空気、雰囲気が変わる重要性
Date:2016-01-31(Sun)

発電所にいて緊張するのが、原子炉の臨界よりも大物の発電機、タービンの起動だ。聴診棒で軸受けの音を聞きながら、タービンに蒸気が入る。タービンがうなるうなる。キーンとの耳にはけっして良くない音も、現場にいると心が踊る瞬間でもある。何度か体験したが、動き出す感動はいい。

関西電力は一昨日午後5時、高浜3号機の原子炉を起動し、再稼働した。昨日の午前6時頃にも、原子炉で核分裂が連続して起きる「臨界」に達した。2月下旬には営業運転を始める見通しとか。

一昨日、「高浜3号の再稼働で高浜町の雰囲気が変わった」と友人からメールが届いた。一方、日銀のマイナス金利導入が各社紙面トップに踊った。急激な株高、円安となぜか雰囲気が変わる。

日銀の黒田東彦総裁は記者会見で、「必要なことは何でもすると示すことで、デフレマインドを転換する」と強調した。日経平均株価は500円近く上昇し、市場はサプライズ決定を好感したとか。深くは理解できないが、不安に歯止めがかかることだけは歓迎したい。

一方、「一寸先は闇」を絵に書いたように甘利経済再生担当相が、突然辞任を表明。職にとどまるのは「政治家の矜持(きょうじ)」にかかわるとはいうが、新年度予算案成立や参院選への影響を気にした末、全容解明を脇に置き一件落着させようとしているとしか思えない。

一昨日で日銀の政策で雰囲気が変わったように思うが、ただ言えるのはアベノミクスを支えた円安・株高に陰りが見えてきたことによる政策変更。輸出でもうけた企業の内部留保が増える一方で、地方都市や働く人にその果実が行き渡らない。老後の暮らしの糧も不安なままだ。身近で切実な問題が置き去りにされたままだ。

地方都市、敦賀市も原子力発電所の長期停止で景気が低迷し、それが医療、介護などの社会保障から財政の悪化と、ボディブローのように市民生活を影響してきている。空気、雰囲気を変える手段が、原子力発電所の再稼働であり、できない場合は当面、北陸新幹線の敦賀延伸がその役目を担う。
 
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【2016/01/31】 | ページトップ↑
春近し、敦賀気比と高浜3号だが、足下で団塊世代の2025年問題
Date:2016-01-30(Sat)

春近し。明るいニュースが昨日ふたつ。ここは福井県レベルだが、いづれも敦賀市にも関係する。ひとつは第88回選抜高校野球大会(3月20日から12日間)の選考委員会は、敦賀気比、福井工大福井が北信越代表として選出された。予定通りとはいえ、嬉しいニュースだ。春がまたまた楽しみとなった。

もうひとつは、関西電力は昨日午後5時、安全を最優先にひとつひとつ、点検を繰り返しながら取り組み、高浜3号機の原子炉を起動し、再稼働した。今日の午前6時にも、原子炉で核分裂が連続して起きる「臨界」に達する予定で、2月下旬には営業運転を始める見通しとか。新基準によるはじめてのプルサーマル燃料でもある。

これまでも大規模停電が起きていないのは、老朽火力発電所、敦賀火力をフル稼働させて、しのいでいるためだ。綱渡りの状況を脱するため、敦賀2号など規制委には迅速な審査が求められる。いずれにしても、これも経済が低迷する嶺南地域にとって活気につながる。ひとつひとつが春への足音に感じる。

一方で、足下で嶺南は急速に人口減少、高齢化が進んでいる。高齢化の進展は2007年問題から2025年問題と移る。団塊世代が後期高齢者になる2025年を目指し、敦賀市は地域包括ケアシステムづくりに取り組んでいる。自宅をベースに、医療・介護や生活支援、介護予防事業などを一体的に提供しようというものである。

要介護者が年々増えているが、人材や財源が限られる中では、その医療・介護は病院完結型から地域完結型にならざるをえない。一昔前まで自宅で最期をみとることは一般的だったが、敦賀市の地域包括ケアシステムづくりは、まだ緒についたばかり。

介護保険制度も国の財政の関係で悪い方向へ動いて、それも改革が急だ。心配するのはひとり暮らしの高齢者が多い敦賀市、まだまだ制度の変化についていけない高齢者や施設関係者も多い。介護予防への準備は進むが、これもこれからだ。

最後の切り札は24時間の定期巡回サービスだが、時間や回数が限られる従来の訪問型事業と違って、1日に何度でも介護・看護サービスが受けられる。介護が必要な本人や家族には、深夜などの緊急事態にも対応してもらえるのが心強いが、人材の事業者の確保もこれからだ。

超高齢化社会への準備は春近しとは喜べない。
【2016/01/30】 | ページトップ↑
甘利大臣の辞任と敦賀の景気低迷
Date:2016-01-29(Fri)

古い話だが我々世代で憧れの車が米フォードのムスタングがあった。まさにアメリカンドリームの象徴。すっきりとしたスタイル、いまでは普通だが、ギアのチェンジレバーをハンドルの脇ではなく、運転手の横に置いたのも、当時としては珍しかった。ただ、無茶苦茶、ガソリンを食った。

半世紀近く立ち、フォードが売り上げ減で日本事業から撤退する。少子高齢化を考えれば中国市場に力を傾けるのはやむを得ないだろうが、アメリカンドリーム、高度成長と、フォードは憧れ的な存在だっただけに寂しさも感じる。

ガソリン価格が低下するなかで、甘利明経済財政・再生相が辞任した。閣僚辞任は安倍首相が政権復帰して以降、4人目だが、政権の中核だった甘利氏の辞任の打撃はこれまでの比ではない。閣僚交代が日本経済のブレーキにならないようにしてもらいたい。

テレビで甘利氏は、「秘書に責任転嫁はできない。いささかも国政に遅滞があってはならない。政治家は結果責任だ」と説明した。当然と言えば当然だが、何か釈然としない。

いま、原油価格の低落傾向が続いている。原油相場の代表的指標である米国産標準油種(WTI)は1バレル=30ドルを割り込むなど約12年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
 
原油安は世界的に株安をもたらし、金融市場などでも混乱を生じさせている。これも複雑怪奇で各国の経済成長の足を引っ張る要因であり、日本にも影響が及びかねない。こうした負の側面は、地方は深刻になることも多い。リーマンショックで敦賀市はそれほどでもなかったが、製造業中心の越前市などは大きな影響を受けた。

一方、敦賀市内のガソリンスタンドの価格もいずれ100円を切る勢いだ。ただ、原油安が続けば、家計や企業に恩恵をもたらす。農業、漁業、トラック物流業界はじめ多くの分野でエネルギーコストの軽減が図れる。

敦賀にとって欠かせない足となっている自動車のガソリン代や、いま、負担の大きい暖房用灯油代の軽減につながり、家計にも恩恵が及ぶ。
 
いったり来たりするが原油安は株安・円高を招いており、「円安・株高」をよりどころに景気回復を図るとしてきたアベノミクスに陰りを広げる。景気低迷が続く敦賀市にとって、いまの日本経済の低迷は、原子力発電所の長期停止が続きそうな状況で大きな影響にもなりかねない。それだけに甘利大臣の辞任は結果責任しろ、複雑な思いがする。もはやアメリカンドリームの時代でない。
 
【2016/01/29】 | ページトップ↑
忍び寄る福祉の削減
Date:2016-01-29(Thr)

高齢化の進展で医療や年金、介護などの社会保障費は年々膨らんでおり、本年度は約31兆5千億円と過去最大だった。新年度当初予算案では、年金が1・7%増、介護が3・6%増を見込むことなどから約32兆円にまで膨れ上がる。社会保障費の圧縮は財政上の最重要課題となっている。

なかでも、介護保険のサービスの見直し案がまたも浮上している。厚生労働省は介護の必要度が比較的低い「要介護1、2」の人を対象に、掃除や調理、買い物などの「生活援助」を介護保険の枠から外すことを検討している。来年の通常国会での法改正を視野に入れているという。介護保険制度の「軽度者向けサービス」が見直されるという。

前の改定で特別養護老人ホームの対象者が要介護3以上となったばかりだ。サービスの負担も1割から2割へ。ますます負担が増え、現場では、しかたがないと、理解が浸透したばかりだ。

ところで、要介護1とは生活の一部に部分的に介護が必要な状態(要介護認定基準時間が32分以上50分未満)、要介護2は軽度の介護を必要とする状態(要介護認定基準時間が50分以上70分未満)とされている。

なぜ、家事や買い物などが給付対象外にと疑問も残る。現在、要介護1・2認定者は調理や掃除、洗濯や買い物などの「生活援助サービス」の給付対象となっている。

報道によると、厚労省は生活援助サービスの給付対象から約30万人いる要介護1・2認定者を外すことを検討しているという。サービス対象を狭めることで年間約1100億円を抑制する狙いとか。しかし、利用者にとっては寝耳に水だ。先日も読売新聞を読んだ市民から苦情を頂いた。
いずれにしても制度変更が多すぎる。敦賀の現場でもまたまた混乱を招くだろう。

ところで、敦賀トンネル温泉に敦賀市民福祉会館の温浴施設がある。浴室は内湯のみ。リニーアルされたとはいえ、昭和52年の古い施設。60歳以上200円と安いだけに毎日、出かける方もいる。

高齢者には憩いの場であり、何度か、改善の要望もあり訪れた。敦賀市の直営の施設で掃除は行き届いている。温泉は、無色透明。加温・循環ろ、そして自然湧出で冬でも湯冷めしにくいお湯で高齢者には人気で、大半の方が知り合いばかりだ。古いが職員さんと利用者の日常会話は、高齢者の楽しみでもある。

ただ、老朽化と耐震性がないこともあり、改修には多額の費用がかかる。運営費も3千万円を超える赤字だ。昨日の福井新聞で報じられたが、敦賀市の財政も厳しいだけに存続は難しい環境にある。
【2016/01/28】 | ページトップ↑
転換点となる、JR西日本社長発言(小浜ー京都ルート)と東海村村長の発言
Date:2016-01-27(Wed)

テニスの全豪オープンを夜中、見続けてしまった。錦織はストレート負け、4強入り逃したのは残念だが、相手が相手だ。またまた、大きな壁を突き破る転換点となることはできなかった。残念だがまだまだ機会はある。

ところで、転換点と言えば、北陸新幹線の敦賀市以西ルートについて、JR西日本の真鍋精志社長は昨日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の検討委員会で、小浜市付近と京都駅を経由し、新大阪まで乗り換えなしでつなげるルートを主張した。

JR西日本が正式にルートを提案するのは初めてで、1973年の整備計画で決めた若狭(小浜)ルートを基本とした。米原ルートの場合、乗り入れは「困難」との見通しも示した。

私もこの主張に賛成だ。真鍋社長は、北陸と関西の鉄道旅客流動について「大阪と北陸圏が5割以上を占め、京都も3割の流動がある」とした上で「京都駅経由で一気に大阪まで開業するのがわれわれの望み」と述べたことは合理性もあり、福井はもちろん石川、富山両県にとってもメリットは大きい。

このJR西日本の真鍋社長の発言も技術的にも運行面でも合理性があり、決断にあたって大きな転換点だ。

もうひとつの転換点は、昨夜のNHKのテレビ報道で、茨城県東海村の山田修村長は昨日、村内にある日本原子力発電東海原発の廃炉作業で発生した低レベル放射性廃棄物について、原子力発電所敷地内での埋設処分を容認する考えを示したと、あった。

正直、驚いた。一昨日、村議会議員選挙で東海村にいたこともあり、そこで原子力発電所の再稼働に推進と反対が拮抗していた議会が選挙により、若干、推進派が上回ったのも影響したのか、立地自治体の首長の容認表明は全国で初めてである。
 
最終的には原子力規制委員会の許可や村議会などの了承も必要になるが、首長の容認は一定の影響力を持つとみられる。テレビ報道で、山田村長は容認の理由について「条件が整えば受け入れはやむを得ない。廃炉が最も進んでいる東海村が決断しないと、他原発での廃炉に影響が出かねない」と述べた。

東海村の前村上村長が極端な原子力発電所の反対派だっただけに、この時期の容認は、ひとつの転換点か。東海2号の再稼働にもつながる発言と受け止めたい。
【2016/01/27】 | ページトップ↑
高浜原子力発電所の再稼働による好影響
Date:2016-01-26(Tue)

全国ニュースで流れる。「高浜原子力発電所3号機について関西電力は、検査に問題がなければ1月29日にも原子炉を起動し、再稼働させる方針を原子力規制委員会に伝えました」と。

これにより、上がり続けていた関西電力の電気料金の改定を国に届け出て値下げする。高浜原子力発電所3号機が29日にも再稼働するほか、2月末にも4号機が再稼働し収支改善のめどが立ったため。家庭や企業など全ての顧客の電気料金を引き下げる。下げ幅は家庭向け電気料金で平均5%前後。再稼働による燃料コスト削減効果が企業や家計に波及する。

原油価格の下落による日本経済の悪化が伝えられるが、日本の産業構造上、寄与度は大きいはずだ。これに加えて原子力発電所の再稼働は、経済的にも寄与度は大きい。

地元の高浜町の財政、民宿などのサービス業も再稼働の寄与度は大きい。まさに福島の事故以降の苦しい中での安全を確かめながらの中央突破だ。

ところで、一昨日の大相撲初場所千秋楽。大関琴奨菊、悲願の初優勝である。経験したことのない最後までのV争い。加えて、何と言っても10年ぶりの日本出身力士の賜杯が懸かる。国技館の期待と熱気は日に日に高まった。連日、異様な雰囲気の中で、しかし最後まで自分の相撲を貫いた。得意のがぶり寄りが冴え、3横綱を撃破した。前に出る勢いそのままに中央突破の全力で走り抜いた15日間。重圧をはねのけての見事な大輪である。

けがに泣かされた力士だ。古傷の膝痛に、3年前には大胸筋断裂の重傷も負っている。包帯だらけで上る土俵は痛々しかった。必死の相撲も5度の角番。信じてきた言葉は「やるべきことをやれば結果はついてくる」。腐らず焦らず。常に真摯に、愚直に相撲と向き合った。そんなひたむきな苦労人だからこそ、土俵の神様はモンゴル勢から賜杯を奪還する役目を彼に与えたのかもしれない。

高浜町はもとより、高浜原子力発電所の苦労と、大関琴奨菊と重なる。大関琴奨菊の次の大阪場所は綱とりが懸かる。失礼ながら31歳のベテランにはラストチャンスか。これも美浜3号の40年の新基準と再稼働とも重なる。ここまで書き進めたのも、敦賀の元気さを取り戻す中央突破は、書くまでもない。

【2016/01/26】 | ページトップ↑
備えあれば憂いなし
Date:2016-01-25(Mon)

昨夜は茨城県東海村の村議選挙の開票で夜遅くまで選挙事務所にいた。開票、当選、そして当選御礼の挨拶と続く風景は変わらない。早朝6時に水戸を出て敦賀に帰っている。こちらの夜明けは敦賀に比べてほぼ30分早い。西高東低、寒さは際立つが晴れの雪ひとつない風景もいい。

いま、この冬一番の強い寒気が流れ込んでいる。雪道ネットで敦賀を見ると、中央町14センチの積雪。気温0、8℃と、ネットでわかる。昨年2月、大雪の影響で寸断した国道8号。立ち往生するトラックなどが長い列をつくった福井県敦賀市田結では、陸上自衛隊今津駐屯地の第10戦車大隊が懸命の除雪作業に当たったのを思い出す。

大雪の際、道路の除雪は道路管理者が優先順位を付けて作業を進める。大混乱した反省を踏まえて対応を今年は考えている。大雪は天気予報で対処できる猶予時間があるが、時間と場所を選ばない地震はそうはいかない。想定される首都直下地震、南海トラフ巨大地震が実際にいつ起きるか予測は難しい。

東日本大震災から間もなく5年を迎える。敦賀は災害のない街、大きな地震は発生しにくいというようなことをよく耳にするが、かつて住んだ神戸でも同じようなことをしゃべっていて、阪神淡路大震災だ。

日頃の備えをすることは大事だ。阪神淡路大震災、東日本大震災後のたびに、購入した防災グッズがどこにあるか、忘れている。家具の固定が甘くなっていないか。

身の回りでできる簡単な備えが自らの命を守ることにつながる。備えあれば憂いなしだ。
【2016/01/25】 | ページトップ↑
電力の自由化と敦賀市
Date:2016-01-24(Sun)

茨城県東海村に来ている。西高東低の天気、日本海側は雪、太平洋側は晴れ。日差しも違う。まぶしいくらいだ。だが、寒さが違う、それも風の強さと冷風というか、空っ風だ。気候は人情も文化も変える。
テレビの宣伝も違う。東京ガスの電気のPR報道は面白く繰り返して報道されている。それほど電力の自由化は儲かるビジネスとも思ってしまう。

ところで、1887(明治20)年の一昨日の1月22日、東京・鹿鳴館に電灯がともった。日本初の電力会社・東京電灯(東京電力の前身)の営業の始まりである。

電気を売り込もうと間もなく全国に電力会社が次々と誕生。1920年代には大小600社以上が乱立して再編を重ね、戦時中に統合されるまで「電力戦」と呼ばれる顧客争奪戦を繰り広げた。東京でも電信柱が何本も立ち、一軒の家屋で二つの電力会社が競った時代だ。

先ほどの東京ガスの宣伝は、電力小売りの全面自由化が、4月に迫ってのPRだ。地域ごとに電力会社が販売を独占してきた電気を一般家庭でも自由に選べるようになる。
市場規模は約8兆円。既に首都圏では「コンビニで電気が買えます」「携帯電話と一緒にいかが」と異業種が相次ぎ電力販売参入に名乗りを上げ、さながら「平成の電力戦」だ。

電話やガス料金とのセット割引や、ポイント加算など多様なサービスをアピールする。地方にとってもその流れはかわりない。

太陽光や風力など再生可能エネルギーでつくったふるさとの電気を都会の住民に買ってもらったり、自治体が地元事業者から購入したりと電気の「地産地消」の可能性も生まれる。いっけん、良さそうだが、これは一面で、短期間であればいいかもしれないが、欧米では長期的には電力料金の値上げにつながっている。地球温暖化対策としての再生エネルギーの単価は下がるどころか、国民の大きな負担として残り、原子力発電所は初期コストがかかるとして、電力会社も敬遠しがちとなる。

明治期の電力会社は、地域で新しいビジネスを起こそうとするベンチャー企業として誕生した。ただ、戦前は、電力の消費量も低く、電気以外にもエネルギー源を多用に活用していた。いまの自由化は市民生活に、国家の安全保障にどれだけ寄与するか、答えは10年後とも思うほど時間が必要だ。電力の街、原子力の街の敦賀市にとっても今回の電力の自由化はボディブロー的な存在だ。
【2016/01/24】 | ページトップ↑
寒波の再来
Date:2016-01-23(Sat)

高校の柔道部の頃、指導にあたった先生が「寒稽古は大寒から」と語っていたのを思い出す。早朝、グランドを裸足で白い息をはきながら、やけくその掛け声、道場にあがって、打ち込みから段取りと、寒さと終わったあとの爽快感はいまも体に残っている。

冷たく清らかなために、邪気を払い、気を引き締める修行にもうってつけだ。精神を鍛えるための寒稽古、寒中水泳や水行なども各地で繰り広げられる。

暦の上では2週間後は「立春」だが、統計を見ると本当の大雪はこれからだ。確か大寒最近の天気予報はよく当たる。月曜日の朝から、予報通りだが、ひとつ違うのが積雪、きょうまでほとんどない。

大雪は分かっていても準備はなかなかできない。積もった雪に慌てて雪かきの道具などを引っ張り出した家庭も多い。北陸自動車道、国道8号の交通遮断、わかっていても防ぐことはできなかったできなかった。

一年中で寒さが最も厳しくなるいま、太陽の動きを4季に分類し、さらに6つに分けて導き出す。

話をもとに戻すが、昔から「仕込み」や「修行」に適するとされた。蔵の多くで、この日を中心に日本酒、みそ、しょうゆの寒仕込みを行う。理由は水だ。大寒の日にくんだ水は「寒の水」といわれる。最も冷たい水のため雑菌が少ないとか。

冷蔵庫がない時代、長期保存に適していたのだろう。今日から再び寒波が襲ってくる。
私には56豪雪の教訓がいまも体に残る。少なくなったとはいえ、記録的な大雪が大きな教訓になっている。心構え、対策を怠るまい。
【2016/01/23】 | ページトップ↑
減災に役立つタイムライン
Date:2016-01-22(Fri)

四国でもたまに雪が積もる。田舎の家は厠(かわや)が母屋と離れていることがある。昔、幼少の頃、雪の夜、寒さと雪のあまり、厠に行くことができず、窓から放尿したことがある。不謹慎な書き出しで申し訳ないが、非常事態に、母から教わっていたから、おおでをふってとは言わないが、安心してことをすませることができた。まったく次元は違うが、非常事態に次の展開を想定しておくと、スムースにことが運ぶ教訓がある。

災害の状況、時間系列に応じて、成果を上げているツールとして「タイムライン」というのがある。高速道路、国道と福井県はこれまで大雪の交通の遮断を、教訓により、関係機関連携により、早め早めの措置をとっている。これもひとつのタイムラインだ。

タイムラインは、2012年に米国を大型ハリケーン「サンディ」が襲った際にニュージャージー州が活用し、成果を示して注目された。台風や豪雨による被害の甚大化などから「災害は新たなステージに入った」とされる中で、大切な生命を守り、被害を最小限に食い止める方策として国土交通省が直轄河川流域での普及に力を入れている。これまでに荒川(東京)など4水系で計画が策定済みだ。

具体的には、台風の上陸時を基準にして数日間さかのぼり、各機関の取り組みを調整して一覧にまとめておくものである。敦賀市議会では、別所議員の質問もあったが、まだ検討段階でもない。

例えば台風の発生から上陸の可能性が出る段階では、国交省が災害対応体制を構築して要員や資機材を配備する。交通関係機関は、早めに運行停止の可能性を周知する。自治体は広域避難者の誘導や受け入れに当たり、台風が上陸する前に住民の避難を終える。接近や上陸という差し迫った状況では、交通関係機関は運行を停止する。さらに、大規模水災害が発生した場合の救助活動や物資輸送の早期展開といった具合だ。

従来の防災対策は「備えの大切さ」を言いながらも、災害の状況や被害の発生に基づいて対応することが多い。各関係機関が別々での対応にもなりがちだ。このため、適切な人員の配置や情報の収集・伝達に支障をきたし、対応の遅れやばらつきが被害を広げている面もある。昨年、9月にボランティアで訪れた茨城県常総市、その水害がこの関係機関の連携や判断ミスが被害を大きくしたと関係者が語っていたのを思い出す。

これに対し、事前の取り組みに重きを置こうというのが「タイムライン」の考えだ。台風が予測可能で時間的余裕もあることを生かし、先を見越した早めの行動を可能にする。取り組みの「いつ」「誰が」「何を」を明確に示すことで対応の漏れがなくなる。連携の強化にもつながろう。

敦賀市の笙の川は市街地の中心部にあり、氾濫すると市立敦賀病院、消防署、敦賀市役所と、都市機能がまひする恐れがある。これまでも各機関が蓄積してきた知識や取り組みを突き合わせ、足りない部分に知恵を絞って地域の実情に沿った効果的な計画づくりを進めているが、よりいっそうの緻密さという観点から、この「タイムライン」という考えで精度を高めることも必要に思う。

2年前の特別警報時でも避難などに関して住民の行動はとかく鈍い。住民の声も反映させながら地域の備えを強めたい。そろそろ検討の時期でもある。
【2016/01/22】 | ページトップ↑
夜行バスと原子力発電所
Date:2016-01-21(Thr)

昨日は議会の研修会で福井へ。「シティプロモーション」と興味ある演題、後日、ご報告したい。福井ではガソリン価格が108円と切っている。敦賀でも、そろそろ切る日も間近の勢い。

ガソリン価格の下落は利用すると消費者にはいいが、昨日の株価が急落、急な円高、正月早々から何か不安な幕開け、そして、もう大寒、本当に寒い。それでも積雪0センチ、気温1.7℃(中央町、雪道ネットより)と、冷たい風ながら雪のない状況が続くのはちょっぴりのご褒美か。

ところで、敦賀~東京往復で時間の節約もあり、安さという魅力と重なり、よく夜行バスを利用した。しかし、最近は歳を重ねたのかほとんど利用しなくなった。先日、久しぶりに利用すると大半が若い男女だ。それも満杯に近い。確かに需要は多い。東京をはじめ、名古屋、大阪と充実してきた。

JRと福鉄バスの共同運行だけに、事故の可能性など頭の隅にもなかった。ところが軽井沢町のスキーバス事故、小規模業者では、学生を中心に14人もの命が犠牲になり、あらためてご冥福を祈りたい。

今回あらためて認識したのは、長距離バス事故が小規模業者により、繰り返されてもなお、格安の夜行バスの需要があることだ。特に昨今の大学生は学費の高騰などで金銭的余裕が少なく、安いツアーは人気と聞く。

いつの世も、より安価なサービスを人は求め、そこに若者が集まる。その一方で、安いサービスの向こうには、必ず厳しい労働環境が潜んでいるといって間違いない。より安い移動手段を求める若者と、厳しい仕事に労働力を切り売りして生活していた高齢者。事故は今の日本社会の一断面を、図らずも見せつけてくれた。

死亡した運転手は50代後半と60代。深夜の長距離運転が、2人にとって過酷だったのは想像に難くない。それでも2人は厳しい労働に従事せざるを得なかった状況があることだ。

敦賀市にも原子力発電所の長期停止で高齢者が原子力関係の仕事がなく、寒い中や夜間の監視業務などについている。病気を患い、働けないので生活保護ギリギリで生活している高齢者もいる。正規の就職がなく若者は都会へ、働き盛りは単身赴任で、高齢者は仕事がない、この現状、一部とはいえ、しっかり受け止めておきたい。

夜行バスといい、原子力発電所の長期停止といい、そこに、社会の弱い断面があることを忘れてはならない。
【2016/01/21】 | ページトップ↑
福島の復興に役立つ、敦賀の人材
Date:2016-01-20(Wed)

早朝3時、寒さで目が覚める。気温零度を切った。積雪4センチ(中央町)、雪みち情報ネットふくいで見ることができる。笙の川の水位といい便利なネット社会だ。

ところで、18日夜、関西電力の幹部と美浜原子力発電所が立地する美浜町の住民の代表が意見を交わす懇談会が開かれ、八木誠社長は美浜3号機について「今後の審査に迅速に対応したい」と述べ、改めて運転期間の延長に向けて意欲を示した。新基準の審査にパスしてもらいたいものだ。敦賀半島にひとつの明かりが灯るとも言ってよい。

一方、を東日本大震災と福島の事故以降、敦賀から百人を超える方が住民票を持って、単身赴任で福島に行っている。

東京電力福島第1原子力発電所では、廃炉と汚染水対策で1日7000人の作業員が働く。事故から5年を過ぎようとして、作業員の労働環境は改善が進んできた。だが、廃炉までには30~40年かかる。長期にわたる復興への道のりを、作業員と住民が共に歩んでいる。

一方、発電所も入れて、除染に従事する作業員の数は3万人を超える。福島県内の人もいるが、県外から、これまでに例のない規模で作業員の流入が続いている。作業員を確保するために、作業を請け負った元請けに下請けが連なる多層請負構造が常態化しているのが現状だ。人集めのための多層請負の末端では、敦賀からの作業員も相当苦労したが、ようやく軌道にのり始めている。

廃炉や除染作業員は、福島県の復興に欠かせない存在だ。敦賀からの人材が経験があるだけに貴重な存在とか。今後も、発注者と受注者双方が、地域との接点を探り続けることが重要になる。そして、新基準の審査後、美浜3号の再稼働、敦賀2号の再稼働、もんじゅの再稼働と続けば、敦賀の最悪期も脱することができる。粘り強く、ここは前を向いて行くしかない。
【2016/01/20】 | ページトップ↑
広域連合という組織
Date:2016-01-19(Thr)

敦賀市など嶺南6市町で、いま嶺南広域連合の話が持ち上がっている。ただ、いま広域連合はまだ市民には理解されていない。

5年前に全国初の広域連合として2010年にスタートした関西広域連合だが、大半の方は知らない。関西広域連合が目指したのは、「地方分権の受け皿」である。国の出先機関を原則廃止した上で、権限や人、財源を地方に移管するよう国に求めてきた。

東京一極集中の是正に向けた政府機関の地方移転では、関西広域連合が求めた省庁のうち、徳島県に消費者庁、京都府に文化庁を移す方向で調整が進んでいる。

それでも関西広域連合の動きはこれまで、遅々として進まなかった。要因はいくつかある。一つは、出先機関の移管を閣議決定した民主党から自民党への政権交代で、活動が停滞したことだ。

一方で、個々の自治体では対応が難しい課題に対し、広域連合のメリットを生かして成果を挙げた分野もある。

嶺南広域連合であれば、ごみなど廃棄物、消防、介護、観光と分野は広い。否定するわけではないが、それぞれがメリットを理解し、デメリットを上回るものがあれば、連合を組むべきだが、まだその段階にない。専門的になるが広域行政組合の一部組合で十分とも思う。
 
ところで、東日本大震災では、発生直後に岩手、宮城、福島の被災3県を広域連合の7府県で割り振って集中的に支援する「カウンターパート方式」の導入をいち早く決めた。被災地から評価する声が上がり、広域支援の模範事例とされている。ドクターヘリの共同運航も、管内の救急医療体制の充実に大きな役割を果たしている。

近畿2府4県で唯一未加入だった奈良県が昨年12月、正式に構成団体となるとか。これまで異なる歴史や文化を背景に一体感を欠き、嶺南は一つと、一枚岩になるには時間がかかる。
【2016/01/19】 | ページトップ↑
大震災が残した教訓
Date:2016-01-18(Mon)

昨日も「西町の夷子大黒綱引き」「京都の女子駅伝」と正月行事が終わって行く。忘れてならないのが、阪神大震災から昨日で二十一年。昨夜のNHKをみてこれまで、関東大震災は火災、阪神大震災は住宅の倒壊、東日本大震災は津波、という厳しい教訓とも思ってが、阪神淡路大震災は住宅の倒壊に加え、その後、発生した火災で多くの方が命を落としている。

私も震災から5日後、JR甲子園口から神戸に入ったが、もうそこは経験したことがない別世界、被災地。
住宅街で驚いたのは、新しい基準で建てられた住宅が古い日本家屋はものの見事にペッチャンコ。、まさに駄目なものだけが壊れていたとの印象だった。
 
この震災で死者・行方不明者は6、437人。約25万棟の建物が全半壊した。二階建ての家がペチャンコにつぶれ、屋根が腰ぐらいの高さ。死者の九割近くは家の中での圧死に窒息死とか。

JR甲子園口近くの友人宅は昭和11年建造で隣の家に寄り添って助かったが、二階はほぼ全壊。二階に寝ていたお嬢さん二人は、二段ベットで助かったが救出に3時間、その間の恐怖は精神的な後遺症として残り、寝ていたことによる内蔵の状況で透析をしばらく受けた。震災はそのときだけではなく、その後の人生まで影響している。

公共建築物、高速道路、鉄道など、多くのインフラが倒壊したために住民は公園や体育館で数ヶ月過ごした。敦賀市でも公共施設の小中学校はもとより大半の耐震化は進んだが、肝心要の市役所庁舎が残っている。
 
耐震補強するのか、新しく建て直すのか、今後の大きな課題だ。また、住宅地では旧市街地などまだまだ耐震化が進んでいないところも多い。

その後の東日本大震災といい、敦賀市も大震災で大きな影響を受けている。何よりも「命より大事なものはない」。これが震災が残した最大の教訓であり、大震災により健康から生活まで人生を変える。震災は防ぐことはできないが、減災や自助、共助は学んでいる。

大地震が起きても、大震災にしない。敦賀市も地震だけでなく笙の川の水害とまだまだやるべきハード事業はある。
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冬のお土産
Date:2016-01-17(Sun)

北陸の冬の味覚はカニとフグ。福井新聞によると、昨年11月6日に漁解禁となった越前がにの漁獲金額(概算)が12月末現在で、前年同期比23%増の約14億5千万円。3月まで続く漁期全体で、過去最高を記録した2013~14年シーズンの約18億6600万円に迫るとか。

今季から売り出し始めたズワイガニの最高級ブランド『極(きわみ)』の効果が表れている」とも。工夫と知恵がうみだした生み出した。関係者はこの時期、しっかり儲けてほしい。

ところで、青森県の酸ケ湯は2013年に全国2位の566センチを記録した。2度ほど、青森出張のおり伺ったが、湯治場としても有名で、酸ヶ湯温泉では、長く滞在するほど、安くなる。自炊ができるように野菜も温泉で販売している。

新潟県の温泉場、肘折(大蔵村)は大雪になればなるほど宿泊料が安くなる「大雪割」。3メートル以上積もれば量により1泊400円〜1600円割引される。414センチを超えたら1泊無料に。と面白い企画があるとか。

今後、寒気が強まる予報。北陸の冬はカニで客を呼び、漁獲高といい、儲けも良ければ、それでいい。雪というハンディもお得感や楽しみに変えてしまう。雪国は雪を逆手に取った企画、大いに歓迎だ。

昨日も、赤レンガ倉庫、観光客も多かった。5万人を超え、冬になってもおとろえないのはいい。観光ボランティアも大活躍だ。新年会でいろんなご意見を伺った。なかでもナビを頼りに行くと敦賀セメントまで行ってしまうほど、標識も含め案内標識がないために迷ってしまったとか。

ちなみに、ズワイの漁期は3月20日まで。2月9日からは水ガニ漁も始まる。
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本格的な冬到来か。寒風に、不況風に、解散風に、SMAPの解散ーーー。
Date:2016-01-16(Sat)

暖冬からの寒さはこたえる。インフルエンザも増えてきたとか。一方、今年に入り、株価が急落している。これも景気の良くない地方にはよけいにこたえるとか。不況の足音か、足音だけならいいが不況風は冷たいし、生活そのものが寒風となっている。昨日もある原子力関係の高齢の作業員と話したが、「最近はほとんど、声がかからない」とか。原子力発電所の長期停止でタクシーなど、サービス業を中心に敦賀のまちは冷たい風が吹いている。

政治の世界でも30年ぶりの衆参ダブル選へ衆院解散風も漂う。実際の寒風、世間の不況風、それに永田町の解散風。夏の衆参ダブル選がくすぶり続ける。来年4月の消費再増税後の衆院選は与党に逆風、ダブル選の方が得策との見方は十分説得力がある。

「全く考えていない」と安倍晋三首相はダブル選を否定するが、鵜呑(うの)みにできない。「衆院解散にうそは付きもの」とは永田町の常識だ。

1986年の前回ダブル選も中曽根康弘首相による「死んだふり解散」だった。安倍首相の腹一つ。テレビで憲法改正も争点に上げ、景気は二の次か、とも思う。敦賀にとって明日を左右するエネルギー政策、原子力政策はほとんど聞かない。その中で敦賀市の来年度予算の市長査定がピークを迎えている。敦賀1号の廃炉で厳しい財政状況となっていることは確かだ。

ところで、こちらの解散風は、ちまたの話題だ。音楽・芸能にはとんと疎いが、さすがに「SMAP」は知っている。ドラマやバラエティーにも頻繁に登場するから、ごく自然にメンバー5人の名前と顔を覚えた。

結成から28年、この国民的人気グループの解散騒ぎである。スポーツ紙が報じた13日以降、ツイッター上をSMAP解散風が駆け巡る。ヒット曲「世界に一つだけの花」は、ネット通販サイトなどで売り切れ続出の事態に。この風は、もはや嵐とか。

私のオジン世代というか、何度か経験した、人気絶頂にあったザ・タイガースやキャンディーズの突然の解散劇だ。大学の工場実習でこの時期の3ヶ月、毎朝、キャンディーズの「もうすぐ春ですよ」を目覚ましがわりにカセットテープで聞いた。これが寒い朝の起きる元気をもらった。

寒い中、雪も降り始めた。15日を過ぎて、そろそろ本格的な冬到来か。
【2016/01/16】 | ページトップ↑
大きな災害の影響とその後
Date:2016-01-15(Fri)

大きな災害は、人の住む場所を変える。東日本大震災で、東北の人口が、50年から維持してきた900万人を割り込んだ。2015年国勢調査の速報値で示された。前回調査との間に東日本大震災が発生した。

その犠牲や福島の事故による県外避難もあって、さらに人口減少に拍車がかかった。敦賀市も原子力発電所の長期停止で6万9千人あった人口が6万7千人と人口流出が続いている。嶺南も4千人近い人口減少が続き、もう14万人を切ろうとしている。

ちなみに、阪神・淡路大震災は神戸市に戦後初の人口減少をもたらし、震災直前、152万人を超えた人口は1年で10万人近く減少。その後、10年かけて震災前の水準を取り戻した。しかし、“人口の復興”は市の東部と西部では大きく異なり、町の形態を変え、今後、神戸は本格的な人口減少社会を迎えます。人口の増加が続く中央区でも平成42年までには減少に転じ、平成52年の神戸市の人口は、今より1割余り減り、135万人になると推計がある。

そして何よりも震災前の神戸の港湾の取扱い量はいまだ復帰していない。敦賀港も戦争での被害は復興に時間を要し、戦前の五大港とも言われた港湾の地位を取り扱い量も全国40位以下に落ち込んでいるものの、ゆっくりであるが取り扱い量は戦前をはるかに超え着実に増加している。

原子力発電所の長期停止で悩む敦賀市だが、敦賀1号の廃炉の財政、雇用の減少に加え、敦賀2号の破砕帯問題やもんじゅの勧告と重い課題を背負っているが、ひとつひとつ乗り切りたいものだ。

昨日は議会の説明会でアクアトムの活用についての詳細な説明があったが、総合的に中心市街地をどう活性化させるか、という視点も欠かせない。

ところで、東日本大震災後、こんな現象がある。支援に入った被災地に、そのまま住み着く若者たちが結構いる。農村定住願望が増しているという調査結果がある。その理由を考えると、下り坂を緩やかにする鍵があるようにも思う。原子力発電所の再稼働、3、4号の本格着工は最大の近道だが、それまでも北陸新幹線を利用した魅力あるまちづくりも欠かせない。
【2016/01/15】 | ページトップ↑
伝統野菜
Date:2016-01-14(Thr)

寒いと言っても、愛発の峠、新道にも雪はない。そろそろ降っても、そんな感覚だ。ところで、「伝統野菜」と呼ばれる各地の特色ある在来品種の野菜を見直す動きが活発だ。全国的には京野菜、江戸野菜などが有名だ。

敦賀では、杉箸でので大根やカブラを“カンバ”、赤かぶらを“アカカンバ”と呼んでいた。表面は深紅色、果肉は白色で、ゴマと呼ばれる赤い斑点がある。肉質は硬いのですが水分が多いため、生食では適度な歯応えとなり、酢で濃いピンク色に発色。みずみずしいため、生の食感を活かしたサラダ、加熱時間の短い調理に向いている。

もうひとつは、古田刈のカブラで、純白で光沢があるその表面はまるで羽二重のように美しい様相。一般的な白カブに比べて肉質は締まっていますが、やわらかく甘味があり、辛味や苦味をほのかに感じ。煮崩れしやすいので、サラダや浅漬け、加熱時間の短い汁物の具などに幅広く使用される。

その他に黒河マナ、東浦みかんがある。こうした野菜の多くは、作り手の減少に加え、大量生産品種や安価な輸入品などに押され、市場から姿を消しつつあるものだ。しかし近年、安心・安全で、その土地ならではの個性的な味を求める消費者ニーズの高まりなどを受け、ブランド化を図ろうとする動きが盛んになった。

ブランド化を進めるに当たっては、栽培に手間がかかるなど、いったんは市場から姿を消した理由があることを踏まえる必要がある。その上で、売り方や食べ方を含めた戦略を構築し、いかにファンを増やせるかが、安定した生産にもつながりそうだ。
 
地域ごとの取り組みにとどまるが、なんとか守りたい。
【2016/01/14】 | ページトップ↑
めでたさも中位也おらが春(一茶)
Date:2016-01-13(Wed)

小林一茶の「めでたさも中位也おらが春」がある。数奇な半生を辿った一茶、極端を嫌い、中庸に自然の摂理を求めた句だとか。諸手を挙げて驚喜する目出たさは後が怖い。やはり「中位」が座りいいとの意味だ。

いずれにしても、昨今は極端なことが多い。昨夜のトップニュースはトルコのテロ、昨年に続きテロが頻繁に発生し、原油が30ドル割れ、12年ぶりとか。日本の株価が正月になって6日連続下落、これも戦後初めてとか。原油価格が下がって日本にはいいはずが、どうも理解に苦しむ。いいことばかりで浮かれるのもダメだが悪いことばかりも不安になる。何事もほどほど中庸に限る。

敦賀も雪の降らない日が続いている。正月の挨拶はもっぱら「雪が降らなくて楽ですね。でもーーー」と続く。これも極端だ。雪のないところから来た私にとって、敦賀の雪は、ベタ雪でも楽しかった。夏は海、冬はスキーと。今年は国境も国際も雪がない。これも極端だ。

データによると、日本生産性本部の『レジャー白書』では、日本のスキー人口は1993年の1770万人がピーク。その後減少に転じ、2014年は過去最少だった13年と同じ480万人にとどまったとも。暖冬以外に意識も変わったのか。これも極端だ。

それでも、ようやく寒くなってきた。それと同時に雪マーク、県内で、インフルエンザの患者数も増えてきたとか。そろそろ流行か、昨シーズンより、およそ1か月遅いとか。いいことだが、これも暖冬の影響とか。今シーズンはAH3香港型と呼ばれるインフルエンザウイルスが検出されているということ。

帰宅時に手洗いやうがいをこまめにすることや、せきが出る時にはマスクを着用すること、そして、重症化を防ぐために早めにワクチンを接種することなどの対策の徹底。インフルエンザの流行もほどほどに終われば。何事もほどほどだ。
【2016/01/13】 | ページトップ↑
映画の影響力
Date:2016-01-12(Tue)

成人式が終わると、正月の行事はほぼ終わるが、各種団体の新年会が続く。ところで、正月の映画ランキングでは「スター・ウォーズフォースの覚醒」が予想通り一位。「母と暮せば」が5位、「杉原千畝スギハラチウネ」が7位、そして「海難1890」が11位とか。ランキングで判断するのも変だが、これだけ重たい作品してはよく「杉原千畝スギハラチウネ」は、健闘している。

映画では、敦賀はビザなど何度か名前で登場する。敦賀港を前にした山々はどうみても富山の山々だ。映画の影響は大きい。来館者が確実に増えている。映画の力は大きい。

話題はそれるが、ご当地映画ではよくできている映画を紹介する。富山県を舞台に、竹野内豊、江口洋介、松坂桃李、ビートたけしらの映画『人生の約束』は、新湊市を舞台に“曳山まつり”と新湊市から見える立山連峰が映画にマッチングしている。鯖江シネマで見ることができる。

なんと言っても、我々世代の正月映画の定番は寅さん、渥美清さん主演の「男はつらいよ」シリーズだ。昭和44(1969)年から平成7年までの26年間で、48作品が製作された。その中で、「男はつらいよ柴又慕情」(第9作)は福井県が舞台だ。永平寺、東尋坊と福井の観光地が定着した映画でもある。

それはそれとして、なによりも最終作品「男はつらいよ寅次郎紅の花」は、この年の1月に起きた阪神大震災の被災地が重要な舞台だ。渥美さん演じる寅さんが炊き出しをしたり、当時の村山富市首相の視察の輪にいたりと、被災者のために活躍する。渥美さんは既に病魔に冒されていた。座っている場面が多いのはこのためだという。定番だった威勢のいい口上も、はじけるような表情も動きも見られない。だが、力を振り絞って演技しているのは見れば分かる。渥美さんの演技がどれだけ影響を与えたか、映像での力は語るより大きい。

阪神淡路大震災から21年目、一方、東日本大震災から4年10カ月を数える。映像での焼きつきは大きい。良いも悪いも、、映画での「杉原千畝」は、これからも続く。大河ドラマ「真田丸」もそのひとつだろう。
【2016/01/12】 | ページトップ↑
新成人、おめでとう。(阪神淡路大震災、ナトリウム事故、ウインドウズ95)
Date:2016-01-11(Mon)

朝、気比神宮で海洋少年団の初練習。振り袖姿の新成人も多い。新成人を含んだ家族団らんのほのぼの風景いい。

このあと、今日の「成人の日」を前に、敦賀市プラザ萬象で成人式が行われ、593人と600人をわった。振り袖やスーツ姿、それにやんちゃ紋付き袴と多彩な新成人。10年ほど前の騒がしい光景も一部、散見できたが、それとなく終わった。

それよりも気になったのは少子化。一方、私は1995年というと阪神大震災を思い出さざるを得ない。そして地下鉄サリン事件も。そんな95年と96年に生まれた人たちが成人を迎えた。

敦賀市から配られたチラシは興味深い。暗い幕開けとなった95年だが、パソコンが家庭に普及するきっかけとなったウインドウズ95が出た年でもあった。

生まれた時からパソコンやインターネットがあり、それらを使いこなせる人が格段に多いのがこの世代の特徴だ。

日本は少子高齢化社会に突入し、阪神淡路大震災に敦賀市ではもんじゅのナトリウム事故が起こっている。1995年は、もんじゅ建設の最終だっただけに建設の作業員5千人近くいたと推定できる。この時期からの本町の衰退が始まった転機でもあった。

いずれにしても、これからの政治、経済、社会の在り方が問われている。そんな日本を支えていくのは若い皆さんだ。われわれも皆さんを支える努力は惜しまない。新成人も成人も一緒に明るい社会をつくることにかわりない。成人おめでとう。
【2016/01/11】 | ページトップ↑
不況の足音かーーー。
Date:2016-01-10(Sun)

今日は、朝から気比神宮で海洋少年団の初練習、町内の新年会、昼は成人式。夜は身近の新年会と続く。新年会は日頃のご無礼といろんな意見を頂くいい機会でもある。景気の話になることも多い。

ところで、3日ほど前の中国の「サーキットブレカー」という言葉をはじめて聞いた。中国株式市場の大幅下落や人民元安の進行を受け、世界経済は波乱の年明けを迎えた。リーマンショックで越前市の製造業が受けた影響を思い出した。派遣切りなどによる失業者の増加、中小の企業の倒産と続いた。回復もはやかったが、後遺症を抱えた企業も人もいる。米国の経済破綻が地方にそれも数ヵ月で影響が及んだ。

考え過ぎかもしれないが、今年に入っての欧米、日本、アジアの主要市場が軒並み値を下げ、まさに世界同時株安の様相である。福井県の業況感は堅調で、製造業の生産は高水準で推移している。設備投資も着実に増加しているが、先行きについては慎重な見方が増えてきた。県全体はいいとしても、嶺南、敦賀市の現状だ。原子力発電所の長期停止で景気がいいどころか、低迷したままだからだ。東京の景気の良さとは裏腹に、不況は雇用、人口流出に拍車をかけるとの懸念だ。

北陸新幹線の敦賀開業までの工事は下支えになるが、効果は特定業種への偏りが大きく、今以上に中国経済の減速が進めば、福井県全体で生産活動が低下しかねない。

世界経済が中国経済に振り回される状況は当分、続くだろう。イランとサウジアラビアの関係悪化も大きな懸念材料だ。専門家によると、日本株の主要な買い手でもある産油国のオイルマネーが先細りすれば、資金を引き揚げる動きが加速するだろう。実際、欧米の市場でも既に同じことが起きている。
 
敦賀市の原子力発電所の長期停止による景気の低迷、財政の悪化、さらには、海外に目を転じると、悪材料が山積している。暗い話ばかりを書いたが、市民生活は待ったなしだ。

浮き沈みはあるものの、バブル崩壊後の日本経済の低迷、リーマンショック後の状況を経験しただけに、不況に入ると、必ずと言っていいほど、生活弱者、高齢者、障害者にまず影響が出る。すべてにおいて緊縮することでもないが、市の税収は減少する。そんなことも念頭においてセーフティネット的な対応策も大事だ。

リーマンショック直前、日経新聞か、「落ちるナイフ」という言葉があった。落ちる相場に手を出すな的な格言だが、派遣、非正規の「派遣切り」などの失職はまさに、生活弱者への対応だった。世界経済が身近に及ぶ心配は早すぎるが、足下はしっかりと見ておきたい。
【2016/01/10】 | ページトップ↑
安倍晋三首相、杉原千畝さんを最大限の賞賛
Date:2016-01-09(Sat)

昨日の衆議院予算委員会で平沢勝栄衆議の質問に安倍晋三首相は、戦後70年、リトアニアでユダヤ難民6000人を救済した元外交官・杉原千畝を最大限の賞賛した。
杉原さんの過酷な半生を描いた映画「杉原千畝スギハラチウネ」が公開されている。杉原を演じるのは俳優・唐沢寿明、メガホンは米国人だが日本で生まれ育ったチェリン・グラック監督。 配役も監督もいい。二度目、映画館で観るとよく理解できる。

1985年1月、イスラエル政府からユダヤ人を救った人だけに贈られる「諸国民の中の正義の人」の称号を授与され、「ヤド・バシェム賞」を受賞した。もちろん、日本人では一人だけだ。
 
しかし、外務省訓令を無視してビザを発給し続けた杉原は戦後の1947年、外務省を辞めさせられている。外交官としての名誉回復は、実に44年後の1991年であった。当時の鈴木宗男・外務政務次官が杉原幸子夫人を招き、人道的かつ勇気ある判断を高く評価、杉原家に謝罪し名誉回復した。それから四半世紀、戦後70年の安倍晋三首相の答弁、まさに復権だ。

私はリトアニアのカウナスの元領事館に15年ほど前に訪れたことがある。小さな一般の住宅ほどの大きさだ。それでもリトアニアという遠い異国に日本人の記念館があることさえ、感動ものだ。それほど杉原さんのユダヤ人救出は人道上の偉業だと、リトアニアでは受け止められていた。

岐阜県八百津町、リトアニア、敦賀市と、それぞれで記念館を継続、発展させる意義は大きい。
【2016/01/09】 | ページトップ↑
北海道から福井県にかけての日本海沿岸で昨秋以降、国籍不明の木造船が漂着し、多数の遺体
Date2016-01-08(Fri)

なんとも困った国だ。拉致問題から水爆と、たちが悪い。朝鮮半島にも緊張が走る。
北海道から福井県にかけての日本海沿岸で昨秋以降、国籍不明の木造船が漂着し、多数の遺体を確認したとの報道が相次いだ。船の特徴から北朝鮮の漁船らしい。食料不足で何人が犠牲になったのだろう。家族もあろう。

金正恩第1書記が漁獲増の大号令を出したため無理を承知で夏場に出漁し、遭難した可能性があるとか。これまでになかった北朝鮮の食糧難を裏付ける悲惨な出来事と言ってもいい。

金第1書記は最近、経済優先を掲げていたと聞く。その北朝鮮がなぜ?というしかない。第一書記はかつて偽造旅券で入国しディズニーランドへ遊びに来たとか。国民を踏みにじって、まったく金王朝のししたい放題。

赤ちゃん返りという言葉がある母親の妊娠や出産を機に、上の子が急に聞き分けなくなったり乱暴になったりする現象を指す。ママの愛情が新しい弟や妹に向いてしまうのでは、という不安の表れだという。北朝鮮の振る舞いは国際社会からの孤立という不安の裏返しではないか。子育てならスキンシップや言葉で、上の子に変わらぬ愛情を示すことが大切だ。が、ならずもの国家には、そんな愛情も無駄だ。

水爆実験に成功した、いや水爆ではないの話もあるが、突然の核実験にいろいろな見方が飛び交っている。

核開発の進展ぶりを誇示し、米朝対話を迫ろうとしているのではないか。思うようにいかない中国や韓国との関係修復より内部の体制固めを選んだなどである。関係各国からは制裁強化などを含む厳しい声が出ている。当然だろう。ただ、今もひたすら肉親の帰国を待ちわびている拉致被害者家族のことを思えば、胸が詰まる。

これほどの規模で人道に対する罪を働いている国家は現代世界で比類がない。それでも、どうすることもできない。
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【2016/01/08】 | ページトップ↑
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ…。
今日は7日。大正うまれの母が何度も歌った節がある。「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ…。」春の七草は五七五七とリズムがよく覚えやすい。最後に登場するスズシロ(清白)は大根のことと、子供心に植え付けられた。

秋冬大根が全国の生産量の7割を占める。寒さで甘みが増し、冬の食卓には欠かせない。俳句では大根は冬の季語、大根の花は春の季語である。

道の駅では、白菜、キャベツ、大根は野菜の中では圧倒的な存在感があり、野菜を売りとしている道の駅などでは各地で主役を演じている。

私にすれば、冬場のおでんの具材として大根は最高だ。また、熱燗と鍋には大根おろしがいい。ブリ大根、ふろふき大根など料理の幅は広い。大根の葉には鉄分やカルシウムなどが豊富に含まれ、捨てずに調理する。

ところで、新年早々、敦賀でも住宅火災、交通事故と災いは続く。また、国では通常国会が召集。株価の下落、サウジとイランの対立。課題は多い。

昨年は敦賀市での原子力発電所の長期停止、もんじゅの勧告と、景気、雇用、それに財政の悪化と課題は多かった。国では、エネルギー政策は不透明なまま、安保法制、TPP、一億総活躍社会、新三本の矢、軽減税率など安倍政権の豪華なメニューが次々と並べられ、敦賀には消化不良、胃酸過多、二日酔いの一年だった。

15年ほど前、敦賀のゴミ問題で胃潰瘍になったことがある、そのときに好んで食べたのが大根おろし。大根に含まれる消化酵素のジアスターゼは胃腸の調子を整えてくれる。胃潰瘍にも優しい。胃もたれや胸やけにもいい。今年一年、胃に優しい一年でありたい。
【2016/01/07】 | ページトップ↑
働く形態の多様化と障害者差別解消法
 Date:2015-01-06(Wed)

6日を過ぎると、仕事モードになる。じわじわと変化することでは、この20年で働く形態の多様化が進んでいる。気がつけばこれが日常化している。

データ的に述べると、労働者に占める非正規労働者の割合は初めて4割に達している。これは厚生労働省の調査によるものだから正確だろう。調査では、人件費を抑えたい企業が賃金が低く、身分も不安定な非正規社員で労働力を補っている実態が浮かび上がった。なかでも、「就職氷河期」に遭遇してやむなく非正規を選択したものの待遇改善から見放された人々の問題も深刻化している。

前にも書いたが、この時期、就職が都会でできないで敦賀に帰り、パラサイトシングル的に親元でコンビニ、宅配とアルバイトで過ごす若者もいる。実は賃金だけの問題ではない。敦賀に多いパート、アルバイトの非正規を望む人は別にして、少子化の遠因ともされる非正規雇用の実態を直視する必要がある。人によっては賃金だけの差別ではなく、差別的なストレスを感じているというのだ。

逆に正規も違うストレスもあるが、非正規には賃金に加えての精神的なストレスは意外に深刻で、そううつなど、総合失調症状を持つとさらに深刻となる。敦賀では多くはないが、水面下の課題としてこれからも続く課題だ。

今、好調な就職事情、これはこれで敦賀に戻らない環境をつくり、景気が悪くなると故郷に救いを求める構図でも、再び、都会に戻るケースもある。原子力発電所の長期停止によるサービス業の受け皿が減少している。いずれにしても、きちんと働ける雇用をつくる、産業団地のような、そんな地道な活動が必要なことは確かだ。

ところで、今年4月に施行される障害者差別解消法は、障害のある人への差別をなくすことで障害のある人もない人も、共に生きられる社会を目指す。さまざまな障害者に対し、役所や会社、店は正当な理由なくサービスの提供を拒否したり制限したりするのは禁止される。障害者の求めに応じて役所は適切な措置を講じることが義務付けられ、会社などは努力義務になる。これも敦賀市はバリアフリーなど、前向きな対応をしてきたが、今後ともきめ細かい対応が求められる。

一方、警察庁が昨日、発表した統計結果「交通事故死者数について」によると、2015年の1年間で交通事故により亡くなった人は4117人。前年の4113人から4人・0.1%の増加となった。死亡者の増加は15年ぶりのものとなるとか。要因としては死亡者の半数が高齢者。高齢化社会が、減り続けたところにも影響している。また、昨日未明の敦賀の住宅火災の原因はわからないが、視覚障害者のお宅だ。いずれにしても生活弱者に目をむけること忘れてはならない。
【2016/01/06】 | ページトップ↑
陽気は春だが、慌ただしく、厳しき仕事はじめ。
Date:2016-01-05(Tue)

 あまりにも暖かい昨日の仕事はじめ。厳しきの中で再スタートと思うのだが、何か変だ、穏やかに過ぎた正月三が日で久々の家族団らんに安らぎ、気持ちも新たに。と思うのだが、野坂山の雪も消えている。何か変だ。

暦の上の曜日の巡りは今年は律義で、この一年の活動の滑り出しが一週間が動き出す月曜日に重なった。折り目正しい朝の空気に触れれば気分も引き締まると思って外に出ると、梅の花もチラチラ、それでも職場の挨拶からプラザ萬象での敦賀市の恒例の賀詞交換会と忙しない。

私も古いのか、昔は仕事始めを「御用始め」と言った。その言葉も死語か。聞かなくなって久しい。「御用」という言葉も「ごよう、ごよう」の時代劇の世界くらいか。

ところで、地方自治法の施行から今年で69年になる。衆参両院の地方分権決議から23年、地方分権一括法施行からでも16年の歴史を刻む。予算も含めまだまだ中央集権国家だ。東京では年明けの通常国会も昨日からである。異例の早期召集は、見送った臨時国会への批判かわしか、夏の参院選を見据えてとっか。いずれにせよ永田町の空気はいつもより早めに熱を持つ。TPP対策、軽減税率、閣僚の政治とカネの問題と、越年した課題への論戦が待つ。

夜の報道も株価の下落と、それも中国経済とか、サウジとイランに対立とか、これにバーレーンにスーダンも加わったとか。新年早々、きな臭い国際情勢。米国の力の弱体化か、どうも安定しない。

さて、昨年は「プロの仕事」が大きく揺れた。ドイツのフォルクスワーゲンから日本のマンションと糊の利いた衿をきちんと正して臨む仕事始め。組織、会社、自治体も新たな仕事はじめ。

敦賀市も渕上市長が語るように、北陸新幹線の敦賀開業、国体の準備と今年も忙しい。それに原子力発電所の長期停止でと厳しき時代は続く。背筋を伸ばして、気持ちを新たに。政治も社会も、今年こそ希望を。「今年こそは」と、あらためて心に言い聞かせよう。
【2016/01/05】 | ページトップ↑
暖冬、食卓、原子力政策と、じわじわと感じる変化
Date:2015-01-04(Mon)

今年の暖冬。どことなく異常だ。野坂山の雪もいつもより少ないという。除雪の心配も今のところない。ありがたいといえばありがたいが、一抹の不安を感じる。

先月、190カ国以上が参加して地球温暖化防止の新枠組み「パリ協定」が締結された。あっさり締結した。自然災害や肌で感じる温暖化があると論説員は語った。まさにその通りだろう。東浦のミカンが北限とされたが、暖流とかではなく、実際は北上を続けているとか。。

今夏、ワインの生産地、フランスも酷暑に見舞われ、過去2番目の暑さだった。ボルドー地方のワイン生産者にとって、それは地球温暖化がブドウ栽培に大きな影響を及ぼしたとか。

温暖化もそうだが、じわじわと変わる変化、日本の食卓にじわり異変が広がっている。温暖化かm天候不順による野菜の高値のほか、バター不足が頻発し、牛肉価格は右肩上がり。「物価の優等生」とされてきた鶏卵まで近年なく高止まりしている。 

円安による輸入飼料の高騰に加え、生産者の減少が響いている。高齢化と後継者不足、設備維持の負担から廃業が相次いでおり、酪農、肉牛農家とも過去10年で4割減った。TPPの影響も未知数だ。

政府は消費者に価格低下のメリットを説く一方、輸出拡大など「攻めへの転換」で国内生産量や食料自給率は維持できると見通す。農業の規模拡大策などに予算を盛るが、生産者の間では「甘い見通し」と疑念が渦巻いている。足元が揺らぐ中、今後の農と食の在り方を冷静に見定める必要があろう。小規模農家が多い敦賀にとって、どのいうな影響となるか、まだまだみちすうだが、狭い敦賀平野での大規模化も限界がある。

じわじわと襲ってくる変化には人は鈍感だ。温暖化にしろ、食卓にしろ、人口減少にしろ、手遅れになって騒ぐことも多い。長い目でみると原子力政策もそうだ。じわじわと感じる変化を敏感にとらえたい。
【2016/01/04】 | ページトップ↑
歴史と地政学的な強みを生かしたまちづくり
Date:2016-01-03(Sun)

年末年始を父の故郷である、北陸新幹線で賑わう金沢市で過ごした。昨年3月に開業してから金沢市は瞬く間に、はやりの観光地と化した。高速で大量の輸送機能を持つ新幹線は在来線特急の3倍もの人を北陸に運び、予想以上の経済効果をもたらしている。観光地ばかり訪れたこともあったかもしれないが、かつてないほどの異常な賑わいだ。
 福井など北陸地域の景気回復の足取りが重いときに、これは贅沢な悩みかもしれないが、近江町市場や東山かいわい、長町武家屋敷跡などに観光客が押し寄せ、趣も風情もどこかに流されてしまった。まさにテーマパークだ。

ただ、金沢市の強みは何と言っても歴史に裏打ちされた文化だ。金沢市の個性が際立つのも厚みのある文化のおかげである。敦賀市も歴史の重みでは負けていない。ただ、港町であり、産業の町だっただけに文化、芸術と言った面のソフト面の厚みがない。
 昨年の金沢市は新幹線開業の騒々しさで、先人が営々と築いてきた文化の蓄積も目先の利益を追う性急さに食い荒らされているのではないだろうかとも思うことさえ感じた。
 一方、金沢の特色は本物の文化が人々の営みに根付いていることである。新幹線の開業と同時に観光客が殺到したのも、つくりものでない文化が息づいているという評判が伝わっていたからだろう。
 
文化を重視するというと「文化では食べていけない」といった反応が出るかもしれない。かつて敦賀市議会で高木元市長は「観光では飯が食えない」との言葉を残している。

しかし、金沢の文化の厚い基盤があるからこそ国内外から多くの人が訪ねてくることを認識したい。敦賀市にも港町という歴史があり、地政学的な優位さで企業が工場が来て、関西という電力の消費地の近さと地盤と海の立地から原子力発電所がある。

一方、企業が金沢に拠点を設け、本社機能を移してくるのも、ものづくりの伝統に加えて文化と学術が盛んな立地環境が評価されるからである。
 
遠回りに見えるかもしれないが、歴史や地政学的な強みを磨くことが敦賀の魅力を増し、勢いを生む。今、原子力発電所の長期停止で悩む敦賀市、長い目で展望を持ち、あえて本質を問う見識と気概が求められる。
【2016/01/03】 | ページトップ↑
2016年、求められる政治のリーダーシップ
Date:2016-01-02(Sat)

2016年、平成28年が明けた。えとは申(さる)。4年に1度のうるう年。オリンピックの開催年でもある。国体を2年後、北陸新幹線を6年後にひかえ、原子力発電所の長期停止の難局の中での新たな船出でもある。

申は猿に通じるということで、あまり印象がよくない。イノシシの次に猿もよくみるようになった。よく知られているのが「三猿」。3匹の猿がそれぞれ目と耳と口を押さえた姿が「見ざる、聞かざる、言わざる」という教えを表現している。といわれる。

逆に議員の立場からすると、大いに「視て、聴いて、話し」ということ、これに「動く」を加えての使命と心したい。

冒頭に戻すが、今年はどんな年になるのだろうか。まずは大きな災害がなく、明るく良い年となることを願いたい。敦賀市では11年の東日本大震災や福島の事故の影響を受けての原子力発電所の長期停止で経済的な打撃や雇用は市民生活まで波及している。

敦賀は自然環境に恵まれ、災害が少ない所といわれてきたが、遠くの災害が暮らしを脅かすようになってきた。今年は政治からも目を離せない。北陸新幹線の敦賀開業に向けた受け皿づくり、心市街地活性化、駅前整備、市役所をはじめ公共施設の維持管理、社会保障など、難しい局面だけに、市政のリーダーシップが問われる。

正直、渕上市長の3回の議会を通して言えることは、「敦賀再生」を具体的に何度、伺っても具体策や展望を見いだすことはできなかった。厳しき時代こそ展望と企画力、リーダーシップが必要なだけに、今後の市政運営の不安を感じたのは私だけではないはずだ。私も含め議会もしっかりすること、そして、市長には、あらためてリーダーシップを求めたい。

厳しい財政状況の中、高齢化社会と雇用の減少、もんじゅへの勧告など、敦賀は大きな岐路に立つ。今の状況に目を凝らし、未来に責任を持っての市政運営に臨む必要性があろう。

新年を迎え、心を新たにしている方も多いだろう。それぞれの幸せを願うと同時に、暮らしの場でもある敦賀市、各区、各町内について考える時間も大切にしたい。
【2016/01/02】 | ページトップ↑
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