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謹賀新年、干支えとにちなんで災いが『去る』年になってほしい。ーー新たなまちづくりへの挑戦

Date:2016-01-01(Fri)

明けましておめでとうございます。今年もできるだけ毎日、ブログを続けたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

昨年は敦賀市の明るいニュースが目立った。選抜高校野球で敦賀気比が北陸勢初の全国優勝。渕上市政の始まり。そして北陸新幹線は金沢まで開業し、政府与党は敦賀までの開業を3年前倒し、2023年春とすることで合意、敦賀以西のルート検討も始まった。一方、原子力の課題はもんじゅへの勧告など、今年もあとを引きずっている。

困難な中での新たなまちづくり元年と考えたい。そこで思い出すのは、イギリス、イングランド北西部の街、リバプール。ザ・ビートルズ誕生の地として名高い。19世紀にはアメリカとの貿易および客船業務でイギリス第一の港へと成長した。最盛期は80万人近い人口を抱え、イギリス有数の工業都市・交易都市として栄えた。

が、第二次世界大戦時にドイツ軍のはげしい爆撃にさらされ、1940年代後半、綿貿易と繊維産業は急速に衰退した。さらに、1950年代以降イギリス全体が長期の不況に陥るのと並行して急速に斜陽化し、次第にその地位を低下させ人口は半分の40万人に低下。

私もこの街に30年ほど前に訪れている。規模的には違うが、敦賀と境遇も街の雰囲気もどことなく似ていた。私が訪れた70年代後半からさかのぼること10年前、60~70年代には大規模なスラム浄化と再建計画がはじまり、港町でありながら,産業と観光で生きている。現在は港湾部の各種施設やビートルズゆかりの建物などを利用した観光など、総合的なまちづくりに挑んでいる。

一方、敦賀市は、戦争により全国有数の港町の地位を失ってから、北海道貿易や火力発電の石炭などなんとか取扱量で全国四十数位を維持しているものの、港湾だけではなく、繊維を中心とする製造業、原子力発電所、そして、最近は大学,研究所と言った総合的なまちづくりが行われるようになった。どことなく、リバプールのまちづくりと似ている。

先日、6年前に放映され本になっているフジテレビで酒場放浪記を読み、私の6年前のブログを読んで、メールをしてきた方がいた。酒場放浪記には、敦賀酒造と駅前の「まごころ」が登場。テーマは芭蕉の「奥の細道」と居酒屋を結びつけたもの。

敦賀で食材が取り上げられることは、昆布や魚以外、意外に少ない。古いものを大事しなかった敦賀、ようやく赤レンガなど、古いものを見直す文化が芽生え、新たなまちづくりが始まったとも言える。

国の名勝「おくのほそ道の風景地」の指定に向けた動きも気比神宮の測量調査など具現化している。ほぼ今年、文化審議会の答申に盛り込まれる可能性がある。新たなテーマが敦賀市にも加わる。もんじゅへの勧告など、原子力発電所の長期停止で今年悩み大きい敦賀市だが、一歩一歩、前進しながらの展望を見出だしたい。今年は干支えとにちなんで災いが『去る』年になってほしい。
【2016/01/01】 | ページトップ↑
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