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敦賀の将来像は、原子力を前提に成り立っている以上…
一昨日の議会の原子力発電特別委員会の意見書、全会一致の受けての報道を受けて、朝一番から携帯がなった。

議会に関するご批判が大半だった。発電所で働く人、敦賀の将来を考える方など、「敦賀市民の生活を議会はどう考えているのか」と単刀直入な質問に、意見書の内容を伝えても、それは言い訳にしかならなかった。

市民の方が原子力発電と共に生計を立てている方がいかに多いか、議会に対する批判と同時に私に対する批判でもあった。謙虚に真摯に受け止めたい。

福島の事故の大きさと敦賀の将来をどう考えているのか、あらためて考えさせられた。原子力発電への不安と同時に、原子力発電と歩んで来た生活の重みを訴える方がいた。正直なところだろう。曰く「敦賀市民の多くが原子力発電で生計を営んでいる以上、緩やかな脱原発にしろ、軽々に論ずるのは、あまりも…」と続いた。

高速増殖炉もんじゅの再開、敦賀の3,4号の本格着工を目前にしての福島の事故だっただけに、原子力の街、敦賀といえるほど、その衝撃は大きい。敦賀市の総合計画など、全てとは言わないが、もんじゅや敦賀3,4号の建設、運転を前提に敦賀市の将来像が描かれていると言っても過言ではない。

敦賀3,4号も建設、運転だけでも半世紀、廃止措置を考えれば百年の大事業だ。高速増殖炉もんじゅも、将来の日本のエネルギー事情や地球環境問題を考えればなくてはならない一大プロジェクトであり、福井大学附属国際原子力研究所は、これらを前提として、敦賀市に移転してきた。

まさに原子力の街、敦賀の発展の基盤が原子力である以上、日本の将来のエネルギー政策の見直しがあっても、意見書で、緩やかな脱原発を言葉は変えたとしても論ずることは許されないと私は思う。

太陽光など、再生可能エネルギーを増やすことは私も大賛成だが、現在、主力である火力発電や原子力発電と変わりうる電源ではないことは確かだ。

福島の事故の大きさから、この夏も節電を呼びかけながら火力発電をフルに動かして、現実は乗り切りしかない。敦賀の石炭の火力発電所はフルパワー操業が続く。

今回の福島の事故は、あまりにも大きい課題を敦賀市に背負わしたと言える。それだけに、今回の意見書の全会一致と報道は、市民に原子力発電と共存する敦賀市の将来像、生計、雇用など、考える機会ともなったが、ある一面、議会に対する見方を変えたとも言える。厳しいご指摘、ご批判、真摯に受け止めたい。
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【2011/06/26】 | ページトップ↑
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