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議会基本条例と総合計画
Date:2010-08-03(Tue)

「暑い、暑い」の連発だ。昨日は、朝より市民クラブの打ち合わせ、笙の川整備期成同盟会総会、昼は議会運営委員会、議会の勉強会と時間が流れた。

話を変えるが、疲れた体には冷えた水仙まんじゅうが、ほっと一息つくうまさがある。ただ、冷蔵庫で冷やしすぎるとすぐ白くなり、固くなってしまう。日持ちもしないし、常温では今ひとつ。これが難点だ。そんなわけで、遠くへのお土産には適さない。敦賀に来てもらって地元で食べるシンプルな菓子なのである。

いま、全国の地方議会で改革は、流行的に進行している。二元代表制といいながら、市長としての動きは速いが議会としての組織的な動きがあまりにも鈍い。これも、その地域の住民が、議員が自ら行う改革であり、お土産にはできない。住民意識の高い自治体は、自ずと改革の進行は速く、遅れをとる議会の動きは当然ながら鈍いとなる。それだけ、自律的な緩まない改革が求められるともいえる。遅れながらも敦賀市議会もようやく改革の形を市民に示そうと動き出した。

その改革を確実に進める手段として「議会基本条例」の制定した議会が全国で100を超え、全国的な広がりを持った動きになっている。これまで、首長提出議案は従来、99.9%が原案通り可決されてきたが、ここ数年の各議会では予算案を議会の判断で修正するケースが目立ち始めた。討議の場としての議会は、少しずつだが着実に機能し始めている。

昨日の議会運営委員会では、議会基本条例制定に向けてまず実践的に、議会が組織として説明責任など、議会として直接、市民と語り合う『報告会』の行うこと、新たな歩みを始めようと決めた。

また、午後3時から始まった「議員の勉強会」では、形骸化しつつある「総合計画・基本構想」について、どう議会として対応するか、議論を交わした。総合計画は、地方自治法では地方自治の憲法と言われるくらいの位置づけにありながら、棚上げ的な存在であった。

10年後の敦賀のビジョンをどうするか、具体的な姿が見えない総合計画・基本構想では、絵に描いた餅だと言うのが私の意見だ。人口目標をどうするのか、産業構造をどうするのか、それに伴うガイドライン的な具体策のない、総合計画はあり得ない。

総合計画を実践的に見直そうとする動きもここへきて、改革のひとつともなっている。例をあげると、市長マニフェストと総合計画、議会による議決の三つが連動する仕組みをつくった西寺雅也・前岐阜県多治見市長の「多治見モデル」がある。

財政危機下での自治体変革モデルとして、それも、議会の機能を尊重しての改革だ。「マニフェストを掲げて当選した首長は、専制君主にもなり可能性もあり、議会のチャックがなによりも大切だ」と、著書『自律自治体の形成』で述べている。

いずれにしても、少子高齢化、人口減少社会とこれまで経験しなかった時代の転換期、議会は一つの組織、塊として住民の前に登場し、責任を負う時期に来ている。議会が動けば動くほど市長とのあつれきも大きくなるが、逆に、争点が、市民とっては分かりやすく見えやすい構図となる。これが二元代表制の良いところであり、ここを乗り越えて住民の関心が高まれば、本当の自治が始まるともいえる。遅れながら、敦賀市議会も基本条例制定に向け動き出したところである。
 
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