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電力消費量更新と消費税
Date:2011-01-22(Sat)

大寒の20日、北陸3県などの1日の電力消費量が過去最多の記録をまたまた更新した。北陸電力が福井県内に供給した20日の1日の電力消費量は、2942万kwhで、この冬最も多くなった。

電力業界には、電力なりに常識がある。北海道電力なら冬場の記録更新は理解できるが、北陸三県での更新。それほど、この冬の寒さとエヤコンの普及が顕著だということだ。分析を待たなければならないが暖房需要は電力4割を超え、それになにかプラス要因があるかもしれない、直近では景気の回復もあるかもしれないが、社会現象では核家族化による世帯数の増加は、社会そのものの福祉などのきしみにも通じる。社会構造の変化でもある。

ところで、参議院選挙前と同様、消費増税をめぐる論議が熱を帯びてきそうな気配だ。今回は増税派と慎重派が真っ二つとなりそうで、これまでになく論議の行方が注目される。

動きを加速させたのが、菅直人首相の再改造内閣への与謝野馨元財務相の入閣であることは論を待たない。さんざん民主党を批判してきた人の与謝野大臣の動きが見ものだ。

与謝野氏が元原電社員ということもある、先輩の話や原電へのメッセージなど長年、注目してきた人物でもある。たいへん失礼だが、与謝野氏は、政治家というより行政マン、つまり官僚的なタイプの人のような真面目な方だ。そもそも政党などは視野になかったのかもしれない。

そんな与謝野氏だから国民のための仕事をしてくれるかもしれないと期待したいところだが、現在のような経済情勢で、消費増税にどんな展望を描けばいいのか。真剣な議論が望まれる。与謝野氏への期待もマスコミから見られるようになった。

マスコミの論調は最近変わってきた。批判も多いが、もうそろそろ誰かがやらねば、そんな感覚が漂ってきた。私も消費税については、国民の前に各党がまず全体構想を明示すること。そして国民に信を問う、まさに、国民に選択させるべきだろう。

衆院選へと政局がじわりと動きだす春を迎えることになりそうだ週明けの24日から通常国会が始まる。消費税を含む税制と社会保障制度の一体改革や法人税率引き下げの是非など日本の将来を左右する重要テーマが議論される。

与野党の激しい対立は必至の情勢だが、くれぐれも先の臨時国会の再現だけはごめん被りたい。鹿児島県阿久根市の騒動もその例だが、地方の疲弊は待ったなしの状況だ。社会保障の年金、介護、医療も地方だけではどうにもならない状態に至っている。敦賀市も医師不足、国保の一般会計からの恒常的な4,5億円の繰り入れなど市民生活に影響を与えている。

中国の漁船衝突事件などで民主党の迷走が目立ったが、失言や言葉尻を捉えて閣僚をこきおろし、互いに感情的になってやり合う場面が目についた。本来、国会は「言論の場」であるはずだが、「口論の場」と化した感は否めない。さらに、かつて「良識の府」と呼ばれた参院は「復讐の府」になったといわれる。地方の敦賀市議会でも最近は、ヤジも随分と少なくなった。静かだが、議論なかで活発さが出てきたと私は思う。

民主党もいつ立場が逆転するか分からない。「天に唾する」という例えもある。自制心のない口論や復讐のような対応が続けば、政治の成熟化はいつまでも望めまい。消費税の議論も棚上げにしないでほしい。

20年前60兆を超えていた国の税収は40兆円に下がり、経済大国第二位の地位を中国に譲ったGDPのグラフを見ると日本のこの20年間の停滞が目につく。そのきしみが弱い立場の医療、年金、介護に影響している。それも地方がだ。敦賀市も財政が豊かだといえども、弱い立場に真っ先に表れている。ほんとになんとかせんせにゃあかん。それほどがけっけぷちだ。

北陸電力の1日の消費電力更新は、電力会社としてはよろこばしいことかもしれないが、地球温暖化、社会現象,
社会構造の変化など裏読みすると、それほど喜ばしいとは現象でもない。
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