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大きさと風化(敦賀のゴミ問題)
Date:2008-03-24(Mon)

昨日は、JA敦賀の総代会。出席者も多い。組織的にもしっかりしている。ただ、高齢化が急速だ。後、西公民館をお邪魔する。

JAでもないが、私の小学生か中学生時代の60年代、高度成長中、CMの「大きいことはいいことだ」のキャッチコピーがいっせいを風靡した。日本が拡大した。所得、人口、町と敦賀市も大きくなった。増加に歩調を合わせて企業も巨大化。まちは大都市化、東京も一極集中、市町合併を続いた。ただ、「大きいこと」はけっしていいことではない。中身だ。高度成長のつけともいうべき、「日本最大級」の敦賀のごみ問題はけっしていいことではない。

もうひとつ、ブームというものがある。讃岐うどんも、映画化にもなり、香川県で全国ツワー版の食べ歩きツワーもさかんになった。ところが、最近はそれもほとんどなくなった。また、瀬戸大橋ブームも見事に利用者を減らした。地方にはこの反動の大きさが響く。

また、長いブームを誇っていた焼酎ブームもピークを迎えたとか。先日、新聞報道で、日本銀行鹿児島支店が、焼酎ブームの終焉をまとめた。00年から04年度までの平均6.5%あった全国の消費の伸びが05年から06年度は0.2%まで落ち込んだ。麦から芋へ。消費者のニーズは変わったが、次がない。芋の一人勝ちだった、それでも、うどんと焼酎は残る。私も好きだ。

ここまで書きすすめたのも、敦賀のごみ問題が、最近でこそ、抜本的工事が始まり、マスコミ各社に取り上げられる機会が増えたものの、その取り上げ方が、過去を追うことがあっても、その真相のとらえ方が、「日本最大級」とか、「黒い影」とかいうものの、その真相をえぐる様な記事に出合わなくなっ
たとの印象が強い。このあとが心配でもある。大きさと黒い影は語れど、ブームというよりも、風化が始ったとの印象を持つ。

残された課題というわけでもないが、一つは、敦賀市民が約7億円、まかり間違えれば、他市町村が払うべき13億円という工事の負担金を負うかもしれない現実と、二つは、一般廃棄物の搬入はゼロにも等しい敦賀市がこのゴミを未来永劫、背負い管理するという現実を誰が負うのだろうか。

敦賀市、敦賀市民にほかならない。ある新聞社は、『福井県や敦賀市の責任を問う自治体も多く、交渉は難航。約1億6000万円の負担を求められている南那須地区広域行政事務組合(栃木県)は「負担に法的根拠がなく、負担割合の算出も不透明。各議会に説明できない」と話す。』と中立的論調で語るが、裁判所も時効と判断され、福井県は「敦賀市に瑕疵(かし)あり」と言われ、いくら反論しようが、どうにもならない現実を、誰が責任を取ってくれるのであろうか。

かつて、厚生省から福井県に出向した課長は語った。「進も地獄、止めるも地獄」と。「万全でなくても前に進んで対策では・・・」。市民にとっても苦渋の選択だ。誰が好きこのんで、7億円という対策工事費を市税で負担するだろうか。敦賀市は豊かとはそんな問題ではない。

自治体が自治体に廃棄物処理法で、「排出者責任」だけを根拠に対策工事費をいただこうというのは、いまだかつてない。至難の業だ。本来、排出者である自治体が、その自治体のエリアで処分する費用と、敦賀市の土地で、負担する費用は、格段に違う。お互いの痛みを分かち合うのが自治体同士だということだ。責任のなすりつけ合いをする時期は過ぎ、現実にゴミは敦賀市に残ったことを忘れないでほしい。自治体が自治体を裁判所に訴えることほど愚かなことはない。


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