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建設から維持管理の時代へ
Date:2011-02-24(Thr)

昨日は予算決算常任委員会、総務民生常任委員会と続いた。予算決算では22年度予算の補正を総務民生では「公共施設維持補修基金条例」を審議、賛成多数で可決。基金条例は、国庫支出金で電源立地地域対策交付金10億円の受け皿でもある。電源三法交付金でこれまでは公共施設の建設が大半だったが、制度運用から40年近い年月が経ち、建物の維持管理の時代に入った。例をあげると昭和50年代の運動公園の施設など、これを補修しながら延命をはかる。補修にも多額な経費が予想されるだけに工夫をしながらの財政運営が発電所立地自治体に求められる。これも時代変化だ。

ところで、今回のパンダ来日。仙女(シィエンニュ)と比力(ビーリー)の盛り上がりに38年前のランランとカンカンの来日を思い出していた。上野動物園に初めてパンダがやって来たのは1972年10月だった。73年1月、大学の乗船実習の乗船にあわせてミーハー気分でパンダ見物に出かけた。そのときも日曜だったのか並んで見るしかない。それほど連日、熱狂的な歓迎の日が続いた。いまの比ではなかったことは確かだ。

72年のこの年、大きな出来事が立て続けに起きている。1月、グアム島で元日本兵横井庄一さん発見。2月、札幌冬季五輪開幕。3月、連合赤軍事件。4月、作家川端康成が自殺。5月、沖縄返還。6月、米ウオーターゲート事件発覚。7月に田中角栄内閣発足。8月、ミュンヘン五輪開幕。9月の田中訪中で日中国交回復。田中首相の「日本列島改造論」は当時、学生であった私でも読んだほどだ。ベストセラーではなかったか。政治が動いていたことを実感できる時代だった。

列島改造論の影響か地価が急上昇し、ネットをみると海外旅行者は100万人を突破し、第二次ベビーブームも始まっている。日本が元気よく、発展が加速した時代ではなかったか。逆に、現在は地価の下落などそのひずみが出ているとも言える。高度成長から低成長、成熟期から少子高齢化、人口減少と時代が転換し、当時のカンカン、ランラン時代の熱狂から、言葉は適切でないかもしれないが今は「さめた熱狂」と私にはうつる。

日本の体温がさめ、熱が下がると、動きが鈍くなる。活発とはちがった、守りの時代ともいえる。冒頭の話ではないが、地方自治体の財政運営も発電所立地自治体なり建設から維持管理へ、工夫と知恵が必要な、しんどい時代でもある。

余談だが、国会では民主党の政務官辞任、23年度予算を巡って政局的な争いが続いているが、巷では、郵便事業会社が、郵便物の配達や仕分けなどを担う全国約16万人の非正規社員の一部に対し、3月末で切れる契約を更新せず雇い止めにする方針という。

雇い止めの背景にあるのは郵便事業会社の経営悪化だ。電子メールの普及などを受け郵便物の減少だが、根本原因は郵政改革の影響だ。郵政グループの職員は、01年に就任した小泉純一郎元首相が民営化を政府方針にして以来の10年間、政治と社会に翻弄されてきた。敦賀の郵便局でも職員の対応がそれぞれに違う。雰囲気に違和感が漂う。民営化のメリットも生かされないまま今日に至っているのではないか。

日本通運の「ペリカン便」を統合した際に発生した遅配問題も苦情先は、会社はちがっても郵便局に寄せられた。まだまだ5社に分社化したとの感覚がない。郵便局は郵便局だ。それが、現場で働く人には大きなストレスとなっている。

一方で、黒字を確保しているゆうちょ銀行、かんぽ生命と赤字の郵便を事実上、一体的運営できるようにする郵政改革法案は、今国会での継続審議となっている。今回も継続が予想される。改革はどこかにひずみが出来る。ひずみは必ず、弱いところにでることは世の常。大事なのは、そのひずみをカバーするのも政治の役目だ。ほんとに難しい時代だ。

本日は23年度当初予算の審査を予算決算常任員会で行う。長い一日になりそうだ。

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一般質問(案)の原稿をアップしました。ご意見をいただければ幸いです。

1. 大和田荘七に学ぶまちづくり、ひとづくりについて

12月議会の一般質問で取り上げ、また、市長提案理由でもあった、来年の平成24年には敦賀長浜間鉄道開通13周年、敦賀ウラジオストック間定期航路開設110周年、欧亜国際列車開通100周年といった鉄道のまち・港まち敦賀のまちづくりにとって記念すべき年を迎えます。
 これらすべてに、大和田荘七自らが、働きかけ、動き、私財を投げ打っての、敦賀のインフラ整備への功績はいまさら取り立てて述べる必要ありませんが、社会奉仕・災害救済・荒廃防止植林事業等はもとより、教育の推進にも大きな貢献をしていることを忘れてはならないと思います。

 なかでも、永年にわたって敦賀の教育振興には驚かされます。校舎の建設に多額の寄付、ピアノがない小学校には購入寄贈、さらに市立敦賀文庫の開設にあたっては多数の図書の購入に協力など再三、寄贈を繰り返してしました。
 また、当時の町立敦賀商業学校の「ロシア語」教育の導入を提唱し、さらに文部省に敦賀商業学校の高等商業学校への昇格を働きかける一方、ロシア語を中心とする「外語学校」の新設を要請するなど、ひとづくりとして、敦賀の将来展望にたった教育の推進に努めたことも歴史にとどめるべきではないでしょうか。

市長ならびに教育長に大和田荘七に学ぶまちづくり、ひとづくりについて、敦賀の将来展望に立ったあり方も含め、ご所見をお伺いし、さらには、この功績をどうように後世に伝えて行こうとするのか、あらためてお伺いいたします。

2. 敦賀短期大学と市立看護専門学校の合併について
 昨年2月と先月28日の説明会で伺いながら、本問題を検討する担当室はもちろん、関係する皆さんのご苦労がにじみ出ており、改めて敬意を表するところであります。議会としても特別委員会を設置したのも、私としても詳細を伺いながら議会としても後押ししようと表れと受け止めております。
 その中にあって、敦賀短大における地域総合科学科の改廃と敦賀短大のこれまでまちへの貢献、経済効果などの評価を市長、理事長として、どのようにお考えなのか、さらには看護専門学校のこれまで看護師不足の観点で、敦賀に果たした役割など市長としてのご所見をお伺いいたします。

3. 市立敦賀病院について
 市立敦賀病院は28日の議会説明会で6年ぶりの黒字を見込む平成22年度収支決算見込みを明らかにし、さらに、同病院が中期経営計画で示した目標「平成27年度までの黒字化」が、前倒しで達成される見通しとのこと。医療スタッフ、事務局長をはじめとする職員のご労苦に敬意を表します。
 まずは、早期に黒字化に至った主な要因と、また、中期経営計画にある諸事項の実行をどのように考えているのか、具体的に市長ならびに事務局長にご見解をお伺いたします。
 次に、今後の医療環境のまだまだ悪化することが考えられ、子育ての基本ともなる産科の維持、高齢化で増えることが予想される腎透析患者への施設整備など、医師や看護師、医療スタッフの確保と設備増強は、ある意味では、不採算部門の拡充ともなり、今後とも大きな課題ではないでしょうか。今後のご所見をお伺いいたします。

4. スクールバスとコミュニティバスと集落維持について
 中山間地、東浦、西浦など周辺の集落維持にとってコミュニティバスの本格運行は、永続的なまちづくりにとっても切っても切れない存在であります。一方で、教育環境の整備の観点で、スクールバスも学校の統廃合の視点だけではなく、集落維持の観点、各地区との要望なども合わせ、コミュニティバスとの整合性などトータルでの検討が重要ではないでしょうか。市長ならびに教育長のご見解を求めます。


5. 敦賀駅前駐車場エリアの施設整備について
 本エリアの施設整備は、駅西区画整備の中核でもあり、まちづくりを進める意味でももっとも大事な施設ともいえます。敦賀市の耐震化のいまだ未整備の行政施設、市役所、男女共同参画センター、ハートフルスクールとまちづくりといった費用対効果も含め総合的な検討が必要と考えますが、市長のご所見をお伺いたします。
 民間の介護施設が隣接するなど、高齢化に対応したまちづくりの観点で「健康の駅」構想を提唱しましたが、健康管理センターの移設など、時代にあった施設にすべきとも考えますが、市長のご所見をお伺いいたします。



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