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民生委員の重要性は高まるが・・・・。
Date:2011-02-04(Fri)

今日は「立春」。季節の分かれ目で「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の中で「立春」の響きはいい。今年は冬の寒さと大雪でなおさらだ。今年は、昨日の節分と春節(旧正月)が重なった。神戸の南京町より春節の便りがメールとなって飛び込んできた。

いずれにしろ「春」の到来は待ち遠しい。節分も春節も元は中国から伝わった風習。だが、長い時間を経て私たちの生活の中に根付き、季節感や文化として今にしっかりと息づいていることを感じる。
一方で、敦賀市の8割を占める中山間地や、旧市街地など、雪の多さと高齢化は、生活そのものの状況変化があることを現実の課題として、感じるのである。

ところで、この大雪で、除雪ボランティアの募集が社会福祉協議会で始まっている。市役所の職員と共同の作業も企画された。高齢者や障害者世帯の支援も呼びかけている。56豪雪とは明らかに違った高齢化対応は、災害時の急務な課題だ。

行政と町内の高齢者などのパイプ役でもあり、相談役でもある民生委員の役割は、ますます高くなっている。にも関わらず、民生委員の自らなろうなど、なり手が減っている。各区長が拝み倒しての持ち回り的な選抜方法でなんとかしのぐ町内もある。住民同士のつながりが薄れる中、逆に、民生委員の役割はますます高まっている。

民生委員は市町村の推薦で厚生労働大臣が委嘱する。任期は3年で、守秘義務が課せられる。高齢者や生活保護世帯、子どものいる家庭などの相談に乗り、状況によって助言や行政への橋渡しをする。原則無報酬で、地域福祉の一翼を担う奉仕者といえる。ボランティアの極みでもある。それだけに精神的負担が大きい。

この大雪で民生委員の活動には限界があるが、その存在意義、存在価値を見せつけられたのもその活動だ。除雪も「大丈夫、おばあちゃん・・・」から始まり、「手伝おうか、車、出せる」と困っていることを言い出せないでいるところを日頃の関係で、引き出す。それだけ自分の災難が、「はずかしい」とする意識が強いのも高齢者だ。

さらに、民生委員と個人情報保護法で課題も多くなった。余談だが、昨年表面化した高齢者の所在不明問題を、東京の民生委員の粘り強い活動で発覚させた。それほど、個人情報保護法は、民生委員にとっては、ストレスにもなる。

自治体が家族構成や災害時に支援が必要な人たちの情報などを提供しないケースが増え、民生委員の活動に大きな支障が出始めている。敦賀市でもマンション化や住民の個人主義というか、プライバシー意識というか、民生委員が家庭を訪問しても面会を断られ、門前払いもあるとか。

高齢化や核家族化の進展で、敦賀市も人口の割には、都会並みに一人世帯の高齢者が多い。お年寄りの孤独死や児童虐待などの課題も予想される。民生委員の活動の場が多様化し、本来なら定数を増やしてもいいぐらいだ。減少する事態には何としても歯止めをかけたい。

書きながらも、手当の問題、守秘義務、個人情報を弾力化などどれも法律が大きな壁と現実のギャップを感じるのもこの制度だ。民生委員を任せきりではなく、役割分担で互いの負担を軽減するような対応も強めていきたいものだが、・・・。
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