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ペダルは踏まないと自転車は倒れる。とにかくこぎだそう。
Date:2011-04-04(Mon)

昨日、天気は晴れだが寒かった。西高東低の冬型。一日、選挙カーに乗り込むと体が冷え込む。選挙カーに乗り込みながら、ふたつの乗り物について考えていた。
ひとつは自転車だ。季節がいいのか、色とりどりにウエアーに身を包み、クロスバイクなど自転車族を多く見かけるようになった。

阪神淡路大震災の5日後、阪神の甲子園口から三ノ宮まで、自転車で市に向った。その機動性は、阪電車の不通や道路の破損に、ガソリンもなくても、十分に機能した。晴れでよかったが、向かい風で足が疲れた。非常時にはうってつけの乗り物だが、風雨には弱い。これらの利点からこのたびの東日本大震災でも見直されているとか。
もうひとつは、ヨットだ。入社4,5年頃か、会社にヨット部を創設した頃、絶好の風で何度か西浦から東浦を往復。逆に敦賀湾の天候も急変する。風雨に苦労しながら戻ったこともあった。

ヨットは、真後ろからの追い風はかえって危険。船体を制御できないからだ。逆風に向かって斜め45度に進むのが最も醍醐味がある。ジグザグに、でも確実に前進することにも人間の幅を広げる教訓がありそうだ。自転車もそうだが追い風の中では、有り難みを感じない。強い向かい風の中でも目標があると進むことができる。人生訓のようなものだ。

選挙も追い風の時は危ない、逆風にあると終ってみれば勝っていることも多い。書きながら話題をさがす。どうしても原子力の話題になる。

敦賀市でも市民からの原子力の反応は厳しい。逆風というもの以上だ。福島第1原子力発電所の事故が全国の原子力発電所の運転に影響を与えることは確かだ。九州電力や関西電力などが、震災前から定期検査で止めている原子力発電所について、運転再開を当面、見合わせた。福島原発事故で高まった地元住民の不安に配慮したという。
当然、現在停止中のもんじゅ、敦賀1号機にも影響がある。運転中の敦賀2号機にも同じことが言える。電力会社がすべて九電などと同じ対応をとれば、夏場に全国の電力供給が最大で2割不足し、西日本でも計画停電を迫られる恐れがある。

ただ、地震や津波への備えなど、緊急に対策を講じるのは当然でもあり、対策には、時間がかかっても、補強や改修をためらうべきでない。

福島第1原子力発電所の事故はなお深刻な状況が続いているが、いずれ根本的な事故原因を洗い出し、知見を共有する対策も国から出されるだろうが、それまでは、独自で安全対策を行い、その安全策を提起した。ただ、私はそれだけでは市民の不安や安心にはつながらないと思っている。それだけ時間がかかる。

安全対策と地道な説明、何度も必要だろう。それ以上に、国のエネルギー政策のあり方、保安院や原子力安全委のあり方など教訓はあまりにも大きい。地球環境問題や資源小国の日本としてどう考えるか、今回の事故の教訓はあまりにも大きく、逆風どころか、原子力発電所の将来にとっては、大きな壁のような試練でもある。

話を大きくするが、長引く低迷に大震災が追い打ちをかける日本経済。大変な時代に巡り合わせた思いはある。それに原子力の事故の影響は大きい。敦賀市もその渦中だ。だがいつの世も「激動の時代」は言われてきたが、今度こそ、激動の未曾有の中にあるが、ことさら悲嘆すまい。逆風が強いほど、進む知恵と体力を持つしかない。

ヨットに戻すと、ジグザグに、でも確実に前進する。危機を回避したり、ダメージから再起するのもこれからの日本の明日にもつながる。まだ見ぬ日本の景色、敦賀の将来を求めてペダルを踏みだすこと、ペダルは踏まないと自転車は倒れる。とにかくこぎだそう。
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