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前門の虎
Date:2011-02-02(Wed)

今日は、どうしても大雪の話題になる。腰痛からか、話の腰が定まらない。気ままにキーを打つことをお許し願いたい。県内各地の積雪は平年値を大幅に上回り2倍、3倍も超える地域もある。「敦賀はどうして積もらないのか」と、内心、ほっとしていた矢先でもある。北陸のドカ雪と重みを感じた一日だった。自らの車と近所の車だし、合わせて3台、手伝っただけで腰に来た。二十代の頃、屋根の雪下ろしを手伝った頃とは違うことを体がしっかり教えてくれた。

大雪2日目、50センチを超える積雪から一転、気温上昇と雨で積雪がずいぶんと減った。敦賀ならではの影響がある。道路の圧雪が悪路となる。それだけならいいが、屋根の雪で、曽々木でついに死亡1名、沓見の車による一酸化炭素中毒の重体。車のマフラーが雪でふさがれたために排気ガスが車内に流れ込んだのではないかと報道されている。ご家族にすれば、大雪の災難では済まされない。お見舞い申し上げたい。

明日3日は「節分」、4日に二十四節気の一つ「立春」を迎える。予報では、ようやく「冬将軍」から解放へ。56豪雪はこれでもか、これでもかと続いた。雪がストレスにもなった。今年の寒さも、ストレスになりかかった。一昨日の大雪も三日も続けばと思えば、気が楽になる。

ただ、今も、敦賀市役所3階の深夜、電気が灯る。昨日、夕方、部長以下職員が一堂、対策会議。一昨日から徹夜続きで除雪。気温上昇で圧雪も崩れ、路面はぐちゃぐちゃとなる。道路は悪路となり、軽自動車が動けなくなる。見て見ぬ人も多い。市への苦情も当然、多くなる。

「先ほど市役所に電話したんですけど、まだ来ないですよね、議員さんなんとかして下さいよ」と依頼を受ける、「夜になれば路面を出す本格的な除雪と始まりますから」と答えた。が、納得したかどうか。ある建設会社の方と話をすると「56豪雪の頃と、重機、人材共に物量、質ともに格段に違う」とか、背景には、雪が減ったこともあるが、公共工事の減少、景気、さらには、高齢化・・・と理由がどんどんと飛び出してくる。ここにも世相がある。

年末と同様、季節は気分を変える。節分と同時に寒が明ける。そして暦の上では春となる立春。日脚の伸びも実感する。冬至から日の出が20分近く、日の入りが30分も超えるほど遅くなった。小中学校も休校が昨日で終わりそうだ。春の足音が近づいている。しかし、早くもスギ花粉予測が発表。飛散量は昨年比数倍とか。前門には難問も待ち構える。

政治の話に変える。政治がテレビのワイドショーのトップになる。朝昼だけではない。夜の番組でも政治家がタレントして登場する。政治的な話題によっては、私たち議員より詳しい方も多い。それだけ、政治や政治家が庶民の地平に下りてきたという意味ではいいことだと思う。が、政治家の誇りのようなものは失われつつあるのではないか、とさえ、思うときがある。かく言う私が末端の政治家というより、最前線の議員と誇りと自覚と市議会の議会基本条例に盛り込もうとしている。

一昨日の「小沢一郎氏、強制起訴」の報道、福井新聞でも昨日の大雪で片隅に報道されたが、本来なら一面トップだろう。テレビでは昨日も衆院予算委員会を中継していた。ワイドショーと違い、そこは政治家の真剣勝負の場。小沢元代表のことが議論になっていた。野党の追及もテレビを意識しての批判や言葉の悪さが目立つ。

実力者の強制起訴はこれからどんな影響をもたらすのだろう。キーワードの一つが政局的には「求心力」である。小沢氏の党内での求心力低下は予想できるし、片や菅首相も判断を誤れば求心力はさらに弱まる。政策も大事だが、執行においては「求心力」も大事だ。市民、国民の信頼も欠かせない。

もっと怖いのは、不毛な権力抗争によって、市民が、テレビショー化を飛び越え、政治に無関心になっていくことだ。量と質が落ちてきている除雪の話ではないが、医療、年金、介護などもそのもののきしみも目に見えてきた。政治には、私たちの生活が懸かっている。目を離すわけにはいかない。政治の前門にも難問が山積だ。まさしく前門の虎のことわざだ。キーをたたきながら自分も議員だと言い聞かせる。
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