑
電柱と黄葉
Date:2014-10-24(Fri)

市役所通りの銀杏も黄色くなってきた。山々がそろそろ紅葉に覆われ、秋が一歩一歩と深まっていく。これからの気比神宮の鳥居と山々の紅葉のコントラストはいい。これに、電柱と電線のない景観がひとやくかっている。

ところで、先日、自民党は、道路や市街地を新たに整備する際、電柱の新設を原則禁止にするなどの無電柱化推進法案の骨子をまとめた。議員立法により今国会での成立を目指すとか。

問題はコストだ。地中化でざっと10倍の工事費がかかる。すべてとは言わないが電気料金に跳ね返ってくる。

ただ、無電柱化は政府の国土強靱化基本計画のメニューの一つだ。無電柱化は防災面だけでなく安全で快適な通行空間の確保、なによりも都市景観や情報通信ネットワークの信頼性の向上などメリットが多い。

中越大地震での電柱も多く倒壊したが、なによりも東日本大震災で約2万8千本、緊急車両などの通行を妨げたのは記憶に新しい。阪神大震災でも約4500本の倒壊し、火災の要因にもなったと記憶する。

敦賀では敦賀駅前通りと本町通り、神楽通りの地中化による景観はいい。一方、欧米の都市を旅して感ずるのはほとんど電線、電柱のない景観の良さだ。一方、アジアの都市のそこかしこにある電線は日本以上に見苦しく感じる。

調べるとロンドンやパリの無電柱化率は100%とか。日本には約3500万本の電柱があり、現在も年間7万本ずつ増えているが、無電柱化率は1%。都道府県別にみると東京の5%が最高で、東日本大震災以降もいっこうに進んでいない。

政府は、共同溝の数分の一の工事費で住む直接埋設方式を普及させる方針だが、それでも電柱設置より割高、その上、工事で道を掘った際に、ケーブルを損傷する恐れや、洪水時の弱点などの課題もあることを忘れてはいけない。

昨日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。そろそろ霜が降りる頃という意味だそうだ。そう言えば、「霜降」は秋の最後の二十四節気だ。富士山にも初冠雪、あと2週間ほどでもう「立冬」だ。「秋の日は釣瓶落とし」と言うが、季節も足早に冬へ向かう。市役所通りのイチョウの黄葉と電線のかぶりが気になる。
【2014/10/24】 | ページトップ↑
「画期的」というよりも「最大級の不幸」な裁判所への訴えだ。
Date:2014-10-23(Thr)

「今日は何の日?」1944年10月23日から26日にかけて、フィリピン周辺海域で日本海軍と米海軍が激突したレイテ沖海戦は、参加兵力、死傷者数などで史上最大の海戦。その象徴が戦艦「大和」の兄弟艦「武蔵」の10月24日の沈没。

1942年6月のミッドウェー海戦を太平洋戦争の転機とするが「決定的な敗北はこのレイテ沖海戦」と私が少年の頃、この海戦に参加したおじさんから聞いた。戦争の「怖さ」を教わった貴重な話だった。

ところで、昨日、ごみの最終処分場に大量の廃棄物が違法に持ち込まれた問題で、敦賀市は、ごみを持ち込んだ岡山県内の組合に対して、処分場の対策工事にかかった費用の一部、1億9000万円余りの支払いを求める訴えを、福井地方裁判所敦賀支部に起こした。

この問題は、敦賀市樫曲にある民間のゴミの最終処分場に、全国から大量の廃棄物が違法に持ち込まれ、平成12年に有害なビスフェノールなどの化学物質を含んだ水が近くの木の芽川に流れ出ていることで明らかになったもの。

対策として、敦賀市は、県とともに約95億円かけて対策工事を行い、工事にかかった費用の一部、約13億円分について、ごみを持ち込んだ自治体など国の指導のもと、全国の60団体に支払いを求めてきた。

しかし31の団体が支払いに応じないことから敦賀市は、持ち込んだ廃棄物の量が最も多い、岡山県の津山圏域東部衛生施設組合に対して、1億9200万円余りの支払いを求める訴えを、22日福井地方裁判所敦賀支部に起こした。

当時、ごみの捨て場に困り「これ幸い」と敦賀市に持ち込んだ罪は大きい。「知らなかった」、「払わないでいい」では済まされない。黙って受け入れた敦賀市も3分の一の負担を市民の税金から支払っている。払わなくていい道理はどこにもない。

自治体が自治体が組織する組合を訴える、ほとんど過去に事例のない。「画期的」というよりも「最大級の不幸」な裁判所への訴えだ。
【2014/10/23】 | ページトップ↑
鉄道と港の街の再現
Date:2014-10-22(Wed)

安倍晋三首相は地方を元気にする「地方創生」推進へ覚悟を持って臨時国会。その矢先の二人の閣僚の辞任劇。責任問題となると野党はやたらと元気になるが、「地方創生」の議論がいっこうに進まない。

その地方が、今年は、地方衰退の深刻さが浮き彫りになった。日本創成会議による5月の試算だ。地方からの人口流出が今のペースで続けば、30年間で若い女性が半分以下に減る自治体は全自治体の約半数に達するとの報告である。敦賀市もその対策本部を立ち上げた。

一方、現在,様々な理由で歴史的な建造物などが急速に減少してきており,「歴史的風致」が失われつつある。こうした状況を踏まえ,文化財行政とまちづくり行政が連携し,「歴史的風致」を後世に継承するまちづくりの取組を支援するための法律が「歴史まちづくり法」が平成20年に制定されている。

全国の地方都市でこの取り組みは活発になっている。しかし、
先の大戦で市街地の大半を焼失した敦賀市は、歴史まちづくり法とは無縁の存在でもあるが、その考え方だけはもっておきたいものだ。

戦後も高度成長下に桜町にあった市役所庁舎、大和田別荘など貴重な建築物を簡単に破壊してしまった経緯がある。

ただ、今、ようやく、この動きに乗ろうとの試みがまがりなりにも始まっている。その動きのひとつが鉄道と港のジオラマ館などとして整備される「敦賀赤レンガ倉庫」のオープン(来年10月)だ。

一昨日より、市役所1階ロビーで、同館に入る「ノスタルジオラマ」のミニチュア模型の展示を始めた。

模型は、ジオラマ館で設置される原型の20分の1サイズとか。模型では戦前(明治後期~昭和初期)の市内の様子が再現され、港近くにあった前市役所庁舎なども確認できる。赤レンガ倉庫のジオラマを手がける業者の制作、良くできたものだ。今月末までの展示。

赤レンガ倉庫、大和田銀行など往時の姿を継承する建築物はこれからも大事にしたいものだ。
【2014/10/22】 | ページトップ↑
ビルの谷間のラーメン屋
Date:2014-10-21(Tue)

小渕優子経済産業相の辞任。川内原子力発電所の再稼働への手腕への期待もあっただけに残念でもある。嶺南地域でも審査が進んでいるだけに、その影響は大きいとも感じている。

一方で、昨日、鹿児島県薩摩川内市の特別委員会が再稼働の陳情を賛成多数で採決すべきした。臨時議会で可決の見通しとか。今後、市長、県議会、知事とそれぞれの判断がある。そのなかでの小渕大臣の地元への説明力は、ある意味、重要だった。

ところで、お父さんの小渕恵三元首相は官房長官時代の「平成」の始まりの印象が強い。自らを「ビルの谷間のラーメン屋」と言って周囲を笑わせた。定数4の衆院旧群馬3区で、中曽根康弘、福田赳夫の両元首相、当選順位は3、4位がほぼ定位置だった。

福井県選挙区と同じような構図。「上州戦争」と呼ばれた激しい選挙区で、当選12回の小渕元首相が、票田を他陣営に食われぬよう、支持者とのつながりに心を砕いたであろうことは想像に難くない。

娘の清潔なイメージで、女性初の首相候補にも名前が上がる存在だった。それだけにエネルギー政策にも影を落としたことになる。

ビルの谷間ではなく越前海岸の日だまり、敦賀市の東浦地区では昨日、ミカン狩り農園がオープンした。

東浦地区には8つの観光農園があり、どれも苦労の連続で維持している。ミカン狩りは、11月上旬まで楽しめる。ミカンの甘酸っぱさといい。
【2014/10/21】 | ページトップ↑
変化をしなければならない行政運営
Date:2014-10-20(Mon)

秋が深まる敦賀市内を駆け抜ける恒例の「敦賀マラソン」が行われ、3781人が青空のもと健脚を争った。もう35回を数え、各地でマラソンが行われるなか、コースを10キロにおさえ、市民マラソンとして定着してきた。

サンマ、ブドウ、カボチャ…と秋の実りを堪能する時季。と思いきや、早くも平和堂は、おせち商戦突入と聞く。

敦賀市内のスーパーで存在感を増してきたのは、一人で食べきれる「個食」。一人暮らしのお年寄りや若者でも、新年の雰囲気を味わえる。

急な来客にも対応できる、とその小回りぶりがもてはやされている。

重箱を家族で分けるのではなく、1人に一つずつのお弁当、といった感覚の個食には、意外な利点もある。

黒豆は「まめに働けるように」、数の子は子孫繁栄、昆布巻きは、「喜ぶ」と教えられた正月まであと2ヶ月とちょっと。

昨日、ある市民から「敦賀のピークはいつでしたか」との質問を頂いた。何をもってピークとするかはいろいろあるが、人口、税収、ゴミなど市民生活の量で計るとすると、私は1995年頃、もんじゅ建設の終了頃と思う。

建設作業員が敦賀市内に5、6 千人、年末の敦賀の本町は人でなしあふれていた。敦賀税務署の酒税もピーク。その後、固定資産税と税収もピークを迎え、まさにピークだったと推察する。

ピークからの右肩下がりと敦賀市の公共施設や制度と税収に見合う規模にずれがあることはたしか。

生活のあり方も少しずつ変化している。自ずと行政運営も変化する。

【2014/10/20】 | ページトップ↑
敦賀市は来年4月に県知事、県議、市長、市議の大事な選挙が四つも重なる。
Date:2014-10-19(Sun)

阪神タイガースの予想外の活躍を率直によろこびたい。ところで、国会でまた、政治と金の問題が浮上し、今週に大臣辞任の報道がなされそうだ。一方の地方議会でも

ここ数ヵ月、都議会のセクハラ発言問題、兵庫県議会の「号泣」と議員の資質に関する地方議会の問題が数々と出た。これほど地方議会が注目されているのは私の経験でもめずらしい。

議員の一人としても襟をただすことの重要さを感じている。ところで、敦賀市は来年4月に県知事、県議、市長、市議の大事な選挙が四つも重なる。

政府は来年の統一地方選(首長選と議員選)の投票日を、都道府県と政令指定都市は4月12日、政令市以外の市区町村は4月26日とすることを閣議決定した。

これで、敦賀市では前半には知事と県議。後半には市長と市議。今ほど、地方議会のあり方が問われる時期はない。どちらかと言えば、先ほどのように、悪い意味でだ。

地方政治は「民主主義の学校」と言われる。身近な課題を議論すべきことが多い。敦賀市も人口減少、少子高齢化、税収減に、原子力発電の長期停止による雇用、活力など、課題が山積する。

中でも敦賀市の20年間トップであった河瀬市長の次を選ぶ市長選挙だけに、ことは重要だ。ある市民からは「出来るだけ多くの候補が出て、敦賀の明日をビジョンを語ってほしい」と。

率直なる声が届く。統一地方選まで、あと半年。立候補を模索する人だけでなく、有権者にとっても選択と言う意味で重要な半年だろう。

重要な始動の時かもしれない。民主主義の主役は、市民である有権者に、ビジョンを提示しビジョンを語り、先行き不透明とで難しい敦賀市だが、それでも乗り越えなければならない。自らも身を引き締め次へと。

【2014/10/19】 | ページトップ↑
人生に、のぼり坂、下り坂、そして「まさか」
Date:2014-10-18(Sat)

昨日、敦賀から東京へ。新幹線からは澄み切った青空の下に中腹まで雪化粧した富士山が目に飛び込んできた。富士山らしい富士山、それもすっきりくっきりだ。

昨年より3日早い初冠雪。季節は明らかに変わりつつある。二つの台風を経て、季節の変わり目を一気に迎えたようだ周りを見回せばネクタイ、スーツ姿が増えている。

ひとつは昨日のリニヤ東海道新幹線の品川ー名古屋の認可、これも大きな変わり目だ。敦賀までの北陸新幹線とリニヤとの関係も視野に入れとく必要がある。東京ー名古屋ー大阪と結ぶリニヤ、三大都市圏へさらに集中化が進むのか。

世界経済も変わり目なのか。比較的好調だった米株式に対する投資家の強気の見方が後退し、ニューヨーク株式市場はダウ工業株平均が急落、これに引きづられるように日本の株式も急落。円も円安から一時的かもしれないが円高へ。原油も安くなっている。

ウクライナ問題からエボラ出血熱の感染拡大、「イスラム国」と不安の種を数えればきりがない。

昨日の党の全国幹事長会議で消費税増税の話が出たが、どうも日本経済がおかしくなっている。

内閣支持率の変わり目に関わってくるのか。内閣改造後、支持率5割台を回復していた安倍政権の女性新閣僚から、ここにきてカネの問題などが相次いで出ている。

松島みどり法相の「うちわ」配布問題に続き、小渕優子経産相は資金管理団体が親族の店に「品代」、今朝、小渕大臣辞意のニュースも飛び込んできた。女性閣僚起用は、第2次安倍改造内閣の目玉だっただけに影響は大きいだろう。

人生に三つの坂があると言う。登坂、下り坂、そして「まさか」だ。どんなに急であっても季節の移ろいには順序がある。でも人生や世の流れに順序はない。変わり目を注視したい。
【2014/10/18】 | ページトップ↑
異常気象とクマの出没件数
Date:2014-10-17(Fri)

県内のクマの出没件数は今年4月以降、9月末現在で326件に上る。4〜8月で2005年以降最多となったが、さらに9月に入り急増。ひと月で114件を数え、前年9月(11件)に比べ10倍超となった。敦賀でも今年4月に西浦での目撃情報があった。

理由は複数あるが異常気象もそのひとつだろう。専門家によると「里山の荒廃だけでなく地球温暖化による森林生態系そのものに深刻な変化がでている」と警鐘を鳴らしている。

クマと言えば、温暖化でホッキョクグマに絶滅の危機が増大しているのは知られる。北極の氷が減り、食料となるアザラシの捕獲が難しくなったためとか。

先日もアラスカ海岸に3万5千頭ものセイウチが押し寄せたとの報道。体力のない子どもだろうか。踏みつぶされたとみられる死骸も50頭ほど見つかったとか。生活拠点となる流氷が地球温暖化の影響で減少したためらしい。

セイウチは長時間泳ぐことができない。だから、餌探しや出産、休憩の際は海上の氷を利用する。その生活のよりどころの氷が失われたためとか。これも地球温暖化だ。

温暖化の影響は人間自身にも跳ね返っている。世界中で気象変動が激しい。広島では8月、猛烈な雨で大規模な土砂災害が起き、74人も亡くなった。

敦賀の笙の川の水位も昨年、特別警報と同時に最高を記録した。地球温暖化との関係は、誰もが体感している。

もう温暖化を見過ごすことはできない。遅まきながら、各国が温室効果ガスの削減目標を来年3月までに示すという。切り札とされた原子力発電の議論が棚上げ状態にあり、日本は取り残されている。

太陽光など再生エネルギーと、安全を最優先に原子力発電の利用など、本気で議論すべき時期ではないか。
【2014/10/17】 | ページトップ↑
福井県の最低賃金時給716円
Date:2014-10-16(Thr)

地方創生の基本理念や国と地方の役割分担などを定めた「まち・ひと・しごと創生法案」が衆院で審議入りした。

民主党の渡辺周議員は「理念法で具体策がない」と法案を批判したが、法案はそもそも、具体的な人口減対策や地域振興策でなく、その進め方の大枠を定めるもので、地方の自律性と覚悟を求めている。私はそれでいいと思っている。それほど地方は深刻な状況だ。

先日、福井県立大経済学部の服部茂幸教授が岩波新書から「アベノミクスの終焉」を発刊した。

いわゆる「三本の矢」の現時点での効果について、物価上昇率や実質賃金、貿易収支、GDPなどのデータを用いて検証。「終焉」とはいささか大げさだが、アベノミクスを正当化する見方への注意を喚起している。地方への波及と言うが、今、日本全体が難しくなり始めている。

ところで、福井県の企業が従業員に支払う時給の下限、最低賃金が今月4日、時給716円に改定した。この改定の意味は大きい。今や働く人の4割近くを占めるパートやアルバイトなど非正規労働者の生活に大きく影響するだけに、労働者の最低限の生活を保障する安全網、それでも確実に格差は広がっている。
 
敦賀駅前のハローワーク敦賀で求人情報を検索できるパソコンコーナーでは、毎日、職を求める人たちが画面に向かっている。大学に行っても敦賀に帰って来れない卒業生も多い。

この敦賀市でも10年前に比べたら非正規、臨時の労働者は確実に増え、3-11で雇用情勢から確実に転出者が増えている。この3年で急速に人口減少に敦賀市も現実化してきた。

最低賃金の時給716円で、1日8時間、月20日働いても月給は11万5千円足らず。一方で、4月からの消費税増税、電気代やガソリン代などの増加で、足元の消費者物価は上昇を続けている。 

景気とはまさに「気」分で変わる。このところの株価、為替も悲観的な見方が台頭している。足もとしっかり見つめ、他力本願でない、敦賀市の生き方を模索するしかないとも感じている。
【2014/10/16】 | ページトップ↑
東浦の死亡事故が教える道路事情
Date:2014-10-15(Wed)

今朝は寒さで目が覚めた。昨日は台風の余波と北風により越前海岸で岩場に打ち寄せる波が白く泡立つ「波の花」が見られたとか。冬の風物詩「波の花」は、波が砕けるときの気泡が集まり、白い花となる。

波が高く、寒さが厳しくなった日に特別多い。偶然にも見たことがあるが感動ものだ。 
越前海岸と言えば、13日午後、国道8号線の赤崎で大型トラックと軽乗用車が正面衝突する事故があり、軽乗用車の助手席に乗っていた58歳の女性が死亡し、61歳の男性も意識不明の重体とか。現場は片側1車線の急カーブで、警察によると、トラックがセンターラインをはみ出したとか。

国道8号線は、新潟から日本海沿いに北陸地方を縦断して滋賀・京都に至る幹線国道であり、かつての北陸道。日本海側の大動脈、夜間のトラック量も多い。リアス式の越前海岸は、ことのほか急カーブが多い。

新潟県 - 滋賀県にかけて北陸自動車道と並走し、敦賀市内はもとより各地域でバイパスが造られ、片側1車線の急カーブなど道路事情はずいぶんと改善されてきた。

ところが、高速道路や国道365号線と並走するためか、この赤崎の急カーブも含め前々から事故の危険性が指摘され、なぜか、改善が遅れた箇所でもある。

夜中、私もトラックのオーバーランで命拾いの経験を持つ。自転車で一度、武生まで行ったが、登りのしんどさよりも 車の怖さを感じた道路でもある。それ以来、もっぱら国道365号線を通ることにしている。

東浦の国道8号線は、幹線道路と同時に市民の生活道路でもある。積雪時のトラックの横転などによる大渋滞や閉鎖もあり、国への重要要望として何度もあげられ実現していない。

敦賀市内の幹線道路である国道8号線、27号線、161号線、365号線とずいぶんと改善されてきたが、東浦、愛発などの残る危険箇所の改善の必要性を今回の事故は教えている。


【2014/10/15】 | ページトップ↑
今年は大きなイベントがいずれも大雨洪水警報がらみ
Date:2014-10-14(Tue)

昨日は台風19号の影響を気にしながら「敦賀みなとフェア2014」がフェリーターミナルで、はじめて開催された。

フェリーの公開も中止され、観客がどのくらいか、気になったが、そこそこ。海洋少年団として参加したが、工夫によっては港町つるがならではのイベントにもなりそうだ。ただ、午後3時ごろに大雨、洪水、波浪、暴風の各警報が四連発。5時終了予定が午後4時に後始末となった。

夜は雨が強くなると、やっぱり気になるのが笙の川の水位、午後11時に台風最接近と同時に氾濫注意水位1、7メートルを超えた。ただ、これも台風が遠ざかると同時に下降へ。

台風と言えば、メールで、「とにかく、やれてよかった」と長崎からの通信。台風19号の影響で、中止も選択肢に入っていた「長崎がんばらんば国体」の総合開会式から各競技。

各地の国体は、オープニングプログラム、式典前演技の出演者らの中には、何年も前から準備する。幼児から高齢者、そして障害者も参加の市民国体。

敦賀市も4年後、「福井しあわせ元気国体2018」の舞台となる。国体の総合開会式はずっと、屋外で実施されてきた。台風の影響で史上初の中止や屋内開催も考えたとか。台風の速度が遅くなって、小雨の決行となった。これも長崎県民の思いが届いたのか。

今日からは台風一過の爽やかな秋空の下での実施が、これもよかった。それにしても10月に2度も大型台風の日本縦断。東京オリンピックの開催の日は、過去の気象記録で必ず晴れと予想、その10月が。これも地球温暖化か。

今年は7月の舞鶴若狭自動車道の開通式、敦賀港カッターレース、8月のとうろう流しと大花火大会、9月の気比さん祭りと、どれもイベントが大雨洪水警報がらみ。どこかおかしい。

【2014/10/14】 | ページトップ↑
スーパー台風と避難勧告
Date:2014-10-13(Mon)

明日はようやくいっていいほど、待たされた台風19号のお出まし。

地球温暖化が原因とされる異常気象が世界各地で頻発し、干ばつなどと並んで「スーパー台風」の脅威が現実味を帯びてきた。

衰えたと言えど風速45メートル以上に達する台風。気象庁は風速54メートル以上を「猛烈な」台風としているが、耳にタコができすぎる聞かされると、どうもマヒしている。

いずれにしても甚大な被害が予想される。南の海上を北に進みようやく東に進路を変えた。

衛星写真を見れば、くっきりとした台風の目の周囲には巨大な雲海が渦を巻いている。宮崎県も避難勧告を出した。

先日の台風18号で避難勧告などの情報発信が遅れた地域もある。ピークを過ぎての避難勧告では用をなさない「後の祭り」とならない適切な判断が自治体に要求される。

敦賀市もこの避難勧告を出したのは昨年で2回目。まだ試行錯誤状態ではないか。それでも安全側に適切に出していると思う。

どれほど防災情報が整備されても最終的には人間の判断力がものを言う。今回も適切な判断を願いたい。

昔の人は、野原に茂る草を吹き分ける暴風のことを「野分[のわき]」と呼んだらしい。風情のある言葉で季語にもなっているらしい。

それが、今ではスーパー台風、米国の報道にもなったほど、今年一番、それも世界一、衰えたと言えど、明日は日本縦断。備えあれば憂いなし。被害の少ないことを祈る。


【2014/10/13】 | ページトップ↑
台風19号(スズメバチ)と「タイムライン」
Date:2014-10-12(Sun)

昨日から三連休。早々と取り止めた行事も県内で多い。準備の関係でやむ得ない。ところが、台風19号の進路が遅く、週明けがこの福井にせっきんとか。この台風の命名はタイで日本語訳が「スズメバチ」。世界で今年、発生した台風で最大とか。

「スズメバチ」の対処法は、じっとする、威嚇されたら離れるなど、いくつかある。名前はいいとして、備える以外最善はない。

ところで、福井豪雨から10年にあわせ、昨日、福井市で地域の防災力をテーマにしたシンポジウムが開かれた。

このなかで京都大学防災研究所の角哲也教授は「近年は日本海の海水の温度が上がって水蒸気が発生しやすくなり、雨雲が発達することが多くなっている。次の福井豪雨が目前に迫っていると思って対策を急ぐ必要がある」と警告。

この警告は、最近の雨の発生を考えると納得だ。過去の経験則でははかりしれない。

また、災害の発生を見越して行政や住民の対応を時系列で決めておく「タイムライン」という取り組み、具体的には、災害時に対処すべき事項を広域的に各組織が連携して綿密な計画を策定すること。

もう少し詳しく説明すると「タイムライン」とは、事前にある程度被害の発生が見通せるリスクについて、被害の発生を前提に時間軸に沿った防災行動を策定しておくことである。

実践例としては、タイムライン先進国である米国では2012年のハリケーン・サンディ発生時に各地で多くの被害が出たが、ニュージャージー州等ではタイムラインに基づき対応した結果、被害を縮小することに成功した事例がある。
【2014/10/12】 | ページトップ↑
東京オリンピックから50年、敦賀市も人口減少という大きな節目。
Date:2014-10-11(Sat)

1964年、私は小学6年生。子供の目にも日本は動いている。成長していると感じた。

東海道新幹線が開通し、高速道路が出来、高度成長の真っ只中。四国でもホテルの開業も相次いだ。激動の中心に東京オリンピックがあった。昨日10日は開幕から50年。人口も増加の局面。敦賀市も日本原子力発電が浦底に土地を有して、原子力発電と共に50年。人口も5万人から6万人へ。そして7万人直前までかけ上がった。

50年たって、日本は人口減少社会へ。成長から成熟へ。拡大から縮小へ。全国でも、人口減少への対策が全国で進められる中、敦賀市は10日、人口減少対策推進本部を設置し、子育て支援の充実など本格的な対策に乗り出す。

昨日10日、市議会の説明会で副市長を本部長とする人口減少対策推進本部が設置と。

敦賀市では平成22年以降、死亡者数が出生数を上回り、原子力発電所の長期停止の影響などで人口は平成17年を境に減少傾向に転じていると説明。

その上で、人口減少に歯止めをかけるため平成32年の市の人口目標を敦賀原発3・4号機の建設の見通しが立たないことなども考慮していまよりも1500人ほど少ない6万6300人とし、産業振興や子育て支援などの充実に取り組んでいくこと。

一方、市は敦賀1号機の廃炉もあり、今後、財政が一段と厳しくなるため、現在行っている行政サービスを見直すというより、どう維持するか。

これに対し議員からは、人口減少への対策は行政だけでは解決できないため、民間企業と協力するなど官民一体で進めるべきだといった指摘もあった。私も人口減少に伴う行政運営も大事であり、税収減を現実のものとして受け止め、そのあり方を具体的に検討を深める必要がある。

敦賀市は、早ければ11月、対策本部の会議を開き、具体的な計画を策定するに乗り出す。東京オリンピックから50年、敦賀市も原子力発電の再稼働、本格着工となればとなるのと滞るのと幅広い選択肢があるだけに、難しい時代を迎えている。

【2014/10/11】 | ページトップ↑
強盗事件と下校時間
Date:2014-10-10(Fri)

8日未明に清水町で強盗事件が発生した。中央町のコンビニ強盗事件も未明の犯行。この時間は特に気をつけたい。警察に聞くと人通りも少なくもっとも襲いやすい時間帯とか。

ところで、強盗事件もさることながら全国的に子どもの連れ去り事件が後を絶たない。それも今年に入って相模原市、札幌市、倉敷市で小学生女児が相次いで行方不明になった。

13歳未満が被害に遭った昨年の94件のうち、発生時間が明らかな62件で見ると、下校時間帯に当たる午後2~6時にほぼ半数の29件が集中している。

発生場所では、道路上が最多の28件で、マンションの敷地内など共同住宅25件、駐車・駐輪場が8件、公園が7件などだった。 

危険が潜んでいるのは、子どもたちにとって日中の、しかも身近な場所であることが浮き彫りになっている。ちょっとした隙をつき、子どもらに迫る卑劣で巧妙な犯罪者の姿が浮かび上がる。 

どう防ぐか。学校や警察は「見知らぬ人について行かない」と指導しているが、家庭の役割が大きいのは言うまでもない。子どもは成長に従って行動範囲が広がる。保護者は子どもと一緒に登下校時のルートや遊び場などを確認し、注意を促しておくことが大切だろう。 

地域の「見守り隊」こと、「地域の目」の存在も大きい。朝の通学時は、ほとんど発生しないとか。家庭や地域による取り組みは進んできたが、改善すべき点はないか、見直しも欠かせない。
【2014/10/10】 | ページトップ↑
ノーベル賞万歳!
Date:2014-10-09(Thr)

昨日はまさにノーベル賞万歳だ。敦賀市内の公共施設、道路とLEDは多く使われるようになった。もう日常化している。

照明や信号機、パソコンにスマートフォ。今や私たちの生活に欠かせない発光ダイオード(LED)だ。

記者会見を聞いても「なるほど」と納得するばかりだ。光の3原色のうち赤色と緑色は開発されても、青色は長らく実現困難とされた夢の技術だった。

赤崎さんは、名古屋大研究室から新設間もない松下電器産業東京研究所に赴任し、松下幸之助さんの「ほな、やってみなはれ」のひと言がきっかけになったとか。

試行錯誤の末に青色LEDを作り出したのは、それから25年もたっていた。昭和から平成に変わった節目の年。

「目に沁みるようなコバルトブルーの光」と昨日も語っていた。

今や青色LED関連の製品は幅広い分野で使われている。英語の「タフ」という言葉には、「強い、丈夫」というほかに「困難な」の意味もある。それほどタフな材料として多くの科学者が敬遠した「窒化ガリウム」にこだわり続けた結果の大成果。

ひと筋の光を求めて闇の中を諦めず、一歩ずつ歩んできたからこその栄誉。まさに感動ものだ。

この後の文学賞も期待できそう。楽しみだ。
【2014/10/09】 | ページトップ↑
創造的過疎
Date:2014-10-08(Wed)

最近の敦賀市の人口減少の要因に転出者が転入者を上回ることがあげられる。3月、4月の高校生の転出者も多い。全国の10万人以下の小規模都市の大半がこれだ。それも10代、20代の若者も多い。町になるとなおさら減少率は高い。

端的に言えば、雇用がないからだ。原子力発電所の長期停止が敦賀市にはっきりとその雇用の減少と人口減少の関係を裏付けた。克服は至難のわざと諦めることもない。はや道は原子力発電所の再稼働だ。その他にもヒントはある。

徳島県神山町。徳島市から車で40分ほどのところにある人口約6千人、面積の8割以上を山林が占める典型的な中山間地域だ。都会からの移住者が多く、2011年度は139人の転出者に対して151人が転入し、1955年の町制施行以来初めて転入が上回った。

その最大の要因に「グリーンバレー」というNPO法人にある。グリーンバレーが、芸術家に町に滞在して作品を制作してもらう活動を展開すると、移住する作家が現れた。さらに、町の暮らしぶりを紹介するウェブサイトを立ち上げると、移住希望が多く寄せられた。

それを先着順や抽選ではなく「逆指名」で受け入れている。定年退職して田舎でのんびりしたいという人より、子育て中の若者夫婦や同町に移住してもできる仕事を持つ人を優先する。 

過疎地の人口減少は避けられないので、数ではなく内容を重視しようという、「創造的過疎」と表現する考え方に基づく。グリーンバレーの行動指針は「できない理由より、できる方法を」だ。

若者や多様な職種の人々を受け入れて、持続可能な地域をつくるというもの。 

安倍政権は、人口減少の克服や地域経済の活性化を目指す「地方創生」に力を入れている。地域に合った活性化策をつくり出すこと、これが重要だ。
【2014/10/08】 | ページトップ↑
バブルの頃のリゾート法と一億円ふるさと創成事業
Date:201410-07(Tue)

昔、敦賀と韓国の東海市との間にフェリーの構想があった。フェリーの中でカジノと言った話まであった。採算性の問題でいつとはなしに消えた。敦賀でも水面下で場外での馬券、ボートなど売り場の話はときたま出る。税収増というメリットがあるものの、治安などのデメリットがつきまとう。

ところで、バブル以前、30年前、総合保養地域整備法、通称リゾート法が制定された。地域振興を目的に全国で40カ所以上が認定を受けた。だが、バブル崩壊もあり、多くの計画は頓挫、縮小の憂き目に遭う。有名なところで宮崎のシーガイア、長崎のハウステンボスなど当初の経営主体の破綻も相次ぎ、各地に傷痕を残した。

もうひとつは、バブルの天下の愚策とされるが、一方で貴重な遺産を残した例もある。竹下登内閣が四半世紀前に行った「ふるさと創生事業」だ。人口にかかわらず全国の市町村に一律1億円を配った。素晴らしいバブル期ならではの派手なばらまきだった。

福井県では、福井市「彫刻のある街づくり事業」,敦賀市「CATV事業」,勝山市「恐竜のまち事業」など。今でもその遺産はのこる。

現在、安倍首相が意欲を見せる統合型リゾート実現に向け、整備推進法案が今国会で本格審議入りする。成長戦略の目玉政策でもある。

カジノを核に、劇場、物販・飲食店などの施設整備を図る。マカオをはじめ、シンガポール、韓国、フィリピンと競争も激しい。有望な事業だが、東京、大阪の大都市の構想。地方と言っても沖縄、程度だろう。

一方、このカジノは治安悪化や青少年への影響など、カジノの「負の側面」への対応も欠かせない。

さらに、安部首相は、人口減少や超高齢化する地方の活性化を目指す「地方創生」。新たな交付金も考えているとか。バブルとは全く違う時代、交付金もあてにできない。書きながら本当に難しい時代と思う。 どんな「創生」を考えるか。
【2014/10/07】 | ページトップ↑
岡本太郎とサンマ
Date:2014-10-06(Mon)

今日、台風が最接近。何事もないことを祈るがー。ところで、台風の強風とは違うが、佐藤春夫の「あわれ秋風よ」で始まり、「サンマ苦いか、しょっぱいか」と歌ったのは大正時代のことだ。時の経済情勢にも左右される漁模様を思い食せば、平成のサンマもほろ苦い。今日は台風一過まで、おとなしく熱燗とサンマとー。 

この時期、サンマが安い。スーパーでの100円台はつい手が出る。初物を食べて笑うと寿命が延びる、あるいは福が来ると言う。脂のたっぷり乗ったサンマは、炊きたての新米や熱燗とも合う。私の大好物でもある。

初物でなくても苦味も含め、味わうたびに笑みがこぼれるうまさである。サンマが出るとあん摩が引っ込む、と言うことわざがある。

タンパク質やビタミン類など栄養素が豊富で、病を遠ざけるというほどの意味だ。

近年は温暖化による海水温上昇の影響などで漁場の形成が不安定という。昨年は北海道沖からの南下が遅れ、記録的な不漁だった。漁船の燃油高騰を受けて、休漁に追い込まれた年もある。円安が進むが燃料の高騰で今年は漁船がでないという話はない。

これは時候だが、このサンマを大阪万博のおり、友人とサンマを大阪駅の地下街で食べた。二十歳にもならない頃だったが、はじめての居酒屋で、日本酒とサンマがこれほどうまいと思ったことはない。その折、酒がこれほどまわるとも知った。

その大阪万博の「太陽の塔」は鮮烈だった。その岡本太郎の陶芸作品を展示する企画展が越前町陶芸館で開かれている。

岡本さんが陶芸作品を宮崎村こと、今の越前町で制作したことはあまり知られていない。岡本さんの「幻術は爆発だ」の言葉は有名だが、庶民の味覚のサンマと、前衛的な岡本太郎の作品のギャップは、私にはほろ苦く思い出深い。

【2014/10/06】 | ページトップ↑
敦賀の舟溜り地区界隈の再生
Date:2014-10-05(Sun)

先週、勝山の老舗酒蔵、「一本義」久保本店で3日、新酒の仕込みが始まった。一升瓶に換算して約60万本分を仕込む。初搾りは今月23日を予定とか。そろそろ日本酒のおいしい季節だ。

一本義久保本店の創業は明治35年(1902年)。福井県で最も大きな蔵に成長。敦賀での一本義は敦賀のシェアが高く、東京でも飲めるナショナルブランドになっている。

その創業よりもさらにさらに古く、敦賀に芭蕉が訪れる以前の寛永元年(1624年)敦賀にて創業した「敦賀酒造」がある。古文書から酒樽、歴史的な木造建築物である敦賀酒造の酒蔵等、見学したことがあるが、敦賀の隠れた最大の文化遺産でもある。

民間事業者による飲食と物販からなる集客施設として再整備し、舟溜り地区界隈の賑わいを創出との計画は頓挫したままである。どうこの遺産を後世につなぐか、粘り強く敦賀の賑わい創出と共に考えることが大事と思う。

ところで、先週の産経新聞を引用すると、帝国データバンク福井支店が発表した創業100年以上の県内「長寿企業」は481社。全企業数に占める割合(輩出率)は3・21%で、都道府県別では第6位。 

全国上位には福井のほか、山形、島根など日本海側地域が多い。江戸時代に北前船の寄港地として商業が盛んだったためとの分析。敦賀も北前船が栄えた頃と敦賀酒造の創業と時代はあう。

ちなみに、今年創業100年となる企業は、三谷商事(福井市)、加工糸製造の真名川(大野市)、若狭建設工業(小浜市)、マルカワみそ(越前市)など有名な県内企業が並ぶ。

コンビニエンスストアの大津屋(福井市)は造酒屋発祥で、時代とともに業態を変化させながら現在に至っているとか。なかでも清酒製造が23社でトップ。

大きな戦争や災害を乗り越えて長く企業活動を続けることは容易ではない。話は飛びが、ダウィーンの進化論のテーマは大きくなることではなく「変化」だ。変化することで「種の保存」ができる。いずれにしても、社会の変化を恐れず、次なる挑戦をすることが大事と思うがどうだろうか。

【2014/10/05】 | ページトップ↑
人口減少の自治体運営の難しさ
Date:2014-10-04(Sat)

国も県も敦賀市も急に人口問題に取り組むようになった。

日本の人口が1億人を超えたのは1967年。高度経済成長の下で順調に増え続けたが、2008年をピークに微減、微増を経て11年から減少が続いている。急速な人口減少と並行して進む高齢化。

深刻さをより実感させたのは、5月に日本創生会議が提示した全国自治体の2040年人口推計である。この影響は大きかった。

今のような地方から大都市圏への人口流出が続けば、20~39歳の女性が5割以下に減る「消滅可能性都市」が続出。その市区町村は900近くに上る-という予測。

敦賀市は消滅可能性都市にはかろうじて入らないが、4割りは超える。嶺南の敦賀から以西はいずれも消滅可能性都市。ただ、

住民がゼロになるわけではないが、行政サービスは困難になる。地方の衰退は日本全体の衰退につながる。

安倍首相が「地方創生」と「女性が輝く社会」を主要テーマと位置付ける臨時国会が召集された。二つの課題が少子化と人口減少対策の柱であることは間違いない。

今週も国会で「もはや時間の猶予はない」と危機感を示し、地方対策を明確に打ち出した意義はある。が、当面の施策をさまざま挙げるだけでは地方の将来像は見えてこない。

書きながら思うのは、この問題、急に発生したものではない。日本独特の「みんなで渡れば怖くない」ではないが、わたる先がほんとに見えて来ない。「人口病」が全国で徘徊しているようにも感じる。

一方、横ばいを続けた敦賀市も福島の事故以降、年間300名を超える人口減少が続き、6万8千人を切った。県も敦賀市も含め、競い合うように県内各市も対策本部を設置したが、まさしく都市間競争で、コップのなかの奪い合いとも言える。

悲観的に語ったが、現実と受け止め、人口減少に合う行政運営を真剣に考えるときでもある。その経験がないだけに自治体経営は、これからが難しい。
【2014/10/04】 | ページトップ↑
原子力規制委員会の正常化
Date:2014-10-03(Fri)

先月22日、有馬議長は、河瀬市長、有馬商工会議所会頭と共に、原子力規制委員会に対し、敦賀発電所の敷地内破砕帯評価に関する意見書を提出した。

内容は、敦賀市としては、これまで7度にもわたり意見書を提出し、国内外を問わず、多くの専門家を審議に参加させることなど、審議の在り方を改善するよう求めたが、これらの意見が取り入れられることなく、5人の有識者のみで再び判断がなされようとしていることに、議会が危機感をもってに再要請だ。

ところで、原子力規制委員会(田中俊一委員長)の委員5人のうち、2人が先月19日に交代した。退任したのは島崎邦彦、大島賢三の両氏で、代わって田中知、石渡明の両氏が新たに就任。委員交代が敦賀を含む原子力施設の審査に影響するのかどうか、不透明だが、正常な公平、公正な議論を期待したい。 

田中氏は核燃料サイクルが専門で、東京大教授から就任した。六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場などサイクル施設を主に担務する。これまで担務した更田豊志委員は再稼働の審査、福島の事故の後処理なども担っており、業務が過重だった。

田中氏と分担することで、サイクルだけでなく原子力発電を含む審査全体がスムーズに進展するとの見方もある。 

かつて原子力学会の会長を務め、事故後も原子力発電の利用に積極的な姿勢を見せてきた田中氏だけに、今後の運営に期待したい。

一方、石渡氏は島崎氏を引き継ぎ、断層の活動性評価など地震対策を主に担う。地質学が専門で東北大教授から就任した。 

前任の島崎氏は断層評価を極端な閉鎖的な姿勢で臨み、その象徴的なのは、敦賀2号機の判断であり、今日の状況を作り上げてきた。ほかの原子力発電所の審査でも地震対策が最大のハードルとなった。

それだけに、石渡氏が座長を務める調査会合で、ある程度は今後の議論の方向性が見えてくると推察する。敦賀市や敦賀市議会の意見書の要請に基づいて、真っ当な納得のいく、幅広い科学的な議論を期待したい。
【2014/10/03】 | ページトップ↑
高齢者福祉と公民館活動
Date:2014-10-02(Thr)

どこの市にも高齢者福祉を対象とする学習の場がある。敦賀市は「いきいき大学」と称して活動を行っている。その卒業生を対象に大学院まである。

ただ、その拠点であった敦賀短大から看護大学への移行があり、大学院が一時、休止の動きがあったが、どうしても学びたいとの意識も強く企画、運営の一部を市民が行うからと継続が決まった。

敦賀市も団塊の世代も65歳を超え、仕事に区切りを迎え地域に目をむける方も増える。団塊の世代は人口動態の中でもっとも多い塊だ。高齢者福祉から生涯学習へと、健康な高齢者は新たな拠点を求める。民間のスポーツジムに通う団塊の世代も多い。

敦賀市は9の公民館がある。文化の秋は、発表会や展覧会、イベントが多い。公民館とは、市が地域に設置している住民の学習、交流の拠点だ。

だが、時代の変化の中で課題も多い。公民館長も民間から選任して十年を超える。これからの地域の在り方、住民の暮らしに合った公民館が必要だ。公民館を趣味、教養の講座やサークル活動の場、健康づくりなど、地域づくりの拠点となる。

講座もあるが、いわば「貸し館」に終始している公民館もある。今後、敦賀市の財政も厳しい。財政効率化の観点から公民館運営に指定管理者制度を導入した市町村もある。公民館を含めたコミュニティー施設の配置見直し、統廃合方針を示した市もある。教育委員会から市長部局に所管を移した市もある。

一方、地域の中にあって学びの場であるとともに、人と人がつながる、公民館の役割があらためて見直されている。多くの住民が公民館に日ごろから足を運ぶことが、住民同士のコミュニケーションを生む。

趣味などで交流するだけでなく、健康管理も含め、地域の課題をともに学び、考えることが大切である。鍵となるのが公民館職員の力量と、市民と直接向かい合う職員育成の場でもある。また、活動の中心となる住民が人材として団塊の世代が加わることにより、地域としてみると豊富だ。これからの高齢者福祉と公民館活動をあらためて考えたい。

 
【2014/10/02】 | ページトップ↑
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