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複雑で蒸し暑い夏の到来…
昨日は蒸し暑かった。昨日で議会の代表質問、一般質問が終わった。質問の多くが震災、福島の事故関連だった。福島の事故の収束がまだ見えないだけに、9月議会もこの種の質問は続くだろう。

夏場の原子力発電所の現場は暑い。若い頃、つなぎの作業服に加え、フィルタ付きの全面マスクでおおうと30分もたたなうちに汗が吹き出したことを思い出す。内部被ばくをさけるため、現場で水を飲むことは許されない。こまめな休憩と水を飲むことが必要となる。29歳の頃、若さにまかせてこれを怠り、尿路結石の痛さを経験した。最後は、市立敦賀病院で手術を受けることなった。

福島第1の事故から100日。汚染水の浄化装置は漏水など報道が毎日のように行われる。工程表の見直しなど伝えられるが、私には、夏場を迎え、現場作業がどんな場所か、過酷な作業環境を想像してしまう。

原子力発電の現場は、被ばく管理が第一だが、この時期は暑さ対策など健康管理が重要となる。福島の現場は、線量が高い上に、十分な作業環境とは言えないだけに、きめ細かい管理が重要だ。

福島の現場では、炉心溶融など過酷な環境下にあって、3月中に作業に従事した東電社員や関連会社の従業員ら3700人のうち、9人が被ばく線量の限度である250ミリシーベルトを超過していた。250ミリシーベルトは今回の事故に限って設定された緊急時の数値で、通常は100ミリシーベルトが限度。放射性物質を吸い込んだ内部被ばくだけで500ミリシーベルトを超える作業員もいて東電の線量管理の不備が指摘されている。

しかし、東電を弁護するでもないが、過酷な作業環境、線量環境にあって、3月は、事故の拡大をさけることを第一に懸命に作業を続けての結果の被ばくだ。その詳細な評価は、事故の収束を待ってからも遅くはない。ただ、言えるのは、これからも厳格な被ばく管理と健康管理が大事だということは、言うまでもない。

工程表通りに作業が進んだとしても原子炉の冷温停止は来年の1月。顔を覆う全面マスクに防護服姿での作業。これから夏場の3カ月間は暑さとも闘わなければならない。懸命な作業を見守るしかない。

 電力間の技術支援協定に基づき、敦賀からも支援チームが交代で福島に行っている。こんな中、現場をリタイアした60歳以上の元技術者など現場作業を志願して話題となった。若い人より被ばくのリスクが少なく、持てる知識と経験を役立てたいと同志を募り待機中。これまで原子力発電の現場を支えてきた団塊の世代は、いまもって意気軒昂だ。ただ、諸先輩の登場がないよう早期の収束を望むだけだ。

ところで,
福井県は17日、北電の節電要請もあり、福井県内の企業や家庭、地域に働き掛けて10%超を目標にした節電+に取り組む方針を打ち出し、県内17市町に協力を要請した。一昨日の一般質問に敦賀市も庁舎などできるところは、10パーセントの節電を明言。設定温度をあげての節電、昼休みの消灯など、これからが正念場だ。

期間は7月1日から9月末までの予定。県の「クールライフプロジェクト」とのネーミングがいい。

暑い日中に家庭のエアコンを切って外出すれば70%の節電効果があるという。また、オフィスで照明を半分程度間引きすれば13%削減できるとしている。夏場の電力需要の4割がエアコンによるものだ。

余談だが、「ホットスポット」なる呼称が新聞紙上をにぎわす。単純に考えると「暑い場所」を連想してしまうが、局地的に放射線量が高い領域を呼んでいる。そのホットスポットを政府は「特定避難勧奨地点」に指定し、避難を希望する住民を支援する。対象となりそうなのが、福島県伊達市霊山町と南相馬市原町区の一部。これまでの調査で年間積算放射線量が20ミリシーベルトを超えると推定されている。

まだまだ、福島の現場から目が離せない。原子力発電の運転再開の問題と節電と、今年は、複雑で蒸し暑い夏になりそうだ。
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【2011/06/23】 | ページトップ↑
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