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知事発言の強さ
Date:2011-06-09(Thr)

最近では、平和堂6階で上映されている「プリンセストヨトミ」という映画が面白かった。もうじき終了する。最近の映画の中で、構成や発想が面白い。「大阪国・総理大臣」という対抗意識。大阪府の橋下知事とイメージとも重なるだけになおさらだ。

ストリーは、東京から乗り込んだ会計検査院の美男美女3名から始まる。検査の中で、重大な秘密に気付く。敦賀に入った会計検査院の影響が大きかっただけによけいに興味がわく。

映画は会計検査院から400年前に急展開、大阪夏の陣で滅びたはずの豊臣家の子孫を守る巨大組織と急展開。その名も「大阪国・総理大臣」の役が中井貴一さん。大阪の名物のお好み焼きのただのおっさん。いざとなるとマイクに向いあって堂々と検査院職員と渡り合う。

現実に、映画の発想は、大阪府知事の橋下氏とか。弁が立ち庶民の人気が高いところが、ぴったりと合う。世論をバックにする政治家は強い。小泉元首相とも合致する。

4月の府議選、自ら率いる「大阪維新の会」が過半数を握った。教職員に君が代の起立斉唱を義務付ける条例を、教育長や他党の反対を押し切っての深夜の可決、話題にこと欠かない。

嶺南の住民を逆なでする原子力発電所の発言も怖いものなしだ。河瀬市長とのバトルも新聞ネタには面白い。世論の支持をバックに向かうところ敵なしは手に負えない。

次の一手は、知事を辞め大阪市長選。大阪市と大阪府の一体化の構想は、私も賛成だか、選挙を通じて実現させようとする強引さは、府民にとっては小気味いいのだろう。私には理解できない手法だ。河村名古屋市長とも通じる姿だ。どう理解してよいのか、まさに大阪独立国の総理大臣気分の「脱原発発言」につながるのだろう。

前置きが長くなったが、福井県知事の西川氏も選挙を終えたばかりだけに強い。福島第一の事故で、政府がIAEA(国際原子力機関)に提出する報告書の中に、新たな安全対策が盛り込まれたことに関連して、西川知事は「地震による被害の詳細や対策を明らかにする必要がある」などと指摘し、県内の定期検査中の原発の運転再開はまだ認められないという考えをあらためて示した。

政府は、今月20日から開かれるIAEAの閣僚級会合に向けて、福島第一原発の事故についての報告書を公表し、事故の経緯や教訓をまとめるとともに全国の原子力発電の安全性向上に向け中長期的に取り組む新たな対策を盛り込んだ。昨日も議会で手に入れ、読んだがかなり詳細に正確に書かれている。

そうはいっても、地震と津波の被害のうち、現場に入ることができない現在、地震の被害の詳細は不明だ。ただ、昨日の保安院の説明では「100%とはいえないまでも、データを見る限り原子炉周りの主要配管や機器に異常は見当たらない」と明言した。

知事は、「いつまでにどんな対策を実施するのか明らかにすることが必要だ」や、浜岡の運転停止要請についても「依然として要請理由やほかの原子力発電所をどうするのかがわからない」との繰り返す指摘は変わらない。日頃、冷静な知事だが、こと国の原子力行政については「頭にくる」と感情的な発言も聞かされたことがある。昨日も、結論的に、知事は県内の定期検査中の原子力発電所について「運転再開はまだ認められない」とこれまでの見解を繰り返している。このままでは、年内にすべての県内の原子力発電所が止まり、これこそ大阪の夏の電気がどうなるのか、難しい情勢だ。

また、「政府から立地県に向けたメッセージがない」と述べ、国と県の見解の相違をうめる対応がないことへの不快感を示している。

大阪府知事と大阪市長との対立は、大阪府内だけに限った対立だ。福井県知事の運転再開を認めないことは、河瀬市長との対立だけではなく、大阪の電気はもちろん、名古屋、さらには近畿、中部にも影響する。もちろん、安全対策は何よりも優先することは確かだが、どこで線を引くか、夏場の電力事情を考えて来月にも敦賀2号機の運転再開に影響する。このままでは全国の原子力発電所はすべて止まってしまうことにもなりかねない。

書きながら、それほど福島の事故の影響が大きいということか。昨日は、議会では敦賀市の第6次総合計画10年のうち、前期5年間の基本計画の説明があった。「今まで通り総花的では」との問いに「詳細は実施計画で数値目標も示す」との答弁だが、敦賀3,4号に関する立地促進交付金や運転開始後の償却資産などの税収があまりにも大きいだけに、これらを前提とする大型プロジェクトがどう実行するのか、判断が難しい。

福島の事故は、敦賀にとって、税収はもちろん、雇用や景気にも影響することは確かだ。原子力発電所の再開問題だけに限らず、有効求人倍率など微妙に市民生活にも影響し始めている。今日からの6月議会、市長は、提案理由でどう述べるのか、注目だ。
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