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介護現場の悲鳴・・・。
Date:2008-0327(Thr)

昨日、どこに行っても話題の中心は選抜高校野球大会。敦賀気比、十年ぶりの甲子園の初戦。一塁側アルプススタンドを埋めた敦賀の約五百人、応援団がテレビで映される馴染みの顔がみえる。ジーンとくる。やはり高校野球独特の雰囲気だ。議会からは木下副議長が甲子園へ、と言っても見つかるはずもない。

現場という雰囲気ということでもないが、公民館、図書館、男女共同参画センター、きらめきみなと館・・・・と、市役所外の現場を訪れると、この時期は、人事がかわるだけに雰囲気も違うものを感じる。市民と直接対面する最前線基地。去る人、来る人、ひとそれぞれに幸あれ・・。

変わり目をむかえている現場がある。2000年度の介護保険制度導入以来、敦賀でも介護事業が急増、ところが、コムスン騒ぎではないが、ここ数年事情が明らかに変わってきた。

施設介護や訪問介護事業は、ひとつのターニングポイント、壁に突き当たっている。介護給付費抑制や人手不足、規制強化の動きなど、さまざまな要因が経営を圧迫している。 高齢化で介護需要の急増が見込まれているにもかかわらず、ヘルパーさんなど、職業に対する不満を語って、違う業種のパートに転職していく。

やはり賃金の安さと体力的なことが多い。食事・排せつ介助などの身体介護や掃除・調理などの生活援助のサービスも受ける相互に不満をもつ現状だ。女房の両親の関係で、この分野の事情を直接見るにつけ、将来の不安を感じてしまう。

それも2006年度の制度改正は大きい。膨張する介護給付の抑制策として、国は利用者の多い要介護度の低い人に対する生活援助の利用を制限したのだ。もともと採算性が低かった上に、利益を出しにくい報酬体系となった。これに追い打ちを掛けたのが、景気回復にかげりはあるものの、この分野の雇用は、あきらかに3Kとして嫌われてきている。

仕事の厳しさに待遇が見合わないとして、若者もおばさん世代も労働条件のいい他業種へと人材が流れる、現場でここ2年、ターニングポイントを感じる。介護事業も人材だが、それ以上に介護事業そのものの経営が悪化してくることも予想できる。地方はどうしても家族でしか、介護できない現状が多くなっている。病気をすれば病院へ、施設では面倒はみてくれない。なおさら自宅での介護にも限界がある。

当たり前だが、家族には相当の負担だ。認知症などが加わればなおさらだ。老老介護は増えている。施設介護も、訪問介護も悲鳴をあげることは、現場を見れば予想は容易だ。介護保険制度の見直しも必須だとも思う。

人材不足、人手不足と低賃金と悪循環が回っている。その上、コムスン騒ぎではないが、書類が増えている。個人もそうだが、事業者に課せられている書類作成も多い。簡素化も必要だし、事務作業、人員配置基準の一部緩和も必要ではないか。

敦賀市も高齢化率が20%から30%へ、急速に駆け上がる。家族を介護地獄から救う介護サービスの後退が目立つ。介護保険制度の見直しと、ヘルパーさんの労働条件、何よりも賃金の見直し、そして、社会的評価を高める運動も必要だ。

現場の悪循環を何としても食い止めなければならない。最後は、財源問題といわれそうだが、財源も合わせて、改善しなけれなならない現場の悲鳴のほうが大きいと感じるのは、私だけでもないはずだ。

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【2008/03/27】 | ページトップ↑
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