女性が能力に応じ、責任を担って活躍すること
Date:2016-09-30(Fri)

本棚の本を整理していると1989年のベストセラーとなった本に「『NO』と言える日本」を手にした。当時、衆院議員の石原慎太郎氏とソニー会長の盛田昭夫氏の共著だった。政治にしろ経済にしろ、米国の顔色をうかがい、自己主張しない日本の姿勢を批判し、独立国家としての矜持を持つことの大切さを説いた本でもある。

冷戦の終わり、バブル崩壊の直前、ソニーが確かアメリカの映画会社を買った時代だ。敦賀市も、敦賀2号の建設が終わり、もんじゅ建設が始まった頃だ。敦賀の本町も賑やかな頃だ。

その頃、「鉄の女」とも言われた英国のサッチャー首相の最後の頃だ。私が印象に残っているのは、1982年に、南大西洋のフォークランド扮装でが勃発する。間髪を入れず艦隊、爆撃機をフォークランドへ派遣し勝利、その年9月に東海村の英国製の東海1号を訪問している。タービン建屋まで赤ジュータンを引きつめての歓迎だった。

あれから30年、再び英国で女性首相、そして、先日の米国クリントン氏は強さがにじむ赤いスーツで体格もよく、悠然とほほ笑み、トランプ氏は青ネクタイで冷静さをPR。実のところ討論をリードしたのは、明らかにクリントン氏だったとの評価だが、イメージは明らかに赤で装ったクリントン氏とも思う。

印象では、一昨日の東京都知事の小池百合子氏と、民進党代表の蓮舫氏。ともに内容は別にしても女性で初のポストに就き、演説する姿は力強かった。「都民ファースト」に「選択される党になる」。決めぜりふの真価は行動と成果が伴ってこそだろうが、日本も女性の活躍の時代を予感させる。特に小池都知事は凄みを感じる。昨日も森元首相とのバトル、本来であれば、計画を積み上げた森元首相の言い分が通るがコストカットには大胆な改革も必要なこともあることがある。

いずれにしても、働く女性が半数を超える福井県において、女性が能力に応じ、責任を担って活躍することは、県全体の活力につながることは確かだ。敦賀市のリーダーではまだまだ存在は薄いが、敦賀市内の企業でも経営を奥さんが切り盛りするところは強い。敦賀市役所も女性が部長クラスに、厳しい時代、いまの時代、頼もしい。
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【2016/09/30】 | ページトップ↑
もんじゅの意見書、賛成多数で可決
 Date:2016-09-29(Thr)

昨日で9月議会が終了した。議会の最後の議案、もんじゅについて、国に地元への説明責任を果たすよう求める意見書を21対2の賛成多数で可決した。

意見書では、国策としてもんじゅに協力してきた地元に全く説明がないまま廃炉を含めた見直しの決定がなされた事は「遺憾」だとし、市や議会に対し早急に説明責任を果たす事や、今後の議論に際しては地元の意向をくみ取る事などを求める内容となっている。

来月、早々にも、議会では市長と共に近く、各関係機関を回って意見書を提出すると、伺っている。意見書は、地方の切実な声でもある。国がどう斟酌するか、見守りたい。それほど、もんじゅの問題は、敦賀市にとって切実な声だ。

話は変わるが、昔、理科の実験で、水と油を分離したまま混ざらないなか、そこに洗剤を加える。二つは混ざり合って乳白色になる。洗剤に含まれる界面活性剤が、水と油という異なる物質の境界面に働きかけて性質を変化させる。そんな実験があった。

まさに、この化学変化が、洗浄、乳化といった作用は化粧品や医薬品など幅広く役立っている。一般社会でも、この作用が必要なこともある。市議会でも理事者と議会の対立構造は、時として水と油、市民にとって、なんの利益をもたらさない。これに危機的状況などが加わると、一致協力と変わる。敦賀市は、いま、そんな状況ではないが、もんじゅの問題はまさに市長も議会も一致協力して取り組む課題だ。

話はまったく違うが、横浜の病院で何者かが意図的に点滴に界面活性剤を混入した疑いで捜査が進んでいる。いずれも寝たきりの高齢者で、私の両親も認知症が進み寝たきりのなかで、栄養のすべてを点滴に頼っただけに、点滴はまさに生命線だ。

病院では4月以降、ナース服の切り裂き、カルテ抜き取りと異変が続いていた。先月は看護師の飲み物に異物が入れられたとの報道もあった。次から次とでる不可解、何かの予兆と捉える危機感も必要に思う。今回、病人、高齢者といった弱者が犠牲になった。まだまだ、見えないだけに気が重い課題だ。
【2016/09/29】 | ページトップ↑
もんじゅの意見書
Date:2016-09-28(Wed)

先日、87歳のアーノルド・パーマーさんが亡くなった。「アーノルド・パーマー」と言う響きは我々世代には懐かしい。赤、黄、白、緑に塗り分けられた傘マーク。その後、クマやワニやペンギンマーク傘マークはいつの間にか見えなくなっていた。調べると、いまでもブランド商品としてある。今も輝き失っていないブランド名だ。

そのパーマーブランドの靴下を履いていた議員がいた。名前を出して恐縮だが敦賀市白木の元議員で議長もされた橋本昭三さんだ。

1970年に敦賀市が動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)の高速増殖炉建設の調査を了承、2年後に科学技術庁(当時)が、もんじゅを白木に建設する計画を発表し以来、もんじゅと共に50年近く歩んだ大先輩でもある。わずか15軒の小さな集落の存在は、もんじゅの存在と切っても切れない。雇用でもあり、生活のそのもだ。

先日、その橋本昭三さんが、文部科学大臣、経済産業大臣への要望と連日、対応している渕上市長を表敬訪問され、お礼を述べた。もんじゅの立地地域の中の立地の白木を代表する切実な思いだ。

昨日、議会の原子力発電所対策特別委員会でもんじゅに対する国への意見書を全会一致で決め、本日の本会議で採決をする。今度は議会が橋本さんをはじめ敦賀市民を代表する声とすべきだろう。

ところで、政府は、「高速炉の研究開発に取り組む方針を堅持する」として、世耕経済産業大臣を中心に設置される「高速炉開発会議」で、具体的な道筋を示すとしている。 

高速炉は、もんじゅと同じように燃料にプルトニウムを含み、プルトニウムを長期的に活用できるうえに、廃棄物を減らせるとして、フランスやロシア、インド、中国など各国が研究を進めている。

しかし、課題も多い。政府がもんじゅに代わる、研究開発を進める具体的な施設として挙げたフランスの「ASTRID」。日本原子力研究開発機構によると、ASTRIDを本当に建設するかどうかはまだ決まっていない状態で、フランスは2019年に判断するとしている。 

さらに建設にあたり、費用の半分を負担してほしいという打診もあったということ。その場合、日本の負担は数千億円に上るという試算がある一方で、日本が開発や運転にどれだけ人材育成など深く関わるかはまだ決まっていない。まさに“絵に描いた餅”で終わるのではという懸念だ。

延期、延期となっているアストリッド、実現性をまだまだ未知数、不透明、計画中で基本設計もできていない。疑問だらけの計画だ。それに国のエネルギー政策の根幹とも言うべき、もんじゅに代わる高速炉開発を委ねるとしたらあまりにも無謀だ。危険極まりない。

ゴルファーの巨匠、パーマーさんに話を戻すと、ゴルフで大切なことは、と問われて「ボールを打つことですよ。ボールを目の前にして、他に何を考えろっていうんですか。いまからボールを打つんだと考えること。それだけだ!」と。ゴルフと高速炉はまったく違うが、国はもっとも大事なこと、もんじゅ廃炉ありきで地元に説明に来たが、大切なことを見失っているとしか思えない。
【2016/09/28】 | ページトップ↑
4期目を迎える鯖江市長への期待と敦賀への影響力
Date:2016-09-27(Tue)

鯖江市長選で現職の牧野百男さんが無投票で4選。まずはお祝いを言いたい。小浜市の副市長時代の拉致問題対応、鯖江市長になっても特定失踪者の大会を快く受け入れてくれた。

亡くなった山根元県議が副市長になるときに、「学歴がないながらも、もっとも実力のある県の部長、人望のある部長だった」と語っていた。確かに「卓越した行政手腕、誠実な人柄」だけでなく一番の強みは人気だろう。私がfacebookをやっていた頃、すぐに友達になってくれる気軽さがあった。

選挙前によく知る市議に「今度の選挙はどう」とたずねると「あの人気では対抗馬出が出るはずもない」と語っていた。それほど市民から人気と厚い信頼があるのだろう。

牧野市長はfacebookなどの情報発信、歳を感じさせないフットワーク、発想力はいつも驚かされる。また、県庁職員として培った人脈も強みだろうが、市民目線的な軽さあるが、福祉面など「情にあつい」決断もあったとか。

実績面で、1期目は福井豪雨による復旧と治水、財政再建や職員の削減と、厳しかったが、県の人脈、特に知事との関係がよかったと、ある市議が語っていた。

2期目では「人の増えるまち」「ブランドづくり」。シャッター通り化が進む商店街と課題も多いがどう乗り越えるか、期待したい
。3期目から全国初、「鯖江市役所JK課」、正直、驚きとパフォーマンスと思いきや、それがかえって全国的な注目を浴び、クラウドファンディングの自治体運営として取り上げられた。「ゆるい移住」もいまや全国的なブランディングになっている。

4期目は、どんなアイデアが飛び出すか、楽しみである。確かに鯖江市は、県下唯一の人口増加の市、福井市のベットタウンといいながら、敦賀市に通う方にお伺いすると「ベットタウンかもしれないが、それだけに住みやすく教育環境や医療環境もいい」とか。

いずれにしても74歳だけに4期目が失礼ながら集大成だろう。人口規模がほぼ敦賀市と同じだけに、打ち出して来た政策と成果、課題克服は、敦賀市と同時平行だけに目が離せない。

ただ、鯖江市議会の9月議会の一般質問にもあった北陸新幹線の敦賀開業後に廃止される特急の存続問題、これは難しいとも思う。一方、敦賀駅の新幹線と特急の乗り換えの利便性など敦賀への注文もある。人望、人脈を背景にする実行力があるだけに、これからの期待とともに、敦賀への影響力も考えられる。
【2016/09/27】 | ページトップ↑
笙の川クリーン作戦から、ちりとてちん落語大会まで
Date:2016-09-26(Mon)

昨日は「笙の川を美しくする会」の主な活動の1つ。毎年. 秋に実施している「笙の川クリーン 作戦」から始めた。。この活動は、笙の川の河口付近、. 約 2.5㎞の堤防のごみを回収するというもの。先日の洪水騒ぎで草木は川上から川下へ、意外なものが絡む。そして西公民館の海洋少年団の訓練に顔を出し、その後、ある方のお見舞へ。

そして、昼からは、小浜の旭座でのアマチュアの女性落語愛好家が話芸を競う「ちりとてちん杯全国女性落語大会」。この大会は、NHK朝のテレビ小説「ちりとてちん」にちなんで平成20年から毎年、小浜市が開いて今年で9回目。

前日の予選会で全国の10代から70代までの参加者75人が出場。敦賀出身者も出場している。昨日は決勝大会。回を重ねレベルも高くなっている。決勝大会だけに会場は笑の連続。笑(わらい)の時間はいつも楽しい。決勝には10才の落語家も、酒飲むポーズも、大人顔負け。将来が楽しみだ。

笑いと言えば、先日、NHKのニュースで取り上げられた第一生命保険の20代の男女から募集したサラリーマン川柳「フレッシュサラ川」のベスト3を発表。グランプリは

「『言ったよね?』初めて聞いた でも言えず」。

上司の勘違いを指摘できない若手社員のもどかしさを巧みに詠んだもの。私も20代の頃、職場で同じ体験をしただけに思わず、笑ってしまった。

川柳と言えば、いまの私には全国有料老人ホーム協会主催の「第16回シルバー川柳」の入選作が共感する。人生や世相を軽妙洒脱に切り取る発想には感心させられた。

〈クラス会それぞれ持病の専門医〉。

身につまされつつも表情が緩む。老いを笑いに変えて明るく生きようというたくましさを感じる。
ここで、なによりもさみしいが心したい一句がある。

〈金よりも大事なものが無い老後〉

そして、そして、なによりも豪栄道の全勝優勝は、なんとも嬉しく勇気をもらえる。

角番を 全勝優勝 豪栄道(豪エイドウ)
【2016/09/26】 | ページトップ↑
再興のバロメーター2(横丁文化論)
Date:2016-09-25(Sun)

昨夜は町内のまつり委員会の反省会。これで一年の町内の祭り関係の打ち合わせは終る。飲み会も重なり、ついついビールが進む。仲間との語らいは明日への源泉でもある。源泉といえば東北の復興現場にとって、昼の作業と夜の語らいは、必要不可欠な存在。

毎年、5月の連休、福島のボランティアに出かけるが、復興を肌で感じる場所がある。屋台だ。地元の方も多いが、明らかに東北以外の復興支援者だ。その復興に当たって、行政が中心市街地活性化事業で飲食街に企画、補助する例は少ない。その中で、商工会議所が間に入って、地元活性化に取り組でいる。地元活性化のバロメーターは、サービス業、特に飲食店、居酒屋の元気、会話で日常の側面をはかり知ることができる。

福島市の中心商店街のひとつ、「パセオ470」(パセオ通り)沿いにある飲食店の集合施設。福島商工会議所青年部が「まちなか賑わい創出事業」のひとつとして行っているもので、飲食店経営を夢見る若手経営者が主に入居している。業種は居酒屋、ラーメン屋などが主。

昼は静かな雰囲気に包まれているが、夜になると赤ちょうちんが灯り、癒しを求めた大人が集まり始める。屋台村の共通コンセプトとして「街なかの賑わい創出、地産地消、お客様第一主義」ということを掲げており、福島の食材や郷土料理を提供する店も多い。このため、観光客にもパンフレットで案内する。一度、訪れたが、復興景気もあり、なかなかの賑わいだ。

復興といえば、思い出すのは、宮城県の気仙沼。全体で7割、居酒屋の集中した南町はほぼ100%の飲食店が津波で流された気仙沼。町に飲食店の賑いを取り戻すために、仮設店舗をひとつのマーケットプレースに集めたのが「復興屋台村気仙沼横丁」。

気仙沼横丁は、津波で流された飲食業主の仮設店舗を、「屋台村」の運営を通じて、行政が長期的復興支援をすることで、地域の復興にとどまらず、地元民、ボランティア、多くの漁業関係者、観光客が集まる場にしている。一度、訪れたが、復興景気で夜の賑わいは、男女ともに、復興を後押ししている。屋台といえば、女性がトイレに困るが、ここは行政の得意分野、洋式の綺麗なトイレが男女別に用意されている。

福島県に戻すと、いわき市の震災復興飲食街、「夜明け市場」は、いわき駅から徒歩2分という好立地。
以前は「白銀小路」として1970年頃からスナックの並ぶ飲み屋街として地元で知られていた。その頃は炭鉱の作業員で大変賑わったという。ところが、郊外化と居酒屋チェーンの進出により、徐々に客は遠のいていった。敦賀の本町とも重なるが、近年においてもやはり、アクセスの良さの一方で、賑わっていると呼べるエリアではない。そんな場所に生まれた震災復興飲食街「夜明け市場」には、現在いわき市出身者に限らず福島の各地で店を失うなどして商売を続けることが困難となった方々と、前からの飲食店、スナック経営者が、協力しあって町を盛り上げる。

ここは、伺うかぎり、行政支援はなく民間が、発電所の事故の被災地支援と重なって、着実に客を増やしている。先月、行ったおり、訪ねようと思ったが、疲れでのぞくだけになってしまった。復興予算は毎年、減るが福島の事故に伴う対策はまだまだ、長い年月を要する。

敦賀が再び、元気を取り戻すのは、敦賀3、4号の本格着工か、それとも現実に進む新幹線工事と開通後か、もんじゅの建設と比べることはできないが、私には敦賀再生、再興のひとつのバロメーターであることは確かだ。
【2016/09/25】 | ページトップ↑
信頼関係で成り立つ原子力政策、そして市民生活
Date:2016-09-24(Sat)

昨日は議会の予算決算常任委員会、議会運営委員会と続いた。議会は執行機関である理事者への緊張関係でのチェック機能、一方で信頼関係で成り立っている。原子力政策も安全が最優先だけにそこに信頼関係が、重要だ。

昨日、高速増殖炉「もんじゅ」について政府が、廃炉を含め抜本的な見直しを行うことを確認したのを受けて、西川知事は、迅速に東京都内で自民党本部の二階幹事長と会談。西川知事は「地元に説明がなく、国だけで進めているように見えるのは問題だ」と批判した上で、年内に結論を出すにあたっては党として、地元の意向も尊重して対応するよう求めた。知事の迅速な対応と評価したい。

これに対し、二階氏は「エネルギー・原子力政策は、電力事業者と国、それに地元の三者が一体となり、信頼関係をもってやらなければいけない」と述べたとの報道。安全を最優先とする原子力にとって、もっとも大事な視点は信頼関係だ。

人間関係もそうだが、信頼関係はひとつひとつの積み重ねで成り立っている。官邸の小出しのリークとも思える新聞報道に始まる今週の動き、くにの国の得意な世論誘導的な手法かもしれないが立地自治体はたまったものではない。それも市民生活、一部とはいえ、家族のあり方、生活のあり方を変えている。

今年3月、ある3人家族を敦賀駅から見送った。敦賀に移り住んで15年、10年ほど前にマンションを購入してほぼ永住の地として選択していた。

そこに東日本大震災と福島の事故が起こり、発電所の仕事をひとり親方的な仕事の受け方であったためか、3年ほど前から仕事が敦賀でなくなり、幸い技術を持っていたので、単身赴任であちこちで仕事をしていた。それも限界とやむを得ず親元の地に生活の拠点を移した。敦賀市の人口減少の一因がここにある。

永住の地として選択した理由に「自然もあり、子育て環境もいい、なによりも継続的に仕事がある場所が敦賀だった」と。多くはないにしても仕事の場所を敦賀から福島へ単身赴任で移している。敦賀に住んでいても、福島の事故が家族の生活のあり方を変えている。

もんじゅの政策変更は、経済的な面ばかりが強調され、国のエネルギー政策など、けっして納得できるものではない。その中で、多くはないにしても影響を受ける家族、市民が、そんな日常が敦賀市にはある。
【2016/09/24】 | ページトップ↑
岡本元議長時代に設立した「敦賀・長浜・高島三市議会協議会」
Date:2016-09-23(Fri)

昨日は彼岸の中日、秋分の日。朝夕が寒い。まさに「暑さ寒さも彼岸まで」だ。昨夜もどこか冷たい雨のようにも思えた。岡本正治元敦賀市議会議長の通夜、あらためてご冥福を祈りたい。岡本さんの市議時代のことを手を合わせながら思い出した。共に過ごした仲間が去るのはどこかさみしい。

確か岡本さんの議長時代、2010年に隣接する高島、長浜市と敦賀市の3市議会が、3市の共通課題や相互協力に取り組むため「敦賀・長浜・高島三市議会協議会」を設立した。この協議会はいまでも続いている。毎年、3市で、順繰りに共通する話題の議論、研修を重ねている。

3市は湖国と北陸を結ぶ要衝として歴史的に結びつきが強いだけに、湖北地域6町と長浜市の合併を機に高島市議会側から提案し、2市が賛同、実現したもの。岡本元議長の功績でもある。

共通課題は、道路、鉄道などの交通対策、公立病院の広域医療連携、原子力発電所の防災など幅広い。もちろん、敦賀市として、敦賀港整備に伴う滋賀県側からの利用促進もあるが、国道8号線、161号線の冬場の道路事情、通常時でも大型トラックの通行が難しいなど、国への要望を行ったこともある。

ところで、イチジクがスーパーに重なるようにならんでいる。昔、我が家の庭にあって、この時期、子供ながらによじ登って、もぎ取っては頬張った。木肌を傷つけると乳のような白い液が垂れ、何かのクスリだとか、父から教わったが忘れた。

イチジクを漢字で「無花果」と書く、これは母から教わったが、実際は、花は外から見えないだけで実の内部に2000〜3000個も咲くと。

通夜の会場にあった岡本さんの生前のご家族との写真、娘さんの結婚式での岡本さんらしい笑顔と、拝見すると、人の一生は、小さな幸せを内に集め、少しずつ膨らんでいく、イチジクの実のようにも感じた。彼岸とは、ご家族がその実をそっと開き、花を慈しむ時なのかも知れない。
【2016/09/23】 | ページトップ↑
もんじゅをめぐり、西川知事「今まで説明がないまま方針が示され無責任極まりない」
Date:2016-09-22(Thr)

昨夜のもんじゅを福井県庁で西川知事の「今まで説明がないまま方針が示され無責任極まりない。誠に遺憾だ」。渕上市長の「馬鹿にされた」との地元の怒り、私も同感だ。

昨夜6時、官邸で開かれた原子力関係閣僚会議の決定事項の骨子は
1、核燃料サイクルを推進し、高速炉の研究開発に取り組む方針を堅持
2、新たに「高速炉開発会議」を設置し、年内に今後の開発方針を決定
3、「もんじゅ」は廃炉を含め抜本的な見直しを行い、年内に取り扱いに関する政府方針を決定。

廃炉を含め高速増殖原型炉「もんじゅ」の抜本的な見直しを決めた閣僚会議。地元の意見を伺うといいながら、事実上の「もんじゅ廃炉」のを告げに来たと受け止める。もんじゅ廃炉ありきで、もんじゅ廃炉後の国のエネルギー政策など描ききれていない中での今回の結論だ。

東京で世耕経済産業相は会議後、記者団に「高速炉開発の方針は堅持する」と述べたが、。経産省はもんじゅが廃炉になってもフランスが2030年ごろの運転開始を目指す高速炉「ASTRID(アストリッド)」計画に参加し、研究を進められるとしているが、あまりにも不確定要素が多く、まだまだ設計でも検討段階で、ASTRIDは基本設計が完了していない。

日仏の高速炉の協力は原子力開発機構の関係者に伺っても、日仏の合意事項によれば、もんじゅの運転による新たな燃料の実験データなどが必要で、ASTRIDでの共同研究は、まだ初期段階。

それよりも、もんじゅ以外の原子力発電所の軽水炉サイクルだけでのプルトニウムの消費は難しく、プルサーマル燃料は普通の1、5倍以上と言われる、電力の軽水炉と原燃の施設だけでは難しく、国のエネルギー政策の根幹が定まらない中での、もんじゅ廃炉ありきと言わざるを得ない。まさに危うい見切り発車の中に、もんじゅ廃炉があると言っても過言ではない。西川知事の「場当たり的」との発言は的を得ている。

何よりも心配するのは、敦賀市にとって、商工会議所の景気の底打ち感が出始めている中で、いまだに人口減少は率で県下一、いっこうに止まらない人口減少が気になる。原子力発電所の長期停止に伴う、20代の若者の就職口が福島の事故以降、景気動向も重なり、電力もちろん、市内の企業で激減していることに大きな要因があると思われる。

これにもんじゅの廃炉が重なるとどうなるのか、予想が難しい。よく廃炉ビジネスというが、人員として、いまのもんじゅに働く職員、作業員は3分の1で済むという。確かに廃炉作業は3000億円の経費と、時間と労力がかかるが、事業の大幅な縮小と受け止めていいだろう。

私の経験では、下請け関連では、作業員では、高齢者、病気持ちといった生活弱者に真っ先に影響が来るという現実をこの5年間、見てきた。50年近い原子力発電所と共にあった敦賀市だけに、ゆっくりと市民生活に影響し、人口減少という構図になると推察する。

昨日の市民のインタビューでは、もんじゅ報道に関して、トラブル続きだったこともあり、廃炉に関する危機感は薄く、ボディーブローのように、今後も緩やかに影響が広がると思われる。市民生活に、どうもんじゅ問題が、影を落とすか、まだまだ未知数だ。それだけに昨夜の松野大臣の「申し訳ない」は、国のエネルギー政策も含め、ほんとにことの重大性を理解しての発言か、政治家の薄っぺらさを感じてしまう。




【2016/09/22】 | ページトップ↑
二つの大きな課題に直面した日(笙の川問題ともんじゅ問題)
Date:2016-09-21(Wed)

昨日は敦賀市にとって二つの大きな課題に直面した日だった。ひとつは台風16号による大雨で笙の川で午後3時半に自治体が避難指示を出す目安となる「氾濫危険水位」を超え、県と気象台が「氾濫危険情報」を出した。

これを受け、敦賀市は、「避難準備情報」が出し午後8時半ごろトンボメールで解除を知った。今までにない迅速な対応と評価したいが、台風の進路からすると笙の川の水位は大丈夫と思っていた12時頃から水位が急上昇午後3時には氾濫危険水位を超えていた。調べてみないと分からないが、これまでにない水位の上昇だ。

前回の平成25年8月30日の特別警報の時、さらには平成10年9月の洪水と20年間に3度も経験したことになる。水位上昇、降水量などを考えると、真剣に笙の川の堤防決壊も現実化して考えることが必要と考える。整備計画の前倒し、あるいは整備計画でいいのか検証も必要ではないか。

もうひとつが、菅官房長官による記者会見。高速増殖炉「もんじゅ」の取り扱いについて、本日夕方関係閣僚会議を開いて調整した上で、地元の敦賀市からも丁寧に意見を聞いて、最終的な政府の方針を決定したいという考えを示した。

それも、昨日の昼のニュースで渕上隆長をはじめ、県内で原子力発電所を立地している4つの市と町の首長がそろい踏みで文部科学省の田野瀬政務官を訪ね、このなかで、4つの市と町を代表して、美浜町の山口町長が、「立地地域は核燃料サイクルが日本のエネルギー政策において極めて重要だと認識し、国策に協力してきた。もんじゅを含めた核燃料サイクル政策を政府の責任で着実に推進して欲しい」と話し、松野文部科学大臣あての要請書を手渡た矢先だ。それほど、もんじゅを巡って、水面下で議論が進められいると表れでもある。

もんじゅをめぐる議論は国のエネルギー政策の根幹であり、資源を持たない日本にとって死活問題であるはずが、国民の理解が得られないとか、新基準対応で多額の経費がかかるとか、あまりにも目先の議論に終始し、それに立地地域である敦賀市が巻き込まれいる。政治の貧困ともいうべき嘆かわしい中に敦賀市の危機があると言わざるを得ない。

福島の事故以降、景気の低迷が続き敦賀商工会議所の調査でもほぼ底打感が出始めただけに、ここに来て、もんじゅの動向は大きな課題だ。と言うのも景気の底打ち感と比べ、人口減少の割合が福井県の18市町で減少率トップが続くからでもある。

気象学的な課題と社会学的な課題、敦賀市にとってあまりにも大きな課題だけにひとつひとつ乗り越えるしかない。
【2016/09/21】 | ページトップ↑
再興のバロメーター(横丁文化論)
Day:2016-09-20(Tue)

台風と共にでもないが秋の気配だ。さくら、いちょうの葉が一部、黄葉し萩が咲き始めた。勝手なもので夏のさかりがどこかなつかしい。先月8月上旬。青森県八戸市に地元の八戸港カッターレースの関係で滞在。注目すべきは、新幹線効果だ。新幹線の開業効果といえば、やはり観光を始めとする経済効果が頭に浮かぶが、地元の意識や住民の暮らしに、新幹線はどんな変化をもたらしたのか、興味があった。10年を超えればその推移も参考になる。

久しぶりに訪れたのが、東北新幹線・八戸駅延伸開業に合わせ、2002年(平成14年)にオープンした屋台村を訪れた。『地域循環型、バリアフリー型の「環境対応型屋台村」』と評価され、八戸の観光名所の一つとなった。

八戸市中心市街地の表通りの三日町と裏通りの六日町を屋台街で繋いでいるため、両町の頭文字「三」「六」から「みろく横丁」と命名された。行政が支援し、中心市街地活性化事業としても珍しい存在、数年ごとに店舗の総入替えが行われている。地元、若手のやる気のある経営者の登竜門ともなって、客とともにどこか元気を感じた。これを真似て、青森市で「青森屋台村」を展開、平成15年2月に青森屋台村の構想を立ち上げ、「さんふり横丁」を平成17年4月にオープン。現在も夏のねぶた祭りなど、観光客にも賑わっている。

私ごとで恐縮だが、70年代後半、敦賀に最初にきたとき、駅前、本町、神楽といった居酒屋、駅前は国鉄の夜勤明け職員を相手に朝から賑わい、ある横丁の居酒屋によく通った。横丁の浮き沈みが意外に、活性化との関連があるからとも思っている。

全国的に有名な横丁こと、「ハーモニカ横丁」がJR吉祥寺駅北口の真ん前にある一画の名称だ。ここは戦後のヤミ市をルーツにした商業地で、約3000平方メートルの入り組んだ路地に、飲食店をはじめ100軒ほどの小さな店がひしめく。東京の住みたい街アンケートで常にトップクラスにあるオシャレな人気タウンでありながら、その玄関口に堂々とこうした場所が存在する。しかも多くの若者でにぎわい、いまや吉祥寺のランドマークとなっている。住みたいまちトップと横丁の狭さのギャップは大きいがいま、意外な空間となっている。

横丁を軸に、全国に点在するヤミ市起源の横丁の歴史をたどりながら、その魅力に迫った「横丁文化論」を堂々と書物もある。敦賀の横丁をはじめ、港町など各地の横丁、路地、よく通ったが、当時は若者は少なかった。なかには薄暗く怪しげな雰囲気の場所もあったが、最近は様相が変わった。ネット社会が逆に後押しし、老若男女が集う空間ともなっている。八戸や東北の復興横丁で多くの男女に出くわす。

横丁が若者の支持を得て、メディアでも頻繁に取り上げられる、東京のハーモニカ横丁を代表に八戸のハーモニカ横丁、屋台村とある意味、安価でふれあいを感じられる場所として静かなブーム到来とも思える。

地方都市のシャッター商店街は全国共通の悩みだ。八戸の「みろく横丁」の成功に学ぼうと、議員も含めて各地から視察者がやって来る。静かな「横丁ブーム」なるものが起き、多くはないが、全国あちこちに、にわかレトロ横丁が生まれている。先日、集団ではないが、敦賀駅前の横丁にある居酒屋、ルートインなどホテルや駅西整備とあいまって全国版のテレビに出て以来、客足は好調のようだ。

昭和の後半期を生きた私には、敦賀市の総合計画の再興プランの「再興」はどうしてもイメージとして、本町賑やかな頃がひとつのバロメーターになってしまう。もんじゅ建設当時の平成のはじめの賑わいはバブルも重なり、その繁栄とともに横丁文化があったように想う。確かに古いが、古くて新しいまちづくりの文化論かも知れない。
【2016/09/20】 | ページトップ↑
富山市議会、富山県議会の政務活動費問題を想う。
Date:2016-09-19(Mon)

富山県議会と富山市議会で政務活動費の不正取得が相次いで発覚し、議員辞職ドミノの事態が続いている。それも常習犯的な要素が強いから驚だ。自民党議員から民進系議員までにも波及。民主党の北信越ブロック時代からよく知っている市議、県議も含まれているから驚きだ。北信越ブロックの議員研修フォーラムなどで語り合った仲間であり、あまりにも身近な問題となったからだ。人の振り見て我が振り直せではないが、政務活動費が税金であるとの重みを自らも再認識させるために書く。

政務活動費とは、議員報酬とは別に視察や研修など政策立案を支援する経費として自治体が支給する公費。月額は富山県議が30万円(福井県議会30万円)、富山市議は15万円(福井市議会15万円)。ちなみに敦賀市議会は月額4万円。人口規模によって大きく違うが、決めるのはそれぞれの自治体議会。

敦賀市議会は使い方、用途基準を示したマニュアルが文書化されており、収支報告書、領収書を年度末の議会事務局のチェックと監査を受けて5年間、領収書も含めて保管している。

富山市議会の、県議会の一連の事態を整理すると、7月、当時の富山県議会副議長(自民)が書籍の領収書を偽造して政務活動費460万円を取得していたことが明らかとなり、議員辞職に追い込まれた。
 その後、富山市議会元議長で自民会派元会長が開催していない市政報告会の印刷・茶菓子代など690万円の政務活動費を不正取得。同僚の二市議が茶菓子代を水増ししていたことが分かり、三氏とも辞職した。白紙や偽造の領収書を使って不正を繰り返していた。
 
活動目的があってこそ経費が発生するのに、「使い切らなければ損」「領収書があればいい」との考えだとしたら本末転倒でもある。。私の属する市民クラブは、結果的に残して残額を返還することが多い。
先日77歳で亡くなった加藤紘一元官房長官が、「加藤の乱」も有名だが、自民党政治に奥行きを与える、いわば「効き塩」の役目を果たされた、との評価をどこかで読んだ。加藤さん著には「議員バッジは(国民の声を拾う)小型マイク」と記したともあった。地方議会にも通じる。

住民の声、身近な声にも敏感に聴き、その手段として年4回から3回の議会ニュースレターと日々のブログを書き、一方で先進的な自治体の現場に足を、あるいは制度改正など座学で視野や講義を受け、議会活動に生かす。これが私の政務活動費の使い方だ。しかし、富山市議会の不祥事を謙虚に受け止め、透明性や公開のあり方など、事件の経過と結果を調べながら再度、考えてみたい。
【2016/09/19】 | ページトップ↑
富山市議会に加え、富山県議会も
Date:2016-09-18(Sun)

小浜の秋祭り「放生祭」が昨日から始まっていた。と言うのも蓮舫代表決定による新しい民進党の街頭演説で嶺南を高浜から敦賀まで車を走らせた、その途中、「放生祭」に出くわした。漁や狩猟で捕まえた魚や鳥などを供養する、小浜市男山の八幡神社に伝わる伝統行事で、300年以上前から続き県の無形民俗文化財に指定されている。

「放生祭」は今日も行われ、小浜市の中心部の「まちの駅」に各地区の人たちが集まって出し物を披露し、最大の見せ場を迎えるとか。気比さん祭りとは違った小浜独特の賑わいがある。

 桝添前東京都知事ではないが、「セコい」と言われるだけならまだいい。架空の領収書を偽造したり金額の桁を改ざんしたりしたら、れっきとした犯罪。悪質なケースだと詐欺容疑にも問われる。公金ならなおさらだ。

政務活動費の請求を巡りそんな不正が富山市議会で慣習化していた。「もらえるカネはもらおうと思った」。「先輩がやっているからやった。」理由にならない。不正を認め、辞職した議員。富山県議会に私の長年の知り合いもいた。辞職をすればいいというものでもない。

政務活動費の支出で宮城県議会など領収書のインターネット公開を決めたとか。ただ、ネット公開や第三者機関の設置は、使途を透明化し不正を見極める手段にすぎない。肝心なことは、政務活動費を市民のためにどのように使い、政策にどう結び付いたかを自ら示すことだ。

敦賀市議会は議員1人月4万円(年間48万円)となっている。市民クラブの支出は、半分が視察など合同の調査にあて、半分を個人の支出、例えば私であれば、議会ニュースレターの印刷、折り込み(新聞)に当てている。情報公開をかけてもらえば、誰でもみることができる。それをネットで公開することより、常にネットのブログで意見を述べ、ニュースレターを発行すると必ず十数件のご意見、ご要望をこれが大事だとも思っている。富山市議会、県議会のよく知る仲間だけに、この問題があまりにも身近になった。
【2016/09/18】 | ページトップ↑
残念な市長の不適切発言
Date:2016-09-17(Sat)

もんじゅ問題の新聞報道が飛び交うが今週、その信憑性も含め立地地域である敦賀市にとって、とりわけ市民の不安の声を多く伺うようになった。もんじゅに働く職員、作業員だけでなく、タクシーの運転手などサービス業など、日々の生活に影響を及ぼすからだ。

それも東日本大震災と福島の事故後、ボディーブローのように、毎年350人を超える人口減少が進む。最大の要因は、雇用の減少、それも若者の雇用の減少だ。

一方で、市民の暮らしは、その進行速度があまりにも遅いことに加え、重苦しい雰囲気はあるものの、生活実感は、それほど悪くなってないとの声も多い。

確かに、敦賀市の財政も悪化しているとはいえ、交付金、固定資産税及び核燃料税など財源があり、語られるほど悪くはない。どこの地方都市も人口減少、少子高齢化の進展があり、日々の暮らし、生活実感は、それほど変わらないだろう。

いずれにしても、半世紀近く敦賀市の景気、雇用などの原子力発電所はその牽引役だっただけに、その影響は、日々の暮らしに確実に影響していることは確かだ。それも生活弱者と言われる高齢者、障害者の生活に確実に影響している。議員という職業柄、医療や介護の相談が多くなっている現実があるからでもある。

議会でのもんじゅ問題での一般質問は、新聞報道のみの情報だっただけに2名に限られたが、渕上市長は、文部科学大臣への要請など市民生活を第一に考えての行動であり答弁で率直に受け止めることができ、評価したい。

その中にあって、昨日、自民党の茂木敏充政調会長は「もんじゅ」について、「廃炉を含めて一定の決断をしなければならないタイミングに来ている。」とか、「(これまでに)建設費と維持費の予算の総額累計で1兆円を超えている。運転再開にはさらに数千億円かかる」と指摘するなど、。自民党の要職にあり、元経済産業大臣であっただけに、政府に廃炉の決断を迫る発言は立地地域としてはけっして許されるものではない。

ところで、一般質問の最終日。最後の福谷議員の質問で、渕上市長が「馬鹿にされたような気がするが、お答えする。」との発言。議会の本会議の発言には最低限のマナーある。この発言撤回のみを求めたが、市長は撤回せず、9時間近い時間延長があり、午後9時近い本会議で議長の市長への警告ともいうべき異例の発言で終了した。議会と市長の政策面での議論はおおいにすべきだが不適切な言葉による対立は、市民にも分かりにくく、けっして建設的ではない。お互いの不信感だけが残る。不適切な発言は議員もすべきではないが市長ならばなおさらだ。もんじゅ問題という敦賀市にとって大きな不安材料があるだけに、議会と市長が一致協力すべき時期に、今後の議会運営で課題を残したと言える。
 
【2016/09/17】 | ページトップ↑
富山市議会の政務調査費問題
Date:2016-09-16(Fri)

一般質問も今日で終わる。昨日もマスコミの最大の関心事はもんじゅの行方だ。気になるが情報は新聞報道のみ。政府でどのような話がされているのか、いきなり決定だけはごめん被りたい。明日から私の一般質問も合わせて意見を述べたい。

ところで、富山市議会の政務調査費の問題。先月、富山市議会を訪れたばかりだ。会派の自民党、民政クラブ共に、友人、知り合いがいる。この問題の関係者ではないかと、恐る恐る北日本新聞のネットで読む。今のところ、対象者はいない。しかし、同じ議員として情けない許されない問題だ。

2年前の兵庫県議会を皮切りに、政務活動費の問題が発覚したとき、関係者からこれは氷山の一角だ、と迷惑な話とも思ったが、またまた富山市議会。それも知り合い、友人もいるだけに残念でもある。。

富山市議会が情けない姿をさらしている。事例の一部は兵庫県議の問題が表面化した後もあったというから、ばれないだろうと高をくくっているとしか思えない改ざんなど、辞職が6名をこえ、補欠選挙とか、市民から総辞職の声も上がっているとか。

議員辞職や釈明会見が相次ぐ。ここまで来れば、「くすりの富山」にも議員向けの倫理の薬は品切れのようだ。出直しはやむを得ない。

今、富山市は、JR富山駅の改札を出ると、正面に路面電車乗り場があり、色とりどりの新型低床車両が並ぶ。いわゆる次世代型路面電車(LRT)で、富山市内には、中心市街地を循環する環状線など複数の路線がある。

富山市といえば、LRTなどの公共交通を軸とするコンパクトなまちづくりの先進都市として知られる。その施策を強力にけん引した森市長。北陸新幹線での観光には金沢に遅れをとっているが、着実にまちづくりを進めている。

この10年間でLRTを含め都心部に集中して投資し、居住を進めるためさまざまな施策を実施し、中心市街地への転入者増や児童数増、地価上昇など人口減少の歯止めになっている。それを富山市議会が後押ししていた。それだけに、残念だが、それでも許されない。政務調査費は税金であり、市民のために使うだけに改ざんは許されない。

【2016/09/16】 | ページトップ↑
もんじゅ問題、市長も知事も議会で反発
Date:2016-09-15(Thr)

昨日の敦賀市議会で渕上市長が、福井県議会で西川知事が共に、高速増殖炉もんじゅについて、13日に政府が廃炉の方向で最終調整しているとの報道が出たことを受け、反発した。

県議会で西川知事は「国は地元のことも考えて対処する必要がある」と国をけん制しました。
 
 県議会代表質問では、もんじゅに対する質問が相次ぎ、西川知事は、もんじゅを中核施設に位置付けている核燃料サイクルの必要性を改めて強調。そのうえで、来年見直しの時期を迎える国のエネルギー基本計画でも、長期的かつ国際的な視点からもんじゅの役割を考えるべきだとした。
敦賀市議会でも田中議員の質問に渕上市長は、「廃炉など何らかの決定をする上でも、一度地元に話があると思う。もんじゅは研究開発の役割を十分果たしておらず、廃炉にすべきでない」と強調。「役割を果たせる運営主体を示すことが大事。地元の期待を裏切らないでほしい」とあらためて求め、

松野博一文科相と面談ときに語った。「廃炉にするなら、あす目が覚めたら更地になっているようにしてほしい」と、原稿にない言葉も飛び出したとか。

もんじゅの成果が出ないままの撤退を強くけん制した。西川知事も渕上市長も地元として危機感を訴えた。

福井新聞から、中日新聞、朝日新聞、そして今日の読売新聞と廃炉の文字が飛び交うが、「廃炉」という仮定の話に、なぜ、マスコミが争って書き立てるのか。それほど、もんじゅは国の大きなプロジェクトであって、地元の敦賀市のプロジェクトではないにしても、地元として長年にわたって地元として、どれだけ協力し、トラブルが多くても、何度も受け入れ、その責任を共有してきた。

国はしっかり地元のことも考えてこの問題に対処すべきで、少なくとも責任あるものが説明すべきであり、まずは地元の意見を聞くべきものと考える。議会としても意見書を出すべきとも思う。
【2016/09/15】 | ページトップ↑
目が離せないもんじゅ問題
Date:2016-09-14(Wed)

昨日の福井新聞「政府は12日、原子力規制委員会が運営主体の変更を求めている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)を廃炉にする方向で最終調整に入った。」との報道。トップ記事だっただけに敦賀市内、どこにいってもこの話題。

昨日も文部科学省、日本原子力研究開発機構の関係者と話したが、この報道をきっぱりと否定していた。

一方、政府の菅官房長官は昨日の記者会見で、もんじゅ一部マスコミで、政府が廃炉の方向で調整に入ったと伝えられたことに「文部科学省と関係省庁・関係機関が連携し、政府として対応を検討しているところであり、現時点で、何らかの方向性を決めたという事実はない」と、この事実を否定。 

そのうえで、菅官房長官は「速やかに、結論をまとめたいと思っている」とも語り、また「方向性を決めた時点で、しっかり、国民に説明したい」としたとか。微妙な回答だ。これまでの報道は毎日新聞と福井新聞などの共同の報道だけに、一喜一憂することでもない。

いずれにしても、敦賀市は機構の用地取得から入れると。50年以上、もんじゅと向き合い、もんじゅと共に歩んできたと言っても過言ではない。その間、もんじゅ建設、それに伴う関連施設の設置から若狭湾エネルギーセンター、福井大学附属国際原子力工学研究所の設置ともんじゅを中心に設置、運営と進み、そこに多くの人材が関わってきた。

もんじゅは、敦賀市のまちづくりの根幹ともいえ、その動向が将来を左右すると言っても過言ではない。

【2016/09/14】 | ページトップ↑
市立敦賀病院の医療環境を揺さぶる国の政策
Date:2016-09-13(Tue)

人口の高齢化に伴い、医療と介護にかかる費用負担が重くなる一方だ。質を保ちながらも、費用を抑える改革が求められる。その難しい課題に福井県、敦賀市も挑みつつある。

2014年に成立した医療介護総合確保推進法に基づき、都道府県は「地域医療構想」をつくることになった。福井県を嶺南地域などに分け、人口予測から地域ごとに、どのような機能の医療機関がどの程度必要かを定める。

今のままでは人口に対して病院が多すぎたり、同じような機能の病院がいくつも存在し続けたりで、効率化が期待できないためだ。今年度中に大半の都道府県が構想を策定し、その実現を目指す。福井県も例外ではない。

実現に向けては病院の再編も必要になり、一筋縄では進まない。病少数の削減など厳しい内容となっている。

介護分野では市町村の役割がこれまで以上に重要になる。医療介護総合確保推進法では、介護の必要度合いが少ない軽度の高齢者向けサービスの一部を、全国一律から市町村独自のものに切り替えることを定めた。

その際には、ボランティアやNPOなどによるサービス提供も活用して効率化を目指す。これも敦賀市には難しい課題だ。

高齢者には医療と介護が共に必要だ。両者を一体として効率的にと、国は力むが地方はまだまだそうではない。市立敦賀病院も地域医療のために経営の安定を目指しながら、医療かんきょうを環境を維持することは至難の技となる。
【2016/09/13】 | ページトップ↑
伝統行事「夷子大黒綱引」の意地でも復活を期待したい。
Date:2016-09-12(Mon)

古い吉本のギャクで「 何回のっても南海電車、半信半疑の阪神電車、阪神球団」と続いた。阪神と同じ、それ以上の貧乏球団、広島カープの25年ぶり優勝。赤いうねりが巨人の本拠地を揺らした。

12球団で最も優勝から遠ざかっていたチームをファンが後押しし、ようやく頂に達した。前回優勝の1991年、あの年は「炎のストッパー」の故津田恒美投手も懐かしい。

資金力は乏しい。選手は成績が上がると「金持ち球団」へと移籍。以前あったドラフトの逆指名制度が人気球団への戦力偏重を招き、苦戦した。それでも市民は広島市民は支え続けた。

敦賀に戻すと、新春の風物詩、およそ50メートルの大きな綱を引き合ってその年が豊作か豊漁かを占う敦賀市の伝統行事「夷子大黒綱引」が住民の高齢化などの影響で来年春は中止されることになった。

毎年1月の第3日曜日に開催される「夷子大黒綱引」は、敦賀市相生町に400年以上続いているという伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
しかし、住民の高齢化、資金不足が進んで役の担い手や綱を作る会員を集めることが難しくなり、企業などからの協賛金も減少傾向が続いているため来年は開催を中止するとか。話は数ヵ月前に伺っていたが、残念でならない。それも国の重要文化財だ。

夏の風物詩、敦賀港カッターレースは海洋少年団OBの高齢化で一時、中止を決意したが、現在の市民有志による実行委員会で継続して5年。カッターも古く資金不足が続くが、敦賀市、企業、市民の協力で成り立っている。伝統行事「夷子大黒綱引」の意地でも復活を期待したい。
【2016/09/12】 | ページトップ↑
大谷吉継デー
Date:2016-09-11(Sun)

昨日は大谷吉継デーとも言える一日だった。敦賀市立博物館で外岡館長の吉継カフェ、三島の八幡さん、来迎寺、夜7時には永賞寺でのしのぶ会。と言うのも東京、名古屋の吉継ファン2名を案内したからだ。

昨日の吉継カフェ、しの会はこれまで以上の反響。一昨日のNHKの福井県内特番「大谷吉継」、大河ドラマ『真田丸』により、さらなるファンを獲得している大谷吉継。ドラマもいよいよ関ヶ原の合戦へ―クライマックスの名シーンが登場とも相まって。

特に特番は一昨日の夜8時のゴールデンタイム、片岡愛之助さんのトークショーや、ゆかりの地を巡る「吉継紀行」など様々な角度からその魅力だった。

昼の吉継カフェは外岡慎一郎館長のトーク、それも9月15日のクライマックス関ヶ原へ至る経緯と吉継の行動の説明は圧巻だった。

吉継の人物像を多面的に知るには、吉継研究第一人者の外岡館長に限る。夜は夜で、関ケ原の合戦で亡くなった命日(十五日)を前に、吉継の菩提所・永賞寺(栄新町)で市民有志が「しのぶ会」。例年通り、読経の後、吟詠や手作り紙芝居「大谷吉継関ケ原に死す」。
 
しのぶ会の紙芝居を披露する丸山誠さんも毎年、磨きがかかる。、若者もお年寄りも歴史を楽しむ、一日は良かった。今年も例年以上に歴女こと、大谷吉継ファンが増えている。
 
余談となるが、敦賀駅に送って、帰宅してテレビをつけると、広島カープ優勝シーン。25年ぶりは感慨深い。

広島球場に行ったことはないが、空気感とあいまって優勝の記憶を鮮烈にする。プロ野球ではさまざまな球場が、数々の歴史を刻んできた。私も古いが、大阪球場。大都市の繁華街のど真ん中にある名物球場だった。姿を消したが、「江夏の21球」の舞台として球史に残る。日本シリーズ最終第7戦の最終回、無死満塁のピンチをしのぎ、広島が初の日本一を決めた名場面だ。阪神ファンだが、カープの活躍を今年は楽しみたい。

【2016/09/11】 | ページトップ↑
鬼怒川の決壊から1年
Date:2016-09-10(Sat)

今日で茨城県の鬼怒川決壊で1年。敦賀にいた中日新聞の女性記者が茨城県へ転勤、そこで鬼怒川の決壊を体験、記事にした。それを福井大学の原子力工学研究所での講演を伺ったことがある。女性記者も被害者だった。

気象庁のホームページに20〜30ミリは「どしゃ降り」、30〜50ミリだと「バケツをひっくり返したように降る」。50〜80ミリは「滝のようにゴーゴーと降り続く」、80ミリ以上に至っては「圧迫感、恐怖を感ずる」とある。8月後半から大雨被害が相次いでいる。特に台風10号は東北、北海道に甚大な水害をもたらした。北海道富良野市で1時間に約90ミリ、岩手県宮古市などで80ミリを観測した。

ゲリラ豪雨、台風の豪雨と豪雨はもう珍しくない。福井県では12年前、まさに福井豪雨、美山町(現福井市南東部)では午前6時10分までの1時間に96ミリの猛烈な雨を記録した(美山町では約1ヶ月分とされる総雨量がわずか1日で降ったとされる)。福井市中心部でも午前8時までの1時間に75ミリの非常に激しい雨が観測された。

災害ボランティアで美山町の経験者から10年ほど前にこれも講演で「バケツをひっくりかえしたどころではない、恐怖と」と。福井豪雨後、2日ほど復旧のボランティアで美山町に入ったが、惨状は想像以上だった。

ところで、早朝、気比の松原を散歩すると、セミと、秋の虫の二重奏。日も短くなり、温かいおでんと熱燗が恋しくなる時季が近づいている。

おでんはコンビニ商品の代名詞といわれるという。具材やつゆを地域によって代えるなど各社とも商品研究に余念がないようだ。災害に噺を戻すと、コンビニは災害時に欠かせない「生活インフラ」として、社会的な役割を担うようにもなった。福井豪雨の時もそうだったが東日本大震災時には、なくてはならない存在になっていた。東京電力福島第一発電所周辺もコンビニは重要な生活インフラとなっている。

地震や台風の際に営業を継続し商品を提供するため、店舗や工場の被災状況や配送トラックの情報を迅速に把握するシステムの導入などを進める。災害の度に、コンビニは着実に防災力を高めているようだ。災害の教訓を積み重ね対応力を向上させることの重要性は、自治体も一般家庭にも当てはまる。
【2016/09/10】 | ページトップ↑
地元にとってなくてはならない存在、もんじゅ
Date:2016-09-09(Fri)

今年も今まで災害の少ない敦賀を体現している。そんな中で列島で豪雨被害が続く。台風が迷走の末、観測史上初めて太平洋側から東北に上陸。東北・北海道で河川の氾濫が続発した。

報道では「異常」「記録的」という表現が飛び交う。気象はもともと不安定なもの。裏返せば何が起こるか、人智では計り知れない。アメダスや衛星による観測網ができたのは40年前。今のデータはごく限られた期間のものだ。怖いのは人の慢心や記憶の風化である。

「地名は水害の履歴書」。政府は近年、こんな情報も発信している。土地の形状や過去の災害を暗示する地名例を列挙し、注意を促す取り組みだ。鬼が怒って暴れ始めたのは昨年の今頃だった。

鬼怒川の堤防が決壊した関東・東北豪雨。こちらはその名の通りだった。由来は諸説あるようだが、納得の名の川だった。今の名こそが先人による戒め。油断は禁物である。「歴史は繰り返す」。この格言も古代から伝わる。

ところで、運転停止が続き、存続が危ぶまれている高速増殖炉「もんじゅ」について、福井県の敦賀市長が文部科学大臣に対して存続させるよう要望した。 

報道によると、渕上隆信市長:「一定の成果が挙げられないまま、長期的な視点もなく撤退という判断がなされることになれば、これまでの協力は何だったのかということになりかねないというふうに感じております」と。

そのうえで、地域経済への影響が大きいため廃炉にしないよう訴え、新しい運営主体を早期に決めるよう求めた。相当な危機感の表れと受け止めたい。政府、各省庁の情報が限られるなか、厳しい状況にはかわりない。

冒頭の地名ではないが技術の継承、人材の育成は、時間と労力を必要とする。敦賀市にとって、もんじゅは国のエネルギー政策の重要な存在であり、それを地域として支え、地域経済、地域の雇用のまさしく中核的な存在となっている。それだけに、今の情況は、地域、地元を無視した言動や報道が多く、憂慮すべき状況が続いていると言える。
【2016/09/09】 | ページトップ↑
角栄ブーム
Date:2016-09-08(Thr)

昨夜、茄子(ナス)を揚げ出し豆腐と共に味わった。秋茄子の取れ立てはうまい。まだまだ暑いが秋茄子と秋鯖は「嫁に食わすな」とことわざにある。秋ナスは皮が軟らかく、実もしまっておいしい。だから食わすなが一般的だが、四国では、嫁の体をいたわり、案ずる。ナスは体を冷やして健康上、よくないと、別の解釈もある。

昨夜、ひょこっと、本屋を訪れると、いまだに田中角栄の本が並ぶ。再評価ブームである。日本列島改造論、日中国交回復…。高等小学校卒で宰相に上りつめた“コンピューター付きブルドーザー”。バイタリティーあふれる足跡をたどる本。日本列島改造輪は薄い本だったが、当時、四国育ちが神戸に来て、学生時代、読んだこともあり、夢がつまっていたように思えた。高度成長の真っ只中だ。北陸新幹線.敦賀延伸もその延長線上だ。

大臣就任時に「思い切って仕事をしてください。責任は全てもつ」と訓示した官僚操縦術しかり。「人間誰しも出来損ない。出来損ないを愛せなければ政治家は務まらない」の言葉は立身出世だけでない人情味をよく伝えている。

そして、乗船実習でカナダのバンクーバーでのトップ記事、「日本の首相、田中角栄逮捕」は、英語でも直ぐ理解できた。「政治とカネ」で糾弾され、刑事被告人へ。鮮烈な登場と、輝かしい実績を、そして凋落。人生ドラマでもこうはいかない。

それだけ、「角栄ブーム」は心に響くのか。言葉に乏しい、今の政治、政治家のありようを映している気がしてならない。中央も地方もだ。

大臣就任時に「思い切って仕事をしてください。責任は全てもつ」と訓示。いまでも色あせない。「人間誰しも出来損ない。出来損ないを愛せなければ政治家は務まらない」も同じだ。迫力とぐいぐい人を引き付けて、仕事をさせられても、させられたと感じない、そんな指導者は少ない。怒るにも愛情が必要だ。角栄語録は今を生きる政治家の道しるべとも思える。
【2016/09/08】 | ページトップ↑
敦賀市樫曲のごみ問題、再度、行政が行政を提訴
 Date:2016-09-07(Wed)

鯖ずし、鯖街道とサバで有名なこの地域にとって、本マグロやサンマ同様に資源保護など、気がかりな報道が多い。

よく使う言葉に「鯖を読む」があるが、数字のごまかしだが、いい解釈で、腐りやすいサバ故に急いで数えて売りさばくための便法、と昔、習った。煮てよし、焼いてよし。嶺南、若狭では欠かせない魚だ。

「鯖を読む」と敦賀市として、けっしてごまかせない事柄がある。昨日から始まった市議会で、許容量を大幅に超える廃棄物が違法に搬入された敦賀市樫曲の民間最終処分場への対策工事の費用負担問題で、費用負担に難色を示している岡山県事務組合「津山圏域東部衛生施設組合」を相手に、未納の工事費など約1億9200万円を請求する訴訟を起こす。

敦賀市の9月補正予算案に訴訟関係費60万5千円を計上。訴訟の期限もあり、異例だが、初日の本日、予算案を審議し、全会一致で可決。提訴に向けて進めることになる。行政が行政を訴える全国でもまれなケースだ。それだけ、この問題が、深刻であった証しでもあり、全国のゴミを敦賀市だけの税金で処理することはとんでもないことだ。国、福井県、そして搬入してきた各地域行政が当然、負担すべき費用だ。

この問題を過去に戻って、あらためて書くと、敦賀市樫曲の許可容量9万立方メートルという最終処分場に119万立方メートルの廃棄物が埋められたという、非常に悪質、極まりない、瀬戸内海の豊島の産業廃棄物処分場と同じ、ごみ問題、環境問題だった。ただ単なるごみ問題と言うだけでなく暴力団組織も絡んだだけに、解決が困難を極めた。

特に、この問題の特徴的な点は、産業廃棄物のみならず、一般廃棄物も大量に不法投棄されていたということ。比率的には「産業廃棄物が7割、一般廃棄物が3割」という割合だった。

それを、福井県の責任が多いと言う、政治的決着で、廃棄物撤去費の8割は福井県が負担しているが、敦賀市も2割の19億円を負担しているため、この場所に廃棄物の埋立委託をしていた自治体や事務組合60団体に対し、総額13億円の工事費の負担を求めた。60団体のうちの29団体は工事費の支払いに応じているだけに、それだけに応じない団体、言語道断とも言える。

敦賀市樫曲の現在、廃棄物処分場は、いまだに排水基準を超える浸出液が、農業用水や下流域の水源井戸の涵養源となっている木の芽川に流出する可能性があるため、排水基準以下になるよう、排水処理を行っている。提訴による裁判も時間と労力を要するが、現場の排水処理もじ時間と労力、それに税金がかかる。
【2016/09/07】 | ページトップ↑
「モウレツからビューティフルへ」でもないがーーー。(9月議会一般質問案を含む)
Date:2016-09-06(Tue)

敦賀まつりが終わり、9月議会が本日から始まる。冷静にみて、敦賀市の最大の課題は原子力発電所の長期停止に伴う人口減少。8月31日現在、人口は6万6千629人と、5年前、6万9千人あった人口が6万7千人を切った。出生と死亡の自然減少もあるが、明らかに年間350人を超える社会的減少が大きな課題だ。

雇用減少は敦賀市の経済の縮小を意味する。戦後、北陸トンネル、敦賀1号、ふげん、北陸自動車道、敦賀2号、もんじゅとプロジェクト共に、昭和、平成と人口増加、雇用の拡大と歩んできた敦賀市にとって、平成の人口減少は大きな転換期でもある。

戦後のひとつの転換期を表す言葉に「モーレツからビューティフルへ」(1970年頃)というコピーがはやった。戦後日本は猛烈な勢いで高度成長を成し遂げた。いつまでもその猛烈主義でいいのかと疑問を投げ掛けたのだ。
80年代に入ると、「心の豊かさ」が叫ばれるようになる。経済成長によって物質的には豊かになった。だがそれで本当に幸せなのか。物より心の豊かさを求める方向にかじを切り直したらどうかという提案だった。それでも90年代も経済は拡大、敦賀市の人口も増えた。

私たち世代はどうしても、あの素晴らしい経済成長をもう一度、イコール活性化となる。頭では時代錯誤と思っても、あの活力は忘れられない。

内閣府の調査によると、80年ごろから20年余りにわたり、国民の所得は増えたのに、生活満足度は低下した。その一方、80年ごろから心の豊かさを重視する人の割合が年々高まり、近年は約6割と、物の豊かさ重視派のほぼ倍となっている。敦賀市民の感覚も同じと推察する。

心の豊かさや幸せは人によって捉え方や感じ方がさまざま。余暇より働くことに喜びを感じる人もいる。だが経済的に豊かになればそれで幸せという考え方は随分薄れた。この9月で明らかにされた敦賀市の第6次総合計画の後期基本計画「敦賀再興プラン」の実施計画を入念に読むと、従来路線としては良くできていると思うが、どこかが足りない。

原子力発電所の現況や敦賀市の人口減少を考えたとき、再興プランの目指すところに、必要性は理解するが無理に敦賀再興プランとも感じる。現実的に財政や雇用の縮小、人口減少の中で、「モーレツからビューティフルへ」といった市長が最初に主張した「市民が主役」のやりがい、生き甲斐、そして健康を求める市民活動の充実が、どこにあるのか。今ひとつ疑問の実施計画だ。そんなことを考えながら、一般質問の素案だが、考えた。従来通り、ご意見を頂ければ幸いです。

-以下、一般質問原稿(案)---------------------------------------------------------------

1. 市民活動の支援について

(1)再興プランにおける市民活動について
敦賀市では、NPO法人17団体と敦賀市市民活動登録団体45団体が登録され、さまざまな分野において市民活動が活発に繰り広げられています。

一方、各地区におけるコミュニティ活動として地区区長会、町内会の地域活動や、地区公民館(9館)を拠点とした公民館活動、地区社会福祉協議会活動、青少年健全育成活動、自治会活動などがあり、これらはそれぞれの地域の特性を活かしながら連携して活動を続けています。
なお、市内にはこれらの団体以外の市民活動も数多くあり、それぞれが目指すまちづくりや団体、個人の目標に向けた活動が活発に行われています。これらの活動は、地域に活力と健全な社会、さらには市民個人の生きがいや健康の一端を担うとともに、活動を通じた人と人、活動と活動のつながりは、敦賀市を魅力的なまちへとつくり上げていく原動力となっています。
一方、これらの活動の多くは、団体として活動場所、活動資金、後継者不足など、今後の活動の継続に不安があるといった課題を抱えているといった課題を抱えていることも現実です。

第6次敦賀市総合計画後期基本計画「敦賀市再興プラン」で再興戦略5に行財政改革の中で、人口構成の変化に対応した行政サービスの質的転換が掲げられています。平たく言えば、財政が厳しさを増す中で、市民に我慢をしていただく政策もやも得ないと存じますが、それだけでは市民、住民の活力は得られません。そこで、何よりも大事になるのが市民活動です。私は以前から申し上げている通り、公民館活動と市民活動の活発化であります。どう行政が支援できるか、それが、再興プランの基本方針である「市民とともに進める 魅力と活力あふれる 港まち敦賀の再興」と大事な視点だと考えておりますが、まずは、公民館活動と市民活動の活性化について、市長のご見解をお伺い致します。

(2)公民館活動のあるべき姿の検討
次に、3月の私の地域コミュニティモデル事業費について質問に対し、市長は「住民の自主的な地域コミュニティ活動を支援する目的で交付するための事業費でございます。市民に最も身近な社会教育施設である公民館は、生涯学習や社会教育の場としてだけでなく、地域のつながりを再生する場や地域ぐるみで教育を支える協働の拠点といった多様な役割が求められており、施設の利便性や魅力向上はもちろんのこと、いつでも誰でも入りやすい環境整備を今後も推進してまいりたいと考えております」と述べておられます。また、同じ3月に社会教育委員会の会で公民館のあり方について教育長に答申を出しております。

現状の公民館活動の課題を認識され、市長の環境整備を進めていくとは、具体的にどのように進めていくのか、また、先の社会教育委員の会の答申について、市長及び教育長は、どのように受け止められたか、まずお伺い致します。

次に、民間館長制度の導入から10年近くなり、さらに公民館を地域住民の拠点とすべきか、社会教育委員の会の答申など、市民活動や、さらなる公民館活動の充実にむけて、敦賀型の公民館のあるべき姿を求めて、公民館の求められる役割や機能、サービス内容を研究し、公民館の今後のあるべき姿を検討する検討委員会の立ち上げが必要に存じますが、教育長ならび市長のご見解をお伺い致します。

(3)市民活動の拠点の構築
市民活動を支援する男女共同参画センターには、男女共同参画センターは、もちろん市民活動支援室があり、市民活動団体への支援と市民協働のまちづくり、市内で活動する市民活動団体やNPO法人等の活動支援、市民活動推進のための講座の開催、市民活動団体等の情報の収集及び集積、市民活動に関する相談や情報提供、市民活動団体等と行政との連絡調整、交流サロンの開放など、市民活動にとってなくてはならない、拠点、存在となっています。
繰り返しになりますが、男女共同参画センターの移転問題で私の質問に対し市長は「南公民館の空きスペースを軸に検討しております。今後の対応に当たっては、施設を利用されている方々の御意見を十分お聞きしながら、できる限り要望を受け入れた円滑な移転の実現を図ってまいりたいと考えております。」と答弁されております。市長として市民活動の重要にかんがみ、どのように考え、今後、どのように対応するのか、まずお伺い致します。

(4)男女共同参画センターの体育館

先月29日、敦賀市ソフトバレー連盟の皆さんによる男女共同参画センターの体育館存続の嘆願書が出されました。私としても。体育館の利用率の高さ、市街地の西、南、北地区と言った市街地に高齢者から幼児の市民が直接、利用できる体育館がないこと、他への施設が難しい、さらには高齢者の健康増進や災害の拠点など、その利用価値は高いことから、センター機能とは切り離して、体育館の耐震化など、利用者の立場に立って、検討を深める必要があると存じます。
また、考え方として、今後の市の公共施設は、公共施設等総合管理計画の中で、総合的に各施設の統廃合など、十分か検討の中で結論を出すべきであって、市民の利用者が多く、利用率の高い施設にあっては、なおさら存続、代替など説明責任を果たしながら、実施すべきと存じます。そのことを念頭に、本件に対する市長の考え方をお伺い致します。

2. 市立敦賀病院の今後について
(1) 全部適用と今後
医療を取り巻く環境は厳しさを増しております。将来にわたって、市民の医療環境を確保する観点で、病院経営における安定的な財政基盤を確立するためには、より一層の医療の質の向上を図るとともに、多様化する患者ニーズや医療政策の動向に的確に対応することが求められております。このような中、4月からの地方公営企業法全部適用への移行は、時期を得た対応と評価すると共に、新たに設置した病院事業管理者として、経営手腕にすぐれ医療職の確保等に実績のある米島院長の就任5ヶ月、就任後の感想と、今後の敦賀市の医療環境の確保の観点で市立敦賀病院の病院運営で最も大事なことは何かをお伺いいたします。

(2)新ガイドラインへの対応
次に、市立敦賀病院の経営状況、平成22年度決算から平成27年度決算まで、経常収支比率が100%を超える、いわゆる黒字を継続している状況でございます。経営が改善された要因としましては、第1次中期経営計画に基づき、着実に収入増加や経費削減などのための施策を実施したことによるものであり、具体的には、DPC──診断群分類別包括評価病院への移行、給食業務の委託、SPD──院内物流管理システムの導入、院内保育所の設置、修学資金貸付制度の創設など、さらには業務改善や接遇力の向上などチーム医療の推進と評価いたします。

 これまでの市立敦賀病院の病院改革の目指すところは、基本的に厚生労働省の前ガイドラインを引き継ぐものであり、新ガイドラインは、これまでの「経営の効率化」、「再編・ネットワーク化」及び「経営形態の見直し」の3つの視点に、「地域医療構想を踏まえた役割の明確化」を加えた4つの視点での取組を要請するものとなっています。

 私なりに新ガイドラインのポイントを整理する中で、自治体病院で影響が大きいのは交付税措置で「許可病床数」から「稼働病床数」になり、医師不足で病床利用率を落とし、交付税が大幅に減らされることが考えられ、今後に医師確保に向けての取り組みをお伺いいたします。

次に新ガイドラインでは「職員採用の柔軟化、勤務環境の整備、研修機能の充実など医師等の医療スタッフを確保すべき」と盛り込まれました。今後、卒業生を輩出する敦賀市立看護大学への市立敦賀病院への就職をどう促すのか、あらためてお伺いいたします。


次に新ガイドラインの中で急性期病院の入院費は、包括医療費支払い制度(DPC)を採用し、DPCを通じて力をつけさせるよう誘導する意思をもっての設定となっていると、推察します。今後の7対1入院基本料などの機能評価係数1から診療の実績を機能別に分類しての評価とされる機能評価係数2への配慮など、後期高齢者への医療など、難しい運営が求められます。専門的になりますが、機能評価への対応など、9今後の向かうべき病院経営の方向性をお伺いいたします。

(3) 急激な変化に対応できる人材育成

最後に、急激に変わっていく診療報酬制度やDPC調整係数に対応するなど、医療スタッフの確保はもとより、病院経営は専門性が高くなっており、経験と熟達した事務職員の確保が求められます。今後の対応について、どのように考えるか、そのご所見をお伺いいたします。
【2016/09/06】 | ページトップ↑
三種の神器
Date:2016-09-05(Mon)

敦賀まつりが終わった。一日違ったら山車巡行も民謡躍りもなかった。台風12号と共に暑い夏も終わる。昨日の民謡躍りで思ったが、女性の躍り手だ。手本も中央で見事だ。絵になる。

今、社会での女性の活躍はめざましい。男目線で怒られそうだが、技術の進歩で家事労働の負担は軽減も大きい。女性の就労拡大に熱心な安倍晋三首相は、専業主婦世帯に手厚いとされる所得税の配偶者控除の見直しなどを検討している。これも女性の活躍社会の後押しになるか、私には疑問も残る。

一方で、育児や介護は、男性の進出もあるが、女性に頼らざるを得ないところが多い。保育所や高齢者介護施設などの充実を棚上げにしたままでは、女性活躍の掛け声もむなし。

NHKの朝ドラではないが、家庭の「三種の神器」の技術開発は大きかった。日本経済が高度成長した1950年代後半の「白黒テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」の三つが始まりだ。

60年代半ば、東京五輪の頃には新・三種の神器が登場。「カラーテレビ」「クーラー」「自動車(カー)」。三つの頭文字を取って「3C」とも。豊かな暮らしの象徴だった。

2000年代に入ってデジタル家電が急速に普及すると、デジタル三種の神器が。「デジタルカメラ」「DVDレコーダー」「薄型テレビ」。そして今はテレビドラマで「ワーママ三種の神器」なる言葉を耳にした。

ワーママはワーキングマザーの略。仕事を持つ母親の意味だ。仕事や家事、育児に追われる女性たちにとって大切なのは、いかに手間を省き、時間を節約するか。そこで重宝されるのが「ロボット掃除機」「全自動洗濯乾燥機」「食器洗い乾燥機」だそうだ。ここまで進化したか、の思いだ。敦賀市の共稼ぎの家庭の割合も高い。今後もその傾向は変わらないだろう。それと離婚率も上がっている。家庭のワーママ三種の神器は、一方でワーパパ三種の神器でもある。

とにもかくにも、台風12号の被害のないことを祈るのみ。
【2016/09/05】 | ページトップ↑
露店とパレードの減少
Date:2016-09-04(Sun)

9月、秋の訪れを告げる「敦賀まつり」はずが、夏の暑さ。その一つの見物、カーニバル、毎年、出ていて感じるのは企業のカーニバル数と観客の減少だ。今年は、NHK大河ドラマ「真田丸」にちなんだパレード。

パレードでは、渕上市長ら6人が大谷吉継や真田信繁などのかっちゅうを着て、軽トラックに乗り込み祭りの会場をゆっくり走った。市長の甲冑、大きさが合わないのか、それでも失礼だが孫にも衣装だ。

敦賀市のキャラクターで大谷吉継をモデルにした「よっしー」や石田三成ゆかりの滋賀県長浜市と真田ゆかりの長野県上田市のゆるキャラも参加。今までにない演出。これも楽しい。まさに祭りだ。

気になるのは、やはり長期的な露店と神楽の観客、ディズニーのときは、満杯だったが、露店の減少ほどではないが、企業のパレードの減少、縮小と、敦賀の現状がパレードにも繁栄されるとしたらさびしい。無理にとも思うが、これも敦賀の現状だ。神輿のかつぎての減少もどこの祭りも同じだ。今日の民謡躍りも高齢化に伴って、参加人数の減少もさみしい。

ただ、ケーブルテレビでの視聴も多い。高齢者の方々のテレビ観戦も増えている。これからも欠かせない放送だ。また、祭りの最大の呼び物で武者人形が飾られた山車6基が市内を練り歩く山車巡行。なんとか台風も遅い北上で天気ももちそうだ。県外、市外の観光客も多い。楽しもう、敦賀まつり!


【2016/09/04】 | ページトップ↑
敦賀まつりと感動
Date:2016-09-03(Sat)

敦賀まつりが始まった。祭りは、それぞれに思い出を残す。3年前、大雨の中、9月1日初日はディズニーパレードは忘れられない光景だ。神楽の観客の多さもびっくりだった。

昨日は、敦賀まつり始まり、子どもたちが山車の上で踊りを奉納する宵山巡行。今日はNHKの大河ドラマ「真田丸」にちなんだパレードが行われるほか、明日は祭りの最大の呼び物で武者人形が飾られた山車6基が市内を練り歩く山車巡行が行われる。台風よ、ゆっくり北上して比しい。

私がはじめて敦賀まつりを体験したのは40年前。今と変わらない光景だったが、最初の感動はまた違っていた。幼少の頃の氏神さまの祭りとは違った規模と華やかさ、変わらない感動を今年も楽しみたい。

祭りと華やかさといえば、私たち年代には鮮烈だった、東京、メキシコと五輪の華、チャスラフスカさんが74歳で死去した。激動の時代を駆け抜けた人だった。当時のチェコスロバキアの民主化運動に携わり、困難に直面した時期もある。68年のメキシコ五輪で着用した黒いレオタードは「プラハの春」に介入した旧ソ連に、そして個人総合は連覇。私は高校生だったか印象も鮮烈だった。体操も生き方も美しい、そんな名花は日本人の心の中で輝き続ける。
【2016/09/03】 | ページトップ↑
気比さん祭りの露店に想う。
Date:2016-09-02(Fri)

気比さん祭りの露店が本町、神楽と顔を見せ始めた。昭和の時代を生きた私には露店は子供時代からわくわくする存在だった。

氏神さまの秋祭り、このときばからりは、お小遣いをくれ、夜の帰宅も許された。懐かしい存在だ。巨人、大鵬、卵焼きの時代、もうひとつがプロレス。力道山はヒーローだった。空手チョップはガキ仲間の共通のアクション。そのプロレスのジャイアント馬場さんを名誉市民に推す議案が5日、出身地の三条市議会に提案される。

市民団体が半年ほどかけて集めた約1万人分の署名が市を動かした。挫折を乗り越え高校を中退してプロ野球巨人に入団。病やけがが重なり、投手を断念。舞台をマウンドからリングへ。16モンキックは、これも八百長とは思ってもヒーローだった。

常勝巨人軍と同じように、昭和40年代から高度経済成長の象徴だった。敦賀市が今、目指す「敦賀再興プラン」は、何時の時代を目指すのか。

古いが、ウラジオストックとの定期航路で繁栄した敦賀、明治、大正、昭和初期と続いた。特に「大正ロマン」を代表する竹久夢二の美人画が大流行したのは、百年前の1916(大正5)年ごろ、日清、日露戦争勝利の余韻、第1次世界大戦の好況、そしてそれを支えたロシア貿易。ものの本によると、華やかな時代は長続きしない。節目は23(大正12)年9月1日の関東大震災だったとも。

太平洋戦争は決定的だったが、戦争後のもんじゅ景気に代表される本町の繁華街の賑わい、私の頭から、この頃の賑わいは忘れられない。

大戦後の恐慌もあって大正ロマンは徐々にしぼみ、暗い時代へ転落していく。大災害はしばしば時代の転換期になる。東日本大震災と福島の事故、「3・11」後の敦賀は、どうか、ながされる前に打つべき手段、少子高齢化、人口減少と明らかに時代の空気は変わっている。ききかんというより、道路での対応するか、そんなことを考えるべきではないか。

【2016/09/02】 | ページトップ↑
日本遺産の認知度
Date:2016-09-01(Thr)

福井新聞の昨日の報道で、敦賀市は江戸時代から明治時代にかけて日本海の海運に活躍した北前船をテーマに、文化庁の「日本遺産」登録を目指すことを発表した。北前船は北海道でニシンや昆布など、歴史的にも有名。敦賀市は荷揚げ品だった昆布が今でも伝統産業として残り、手すきおぼろ昆布の生産量が日本一。日本遺産のストリー性にも合致。ぜひ認定されてほしい。

ただ、小浜市と若狭町にまたがる鯖街道を中心とする「御食国若狭と鯖街道」が日本遺産に認定の第1弾の認定されて一年が過ぎている。全国で18カ所の認定だが、今ひとつ、日本遺産の認知度が低い。

日本遺産は「ストーリー」を認定する制度のため、建物などの拠点は必ずしも必要ではない。南越前町のような右近家など建物も残っていない。小浜市も熊川宿のような目に見えるスポットがない。鯖街道といっても、どこへ行ったらいいか分からない観光客は多い。敦賀市には昆布館などあるがどうアピールするか課題だ。

小浜市が掲げる3駅構想の一つ「まちの駅」がオープンしたものの、駅は鯖街道の起点の「いづみ町商店街」の目の前。明治期の芝居小屋「旭座」が移築復元され、先日の原子力防災訓練のおり、訪れてみたが、観光客はまばら。日本遺産ののぼりはあるものの、今ひとつ、アピール性に乏しい。

世界遺産に対向する日本遺産だろうが各地で認知されることは名誉だが、どうアピールするか、小浜市の現状、日本遺産の認知度を考えると、敦賀市も未知数と言わざるを得ない。

気が付けば、あちこちから虫の音が聞こえてくる。それに誘われて散歩に出ると、夜の吹く風は、さわやかだ。秋の気配を感じる、風は季節の便りを運んでくる。気比さん祭りも終われば、真夏の熱風も、やがては秋の風に変わり、秋冷という言葉が似合うようになる。日本遺産と力む必要もない、自然な成り行きに任せるのがいいとも思う。
【2016/09/01】 | ページトップ↑
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