競輪、競馬、競艇とギャンブル場の建設は、税収の確保から地方自治体が関与しているが
Date:2015-10-29(Thr)

西宮球場は、かつて兵庫県西宮市にあった、正式名称は阪急西宮球場。阪急電鉄が所有していたプロ野球チーム『阪急ブレーブス』の本拠地として阪急ブレーブスの主催試合が開催された。それ以外に、競輪場として競輪開催、アメフトの試合、コンサートなど様々なイベントで使用されており、正に“多角経営”の先駆けとなった野球場であった。大学生の頃、交通整理のガードマンとして、土日と立った。競輪も活況だったせいか、、バイト代もよかった。

競輪、競馬、競艇とギャンブル場の建設は、税収の確保から地方自治体が関与しているが、教育上や住宅環境から、最近では建設6。建設の話があっても、必ず、問題となる。

ただ、すべて悪いわけではない。地方の元気の象徴でもあった。第1次競馬ブーム、1980年頃だと記憶する。大井競馬場からのしあがったハイセイコーもしかり。引退に惜別の詩「さらばハイセイコー」まで捧げた。<ふりむくなふりむくな後ろには夢がない>。弱音を吐くなと地方も鼓舞される歌だ。道を切り拓くには前を向くほかないとそんな想いだ。

先日の日曜日、 「サブちゃん」こと北島三郎さんの歌う姿を久方ぶりに拝見した。舞台は京都競馬場、BGMなしのアカペラでの熱唱である。5万人の観衆を前に持ち歌「まつり」を披露したが、喜色満面だった。

低迷していた競馬人気は上昇の兆しだ。地方競馬の売り上げは回復基調、ばんえい競馬もV字回復にあるらしい。四国の高知競馬場しかり。

福井県内では三国の競艇場もしかり、先日、久しぶりに視察を兼ねて出かけたが、昔のイメージは一新、きれいに整備されていた。若い頃、夜勤をおえて敦賀駅からバスで行った頃とはまったく様相が変わっていた。坂井市の市議から敦賀での船券売り場の話を頂いただが、税収増にはなるが「難しいな」と。
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【2015/10/31】 | ページトップ↑
教育現場の耐震、エアコンに加え、ICT化は速いがーー。
Date:2015-10-30(Fri)

昨日は来月24日開催の議会報告会の模擬報告会。そして福井市での研修と続いた。議員も報告、研修は地道な活動のひとつだ。

ところで、学校現場で教育環境は大きく変わりつつある。ひとつは、耐震、二つはエアコンの設置、三つは情報通信(IC)化。耐震と、エアコン設置はほぼ完了。敦賀で言えば、音楽教室など一部のエアコン設置がまだだが、我々世代から比べれば、雲泥の差だ。

一方で、さまざまな教材を映し出す電子黒板やタブレット端末など、情報通信技術(ICT)を活用した授業が全国の学校に広がりつつある。インターネットの普及など社会の情報化の進展に応じて、国が「教育の情報化」を推進していることが背景にある。敦賀も現在進行形だ。

ICTには動画や音声朗読などさまざまな機能があり、それを活用することにより、文字や口頭では伝わりづらい学習内容を分かりやすく説明することが可能になる。効果的な授業を進めるための有効な手段といえる。

ところで、日本人の学力低下が大きくクローズアップされたのは、OECDの国際学習到達度調査である。この調査で、日本が加盟国の中でも低下傾向にあることが、はっきり示された。 文部科学省の一連の「全国学力・学習状況調査」でも、各都道府県別では、学力差が生じていた。この調査で注目されたのは、秋田県や福井県が全国で1、2位を分け合う好成績をあげたことである。

ネットで調べると、「日本一の教育力」の中で、秋田県が全国学力調査で好成績を収めた要因として、秋田県の小・中学校の特長に「教室では熱心で落ち着いて学習」「話し合い、意見を交換する学習が活発」「家庭での学習が定着」のほか、「私語が少ない」「礼儀正しい」などをあげている。これらの要因は、まさに学力の伸長の基盤が「社会性」にあることを示している。福井県も同様な要因と考える。

ただ、県内の高校の自由化により敦賀市内の優秀な高校生が、福井市、越前市へと、進学を考えて遠距離通学をしている現実など学力に関する個別課題は多い。

話を戻すが、教育現場で「社会性」の発達のために重要な役割を果たしている。児童生徒が主体的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」でもICT活用の重要性が指摘されている。

教育の情報化を進めるに当たっては、当然、ICTの活用が可能な学校環境を整備しなければならない。教員の研修も欠かせない。ただ、あまりにも多忙な教育現場も問題は山積だ。
【2015/10/30】 | ページトップ↑
敦賀半島の制圧道路は着実に進んでいるがーーー。
Date:2015-10-29(Thr)

原子力発電所における事故発生時の初動対応・制圧等のため、人員や重機などの輸送を可能にする原子力災害制圧道路である敦賀半島の竹波立石縄間線の浦底から白木までのトンネル工事の現場を視察した。工事は着実に進んでいる。平成31年に完成予定。合わせて美浜側の佐田竹波敦賀線のトンネルの工事現場を視察。ただ、制圧道路という言葉に違和感を感じる。地元にとっては、生活道路であり、観光にも役立つ。これに災害時の安心、安全の道路だ。

必要な財源について、24年5月末までに国および事業者からの交付決定後、現地の測量調査、設計、施工と、着実に確実に工事は進んできた。

一方で、敦賀半島にある原子力発電所の再稼働の見通しは、いまだ不透明なままだ。このギャップは、あまりにも不可思議というか、違和感すら感じる。東日本大震災における原子力発電の事故の大きさの影響が防災面と原子力発電の再稼働のギャップがここにある現実と言っても過言ではない。

さらに、嶺南の大島半島の赤礁崎公園線、犬見崎和田線や内浦半島の音海中津海線と舞鶴野原港高浜線も確実に着実に工事は進んでいる。これも同様な現実がそれぞれの半島の現場にはある。

ところで、中国の習近平国家主席がロンドンで、キャメロン英首相と会談した。習氏は中英関係について「黄金時代を迎えた」と評した。両国は総額400億ポンド(約7兆4000億円)に上る投資・貿易契約で合意した。最大の目玉は、原子力発電所を巡る協力だ。

中国が自主開発した原子炉技術を英東部の原子力発電に導入し、南西部に新設する原子力発電にも出資する。実現すれば、中国の原子力発電の技術の採用は先進国で初めてだ。

日本のはじめて原子力発電所の技術は英国からであった。また、私が30年も前か、神戸の三菱重工で中国が日本からはじめて原子炉容器を購入するとかで、それに合わせて、数十人の技術者が訪れ、貪欲に学ぶ姿は異常だった。当時、三菱の技術者も「次の商売もあるので、できるだけ協力しているですがーー」と言うものだった。その後、中国からの原子炉など依頼は一切なかった。

中国は原子力に限らず、住宅地開発、遊園地、航空機エンジン、タクシー、電気自動車と、それほど魅力的な事業が英国にあったのかと驚かされた。

英国ではすでに、中国が約束通りに資金を出し、円滑に事業運営ができるのかと、早くも心配されている。新聞によると、英国に有名なジョークがある。「予測はするな。特に未来のことは」。期待通りに進むとは限らないことを、英国人は分かっているようだ。

現実は現実と受け止め、何事も着実に進めていくしかない。
【2015/10/29】 | ページトップ↑
シニア人材活躍支援センター敦賀の設置
Date:2015-10-28(Wed)

もう今年も後2ヶ月。コンビニではおせちの予約始めた、という張り紙。テレビでは年賀状のCM。何でも先取。「クールビズ」の名残を律義に守りたいが、もはや朝夕、寒い。

スーパーには、リンゴやブドウ、柿と一緒に早々とミカンが並ぶ。夏も秋も冬もごちゃ交ぜの暮らしである。本物の季節は、どこへいったのだろう秋のミカンは、まだ皮が青くて酸っぱい。今どき、そんなことを言うと、時代遅れと笑われる。

ビニールハウス育ちなのだろうが、近ごろのミカンは、十分に甘い。東浦のミカンもずいぶんと甘くなった。時代ははやい。

夜汽車の旅で口にした季節外れの「冷凍ミカン」を持ち出そうものなら、哀れみの視線を浴びる。酸っぱい、苦い、辛い、といった刺激ある味は、絶滅の道をたどるようである。

皮の青い甘酸っぱいミカンには縁遠くなってしまった秋でもある。どっちが豊かな暮らしなのか、分からなくなってきた。

それでも昔、オジイサンでも今では貴重な労働力。技術を持った熟練は、貴重な存在だ。労働力人口の減少で企業の人材確保が課題となる中、専門的な技術や経験を持つ60歳以上の人材と企業とのマッチングを支援する窓口が、昨日、敦賀市にオープンした。
場所は、
「福井県シニア人材活躍支援センター敦賀(ミニジョブカフェ敦賀内)      敦賀市三島町2-1-6 敦賀市男女共同参画センター3階」だ。


この福井県シニア人材活躍支援センターでは委託を受けた人材紹介会社の担当者が、専門的な技術や経験を持つ60歳以上のシニア人材を対象に就職の相談に応じるというもの。

県内では有効求人倍率が全国2位と高い水準が続いているが、労働力人口の減少や景気の回復を背景に中小企業を中心に人材不足が深刻化している。敦賀は景気は悪いが、一方で労働力不足が続いているという、不思議な情況となっている。
【2015/10/28】 | ページトップ↑
脚光あびるまでには、長い年月の地道な調査、掘り起こしがある。
Date:2015-10-27(Tue)

昨日は、昼休みは職場で、夜は連合での市政報告会、地道な報告が活動の基本となる。今日は調査、掘り起こしが脚光あびるまでの基本となる例を紹介したい。

秋の夜長、映画「杉原千畝」の原作(著/大石直紀)を読むと、満州、リトアニアでのスパイ活動こと、情報収集を続けていた杉原、リトアニアでのナチスの迫害を受けたユタヤ人の人々が、彼のもとへと日本の通過ビザを求めて集まってくる。政府に了承を得ようとする杉原だったが、もはや一刻の猶予もならず、自らの判断でビザを発給することを決意と、その時代の空気と緊迫感が伝わってくる。12月の映画が楽しみだ。

杉原千畝の本も数冊出て、人物像が明らかになっているが、これも敦賀の古江さんなど、長い年月の地道な調査、資料集め、掘り起こしの成果であり、今日の世界記憶遺産への挑戦の土台となっている。

一方、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」は、幕末から明治の激動期を駆け抜けた女性実業家、広岡浅子がモデルの物語。作家古川智映子さんの「小説、土佐堀川」が原案とか。これも地道な調査、掘り起こしが今日の朝ドラとなっている。

女性が抑圧されていた時代、何度こう言い放たれても、主人公は持ち前の才覚と明るさで、嫁ぎ先の家業を切り盛りし、借金取りにも出かける。

実際の浅子は、のちに炭鉱事業や銀行経営を手がけ、今に続く大同生命や日本女子大の創設にも携わったスーパーウーマンだが、古川さんの本が出るまで、知る人ぞ知る人物だったようだ。初版は1988年で27年も前。執筆当時、浅子の資料はほとんどなく、古川さんが親族に当たるなどして丹念に調べ、その生涯を歴史小説にまとめ上げた。「女性活躍」が叫ばれるこの時期、再び脚光を浴びる浅子。歴史に埋もれた傑出した女性を、今によみがえらる、成果は大きい。
 
杉原千畝や広岡浅子の生涯は、まさに「出る杭は打たれる」が、それでも「打たれても何度でも杭を出す」生き方だ。信じる道を突っ走る姿は、感銘を受ける。

ところで、敦賀の豪商、大和田荘七の生涯も「何度打たれても杭をだす」生き方、調査、掘り起こしはされているが、まだ小説、物語はない。
 
【2015/10/27】 | ページトップ↑
介護保険があがって、給付がさがって、
Date:2015-10-26(Mon)

昨日も絶好の秋晴。よくも続くものだ。滋賀の友人に誘われて琵琶湖へ、久しぶりのウインドサーフィン。というのも昔、譲り渡したボードを新品する機会に廃棄するとか。

もう乗ることもないと思っていたが、確かに傷だらけだ。ウエットスーツもやせたせいか、ゆるゆる。水も冷たい。それに北風7メートル。1時間ももたない、鼻水ずるずる、体ボロボロでボードに別れを告げた。

自分もそうだが、高齢化は確実におしよせている。2015年の介護保険制度改正で、特別養護老人ホームなどの介護保険施設を利用した場合の、負担軽減制度(補足給付)が大きく変わった。

補足給付が受けられなくなると、老人ホームへの支払い金額が相当アップした。容易くかんがえた利用者にとっての大きな問題に戸惑いすらある。一方、事業者経営にとっても大きな問題であったことは確かだ。他人事ではない、確実に我が身に襲いかかるかもしれない。

介護福祉3施設と言われる「特別養護老人ホーム」、「老人保健施設」、「療養病床」は、福祉的な意味合いの強い施設で、公的なサポートも大きいものが対象だ。急速にすすむ高齢化で、今後さらに介護費用の増大が見込まれ、敦賀市も介護保険料は6千円を超えた。

現役世代への負担も増える中、生活に余裕がある人が入居する場合は、厚生労働省としてもそれなりの費用負担をしてほしい、という観点で、今回の改正にはさまざまな変更が盛り込まれていた。

その中で、この補足給付については、今までにない給付条件の基準が設けられていた。ここで書くまでもないが、今回の変更点は、大きく分けて3つ。いずれもこの8月からの運用開始だ。

(1) 配偶者の有無とその所得
(2) 高額な資産
(3) 遺族年金や生涯年金などの給付

これまで、補足給付については、利用者本人の所得を基準にした段階を設け、その段階ごとに金額を設定してきました。ところが、「所得は少なくても資産が多い人がいる」「自分に所得がなくても、配偶者に余裕のある人がいる」などというケースもある。

これまでの本人の所得条件とは別に一定の基準を設け、補足給付の支給対象外となるケースを加えた。ただ、介護する家族にとって、この負担が重しになることもある。介護保険は今後も負担増、給付の減となることは確実だ。低所得者に配慮もあるが、なおさら厳しい。我慢も大事だが、負担を分け合うには制度が変わって、その苦しさがわかる。こんなはずと思っても、現実は、現実だ。


 
【2015/10/26】 | ページトップ↑
アベノミクスの課題と敦賀の現状
Date:2015-10-25(Sun)

昨日は絶好の秋晴。敦賀市の特産品などをPRする観光物産展が開かれ、10月14日にリニューアルした市の観光施設、赤レンガ倉庫にちなんで、同じような倉庫がある北海道や京都、それに大阪のスイーツを販売するコーナーが人気を集めていた。なによりも味覚の秋、まずは食への魅力は人をよぶ。

どんぶりや海鮮料理といった各地のB級グルメなども人気。準備は大変だが、これだけの人が去り集まれば「苦労のしがい」もあると。また、この人気の要因は特徴あるものが人を呼ぶ、それが口コミで広がる。多種多様の特徴ということか。

ところで、昨夕はニューサンピアで前原誠司衆議院議員(元国土交通大臣)の講演会を開催。内容はアベノミックスの課題とでもいうか、企業収益が上がり、株価の上昇、雇用の改善は評価できるが一方、庶民の暮らしはまだまだ。日本銀行の金融政策にも限界があるというもの。後、二三年と言ったところとも。

冒頭の食ではないが、庶民の暮らしで食費は、いつの時代も家計簿で最上位。ここに、住居費、教育費さらに最近は通信費の膨張だ。ひとりで何台も持つ人がいるし、携帯でできることは増える一方だ。

いま、国は金融政策で円安、株高、そして企業に投資拡大をしきりに促している。一方、中国経済のバブル崩壊の影響か、先行き不透明、これにより企業の設備投資が進まない、消費が伸びない。

思うようにならぬ庶民の暮らし、これに対してしきりに企業には昇給、そして、最近では通信会社には携帯料金などの値下げを口にしている。

庶民にとって、まさに望んでいることだ。裏を返せばアベノミクスの課題でもある。地方都市の敦賀市、市民にとって、まだまだアベノミクスの恩恵こと、トリクルダウンはまだまだ、一方で格差は広がっているということか。


注釈として、トリクルダウン理論(トリクルダウンりろん、trickledownーeffect)を調べると、「富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちる(トリクルダウンする)」とする経済理論または経済思想である。これは、サプライサイド経済学における中心的な思想となっている。

しかし、実証性の観点からは、富裕層をさらに富ませれば貧困層の経済状況が改善することを裏付ける有力な研究は存在しない。それどころか、OECDによる実証研究では貧富の格差の拡大が経済成長を大幅に抑制することが結論づけられている。


【2015/10/25】 | ページトップ↑
夕張市の教訓、さらには温暖化、TPP
Date:2015-10-24(Sat)

北海道夕張に「夕張ワイン・シューパロ SWEET」がある。
北海道産のぶどうを使用し、フルーティーな香りと味わいをそのままに、アルコール分を10%未満に押さえたライトタイプのワイン。販売場所は、夕張市内小売店限定。

夕張メロンを筆頭にあの手この手だが、食品開発にも販路拡大も限界がある。山間の土地柄、農業には、むかない。炭鉱が閉山になり、活路を観光に求めたが、設備投資と観光客がさほど増えなかったなど、観光業は都市間競争の最たるもの。費用対効果など、自治体が行うには限界がある。敦賀市も注意が必要な分野だ。

ところで、フランス産ワインの新酒「ボジョレ・ヌーボー」は毎年11月の第3木曜日に解禁される。ことしは19日がそれに当たるとか。

一方、欧州の産地に異変が起きているという。これまで寒冷な気候でワイン造りに不向きとされてきた北欧スウェーデンでブドウ栽培が拡大、酸味が強めの独特の味が評判を呼べば、山国スイスでも年々品質が向上しているとか。

これに対して、伝統的な産地である南欧スペインやイタリアでは品質低下や干ばつに苦しめられており、産地異変の背景に地球温暖化があるとみて、スペインでは畑を標高の高いところに移す農家もあるという。

温暖化が農林水産業や暮らしなどさまざまな分野に大きな影響を及ぼすことが指摘されて久しい。日本の農業分野に限ってみても、高温に弱いコメや果樹は既に品質低下などの影響が表れているとも。

温暖化に加え、北海道のような酪農や小さいといえども敦賀の農業もTTPでは、「情報が少ない」「ただでさえ国産米が余っているのに」という酪農家やコメ農家の懸念はつきない。こうした声に応えるには、一日も早く臨時国会で説明することだと思う。

政府は被害を最小限に抑える適応計画を来月末からの気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に向けて策定中だ。それは気温上昇と向き合う21世紀日本の国づくりの指針となる。これからに敦賀市の生きる道の大きな産業、原子力とも関係する。

エネルギー産業のまち夕張市と敦賀市、大きな意味では、国の産業政策の中で、生きてきた。過去の教訓は大事だ。
【2015/10/24】 | ページトップ↑
自治体の財政破綻、その後、どうなるかー。
Date:2015-10-23(Fri)

プロ野球のドラフト会議が、昨日、、東京で開かれ、敦賀気比のかつての4番バッターで、福井市出身の青山学院大の吉田正尚選手はオリックスが1位で指名し、入団交渉権を獲得。今後の活躍を期待したい。

ところで、動きとして野球は縦が多く、ラグビーは横が多い。また、ユニホームもラグビーでは横じまが多く、野球は縦じまが多い。かつて、敦賀気比の監督に伺ったが、横じまだと投手がストライクゾーンを見定めやすくなる、という。確かにその通りだ。

話は変わるが、野球の横じまの濁点を取って「よこしま」としてしまうと、途端に暗転する。プロ野球界の野球賭博の衝撃が広がっているのが気になる。

一方、「よこしま」な運営でないにしても、会社の倒産は社員を路頭に迷わし、もっと悪いのは自治体の財政破綻だ。北海道の夕張市がその財政破綻、そして、債権団体として9年目、雇用がなくなり、市民生活が苦しくなり、活気どころか、人が去り、当然、人口は減り高齢化と、失礼だが、その現状を見ておきたかった。

その夕張市は、北海道の中央部に位置し、かつては石狩炭田の中心都市として栄えた。夕張メロンの産地として知られる。しかし、2006年(平成18年)には深刻な財政難のあおりを受け、2007(平成19年)3月6日をもって財政再建団体に指定され、事実上財政破綻した。

夕張は元々炭鉱の開発により山あいに開かれた都市であり、平坦地が少なく大規模な農業には向かない地域だった上、石炭産業以外の産業基盤が皆無同然であったため、雇用の受け皿がなく働き手の若者が都市へ流出し、人口が激減。街には高齢者が残る結果となり、急速に少子高齢化が進んだ。

最盛期からの夕張市の人口減少率は、全国の自治体でもトップクラスである。全盛期に13万人あった人口が昨日で約9200人とその激減ぶりを目の当たりにすると、いかに自治体の財政運営が大事か、議会のチェック機能が大事か、これほどの反面教師はない。

歌志内市に次いで、全国で2番目に人口が少ない市であり、人口密度は全国の市で最も低い。昨日、夕張駅から夕張市役所まで歩いたが、空き家の多いこと。

最大の要因は炭鉱の閉山だが、雇用を守ろうとして観光など力をいれるものの、借金、借金を繰り返し、膨大に膨れ上がった借金を隠しての不正、それを見抜けなかった議会の責任と、書くことはあまりに多い。明日から書いていきたい。
【2015/10/23】 | ページトップ↑
赤レンガ倉庫で感じる変化
Date:2015-10-22(Thr)

赤レンガ倉庫倉庫が連日、賑わっている。昔の敦賀を知る高齢者にも人気だ。テレビやビデオ、携帯電話の普及で敦賀でも映画館や公衆電話が姿を消し、新しいスタイルのシネコンが平和堂に出てほぼ10年。

減ったのと同様に、道路整備が進みマイカー利用が増えれば、鉄道は影響を受ける。このため「より速く、大量に」が実現可能な幹線の新幹線化などに比重が傾く。その陰で、在来線は第三セクター化などが進む。時代は速い。赤レンガ倉庫に市街の変遷があるが、最も変化に富むのが、田んぼがずいぶんと減ったことだ。昔、緑で色分けをすると一目瞭然。貯水量は減り、笙の川は水位は洪水で上昇しやすくなった。

その理由が、米の消費が減ってことにもよる。余談だが、あまりも変わらないのが大根とか。日本人が最も多く食べる野菜が大根だそうだ。

ところで、厚労省公表の「野菜の摂取量ランキング」によると、トップとなった大根の1日当たり1人平均摂取量は33.8グラム。以下タマネギ(31.6グラム)、キャベツ(26.9グラム)、白菜、ニンジンの順だ。
 
おでん、煮物、酢の物、刺し身のツマ、漬物と、。大根は用途が広く、冬の食生活には欠かせない。ビタミンや食物繊維も豊富というから、野菜不足の日本人にはうってつけの食材だろう。最近ではパンやケーキ、ゼリーにも顔を出す。「大根スイーツ」と呼ぶらしい。私は流行にうとい沢庵派であるが、この季節、おでんの大根もいい。沢庵にごはんとお茶漬け、TPPでどう変わるか、これも影響がどうなるか、しっかりと見ておくことも大事だ。
【2015/10/22】 | ページトップ↑
敦賀のマンションからも見える都市事情
Date:2015-10-21(Wed)

敦賀市内の空き家は目に見えない速度で増えて1000軒を超えている。一方、大規模なマンション建設もほぼなくなった。かつて、中央町には、乱立といって言えるほど建設が続いき、すぐに完売。ところが古いマンションでは、リフォームも多くなり、空室もちらほら。マンションも少子高齢化人口減少の波を受けはじめている。

横浜の傾斜マンション問題のせいもあるが、マンションに目を向けると、ひとつの都市事情も見えてくる。東京を始め都会ではいまだにマンション建設が進み、ところによっては「億ション」開発が相次いで、10億円超の建設物件もあるとか。

東京オリンピック、それに景気回復や海外からの投資流入もあるとか。東京の一局集中とは裏腹に、いずれ空室、定住者のないままマンションも空き家も考えられるとか。

コンクリートの建物は見た目は堅固ながら、実際の耐用年数は数十年。むしろ木造の方が長寿だともいわれる。木造は傷んだ部材を交換していけば、社寺のように100年単位でもつ。コンクリートはそれが難しい。このまま部分的な取り換えや更新の仕組みを考えないのでは、どれも不良資産になるとも。

世界遺産に登録された軍艦島では、廃虚と化した大正−昭和の高層建物群の劣化調査が以前から行われている。こうした研究から、新たな保全技術が生まれるかもしれない。とはいえ、今ある全国のマンションやビルの一体どれだけが、数十年後もどれくらいが、現状維持を保っているだろう。規模が大きければ大きいほど、解体も建て替えも容易でない。

一方、コンクリートの公共施設も、市庁舎の耐震問題、小中高の耐震は終わったものの、今度は老朽化問題が財政事情と絡み難しい問題となる。運動公園のスポーツ施設、プラザ萬象など大規模な施設にも雨漏れをはじめ老朽化問題は早め早めの措置も大事だ。ところが、これも目に見えない箇所も多いだけに後回しでは、そんな裏事情も加わっている。
【2015/10/21】 | ページトップ↑
ルーティーンこと、日頃の習得が必要なAED
Date:2015-10-20(Tue)

昨日は議会運営委員会。議会改革について話しあった。後日、報告したい。「段取り八分」という言葉がある。今年も、金ヶ崎で11月からイルミネーション「ミライエ」の点灯が始まるのを高校生が電飾を取り付ける作業が始まった。今年も11月7日から点灯が始まる。何事も準備だ。

一方、ラグビーの五郎丸選手がキックに臨む前の一連の動作は、子どもたちがまねをするほど人気を呼んでいる。それまでは、野球のイチロー選手は打席で袖をつまみ、引っ張り上げる。

ルーティンとは決まり切った仕事、ある機能を持った一連の動作、と辞書にある。スポーツに限らず、どんな分野においても安定した成果を挙げるには、事前の決まりごとを省かず、淡々とこなすことがコツといえる。これには訓練というか、イメージも大切だ。

ところで、心肺停止状態の人に電気ショックを与えて救命する自動体外式除細動器(AED)。その使用が医療従事者でない一般市民に解禁され、ことし7月で11年が経過した。この間、販売台数は60万台を超え急速に普及した。敦賀市内の公共施設のほとんどといっていいほど、設置している。

が、実際に取り扱った経験者は少なく、一般の使用率は数%と低調と聞く。だ。いざという時に大切な命を救うことができるよう、使用方法習得へ向け一層の啓発を求めたい。 

厚生労働省によると、機器の販売台数は一般市民に使用が解禁された2004年7月から昨年末までの累計で約63万6千台。04年は約7400台で、この1ただ、市民の使用率は低調だ。総務省消防庁によると、毎年2~3%台にとどまり、13年は心肺停止状態で発見された約2万5千人のうち、その場に居合わせた一般市民から機器を使った処置を受けた人は907人と、3・6%に過ぎなかった。

町内会でも最初の頃は敦賀の消防署で講習を受けたが意外と身近になればなるほど、遠ざかっている。

倒れている人を一刻も早く助けたい-という思いは共通のはず。そのためにはAEDの使用方法を誰もが習得しておく必要がある。
【2015/10/20】 | ページトップ↑
公共工事でも、長期で見れば晴れの日もあれば雨の日もある。
Date:2015-10-19(Mon)

絶好の秋晴、敦賀マラソンのベストコンディション。これほどの天気もないだろう。ついつられて、自転車を西浦の立石まで走らせた。汗もすぐに乾く爽やかさだ。

一方、北信越地区高校野球大会最終日は富山市民球場で決勝が行われ、敦賀気比が6-1で福井工大福井を下し優勝。秋季北信越大会の2連覇を達成した。福井県同志の戦い加え、敦賀気比の連覇、当然と言えばそれまでだが、新チームでもこれほどまで強いと、来春も楽しみだ。

敦賀気比の低迷の時代、天気で言えば、晴れもあれば雨の日もある。それを超えての今日の強さだ。

ところで、日本列島は新幹線ブームに沸いている。北海道、北陸に限らず、蚊帳の外に置かれた四国でも、整備を求める声が高まっている。政財界一丸で真面目に、四国新幹線実現を国に働きかけている。背景には人口減少の問題も横たわる。4県の人口は2010年398万人だが、推計では40年に296万人にまで激減する。

四国新幹線の路線は岡山県から瀬戸大橋を経由し、4県の県庁所在地を結ぶルート(302キロ)が有力だ。総事業費は1兆5700億円に上る。どう考えても、採算は合わない。人の交流拡大、経済波及効果、わらにもすがる新幹線効果だ。

来春には、北海道新幹線の函館開業に向けて、地域は盛り上がっている。陸上輸送の数の移送はまさに大量輸送、交流人口の増加が地域活性化の切り札となっている。

敦賀延伸まで7年半、どう整備するか、観光の受け皿は、と金沢開業を目の当たりに見せつけられたら、動かざるを得ないほどの経済効果で活況をていしている。

ただ、四国で言えば、三本の瀬戸大橋で敷設後の観光客の急激な増加と減少、さらには閑古鳥、バブル崩壊後の「公共工事の無駄」の象徴とされた。それでも、ひょっとしたら四国新幹線もあるかもしれない。

もっと言うと、瀬戸大橋とも合わせ、整備新幹線予算に関連し「昭和の三大ばか査定」と放言し、物議を醸した役人もいた。戦艦大和、伊勢湾干拓、青函トンネルの3例を挙げ、整備新幹線の着工予算を盛ることは税金の無駄遣いだという時代もあった。その無駄な公共工事とされた青函トンネルの先に北海道新幹線があった。

いま、イケイケドンドンの北陸新幹線だが、マイナス効果もあるかもしれない。考えすぎかもしれないが、常に先の先を見た公共工事、敦賀駅西東の周辺整備も着実でありたい。それでも場当たり的な公共工事は避けたい。
 
【2015/10/19】 | ページトップ↑
歩くことから敦賀マラソンまで
Date:2015-10-18(Sun)

昨日は久しぶりに黒部第四発電所を訪れた。トロッコ列車は、多くに人で賑わっていた。まさにいまが最高の見頃。澄んだ空気の中で山々が紅葉に彩られる情景は心が洗われる。剣岳などの北アルプスは初冠雪もあり、山はまさに紅葉シーズン。錦秋を飾り始めている。

青空を背景に赤と緑の競演も趣が感じられた。下界の紅葉前線の足取りは気まぐれだ。山から里へ。徐々に下りている。
先日も書いたが、黒部ダムの高さ(堤高)は186mで日本一を誇り、現在でも破られていない。富山県で最も高い構築物でもある。総工費は建設当時の費用で513億円。

これは当時の関西電力資本金の5倍という金額である。作業員延べ人数は1,000万人を超え、工事期間中の転落やトラック・トロッコなどによる労働災害による殉職者は171人にも及び、いかにダム建設工事が苦難を極めたのかがうかがえる。殉職者の慰霊碑の前で手を合わせた。先人の苦行に思いをはせた。

ところで、老化を抑え、糖尿病や肥満を改善し、がんのリスクを下げ、認知症やうつ病も防げる…。そんな「魔法の薬」が、たった一つあるという。その薬とは「1日30分のウオーキング」

歩くことは、手軽で無料、何より楽しい。折しも今、世界運動週間(12〜20日)。2020年までは筋肉や骨など動きを担う器官の総称「運動器」の重要性を啓発する「運動器の10年」でもある。「適度な運動」で筋力や運動機能を維持する大切さを思いつつ、歩く習慣を身につけたい。

「歩く薬」は、心にも効く。もとより元気でなければ外出もしづらいが、新たな発見や人との交流がまた、心に養分をくれる。つらいときは皆、知らずうつむいて歩く。だから「上を向いて歩こう」は、正しく心励ます魔法の言葉だ。

トロッコ列車やバスにゆられての黒部だが、それでも適度なアップダウン。一歩一歩前へ進む。ひたすらに歩くことで、気持ちも爽やかになる。たまの休日、まずはウオーキングから。今日は敦賀マラソン。今日もすがすがしい一日でありたい。
【2015/10/18】 | ページトップ↑
試合のたびに環境や条件が変化する。雰囲気にのまれ自分自身が変わらぬよう同じことをやり続ける!
Date:2015-10-17(Sat)

私の子どもの頃は、暗くなるまで外で遊んでいた。秋のつるべ落とし、時間はゆったり流れ、季節には鈍感には肌では敏感だったように思う。北海道では初雪、白山では初冠雪と季節は速い。

朝晩冷え込むようになったと思ったら、風邪をひいた人をよく見かけるようになった。早くもインフルエンザが集団発生している地域もあるとか。

予防の基本は、やはり手洗いとうがい。せっけんを泡立て、爪や指の間、手首までしっかり20秒かけて。近年、保育園や幼稚園では、歌と一緒に手洗いの大切さを楽しく学ぶ感染予防教育が進んでいるところもあるとか。私たちの頃は、この習慣にうとかったように思う。

一昨日か、国連児童基金(ユニセフ)が提唱する「世界手洗いの日」だったとか。国際衛生年の2008年に設けられ、各国で普及活動が行われるとも。

防ぎ得る感染症などによって、5歳の誕生日を迎えずに命を終える子どもたちは、世界で年間590万人。せっけんを使って正しく手を洗うことができたら、年間100万人の子どもの命が救える、とされる。

手洗いは、自分の体だけでなく、感染の流行を食い止めることで周囲の人々も守ることとも教わっているらしい。当たり前の習慣はやっぱり子供の頃からだ。

ラグビー日本代表の五郎丸歩選手はキック前の例の拝みポーズについて、テレビでこんなふうに説明していた。「試合のたびに環境や条件が変化する。雰囲気にのまれ自分自身が変わらぬよう同じことをやり続ける」。ルティーンこと、習慣は、大事だ。
【2015/10/17】 | ページトップ↑
敦賀のかくれた戦争の歴史(米軍捕虜)
 Date:2015-10-16(Fri)

戦後70年、戦後生まれ、いわゆる戦争を知らない世代が初めて総人口の8割を超えたとか。。
昨日、終戦直前に敦賀市にあった捕虜収容所に収容されていたアメリカの元軍の91歳の男性らが敦賀市を訪れた。まさにかくれた歴史だ。

元捕虜の3人がフィリピンで捕虜になったいきさつやその後、日本の収容所に移送されて国内の工場などで働かされたエピソードなどを話したとか。

当時、約400人の捕虜がいたとも。敦賀空襲など、転々と場所を変えたとも。捕虜ながらも複雑な思いだろう。

一方、捕虜でも、シベリアからの引き揚げた日本人の多くが祖国の地を踏んだ歴史が舞鶴である。そこに残る抑留資料が世界記憶遺産に登録された。シラカバの樹皮に記した日誌などもある。やはり監視をくぐり抜けてきた苦難の証しといえる。

いつの世も変わらぬ戦争の残酷さと人間の悲しさを物語るものだろう。抑留に限らない。その実相を刻みながら埋もれたままの資料が国内外にあるに違いない。掘り起こして記憶し、学び続けたい。

ところで、先の国会で集団的自衛権の行使容認などを盛り込んだ安全保障関連法が成立した。国際社会は変化する。平和を守るための法整備は必要だと思うが、。捕虜になるような、子どもや孫を決して戦争に出しては駄目だ。
【2015/10/16】 | ページトップ↑
赤レンガ倉庫と図書館の居心地の良さ
Date:2015-10-15(Thr)

昨日、赤レンガ倉庫がオープンした。明治から昭和にかけて国際港として栄えた敦賀港の様子をいまに伝える。これまでにない空間、いごごちの良さを感じる。観光施設として人気もあろうが教育施設でもある。

空間と言えば、公共施設で地味だが、大切な施設がある。それが図書館だ。民間参入が進む公立図書館の在り方が各地で議論を呼んでいる。

新図書館計画をめぐる愛知県小牧市の住民投票では「反対」が「賛成」を上回った。わが街の図書館には何が求められているのか、敦賀市には、それほど話題にならないが、あえて取り上げたい施設だ。

公設民営の図書館が話題になっている。先駆けとなった佐賀県武雄市の施設は、人気のコーヒー店が入り、書店のように販売用の本も並ぶ。来館者は以前に比べて3倍以上になった。議会でも話題になった。

愛知県小牧市が打ち出した民営図書館計画は住民投票の結果、「反対」、が上回った。モデルは武雄市の図書館だった。小牧市は施設を駅前に移し、にぎわい創出に役立てたいと考えた。

反対に票を投じた市民の思いが私は知りたかった。理想の図書館として描いたのは、学びの拠点だろうか、静寂の場だろうか。既に民営化した地域からは気がかりな声が聞こえてくる。実際、郷土資料が失われた、との指摘もある。

赤レンガ倉庫は敦賀市のタイムマシン、一方、図書館も見方によってはタイムマシンだ。書棚を探れば歴史をさかのぼることができる。地域の先輩たちが時代時代に絞り出した英知に出合うことができる。今を生きるヒントがそこかしこにある。

赤レンガ倉庫には、気比史学会が保存していた戦前の住宅地図がある。戦前、戦中、戦後の移り変わりが映像で理解できる。一方、図書館には敦賀市史誌がある。

定年を超えた高齢者が新聞を手に居眠りしている。高校生が勉強している。子供がビデオを楽しんでいる。

赤レンガ倉庫のタイムマシン、図書館もまったく違うが、そんなふわりとした出合いが楽しめる。
【2015/10/15】 | ページトップ↑
高校の政治的中立性
Date:2015-10-14(Wed)

高校生の頃、全国各地で大学紛争があり、最終的には東大紛争で学生の立てこもり、警察の介入で幕をおろした頃だった。

高校の学園祭では政治の討論会があり、ベトナム戦争の反戦歌がフォークソングで歌われ、高校にまで大学紛争の影響が色濃くなり始めた頃だ。いまでは信じられない光景が田舎の高校にもあった。いまでは過激と言うか、先生までが「安保反対」とあからさまに語っていた。

確か、これを受けてか、私の高校3年か、1969年の文部省の通知は高校生の政治活動を全面禁止、教員に授業での政治的課題の扱いに慎重な対応を求めた微妙な時期だった。この影響か、大学に入った頃、トイレに「革命家専用トイレ」なる落書きが残っていたものの、大半がノンポリ(ノン、ポリティックス)で政治に無関心になっていた。

ところが、18才選挙権の改正で、今回、文部科学省の通知案は校内での活動を引き続き禁止したが、校外は解禁。ただし生徒間の政治的対立などによって学校教育に支障がある場合は、禁止を含めた指導を行うとも、複雑な通知案だ。

報道では、授業について「具体的な政治的事象も取り扱う」としたものの、教員に個人的な主義主張を述べるのを避け、公正中立の立場を取るよう求めている。模擬議会や模擬選挙などの実践的な授業を紹介した副教材や指導資料も、教育基本法や教育公務員特例法などの規定を引きながら、繰り返し中立の重要性を説くものとか。

来年夏の参院選に向けて文部科学省は、高校生の政治活動や選挙運動を一定の条件下で容認するとの報道には複雑な心境だ。具体的には今月中に都道府県教育委員会などに正式に通知する。学校の内外を問わず全面禁止していた従来の通知は廃止され、放課後や休日に学校外でデモや集会に参加できるようになるとも。

高校の先生曰く、高校生が政治や選挙について学ぶための副教材と教員用の指導資料も総務、文科両省から先に公表され、主権者教育の形が整いつつあるが、一方、気になるのはこうした文書の随所に「政治的中立」を求める文言がちりばめられているものの、何をもって中立とするかは定かではないことだ。高校生以下の教育での半世紀近くの政治空白は、先生そのものも、経験がないだけに戸惑いを感じているようだ。
 
先生、曰く、「主義主張は、語らないlことが中立」とも。なれるまで時間がかかりそうだ。
 
【2015/10/14】 | ページトップ↑
鯖街道、ノーベル街道ともに出世街道
Date:2015-10-13(Tue)

高校の映画教室が石原裕次郎の「黒部の太陽」。鮮烈な印章だった。週末、黒部ダム訪れるにあたって調べるとダムの高さ(堤高)は186mで日本一を誇り、現在でも破られていない。

富山県で最も高い構築物でもある。総工費は建設当時の費用で513億円。これは当時の関西電力資本金の5倍という金額である。作業員延べ人数は1,000万人を超え、労働災害による殉職者は171人にも及び、いかにダム建設工事が苦難を極めたのかがうかがえる。その恩恵を電気と言う、無形のもので受けている。

大きな成果には大きな困難が必要だとの先人の教えにも通じる、ところで、その富山から岐阜まで、「ノーベル街道」とのテレビ報道。ある意味、現代版、出世街道。若狭「鯖街道」、実は、これも京都に通じる道で「出世街道」とも。これも、後で説明する。

「ノーベル街道」とは、国道41号の一部区間、富山市から岐阜県飛騨市、高山市に至る90キロ区間がそう呼ばれており、梶田隆章・東京大宇宙線研究所長がニュートリノの研究でノーベル物理学賞を受賞したことから、再び脚光を浴びている。

富山市出身の田中耕一さんが化学賞、梶田さんの恩師にあたり飛騨市神岡町の実験施設で研究に打ち込んだ小柴昌俊さんが物理学賞に選ばれた2002年、富山県が「ノーベル街道」の称号を与えた。化学賞の白川英樹さんと医学生理学賞の利根川進さんもそれぞれ高山市、富山市で幼少期を過ごし、街道にゆかりがある。

街道はかつて、富山で水揚げされた出世魚のブリを塩漬けにして山間に運ぶルートで、縁起物にあやかって「ぶり出世街道」とも呼ばれたとか。。

元鉱山跡地の神岡町まで、一度、通ったが山あり谷あり、現代ではスーパーカミオタンデの実験施設の存在が大きいな存在だ。この困難な自然豊かな道を「出世街道」を歩ませるということか。

一方、若狭の鯖街道も軍事上も大きな役割を果たしており、戦国時代には、織田信長が豊臣秀吉や徳川家康を引き連れ、この街道から越前朝倉攻めに向かったことで知られる。それが、敦賀の金ヶ崎城での浅井の裏切りで、天下人たちが逃げ帰った道でもある。「出世街道」にも困難はつきもの。

寒露を過ぎ24日の霜降を迎えれば、秋の日は釣瓶(つるべ)落とし。夕焼けを楽しむ間もなく日は暮れる。そう言えば英語で10月のオクトーバーは、末広がりのタコの八本の足にも通じる一方、良質なビールの意味もあるという。苦労もせず、黒部ダムを見る我が身、少なくとも、もののあわれを感じながら、今宵ビールで一杯。紅葉近い、秋深しである。

【2015/10/13】 | ページトップ↑
背番号こと、マイナンバーが届くーーー。
Date:2015-10-12(Mon)

来年春のセンバツ高校野球出場につながる秋の北信越高校野球大会の準々決勝が富山県で行われ、福井県代表の2校が準決勝進出を決めた。それも敦賀気比は、7回コールド、8対1で富山商業に勝ち。圧倒的強さだ。それに阪神が勝って、これもクライマックス。野球の明るい話題はいい。

野球といえば、もらってうれしい「番号」がある。高校野球の選手が監督から手渡される背番号。新しいチームになって、大会のメンバーに選ばれる。努力が認められた証しでもある。高校時代、教室で背番号をながめていた友人「この日のためにやって来た」と、よっぽど背番号がうれしかったのだろう。

レギュラーの1桁ならもちろん、控えを表す2桁だって立派なもの。野野球に限らず、スポーツを経験した人なら初めてもらった背番号の感激は忘れられまい。

その思い出は一生の宝物という人も中にはいるかもしれない。柔道など、個人競技が多かった私にはわからないが、一生ついて回る背番号がいよいよ登場する。

こちらは12桁である。来年1月から運用が始まるマイナンバー制度。間もなく一人一人にもれなく「個人番号」が届く。まずは社会保障や課税の分野に使われる。

行政事務の効率化や徴税強化につなげ、公平・公正な社会や国民の利便性向上を図る。税金、社会保障、災害だけに限ると言っても、一方で、市民からは個人情報満載の番号が流出して、自分が丸裸にされないかとの不安の声も聞く。

日本年金機構の情報漏えい問題で日本中が大騒ぎになった。国でさえそうなのに、民間企業は果たして大丈夫かとの声も少なくない。さらには予想もされた制度に乗じての特殊詐欺も早速あったというから心配の種は尽きない。

利便性とリスクは背中合わせ。とはいえ、そのリスクに比べ、どうもメリットが実感できないままスタートとの印象が市民に多いようだ。

9月議会でもマイナンバー導入に伴う手続き、個人情報保護などの条例を敦賀市議会で可決した。私も賛成者のひとりだ。議会の委員会の議論も、メリットとデメリットの議論を重ねた。あれこれ考えれば、もらってうれしいというより、今はちょっとやっかいな番号ではある。末端自治体でも、出前口座など開いて周知徹底も大事だ。マイナンバー届き、運用が始まる来年、使うメリット論をしっかり説明し、個人情報がどういうふうに自治体で守られるか、これも説明責任だ。
【2015/10/12】 | ページトップ↑
歩いて回る観光
Date:2015-10-11(Sun)

北信越大会で敦賀気比が東京学館新潟と魚津桃山運動公園野球場で対戦。着実に加点し6-1で快勝。それに福井工大福井と福井商業も8強へ。福井県のレベルの高さを感じる。最近は勝って当然と思うほど、なっている。これも実力か。

北陸新幹線が石川県金沢市まで延伸して半年余り。戸惑っているという。当然と思っていたことがうれしい悲鳴とか。地元では観光客はバスやタクシーで周遊すると想定していた。

ところが大半は徒歩で回るため、案内表示が分かりづらい、といった苦情が少なくないとか。日本三名園の一つの兼六園、歴史的建造物が並ぶ茶屋街、市民の台所の近江町市場。多くの名所が半径1キロほどに収まっている。

なるほど散歩気分で観光するには最適の街だろう。知らない街に一人で降り立ち、街歩きを楽しみ、土地の人情に触れる。そんな観光スタイルも定着してきた昨今。金沢では早速、歩道の上に案内表示を描くなど対策に力を入れ始めているとも。

いかんせん、敦賀市の観光の弱点は、この距離感が大きいことだ。バラバラ感覚と言うか、歩いて回ると言うか、歩いて回る観光にも限界がある。そのために金ヶ崎周辺、気比神宮周辺とか、歩いて回る周辺を意識する必要がありそうだ。

余談だが、紀の国わかやま国体が6日に幕を閉じた。選手はもちろん、大会の運営を支えた多くの人たちも一息ついていることだろう。選手だけでなく多くの関係者が訪れ、それも数日間、宿泊する。施設整備も重要だが、観光整備の整備も当面のターゲットだ。

ただ、整備費用は自治体に重くのしかかる。それに見合う活用も必要だ。国体、北陸新幹線と、財政を考えながら、知恵と工夫が必要だ。

【2015/10/11】 | ページトップ↑
税金の重さを考えない施設維持では困る。
Date:2015-10-10(Sat)

今は10月の第2月曜日になった「体育の日」は、もともと10月10日。当時、小学6年生、いまでもしない快晴。「健康増進を」と1966年に祝日になったのは、その2年前に開かれた東京五輪開会式の日にちなむ。繰り返しにもなるが、当日は雲ひとつない秋晴れだった。今日は、残念ながら曇りとか。

一方、TPPの大筋合意とノーベル賞ラッシュが重なり、内閣改造がかすんでしまった。それでも高木毅衆議の大臣就任は敦賀にとって明るい話題。また、昨年の物理学賞3人受賞に続く快挙は、ラグビーのワールドカップと並び、しばし閉塞感を吹き飛ばすカンフル剤になった気がする。昨年の青色発光ダイオード(LED)も同じだが、研究成果が人類にどんな恩恵をもたらすか、地道な取り組みこそ大事だ。

ところで、昨日は敦賀市議会で、アクアトムの説明会、赤レンガ倉庫の内覧会、議会研修と続いた。日本原子力研究開発機構のアクアトム、2012年3月末に閉館したまま活用策がないまま、今日を迎えている。市民には原子力の関連施設との意識も薄らいでいる。

アクアトムは、そもそも、敦賀市は、費用は負担しないとする方針から淵上市長になって、再利用で費用負担が決まった、これまでの方針を変更する。それには理屈と説明がいる。正直、これまで男女協同参画センターの一部の移設など、9月議会で検討していたのが、昨日は「難しい」の一言。他の施設を3つほど検討するなど職員の苦労はつきない。

正直、この問題は、原子力との関係もあり、なんとか残したい。そのために、福井県も敦賀市も努力してきた。特に敦賀市の基本路線が、費用負担を極力を押さえると言うのが基本のはず。人件費もしかりだ。それが「難しい」では納得できるものではない。

敦賀市は、アクアトムの再利用にあたって、子供の遊び、学びで企画した。子供の観客数だけに判断するべきものでもないが、税金の重さを私たちは常に考えるべきであり、子供の施設も百歩譲って、企画もいいが、基本論の税金に対する市の考えの甘さ、総合的に観光戦略における受け皿など、トータルビジョンのなさをあらためて感じた。

一方、赤れんレンガ倉庫の完成前の内覧会があった。確かに素晴らしい。レストランも期待できる。ジオラマ施設も明治から昭和の古きよき時代の敦賀市が表現されている。レストランの人気、ジオラマの目新しさと、子供たちに敦賀の昔を伝える、本当にいい施設ができた。観光客の人気もしばらくは持続するであろうが、敦賀市全体の観光ビジョン、回遊性、戦略にかけ、今はいいが将来はといった構想がまだまだ定まっていない。

そのひとつが博物通り、市立博物館はリニューアルしたものの、平日の閑散は、三軒あった店舗のひとつの撤退につながった。過去は市民温泉リラポートの赤字、なんとか財政力で市民のための施設となっているが、これからの施設維持は厳しい。

正直、北陸新幹線敦賀延伸までわずか7年半、どう観光戦略をたてて、受け皿とするか、アクアトムもそのひとつ、県との総合施設だけに、税金の重みの中で、子供の学び、遊びの施設、そして、他の施設との再利用を真剣に考えるべきだ。





 
【2015/10/10】 | ページトップ↑
車中心だった道路を人に優しい場所に
Date:2015-10-09(Fri)

明後日11日、大型観光企画北陸デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、JR小浜線に嶺南各市町を代表するゆるキャラ6体をデザインしたラッピング列車が登場する。嶺南広域行政組合議会で女性議員の提案で動き出したラッピング列車、小浜線の利用が減少するなかでの苦肉の策でもある。

ツヌガ君(敦賀市)、へしこちゃん(美浜町)、わかさ梅ぼう(若狭町)、さばトラななちゃん(小浜市)、うみりん(おおい町)、赤ふん坊や(高浜町)が走る。秋の若狭路を走る列車を想像するのも楽しい。

ところで、都市のシンボルロードの車を抑制して歩行者空間にする動きは銀座に歩行者天国に始まり、全国に広がっている。京都で4車線の四条通を2車線に狭めて歩道を広げているのをはじめ、仙台の青葉通、名古屋の広小路通、大阪の御堂筋などで工事や計画が進む。

名だたる通りが競い合うように、車中心だった道路を人に優しい場所に転換する。にぎわいや憩いを生むことで、都心の活力アップを狙うとか。

地方都市も負けじと企画が進むが、いっこうに動き出さないのが敦賀市の国道8号線だ。せめて7年半後の北陸新幹線敦賀開業まではとの思いがある。というのも、先日、訪れた長野市の善光寺の参道が4車線から2車線へ。歩道にはハンギングバスケットなど、花で飾り、歩いて楽しい歩道を演出していた。

気比神宮の駐車場を止め、神楽通りを歩かせる工夫もほしい。公園の駐車場との構想もいい、場合によっては神楽通りの歩行者天国も気比の杜フェスタのように社会実験で取り組むのもいい。

余談だが、那覇市随一の繁華街である「国際通り」を歩行者天国にとの取り組み、イベント満載とか、いずれにしても地元、商店街が動き出さなければ、なにも、何も進まない。
繰り返しにもなるが、車中心だった道路を人に優しい場所に、その発想が敦賀にとっても重要になると思うだが、ラッピング列車の発想も、そんなところにある。

【2015/10/09】 | ページトップ↑
「元敦賀城主、大谷吉継」あれこれ
Date:2015-10-08(Thr)

連日の快挙、昨日はと、思ったがそれほど甘くない。文学賞の村上春樹はどうだろうか、まさに今度こそとの思いもする。ところで、ノーベル医学生理学賞に選ばれた北里大学特別栄誉教授の大村智さんの経歴。「元高校教師」の「元」の言葉が印象に残った。「これが原点」と言う教授の経歴はいい。

一方、政治家の肩書の「元」はあまりにも軽い。はっきり言えば「ただの人」。任期を終えた政治家の肩書で「元議員」という名刺を見たがなぜか寂しい。一方、「元カレ・元カノ」、もっと言うと「元ダンナ」と、という言葉は軽くていい。

友達の範ちゅうにあるような響きがある。書きながら出だしを探すが、「元敦賀城主」、この響きはこれから大事にしたい。

来年の大河ドラマの「真田丸」の元敦賀城主、大谷吉継で観光客は、必ず、増える。準備、急ぐべきと思うが、いまいち、反応は鈍い。

余談だが、2017年のNHK大河ドラマの主人公が徳川四天王の一人、井伊直政の養母、井伊直虎に決まった。戦国時代が舞台でも、直虎が活躍した場所は、現在の静岡県浜松市周辺のごく狭い地域。これまでにない斬新な選択ともいえる。

井伊直政は後にお隣、滋賀県彦根藩の初代藩主。報道によると、直虎にスポットが当たるきっかけになったのは、気鋭の女流作家、高殿円さんの小説「剣と紅」。ドラマにもなった「トッカン」など働く現代女性を生き生きと描く高殿さんが、初めて執筆した時代小説だったとも。

直虎は下克上の嵐が吹き荒れる混沌とした戦国期に、生涯独身を貫いて井伊家を守り抜いた女性。戦場で活躍した訳ではないが、家臣の専横や裏切りに耐え、直政を戦国を代表する武将に育て上げた。それが彦根藩。

それにしても、過去の主人公に比べ、格段に知名度が低い人物なのは間違いない。逸話がおもしろければ、格にはこだわらなくなったと実感する。

大河ドラマの舞台になれば地域振興の効果は絶大。敦賀は大河ドラマのひとつの舞台、そのたびに観光客が増えている。

1年を通して放映されるドラマの注目度などを考えれば、地元への集客や経済効果は大きい。西川知事が進める「由利公正」も興味深い。福井しあわせ元気国体が開かれ、明治維新から150年の節目の年となる2018年。知事は、福井藩士の由利公正を主人公の有力候補に挙げ具体的に動きだした。県内の機運をどう盛り上げるかが鍵を握る。

視点を変えれば、新たな候補も光が当たる。誘致のやり方次第で主人公抜てきもあり得るが、のではないか。歴史を調べると、由利公正と敦賀県との関係もある。福井県は福井国体の年である18年は大きくアピールできる。
【2015/10/08】 | ページトップ↑
敦賀高校の定時制の存在
Date:2015-10-07(Wed)

またまたの快挙。質量がゼロと思われていた素粒子ニュートリノに質量があることを見つけた梶田隆章さんの授与。岐阜県飛騨市の地下にある観測装置スーパーカミオカンデで、3種類あるニュートリノが違う種類に変身する「振動」という現象を発見した。

この実験装置は、神岡鉱山の跡地。一度、見学に訪れたことがあるが、亜鉛鉱石の主要鉱物に含まれるカドミウムを原因とする、富山県神通川流域で発生した大規模な公害「イタイイタイ病」の暗い歴史ももつ。交通は不便だが、鉱山跡地に入ると独特な雰囲気が漂う。

一方、ノーベル医学生理学賞に決まった大村智さん。本当に親しみのある方だ。東京の江東区の工業高定時制の教諭時代、仕事を終え手に油を付けたまま学ぶ生徒の姿に発奮し教えながら自らも大学院生になったとか。。

敦賀にも定時制の高校がある。ある飲食店で働いて定時制に通う二十歳を過ぎた方と何度か話したことがあるが、「定時制の高校が楽しくて、アルバイトを終えると急いで、敦賀高校に行く」と。

時代の変遷で定時制のあり方も変わったが、ある意味、地域の縮図だ。敦賀高等学校の定時制津内分校・粟野分校も含め一時は400名もの生徒が在籍する県下有数の定時制高校であった。その後、時代の変化とともに縮小を余儀なくされた。昭和50年に松葉町の現在地(全日制と同じ敷地)に移転、新校舎として施設・設備が改善されたとか。。

平成22年度から単位制になり、三修制、前期と後期の2学期制が導入された。現在までに約2000名の生徒を送り出し、商業科を伴うなど、地域の中心メンバーとして活躍されている卒業生も多い。

現在は、各学年1学級、在籍生徒60名の普通科の夜間定時制で、生徒の大半は敦賀市内から通学している。時代ニーズもあって、多様な役目を果たしている貴重な存在だ。

余談だが、父の最後の仕事が、60年に設立した夜学の香川大学商業短期大学部の設置だった。設置にあたって何度も、さぬきうどんを土産物に文部省に通ったことを思い出す。私の友人も通い、こっそり父の講義を受講したこともある。

夜学だけに独特の雰囲気がある。油まみれではないが、会計などの講座もあり会社の事務服での女性もいた。確か、二十歳を過ぎていたのか、友人と大学の近くの居酒屋で朝まで飲み明かした思い出だけが残る。ただ、この短大も勤労学生の減少か、今はない。

いずれにしても、地方の小さな町での敦賀高校の定時制の役割は、生徒が減少しても多様な役割があり、敦賀市立看護大学や福井大学の高等機関は、敦賀の違った意味の原動力になることは確かだ。

それと、いま飛び込んできたニュース、高木毅衆議の復興大臣の内定、これは、敦賀にとって快挙。今日はこの話題でもちきりとなる、ことは確かだ。

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【2015/10/07】 | ページトップ↑
TPP全体利益と地方の農業、高齢化と狭い敦賀平野での難しさ
Date:2015-10-06(Tue)

大きなニュース、ノーベル賞にTPPと。大村教授のノーベル賞は、またまたの快挙。1979年に発見された「エバーメクチン」は、アフリカや東南アジア、中南米など熱帯域に住む10億人もの人々を、寄生虫病から救う特効薬へとつながったとも。その偉大さに敬意、敬意だ。

一方のTPP、5年超にも及ぶ交渉、これも報道では喜ばしこととも思うが、一方で大きなリスクもある。いずれにしても米アトランタを舞台にした閣僚会合も5日、土壇場の攻防、息も切れそうな長丁場でだった。

野球に例えるなら延長戦、それも深夜、深夜の突入と言ったところか。野球は得点の多い方が勝ちだが、取引ではあからさまな勝ちも負けもあってはならない。互いに得をする引き分けの形でなければ通常決着は付かない。

安倍政権はTPPを成長戦略の柱として位置づけ、構造改革に必要な規制緩和の起爆剤として期待する。農業改革はその一端だ。合意によって、コメの無関税輸入枠が創設される方向という。

恩恵を受ける輸出産業とは対照的に、農業は大転換を迫られる。TPPの副作用も大きいと思う。

特に、関税の引き下げで、外国産品との厳しい競争に直面する国内農業、特に小規模農家が多い敦賀、狭い敦賀平野での農業は大きな打撃とみていい。

政府の言う農業の体質強化と言っても高齢化に小規模と、敦賀にとって、厳しく限界近いことばからりだ。地方、それも敦賀市のような地域はどう対応するか、切実な課題と向き合うことになる。補助金、地産地消の敦賀市の産業政策では対応できない大きな転換点になったとも言える。

交渉が長引くにつれ、何のためのTPPなのかとの疑念、当初から「秘密交渉」とされたTPPだ。情報開示は不十分で、国民は詳細を把握できていないし、地方への影響はどの程度か、正直、理解できていないのではないか。

政権が強調する「経済効果」についても国全体としての利益ばかり強調され、日本にとって、もっと言えば地方、敦賀にとって負けに等しい引き分けに持ち込まれないかと案じてしまう。
【2015/10/06】 | ページトップ↑
マイナンバーの通知と自治体
Date:2015-10-05(Mon)

敦賀駅前広場が完成した。敦賀市でもっとも変わるエリアだ。季節は速い。芭蕉が敦賀を訪れた季節も秋。芭蕉が読んだ俳句で「秋深き隣は何をする人ぞ」。この句を詠んだとき、芭蕉は旅先で倒れ、この10月に亡くなっている。

秋の深まりをひしとその身に感じる季節でもある。今月に動き出すシステム。国民一人一人に番号を割り当てるマイナンバー制度が施行され、今月に個人番号の通知が始まる。敦賀市も国の動きに合わせて、9月議会で市役所でのマイナンバーの手続き、手数料や個人情報保護など条例改正した。市議会でも、議論を重ねたが、リスクとの観点は難しい。

行政事務の効率化などに役立つとされるが、個人情報流出のリスクもある。情報管理を担う。安全・安心のための対策を急がねばならない。
 
6月に発覚した年金情報の流出で問題となった「標的型攻撃」も増えている。これはメールの添付ファイルを開かせてウイルス感染させ、システム内の情報を抜き取る。総務省は日本年金機構の流出問題を受け、個人番号を管理するシステムをインターネットから遮断するなどの緊急対策を市町村に求めた。

だが、住民情報を管理するシステムがネットから分離されているとはいえ、ネットから遮断する改修には専門知識と費用が必要になる。敦賀市のような小規模自治体は人材も財源も不足し「どこまで対策をとるのか」との疑問もある。

一方、各世帯に郵送される個人番号の通知カードは、住民票の住所を移さないまま転居した人や、配達時に受取人が不在で保管期間を過ぎてしまうことなどによって届かない恐れがある。

こうした不着分の対応にも自治体は苦慮する。また、国会でマイナンバーを金融機関の口座に結びつけられるようにする改正法が成立した。消費税率引き上げの際の還付制度にマイナンバーを使う案も浮上している。

国は制度開始前から利用範囲拡大に前のめりだが、安心して利用できる態勢も重要だ。自治体を支援し、個人情報を守れる仕組みを構築する必要があるように思う。

市民の方からマイナンバーと身分証明との関係など求められるが、窓口での分かりやすい説明も大事に思う。国勢調査といい、マイナンバーといい、ネット社会の進展の速さ、個人情報の不安は最近、多い。国勢調査でのネットでの手続き簡単だったが、
一人世帯の方は不安に感じ、途中で止めたとか。
【2015/10/05】 | ページトップ↑
観光戦略の裏表
Date:2015-10-04(Sun)

今日で敦賀駅前広場はオープニングを迎える。北陸新幹線まで7年半、観光客は必ず、増える。その準備は、いまからその戦略があっても不思議ではないが、これがまだまだだ。JR直流化で確かに200万人の観光客は増えたが、その後減少。

大河ドラマや映画の影響は大きい。小浜の「ちりとてちん」効果。観光客も倍増、その後の減少も大きいが、舞鶴若狭自動車道の効果で、また増えた。観光とは言葉は不謹慎かもしれないが、水商売的な要素がある。長浜市はその点、うまい。大河ドラマ効果をプレ、本番、アフターと利用するだけ利用して、減少時なりに次を模索している。

正直、敦賀市はこの点は無頓着と言っても過言ではない。ただ、これだけ景気が低迷すると、そんなことは言っていられない。

まずは、ことし、戦後70年のことし、多くの関連映画が封切られている。12月公開の『杉原千畝スギハラチウネ』もその一つ。ご存知、杉原といえば、第2次世界大戦中にユダヤ人難民にビザを発給し続け、約6千人を救った外交官として知られる。人道の港、ムゼウムは倍増するだろう。来年、世界記憶遺産ともなれば倍増に倍増、それだけに効果は期待できる、大河ドラマの「真田丸」の大谷吉継も準備をはじめておくべきだろう。

余談だが、人道主義者の部分に光が当てられるが、そこは戦時。政治情報の収集、現地協力者の操縦などにも携わり、日本に有益な情報を送り続けた。旧ソ連には入国を拒否され続けたという。

一度、リトアニアを訪問したが、地政学的に、これほど最適な場所はない。その協力者がユダヤ系ポーランド人であったことも理解できる。表と裏の世界だ。

現代も情報戦は国家の最重要事項だ。ただ、杉原のころとは桁が違う。米国家安全保障局(NSA)や英政府通信本部(GCHQ)は、ネットでやりとりされる市民の個人情報を大量に収集し、各国首脳の携帯電話を盗聴しても不思議ではない。

国民の一人一人にも固有の数字が割り当てられることになった。国民総背番号制であるマイナンバー制度。12桁の個人番号を通知するカードが今月中旬以降に順次届けられ、来年運用が始まる。利益も大きいが、漏れると大変な目に遭いかねない。常にメリットとデメリットを想定して、ことに当たるっべきは行政として当然だ。

観光戦略も同じだ。北陸新幹線効果は大きい。一方で、相当なしたたかさないと、またもや舞鶴若狭自動車道と同じ、素通り効果で終わる。どう受け皿を描くか、行政も民間も大きなチャンスだけに見逃せない。
【2015/10/04】 | ページトップ↑
敦賀再生とビジョン
Date:2015-10-03(Sat)

6月議会、9月議会を通じて感じたことは渕上市政の「敦賀再生」がいまだ見えてこないことだ。これでは議論にもならない。

敦賀市は原子力発電所の長期停止で雇用や景気は停滞したままだ。長引く地域経済の低迷で市税収入が伸び悩み、電源立地地域対策交付金や原子力発電所の固定資産税も減少する方向にあること。

一方で人口減少、少子高齢化の進行で社会保障費は増加し、公共施設の保全、耐震化や更新に伴う財政需要の増大などが見込まれるためだ。支出を抑える取り組みは、公共施設の総合管理、補助金の見直しなど、あるが、これも限界に近い。いずれの対策も行財政運営、都市経営のあり方や、地域づくりの将来像に大きく関わる。

ここで淵上市長の明確な方針がほしいところだ。抜本的な行財政改革を不退転の決意で始動させるという「敦賀再生」ビジョンなるものがほしい。
 適正な行政サービスを将来にわたり継続していくには、財政基盤をしっかりと確立しなければならない。市民に丁寧に説明して共通認識を培うことが必要だろう。同時に改革に当たって市民にも一定の痛みが生じることは想像に難くないが、市民が安心して暮らせる地域づくりは行政の使命であり、さらに敦賀市の将来像として、北陸新幹線、敦賀延伸に向けたまちづくりのビジョンだ。
6月議会にいきなり、鉄道運輸機構の工事管理事務所の駅前移転問題だ。全体ビジョンがあるならいいが、ただ移転だけでは議会は怒るのも当然だ。

まちづくりは市長個人でできるものではない。つ積み上げた計画をいきなり変える、そんなビジョンなき変更はあってはならない。北陸新幹線敦賀開業まで7年半、将来構想を描き実行までのかじ取りは容易ではないことは理解できる。。

いずれにしても、市民生活は待ったなしだ。市民生活と、健康づくりや介護予防の推進、ごみ減量化など、日常の取り組んでいる施策の中にも市民の幸せと経費節減を同時に達成できるものがある。個別の改善策とともに、総合的な視点からの検討が重要ではないか。公共施設の総合管理なども住民サービスの縮小ではなく、新たなサービス創出の転機とするべきだ。
 役所と民間で協力しあって課題を克服し、地域の成長につながる将来像をつくりあげる時期だ。。
【2015/10/03】 | ページトップ↑
赤レンガ倉庫のオープンと秋の夜長
 Date2015-10-02(Fri)

爆弾低気圧とはよくいったものだ。昨日、風速21メートルを敦賀で記録。深夜に連続的出される大雨、洪水警報、それに竜巻と。被害がなければいいが、ーーー。

ところで、昨日は勝山市で開催された福井県社会教育研究集会に参加した。敦賀から1時間半、勝山市も人口減少が急だが少しずつまちづくりを進めている。

今日の夕方、穏やかな暮れとなると思う。ただ、暮れるのも速い。暗くなると虫の声も聞こえる。秋の夜長を語るには、虫の声が欠かせない。明確な四季、仏教による無常観なども相まって、この面でも日本人の優れた感性が発揮される。

いよいよ敦賀駅前広場に続いて、敦賀赤レンガ倉庫の耐震補強工事が完了し14日にはオープンする。北棟ジオラマ館では国内最大級の鉄道ジオラマ、南棟レストラン館、は今後、各店舗が内装を施工10月14日はきしくも鉄道の日。鉄道ジオラマは全長27・5メートル、奥行き最大7・6メートル(約180平方メートル)で、敦賀港が国際的な発展を遂げた明治後期から昭和初期までの敦賀の街並みを再現するものとか、楽しみだ。北陸線、敦賀港線の鉄道を中心に当時のスイッチバック路線、ウラジオストクまで運航していた船舶などを配置。拡張現実技術を用い、近未来の敦賀の様子も画面で見られるようにするとか。

一方のレストラン館は、海鮮やイタリアンなど3店舗が競い合う。ジオラマ館の入館料は大人400円、小学生以下200円。年間8万人を予定し、敦賀市の観光のひとつの目玉となればと思う。ただ、休館日が急だが水曜日、鉄道資料館の月曜日と合わないこと、ムゼウム資料館と赤レンガ倉庫の距離感など課題もある。今後は金ヶ崎周辺の整備構想の実現も大事だ。

いずれにしても暑くもなく寒くもない夜、笙の川の岸辺にふらりと足を運び、虫たちのオーケストラに耳を澄ませ、時間があれば、赤レンガ倉庫まで足をのばす。約1時間のウオーキングだ。

敦賀の秋も速い。ぜいたくに四季を感じ、気ままに味わえる。秋の赤レンガ倉庫も味わい深い。そうは言っても大雨、洪水警報、笙の川の水位も上昇、ただただ、低気圧が過ぎ去るのみだ。異常気象が当たり前では、書きながらまとまらない。
【2015/10/02】 | ページトップ↑
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