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風あざみ誰のあこがれにさまよう・・・・

Date:2010-08-31(Tue)

今日で8月が終わる。古いが、井上陽水のフォークに「夏がすぎ風あざみ誰のあこがれにさまよう青空に残された私の心は夏模様」と思い出す時期でもある。夏への郷愁だが、そのまんまの夏が続いている。窓を開けて寝ても汗びっしょりだ。

昨日は、議会運営委員会。9月6日から始まる議会の運営と、その後の報告会の実施要領について話し合った。本日の9時半からの全員協議会で全議員に説明される。敦賀まつりが始まるが、一方で頭は9月議会モードとなる。

ところで、全国大で小沢一郎氏と菅直人首相が全面対決かと思いきや、話合いムード解決、トロイカ体制へとの報道が早朝より流れている。小沢氏は、「剛腕」「強権」「闇将軍」と評され、今の時代、この剛腕が必要な政治情勢だが、世論が許す状況ではない。小沢氏は過去14回の総選挙、3回の党首選とも落選の経験はない。常勝の極意は勝てる選挙にしか出ないというのが通説。今回も勝算ありと踏んでの出馬か。一方で、マスコミ論調、世論調査で様相が変わってきた。それが話合いとなるのか、地方議員としては納得できないことが多い。

ちょうど1年前の昨日、総選挙で民主党が308議席を獲得し圧勝、新聞に「政権交代」の大見出しが躍った。立役者は党にあらず。歴史を動かしたのは、変革を求める民意のうねりだった。それが1年たって、談合か、一両日の動きは、国民目線での党首選があるのか、私も納得できていない。

いま、ちょっとかたいが、ベストセラーの本を紹介したい。米ハーバード大で政治哲学を教えるマイケル・サンデル教授の講義録「これからの『正義』の話をしよう」(早川書房)が30万部を超えるベストセラーになった。NHKの「ハーバード白熱教室」も面白い。人気の秘密は、教授が投げ掛ける興味深い質問に学生がどう答え、どうコメントするか。賛否が分かれるような社会的な問題をとことん論議し、考え抜く姿勢にあるように思う。

例えば、船が難破してボートで漂流する4人のうち3人が1人を殺して食べて生き残った実話を紹介し、学生にその是非を問う。全員が餓死するより弱っている1人が死ぬ方いいのか、人の倫理を守って全員が餓死するのがいいのか、極限の問題を取り上げている。

また、「米国の金持ち上位1%が国中の富の3分の1以上を保有」していると指摘した上で、「貧困者を助けるために富裕者へ課税すべき」かどうか−。日常の素朴な疑問にも、さまざまな角度から論理的に検討を加えていく。そんな手法が、権力闘争や談合、密室政治に嫌気がさし、気分に流されやすい日本の政治風土からみると新鮮に感じられるのかもしれない。

一年前、国民が求めた政権交代は、議論の過程、政策論争など政治風土の変化をもとめていたのかもしれない。報道をきくにつけ、代表選に秋風を感じる。

冒頭の陽水戻るが、「風あざみ誰のあこがれにさまよう青空に残された私の心は夏模様」と、夜、コオロギの澄んだ音色が響き、自転車を止め、目を凝らせば、コスモスのつぼみが膨らみ始めた。「風あざみ」の季節は着実に訪れている。
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