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読み、書き、そろばんの大切さ
Date:2010-12-22(Wed)

今日は、「冬至」。子どもの頃、冬至カボチャとユズ湯と母親が何度か続けてくれた。季節の大きな節目でもある。この日を境に一年で一番夜が長い日からだんだん短くなると、考えるとなぜか希望がわいてくる。寒さに向かうとは違った実感だ。

ただ、この実感も「日の入り」はすでに少しずつ遅くなり、日の出もまだしばらくは遅くなるため、分かりづらい。4年に一回、正月過ぎ、夜6時頃から8時にかけて、歩き回ると実感できる。選挙モード感覚だ。

昨日の続きだが、磯田道史さんの『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書)、磯田さんが入手した古文書、猪山家の詳細な入払帳(家計簿)を見つけた。幕末前後36年分が完全な形で残っていたのだから驚きだ。

それを読み解き、分析し、今の貨幣価値に換算しているところが出色だ。猪山家は借金返済のために家族全員の所持品を売り払うことになった。その売却リストと売却額が事細かく記されている。行灯(あんどん)、銀7匁(もんめ)(今の値段なら2万8千円)と、日々の生活感が漂ってくる。何よりいいのは計算書が細かく正確なことだ。家族に宣言し、破産寸前の家計を「そろばん」で防いだ。

昨日は、馬淵国土交通相の記者会見で、北陸新幹線の金沢―敦賀など整備新幹線の未着工3区間の建設について、またまたの先送り。理由は、財源確保など着工のための5条件のクリアできていないこと。これまでも何度も言われたことだ。菅政権になって、なんとなく予想されていたとはいえ、現実になると、・・・。昨年の先送り、夏の先送り、今回の先送り・・、それも国の「そろばん勘定」と、市民は冷ややかだ。

「武士の家計簿」に話を戻すと、加賀藩といえば百万石の名が付くように大藩。その加賀藩前田家でも幕末のこの時期、財政は火の車。「御算用者」と呼ばれる経理係が150人もいたとか。藩の財政をチェックする役目だ。藩の財政が苦しければ、武家の生活も例外ではない。立て直すにはそろばん勘定が大事だということに変わりがない。時代が変わろうと、読み、書き、そろばんの大切さは変わらない。

ところで、昨日は、日本原子力発電が2012年度の開設を目指す敦賀地区新安全研修施設の安全祈願祭。沓見のグランドに久しぶりに上った。ここからの野坂山の眺めはいい。施設はプラントの仕組みを立体的に学べるシミュレーター室や運転訓練施設、宿泊施設などを備えたもの。

研修施設の整備は県のエネルギー研究開発拠点化計画の一環。原子力工学や放射線管理などを学ぶ授業と、プラントシミュレーターなどの最新機器で運転やメンテナンス方法を学ぶことができる。高度な知識と実践的な技術が集中的に学べるもの。

原子力の安全にも、教育分野こと、時代が変わろうと、「読み書き、そろばん」の基礎が大事だということには変わりがない。今日の「冬至」からの日が長くなる、寒くなるが、少しでも明るくなる「希望の感覚」を持ちたいが・・・。
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