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無駄と言われながらも続けて行くこと…
Date:2011-05-22(Sun)

昨日は、早朝より行事が続いた。若狭町のツーデマーチに伴う特定失踪者の救出にむけての署名活動。もどって、気比の松原を愛する会の清掃活動、商店街のモニュメントの清掃活動、またまた戻って若狭町。夕方は福井市でのある団体の懇親会と続いた。

ところで、昨日は、二十四節気の1つ「小満」。あらゆる植物が生い茂り、花をつけて地上に満ちるの意味。葉や草は日々伸長し、緑色を深める。成長の季節だ。

一方、芸能界では、私の好きな俳優の児玉清さんが亡くなった。NHK大河ドラマ龍馬伝では主人公の父役を演じ、アタック25というクイズ番組では30年以上も名司会をこなした落ち着いた話しぶりで、BS番組「週間ブックレビュー」進行は適役だった。薦めている小説を読んでみたいと思わせるほど説得力のある本のソムリエだった。

書物を読んで昔の賢人を友人とすることを「読書尚友」というそうだ。昨日もJR福井駅前の古本屋で新田次郎の「孤高の人」をみつけた。ネットでも手に入らない。山岳小説として、読みごたえのある作品だ。兵庫県浜坂出身で若いエンジニアだった加藤文太郎は、雪のなかで内燃機関の設計を考えている。

当時、私も内燃機関の魅力がわかった頃だったこともあり、魅了された作品だ。地元の六甲山脈を一人歩き続けるうち、登山に魅せられ、資金もなく、装備もない加藤は、暗中模索の中いくつかの経験をつみ、山にますますののめり込み、日々の生活を極限まで質素にして、ヒマラヤ貯金を始める。「単独行の加藤文太郎」といての生き方には私もずいぶんと共感した。

六甲山を須磨から宝塚まで歩き続けると50キロ。大学時代、単純なのか、この小説に魅せられて、仲間と数度、試みた。朝早くから登り、宝塚に着くのは夜9時頃、寒さと神戸の夜景が体感として残っている。大学4年間連続で、夏休みの部活動の合宿後、連続的に北アルプスを目指した。小説の主人公の「単独行の加藤」は、結婚1年後、北アルプスで命を落とした。

目立たないけれど真摯に仕事や、目の前のことに打ち込む人間、少々態度に問題があろうが、結果を出していく。「孤高の人」の小説の魅力はこれだ。古本屋で出会うとなおさら嬉しくなる。電子書籍にはない嬉しさだ。

児玉清さんではないが、結果を出して行く俳優、心に残る。日本サッカーも「ドーハの悲劇」もあり、その下済みがいかに大事か、拉致問題も特定失踪者の課題もただひたすら運動を続けていくしかない思っている。

拉致被害者の地村さん救出は、産経の一記者の丹念に調べての記事が結果となった。無駄だと言われながら、続けていくことの、まさにその結果だった。拉致の運動も「何のために」と言われるが、理由はない。風化が進み、高齢化が進むこの問題も、結果はでないかもしれないが、何度も続けるしかない。結果を信じて・・・。
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