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節電と復興のバランスが大事、できることと慎みむとことの選択が続く・・。
Date:2011-03-25(Fri)

・・・・統一選トップと切って・・・・

昨日、統一地方選のトップを切って県知事選が告示された。本町の原電の駐車場で西川一誠候補の第一声を聞いた。当然、大震災における被災地と原子力発電所の事故についての話は、必須だ。

今回の震災は、住民の生命と財産を守るという行政の役割と限界を再認識する機会だ。自らの自治体が優先すべき政策は何か、選挙を通じて考えたい。この時期にとの声もあったが、出来るところは粛々と行うのが妥当だと思う。選挙は民主主義の原点、終れば、復興支援も含め全力で行う、これに尽きると思う。

・・・・・原子力発電所の必死さが被ばくとなって表れた。・・・・

またまた、原子力の話題になる。現場が想像できるだけに頭から離れない。それも現場作業は報道以上につらさがわかる。

福島第一原子力発電所の各中央制御室に電気が灯り始めた。まさに心臓部に電気が通じることは、計器が作動し、現状が把握できる。明るい方向に向いだしている。

一方で、現場の作業員の必死だ。その中で、3号機で24日、協力会社の作業員3人が、緊急作業時の限度である年間250ミリ・シーベルトに近い180ミリ・シーベルトを被ばくしたことが伝えられた。普段の被ばく管理は50ミリ・シーベルトだけに、正直、ショッキングなことだ。

報道によると、「ベータ線熱傷」。放射線熱傷と呼ばれる放射線皮膚障害の一種で、ベータ線を浴びることで皮膚および皮膚内の細胞組織が破壊され、熱傷(ヤケド)に似た症状を発するもの。経過を見ないとわからないが、ベータ線は皮膚で止まる。それだけに、皮膚表面で放射線のエネルギーを使い果たす。

二十数年前か、千葉県稲取にある放射線医学総合研究所で造船所の非破壊検査か、写真を見て勉強したことがあるが、これまでの実例も少ない。真っ暗な3号機タービン建屋の地下1階。原子炉を冷やすための電気ケーブル敷設工事を行う3人の作業員は、深さ約15センチの水に踏み込んでしまった。外部電源による冷却システムの復旧は、急がなければならない重要な任務。3人はそこにつかって作業を続けたらしい。

防護服の上にカッパを着用。ヘルメットと全面マスク、ゴム手袋。ここまでの装備はめったにない。私も作業着にカッパ、全面マスクは何度か経験したが、夏場は暑さで耐えられないほどだ。それだけ被ばく管理は厳重であるはずだが・・とも思うのだが・・。

いずれにしても、外部電源導入は、対策工事の切り札だ。海水放水は塩分を多く含み腐食などでいずれ限界を迎える。普通の水の冷却が長期的には必要になる。冷却に必要な機器の損傷も伝えられ、これからも被ばく管理を行いながら大変な作業が続くと推定される。頑張ってほしい。

・・・・・・計画停電の難しさ・・・・・・

話を変えるが、計画停電の東日本の苦しさが何度も伝えられる。現実に選抜高校野球のテレビ中継で東北、関東は午後4時以降に中継がストップすることを知った。災害の格差ではないが、不思議な後ろめたさを感じる。
東京でも23区は停電がなく、都下はなぜか計画停電があるなど、不公平だとか、実際に、度重なる計画停電に参っている方も多い。特に午後6時20分からの夜の時間帯が困りもの。夕飯を早く済ませ、停電前に布団に潜り込むが、なかなか寝付けず次第に手足が冷えてくるという。

パ・リーグが開幕を4月12日に延期し、東京、東北電力管内で4月中はナイターを行わない方針を決める中、セ・リーグは予定通りの3月25日開幕とちぐはぐ。これも解消の方向とか。

東京ドームでのナイターは1日で5、6万キロワットの電力を消費する。「減灯」で節電する予定だが、それでも一般家庭2千世帯分を超えるという。「野球が元気を与える」という側面はある。しかし、不便な暮らしを強いられながら被災地の苦しみを多少でも分かち合おうとしている多くの人々に、現時点でのナイター開催は支持されるものではない。

・・・計画停電など節電と復興のバランス・・・・・

何度も語ったが、大地震による東京電力管内の電力不足は今後、長期化が避けられない。政府は、東電と綿密に打ち合わせて供給計画を作り、混乱が起きないよう国民への周知に努める必要がある。産業界や一般家庭も、停電や節電に協力する姿勢が求められよう。

夏には冷房用クーラーが一斉に稼働し、例年、需要は最大6000万キロ・ワットに増える。企業ごとに電力使用量を制限する制度も考えられているが、オイルショック当時と比べて、産業用電力の比率が低下し、前に述べた一般家庭や事務所の民生用が増えた現在では効果が限られる。西日本から余剰電力を融通する変換能力の増強に取り組むのは当然としても、かなり時間がかかるため、夏には間に合わない。

現在の供給能力は3750万キロ・ワットにとどまっており、夏場の需要を賄いきれない。福島県内の原子力発電所は別として、中期的には、停止中の再稼働も検討課題である。中越沖地震の影響で3基が動いていない東電・柏崎刈羽や、今回の地震で止まった東北電力・女川、日本原電の東海2号と、安全第一に点検と修理など時間をかければ再開可能だが、津波対策や地元理解で時間がかかる。

一方で、関西、中部、北陸は、節電も大事だが、復興も大事な視点だ。工場の一部関西、九州への移転の話もある。節電と復興のバランスが大事だ。選抜高校野球中継の関東、東北の午後4時の打ち切り、プロ野球の4月12までの延期など、節電と復興のバランス、できることと慎みむとことの選択が続く・・。
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