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成功とは、失敗に失敗を重ねても、情熱を失わない能力のことだ
Date:2010-12-23(Thr)

難しい時代、どう切り開くか、過去の先人の教訓は大きい。敦賀で言えば大和田荘七の奮闘は、明治以降の敦賀港発展の歴史でもある。その一つひとつにヒントがあるようにも思う。

世界に目を向けると、困難な時、どう危機を切り抜けるか。名言集はありがたい。「ウインストン・チャーチル」の言葉は、いま必要な言葉ではないか。

チャーチルの最大の功績は、ナチス・ドイツ軍に追いつめられた英国を勝利にまで導いた救世主としての手腕に尽きる。数々の名演説や明言には、逆境に立ち向かう指導者の不退転の決意が込められた。なかでもいまの菅政権に聞かせたいのが、

「成功とは、失敗に失敗を重ねても、情熱を失わない能力のことだ。」と。

もうひとつは、これがうってつけかもしれない。

チャーチルは「もし、われわれが昨日のことでいささかでも分裂することがあるなら、われわれは明日敗れるだろう」と、団結も訴えた。

ところで、昨日、県内初のプルサーマルが静かな始動となった。一時期、プルサーマルといえば、新聞やテレビを賑わしたものだ。十数年前、県議会でも相当の議論が交わされた。プルサーマルとは、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを一般の原子力発電所で燃やすもの。

昨日、原子炉を起動し、23日未明、連続して核分裂が起きる「臨界」の状態になったか。福井県でのプルサーマルが事実上、スタート。順調にいけば、25日に発電を始め、営業運転の開始は来年1月下旬になる見通し。
本来であれば、平成11年に国内で初めてプルサーマルを実施する計画だったが、英国製の核燃料の検査記録ねつ造が発覚したことをきっかけに、11年の遅れ。もんじゅの事故後14年も長過ぎたが、11年も長かった。

結果として、国内で初めてプルサーマルを実施したのは、九州電力・玄海3号機が先陣を切った。安全性は第一が何よりも原則だ。ただ、プルサーマルは、現在、運転中の軽水炉でも、ウラン239からプルトニウムが生まれ、運転中に燃やされる。ただ、わかりやすい説明と時間は必要なことは、11年の時間が教えているように感じる。ここでもチャーチルの言葉が生きる。

昨日の、新幹線「先送り」に知事は厳しい発言をしていた。ここはじっくりと構えていくことが肝要ではないか。「もんじゅカード」とか、「離党カード」とか、私は駆け引きにも限界があると思っている。

また、民主党が政権公約に掲げた、子ども手当もそうだが、後期高齢者医療制度の廃止と新制度への移行スケジュールが怪しくなってきた。厚生労働省は来年の通常国会に新制度の関連法案を提出、2013年3月からの移行を目指していたが、ここへ来て民主党が「待った」をかけた。

いくら、統一地方選挙があるからと、理由にはならないのではないか。新制度は、75歳以上の低所得者を対象に実施されている保険料軽減策の縮小や70~74歳の窓口負担の引き上げなど、高齢者に広く負担を求める内容。確かに受けがいい話ではない。

野党の反対で、提出しても成立が見込めないことは確かだが、同じような事態は、12年度施行予定の介護保険制度改正でも起きている。高所得者の利用料引き上げやケアプラン作成の有料化などを盛り込む改正案も暗礁だ。

高齢化が急速に進む中、医療や介護などの制度をやりくりだけで維持していくのは限界だ。高齢者の負担増を避けるとするなら、現役世代の支援、子ども手当も限界だ。税負担の在り方論議など、これも先送り感が強い。昨日、野田大臣は消費税論議の必要性を語ったが、すべてが先送りでは信頼は得られないのではないか。

90歳を迎えたチャーチルは「もうすっかり、いやになったよ」だったが、ドイツとの交戦で極めて苦しいとき、こんな言葉も残している。

「絶対に屈服してはならない。絶対に、絶対に、絶対に、絶対に。」

最後にひとつ、チャーチルの言葉はいい。「未来のことはわからない。しかし、我々が生きてきた過去が未来を照らしてくれるはずだ」・・・。

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