夜景から考えるまちづくり
Date:2016-03-31(Thr)

年度末も年度末。市役所を定年を迎える方にとっては特別な日となる。議会事務局長、この場をかりてご苦労様とお礼を申し上げる。

ところで、今春、北海道新幹線が開業し、北海道から九州まで新幹線でつながった。北陸新幹線といい、北の大地をさっそうと走るグリーンの雄姿は地方創生が叫ばれる中であらためて鉄道の役割が見直されている。

一方で、小浜線は乗客が減少の一途、また、地方を支えたローカル線が姿を消し、一時代を築いたブルートレインも同じ運命となっている。夜行列車を好んだものにとっては、どこか寂しいがこれも時代の流れと思ってしまう。

夜行ではないが夜景ファンが増えているという。金ヶ崎のミライエもよかった。また、美しいだけではない。揺れるネオンや民家の明かりを眺めているとさまざまな人生模様が浮かんでくる。

敦賀市で言えば、野坂山、天筒山からの夜景、夜は怖いが見ごたえがある。最近では高速道路からの夜景は、じっくりは見れないが敦賀港も含めすばらしい。

夜景の名所は明かりの多さでは決まらない。眺めるための、できれば自然の立地点が条件だ。一方で歓楽街のネオンもいい。神戸の夜景、長崎の夜景、それに世界三大夜景のひとつ函館の夜景を見ると、繁華街を中心に民家の白い明かりが天の川のように延びる。ただ、これもかつて輝きはいま一つという。

夜景が都市の活気のバロメーターとすれば、敦賀の本町の昔の輝きが懐かしい。どの地方都市も同様だ。北海道新幹線でつながった函館も観光客景気に左右される。「三大」の輝きを取り戻せるだろうか。アクセスがよくなる一方、発着点から通過点になる不安もあるという。敦賀もいづれ同じ運命がある。

高速道に続き、新幹線と敦賀も人や物の素早い流れを活性化にどう生かすか、駅前も含め真剣に模索する局面にある。繁華街だけでなく商店街も住宅地も温かく揺らめくのが地方らしさ。住民がきらめく、そんな息の長い取り組みがほしい。
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【2016/03/31】 | ページトップ↑
民進党の厳しい船出
Date:2016-03-30(Wed)

昨日は嶺南広域行政組合議会定例会。嶺南広域行政組合は嶺南市町6つで組織されている。主な事業として嶺南全域の鳥獣害の措置、小浜線利用促進、嶺南地域の観光促進などがあり、目的は多岐にわたる。

現在、可燃性ごみなどの焼却を若狭町以西4市町、敦賀市と美浜町で取り組むことが検討されている。それぞれ、ごみの処理方法が違うために検討を重ねている。

行政組織が違うなかで共通の事業化は課題も多い。ところで、政党となれば、これも難しいが、民主党と維新の党が合流し今週「民進党」が発足した。発足の翌日、敦賀市でも平和堂前の交差点の街頭で「民進党」と、お披露目の演説したが、勢力拡大には、課題も多い。

改革結集の会の4人と無所属の1人も加え、衆参両院議員156人を擁する野党の誕生である。だが、国民の期待は膨らんでいない。

先日の福井新聞での世論調査(共同)で、民進党に「期待する」が26・1%にとどまり、「期待しない」が67・8%に上った。これが現実の正直な国民の受け止めであり、敦賀市民の目も厳しい。

結党大会で、岡田代表は「政権交代可能な政治を実現するためのラストチャンスだ」と力んで訴えたが、短期的な選挙への対応だけが目立つのが気になる。
 
さらに、気になるのは、合流に伴う路線対立の再燃である。維新からの参加者には松野頼久氏ら、野田内閣の消費税増税の方針を批判して民主党を離れた議員も少なくない。新党も、消費増税の再延期に慎重な議員との間で路線の違いを抱えている。

結党宣言で、「国民の信頼に十分応えることができなかった」と民主党政権時代を反省し、「結束して事に当たる強い覚悟を一人一人が共有する」との決意を示したのは危機感の表れだ。

再び党内対立と混乱を繰り返せば、国民から見放されるのは明らかだ。綱領に「原発に頼らない社会」と明記されている。正直、綱領にはそぐわないし、国、福井県、敦賀市の政策とは一致しないだけに私としては賛同できるはずもない。

ただ、「自由、共生、未来への責任」を掲げ、「国民とともに進む国民政党となる」との立場は明快だ。今後、何でも反対、反対の政党では国民、市民の期待度はあがらない。長期的視点での二大政党への地道さと粘り強い取り組みを持ちたい。
 
 
【2016/03/30】 | ページトップ↑
「健康推進課」「新幹線整備課」と目指す方向性が明確
Date:2016-03-29(Tue)

高校野球の余韻は残る。魅力は何だろう。プレーへのひたむきさではないか。敦賀気比の一塁へのスライディング、無駄と思ってもひたむきさが伝わる。

途中で投げ出したりしない。99%アウトになる確率でも、残り1%にかけて塁を目指す。大人たちが人生で忘れかけている「全力を尽くす」大切さを、少年時代の記憶とともに思い起こさせるからではないだろうか。

ところで、敦賀市役所も新しい課が4月から創設される。単刀直入に「健康推進課」「新幹線整備課」と目指す方向性が明確な課名だ。

課名というと鯖江市の「JK課」(女子高生)は話題を呼んだ。全国的にも山形県の南陽市役所に来月「ラーメン課」が誕生する。人口3万2千人の同市にはラーメンを提供する店が50以上あり、地元の食文化を発信し、観光客誘致を目指すという。

もっとも、鯖江市と同じように役所の正式部署ではなく、一般市民も加わったプロジェクトというのが“ミソ”。今後、市内めぐりに重宝なラーメンマップづくりなどに乗り出すとか。

それにしても、「ラーメン課」という名称はインパクトがある。名刺を受け取ったら「JK課」は説明をされるとニヤリとするが、これも違った意味でイメージが浮かぶ。

古いが千葉県松戸市の「すぐやる課」は、昭和44年に発足以来、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」という、すぐやる課の設立にあたって当時の市長が唱えた精神に沿い、お役所仕事と言われる中で、市民からの多くの要望を処理してたことで有名だ。

兵庫県芦屋市の「お困りです課」は文字通り、市民の相談に乗る頼もしい存在。これもわかりやすい。最もユニークなのが佐賀県武雄市の「お結び課」である。おにぎり工場ではない。仕事は縁結び。発足から5年半。見合いなどを企画、人口問題に着目して、婚活などに取り組んだ先見性に脱帽するのはもちろん、「お結び課」と名付けたセンスも光る。

ところで、敦賀市の人道の港ムゼウムをアピールすべく「人道の港発信室」を設置、市長の想いが伝わる。人口減少対策を部局横断的に取り組む「地方創生特任室」もわかりにくいが想いは伝わる。

ただ、今回も「観光.交流振興」が「観光振興課」と変わった。観光という分野は何度、名前が変わったことか。名前の変化は一方で敦賀市での観光の難しさが伝わる。

いずれにしても、敦賀市を活気づかせるには事業とともに名前も大切だ。課と室の設置と共に、その効果を期待したい。

話を高校野球に戻すが、敦賀気比、センバツは敗れても悲愴感がない。夏に向けて、足らざるところを鍛え、捲土重来を期すことができるからだ。
【2016/03/29】 | ページトップ↑
人間社会の春は喜び一色ではない。敦賀気比ありがとう。
Date:2016-03-28(Mon)

昨日は朝から暖かい。笙の川の桜もチラホラ。敦賀にも測候所があった頃は開花宣言をしていたが、今日はその日のような気もする。いずれにしても福井市では平年より7日早くサクラが開花宣言とか。花換え祭りまで後5日。何とか、つぼみのままもってほしい。


桜の開花と同じくするように9時半、グランドゴルフ場リラグリーンのオープニングセレミニーから始まった。天気もよく、野坂山から敦賀湾まで眺めることのゴルフ場、また一つ敦賀の名所が出来た。

11時半には、姉妹都市.水戸の交換研修生を敦賀駅から送った。3日間とも花冷えの寒さながら天気に恵まれ元気に研修を終えて12時10分発のしらさぎで帰途に着いた。

そのまま私は、12時16分発のサンダーバードで甲子園へ。甲子園には、午後2時過ぎには三塁側アルプススタンドに。ここまでは順調に春を楽しみながらのスケジュール。

センバツ高校野球2回戦、14時半試合開始。敦賀気比と長崎の海星との対戦。空はどことなく暗雲が、2点を先行され、どことなく嫌な雰囲気、それでも6回、林中勇輝選手のソロホームランで1点差に、流れは変わったか見えたが、そのまま9回裏ゲームセット。

敦賀気比打線は最後まで海星のピッチャーを捉えることができず、1対2で敗れ、センバツ連覇の夢は消えた。甲子園の独特の雰囲気、観戦して不完全燃焼に、それでも敦賀気比の皆さんには春のいっときを楽しませてもらった。ほんとにありがとう。夏への健闘を祈るのみ。

ところで、人間社会の春は喜び一色ではない。球児もそうだが、勝負は時の運、受験や就活で明暗が分かれ、涙をのんだ若者もいよう。不完全燃焼も多いだろう。

人の「開花」の時期もまた人それぞれ。むしろ、紆余曲折の末に希望の花が咲くことも多い。咲かないままの人生もあろう、これも人生か、。

昨日は桜の保護活動などを進める日本さくらの会が制定した「さくらの日」。人間社会と違って桜は気温に正直、敦賀の満開の見頃はいつだろうか。

ちなみに試合後のビールはほろ苦く、不完全燃焼ながらもうまかった。車での送り、アルプス卷購入、飲食と世話になっての観戦、この場を借りてお礼申し上げる。
【2016/03/28】 | ページトップ↑
敦賀気比の甲子園
Date:2016-03-27(Sun)

昨日はトップニュースは北海道新幹線の開通の話だった。ところで、九州新幹線が全線開通したのは震災の翌日と覚えている。そのため、お祝いCMがしばらく放映自粛になった。

東北新幹線で東北の復興、復旧にどれだけ役立ったか。阪神淡路の大震災がなかったら、北陸新幹線の敦賀延伸はなかったかもしれない。2016年度予算案には北陸新幹線の敦賀以西ルートの調査費などとして8億4500万円が計上され、大阪までのルートはほぼ絞られてきている。敦賀としては、しばらく敦賀止まりといきたいが、やはり大阪と結ばれての北陸新幹線の効果は北陸には欠かせない。

一方、東日本大震災があったとはいえ、博多−鹿児島中央間約260キロの地域が、鉄路開通をキーワードに一つになった。昨日の開業した北海道新幹線沿線も、どれだけの期待が大きかったか。

ところで、被災地を一つにしたのが、選抜高校野球に出場した釜石だ。2回戦で敗れたが、初戦は胸を熱くさせた。相手の小豆島(香川)も選手は地元の子ばかり。打った、捕ったにドキドキする。私の故郷の香川県の小豆島は、これも遠足など思い出深い壺井栄の特別な島でもある。

互いのスタンドと地元、素朴で温かい応援が、印象的だった。思いを同じくすることで醸し出される郷土愛。長く住んでいる人も移り住んできた人も、気持ちを通い合わせられる地域の時間。そんなことを続けたり積み重ねたりしながら、郷土は出来上がっていくのだろう。

まさに敦賀で言えば、敦賀まつりだ。今日は敦賀気比の甲子園がある。今日、勝てばベストエイト、ここまで来れば、郷土愛の敦賀気比のドラマを期待したい。
【2016/03/27】 | ページトップ↑
緩やかな見守り
Date:2016-03-26(Sat)

昨日は休みをとって早朝から甲子園、サンダーバードで戻って、昼と夜は姉妹都市、水戸市との研修生の受け入れと50周年の式典と、海洋少年団の団長として出席した。

その間、市役所の人事の発表も気になった。議会の事務局長も定年を迎え新しい人事が公表された。それぞれにとって大事な一日、大切な日、小学生、中学生、高校生、そして定年間際の人生と、個人的には客観的に冷静に、一方で不完全燃焼的な奇妙な一日だった。

というのも、センバツ高校野球、敦賀気比高校は投手戦の末、青森山田高校に1対で0で勝ち初戦を突破。良いことはいいとして贅沢だが投手戦は、観戦していて不完全燃焼という不思議な感覚が宿っていた。

もう一つあげると、夕方、気になっていた90歳の方をお伺いした。軽い認知症との診断を受けての生活、それでも買い物にも出かけ、自分で食事を作りちゃんと明るく生活している。住み慣れたところで生活を続けると、軽い認知症でも周りの人が気遣って、緩やかな見守りができる。

見守る側も、見守れる側も緩やかな関係とゆっくりとした時間の営みを感じる。

かたくなるが、2016年度の診療報酬改定で厚労省は、継続的な診療が必要な認知症の人などが、かかりつけ医を持ちやすくなるようにした。4月以降、認知症患者を継続的に診療している医者に、患者1人につき月1万5150円の報酬が支払われる。

同省の推計で、12年は約462万人だった認知症高齢者は25年には約700万人にまで膨らむ。政府が15年1月に策定した「認知症施策推進総合戦略」では、本人の意思を尊重し、住み慣れた地域で暮らし続ける社会を目指す。

かかりつけ医や認知症初期集中支援チームの整備で早期診断を促し、症状に適したケアを受けられる環境を整えるという。地方では90歳、百歳が当たり前の時代を迎える。

もう少し、かたくなるが、今月1日、最高裁は認知症の男性が線路に入り、電車にはねられて死亡した事故で、男性の妻や長男は民法上の監督責任は負わないとして、鉄道会社の賠償請求を棄却。家族に監督義務があるかは看護実態などを総合的に考慮すべきとの初判断を示した。特別な問題ととらえがちだが、いずれ身近な問題となる。一人世帯の高齢者が多い敦賀市もけっして他人事ではない。

認知症もいずれ、医療で克服可能な疾患と信じたい。それまでは地域で見守る枠組みづくりを急がなくてならない。
【2016/03/26】 | ページトップ↑
花冷え
Date:2016-03-25(Fri)

今朝は寒い。桜開花の報はまだ届かないが、花冷えだ。今日はこれから甲子園へ。敦賀気比の勝利を信じてむかう。

ところで、桜の花の盛りは1週間ほどといわれる。低気圧が数日の間隔で通り過ぎていく時季でもあるから、見頃がさらに短くなることも少なくない。私は古い人間か、「花一時、人一盛り」という古いことわざがある。

花が咲き誇る期間がわずかでしかないように、人が盛んな時もごく短いという意味だ。高校時代はあっという間の期間だが、クラブ活動の思い出やこの時代の友人はいまも貴重な存在だ。昨日の高松商業の20年ぶりの勝利は、率直にうれしい。やはり故郷は誰にとっても貴重な存在だ。

思い出す故郷の懐かしい原風景。60才を超えると、この季節、あれこれ思う。昨日も「今月末で辞めます」と。ひとつの節目の季節だ。

定年を迎えた方を多くみてくると、これからはゆっくり余生を楽しもうと心を新たにした方や、定年が来たがどうしていいかわからないなどさまざまな人間模様がある。

うれしさ、そして、さびしさ、こんな言葉では言い表せない思いもきっとある。さまざまな縁によって仕事をし、あるいは家族や知人に支えられてきた。

市役所の公務員は、この3月末がひとつの節目だ。団塊の世代はもうすでに過ぎたが、どこも人材が不足する時代にもなっている。3月に去る人もいれば、4月に入る新人は、「今日がバイト最後の日です」とも語っていた。人生は川の如く流れている。
【2016/03/25】 | ページトップ↑
北陸新幹線開業効果がでる公示価格、敦賀駅周辺整備の遅れが気になる。
Date:2016-03-24(Thr)

公示価格は、その地域の経済活動を数字として、もっともわかりやすいバロメーターと教わった。東京一極集中、地方の疲弊と、数字は正直だ。ただ、そのなかで北陸新幹線効果は大きい。

今年1月1日を基準とした石川、富山、福井県の公示地価で新幹線開業効果が出ている。なかでも人の流れが増えた金沢市の金沢駅周辺や中心部の商業地では前年比で高い伸びを示し、富山市の商業地も2年連続で上昇した。ただ、富山市の駅前整備は確実に金沢市に遅れをとった。開業前2年には駅前整備を終えた金沢市の準備は、公示価格にはっきりと出ている。

福井県内では商業地で15年ぶりに上昇地点が出た。福井市のJR福井駅周辺では24年ぶりの上昇。住宅地も平均下落率が六年連続で縮小した。敦賀市も下落はしたものの下げ幅はここ数年縮小傾向が続いている。

いづれにしても確実に北陸新幹線の開業効果が大きな支えになっていることは確かだ。新幹線開業後の動向を反映した今回の公示地価は北陸新幹線が地域の浮揚に大きな力を持つことを裏付けた。それも福井県まで波及していることだ。

ただ、敦賀市などまだその効果は及んでいないと見るべきだろう。地価の下落が止まらない地域も少なくない。新幹線開業まで敦賀駅周辺整備など経済に好循環を生み出すのは行政の課題でもある。

北陸新幹線の経済効果が顕著に出ているのは金沢駅周辺である。富山市では富山駅周辺や市内電車環状線の沿線で上昇している。高岡市も同様と聞く。

金沢、富山両市の新幹線駅周辺や中心部ではマンションの需要も伸びている。YKKが本社機能の一部を東京から移している黒部市では下げ止まる住宅地が出た。人口減少の対策でも新幹線は有効な切り札になることを物語る傾向だろう。

敦賀駅周辺整備も30億円を超える区画整理で北陸新幹線開業までの期待効果でいずれ上昇する可能性は高い。税務署、ハローワークなど合同庁舎、敦賀駅交流施設オルパーク、駅前広場、福井大学附属原子力工学センター、民間のホテルと順調に進みつつあった周辺整備。7年後に迫った敦賀開業むけての最終段階にあるはずのAゾーン、Bゾーンの計画がいまだ定まっていない。税金を使っての区画整理の意味合いは、地域の経済活性化の起爆剤でもあるはずだ。公示価格は正直なだけに今後もその推移を注視する必要がありそうだ。

原子力発電所の長期停止あるものの、どうも渕上市長になって空回りしているように感じる。市場調査も大事だが、国鉄時代の鉛が検出されるエリアでもある。これにより、オルパーク、駅前広場も3年遅れた。北陸新幹線敦賀延伸の開業効果を公示価格という視点でいま、考えての計画、実施設計、そして施工と少しの遅れが意外と再生とか再興の機会を失うことになりかねない。たかが公示価格だが、されど公示価格だ。
 
【2016/03/24】 | ページトップ↑
ピンピンころりの実践と敦賀市のサポート
Date:2016-03-23(Wed)

「終わった人」という内舘牧子さんの小説、「定年って生前葬だな」で始まる。私も多くの企業戦士をみて、自らも定年を超えると身に詰まされる小説だ。

主人公はエリートコースの大手銀行から子会社に出向させられ、定年を迎えた元エリートサラリーマン。夫婦仲も冷めてしまい、何でもいいから仕事をしたいとベンチャー企業の雇われ社長に就任するも、失敗して倒産。気になる女性ともうまくいかず、あがき続ける主人公。どこにでもありそうで、60才を過ぎたわが身には、思いの外、自らを重ねているから面白い。

ところで、長寿と充実した暮らしは、老境の共通した願い。河瀬前市長の「ピンピンころり」はまさに理想。

高齢化が進行する日本では敦賀市も老後の三つの不安がささやかれる。「健康は大丈夫か」「金の心配はないか」「孤立する懸念はないか」。頭文字から「3K」と呼ぶそうだ。

長寿社会とはいえ、誰しも健康不安は付きまとう。介護への心配も頭をもたげる。長年の“会社人間”がたたり、退職後に地域に溶け込めず孤立感を深める男性も多いという。3Kの中で、最も切実なのは「金の心配」だ。

週刊誌には「ゆとりのある老後を過ごすには1億円が必要」と書かれたりするが、どこに地方都市に敦賀にいるのだろうか。いても。いても一握りだろう。

藤田孝典著「下流老人」を読むと、老後に迫る貧困の陰を思い知らされる。本人や家族の病気による高額な医療費、介護費用の負担。さらに子供の失業など予期せぬ事態が加わると、一気に転落してしまうと指摘する。
「老後破産」なる言葉もある。物騒な響きだが、健やかな老後社会を築くには「3K」から目を背けるわけにはいかない。それでも生活保護者、自己破産をした高齢者、元気で慎ましく生きている過多もいる。冒頭の定年もそうだが、力の衰え、健康の衰え、お金もなくなる、それでも品格を失うことなく、ピンピンころりを実践するよう、一人ひとりの心構えと敦賀市のサポートも大事だ。
【2016/03/23】 | ページトップ↑
改正障害者雇用促進法の施行
Date:2016-03-22(Tue)

先週、労働団体のひとつ「ゆうあい倶楽部」で市内の福祉施設を回った。幼児期から高齢者まで7万人の市民にとって人材といい、やまびこ園、太陽の家など充実した福祉施設が整っている。ただ、これからが問題だ。ここまでは整えるには人材が必要だが、市役所OBも含めベテランに支えられた障害者福祉だ。

いずれにしても、各施設で聞く言葉が改正障害者雇用促進法だ。この4月に施行され、募集・採用時の障害者に対する差別禁止と、働く上での職場の支障を改善する「合理的配慮」の提供が義務付けられる。着実に進むハードのバリアフリーと比べてソフト面は意外と難しい。

求められる合理的配慮とは、調べると、障害者、職場の個別の事情により異なる。例えば、肢体不自由者には作業しやすいよう机の高さなどを調整する、知的障害の場合は業務の指示を文書や絵図で分かりやすく伝える、精神障害の場合は通院や体調に配慮し労働時間を設定する、といった工夫だ。事業主は障害者と十分に話し合い、適切な仕事内容やサポートを判断する必要がある。

障害者の自立と共生社会の実現を目指すには、一緒に働く従業員にもその意義を理解してもらうことが大事だ。ただ、現実は厳しい。

障害者を雇った経験がないと関わり方に不安を感じる事業主もいるのではないか。職場実習や国の奨励金を活用した試行的な雇用を通じ、実際に働いている様子を確認できる機会を増やせば受け入れ準備も進めやすくなる。ただ、これも地方都市では難しい。

職場に出向き、障害者に必要な配慮を助言するジョブコーチなどの支援制度を活用する手もあるが、毎日の仕事に忙しい中小企業には難しい。

公共職業安定所、市役所など関係機関の連携もにより国の指導による粘り強い取り組みが必要なことは確かだ。地方企業の実情や経営努力の大変さも知った上で、障害者の特性やスキルなど詳しい情報を事業主に伝え理解してもらう、地道な努力が必要な法改正でもある。
【2016/03/22】 | ページトップ↑
球春到来、春闘、そして、衆参同時か?
Date:2016-03-21(Mon)

球春到来、昨日、センバツ高校野球が甲子園球場で始まった。敦賀気比の入場行進、優勝旗が返還と、なんともいい光景だ。開会式直後の第1試合で福井工大福井が奈良の智弁学園と対戦し、0対4で敗れた。残念だが、次の25日の敦賀気比、朝9時の初戦、なんとか勝ってほしい。

ところで、敦賀のハローワークの有効求人倍率は1月現在1、79とこれまでにない高い状況が続いている。量的には建設、福祉と問題はないが質的な問題がある。好況なときと比べてパート、アルバイトなど非正規が多くを占める。

一方、春闘が山場を越えたが大企業のベースアップは前年実績を大きく割り込んだ。中国経済の減速や円高・株安を背景に、業績の先行きや景況感の改善が不透明との懸念が労使双方に広がった結果とか。

安倍政権は法人税減税などの見返りに賃上げを主導。その「官製春闘」とも言うべき失速は、消費の不拡大や物価上昇率の低調を招き、政権が掲げる経済の好循環やデフレ脱却の実現への見通しを暗くするとの指摘がある。

福井県でも賃金の底上げ春、もちろん、非正規労働者の処遇改善の実現を訴え、今後、春闘は中小企業に移り、正念場の交渉が繰り広げられる。格差是正へ賃上げの流れが波及するか注目されるものの、大手のトーンダウンと最近の消費税増税先送り論は、消費者物価、株価などの先行きの不透明さにも影響する。

自民党の溝手参院議員会長は昨日のNHK討論で安倍総理が消費税を予定通り来年4月に10%にするのか、実施を先送りするのか、「今夏の参院選挙前にはっきりさせる方が良い」の考えを示すなど、先日の山崎議長をはじめ自民党の幹部の発言も、安倍首相の微妙な言い回しも夏の衆参同時に動き始めているような気がしてならない。動き始めると止まらないのもこの世界だ。
【2016/03/21】 | ページトップ↑
新しい交通体系とまちづくり
Date:2016-03-20(Sun)

四国と本州の宇高連絡船(高松~宇野)、北海道と本州の青函連絡船と今や昔、懐かしい、懐かしい乗り物となった。北海道新幹線開業など新しい交通体系は町を変える。

瀬戸大橋、青函トンネルと新たなものが誕生する陰で、ひっそりと引退する。船なら、なおさらだが、走り続けた列車に思いを寄せるのは人生を重ねることができる。

明日21日、青森−札幌間を結ぶ夜行急行も終了する。ここにも別れの春がある。それだけならいいが、青森、函館の町もその影響を受ける。

急行「能登」「銀河」など懐かしい夜行列車だが、「はまなす」はJR最後の定期急行列車となる。まさに日本の深夜急行の最終便となる。大きな区切りにも思える。

別れの春だ。本州と北海道を長い間つないだのは青函連絡船。1988年の青函トンネル開通によって、列車がその役割を引き継いだ。「はまなす」はその時から28年間運行を続けてきた。思い入れが強い人も多いのではないか。私は「はまなす」は乗ったことがないが、仕事や旅で好んで夜行列車はよく利用した。今や若者に人気は高速夜行バスだ。

他にも津軽海峡をつなぐ特急や寝台特急がこの連休中にラストランとなるらしい。26日の北海道新幹線開通に伴っての廃止となる。海峡に交通新時代が訪れるのは喜ばしいが、一方で一抹の寂しさも感じてしまう。北陸新幹線の敦賀延伸で特急「しらさぎ」「サンダーバード」も敦賀までとなる。

いずれにしても時の流れは速い。北陸新幹線の金沢開業は大きなシャワー効果だったが、多くの地方都市はストロー効果が多い。一極集中、地方衰退との図式もある。よいことばかりがないのも新しい交通体系だ。
【2016/03/20】 | ページトップ↑
永田町、霞が関の動き
Date:2016-03-19(Sat)

 「津」という漢字には港の意味がある。港を襲う波だから「津波」となったとか。英語でもtsunami。
この影響はすごい。東日本大震災が教えてくれた。

ところで、安倍首相は昨日午後の参院予算委員会で、2017年4月に予定する消費税率10%への引き上げについて「経済が失速しては元も子もなくなる。経済をしっかり成長させてデフレ脱却を確かなものにするなかで税収も増やしていく。その中で歳出の改革も進めながら財政健全化も進めていきたい」と語った。

消費税の先送り論がまたぞろ出てきた。先日、安倍首相主導の「国際金融経済分析会合」が初開催された。米教授が消費増税延期を提言した。それもノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ氏である。
来週の会合も同賞受賞者でやはり増税反対の米教授を講師に招く。首相はこの会合を布石に世界経済の減速を踏まえた緊急経済対策を掲げ、増税再延期を「大義」に同日選に打って出る—。そんな観測が永田町で広まっている。

2014年秋、首相は消費税増税をめぐり有識者の意見を聴取。GDP速報値を踏まえて延期を決め、衆院を解散して大勝した。流れは同じだ。二匹目のどじょうをつかむのか。

見え見えの動きがはじまっているようでもある。参議院議員選挙の動きはすでに始まっている。敦賀市にとって、最大の心配事は高速増殖炉もんじゅの動向だ。議会が終わると地元のヒアリングが開かれるとか。参議院議員選挙の絡みで結論は先送りとの見方が多い。

もんじゅは敦賀市にとって国のエネルギー政策への最大の貢献と同時に、ナトリウム事故から、ここ20年の動向は、敦賀の経済、雇用と密接に関係している。敦賀市の将来像は北陸新幹線に受け皿などに市民の関心は向くが、いま、この町の生活の原動力を忘れてはならない。

冒頭の津波ではないが、政治の流れは衆参同時選挙の大波に一挙に進む気配を感じる。ここ数ヵ月の中央、永田町、霞が関の動きは目が離せない。
【2016/03/19】 | ページトップ↑
痩せても枯れてものハングリー精神
Date:2016-03-18(Fri)

敦賀市の小中学校の卒業式が終わった。今年は議会で参加できなかったが、卒業式でいつもいつも児童の名前が呼ばれると出席者が手元の名簿に目をやると、読み方の難解な名前が多くなった。女子で「⚪⚪子」の名前はほとんどない。当て字どころか、漢字の意味する英語の発音が読みだったりする。最近の名前で男の子は「大翔」が、この10年で6度トップとか。その読み方はヒロト、ヤマト、ハルト、オウガ、ダイト、タイガ、ツバサだと、様々、けっしてダイショウではない。いずれも両親の思いが子供に届く。

ところで、わが党ながら民主党が「民進党」へ。民主党と維新の党が、合流してつくる新党の名前を決めたベタの名前だ。

先週末、岡田代表が福井市に県連の定期大会に訪れて「維新の提案の民進党は台湾の政党と同じでーーー」と、代表自らが笑いながら語っていた。

2案を比べた世論調査で民主党提案の「立憲民主党」を上回った。党名決定には客観的な手法を取るとして、事前にインターネットなどによる公募も用いられた。

国民を巻き込んだと執行部は力むが、名前とは親の思いが込められた言霊のようなもの。他に委ねず、主義や理念を練り上げて命名すべきだ。それが簡単にネットで選ばれたからとあまりにも軽い。

代表が「台湾の政党と同じは」と言う名前に愛着が持てるだろうか。私は愛着が持てない。パソコンで「みんしん」と打って漢字変換すると、「民進」は出ない。私の所属した政党は民社党から新進党そして、民主党へと変わった。ここまでは我慢ができた。

が、3月上旬の全国幹事長会議で出された意見は「合併ありき」で地方議員のガス抜きに終わった。地方議員を大事にしない政党はいずれ崩れる。あまりにも支持率の小さい政党に振り回される、これではいつかまた、名前を変えざるを得ないような軽さが見えかくれする。

「やせても枯れても」とここが踏ん張りどころだ。とハングリー精神を持ってほしい。あえてブログに書く。
【2016/03/18】 | ページトップ↑
敦賀駅前整備の不安と期待
Date:2016-03-17(Thr)

北陸新幹線の金沢開業から14日で1年となった。7年後の2023年春の敦賀開業に向け、福井県内では新鉄路のつち音が響き始めた。敦賀でも新北陸トンネルの工事が現実のものとなってきた。

ところで、注目すべきニュースがある。「春旅行人気上昇エリアランキングトップ10」で、福井県が1位となった。楽天が運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」による今春の宿泊旅行の予約人数を基にした調査で、福井県は68・7%増と都道府県別でトップの伸び。北陸新幹線金沢開業で認知度が高まった。
 
集計によると、戦国城下町の栄華を残す一乗谷朝倉氏遺跡のある福井市は、期間中の宿泊旅行予約が前年同期比でほぼ倍増。あわら温泉(あわら市)を含むあわら・坂井市三国地区では、複数人の女性による宿泊予約が前年同期の倍以上になった。

なかでも県内で注目度が急上昇しているのは敦賀市だ。昨年十月に開館した「敦賀赤レンガ倉庫」や映画公開で話題となった故杉原千畝氏にちなんだ人道の港ムゼウムが呼び水となり、予約は2、4倍。いままでになかった効果だ。

これは、河瀬前市長時代に種を巻き渕上市長時代に花開いた成果だ。今後の運営が正念場となる。ところで、一昨日の新幹線対策特別委員会で敦賀駅西の整備についての構想が特別委員会に示された。

概ね了としたいが、整備する用地が国鉄時代のものか、どうかは定かではないが、市が整備している敦賀駅の交流施設や駅前広場の一部土壌から、基準値を超える鉛が検出されたなど完成が3年近く遅れたことや、敦賀市の駅前の施設をどうするのか、いまの今になっても示されないまま、今日に至っている。一昨日も市場調査と語るだけで、基本計画も示されないままだ。

私が問題にしているのは、これまでの実績から遅れること考慮しての余裕がないことだ。それも交流施設オルパークにしろ、駅前広場にしろ、遅れた実績と、福井駅周辺整備で計画が不十分なまま計画の延期をみてきた私には7年はあまりにも短すぎる。

それに敦賀駅西に渕上市長がどうしたいか、思いが伝わってことだ。それ以上に、市場調査によっては何もしないとの逃げ道が堂々と書かれている。確かに、駅前整備には多額の経費がかかる。それだけに早めの計画と決断が必要なことは明らかだ。

本気で新幹線開業に間に合わせる気があるのか、職員が頑張っているだけに不安でならない。正直、今回の提案は市長の思いも伝わってこないし、開業に間に合うのか、それも敦賀百年の計に沿うものか、計画が不十分なままで施工される、そんな不安と心配ばかりの提案と言わざるを得ない。

駅前に30億円を超える区画整理、河瀬市長時代にまかれた種がようやく花開きはじめ、ようやく新幹線開業が見え始め、実をつけぬままに終わらしていいのか、そんな不安と期待が交錯する駅前整備だ。それだけ危機感がほしい。
【2016/03/17】 | ページトップ↑
使用済み核燃料の議論
Date:2016-03-16(Wed)

昨日は、午前中、原子力発電所対策特別委員会、昼からは新幹線対策特別委員会と、敦賀市にとって重要な特別委員会が続いた。今日は原子力発電所対策特別委員会で議論になった使用済み核燃料税についてのべる。

11月に福井県条例の更新時期を迎える核燃料税の見直しについて、西川一誠知事は11日、県内の各原子力発電所内にたまる使用済み燃料に課税し、県外搬出を促す新たな税制を検討していると明らかにしたことだ。使用済み燃料を課税対象にするのは、柏崎市、薩摩川内市以外、電力事業者に核燃料税を課している立地道県で初めてのことだ。

 ここで、核燃料税について詳しく語ると、核燃料税は、国の法令外普通税として、道県が条例を公布して施行する(総務大臣に協議し、その同意を得ることが必要)もので、発電用原子炉に装荷された原子燃料の価額等を課税基準とし、その電力会社に課せられるもの。ここで問題なのは核燃料税の配分割合が県が6割、敦賀市などの立地市町が3割、嶺南広域行政組合が1割と、立地市町以外に7割も配分され、特に嶺北に恩恵の多くが吸い上げられている実績に基づく不満がある。

一方、使用済み核燃料税は、平成15年度から、新潟県柏崎市と鹿児島県薩摩川内市において、法定外税として、道県の核燃料税とは別に、発電が終わった段階の原子燃料に課税する使用済核燃料税が実施されている。道県とは違って、立地市の苦肉の策とも言える課税で事業者すると二重課税ともいえ、課税上、大きな課題がある。
 
福井県の核燃料税に関する条例では、運転停止中でも原子炉の熱出力に応じて課税する「出力割」が、廃炉作業中の原発に対し徴収できなくなる。税率を下げて継続する方向で調整。廃炉の原子力発電所への課税は、発電という利益を生まない発電所に負担を強いるもので、本来、あってはならないものだ。
 
県議会で、廃炉への課税は「運転と廃炉は一体であり、住民の安全対策や避難道路の整備、産業転換といった財政需要があるので必要と考えている」と述べた。理屈ではあるが、事業者にとってさらなる負担ともなる。

使用済み燃料をめぐり、課税は使用済み核燃料の搬出を計画を着実に進めさせる大儀あるにせよ、くどいが本来、課すべきではない。県は6月県議会に条例案を提案すると明言しており、可決後は総務相の同意を得る必要があるものの、これまでの実績から、異論なく施行される。問題は、先に述べたように、立地市町への配分だ。

これまでも根拠なく説明もなく一方的に決定され、配分はこれまで同様と予想されるだけに、容認できる制度ではない。これらを考慮して特別委員会での議論の結果、全会一致で福井県への意見書の提出となった。

余談だが、民・共・社、緑の党の4者と市民団体などで構成する新組織「PEACE(ピース)ふくい」(仮称)の設立準備会の動きには、民主党員ながら、基本的に反対だ。協定は▽安全保障関連法の廃止▽集団的自衛権の行使を容認した閣議決定の撤回―で一致し協力するとの内容は理解しても、共産、社民、緑の党は「反原発」であり、原子力発電所の長期停止で苦しむ市民に選ばれた議員として、これと組する理解力は私にはない。
【2016/03/16】 | ページトップ↑
消費者生活センターの条例化
Date:2016-03-15(Tue)

昨夜は寒かった。それでも雪も少なく今年ほど穏やかな季節の変わり目も珍しい。この時季、さまざまな人間模様が集中する。出会いと別れ。期待と不安。春をテーマにした歌が多い。

松任谷由実のヒット曲「春よ、来い」が発売されたのは20年を超える。それでも心に残る歌だった。季語では、春といえ「まだ見ぬ春」に心をときめかした時季が懐かしい。

ところで、昨日は議会の常任委員会。私の所属する総務民生常任委員会では消費生活センター条例が審査された。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決した。

現在ある消費者生活センターを条例化して明文化するのに加えて、消費生活相談員の強化として、国では消費生活相談員資格試験に合格した者又はこれと同等以上の専門的な知識及び技術を有する市長が認める者でなければならない、と明文化され、多様化する相談に質の強化を求める条例でもある。

実際、毎年400件を超える相談があり、消費生活センターでは、契約のトラブル、多重債務問題、ITトラブル等の消費生活における苦情・相談について助言をしたり、消費者への情報提供、解決する為のお手伝い。センターの利用や相談は、すべて無料。また、消費者相談だけでなく、生活相談、借金など市役所の相談の窓口とも言える。重要性も増し市民にとってなくてはならない存在になっている。

消費生活相談員は、消費生活を取り巻く環境の変化による業務の内容の変化に適応するため、毎年10回を超える研修で相談力も高まっている。当然、守秘義務もある。条例化を契機に今後の充実に期待したい。

余談だが、民主党の新しい党名が「民進党」と決まった。正直、がっかりだ。台湾の民進党の真似かと、昨夜も批判の声を伺った。合併による「名を捨てて実を」の意気込みがまえのみりで、国民の支持率は上がっていない。いずれにしても厳しい船出となりそうだ。
【2016/03/15】 | ページトップ↑
大震災の記憶と対応
Date:2016-03-14(Mon)

 阪神淡路大震災の後遺症を背負って生きている方もいる。救出されるまでの数時間の暗闇の精神的後遺症が残っているとか。

人の記憶は、「痛み」とともに得た情報が一番強く残るという。ケガの痛から逃げられない、食べ物も得られない、ひいては死に至るという警告信号。生存本能が記憶を強くするとも。戦中、敗戦直後のひもじさを認知症になっても母はよく語っていた。

3月11日、高度情報社会の日本で起きた東日本大震災で、津波の映像は遠くにいる人の「痛み」を呼び起こし、強い記憶が残っている。それより前の阪神淡路大震災の火災の映像も記憶に新しい。

生存に関わる重要な記憶としても、後遺症は意識とは別の引き出しにあるかもしれない。被災直後兵庫県は被災地の要請を待たず支援物資を現地に送った。私が2ヶ月に行った陸前高田市には神戸市水道局の職員が水道の開栓に動いていた。話を聞くと、「我々のできる恩返し」との声がすぐさま帰ってきた。

福井県も福井豪雨の体験か、陸前高田市にボランティア送り込んだ。私も気持ちがボランティアへと走る。

いま、原子力発電所の情報発信もまず一報と、自治体への通報は速い。人は未来のためにも行動できる。四国など南海トラフ地震に備え、避難対策に取り組むんでいる。

被災地から自治体職員やボランティアが持ち帰った体験は、全国の防災政策に生かされた。その一つ一つが東北の被災地からもらった、貴重な「生きるための記憶」。時の流れで多少は色が薄れはしても、決して忘れてなるものか、とも思う。阪神淡路もなおさらだ。

自助、協助、公助というが、まず「死なないこと」。そのために危ない場所には近づかない、水や食料が手に入る場所を覚えておく、それは「防災」の大原則、自治体はまず、耐震、洪水対策と敦賀市もやるべきことは残っている。
【2016/03/14】 | ページトップ↑
民主党福井県連定期大会
Date:2016-03-12(Sat)

昨日は民主党福井県連の定期大会。今月、民主党と維新の党が合流、新党が結成される。自民党「1強」体制の打破を狙い、ことし最大の政治決戦である参院選に挑むが、国民の支持が集まるか未知数。県内も合流を目指すが、原子力の課題など不一致の難しい課題もある。

近年の野党再編はめまぐるしい。2009年に結成したみんなの党は一時衆参で40人近い勢力となったが、当時の渡辺喜美代表と江田憲司幹事長の党運営をめぐる対立が先鋭化し14年に解党。江田氏らは結いの党を立ち上げ、橋下徹大阪市長(当時)率いる日本維新の会と合流し維新の党を旗揚げした。その後、親安倍政権の橋下氏らと、江田氏らの路線対立が激化。昨年たもとを分かった橋下氏らは、おおさか維新の会を結党した。

他にも新党が相次いで誕生し、野党「多弱」の状況。今回も松野頼久維新代表は民主党出身で、「党名を変えても変わらない」との冷静な見方が、民主党内にもあるほど。共産党との共闘に対する反発も大きい。

いち早く民主党の鈴木貴子衆院議員(比例北海道)が離党表明。自民党への接近も指摘されるが、鈴木氏は離党の理由に、民主党が北海道5区補選で「基本的な思想、国家観が全く異なる共産党」と野党統一候補を擁立した点を挙げた。

県内でも原子力発電所の再稼働、人口減少など課題は山積する。連合福井で「横山たつひろ」さんを立てて闘う。生活者、働くものの代表として民主党県連も推薦している。

大会に駆けつけた岡田民主党代表は、「Anything But Abe(アベじゃなければ)」と強調する。国会の両院とも三分の二は、あまりにも異常だ。いずれにしても県内には原子力発電所の再稼働の問題など不一致の課題も多い。どう一致点を見いだしながら進めるか、今後も大事な局面となる。わかりやすく提起することが必要だ。
【2016/03/13】 | ページトップ↑
シャッター商店街への挑戦
Date:2016-03-12(Sat)

昨日はやはり複雑な日だった。議会の冒頭に黙祷で始まった。東日本大震災によって、なくなわれた多くの方々のご冥福を祈った。幾多の大切なものが失われ、被災者の喪失感は深い。容易に消えるものではないが「どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒やしてくれます」。瀬戸内寂聴さんの言葉だ。寂聴さんは『日にち薬』と呼びとか。まだまだ時間はかかりそうだ。

一方、県立高校の合格発表、朝からソワソワするご両親、私にも気持ちがわかるだけにどこか微笑ましい。さらに、敦賀気比高等学校の選抜の初戦の相手も決まった。着実に春が近づいている。ただ、風は冷たい。

東日本大震災後の各地の報道が続いている。気付かされたことがある。さほど大きくない地域の中で、一つ一つの浜や集落ごとに風土と文化が異なることを。祭りの神楽に太鼓、運動会はそれぞれの歴史を刻んでいた。そこに大津波、すべて流し、巨大なコンクリートと高台、新たなまちづくりだが、かつての賑わいができるか、戻って来るか、大きな課題が浮かび上がる。

夜は、あいあいプラザで青年会議所の3月例会参加させてもらった。テーマは神楽通り、駅前商店街の空き店舗の活用だ。

いつ頃だろうか、駅前、本町、神楽、相生の商店街の「シャッター通り商店街」となって久しい。ワークショップでも神楽通りの商店主が3軒廃業したとの報告があった。

シャッター通り化は地方は深刻だ。地方の地域活性化を掲げ、国も県も敦賀市も補助交付など支援を20年を超えて行ってきたが、効果はほとんどなかった。

福井県内の中小都市の大野、鯖江、越前、小浜とどこも同じだ。シャッター通り商店街が増える理由は、大きく2つとも言われる。一つは商店主の高齢化、もう一つは店舗自体の魅力不足だ。それ以上に複雑に絡んだ要因が中小都市に絡む。決して敦賀も例外ではない。他力本願、自力本願と、それぞれがイベントを行ったり、懸命に行っている。

活性化に必要な要素に「よそ者、ばかもの、若者」という。青年会議所の最後の挑戦とも言える発想に期待したい。わずかな成功例が全国にある。その成功の原動力はどこも若者だ。青年会議所の空き店舗の事業化の実践に期待したい。
【2016/03/12】 | ページトップ↑
震災、福島の事故から5年、犠牲者といまだ帰らぬ行方不明者のために、先ずは静かに祈りたい。
Date:2016-03-11((Fri)

東日本大震災と福島の事故から今日で5年。敦賀市を取り巻く環境も大きく変わった。福島、宮城、岩手では、すさまじい数に上った犠牲者といまだ帰らぬ行方不明者のために、静かに祈りたい。

5年前、私は福井県議会選挙の説明会で小浜市にいた。東北から遠くの小浜市も長くゆっくりと大きな揺れ、何か変な地震だととも思った。その後、ネットから、テレビが伝える津波の映像に息をのんだあの日だった。

福島第1の事故も状況がわかるにつけ、どっきとした。原子力災害については、机上で学んでいたがまさか、まさか、そしてメルトダウン、水素爆発、放射性物質の飛散と、机上が具現化した現実が福島にあった。福島の発電所は経験のない破壊と汚染に見舞われた。富岡町、浪江町、大熊町いづれも発電所への出張で訪れた町だけによけいに心が痛む。敦賀市にも百人を超える避難者が訪れた。特に原子力関係者の家族が多かっただけに複雑な心境だった。

5年の月日を重ねたいま、その避難者も去り、大震災後の国のエネルギー政策も大きく変わった。原子力発電所の街、敦賀市の経済、雇用も大きく変わった。議会の代表質問、一般質問も再興戦略との言葉が飛び交う。

敦賀市からも福島の事故後の対策で単身赴任も含め百人を超える作業員が福島で仕事をしている。大震災は現在進行形の災厄。福島の被災地の気持ちに寄り添い、復興支援、救済と生活再建を加速することが急務だ。

大震災と福島の事故で被災した岩手、宮城、福島の3県では、5年たった今もプレハブ造りの仮設住宅に暮らす人々が1月末時点で5万9千人を数える。最近の報道では入居者数はピーク時の半数ほどに減っている。だが、住宅地の高台移転先の整備遅れや、事故避難の長期化により、仮設の解消の見通しは立たない。このほか、避難指示の解除時期が決まらないため、原子力発電所の周辺の福島県の市町村の多くが「仮設解消は見通せない」とする。

私も親戚が南相馬市にいる関係で毎年のように訪れているが、仮設に残る高齢者らの心身への負担は大きい。高台移転や浸水対策のかさ上げ、復興公営住宅の整備も進んでいるものの、同時に、仮設に適切な補修を施し、医療や福祉面での支援をしっかり継続する必要がある。

生活の基盤である住宅や仕事の回復が思うにまかせない状況に、住民の焦りが募っている。それがあきらめや絶望に変わる前に、少なくとも道筋を示していく努力が求められる。

郷里の生活環境の再建や、除染が進まないことが背景にある。避難指示解除地域への帰還率も低い。自主避難者を含めて、総合的に支える態勢が不可欠だ。

政府は大震災から10年間を復興期間とし、前半の15年度までを集中復興期間と定め、事業費の全額を国費負担としてきた。ただ、福島の事故対策には廃炉も含め30年、40年という長期間の膨大な時間と労力が必要だ。

その関係で、福島の浜通りは国道6号を中心に、発電所や除せん、そして復興へむかう作業員であふれている。その前線基地のいわき市も復興景気で賑わっている。

5年前の現実を忘れることなく、どう未来に生きるか、これからも苦難の時期は続く。今日、議会の冒頭、黙祷から始める。
【2016/03/11】 | ページトップ↑
司法の権力(高浜3、4号仮処分)
Date:2016-03-10(Thr)

三寒四温、朝晩は冷えみあるが、春の足音が近づいている。暦の上では啓蟄(けいちつ)から春分に向かう時候。冬ごもりしていた虫が蠢(うごめ)くとされるが、昨日の大津地裁の仮処分は、また、この地域に真冬を呼び込んだような、司法の権力は、正直、腹立たしい。

関西電力高浜3・4号機について、大津地方裁判所は、運転停止の仮処分を決定した。決定を受けて、10日午後8時ごろ、高浜3号機を停止する予定。司法の権力は大きい。

原子力規制委員会が慎重に慎重に審査をし、高浜町、福井県など議会を中心に議論を積み上げての再稼働の判断を裁判長ひとりで運転停止を命じることができる司法の怖さ。それに高浜町町民が訴えての判断ならまだしも、釈然としないもどかしさを感じる。

原子力発電所の安全は何よりも優先しなければならないが、正直に申し上げて技術的にも素人でただ「説明不足」を旗印に仮処分での運転停止、そして地域の生活の糧を奪う司法の権力、その上、電気料金にまで影響を及ぼす。

裁判所自らが、原子力発電所の安全審査をすることが本当にできるのか、と言いたい。重大事故や津波の対策、事故時の避難計画の策定などについて、「関電側が主張や説明を尽くしていない」との理由である。

最高裁は、1992年の四国電力伊方原発訴訟判決で、原発の安全審査は「高度で最新の科学的、技術的、総合的な判断が必要で、行政側の合理的な判断に委ねられている」との見解を示した。福島の事故後とはいえ、この見解が妥当だろう。今後も地裁レベルでこのようなことが繰り返されるようであれば、立地地域はたまったものではない。

高浜3号機は、2016年1月に再稼働したが、稼働中の原子力発電所の運転停止を裁判所が命じることの怖さ、それも全国、はじめてのこと。

関西電力は、大津地裁に対し、決定の取り消しと審理のやり直しを求める方針だが、妥当な措置だろう。そして仮処分取り消し、また、再稼働となれば司法に翻弄される住民はたまったものではない。
【2016/03/10】 | ページトップ↑
囲碁、将棋あれこれ
Date:2016-03-09(Wed)

今週の日曜日、粟野公民館を訪れると囲碁王座戦と称して、多くの囲碁ファンが盤にむかっていた。囲碁ファンといっても大半が高齢者だ。市民福祉会館でも、毎日のように楽しむ囲碁、将棋は、高齢者にとって、もっとも手頃な娯楽にようだ。かくいう私もパソコンやスマホのゲームにはついていけない。将棋はいつも時間を忘れる。

女房の父親は晩年は認知症が相当進んでいたが、なぜか、囲碁だけは最後まで強かった。9目おいても勝てなかった。医師に伺うと、認知症が進んだ方でも、楽しいことは脳の違った部分がちゃんと機能するとか、逆に活性化するとも。

一方、囲碁、将棋のプロの世界は若い。いずれも20代だ。昨日、井山裕太本因坊が伊田篤史十段に挑戦する囲碁の第54期十段戦五番勝負第1局は東大阪市の大阪商業大学で打たれ、井山さんが勝った。7大タイトルのうち6冠を保持する井山が、前人未到の7冠独占に挑む注目のシリーズだ。

井山さんはわずか26才。上の世代の強豪をなぎ倒し、1人高き峰を行く平成生まれの若者は、その点でも空前の存在だ。

碁聖に、棋聖、名人、本因坊、王座、天元と、覚えるだけでも大変だ。その6冠を頂く。5番勝負で3勝すれば、して伊田さんからタイトルを奪えば、主要7冠同時制覇の偉業となる。将棋界では羽生名人が20年前に達成しているが、囲碁では前人未到だ。

申し分ない実績に加え、昨年は自己最多の24連勝を記録するなど絶好調。対する伊田十段は入段からタイトル獲得までの最短記録を塗り替えた21歳。将棋の分野の世代交代も最近は、パソコンの発達か、タイトル保持は若い。

2人は中国、韓国勢が席巻する国際棋戦での巻き返しを期し、日本棋院などが編成する代表チームの主力でもある。歴史的大一番での死闘を見守りたい。

話を冒頭に戻すが、私のもっとも手頃な将棋の対戦相手はタブレットだ。強さも最強にしても待ったも自由、新幹線など1、2時間の乗車時間はあっという間だ。
【2016/03/09】 | ページトップ↑
北海道新幹線、函館開通間近
Date:2016-03-08(Tue)

北海道新幹線の開通が今月26日と間近になってきた。津軽海峡といえば、古いが、若狭の作家、水上勉を思い出す。
代表作のひとつで、推理作家から社会派の作家へと移行する時期の作品。戦後の貧困の時期を生きることになった多くの日本人の悲哀が主要な登場人物に投影されている。

戦後まだ間もない頃。昭和22年に北海道地方を襲った猛烈な台風により、青函連絡船・層雲丸が転覆して多数の死傷者から物語が始まる。映画は暗いが、心に残るものだった。

私も受験ではじめて北海道に連絡船で渡ったが、冬だったせいか、海船酔いに苦しめられる方を多く見た。確かに深夜と冬の海は暗くあらい。朝の函館は独特な雰囲気に包まれていた。この印象が心に残り2度ほど青函連絡船に乗った。

青函連絡船が就航したのが1908(明治41)年3月7日。征夷大将軍の名を取った比羅夫丸で百数十人の客が青森港から函館に向かった。翌月には姉妹船の田村丸も就航し、青函は4時間程度で結ばれた。

洞爺丸の悲劇が後押しとなった世紀の海底トンネルが完成し、88年3月13日、津軽海峡線が開通。「海峡の女王」と親しまれた連絡船は役目を終え、青函は2時間でつながった。

ところで敦賀と北海道とのつながりは深い。北前船にはじまり、敦賀ー小樽のフェリー(いまは苫小牧)と、いまも続いている。

そうはいっても、船旅ならではの旅情は薄れたとも。トンネル開通、それから28年、まもなく北海道新幹線が海峡を往来する。北陸新幹線と同じような効果が生まれるか。じっくりとみておきたい。。
【2016/03/08】 | ページトップ↑
震災から5年ーー。
Date:2016-03-07(Mon)

昨日の昼すぎまでの野坂山の少年自然の家で海洋少年団と過ごした。もう春か、、梅が咲き、桜もつぼみも柔らかくなっている。

ところで東日本大震災から5年を前に被災地や福井県内に避難してきた人が、一番多かったのは敦賀市だ。原子力の関係で東芝プラントなど、家族ごと敦賀市に避難してきた。その大半が福島から避難者だった。現在では大半が敦賀を後にしている。

東北の避難は長期化しており、いまなお10万人に近い県民が避難生活を送っている。建物の崩壊や火災、津波など震災による直接的なものではなく、避難生活による体調悪化や過労など間接的な原因で亡くなる「関連死」としても多いとか。

震災から時間がたち、復興・災害公営住宅や新しく購入した自宅に移る住民が増えている一方で、仮設住宅にとどまる人もいる。
懸念されるのは、仮設住宅に残った人が孤立感を深めたり、再出発のために引っ越した人が新しい生活になじめずに不安を抱えたりすることだ。時間の経過とともに多様化している避難者の心や体の負担を見極め、的確に対応していくことが肝心だ。
 
自殺を招く恐れがあるうつ病やアルコール依存症もあると伺う。避難者の糖尿病や高脂血症といった生活習慣病の発症割合は、震災前よりも高くなったとの研究結果がある。保健師による巡回指導を通して、習慣的な運動を勧め、健康改善を後押ししたい。

避難生活が長引けば長引くほど、避難者の心や体の負担は増えていく。関連死をなくすためには行政だけでなく、身近な人たちはもちろん地域全体で見守り、支え合うことが大切だ。

話を戻すが敦賀市の避難者は、当時、その数は正確ではないが、100を超えていた。一方、福井県の支援もあり、岩手県の陸前高田市などでがれきの撤去の初期の作業にあたった。あのときの被災地の状況は鮮烈な印象として残っている。その後、福井県として、被災者の介護支援などにのべ2500人があたった。

これからも被災地の風化させるのではなく、長期的に支援することが大事だ。被災地では、来年3月いっぱいで住宅を無償で提供する支援が打ち切られることから避難者を支え続けるためにはボランティアと行政、福祉との連携が一層重要になるとも思われる。
【2016/03/07】 | ページトップ↑
自動運転
Date:2016-03-06(Sun)

昨日は啓蟄(けいちつ)。暖かくなって冬眠していた虫が穴から出てくる時候を指す。昼間の温度は20度を超えていた。野坂山の雪解けも進むだろう。春めいてくると車で足を延ばしてみたくなる。

そんな土曜日と今日、野坂山の少年の家で海洋少年団の合宿で2日間過ごす。ちょっぴり寒い。
ところで、最近、敦賀では火事や交通事故が多い。車といえば完全自動運転の技術が進む。米グーグルが開発する自動運転車の人工知能(AI)を「運転手とみなす」との見解を先月、米当局が示したとか。

本当に大丈夫か。実用化へ前進したと見る向きもある。だが事故が起きたら誰が責任を負うのか、保険はどうなるのかなど課題はまだ多い。

自動運転は安全だという。大阪では先週、意識を失ったらしい男性の車が暴走し11人が死傷した。ブレーキとアクセルの踏み間違いも相次ぐ。そんな事故は減りそうだが、AIなら本当に安心なのか。過疎や高齢化が進む地方には自動走行のバスやタクシーが待ち遠しい。乗客が減る公共交通に代わって不便な集落を巡り、住民の足になるかもしれない。

今、敦賀市役所で、コミュニティバスの検討、デマンド交通などいろんな運行形態を考えている。近未来、無人のバスも登場するかもしれない。いずれにしても、もうそこまでの近未来社会とか。。
【2016/03/06】 | ページトップ↑
敦賀市と南越前町に残る旧北陸線トンネル群(13件)を日本遺産に
Date:2016-03-05(Sat)

今週2日、福井県小浜市で「お水送り」が営まれた。古く奈良時代から連綿と続く東大寺二月堂修二会に、遥か遠く若狭から香水を送る伝統行事だ。10年ほど前に訪れたが、その灯り幻想的な風景は、ただ単なる観光とは違った宗教的な心理状態となる。

ところで、平成27年度から創設された「日本遺産」に、福井県からは「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群 ~御食国若狭と鯖街道~」が認定されました。 

「日本遺産」とは、地域の文化財を地域の歴史や伝統を語る群としてつなぎ、そのストーリーを国内外に発信することで、観光誘客の促進や地域の活性化につなげようとするもの。
 
それぞれの地域に残る土地っ子が受け継いできた伝承。いわゆる昔話や縁起は、生活や信仰の中で育まれてきた地域文化そのもの。郷土史を知る貴重な教材であり、また魅力ある観光資源にもなり得る。
そして今、新たに歴史を紡ぎ直して物語を織り上げる試みも始まったのが、文化庁が昨年に創設した日本遺産。文物自体ではなく、地域の魅力や特色を通じて文化伝統を語るストーリーが対象だ。

初年度は県内から1件の認定にとどまったが、次を目指す動きもことも。先日、国の文化審議会が敦賀市と南越前町に残る旧北陸線トンネル群(13件)を、登録有形文化財(建造物)に登録するよう答申した。貴重な鉄道遺産として保全に万全を期すとともに、観光資源としても有効に活用したい。

 旧北陸線は1893(明治26)年、当時の鉄道省によって着工し、96年に敦賀―福井間が開通した。中でも敦賀―今庄間は山中峠を往来する急勾配の難所で、敦賀市樫曲から南越前町湯尾にかけ13本のトンネルが掘られた。この路線は、現在の北陸本線が敷設された1962(昭和37)年に廃線となり、トンネルは道路に転用。現在は11本が残り、生活道路として利用されている。これも興味深い。登録文化財も大事だが、観光を考えると「日本遺産」にと運動を発展させてはどうだろう。
【2016/03/05】 | ページトップ↑
敦賀気比、敦賀高校、敦賀工業の卒業式も終わった。
Date:2016-03-04(Fri)

弥生3月は卒業の月。昨日3日、敦賀高校と敦賀工業高校の卒業式、1日には敦賀気比高校の卒業式。ある居酒屋で卒業生が集まっていた。もちろんノンアルコールの飲料での集まり。卒業生に幸多かれと祈りたい。私も卒業式を契機に故郷を後にしただけに、思い出すと胸が苦しくなる。

今年の卒業生と言えば、なんといっても去年のセンバツで北陸勢として初めて優勝したメンバーたちも学びやをあとにした。プロ野球・日本ハムに入団した平沼翔太選手やキャプテンとしてチームをまとめ、18歳以下の日本代表としても活躍した篠原涼選手など、昨年の優勝で敦賀気比の校歌が全国に、そして敦賀市が一挙に有名になった年でもある。その立役者も卒業式を契機に敦賀を去る。

ところで、敦賀市の人口、2月29日現在、人口 67,171人(世帯数28,262世帯)となり、この3月末には高校生の集団が敦賀を去るだけに、6万7千人を確実に割る状況だ。敦賀を例年400人以上の高校生が進学、就職で敦賀を後にする。

そして一方、全国的に大学生の来年採用に向けた会社説明会が解禁された。経団連の2年連続のルール変更で面接などの選考解禁が2カ月前倒しの6月に早まった。県内をはじめ全国の学生にとっては、説明会から面接までが3カ月間の「短期決戦」がスタートした。

大学で学んだ卒業生も敦賀にもどりたいと希望する学生も原子力発電所の長期停止で帰る場所がないとの現状がある。

いずれにしても、今時の就活は数十社に応募するのが当たり前と聞いた。何度も落ちて自信を失う者もいるのだろう。第1希望にすんなりともいかない。だが、敦賀市役所など数年越しの思いを実らせる例もある。己の心に忠実に前進あれ。多くの学生に贈りたい。
【2016/03/04】 | ページトップ↑
認知症の介護は、住み慣れたところで近所の助け合いで。
Date:2016-03-03(Thr)

認知症の徘徊、身につまされる。30年ほど前、敦賀から東京へ家族と高齢の母を連れて転勤したおり、散歩に出かける母が、最初は警察から連絡が入り、しだいに全く知らないからの電話。それも月に一度から週に一度、二度と頻度が、高まると、子育て真っ最中の女房はパニック状態におちいった。認知症とは言わず「ボケ」とか「痴ほう症」と言われた頃だ。

しかたなく母を家に閉じ込める結果となり、体調を崩すという悪循環となった。母には気の毒なことをしたとも思うが、誰にも言えない問題として数年たち、最後は施設にお世話になった。

ところで、先日の最高裁の判断は認知症をもつ家族には朗報だ。認知症の男性患者が徘徊中に線路に立ち入り、電車にはねられて死亡した場合、家族は鉄道会社への賠償責任を負うのか—。愛知県で起きた事故をめぐる訴訟で、家族の監督責任について初判断を示した。

一審判決は男性の妻の過失と遠方に住み介護方針を立てた長男に民法が規定する監督義務を認めた。二審判決は長期間別居の長男に監督義務はなく、夫婦に協力扶助義務があるとする民法の別の規定を引用して妻だけに賠償を命じた。

そして、一昨日の上告審判決。最高裁は妻や長男に民法が規定する監督義務はなく、容易に監督できる場合などは責任を負うことがあるが、監督困難なこの家族に賠償責任はないとの判断を示した。ただ、事故とはいえ、大きな宿題を残したとも思う。認知症患の監督責任もあるとも思う。一方で二審の判決もうなずける。

話を戻すが、当時でも、母のことで精神科の医師に相談をすると、「否定しない。怒らないが、認知症患者に接する際の基本です」とも教わった。奇異な言動が繰り返されても、ぐっとこらえて受け入れる。だが、元気だったころの親の姿を知っているだけに、たまらず声を荒げてしまい、自己嫌悪に陥る、ここに家族の葛藤がある。

介護する家族は心身とも休まる暇がない。徘徊があればなおさらだ。介護をする家族の日々は、通り一遍の言葉では語り尽くせない。ひとつだけ言えるのは、認知症の介護は、住み慣れたところで日々、寄り添う家族とご近所の助け合いで日々、暮らすこと。これが女房の両親の介護を通して私の経験でもある。


【2016/03/03】 | ページトップ↑
敦賀ラーメンあれこれ(一般質問)
Date:2016-03-02(We)

昨夜、雪が舞う本町で久しぶりで敦賀ラーメンを食べた。トンコツのさっぱり目。寒さが加わると不思議と上手い。若いときの居酒屋、スナックそして、最後は敦賀ラーメンと決まっていた。

歴史を調べると、1953年、敦賀に初めてのラーメン屋台が開店したとか。その後屋台は増え、当時「中華そば」と呼ばれ多くの人に親しまれるようになった。夜になるとチャルメラの音が響き渡り、23時を回ると屋台は敦賀駅前に集い、駅に降り立つ客や旧国鉄職員たちが食したとか。

私も残業を終えてわざわざ敦賀駅で食べたのを思い出す。旧フェリーターミナルでフェリーを待ってのラーメンもうまかった。かつては団体旅行ブームで観光バスが深夜敦賀駅へ立ち寄り、市外からの乗降客が屋台に立ち寄ったとも。そしてトラック運送全盛期のとき、国道沿いに屋台は移り、多いときには15台の屋台が立ち並ぶ「ラーメン街道」と呼ばれていたとも。

麺好きの私は、四国では、讃岐うどんを早朝5時から食べることができ、これも格別だ。ラーメンは深夜までのイメージだ。かつては朝方までのラーメンが食べることができた。

ラーメンの歴史で、敦賀にもある「来々軒」が浅草にできたのは106年前。醤油だれの汁そばにチャーシュー、ナルト、海苔、ホウレンソウの具が載る。ここから東京ラーメンが広がったとか。店主は元税関職員。いわゆる「脱サラ」の先駆けだったとも。讃岐うどんも脱サラが多い。最近では定年退職者も多い。

さらに調べると、ラーメンは戦後、食料難や米国産小麦の余剰を背景に復活し、広がる。食料支援の小麦が輸入され、闇市では中華そばやお好み焼きが売られた。余談だが、給食のパン食の普及は食習慣を変え米の消費量は減った。

ラーメンは最近は夜に限らない。手頃な昼食も郊外店で楽しめる。

敦賀ラーメンのブランド化と動き出した時期もあったが、国道沿いの最近の敦賀ラーメンの店もめっきりと減った。全国のB級グルメでのご当地ラーメンが盛況になるにつけ、どこか寂しい。
今朝はある朝起会5時の参加まで、冷凍の讃岐うどんを湯がいて卵を一個落として約5分、もっとも手軽な朝食。

今日は、9時から議会の全員協議、予算決算常任委員会の分科会と続く。今日も頑張ろう!

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一般質問最終案を掲載しました。ご意見をまた、いただきたく思います、

一般質問(北條)

ー1、公民館の今後のあり方
今回の当初予算に住民の自主的な地域コミュニティ活動を支援する目的で「地域コミュニティモデル事業費」が粟野地区に交付されています。この事業費の目的について、、市長と教育長にそのご所見をまずお伺いいたします。
次に、敦賀市には社会教育法に基づいて、長い歴史の中で、生涯学習施設の1つとして生涯学習センター、そして各地区に公民館があります。一方、各公民館は、市民に自治活動の場を提供し、又、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、市民の連帯、生活文化の振興及び福祉の増進を図り、もって魅力ある地域社会の形成を行う施設でもあります。 

これまでのコミュニティ事業に対する粟野地区の区長、館長、住民など想いも強く、その苦労には並々ならぬものがあったと伺っております。ただ、敦賀市全体のものともなっておらず、各地区それぞれに公民館のあり方について思いをもっています。今後、公民館のあり方の将来像について、どのようにお考えか、市長と教育長にご所見をお伺い致します。

最後に、モデル事業はモデル事業としての粟野地区の経過を見守るとともに、住民の立場にたって、敦賀市の今後の公民館のあり方を検討すべき場が必要に存じますが、市長、ならびに教育長にご所見をお伺い致します。
2、「健康都市」構想について
先日の総合計画後期基本計画原案の再興戦略3の人口減少対策の小項目に「生涯にわたる健康づくりの推進」という項目がありました。身体面の健康だけではなく、市民が生きがいを感じ、安心して豊かな生活を送れる状態を「健康」を中核に据えたまちづくりを推進には大賛成であります。まずは、「健康都市」の実現に向けての市長のご所見をまずお伺い致します。
少子高齢化の進展により、高い水準で伸びを続ける医療費の抑制と社会活力の維持向上のため、健康寿命の延伸は今や国レベルでの緊急課題となっています。敦賀市も昨年3月に定めた「健康つるが21計画」~みんなで作ろう元気の輪~を基本に、健康施策に日々、健康管理センターを中心に取組んでいますが、今ひとつ、市民に浸透していないのが現実ではないでしょうか。

市長提案理由にもありましたように「イキイキ健活!プラス1」について新年度より。健康管理センターにカフェ形式の健康教室など拠点づくりを積極的に取り組むとのことに高く評価したいと思います。

今後は、健康管理センターを中心に全市的に取り組むべきと存じます。子育てから高齢者までの一元的に健康づくりを推進するしくみづくり、計画の策定から実行プログラムなど、具体的に継続的に展開すること。以前に提案した駅前施設に「健康の駅」の設置など健康を第一に考える場所として先ずは健康管理センターでありますが、手狭であり、市民の憩いの場所、交通の便利な駅前、そして各公民館へと発展させるべきではないでしょうか。市長のご所見をお伺いいたします。

さらに具体的には、脳のストレス度がわかる脳年齢測定、アルツハイマーなどがわかる物忘れ相談プログラム、体脂肪率などが体組成計、気軽にできるエアロバイク、エアロバイク乗馬、脳の健康を高める数字版、健康状態が把握できる血管年齢測定検診や骨密度簡易測定、末梢血管循環測定などを通じて気軽に健康相談ができる環境、機材の整備、人材の確保など、看護大学、市立敦賀病院と連携して、健康都市つるがとも言える身近な取り組みが必要に思いますが、ご所見をお伺いいたします。

次に、市民福祉会館の廃止の説明会を受け、市民の方々から存続依頼も含め多くのご意見をいただきました。私なりまとめますと、高齢者の居場所、町内で言えばふれあいサロンという場などを通じて、健康に健やかに語らいながら過ごしたいとの想いと受け止めました。いものです。
ところで、「未病」という言葉があります。東洋医学で病気に向かいつつある状態を示し、「病気になる前に治そう」との意味合いで用いられることとか。身体的な疾病だけでなく、精神的な支えとして「心の未病」も重要な要素となります。
この観点から、知らず知らずに市民福祉会館は、高齢者の居場所として、これらの役割を担っていたとも伺いました。病院に頼るだけでなく、身体的悩みも自身の生きづらさの根を癒やした人は他者の根も癒やしたくなるという、心のケアが仲間が集まることにより励みになるとか。市民福祉会館の廃止は理解するものの、近所で言えば、悩みを話せる「井戸端会議」「居場所」が町のなかにあります。
もっとも身近なところでは、市街地にある銭湯も、民間という場で大きな役割を担っています。銭湯の無料の日などは多くの方が集まり、なくてはならない存在になっています。どう行政が後押し、サポートするか、健康サポートは日頃の努力や仲間との語らいなど精神的なしくみづくり、地域全体で元気な高齢者を、心のケアも含めて居場所づくり、難しい課題ですが、銭湯の含め市長としてどう考えるか、ご所見をお伺いいたします。
3、ごみ処理の将来展望について
住民が安心して生活できる「資源循環型社会」の形成は、生活環境保全、資源の有効利用などの観点から、ますますその重要性が高まってきています。特に、廃棄物の減量化、再利用化、再資源化(いわゆる3R)をはじめ、焼却時に発生する熱エネルギーの活用などを促進し、安全で適正な廃棄物処理の体制を整備することは、重要な課題となっています。 そこで、まず、市民から出される一般廃棄物の清掃センターと最終処分場の現状と今後の耐用年数など具体的にお伺い致します。
 次に、ごみ処理における広域行政組合、広域連合などによる美浜町との連携が模索されていると伺っていますが、現状と今後について、お伺い致します。特に最終処分場については、ごみ排出量、生活行動圏、運搬距離、広域行政事務組合の現状を勘案し、場所の選定と建設について、赤崎の現状から待ったなしと考えますが、どのように進めていくのか、お伺い致します。

次に焼却炉を含む清掃センターのリニューアルであります。ダイオキシン類の削減 、減容化、より一層のリサイクルの推進、未利用エネルギーの活用と数々の課題があります。その中で、廃棄物処理コストの低減や集約化によるスケールメリットを活かし経費を低減など、 場所の選定も含めて、今から検討し、基本方針、基本計画、そして、建設と運転と進むべきであり、市長のお考えをお伺い致します。最後に、これらのごみ処理の清掃センターと最終処分場の建設コストは、多額な費用を要するため、計画的な財源確保が必要と存じますが、市長のご所見をお伺い致します。
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