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失われた10年、20年・・・・。
Date:2010-08-22(Sun)

甲子園はなんといっても夏だ。このくそ暑いさが肌に鮮明に記憶として残る。声を張り上げての母校応援ほど懐かしいものはない。

高校3年生最後の試合でもある。夏はまさに実力勝負だ。まさに熱闘甲子園。きのうの決勝には唸らされた。快勝と言うか実力と言うか、驚かされた。沖縄・興南の史上6校目の春夏連覇。

それにしても暑い。お盆はとっくに過ぎたのに猛暑。それでも、早朝のひんやりとした風や、どこか力強さを失ったような夕方の日差しに、かすかな秋の兆しを感じる。

その気配に焦りを募らせていたのは、子どものころだ。あと10日、まだ10日。あと1週間、もう1週間…。宿題のことは頭の片隅にある。それでも、ぎりぎりまで手を付ける気にならず、怠惰な日々を一日ずつ引き延ばす。ある人は熟成をまっての実行と言い訳をするが、悲しいことに大人になっても、人の習性は簡単に変わらない。

先送り、後回し、期限切れと続く。ただ、今の政治にはなじまないことは確かだ。円高、急激な株安。緊急事態に手をこまぬいて、対応を1日延ばしにしかねない。暮らしを支える国家の基盤が熟成を通り越して、失われた10年が20年が過ぎようとしている。

ところで、茨城県で実験用原子炉に日本で初めての「原子力の火」がともったのは、1957年8月27日。間もなく満53年になる。地球環境問題の切り札と言われ、「失われた10年」とも20年といわれるほど、先送り、後回しの課題も多い。慎重に地道にいえばそれまでだが、・・・。

身近なところでは、昨日もエネルギーや科学技術への関心を持ってもらおうと、敦賀市の若狭湾エネルギー研究センターで科学の実験などを体験できる催しが開かれた。

会場には、エネルギーや科学技術に関するさまざまなブースが設けられ、子ども達で賑わった。センターが開発した太陽の光を集めて最高で2000度もの高熱を作り出す「太陽炉」を紹介するブースでは、ホットケーキを焼く実験が行われた。

子どもたちに科学への興味を持ってもらえるようにとの催しには大賛成だ。ただ、若狭湾エネルギー研究センター発足(平成6年9月)から16年。初代理事長の垣花先生が語っていた国、県、民間、地元が一体となっての研究機関との構想も「陽子線がん治療」を福井市への誘致が決まって、その輝きを失ったとも思える。発足当時の意気込み、熱意は今どこにと言った様相だ。

エネルギー拠点化構想に受け継がれてはいるが、昭和56年の「アトムポリス構想」からすると30年。ようやく連携大学、研究所、訓練センターなど一つひとつの設計図がようやくできた。構想、計画、建物設立までは熱心だが、それ以降の取り組みが肝心だ。


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