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子どもの頃の聞かされた戦争体験が・・・
Date:2010-08-16(Mon)

戦後65年、いまだに当時の真実が明らかになってくる。人口の76%以上が戦後生まれで占められるようになったとか。戦争を知る人が年々少なくなっている。昨日のNHKの報道など、最近はどの番組も戦争に正面から取り組んだものばかりだ。それでも、幼少の頃、両親から聞かされた戦争体験はいまだに鮮明だ。

朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」をみて、漫画の奥底にあるものが、何か、恥ずかしながらはじめて理解できた。水木さんは戦争の体験者だ。ドラマの中でも一心不乱にペンを走らせる姿が印象的だが、そこに極限の戦場体験が何度も出てくる。偵察に出た先で仲間9人が爆撃で戦死、一人生き残った。強烈な臨場感は体験だから。両親の戦争体験と重なるからなおさら興味深い。それと、たくましい暮らしぶりは、どこか懐かしささえ覚える。昭和30〜40年代、日本中に身近にあった雰囲気。戦争を体験した世代の辛抱強さが、戦後の復興や経済成長を支えた。

もうひとつ紹介したいのは、この夏、一流作家がこぞって戦争をテーマにした作品が多いなかで、私が読んだのが、浅田次郎さんは「終わらざる夏」。最初は、どこかとっつきくいが、読みだすと止まらない。

上下巻合わせて900ページ。大本営の高級参謀、赤紙を配達する役場職員、45歳で応召した編集者、疎開児童と先生、勤労動員された女子学生・・・これほど重層的に「戦争と人間」をとらえた小説も珍しいのではないか。これも両親に聞かされた戦争体験の記憶とからませながら、読むとその実態が重なるから興味深い。

庶民の苦悩と悲しみが満ちている。話は変わるが、鯖江に多くの赤紙が残っていた。このNHK番組も見ごたえがあった。

ただ私としては、どんな報道も番組も本も、子どものころ、両親から聞かされた戦争体験が、何よりも身にしみている。戦時中、なんでも天皇陛下のための話、戦後、母が語った物資がない生活はみじめだった話。別世界のようだが、両親の実体験には説得力があった。

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