FC2ブログ
足元の変化も、敏感ではなければならない。
Date:2008-04-17(Thr)

「変わりやすきは・・・」「春眠暁を覚えず」と、春の陽気は変わる。天気は落ち着かない。寒暖の差も大きい。陽気に誘われて知らぬうちに土日がなく過ごすと、なぜかオーバーワークになる。張り切りがちな今ごろは体調を崩しやすい時期、服や布団をこまめにとも思うが、そうはいかない。天気だけではなく、そんな不安定感を敦賀市内に漂う。

福井新聞の論説の見出し「混乱の長寿医療制度 はなはだしい高齢者軽視」ではないが、最近のマスコミ報道は、世論を敏感にとらえてか、一方向に軽く動いている気がしてならない。制度上の課題も多いが、私は、その背景があることを最近、強く感じることだ。
それは、市民の声だ。新聞の折り込みを見て、かけてくる電話の内容や、身近の井戸端会議の中身だ。「新幹線より・・・」「連携大学より・・・」「観光より・・・」「敦賀港より・・・」という言葉が修飾語につく。

市の重要なプロジェクトより、生活にかかわる不満や不安の声が多いことだ。年金暮らしのお年寄りはなおさらだ。市内の所得格差が広がっていることは確かだ。
相次ぐ値上げ、食に対する不信など、市内のスーパーで「日々の売上の低下や、売れない食料品が、はっきりしてきた」との店長の声だ。何かが変わり始めている。

内閣府の「社会意識に関する世論調査」結果も、そんな国民の不安や不満の高まりが浮き彫りになったと私はみている。調査は今年2月、全国の成人一万人を対象に実施され、回答率は約55%だった。日本が悪い方向に進んでいる分野は何かとの質問(複数回答)で最も多かったのは「景気」で43.4%。昨年一月の前回調査に比べ約2倍に跳ね上がった。次いで「物価」の42.3%、「食糧」の40.9%の順だ。

ともに前回調査の約3倍という急増ぶりで、98年にこの質問を始めてから最も高い比率となった、との報道は小さかったが、スーパーなど、敦賀市内でも現実に敏感に反応しているのだ。

所得が伸び悩む中で地方は、景気回復どころではない。中小の土建業者は、公共工事の減少の影響か、日銭もなくなっている。構造転換が進んでいない敦賀市は厳しい状況とも言える。

景気や物価、食糧といえば、国民生活の根幹でもある。有効な対策や将来へ向けて安心できる政策よりも、医療費抑制のための長寿医療制度に、市民は敏感に反応している。不安や不満からスーパーの市民の買い控えも敏感だ。

民主党に絶好の機会というが、NHKによると支持率が、自民党より下がり幅が大きい。政局絡みの混迷で政治が機能していないことへの不満の声を、市民から聞く。「政治不況」を引きかねない。新幹線一括認可もそうだが、何事も国へと要請を繰り返すことも大事だが足元の変化も、敏感ではなければならない。

敦賀市の人口は、3月末で68,779人(前月比-251人)。3月の転出は、例年の現象とはいえ、人口減少圧力は強いとみている。すでに福井県、嶺南地域の人口減少、少子高齢化社会への大きな流れに敦賀市も巻き込まれている。その中で、長期のプロジェクトと現状の市民の生活との比較など、世論調査や将来見通しの中で、優先順位や施策の見直しも必要な時期ではないか。

市民の不安や不満は、当然、市長に向かっている。一方で、議会や、私も含め議員にも不満が大きいことを感じるのである。説明も丹念にしないと納得どころか反発が大きくなる。議員もしっかりとしなければそんな時代だ。
スポンサーサイト



【2008/04/17】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |