良いお年を!(田中角栄元首相と高木孝一元市長)
Date:2015-12-31(Thr)

いよいよ大晦日。今年は家族で大晦日を金沢で迎えた。父の墓参りして、はじめて正月を金沢で迎える。今年の金沢人気は大晦日も変わらない。2016年に向けて、申(さる)年は「騒ぐ」と言われますが、敦賀市のもんじゅをはじめ原子力の課題があるが、それでも一歩一歩、着実に前進するものと期待したい。

ところで、年末ぎりぎりの日韓の慰安婦問題の解決、一昨日のトップニュースだが、国との関係や経済など、やはり政治で動くことが多い。国際的な合意は、そのときはよくても年月が立てば、大統領リーダーがかわれば、それは歴史が証明している。ただ、動き出すことは確かだ。それも歴史が証明している。

ところで、豪雪地・新潟の農家の次男坊から裸一貫、土建会社を興し政治家になった田中角栄、大学2年だったか、1972年7月、54歳で首相に就任するや日中国交正常化を実現する。これで日中関係が格段に近くなった。まさに「決断と実行」をスローガンに強烈なリーダーシップだった。

当時、書店で手にした「日本列島改造論」は、薄い本だったが、都市と地方の格差を是正する、その発想力と展開力に感服した。今の北陸新幹線、舞鶴若狭自動車道、北陸自動車道と、この改造論が今、まさに生きている。

一方で土地転がしなどのうわさは絶えず、金権政治と批判されたが、未だに尊敬する人は多い。私もその一人だ。

「コンピューター付きブルドーザー」や「今太閤」、そして「闇将軍」の異名を持った田中角栄元首相、ロッキード疑惑で逮捕されたのは、乗船実習中のバンクーバーの現地のテレビでが知った。それも新聞も一面トップの横、日系の方から「恥ずかしいですね」との声をかけられたのを覚えている。確か、死去したのは22年前の12月と記憶する。 

その選挙区・旧新潟3区の対抗馬で先日の野坂氏の訃報で、当時の記憶を新たにした。その選挙戦のさなか、田中氏は野坂氏を心配し「雪国の怖さを知らない。風邪をひくから、靴下、長靴、手袋を差し入れてやれ」と秘書に指示したという。政界に君臨した権力者の人間的幅を感じさせるエピソードだ。 

ここまで、かき進めたのも、敦賀市にも同じようなタイプの政治家、高木孝一元市長が、いたからだ。もんじゅ、敦賀火力の誘致から運動公園、敦賀女子短大、プラザ萬象、総合福祉会館と、時代が時代だったが、田中角栄ばりの政治力だったと思う。ここではさけるが人間的な幅も大きかった。

敦賀も北陸新幹線など、政治で動いていることは確かだ。新たな時代に期待し、政治も決断と実行の延長戦にあることも確かだ。

最後に、今年も皆さんには大変お世話になりました。議員活動やブログに対する叱咤激励、ご批判など本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。それでは、良いお年を!
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【2015/12/31】 | ページトップ↑
お雑煮文化と地域の個性
Date:2015-12-30(Wdd)

もうあと2日。迎春準備に忙しい年の暮れ。おせち料理をつくる家庭が減り、デパートや仕出し料理店などから注文する家庭が増えたことは時代の流れか。和風のほか洋風や中華のおせちも登場し、通販で購入する家庭もある。元日からスーパーが営業するところも
あるとか。正月の風景は随分と変わった。

変わらないのが、各地域で食べられている雑煮文化だ。農林水産省のホームページに載っている雑煮文化圏マップによると、東日本はおおむね「角もちすまし」、関西地方は「丸もち白みそ」、西日本は「丸もちすまし」に分けられるとか。

私の父は金沢、母は東京、私が育ったのは讃岐、香川県。流れ者家族らしく、正月3日、それぞれの雑煮を楽しむことができた。

餅の形、具で違いがあります。金沢は、すまし汁の中に煮た角餅を入れ、せりを添えるといったシンプルなお雑煮が、三日目。多いようです。東京風雑煮も焼いた角もちにすまし汁が二日目。元旦は讃岐風雑煮、煮干しと白味噌の汁に、大根、にんじんなどを入れ、丸もちを入れて食すお雑煮。もちの中にあんこが入っているのが特徴。今でいうスイーツかもしれない。大根、ニンジンはすべて丸、円満に丸くおさまりますようにと、讃岐人の気質が伝わる。
 味噌に白味噌を使うのは一説によると保元の乱に敗れ讃岐に流された崇徳上皇のもとへ、京から行き来する人々によって京都から伝えられたとか。流刑の島国、四国ならでは文化と中学生で教わった。もちの中にあんを入れるのは江戸時代、「讃岐三白(塩、砂糖、木綿)」と呼ばれた名産品の砂糖を、正月くらいは贅沢品を食べたいと庶民願望とか。私が知る限り、めっちゃ甘い。甘党にはおすすめのお雑煮だ。
 

敦賀も確か、丸餅を白味噌で少し煮込んでトロトロになったところにかつおぶし(薄くふわっと削ったもの)をたっぷりかけて、これが敦賀のお雑煮と言われ食べたことがある。白味噌と丸もちは讃岐とおなじ甘さ。

いずれにしても雑煮はもともと農耕民族の日本人が神様にささげる供物で、その土地の最上の食材を使う。各地域や各家庭独自の具材、味があり、一つとして同じ雑煮はないという。地域や家庭の個性が光る食文化と感じる。

本格的に動きだす北陸新幹線の工事、その受け皿など地域の個性をいかに引き出すかが鍵を握る年になりそうだ。。
【2015/12/30】 | ページトップ↑
小浜線の平行在来線問題
Date:2015-12-29(Tue)

平行在来線問題は、新幹線開業に伴う地域の大きな課題となる。当然ながら小浜線が平行在来線となれば、敦賀市の負担も増える。負担は明らかではないが、相当な経費となることは確かだ。まだJR西日本と福井県の見解は違うが、どうも分が悪い。

JR西日本は、北陸新幹線の敦賀以西ルートについて、小浜市を通る若狭ルートになった場合は、小浜線がJRから経営分離される並行在来線になるとの認識。

一方、小浜線は特急を運行していない。福井県は、新幹線が走行することにより、特急が新幹線に移る線区という旧運輸省の定義に基づき、若狭ルートの並行在来線として、普通列車だけの小浜線は該当しないとの認識。双方に見解の違いがある。

小浜線は敦賀市・小浜市・舞鶴市の各都市を結んでおり、通学、通勤路線。まさに生活路線だ。一方、沿線には海水浴場が多く、三方五湖や名勝蘇洞門、国宝明通寺、若狭彦神社などの社寺といった観光地を控えていることから行楽・観光路線となっているが、年間乗車数5千人を割り込み、減少の赤字路線だけに、平行在来線問題は今後の大きな課題となる。

平行在来線問題を調べると、第二の国鉄、赤字経営にならぬように、1990(平成2)年、整備新幹線の取り扱いについての政府・与党申し合わせに、「建設着工する区間の並行在来線は、開業時にJRの経営から分離することを認可前に確認する」という内容が盛り込まれた。JRは新幹線開業後、それと並行して走る既存の在来線を運行しなくても良いという見解に基づくもの。

新幹線開業に伴いJRから分離された在来線は、地元自治体などが出資する第三セクター鉄道が引き受け、列車運行を継続する場合がほとんど。しかし新幹線開業に伴って収益性の高い特急列車が廃止されるなど、JRから分離された並行在来線は経営環境が悪化。そうした路線を第三セクター鉄道はどのように運営すればよいのかという「並行在来線問題」が、整備新幹線の開業に伴って発生する。小浜線はもともとが赤字路線。

北陸新幹線の金沢開業に伴っても、JR信越本線の長野~妙高高原間は「しなの鉄道」に、妙高高原~直江津間とJR北陸本線の直江津~市振間は「えちごトキめき鉄道」に、市振~倶利伽羅間は「あいの風とやま鉄道」に、倶利伽羅~金沢間は「IRいしかわ鉄道」に経営分離された。北陸新幹線の恩恵とは裏腹に地域の大きな課題だ。小浜線も生活路線だけに大きな地域の負担となりかねない。若狭ルート決定と共に解決すべき課題だ。
【2015/12/29】 | ページトップ↑
北陸新幹線の大幅増、もんじゅの減額と敦賀市
Date:2015-12-28(Mon)

予算と人事は、語らずとも市長の方針が理解できると、昔、講演で教わった。まさにその通りだ。2016年度の政府予算案決定は、まさに国の方針であり福井県に対する姿勢でもある。

前にも述べたが、北陸新幹線金沢—敦賀の事業費が4倍超、敦賀以西ルートなどの調査費も増額となり、23年春開業に向け大きく進展した。本年度比4・1倍の900億円で、新北陸トンネルなどの建設が本格化する。駅前の機構の事務所も建設が急ピッチだ。敦賀の景気の下支えになることは確かだ。

若狭ルートなどの調査費は8億4500万円も大きい。終着駅、敦賀をしばらく続けてほしいが、現実はあまりにも不自然だ。敦賀以西の工事も敦賀の景気の下支えとなることも確かだ。

原子力発電所立地地域振興では、敦賀1号など3基の廃炉や、停止中でも一定程度稼働しているとみなす規定の見直しで電源三法交付金が削減。一方、同規模の45億円を「エネルギー構造転換理解促進事業」として新規計上した。これも評価できる。どうこれを敦賀市で使うことができるか、次年度以降も使えるだけに有効に活用したい。

なにより心配なのは、もんじゅ関連予算は、200億円から185億円に減額。運転再開の予算や新規制基準対応費は見送られたことだ。まだ結論も出ていない段階でのこの減額は理解できない。また、敦賀1号、2号ともんじゅの固定資産税の減少も今後、ボディブローのように影響してくる。

これらをもとに、県予算、敦賀市の予算編成が最終段階となる。各種の補助金の減額作業が進んでいる。歳入が厳しい中で、北陸新幹線の受け皿、施設の維持管理、国体準備、増え続ける社会保障と歳出をどう構築するのか、将来像も含めて、予算編成に注目したい。
【2015/12/28】 | ページトップ↑
今年は昭和90年、昭和は戦争、復興、高度成長と、まさに激動の時代だった。
Date:2015-12-27(Sun)

戦後70年がまもなく幕を閉じる。一昨日は来年1月下旬の再稼働に向けて準備が最終段階に入った高浜発電所3号機で、原子炉に核燃料を入れる作業が始まった。

24日、福井地方裁判所が4月とは一転、高浜3号機と4号機の再稼働を認める判断を示した。まともな判断だ。これを受けての作業。福井県の原子力発電所も目まぐるしく変わった一年だった。敦賀市にとって11月13日のもんじゅへの勧告はいまでも不思議でならない。それほど、根拠が曖昧な勧告と言えよう。それだけ厳しい現実をどう受け止め、どう高浜のように跳ね返すか、敦賀市にとっても将来がかかる正念場でもある。

東日本大震災後、原子力は何があっても不思議でない。ただ、またまた人材育成が大きなテーマ、懸念材料となってきた。

目を世界に移すと、ことし、テロとの戦いに明け暮れた。年明け早々、パリの週刊紙本社が襲撃され、11月には同時多発テロ。邦人人質殺害事件もあった。

愚かな報復の連鎖がやるせない。ことしは昭和90年でもあり、さまざまな場面で昭和が語られた。私は「団塊」と「新人類」にはさまれたいわゆる「しらけ世代」、大学扮装あとの「ノンポリ」せだいでもある。

高校時代に東大紛争をテレビでみて、卒業時期に大阪万博やあさま山荘事件を経験し、共通1次試験が始まる前の世代だ。

何においても熱くなれず、傍観者のように振る舞う世代か。同窓会の話も、話題は青春時代の記憶から子供の結婚、親の介護、そして互いの病気から定年後の生活、趣味へと。高度成長、低成長そして21世紀と。父は明治30年生まれ、明治、大正、昭和を3代を生きた。母も大正3年生まれ「青春時代は戦争ばかりだった」とよく聞かされた。

私自身、原子力船むつから原子力発電所という激動の原子力の世界で生きてきたが、それでもふと、平和にどっぷり漬かるわが身の幸せを感じる。ただ、テロなど事件を考えると、いつまでも傍観者ではいられるか、どれだけと、時代は速さと怖さを感じる。
【2015/12/27】 | ページトップ↑
若狭湾エネルギー研究センターの再生
Date:2015-12-26(Sat)

クリスマスから新年はあっという間に過ぎていく。年末と週末が重なると、余計に暮れを感じる。挨拶回りで若狭湾エネルギー研究センターの話題となった。敦賀市長谷に1998年に設置された。同年10月に開所した。もんじゅのナトリウム事故から3年後のことだ。6

大型の施設の多目的シンクロトロン・タンデム加速器やタンデム型加速器が設置されている。かつては、診療所を併設し、陽子線がん治療臨床研究から実証から治療までを考えていた。初代理事長は、垣花秀武さん、東京帝国大学理学部卒業、国際原子力機関次長。名古屋大学教授、同プラマ研究所長と立派な経歴を持っていた。それだけに求心力と影響力もあった。

敦賀に在任中、脳梗塞で倒れ、敦賀を去っている。この頃から若狭湾エネルギー研究センターの歯車が狂いはじめた。陽子線がん治療が福井市の県立病院に移ってから、看板でもあり、注目を集めた研究センターの求心力が失われたと言っても過言ではない。

設置前にプラザ萬象に準備室があり、垣花さんは陽子線がん治療から材料試験など大学など研究機関への発展を考えていた。将来象を楽しそうに語る理事長の顔が忘れられない。というのも、四半世紀前の東京に赴任時代にお世話になった関係で敦賀駅前のマンションにお邪魔しては、もんじゅ以外の実用的な研究施設の設置による敦賀市の将来象を何度か伺った。

ところで、政府は地方移転の候補となる34の中央省庁や独立行政法人の研究・研修施設を決定した。政府がこの春に示した「地方移転候補リスト」からして、本気度が疑われた。リスト掲載の約250施設のうち現所在地が都内は50余り。本県など42道府県が69機関の誘致を提案した。

政府が公表した対応方針によると、「組織全体の移転」は大阪が提案した医薬基盤・健康・栄養研究所傘下の研究所だけ。それも、もともと研究所の独立行政法人本部が大阪にある機関という残る本県提案の若狭湾エネルギー研究センターへの理研の一部移転。ところが、現実は話だけのようだ。

理化学研究所は、日本で唯一の自然科学の総合研究所として、物理学、工学、化学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めているだけに移転が決まれば研究センターの再生につながる。現実、「一部移転」の多くは、各地の大学や企業との連携強化にとどまる。

研修施設の「移転」には、研修や合宿の地方開催も含まれると期待度は大きかっただけに「絵にかいたもち」だ。「東京一極集中是正」策とはほど遠い。

安倍政権は今日で、発足3年を迎える。大規模な金融緩和は株価上昇や企業業績の改善に結びついた。だが、肝心の「地方創生」が「絵にかいたもち」か、若狭湾エネルギー研究センターの運営費は交付金と電力などの人材派遣で成り立っている。もんじゅと同じように来年は正念場とも感じる。
【2015/12/26】 | ページトップ↑
診療報酬改定の敦賀への影響
Date:2015-12-25(Fri)

福井地裁は関西電力高浜3、4号機の再稼働を事実上認めた。当たり前と言えばそれまでだが、まずはよかった。

ところで、12月、小浜市と鯖江市の飲食店で食事をした客が下痢などの症状を訴え、県はそれぞれの店の料理が原因の食中毒と断定し、23日から3日間の営業停止処分とした。県は食中毒の発生が相次いでいることから、食中毒多発注意報を出し注意を呼びかけている。このように時期と思いがちだが意外と盲点だ。一昨年か、市立敦賀病院のノロウイールスも大変だった。

一方、来年度から医療機関に支払われる診療報酬は全体で1・03%引き下げることを、政府が決めた。引き下げは8年ぶりだが、プラス改定だった前回も消費税増税分の上乗せを除くと実質的には引き下げだったので、これで2回連続になる。市立敦賀病院も来年度より経営形態を企業会計の全部適用に変える。
 医療費は高齢化などで年々増え続け、年間40兆円を超えている。財源は税金と保険料、患者が支払う窓口負担で賄われる。いずれも国民負担だ。診療報酬を引き下げれば医療費の伸びも抑えられ、国民負担の軽減にもつながる。しかし、地方の自治体病院は今後、厳しい経営環境が待ち受ける。

診療報酬は2年ごとに改定され、診察など医師らの技術料にあたる「本体部分」と、薬や医療材料の「薬価部分」で構成される。全体ではマイナス改定だが、内訳では実勢価格が下落している薬価部分を大幅に引き下げ、本体部分は0・49%引き上げた。だが、政治と医療機関の経営は別物である。診療報酬はわずかでも経営にひびく。ましてや入院患者の減少などここにも原子力発電所の長期停止の影響が出る。さらに交付金がどうなるのか、心配の種は尽きない。

ただ、診療報酬の改定は医療費の総額が決まったにすぎない。高齢化の進展で、医療の形は大きく変わってきている。糖尿病など慢性疾患が増えているため、病気を治すというこれまでの医療から、病を抱えても住み慣れた地域で暮らし続けることができる医療が求められている。いわば病院完結型の医療から地域で癒やし支える医療への転換が求められる。

 
そのためには、病院や町医者の役割分担、在宅医療の強化や介護との連携など課題は多い。敦賀の地域医療の充実に向けて従来以上の大胆な配分を期待したい。
【2015/12/25】 | ページトップ↑
北陸新幹線金沢-敦賀間の事業費が15年度の220億円から来年度900億円に増える見通し
Date:2015-12-24(Thr)

今日はもうクリスマスイブ。寒い朝の早起きはつらい。もう一度布団に潜り込みたくなる。つい怠けがちな当方としては、またまた潜り込む。議会も終わり、敦賀市も来年度予算編成に拍車をかける。

ところで、国の来年度予算編成で、北陸新幹線金沢-敦賀間の事業費が15年度の220億円から900億円に増える見通しとなった。北陸新幹線開業の経済効果が予想以上に高く、安倍政権が進める「地方創生」のモデルになり得ると判断されたからだろう。

かつて日経新聞の社説で北陸新幹線がかなり批判されたことがある。そんな声も北陸新幹線の金沢の成功で、そんな声は聞こえない。北陸新幹線全体では、15年度当初比500億円増の約1千億円となり、手厚い予算措置が講じられたといえる。同時に、敦賀以西ルートの調査費として、国土交通省が概算要求している8億4500万円が満額配分される見通しであるとも。

これで敦賀までの新幹線工事も本格化する。景気が低迷する敦賀にとって朗報だ。舞鶴若狭自動車道の工事が終わり、景気低迷に拍車がかかりはじめた時期の新幹線工事は明るいニュースだ。ホテル、民宿、タクシーなど身近な状況が状況だっただけに、まだまだ低迷時期が続いているが、少しでも明るいニュースはうれしい。

2022年度の敦賀開業を確実にするために、予算を確実に執行していく必要がある。金沢-敦賀間の工事は、用地買収を終えた区間から高架橋建設、新北陸トンネルなどの工事を本格化するが、最大のネックは用地買収にかなりの時間を要すること。小松周辺、福井周辺と7年後目指すにはかなり難しいとの話もある。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、金沢-敦賀の用地取得率は13%にとどまっているとか。職員から漏れ出す声は、人手不足と足元をみる地権者への対応と、相当苦慮しているとも。工事も材料の高騰、人手不足と予算と工期が足りるか、来年度には明らかになるとも。

与党検討委員会は金沢-福井間を20年度に、2年早く先開業させる目標を掲げているが、どうみても実現は困難な情勢だとも。それよりも現実をしっかり見据え、7年に迫った敦賀開業、敦賀市の駅周辺、中心市街地など受け皿づくりに時間はさほどない。
【2015/12/24】 | ページトップ↑
原子力、風力、そして太陽光
Date:2015-12-23(Wed)

スキー場の話題が届くようになった。敦賀もスキー場が閉鎖されて何年がたったろうか。日本のスキー人口の激減。一方、、2020年東京五輪が話題をまいた今年。その陰で22年北京冬季五輪が正式決定した。中国は00年のスキー人口がたった1万人だったのに、今や2千万人を優に超え、政府の掲げる目標は3億人とか。まさにうなぎ登りだが、中国の景気低迷で電力は下降ぎみとか。

ところで、昨日のトップニュースは、関西電力・高浜発電所の再稼働を巡り、西川知事は県庁で会見を開き、再稼働に同意する考えを表明。高浜3号機と4号機は、ことし2月、事故を踏まえた国の新規制基準の審査に合格し、すでに高浜町と県議会が、再稼働に同意と石橋をたたいてわたる作業が続いた。ようやくといった感覚だ。それだけに24日の裁判、最近は何でもありだけに、注目しておきたい。

一方、先日、嶺北で風力発電所の風車の事故があった。敦賀市でも風力発電所の話は何度か、もちあがっているが、たち消えになっている。その一方、敦賀市内、この4年間で太陽光発電施設の建設が急増、利益がからむ施策の効果は大きい。ただ、環境に優しいエネルギーのはずの太陽光が自然環境を破壊してしまっては本末転倒だ。エネルギーの街、敦賀をアピールする目的で設置した敦賀駅前広場の太陽光発電も不人気なままだが、しばらくはイニシャルコストを考え、我慢して使おう。

いずれにしても、普及、促進には、月々の電気料に上乗せして徴収されている再生可能エネルギー発電促進賦課金が使われており、いわば国民の税金で成り立っている再エネ制度に納税側の理解は欠かせない。設置者の良識と同時に、行政的にもは設置にルール作りも必要かもしれない。

用地に整備された大規模なソーラーから、個人レベルで設置した小規模なものまでさまざまだ。道路沿いの空き地や田畑と、日当たりが良ければ場所はいとわないような乱立状態の様相を呈している。もうそろそろ、個人宅を除き敦賀も設置は歯止めがかかったようだ。

景観や環境面で問題が生じても設置にあたっては法的規制の対象にならない。太陽光はクリーンなエネルギーとして国も力を入れている再生可能エネルギーの一つだ。再エネ賦課金はそこで生まれた電気の買い取り費用に充てられる。クリーンエネルギーの推進には賛成だが、太陽光設備で言えば20年、30年先、これらが寿命を迎えたとき、放置されずにきちんと継続または撤収されるのか、推進だけでなく、負の作用への防止策もまだまだ課題は多い。
【2015/12/23】 | ページトップ↑
議会の最終日。いよいよ年末へーー。
Date:2015-12-22(Tue)

昨日は議会の最終日。12月補正予算、テント事故への和解、もんじゅの勧告を受けての文部科学省などへの意見書、12月補正予算のアクアトムに関する附帯決議など採決して終えた。敦賀市の長年の懸案、今年の懸案の決着から国道8号線の二車線化など将来の方向性な明らかにする議会でもあった。

ところで関西電力が再稼働を目指す高浜3号機と4号機について21日、西川知事が視察し、重大事故に備えて整備された設備など、安全対策が十分にできているか確認。3号機と4号機は、現在、再稼働に向けて最終段階の検査を受けているほか12月に入って高浜町長と福井県議会が再稼働にすでに同意し、西川知事がいつ同意するか、24日の裁判と、年末に来てあわただしく動き始めた。

1年を振り返るこの時期は、寂しくも、いつも暗いニュースばかりだが、敦賀にとって敦賀気比高校の全国制覇、渕上市長の誕生と明るいニュースもあった。一方、原子力発電所の長期停止で仕事を求めて敦賀市を去る方も多かった。

戦後70年の節目、敦賀市も大きく変わった。一方、日航の墜落事故から30年、これも節目だ。歌手の坂本九さんがその事故で亡くなっている。、『上を向いて歩こう』と『見上げてごらん夜の星を』。ともに何気なく口ずさむだけでちょっぴり元気になれるいい歌である。

最近の夜空で星をみることはできないが、たまには夜空の星をみあげたくなる。はやぶさ2、あかつき、油井亀美也さん…と、はるか遠い宇宙での感動のドラマがいくつもあった師走である。

ロマン、再挑戦、中年の星—。そんな言葉の一つ一つに勇気づけられ、励まされた人もいたに違いない。

人によっては、空を見上げずにはいられなかった方もいたろう。テロとその報復に世界が震え、この国では偽造や不正が絶えなかった。地上に視線を落とせば、目をそらしたくなる出来事が多すぎた。

たとえ今は苦しく、不安があるにしても辛抱していれば、どうにかなる。渕上市長は議会の最後の挨拶で来年は申年(さるどし)、暗いことが「去る(さる)」とも語った。「辛い」の先にやがては「幸せ」が来る。と思って、きょう一日、今年も乗り切るとしよう。
【2015/12/22】 | ページトップ↑
都大路をタスキでつなぐ全国高校駅伝
Date:2015-12-12(Mon)

昨日は「ゆうあい倶楽部」という団体の研修会で京都の防災センターを訪れた。意外に京都も災害の多いとこだ。2年前の台風18号の桂川の氾濫は映像で生々しく記憶に残っている。この防災センターの体験コーナーは充実している。

強風32メートル、震度7、地下の洪水、消火器と実践を体験できる。日曜日でもあり、家族連れで賑わっていた。

この道中、師走の都大路を高校生ランナーがたすきをつなぐ「全国高校駅伝」の女子の終わった西京極陸上競技場を訪れた。

福井代表の美方高校女子は残念ながら40位と終わったばかりだった。全国高校駅伝は、京都市の西京極陸上競技場をスタートとフィニッシュに、京都の市街地を走るコースで行わた。午前に行われた女子は、フルマラソンの半分の21キロあまりを5人のランナーがたすきでつなぎました。

福井代表の美方は3年連続21回目の出場の名門。県勢最高の15位を目指しました。
しかし、1区で44位と出遅れると、巻き返すことができず、去年の25位を下回る40位の成績だが、一位の広島の世羅とは5分差、次の頑張りに期待したい。ちなみにタイムは1時間12分17秒でした。全国大会の雰囲気は独特だ。全国各地の高校ののぼりと指導者、家族と盛り上がっていた。国体ともなると、こうなるか、とも感じた。

ところで、最近は、少子化のあおりを受けて、陸上長距離も競技人口は減少している。7区間で競う男子の県予選参加校は10年前に比べて8校少ない14校。8〜10キロの長距離を走れる選手が最低3人は必要なため、各校とも選手の確保に四苦八苦しているらしい。

一本のタスキに込める思いはそれぞれだろう。京都は駅伝発祥の地、新春の女子駅伝とつながる。
【2015/12/21】 | ページトップ↑
気圧配置「西高東低」と嶺南も西高東低
Date:2015-12-20(Sun)

昨日は労組の餅つき、昼は赤レンガ倉庫へある団体の手続きで行くと観光バス3台でごった返し。クリスマス頃は4万人突破とか。これはうれしい悲鳴だ。

夕方は海洋少年団の入団式とクリスマスと年末の雰囲気だ。夜9時を過ぎて友人と行った近くの居酒屋、二次会と何組も来店。ここは忘年会真っ盛り。久しぶりの賑わいはいい。

ところで、この冬一番の寒波で、昨日の野坂山もうっすらと白いベールに包まれていた。暖冬に慣れた敦賀平野にも遅い先日の雪が来て、ある高齢の家族のタイヤ交換など冬支度を手伝うと腰に来た。

舞鶴若狭自動車道ができて1年半。東西の嶺南が近くなった。最近の福井のトップニュースは高浜3、4号の再稼働一色。おおい町、小浜市も含め再稼働の準備による作業員の宿泊で嶺南の西は多少潤う。

嶺南は物理的に近くなったが、精神的というか、長く感じるのもこの季節のせいか、報道のせいか。先日、高浜町に車を走らせて、時折差す日の明るさにも東と西の違いを実感する。

言い古された「西高東低」。敦賀—高浜間も随分近くなり、敦賀から高浜町へ、今回の再稼働の準備で通勤している方がいる。確かに高速を使うと1時間圏内。

舞鶴若狭自動車道の開通で嶺南東西、北陸自動車道の接続で嶺南嶺北も近くなった。神戸や姫路、岡山も近くなった。人やモノの流れが劇的に変わっている。

舞鶴若狭自動車道で結ばれるのは結構なことだが、気になるのは嶺南、嶺北の一体感が未だに薄れたままのように感じられることだ。嶺南の東西も同じだ。

先日も嶺南の市町の首長が敦賀市議会に一同に集まって「広域連合」の説明が敦賀市議会にされた。これまでにない異例の説明会だ。東西100キロの広域連合、まだまだ取り組みにも温度差がある。気圧配置が「西高東低」に変わり、いろいろ思うところが多い。今朝は寒い、午前5時現在、外気温は放射冷却で2度。
【2015/12/20】 | ページトップ↑
敦賀の新しい、美しく楽しい空間
Date:2015-12-19(Sat)

昨日は寒かった。そろそろ風邪とインフルエンザの季節到来。小浜市の小学校で3年生の児童がインフルエンザの症状を訴えて相次いで欠席し、学校は12月21日から2日間、学年閉鎖の措置。インフルエンザによる学年閉鎖や学級閉鎖は県内では今シーズン初めてとか。

ところで、昨日は社会教育委員会での公民館活動の提言について話し合った。来年3月までにまとめる予定。そのあと、赤レンガ倉庫のレストランでの忘年会。時間があったので金ヶ崎の「ミライエへ」へ。カップルが何組いただろうか。車のナンバーで名古屋もある。寒い夜だが、まだ足は止まらない。ネットでみると人気となっている。市民団体の頑張りにあらためて敬意を表したい。大成功だ。

赤レンガ、ムゼウム、鉄道資料館のライトアップと港と、敦賀の新しい魅力となっている。25日まであとわずかだが、このイベントを楽しんでもらいたい。願わくば、昨年は雪とのコラボを期待したい。昨年は、人はまばらだったが、雪化粧とのイルミネーションは美しかった。

赤レンガのレストランは、はじめてだったが、予約でいっぱいで最終の午後10時までゆっくりと食事とおしゃべりを楽しむことができた。冬の敦賀に新しい空間はどこかうれしくなる。ついつい本町へと足が向く。昨夜は人通りは例年よりは少ないが年末は年末。そして、敦賀ラーメンへ。若いときの習慣は直らない。飲んだあとのラーメンはうまい。寒さとラーメンはいつの時代も美味しい。

ところで、ところで『スター・ウォーズ(SW)』シリーズの新作が、昨夜、公開された。第1作が誕生したのは1977年。日本では78年に封切られ福井まで観に行ったのを覚えている。早速、時間をみつけて鯖江へといきたい。

報道によると、その年、女子サッカー界のパイオニアとなる選手が生まれている。一昨日、現役引退を表明した澤穂希さんだ。93年に15歳で代表に選ばれたときは短髪で童顔。少年のようだった。国民的なヒロインになったのは2011年のW杯。決勝で米国にリードされても諦めず、同点ゴールを決めた姿。まさに神業のようなシュート。女子サッカーの初めから低迷期を乗り越えての頂点は、誰もが認めるスターだ。私もテレビをみるたびに、どれだけ元気をもらったか。あらためて感謝だ。

ところで、ところで、ところで、朝起きて、のどの痛さと胃のもたれ、もう若くない、今日は餅つきと夜は海洋少年団のクリスマスパーティーと、そろそろクリスマスから年末へ。議会はあさって最終日。健康管理、健康管理と言い聞かせる。年の暮れ。

【2015/12/19】 | ページトップ↑
県議会の重大な決断(高浜3、4号)
Date:2015-12-18(Fri)

福井県議会は昨日、関西電力高浜3、4号機について「再稼働の必要がある」とする決議を可決し、再稼働に同意した。県議会の対応は新基準における最初の判断となるものと評価したい。これが嶺南、敦賀にと広がることを期待したい。

これにより今月3日には高浜町の野瀬町長が同意を表明。西川知事は町長の意向や県議会の議論を判断材料の一つと位置付けており、再稼働に向けた手続きが大きく前進した。

安全を第一として、敦賀市の敦賀2号、もんじゅと道にりは長いがひとつひとつ乗り越えるしかない。県議会の決断、市議会の決断と、それぞれの決断が地域の発展、市民、町民の生活に影響する。

ところで、成長と低迷、高揚と落胆、達成と屈曲。敦賀市の50年の歴史でも、時代の陽と陰が浮かぶ。なかんずく目が向くのは、それぞれの重大な選択や決断だ。

原子力発電所の誘致、敦賀1号ふげん、敦賀2号、もんじゅの建設と続いた、これまでの敦賀市の決断は、人口増加、発展となり、敦賀3、4号の本格着に続くか、に思えた。

それが福島の事故からの現在の低迷。人生に三つの坂があると言われ「のぼり坂、くだり坂、そして、まさか」の「まさか」からの状況。東北の被災地は比べものにならないが、現実はしっかりと受け止めての判断も大事だ。それだけに今後の判断は重要となる。高浜町、福井県議会は英断と思う。

財政状況が傾く中で、敦賀市、福井県のアクアトムの決断が英断となるよう、今議会での出された疑問が懸案に変形し、今に尾を引くものであってならない。

話を転ずるが、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、大沢たかおさんが演じた初代県令・楫取素彦は近代群馬の礎を築いた人物として評価されている。とりわけ大きな功績として挙げられるのが教育振興だ。師範学校や医学校、女学校を開設したほか、自ら有力者に資金拠出を依頼して回り、小学校建設と修学を奨励した。その後の群馬の小学校の就学率は大きく上昇し、全国でも教育が盛んな地域となった。これは上り坂での大事な事業の決断であり、英断となり、その後の群馬県を支えた。

一方、敦賀市立看護大学設置の判断も、医療面での看護師確保と資質の向上を目的とした。気がかりは、他県出身者が多いだけに市内に留まる学生がどれだけいるのか、財政面での負担にならないのか、これも決断が懸案となり尾を引いてはならない。

財政状況が厳しくなるなかで、教育にも暗い影を落とす時代を迎えている。楫取に倣い、未来を見据えて教育のあるべき姿、人口減少の中で看護師確保の面での未来に英断と評価されるように看護師確保の視点での施策も大事だ。
【2015/12/18】 | ページトップ↑
来年こそは誰もが安堵し、安全、安心、安寧、安定という言葉が似合う良い世の中になるように願うのみだ。
Date:2015-12-17(Thr)

昨日は気忙しい年末を感じさせるように、議会の予算決算常任委員会、昼からは嶺南も6市町の首長をそろっての「広域連合」の説明会、夕方は議会運営委員会と続いた。12月議会もそろそろ終盤、最終日にむけてのまとめ作業に移る。

ところで、福井県の偉大な漢字博士、白川静さんによれば、今年の漢字「安」は、解説で「嫁いで来た女性が安静、安寧(あんねい)を求めて祖霊に祈る儀式が原義であろう」と載っている。勝手な解釈だが子どもにとっては母親は安全安心の象徴、そんな意味で「安」の中に「女」が字の中に含まれているように感じるが、あまりにも勝手か。

この一年を振り返ると、安保関連法案をめぐり、与野党が激しく対立した。国内ではくい打ち工事の不正が相次ぎ、海外ではテロが頻発し、不安が広がった。「安」の意味とは逆のイメージがつきまとう年だったと読み解く。

一方、今、平和堂で上映中の映画「杉原千畝スギハラチウネ」では、もう一つの顔も描かれる。インテリジェント・オフィサー、いわゆる情報収集や秘密情報活動に携わる外交官としての姿である。日本で初めて外国(当時のソ連)から入国を拒否されるほど優秀な諜報員だった。

スパイ活動の一方、ナチスなどに迫害されたユダヤ難民のために、バルト海に面したリトアニア領事代理として、独断でビザを発行し脱出を助けた杉原。映画は、テロ、迫害のナチスから欧州の難民問題は古くて新しいテーマなのだと教える。

実は昨日は、1941年12月16日、ドイツは「独ソ不可侵条約」を破棄し、突如ソ連に侵攻した。当時ドイツの東プロイセンにいた外交官、杉原千畝は日本にとって決定的に重要なこの動きをいち早くつかみ、正確な時期までも本国に伝えていた。これをもとに真珠湾へとつながったとの説もある。

日本では、同年同日に戦艦大和が完成している、真珠湾攻撃から8日後の1941年12月16日。太平洋戦争を象徴するような歴史的な転換点でもある。東西ともに戦争へ拍車をかけた日でもないか。

敦賀市でも今年、原子力発電所の長期停止でかまぼこの老獪や敦賀国際ゴルフの民事再生が象徴するように景気低迷が続いて、もんじゅへの勧告も大きな不安要因でもある。

来年こそは誰もが安堵し、安全、安心、安寧、安定という言葉が似合う良い世の中になるように願うのみだ。今日からどうも寒気、雪模様も間近か、夜は湯豆腐で一杯、安眠とーーー。
【2015/12/17】 | ページトップ↑
敦賀国際ゴルフ倶楽部の民事再生手続き
Date:2015-12-16(Wed)

15日も過ぎると、スーパーもコンビニもクリスマスからお餅や正月飾り、年賀状などのコーナーが目立つようになった。

気忙しい中で、「敦賀国際ゴルフ倶楽部」を運営する若狭観光開発が経営に行き詰まり、大阪地裁に民事再生手続きの適用を申請したとの報道、正直、驚いた。帝国データバンク福井支店によると、負債総額は約27億円とか。かなりの規模だ。今年2月のかまぼこの老舗「小牧」に続いての大規模な民事再生だ。

今の敦賀市のサービス業など、厳しい環境の連続だとの表れでもある。敦賀湾が望め、山岳コースの登りと難しいコースがあり、京阪神にもファンは多い。ただ、最近の原子力発電所の長期停止でそ体力を少しづつ失っていたのかもしれない。昨日も営業を続け次の事業者もほぼ決まっているとか。敦賀の民間のスポーツ施設であり、観光資源でもある。従業員を知っているだけに今後の頑張りに期待したい。

昨日は議会の原子力発電所対策特別委員会と新幹線対策特別委員会。原子力発電所対策特別委員会は各発電所の状況が報告され、使用済み燃料が質疑された。その後、もんじゅへの勧告について、文部科学省に意見書を出すことを決定した。新幹線対策特別委員会はJR敦賀駅西の整備について4つの案の説明と駅東の道路等の概略的な整備の考え方が説明された。

北陸新幹線敦賀延伸まで7年、ひとつの明るい材料だが、駅周辺整備はこれまでも30億円を超える税金が投入され、財政が厳しい中での整備となるだけに今後の選択が重要となる。また、もんじゅの意見書も敦賀にとっては大きな課題なだけに切実な訴えとなる。両者については書けば長くなるので、あらためて私の考えを含めて書きたい。

ところで、日本漢字能力検定協会は、この1年の世相を漢字1字で表す「今年の漢字」に「安」が選ばれたと発表した。「安」倍晋三内閣のもとで「安」全保障関連法案の是非が議論されて国民の関心が集まったことや、世界で頻発するテロや異常気象で「安」全が脅かされ、人々を不「安」にさせたことなどが理由に挙げられた。それぞれの思いは違うだろうが、将来の不「安」がどうしても先にたつ。
【2015/12/16】 | ページトップ↑
市民協働課設置から10年の月日がたつがーーー。
Date:2015-12-15(Tue)

昨日は議会の総務民生常任委員会。12月議会に提案された「敦賀市個人番号の利用に関する条例」の制定、市有財産(駅西の福井大学国原子力工学研究所の土地と建物)の福井大学への無償貸付などを審査。

ひとつ目は、来年から運用されるマイナンバーへの敦賀市が対応するための条例、二つ目は平成28年3月で期限をむかえる福井大学への貸付を28年4月から5年間の無償貸付の件、いずれも全会一致で可決すべきものと決定。ちなみに福井大学に無償貸付を行っている建物は電源三法の交付で建設したことにより、福井大学から貸付料を頂いたしても国に全額納めることになる。

審査後、夕張市の財政状況、苫小牧市の中心市街地のまちづくりなど視察のそれぞれ報告書によう、今後の生かし方を議論。ちなみに議会の委員会には審査権と調査権をもっており、委員会で継続的調査する事項を扱う。昨日の議論では中心市街地などまちづくりをどうするか、他の委員会と絡むだけに、委員長間で話し合ってもらうことになった。

まちづくりといっても行政が行うには限界がある。市民の力あってのまちづくりだ。私が注目するのは、県内の鯖江市では、「市民主役条例」がある。これをもとに、市民参加による住民自治や新しいまちづくりを進めてきた。最近、注目された鯖江市で女子高校生がまちづくりに取り組む「鯖江市役所JK課」が発足してから1年半が過ぎた。。 ネーミングをめぐって賛否両論が巻き起こったが、メンバーは若々しい発想で鯖江を活気づけたことは評価したい。

JK課の目標は、若者や女性が気軽に参加できる「“ゆるい”市民によるまちづくり」。昨年6月以降3回開いたごみ拾い企画「ピカピカプラン」には毎回約100人が参加。市の事業に参加したことがない若者層の取り込みに成功した。
 
市内の菓子店主らでつくる「ボーノ夢菓房」と合作したオリジナルスイーツは、イベントで毎回完売する人気ぶり。市文化の館(図書館)の自習机の空き状況を知るスマートフォン向けアプリも開発。高校生ならではの目線で鯖江の魅力づくりなど話題性は多い。
 
これに影響を受けてか、昨年6月には、娘のような年齢のメンバーの活躍に刺激を受けた、市内の“おばちゃん”らが「鯖江市OC課」を結成するという波及効果も。婚活イベントや道の駅でのカフェ開催など多彩な活動を続けている。

JK課もOC課も行政が仕掛けた市民の組織で話題先行だが、着実に成果をあげていることは評価したい。NPO活動など活発な鯖江市の基盤と市長の発想の柔軟さが実を結んでいるとも言える。

敦賀市の男女協同参画センターある市民協働課は、社会貢献活動やNPO活動の支援を両輪とし、協働活動の更なる活性化を推進する目的で設置された。

この市民協働課も平成16年の議会の小谷康文議員の一般質問から始まった。当時の議事録で「具体的な拠点としては、例えば勤労福祉センターの活用もどうかと思うわけですが、さまざまな分野の市民活動団体がNPO、ボランティアなど非営利で公益的な活動をしている人たちやこれから活動しようと考えている人たちのための拠点施設という考え方です」と、当時から10年の歳月が流れているが、今一つ、盛り上がるに欠ける市民活動、どこに原因があるのだろう。
【2015/12/15】 | ページトップ↑
小浜ルートは来年が正念場
Date:2015-12-14(Mon)

昨日に続いて穏やかな休日だった。昼は「北陸新幹線若狭ルート建設促進同盟会」の総決起大会。は2年ぶりに若狹JAで開かれた。

北陸新幹線の敦賀・大阪間のルートについて与党の検討委員会による議論が活発になる。「小浜ルート」の建設を来年中に決定することや小浜市に駅を設置することさらに大阪までフル規格で早期に全線整備することを盛り込んだ決議を採択し、今後、政府などに働きかけを強めていくことを確認した。

北陸新幹線の敦賀・大阪間のルートについては与党の検討委員会が、小浜ルートや滋賀県長浜市を通り米原で東海道新幹線と合流する「米原ルート」、滋賀県大津市を通り、京都駅で東海道新幹線と合流する「湖西ルート」、これに最近は敦賀~小浜~京都案も加わる。来年5月中にルートを絞り込む方針を示しているだけに目が離させない。

夕方はニューサンピアで敦賀市立博物館の外岡慎一郎館長の出版記念。館長は鎌倉など中世が専門。来年夏には大谷吉継も本にされるとか。戦国武将として人気が高い大谷吉継の書状などに記された言葉から吉継の人柄を読み解く特別展が敦賀市で開かれてる。

大谷吉継は、関ヶ原の戦いまでの10年あまり、いまの敦賀市を治めて、敦賀市の歴史での敦賀城の存在はまちづくりの基盤だっただけに興味は尽きない。

今、市立博物館では大谷吉継が、さまざまな人に送った書状や合戦の記録約43点が展示されている。このうち、吉継が、関ヶ原の戦いの直前に真田昌幸と幸村親子に宛てて書いた手紙には、真田家の情勢がわかるだけに興味を引く。来年の大河ドラマ「真田丸」が楽しみだ。吉継がどう描かれるか、外岡館長の役割もおおきい。

大谷吉継、芭蕉など敦賀を舞台に歩んだ歴史も楽しい。
過去、現在、未来と敦賀の長い時間の流れは、やはり政治によって動いていることがわかる。
【2015/12/14】 | ページトップ↑
四国遍路、下町ロケットと、そして敦賀の原子力発電所
Date:2015-12-13(Sun)

四国遍路でぜひ訪れてほしい寺がある。香川県の四国88カ所結願の霊場・大窪寺。ここには、お遍路さんの汗の染みこんだ金剛杖が無数、奉納されている。他の寺にない独特な雰囲気が漂う。

独身の頃、女房と一度に行った切りだが、線香漂う、その独特の雰囲気、熱気は忘れられない光景だ。達成感か。どこの霊場も静かな雰囲気のなかでお参りができるが、ここはお遍路さんが集まって談笑している様はまさに達成感そのものだ。

道、1400キロ。自分を見つめ直す歩き遍路で40余日。一度はと思いながら今日に至っている。「歩き遍路」は心身両面に好影響を与えるとの実験結果を先日、四国高松市にある産業技術総合研究所四国センターがまとめた。ウオーキング以上の、遍路ならではの効用が存在するという科学的は分析は、四国ならでは研究結果だ。

話は変わるが、作家池井戸潤さんの直木賞受賞作を受けた「下町ロケット2」が面白い。この本に福井市の町工場が登場する。TBS系テレビドラマ「下町ロケット」はなかなか観ることができないが、主人公が経営する町工場の事業パートナーとして福井県の繊維メーカー、具体的に先端医療分野に進出しているニット生地製造の福井経編興業がからむのは福井県人としては誇らしい。

その福井経編興業が実際、大阪医大などと共同開発を進めている心臓修復パッチについて取材し、下町ロケット2の参考にしたとか。原作の繊維メーカー「桜田経編」と、その子会社「サクラダ」が登場し、主人公が営む「佃製作所」とともに心臓の人工弁を共同開発していく。下町ロケットにある東京の中小企業と福井の中小企業が助け合い、ひとつの技術を造り上げて行くには読みごたえがある。

池井戸さんは「下町ロケット2」の巻末で「経編技術のノウハウだけではなく、中小企業のフロンティアスピリットを学ばせていただきました。また、福井の豊かな土地柄と温かな人間性に触れさせていただき、深い感銘を受けました」と。読み終えて納得の心境だ。

下町ロケットにしろ四国遍路の研究結果しろ、そこでの技術や研究は地元として誇らしい。下町ロケットに登場する「帝国重工」は三菱重工だが、原子力発電所を支えている技術にもどちらかというと中規模の会社が生かされている。敦賀市の敦賀1号、美浜1号で培われた技術は、いくら米国の輸入とはいえ、原子力発電所の運転保守の基礎となっている。除染の技術は地味だが、意外にしられていないが、現場の苦労の結果でもある。ふげん、もんじゅにも独特の技術、ノウハウがある。
【2015/12/13】 | ページトップ↑
求められるのは、他力本願でないリーダーシップ
Date:2015-12-12(Sat)

東日本大震災で被害の大きかった岩手県陸前高田市、震災後、直後と3年後、に訪れたが、風景が変わっていた。土地のかさ上げが進む一方、爪痕を残した建物が消えていた。国家予算による土木工事がいかにすごいか、生活基盤、まちの形体がが変わる地域、被災住民はどんな気持ちか、当事者にならないと理解できない。陸前高田市の戸田市長は、テレビで紹介されたが、震災で奥さんを亡くしそれでも懸命にリーダーシップを発揮して日夜、取り組む姿には頭だ下がる。

一方、この嶺南地域の敦賀市は、幸い、大きな災害にあっていない。しかし、どこの地方都市も大きく変わる現象がある。人口減少だ。25年後には嶺南地域は、国立社会保障人口問題研究所の資料によると20%を超える人口となる。敦賀市も6万人を切る時代をむかえる。嶺南も14万人から11万人を切るとの予想だ。原子力発電所の長期停止の影響は考慮されていない。それ以上の社会現象だ。

安倍政権は「地方創生」を掲げるが、地方の衰退は深刻だ。国や自治体は流れを反転させるため、子育て支援の充実など実効ある対策を打ち出さねばならない。

多くの自治体は若者が進学や就職で都市部に流出し戻ってこない状況の改善を目指す。原子力発電所の長期停止がここに大きく影響していることも確かだ。少子高齢化で人口が自然減少する中、若者向けの雇用創出や子育て支援の強化など、難しい正念場をむかえる。

だが、企業や大学などの東京一極集中が進み、首都圏への若年人口の流入に歯止めをかけるのは容易ではない。原子力発電所の再稼働や敦賀3、4号機の本格着工となれば、大きく空気が変わるが、そんな状況にはない。

子育て支援も、1990年代以降、少子化対策が重ねられてきたが、効果が上がったとは言い難い。敦賀市は出生率が1、7を超えるため1、8を目指す国の施策には間近だけにどこに重点をおくか、ありとあらゆる総動員の施策となるがメニューがあるわけではない。

昨日の一般質問でも病児保育もそのひとつだ。何度も議会の一般質問でも取り上げられた子育て支援だ。昔であれば、おばあちゃん、おじいちゃんがあずかることも多かったが、いまはその環境でもない。共働きが多い敦賀市の最優先の課題だろう。

いずれは5万人に落ち込む人口も想定して思い切った施策も必要になる。大きくは冒頭にあげたまちづくり、敦賀市が長年、取り組んだ中心市街地も駅西が唯一の場所とも言える。市役所の一部、商工会議所など、思い切った移転という施策も検討する時期でもある。ただ、気がかりなのは、市長の発想というか、リーダーシップに、三回の議会を通じて、今一つ、物足りなさを感じるのは私だけではないはずだ。
【2015/12/12】 | ページトップ↑
敦賀市の経済実態と今後
Date:2015-12-11(Fri)

私の今回の一般質問のテーマは1、新幹線開業を見据えたまちづくりと2、もんじゅ勧告を受けての対応だったが、もんじゅの動向は、今後の敦賀市の景気動向、雇用など最大の不安要素だ。市長も議員もそれほど口には出さないが、その影響の大きさは肌で感じている、

かろうじて、舞鶴若狹自動車道に続く、北陸新幹線の建設が下支えをしているのではないか。そこで、市長の「敦賀再生」となるが企業誘致、観光と議員の質問に答えているが、それ以上に大きな波が押し寄せている。

北陸新幹線の建設工事が終わる、7年近くに迫った北陸新幹線の敦賀開業という大事業に託したくなるが、これも敦賀市の財政事情から難しい局面にある。観光資源はあるものの、いかに整備するか、市長答弁でもその難しさを感じた。商業統計に観光産業に占める割合がこれまでほとんどなかっただけに、原子力発電所、北陸新幹線など工事はあるものの、作業員のホテル、民宿などサービス業の足腰があまりにも弱く、逆に減少傾向にあるとも言える。

敦賀市の景気動向は、経済指標は商工会議所の景気動向調査を見ても正直、実態経済がどうなっているのか、判断が難しい。ただ、福島の事故以降、転出者が多くなり、明らかに人口減少が顕著になっている現実がある。人口減少は経済の縮小を示すバロメーターでもある。これに敦賀1号機の廃炉の影響が加わる。市の税収減もその指標の表れだ。

北陸の石川県では新幹線の開業効果で観光に関連する事業を中心に活況を呈しているが、他の業種では先行きを楽観できない状況が生まれている可能性もある。

福井県には、嶺北の製造業はいいとしても嶺南は原子力発電所の長期停止で明らかに悪くなっている。その指標は転出者の増加による人口減少だ。美浜、敦賀の実態はその厳しさを表す。一方、先日、嶺北の起業家に伺っても「それほどいいとは思わない。中国経済の減速の影響もあるのではないか」と。小松市に主要な生産拠点と多くの発注先を持つコマツはでは9月中間期の連結決算で、中国向けの建機や車両の売上高が前年の半分ちかくになっているとか。

福井県も中国減速の影響は繊維機械などにも及んでいる。嶺北の停滞、嶺南の減退と、直近でわかる指標は人口とも見ている。転出者の人数が増えたまま未だに減らない、転入者が減っている現状が実態経済の指標ではないか。

冷静にとらえ、現実を把握するなかで、対応するしかない。経済実態だけでのべると幸い北陸新幹線の建設が下支えするなかで、直近では最大の課題は、安全、安心は第一としながらも、もんじゅの勧告を受けてどうするか、次に敦賀2号機の対応、次に新幹線開業を見据えたまちづくりとなる。製造業も中国経済の影響や企業誘致にも時間がかかり、サービス業は原子力発電所での影響が大きいだけに敦賀市の対応が、今後を左右するといえる。
 
【2015/12/11】 | ページトップ↑
国道8号線の二車線化と神楽通り
Date:2015-12-10(Thr)

昨日の議会の一般質問、国道の8号線の本町部分の二車線化に向けて動き出した。地元商店街の3日の要請を受け、堀居議員の質問に市長は、「国土交通省と協議する」と。詳細には平成29年度より3年計画で実施される。ただ、本町二丁目との協議は残る。

一方、福谷議員の質問に市長は「まず、神楽商店街を行う」との答弁。正直、その答弁は理解に苦しむ。8号線は国道であり、国の予算で大半の二車線化が行われる。神楽通りは市道であり市の予算が必要になる。また、3日の神楽商店街の代表もいたが、神楽通りの二車線化は要請していない。

さらに私見では朝夕の交通量の多さからもまずは、実施するにしても交通量の調査、地元商店街との調整、まずは、賑わいを作る方策を考えて、それから実施と手順が必要だ。市長答弁の真意と違うとも思うので、あらためて真意を今日の一般質問で質したい。

ところで、境港市の観光地「水木ロード」の一方通行の社会的実験が先月末行われた。地元の市の職員に訪ねると、好評のうちに終わったとか。

この境港の水木ロードの発端は、1993年頃、境港市の職員の発案で市が主体となり事業を進めていた。ロードは設置当初から人気を集め,数年は観光客も上昇しつづけた。また,同時にアーケードの改築・トイレ・ポケットパーク・駐車場の整備なども行われた。

しかし,97~99年には年間45万人~50万人と横ばい状態になり,さらに、水木しげるの人物像や作品、収集コレクションなどを紹介し、全国に情報発信できる施設として、「水木しげる館」の計画を市がすすめていたのだが、同市本町の水木しげるロード沿いに建設予定地を確保、実施設計も終わって、99年四月に開館予定だったにもかかわらず,財政難を理由とする市議会の反対で計画を中断された、など苦労の連続だったが、民間有志、商店街の力で水木しげる館の建設、その後のNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」をブレイクした。

そして先月の社会的実験とつながっている。成功の要因は、市役所職員の発案もあるが、なによりも民間の熱意、商店街の熱意にほかならない。

民間が中心となって「水木しげる館」の建設から今回の水木ロード一方通行の社会的実験と地元の思い強いところから始まっている。道路の二車線化は行政の仕事だが、それを生かすのは地元の熱意にほかならない。
【2015/12/10】 | ページトップ↑
核燃料サイクルの要、敦賀市にとっても岐路を向かえている。
Date:2015-12-09(Wed)

35年前の昨日、ビートルズのジョン・レノンはニューヨークの自宅前で凶弾に倒れた。我々世代には衝撃的な報道だった。反戦、平和、愛、自由、平等。『イマジン』に代表されるメッセージ性の強い曲を幾つも残した。

いまでも、戦争や紛争、テロが起きる度に『イマジン』が流され、『平和を我らに』が歌われてきた。原子力の平和利用も強い意志を表したのは日本だ。その原子力の平和利用と核兵器廃絶を宣言したのが茨城県東海村だ。今、その平和利用を国際的に約束して、敦賀の高速増殖炉もんじゅが岐路に立っている。

もんじゅ事故も20年前の昨日。この20年、多くの先輩、仲間、敦賀市民が携わってきた。道半ばに亡くなった方もいる。私にとって、友人、知り合いが多いだけにその行く末をあんじる。

長期停止で士気も低下していることは確かだ。存廃の岐路に立つ高速増殖炉もんじゅ。敦賀市も厳しい現実に直面していると言える。

もんじゅの運転管理にも問題はあったことは事実だが、組織の管理能力だけではない。原子力政策に明確な展望を示さず、国民への説明責任が希薄な国にもある。民主党政権もそうだったが、自民党政権にも、その方針、計画は不透明なまま原子力規制委員会の無責任といえる勧告、それだけに今度こそ、正念場とも言える。

昨日の日経のコラムに『世の中の「不安」を食べて成長するものなーんだ? こんなナゾナゾを出されたらどう答えよう。正解は排外主義やポピュリズムだ。』

と、不安だけが全面になる規制委員会の取り組みはいかがなものか。核燃料サイクルの中核に位置付けられるだけに、丁寧な説明と粘り強い計画の遂行があってしかるべきが、原子力規制委員会は常に安全を盾に突き放したままだ。

もんじゅの安全に関する新基準はまだできないまま、今日に至っている。もんじゅの安全対策と社会的信頼性の国の説明責任も未だに果たさないまま、勧告という厳しい状況が現在だ。

その規制委員会の田中委員長は「廃炉まで求めていない」と発言したかと思えば「廃炉を選択するかどうかは文科相の判断だ」と言い換えるなど無責任な発言が象徴だ。

核燃料サイクルの要だけにもんじゅの存在は大きい。昔、原子力ルネサンスといわれたころ、原子力船の開発が再びできるか、との調査をしたことがある。結論は不可能。理由は市場性のないこともあるが、ノウハウを持った技術者がいないとの論文だった。人材の育成は失ってしまってはじめてわかる。
【2015/12/09】 | ページトップ↑
北陸新幹線敦賀延伸を観光戦略、一辺倒でいいのか。
Date:2015-12-08(Tue)

北陸新幹線の観光客で金沢は脚光を浴びているが、一方で北陸線も含め日本海側はJR貨物の大動脈でもある。ただ、隙間産業のマイナス思考の輸送だ。これを新幹線輸送と旅客と高速貨物のセットで考えられないか。

北陸新幹線敦賀延伸で観光戦略を論ずることが多いが、企業誘致など生活圏としての敦賀を見直すきっかけにもなるかもしれない。渕上市長が語るハーモニウスポリス構想もそのひとつとおもえる。

敦賀延伸後後の大阪、京都接続で素通りもありうる。金沢と京都が結ばれれば「敦賀パッシング」「福井パッシング」も将来、ありうる。先の話だが視野に入れておくことも大事だ。始発から終電までビジネス客で満席になる東海道新幹線とは異なり、北陸新幹線はビジネスとしては、通信が使えないなど意外に人気がない。将来の福井、敦賀はパッシングとなったときの新幹線効果はある意味、こわい。

東北新幹線は北に向かうほど非ビジネス客が多くなっている。いま素通りのマイナス効果は、岩手、八戸、次は函館延伸で青森となる可能性は大だ。

最終駅効果は、昔は岡山、仙台、八戸、福岡から、いま青森、鹿児島そして金沢は典型だ。こんごは、津軽海峡を渡った函館、長崎。そしてこの敦賀となる。悲しいかな、敦賀は観光戦略としては、長崎、函館と比べあまりにも貧弱。それだけに、いまは観光戦略の強化は急務だ。

ただ、ここは一度、観光振興一辺倒から立ち位置を変え、新幹線を日常使いの「道具」として捉え直してみたい。生活圏、医療や物流を包摂した発想も将来は必要に思う。

輸送量の拡大で敦賀港と結び付ける貨物輸送を丸ごと組み込むというアイデアもある。陽子線がん治療など医療圏内の発想もある。
東海道新幹線、リニアは旅客輸送に限られるが、北陸新幹線の輸送量のひと輸送と貨物輸送もコンビもなりうる。

既に函館から東京へ、新幹線で鮮魚などの水産物を輸送したときの経済効果を調べた研究報告もある。年間15億円の取扱高が見込めるそうだ。カニなど水産輸送も今以上に考えられる。むろん、鉄道業法やJR貨物とのすみ分けなど、これらの提案を実現するためのハードルは極めて高い。

しかし社会が縮小する時代、敦賀市の人口減少も現実だ。いまあるインフラをフルに活用する発想が不可欠だ。官民が知恵を出し合い「新幹線は旅客を運ぶもの」という常識とは別の発想も必要にも思う。。新幹線の駅はできたが一向ににぎわいを創出できない、という悩みもよく聞く話だ。北陸新幹線金沢駅の一つ手前に位置する新高岡駅は、その典型と見なされていた。

ところが実際には、新幹線定期利用者への手厚い補助制度を創設し、ストロー効果による人口流出の阻止に効果を発揮している。地元は能登半島観光の入り口をアピールし、新幹線から観光バスやレンタカーに乗り換える交通結節機能の強化が着々と進む。高岡市の戦略は一見地味だがその実、したたかに新幹線を暮らしに融合させている例と言えよう。

ながくなったが、東から敦賀、将来は西へ、伸び行く新幹線を多面的に、生活圏、観光、医療、物流と考えておく必要もありそうだ。
【2015/12/08】 | ページトップ↑
北陸新幹線効果は準備と比例している。
Date:2015-12-07(Mon)

金沢の観光客は12月になっても衰えていない。むしろカニのシーズン到来で増えているとも。ひがし茶屋街、兼六園、金沢城と観光バスでどこも満員。金沢駅の土産物コーナーは客であふれかえっていた。それまでの行政も大変だったが、民間の準備も相当だった。一昨日、泊まった金沢市内の旅館だが新館建設から従業員教育まで資金の準備から含めると5年以上の月日を要している。銀行も計画書の吟味から返済まで、北陸新幹線の観光客を見込んで出資だ。

想定外というマスコミ報道もあるが、実際2倍を輸送量から行政も想定し旅行業者や民間も含め受け皿の準備はそうだったとも。、いざ始まると、北陸新幹線が金沢まで開業してから旅客数は在来線の時より3倍に増えたとか。JR西は北陸新幹線がもたらす今期の増収効果を265億円と見込む。想定以上の嬉しい悲鳴、福井県があせるのも無理はない。

それほどではないにしても敦賀延伸まで着実に観光など受け皿を整えておきたい。金沢への客は東京だけでなく、関東、東北から長野とその範囲は広いだけに確実に観光客は増えている。また、その後の減少を考えて二の矢、三の矢を考えている。

一方、北陸線は風に弱い。大阪~敦賀、名古屋~敦賀、どれも北陸への大動脈だけに、北陸新幹線の敦賀延伸、敦賀から大阪へのスピードも大事だが安定運行はだいじだ。

冬型の気圧配置の影響で先週の北陸に強風が吹き、JR西日本では関西方面の列車に運休が続出した。冬も安定運行が見込まれる新幹線が敦賀まで開業すれば関東、長野の客は安定的に増える。

一方、開発中のフリーゲージトレインは車軸付近に不具合が見つかり、九州で実施されている走行試験が1年間も中断している。国土交通省は原因と対策を審議する技術評価委員会を開いたが、試験が再開されても2022年度の敦賀開業時の導入は困難になった。北陸では雪の対策が必要なため、実用化のハードルはさらに上がる。

国土交通省やJR西日本は敦賀での乗り換えの不便解消を導入理由としているが、敦賀まで開業しても車両が完成しないのなら費用をかけて開発を進める意味は薄れる。それよりも大阪までのフル規格整備を早めるために力を注ぐ方が賢明な選択になるだろう。

敦賀以西も風に弱い湖西などを考えるとフリーゲージより高速で安定運行できるフル規格新幹線を早く走らせた方が業績向上につながることは確かだ。そもそも地元はどこもフリーゲージを求めていない。時間をかけ小浜ルートの京都接続、大阪接続と時間をかけたフル規格が敦賀にとっても北陸全体のメリットは大きい。いずれにしても北陸新幹線効果は準備と比例しているようにも思う。
【2015/12/07】 | ページトップ↑
今年もあと25日ーーー。
Date:2015-12-06(Sun)

関東の友人を金沢で迎え入れた。一泊二日だが、話題の金沢を堪能してほしい。金沢の観光客は今でも多い。北陸新幹線も満杯とか。一方、今年も忘年会シーズン、今年も寂しいのは本町のネオンの少なさが気になる。

巷で今年の流行語が話題に上ると、月日の過ぎる早さとともに、世のはやりに取り残されたわびしさも感じるようになった。

「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補を見ても、分からない言葉が年々増えている。「どこではやっていたの」とぼやきたくなる。流行語の年間大賞は、「爆買い」とプロ野球ヤクルトの山田選手とソフトバンクの柳田選手が今シーズン達成した打率3割、ホームラン30本、盗塁30回以上の大記録「トリプルスリー」、ここまでは理解できるが、さてさて。

一年間の出来事を振り返る十大ニュースもまさに師走の風物詩。社会を揺るがした事件や政治の動きはもとより、芸能やスポーツの話題も振り返ると、もう古い出来事のように思ってしまう。

昨年のことなどもっと古く思い出せない有り様。地域版、敦賀市の十大ニュースは毎年の恒例、市長や部長で決めるが、市長が代わって今年はどうだろう。果たして何がランクインするのか。明暗さまざまなニュースが脳裏をよぎる。

順位はともかく、4月の敦賀気比高の全国制覇はトップのトップではないか。まさに快挙だ。悪いニュースでは11月のもんじゅの勧告は厳しい。敦賀1号の廃炉もトップテン入か。

いずれにしても、今年もあと25日。金沢から東京、東海村へ。そして東京、米原と金沢回りの周遊券を買っての外出だ。
【2015/12/06】 | ページトップ↑
現場を見ずして深い分析ができない風潮の怖さ
Date:2015-12-05(Sat)

発電所の現場にいると熟練工の技をよく見かける。旋盤に溶接、手作業だがプロの技は違う。日立、三菱といった発電所建設に携わった現場技術者の技は、これも百戦錬磨、現場でしかできない難しい溶接のできばえには感心させられる。

原子力発電所の建設、運転と熟練した技術によって成り立っている。福島の事故以来、原子力のすべてが悪のように言われるが安全を第一に地道に技術を磨く技術者も多い。高速増殖炉もんじゅも保修管理上の不備など厳しい措置命令から勧告という現実にさらされているが、それでも日夜、管理運営を行っている。

 話は変わるが、町工場の熟練工が目と指先の感覚を頼りに、鏡のように金属バルブを磨き上げていく。最初は軽んじていた取引先の大企業の社員も驚く。人気ドラマ「下町ロケット」は、まさに日本を支えている中小企業の技術に光をあてている。

こうした研磨やメッキの匠(たくみ)は10〜20年後には肩身が狭くなる、との予想が出た。野村総研のリポートによれば日本の労働人口の49%は人工知能やロボットで置き換えられると。ほかにもタクシー運転手や銀行の窓口係など100の職種を挙げている。ほんとにそうだろうか。

特別な知識やスキルが要らず、型通りの仕事と決め付けたように思えるからだ。分析で業界アンケートもしたらしいが、プロのプライドをどう考えるのか。ならば機械では難しいとするのは。学校の先生やバスガイド、犬の訓練士などがある。

抽象的な概念が求められ、協調性や説得力が要るからだという。その中には、予想した側のコンサルタントもさりげなく入った。
ドラマにまではならずとも、その道の熟練技は多い。とくに現場技術は、機械やコンピューターではできない分野が多い。

まだまだある。敦賀市内に目をやると、地元ならでは観光ボランティア、道のすべてを知り尽くしているタクシー運転手、それも危険を予知できるベテラン運転手、除雪のベテラン作業員と数々ある。

ロボットでは難し技術は、数々ある。高齢化でベテラン作業員が今、少なくなっているという現実があるものの、現場技術の熟練工、地元の市役所職員と、そこでしかできない技術、作業、仕事と、書面や頭だけで片付けられないものがたくさんある。現場をしっかり見ずして、深い分析ができない風潮が怖い。
【2015/12/05】 | ページトップ↑
格差とストレス、それに長期停止という現実
Date:2015-12-04(Fri)

はたらけど/はたらけどなお、わがくらし楽にならざり/ぢつと手を見るーーーー
石川啄木の約100年前の作品だが、色あせない。

現在でも十分、通じる社会だ。一方で、メンタルヘルス対策の強化を目的として、従業員数50人以上の全ての事業場にストレスチェックの実施を義務付ける「労働安全衛生法の一部を改正する法律」が今月1日に施行された。

先日、ある方から相談を受けたが、人間関係に金銭関係と複雑な悩みが重なり、これが精神疾患と。どの時代にあるにせよ、今、うつ病などの精神疾患をわずらう割合は確実に増えているのも現実だ。

給与による格差、正社員でも総合職に一般職、非正規社員はパート・アルバイト、契約社員、派遣社員などの「身分」に分かれ、それぞれ賃金など待遇が異なる。けっして市役所も学校も例外ではない。

会社によっては、社会保険に加入できないことも多い。総務省によると今や非正規は約4割。比例して所得の低い層も増えた。2012年の時点で年収300万円未満の労働者が占める割合は52、2%に達し、2人に1人が低所得者だとか。

敦賀市も例外ではない。税金の滞納、国民年金の滞納と県下でも随一の現状からも敦賀市での格差社会は想像できる。雇用形態ごとに働く人々の階層が生まれ分断されている、これに人間関係が加わると複雑になる。

これに原子力発電所の長期停止は、経済だけでなく、精神的な暗さ、やるせなさが敦賀市に大きなかげを落としている。4年を超えると市民生活に、色濃く出て、高齢者や病気持ちなど弱者にストレスとして精神疾患として襲いかかる。

人員削減と効率化、これにストレス。手本とすべき市役所でも庁舎の明かりも夜、遅くまで続く。大雪の除雪での明かりはいいとしても、議会中は深夜まで明かりが灯る庁舎をみると心が痛む。

石川啄木にこんな歌もある。ーーーー

こころよき疲れなるかな/息もつかず/仕事をしたる後のこの疲れーーーー


仕事の充実感もあれば、一方で格差社会、ストレス社会と師走を迎えた中で感じる風景が敦賀市にある。原子力発電所は安全の確保、科学的、理屈で克服すべきかもしれないが、現実の市民生活には、それ以上に厳しいとも、まだまだ数は少ないが直視していかなければ現実がある。
【2015/12/04】 | ページトップ↑
粘り強く取り組む課題。
Date:2015-12-03(Thr)

金ヶ崎の「ミライエ」の賑わいが赤レンガ倉庫との相乗効果も加わりブレイクしている。それまで、ライトアップした赤レンガ倉庫の風景は幻想的だったが人影はほとんどなかった。寒空のひとつの名所が生まれた。実行委員会など市民の手作りでの賑わい、すぐに継続との声も上がるが、まずは今年の成功に敬意を表したい。

各地の夜の光のイベントの源流、『神戸ルミナリエ』は明日から始まる。阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった1995年の12月に初めて開催。わずか10日間だが明かりの見事さに被災者の鎮魂という幻想的な風景が加わり、毎年、大変な混雑が続いている。継続は力だ。

一方、昨日も議会の雑談で水木しげるさんの水木ロードの発案は、境港市の市役所の職員だが、地元の市民、商店街が粘り強く取り組み、盛り上げブレイクした。それが、敦賀のシンボルロードに影響を与え、主人公「鬼太郎」は各地域づくりにも大きく貢献している。

地元境港市の水木しげるロードはもちろん、ドラマ化された妻・布枝さんの出身地・安来市大塚町も同じだ。さらに東京・調布市の深大寺でも鬼太郎茶屋がにぎわいに一役買う。

小浜線のゆるキャラのラッピング列車の源流、JR境線の列車とも伺ったことがある。鬼太郎という不滅の主人公を通して大きな文化遺産ともなるものを残した水木さん。最後まで創作に挑んだとか。精神は形は各地域で生きている。

まったく話は変わるが、高速増殖炉「もんじゅ」をめぐる原子力規制委員会の勧告を受けて、馳文部科学大臣は、昨日、福井県を訪れ、「もんじゅ」を視察。

西川知事や敦賀市の渕上市長と会談し、日本原子力研究開発機構に代わる運営主体をどうするのか、政府の方針を早急に検討する考えを示した。12月中に専門家をメンバーとする検討会議を立ち上げ、もんじゅの運転再開に向けて、政府の方針を、早急に検討する考えを前提としているだけに率直に評価したい。

もんじゅに対する国民の声は冷たく厳しいが、エネルギー資源のない日本という原点に帰れば、自ずと厳しさも乗り越えるしかないとも。馳大臣は敦賀市の渕上市長と会談し、もんじゅをはじめとする核燃料サイクル事業の意義や、必要性を改めて明確にするよう求める要請書にも、その原点があるように思う。核燃料サイクルの原点の町、敦賀の苦悩はまだまだ続くが、市民生活に直結するだけに、時間はかかるが粘り強く取り組む課題だ。
【2015/12/03】 | ページトップ↑
敦賀1号廃炉による予算編成方針
Date:2015-12-02(Wed)

昨日から12月定例会の本会議が始まった。市長提案理由で珍しく新年度予算編成方針の説明。来年度の敦賀1号による税収減、これによる歳出削減のために3つ方針が説明された。

「行政の棚卸しの断行」、「行政のスリム化への取組」「重点施策の推進」と、財政が厳しくなる自治体の基本スタンスだ。財政の切り詰めと新幹線によるまちづくりと難しい舵取りが続く敦賀市の難しさが続く。

いずれにしても税収の減少は極端に大きいだけに、その備えはすべきであり、ソフト面の公共施設の管理運営計画の推進、ハード面での施設の休止、廃止など予想できただけに取り組みが遅いとも言える。財政の右下がりの運営ほど難しいと市長も議会も気を引き締めるべきとも思う。

ところで、11月26日の私のブログで水木ロードの車道一車線化を紹介したばかりだ。水木しげるさんの出身地の鳥取県境港市には2003年に開業した「記念館」を核に「水木しげるロード」が整備され、観光振興にも大きく貢献した。

水木ロードには「鬼太郎」に出て来るねずみ男、砂かけばばあ、子泣きじじい、猫娘、一反木綿、目玉おやじ…、すらすらとキャラクターが、ロードの至るところに我々を迎える。なぜか、時代や世代を超えた人気があった。

妖怪ブームは、テレビ放映などでじわじわと広がり、それまで表には出てこないような陰の世界に生きる妖怪たちに「市民権」が与えられていたように感じた、水木ロードもそれほど広く長い道路のがいいのか、不思議と魅力を感じた。「道路の狭さが敦賀と違う」と話した記憶がある。

敦賀市の本町、駅前商店街の中心商店街(シンボルロード)は、まさに水木ロードの二番煎じ、10年ほど前、私も含め議員の多くは境港市を視察した。

水木ロードを真似て、漫画家の松本零士さんの「銀河鉄道999(スリーナイン)」と「宇宙戦艦ヤマト」の名場面を再現したモニュメント像の設置に加え、松本零士さん記念館の設置を考え、松本さんを招いてのイベントなど試みたが、いまひとつ盛り上がりに欠けて、今日をむかえている。

水木しげるさんの妻・武良布枝さんのエッセー「ゲゲゲの女房」は2010年、NHKの朝ドラとなり水木ロードの観光客も倍増。ときたま敦賀市の本町商店街、駅前とモニュメントを掃除するが、どことなく悲しく見えた。

水木しげるさんの漫画を思い出すとやはり自らの戦争体験に根差した作品と理解できる。根底には平和を求める思い、この世の不条理や悪を許さないという決意が込められていたように思う。ご冥福を祈る。

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一般質問の原稿を掲載します。かなり多いので三項目は次回以降にとも思っています。これまで通りご意見をいただければ幸いです。

12月議会一般質問素案(北條)

1、新幹線開業を見据えたまちづくり

(1)敦賀再生と後期基本計画

まず、9月議会で米沢議員の敦賀再生と後期基本計画(総合計画)策定について、市長は、「今回お示ししました敦賀市人口減少対策計画については、継続性を重視する観点から昨年度作成しました基本計画を踏襲したものであるため、私の思い描く全てを反映しているわけではございません。
そのため、今後作成します後期基本計画に敦賀再生の長期的なビジョンを落とし込み、これを実現するための施策を定めていきたいと考えております。」と答弁されております。長期的なハーニモウスポリス構想は私も理解し、すばらしい構想と存じますが、いま直面する赤レンガ倉庫、博物館通り、駅西周辺整備の中心市街地など全体的なまちづくりのビジョンが見えてこないのが実情です。市長として、敦賀再生と中心市街地活性化をどのように考えるのか、まずはお伺い致します。

(2)グランドデザインと中心市街地活性化

次に、先月24日の議会報告会で、新幹線の開業による敦賀来場予想人数は把握しているか、その数値もなしに駅西地区土地活用策4案を協議するのはおかしいのでは、との意見がありました。また、駅西地区土地活用は敦賀市中心市街地全ての賑わい創出にかかわり、全体の回遊性などのグランドデザインを描き、その核となるのがこの場所であり、まず全体構想をしっかり示すことが重要との意見もありました。私としても、何度か、述べさせていただいている意見でもあります。

先月17日に開催された駅周辺整備策定委員会の土地活用エリアについて4つの案が提示されていますが、グランドデザインがあっての駅周辺整備と考えます。また、今後、もっとも経費のかかる市庁舎の耐震化、建て直しと駅前整備とも関係させての計画も必要であり、今一度、この市民意見を伺って市長として、どう考えるか、あらためてお伺い致します。

あわせて、新幹線敦賀開業後の乗降者人数と駅前での滞留人員、駐車場の利用台数を今と比較して、どのように予想しているのか、


(3)国道二車線化、アクアトム、名勝指定

次に、具体的な事項に入ります。国道8号線の二車線化であります。商店街からの要望があり、国道8号の二車線化について、あらためて、どのように考えるかをお伺い致します。つぎに、以前から要望のあった神楽通りについても市長のご所見をお伺い致します。

次にアクアトムの活用策で今回の補正予算に計上されています。中心市街地活性化のなかで、赤レンガ倉庫の観光客の賑わいがあるなかで、活性化で取り組んだ博物館通りが閑散とする日々が続いております。アクアトムの活用で、気比神宮、神楽通り、アクアトムと博物館通りと全体ビジョンが出来上がってない中でのアクアトムの活用となっていると思いますが、市長として、どのように考えるか、改めてお伺い致します。また、敦賀観光協会をアクアトムに移転と提案理由にありましたが、具体的な役割と今後の在り方についてお伺い致します。

次に国の名勝「おくのほそ道の風景地」の指定に向けた動きです。先の議会における私の答弁で、10月の気比神宮での県の教育委員会の測量調査、11月の文化庁の現地調査と指定の動きが急になってきたと認識しております。
早ければ来年にも文化審議会の答申に盛り込まれる可能性があるとも伺っております。まずは、これまでの動きと今後の予定について、お伺い致します。

ご存じのとおり、芭蕉は1689年3月、敦賀には同年8月に約3日間滞在し、気比神宮や敦賀半島の色ケ浜で少なくとも10句を詠んだという。奥の細道には50句が収められているが、このうち4句が敦賀で詠んだ句で、芭蕉の思い入れの深さが表れています。
敦賀は芭蕉が事実上の旅を終えた「杖措(つえお)きの地」とされており、芭蕉が残した杖も敦賀に残され、さらに、奥の細道の原本とされ、芭蕉が門人の柏木素龍に書写させた「素龍清書本」(国指定重要文化財)は敦賀市の個人が所蔵。表紙の「おくのほそ道」の文字は芭蕉直筆で、非常に重要な資料ということです。芭蕉の抜群の知名度を観光に活用する動きが広がっているだけに逃す手はありません。

文化庁が指定する国の名勝「おくのほそ道の風景地」にも来年を目指しているだけに、かつて議論された「芭蕉の館.」など、県とも協力して税務署跡地に建設してはどうかとの私の提案です。

予算も必要なこととは存じますが、福井県とも協力し、気比神宮と加え、歴史の名勝として、歴史の証人として観光の拠点として、検討してはとの提案であります。市長のご所見をお伺い致します。

(4)まちづくりの体制

先の三つの事項だけでも、都市整備部、企画政策推進部、教育委員会と担当部局がバラバラであり一元的なまちづくりができなかった過去の教訓を踏まえ、財政が厳しくなるなかでの7年半と言う短い期間でのまちづくりです。司令塔の一元化など必要かと存じますが市長のご所見をお伺い致します。


2.もんじゅ勧告を受けての敦賀市の対応
(1)もんじゅ勧告受けて

高速増殖炉もんじゅは、核燃料サイクル事業は日本のエネルギー政策の重要な柱でもあり、立地する敦賀市にとっても重要な施設であります。
その運営主体である日本原子力研究開発機構について、原子力規制委員会が「十分な能力がない」との判断を示し、監督官庁の文部科学省に対しては、半年をメドに別の運営主体を探すよう勧告することを決め、あらたな運営主体が見つからない場合には、もんじゅの在り方を抜本的に見直すことを求める、厳しい勧告となっております。
事態を改善できなかった機構はもちろん、文科省の責任も極めて重く、国が昨年4月に閣議決定したエネルギー基本計画で、核燃料サイクルの推進を改めて掲げた。
政策を変更すれば、将来にわたる原子力発電の有効活用が困難になると同時に敦賀市にとっても雇用、経済、市民生活にまで敦賀1号よりさらに大きな影響は必至であります。
これらを勘案し、市長提案理由にもありましたが、あらためて今後の対応について、市長のご所見を改めてお伺い致します。

(2)文部科学省への対応

次に、過去のナトリウム事故後の原子力委員会のもと動燃改革検討委員会での結論が、動燃改革、ふげん廃炉と進んだが、もんじゅを担当する文科省の田中正朗・研究開発局長は同日、「運転再開に向けて、回答を作り出したい」と述べ、運営主体を検討する組織を近く省内に設置する方針を示した。検討組織のあり方などは今後、決めると報じられております。市長として、もし検討する場が設置されれば、地元自治体として、全原協会長として、参加する意向があるか、ご所見をお伺いいたします。

(3)拠点化計画への対応

次に、先月23日、エネルギー研究開発拠点化計画に参画する産学官のトップによる推進会議が福井市の福井商工会議所ビルで開かれました。この席上、西川知事は拠点化計画の今後の方向性に関して、原子力発電所の再稼働、40年運転延長や廃炉、核燃料サイクルに対する国のはっきりした方向付けが必要とし、「政府の責任者の国民に向けたメッセージや決意が必要」と強調。また、大学などで開発や導入が遅れている研究炉の重要性を指摘し「地方で(研究炉を使った)研究の動きがあってもいい」と述べました。
敦賀市としても、拠点化計画のあり方、知事が述べた研究炉について、どのように考えるかをお伺いします。

3.地域包括ケアシステムの構築にむけて

包括ケアシステムの構築は、今後ともほかの医療、福祉、介護関係機関との連携強化を図り、この地域に合った良質な介護や医療を継続的に提供する意味で重要なシステムと認識しております。

そこで、まず、介護保険料の値上げと介護報酬の減額の影響についてお伺い致します。

食事や入浴に補助が必要な高齢者を支える介護保険制度が2000年度の創設以来、大きくかわりました。また、本年8月から介護サービスの自己負担が年収の多い人は1割から2割に上がり、団塊の世代の高齢化で介護費が膨らむのを抑える狙いですが、制度維持には、さらなる負担増や給付抑制が必要との指摘も多くあります。

まずは、改正が複雑なために戸惑っている高齢者も多いなかで、保険料は今年度700円上げられ6050円となり、一方、事業者に対する介護報酬引き下げは、全国的には経営が厳しくなり、さらに景気回復で他業種への人材が流れることによる人手不足が重なり倒産が増えている現状がありますが、なかでも、サービス種別では、小規模型の通所介護(デーサービス)の報酬が大幅に引き下げられた影響を受け倒産が急増しています。また、認知症型グループホームも基本報酬が下がり、夜勤体制の加算は新設されたが、人手不足のなか、宿泊できる人の確保に苦しむケースもあるとも伺っております。
敦賀市内の施設も例外ではないと存じますが、利用者や事業者の声をどのようなものがあり、ひとり世帯の高齢者が多い敦賀市にあっては、将来、必要になったときに、必要な施設や利用できるサービスが減っているかもしれない現状を考えると、難しいとは存じますが、将来の施策として、どのように考えているのか、をお伺い致します。

次に包括ケアシステムの構築に向けて、3月議会で、在宅医療、在宅介護の連携コーディネーターの配置、さらには体制整備に関する協議会の設置により医師会、介護事業者の方々、そしてまた先ほどお話もございましたが事務局としては介護保険課なり、また健康管理センターなり福祉関係の部門、そういうものが参加による連携体制を強化するとのご答弁がありましたが、現状、どうなっているのかあらためてお伺い致します。

次に、市立敦賀病院の包括ケア病棟設置による現状と今後について改めてお伺い致します。
地域包括病の設置の目的は、リハビリテーションの強化による在宅復帰の促進であり、住みなれた地域で暮らしていただくことを目的としております。

6月の議会では、病床利用率が一般病床と比較して上回っており、また在宅復帰率も順調に推移しているところから増設の判断と、今後の団塊の世代の高齢化を考えると、さらなる増床が必要とぞんじますが、経営形態の全部適用で経営効率化の優先、予定される診療報酬との影響を受けないのか、お伺い致します。
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