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観光振興計画と舞鶴若狭自動車の敦賀接続
Date:2011-06-18(Sat)

今回の6月補正予算に観光振興計画の策定がある。平成8年以来の改定だ。金ヶ崎周辺開発などハード整備はこの計画が基本となり、現在に至っている。

本来、観光事業は民間の頑張りで地域が潤うもの。行政はあくまでも道路や標識の整備のバックアップだ。長浜の観光戦略は、民間主導に市が乗り、県が後押しをし、今回の「江」には国もバックアップしている。戦国の舞台、豊臣秀吉は何度も利用し、失敗、成功を繰り返し、今日に至っている。

敦賀市は私の知る限り、観光客は年間200万人まで増えたものの、観光戦略で成功という実感がない。JR直流化もそのひとつであったが、いまひとつ盛り上がりに欠けた。商業統計上もあきらかな成果が得ているとはいえない。これからの目標に舞鶴若狭自動車道の敦賀接続を3年後にひかえる。これは素通りの可能性もあり、いかに敦賀市に観光で降りてもらうか、ひとつの大きなテーマだ。

ところで、その高速道路のテーマが政治に翻弄された。舞鶴若狭自動車道の無料効果は、敦賀と言わず、若狭一円に2割の売り上げ成果となってあらわれた。しかし、19日いっぱいで、休日の上限千円は廃止、無料化社会実験は凍結されることになった。

迷走の高速道料金いっこうに定まらない高速料金は迷走する政治の縮図。振り回される国民は迷惑千万。地方はなおさらだ。若狭を観光の舞台として、「安い高速」が後押ししたのはまちがいない。

私の故郷の四国は、もろ刃の剣となった。高速道路に旅客を奪われ、幾つもの航路が廃止や縮小に追い込まれた。当然、仕事を失った。JRも苦戦を強いられた。四国には本州四国連絡橋という「関門」がある。以前は往復で1万円。利用者にとっては、大きな足かせだった。千円効果は大きかった。制度変更は、中央で考える以上の影響を及ぼした。舞鶴若狭自動車道の有料化後の落ち込みがどう影響するのか、不安要素だ。

ここ数年、高速料金は短期間でコロコロと制度が変わってきた。2008年秋から翌年春にかけて、深夜割引の拡大や休日千円が相次いで始まった。名目は経済対策だった。確かに効果が出た。それが、政権交代で、迷走に輪をかけた。民主党が原則無料化を主張し、自民党など野党が反対してきた。ただ、いずれも政治的に利用してきたとの印象がぬぐえない。もちろん今回は、災害復興のための財源捻出が目的だ。逆に東北自動車道が無料となる。いずれにしても、短期間での料金の上げ下げにはうんざりしている。

観光振興計画に戻す。敦賀としては、料金的な問題もあるが、JR直流化に加え、舞鶴若狭自動車道の開通、まだ棚上げ状態にある粟野スパートインター(仮称)の設置の問題もあるものの、長期的には、政治に翻弄されることなく、ハード面の交通網が整うことになる。それだけに長期的な民間主導の戦略をどう描くか、難しい課題だが、限りある予算、敦賀の魅力をどう発信するか、ハード面とソフト面が噛み合う振興計画であってほしい。

企業によっては、ボーナスの出始めた敦賀市、昨夜は本町の夜にも久しぶりに活気が戻った。活気あるまちづくりの基本は、いかに集まってもらえるか、そんな知恵と工夫の時代だ。
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