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情報発信の難しさ
Date:2010-11-19(Fri)

長く暑い夏と短い秋がすぎて、本格的な冬が迫る中、喪中欠礼のはがきが届き始めた。あらためて季節の移ろいを感じる。昨年は、わが家も年賀状から急きょ、喪中欠礼に変えた。

年を重ねれば、取れば喪中の通知が多くなるのは仕方がなく、知人や友人の親族の不幸を悼むときとなる。そして同時に思い浮かぶのが年賀状だ。その年賀状、書くことが楽しいか、面倒か、どちらだろうか。若いころはせっせと手書きしたものだが、いつの間にか業者に印刷を頼むようになった。

ところで、NHKは17日、総合テレビで日曜朝に放送中の「週刊こどもニュース」を来月19日で終了すると発表した。1994年4月にスタート。おとうさん役のキャスター、池上彰さんの分かりやすい解説が人気を集めた。議会報告会でも「池上さんニュースにようにわかりやすく説明してほしい」と要望を受けたばかりだ。当初は日曜朝の放送だったが、2000年4月から土曜夜に移動。橋田賞、放送文化基金賞を受賞するなど高く評価された。

が、今年4月に日曜朝の放送に戻った後は、視聴率が振るわなかった。また、最近では当初想定した子供でなく、議会での要望ではないが、高齢の視聴者が大半を占めるようになったため、番組の位置づけを見直すことになったとか。

国家に関する情報は、大本営ではないが、「お上」といって、せき止めれば庶民にはなかなか届かなかった。ただ、戦争末期、高い所から低い所へと水が流れるように、庶民は、日本の敗戦を知り始めた。いまは、いかにわかりやすく伝えるか、これが議会にも求められる。このことを議会報告会でしみじみと感じた。

話を飛躍させるが、「覆水盆に返らず」。情報は器からこぼれただけではない。インターネットという手段を個人が手にし、情報発信できる水路が張り巡らされた現代。映像はコピーされ、あふれ出した。縦横無尽に流れた情報は大河のような広がりと力を持ち、政府を慌てさせた。大河をつくったのは見ず知らずの個人の集まり。情報は蛇口をひねるような手軽さで、不特定多数の人に届いた。

映像が流れてから12日余。国会は「流出」をめぐり混迷し、是非についての議論も続く。流出元への捜査も曲折している。身近な市議会もRCNで一般質問などが流れ、そのやり取りを茶の間でみている。昨日、メールで「身近な議会を目指しての『議会報告会』と議員は語っていたが、RCNですでに身近だ。議員に期待するのは、わかりやすい報告ではない。ぼそぼそでもいいから、どう敦賀を考えるのか、どうしたいのか、それぞれの意見を聞き、一緒に考えたい。それが報告会ではないか」と、意見、要望も多種多様だ。

情報をどう伝え、意見をどううかがうか、ほんとに難しい時代だ。RCN,ネット、膝を突き合わせての対話と、議会も難しい時代だ。それでも、工夫と知恵をめぐらす時代でもある。

冒頭の話で、勝手なもので、こちらから出すのは面倒でも、届いた年賀状を手にするのはやはり楽しい。そう感じるうちは、年に一度の初便りに精を出すのがいいかもしれない。
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