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黒か白ではない問題、現実的な対応と時間が…
Date:2011-09-15(Thr)

黒か白か。表か裏か。是か非か。とかく人は分けたがり、二つに一つ、はっきりさせようじゃないかとなる。

こと原子力に関しても「反原発」「原発推進」と二つに分けたがるが、最近は「脱原発」「脱原発依存」が、主流になっているが、これも実現は、現実、難しい課題が多い。私は、当然、安全性を高めながら、ある比率で利用するのが、日本の現実的な対応と思っている。

昨日の議会の一般質問で、市長は、原子力発電所の稼動の条件として、「あえて条件の一つとして挙げるとすれば、国が避難支援道路をしっかりと整備することが重要」と述べた。

また、敦賀3、4号機増設計画については「原子力政策大綱の策定委や全国原子力発電所所在市町村協議会の中で意見調整しながら、いろんな機会を通じて必要性を訴えたい」と述べた。これが今の現実的な対応とも思う。 

福井県議会は14日開会。西川知事は議案の提案理由説明の中で、中部電力浜岡原発の停止要請やストレステスト(耐性評価)実施、そして、「脱原発」表明などを挙げるなど、原発をめぐる前政権の対応を「場当たり的」と批判した上で、エネルギー政策に関する慎重な議論を行い、原発行政の明確な方向性を示すよう政府に注文を付けた。

停止中の原発の再稼働に関しては、福島の事故の知見を反映した暫定的な安全基準の設定などが必要とあらためて指摘し、現段階で再稼働は認められないとする考えを重ねて表明した。これも、県民のことを考えれば、現実的な発言だ。

また、知事は、「前内閣の一連の場当たり的な対応は、立地地域の国への不信と原発の安全性への住民不安など深刻な影響を与えた」と批判した。

黒と白など、世の中を喜劇と悲劇に色分けしたのは太宰治だ。また、太宰は、中には、外国語の名詞に男性名詞と女性名詞と中性名詞の別があるなど、判断が難しい分け方もあるとも述べている。

どたばた喜劇にも救いようのない悲劇にも映る。私は、原子力問題は、安全、安心は、もちろん、エネルギー事情、地球環境問題など、複雑極まりない問題が絡まっている。まだまだ時間軸での議論が必要だ。焦ることでもない。今、政治に求められるは、野田首相の語る「正心誠意」の四文字。意を誠にして、心を正すと所信表明演説で力を込めた。脱原発か、推進ではなく、エネルギーのベストミックスと述べ、現実的対応に転換しつつある印象ももった。この問題は焦ることなく現実的な対応が今、求められる。
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