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新幹線問題の影響
Date:2010-12-28(Tue)

馬淵国土交通相は、昨日、政務三役による整備新幹線問題検討会議を開き、来年度政府予算案に盛り込んだ新幹線予算の配分と金沢―敦賀間など未着工区間との考えを明確にした。「まず既着工区間を早く整備し、その後に未着工区間というのが普通」と。

2014年度末開業を目指す北陸の長野―金沢を軸にした既着工区間に優先して充てる。具体的には、来年度の整備新幹線予算2950億円(国費708億円)で、保留予算を除く内訳は北陸が最も多く本年度比80億円増の1780億円。このほか北海道(新青森―新函館)880億円、東北(八戸―新青森)40億円、九州・鹿児島ルート(博多―新八代)60億円、同長崎ルート(武雄温泉―諫早)100億円。といずれも、北海道と長崎県には絡んでいる。福井県は何の絡みもない違いがある。

わずかといえ、新規着工が決まった場合に使える留保予算は本年度と同額の90億円を確保。とあるが、実際は今年度と同様、使われる見込みはない。

既着工区間と未着工区間と明確にし、格差をつけた形ではないか。昨年度よりも後退した結果でもある。

私は、ずいぶんと前だが、山陽新幹線で岡山が終着駅となった時代をみてきた。高度成長下だったからかもしれないが、そのめざましい発展は目を見張った。それまで中国地方の中心地は広島、それを追いつくかのように勢いだった。

敦賀でもそれほどでもないが、福井市の若者は、金沢に出かけることが多い。私も金沢に父の墓があるため、年に何度か訪れるが、福井市と金沢市の格差が目立ってきた。データ上も人口、高齢化率、路線価など、10年、20年単位でプロットするとその格差が目立つ。この違いは「空港」と魅力と金沢の友人ははっきりと答えた。

その上、新幹線が金沢までとなれば、なおさらだ。また、福井という地名の認知度も低い。人口減少社会での福井がどうなるのか、国の社会保障・人口問題研究所の予想もシビアだ。県庁所在地で近隣の大津市、岐阜市と比べても落ち込みが厳しい。

福井市と敦賀市は違うとある人は言うが、路線価など基礎データは、意外に福井市と連動している。

福井県民の世論調査は数字はしらないが、多くは「新幹線はいらない」と答える。米原に近い敦賀市民は「いらない」との答えがさらに多いことは確かだ。

身の丈にあったまちづくりを語る方も多い。けっして間違えではないだろう。だが、長年、金沢と福井をみてきて、駅周辺や商店街、片町や香林坊の違いなど、目に見える格差が気になってしかたがない。それが介護、医療まで影響している。医師の数も、金沢大が関係もあろうが自然と集まり、それも優れた医師も多く、敦賀から福井を飛び越えて、金沢に出かける方もいる。

それが、今後、新幹線問題とどう関係するか、あまりにも時間が長いので、わからないが、新幹線の金沢止まりは、もっと格差を加速するような気がしてならない。敦賀への影響は、どうか、定かではないが、同じ福井県である以上、これからも福井市に引きずられる敦賀と言うことを考えておくことは大事だ。医療、年金、介護といった社会保障まで。

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