敦賀での水素ステーション構想
Date:2016-10-31(Mon)

福島県には福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想というのが3、11以降国の肝いりの政策、構想として福島県はもとより、国会でも何度も取り上げられた。

エネルギー関連産業プロジェクトとして水素社会の具現化を明記し、産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所と水素の大量貯蔵や長距離輸送技術の開発に着手している。福島県で水素を生産し、全国に流通させたいという。構想の是非はともかく、これだけでは被災地も被災者も将来展望が開けない。

ただ、計画先行で地に足の着いた段階ではない。それでも国を挙げて県の取り組みを後押しすることで水素の国内流通量の確保を図ると同時に復興の加速化につなげたいとの狙いがある。

問題は構想をいかに現実の社会・経済の中に落とし込み、福島県の復旧・復興につなげるかだ。既存の産業といかに関わりを持たせるのか。人材や技術力をいかに生かすのか。被災地の再生にどう結び付けるのか。そうした点を含め供給拠点形成の道筋を示さないと立派な構想も「絵に描いた餅」に終わってしまう。まだまだ緒についたばかりだ。
 
一方、福島県と同じこととは言わないが、原子力の先行きが不透明な中、もうひとつの軸として水素関連産業の振興につなげたい考えで、多様なエネルギーの供給都市としての地域活性化を探る試みをぶちあげた。
 
計画では、嶺北や滋賀県の近隣6市町で連携を進める「ハーモニアスポリス構想」の一環で水素社会形成を目指すことにしており、2017年度中に計画を策定。北陸新幹線が同市に延伸する22年度までに、6市町の公用車やコミュニティーバスに水素を使った燃料電池車の導入を図る。公共施設に水素ステーションを設置するなどの取り組みも進める。25年度までには水素貯蔵装置など、関連工場の誘致も探ることにしている。


計画策定に当たっては、原子力発電所が廃炉となった自治体などへの財政支援策として、国が本年度新たに設けた「エネルギー構造転換理解促進事業」の補助金600万円を活用することにしており、近く交付が決まる見通しで先週、構想を発表した。この事業と国の交付は評価したい。

ただ、もんじゅをめぐる国の方針が定まらない中での事業の交付だが、もんじゅの代替わりの振興策とはなり得ないことは確かだ。

水素社会実現の具体的道筋はまだ見えていない。福島県は国の全面的なバックアップで事業が遂行している。敦賀市はまだ計画の検討段階でわずかならの交付金の見込みとなったばかりだ。期待もしたいが、「絵にかた餅」にならないように粘り強い取り組みとしたい。

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【2016/10/31】 | ページトップ↑
明日はハロウィーン、敦賀ではまだまだ静かだがーー。
Date:2016-10-30(Sun)

もう日本シリーズが終わった。もう一回、みたかったが勝負は速い。久しぶりに西浦に自転車を走らせたが、強風と寒さでまいった。一方、昨日、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表。木枯らし1号は、秋から冬にかけての冬型の気圧配置で初めて観測された8メートル以上の北寄りの風が基準とか。

また、小浜市で29、30の両日開かれる予定だった食のイベント「2016鯖サミットin若狭おばま」は、強風のため29日は中止となったとも。季節は速すぎる。今月は半分が椎間板ヘルニアの手術で国立で過ごし歩くことままならなかった。ようやくと思いきやもう冬の足音だ。

季節の速さ先取りで2月14日のバレンタインデー。我々の高校時代はなかったが昨今はもうお祭り騒ぎだ。今やバレンタインは多くの大人や子どもが知っているおなじみの行事となった。そのバレンタインをしのぐ勢いで、近年盛り上がっているのがハロウィーンだ。そういうクリスマスは物心ついた時からあったのは確かが、ハロウィーンはどうしてか、未だに不思議だ。

明日31日。あちこちで、仮装パレードやパーティーなどが繰り広げられる。今日は福井市である団体の25周年行事で出かけるが、この時期、昨年もイベントが行われていた。

東京・渋谷の騒がしさはテレビなどで取り上げられ、特に有名だ。昨年はJR渋谷駅周辺に、仮装した若者らが集まり大混雑。機動隊員らが数百人態勢で警備に当たるという物々しさだった。もとは古代ケルト人の新年と冬を迎える祭りというハロウィーンが、なぜ日本に不思議でならないが、もうバレンタインやクリスマス以上に、根付きつつある。それも行き過ぎた騒ぎとともに。

敦賀でもコンビニ、スーパー、花屋とハロウィンの飾り付けが目立つ。日本人の祭り好きか、商売は文化を取り込む巧みさの表れか。敦賀市内はコスプレもチラホラ見かけるが、これもまだ節度を持って楽しでいる。ハテサテどうなるか。
【2016/10/30】 | ページトップ↑
「さあ、読書」(敦賀市立図書館と読書週間)
Date:2016-10-29(Sat)

敦賀市立図書館の蔵書数について一般質問をしたことがある。鯖江市は約33万、越前市では約38万に対し敦賀市は約23万と少ない。福井市は県立と市立があり充実している。数ではないが意外にちてきインフラのバロメーターかもしれない。

自治体間で格差があるのは望ましいとはいえない。どこに住んでいても充実した図書館サービスが受けられるのが理想だ。そのためには小規模な図書館であれば、たとえ嶺南であっても、県立図書館の支援を受けたり、近隣図書館が連携・協力し合うなどさまざまな知恵がある。
 例えば県立図書館は蔵書を貸し出す。県立図書館のホームページで貸し出しを申し込むと地元の図書館などで受け取りや返却ができる。また、県内の図書館はネットワークで結ばれており、自館にない本を他館から取り寄せられる。
 本の貸し出しのほか、これからの図書館には「課題解決型の図書館」としての在り方が求められているという。地域にはさまざまな課題があり、それらの課題解決に資する多様な情報を提供する役割だ。

例えば、敦賀であれば「原子力」のコーナーがある。図書館が「知の拠点」「情報の拠点」として機能し、地域のために力を発揮できるよう敦賀市は整備・充実に努めてほしい。

いま、読書週間。「いざ、読書。」が今年の標語だ。
【2016/10/29】 | ページトップ↑
介護の限界と今後
Date:2016-10-28(Fri)

在宅介護はほんとに難しい。老老介護の限界をよくみてきた。その時に役に立つのが相談できる機関であり、ケアマネの存在だ。
介護だけでなく、介護をするまで病気、それも入院が重なると大変というよりも回らなくなる。それに洗濯や買い物など仕事は当然できなくなる。

私も体験したが、その時に、ケアマネジャーさんが、手伝いや助言をしてくれた。ありがたかった。支えがなければ、どう対応してよいか、途方にくれていた。

ケアマネの仕事に、介護保険サービスの利用計画(ケアプラン)の作成がある。訪問介護や通所介護などを、どの程度受け、生活の目標に何を目指すかを定める。利用者や家族の意向を踏まえ、ケアマネが作成するのが一般的だが、それ以上にベテランになると生活助言はほんとに役立った。

ところで、いま、ケアプランのプラン作成に人工知能(AI)を活用する研究が始まった。実際の約10万件のプランなどをAIが学習。質のばらつきをなくして最適なプラン作成を目指し、過剰サービスの防止や現場の負担軽減を図るという。
研究では、高齢者の心身状態などをAIに学習させ、数十人分のプランを試験的に作り、専門家が適当かどうか検討する。ケアマネを支援する道具の一つになる。

介護には、きめ細かな配慮など、人の手が欠かせないと考えてきた。だが、近い将来、「人の気持ち」や「困り事」を的確に判断し、手助けしてくれる、ベテランがいるようでいない。老老介護は今後も増えるが、それ以上にひとり世態の高齢者が増える。在宅といっても限界がある。
【2016/10/28】 | ページトップ↑
もんじゅ問題は敦賀によって、将来を左右する課題だ。
D:2016-10-27(Thr)

ラジオから流れる。久しぶりに流れる曲だった。高校、大学を通じて口ずさんだ歌はいまも心に残る。「♪学生でにぎやかなこの店の片隅で聴いていたボブ・ディラン」もそのひとつだ。

ガロの「学生街の喫茶店」といえば、中高年世代の心に残るのではないか。高校時代の「ボブ・ディラン」の名前は、なんとなったが、この曲「学生街の喫茶店」ではっきりと心に残った世代だ。

音楽に関心はなくても、ガロの歌とともに「ボブ・ディラン」は青春の一片と言うか、ベトナム反戦運動が高まった1960年代後半、ディラン氏の曲は若者の愛唱歌となった。中でも代名詞とも言うべき名曲が「風に吹かれて」だ。

風の吹くまま気の向くまま。返事は風に聞いてくれ、といったところ。廃炉を前提とした抜本的な見直し作業が続く日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅについて、所管する文部科学省が、データ取得のための短期間の運転を条件に、2020年にも廃炉作業を開始する計画を検討している、との報道。これが本当なら文部科学省のもんじゅに関する検討は末期症状と思ってしまった。

もんじゅの具体的な廃炉開始時期に触れた文科省の計画案が判明するのは初めて。これにより従来の目標だった長期間の運転実現は完全に断念する、という内容でもある。

もんじゅは国のエネルギー政策の根幹でもあり、将来の国の技術的ポテンシャルを維持するのにも必要不可欠なものであり、敦賀市にとっても経済、景気、雇用と影響する存在で、「もういいんじゃない」という市民の声を多く聞くが、その存在の大きさは、そんな簡単なものではない。

一方、昨日の福井新聞で明らかになった、完成から40年を超え、耐震性が課題となっている敦賀市の市役所本庁舎について、熊本地震の教訓を生かし、庁舎を建て替える方向で検討することになったとしても、財源の問題がある。

庁舎の耐震化や建て替えにともなうコストを独自試算した結果など議会の説明会でも伺ったが、新たに免震構造の新庁舎に建て替えた方が安全やコスト、利便性の面ですぐれているとし、庁舎を建て替える方向で検討することになったとしても、100億円近い経費が必要でありこれも含めて、市民生活に直結する。ボブ・ディランの「風に聞いてくれ」では済まされない、それほど重要なもんじゅの存続と考えるべきと思う。
【2016/10/27】 | ページトップ↑
骨髄バンク25周年
Date:2016-10-26(Wed)

瀬戸内海には数千の島々があるが、なかでも小豆島と淡路島は思い出深い。カッターに帆を掲げて神戸から小豆島へ、小豆島から淡路島へ。1972年頃だ。夜のランタンの灯りは忘れられない思い出だ。

それから12年後、1984年に淡路島を舞台に、故・夏目雅子さん主演で映画化された『瀬戸内少年野球団』(篠田正浩監督)。27歳の若さで他界した夏目さんと遺作として、「わたしたち野球をやりましょう」のせりふとともに、記憶に残る。昭和を代表する作詞家、故・阿久悠さんが1979年に上梓した自伝的小説が原作でもある。こてこての昭和の時代の作品だ。

夏目雅子で思い出すのが骨髄バンクのポスター。いま、生きていればどんな女優になっていただろうか。なくなる数日前に民放で窓辺から手をふる夏目さんの映像があった。印象に残る光景だった。
その骨髄バンクを介した骨髄や末梢血幹細胞の移植が2万件に達した。

今年はバンクの設立から25周年だ。当初は年に数百件だった移植は近年、約1300件で推移している。

ドナーになれるのは18〜54歳。全国で約46万人が登録する。十数年前、ボランティアで登録をお願いしていた頃が30万人だから、着実に登録者を伸ばしたことになる。

一方、高齢化で登録が抹消されるドナーが増えており、若者の新規登録が欠かせない。私も55歳になった年に、登録抹消の知らせがバンクからきた。なんとも複雑な気持ちだった。

移植を待つ患者は全国で約3千人に上る。命をつなぐため一人一人にできることがある。
【2016/10/26】 | ページトップ↑
もんじゅを巡る動き
Date:2016-10-25(Tue)

昨夜、地域の労働団体のひとつ「ゆうあい倶楽部」と市長と語る会をあいあいプラザで行った。前市長以来、団体としては20年を超える年間行事のひとつでもある。

市長からは市政の課題について、新幹線、観光など幅広い話題が提供された。質疑では高速増殖炉「もんじゅ」について、これまでの取り組みの報告があった。

ところで、昨日、西川知事は文部科学省の水落副大臣に対しもんじゅの代わりとしてフランスと研究開発を進めるという意見が出ている高速炉「ASTRID」について「本当にうまく活用できるのか、国家の資金が無駄にならないのか」と述べ、疑問を呈した。

副大臣からは、もんじゅのこれまでの成果や、運転を再開した場合に期待できる成果について検討するとした上で「もんじゅが今後果たすべき役割をしっかりと説明していきたい」と述べました。
また、面談の後、水落副大臣は午前中、年内にもんじゅのあり方の結論を出す時期について、「12月中に結論が出るかは不透明で、場合によっては延びるかもしれない」と述べた。ところが、午後になって「いろいろなことを頭の中で考えており、失言しました」と述べ、発言を撤回したり、文部科学省内でも議論が錯綜している様相が垣間見れた。

それほど、もんじゅを巡る議論は27日の高速炉関係会議など目が離せない。

なお、もんじゅの応援団のひとつである「日本原子力学会」を市長が訪問したことも報告された。原子力学会は、政府が廃炉へ向け抜本的な見直しを決めた日本原子力研究開発機構の「もんじゅ」について、「無理をせずに段階的に出力を上げ、実績を重ね、その有効利用を図るべきだ」とする見解を先月23日に公表している。

この中で、再稼働に掛かる巨額の費用は「やむを得ない面がある」と答えている。また、市長からはゼロ出力でのもんじゅでの運転について質問したところ「あくまでも熱出力を出してのもんじゅである」との回答があったとの報告があった。


 

【2016/10/25】 | ページトップ↑
二度あったことでの教訓
Date:2016-10-24(Mon)

被害ばかりが伝えられるが、今回の鳥取の地震には教訓が生きたとか。大規模な地震が二度あっただけに教訓が身になっている。今回が3度目。地震で窓ガラスなどが壊れた倉吉市役所は、耐震で崩壊をまぬがれた。市役所の設計は建築家の丹下健三、登録有形文化財で、市民の司令塔とかで、予算がないなかでの耐震補強をおこない崩壊をまぬがれた。教訓が生きた。

また、鳥取地震ではバケツリレーで大火を防ぎ、県西部地震の直前には同規模の地震を想定した防災訓練で人的被害を抑えた。いずれも教訓をしっかり受け止めての今回だ。減災には教訓が生きている。

ところで、昨夜、衆院東京10区、福岡6区の補欠選挙は、小池劇場だとか、鳩山の弔い合戦、後継だとか、それだけではない要因がある。一本化した民進党候補が共に完敗した理由は、候補者の問題もあるが、それだけではない。次期衆院選に向けた共闘態勢の練り直しと語るが当然だろう。7月の参議員選挙の敗北の総括や反省のないままでの補欠選挙。

民進党、共産、自由、社民の4党は巨大与党に対抗する、大義はあるが、政策の違う野党が共闘して、それだけでは勝てるわけがない。組織力の違い、市民から共感がない中で、国政選挙を勝ちにいこうとすることに無理がある。

アベノミクスに対向できるできる経済政策がない。格差是正など批判だけの野党共闘では万年野党のままと言わざるを得ない。

もっと言うなれば、「民進党には政権は任せられない」と言う基本的な有権者感覚が都会にも地方にもある。唯一、勝てるのは組織力の強いところ、候補者が優れていることなど、前原、野田、細野といった衆議選挙で地方でも勝てるが、次の衆議院選挙も敗北だろう。風のない選挙は特に勝てない。

『安倍1強政治』を打破、憲法改正反対、格差是正だけでは自民党が強い地方では勝てない。真剣な総括が必要なことは言うまでもない。ましてや政策の違う共産党との共闘で勝てるわけがない。
【2016/10/24】 | ページトップ↑
熊本地震からわずか半年
Date:2016-10-23(Sun)

昨日は西地区の「敬老のつどい」。来賓挨拶で県議からは人口減少。副議長からは一昨日の地震を話題にされた。和歌山からの帰りで地震の速報をメールで知った。そんなわけで敦賀のゆれは知らない。それでも特急「くろしお」は地震で30分遅れ、それが要因でサンダーバードに乗り遅れて1時間遅れで敦賀に到着した。

熊本地震からまだ半年余りである。「地震列島」に住んでいることをあらためて痛感した。震源でマグニチュード(M)6・6、最大震度は6弱だった。

各地で負傷者や家屋の被害が報告されて、山陰側を中心に揺れが続く。気象庁は1週間程度は同じ規模の揺れが起こる可能性があるとみている。決して油断してはならないのが熊本地震から得た何よりの教訓だろう。

比較的浅い場所にある断層が「横ずれ」を起こしたということだ。瞬間的な揺れの強さを示す加速度が、熊本地震とほぼ同レベルだったという。

熊本地震は地元の自治体などにとって全くの想定外だったようだ。しかし今回の鳥取県中部の地震についていえば正確な予測は無理だとしても、ある程度は想像できたかもしれない。というのも昨年10月から鳥取県中部でM4クラスの地震が数回観測され、地震活動が活発になっていたからだ。

今後の備えとするためにも、一連の動きは検証しておくべきだ。山陰側は地殻のひずみの進行が速いという研究者の指摘がある。現に鳥取県では2000年にもM7・3の鳥取県西部地震が起き100人以上の負傷者が出ている。さかのぼれば1943年にもM7・2の鳥取地震で千人以上が犠牲になった。

今後、国と自治体、民間が一体となり万全なケアが欠かせない。車中泊などを含めて避難が続けば熊本で深刻化したエコノミークラス症候群などへの対策も求められる。住民の声をしっかりくみ取りたい。災害の少ない敦賀市といわれるが、いつなんどき災害が来るかも知れない。一昨日はまさに教訓だ。
【2016/10/23】 | ページトップ↑
災害とペット
Date2016-10-22(Sat)

鳥取県の地震の大きさにも驚いた。鳥取は遠いといえども福井に近い。熊本とは違い、あまりにも身近だ。

ところで、愛犬を散歩させている人にしばしば遭遇する。癒やしを求めてペットを飼う人は多い。かたくなるが、犬を飼う場合、犬を取得した日から30日以内に登録が必要(登録料 3,000円)。敦賀市狂犬病予防法施行細則に記載されている。増え続けるペットとこの予防法がマッチングしているかは疑問だ。どれだけの市民が守っているか、そんな状況は別として、ペットはいまやなくてはならない家族の一員としてのご家庭も多い。

一方で、ペットを巡っては、大規模な災害時の対応が問題になっている。昨日の鳥取県の地震で愛犬と避難所へ訪れた高齢者もいたとか。東日本大震災では、犬や猫が自宅に取り残されたり、飼い主とはぐれた例も報道された。

どこかで読んだが、長期化する避難で、災害時に飼い主とペットの「同行避難」が精神的な支えになったとか。それも高齢者には有効だとか。だが、熊本地震ではペット連れの避難者が行き場を失う事例が相次いだ。体育館に入れてもらえず、ペットと外で過ごす高齢者もいたとか。自家用車と共にペットと共に過ごす避難者も多いとか。

災害時、ペットとどう過ごすか、ペットの救護対策とも言うが、追いついていないのが現状だ。人の救護も大前提だが、その後のケアを考えると、ペットの付き合いかた、被災地では考えはじめている。
【2016/10/22】 | ページトップ↑
子育て支援センター、子供の国、そしてアクアトムと充実する子育て環境だがーー。
Date:2016-10-21(Fri)

私ごとで恐縮だが、敦賀市で結婚してはじめて家族を持ち、子供が生まれた。昭和56年の56豪雪の頃だ。

私が残業残業で帰宅が遅くなる中で、妻の悩みはまず子育て、次に訪れたのが介護。当時、郷里の香川で父が亡くなり、母を敦賀の社宅に呼び寄せることとなった。病気がちの母の介護と子育ては体の疲れもあるが、ちょっとしたトラブルでの悩みなどに精神的な疲れが大きかったようだ。

いまと違って、ネットもなく子育て支援センターや地域包括ケアセンターなど気軽に相談するところがないことによるストレスは、精神的な疲労が病気にもつながった。

全国的に核家族が増え、敦賀市も同じように増える続ける核家族にとって、行政による子育ては子育て支援センターや介護は地域包括ケアセンターと気軽に相談できる場所の設置、充実のあり方は、核家族など家族構成が変わる現在にとって急務とも思っている。

いま、敦賀市の出生数は毎年、少子化の影響で少しずつ減る。一方で、核家族が増えることもあり、子どもと保護者があそび交流する場、子育て相談、子育て支援情報の提供などを行う地域子育て拠点施設。本町の「子育て総合支援センター」と「粟野子育て支援センター」の2か所は、いま利用者が多い。子育てコーディネーター、保育士などの専門スタッフが子育ての悩み・発育に関してなどの相談に応じて、30年前の子育て環境の施設は大きく改善した。

それに人口7万人の小規模都市にめずらしい「子供の国」と平成24年3月に閉館となったアクアトム1階部分を、敦賀市では初となる大規模屋内子ども向け広場、「あそび・まなび・子ども広場」と施設が充実する。

そんな訳でもないが昨日、大阪の堺市の「キッズサポート」を訪れた。平成26年4月、堺東駅前の堺タカシマヤ9階に新しくオープンした子育て支援施設。平成25年11月7日に堺市・株式会社高島屋・株式会社ボーネルンド・厚生労働省大阪労働局の4者で締結した基本協定に基づき、公民のコラボレーション事業で、子どもとその保護者が、「遊び」を出発点に気軽に集い・交流し・相談できる場を提供することで、子育てにかかる不安感・負担感を軽減するとともに、まちの賑わいにつなげることを目的とした施設と、そのあり方を学んだ。

詳しいことは避けるが、敦賀市でに施設が充実するなかで利用、活用など総合的なあり方の充実にはまだまだ改善の余地がありそうだ。
【2016/10/21】 | ページトップ↑
正社員と言う名はいいが、一方で責任と時間外勤務、それもサービス残業で心身をすり減らす方も市内には多い。他人事ではない。  
Date:2016-10-20(Thr)

秋本番、北海道では雪の便りも聞く。ところで、さみしい話だが、敦賀市内でも毎年のように自殺者がいる。例年10名前後とうかがう。理由は様々だ。仕事の関係で精神的なダメージを負ってやすんでいる方も民間、公務員ともにいる。

ところで、過労死等防止対策推進法が施行されて来月で2年。過労死対策を国の責務とし、相談体制の整備や民間団体の活動支援などを柱に取り組んできた。

具体的な対策を講じるうえで法整備は一歩前進だった。だが、現実には痛ましい悲劇が後を絶たない。

一方、「過労死等防止対策白書」を閣議決定した。浮き彫りになったのは、長時間労働が招く深刻な事態だ。2015年度中に過労死ラインとされる月80時間を超えて残業をした正社員がいる企業は23%に上る。
 
ここ数日、報道や国会で話題にもなっているが、広告大手の電通に勤めていた新入社員の女性が昨年12月、自殺したのは直前の長時間残業が原因として、労災認定された。労働局は、電通の支社を含めた立ち入り調査に乗り出した。再発防止には全容の徹底解明と企業体質の洗い出しが欠かせない。

女性は昨年4月に入社。本採用の10月以降に業務が大幅に増え、11月にはうつ病を発症したとされる。発症前1カ月の残業時間は、2カ月前の2.5倍となる105時間に達していた。
 
 
電通では1991年にも入社2年目の男性社員が過労自殺し、訴訟で管理責任を認定された。この教訓が生かされていなかった。いくらか大手でも宣伝の仕事は競争でもあり、アイデア勝負、一方で裏方の仕事も大変と伺ったことがある。
 
ただ、長時間労働の是正は長年の課題である。企業も学校も役所も命と健康を守る責務がある。正社員と言う名はいいが、パート、臨時が増える反面、一方で責任と時間外勤務、それもサービス残業で心身をすり減らす方も市内には多い。他人事ではない。
 
【2016/10/20】 | ページトップ↑
もんじゅ存続に向けての新たな提案(敦賀市原子力懇談会)
Date:2016-10-19(Wed)

秋本番と思いきや蒸し暑い昨日だった。運動公園付近で一面の黄金色が目にはいる。田んぼだったらしい場所を埋めるのはセイタカアワダチソウの黄色い花があちこちに咲いている。なんとも釈然としない光景だ。

ところで、国が廃炉を含めた抜本的な見直しを決めた高速増殖炉もんじゅについて市民の代表者らによる原子力懇談会が開かれ、もんじゅを所管する文部科学省の高谷浩樹戦略官が市議会と同様の説明をした。

政府は廃炉に言及したものの、文科省としてはあくまでもんじゅの活用を訴えていくと主張。今後の議論では地元の意見を反映させたいとした。

懇談会の最後に福井大学の竹田特任教授が、原子炉を停止させた状態で実験を続け、炉内の核燃料の性質がどう変化するかといったデータを取得するもんじゅの活用も検討すべきだと述べた。竹田特任教授は、元大阪大学教授であり、高速炉研究の日本の第一人者である。

竹田特任教授はもんじゅをゼロ出力で研究し、名古屋大学など各大学からテーマをもって研究できるとのも紹介もあった。
もんじゅを発電しないで、原子炉を停止させた状態で実験を続けて、炉内の核燃料の性質がどう変化するかといったデータを取得できる。得られたデータはフランスで建設が計画されている高速炉の技術開発に協力する日本の立場を対等にするためにも必要だ、などと説明した。

竹田特任教授の説明のあと、委員からは、廃炉の報道が先行するなかで「明るい話を伺った」との意見や二人の女性の委員からも竹田教授の提案を評価する意見も出された。

竹田特任教授のもんじゅを今後とも存続させ、ゼロ出力や未臨界での研究と、委員やマスコミ関係者には難しかったよううだが、もんじゅを運転をしないでの新たな研究は、今後、福井県や文部科学省としても検討すべき重要な提案であり、今後のもんじゅのあり方も含めて関心を呼びそうだ。
【2016/10/19】 | ページトップ↑
インフルエンザ、ノロウイルス、そして過労死
Date:2016-10-18(Tue)

鯖江市の小学校で4年生の児童が相次いでインフルエンザの症状を訴えたことから、学校は18日から2日間4年生の1クラスで学級閉鎖の措置をとることになったとか。

インフルエンザによる学年閉鎖や学級閉鎖は、県内では今シーズン初めてで、過去5年間で最も早いということ。寒くはなっても、これほど早いとは、子供たちに体力が落ちているのか。調べると冬場にも多いが、国や地域により様々で、年間を通じて低レベルの発生が見られる地域や、複数回流行する地域もあるとか。防止の基本は手洗いとうがい、予防注射と、冬は近い。


ところで、寒くなり始めると活発に動きだすのが、ノロウイルスだ。2013年末、市立敦賀病院の入院患者らがノロウイルスに集団感染した。病院給食を原因とする食中毒と断定し、2日間、病院の調理業務を停止とする行政処分を下した。

ノロウイルスは、突然の嵐のように襲いかかり、ひとしきり大暴れすると潮が引くように去っていくと思いきや、とんでもなくタフだと伺ったことがある。

厚生労働省によると、感染者の腸管で爆発的に増えたウイルスは体外に排出された後、下水から川に流れ、水中をただよう。その間にプランクトンに取り込まれ、海でカキなどの二枚貝に吸い込まれる。それを生で食べたヒトに再び感染する。こんなに長い循環を繰り返している。

これも予防の基本は手洗いとカキの加熱。アルコール消毒が通用しないつわものでもある。何事も防止に限る。

一方、新入社員の自殺が過労が原因の労災と認定されて、労働局が広告代理店最大手・電通の本支社を立ち入り調査した。理由は、働き過ぎることで、精神のバランスを崩して、これにパワハラもあったとか。

2014年の過労死等防止対策推進法の施行後も、悲劇が繰り返されている。福井県でも若狭町立中学教諭が長時間労働が原因として、遺族が公務災害認定を申請し、地方公務員災害補償基金福井県支部は先月、公務災害と認定した。伺うと、過労死にも防止策は、難しいと言いながらもまわりの配慮など教訓も多い。いずれも他山の石だ。


【2016/10/18】 | ページトップ↑
新潟県知事選挙結果と衆院選の世論調査
Date:2016-10-17(Mon)

9月から10月にかけてテレビを観る機会が多かった。ニュースからワイドショーで必ず登場するのが小池百合子都知事。視聴率も高いとか、ドラマ性があるというか、悪人でもないが抵抗勢力がいると話が面白い。小泉劇場ならぬ小池劇場、おかげで都議会の一般質問もはじめて聞いた。

まさに東奔西走、八面六臂の活躍とでも言おうか、知事の多忙ぶりが目につく。築地市場と豊洲の問題、2020年東京五輪の競技場問題、その間も選挙応援で九州に飛んだり…。一躍“時の人”である。小池都知事だけに目が向くが、そこには財政への関心、東北の復興や食の安全と言う基本的な世論の動向が小池都知事を後押ししているとも思える。

その中で、新潟県知事選は16日、投開票され、共産、自由、社民3党が推薦する新人で内科医師の米山隆一氏が、自民、公明両党から推薦を受けた前長岡市長の森民夫氏ら無所属の新人3人を破って初当選した。

選挙戦では、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題が争点となった。再稼働に慎重な米山氏が当選したことで、再稼働はもちろん国のエネルギー政策にも影響を与えるのは確実だ。原子力発電所の再稼働問題で住民の関心も高く、また慎重な考えを示したことは、ひとつの世論として受け止めざるを得ない。私にとっては正直、ショッキングな選挙と言える。

一方、各新聞社の世論調査で、来週23日の衆議院補欠選挙で東京10区は自民・若狭氏優勢 衆院補選、福岡6区は鳩山氏 が優勢とか。

自民、民進両党候補の事実上の一騎打ちの構図となった東京10区選挙区で自民党候補が優勢であり、福岡でも民進の候補が弱い。

いずれもローカルな選挙とはいえ、全国的な大きな流れがうかがえる。与党自民党が強く、一方で原子力発電所の再稼働問題となると慎重な意見が多いと読み解ける。

小池都知事の支持の多いことといい、新潟県知事選挙結果、さらには衆院選の動向といい、いまの日本政治の大きな世論として、受け止めるが、一方でと、複雑な心境だ。



【2016/10/17】 | ページトップ↑
地域の最も大事なボランティアであり、特別な地方公務員である民生委員さん
Date:2016-10-16(Sun)

先日、数年前に敦賀に移り住んだ高齢者から悩み事の相談を受けた。議員として仕事柄、市役所の関係課に相談し、身近な課題だったので、その町内の民生委員さんを紹介した。定年退職で敦賀に戻る、あるいは、奥さんのふるさと敦賀に移り住むど、団塊世代の移住も意外にある。

ここで誰にも身近な存在の民生委員さんをおさらいすると、民生委員さんとは、民生委員法に規定されている市町村の区域に配置されている民間の奉仕者である(地方公務員法に規定する「非常勤の特別職の地方公務員」(都道府県)に該当すると解されている)。また、民生委員さんは児童委員を兼ねる。この民生委員さんも3年に1度、全国一斉改選が12月1日に行われる。

もう少しお付き合い願うと、敦賀市のホームページに「高齢者や障がいをお持ちの方、子育て中の家庭、生活困窮家庭など福祉に関する心配ごとや不安などがあるときは、お住まいの地域の民生委員児童委員、主任児童委員へご相談ください。民生委員児童委員、主任児童委員には、守秘義務があり、相談した方の秘密は守られます。」とある。東北の災害現場では、自ら避難所で「民生委員」とゼッケンを着けて活躍していた民生委員さんが印象に残っている。それだけ災害時の民生委員さんの役割も大きい。

町内会ごとに適任者を人選し、福井県が国に推薦する。市内の民生委員の多くは、区長さんの推薦で決まるが、住民の高齢化や、仕事に対する負担の心配などから、引き受け手が少なくなっているのが実情だ。

地域の情勢に詳しく、福祉やボランティア活動に理解のある人材を掘り起こすためには、行政の積極的な協力が不可欠となっている。

民生委員さんの仕事も高齢者の増加により増え、多岐にわたるようになった。ただ、今後は業務を民生委員だけに任せきりにしない仕組みとして、社会福祉協議会の福祉委員がいる。福祉委員さんもボランティアだ。

市役所の委託を受けて、社協では「地域ふれあいサロン」を開催している。このサロンは、高齢者に介護予防や健康管理の情報提供、家に閉じこもりを防止など、この役割も大きい。このサロンには各区(町内)の区長、福祉委員、民生委員・児童委員などのご協力をしている。

いずれにしても、いつも思うのだが、民生委員さんの大半は60歳を超えている。若い世代が民生委員として活躍してもらうためには、働きに見合った報酬を支給するなど待遇改善も必要だろう。国はさらに、高齢者、児童、ひとり親世帯など対象ごとに委員の得意分野を担当してもらうといった柔軟な活動もできるよう制度の改正も必要に思うが、ほとんど、その内容は変わらず責任と内容が複雑多岐になり、いま最も大事な地域ボランティアとなっている。
【2016/10/16】 | ページトップ↑
文部科学省として、もんじゅを進める立場で研究の成果を示していく考え
Date:2016-10-15(Sat)

How many roads must a man walk down 人はどれ位の道を歩めば
Before you call him a man? 人として認められるのか

ボブ・ディランの風に吹かれての歌い出しだ。意味もわからずに歌詞だけを英語で暗記したが、この頃の田舎の中高生のひとつの流行りというか、青かった時代、いま歌詞を読むと奥深さに驚きだ。

青いと言えば、学生時代に読んだ五木寛之さんの初期の作品は「青」がぴったりくる。自由を求めて放浪する若者を描いた名作「青年は荒野をめざす」などがそうである。

わが身と、主人公の生きざまとを重ねて、胸を躍らせながら読んだ。その五木さんの代表作「青春の門」が来年、再び動きだすという。何か尻切れトンボのようでファンだっただけに50年を経ての再開が楽しみだ。

エネルギー資源が石炭から石油に変わる頃、筑豊の炭坑を舞台に始まった物語。いま、敦賀市にあるもんじゅは石油から脱石油をめざした頃の物語でもある。

ここまで国策に協力してきたもんじゅのあり方、政府が廃炉を含めた抜本的な見直しを行う方針を示した高速増殖炉もんじゅについて、文部科学省が敦賀市の議会に対して、もんじゅに関する検討状況などについて説明。

この中で、もんじゅを所管する文部科学省の高谷浩樹研究開発戦略官は、9月開かれた原子力関係閣僚会議で、廃炉を含めた抜本的な見直しを行うことが決まったことや再来年から新規制基準の対応工事を施し、実際に稼働させると、約5400億円かかることなどを説明しました。

これに対して、私からは廃炉ありきで議論が進んでいるのではないかとか、年内に結論を出すのは拙速だといった質問に高谷戦略官は決して廃炉を決めたわけではなく、文部科学省として、もんじゅを進める立場で研究の成果を示していく考えを述べた。

報道各社の論調では、廃炉が決まったような報道が多いが、昨日の文部科学省の説明はあくまでももんじゅ存続も含めた抜本見直しを模索しているように感じた。経済産業省との温度差など取りざたされているが、県知事、市長、議会の意見書と、地元を無視してはこの問題の解決はあり得ないとの雰囲気がある。

ここは来週18日に開催される敦賀市の原子力懇談会など目がはなせない。12月まで敦賀市の最大の課題であるだけに、知事、市長の対応に期待したい。

冒頭に戻すが、記憶が正しければ、懐かしのピーター・ポール&マリーのカバーで、ヒット曲となったようで、「風に吹かれて」は、しゃがれた声で淡々と歌うボブ・ディランがシックリとくる。
【2016/10/15】 | ページトップ↑
地域包括ケアの難しさ(ときどき入院、ほぼ在宅)
Date:2016-10-14(Fri)

しゃがれ声の「ディラン節」は、懐かしい。そんなボブ・ディランがノーベル文学賞、意外にも意外だった。今度こそ村上春樹と思っていたが、文学賞選考委員世代も私と同世代か、思ってしまう。ちょっと残念だが、ボブ・ディランと村上春樹の作風はどこか共通する、。次はとそんな思いがする。

ところで、市立敦賀病院や国立敦賀医療センターの入院患者の多くは高齢者だ。ここまで来たかと思うほど、急速な高齢化が病院にある。まだまだ、これは始まりだとの病院関係者は語る。現実に特別養護老人ホームなど介護施設の待機者も多い。

敦賀市も団塊の世代が75歳以上となる8年後の2025年には医療・介護サービスを関係機関が効率的に連携し提供する「地域包括ケアシステム」の構築が求められているが、まだまだ地域は準備不足だ。

また、介護が必要になった市民が住み慣れた場所で安心して暮らすには、市立敦賀病院、国立敦賀医療センターと敦賀温泉病院などと各介護施設だけでは限界がある。

住民が主体となり、関係機関の専門職と情報を共有しながら支え合う持続的なシステムを目指すべきだが、高齢化が急な東浦、西浦愛発など周辺部と旧市街地などの地域ごとにも課題が多い。

入院が必要となった場合には入院治療だが、基本的には地域での生活をめざすものであり、キャッチコピーは「ときどき入院、ほぼ在宅」。一度、病院に入ると、ひとり世帯の多い敦賀ではなかなか戻れなくなる。医療と介護と行政が協力しあってこのシステムを構築が必要とわかっていても、高齢者が増え、若者が減る現状がここに横たわる。

市立敦賀病院で設置した、地域で介護や支援を受けている超高齢者で入院が必要となった場合にすみやかに受け入れ、治療やリハビリを行って地域に戻っていくための病棟が地域包括ケア病棟、2年前からこの病棟制度が始まった。

重要なのは、こうした活動を通し住民が行政や病院にだけに頼らず、地域全体の中で支え合う必要性を理解することだが、それ以前の問題も多い。例えば、1人暮らしの高齢者の見守り態勢を地域で強化したい場合、区長会、町内会、ボランティア、郵便局、協力できる関係者が多く連携することで、きめ細かな安否確認が可能となる。まだまだ掛け声だけが先行し、言うは易しだが、都市化しつつある敦賀市でも至難の技だ。

そして、介護が必要なのに保険制度を知らなかったり、生活習慣の乱れから病気になっていたりと、孤立する中で苦しむ高齢者をどう早期発見するか、在宅介護支援、健康センターなどに相談し適切な支援につなげれば、結果的に住民の健康寿命を延ばし、医療費を抑えることにもなる。介護予防もまだまだ市民全体ものになっていない。

「老老介護」の世帯も敦賀市も全国的に増え続けている。介護に疲れた家族が、自らも健康に不安を抱え、周りに相談できず孤立する高齢者世帯も少なくない。住民同士がつながりを深め、こうした身近で苦しんでいる人に救いの手を差し伸べることが、より求められるが、一方で地域の関係が希薄化しつつある敦賀の課題が多い。

将来的に病院や介護施設など「受け皿」の不足が懸念される今、在宅医療や予防にも重点を置いた地域包括ケアを、住民主体で進めていく組織づくりがと思うのだが、まだまだ緒についたばかりだ。
【2016/10/14】 | ページトップ↑
人道の港ムゼウムのあり方
Date:2010-10-13(Fri)

連日、報道されていると言ってもいいほど取り上げられるのが、敦賀のムゼウム。昨日も敦賀港に上陸したユダヤ人の女性の孫がムゼウムを訪れた。

杉原氏やユダヤ人難民の足跡、ポーランド孤児、敦賀港の歴史をテーマに、パネルや資料計230点ほどが並ぶ。
 杉原氏の映画化もあり昨年度は来館者も当初年間1万人台だったものが2万人を超え、来年の記憶遺産登録も迫っており、観光客対応がが急務と思う。

杉原氏の研究に携わったように学芸員を置くことを推奨するように、専門的に取り組み、語り資料を整理し、将来に語り継ぐことが重要と思う。またまた、展示スペースもせまく、20名くらいの参加者への説明が限界で観光バスで40名を超えると2グループに分けたりしての説明が続いていた。

第6次総合計画の再興プランにある金ヶ崎地区で、赤レンガ倉庫の充実、飲食・小売機能の導入、ムゼウムの充実の検討、敦賀港線の活用検討、市民活動への支援と金ヶ崎緑地のさらなる活用、跨道の整備促進等で北陸新幹線の受け皿として、ムゼウムの新たな施設や展示場所を変える必要性は私も理解できる。

ただ、財源の問題、維持管理の問題さらには現在のムゼウムだけでいいのか、相当な検討が必要に思う。赤レンガ倉庫についても初年度はいいが、どう維持するのか、杉原氏の人道の港だけでいいのか、鉄道資料館との関係など急がなければならない環境は理解できるが、北陸新幹線1年半という現在、人気は継続しているが、かげりの、陰りの見え始めた温泉地や観光地も有るように観光事業の逃げ足も速い。

人道は永遠のテーマだけにムゼウムのあり方、金ヶ崎のあり方、観光事業のあり方など総合的な見地での検討が必要に思う。
【2016/10/13】 | ページトップ↑
58年ぶりの予算修正案の攻防(県議会)
Date:2016-10-12(Wed)

昨日の福井県議会は興味深かった。
9月の定例県議会は県が提案した補正予算案のうち、この中で、予算決算特別委員会の田村康夫委員長が提案した、約47億円の補正予算案について、「事業の目的が不明確で慎重にするべきだ」などとして3つの事業を削減した修正案を提出。3つとは、
▽年縞研究展示施設の建築工事(9885万円)
▽幕末明治福井150年博=仮称=開催準備事業(614万円)
▽ふるさと納税の全国寄付額1兆円を目指す国民運動展開事業(310万円)。

具体的には水月湖の底に堆積した地層、年縞の展示施設を建設する事業は、嶺南にとっても必要な事業。
ふるさと納税の寄付額について全国で1兆円を目指す運動、それに、幕末150周年を記念し、福井の偉人をPRする事業の3つを削減するというものと、いまひとつ理解に苦しむ。県議会の疑問には納得だ。

これに対し、採決を前に西川知事が「年縞の展示施設については、すでに計画的に事業が進められており、嶺南の活性化に重要だ。機を逸することなく推進する必要がある」と述べ、再び審議することを求めた。これは西川知事にとって再審査要求は、妥当だ。

これを受けて、予算決算特別委員会が開かれ、施設の管理運営や観光資源としても活用する全体計画を早急に示すべきだとする条件を付け、年縞を展示する施設の計画は削減しないと変更することになり、このあと開かれた本会議で採決が行われ、修正案が最大会派の県会自民党などの賛成多数で可決された。落ち着くところに落ち着いた決着と受け止めたい。

 
 予算の減額修正は、1958年3月以来58年ぶりとか。4期目の西川県政に対する不満や、自民会派分裂で発足した県会自民党が最大会派の存在感を誇示する狙いがあるとの見方もあるが、最初の予算案のうち2つの事業はわかりにくい。

私の経験では敦賀市議会で、理事者に予算編成を修正させる「予算組み替え動議」は経験があるが修正案提出はない。昨日の福井県議会の経緯、知事の対応をみる限り、会派の都合もあろうが緊張感のある議会対応と評価したいが、繰り返すべきではない議会運営とも言える。
【2016/10/12】 | ページトップ↑
震災の風化と解散風
Date:2016-10-11(Mon)

東日本大震災から今日で5年7カ月を数え、「風化」の加速が叫ばれるようになった。被災地にとって、震災は今も続く現実そのものだが、時の流れにつれて関心が薄れていくことも現実だ。ただ、復興は道半ば、津波の被害地域は新たなまちづくりに懸命だ。
先々月も福島の事故現場を訪れたが対策工事が進み、敦賀からの出向者の顔も多かった。いずれの地域も人口減少が進む。

遠い敦賀でも人口減少は東北各地ほどにないにしても、福島の事故以前は、6万9千人で横ばいを続けていた人口が、対策工事が終った2年後から人口減少が進み6万7千人を割った。福井県下でもっとも大きな減少率で今年も変わっていない。0

一方、東京の国会に「解散風」が吹き始めた。安倍晋三首相は当然のごとく「全く考えていない」と否定するが、来年1月に解散・総選挙に打って出るとの観測が広まっている。先日も自民党幹事長も準備が第一と解散風を認めている。

与党幹部からは風をあおるような声ばかりが聞こえる。4年の任期はまだ折り返し手前。「なぜ」と思うが、風に浮足だった与党内からは、早くも選挙に影響しそうな政策を避ける動きが出始めている。あからさまに自民党も民進党も党大会は3月へ延期というからほぼ1月解散とも思ってしまう。

生活につながる所得税の配偶者控除の廃止は見送られる公算となり、「働き方改革」は出足でつまずいた。

7月の参院選で「再加速」を約束した経済政策を軌道に乗せ、デフレ脱却の足取りを確かにしてもらいたい。子育てや介護支援にも腰を据えて取り組んでもらわねばならない。それも「首相の党総裁任期延長を確実にするため」「野党の支持率が依然として低いうちに」。聞こえてくるのは内向きの理由ばかり。見過ごせないのは小選挙区の定数減に伴う候補者調整を避けるため「(来夏ごろの)区割り見直し確定前に選挙を」という声もあることだ。

いづれにしても敦賀としてはもんじゅの問題もこれあり、解散風に吹き荒れて、地元は二の次にならないようにしてもらいたい。
【2016/10/11】 | ページトップ↑
「実像に迫る大谷吉継」(外岡慎一郎著.戎光祥出版)
Date:2016-20-10(Mon)

秋の夜長というか、季節の流れは速い。この3連休、テレビ三昧、読書三昧と気楽な日々を過ごしている。

そんななかで、外岡慎一郎さん(市立博物館の館長)の著作、10月1日に発刊した「シリーズ・実像に迫る大谷吉継」(戎光祥出版)は、小説ではないが素人にもわかりやすく、これまでの研究成果を絵や図表を多用して興味深く読めた。

先月10日、歴女ならぬ東京、名古屋の吉継ファンを敦賀市立博物館で外岡館長の吉継カフェ、三島の八幡さん、来迎寺、夜7時には永賞寺でのしのぶ会と案内しながら私も吉継の人となりを楽しんだ。外岡さんの著作はこれに深みとさらなる興味へと導いてくれる。

生年や出自が謎に包まれている吉継の年齢が従来の説より6歳若かった可能性が高いことを著書で考証している。吉継の母がしたためた祈祷依頼状の記述を根拠とし、石田三成より1歳年上とされていたが、実際は吉継が5歳若いという関係のなかで友情を育んだとみている。

吉継は三成との絆を重んじて関ヶ原の合戦までの項目も文書など興味深く読みごたえがある。敦賀城主そして放映中のNHK大河ドラマ「真田丸」でも重要な役どころを担っただけにイメージが膨らむ。

何よりも、吉継の出生などに関する資料は少なく、生涯も推測の域も多い、それだけにイメージも膨らませやすい。敦賀を訪れる歴女が、どんなイメージを膨らませるのか、真田丸では有能な義にあつい武将として取り上げられただけに、これからもファンが増えるだろう。

関東や東北と吉継の足取りは広い。西は北九州から朝鮮と足どりを追うとこれも広がる。大和田荘七翁も北海道から大阪と足跡をたどると面白い。いづれにしても素人に夢を広げるように吉継の全体像がわかる構成となっている本書はお勧めだ。
【2016/10/10】 | ページトップ↑
解散風と高速炉開発会議
Date:2016-10-09(Sun)

先週の台風、そして朝晩に吹く風がひんやり。秋の深まりを感じる。今日は野草に露が宿るという「寒露」。体育の日といえば、ふつう大気が安定して空気が澄み秋晴れ、台風来襲が相次いだ今秋は雨や曇りが多い。今週もその連続か。幸い、行くあてもなく敦賀の秋を楽しむか。

巷では、台風とは違い、国会周辺に「解散風」が吹きだした。1月開催が通例の自民党大会が3月へ先送りされ、年明け解散の臆測が飛び交う。

与野党とも「常在戦場」と党内の引き締めを図る。衆院議員の任期満了まで2年の折り返し点を過ぎれば、いつ吹いてもおかしくないのが永田町の常識ながら、少し早い。

ダーウインの「生き残るのは強い者でも、賢い者でもない。変化に対応できる者である」。進化論の有名な言葉だ。

ところで、昨日、政府は日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅに代わる高速炉の開発方針を議論する「高速炉開発会議」の初会合を開いた。そのなかで、文部科学省は、もんじゅを再稼働させた場合、運転終了までに最低5400億円かかるとの試算を初めて提示した。経費も大事だが、どうも最初からもんじゅ廃炉ありきの会合に透けてみえる。

原子力機構の児玉敏雄理事長は「もんじゅは投資に見合う価値がある」と主張した上で、「機構の人材、ノウハウの活用、今までともに歩んできた地元のみなさまの期待を踏まえ、議論していただきたい」と述べた。これが地元、敦賀市にとってまともな主張にとれる。

話を戻すと、「解散風」は吹き始めると収まらないが、議員諸氏が浮足立っては困る。日々の暮らしで風の冷たさを痛感する庶民ほど、政治に頼らざるを得ない。エネルギー政策の根幹とも言うべき高速炉もんじゅに協力してきた敦賀市、そこにはナトリウムの取扱いなど習熟した技術者、もんじゅを知り理解できる市民がいる。もんじゅに寄り添った立地自治体だけに通じる思いがある。

行き着くところ、選挙は党利党略で動く。エネルギー政策も政争の具、金しだいでは、国民の政治不信を招く。
【2016/10/09】 | ページトップ↑
「空き屋」放置は許されない時代
Date:2016-10-08(Sat)

越前町は町内にある空き家について、防災上や衛生面などで周囲に被害が出るおそれがあり、相続人もいないとして、県内で初めて、「空き家対策特別措置法」に基づく行政代執行により撤去するとのこと。敦賀市もいずれ直面する課題だ。

全国におよそ820万戸ある空き家。敦賀市もデータは古いが平成24年7月から9月末にかけて市内の実態調査を行い市内における空き家の数は一戸建ての住宅では1112戸あり、空き家率としては5.2%。そのうち老朽化が著しい空き家は19戸。その全てが木造。再調査するとかこの数字は彰かに増える。

台風によって外壁が吹き飛んだり、不審火が出たり、果てには動物や虫が大量に住み着くなど、近隣住民にとって不気味な存在だ。

これまでは「放っておいた方がトク」だった空き家だが、これからは「放っておいてもトクじゃない」どころか、「放置は許されない」時代となった。去年5月に施行された「空き家対策特別措置法」に基づくもので、防災上や衛生面などで周囲に被害が出る恐れがある場合に、自治体が所有者に代わって撤去できることなどを定めている。

この法律に基づいて空き家を強制的に撤去するのは県内で初めてだが、いずれ敦賀市も例外ではなくなる。越前町は10月12日午前10時までに相続人が名乗り出なければ、行政代執行の宣言をした上で、撤去に向けた作業を始める。撤去費用は200万円を超え、越前町が代わって支払い、相続人に請求する。

いわゆる 「特定空き家」と認められた物件の持ち主には、修繕や撤去の指導や勧告、命令ができる。命令に従わなかった場合には、行政が強制的に撤去し、かかった費用を持ち主に請求できる「代執行」も可能トスル法律の施行でできるものだが、所有者の特定、持ち主が分かっても資金回収まで時間と労力がかかり、簡単にできるものではない。西浦、東浦、愛発に加え旧市街地に人口減少共に避けては通れない大きな課題だ。
【2016/10/08】 | ページトップ↑
もんじゅ問題と敦賀市
Date:2016-10-07(Fri)

敦賀ハローワークの発表によると8月の有効求人倍率は1、58。9月末人口が66、929人となっている。

景気の足踏みが続く中で、雇用情勢は全国より高い倍率を維持している。8月の有効求人倍率は前月と同じ1、65倍で下がったといえども高い水準が続いている。

全国的には、安倍政権下での雇用の大幅な改善は主に人口減少のせいで、見掛け倒しだという見方がある。確かに労働力の供給源となる15歳以上の人口は減少が続いているが、反対に労働力人口と就業者数は拡大し、求人数も増加傾向が続いている。

敦賀市の景気と有効求人倍率をみると、人口減少と労働人口の減少も影響していることは確かだろう。

一方、2015年平均の正社員数は、リーマン・ショック前の07年以来8年ぶりに前年を上回った。増えたのは非正規雇用だけだという批判は当たらない。質的な面を見ても、安倍政権の経済政策が、雇用に関する限りかなりの成果を上げていることは否定できない。ただ、敦賀市は原子力発電所の長期停止が景気に影響し、正規が少なく非正規が増えていることは否めない。

就業者数の増加の多くは団塊の世代を中心とする高齢者と女性だという指摘もある。これはその通りだが、人口構成の変化に伴う労働構造の必然的な変化であり、敦賀市もその割合は確実に増えている。

長期化している原子力発電所の停止が景気の低迷ともつながる。経済の常識では、失業率が低下して雇用が安定するはずが、ここに景気が低迷しての有効求人倍率の高さとの因果関係だが、不安定な状況が敦賀市にあるととらえてもいいかもしれない。

ここにきて、もんじゅの問題は、敦賀市にとって、雇用や財政だけに限らず、人口減少へ拍車はもちろん、福井大学付属原子力工学センターなどもんじゅを軸に整えられた施設の将来だ。さらに医療、介護の社会保障負のスパイラルにもなりかねない。それほど重要な課題と受け止めだ。

一方、昨日の県議会で西川知事は「何が何でも残して頂きたいという単純な話ではなく、核燃料サイクル政策全体でどう評価するかが重要だ」などと述べ、年末にかけて進む政府の議論を注視するとの意向は、存続をとの敦賀市議会と違っている。

いずれにしても、矛盾だらけの国策、もんじゅの核燃料サイクルの原子力政策が露呈する中で、国は敦賀市の半世紀近い長い貢献にどう向き合うか、逆に言うと、それほど影響を及ぼすという認識があるのだろうか。
【2016/10/07】 | ページトップ↑
大いなるものが過ぎ行く野分かな
Date:2016-10-06(Thr)

台風が行ってしまうと思い出すくが句がある。
「大いなるものが過ぎ行く野分かな」と詠んだのrは高浜虚子だ。台風の昔言葉は「野分」、古来、荒々しい自然の力にひきつけられたのか、蒙古来襲など、神風に助けられているが、今はそうもいかない。

台風18号が昨日夕方から東北に接近し、熱帯低気圧へ。日本海側から東側に切れ込んでくる、えげつないカーブを描くが、この時期は日本海側の海水温が低いのか、敦賀での被害は少ないようだ。それでもゴーゴーという風音は不気味で最大風速25メートル超えたととか。

かつて「リンゴ台風」と呼ばれた91年19号の時に青森のりんごが相当に被害を被ったおり、りんごジュースを多量に買った覚えがある。被害は少なかったが、何とも不気味な足取り、スライスだった。

台風が年々強くなっているとの研究もある。理由は地球温暖化だ。暖かな南の海の水蒸気をエネルギー源とする台風は海水温が上がれば、それだけ巨大化する。猛烈のはるか上をいく「スーパー台風」の日本上陸も今世紀後半には避けられそうにないとか。

国連大学チームが今年発表した報告書で、日本は台風の危険度、世界で4番目に高いとか。備えと、もしもの時の知恵。命を守る。敦賀もいつまでも安全と思うなよ、そんな気持ちになる昨今だ。。

ところで、原子力規制委員会は昨日、稼働から40年の運転期限が迫っている関西電力美浜原子力発電所3号機の再稼働に向けた安全審査の合格証にあたる「審査書」を正式決定した。

40年超過の原子力発電所の合格は、関電高浜1、2号機に続き2例目。老朽化の影響を調べる延長審査など残る2つの手続きを11月末の期限までに通過すれば、60年まで運転を延長できる。

美浜1、2号が廃止措置になっているだけに美浜町には朗報だ。敦賀市にとっても定期検査時に作業員が宿泊するだけに明るいニュースだ。原子力発電所の動きは今は一歩一歩の着実に進めるしかない。
【2016/10/06】 | ページトップ↑
ファジーでないオートファジー
Date:2016-10-05(Wed)

昔、漂流して水があれば、1カ月くらいは生きられると習ったことがある。大隅良典・東京工業大栄誉教授へのノーベル医学生理学賞授与が一昨日、決まった。栄養が外から取れなくなったとき、生物の細胞には古いタンパク質を新しいタンパク質に作り替えて、エネルギーとする働きがある。そのシステムを発見した。納得の発見だ。

ファジーはあいまいという意味ではないらしい。自分で自分を食べる。「オートファジー(自食作用)」という仕組みだそうだ。人類の、自然界の神秘をまた知った。別の理由もあろうが、冒頭の話もまんざら正しいとなる。

ところで、またまた台風の来襲。台風18号は5日夕方から夜のはじめ頃にかけて福井県に最接近し、北陸地方に上陸する恐れがあるとか。

最近はJR西日本の動きも速い。台風の接近に伴い強風が見込まれるため、5日昼ごろから特急サンダーバードやしらさぎ、ダイナスターのほか、北陸線、小浜線で遅れや運転取り止めが出る場合があるとも。
 話を戻すと、オートファジーが異常を来すと、アルツハイマー病やがんにつながるとされ、生命維持の重要な手掛かりとも。昨日の記者会見でも、若い時、顕微鏡で酵母細胞を観察していて液胞の中の激しい動きに「飢餓を乗り切る工夫があるのでは」と直感した。

それがオートファジーを肉眼で初めて確認した瞬間だった。「人が注目しない研究をするのが好きでした」。と。オートファジーには多くの謎があるという。白いあごひげに、おうようとした学者人生を感じる。鶴賀を通るときは何時もそれなりに衰えている。そんないつもの安全な敦賀でありたい。これってあまりにもファジーか。
【2016/10/05】 | ページトップ↑
テーマ性のあるまちづくり
Date:2016-10-03(Mon)

先日、ある中華料理店が敦賀の店を閉め、関西に新たな拠点を求めて移転した。環境にやさしい食材にこだわっていた。よく利用しただけに残念だ。また、ロードバイクなど本格的な自転車を販売するサイクル店も数年前に撤退。共通ではないが、やはり量的な問題があるようだ。

何かを発信するにはきょてんが必要だ。例えば、環境に優しい自転車で、観光振興や健康づくりを推進する自治体が増えている。スピードがでる自転車がふえるほど自己も事故のきぼも大きくなるが、それには施設の整備もあろうが、マナーも必要になる。

身近なところでは、琵琶湖、毎年といって施設が整備されている。例えば、びわ湖一周ロングライド2016は、約150キロを9時間半以内で走りきる大会。走ると整備状況とボランティアを含めたマナーも感心する。

敦賀にあった自転車店も今庄の365スキー場をスタートして琵琶湖、熊川宿を通り、三方五湖、敦賀を通る山あり湖あり、観光名所と組み合わせたコース。民間団体の開催だけに行政や警察と事前の打ち合わせや苦労は大変で、私もボランティアとして参加したが、それでも参加者は年々、増えていたが、苦労の大きさにイベント開催は取り止めとなった。

2度ほど走った「しまなみ海道」はしんどいが楽しい。大会もトイレや給水、空気入れの貸し出し、情報発信を行う休憩所を提供するガソリンスタンドや小売店などがあり、住民を含め受け入れ態勢が整っている。

尾道市も含め、環境に優しい自転車で、観光振興や健康づくりは、ひとつの一大イベントでサイクリストの数も増加。施設整備も必要だが、それにもまさる経済効果があるとか。
【2016/10/04】 | ページトップ↑
市立看護大学への大学院、助産学専攻学科の設置と市内への就職
Date:2016-10-03(Mn)

台風18号の進路が心配だが、9月の高気圧が覆って続いた30度前後の蒸し暑さが一段落。つかの間とはいえ、10月の朝晩の涼風が全身に心地いい。一方、市内に若い学生のアルバイトを数は少ないが見かけるようになった。

ところで、敦賀市立看護大学について、新たに大学院と、助産師の育成を目的とした新たな学科を、平成30年度をメドに設置するとの報道。大学院は28年度末、新学科は29年5月をメドに文部科学省に認可の申請書を提出し、平成30年度の開学を計画。

敦賀市が8月にまとめた「敦賀市再興プラン」の中で市立看護大学に平成30年度をメドに新たに大学院を設置する計画を盛り込み、看護師確保とひとつの人口減少対策ともなる。

当初の予定通り、着々と計画が実行されていることでもあり、関係者の努力に敬意を表したい。また、設置当初より受験倍率も高く優秀な学生も多いとか。

また、助産学専攻科の設置も看護専門学校以来の悲願で、敦賀の産婦人科医師の不足を補うものとして考えられていた。ようやく1年間学ぶことで助産師の国家資格を受験する資格を得ることができ、地域の助産師の確保にもつながる。

ただ、心配はどれだけの学生が敦賀市内に残ってくれるか、市税を投入し、市立敦賀病院の看護師不足とレベルアップが目的だっただけに、敦賀出身者が少ないこと、など頭痛の種だ。先日の私の一般質問に市立敦賀病院の院長も同じ心配をしていた。苦労してつくった看護大学だけに市内に残らないで市外、県外に就職先を求めるとしたら本末転倒でもある。
【2016/10/03】 | ページトップ↑
負のスパイラル
Date:2016-10-02((Sun)

豊洲市場の地下空間。有害物質あったところだけに信じられない話が連日、賑わす。

ところで、これこそノーマーク。1974年、中国。果樹園で井戸を掘っていた農民が、不思議な陶片を見つけた。等身大の兵士や馬など推定8千体。秦の始皇帝の兵馬よう。

歴史書にも全く記されていなかったから、始皇帝の死後すぐに秦が滅んだのも、兵馬俑が忘れられた理由だろう。2200年の間、語り継がれることなく、分裂と統一という激動の中国史にうずもれた。これは是非ともと思っても今日で大阪の特別展示も終わる。

わかっていても出来ない。データで見えていても対処できない。景気が悪くなると消費や投資が減り、売れないので物価が下がる。デフレの状態だ。企業の業績が悪化し、賃金低下や失業増につながれば、デフレはさらに進む。

この負の連鎖をデフレスパイラルとかつて習った。日本では、繁栄を謳歌したバブルがはじけて以来、デフレとの戦いが続く。異次元の金融緩和、マイナス金利と、手を尽くしてもデフレ退治は容易ではなく、構造改革の道もDしい。

敦賀の景気はどうか。有効求人倍率1、56倍からすると、けっして悪くない。ただ、人口減少の歯止めはかからない。デフレと同じように負のスパイラルに入っているのだろうか。
【2016/10/02】 | ページトップ↑
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