年度末の開花と生活苦
Date:2015-03-31(Tue)

本当の年度末。役所では定年で役所を去る日でもある。一方、桜前線が駆け足で北上している。数日来の陽気で東京は満開を迎えた。

敦賀もちらほら、桜の季節を迎える。大勢の花見客でにぎわう上野公園の様子をテレビで見ると、やはり季節感のズレを感じる。

残雪が少なくなった野坂山、これも数日で消えるだろう。桜の名所は県内各地、金ヶ崎、足羽山を始め、ほとんどがつぼみ、今日は、この暖かさでそれが開花に。何よりも今日は敦賀気比の準決勝戦、今日勝てば真っ先に満開気分となる。これほど春も告げる高校野球もいい。

ところで、敦賀市の清掃センターに務める職員が廃棄物を処理する際の手数料の一部を着服との報道。30日付けで懲戒免職の処分となった。

市の聞き取り調査に対し、職員は「生活費に困ってやった」とか。着服は、けっして許されるものではない。背景に生活苦がある。

年度末もあり、借金や生活費に悩む市民も多い。大学の入学試験に合格したものの、入学金の確保に奔走する保護者もいる。

年度末をもって「辞めてほしい」と職をたたれる高齢者もいる。原子力発電所の長期停止による敦賀市の経済の縮小は、高齢者、病気もち、障害者など、弱いものに、真っ先に襲ってくる。飲食店などサービス業も真っ先に影響を受ける。

この現実が人口減少にもつながる。どれほどの人口流出となったか、現実をしっかり受け止めておきたい。桜の開花と、浮かれていたいが、年度末、生活に苦しむ市民の多いことも忘れてはいけない。



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【2015/03/31】 | ページトップ↑
敦賀気比のベスト4進出と春の訪れ。
Date:2015-03-30(Mon)

花便りが敦賀に届き始めた。敦賀気比高校前の垂れ桜が花をつけているとか。

春を告げるように、センバツ高校野球、準々決勝の第2試合は、敦賀気比高校が静岡高校に4対3でサヨナラ勝ちし、去年夏の甲子園に続いて準決勝進出を決めた。感動的なのは試合運びだ。

同点のまま迎えた9回、敦賀気比はツーアウト1・2塁のチャンスで3番・林中勇輝選手がレフトの頭上を越えるタイムリーヒットを放ち、4対3でサヨナラ勝ったことだ。

明日が事実上の決勝戦ではないか。準決勝第1試合で大阪桐蔭高校と対戦。期待したいものだ。

私も後援会事務所を中央町の二夜の川沿いに開設した。事実上のプレーボールだ。けっしてプレーボーイではない。

冗談は別として、3月は別れと始まりの季節である。「2度目の新年」とも言われる4月からの新年度を前に、街も木々も準備万端。

今では正月よりも節目を実感する「年度」は、学校や社会に在って、知らず体に刻まれた別の時間軸。それでも明治以降の百数十年の話と思っていたら、西洋でははるか紀元前から、3月25日が「新年の始まり」だ。

イエス様がこの世に存在し始めたのは聖母マリアが大天使ガブリエルから受胎告知を受けた時だから、受胎告知の日(3月25日)を一年の始まりにしようという、たいそう立派な理論的根拠と高校時代の英語の教師から習った。

3月ことMARCHは行進、始まり。証拠に10月はoctober、octopusのタコの足8本、本来は8月と習った。

いずれにしても、始まりと別れの季節である。市役所斜め前のコーヒー店で朝、日曜日出勤する市役所幹部と会った。「机の身の回りを片付ける」とか。相談相手になってくれただけに寂しい瞬間だった。定年を迎える公務員にとってひとつの区切りでもある。

南北に長い日本列島約3千キロ。1月半ばの沖縄に始まる花の波は、5月には北海道に届く。その間、敦賀の開花時季は絶妙、敦賀気比の勝利と開化、決勝の季節でもある。

【2015/03/30】 | ページトップ↑
繰り返すように訪れる桜の季節と、市営住宅の現実
Date:2015-03-29(Sun)

昨日はポカポカ陽気。気温も20度を超えた。ヨーク見ると、桜がほころび始めている。

敦賀の開化の標準木とされた笙の川沿いの合同庁舎の桜、ソメイヨシノのつぼみがふくらみ、いまにも咲きそうな気配だ。

敦賀の測候所がなくなって、敦賀での開化予報はなくなったが、ほぼ福井市と同様。今月31日ごろとか。満開になるのは、平年より4日早い、4月5日と予想とか。ほぼ県議選挙の告示日とも合致する。

ところで、昨日のNHKの「マッサン」最終回もよかった。日本に帰化し、マッサンのウイスキー造りの夢を、労苦を共にして育んだ。エリーこと竹鶴「リタ」あってのマッサンだった。

英国グラスゴーの医師の長女として生まれた。今、読み返している「竜馬がゆく」の坂本龍馬のカップル、「お龍」も町医者の娘、負傷した龍馬の治療を兼ねて、夫婦で鹿児島の温泉地などに1カ月ほど逗留した。これが「日本初の新婚旅行」とも呼ばれ、時代を超えてのベストカップル。敦賀にもベストカップルは多い。

昨日もある市営住宅を訪れると、奥さんの祭壇に毎日、のりでくるんだ、おにぎりを供えている。そんな独り暮しの高齢者も多い。ほのぼのとしたベストカップルにも、独り暮しの現実と、さらに認知症と向き合う現実が、特に市営団地に多い。

市の依頼を受け、社会福祉協議会の職員や民生委員の地道な活動が続いている。

繰り返すように桜の季節を迎えるが、独り暮しが多くなってきた市営住宅、施設の老朽化と同時に高齢化という現実とも直面している。
【2015/03/29】 | ページトップ↑
敦賀気比ベスト8進出と統一地方選
Date:2015-03-28(Sat)

センバツ高校野球、敦賀気比高校は、2回戦で優勝候補の一角にあげられた宮城の仙台育英高校を接戦のすえ破り、2年ぶりのベストエイト進出。投手戦、ピッチャーが双方ともよく、キリリとしまったいい試合だった。

ところで、4年ぶりの統一地方選。まずは知事選が告示された。激戦とは縁遠い情勢に有権者の関心もいまひとつなのだが、地域の行く末を考える選挙にしたい。

前回知事選は東日本大震災の直後だった。あれから4年、東北の復興はまだ道半ばなのに加え、昨日も福井県も15年連続の人口減少。敦賀市も福島の事故の影響を受けて、地域にとって重要な時期に直面しているといって過言ではないだろう。

昨日の嶺南の首長が一同にそろう嶺南広域行政組合議会があった。嶺南地域全体、共通する課題は人口減少、少子高齢化。

全国の自治体にとって、「地方消滅」という危機感にあおられ、「地方創生」という新しい宿題に向き合っているというのが現実だ。

下りのエスカレーターを必死で駆け上がっているようにも見える。小浜線にもラッピング列車を走らせる。

ただ、全国的に、商品券や旅行券、ゆるキャラ、着ぐるみだけで地域の付加価値は高まらない。横並びで手を挙げて流行に相乗りしたり、一巡すれば終わるだけの施策では地方の活力は取り戻せない。

これは国の責任ではなく、国、県だけに頼っても、しかたがないとも感じている。いずれにしても、敦賀気比の元気、ベストエイト進出は、昨年夏に続く久しぶりの朗報だ。
【2015/03/28】 | ページトップ↑
「今いるところで、今持っているもので、できることをやりなさい」(セオズド ルーズベルト)
Date:2015-03-27(Fri)

先月23日の敦賀市の原子力懇談会で、ある委員会から「意図的に時間だけを過ぎさせ、事業者の存亡と共存してきた敦賀市の経済の衰退を引き起こした責任は大きい」との発言があった。

福島の事故から4年、さらに原子力規制委員会は、発足してから2年半。この2年間の人口減少、税収減と敦賀市を取り巻く環境の厳しさが市民生活まで影響している。この3月末での人口減少はどの程度か、注意しておきたい。

全国の自治体や議会が抱える「多重苦」、人口減少と税収減。その速度が敦賀市は速いということだ。

知事選が始まった。地域ごとにそれぞれ争点はあろうが、福井県も敦賀市も、国との関係を抜きに考えられない。特に原子力政策に翻弄されてきたことは現実だ。

政府の「地方創生」、地域の個性の尊重がうたい文句だが、「目新しさはない」と批判もある。

民間研究機関が指摘した「消滅可能性都市」に、平成の大合併での自治体が多く含まれる。嶺南で言えば、若狭町、おおい町も例外ではない。

国の合併政策の検証も、しっかり行う必要もあろう。先細りになれば国を頼りたくなるが、従えば安心できる時代ではない。原子力政策も同じだ。

極端にふれた原子力政策、民主党政権時代の菅直人首相の浜岡発電所の停止に始まり、いまだに全国の原子力発電所は止まったままだ。

40年規制も科学的というより、政治的意図、情緒的意図で決めた。政権の座を追われ、自分の党ながら、いまだに立ち直れない要因がここにもあると思っている。

安全は何よりも優先することにかわりないが、これを逆手にとって権力と権限をもつ集団、原子力規制委員会ほど、始末におえない。敦賀市の意見を無視し続けた、透明性と説明責任と言うが、まったく感じられない。

ただ、現実も見ておかなければならない。米国のセオドア・ルーズベルト元大統領の言葉に「今いるところで、今持っているもので、できることをやりなさい」と。選挙戦開始にあたって、他力本願でいけないことも現実だ。
【2015/03/27】 | ページトップ↑
原子力規制委員会の透明性という活動原則に反しており、委員会のあり方について速やかな見直しが必要ではないか!
Date:2015-03-26(Thr)

昨日の原子力規制委員会、敦賀と東通の原子力発電所の破砕帯を十分に審議せずに結論を出すという、独立した委員会が独善的な暴挙に出たといっていいだろう。

安全な何よりも優先するということを逆手にとって、原子力規制委員会の調査や会合は不可解、不可思議な運営といってもいいだろう。

敦賀の河瀬一治市長は「12月の会合で有識者から異論や反論を含め、数多くの意見が出されたにも関わらず、その後、公の会合での議論を経ずにいきなり規制委員会に報告されたことは理解しがたい。

今回の対応は規制委員会の透明で開かれた組織という活動原則に反しており、委員会のあり方について速やかな見直しが必要ではないか」と。このコメントがすべてを言い表している。

原電の「重大かつ明白に信義則と適正手続に反するものであり、当然無効である」というのも当然だ。

調査に当たった専門家調査団とは別の専門家が昨年12月のピアレビュー(検証会合)で出し、「科学的な点から評価に問題がある」との疑問を呈した。

2年以上にわたり計12回開かれた会合でも、規制委側の一方的な対応が何度も見られた。原電が新しいデータを出そうとしても「いつまでたっても終わらない」と資料をはねつける場面もあった。

今月5日には、原電が評価書案に63カ所の誤りがあるとして質問状を提出しても、規制委側は「検討する」と応じたが、回答のないまま、まさに強行裁決とも言える、報告で打ち切った。

昨日の記者会見に応じた規制委の石渡明委員は「抗議が出ていることは承知している。事業者からの情報は十分考慮し、決して無視したというわけではない」と弁明したが、無視以外の何者でもない。

東北の東通りでも同じような結論の出しかただ。科学的と言うよりも政治的な判断ではないか。この規制委員会の対応は、事業者はもちろん、どれほど敦賀市民を苦しめているのか、 独善の霞が関の役人、学者の論理が、そんな、思いがする。
【2015/03/26】 | ページトップ↑
敦賀半島、西浦の二つの小学校休校、それでも前をむいて進もう!
Date:2015-03-25(Wed)

春は卒業、進学や就職、人事異動の季節。願いがかなった人の一方で順風満帆とはいかず不本意な人もいる。選挙も、その人の人生を変える。

不遇な時期が後々豊かな実りをもたらすこともある。焦らず腐らず、それぞれの道を前に進みたい。

ところで、敦賀半島にある2つの小学校、西浦小学校と常宮小学校で、昨日、休校式が行われた。同日、美浜町側の菅浜小学校も閉校式を迎えた。

少子化の波はきつかった。複式授業になろうとも「絶対に残すべき」と主張した市議もいた。敦賀の西浦から市議がいなくなって4年。

平成25年度から複式学級の児童の転校を認めていて、休校になる2つの小学校では新入生を含む全員がおよそ460人が学ぶ学校への転校を希望したため休校が決まった。

西浦では、少子高齢化が進み、原子力発電所の長期停止などで閉じる民宿もあった。

最も児童が少ない西浦小学校の休校式には、先週、卒業式を終えた6年生を含む9人の児童や地元の住民などおよそ60人が参加。まず地元に伝わる「西浦太鼓」の演目。運動会に欠かせない演目だった。

西浦小中学校、54年間の歩みに区切りをつけた。浦底湾と水島が見える食堂は市内でもっとも、贅沢なものだった。

福島の事故から4年、2つの小学校の校舎は、放射性物質から住民を守る空調装置が設置された、災害時の避難所の役割をもつ避難場所と変わった。発電所も敦賀1号の廃炉が決まり、2号が破砕帯問題で悩み、3、4号の本格着工の目処もたっていない。

今、「竜馬がゆく」を読み返している。この中に登場する人物の一人、明治の政治家、陸奥宗光。

逆境を乗り越え事跡を残した一人。政府転覆の運動に加担した罪で山形監獄に収監され、不遇の時間を過ごした。

その不遇の獄中でも、英国の思想家ベンサムの大著を原書で読み進め、翻訳した。後に政界復帰し不平等条約改正などで活躍した素地は、この時作られたとも言われる。

今、暗い話の多い、敦賀半島、西浦だが、しっかり前をむいて進みたい。それが今の敦賀でもある。
【2015/03/25】 | ページトップ↑
明後日から知事選のはずだがーー。
Date::2015-03-24(Tue)
4年に一度の統一地方選。前半戦が知事選と県議選。後半は市長と市議。知事選を明後日に控え、後援会活動はほぼ終了となる。

私が語るのも変だが、これまでと違って、盛り上がりに欠ける選挙もめずらしい。

統一地方選挙は戦後の1947年から4年ごとに実施されたが、全国的には県議を別にして、半数もない。

町村に至っては、無投票が目立ってきた。美浜町、若狭町も例外ではない。この敦賀市も市議は、いまのところひとつか、二つオバー。ここ数年、政務活動費などをめぐり地方議会に対する風当たりは強い。市町村合併が進み、首長に比べて、県議、市議、町議の存在感もかすみがちだ。

こうしたことが新人の積極的な立候補をためらわせ、無投票区が増える一因ともなっている。昨夜も、議員定数の話を頂いた。「議員が多すぎる、すぐにでも減らすべきだ」 と。最近、共通する市民の声だ。ただ、西浦、東浦からの市議の候補者はいない。

市長選挙もかつてない新人同士の争い。普通であれば、あーだこーだと議論が巷でも展開されるはずが、評判のみが先行して政策的論争も少ない。かつて北陸新幹線に反対を唱えた候補も「決まったこと」と片付けて、論争になっていない。

国の原子力政策に翻弄され続ける敦賀市、人口減少、税収減や経済停滞の第一要因の原子力発電所の長期停止によるものだが、争点の本質を失った議論が続いている。

福井県は有効求人倍率は高いが、人口減少が続き、正規職員の減少傾向に歯止めがかかっていない。そういった停滞感が、政治の閉塞感が立候補希望者の少なさにも影響しているのか。

とはいっても、市議の候補予定者の新人も多い。私の新人時代も10人の新人が当選した。3分一が入れ替わった。今回は、市長が市議が入れ変わる敦賀市の転機でもある。

地方の時代が言われて久しい。県、市の構想力が問われる選挙でもある。地域の意見をくみ上げ、国へ県へつなぐ役割はますます重要になっている。かくいう私もしっかりしなければならない。評論家的になったこと、ご容赦願いたい。それぞれが、必死になる時期を迎えている。
【2015/03/24】 | ページトップ↑
敦賀気比の初戦とサクラ前線
Date:2015-03-23(Mon)

先週は、西日本や東日本を中心に最高気温が20度前後まで上がるなど、春本番を感じる暖かさになりました。このため、九州や四国地方ではピンク色のつぼみが見られるようになり、九州、四国、東海地方の早い所では今週末にも開花する見込みとか。

今週の前半は、寒気の影響で平年より気温が低くなる、確かに今朝は寒い。後半になると、気温は平年並みか高くなる見込とか。このため、北陸地方は平年より2日ほど早く、開花となる所もある見込みとか。本当に季節ははやい。

日本列島は南北に細長い。だが、それを実感する機会はそう多くはない。季節の変わり目、とりわけ今ごろの時期になると毎年、日本列島のど真ん中の敦賀でも距離をつい感じてしまう。
春は、冬の名残の寒気が行きつ戻りつした後でようやくやって来る。先週は天気予報で雪のマークを見たが、さすがに寒いが雨模様。冷たい雨も、体にはこたえる。

今朝、南の地方からはもうサクラの便りが届いた。気象庁が一昨日、全国のトップを切って鹿児島市と熊本市、名古屋市でソメイヨシノが開花したと発表した。

温暖な沖縄はどうかと調べると、1月中に開花している。しばらくは桜前線の北上を伝えるニュースを注視しながら、春を待ちわびる日々が続く。

何よりも「春はセンバツから」と、今朝4時に敦賀気比の応援バスが敦賀を出た。」という言葉がある。春の選抜高校野球大会だが、まさに「春はセンバツから」と、季節感を意識した絶妙なフレーズ。その甲子園から胸躍るような知らせを聞きたい。

甲子園周辺はちょうどサクラが咲くころか。サクラ前線が到達とあわせて、何度か朗報を届けてほしい。まずは初戦からだ。
【2015/03/23】 | ページトップ↑
敦賀の名が全国に届いた、感動する宣誓だった。
Date:2015-03-22(Sun)

昨日は、日差しの柔らかな「春」びより。市議の事務所開きも目にする。各地域で事務所がたち始めた。

「春」という漢字は地中に陽気がこもり、草木が生え出るさまを表す。木の芽が「張る」という意味もあるそうだ。

季節の歩みが少し早まったように感じる。昨日は昼夜の長さがほぼ同じ「春分」。日の丸国旗を掲げるお宅もある。

なによりも感動的なシーンがテレビから流れた。高校野球の宣誓で敦賀の名が全国に届いた。感動する宣誓だった。

「宣誓、高校野球の全国大会が始まって100年。戦争による中断や震災などいくつもの困難を乗り越えて今、多くの皆さんに支えられ大好きな野球ができることに感謝します。
(略)敦賀気比高等学校硬式野球部主将 篠原 涼 」

ジーンと来る言葉が並んだ。今までにない、堂々とした、歴史の重みを感じさせる宣誓。

今日から寒気が入るとか、暖気がせめぎ合い、人生も山あり谷あり、照る日、曇る日、嵐の日、いいときだけでもない。 

英国では「3月はライオンのようにやってきて子羊のように去る」とある。ライオンは怖いが過ぎ去ったときは、なんだとなる。

明日の気比の勝利も信じたい。
【2015/03/22】 | ページトップ↑
敦賀1号の廃炉と河瀬市政の終わり
Date:2015-03-21(Sat)

一昨日、議会の最終日。昨日は河瀬市長のグローバルビジョンの政経パーティー。3月も下旬となると選挙の動きが活発になる。

ところで、地球温暖化によって災害の規模や頻度が深刻化している。そんな危機感の共有が仙台市で開かれた国連防災世界会議の背景だ。

温暖化の懸念を裏付けるかのように、南太平洋の島国バヌアツを大型サイクロンが直撃。被害の全容が把握し切れない状況が続く。離島の通信網は遮断され、長期間、食糧や支援が届かない状態に置かれる恐れがある。

大小約80の島からなる同国。温暖化による海面上昇で将来的に島々が水没する恐れも指摘されている。さらに火山帯に位置することで地震も頻発、自然災害に最も弱い国とされる。

話を戻すと、今期限りでの引退を表明している敦賀市の河瀬一治市長が任期中で最後となる市議会の閉会あいさつで、5期20年間の市政運営を振り返った。

70年に運転を開始した敦賀1号機について、河瀬市長は「我が国初の軽水炉であり、電力の安定供給に貢献してきた。役目を終えることに一抹の寂しさを覚える」と語った。

一方で、「原子力発電所の長期運転停止や、これに起因する地域経済の低迷など、今なお的確な対応が求められる課題もある」と指摘した。 

河瀬市長は一部で、国政への転身がささやかれている。いずれにしても、20年間の河瀬市政も終わろうとしている。20年の労苦に敬意を表したい。

敦賀1号の廃炉といい、河瀬市政の終了など、ひとつの節目を迎えている。
【2015/03/21】 | ページトップ↑
子育て支援、敦賀の環境
Date:2015-03-20(Fri)

今朝のNHKのニュースでプロサーファー誕生の話題があった。荒波の日本海、サーファーにはうってつけようだが、風の方向と波が太平洋とは違って適さないと伺ったことがある。その中でのプロは快挙と言えるだろう。

ところで、波に乗り切れるか、どうかの制度がある。国が財政支援し、市町村が実施主体となる「子ども・子育て支援新制度」が4月から始まる。

少子化の中で、保育所の待機児童の解消などに向け、多様なサービス提供で子育て家庭を支える、目的で始まった。

新制度では、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「認定こども園」の普及や0~2歳児向けの小規模保育など、多くの事業が展開される。

困ったときに利用できる「一時預かり」のシステムや、一時的に子どもを泊まりがけで預かる「ショートステイ」もある。 

この敦賀市にとって、待機児童はいない。保育園も民間も市立もそれなりにある。一方で、二つある幼稚園は、園児の減少が続いている。一方で、病気の子どもを預かる「病児保育」の対応施設はほとんどない。

現行支援策には地域格差もある。保育の受け皿拡充には、保育士確保も重要になってくる。敦賀市も保育士の半数が臨時職員だ。厚生労働省によると、今後新たに約6万9千人が必要だという。保育士の平均勤続年数は8年弱。低賃金などが早期離職の要因とされている。資格がありながら仕事に就かない人も多い。

中小の企業の多い敦賀市、企業の意識改革も欠かせない。仕事と子育ての両立を図っていく上で働き方の見直しが課題になる。短時間勤務の導入や、育児休業制度などを利用しやすくする環境づくり、事業所内保育の推進など、企業の積極的な対応が求められる。
 
これまでの社会保障制度では、本格的な子育て支援策は先送りされてきた。財源に課題は残る。

子育て支援センターの二ヶ所目の和久野の設置など、恵まれた環境にある敦賀市だが、昔と違って、世帯数が増え、子育て悩む親御さんも多い。新制度で親子の交流や相談窓口親を孤立させない地域ぐるみの支えも大事だ。
【2015/03/20】 | ページトップ↑
地価、全国トップの上昇率の金沢と敦賀
Date:2015-03-19(Thr)

人それぞれに個性がある。なかでも現役引退を表明した棋士の内藤国雄さんの手記「文藝春秋」4月号が興味深い。

盤上で出会った勝負師たちとの思い出話が面白い。人柄、棋風とも実に個性豊か、多士済々である。「007」と呼ぶのは米長邦雄だ。記録係に「僕の命はあと2分ですね」と返すのが米長流。「鉄人」こと大山康晴も粘りが身上、ライバル升田幸三との対局も面白い。

個性という点では全国各地の都市、街並みも私には興味深い。
個性とは違うかもしれないが、国土交通省が発表したことしの地価公示で、北陸新幹線の開業を見据えた土地需要の高まりを背景に、金沢駅西口の商業地で上昇率が、17.1%と、半年前の地価調査に続いて全国1位。

また、北信越5県の駅前地点の比較で、金沢駅が上昇率・価格ともに3年連続で1位。商業地では、繁華街の香林坊など金沢市中心部でも、昨年度に引き続いて、地価が上昇。まさに新幹線開業の最終駅効果だ。

とは言うものの、福井県内では住宅地、商業地とも地価の平均は、値下がりが続いている。ただ、その下落も、緩やかな景気の回復を背景に、下落率は5年連続で縮小。敦賀も同様だ。北陸新幹線が7年後となると、どう地価が変動するか、興味深い。

街の個性も大事だが、経済指標でもある地価にも注目しておきたい。都会のように上がりすぎるのも問題だが、注目され上昇することはけっして悪くない。金沢のまちづくりは北陸新幹線に合わせて、着実に進めてきた成果が全国トップの上昇率になっている。大きさは違うが、活気ある街並み、私も7年後の北陸新幹線に期待したいし、期待こたえるまちづくり、もう7年しかない。
【2015/03/19】 | ページトップ↑
敦賀1号、美浜1、2号の廃炉決定と地域経済
Date:2015-03-18(Wed)

昨日、敦賀1号、美浜1、2号の廃炉が決まった。地域にとっては経済、雇用にとって、大きな痛手だ。

この敦賀市にとって、大きな分岐点でもある。東日本大震災直後の福島の事故で、技術的というよりも政治的な判断で、運転期間を原則40年と定め、原子力規制委員会の安全性審査を「世界最高レベル」に厳しくした。民主党政権時「40年規制は地元経済に相当な打撃となる」と訴え反対をしたが、これが現実化することとなった。

40年規制の法律は、原子力行政に大きな影を落とし、現実に立地自治体の生活に大きな影響となる。敦賀でも、たばこ税など約5億円が吹っ飛ぶことになる。

さらに、経済産業省は昨秋、今年4月から7月に稼働40年となる7基を、廃炉にするか運転延長するか早期に判断するよう電力会社に要請した。安全性は最優先だが、政治的に国民受けするハードルの設定だった。

一方で政府は、廃炉により電力会社に生じる多額の損失負担を低減する会計制度を今月13日に導入した。これも電力の廃炉判断の後押しとなっている。中国電力や九州電力が今日にも2基の廃炉を決める見通しでもある。

国は、法律で運転期間を原則40年の逃げ道として、一定の基準を満たせば最長20年の延長を認める例外規定を設けた。しかし、現実は、新規制基準への対応には1基当たり1千億円単位の追加工事費用がかかるとされる。廃炉の最大要因は工事負担だ。

昨日も福井県立大学で敦賀市職員であった井上准教授のセミナーがあったが、「電源三法交付金」の財政支援を受け、さらに巨額な固定資産税で発展した美浜、敦賀の立地自治体は、廃炉で極端な経済的な影響を大きな受けることにもなる。

大きく言えば、国の安全保障というべきエネルギー政策も定まっていない。平成42年にどのように電力を確保するかを示す政府の「エネルギーミックス(電源構成比)」の議論も進んでいない。

国の方向性が定まらないなかで、立地自治体は、これからも翻弄される。それほど、大きな分岐点でもある。
【2015/03/18】 | ページトップ↑
中池見湿地の保全と財政負担
Date:2015-03-17(Tue)

北陸新幹線が祝賀の報道一色の一方で、在来線の第三セクター化や一昨日の敦賀までの認可ルートについて、敦賀市の中池見湿地の環境への影響を検討している専門家会合は、「ルートを変更すべき」との提言など、克服すべき課題は多い。鉄道運輸機構は「3年前倒しに影響しない」という。

ラムサール条約に登録された中池見湿地は、敦賀市にとって、大きな財産であるとともに、大きな財政上の負担を伴う。大阪ガスが残した寄付金4億円も年間約2千万円を使い続けて、今や残り1億7千万円となった。

なくなるということは、一般会計の持ち出しとなる。市民の本当の意味での税金での負担となる。国も県も負担してくれる仕組みになっていない。環境保全と財政上の負担をこれからも背負うことになる。

ところで、全国の自治体は来年3月末までに提出しなければならない「宿題」を背負っている。

課題は難問で、国が策定を求めている「地方版総合戦略」だ。地方自治体を厚い雲で覆っている人口減少への対策として、5カ年計画をまとめることを要請している。

石破茂地方創生担当相は「今までと違う手法で地方を活性化させなければならない」と強調し、「戦略」の内容や効果によって交付金などに差をつける考えで、地域間競争を促す 。

人口減という危機感を共有し、新たな地域づくりをめぐる議論が 各自治体で本格化する。敦賀市は当面、金ヶ崎周辺整備構想の具現化による観光戦略に交付金を使おうとの姿勢だが、次なる市長の考えでも変わる。

いずれにしても、中池見湿地の保全や金ヶ崎周辺整備の観光戦略も市民の財政負担が伴う。何事も行政任せではすまない時代の到来だ。逆に、市民、住民を巻き込む工夫も行政は不可欠だ。住民の代表である議員は、この現実を伝え、住民からの意見を伺い、自分なりの意見をまとめる。その意味で、このブログ、自分の議会ニュースレターは有効だと思っている。
【2015/03/17】 | ページトップ↑
博物館通りオープニングセレモニーと春風
Date:2015-03-16(Mon)

昨日は敦賀の博物館通りのオープニングセレモニー、晴明神社の朝市、それになによりも心地よい晴れ、ひんやりとする風も心地いい。狭いながらもこの賑わいは嬉しい。このセレモニー、敦賀に吹いた春風と言いたい。

ところで、北陸新幹線が一昨日、華やかに開業した。地元はお祝いムード一色である。悲願達成の喜びがテレビから伝わってきた。昨日もその話題ばかりだ。

東京まで2時間半。これをチャンスにと、金沢の街並みも随分変わった。金沢駅を中心に観光客目当てのホテルやマンションが立ち並び、にぎわいのまちづくりが進む。

それだけの準備と計画を十数年かけて金沢市は続けた。もうずいぶん昔と思うが、金沢大学の金沢城から移転も、観光戦略こと、まちづくりだった。

新しくつながった鉄路はまた、人々の希望となるが、これからはその持続性だ。

話を戻すと、この敦賀の博物館通りと合わせて、鉄道と港のまち敦賀の発展を象徴する赤レンガ倉庫のリニューアル工事が進み、10月14日の「鉄道の日」に合わせたオープンを目指している。

今年で建設110周年の節目に当たる。敦賀市も金ヶ崎この一帯をミュージアム(博物館)と位置付け、ノスタルジー(郷愁)と合わせた造語「ノスタルジアム」が開発コンセプト。

敦賀酒造の舟だまり計画の頓挫で今ひとつの中心市街地活性化。金ケ崎周辺整備を含む計画の起死回生を図りたいところだ。

将来は、玄関口のJR敦賀駅周辺—商店街—気比神宮—博物館通り—舟溜まり地区—金ケ崎地区を結ぶ回遊ルートをつくる。

ただ、課題も多い。面と面の結び、駐車場などなど、北陸新幹線、敦賀延伸まであと7年、どう準備するか、時間はさほどない。時間がないだけにJR直流化後の一過性におちいらない持続可能なまちづくりがほしい。春風は一瞬だ。

【2015/03/15】 | ページトップ↑
北陸新幹線、福井先行の焦り
Date:2015-03-15(Sun)

昨日のトップニュースは、北陸新幹線一色。一方で、過ぎ去るものへの郷愁がつきまとう。

札幌-大阪を結ぶ豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」と、札幌-上野間を27年間走り続けた寝台特急「北斗星」も昨日で引退。北斗星を最後に、ブルートレインは姿を消す。 

四国生まれの私にとって、四国と本州を結ぶ宇高連絡船(宇野ー高松)にまつわる思い出が多い。瀬戸大橋開通の前、十代の頃の話だ。桟橋での「蛍の光」とテープ、別れのシーンには絶好だった。大学に出るとき、父母が送ってくれた。独身の頃の女房との別れもだ。

消え行く桟橋、ボーッと眺めているだけでも情緒があった。晴天下の甲板は気分も潮風も心地よかった。瀬戸内海は静かで島々の織り成す風景も格別だった。ここで食べる「讃岐うどん」は腰がなくけっしてうまくなかったが、これも思い出だ。

ときには、海は牙をむく。紫雲丸の沈没は、数百人の修学旅行生の命を奪った。それからは霧が出るたびに欠航になった。対岸の岡山でも試験となれば、前日の泊が常識だった。これが瀬戸大橋へと動く原動力となった。

青函連絡船の旅もよかった。消え去る者への得も言われぬ惜別の情がこみ上げてくる。 
高速時代の申し子とも言うべき新幹線は北陸まで路線を延ばし、長野-金沢間が昨日、新たに開業した。スピード重視は時代の要請である。新旧交代もやむなしだが、我々世代は、ゆっくりとした船旅や寝台でトコトコと、まったりとした旅を味わうことにも魅力がある。

何度も語るが、北陸新幹線は、2022年度の敦賀延伸、与党内には、途中の福井までの開業を2年程度前倒しするよう求める声がある。その場合、福井に車両基地を設けることになる。 

敦賀延伸後は使わなくなる。その上、ソフト面での福井県内の準備は金沢と違って全くというほど出来ていない。厳しい財政事情を踏まえ、費用対効果、焦る福井の経済界の姿勢など考え合わせても、わずか7年後の北陸新幹線、敦賀延伸にむけての福井県全体での準備をすべきだ。そろそろ結論を出そう。
【2015/03/15】 | ページトップ↑
さらに3年前倒しの福井の開業というがーー。
Date:2015-03-14(Sat)

北陸新幹線における福井先行の議論が行われているが、そんなにあせって前倒しにすることがいいのだろか。

というのも、平成34年度に開業する北陸新幹線の金沢・敦賀間のうち、金沢と福井の間を先行して開業するよう求める垂れ幕が福井市の福井商工会議所に掲げ、本気で実現に向けて運動を展開している。

私は、ハード面で福井先行が実現しても、北陸新幹線の金沢開業の盛り上がりが福井で期待できるであろうかとの、疑問だ。

というのも、ハード、ソフトも新幹線開業の準備が福井市に整っていないからだ。という敦賀市も7年後といってもその準備が整っていない。

ところで、今、大阪で2025年に万国博覧会を再び開けないかという検討が真剣に考えている。

大阪での万博はかつて1970年に開催し、実現すれば2度目となる。

来年度の予算案に調査費を計上したというから、府は真剣だ。“1度目”の70年といえば高度経済成長期の真っただ中。2025年は東京での2度目の五輪の5年後である。

東京が五輪ならば、大阪は万博で―という単純な発想が感じられる。これも大阪の東京と比較しての焦りか。

福井市もまずは、3年後の国体に福井県全体で成功にむけての準備を行い、7年後の北陸新幹線、敦賀延伸での準備に力を入れる、これが懸命な準備というものではないか。
【2015/03/14】 | ページトップ↑
金沢延伸と敦賀延伸の違い
Date:2015-03-13(Fri)

大阪と札幌の間を結ぶ寝台特急、「トワイライトエクスプレス」26年の歴史に幕を閉じた。

トワイライトエクスプレスは大阪と札幌の間の日本海側約1500キロをほぼ1日かけて結ぶ寝台特急。一度は乗りたかった。敦賀から言えば、北海道はやはりフェリーがまず先だった。

夜行列車で言えば、急行「能登」は味があった。福井駅発で昔の四角のボックスシート。ビール、ワンカップとつまみで夜行列車を楽しんだ。なんとも言えない静けさと「ギー」との車輌の連けい音が懐かしい。

ところで、14日の北陸新幹線「金沢延伸」。しばらくは観光客を中心に乗車客が増えるだろう。

東京でしきりに見かけるJR東日本発行の月刊誌は盛んに北陸の食や名所を宣伝する。富山のズワイガニやシロエビ、金沢百万石の城下町が育んだ郷土料理と。

関東から北陸はぐっと身近になる。関東方面からJRで金沢を目指す場合、今は上越新幹線と北越急行ほくほく線を乗り継いで東京―金沢間が約4時間。北陸新幹線なら最速の「かがやき」で2時間28分に短縮される。

古い関東の友人との旅行をこの秋、企画する。関東からすると、金沢、山代、山中温泉の響きは新鮮だとか。しばらくは金沢ブームが続くだろう。

魅力あふれる北陸は観光を金沢は10年以上かけてハード、ソフトで準備を進めてきた。JR東日本と地元がタイアップして、入念なPR戦略によるものとも伺った。

「敦賀延伸」となると、どんな観光戦略が描けるか、正直、心もとない。ハード面の工期短縮、まずは福井までの開業だけの議論が先行しているが、肝心のソフト戦略があまりにも乏しい。

「敦賀延伸」にいたっては、敦賀駅周辺整備のハード、そしてソフト戦略もこれからだ。直通となる関東が遠いのか、米原回りが料金と時間が、そうさせるのか。後わずか7年となった敦賀延伸、ハード先行でソフト戦略がないまま終るような気がしてならない。

【2015/03/13】 | ページトップ↑
敦賀再生の近道
Date:2015-03-12(Thr)

昨日は大震災の犠牲者を悼む鎮魂の日。同時に、教訓をあらためて胸に刻む日でもある。新聞、テレビの報道は東日本大震災の話題一色だった。議会でも始まった直後の黙祷、地震発生の午後2時45分にもう一度の黙祷。

この大災害の影響はあまりにも大きかった。敦賀市で言えば、原子力発電所の長期停止による県下最大の転出者も雇用の問題が人口減少に拍車を加えている。

ところで、普通の擦り傷のような軽いけがなら、時間がたてば大抵は治る。出血を止め、傷口をふさぎ、皮膚を再生するメカニズムが働く。日常的な出来事を致命傷にしないために備わった機能だ。

また、時間が経過するほど記憶が薄れていくのも生命維持に関係すると考えられている。脳に記憶できる量には限界があり、新しい情報を無制限に取り入れることはできない。そこで古い記憶は時間とともに薄れていく。

東日本大震災から昨日で4年。肉親や自宅を失った人々の心の傷はあまりにもぐさりと精神的にも大きな傷となっている。

表面的には新たな生活が始まり、笑顔が戻っても、心の奥底には忘れたくても忘れられない悲しい記憶が残っている。

震災後、数々の教訓が叫ばれた。地震や津波への備えや、地域の絆の大切さ、原子力への教訓、反省などだ。過酷な経験から学んだ忘れてはいけない教訓がある。傷の深さのあまり教訓を生かすという発想よりも排除に動き始めている傷もある。

「あの日」の教訓を思い返し、繰り返しなるが、傷の深さのあまり、排除ではなく、教訓を生かす、乗り越える、これが今の敦賀に必要なことだ。それが敦賀再生の近道でもある。
【2015/03/12】 | ページトップ↑
敦賀での電力自由化とバイオマス発電
Date:2015-03-11(Wed)

昨日の議会の一般質問で、市内のバイオマス発電が議論になった。

今日で東日本大震災から4年。この4年間で、敦賀市内の電力事情が徐々に変わりつつある。原子力発電所の長期停止、北陸電力の石炭火力のフル稼働、ここまでであれば、誰もが理解できる。

これに再エネ法の成立で太陽光発電のパネルがそこかしこに出来ている。これに、丸紅100%出資の子会社である丸紅火力株式会社を通じて、東洋紡の第二事業所の敷地内、約22,000平方メートルを賃借し、バイオマス発電事業の全容が明らかになった。

2015年11月より建設工事に着手、2017年夏の商業運転開始を目指します。事業者の発表を引用すると、国内外の未利用な木質チップを主な燃料とするバイオマス発電事業で、出力37MW、年間発電量は一般家庭約7万世帯の電力消費量に相当。丸紅が行う電力小売り事業の新たな電源として活用とか。

一般質問の答弁でも述べられたが、遊休地の活用方法を検討していた東洋紡と、発電所建設に必要なインフラが整った土地を探していた丸紅の意向が合致。環境保全策としては、東洋紡の工場排水を再利用し、発電所からはフィルターを通して排水することで、節水・水質保全に取り組むとも。また、近隣への防音対策を強化する予定とか。

ところで、大きな流れとして、東日本大震災を機に最終的な3段階の電力システム改革が進められてきた。まず第1段階として全国規模で電力を融通する運営機関を今年4月に設立、第2段階では電力小売りの全面自由化を16年4月に実施。敦賀のバイオマス発電は、この流れによるものだ。

次に、第3段階の発送電分離が2020年に完成する。その法律が今国会で成立する予定だ。

日本の電力自由化は欧米諸国に比べ10年以上の時間差があったが、「全面自由化」の形のみにとらわれて、安倍政権は「戦後以来の大改革」と豪語するが、再生エネが進むドイツをはじめ英国、フランスなどでは逆に産業、家庭用とも値上げが進む状況にある。この教訓が生かされていない。

さらにいうと、人口減少が加速し、少子高齢化で、エネルギー需要が減少することは必定であり、産業の工場における電力需要は海外移転や省エネもこれありで減少一途だ。敦賀市も産業、家庭ともこの長期的な傾向はかわりない。

この中での電力自由化は、需要が増えるなかで自由化はいいが、政府の思惑とは違う原子力発電所の長期停止もそうだが、再生エネが増大するほど、値上げの方向にあることは長期的にも予想できる。
【2015/03/11】 | ページトップ↑
道の駅「つるが」の検討
Date:2015-03-10(Tue)
舞鶴若狭自動車道の開通後の道の駅「若狭おばま」の利用者が増えている。

仕事や観光で長距離移動する人がトイレ休憩のついでに立ち寄る施設という、当初のイメージから多機能の地域の拠点と様変わりしつつある。 

調べると、道の駅は1993年発足以来、全国に1040カ所あり、全国各地に急速にでき、個性的に進化しつつある。敦賀の議会で何度か話題になるが、敦賀市内ではまだ一ヶ所もない。

現在、国土交通省は、地域を支えるインフラとして支援を強化することにしている。道の駅の機能を(1)産業振興(2)地域福祉(3)観光総合窓口-など六つに分類し、地方創生の拠点とする考えを打ち出している。 

国交省はこのほど、地域活性化や産業振興の成功例として「全国モデル」の道の駅6カ所を認定。

さらに観光振興や移住支援といった取り組みを重点支援する施設として全国35カ所を選んだ。その一つが、岩手県の道の駅 「遠野風の丘」は防災の拠点として、東日本大震災では、復旧、救援に向かう自衛隊・消防隊やボランティアの方々の後方支援拠点となった。

いずれにしても「道の駅」が親しまれる理由は、地元産品の直売や加工品の販売、地産地消レストランなどを目当てに、地域の内外から道の駅を訪れる人が増えている。

「道の駅」自体を目的とするバスツアーまであるという。それに加えて、地域によっては高齢者への宅配サービス、公共交通の乗り継ぎ拠点など、地域福祉を向上させる施設として機能も加えるとか。

高齢者には、行政窓口や診療所、スーパー、金融機関のATMなどがそろい、1カ所で用事を済ませることができるワンストップ機能が道の駅に、コミュニティーバスなどで足が確保されていれば大いに助かる。 国道8号、161合流点である愛発小中学校の地域は、道の駅に、本来の地元産品の販売に加え、防災機能に、公民館機能に、夢は広がる。

敦賀ではアクセスルートや駐車場のスペースで課題も多いが、愛発小中学校の跡地、葉原小学校の跡地、公設市場、 敦賀港周辺など候補地は多い。進化する「道の駅」を考えると後続だけに検討を深めて地域の拠点としたい。
【2015/03/10】 | ページトップ↑
桜より 例年早く ハナが出る
Date:2015-03-09(Mon)

今週も三寒四温。気象協会は、今シーズン3回目のサクラの開花予想を発表し、福井市のソメイヨシノは、平年並みの4月2日ごろに開花し、4月7日ごろには満開になると予想。いつも敦賀も同時期の開花となる。

マスクをかけた方に「お風邪ですか」と問いかけると「花粉症です」と。こんな季節の変わり目だ。

インフルエンザの流行と入れ替わるように、アレルギー症状に悩む人には、つらくうっとうしい季節が巡ってきた。この季節、家々を回ると空き家ならいいが、朽ち果てた家、ゴミがあふれるゴミ屋敷と、近づくと独特な臭いがする。 

ところで、強風、乾燥、黄砂、そして花粉。「春の4K」と言うそうだ。微小粒子状物質「PM2.5」や雪解け後のほこりも加わり、容赦なく鼻、目、喉を直撃する。

想像しただけで、くしゃみが出る。18歳の頃、ハウスダストに悩まされた。大学進学で家を離れるとピタリと直り、夏休みで戻ると鼻水が出ることでわかった。これを何度も繰り返した。1970年代の頃だ。

スギの花粉症が確認されたのは1960年代初めとか。患者は増え続け、今や国民の4人に1人とも。原因はスギの拡大造林、都市化や大気汚染、食生活や居住環境の変化などが複合的に絡む。現代病と言っていい。 

治療法もあるそうだが、やはり飛散が本格化する前からの自衛策が肝要という。予防に勝る治療なし。

ここで一句、「桜より 例年早く  ハナを出す」


【2015/03/09】 | ページトップ↑
小浜水産高の閉校に想う。
Date:2015-03-08(Sun)

昨日、小浜水産高校の最後の卒業式が行われた。敦賀にも小浜水産の卒業生もいる。119年前、日本初の水産学校として開校した伝統ある水産高だ。各地の水産高がなくなる今日、時代の流れではすまない海洋日本の人材確保の崩壊を意味している。漁業の担い手の減少は農業者と同じだ。

船員の世界も同じだ。今日、経済大国となったわが国は、海外からの輸入なくしては一日たりとも生きられない経済構造の中で、わが国の海運は、約1億重量トンの支配船腹を有しこれに応えているが、これを動かしている船員の99%近くは外国人船員である。内航海運も同じ流れだ。

水産業や海運企業の立場から見れば競争原理のなかで止むを得ない対応かも知れないが、一国の経済安全保障という面から漁業はもちろん、将来的にアキレス腱となることことは確かだ。豊かさを享受するあまり、足下の大きな環境変化を見ることができなくなっている。

ところで、今週11日で4年。東日本大震災。知られていないが2011年3月11日。東日本大震災が起きた夜、大停電の被災地の頭上に見たこともないような満天の星空が現れたとか。

ボランティアで訪れた阪神淡路大震災の後のネオンと灯りがなくなった神戸もそうだった。冬のオリオンの綺麗なこと。オリオン座やおおいぬ座といった壮麗な星座が、普通に見る星座とは違った星の数と輝きだ。大きな出来事があれば、普段見えないものが意外な輝きをもって見ることができる。

話を戻すと、東北の被災地の水産業の復興も震災前に比べれば2割りにも満たないとか。建設業、製造業の復活の半分もない。その背景は中小の水産業と離職による人材不足とか。

東日本大震災と復興、小浜水産の閉校、あらためて考えたい。
【2015/03/08】 | ページトップ↑
廃炉が地域に与える影響の大きさ
Date:2015-03-07(Sat)
昨日、敦賀1号機の廃炉の記事が福井新聞の一面に掲載されたが、正月に濱田社長は会見で、敦賀1号機について「(運転延長の申請に必要な)特別点検や安全対策の費用や時間、廃炉にするかどうかも含めて検討中」と述べ、まだ検討中でこの領域を出ていない。

民主党政権時代の13年7月に施行された改正原子炉等規制法で、原子力発電所の運転期間は原則40年と定められたが、原子力規制委員会が認可すれば、1回に限り最長20年延長できる。私は当時、「40年を法律に明記すれば、地域の疲弊は止められなくなる。技術的な手段で安全を確認しての運転延長」を主張した。徐著的な民主党政権の弱さが法律となったと、受け止めている。法律になると技術力とは違った領域で、物事は動き出す。

この嶺南地域では敦賀1号機と美浜1、2号機、高浜1、2号機の福井県内5基を含め全国に7基あり、経済産業相が昨年10月に運転延長か廃炉かの判断を急ぐよう事業者に要請している。この原子炉等規制法の40年規制が交付金、固定資産税による税収の減少、さらには雇用の減少と、地域に与える影響は大きい。

全国の40年を超える原子力発電所7基が運転延長の申請をする場合、原子炉容器などの劣化を調べる特別点検の結果を添えて今年4~7月に申請する必要があり、16年7月までに許認可を受けなければならない。

ところで、敦賀1号機は1970年3月に営業運転を開始した国内初の商業用軽水炉で、原電は運転40年を迎える半年前の09年9月に県と敦賀市に対し、16年までの運転方針を伝え、県と市は10年2月に運転の再延長をしない前提で了承していた。いずれにしても16年には廃炉となることはすでに決定している。

交付金、固定資産税による税収減、さらには、通常と定期検査による作業員の減少を考えれば、地域経済へ影響は大きい。さらに美浜1、2号機の廃炉による作業員減少も宿泊の半数近くが敦賀市内だけに、その影響はさらに大きくなる。

よく「廃炉ビジネス」というが、なにも生産されるものがないだけに、地域での雇用と経済効果は限定的なものとなる。それだけに廃炉となる原子力発電所の地域経済へ影響を考慮しての交付金、固定資産税の税収減に伴う会計処理の見直しなど、立地地域への配慮がほしい。
【2015/03/07】 | ページトップ↑
従業員による会社再建
Date:2015-03-06(Fri)

昨夜の満月は一年で一番小さなお月様だったとか。雲の合間に見える満月、確かに小さく、どことなく冷やとする寒空だった。

ところで、敦賀の老舗、かまぼこの「小牧」さんが、同社が立ち上げる新会社に従業員十数人が出資し、事業規模を縮小しながら事業を継続する再生方針を、代理人弁護士が昨日、明らかにした。

福井新聞によると、再生方針では小牧が子会社を立ち上げて一部の社員が、その株式を買い取る形で事業を継続する。 

新会社は当面、現本社を借りて生産を続け、旧会社は清算する。現本社が北陸新幹線のルート上になる可能性もあることから新社屋の建設も視野に入れるとか。 

従業員が会社を再建する例は少ないが、40年近く前、長引く不況とそれに追い打ちをかける円高など深刻な経済環境の中で、当時、プレハブ住宅の大手、永大産業が倒産した。主力工場があった敦賀にとっても大きな痛手だった。

永大産業はその後、労働組合の中堅幹部による従業員が中心となり、会社更生法によって再建を進め1993年、会社更生手続きを完了し、2011(平成23)年に東証一部に再上場され現在に至っている。

従業員が会社を立て直しためずらしい例ではあるが、現場での改善提案が従業員から数多く出されたともうかがっている。愛社精神があっての成せる技でもある。

敦賀の老舗だけに「小牧」も従業員による再建、ぜひ頑張ってほしい。


【2015/03/06】 | ページトップ↑
国保財政の県への移管
Date:2015-03-05(Thr)

先日、高齢のある方から「税金のなかでも、国保が高い」と。介護保険と同様、国保の保険料は年々、高くなる傾向にあり限界に近づきつつある。敦賀市で構造的な赤字の特別会計がある。国民健康保険(国保)の財政赤字だ。その補填は一般財源から毎年、数億単位で支出される。会社健保に属するサラリーマンにとっては二重払いの構造といっていい。

また、国保の赤字は市町村財政を圧迫している。赤字埋め合わせのために一般会計からの繰り入れをする市町村は増加傾向にあり、保険料の引き上げをする市町村も相次いでいる。

国保の赤字とは、制度の構造自体に起因している。敦賀でも、そうだが、農林水産業や自営業の人の割合が減少する半面、退職して無職、非正規雇用で働く人の加入が増えている。

所得が比較的に低く、保険料負担能力が弱い人が多い。一方で加入者に占める高齢者の割合が高いといった事情を抱えている。

国保の赤字構造の問題に加え、社会の高齢化に伴って今後も医療費の増加が見込まれている。全国的にみると、毎年3千億円規模の赤字を生んでいる。国保制度改革が必要だ。政府が医療保険制度改革の柱の一つとして、2018年度に国保運営を市町村から都道府県へ移管する方針を先日、決めた。介護保険と同じ都道府県管理となった。

今回の改革には市町村単位ではなく都道府県という、より大きな単位で運営を担うことで国保の財政基盤を安定させる狙いがある。福井県運営では、財政的に厳しい地域を県全体の中でカバーできる。ただ、敦賀市は、今まで以上に補填することはない。というのも、今回の移管に当たり、厚労省は毎年約3400億円を国費から出して支援するも明らかにしている。

福井県が医療サービスの確保・提供政策とともに国保財政の運営を担うことで、財政と提供が釣り合った地域医療の推進にもつながるはずだが、嶺北に大きな病院がそろうだけに、嶺南との医療格差をどう解消するか、これから問題でもある。

医師、看護師、検査技師、いずれも格差がある。いずれにしても、持続可能な医療保険制度というが、福井県に移管して増大する医療費を考えれば、もいずれか破綻するように思う。国民共通の制度へ一本化するといった抜本改革もいずれ必要になると思う。。 
【2015/03/05】 | ページトップ↑
ふるさと回帰への施策というがーー。
Date:2015-03-04(Wed)

敦賀市の人口減少、最大の要因として転出者の増加と昨日、書いたが、全国的にも仕事がある都市に人が流れ、人口減の地方は「消滅」の危機にあるといわれる現状がその背景にあることは確かだ。

逆に、退職後、地方への流れもある。ある方から、地方移住を施策として、打ち出したらとの提案を受けた。敦賀でも、ここ数年、団塊世代を中心に退職後のふるさと「敦賀」への回帰現象が水面下で続いている。観光ボランティアなど新たな生きがいを求めての人材も多い。

ネットを調べると、地方移住を支援するNPO法人「ふるさと回帰センター」(東京)が公表している首都圏からの移住希望地域の2014年ランキングで、富山県が9位、日本海側では島根県が8位に入っている。遠いところでは九州の熊本県が6位に入っている。

北陸新幹線開業で住みやすさランキングから石川県と思ったがベストテンに入っていない。残念だが福井県はベストテンには入っていない。

調査によると移住の相談者やセミナー参加者は公表を始めた08年に比べ5倍に増加と、新たな、ふるさとを求める動きもある。西浦の空き家を別荘として求める関西から客もいる。

ただ、私の考えでは、ふるさと回帰も重要だが、働き世代の雇用の確保が大事であり、若者者の雇用の確保、定住促進がなによりも重要だ。まずは原子力発電所の再稼働、本格着工にほかならないと、思う。

いずれにしても人口減少対策は、敦賀市の最重要課題として、なのをすべきか、来年度以降、県と連携して、福井県、嶺南地域全体の人口減少対策も大事だ。。

ただ、私が危惧するのは、地域間の競争は方向性を誤ると、いわば「自治体間人口獲得ゲーム」の様相を呈しているようにも思う。

福井県が目指す第3子への保育料無料化など、子育てしやすい環境整備など息の長い対策と同時並行的な、施策と合わせて根気強い取り組みが必要なことは確かだ。
【2015/03/04】 | ページトップ↑
あらためて人口減少の要因をみつめるとー。
Date:2015-03-03(Tue)
県内、市内の高校が卒業式のシーズンを迎えた。各高校の校長は「高校で学んだことをもとに、夢の実現にはばたくことを期待します」と激励するが、住民票ベースで進学、就職で約400名近くが敦賀を出る(ただし、住民票ベースでは300人も満たないが)。

進学後の就職で戻るのも1割りと、はばたいて敦賀をさる生徒の多さが気になるところだ。人口減少は、その街の活力はもとより、税収減少を伴い、弱い立場の層に真っ先に影響する。

全国的な少子高齢化、人口減少が進むなかで、細かくみると、それぞれに特徴がある。

敦賀市では、10年以上にわたって6万9千人をキープし続けた要因に例年3月の落ち込みを転入者による社会的増加でダラダラと回復するパターンが続いた。

ところが、3-11以降、原子力発電所の長期運転停止に伴い、市外への転出者が増加傾向にある。

原子力発電所の停止前の23年10月は転出者数が1889人だったのに対し、停止後の24年同月は2218人にまで増加。転出者数は転入者数を逆転している。この4年間、千人を超える人口減少の要因は、ただたんなる少子高齢化だけではないことがわかる。

団塊の世代、人口に対する割合の多い世代の、退職などで、高齢化が急激に進み、死亡と出生差による自然減を上回るスピードが転出者のスピードだ。理由は原子力発電所の長期停止により、仕事がないからだ。住民票を持たない作業員の減少により、民宿などのサービス業の減少など、経済の縮小そのものに起因する。

その上、生まれてくる子が高校卒業を節目に、県外、市外に出てしまう。出産適齢期の子育て世代が少ないのも、人口増加には結びつかないのが現状。

産業団地の整備による工場や企業の誘致や、交流都市つるがという名目的な観光振興によるも直接的な人口減少対策として、ひとつ方策とはなるが、私が意識するのは転出者増加による人口減少のスピードだ。

解決策は要因である原子力発電所の敦賀2号、もんじゅの再稼働にほかならない。その後の敦賀3、4号の本格着工へとどうつなげるか、高水準の安全確保はもとより、国政や世論が伴うだけに容易ではない。それだけに息の長い対策も大事になる。
【2015/03/03】 | ページトップ↑
大安吉日の昨日だったが、事実上の選挙戦へ。
Date:2015-03-02(Mon)

昨日から3月。大安吉日でもある。市長選、県議選にむけての事務所も市内各所で開設された。市議会選挙の説明会も開かれた。

カレンダーを1枚めくっただけなのに、一気に本格的な春が到来と、感じるが昨日の雨はなぜか、冷たかった。

とは言っても、気分は変わるものだ。今月、16日、17日には市内小中学校で卒業式を迎える。

高校生も、進学先、就職先の決まり、級友や教職員との別れを惜しみつつ、希望を胸に通い慣れた学舎を巣立つ日は近い。

一方で、東日本大震災の記憶がよみがえる。2011年3月11日、県議会選挙の説明会が小浜市であった。その際、ゆっくりとした円を書くようなゆっくりとした揺れ長く続いた。

とっさに感じたのはこの地震は近いと思ったが、違った。はるかと遠く東北の悲劇が起こった。

気になったのが家族、親戚、友人の安否。携帯電話のメール機能が唯一の頼りだったとか。「無事です」。わずか4文字の文章に、どれほど安堵したとか。

敦賀に戻って、信じられなかったのが大津波の襲来。テレビが伝える映像に驚きょう愕がくした。東北3県ばかりではなく関東も大きな被害をもたらした。

4回目の鎮魂の日が迫る。福島の事故も大きかった。原子力発電所の仕事の関係で身内に被災者の家族をもつ敦賀市民もいる。4年間で敦賀市の状況も一変した。経済、雇用と大きな影響を受けた。

これほど変わるとは予想しなかった。4月19日告示、26日投開票の敦賀市長選まで2カ月を切った。立候補を表明しているのは渕上隆信氏、中村紀明氏。それぞれの動きが活発になってきた。

一方で、嶺北で中部縦貫自動車道の福井北ジャンクションから永平寺町の松岡インターチェンジまでの区間が開通し、北陸自動車道から高速を下りずに行き来できるようなった。舞鶴若狭自動車道の開通といい、県内の高速道路の整備もほぼ完了。

次なる北陸新幹線への敦賀延伸、駅周辺整備、そして原子力発電所の行くえ、敦賀市の将来を左右する選挙が近づく。未だ心癒えない被災地にも寄り添いながら、次なる敦賀市を考える機会でもある。
【2015/03/02】 | ページトップ↑
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