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地域を支える民生委員
Date:2010-12-09(Thr)

寒さが身にしみる。今日はどうも、寒気を伴った低気圧が接近するとか。強風と高波、雷と予報の言葉が気になる。そろそろ雪おこしか。

昨日は議会の一般質問2日目。総合計画基本構想で敦賀市の一番に来る課題が福祉の向上との話があった。福祉を地域で地道に地道に支えているのが民生委員だ。なり手も誰にでも任せることもできないが、引き受けても少ないのが現状だ。

以前、ある民生委員から相談を受けた。民生委員は、法に基づき、地域の人が委嘱される。身分は「守秘義務のある非常勤の地方公務員」。福祉の世話役として頼られる一方、秘密が多いだけに評価されることも少ない。本来、ブログで書くことも許されないことが多い。ただ、地域で事件が起きれば、批判を受けることもある。まさに、「縁の下」的存在だ。

最近は、民生委員の活動のうち、一人暮らし高齢者の見守りが大きな比重を占めるようになった。ある町内でも高齢化が進む地域が敦賀市内でも増えている。

今年、全国で次々と明らかになった不明高齢者問題で民生委員の活動に注目が集まったが、個人情報保護の時代、その活動は決して容易でない。個人情報保護法との関係はほんとに難しい。

民生委員は守秘義務を守る立場。引き継ぎも慎重だ。自治体からの情報も限られる。民生委員というのは基本的に支援を求める人のための制度。高齢者だからといって、すべての人が助けを必要としているわけではない。

当然、情報も限られる。現実は、引き継ぎの中で得た情報や区長さんからの助言など、自分の足で地域の情報を得ている。毎日、一人暮らしのお年寄りを訪ねる方もいれば、それなりに活動する方と、一人ひとりを評価することすら難しい制度だ。

マンションが増える地域では、民生委員が自分の足で得る情報には限界がある。高齢者を狙った詐欺事件、悪質商法などが多発する中、人間関係への警戒感、不信感から、民生委員とのかかわりをも拒む人がいる。

一人暮らしの多い敦賀市。マンション住まいも多くなると、そのかかわりが一層難しくなる。昨日の議会でもDVや虐待が話題になったが、民生委員の関わり方、自治体からの情報、今のままで充実した活動を継続していくことが可能か、超高齢化社会になる中で、どう対応したらよいか、慈善事業だけでは済まない割り切った対応しかできないのも現実だ。難しい課題があまりにも多い。

災害時の安否確認、支援、救助となれば、それは限界だ。個人情報保護法も足かせとなっている。だんだんとご近所付き合いをしなくなった社会、無縁社会ともいえる社会をどう支えるか、ボランティアだけではどうにもならない。区長さんは「誰もなり手がいなので、なんとか民生委員に」と懇願してやっと引き受けてくれる現実を見つめ置く必要がある。
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